特許第6243359号(P6243359)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6243359
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】喫煙品用フィルター
(51)【国際特許分類】
   A24D 3/04 20060101AFI20171127BHJP
【FI】
   A24D3/04
【請求項の数】13
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-558105(P2014-558105)
(86)(22)【出願日】2013年2月21日
(65)【公表番号】特表2015-507935(P2015-507935A)
(43)【公表日】2015年3月16日
(86)【国際出願番号】EP2013053489
(87)【国際公開番号】WO2013124377
(87)【国際公開日】20130829
【審査請求日】2016年2月4日
(31)【優先権主張番号】12156374.6
(32)【優先日】2012年2月21日
(33)【優先権主張国】EP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516004949
【氏名又は名称】ジェイティー インターナショナル エス.エイ.
(74)【代理人】
【識別番号】100137589
【弁理士】
【氏名又は名称】右田 俊介
(72)【発明者】
【氏名】ミクロクリン,デイビッド
【審査官】 宮崎 賢司
(56)【参考文献】
【文献】 特表2014−517689(JP,A)
【文献】 特表2014−534818(JP,A)
【文献】 特表2013−505729(JP,A)
【文献】 特表2012−507269(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/156704(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/068081(WO,A1)
【文献】 国際公開第2010/052100(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/038430(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0024302(US,A1)
【文献】 国際公開第2011/152316(WO,A1)
【文献】 米国特許第04718438(US,A)
【文献】 米国特許第04306576(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24D 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
喫煙品用フィルターであって、当該フィルターは、フィルター材と、使用者により作動する、液体を放出することにより前記フィルターを通過する煙を変化させる部材と、を含み、かつ、使用者により作動する前記部材が前記液体を放出することと連動して、使用者により作動する前記部材が作動したことを表示する表示部を備え、
使用者により作動する前記部材によって放出された前記液体が前記表示部を通して前記フィルターから流出するのを防止する液体保持手段が施されており、前記表示部は糸であることを特徴とする、フィルター。
【請求項2】
使用者により作動する前記部材は、風味を放出させる手段であることを特徴とする請求項1記載のフィルター。
【請求項3】
使用者により作動する前記部材は、カプセル又は糸の形状であることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項4】
前記表示部が少なくとも一方向に向けて、その他のフィルター材よりも速く、あるいはより奥に、使用者により作動する前記部材によって放出された前記液体を流動させることが可能であることを特徴とする請求項1記載のフィルター。
【請求項5】
使用者が使用者により作動する前記部材を作動させる際、作動される表示材が、事前に前記表示部内に浸透されていることを特徴とする請求項1又は4のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項6】
使用者により作動する前記部材からの前記液体で、前記糸を湿潤させて前記表示部を作動させることを特徴とする請求項4乃至5のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項7】
使用者が前記フィルターの側面に圧力を加えるか、あるいは前記フィルターに外周方向へねじる力を加えることにより、使用者により作動する前記部材が作動するよう配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項8】
少なくとも前記フィルターの外周の一部の周囲に前記表示部が配置されていることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項9】
使用者が使用中に自身の口を当てる位置近傍の前記フィルターの隣接部に前記表示部が配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のフィルター。
【請求項10】
