特許第6243376号(P6243376)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6243376
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20171127BHJP
   F21V 9/16 20060101ALI20171127BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20171127BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20171127BHJP
【FI】
   F21S2/00 441
   F21V9/16 100
   G02F1/13357
   F21Y115:10
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-114536(P2015-114536)
(22)【出願日】2015年6月5日
(62)【分割の表示】特願2013-519566(P2013-519566)の分割
【原出願日】2011年6月20日
(65)【公開番号】特開2015-195215(P2015-195215A)
(43)【公開日】2015年11月5日
【審査請求日】2015年6月5日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0067987
(32)【優先日】2010年7月14日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513276101
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】リ キュ テ
(72)【発明者】
【氏名】ヨ イン ジェ
【審査官】 丸山 裕樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−324337(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0172122(US,A1)
【文献】 特開2006−114900(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/020541(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 8/00,9/16
G02F 1/13357
H01L 33/00,33/48−33/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射シートと、
前記反射シートの上に配置される導光板と、
前記導光板の上に配置される光学シートと、
前記光学シートの上に配置される液晶パネルと、
前記導光板の側面に配置される光源と、
前記光源と前記導光板の間に配置される光変換部材と、
前記光変換部材と前記導光板との間に配置される密着部材と
を含み、
前記光変換部材は、チューブと、前記チューブ内に配置されるホストと、前記ホスト内に分散する光変換粒子とを含み、
前記光変換粒子は、量子点(QD)を含み、
前記チューブは、一体形成され、
前記ホストは、前記チューブの内面に接触し、
前記ホストの少なくとも一面は、空気層と接触し、
前記チューブは、前記導光板の側面に沿って延長配置され、
前記密着部材の屈折率は、前記導光板の屈折率を基準に±0.1以内である、表示装置。
【請求項2】
前記チューブは、一端と他端を含み、
前記チューブの一端は、ホストを注入するための注入部を含み、
前記チューブの他端は、閉口部を含む、請求項に記載の表示装置。
【請求項3】
前記注入部に配置される封入部材をさらに含む、請求項に記載の表示装置。
【請求項4】
前記空気層は、前記封入部材と前記ホストの間に配置される、請求項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記チューブは、前記チューブの長い方向の中心軸に沿って前記一端から前記他端の方向に形成された第1方向を含み、
前記チューブの長い方向の中心軸に沿って前記一端と前記他端の中心に形成された中心点を含み、前記チューブの長い方向と垂直な仮想面を含み、
前記空気層と前記ホストの接触面をさらに含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第1方向に沿って前記接触面から前記仮想面までのホストの長さは、前記第1方向に沿って前記仮想面から前記他端までのホストの長さより短い、請求項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1方向に沿って前記接触面から前記仮想面までのホストの量は、前記第1方向に沿って前記仮想面から前記他端までのホストの量より少ない、請求項又はに記載の表示装置。
【請求項8】
