特許第6243004号(P6243004)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6243004寛骨臼補綴を内移植するための手術器具類の組合せ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6243004
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】寛骨臼補綴を内移植するための手術器具類の組合せ
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/46 20060101AFI20171127BHJP
   A61F 2/34 20060101ALI20171127BHJP
   A61B 17/56 20060101ALI20171127BHJP
【FI】
   A61F2/46
   A61F2/34
   A61B17/56
【請求項の数】15
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2016-503749(P2016-503749)
(86)(22)【出願日】2014年3月13日
(65)【公表番号】特表2016-514510(P2016-514510A)
(43)【公表日】2016年5月23日
(86)【国際出願番号】IB2014059715
(87)【国際公開番号】WO2014147529
(87)【国際公開日】20140925
【審査請求日】2016年8月3日
(31)【優先権主張番号】MI2013A000405
(32)【優先日】2013年3月18日
(33)【優先権主張国】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】512073792
【氏名又は名称】メダクタ・インターナショナル・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
(74)【代理人】
【識別番号】100087893
【弁理士】
【氏名又は名称】中馬 典嗣
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト シッカルディ
(72)【発明者】
【氏名】フランチェスコ シッカルディ
(72)【発明者】
【氏名】マッシミリアーノ ベルナルドーニ
(72)【発明者】
【氏名】マッテオ ポンツォーニ
【審査官】 伊藤 孝佑
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2004/0073225(US,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第02491873(EP,A2)
【文献】 特表2008−534208(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0046310(US,A1)
【文献】 米国特許第05141512(US,A)
【文献】 特開2003−260064(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 2/46
A61B 17/56
A61F 2/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
寛骨臼補綴(100)を内移植する器具類の組合せであって;
患者の寛骨臼空洞(101)内で操作できるようになっている少なくとも1個の器具(1、2)と;
前記器具(1、2)と関節接合されるようになっていて、かつ、寛骨臼空洞(101)に対する前記器具(1、2)の正しい向きを識別する基準光学信号(3)と照準を合わせるための光学調節信号(3)を発信するようになっている少なくとも1個のエミッタ(3)とを備える寛骨臼補綴(100)を内移植する器具類の組合せ。
【請求項2】
寛骨臼空洞(101)から離れて、患者の骨部位に固定され、かつ、前記基準光学信号(3)を発信するようになっている第2のエミッタ(3)と関節接合されている寛骨臼基準ガイド(4)をさらに備えている請求項1に記載の器具類の組合せ。
【請求項3】
所望の向きに従って、患者の寛骨臼空洞(101)と一時的に結合される寛骨臼較正ガイド(5)をさらに備えており、かつ前記寛骨臼較正ガイド(5)は、前記寛骨臼較正ガイド(5)の向きを識別する光学較正信号(32)を発信するようになっているエミッタ(3)と関節接合されるようになっており、前記基準光学信号(3)は、前記光学較正信号(32)に対して較正されるようになっている請求項2に記載の器具類の組合せ。
【請求項4】
