(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6242947
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】安全なMBMS受信報告のための方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 12/06 20090101AFI20171127BHJP
H04W 12/08 20090101ALI20171127BHJP
H04W 12/10 20090101ALI20171127BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20171127BHJP
H04L 9/32 20060101ALI20171127BHJP
H04L 9/08 20060101ALI20171127BHJP
【FI】
H04W12/06
H04W12/08
H04W12/10
H04W4/06 150
H04L9/00 675B
H04L9/00 601C
【請求項の数】16
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2016-117779(P2016-117779)
(22)【出願日】2016年6月14日
(62)【分割の表示】特願2016-89409(P2016-89409)の分割
【原出願日】2013年3月11日
(65)【公開番号】特開2016-187205(P2016-187205A)
(43)【公開日】2016年10月27日
【審査請求日】2016年7月12日
(31)【優先権主張番号】61/622,434
(32)【優先日】2012年4月10日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/791,879
(32)【優先日】2013年3月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】アナンド・パラニゴウンダー
(72)【発明者】
【氏名】ジュン・ワン
(72)【発明者】
【氏名】シャオシャ・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ゴードン・ケント・ウォーカー
【審査官】
桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−314118(JP,A)
【文献】
特表2010−503354(JP,A)
【文献】
Nokia,Protection of Service Announcements[online], 3GPP TSG-SA WG3#37 S3-050054,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG3_Security/TSGS3_37_Sophia/Docs/ZIP/S3-050054.zip>,2005年 2月21日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
H04L 9/08
H04L 9/32
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信の方法であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信することと、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信することと、を備え、
ここにおいて、前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて前記通信することは、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることを備える、方法。
【請求項2】
前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読すること、をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明することをさらに備え、前記通信することは、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)登録キー(MRK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信のための装置であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信するための手段と、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信するための手段と、を備え、
ここにおいて、前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記通信するための手段は、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることによって、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、
装置。
【請求項7】
前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読するための手段、をさらに備える、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明するための手段をさらに備え、前記通信するための手段は、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)またはMBMSユーザキー(MUK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、請求項6に記載の装置。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信ための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信し、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、ように構成され、
ここにおいて、前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることによって、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読するようにさらに構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明するようにさらに構成され、ここにおいて前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)登録キー(MRK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
コードを備えるユーザ機器(UE)の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コードは、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されるとき、前記少なくとも1つのプロセッサに
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信することと、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われ、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信することと、を行わせ、
ここにおいて、前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることによって、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【0001】
[0001] 本出願は、2012年4月10日に出願された、「Secure Reception Reporting」という名称の、米国仮出願番号第61/622434号、および2013年3月8日に出願された、「Secure Resource Reporting」という名称の、米国特許出願第13/791879号の利益を主張し、それらはその全体でここに参照により明示的に組み込まれている。
【技術分野】
【0002】
[0002] 本開示は、概して通信システムに関し、より具体的には、安全な受信報告に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストのような様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続技術を用いることができる。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
【0004】
[0004] これらの多元接続技術は、異なる無線デバイスが、市区町村レベル、国レベル、地方レベル、さらにグローバルなレベルでさえ通信できるようにする、共通のプロトコルを提供するために、様々な電気通信規格に採用されてきた。台頭してきた電気通信規格の例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって発表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)のモバイル規格の強化したもの(enhancement)のセットである。それは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを向上させること、新たなスペクトルを利用すること、および、ダウンリンク(DL)にOFDMAを使用し、アップリンク(UL)にSC−FDMAを使用し、かつ多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、より良好に他のオープン規格と統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスを求める需要が増加し続けるのに伴い、LTE技術にはさらなる改善の必要性が存在する。望ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる電気通信規格および他の多元接続技術に適用可能であるべきである。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 本開示の態様では、方法、コンピュータプログラム製品、および装置UEが提供されている。UEは、サービスプロバイダから、認証局リストを受信する。認証局リストは、UEおよびサービスプロバイダによって知られ、かつUEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる。加えて、UEは、受信された認証局リストを使用してサーバを認証する。
【0006】
[0006] 本開示の態様では、方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供されている。装置は、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信する。加えて、装置は、受信報告構成に基づいて、サーバに保護された受信報告を送る。
【0007】
[0007] 本開示の態様では、方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供されている。装置は、UEでありうる。UEは、保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信する。ブロードキャストアナウンスメントは、UEによって知られ、かつUEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる。加えて、UEは、ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】ネットワークアーキテクチャの例を例示する図である。
【
図2】アクセスネットワークの例を例示する図である。
【
図3】LTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する図である。
【
図4】LTEにおけるULフレーム構造の例を例示する図である。
【
図5】ユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を例示する図である。
【
図6】アクセスネットワークにおける発展型ノードBおよびユーザ機器の例を例示する図である。
【
図7A】マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワークにおける発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスチャネル構成の例を例示する図である。
【
図7B】マルチキャストチャネルスケジューリング情報メディアアクセス制御の制御要素のフォーマットを例示する図である。
【
図8】安全な受信報告を送るための第1の実例となる方法を例示する図である。
【
図9】安全な受信報告を送るための第2の実例となる方法を例示する図である。
【
図10】安全なユーザサービス発見/アナウンスメントを受信および処理するための実例となる方法を例示する図である。
【
図11】ワイヤレス通信の第1の方法のフローチャートである。
【
図12】ワイヤレス通信の第2の方法のフローチャートである。
【
図13】ワイヤレス通信の第3の方法のフローチャートである。
【
図14】実例となる装置において異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概略的なデータフロー図である。
【
図15】処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。
【0009】