請求項1乃至のいずれか一項において、使用者により作動する前記部材が、前記フィルター材の内部で、前記表示部の一部を形成する素材によって囲まれていることを特徴とするフィルター。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか一項において、前記表示部が、使用者により作動される前記部材の作動度を表示するように設計されていることを特徴とするフィルター。
【請求項12】
請求項1乃至11のいずれか一項において、前記フィルター材を取り巻くプラグ包装を更に備え、前記表示部が前記プラグ包装の上または内部に形成されていることを特徴とするフィルター。
【請求項13】
請求項1乃至12のいずれか一項に記載のフィルターを備える喫煙品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙品用のフィルターに関する。特に本発明は、使用者の吸入前の煙が通過する喫煙品用フィルターに関する。喫煙品用フィルターは、もちろん、周知のものである。
【背景技術】
【0002】
又、使用者により作動する部材を一個またはそれ以上有するフィルター付き喫煙品を提供することは、比較的周知のものである。
【発明の概要】
【0003】
使用者により作動する部材の目的は、使用者が、喫煙中に煙を変性させたいときに当該部材の作動を可能にすることである。例えば、当該部材は、喫煙品の使用中に使用者によって押し潰されると煙に風味を添加するカプセルであることもある。
【0004】
かかる喫煙品が使用者の間で人気が高まる中、煙に対する所期の効果を提供できるまで当該部材を十分に作動させたか否かを、使用者が認識することは困難であるということが問題点となる場合がある。
【0005】
本発明に従えば、喫煙品用のフィルターが提供され、当該フィルターは、フィルター材と、使用者により作動(activation:賦活)する、フィルターを通過する煙を変化させる部材から成り、当該フィルターは更に、使用者が、使用者により作動する部材(ユーザ賦活部)を作動させる際に、使用者により作動する部材と連動して、使用者により作動する部材が作動したことを表示する表示部を備える。
【0006】
本発明における「連動」とは、使用者により作動する部材を有する吸い口要素の表示部および/またはその内容物との間の、物理的および/または化学的相互作用という意味であると理解される必要がある。好ましくは、使用者により作動する部材を有する吸い口要素の表示部および/またはその内容物との間の連動は、少なくともこれら二つの構成要素間における流体の流動から成る。その他の実施例においては、吸い口要素の表示部と使用者により作動する部材および/またはその内容物が、これら二つの構成要素間における流体の流動、粒子および/または合成素材の相互作用、何らかの化学反応、あるいは構成要素の一つまたはそれ以上の特性に変化を誘発させる、構成要素間の何らかの物理的接触から成る場合が挙げられる。
【0007】
使用者により作動する部材は、風味を放出する手段であり、カプセルあるいは糸の形状をなしている場合がある。
【0008】
表示部は、糸の形状をなしている場合がある。表示部は、少なくとも一方向に沿って、より速く当該フィルター材の残りの部分のより奥へと、使用者により作動する部材によって放出された液体を流し込むことが可能である。更に表示部は、少なくとも一方向に沿って、より速く当該フィルター材の残り部分のより奥へと使用者により作動する部材によって放出される液体を事前に浸み込ませておくことが可能である。使用者により作動する部材からの液体で糸を湿潤させて表示部を作動させる。
【0009】
フィルターは、使用者がフィルターの側面に圧力を加えるか、あるいはフィルターに外周方向へねじる力を加えることにより、使用者により作動する部材が作動するよう配置されている。
【0010】
表示部は、少なくともフィルターの外周の一部の周囲に配置されている場合がある。又、表示部は、使用者が使用中に自身の口を当てる位置に近いフィルターの隣接部に配置されている場合がある。
【0011】
幾つかの実施例においては、当該フィルターには、液体が糸又は表示部を通してフィルターから流出するのを防止する、液体保持手段が施されている場合がある。
【0012】
また幾つかの実施例においては、使用者により作動する部材が、フィルター部に挿入される前に、表示部の一部を形成する素材によって囲まれている場合がある。
【0013】
表示部は、使用者により作動する部材の作動度合いを表示するように配置されている。
【0014】
幾つかの実施例では、フィルターはフィルター材を取り巻くプラグ包装を備え、表示部がプラグ包装材の上または内部に形成されている場合がある。
【0015】
本発明のフィルターによって、煙を変化させる使用者により作動する部材の作動が確実に実行されたことを使用者に明確に表示することが可能となる。これは、いつフィルターが作動されたのかを使用者が確認するのに役立ち、又使用者により作動する煙を変化させる部材がいつ使用されたのかを表示し、使用者がその部材を再度作動させないようにすることができる。
【0016】
本発明によれば、上記のように本発明に記載されたフィルター内で使用される表示部が提供され、使用者により作動する部材が使用の為に作動したことを表示するよう配置されている。
【0017】
本発明によれば、上記のようなフィルター又は表示部から成る喫煙品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の実施例を、以下に示す添付図面を参照して説明する。
【0019】
図1図1A及びBは、本発明記載のフィルターを使用した喫煙品の側面断面図である。
図2図2は、図1の喫煙品における表示部の位置を示した一連の端面図である。
