(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記シフトギヤユニット(S3a;S3b)の1つが、前記第4のギヤホイール面(Z4a;Z4b)の第1のアイドラギヤ(Z42a;Z42b)と前記第1のカウンターシャフト(13a;13b)とを互いに回転不能に連結するために備えられ、前記シフトギヤユニット(S7a;S7b)の1つが、前記第4のギヤホイール面(Z4a;Z4b)の第2のアイドラギヤ(Z43a;Z43b)と前記第2のカウンターシャフト(14a;14b)とを互いに回転不能に連結するために備えられることを特徴とする請求項1に記載のデュアルクラッチトランスミッション。
前記シフトギヤユニット(S9a;S9b)の1つが、前記第4のギヤホイール面(Z4a;Z4b)の第1のアイドラギヤ(Z42a;Z42b)と前記第2のギヤホイール面(Z2a;Z2b)のアイドラギヤ(Z22a;Z22b)とを互いに直接に回転不能に連結するために備えられることを特徴とする請求項1に記載のデュアルクラッチトランスミッション。
前記第4のギヤホイール面(Z4a;Z4b)の前記第1のアイドラギヤ(Z42a;Z42b)と前記第2のギヤホイール面(Z2a;Z2b)の前記アイドラギヤ(Z22a;Z22b)とが、少なくとも前記第1の前進ギヤ段(V1a)を切り換えるための巻上げ段を形成するために備えられることを特徴とする請求項1に記載のデュアルクラッチトランスミッション。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は特に、高いフレキシビリティを有するコンパクトなデュアルクラッチトランスミッションを提供することにある。この課題は本発明により、請求項1の特徴を有するデュアルクラッチトランスミッショ
ンによって解決される。別の実施形態は従属クレームに記載されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
それぞれパワーシフトクラッチに接続するために備えられている2つの入力シャフトと、該入力シャフトに平行にオフセットされて配置された第1のカウンターシャフトと、前記入力シャフトに平行にオフセットされて配置された第2のカウンターシャフトと、永続的に回転不能に入力シャフトの1つに連結された固定ギヤをそれぞれ備える少なくとも5つのギヤホイール面とを有し、該ギヤホイール面の1つが、後進ギヤ段の少なくとも1つを切り換えるためのギヤホイール対を形成する、第1のカウンターシャフトと同軸に配置されたアイドラギヤと、第2のカウンターシャフトと同軸に配置された第2のアイドラギヤとを備え、更に、連続的に切り換え可能な少なくとも8つの前進ギヤ段と少なくとも1つの後進ギヤ段とを前記ギヤホイール面と共に少なくとも構造的に切り換えるために備えられ、前記入力シャフト及び/又は前記カウンターシャフトの間の作動連結を形成するための少なくとも9つのシフトギヤユニットと、第1のカウンターシャフトに永続的に回転不能に連結された被動ギヤと、第2のカウンターシャフトに永続的に回転不能に連結された第2の被動ギヤとを備えるデュアルクラッチトランスミッション
に基づく。
【0006】
更に、それぞれパワーシフトクラッチに接続するために備えられている2つの入力シャフトと、該入力シャフトに平行にオフセットされて配置された第1のカウンターシャフト、前記入力シャフトと平行にオフセットされて配置された第2のカウンターシャフトと、永続的に回転不能に前記入力シャフトに連結された固定ギヤをそれぞれ備える少なくとも5つのギヤホイール面とを具備し、該ギヤホイール面の1つが、後進ギヤ段の少なくとも1つを切り換えるためのギヤホイール対を形成する、前記カウンターシャフトの一方と同軸に配置されたアイドラギヤと、前記カウンターシャフトの他方と同軸に配置されたアイドラギヤとを具備し、更に、第1のカウンターシャフトと同軸に配置された被動ギヤと、前記第2のカウンターシャフトに永続的に回転不能に連結された被動ギヤと、前記入力シャフト、及び/又は前記カウンターシャフトの間に作動連結を形成するための少なくとも8つのシフトギヤユニットと、前記第1のカウンターシャフトと同軸に配置された被動ギヤと前記第1のカウンターシャフトとの間に作動連結を形成するための少なくとも1つのシフトギヤユニットとを有し、前記少なくとも9つのシフトギヤユニットが、ギヤホイール面と共に、連続的に切り換え可能な少なくとも8つの前進ギヤ段と少なくとも1つの後進ギヤ段とを少なくとも構造的に切り換えるために備えられるデュアルクラッチトランスミッション
に基づく。
【0007】
デュアルクラッチトランスミッションはカウンターシャフトギヤとして形成され、1つの主回転軸と2つの副回転軸とを含んでいる。ここで「主回転軸」は特に、入力シャフトにより画定される回転軸であると理解されたい。「副回転軸」は特に主回転軸と平行オフセット配置され、カウンターシャフトにより画定される回転軸であると理解されたい。
【0008】
「シフトギヤユニット」は特に、例えばアイドラギヤ及びカウンターシャフト、又は異なるギヤホイール面の隣接するアイドラギヤなどの互いに回転可能に枢支された2つのギヤ要素を互いに切り替え可能で回転不能に連結するために備えられたちょうど2つの連結要素を有するユニットであると理解されたい。その際、隣接する2つのシフトギヤユニットは、例えば両方のシフトギヤユニット用の共通の連結要素を備えることによって基本的に共通のデュアルシフトギヤユニット用の連結要素に複合される。各々のシフトギヤユニットは基本的に、単にポジティブロックシフトギヤユニットとして、例えば噛み合いクラッチとして、例えば同期噛み合いクラッチの形態のポジティブロックシフトギヤユニット又は例えば多層クラッチの形態の単に摩擦ロックシフトギヤユニットとして、実施可能である。
【0009】
更に「ギヤホイール面」は特に、力束を伝達するためにギヤ段の少なくとも1つに備えられた、互いに噛み合う少なくとも2つのギヤホイールを有する少なくとも1つのギヤホイール対を具備するギヤ面であると理解されたい。好適には、ギヤホイール面内ではギヤホイール全体がそれぞれ対で互いに作動的に連結されている。例えば、異なるギヤホイール対が少なくとも1つの共通の固定ギヤを、又は少なくとも1つの共通のアイドラギヤを具備している場合は、複数のギヤホイール対が単一のギヤホイール面を形成する。その際、特にアイドラギヤはデュアルギヤを具備できる。
【0010】
「出力ギヤ面」は特に、ギヤ段全体にわたってデュアルクラッチトランスミッションからの力束を放出するための補助ギヤホイール面であると理解されたい。その際、「固定ギヤ」は特に、少なくとも1つのアイドラギヤが配置されている入力シャフトの1つと、又はカウンターシャフトの1つと、永続的に回転不能に連結されたギヤホイール面のギヤホイールであると理解されたい。「アイドラギヤ」は特に、シフトギヤユニットの少なくとも1つの連結要素とだけに永続的に回転不能に連結されたギヤホイール面の、シャフトに回転可能に配置された単一のギヤホイールであると理解されたい。「巻上げ段」は特に、別のギヤホイール面の2つのアイドラギヤ又は固定ギヤとの間で力束を伝達するために巻上げ段として形成された少なくとも1つのギヤ段内に備えられた、2つのアイドラギヤ又は固定ギヤの連結要素であると理解されたい。その際、アイドラギヤ又は固定ギヤを連結するために、好適にはシフトギヤユニットの1つ、入力シャフトの1つ、カウンターシャフトの1つ、又は1つの中間シャフトが備えられている。更に、「巻上げギヤ段」は特に、少なくとも1つの巻上げ段によって形成されたギヤ段であると理解されたい。