[0024] 添付の図面に関係して以下に述べられる詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、ここで説明される概念が実現されうる、唯一の構成を表すように意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の徹底的な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実現されうることは当業者には明らかになるだろう。いくつかの事例では、周知の構造およびコンポーネントが、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図の形態で図示されている。
【0010】
[0025] 電気通信システムのいくつかの態様は、ここでは、様々な装置および方法を参照して表されることになる。これらの装置および方法は、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズム等(集合的には「要素」と称される)により、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面において例示されることになる。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらのあらゆる組み合わせを使用してインプリメントされうる。そのような要素がハードウェアとしてインプリメントされるかソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課された設計の制約および特定のアプリケーションに依存する。
【0011】
[0026] 例として、要素、または要素のいずれか一部、または要素のあらゆる組み合わせは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いてインプリメントされうる。プロセッサの例は、本開示全体を通して説明される様々な機能を行うように構成された、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および他の適したハードウェアを含む。処理システムにおける1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを行うことができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、あるいは別の方法で称されようと、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するように広く解釈されるだろう。
【0012】
[0027] したがって、1つまたは複数の実例となる実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのあらゆる組み合わせでインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはコードとして記憶されるか、あるいは1つまたは複数の命令またはコードとして符号化されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうるあらゆる利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされうるあらゆる他の媒体を備えることができる。ここで使用される、ディスク(Disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、およびフロッピー(登録商標)ディスクを含み、ディスク(Disk)は大抵、データを磁気的に再生し、その一方でディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組み合わせは、また、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0013】
[0028]
図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を例示する図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS)100として称されうる。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102、発展型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)104、発展型パケットコア(EPC)110、ホーム加入者サーバ(HSS)120、およびオペレータのインターネットプロトコル(IP)サービス122を含むことができる。EPSは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるけれども、簡潔化のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。図示されているように、EPSはパケット交換サービスを提供するけれども、当業者が容易に認識するように、本開示全体を通して示されている様々な概念が、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張されることができる。
【0014】
[0029] E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106および他のeNB108を含む。eNB106は、UE102に対するユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供する。eNB106は、バックホール(例えば、X2インターフェース)を介して、他のeNB108に接続されることができる。eNB106はまた、基地局、ノードB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、ベーシックサービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または何らかの他の適した専門用語として称されうる。eNB106は、UE102のためのEPC110へのアクセスポイントを提供する。UE102の例は、セルラ式電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレイヤ(例えば、MP3プレイヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、またはあらゆる他の同様に機能するデバイスを含む。UE102はまた、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適した専門用語としても当業者によって称されうる。
【0015】
[0030] eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME)112、他のMME114、サービングゲートウェイ116、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)126、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ118を含む。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を提供する。全てのユーザIPパケットは、自身がPDNゲートウェイ118に接続されているサービングゲートウェイ116を通って転送される。PDNゲートウェイ118は、UE IPアドレス割り振り、ならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118は、オペレータのIPサービス122に接続される。オペレータのIPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびPSストリーミングサービス(PSS)を含むことができる。BS−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供することができる。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして役目をし、PLMN内のMBMSベアラサービスを認証および開始するために使用され、MBMS送信をスケジュールおよび配信するために使用されうる。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属するeNB(例えば、106、108)にMBMSトラフィックを分配するために使用され、セッション管理(開始/停止)およびeMBMS関連課金情報を集めることを担いうる。
【0016】
[0031]
図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の例を例示する図である。この例では、アクセスネットワーク200が、多数のセルラ領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラ領域210を有することができる。より低い電力クラスeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、マクロセル、または遠隔無線ヘッド(RRH)でありうる。マクロeNB204は、それぞれ、各セル202に割り当てられ、セル202内の全てのUE206にEPC110へのアクセスポイントを提供するように構成されている。アクセスネットワーク200のこの例には中央コントローラ(centralized controller)が存在しないけれども、代わりの構成では、中央コントローラが使用されうる。eNB204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、安全性、およびサービングゲートウェイ116への接続を含む、全ての無線関連機能を担う。eNBは、(セクタとしても称される)1つまたは複数(例えば、3つ)のセルをサポートすることができる。「セル」という用語は、eNBの最も小さいカバレッジエリアを称し、ならびに/もしくは、eNBサブシステムサービング(eNB subsystem serving)は、特定のカバレッジエリアである。さらに、用語「eNB」、「基地局」および「セル」は、ここで交換可能に使用されることができる。
【0017】
[0032] アクセスネットワーク200によって用いられる変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信規格に依存して異なりうる。LTEアプリケーションでは、周波数分割デュプレックス(FDD)および時分割デュプレックス(TDD)の両方をサポートするために、OFDMはDL上で使用され、SC−FDMAはUL上で使用される。以下に続く詳細な説明から当業者が容易に認識することになるように、ここで示される様々な概念はLTEアプリケーションに良好に適合される。しかしながら、これらの概念は、他の変調および複数のアクセス技法を用いる他の電気通信標準規格に容易に拡張されうる。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張されることができる。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000ファミリの規格の一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって発表されたエアインターフェース規格であり、モバイル局にブロードバンドインターネットアクセスを提供するためにCDMAを用いる。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形例を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを用いる移動体通信のための全世界システム(GSM(登録商標))、OFDMAを用いる、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびフラッシュOFDMに拡張されることもできる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、3GPPの組織による文書において説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2の組織による文書において説明されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、システムに課された全体的な設計の制約および指定のアプリケーションに依存するだろう。
【0018】
[0033] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有することができる。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を利用できるようにする。空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの異なるストリームを送信するために使用されうる。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に、または、全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に、送信されうる。これはそれぞれのデータストリームを空間的にプリコーディングし(つまり、振幅および位相のスケーリングを適用し)、その後DL上の複数の送信アンテナを通じてそれぞれの空間的にプリコーディングされたストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到達し、このことは、(1つまたは複数の)UE206のそれぞれが、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元できるようにする。UL上では、それぞれのUE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、このことは、eNB204が、それぞれの空間的にプリコーティングされたデータストリームのソースを識別できるようにする。
【0019】
[0034] 空間多重化は概して、チャネル状況が良好なときに使用される。チャネル状況がさほど好ましくないときには、1つまたは複数の方向に送信エネルギーの焦点を当てるためにビームフォーミングが使用されうる。これは、複数のアンテナを通じた送信のためにデータを空間的にプリコーディングすることによって、達成されることができる。セルの端で良好なカバレッジを達成するために、単一のストリームのビームフォーミング送信が送信ダイバーシティと組み合わせて使用されうる。