前記寛骨臼較正ガイド(5)は、患者の寛骨臼空洞(101)と正確に嵌合する位置決めベース(51)を備えている請求項3に記載の器具類の組合せ。
【請求項5】
前記位置決めベース(51)は、前記寛骨臼空洞(101)の内面と衝接するようになっている支持脚(52)と、前記寛骨臼空洞(101)の周囲の異なる点と係合するようになっている複数の位置決めアーム(53、54、55)とを備えている請求項4に記載の器具類の組合せ。
【請求項6】
前記位置決めアーム(53、54、55)は、寛骨臼窩(104)に挿入されるようになっている中央位置決めアーム(54)を備えている請求項5に記載の器具類の組合せ。
【請求項7】
前記位置決めアーム(53、54、55)は、下方寛骨臼リップと衝接するようになっている下方位置決めアーム(53)と、前記寛骨臼空洞(101)の上方寛骨臼リップと衝接するようになっている上方位置決めアーム(55)とを備えている請求項5又は6に記載の器具類の組合せ。
【請求項8】
前記光学較正信号(32)を発信するエミッタ(3)は、異なる器具類(1、2)又は寛骨臼較正ガイド(5)と結合される請求項3〜7のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。
【請求項9】
前記エミッタ(3)は、異なる器具類(1、2)に結合されているアダプタ(10、20)及び寛骨臼較正ガイド(5)と結合されているアダプタ(50)にスナップ嵌合されるようになっているコネクタ(6)に搭載されている請求項8に記載の器具類の組合せ。
【請求項10】
前記第2エミッタ(3)は、寛骨臼基準ガイド(4)と結合されているアダプタ(40)にスナップ嵌合されるようになっているコネクタ(6)に搭載されており、前記エミッタ(3)及び前記第2エミッタ(3)は、それぞれコネクタ(6)と、相互に交換可能に結合されている請求項9に記載の器具類の組合せ。
【請求項11】
前記エミッタ(3)は、光学調節信号(30)、基準光学信号(31)及び光学較正信号(32)を発信するようになっている光学コリメ−タであって、それらの信号のうちの2つの信号は、ターゲットスクリーン(33)に投影される前記光学信号の軌跡をオーバーラッピングすることにより相互に調整されるようになっている請求項1〜10のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。

【請求項12】
前記器具類(1、2)の一つは、寛骨臼穿孔器(1)である請求項1〜11のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。
【請求項13】
前記器具類(1、2)の一つは、インパクタ(2)である請求項1〜12のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。
【請求項14】
前記エミッタ(3)は、前記器具類の組合せの他の構成部品と一体になっている特定のアダプタ(10、20、40、50)に嵌合するようになっているコネクタ(6)にピボット継手(61)によって結合されている請求項1〜13のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。
【請求項15】
前記コネクタ(6)は、前記ピボット継手(61)の回転を選択的に停止するようになっている締結ネジ(60)を備えている請求項1〜14のいずれか1項に記載の器具類の組合せ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寛骨臼補綴を内移植するための手術器具類の組合せに関する。本発明は、整形外科分野で利用され、たとえば、全関節補綴または股関節再形成術における寛骨臼再形成外科手術に、特に、有効に利用される。
【背景技術】
【0002】
骨関節炎に罹患している患者に対して、内部補綴を利用して、患者の痛みを除去し、かつ、股関節の機能を回復させる技術は、前世紀の前半から発展し、今や、医療技術として確立されてきている。
【0003】
患者の寛骨臼および大腿骨頭の治療は、病理学によって解決されるが、多くの場合、股関節の全関節補綴、いわゆる、THR−全股関節置換(total hip replacement)−が行われている。この手術は、患者の骨盤へ寛骨臼補綴を内移植するものであり、先ず、大腿骨骨頭を切除し、次いで、前記補綴に適合する球状関節を備えた補綴ステムと置換するものである。
【0004】
現在までに、関節の機能回復に数々の優れた臨床効果をあげてきた。然しながら、股関節再形成手術は、幾つかの改良すべき欠点がある。特に、人工球状関節の直径は小さいので、しばしば、人工関節がずれることがある。さらに、同じ理由で、専門的知識が無い者が製造した精度が悪い義肢の場合、下肢長が不同になる。また、股関節補綴を使用している患者は、スポーツ或はその他ストレスがかかる活動をし難くなる。そのため、股関節補綴は、特に若い患者には不向きである。