【0011】
「ギヤ段を構造的に切り換えるために備えられる」は特に、切り換え方策の枠組みでギヤ段の切り換えを見合わせるか否かに関わらず機械的に適宜のギヤ段を形成可能であることであると理解されたい。「備えられる」は特に、特別に形成、設計、具備、及び/又は配置されることであると理解されたい。
【0012】
図面の説明、及び/又は特許請求の範囲で用いられるギヤホイール面の番号は、特にギヤホイール面を区別する役割を果たす。番号は特に、ギヤホイール面が主延伸方向に沿って連続的に配置される配置順に対応するものではない。同様に、図面の説明、及び/又は特許請求の範囲で用いられるシフトギヤユニットの番号は、特にシフトギヤユニットを区別する役割を果たす。番号は特に、主延伸方向のシフトギヤユニットに沿って連続的に配置される配置順に対応するものではない。したがって「第1」、「第2」などの概念は、例えば配置、力束、駆動などの順序を表すものではない。
【0013】
基本的に、以下の手段によって運動学的に等価の実施形態が実現される。
特にその固定ギヤ又はアイドラギヤが同じ入力シャフトに配置され、及び/又はそのデュアルシフトギヤユニットに割り当てられているギヤホイール面の置き換えによるギヤホイール面及び/またはシフトギアユニットの配置の置き換え;
被動シャフトの置き換え、又は置き換えられたカウンターシャフト;
その固定ギヤ又はアイドラギヤが同じ入力シャフトに連結されるギヤホイール面だけを部分ギヤが具備する、部分ギヤの置き換え;
2つの単一ホイール面へのデュアルホイール面の分離;
パーキングギヤホイールの配置変更;
カウンターシャフト上の被動ギヤの回転可能な配置。
【0014】
その他の利点は以下の図面の説明から明らかになる。図面には本発明の5つの実施形態が示されている。図面、図面の説明、及び特許請求の範囲は多数の特徴の組合せが含まれている。当業者は、これらの特徴を便宜上単独の特徴と見なし、又は 有意義な別の組み合わせに統合するであろう。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、自動車のデュアルクラッチトランスミッションのトランスミッション概略図である。デュアルクラッチトランスミッションは、フロント−トランスバース設置用に、すなわち走行方向に対して横向きに配置された駆動機と被動前軸とを具備する自動車用に備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは、駆動機に回転不能に連結されるために備えられた駆動シャフト10aを含んでいる。デュアルクラッチトランスミッションは更に、力束内に平行に配置された2つのパワーシフトクラッチK1a、K2aを含む入力クラッチを含んでいる。デュアルクラッチトランスミッションは更に、自動車の駆動ホイール用の軸駆動(詳細には図示せず)に接続するために備えられた被動ギヤホイール(詳細には図示せず)を含んでいる。デュアルクラッチトランスミッションは9つの前進ギヤ段V1a、V2a、V3a、V4a、V5a、V6a、V7a、V8a、V9aを切り換えるために備えられている。第1の8つの前進ギヤ段V1a〜V8aは負荷がかかると少なくとも順次切り換え可能であり、ひいては順次パワーシフト可能である。第9の前進ギヤ段V9aは牽引力の中断で切り換え可能であり、したがってパワーシフト不能である。その際、第1の前進ギヤ段V1aと第9の前進ギヤ段V9aとはそれぞれループ式に、したがって巻上げ段として形成されている。デュアルクラッチトランスミッションは更に、2つの後進ギヤ段R1a、R2aを切り換えるように備えられている。その際、後進ギヤ段R2aは巻上げ段として形成されている。
【0017】
デュアルクラッチトランスミッションはカウンターシャフト構造で実施されている。駆動シャフト10aと被動ギヤホイールとは互いに平行オフセット配置されている。駆動シャフト10aと被動ギヤホイールとの作動連結を形成するため、デュアルクラッチトランスミッションは、それぞれがパワーシフトクラッチK1a、K2aの1つに接続される2つの入力シャフト11a、12aを含んでいる。パワーシフトクラッチK1a、K2aはそれぞれ、駆動シャフト10aに永続的に回転不能に連結された入力側のパワーシフトクラッチ要素と、出力側のパワーシフトクラッチ要素とを含んでいる。入力シャフト11a、12aは出力側のパワーシフトクラッチ要素のそれぞれ1つに回転不能に連結されている。第1の入力シャフト11aは第2のパワーシフトクラッチK2aに割り当てられている。第2のパワーシフトクラッチK2aの出力側のパワーシフトクラッチ要素は第1の入力シャフト11aに回転不能に連結されている。第2の入力シャフト12aは第1のパワーシフトクラッチK1aに割り当てられている。第1のパワーシフトクラッチK1aの出力側のパワーシフトクラッチ要素は第2の入力シャフト12aに永続的に回転不能に連結されている。
【0018】
デュアルクラッチトランスミッションは更に、入力シャフト11a、12a、及び被動ギヤホイールに対して平行にオフセットされて配置された第1のカウンターシャフト13aと、及び入力シャフト11a、12a、被動ギヤホイール及び第1のカウンターシャフト13aに対して平行にオフセットされて配置された第2のカウンターシャフト14aとを含んでいる。駆動シャフト10aと両方の入力シャフト11a、12aはデュアルクラッチトランスミッションの主延伸方向に沿って連続的に配置されている。両方の入力シャフト11a、12aは互いに同軸に配置され、第2の入力シャフト12aは第1の入力シャフト11aを貫通している。第1の入力シャフト11aは中空シャフトとして、また第2の入力シャフト12aは中実シャフトとして形成されている。駆動シャフト10aと入力シャフト11a、12aはデュアルクラッチトランスミッションの主回転軸を画定している。両方のカウンターシャフト13a、14aはそれぞれ副回転軸を画定している。詳細には図示していない断面では、主回転軸、副回転軸、及び被動ギヤホイールによって画定される回転軸は四辺形に画定される。
【0019】
デュアルクラッチトランスミッションはちょうど5つのギヤホイール面Z1a、Z2a、Z3a、Z4a、Z5aを具備している。5つのギヤホイール面Z1a、Z2a、Z3a、Z4a、Z5aは、9つの前進ギヤ段V1a〜V9aと2つの後進ギヤ段R1a、R2aを形成するために備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは更に、被動ギヤホイールだけに接続し、ひいてはデュアルクラッチトランスミッションからのトルクを放出するために備えられたちょうど1つの出力ギヤホイール面Z0aを具備している。第1のギヤホイール面Z1aは特に、第1の入力シャフト11aを第1のカウンターシャフト13aに連結し、かつ第1の入力シャフト11aを第2のカウンターシャフト14aに連結する役割を果たす。第2のギヤホイール面Z2aは、特に第1の入力シャフト11aを第1のカウンターシャフト13aに連結する役割を果たす。第3のギヤホイール面Z3aは、特に第1の入力シャフト11aを第2のカウンターシャフト14aに連結する役割を果たす。第4のギヤホイール面Z4aは、特に第2の入力シャフト12aを第1のカウンターシャフト13aに連結する役割を果たす。第5のギヤホイール面Z5aは、特に第2の入力シャフト12aを第1のカウンターシャフト13aに連結し、かつ第2の入力シャフト12aを第2のカウンターシャフト14aに連結する役割を果たす。