図3図3は、本発明記載の表示部配置のその他の例を示した図である。
図4図4A及び図4Bは、本発明記載の表示部配置のその他の例を示した図である。
図5図5A及び5Bは、表示部が遠位端まで延長するのを防止している本発明の実施例を示した図である。
図6図6は、本発明記載のフィルターで、液体の移動方向設定部分を示した図である。
図7図7は、本発明記載のフィルター内部にカプセルが配列された状態を示した図である。
図8図8A及び8Bは、本発明記載のフィルターで、その他のフィルター対の配置例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1に参照されるように、一個の喫煙品1は、タバコ棒2とフィルター3から成る。喫煙品1を使用する際、タバコ棒2の遠位自由端2aに点火すると、フィルター3を通してこのタバコ棒2の遠位自由端2aから煙が吸引され、当該フィルター3の近位端3bへと向かい、この煙を使用者が吸い込む。
【0021】
通常タバコ棒2は、包装6に包まれており、この包装は通常紙製で、タバコ棒2を保持し、煙をフィルター3へ向かわせるために使用される。
【0022】
また通常、吸い口要素4も提供され、フィルター3を包み、タバコ棒2の包装6まで延延させることでこれらの部材を連結させている。吸い口要素4は、タバコ棒2の近位接続端2bとフィルター3の遠位接続端3aを、双方の隣接部同士で保持することで、喫煙品1の構造的な完全性を提供している。これにより、煙を喫煙品1の遠位端2aから近位端3bまでの適切な誘導が可能となっている。
【0023】
これらの実施例において、フィルター3は、使用者により作動する部材5を備え、例えば欧州特許第1906775号で開示されている種類のカプセル5という形状をなしている。別の実施例としては、使用者により作動する部材5は複数のカプセル、あるいは一個またはそれ以上の糸、例えば国際公開第2001/058319号で開示されている種類のフィルター材に内蔵された押し出し素材という形状をとることもできる。
【0024】
使用者により作動する部材5は、煙を変化させる部材又は物質、例えば、作動時に煙の風味を変える変性液といったものから成る場合がある。使用者により作動する部材5に対して一本またはそれ以上の糸が提供される場合、これらの糸は煙変性液又はその他の物質を含浸させている場合がある。しかしながらすべての可能性において共通していることは、使用者により作動する部材5の作動は、カプセルを変形させる、又は糸が煙変性物質を放出するといった圧縮、あるいは同様の効果を得るためにねじれを加えるといった操作によって行われるという点である。ねじれによって作動される場合、フィルター3は互いにねじれることが可能な二個の部材から構成される場合があり、このねじれにより使用者により作動する部材5に力が加えられて作動が誘発される。
【0025】
図1Aと1Bに図示されているように、本発明によればまた、使用者により作動する部材5が作動したことを使用者に表示する表示部7が提供される。表示部7は例えば、一本の糸(図1A)又は複数本の糸(図1B)とすることができる。
【0026】
図1Aの例の場合、表示部7は、一本の糸の形状をとっている。この糸には色又は色相変化剤あるいは染色剤が浸み込ませてあり、これらの部材は、理想的には、使用者により作動する部材5の起動によって放出される煙変性剤との接触によって起動する。別の使用例として、使用者により作動する部材5を起動させるのと同じ力を加えることによって起動させることもできる。糸は、フィルター3の近位端3bに向かって伸びることで使用者によって見えやすい位置に置かれており、使用者によって見えやすい配置になっている。印8は、使用者により作動する部材5及び表示部7の正確な位置を表示し、使用者によって見えやすいよう、フィルター3の外部に配置されている。
【0027】
図1Bの例の場合、複数本の糸が表示部7として提供されるが、この場合、糸はフィルター内で押し込まれるよう作成されており、使用者が通常口を当てるフィルター3の近位端3bの部分においてのみ外部に露出している。対称的な形状が表示されており、これは製造者の利便性に基づく設計であるが、本質的ではない。無論、押し出し材は図1Aに示されている通り、例えば点から成る模様を形成するために、複数本の単体糸によって置き換えることも可能である。
【0028】
これらの実施例は共に、糸が表示部7として表示されている。しかしながら、これらの糸は紙、不織布、中空繊維又は中空管から製作された部材によって取り換わることができる。この場合、特に表示部7を湿潤して使用する際、外見を変化させる方が好ましい場合がある。周囲のフィルター材と比較して表示部7がより速い毛細管反応を示し、表示部7が迅速に作動し、一早く使用者に明確な視覚的表示を提供することができる。
【0029】
図2は、本発明記載のフィルター3の複数の近位端の正面図を示しており、そのそれぞれが別の配置の表示部を図示している。図2Aでは、表示部7に関する4つの例を図示しており、それぞれがフィルター3の近位端3bまで延長されている別個の糸を利用したものとなっている。これらは単一の中空構造をした糸から複数の硬質糸まで多様である。
【0030】
図2Bは、形状表示部7の例を幾つか示しており、そのすべてが、製造の利便性のために一般的に対称形である。又、これらすべては以下に記述されるように、フィルター3の近位端3bまで延長されている場合もそうでない場合も可能である。
【0031】
図2Cは、表示部7が、フィルター3内において表示材の平面が形成される場合の3つの例を図示している。この場合もまた、これらの平面に凹部が形成される場合もそうでない場合も可能である。