【0005】
近年、前述した欠点を改良するために、従来の股関節補綴の代替として、股関節再生手術が開発された。
【0006】
股関節再生手術は、骨盤の関節の表面と大腿骨骨頭を、適当な厚さの金属製キャップで覆って、患者の大腿骨骨頭と大腿骨頸の両方を保護するものである。この手術は、関節の直径を正常に近い直径に維持するので、関節のずれや下肢長の不同等のリスクを軽減することができる。さらに、患者に使用する各種部品の摩耗が少ないので、補綴の平均的寿命が延びるという利点がある。
【0007】
上述した二つの手術は、通常、寛骨臼の表面の処理、及び寛骨臼義肢を寛骨臼へ内移植する必要がある。
【0008】
手術前準備として、骨を清潔にして、柔らかな細胞と軟骨を除去する必要がある。この理由は、柔らかな細胞と軟骨は、寛骨臼の周辺にあって骨目印となる、例えば、寛骨臼窩を視認し難くするからである。次いで、空洞に特別な器具を挿入して、いわゆる臼蓋穿孔を行う。臼蓋穿孔は、空洞の内表面を滑らかにして、寛骨臼義肢を受け容れ易くする。
【0009】
その他の器具としては、インパクタがある。インパクタを使用して、寛骨臼義肢を位置決めし、固定する。
【0010】
インパクタは、ステムを備えている。ステムの端部には、置換コタイルが固定されている。インパクタは、義肢を骨空洞に装入し、ステムを取り外すまで、義肢を機械的に固定する。
【0011】
上述した手術における、術前準備、対応する骨盤空洞への寛骨臼義肢の位置決め及び固定は、関節鏡視下手術であり、非常に難しく、微妙な作業である。上述した手術で決定される寛骨臼義肢の位置及び向きは、インプラント手術が長期間成功するか否かを左右する重要な因子である。正確に位置決めすると、義肢への負荷が最適に分散され、理想的な安定性が得られる。他方、位置決めが不正確な場合、インプラントは急速に劣化し、生物学的合併症を引き起こす。
【0012】
さらに、手術を施すべき骨の部位に接触することが難しいという理由、及び骨の手術部位を視認することが難しいという理由により、前述した手術は複雑である。特に、股関節補綴手術の場合は、大腿骨頸部を除去すると、寛骨臼へ至る手術路が、若干、視認し易くなるという利点がある。然しながら、骨関節形成手術の場合は、外科医は、前記の相対的な利点を必ずしも享受できるとは限らない。
【0013】
現在、他の分野の成形外科手術では、迅速型原型システムが使用されている。然しながら、前記迅速型原型システムで使用されている特別なガイドを使用しても、寛骨臼手術へ移行するのは容易ではない。事実、面積が広い骨領域を、機械的ガイド上に露出させて、安定した位置決めを行っても、その効果は、寛骨臼空洞の周辺部には、およばない。
【0014】
特許文献1は、外科医が使用して、寛骨臼に手術を施すことができる器具を開示している。この器具は;
−寛骨臼に一時的に配置される位置決め手段と、
−前記位置決め手段に対して、既定の位置に配設され、ガイドとして機能し、前記既定の位置で、寛骨臼の表面処理(寛骨臼穿孔器)及び補綴の位置決め、並びに固定器具(インパクタ)として機能するガイド手段と、
−前記位置決め手段が除去されたとき、前記ガイド手段を、前記位置に維持する支持手段とを備えている。
【0015】
前記特許文献1に記載されている器具は、ある面では満足すべき点があるが、非常に複雑で、使用し難いという欠点がある。また、前記特許文献1に記載された器具は、相当に大きく、そのために、外科手術をする際の障害になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】国際公開WO2011/117644
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明が解決しようとする技術的課題は、寛骨臼空洞を処理する器具を正確に位置決めし、寛骨臼補綴を位置決めし、かつ、従来技術の器具に比べて、コンパクトで簡単に使用できる器具を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明が解決しようとする前記技術的課題は、患者の寛骨臼空洞に手術を施すように設計された少なくとも1個の器具と、前記器具に接合されていて、寛骨臼空洞に対する前記器具の正確な向きを同定する基準光学信号に照準を合わせるための光学調節信号を発信するようになっている少なくとも1個のエミッタを備えている、寛骨臼補綴を内移植するための器具によって解決される。
【0019】