【0020】
デュアルクラッチトランスミッションは基本的にハイブリッド駆動モジュールへと拡張することができる。例えば、デュアルクラッチトランスミッションが駆動シャフト10aに永続的に接続される駆動機を備えることが考えられる。このような駆動機を使用して、例えばスタータ−ジェネレータ動作モードを実現することができる。更に別のハイブリッド動作モードを実現するため、デュアルクラッチトランスミッションが永続的に、又は切り換え可能にカウンターシャフト13a、14aの1つに接続される駆動機を備えることが考えられる。更に、デュアルクラッチトランスミッションが永続的に、又は切り換え可能に入力シャフト11a、12aの1つに接続される駆動機を備えることが考えられる。
【0021】
出力ギヤホイール面Z0aは、ギヤホイール面Z1a、Z2a、Z3a、Z4a、Z5aに関して最も入力クラッチの近傍に位置している。基本的に、出力ギヤホイール面Z0aは任意の位置に配置することができる。出力ギヤホイール面Z0aは2つの被動ホイールZ01a、Z02aを含んでいる。第1の被動ホイールZ01aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置され、かつ第1のカウンターシャフト13aに回転不能に連結されている。第2の被動ホイールZ02aは第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置され、かつ第2のカウンターシャフト14aに永続的に回転不能に連結されている。両方の被動ホイールZ01a、Z02aは被動ホイール(詳細には図示せず)と噛合する。両方のカウンターシャフト13a、14aは被動ホイールに永続的に作動連結されている。出力ギヤホイール面Z0aは、デュアルクラッチトランスミッションからのトルクを放出するために前進ギヤ段V1a〜V9a全体に、また後進ギヤ段R1a、R2aに備えられている。
【0022】
第1のギヤホイール面Z1aは残りのギヤホイール面Z2a、Z3a、Z4a、Z5aに関して最も入力クラッチの近傍に位置している。第1のギヤホイール面Z1aは固定ギヤZ11a、第1のアイドラギヤZ12a、及び第2のアイドラギヤZ13aを含んでいる。第1のギヤホイール面Z1aの固定ギヤZ11aは入力シャフト11a、12aと同軸に配置され、かつ第1の入力シャフト11aに永続的に回転不能に連結されている。第1のギヤホイール面Z1aの第1のアイドラギヤZ12aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置され、かつ第1のカウンターシャフト13aに回転可能に枢支されている。第1のギヤホイール面Z1aの第2のアイドラギヤZ13aは、第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置され、かつ第2のカウンターシャフト14aに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ11aと第1のアイドラギヤZ12aとは、前進ギヤ段V8aを形成するために備えられた第1のギヤホイール面Z1aの第1のギヤホイール対を形成する。固定ギヤZ11aと第2のアイドラギヤZ13aとは、前進ギヤ段V6aを形成するために備えられた第1のギヤホイール面Z1aの第2のギヤホイール対を形成する。したがって、第1のギヤホイール面Z1aは、両方とも第1のギヤホイール面Z1aの固定ギヤZ11aに永続的に噛合連結された2つのアイドラギヤZ12a、Z13aを具備している。したがって、第1のギヤホイール面Z1aはデュアルホイール面として形成されている。
【0023】
第2のギヤホイール面Z2aは入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第1のギヤホイール面Z1aに向かって配置されている。第2のギヤホイール面Z2aは固定ギヤZ21aと1つだけのアイドラギヤZ22aとを具備している。第2のギヤホイール面Z2aの固定ギヤZ21aは入力シャフト11a、12aと同軸に配置され、かつ第1の入力シャフト11aに永続的に回転不能に連結されている。第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置され、かつ第1のカウンターシャフト13aに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ21aとアイドラギヤZ22aとは、前進ギヤ段V1a、V4aを形成するために備えられた第2のギヤホイール面Z2aの単一のギヤホイール対を形成する。したがって、第2のギヤホイール面Z2aは、第2のギヤホイール面Z2aの固定ギヤZ21aに永続的に噛合連結された単一のアイドラギヤZ22aを具備している。したがって、第2のギヤホイール面Z2aは単一ギヤホイール面として形成されている。
【0024】
第3のギヤホイール面Z3aは入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第2のギヤホイール面Z2aに向かって配置されている。第3のギヤホイール面Z3aは固定ギヤZ31aと1つだけのアイドラギヤZ33aとを具備している。第3のギヤホイール面Z3aの固定ギヤZ31aは入力シャフト11a、12aと同軸に配置され、かつ第1の入力シャフト11aに永続的に回転不能に連結されている。第3のギヤホイール面Z3aのアイドラギヤZ33aは第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置され、かつ第2のカウンターシャフト14aに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ31aとアイドラギヤZ33aとは、前進ギヤ段V1a、V2aを形成するために備えられた第3のギヤホイール面Z3aの単一のギヤホイール対を形成する。したがって、第3のギヤホイール面Z3aは、第3のギヤホイール面Z3aの固定ギヤZ31aに永続的に噛合連結された単一のアイドラギヤZ33aを具備している。したがって、第3のギヤホイール面Z3aは単一ギヤホイール面として形成される。
【0025】