前記接触面は、曲面を含む、請求項5〜7のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記空気層は、窒素を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記光源は、キャビティーが形成された胴体部と、前記キャビティ―に配置される発光ダイオードチップと充填材を含む、請求項2〜9のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項11】
前記チューブは、ガラスを含む、請求項2〜10のいずれか一項に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)は、化合物半導体の特性を用いて電気を紫外線、可視光線、赤外線などに転換させる半導体素子であって、主に家電製品、リモコン、大型電光板等に使われている。
【0003】
高輝度のLED光源は照明灯に使われており、エネルギー効率が非常に高く、寿命が長くて、入替え費用が少なく、振動や衝撃にも強く、水銀などの有毒物質の使用が不要であるので、エネルギー節約、環境保護、費用低減の次元で既存の白熱電球や蛍光灯を取り替えている。
【0004】
また、LEDは中大型LCD TV、モニターなどの光源としても非常に有利である。現在、LCD(Liquid Crystal Display)に主に使われている冷陰極蛍光灯(CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp)に比べて色純度に優れ、消費電力が少ないし、小型化が容易であるので、これを適用した試作品が量産されており、より活発な研究が進められている状態である。
【0005】
最近、青色LEDを使用し、蛍光体として赤色光及び緑色光を放出する量子ドット(QD)を用いて白色光を具現する技術が多数出現している。これは、量子ドットを用いて具現される白色光が高輝度と優れる色彩再現性を有するためである。
【0006】
それでも、これをLEDバックライトユニットに適用する場合、発生できる光損失を減らし、色均一性を改善するための研究の必要性は相変らず台頭する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、向上した輝度、及び輝度均一性及び高い色再現性を有する表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態に従う表示装置は、導光板、導光板の側面に配置される光源、光源及び導光板の間に介される光変換部材、導光板及び光変換部材に密着する第1密着部材、及び光源及び光変換部材に密着する第2密着部材を含む。
【0009】
一実施形態に従う表示装置は、導光板、導光板の側面に配置される光源、光源及び導光板の間に介される光変換部材、及び光源から出射されて光変換部材を透過する前の光または透過された後の光の経路を変更する散乱粒子を含む。
【0010】
一実施形態に従う表示装置は、第1光を出射する光源、光源から出射される第1光の一部を第2光及び第3光に変換させる光変換部材、第1光を散乱させる多数個の散乱粒子、及び第1光、第2光、及び第3光が入射される導光板を含む。
【発明の効果】
【0011】
実施形態に従う表示装置は、第1密着部材及び第2密着部材を使用して、光源、光変換部材、及び導光板の間に空気層を除去することができる。これによって、光源から出射される光は効率的に導光板に入射できる。
【0012】
したがって、実施形態に従う表示装置は、光の損失を減らし、向上した輝度を有することができる。
【0013】
実施形態に従う表示装置は、散乱粒子を使用して、各々の光の発散角を全体的に均一にすることができる。特に、第1光の発散角が第2光の発散角及び第3光の発散角より小さいことがある。
【0014】
この際、散乱粒子は第1光の発散角を増加させて、第1光の発散角、第2光の発散角、及び第3光の発散角が全体的に同一であることがある。
【0015】
これによって、第1光、第2光、及び第3光は均一に混合され、実施形態に従う表示装置は向上した色再現性を有することができる。即ち、実施形態に従う表示装置は、第1光の発散角が相対的に低いことにより発生する黄色化現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置を示す図である。
図2】バックライトアセンブリを示す図である。
図3】バックライトアセンブリの一断面を示す図である。
図4】光変換部材を示す図である。
図5】光変換部材の一断面を示す図である。
図6】本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置によって映像が表示される過程を示す図である。
図7】本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置を製造する過程を示す図である。
図8】本発明の第2実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。
図9】本発明の第3実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。