本発明の好ましい態様では、前記エミッタは光学コリメータを具備している。光学コリメータとしては、例えば、レーザープロジェクタがある。レーザープロジェクタは、光学参照信号、たとえば、レーザービームを発信するような構成になっている。光学調節信号は、たとえば、第2レーザービームを含んでいる基準光学信号と照準を合わせることにより、ターゲットの表面に照射された2個の信号のスポットの視準を合わせるようになっている。
【0020】
さらに、本発明においては、他の従来技術を使用して参照信号を発信し、基準信号と同調させることは排除されない。かかる調節信号及び基準信号としては、例えば、超音波が代表的である。超音波は、ターゲットの表面に対する反射時間を等価することにより、同調される。
【0021】
当業者は容易に理解しうることであるが、光学コリメータにより、光学調節信号と基準光学信号の照準を合わせると、寛骨臼補綴を内移植するのに使用する外科用器具の簡単なガイドになる。従って、当業界で周知の機械的ガイド構成体と代替しても、利点がある。コリメータの光ビームの照準を基準光学信号と一致させることにより、外科医は、操作ヘッドを寛骨臼空洞に装入する医療器具の回転自由度を制御することができる。
【0022】
本発明は、信号を発信し、かつ、同調させる技術ならば、如何なる他の技術であっても、必要な修正、変更を加えて、適用することができる。
【0023】
さらに、本発明は、寛骨臼空洞を処理するために使用され、その後、寛骨臼補綴を挿入し、固定する工程で使用される種々の器具に適用することができる。このような器具としては、たとえば、寛骨臼穿孔器及び/または内移植される寛骨臼補綴用インパクタがある。
【0024】
基準信号は、種々の方法で、発信され、維持することができる。
【0025】
光学コリメータを使用して、光学調節信号を発信する場合は、基準光学信号を、例えば、患者の骨の手術部位の画像を使用するソフトウェアで処理し、ターゲットの表面に投影することができる。
【0026】
然しながら、基準光学信号は、第2エミッタで得るのが好ましい。第2エミッタは、患者の骨構造に接続されていて、外科用手術器具及びその操作には関与していない。
【0027】
従って、寛骨臼補綴を内移植する器具は、患者の骨部位に固定されるようになっている寛骨臼補助ガイドを備えている。当該寛骨臼補助ガイドは、寛骨臼空洞から離れていて、前記基準光学信号を発信するようにいっている第2エミッタと接続されている。骨部位は、寛骨臼空洞を有する同じ寛骨上に選択するのが好ましい。
【0028】
光学調節信号を発生させるのに使用される光学コリメータの好ましい使用例としては、光学コリメータ(例えば、レーザープロジェクタ)を同じように使用して、基準光学信号を発生させることである。
【0029】
上述した方法は、患者の股関節に基準を設けるという利点がある。従って、骨がどのように動いても、基準の正確な較正を損なうことはない。
【0030】
本発明による手術用器具の組合せは、寛骨臼較正ガイドを具備している。当該寛骨臼較正ガイドは、患者の寛骨臼空洞と、好ましい向きで、一時的に接続されている。また、当該寛骨臼較正ガイドは、光学較正信号を発信するようになっているエミッタと接続するようになっている。較正用信号は、寛骨臼ガイド自体の向きを認識するものである。前記基準信号は、前記光学較正信号と照準を合わすことができる。
【0031】
ここで、再度論究するが、光学調節信号及び基準光学信号を発生させるために使用される光学コリメータの好ましい使用例としては、光学コリメータ(例えば、レーザープロジェクタ)を同じように使用して、光学較正信号を発生させることである。
【0032】
寛骨臼較正ガイドは、特に、物理的構造に特徴があり、ロッド型が好ましく、一時的に寛骨臼空洞に挿入される。ロッド型寛骨臼較正ガイドが、好ましい向きで、寛骨臼空洞に達すると、ロッド型寛骨臼較正ガイドに接続しているエミッタから発信された信号が、第2エミッタから発信された基準光学信号を較正する。よって、寛骨臼較正ガイドを除去した後、寛骨臼から離れた骨の一部に内移植され残っている基準ガイドにより、ロッド型寛骨臼較正ガイドが予め想定した向きを正確に再現することができる。
【0033】
寛骨臼較正ガイドは、特に、患者の寛骨臼空洞と正確に一致する位置決めベースを備えている。
【0034】
この位置決めベースは、たとえば、従来の外科手術で使用していた骨の断層撮影による画像に基づいて製造される。
【0035】
寛骨臼ベースは、手術前の三次元画像のソフトウェアに基づいて、即座に、意図した特定の向きを複製することができる。
【0036】
前記位置決めベースは、特に、前記寛骨臼空洞の内表面に接触させるようになっている支持脚と、前記寛骨臼空洞の周囲の複数の点と接続するようになっている複数個の位置決めアームを備えることができる。
【0037】
中心位置決めアームは、例えば、寛骨臼空洞、低位寛骨臼リップと接触する低位の位置決めアーム、及び寛骨臼空洞の上位寛骨臼リップと接触する上位の位置決めアームに挿入することができるようになっている。