第4のギヤホイール面Z4aは、入力クラッチを基点として主延伸面に沿って第3のギヤホイール面Z3aに向かって配置されている。第4のギヤホイール面Z4aは、固定ギヤZ41a、第1のアイドラギヤZ42a、及び第2のアイドラギヤZ43aを具備している。第4のギヤホイール面Z4aの固定ギヤZ41aは入力シャフト11a、12aと同軸に配置され、かつ第2の入力シャフト12aに永続的に回転不能に連結されている。第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13aに回転可能に枢支されている。第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aは第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置され、かつ第2のカウンターシャフト14aに回転可能に枢支されている。第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aは、後進ギヤR1a、R2aを形成するためだけに備えられている。これは回転方向を転換するために備えられている。固定ギヤZ41aとアイドラギヤZ42aとは、前進ギヤ段V1a、V3aと後進ギヤR1a、R2aとを形成するために備えられた第4のギヤホイール面Z4aの第1のギヤホイール対を形成する。第1のアイドラギヤZ42aと第2のアイドラギヤZ43aとは、後進ギヤR1a、R2aを形成するために第4のギヤホイール面Z4aの第1のギヤホイール対と共に備えられた、第4のギヤホイール面Z4aの第2のギヤホイール対を形成する。第4のギヤホイール面Z4aの両方のギヤホイール対は、後進ギヤ段R1a、R2aを形成するために回転方向転換をもたらす。第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aと第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aとは、後進ギヤ段R1a、R2aを切り換えるためのギヤホイール対を形成する。第4のギヤホイール面Z4aの両方のアイドラギヤZ42a、Z43aは、後進ギヤ段R1a、R2aを切り換えるために備えられている。したがって、第4のギヤホイール面Z4aは、第4のギヤホイール面Z4aの固定ギヤZ41aに永続的に噛合連結されている単一のアイドラギヤZ42aを具備している。したがって、第4のギヤホイール面Z4aは単一ギヤホイール面として形成されている。その際、第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aは、方向転換のために、第4のギヤホイール面Z4aの固定ギヤZ41aに永続的に噛合連結されている第1のアイドラギヤZ42aに永続的に噛合連結されている。第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aは単一ギヤ歯を具備している。
【0026】
第5のギヤホイール面Z5aは入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第4のギヤホイール面Z4aに向けて配置されている。第5のギヤホイール面Z5aは固定ギヤZ51a、第1のアイドラギヤZ52a、及び第2のアイドラギヤZ53aを具備している。第5のギヤホイール面Z5aの固定ギヤZ51aは入力シャフト11a、12aと同軸に配置され、かつ第2の入力シャフト12aに永続的に回転不能に連結されている。第5のギヤホイール面Z5aの第1のアイドラギヤZ52aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置され、かつ第1のカウンターシャフト13aに回転可能に枢支されている。第5のギヤホイール面Z5aの第2のアイドラギヤZ53aは第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置され、かつ第2のカウンターシャフト14aに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ51aと第1のアイドラギヤZ52aとは、前進ギヤ段V7aを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5aの第1のギヤホイール対を形成する。固定ギヤZ51aと第2のアイドラギヤZ53aとは、前進ギヤ段V5aを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5aの第2のギヤホイール対を形成する。したがって、第5のギヤホイール面Z5aは、両方とも第5のギヤホイール面Z5aの固定ギヤZ51aに永続的に噛合連結される2つの固定ギヤZ52a、Z53aを具備している。したがって、第5のギヤホイール面Z5aはデュアルホイール面として形成されている。
【0027】
ギヤホイール面Z1a、Z2a、Z3a、Z4a、Z5aの固定ギヤZ11a、Z21a、Z31a、Z41a、Z51aの全部が入力シャフト11a、12aの1つに永続的に回転不能に連結されている。その際、3つの固定ギヤZ11a、Z21a、Z31aは第1の入力シャフト11aに永続的に回転不能に連結され、また2つの固定ギヤZ41a、Z51aは第2の入力シャフト12aに永続的に回転不能に連結されている。第1のカウンターシャフト13aと同軸に、4つのアイドラギヤZ12a、Z22a、Z42a、Z52aが配置されている。第2のカウンターシャフト14aと同軸に、4つのアイドラギヤZ13a、Z33a、Z43a、Z53aが配置されている。したがって、カウンターシャフト13a、14aの各々と同軸に、全部で8つのアイドラギヤZ12a、Z13a、Z22a、Z33a、Z42a、Z43a、Z52a、Z53aのうちの4つが配置されている。被動ギヤZ01a、Z02aは異なる歯数を備えているため、両方のカウンターシャフト13a、14aでは異なる最終駆動比が生じる。第1のカウンターシャフト13aの最終駆動比は第2のカウンターシャフト14aの最終駆動比よりも長い。基本的に、固定ギヤZ21a、Z31a、Z41aと、固定ギヤZ21a、Z31a、Z41aに永続的に噛合連結されているアイドラギヤZ22a、Z33a、Z42aとは、単一ギヤホイール面として形成されたギヤホイール面Z2a、Z3a、Z4aの少なくとも1つと置きかえ可能であることによって、等価に形成されたデュアルクラッチトランスミッションを提供することができる。
【0028】
前進ギヤ段V1a、V2a、V3a、V4a、V5a、V6a、V7a、V8a、V9aと後進ギヤ段R1a、R2aとを形成するために、デュアルクラッチトランスミッションは、入力シャフト11a、12aとカウンターシャフト13a、14aとの作動連結を形成するために備えられたちょうど9つのシフトギヤユニットS1a、S2a、S3a、S4a、S5a、S6a、S7a、S8a、S9aを含んでいる。9つのシフトギヤユニットS1a〜S9aは、ギヤホイール面Z1a〜Z5aと共に9つの前進ギヤ段V1a、V2a、V3a、V4a、V5a、V6a、V7a、V8a、V9aと後進ギヤ段R1a、R2aとを少なくとも構造的に切り換えるために備えられている。シフトギヤユニットS1a〜S9aは全部がカウンターシャフト13a、14aのひとつと同軸に配置されている。シフトギヤユニットS1a〜S9aはそれぞれ、互いに回転不能に連結された第1のクラッチ要素と第2のクラッチ要素とを含んでいる。シフトギヤユニットS1a〜S9aのそれぞれの第1のクラッチ要素は、対応するシフトギヤユニットS1a〜S9aの同期体上に配置されたスライドスリーブと回転不能に連結された同期体として形成されている。シフトギヤユニットS1a〜S9aのそれぞれの第2のクラッチ要素は、スライドスリーブに回転不能に連結するためのシフトギヤ歯を具備している。シフトギヤユニットS1a〜S9aは好適には、同期化された形状ロッククラッチとして実施されている。特に、シフトギヤユニットS1a〜S9aは、例えばデュアルクラッチトランスミッションがカウンターシャフト13a、14aに配置された中央同期装置を具備し、及び/又はシフトギヤユニットS1a〜S9aが入力クラッチによって同期化される場合には、少なくとも部分的に、摩擦ロック同期装置なしの純然たる形状ロック噛み合いシフトギヤユニットとして実施することができる。基本的に、別の構成も考えられる。
【0029】