【0020】
[0035] 以下に続く詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様は、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照して説明されることになる。OFDMは、OFDMシンボル内の多数のサブキャリアにわたってデータを変調する拡散スペクトル技法である。サブキャリアは、精確な周波数で間隔が空けられている。間隔を空けることは、受信機がサブキャリアからデータを復元できるようにする、「直交性」を提供する。時間ドメインでは、OFDMシンボル間干渉を抑制するために、それぞれのOFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプリフィクス)が追加されうる。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC−FDMAを使用することができる。
【0021】
[0036]
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の例を例示する
図300である。フレーム(10ms)は、10つの等しいサイズのサブフレームに分割されうる。それぞれのサブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含むことができる。リソースグリッドが2つのタイムスロットを表すために使用されることができ、それぞれのタイムスロットは、リソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数ドメインにおいて12つの連続するサブキャリア、およびそれぞれのOFDMシンボルにおける通常のサイクリックプリフィクスでは、時間ドメインにおいて7つの連続するOFDMシンボルを含み、すなわち、84つのリソース要素を含む。拡張されたサイクリックプリフィックスでは、リソースブロックは、時間ドメインにおいて6つの連続するOFDMシンボルを含み、72つのリソース要素を有する。R302、304として表示されている、リソース要素のいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル固有のRS(CRS)(時折共通RSとも呼ばれる)302、およびUE固有のRS(UE−RS)304を含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされているリソースブロック上のみで送信される。それぞれのリソース要素によって搬送されるビットの数は、変調スキームに依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また、変調スキームが高度であるほど、そのUEのためのデータレートは高くなる。
【0022】
[0037]
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の例を例示する
図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションおよび制御セクションに区分されることができる。制御セクションは、システム帯域幅の両端に形成されることができ、設定可能なサイズを有することができる。制御セクションにおけるリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEに割り当てられることができる。データセクションは、制御セクションに含まれない全てのリソースブロックを含むことができる。ULフレーム構造は、結果として連続するサブキャリアを含むデータセクションをもたらし、このことは、単一のUEがデータセクションにおける連続するサブキャリアの全てを割り当てられることを可能にしうる。
【0023】
[0038] UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクションにおけるリソースブロック410a、410bを割り当てられうる。UEはまた、eNBにデータを送信するために、データセクションにおけるリソースブロック420a、420bを割り当てられうる。UEは、制御セクションにおける割り当てられたリソースブロック上で、物理UL制御チャネル(PUCCH)において、制御情報を送信することができる。UEは、データセクションにおける割り当てられたリソースブロック上で、物理UL共有チャネル(PUSCH)において、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信することができる。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたることができ、周波数にわたってホッピングする(hop)ことができる。
【0024】
[0039] リソースブロックのセットは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430において、初期システムアクセスを行い、UL同期を達成するために使用されうる。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いずれのULデータ/シグナリングも搬送することはできない。それぞれのランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。始めの周波数は、ネットワークによって指定される。つまり、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある特定の時間および周波数リソースに制限される。PRACHのためにホッピングする周波数は存在しない。PRACHの試みは、単一のサブフレーム(1ms)において、またはいくつかの連続するサブフレームのシーケンスにおいて搬送され、UEは、フレーム(10ms)毎に単一のPRACHの試みのみを行うことができる。
【0025】
[0040]
図5は、LTEにおけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの例を示す
図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3の3つのレイヤで図示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位のレイヤであり、様々な物理レイヤの信号処理機能をインプリメントする。L1レイヤは、ここでは物理レイヤ506として称されることになる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506よりも上位であり、物理レイヤ506をわたったUEとeNBとの間のリンクを担う。
【0026】
[0041] ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤを含み、それらは、ネットワーク側のeNBで終端とされる。図示されていないけれども、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118で終端とされるネットワークレイヤ(例えば、IPレイヤ)、および接続のもう一方の端(例えば、遠端のUE、サーバ、等)で終端とされるアプリケーションレイヤを含む、L2レイヤ508よりも上の、いくつかの上位レイヤを有することができる。
【0027】
[0042] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間での多重化を提供する。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信のオーバーヘッドを減じるための上位レイヤのデータパケットに関するヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによる安全性、eNB間でのUEのためのハンドオーバーサポートを提供する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤのデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリ、損失データパケットの再送、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)による、順序が乱れた受信を補償するためのデータパケットの並び替えを提供する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルの間で多重化を提供する。MACサブレイヤ510はまた、1つのセルにおける様々な無線リソース(例えば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ510はまた、HARQ演算を担う。
【0028】
[0043] 制御プレーンにおいて、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンではヘッダ圧縮機能が存在しないという点を除き、物理レイヤ506およびL2レイヤ508に関しては実質的に同一である。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3 レイヤ)において無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(例えば、無線ベアラ)を得ること、およびeNBとUEとの間でのRRCシグナリングを使用してより下位のレイヤを構成することとを担う。
【0029】
[0044]
図6は、アクセスネットワークにおいてUE650と通信するeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークから、上位レイヤのパケットが、コントローラ/プロセッサ675に提供される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能をインプリメントする。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化、ならびに様々な優先順位メトリックに基づいたUE650への無線リソース割り振りを提供する。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ演算、損失パケットの再送、UE650へのシグナリングを担う。
【0030】
[0045] 送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(つまり、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能をインプリメントする。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)を容易にするようにコード化およびインターリーブすること、ならびに様々な変調スキーム(例えば、2相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M値直交振幅変調(M−QAM))に基づいて信号コンステレーションにマッピングすることを含む。コード化および変調されたシンボルは、その後、並行なストリームに分けられる。それぞれのストリームは、その後、時間ドメインのOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを作り出すために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメインにおいて基準信号(例えば、パイロット)とともに多重化され、そして、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用してともに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを作り出すために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コード化および変調スキームを決定するために、さらには空間処理のために、使用されうる。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル状況フィードバックから導出されうる。それぞれの空間ストリームは、その後、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に提供されうる。それぞれの送信機618TXは、RFキャリアを、送信のために各空間ストリームで変調することができる。
【0031】
[0046] UE650において、それぞれの受信機654RXは、その各アンテナ652を通じて、信号を受信する。それぞれの受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ656に情報を提供する。RXプロセッサ656はL1レイヤの様々な信号処理機能をインプリメントする。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を行うことができる。複数の空間ストリームがUE650に宛てられている場合、それらは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成されうる。RXプロセッサ656は、その後、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインに変換する。周波数ドメイン信号は、OFDM信号のサブキャリア毎に別個のOFDMシンボルストリームを備える。それぞれのサブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も確からしい信号コンステレーションポイントを決定することによって、復元および復調される。軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づきうる。これらの軟判定は、その後、物理チャネル上でeNB610によって元々送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、その後、コントローラ/プロセッサ659に提供される。
【0032】