図10】本発明の第4実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。
図11】本発明の第5実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。
図12】本発明の第5実施形態に従うフレキシブルプリント回路基板及び発光ダイオードを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明を説明するに当たって、各基板、フレーム、シート、層、またはパターンなどが、各基板、フレーム、シート、層、またはパターンなどの「上(on)」に、または「下(under)」に形成されるものと記載される場合において、「上(on)」と「下(under)」は、「直接(directly)」または「他の構成要素を介して(indirectly)」形成されるものを全て含む。また、各構成要素の上または下に対する基準は、図面を基準として説明する。図面において、各構成要素のサイズは説明のために誇張することがあり、実際に適用されるサイズを意味するものではない。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置を示す図である。図2は、バックライトアセンブリを示す図である。図3は、バックライトアセンブリの一断面を示す図である。図4は、光変換部材を示す図である。図5は、光変換部材の一断面を示す図である。図6は、本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置によって映像が表示される過程を示す図である。図7は、本発明の第1実施形態に従う液晶表示装置を製造する過程を示す図である。
【0019】
図1乃至図7を参照すると、実施形態に従う液晶表示装置は、モールドフレーム10、バックライトアセンブリ20、及び液晶パネル30を含む。
【0020】
モールドフレーム10は、バックライトアセンブリ20及び液晶パネル30を収容する。モールドフレーム10は四角枠形状を有し、モールドフレーム10に使用する物質の例としてはプラスチックまたは強化プラスチックなどを挙げることができる。
【0021】
また、モールドフレーム10の下にはモールドフレーム10を覆いかぶせ、バックライトアセンブリ20を支持するシャーシが配置される。シャーシはモールドフレーム10の側面にも配置される。
【0022】
バックライトアセンブリ20はモールドフレーム10の内側に配置され、光を発生させて液晶パネル30に向けて出射する。バックライトアセンブリ20は、反射シート100、導光板200、発光ダイオード300、光変換部材400、第1密着部材510、第2密着部材520、多数個の光学シート600、及びフレキシブルプリント回路基板(flexible printed circuit board;FPCB)700を含む。
【0023】
反射シート100は、発光ダイオード300から発生する光を上方に反射させる。
【0024】
導光板200は反射シート100の上に配置され、発光ダイオード300から出射される光の入射を受けて、反射、屈折、及び散乱などを通じて上方に反射させる。
【0025】
導光板200は、発光ダイオード300に向かう入射面を含む。即ち、導光板200の側面のうち、発光ダイオード300に向ける面が入射面である。
【0026】
発光ダイオード300は、導光板200の側面に配置される。より詳しくは、発光ダイオード300は入射面に配置される。
【0027】
図3を参照すると、発光ダイオード300は、胴体部310、発光ダイオードチップ320、リード電極(図示せず)、及び充填材340を含む。
【0028】
胴体部310にはキャビティーが形成される。キャビティーは発光ダイオードチップ320及び充填材340を収容する。胴体部310に使われる物質の例としてはプラスチックなどを挙げることができる。キャビティーの内側面には発光ダイオードチップ320から出射される光を反射させるための反射層(図示せず)がコーティングできる。
【0029】
発光ダイオードチップ320は、キャビティーの内側に配置される。発光ダイオードチップ320は、リード電極を通じて電気的な信号の印加を受けて光を発生させる。発光ダイオードチップ320は、リード電極に電気的に連結される。
【0030】
充填材340は、発光ダイオードチップ320を囲む。充填材340は、キャビティーの内部に詰められる。充填材340は透明である。充填材340の露出した外部表面は光が出射される出射面である。出射面は平面か、曲面でありうる。
【0031】
リード電極は、発光ダイオードチップ320と連結される。また、リード電極は、フレキシブルプリント回路基板700に電気的に連結される。リード電極及び胴体部310は射出工程により形成される。
【0032】
発光ダイオード300は、光を発生させる光源である。より詳しくは、発光ダイオード300は、光変換部材400に向けて光を出射する。
【0033】
発光ダイオード300は、青色光を発生させる青色発光ダイオードまたは紫外線を発生させるUV発光ダイオードでありうる。即ち、発光ダイオード300は、約430nm至約470nmの間の波長帯を有する青色光または約300nm至約400nmの間の波長帯を有する紫外線を発生させることができる。