第1の8つのシフトギヤユニットS1a〜S8aはそれぞれ、アイドラギヤZ12a〜Z53aをカウンターシャフト13a、14aの1つに回転不能に連結するために備えられている。これらの8つのシフトギヤユニットS1a〜S8aの第1のクラッチ要素は、それぞれカウンターシャフト13a、14aの1つに永続的に回転不能に連結され、これらの8つのシフトギヤユニットS1a〜S8aの第2のクラッチ要素は、それぞれアイドラギヤZ12a〜Z53aの1つに永続的に回転不能に連結されている。これに対して、第9のシフトギヤユニットS9aは、2つのアイドラギヤZ22a、Z42aを互いに回転不能に連結するために備えられている。この第9のシフトギヤユニットS9aの第1のクラッチ要素と第2のクラッチ要素とはそれぞれ、アイドラギヤZ22a、Z42aに永続的に回転不能に連結されている。シフトギヤユニットS1a、S2a、シフトギヤユニットS3a、S4a、シフトギヤユニットS5a、S6a、及びシフトギヤユニットS7a、S8aはそれぞれ対で複合されている。複合されたそれぞれのシフトギヤユニットS1a、S2a、S3a、S4a、S5a、S6a、S7a、S8aはそれぞれ1つのデュアルシフトギアユニットを形成し、それぞれが共通の第1のクラッチ要素を、ひいてはそれぞれ1つのシフトギヤユニットS1a、S3a、S5a、S7aを第1のシフト位置で切り換え、中央のニュートラル位置で切り離し、かつそれぞれの別のシフトギヤユニットS2a、S4a、S6a、S8aを第2のシフト位置で切り換えるための共通のスライドスリーブを含んでいる。デュアルシフトギアユニットとして複合されたシフトギヤユニットS1a、S2a、S3a、S4a、S5a、S6a、S7a、S8aはそれぞれ片方だけを切り換え可能であり、すなわちデュアルシフトギアユニットの個々の1つのシフトギヤユニットS1a、S2a、S3a、S4a、S5a、S6a、S7a、S8aだけを切り換えることができる。したがって、全部で9つのシフトギヤユニットS1a〜S9aのうちの8つが4つのデュアルシフトギアユニットに複合される。
【0030】
シフトギヤユニットS9aは1つの単一シフトギヤユニットとして実施されている。第9のシフトギヤユニットS9aは、アイドラギヤZ22a、Z42aが互いに回転不能に連結されるシフト位置と、アイドラギヤZ22a、Z42aが互いに切り離されるニュートラル位置とを備えている。このシフトギヤユニットは、シフト位置とニュートラル位置とで切り換え可能なスライドスリーブを含んでいる。単一シフトギヤユニットとして実施されているシフトギヤユニットS9aは、基本的に残りのシフトギヤユニットS1a〜S8aに依存せずに切り換え可能であり、シフトギヤユニットS1a〜S8aを切り換えるためにアクチュエータを介したシフト論理に応じて依存関係を定義することもできる。
【0031】
1つのデュアルシフトギアユニットに複合される第1のシフトギヤユニットS1aと第2のシフトギヤユニットS2aとは、第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置されている。シフトギヤユニットS1a、S2aは第1のギヤホイール面Z1aと第2のギヤホイール面Z2aとの間に配置されている。第1のシフトギヤユニットS1aは、第1のギヤホイール面Z1aの第1のアイドラギヤZ12aと第1のカウンターシャフト13aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第2のシフトギヤユニットS2aは、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aと第1のカウンターシャフト13aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第1のシフトギヤユニットS1aの第2のクラッチ要素は、第1のギヤホイール面Z1aの第1のアイドラギヤZ12aに永続的に回転不能に連結されている。両方のシフトギヤユニットS1a、S2aに割り当てられている第1のクラッチ要素は、第1のカウンターシャフト13aに永続的に回転不能に連結されている。第2のシフトギヤユニットS2aの第2のクラッチ要素は、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aに永続的に回転不能に連結されている。シフトギヤユニットS1a、S2aの第1のクラッチ要素は、シフトギヤユニットS1a、S2aの第2のクラッチ要素の間に配置されている。第1のシフトギヤユニットS1aは、第8の前進ギヤ段V8aだけに接続されている。第2のシフトギヤユニットS2aは、第4の前進ギヤ段V4aだけに接続されている。
【0032】
1つのデュアルシフトギアユニットに複合された第3のシフトギヤユニットS3aと第4のシフトギヤユニットS4aは第1のカウンターシャフト13aと同軸に配置されている。シフトギヤユニットS3a、S4aは、第4のギヤホイール面Z4aと第5のギヤホイール面Z5aとの間に配置されている。第3のシフトギヤユニットS3aは、第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aと第1のカウンターシャフト13aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第4のシフトギヤユニットS4aは、第5のギヤホイール面Z5aの第1のアイドラギヤZ52aと第1のカウンターシャフト13aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第3のシフトギヤユニットS3aの第2のクラッチ要素は、第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aに永続的に回転不能に連結されている。両方のシフトギヤユニットS3a、S4aに割り当てられている第1のクラッチ要素は、第1のカウンターシャフト13aに永続的に回転不能に連結されている。第4のシフトギヤユニットS4aの第2のクラッチ要素は、第5のギヤホイール面Z5aの第1のアイドラギヤZ52aに永続的に回転不能に連結されている。シフトギヤユニットS3a、S4aの第1のクラッチ要素は、シフトギヤユニットS3a、S4aの第2のクラッチ要素の間に配置されている。第3のシフトギヤユニットS3aは第3の前進ギヤ段V3aだけに接続されている。第4のシフトギヤユニットS4aは、第7の前進ギヤ段V7aと第9の前進ギヤ段V9aとだけに接続されている。
【0033】
1つのデュアルシフトギアユニットに複合されている第5のシフトギヤユニットS5aと第6のシフトギヤユニットS6aは第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置されている。シフトギヤユニットS5a、S6aは第1のギヤホイール面Z1aと第3のギヤホイール面Z3aとの間に配置されている。第5のシフトギヤユニットS5aは、第1のギヤホイール面Z1aの第2のアイドラギヤZ13aと第2のカウンターシャフト14aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第6のシフトギヤユニットS6aは、第3のギヤホイール面Z3aのアイドラギヤZ33aと第2のカウンターシャフト14aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第5のシフトギヤユニットS5aの第2のクラッチ要素は、第1のギヤホイール面Z1aの第2のアイドラギヤZ13aに永続的に回転不能に連結されている。両方のシフトギヤユニットS5a、S6aに割り当てられている第1のクラッチ要素は、第2のカウンターシャフト14aに永続的に回転不能に連結されている。第6のシフトギヤユニットS6aの第2のクラッチ要素は、第3のギヤホイール面Z3aのアイドラギヤZ33aに永続的に回転不能に連結されている。シフトギヤユニットS5a、S6aの第1のクラッチ要素は、シフトギヤユニットS5a、S6aの第2のクラッチ要素の間に配置されている。第5のシフトギヤユニットS5aは第6の前進ギヤ段V6aだけに接続されている。第6のシフトギヤユニットS6aは、第1の前進ギヤ段V1aと第2の前進ギヤ段V2aとだけに接続されている。