[0047] コントローラ/プロセッサ659は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けられうる。メモリ660は、コンピュータ可読媒体として称されうる。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するためにトランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除(decompression)、制御信号処理を提供する。上位レイヤパケットは、その後、データシンク662に提供され、それは、L2レイヤより上位の全てのプロトコルレイヤを表す。様々な制御信号もまた、L3処理のために、データシンク662に提供されることができる。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算をサポートするための肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出も担う。
【0033】
[0048] ULでは、データソース667は、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを提供するために使用される。データソース667は、L2レイヤより上位の全てのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関係して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットセグメンテーションおよび並び替え、ならびにeNB610による無線リソースの割り当てに基づいた論理チャネルとトランスポートチャネルとの間での多重化を提供することによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実現する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算、損失パケットの再送、eNB610へのシグナリングを担う。
【0034】
[0049] eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切なコード化および変調スキームを選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用されうる。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に提供されうる。それぞれの送信機654TXは、RFキャリアを、送信のために各空間ストリームで変調することができる。
【0035】
[0050] UL送信は、UE650における受信機機能に関係して説明された手法と同様の手法で、eNB610において処理される。それぞれの受信機618RXは、その各アンテナ620を通じて、信号を受信する。それぞれの受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ670に情報を提供する。RXプロセッサ670は、L1レイヤをインプリメントすることができる。
【0036】
[0051] コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤをインプリメントする。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676に関係付けられることができる。メモリ676は、コンピュータ可読媒体として称されうる。ULにおいて、制御/プロセッサ675は、UE650から上部レイヤパケットを復元するためにトランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットリアセンブリ、解読、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ675からの上部レイヤパケットはコアネットワークに提供されうる。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためのACK、および/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
【0037】
[0052]
図7Aは、MBSFNにおける発展型MBMS(eMBMS)チャネル構成の例を例示する
図750である。セル752’におけるeNB752は、第1のMBSFNエリアを形成することができ、セル754’におけるeNB754は、第2のMBSFNエリアを形成することができる。eNB752、754はそれぞれ、例えば合計8つのMBSFNエリアまで、他のMBSFNエリアに関連付けられうる。MBSFNエリア内のセルは、未使用のセルと指示されうる。未使用のセルは、マルチキャスト/ブロードキャストコンテンツを提供しないけれども、セル752’、754’に時間同期され、MBSFNエリアへの干渉を限定するためにMBSFNリソース上に制限された電力を有する。MBSFNエリアにおけるそれぞれのeNBは、同じeMBMS制御情報およびデータを同時に送信する。それぞれのエリアは、ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャストサービスをサポートすることができる。ユニキャストサービスは、指定のユーザを対象としたサービス、例えばボイスコール、である。マルチキャストサービスは、ユーザのグループによって受信されうるサービス、例えば加入者ビデオサービス、である。ブロードキャストサービスは、全てのユーザによって受信されうるサービス、例えばニュースブロードキャスト、である。
図7Aを参照すると、第1のMBSFNエリアは、例えばUE770に特定のニュースブロードキャストを提供することによって、第1のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。第2のMBSFNエリアは、例えばUE760に異なるニュースブロードキャストを提供することによって、第2のeMBMSブロードキャストサービスをサポートすることができる。それぞれのMBSFNエリアは、複数の物理マルチキャストチャネル(PMCH)(例えば、15つのPMCH)をサポートする。それぞれのPMCHは、マルチキャストチャネル(MCH)に対応する。それぞれのMCHは、複数(例えば29つ)のマルチキャスト論理チャネルを多重化することができる。それぞれのMBSFNエリアは、1つのマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を有することができる。このように、1つのMCHは、1つのMCCHおよび複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を多重化することができ、残りのMCHは複数のMTCHを多重化することができる。
【0038】
[0053] UEは、eMBMSサービスアクセスの利用可能性および対応するアクセス層構成を発見するためのLTEセルにキャンプオンする(camp on)ことができる。第1のステップでは、UEは、システム情報ブロック(SIB)13(SIB13)を獲得することができる。第2のステップでは、SIB13に基づいて、UEは、MCCH上でMBSFNエリア構成メッセージを獲得することができる。第3のステップでは、MBSFNエリア構成メッセージに基づいて、UEは、MCHスケジューリング情報(MSI)MAC制御要素を獲得することができる。SIB13は、(1)セルによってサポートされるそれぞれのMBSFNエリアのMBSFNエリア識別子、(2)MCCH繰り返し周期(例えば、32、64、…256フレーム)、MCCHオフセット(例えば、0、1、…10フレーム)、MCCH変更周期(例えば、512、1024フレーム)、シグナリング変調およびコード化スキーム(MCS)、繰り返し周期およびオフセットによって表示されているような無線フレームのどのサブフレームがMCCHを送信することができるかを表示するサブフレーム割り当て情報、のようなMCCHを獲得するための情報、および(3)MCCH変化通知構成を表示する。MBSFNエリア毎に1つのMBSFNエリア構成メッセージが存在する。MBSFNエリア構成メッセージは、(1)PMCH内の論理チャネル識別子によって識別されるそれぞれのMTCHの一時的なモバイルグループ識別子(temporaty mobile group identify(TMGI))および任意のセッション識別子、(2)MBSFNエリアのそれぞれのPMCHを送信するための割り当てられたリソース(つまり、無線フレームおよびサブフレーム)およびエリア内の全てのPMCHのための割当てられたリソースの割り当て周期(例えば、4、8、…256フレーム)、ならびに(3)MSI MAC制御要素が送信されるMCHスケジューリング周期(MSP)(例えば、8、16、32、…または1024無線フレーム)を表示する。
【0039】
[0054]
図7Bは、MSI MAC制御要素のフォーマットを例示する
図790である。MSI MAC制御要素はMSP毎に一度送られうる。MSI MAC制御要素は、PMCHの各スケジューリング周期の第1のサブフレームで送られうる。MSI MAC制御要素は、PMCH内の各MTCHの停止フレームおよびサブフレームを表示することができる。MBSFNエリア毎のPMCH毎に1つのMSIが存在しうる。
【0040】
[0055] UE(つまり、MBMS受信機)は、MBMSユーザサービス発見/アナウンスメントを受信することができる。ユーザサービス発見/アナウンスメントは、サービス説明情報および受信報告構成を含む。受信報告構成は、UEがMBMS受信報告を送ることができる1つまたは複数のサーバユニフォームリソースロケータ(URL)を含むことができる。MBMSダウンロード配信では、受信報告が、1つまたは複数のファイルの完全な受信を報告する、および/またはダウンロード配信上で統計を報告するために使用される。MBMSストリーミング配信では、受信報告は、ストリーミング配信上で統計を報告するために使用される。UEは、報告タイプに基づく受信報告における情報を含む。報告タイプは、受信肯定応答(RAck)、成功した受信に関する統計報告(StaR)、全てのコンテンツ受信に関する統計報告(StaR−all)、および受信肯定応答を有さない統計報告(StaR−only)を含む。UEが、コンテンツ項目の完全な受信、またはセッションの完了を識別するとき、UEは、受信報告が必要とされるかどうかを決定する。UEは、受信報告構成における受信されたサンプル割合属性に基づいて受信報告を送るべきかどうかを決定することができる。UEは、受信報告を含む受信報告要求を送るべき時間を選択し、受信報告要求を送るべきリストからサーバを選択する。UEは、ランダムに、ならびに均等に分配されたサーバおよび時間を選択する。UEはその後、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)ポスト動作を通じてサーバに受信報告要求を送る。UEは続いて、HTTP応答動作を通じてサーバから受信報告応答を受信する。
【0041】
[0056] 現在、受信報告およびユーザサービス発見/アナウンスメントは保護されていない。受信報告は、ユーザまたはネットワークに関連する感知情報を含むことができる。例えば、受信報告は、UEが受信するコンテンツ、およびUEがコンテンツを受信するロケーションを識別する情報を含むことができる。別の例では、受信報告は、ネットワークトポロジ情報(例えば、セルID等)、および無線リンク情報(例えば、MBSFN基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、および/または信号対干渉プラス雑音比(SINR)情報)を含むことができる。さらに、ユーザサービス発見/アナウンスメントは、感知データフィールドを含むことができ、および/または、不正サーバ(rogue sever)(例えば、サービスプロバイダに関連付けられていないサーバ)に受信報告を送ることをUEに行わせる不正ユーザサービス発見/アナウンスメントをUEに受信させることを通じた改ざんを被りうる。安全な受信報告およびユーザサービス発見/アナウンスメントの安全な受信のための方法、コンピュータプログラム製品、装置が以下で提供される。
【0042】
[0057]
図8は、安全な受信報告を送るための第1の実例となる方法を例示する
図800である。
図8で図示されているように、ステップ810では、UE802は、サービスプロバイダ808から、信頼される認証局リストを受信することができる。別の構成では、ステップ810は行われず、ステップ811において、UE802が、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)806から信頼される認証局リストを受信することができる。信頼される認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む。信頼される認証局は、証明書を提供したサーバとの安全な接続をセットアップするための証明書をUE802が信頼することができる局(authority)である。信頼される認証局リストは、UE802およびサービスプロバイダ808/BM−SC806によって知られている認証情報に基づいて暗号化および/または完全性保護されうる。認証情報は、UE802におけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、UE802およびサービスプロバイダ808/BM−SC806にのみ知られている共有キーでありうる。そのような共有キーの例は、(例えば、ユニバーサル集積回路カード(UICC)スマートカード上のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)アプリケーション上の)サービスプロバイダへのUEの加入に基づいてサービスプロバイダ808/BM−SC806およびUE802に知られているルートキー(例えば、ワイヤレスアクセス認証のために使用されるルートキーである、Ki)から導出されるあらゆるキーを含む。そのような導出されるキーの例は、MBMSユーザキー(MUK)、MBMS要求キー(MRK)、MUKまたはMRKから導出されるキー、または共有キーから導出されるあらゆる他のキーに限定されないけれども、含む。信頼される認証局リストを完全性保護するために、信頼される認証局リストは、(ハッシュコード、ハッシュサム、チェックコード、またはハッシュとしても知られる)ハッシュ値を得るために、(MUKまたはMRKのような共有キーの関数でありうる)ハッシュベースメッセージ認証コード(HMAC)のようなキーのある(keyed)ハッシュ関数を通じて認証情報を使用してハッシュされることができ、ハッシュ値は、UE802が、信頼される認証局リスト内のフィールドが完全性保護から変更されているかどうかをチェックすることができるように、信頼される認証局リスト内に含まれうる。