【0034】
発光ダイオード300は、フレキシブルプリント回路基板700に実装される。発光ダイオード300は、フレキシブルプリント回路基板700の下に配置される。発光ダイオード300は、フレキシブルプリント回路基板700を通じて駆動信号の印加を受けて駆動される。
【0035】
光変換部材400は、発光ダイオード300及び導光板200の間に介される。光変換部材400は、導光板200の側面に接着される。より詳しくは、光変換部材400は導光板200の入射面に付着される。また、光変換部材400は、発光ダイオード300に接着できる。
【0036】
光変換部材400は、発光ダイオード300から出射される光の入射を受けて波長を変換させる。例えば、光変換部材400は発光ダイオード300から出射される青色光を緑色光及び赤色光に変換することができる。即ち、光変換部材400は青色光の一部を約520nm乃至約560nmの間の波長帯を有する緑色光に変換し、青色光の他の一部を約630nm乃至約660nmの間の波長帯を有する赤色光に変換することができる。
【0037】
また、光変換部材400は発光ダイオード300から出射される紫外線を青色光、緑色光、及び赤色光に変換することができる。即ち、光変換部材400は紫外線の一部を約430nm乃至約470nmの間の波長帯を有する青色光に変換し、紫外線の他の一部を約520nm乃至約560nmの間の波長帯を有する緑色光に変換し、紫外線の更に他の一部を約630nm乃至約660nmの間の波長帯を有する赤色光に変換することができる。
【0038】
これによって、光変換部材400を通過する光及び光変換部材400によって変換された光は白色光を形成することができる。即ち、青色光、緑色光、及び赤色光が組み合わせられて、導光板200には白色光が入射できる。
【0039】
図3乃至図5に示すように、光変換部材400は、チューブ410、封入部材420、多数個の光変換粒子430、及びホスト440を含む。また、光変換部材400は分散剤をさらに含むことができる。
【0040】
チューブ410は、封入部材420、光変換粒子430、及びホスト440を収容する。即ち、チューブ410は、封入部材420、光変換粒子430、及びホスト440を収容する容器である。また、チューブ410は一方向に長く延びる形状を有する。
【0041】
チューブ410は、四角のチューブ410の形状を有することができる。即ち、チューブ410の長手方向に対して垂直な断面は矩形状を有することができる。また、チューブ410の幅は約0.6mmであり、チューブ410の高さは約0.2mmでありうる。即ち、チューブ410は毛細管でありうる。
【0042】
チューブ410は透明である。チューブ410に使われる物質の例としてはガラスなどを挙げることができる。即ち、チューブ410はガラスの毛細管でありうる。
【0043】
封入部材420は、チューブ410の内部に配置される。封入部材420は、チューブ410の端部に配置される。封入部材420は、チューブ410の内部を封入する。封入部材420は、エポキシ系樹脂(epoxy resin)を含むことができる。
【0044】
光変換粒子430は、チューブ410の内部に配置される。より詳しくは、光変換粒子430はホスト440に均一に分散され、ホスト440はチューブ410の内部に配置される。
【0045】
光変換粒子430は、発光ダイオード300から出射される光の波長を変換する。光変換粒子430は、発光ダイオード300から出射される光の入射を受けて波長を変換する。例えば、光変換粒子430は発光ダイオード300から出射される青色光を緑色光及び赤色光に変換することができる。即ち、光変換粒子430のうちの一部は青色光を約520nm乃至約560nmの間の波長帯を有する緑色光に変換し、光変換粒子430のうちの他の一部は青色光を約630nm乃至約660nmの間の波長帯を有する赤色光に変換することができる。
【0046】
これとは異なり、光変換粒子430は発光ダイオード300から出射される紫外線を青色光、緑色光、及び赤色光に変換することができる。即ち、光変換粒子430のうちの一部は紫外線を約430nm乃至約470nmの間の波長帯を有する青色光に変換し、光変換粒子430のうちの他の一部は紫外線を約520nm乃至約560nmの間の波長帯を有する緑色光に変換することができる。また、光変換粒子430のうちの更に他の一部は紫外線を約630nm乃至約660nmの間の波長帯を有する赤色光に変換することができる。
【0047】
即ち、発光ダイオード300が青色光を発生させる青色発光ダイオード300の場合、青色光を緑色光及び赤色光に各々変換する光変換粒子430が使用できる。これとは異なり、発光ダイオード300が紫外線を発生させるUV発光ダイオード300の場合、紫外線を青色光、緑色光、及び赤色光に各々変換する光変換粒子430が使用できる。
【0048】