【0038】
本発明の好ましい態様において、特に、光学コリメータを具備するエミッタは、種々の器具(寛骨臼穿孔器、インパクタ)及び寛骨臼較正ガイドと接続することができる。寛骨臼基準ガイドと接続されている第2エミッタは、第1エミッタと同じタイプのものでもよく、第1エミッタと交換してもよい。
【0039】
前記エミッタは、好ましくは、コネクタに搭載されている。前記コネクタは、種々の器具と一体になっているアダプタとスナップで締結できるような構造になっていて、さらに、エミッタは、寛骨臼較正ガイドと一体のアダプタに搭載されている。従って、後続工程、即ち、較正、穿孔及び寛骨臼補綴を内移植する工程で、同じエミッタを使用することができる。この際、前記コネクタに対してエミッタをセットし直す必要はない。
【0040】
さらに、同じコネクタを、寛骨臼基準ガイドと一体になっているアダプタにスナップで締結できる。この場合、それぞれのコネクタに接続されている2個のエミッタは、相互に交換可能である。これについては、前述した。
【0041】
従って、エミッタは、本発明の器具の種々の構成部品と一体になっている特定のアダプタと接合することができる。特に、エミッタは、基準光学信号の較正を迅速化するために、コネクタとピボット結合しているのが好ましい。
【0042】
さらに、エミッタは、好ましい較正が終了したら、ピボット結合の回転を選択的にブロックする止めネジを備えていてもよい。
【0043】
本発明の更なる特徴及び利点は、添付した図面を参照して、以下に説明する好ましい態様の実施例から明らかになると思う。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】本発明による手術用器具の組合せにおける第1の器具と、この第1の器具に接続されているコネクタの斜視図で、前記第1の器具が、一つの使用配置例として、患者の骨部位に係合されている状態を示している。
図2】コネクタを除く、図1の第1の器具の詳細を示す斜視図。
図3図1の第1の器具を、コネクタと接続された光学コリメータと一緒に示す斜視図。
図4図1の第1の器具に属するアダプタを示す斜視図。
図5】第2の器具と前記第2の器具とコネクタで接続されている光学コリメータを示す斜視図で、両者共、本発明による手術用器具の組合せに包含されており、前記第2の器具は、一つの使用配置例として、患者の骨部位に係合されている状態を示している。
図6】コネクタを除く、図5の第1の器具を示す斜視図。
図7図5の第2の器具に属するアダプタを示す斜視図。
図8】本発明による手術用器具類の組合せに包含される寛骨臼較正ガイドを示す斜視図で、一つの使用配置例として、前記寛骨臼較正ガイドは、患者の骨部位に係合されている状態を示している。
図9図8の寛骨臼較正ガイドに属している位置決めベースを示す斜視図で、一つの使用配置例として、前記位置決めベース、患者の骨部位に係合されている状態を示している。
図10】患者の骨部位から離した図9の位置決めベースを示す斜視図。
図11図10の位置決めベースを異なる角度から視た斜視図。
図12図8の寛骨臼較正ガイドに属しているステムの斜視図。
図13】光学コリメータにコネクタで接続されている。図8の寛骨臼較正ガイドの詳細を示す斜視図。
図14】本発明による手術用器具の組合せに包含されるコネクタと、寛骨臼基準ガイドの詳細を示す斜視図。
図15】本発明による手術用器具の組合せに包含される大腿骨ガイドを示す斜視図。
図16】本発明による手術用器具の組合せを使用して実施した外科手術の第1工程を示す斜視図。
図17】本発明による手術用器具の組合せを使用して実施した外科手術の第2工程を示す斜視図。
図18】本発明による手術用器具の組合せを使用して実施した外科手術の第3工程を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明による手術器具の組合せは、概略、添付図1〜3にそれぞれ個別に記載した寛骨臼穿孔器1;添付図5〜6にそれぞれ個別に記載したインパクタ2;及び添付図8〜13にそれぞれ個別に記載した寛骨臼較正ガイド5を備えている。
【0046】
さらに、本発明による手術器具の組合せは、添付図16〜18の全図に図示された寛骨基準ガイド4、及び少なくとも2個のエミッタを備えている。当該2個のエミッタは、お互いに同じで、コネクタ6と接続可能で、特に光学コリメータが代表的である。さらに、本発明による手術器具の組合せは、添付図15で示した大腿骨ガイド7を備えている。
【0047】
大腿骨ガイド7を例外として、上述した構成部品は、下記に記載する手順に従って、順番に使用して、それ自体周知の寛骨臼補綴100を患者の股関節102の寛骨臼穿洞101に内移植する。他方、大腿骨ガイド7を使用して、切除及び穿孔手術を行い、寛骨臼補綴100と協同する補綴大腿骨を内移植する。