【0032】
最後に、図2Dは、形状の異なる環状の表示部7の様々な形状例を示したものであり、これらは外部表示部を囲むフィルター材であり、一般的にも対称であるが、単純な円形、楕円形、あるいはより複雑な形状を有している場合がある。
【0033】
図3から5Bは、本発明記載のフィルター3を使用した例を示すものであり、液体保持手段はフィルター3内において提供され、使用者によって作動する部材によって放出された液体が表示部7を通してフィルター3から流出されるのを防止している場合を示している。
【0034】
図3は、本発明の別の実施例を示したものであり、ここで障壁層10が中央表示部7上に提供され、使用者により作動する部材5からのすべての煙変性剤を確実且つ可能な限り速やかにフィルター3の近位端3bへと向けられるよう設計されている。障壁層10としては、表示部7上のワックスコート、プラスティック製の鞘又はその他密閉材が可能である。
【0035】
図4Aは、環状構造の類似の形態を示している。外部障壁層用材10が吸い口部紙4の下方に提供され、液体が吸い口部紙4まで浸み出すこと、そしてこれに伴う損耗を防止している。別例として、吸い口部紙4自体は、液体が吸い口部紙外表面に浸み出し、使用者の指を湿潤させことを防止するための外部障壁層の役割を果たすことができる。吸い口部紙4は同様に、少なくとも部分的に半透明であることにより、フィルター3の近位端3bのみではなく、その側面の表示部7の視覚効果にも貢献することができる。
【0036】
図4Bは、フィルター3がプラグ包装11から構成され、更に表示部7がプラグ包装11内に配置されている場合の側面断面図を示している。図4Bでは、表示部7は、プラグ包装11内の一連の糸として示されているが、プラグ包装11自体は必要な表示機能を提供することが可能な部材として形成されていることが分かる。又、プラグ包装11は、表示材で形成された外部表面あるいは内部表面により、使用者により作動する部材5の作動後、使用者にその他の例の表示を提供することが可能である。本実施例では、吸い口部紙4はプラグ包装11側面の表示部7を視覚化するのに役立てることが可能である。
【0037】
図5A及び5Bは、表示部7がフィルター3の近位端3bで凹部を形成し、近位端3bに完全には到達しないようになっている形態を示している。但し、これは使用者に対しては明白であり、糸を通じて流動する液体がフィルター3から露出するのを防止している。図5Aでは、表示部7は近位端3bから凹部が形成され、図5Bではエンドシール12が液体の浸透を防止する部材、例えば、ワックス、末端を密閉するための融解した糸であって使用者が表示部7の糸において明暗差や色の変化を確認することが可能なもの、として提供されている。
【0038】
図6は、本発明記載のフィルター3の別の形態を示す。使用者により作動する部材5が「靴下」形状で糸13に入れられるカプセル14であり、液体が迅速に糸に引き入れられて表示が作動するように設計されている。図7は、一連のフィルター材として提供することも可能で、且つ本発明記載の個別のフィルターを形成するために薄切りにすることも可能なカプセル14の配列を示す。この「靴下」形状は、製造現場においてカプセル14をフィルター内に挿入する工程で、意図しない損傷を回避するのに役立つ可能性がある。
【0039】
図8A及び8Bは、別形態を示しており、ここでは圧縮可能バッグ15の形状をした、使用者により作動する部材5内に煙変性剤が保持され、一個またはそれ以上のプラグ又はバルブ16と共に取り付けられており、これらのプラグ又はバルブは、煙変性材をプラグ又はバルブ16を通して表示部7へと押し出すためにバッグを圧縮することによって作動し、このとき表示部7は、例えば一本またはそれ以上の糸から成っている。一般的な、周知のフィルター材から成る選択肢としてのフィルター部は、フィルター3が喫煙品1に組み込まれている場合、タバコの近傍に組み入れることができる。
【0040】
ある実施例では、使用者により作動する部材5の作動度合いを表示する表示部7を提供することが好ましい場合がある。例えば、使用者により作動する部材5は、作動が必要なだけでなく、内包する煙変性剤を放出するための継続的な圧力印加も必要であることが知られている。使用者は、使用者により印加する部材5から煙変性剤、例えば液体物質、を放出させるために、長期間にわたり圧力を印加し続けなければならないことがある。このような場合、表示部7は、使用者により作動する部材5から受け取る液体の量に応じてコントラスト又は色を変化させるよう設定され、作動度を表示させることが可能な場合がある。別の例として、複数の表示部7が使用される場合、使用者により作動する部材5の作動により影響を受ける表示部の個数は、使用者により作動する部材5の作動度によって異なるよう設計することが可能である。
【0041】
これらすべての実施例において、表示部7として機能する糸は、使用者が視覚的に認識可能な表面において何らかの煙変性剤を瞬時に表示するよう、迅速に流動させられるよう設定されている。これにより、作動の瞬時の表示を確実に行うことができる。
【0042】
本発明記載のフィルター形態により、使用者により作動する部材5であって、部材喫煙に異なる経験をもたらしつつも作動したことを使用者に単純且つ効果的に、煙変性剤に使用されている素材または物質に依存しない方法で表示できるものが付随したフィルター3を提供することが可能となる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8