光変換粒子430は多数個の量子ドット(QD:Quantum Dot)でありうる。量子ドットはコアナノ結晶(core nano-crystal)及びコアナノ結晶を囲むシェルナノ結晶を含むことができる。また、量子ドットはシェルナノ結晶(shall nano-crystal)に結合される有機配位子(リガンド)(organic ligand)を含むことができる。また、量子ドットはシェルナノ結晶を囲む有機コーティング層を含むことができる。
【0049】
シェルナノ結晶は2層構造を持つ。シェルナノ結晶はコアナノ結晶の表面に形成される。量子ドットはコアナノ結晶に入射する光の波長を、シェル層を形成するシェルナノ結晶を通して長波長に変換し、光の効率を増加させる。
【0050】
量子ドットはII族化合物半導体、III 族化合物半導体、V族化合物半導体、そしてVI族化合物半導体のうち、少なくとも1つの物質を含むことができる。より詳しくは、コアナノ結晶は、Cdse、InGaP、CdTe、CdS、ZnSe、ZnTe、ZnS、HgTe、またはHgSを含むことができる。また、シェルナノ結晶はCuZnS、CdSe、CdTe、CdS、ZnSe、ZnTe、ZnS、HgTe、またはHgSを含むことができる。量子ドットの直径は1nm乃至10nmでありうる。
【0051】
量子ドットから放出される光の波長は、量子ドットのサイズまたは合成過程での分子クラスタ化合物(molecular cluster compound)とナノ粒子前駆体(precurser)のモル分率(molar ratio)によって調節可能である。有機リガンドはピリジン(pyridine)、メルカプトアルコール(mercapto alcohol)、チオール(thiol)、ホスフィン(phosphine)、及びホスフィン酸化物(phosphine oxide)などを含むことができる。有機リガンドは合成後、不安定な量子ドットを安定化させる役割をする。合成後にダングリングボンド(dangling bond)が外殻に形成され、ダングリングボンドのため、量子ドットが不安定になることもある。しかしながら、有機リガンドの一端部は非結合状態であり、非結合の有機リガンドの一端部がダングリングボンドと結合して量子ドットを安定化させることができる。
【0052】
特に、量子ドットはそのサイズが光、電気などにより励起される電子と正孔とがなすエキシトン(exciton)のボーア半径(Bohr radius)より小さくなれば量子拘束効果が発生して離散的なエネルギー準位を有するようになり、エネルギーギャップのサイズが変化するようになる。また、電荷が量子ドットの内に限定されて高い発光効率を有するようになる。
【0053】
このような量子ドットは一般的な蛍光染料とは異なり、粒子のサイズによって蛍光波長が変わる。即ち、粒子のサイズが小さくなるほど短い波長の光を出し、粒子のサイズを調節して所望の波長の可視光線領域の蛍光を出すことができる。また、一般の染料に比べて吸光(減衰)係数(extinction coefficient)が100〜1000倍が大きく、量子効率(quantum yield)も高いので、非常に強い蛍光を発生する。
【0054】
量子ドットは湿式化学エッチング方法により合成できる。ここで、湿式化学エッチング方法は有機溶媒に前駆体物質を入れて粒子を成長させる方法であって、湿式化学エッチング方法により量子ドットが合成できる。
【0055】
ホスト440は、光変換粒子430を囲む。即ち、ホスト440は、光変換粒子430を均一に内部に分散させる。ホスト440はポリマーで構成される。ホスト440は透明である。即ち、ホスト440は透明なポリマーで形成される。
【0056】
ホスト440は、チューブ410の内部に配置される。即ち、ホスト440は全体的にチューブ410の内部に詰められる。ホスト440はチューブ410の内面に密着できる。
【0057】
封入部材420及びホスト440の間には空気層が形成される。空気層450には窒素で詰められる。空気層450は封入部材420及びホスト440の間で緩衝機能を遂行する。
【0058】
図2及び図3に示すように、第1密着部材510は導光板200及び光変換部材400の間に介される。第1密着部材510は導光板200及び光変換部材400に密着する。より詳しくは、第1密着部材510は導光板200の入射面に密着し、チューブ410の外部面に密着する。
【0059】
即ち、第1密着部材510及び導光板200の入射面の間に空気層が介されないように、第1密着部材510は導光板200の入射面に付着または接着できる。同様に、第1密着部材510及びチューブ410の外部面の間に空気層が介されないように、第1密着部材510はチューブ410の外部面に付着または接着できる。即ち、第1密着部材510は光変換部材400及び導光板200の間のギャップを詰めるギャップフィラー(充填剤)でありうる。
【0060】
第1密着部材510は透明である。第1密着部材510は透明な樹脂を含むことができる。第1密着部材510は熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を含むことができる。第1密着部材510に使われる物質の例としては、エポキシ系樹脂などを挙げることができる。
【0061】