【0048】
好ましい態様では、寛骨臼穿孔器1は、ステム11を具備している。ステム11は、スプリット型で、穿孔器を取り付けるためのヘッド12を備える一方の端部に形成されている。さらに、対向する端部の側面には、チャナ(Chana)型の横向きハンドル13が設けられている。
【0049】
横向きハンドル13を取り付ける位置において、アダプタ10をステムに嵌合する。アダプタ10は、光学コリメータ3のコネクタ6の一つを収容するような構造になっている。
【0050】
図4に示すアダプタ10は、丁番連結された2個の半円形部分14a、14bで構成されたカラー型継手を備えている。前記2個の半円形部分14a、14bは、寛骨臼穿孔器のステム11の直線部分を取り囲んで、肩部17の直下と接するようになっている。カラー型継手は、締結螺子15により、確実に締結されている。締結螺子15は、2個の半円形部分14a、14bの横向きフランジ16を貫通している。
【0051】
取り付けカラーに不可欠の部品として、アダプタ10のくさび型部分18がある。くさび型部分18は、雌型継手19を支持している。雌型継手19は、コネクタ6の対応する雄型継手62をスナップ嵌合するようになっている。
【0052】
好ましい態様において、インパクタ2はステム21を具備している。ステム21は、スプリット型で、ヘッド22を備える一方の端部に形成されている。ヘッド22は、寛骨臼補綴100を担持するのに適している。ステム21の対向する端部には、縦型ハンドル23が設けられている。
【0053】
ステム21は、傾斜した遠位部を有している。この傾斜した遠位部は、縦方向ハンドル23と接続し、さらにハンドル23に平行な長手方向部に接続し、最後に、ハンドル23と一直線になっているヘッド22で終端する近接傾斜部分に繋がっている。
【0054】
遠位傾斜部23と心合わせすると、アダプタ20がステム21の周りに適合する。アダプタ20は、光学コリメータ3のコネクタ6の1個を受け入れる構造になっている。
【0055】
図7に示すアダプタ20は、それぞれ同じ本体28に接合された2個の弾性壁体24a、24bから構成された分岐コネクタを備えている。2個の弾性壁体24a、24bは、インパクタ2の遠位傾斜部23を把持して、ショルダ27の下方と接触するようになっている。前記分岐コネクタは、2個の弾性壁体24a、24bに形成された2個の端部フランジ26を貫通する連結ネジ25により、確実に締結される。
【0056】
弾性壁体24a、24bとは反対側において、本体28は、雌型継手29を有している。雌型継手29は、コネクタ6の対応する雄型継手62とスナップ嵌合するようになっている。
【0057】
寛骨臼基準ガイド4は、寛骨102に内移植される支持フレームの形状をしていて、光学コリメータ3の一つを支持するようになっている。寛骨臼基準ガイド4は、直線状ステム41を備えている。直線状ステム41は、患者の骨に直接内移植され、一方の端部にアダプタ40を具備している。アダプタ40は、光学コリメータ3のコネクタ6の一つを受け容れるようになっている。
【0058】
図14に、コネクタ6と一緒に示したアダプタ40は、雌型継手49を具備している。雌型継手49は、コネクタ6の対応する雄型継手62とスナップ嵌合するようになっている。また、アダプタ40は、着脱ボタン48を備えていて、雄型継手62を外すことができるようになっている。
【0059】
寛骨臼較正ガイド5は、所望の向きに応じて、患者の寛骨臼空洞101に一時的に結合される支持フレームからなり、光学コリメータ3の一つを支持するようになっている。
【0060】
寛骨臼較正ガイド5は、L字形ステム56と、L字形ステム56の近位端部に搭載された位置決めベース51と、アダプタ50を備えている。アダプタ50は、光学コリメータ3のコネクタ6の一つを受け容れるようになっていて、ステム56の遠位端部に搭載されている。
【0061】
位置決めベース51は、患者の寛骨臼空洞101に正確に一致する構造になっている。この目的を達成するために、位置決めベース51は、従来の外科手術で利用していた断層撮影画像に基づいて設計することが好ましい。
【0062】
位置決めベース51は、支持脚52を具備している。支持脚52は、寛骨臼空洞101の内表面と衝接するようになっている。
【0063】
前記支持脚52に対する遠位位置において、寛骨臼空洞101の縁部で、三つの位置決めアームが枝分かれしている。即ち、上方寛骨臼リップに衝接するようになっている上方位置決めアーム53と、寛骨臼窩104に挿入されるようになっている中央位置決めアーム54と、下方寛骨臼リップに衝接するようになっている下方位置決めアーム55である。
【0064】