【0043】
[0058] ステップ812では、UE802は、BM−SC806からユーザサービス発見/アナウンスメントを受信することができる。ユーザサービス発見/アナウンスメントは、1つまたは複数の受信報告構成およびUEが受信報告を送ることができるサーバの1つまたは複数のアドレスを含むことができる。1つの例では、ユーザサービス発見/アナウンスメントは、第1の受信報告構成と安全でない受信報告を送るための保証されていないサーバURL、および第2の受信報告構成および安全な受信報告を送るための保証されたサーバURLを含む。保証されていないサーバURLは、HTTPを通じて受信報告を送るためのURLでありうる。保証されたサーバURLは、HTTPセキュア(HTTPS)(例えば、トランスポートレイヤセキュリティ(TLS)プロトコルを用いたHTTP)を通じて受信報告を送るためのURLでありうる。ユーザサービス発見/アナウンスメントはそれ自体が、UE802およびBM−SC806によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護および/または暗号化されうる。認証情報は、UE802におけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、ユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するように認証されているUEのセットに知られているMBMSサービスキー(MSK)またはMSKから導出されたキーのようなグループ共有キーでありうる。代わりとして、グループ共有キーは、(例えば、オーバージエア(over−the−air)(OTA)構成またはオープンモバイルアライアンスデバイス管理(OMA−DM)構成プロトコルのようなあらゆる構成メカニズムを使用して、)UE上で予め構成されうる。
【0044】
[0059] ステップ814では、UE802は、受信報告を送るべきかどうか、ならびに感知受信報告情報が受信報告に含まれうるかどうかを決定する。ステップ814は、UE802が、MBMSコンテンツ項目の完全な受信またはMBMSセッションの完了を識別した後に生じうる。ステップ816では、UE802は報告時間およびサーバを選択する。UE802が、感知受信報告情報が受信報告に含まれないだろうことを決定する場合、UE802は、保証されていないサーバURLへの保証されていない接続を通じて受信報告を送ることを選択しうる。UE802が、感知受信報告情報が受信報告に含まれるだろうことを決定する場合、UE802は、保証されたサーバURLへの保証された接続を通じて受信報告を送ることを選択しうる。
【0045】
[0060] UE802がサーバ804への保証された接続を通じて受信報告を送ることを選択することを仮定すると、ステップ818では、UE802はHTTPSのセットアップを開始する。ステップ818で、UE802は、サーバ804の証明書を受信する。証明書は、X.509サーバ証明書でありうる。UE802が信頼される認証局リストを受信していなかった(ステップ810またはステップ811が生じていなかった)場合、ステップ820で、UE802はサービスプロバイダ808から信頼される認証局リストを得る、あるいはステップ821でUE802はBM−SC806から信頼される認証局リストを得る。ステップ822では、UE802は、証明書が、(例えば、X.509サーバ証明書におけるsubjectAltNameがユーザサービス発見/アナウンスメントにおけるサーバアドレスと同じであることを証明することによって)保証されたサーバURLによって識別されたサーバに属していることを証明し、受信された証明書が信頼される認証局リストに含まれているルート証明書に基づいて発行されたかどうかをチェックすることによって証明書を使用してサーバを認証する。サーバ認証は、UE802に、安全なサーバアドレスが改ざんされておらず、UEが接続しているサーバが信頼を置けるものであるという保証を提供する。ステップ824では、UE802がサーバ804を認証することができる場合、UE802はサーバ804との安全な接続のセットアップを完了することを決定する。UE802はその後、サーバ804とのHTTPSを通じた安全な接続のセットアップを完了する。ステップ826では、UE802は、対応する受信報告構成に基づいてHTTPS接続を通じて受信報告を送る。
【0046】
[0061] ステップ818は、ステップ816の後に生じると図示されている。しかしながらステップ818はステップ814の前に生じることができる。ステップ810、820では、UEは、サービスプロバイダ808から信頼される認証局リストを受信する。しかしながらステップ811、821では、信頼される認証局リストは、UE eMBMS登録手順の一部として、BM−SCから、あるいはUEとサービスプロバイダとの間の別のユニキャストメカニズムを通じて、受信されうる。UE eMBMSサービス登録手順の一部として信頼される認証局リストを得るために、UEは、BM−SC806にHTTPポストメッセージを送ることができる。メッセージは、登録指示、MBMSユーザサービスID、および認証局リストを求める要求を含むことができる。BM−SC806は、応答し、認証局リストを送ることができる。BM−SC806は、MRK、MUK、あるいはMRKまたはMUKのうちの1つから導出されたキーに基づいて認証局リストを完全性保護および/または暗号化することができる。別の構成では、信頼される認証局リストは、UE802上に予め構成されうる。例えば、予めの構成は、eMBMS OTA構成またはデバイス管理の一部であることができ、あるいはサービスプロバイダ808の代わりに相手先商標製品製造会社(original equipment manufacturers)(OEM)によって行われうる。
【0047】
[0062]
図9は、安全な受信報告を送るための第2の実例となる方法を例示する
図900である。ステップ908では、サーバ904は、MUKまたはMRK、あるいはMUKまたはMRKから導出されたキーを、BM−SC906から受信する。ステップ910で、UE902は、ユーザサービス発見/アナウンスメントを受信する。ユーザサービス発見/アナウンスメントは、MSKまたは類似のグループキーに基づいて、完全性保護および/または暗号化されうる。ステップ912では、UE902は、受信報告を送るべきかどうか、ならびに受信報告が感知情報を含みうるかどうかを決定する。ステップ914では、UE902は受信報告を送るための報告時間を選択する。ステップ916では、UEは、MUKまたはMRK、あるいはその導出されたキーに基づいて受信報告を完全性保護および/または暗号化する。ステップ918では、UEは、サーバ904に保護された受信報告を送る。ユーザサービス発見/アナウンスメントを保護する判定が、受信報告を保護する判定から独立していることは留意されるべきである。
【0048】
[0063] UE902は、ハッシュ値を得るためのハッシュ関数を通じて、受信報告または受信報告における1つまたは複数のフィールドをハッシュすることによって、受信報告を完全性保護することができる。ハッシュ関数はそれ自体、MUKまたはMRK、あるいはその導出されたキーの関数でありうる。UE902は、サーバ904に、受信報告でハッシュ値を送ることができる。代わりとして、あるいは加えて、UE902は、MUKまたはMRKに基づいて(例えば、MUKまたはMRK、あるいはMUKまたはMRKから導出されたキーを使用して)、全体の受信報告、または受信報告における1つまたは複数のフィールドを暗号化することによって受信報告を暗号化することができる。
【0049】
[0064]
図10は、安全なユーザサービス発見/アナウンスメントを受信および処理するための実例となる方法を例示する
図1000である。ステップ1008では、BM−SC1006は、ユーザサービス発見/アナウンスメントを完全性保護および/または暗号化する。BM−SC1006は、完全なユーザサービス発見/アナウンスメント、またはユーザサービス発見/アナウンスメントの1つまたは複数のフィールドを完全性保護および/または暗号化することができる。例えば、BM−SC1006は、ユーザサービス発見/アナウンスメント内の受信報告構成のみ、またはサーバURLフィールドのみを完全性保護および/または暗号化することができる。BM−SC1006は、ハッシュ値を得るためのハッシュ関数を通じて、ユーザサービス発見/アナウンスメントまたはユーザサービス発見/アナウンスメントにおける1つまたは複数のフィールドをハッシュすることによって、ユーザサービス発見/アナウンスメントを完全性保護することができる。ハッシュ関数はそれ自体、UEのグループおよびサービスプロバイダに知られている、MSKまたは類似のグループキーの関数でありうる。BM−SC1006は、UE1002に、ユーザサービス発見/アナウンスメントでハッシュ値を送ることができる。代わりとして、あるいは加えて、BM−SC1006は、MSKに基づいて(例えば、MSK、またはMSKから導出されたキーを使用して)、全体のユーザサービス発見/アナウンスメント、またはユーザサービス発見/アナウンスメントにおける1つまたは複数のフィールドを暗号化することによってユーザサービス発見/アナウンスメントを暗号化することができる。BM−SC1006が、ユーザサービス発見/アナウンスメントにおける1つまたは複数のフィールドのみを保護することを判定する場合、BM−SC1006は、ユーザサービス発見/アナウンスメントで送られるフィールドタイプを通じてUE1002にその判定を表示することができる。フィールドタイプはまた、完全性保護されうる。UEは、OTA構成またはデバイス管理手順を通じて保護されることになるフィールドで予め構成されうる、あるいはUEは、どのフィールドが保護されるべきかを知る前にプログラムされうる。
【0050】
[0065] ステップ1010では、BM−SC1006は、UE1002にユーザサービス発見/アナウンスメントを送る。ステップ1012では、ユーザサービス発見/アナウンスメントが完全性保護される場合、UE1002はMSKに基づいてユーザサービス発見/アナウンスメントの完全性を証明する。加えて、ユーザサービス発見/アナウンスメントが暗号化される場合、UE1002はMSKに基づいてユーザサービス発見/アナウンスメントを解読する。ステップ1014では、UE1002は、受信報告を送るべきかどうか、ならびに受信報告が感知情報を含むことができるかどうかを決定する。ステップ1016では、UE1002は受信報告を送るための時間を選択する。ステップ1018では、UE1002は、サーバ1004に受信報告を送る。1つの構成では、UE1002は、安全な接続(例えば、HTTPS)を通じてサーバ1004に受信報告を送る。別の構成では、UE1002は、サーバ1004に受信報告を送る前に受信報告を完全性保護および/または暗号化する。
【0051】
[0066]
図11は、無線通信の第1の方法のフローチャート1100である。方法は、UEによって行われうる。ステップ1102では、UEは、サービスプロバイダから、認証局リストを受信する。認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む。認証局リストは、UEおよびサービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護および/または暗号化される。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、MUKまたはMRK、あるいはMUKまたはMRKから導出されたキーのような、UEおよびサービスプロバイダに知られているいずれかの共有キーに基づきうる。ステップ1104では、UEは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信する。全体のユーザサービス発見/アナウンスメント、またはユーザサービス発見/アナウンスメント内の1つまたは複数のフィールドは、UEおよびBM−SCによって知られている認証情報に基づいて完全性保護および/または暗号化されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、MSK、またはMSKから導出されたキーのような共有キーでありうる。ステップ1104の後に、UEがコンテンツ項目の完全な受信またはセッションの完了を識別し、受信報告が必要とされることを決定する場合、ステップ1106では、UEは受信報告が感知受信報告情報を含むかどうかを決定する。ステップ1106における決定は、受信報告のための報告タイプRAck、StaR、StaR−all、またはStaR−onlyに基づきうる、あるいは他の情報に基づきうる。受信報告が感知情報を含まない場合、ステップ1108では、UEは、受信されたサーバアドレスおよび受信報告構成に基づいて、保証されていない接続を通じてサーバに受信報告を送る。受信報告が感知情報を含む場合、ステップ1110では、UEは安全な接続セットアップ(例えば、HTTPS)を開始し、サーバの証明書を受信する。ステップ1112では、UEは、受信された認証局リストおよび証明書を使用してサーバを認証する。UEは、証明書が受信されたサーバURLと同じサーバアドレスに属することを証明することによって、ならびに受信された証明書が、受信された認証局リスト内のルート証明書に基づいて発行されたことを証明するために、その証明書を認証局リストと比較することによってサーバを認証することができる。ステップ1114では、UEは、サーバを認証する際にサーバとの安全な接続をセットアップすることを決定し、サーバとの安全な接続をセットアップする。ステップ1116では、UEは、受信されたサーバアドレスおよび受信報告構成に基づいて、安全な接続を通じてサーバに受信報告を送る。
【0052】
[0067]