第1密着部材510の屈折率は導光板200の屈折率を基準に±0.1以内でありうる。即ち、第1密着部材510の屈折率は以下の<数式1>を満たすことができる。
【0062】
【数1】
【0063】
ここで、n1は第1密着部材510の屈折率であり、n3は導光板200の屈折率である。
【0064】
例えば、第1密着部材510の屈折率は約1.47乃至約1.67でありうる。
【0065】
第1密着部材510は光変換部材400及び導光板200の間で光学的な緩衝機能を遂行することができる。即ち、第1密着部材510は光変換部材400及び導光板200の間に空気層が介されることを防止し、チューブ410及び導光板200と類似した屈折率を有することができる。これによって、第1密着部材510は光変換部材400及び導光板200の間での急激な屈折率の変化を減少させることができる。
【0066】
図2及び図3に示すように、第2密着部材520は発光ダイオード300及び光変換部材400の間に介される。第2密着部材520は発光ダイオード300及び光変換部材400に密着する。より詳しくは、第2密着部材520は発光ダイオード300の出射面に密着し、チューブ410の外部面に密着する。
【0067】
即ち、第2密着部材520及び発光ダイオード300の出射面の間に空気層が介されないように、第2密着部材520は発光ダイオード300の出射面に付着または接着できる。同様に、第2密着部材520及びチューブ410の外部面の間に空気層が介されないように、第2密着部材520はチューブ410の外部面に付着または接着できる。即ち、第2密着部材520は発光ダイオード300及び光変換部材400の間のギャップを詰めるギャップフィラーでありうる。
【0068】
第2密着部材520は透明である。第2密着部材520は透明な樹脂を含むことができる。第2密着部材520は熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂を含むことができる。第2密着部材520に使われる物質の例としては、エポキシ系樹脂などを挙げることができる。
【0069】
第2密着部材520の屈折率は発光ダイオード300の充填材340の屈折率を基準に±0.1以内でありうる。即ち、第2密着部材520の屈折率は以下の<数式2>を満たすことができる。
【0070】
【数2】
【0071】
ここで、n2は第2密着部材520の屈折率であり、n4は充填材340の屈折率である。
【0072】
例えば、第2密着部材520の屈折率は約1.44乃至約1.64でありうる。
【0073】
第2密着部材520は光変換部材400及び発光ダイオード300の間で光学的な緩衝機能を遂行することができる。即ち、第2密着部材520は光変換部材400及び発光ダイオード300の出射面の間に空気層が介されることを防止し、チューブ410及び充填材340と類似した屈折率を有することができる。これによって、第2密着部材520は光変換部材400及び充填材340の間での急激な屈折率の変化を減少させることができる。
【0074】
また、第1密着部材510及び第2密着部材520は同一な物質で形成される。
【0075】
光学シートら600は導光板200の上に配置される。光学シート600は通過する光の特性を向上させる。
【0076】
フレキシブルプリント回路基板700は発光ダイオード300に電気的に連結される。フレキシブルプリント回路基板700はモールドフレーム10の内側に配置される。フレキシブルプリント回路基板700は、導光板200の上に配置される。
【0077】
モールドフレーム10及びバックライトアセンブリ20によってバックライトユニットが構成される。即ち、バックライトユニットはモールドフレーム10及びバックライトアセンブリ20を含む。
【0078】
液晶パネル30はモールドフレーム10の内側に配置され、光学シート600の上に配置される。
【0079】
液晶パネル30は通過する光の強さを調節して映像を表示する。即ち、液晶パネル30は映像を表示する表示パネルである。液晶パネル30は、TFT基板、カラーフィルタ基板、両基板の間に介される液晶層、及び偏光フィルタを含む。
【0080】
図6に示すように、実施形態に従う液晶表示装置は次のような過程によって映像を表示することができる。
【0081】
まず、発光ダイオード300から第1光が出射される。この際、発光ダイオード300から青色光が出射される(S110)。
【0082】
次に、出射された第1光は第2密着部材520を通過する(S120)。この際、第2密着部材520によって発光ダイオード300及び光変換部材400の間の空気層が除去されるので、急激な屈折率の差による光損失(例えば、フレネル(Fresnel)損失)が防止できる。これによって、第2密着部材520により実施形態に従う液晶表示装置の輝度が向上できる。
【0083】
次に、第2密着部材520を通過した第1光の一部は光変換部材400を通過し、他の一部は光変換粒子により第2光及び第3光に変換される。即ち、第1光の一部は光変換部材400を通過し、第2光及び上記第3光は光変換部材400から出射される(S130)。この際、第1光は青色光であり、第2光は緑色光であり、第3光は赤色光でありうる。