上方位置決めアーム53と下方位置決めアーム55は共通面関係にあり、相互に対する角度は、50〜200度の範囲である。中央位置決めアーム54は、他の二つのアーム53,55の面に対して僅かに近位にある面に位置し、二つのアーム53と55の間で、中間の角位置にある。
【0065】
さらに、上方位置決めアーム53と下方位置決めアーム55は、T字形の自由端部を有している。他方、中央位置決めアーム54は、拡張端部を有していない。T字形端部の拡張面は、寛骨臼リップの輪郭に対応している。下方位置決めアーム55の端部は、対応する上方位置決めアーム53の端部より、大きく拡張されている。
【0066】
位置決めベース51の上方には、貫通孔57が形成されている。貫通孔57は、支持脚52を貫通して、患者の骨に暫定的に固定されるピンが挿入されるようになっている。
【0067】
さらに、位置決めベース51の上方には、支持脚52の拡張部に対して45度の角度で挿入ソケット58が形成されている。図12に詳しく示すL字形ステム56の近位端部は、挿入ソケット58にスナップ嵌合されるようになっている。
【0068】
L字形ステム56の曲率は、ステムの近位部が、実質的に、支持脚52と一直線になるように設定される。
【0069】
L字形ステム56の遠位端に搭載されるアダプタ50は、雌型継手59を具備している。雌型継手59は、コネクタ6の対応する雄型継手62とスナップ嵌合するようになっている。
【0070】
図14に詳細に示すコネクタ6は、雄型継手62を具備している。雄型継手62は、前述したアダプタ10、20、40、50に形成されている雌型継手19、29、49、59のいずれともスナップ嵌合するようになっている。雄型継手62と、雌型継手19、29、49、59は偏心構造になっていて、スナップ嵌合する部品の相対回転を措止するようになっている。
【0071】
手術器具と継手の構造は、雌型継手19、29、59が、それぞれ、寛骨臼穿孔器1と接合するようになっている。インパクタ20と寛骨臼較正ガイド5は、手術をする際、寛骨臼空洞101に対して同じ位置にあり、おなじ方向を向いている。
【0072】
コネクタ6は、本体63を備えている。本体63は、その一方の端部に雄型継手62を、対向する端部にピボット継手61を具備している。
【0073】
ピボット継手61は、本体63のU字形シート(受け座)内に揺動するように収容されたボールを備えている。この揺動ボールは、締結ノブ300及び光学コリメータ3と、螺子によって接合されている。尚、当該態様では、光学コリメータ3は、長い形状のレーザープロジェクタである。
【0074】
ピボット継手61により、レーザープロジェクタを支持しているコネクタ6の本体63に対するレーザープロジェクタの向きを修正することが可能となる。
【0075】
コネクタ6の本体63を貫通する締結螺子60により、前述したピボット継手61を、所望の位置で締結して、本体63に対するレーザープロジェクタの位置を固定することができる。
【0076】
本発明による手術器具類の組合せの一部となる大腿骨ガイド7には、孔71aと71bが設けられている。孔71aは、手動支持ピンで接合するための孔で、孔71bは、一時固定ピンを挿入するための孔である。表面72aは、切断面を表わしている。当該切断面は、外科医が、大腿骨103を切除する器具を乗せておくためのものである。前記表面72aの上にはブロック72bがある。ブロック72bは、切断範囲を制限して、大腿骨頸部の下方にある大転子を保護する。
【0077】
添付の図面16〜18には、本発明により、寛骨臼補綴を内移植する手術方法が記載されている。第1ステップでは、伝統的な切開手術と骨部位の予備清浄に続いて、寛骨臼較正ガイド5の位置決めを行う。
【0078】
前述したように、寛骨臼較正ガイド5は、正確な位置で、患者の寛骨臼空洞101と接合され、次の段階で同じ骨部位に使用される器具の好ましい向きが確定される。
【0079】
このステップでは、光学コリメータ3を、コネクタ6により、寛骨臼較正ガイド5に固定しなければならない。光学コリメータ3は、光学較正信号32を発信して、スクリーン又は他のターゲットスクリーン33に点状スポットを投影する。
【0080】
図16に示すように、ターゲットスクリーン33は、2個の光学信号の正確な一致度を評価する共心タ−ゲットにより構成されている。
【0081】
このステップでは、寛骨臼空洞101から離隔した位置で、前述した寛骨臼基準ガイド4が患者の大腿骨102の一部に移植される。光学コリ−タ3は、ガイドと接合されていなければならない。光学コリメータ3は、基準光学信号31を投影する。基準光学信号31は、前述したターゲットスクリーン33に点状スポットを画定する。
【0082】