図12は、無線通信の第2の方法のフローチャート1200である。方法は、UEによって行われうる。ステップ1202では、UEは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信する。全体のユーザサービス発見/アナウンスメント、またはユーザサービス発見/アナウンスメントの一部は、完全性保護および/または暗号化されうる。ステップ1202の後に、UEがコンテンツ項目の完全な受信またはセッションの完了を識別し、受信報告が必要とされることを決定する場合、ステップ1204では、UEは受信報告が感知受信報告情報を含むかどうかを決定する。ステップ1204における決定は、受信報告のための報告タイプRAck、StaR、StaR−all、またはStaR−onlyに基づきうる、あるいは他の情報に基づきうる。受信報告が感知情報を含まない場合、ステップ1208では、UEは、受信されたサーバアドレスおよび受信報告構成に基づいて、サーバに保護されていない受信報告を送る。受信報告が感知情報を含む場合、ステップ1206では、UEが受信報告を完全性保護および暗号化すること、ならびに/もしくは受信報告を送るために安全な接続をセットアップすることによって受信報告を保護する。ステップ1210では、UEは、受信報告構成に基づいて、サーバに保護された受信報告を送る。
【0053】
[0068]
図13は、無線通信の第3の方法のフローチャート1300である。方法は、UEによって行われうる。ステップ1302では、UEは、保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信する。ブロードキャストアナウンスメントは、完全性保護および/または暗号化される。ブロードキャストアナウンスメントは、UEおよびBM−SCに知られている認証情報に基づいて、完全性保護および/または暗号化されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、認証情報は、チェックサムまたはハッシュサムを含むことができる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、MSK、またはMSKから導き出されたキーのような共有キーでありうる。ステップ1304では、UEは、ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されたときに、認証情報/共有キー/MSKに基づいてブロードキャストアナウンスメントを解読する、ならびに/もしくは、ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるときに、認証情報/共有キー/MSKに基づいてブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明する。UEは、チェックサム/ハッシュサムを再計算すること、および再計算されたチェックサム/ハッシュサムを認証情報で提供されるチェックサム/ハッシュサムと比較することによってブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明する。再計算されたチェックサム/ハッシュサムが認証情報におけるチェックサム/ハッシュサムと一致するとき、完全性チェックは通過する。そうでなければ完全性チェックは失敗する。ステップ1306では、UEはブロードキャストアナウンスメントが首尾よく解読されたか、および/または完全性チェックは通過したかどうかを決定する。UEがブロードキャストアナウンスメントを解読すること、および/またはブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明することができた場合、ステップ1308では、UEは、ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信(例えば、受信報告を送る)ことができる。
【0054】
[0069]
図14は、実例となる装置1402において異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを例示している概略的なデータフロー
図1400である。装置は、UEでありうる。装置は、eNB1450を介してサービスプロバイダから、認証局リストを受信するように構成されうる通信モジュール1404を含む。認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含みうる。認証局リストは、UEおよびサービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護または暗号化されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、共有キーでありうる。共有キーは、MUKまたはMRK、あるいはMUKまたはMRKから導出されたキーのような、UEおよびサービスプロバイダに知られているいずれかの共有キーでありうる。通信モジュール1404は、サーバ認証モジュール1410に認証局リストを提供するように構成されうる。サーバ認証モジュール1410は、暗号化/解読モジュール1408を通じて認証局リストを解読するように構成され、完全性保護モジュール1412を通じて認証局リストの完全性を証明するように構成されうる。暗号化/解読モジュール1408は、共有キー(例えば、MUK/MRK、またはMUK/MRKから導出されたキー)のような、UEおよびサーバに知られている認証情報に基づいて、認証局リストを解読するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。完全性保護モジュール1412は、共有キー(例えば、MUK/MRK、またはMUK/MRKから導出されたキー)のような、UEおよびサーバに知られている認証情報に基づいて、認証局リストの完全性を証明するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。
【0055】
[0070] 通信モジュール1404は、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するように構成されうる。ユーザサービス発見/アナウンスメントは、UEおよびBM−SCによって知られている認証情報に基づいて、完全性保護および/または暗号化されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。認証情報は、共有キーでありうる。共有キーは、MSK、またはMSKから導出されたキーでありうる。通信モジュール1404は、受信報告処理モジュール1406に受信されたユーザサービス発見/アナウンスメントを提供するように構成されうる。受信報告処理モジュール1406は、暗号化/解読モジュール1408を通じてユーザサービス発見/アナウンスメントを解読するように構成され、完全性保護モジュール1412を通じてユーザサービス発見/アナウンスメントの完全性を証明するように構成されうる。暗号化/解読モジュール1408は、共有キー(例えば、MSK、またはMSKから導出されたキー)のような、UEおよびBM−SCに知られている認証情報に基づいて、ユーザサービス発見/アナウンスメントを解読するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。完全性保護モジュール1412は、共有キー(例えば、MSK、またはMSKから導出されたキー)のような、UEおよびBM−SCに知られている認証情報に基づいて、ユーザサービス発見/アナウンスメントの完全性を証明するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。
【0056】
[0071] 通信モジュール1404は、サーバとの安全な接続を開始する際に、サーバの証明書を受信するように構成されうる。通信モジュール1404は、サーバ認証モジュール1410に証明書を提供するように構成されうる。サーバ認証モジュール1410は、受信された認証局リストおよび受信された証明書を使用してサーバを認証するように構成されうる。サーバ認証モジュール1410は、サーバを認証する際に、サーバとの安全な接続(例えば、HTTPS)をセットアップすることを決定するように構成されうる。サーバ認証モジュール1410は、通信モジュール1404がサーバとの安全な接続をセットアップするように、通信モジュール1404と通信するように構成されうる。通信モジュール1404は、コンテンツ項目の完全な受信またはセッションの完了が存在するときに、受信報告処理モジュール1406に通信することができる。受信報告プロセスモジュール1406は、受信報告が必要とされるかどうかを決定し、受信報告が必要とされる場合、受信報告を生成することができる。受信報告処理モジュール1406は、暗号化/解読モジュール1408を通じて受信報告を暗号化するように構成されうる。暗号化/解読モジュール1408は、共有キー(例えば、MUK/MRK、またはMUK/MRKから導出されたキー)のような、UEおよびサーバに知られている認証情報に基づいて、受信報告を暗号化するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。受信報告処理モジュール1406は、完全性保護モジュール1412を通じて受信報告を完全性保護するように構成されうる。完全性保護モジュール1412は、共有キー(例えば、MUK/MRK、またはMUK/MRKから導き出されたキー)のような、UEおよびサーバに知られている認証情報に基づいて、受信報告を完全性保護するように構成されうる。認証情報は、UEにおけるスマートカード上に記憶されうる。受信報告処理モジュール1406は、サーバに受信報告を送るように構成されうる、通信モジュール1404に生成された受信報告を提供することができる。通信モジュール1404は、サーバとの安全な接続をセットアップしている場合、通信モジュール1404は、安全な接続を通じてサーバに受信報告を送るように構成されうる。
【0057】
[0072] 装置は、
図8−10の上述の図、および
図11−13のフローチャートにおけるアルゴリズムのステップの各々を行う追加のモジュールを含むことができる。このように、
図8−10の上述の図、および
図11−13のフローチャートにおける各ステップはモジュールによって行われ、装置はこれらのモジュールのうちの1つまたは複数を含むことができる。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように特に構成され、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによってインプリメントされ、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、あるいはそれらのいくつかの組み合わせの、1つまたは複数のハードウェアコンポーネントでありうる。
【0058】
[0073]
図15は、処理システム1514を用いる装置1402‘のためのハードウェアインプリメンテーションの例を示す図である。処理システム1514は、バス1524により一般的に表されるバスアーキテクチャでインプリメントされうる。バス1524は、処理システム1514の指定のアプリケーションと全体的な設計の制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含むことができる。バス1524は、プロセッサ1504、モジュール1404、1406、1408、1410、1412、およびコンピュータ可読媒体1506によって表されている1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路とリンクする。バス1524はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような様々な他の回路とリンクすることができ、これらは、当該技術分野で周知であるので、これ以上説明されない。
【0059】
[0074] 処理システム1514は、トランシーバ1510に結合されうる。トランシーバ1510は、1つまたは複数のアンテナ1520に結合される。トランシーバ1510は、送信媒体をわたって様々な他の装置と通信するための手段を提供する。処理システム1514は、コンピュータ可読媒体1506に結合されたプロセッサ1504を含む。プロセッサ1504は、コンピュータ可読媒体1506上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1504によって実行されると、処理システム1514に、あらゆる特定の装置に関して上で説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体1506はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1504によって操作されるデータを記憶するために使用されることもできる。処理システムはさらに、モジュール1404、1406、1408、1410、および1412のうちの少なくとも1つを含む。モジュールは、プロセッサ1504において稼働し、コンピュータ可読媒体1506に内在し/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1504に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの何らかの組み合わせでありうる。処理システム1514は、UE650のコンポーネントであり、メモリ660ならびに/もしくは、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0060】
[0075] 1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置1402/1402’は、サービスプロバイダから認証局リストを受信するための手段を含む。認証局リストは、装置およびサービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる。認証情報は、装置におけるスマートカード上に記憶されうる。装置はさらに、受信された認証局リストを使用してサーバを認証するための手段を含む。装置はさらに、サーバの証明書を受信するための手段、およびサーバを認証する際にサーバとの安全な接続をセットアップすることを決定するための手段を含むことができる。装置はさらに、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するための手段、サーバとの安全な接続をセットアップするための手段、およびアドレスおよび受信報告構成に基づいて安全な接続を通じてサーバに受信報告を送るための手段を含むことができる。