【0034】
1つのデュアルシフトギアユニットに複合されている第7のシフトギヤユニットS7aと第8のシフトギヤユニットS8aは、第2のカウンターシャフト14aと同軸に配置されている。シフトギヤユニットS7a、S8aは、第4のギヤホイール面Z4aと第5のギヤホイール面Z5aとの間に配置されている。第7のシフトギヤユニットS7aは、第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aと第2のカウンターシャフト14aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第8のシフトギヤユニットS8aは、第5のギヤホイール面Z5aの第2のアイドラギヤZ53aと第2のカウンターシャフト14aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第7のシフトギヤユニットS7aの第2のクラッチ要素は、第4のギヤホイール面Z4aの第2のアイドラギヤZ43aに永続的に回転不能に連結されている。両方のシフトギヤユニットS7a、S8aに割り当てられている第1のクラッチ要素は、第2のカウンターシャフト14aに永続的に回転不能に連結されている。第8のシフトギヤユニットS8aの第2のクラッチ要素は、第5のギヤホイール面Z5aの第2のアイドラギヤZ53aに永続的に回転不能に連結されている。シフトギヤユニットS7a、S8aの第1のクラッチ要素は、シフトギヤユニットS7a、S8aの第2のクラッチ要素の間に配置されている。第7のシフトギヤユニットS7aは、後進ギヤ段R1a、R2aだけに接続されている。これは後進ギヤ段R1a、R2aを形成するためだけに備えられている。第8のシフトギヤユニットS8aは第5の前進ギヤ段V5aだけに接続されている。
【0035】
第9のシフトギヤユニットS9aは第1のカウンターシャフト14aと同軸に配置されている。第9のシフトギヤユニットS9aは第2のギヤホイール面Z2aと第4のギヤホイール面Z4aとの間に配置されている。第9のシフトギヤユニットS9aは、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aと第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aとを互いに回転不能に連結するために備えられている。第9のシフトギヤユニットS9aの第1のクラッチ要素は、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aに永続的に回転不能に連結されている。第9のシフトギヤユニットS9aの第2のクラッチ要素は、第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aに永続的に回転不能に連結されている。第9のシフトギヤユニットS9aは、第1の前進ギヤ段V1a、第9の前進ギヤ段V9a、及び後進ギヤ段R2aだけに接続されている。第9のシフトギヤユニットS9aは巻上げ段だけに接続されている。
【0036】
前進ギヤ段V1a〜V9a、及び後進ギヤ段R1a、R2aのシフト論理は図の説明から明らかになる。その際、隣接する前進ギヤ段V1a〜V8aは基本的に互いにパワーシフト可能である。パワーシフトのために、対応するシフトギヤユニットS1a、S2a、S3a、S4a、S5a、S6a、S8a、S9aを接続することによって切り換えられる前進ギヤ段V1a〜V8aが形成される。次いで、切り換えられる前進ギヤ段V1a〜V8aに割り当てられているパワーシフトクラッチK1a、K2aのひとつが連続的に接続され、同時に遮断される前進ギヤ段V1a〜V8aに割り当てられている別のパワーシフトクラッチK1a、K2aの他方が連続的に開放される。
【0037】
パワーシフト可能な奇数の前進ギヤ段V1a、V3a、V5a、V7aは第1のパワーシフトクラッチK1aに割り当てられている。パワーシフト可能な偶数の前進ギヤ段V2a、V4a、V6a、V8aは第2のパワーシフトクラッチK2aに割り当てられている。パワーシフト不能な第9の前進ギヤ段V9aは第2のパワーシフトクラッチK2aに割り当てられている。後進ギヤ段R1aは第1のパワーシフトクラッチK1aに割り当てられている。後進ギヤ段21aは第2のパワーシフトクラッチK2aに割り当てられている。第1のパワーシフトクラッチK1aは、前進ギヤ段V1a、V3a、V5a、V7a、及び後進ギヤ段R1aに接続されている。第2のパワーシフトクラッチK2aは、前進ギヤ段V2a、V4a、V6a、V8a、V9a及び後進ギヤ段R2aに接続されている。単なる連続的なパワーシフトの可能性を超える前進ギヤ段V1a〜V8a間の補足的なパワーシフトの可能性がシフト論理から直に生じる。
【0038】
図2にはデュアルクラッチトランスミッションのシフト図が示されている。デュアルクラッチトランスミッションは自動式、又は部分自動式に形成されている。シフト図では、「x」は対応するギヤ段の接続されたシフトギヤユニット、又は接続されたたパワーシフトクラッチを示している。シフトギヤユニットS1a〜S9aを接続することによる前進ギヤ段V1a〜V9a、及び後進ギヤ段R1a、R2aの形成が
図2のシフト図に示されている。
【0039】
第1の前進ギヤ段V1a、第9の前進ギヤ段V9a、及び後進ギヤ段R2aは巻上げ段として形成されている。前進ギヤ段V1aでは、第6のシフトギヤユニットS6aと第9のシフトギヤユニットS9aとが接続される。第1の前進ギヤ段V1aでの力束は第4のギヤホイール面Z4aの第1のギヤホイール対、第2のギヤホイール面Z2aのギヤホイール対、及び第3のギヤホイール面Z3aのギヤホイール対を介して伝達される。第9の前進ギヤ段V9aでは、第4のシフトギヤユニットS4aと第9のシフトギヤユニットS9aとが接続される。第9の前進ギヤ段V9aでの力束は第2のギヤホイール面Z2aのギヤホイール対、第4のギヤホイール面Z4aの第1のギヤホイール対、および第5のギヤホイール面Z5aの第1のギヤホイール対を介して伝達される。後進ギヤ段R2aでは、第7のシフトギヤユニットS7aと第9のシフトギヤユニットS9aとが接続される。後進ギヤ段R2aでの力束は第2のギヤホイール面Z2aのギヤホイール対、及び第4のギヤホイール面Z4aの後進ギヤ段用に備えられたギヤホイール対を介して伝達される。
【0040】