次いで、基準光学信号31を較正するステップを説明する。基準光学信号31を較正するために、ターゲットスクリーンに画定された点状スポットを、図16に示す光学較正信号32で画定された点状スポットで視準する。較正は、寛骨臼基準ガイド4と接合されているコネクタ6のピボット継手61に作用することによって行われる。
【0083】
基準光学信号31の較正が完了した直後に、寛骨臼較正ガイド5を抜き出して、寛骨臼空洞101から解除する。
【0084】
次いで、寛骨臼穿孔器1で、寛骨臼空洞101に穿孔する。予め寛骨臼較正ガイド5に嵌合されていた光学コリメ−タ3が、寛骨臼穿孔器1に接合される。光学コリメ−タ3から投影された光学信号は、手術周辺器具の向きを調節する機能を有している。これが、光学調節信号30と呼称される理由である。
【0085】
このステップで、外科医は、基準光学信号31を使用して、手術周辺器具1を、好ましい方向、即ち、最初に寛骨臼較正ガイド5で想定した方向に向けることができる。このためには、図17に示すように、光学調節信号30のスポットを、基準光学信号31のスポットで視準すれば十分である。
【0086】
実際に、寛骨臼較正ガイド5と寛骨臼穿孔器1との間の形態学的同一性により、照準を合わせる際、光学調節信号30を、基準光学信号31であらかじめ視準した光学較正信号32と同じ点に一致させることができる。
【0087】
寛骨臼補綴100を適用する後続ステップにおいては、前述したインパクタ2を使用する。インパクタ2は、寛骨臼較正ガイド5及び寛骨臼穿孔器1と組み合わせて、予め使用した光学コリメータ3に嵌合されている。
【0088】
この場合も、図18に示すように、外科医は、基準光学信号31が発生した点状スポットを、光学較正信号32によるスポットで視準することにより、器具2を、設定した想定上の基準と簡単に一致させることができる。
【0089】
本発明による手術用器具の組合せの主要な利点は、その簡単な構造にある。
【0090】
本発明により、外科手術において、手術用周辺器具の体内への挿入が、最小限度でよいという利点も重要である。
【0091】
本発明の更なる利点は、外科医が、寛骨臼表面の下準備手術をしている間、幅広い行動の自由が許されることにある。外科医は、熟度と周辺状況の認知度に応じて、予備的な手術を自由に行い、次いで、最終仕上げ手術のときにだけ手術用周辺器具が発生するレーザービームに案内され、手術の成功を目指し、手術を施すべき正確な部位に近づくように段階的に行動を修正することができる。
【0092】
特定の不確定要素に対応させるために、当業者は、特許請求の範囲内で、前述した本発明の手術用器具の組合せに、多くの修飾、変形を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0093】
本発明によると、全関節補綴または股関節再形成術における寛骨臼再形成外科手術において、寛骨臼補綴を寛骨臼空洞に挿入するのに使用する手術用器具類の位置と向きを、例えばレーザープロジェクタ等光学コリメータ又は超音波を利用して、正確に認識し、かつ、微調整することができるので、手術器具類の体内への挿入が最小限度であるという利点があり、外科医にとっては、正確かつ効率よく手術ができるという利点があり、他方患者にとっては、寛骨臼空洞内での人工関節のずれや下肢長の不同等のリスクが軽減されるので、整形外科の分野で貢献することができる。
【符号の説明】
【0094】
1 寛骨臼穿孔器
2 インパクタ
3 光学コリメータ
4 寛骨臼基準ガイド
5 寛骨臼較正ガイド
6 コネクタ
7 大腿骨ガイド
10 アダプタ
11 ステム
12 ヘッド
13 横向きハンドル
14a 半円形部分
14b 半円形部分
15 締結螺子
16 横向きフランジ
17 肩部
18 くさび型部分
19 雌型継手
20 アダプタ
21 ステム
22 ヘッド
23 縦型ハンドル
24a 弾性壁体
24b 弾性壁体
25 連結ネジ
26 端部フランジ
27 ショルダ
28 本体
29 雌型継手
30 光学調節信号
31 基準光学信号
32 光学較正信号
33 ターゲットスクリーン
40 アダプタ
41 直線状ステム
48 着脱ボタン
49 雌型継手
50 アダプタ
51 位置決めベース
52 支持脚
53 上方位置決めアーム
54 中央位置決めアーム
55 下方位置決めアーム
56 L字型ステム
57 貫通孔
58 挿入ソケット
59 雌型継手
60 締結螺子
61 ピボット継手
62 雄型継手
63 コネクタの本体
67 アダプタ
71a 孔
71b 孔
72a 表面
72b ブロック
100 寛骨臼補綴
101 寛骨臼空洞
102 股関節
103 大腿骨
104 寛骨臼窩
300 締結ノブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18