【0061】
[0076] 上述の手段は、装置1402の上述のモジュールのうちの1つまたは複数、および/または上述の手段によって記載された機能を行うように構成された装置1402’の処理システム1514でありうる。上で説明されているように、処理システム1514は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含むことができる。このように、1つの構成において上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、コントローラ/プロセッサ659でありうる。
【0062】
[0077] 1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置1402/1402’は、サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するための手段、および受信報告構成に基づいてサーバに保護された受信報告を送るために手段を含む。装置はさらに、サーバとの安全な接続をセットアップするための手段を含むことができる。装置はさらに、サービスプロバイダから認証局リストを受信するための手段、サーバの証明書を受信するための手段、および受信された認証局リストおよび証明書を使用してサーバを認証するための手段をさらに含むことができる。装置はさらに、受信報告を完全性保護および/または暗号化するための手段を含むことができる。
【0063】
[0078] 上述の手段は、装置1402の上述のモジュールのうちの1つまたは複数、および/または上述の手段によって記載された機能を行うように構成された装置1402’の処理システム1514でありうる。上で説明されているように、処理システム1514は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含むことができる。このように、1つの構成において上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、コントローラ/プロセッサ659でありうる。
【0064】
[0079] 1つの構成では、無線通信のための装置1402/1402’は、保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信するための手段を含む。ブロードキャストアナウンスメントは、装置によって知られ、かつ装置におけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる。装置はさらに、ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信するための手段を含む。装置はさらに、ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、MSKに基づいてブロードキャストアナウンスメントを解読するための手段を含むことができる。装置はさらに、ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、MSKに基づいてブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明するための手段を含むことができる。
【0065】
[0080] 上述の手段は、装置1402の上述のモジュールのうちの1または複数、および/または上述の手段によって記載された機能を行うように構成された装置1402’の処理システム1514でありうる。上で説明されているように、処理システム1514は、TXプロセッサ668、RXプロセッサ656、およびコントローラ/プロセッサ659を含むことができる。このように、1つの構成において上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ668、RXプロセッサ656、コントローラ/プロセッサ659でありうる。
【0066】
[0081] 開示されたプロセスにおけるステップの指定の順序または階層は、実例となる手法の例示のであることが理解される。設計選好に基づいて、プロセスにおけるステップの指定の順序または階層は並べ替えられうるということが理解される。さらにいくつかのステップが組み合わされる、または省略されることができる。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なステップの要素を示し、示された指定の順序または階層に限定されるようには意図されない。
【0067】
[0082] 先の説明は、当業者が、ここで説明された様々な態様を実現できるように提供されている。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、ここで定義される包括的な本質は他の態様に適用されうる。このように、特許請求の範囲は、ここで提示された態様を限定されるように意図されておらず、特許請求の範囲の用語と一貫した最大範囲であると認められるべきであり、ここにおいて、単数の要素に対する言及は、そうと特別に述べられない限りは「1つおよび1つだけ」を意味するのではなく、むしろ「1または複数」を意味することが意図されている。他の方法で特別に述べられていない限り、「いくつか」という用語は、1つまたは複数を称する。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらのあらゆる組み合わせ」のような組み合わせは、A、B、および/またはCのいずれの組み合わせも含み、複数のA、複数のB、または、複数のCを含むことができる。特に、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらのあらゆる組み合わせ」のような組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであることができ、ここにおいてそのようなあらゆる組み合わせが、A、B、またはCの1つまたは複数のメンバーを含むことができる。当業者に知られている、あるいは後に知られることになる本開示全体で説明された様々な態様の要素に対する全ての構造的および機能的な均等物は、参照によってここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるように意図されている。さらに、ここで開示されたものはどれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に記載されているかどうかに関わらず公共に寄与されるようには意図されていない。どの特許請求の範囲の要素も、要素が明確に「ための手段」という表現を使用して明確に記載されていない限り、ミーンズプラスファンクション(means plus function)として解釈されるべきではない。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信の方法であって、
サービスプロバイダから、認証局リストを受信することと、前記認証局リストは、前記UEおよび前記サービスプロバイダによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記受信された認証局リストを使用してサーバを認証することと、を備える、方法。
[C2]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C1に記載の方法。
[C3]
サーバの証明書を受信することと、
前記サーバを認証する際に前記サーバとの安全な接続をセットアップすることを決定することと、
をさらに備え、
前記認証することは、前記受信された証明書と前記認証局リストとの比較に基づいて、前記受信された証明書が信頼される認証局からのものであることを決定すること、を備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記認証情報は、前記UEおよび前記サービスプロバイダによって知られている共有キーである、C1に記載の方法。
[C5]
前記共有キーは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)、MBMSユーザキー(MUK)、または前記MRKまたは前記MUKのうちの1つから導出されたキーに基づく、C4に記載の方法。
[C6]
前記サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信することと、
前記サーバとの安全な接続をセットアップすることと、
前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記安全な接続を通じて前記サーバに受信報告を送ることと、をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C6に記載の方法。
[C8]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記UEおよびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C6に記載の方法。
[C9]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C8に記載の方法。
[C10]
ワイヤレス通信の方法であって、
サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信することと、
前記受信報告構成に基づいて前記サーバに保護された受信報告を送ることと、を備える、方法。
[C11]
前記サーバとの安全な接続をセットアップすることをさらに備え、ここにおいて前記保護された受信報告は、前記安全な接続を通じて送られる、C10に記載の方法。
[C12]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C11に記載の方法。
[C13]
サービスプロバイダから、認証局リストを受信することと、
前記サーバの証明書を受信することと、
前記受信された認証局リストおよび前記証明書を使用して前記サーバを認証することと、をさらに備える、C10に記載の方法。
[C14]
前記認証局リストは、前記UEおよび前記サービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C13に記載の方法。
[C15]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C13に記載の方法。
[C16]
前記受信報告を完全性保護および/または暗号化すること、をさらに備える、C10に記載の方法。
[C17]
前記完全性保護および/または暗号化することは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)登録キー(MRK)に基づく、C16に記載の方法。
[C18]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記UEおよびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C10に記載の方法。
[C19]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C18に記載の方法。
[C20]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信の方法であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信することと、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信することと、を備える、方法。
[C21]
前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読すること、をさらに備える、C20に記載の方法。
[C22]
前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明することをさらに備え、前記通信することは、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて生じる、C20に記載の方法。
[C23]
前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて前記通信することは、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることを備える、C20に記載の方法。
[C24]
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、C23に記載の方法。
[C25]
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)登録キー(MRK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C23に記載の方法。
[C26]
ワイヤレス通信のための装置であって、
サービスプロバイダから、認証局リストを受信するための手段と、前記認証局リストは、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られ、かつ前記装置におけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記受信された認証局リストを使用してサーバを認証するための手段と、を備える、装置。
[C27]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C26に記載の装置。
[C28]
サーバの証明書を受信するための手段と、
前記サーバを認証する際に前記サーバとの安全な接続をセットアップすることを決定するための手段と、
をさらに備え、
前記認証するための手段は、前記受信された証明書と前記認証局リストとの比較に基づいて、前記受信された証明書が信頼される認証局からのものであることを決定することによって前記サーバを認証する、C26に記載の装置。