デュアルクラッチトランスミッションは、少なくとも構造的に切り換え可能な前進ギヤ段V1a、V9aと、少なくとも構造的に切り換え可能な後進ギヤ段R2aとを形成するために備えられた3つの巻上げ段を含んでいる。前進ギヤ段V1a、V9aと後進ギヤ段R2aでシフトギヤユニットS9aによって互いに結合され、力束を伝達する第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aと、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aとは第1の巻上げ段を形成する。第1の入力シャフト11aによって永続的に結合され、第1の前進ギヤ段V1aで力束を伝達する第2のギヤホイール面Z2aの固定ギヤZ21aと、第3のギヤホイール面Z3aの固定ギヤZ31aとが第2の巻上段を形成する。第2の入力シャフト12aによって永続的に結合され、第9の前進ギヤ段V9aで力束を伝達する第4のギヤホイール面Z4aの固定ギヤZ41aと、第5のギヤホイール面Z5aの固定ギヤZ51aとが第3の巻上段を形成する。第1の前進ギヤ段V1aは第1の巻上げ段と第2の巻上げ段とによって、第9の前進ギヤ段V9aは第1の巻上げ段と第3の巻上げ段とによって、また後進ギヤ段R2aは第1の巻上げ段によって形成されている。それによって、第2のギヤホイール面Z2aのアイドラギヤZ22aと、第4のギヤホイール面Z4aの第1のアイドラギヤZ42aとは、第1の前進ギヤ段V1a、第9の前進ギヤ段V9a、及び後進ギヤ段R2a用の巻上げ段を形成する。第1の巻上げ段は第9のシフトギヤユニットS9aによって接続可能である。残りの前進ギヤ段V2a〜V8aではそれぞれ、ギヤホイール面Z1a、Z2a、Z3a、Z4a、Z5aのギアホイール対の1つだけが伝達に関与する。シフトギヤユニットS1〜S8aの接続による残りの前進ギヤ段V2a〜V8aの形成、及びシフトギヤユニットS7aの接続による後進ギヤ段R1aの形成は
図2に示されている。
【0041】
デュアルクラッチトランスミッションの9つのシフトギヤユニットS1a〜S9aは全部で5つのスライドスリーブを含んでいる。デュアルシフトギアユニットとして形成されているシフトギヤユニットS1a〜S8aのスライドスリーブを切り換えるために、デュアルクラッチトランスミッションはそれぞれ油圧式切り換えアクチュエータを具備している。更に、第9のシフトギヤユニットS9a用に別の油圧式切り換えアクチュエータが備えられている。したがって、デュアルクラッチトランスミッションは5つのスライドスリーブを切り換えるための5つの切り換えアクチュエータ(詳細には図示せず)を含んでいる。基本的に、より多くの切り換えアクチュエータを有する構成も考えられる。その際、切り換えアクチュエータを複動式シリンダの形状で形成することができる。スライドスリーブを切り換えるための電気式、又は空気圧式切り換えアクチュエータも考えられる。
【0042】
デュアルクラッチトランスミッションは、形状ロック用にパーキングギヤホイール15aを具備している。パーキングギヤホイール15aは基本的に異なる位置に配置することができる。好適には、パーキングギヤホイール15aは、第1のカウンターシャフト13aより短い最終駆動比を有する第2のカウンターシャフト14aに永続的に回転不能に連結されている。基本的に、パーキングギヤホイールは第1のカウンターシャフト13aに永続的に回転不能に連結することもできる。パーキングギヤホイール15aは好適には、第5のギヤホイール面Z5aの入力クラッチとは反対側に配置されている。
【0043】
図3から
図7には、本発明の3つの別の実施形態が示されている。以下の説明は実質的に実施形態間の相違に限定してなされ、同一の部品、特徴、及び機能については別の実施形態、特に
図1及び
図2の実施形態を参照することができる。実施形態を区別するため、
図1及び
図2の実施形態の参照符号の文字aの代わりに、
図3から
図7の実施形態の参照符号には文字bからdが用いられる。特に同じ参照符号を付した同じ名称の部品に関しては、基本的に別の実施形態、特に
図1及び
図2の実施形態の図面及び/又は説明を参照することができる。
【0044】
図3は、代替形成された自動車のデュアルクラッチトランスミッションを示している。デュアルクラッチトランスミッションは、9つの前進ギヤ段V1〜V9、及び2つの後進ギヤ段R1、R2を切り換えるために備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは駆動シャフト10b、駆動シャフト10bに連結され、2つのパワーシフトクラッチK1b、K2bを有する入力クラッチ、第2のパワーシフトクラッチK2bに連結された第1の入力シャフト11b、第1のパワーシフトクラッチK1bに連結され、第1の入力シャフト11bを貫通する第2の入力シャフト12b、及び入力シャフト11b、12bに平行にオフセットされて配置された2つのカウンターシャフト13b、14bを含んでいる。9つの前進ギヤ段V1〜V9と後進ギヤ段R1、R2とを形成するため、デュアルクラッチトランスミッションはそれぞれ入力シャフト11b、12bの1つに永続的に回転不能に連結された固定ギヤZ11b、Z21b、Z31b、Z41b、Z51bを具備する5つのギヤホイール面Z1b、Z2b、Z3b、Z4b、Z5bと、9つのシフトギヤユニットS1b、S2b、S3b、S4b、S5b、S6b、S7b,S8b、S9bとを含んでいる。ギヤホイール面Z1b、Z2b、Z3b、Z4b、Z5bはそれぞれ、少なくとも1つのアイドラギヤZ12b、Z13b、Z22b、Z33b、Z42b、Z43b、Z52b、Z53bを具備し、固定ギヤZ12b、Z22b、Z42b、Z52bが第1のカウンターシャフト13bと同軸に、またアイドラギヤZ13b、Z33b、Z43b、Z53bが第2のカウンターシャフト14bと同軸に配置されている。後進ギヤ段R1、R2を切り換えるため、第1のカウンターシャフト13bと同軸に配置された、第4のギヤホイール面Z4bのアイドラギヤZ42bと、第2のカウンターシャフト14bと同軸に配置された、第4のギヤホイール面Z4bのアイドラギヤZ43bとは、後進ギヤ段R1、R2を切り換えるためのギヤホイール対を形成している。デュアルクラッチトランスミッションは更に、トルクを放出するため、第1のカウンターシャフト13bに永続的に回転不能に連結された被動ギヤZ01bと第2のカウンターシャフト14bに永続的に回転不能に連結された被動ギヤZ02bとを含む出力ギヤホイール面Z0bを具備している。デュアルクラッチトランスミッションは更に、パーキングギヤホイール15bを具備している。第1の8つの前進ギヤ段V1〜V8は連続的にパワーシフト可能であり、第9の前進ギヤ段V9はパワーシフト不能である。
【0045】
前述の実施形態とは異なり、第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bは二重歯を具備している。第4のギヤホイール面Z4bの固定ギヤZ41bと第4のギヤホイール面Z4bの第2のアイドラギヤZ43bとは、互いに軸方向にオフセットされて第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bに永続的に噛合連結されている。第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bは、第4のギヤホイール面Z4bの固定ギヤZ41b用の第1のギヤ歯と、第4のギヤホイール面Z4bの第2のアイドラギヤZ43b用の軸方向にオフセットされた第2のギヤ歯とを含んでいる。第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bと第4のギヤホイール面Z4bの固定ギヤZ41bとは第1のギヤ歯を介して互いに永続的に噛合連結されている。第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bと第4のギヤホイール面Z4bの第2の固定ギヤZ43bとは第2のギヤ歯を介して互いに永続的に噛合連結されている。両方のギヤ歯は、歯数及び/又はピッチ円径が異なっている。第4のギヤホイール面Z4bの固定ギヤZ41bと第1のアイドラギヤZ42bとは、第1のアイドラギヤZ42bの第1のギヤ歯によって第1及び第3の前進ギヤ段V1、V3を切り換えるためのギヤホイール対を形成している。第4のギヤホイール面Z4bの第1のアイドラギヤZ42bと第2のアイドラギヤZ43bとは、第1のアイドラギヤZ42bの第2のギヤ歯によって後進ギヤ段R1、R2を切り換えるためのギヤホイール対を形成している。