【0084】
次に、第1光、第2光、及び第3光は、第1密着部材510を通過する(S140)。同様に、第1密着部材510により導光板200及び光変換部材400の間の空気層が除去されるので、急激な屈折率の差による光損失が防止できる。これによって、第1密着部材510により実施形態に従う液晶表示装置の輝度が向上できる。
【0085】
次に、第1光、第2光、及び第3光は、導光板200で全反射されて混合され、混合された光は導光板200の上面を通じて出射される(S150)。
【0086】
以後、混合された光は光学シート600を通過し、液晶パネル30に入射される。液晶パネル30は入射された光を使用して映像を表示する。
【0087】
また、図8に示すように、実施形態に従う液晶表示装置は以下のような方法により形成される。
【0088】
まず、発光ダイオード300がフレキシブルプリント回路基板700の下部面に実装される(S210)。
【0089】
次に、光硬化性及び/または熱硬化性樹脂組成物が発光ダイオード300及び光変換部材400の間に充填される。また、樹脂組成物は導光板200及び光変換部材400の間に充填される(S220)。
【0090】
次に、充填された樹脂組成物は紫外線及び/または熱により硬化され、第1密着部材510及び第2密着部材520が形成される(S230)。
【0091】
次に、導光板200の上に光学シート600が積層され(S240)、液晶パネル30が組み立てられて(S250)、実施形態に従う液晶表示装置が製造できる。
【0092】
前述したように、第1密着部材510及び第2密着部材520により導光板200及び光変換部材400の間、及び発光ダイオード300及び光変換部材400の間の光損失が減少できる。
【0093】
したがって、実施形態に従う液晶表示装置は向上した輝度を有することができる。
【0094】
図8は、本発明の第2実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。図9は、本発明の第3実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。図10は、本発明の第4実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。本実施形態では前述した実施形態を参照し、第1散乱粒子及び第2散乱粒子について追加的に説明する。即ち、先の実施形態に対する説明は変更された部分を除いて、本実施形態に対する説明に本質的に結合できる。
【0095】
図8を参照すると、本実施形態に従う液晶表示装置は多数個の第1散乱粒子511及び多数個の第2散乱粒子521を含む。
【0096】
第1散乱粒子511は光変換部材400及び導光板200の間に介される。第1散乱粒子511は第1密着部材510の内に配置される。第1散乱粒子511は第1密着部材510に挿入される。即ち、第1散乱粒子511は第1密着部材510に均一に分散される。第1散乱粒子511は第1密着部材510に約0.00001wt%乃至約10wt%の割合で分散できる。
【0097】
第1散乱粒子511は入射光を散乱させることができる。より詳しくは、第1散乱粒子は発光ダイオード300から出射されて、光変換部材400を通過する第1光を散乱させることができる。
【0098】
また、第1散乱粒子511は光変換部材400により変換された第2光及び第3光も散乱させることができる。
【0099】
第1散乱粒子511は透明でありうる。第1散乱粒子511に使われる物質の例としては、チタニウムオキサイド(例えば、TiO2)などを挙げることができる。より詳しくは、第1散乱粒子511にアナターゼ(anatase)型酸化チタン(チタニウムオキサイド)が使用できる。第1散乱粒子511の直径は約100nm乃至約400nmでありうる。
【0100】
第2散乱粒子521は、光変換部材400及び発光ダイオード300の間に介される。第2散乱粒子521は第2密着部材520の内に配置される。第2散乱粒子521は第2密着部材520に挿入される。即ち、第2散乱粒子521は第2密着部材520に均一に分散される。第2散乱粒子521は、第2密着部材520に約0.00001wt%乃至約10wt%の割合で分散できる。
【0101】
第2散乱粒子521は、入射光を散乱させることができる。より詳しくは、第2散乱粒子は発光ダイオード300から出射される第1光を散乱させることができる。これによって、発光ダイオード300から出射される第1光は散乱されて光変換部材400に入射される。また、第1光の一部は上記第2散乱粒子521により散乱された状態で光変換部材400を通過することができる。
【0102】
第2散乱粒子521は、第1散乱粒子511と実質的に同一な特性を有することができる。即ち、第2散乱粒子521は透明でありうる。第2散乱粒子521に使われる物質の例としては、酸化チタン(例えば、TiO2)などを挙げることができる。より詳しくは、第2散乱粒子521にアナターゼ(anatase)型酸化チタンが使用できる。第2散乱粒子521の直径は約100nm乃至約400nmでありうる。