[C29]
前記認証情報は、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られている共有キーである、C26に記載の装置。
[C30]
前記共有キーは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)、MBMSユーザキー(MUK)、もしくは前記MRKまたは前記MUKのうちの1つから導出されたキーに基づく、C29に記載の装置。
[C31]
前記サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するための手段と、
前記サーバとの安全な接続をセットアップするための手段と、
前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記安全な接続を通じて前記サーバに受信報告を送るための手段と、をさらに備える、C26に記載の装置。
[C32]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C31に記載の装置。
[C33]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記装置およびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C31に記載の装置。
[C34]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C33に記載の装置。
[C35]
ワイヤレス通信のための装置であって、
サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信するための手段と、
前記受信報告構成に基づいて前記サーバに保護された受信報告を送るための手段と、を備える、装置。
[C36]
前記サーバとの安全な接続をセットアップするための手段をさらに備え、ここにおいて前記保護された受信報告は、前記安全な接続を通じて送られる、C35に記載の装置。
[C37]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C36に記載の装置。
[C38]
サービスプロバイダから、認証局リストを受信するための手段と、
前記サーバの証明書を受信するための手段と、
前記受信された認証局リストおよび前記証明書を使用して前記サーバを認証するための手段と、をさらに備える、C35に記載の装置。
[C39]
前記認証局リストは、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C38に記載の装置。
[C40]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C38に記載の装置。
[C41]
前記受信報告を完全性保護および/または暗号化するための手段、をさらに備える、C35に記載の装置。
[C42]
前記完全性保護および/または暗号化するための手段は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)またはMBMSユーザキー(MUK)に基づいて、完全性保護および/または暗号化する、C41に記載の装置。
[C43]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記装置およびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C35に記載の装置。
[C44]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C43に記載の装置。
[C45]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信のための装置であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信するための手段と、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信するための手段と、を備える、装置。
[C46]
前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読するための手段、をさらに備える、C45に記載の装置。
[C47]
前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明するための手段をさらに備え、前記通信するための手段は、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、C45に記載の装置。
[C48]
前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記通信するための手段は、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることによって、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、C45に記載の装置。
[C49]
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、C48に記載の装置。
[C50]
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)またはMBMSユーザキー(MUK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C48に記載の装置。
[C51]
ワイヤレス通信のための装置であって、
サービスプロバイダから、認証局リストを受信し、前記認証局リストは、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られ、かつ前記装置におけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記受信された認証局リストを使用してサーバを認証する、ように構成された処理システム、を備える、装置。
[C52]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C51に記載の装置。
[C53]
前記処理システムは、
サーバの証明書を受信し、
前記サーバを認証する際に、前記サーバとの安全な接続をセットアップすることを決定する、ようにさらに構成され、
前記処理システムは、前記受信された証明書と前記認証局リストとの比較に基づいて、前記受信された証明書が信頼される認証局からのものであることを決定することによって認証する、C51に記載の装置。
[C54]
前記認証情報は、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られている共有キーである、C51に記載の装置。
[C55]
前記共有キーは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)、MBMSユーザキー(MUK)、もしくは前記MRKまたは前記MUKのうちの1つから導出されたキーに基づく、C54に記載の装置。
[C56]
前記処理システムは、
前記サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信し、
前記サーバとの安全な接続をセットアップし、
前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記安全な接続を通じて前記サーバに受信報告を送る、ようにさらに構成される、C51に記載の装置。
[C57]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C56に記載の装置。
[C58]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記装置およびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C56に記載の装置。
[C59]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C58に記載の装置。
[C60]
ワイヤレス通信のための装置であって、
サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信し、
前記受信報告構成に基づいて前記サーバに保護された受信報告を送る、ように構成された処理システム、を備える、装置。
[C61]
前記処理システムは、前記サーバとの安全な接続をセットアップするようにさらに構成され、ここにおいて前記保護された受信報告は、前記安全な接続を通じて送られる、C60に記載の装置。
[C62]
前記安全な接続は、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(HTTPS)を通じたものである、C61に記載の装置。
[C63]
前記処理システムは、
サービスプロバイダから、認証局リストを受信し、
前記サーバの証明書を受信し、
前記受信された認証局リストおよび前記証明書を使用して前記サーバを認証する、ようにさらに構成される、C60に記載の装置。
[C64]
前記認証局リストは、前記装置および前記サービスプロバイダによって知られている認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C63に記載の装置。
[C65]
前記認証局リストは、信頼される認証局の証明書を含む、C63に記載の装置。
[C66]
前記処理システムは、前記受信報告を完全性保護および/または暗号化するようにさらに構成される、C60に記載の装置。
[C67]
前記処理システムは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)要求キー(MRK)MBMSユーザキー(MUK)に基づいて、完全性保護および/または暗号化する、C66に記載の装置。
[C68]
前記ユーザサービス発見/アナウンスメントは、前記装置およびブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC)によって知られている認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C60に記載の装置。
[C69]
前記認証情報は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づく、C68に記載の装置。
[C70]
ユーザ機器(UE)のワイヤレス通信ための装置であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信し、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、ように構成された処理システム、を備える、装置。
[C71]
前記処理システムは、前記ブロードキャストアナウンスメントが暗号化されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて前記ブロードキャストアナウンスメントを解読するようにさらに構成される、C70に記載の装置。
[C72]
前記処理システムは、前記ブロードキャストアナウンスメントが完全性保護されるとき、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)サービスキー(MSK)に基づいて、前記ブロードキャストアナウンスメントの完全性を証明するようにさらに構成され、ここにおいて前記処理システムは、前記ブロードキャストアナウンスメントの前記完全性が証明されるとき、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、C70に記載の装置。
[C73]
前記ブロードキャストアナウンスメントは、サーバのアドレスおよび受信報告構成を備えるユーザサービス発見/アナウンスメントであり、前記処理システムは、前記アドレスおよび前記受信報告構成に基づいて前記サーバに受信報告を送ることによって、前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信する、C70に記載の装置。
[C74]
前記受信報告は、安全な接続を通じて送られる、C73に記載の装置。
[C75]
前記受信報告は、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサーバ(MBMS)登録キー(MRK)に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、C73に記載の装置。
[C76]
ユーザ機器(UE)内のコンピュータプログラム製品であって、
サービスプロバイダから、認証局リストを受信することと、前記認証局リストは、前記UEおよび前記サービスプロバイダによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて、完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われる、
前記受信された認証局リストを使用してサーバを認証することと、のためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
[C77]
コンピュータプログラム製品であって、
サーバのアドレスおよび受信報告構成を含むユーザサービス発見/アナウンスメントを受信することと、
前記受信報告構成に基づいて前記サーバに保護された受信報告を送ることと、のためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。
[C78]
ユーザ機器(UE)のコンピュータプログラム製品であって、
保護されたブロードキャストアナウンスメントを受信することと、前記ブロードキャストアナウンスメントは、前記UEによって知られ、かつ前記UEにおけるスマートカード上に記憶された認証情報に基づいて完全性保護または暗号化のうちの少なくとも1つが行われ、
前記ブロードキャストアナウンスメントに基づいて通信することと、のためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、を備える、コンピュータプログラム製品。