【0103】
図9を参照すると、第1散乱粒子511のみ第1密着部材510に分散され、第2散乱粒子521は省略できる。
【0104】
また、図10を参照すると、第2散乱粒子521のみ第2密着部材520に分散され、第1散乱粒子511は省略できる。
【0105】
発光ダイオード300から出射される第1光は光変換部材400により変換される第2光及び第3光より小さな発散角を有することができる。即ち、第1光は発光ダイオード300から出射される時、第2光及び第3光より低い指向角度を有する。
【0106】
第1光が光変換部材400の光変換粒子により第2光及び第3光に変換される時、第2光及び第3光はランダムに四方に出射できる。これによって、第2光及び第3光は相対的に大きい発散角を有することができる。
【0107】
この際、第1散乱粒子511及び第2散乱粒子521により発光ダイオード300から出射される第1光が散乱できる。即ち、第1光は大きい発散角に上記導光板200に入射できる。
【0108】
即ち、発光ダイオード300から出射される第1光は第2散乱粒子521により散乱されて、大きい発散角に光変換部材400に入射できる。また、光変換部材400を通過する第1光TLは第1散乱粒子511により散乱されて、より広い指向角を有する第1光SLが導光板200に入射できる。
【0109】
これによって、第1光、第2光、及び第3光は、実質的に同一な発散角を有することができる。したがって、第1光、第2光、及び第3光は、導光板200には均一に混合されて入射できる。
【0110】
したがって、実施形態に従う液晶表示装置は向上した色再現性を有することができる。
【0111】
図11は、本発明の第5実施形態に従う液晶表示装置の一断面を示す図である。図12は、本発明の第5実施形態に従うフレキシブルプリント回路基板及び発光ダイオードを示す図である。本実施形態に対する説明では先の実施形態に対する説明を参考にする。即ち、先の実施形態に対する説明は変更された部分を除いて、本実施形態に対する説明に本質的に結合できる。
【0112】
図11及び図12を参照すると、本実施形態に従う液晶表示装置は反射部710を含む。反射部710は、フレキシブルプリント回路基板700に備えられる。反射部710は、光変換部材400及び導光板200の上に配置される。
【0113】
反射部710は、光変換部材400を覆うことができる。また、反射部710は導光板200の上面の一部を覆うことができる。
【0114】
反射部710は、フレキシブルプリント回路基板及び導光板200の間に介される。これとは異なり、反射部710はフレキシブルプリント回路基板700の一部として形成される。これとは異なり、反射部710はフレキシブルプリント回路基板700の下面にコーティングできる。
【0115】
反射部710は、発光ダイオード300から出射される第1光を反射させることができる。より詳しくは、反射部710は第1光を選択的に反射することができる。即ち、反射部710は第1光に対して高い反射率を有し、第2波長及び第3光に対しては相対的に低い反射率を有することができる。
【0116】
例えば、反射部710は青色光に対して高い反射率を有し、緑色光及び赤色光に対しては低い反射率を有することができる。
【0117】
反射部710は青色コーティング層でありうる。反射部710は青色染料または青色顔料などの青色色素を含むことができる。
【0118】
反射部710は導光板200の入射面に隣接して配置され、第1光を選択的に反射させて、第1光、第2光、及び第3光を均一に混合することができる。
【0119】
これによって、本実施形態に従う液晶表示装置は向上した色再現性を有する。特に、本実施形態に従う液晶表示装置は、導光板200の入光部で発生する黄色化現象を効果的に減少させることができる。
【0120】
以上、実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれ、必ず1つの実施形態のみに限定されるものではない。また、各実施形態で例示された特徴、構造、効果などは、実施形態が属する分野の通常の知識を有する者により他の実施形態に対しても組合または変形されて実施可能である。したがって、このような組合と変形に関連した内容は本発明の範囲に含まれることと解釈されるべきである。
【0121】
以上、本発明を好ましい実施形態をもとに説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するのでない。本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、多様な変形及び応用が可能であることが同業者にとって明らかである。例えば、実施形態に具体的に表れた各構成要素は変形して実施することができ、このような変形及び応用にかかわる差異点も、特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0122】
本発明は、ディスプレイ分野に利用できる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12