【0046】
図4は、
図1及び
図2に示したデュアルクラッチトランスミッション、及び
図3に示したデュアルクラッチトランスミッションと運動学的に関連する第3の実施形態の自動車のデュアルクラッチトランスミッションを示している。デュアルクラッチトランスミッションは、連続的にパワーシフト可能な8つの前進ギヤ段V1c〜V8cと、2つの後進ギヤ段R1c、R2cとを切り換えるために備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは更に、パワーシフト不能な微速走行ギヤ段(クラウラギヤ)C1cに切り換えるために備えられている。
【0047】
デュアルクラッチトランスミッションは、駆動シャフト10c、駆動シャフト10cに連結された、2つのパワーシフトクラッチK1c、K2cを有する入力クラッチ、第2のパワーシフトクラッチK2cに連結された第1の入力シャフト11c、第1のパワーシフトクラッチK1cに連結され、第1の入力シャフト11cを貫通する第2の入力シャフト12c、及び入力シャフト11c、12cに平行にオフセットされて配置された2つのカウンターシャフト13c、14cを含んでいる。8つの前進ギヤ段V1c〜V8cと後進ギヤ段R1c、R2c、及び微速度走行ギヤ段C1cを形成するため、デュアルクラッチトランスミッションは入力シャフト11c、12cの1つに永続的に回転不能に連結された固定ギヤZ11c、Z21c、Z31c、Z41c、Z51cをそれぞれ具備する5つのギヤホイール面Z1c、Z2c、Z3c、Z4c、Z5cと、9つのシフトギヤユニットS1c、S2c、S3c、S4c、S5c、S6c、S7c,S8c、S9cとを含んでいる。ギヤホイール面Z1c、Z2c、Z3c、Z4c、Z5cはそれぞれ、少なくとも1つのアイドラギヤZ12c、Z13c、Z22c、Z33c、Z42c、Z43c、Z52c、Z53cを具備し、アイドラギヤZ12c、Z22c、Z42c、Z52cが第1のカウンターシャフト13cと同軸に配置され、またアイドラギヤZ13c、Z33c、Z43c、Z53cが第2のカウンターシャフト14cと同軸に配置されている。後進ギヤ段R1c、R2cを切り換えるため、第1のカウンターシャフト13cと同軸に配置された第4のギヤホイール面Z4cのアイドラギヤZ42cと、第2のカウンターシャフト14cと同軸に配置された第4のギヤホイール面Z4cのアイドラギヤZ43cとは、後進ギヤ段R1c、R2cを切り換えるためのギヤホイール対を形成している。デュアルクラッチトランスミッションは、トルクを放出するために2つの被動ギヤZ01c、Z02cを有する出力ギヤホイール面Z0cを具備している。デュアルクラッチトランスミッションは更に、パーキングギヤホイール15cを具備している。
【0048】
前述の実施形態とは異なり、被動ギヤZ01c、Z02cの1つはカウンターシャフト13c、14cに回転可能に枢支され、被動ギヤZ01c、Z02cの1つは別のカウンターシャフト13c、14c上に永続的に回転不能に配置されている。第1の被動ホイールZ01cは第1のカウンターシャフト13cと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13cに回転可能に枢支されている。第2の被動ホイールZ02cは第2のカウンターシャフト14cと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14cに回転不能に連結されている。第2のカウンターシャフト14cだけがデュアルクラッチトランスミッションの被動ギヤホイールに永続的に作動連結されている。第1のカウンターシャフト13cは被動ギヤホイールから切り換え可能に切り離すことができる。
【0049】
前述の実施形態との別の相違は、第1のカウンターシャフト13cと被動ギヤホイール(詳細には図示せず)との作動連結を形成するための第9のシフトギヤユニットS9cが備えられていることである。第9のシフトギヤユニットS9cは、第1のカウンターシャフト13cと同軸に配置された第1の被動ホイールZ01cと第1のカウンターシャフト13cとの作動連結を形成するために備えられている。第9のシフトギヤユニットS9cは、第1の被動ホイールZ01cの入力クラッチとは反対側に配置されている。このシフトギヤユニットは第1のギヤホイール面Z1cと第1の被動ホイールZ01cとの間に配置されている。第9のシフトギヤユニットS9cは、シフト位置で出力ギヤホイール面Z0cの第1の被動ホイールZ01cと第1のカウンターシャフト13cとを互いに回転不能に連結し、ニュートラル位置で第1の被動ホイールZ01cと第1のカウンターシャフト13cとを互いに切り離すために備えられている。第9のシフトギヤユニットS9cの第1のクラッチ要素は、第1のカウンターシャフト13cに永続的に回転不能に連結されている。第9のシフトギヤユニットS9cの第2のクラッチ要素は、出力ギヤホイール面Z0cの第1の被動ホイールZ01cに永続的に回転不能に連結されている。このデュアルクラッチトランスミッションには、2つのアイドラギヤを互いに回転不能に連結するために備えられるシフトギヤユニットがない。
【0050】
デュアルクラッチトランスミッションのシフト図は
図5に示されている。第1のパワーシフトクラッチK1cは、奇数の前進ギヤ段V1c、V3c、V5c、V7c、微速走行ギヤ段C1c、及び後進ギヤ段R1cに結合される。第2のパワーシフトクラッチK2cは、偶数の前進ギヤ段V2c、V4c、V6c、V8c、及び後進ギヤ段R2cに結合される。第1の前進ギヤ段V1cではシフトギヤユニットS2c、S3c、S6cだけが結合される。第2の前進ギヤ段V2cではシフトギヤユニットS6cだけが結合される。第3の前進ギヤ段V3cではシフトギヤユニットS3c、S9cだけが結合される。第4の前進ギヤ段V4cではシフトギヤユニットS2c、S9cだけが結合される。第5の前進ギヤ段V5cではシフトギヤユニットS8cだけが結合される。第6の前進ギヤ段V6cではシフトギヤユニットS5cだけが結合される。第7の前進ギヤ段V7cではシフトギヤユニットS4c、S9cだけが結合される。第8の前進ギヤ段V8cではシフトギヤユニットS1c、S9cだけが結合される。微走行ギヤ段C1cではシフトギヤユニットS1c、S3c、S6cだけが結合される。後進ギヤ段R1cではシフトギヤユニットS7cだけが結合される。後進ギヤ段R2cではシフトギヤユニットS2c、S4c、S7cだけが結合される。
【0051】
第1の前進ギヤ段V1c、微速走行ギヤ段C1c、及び後進ギヤ段R2cは巻上げ段として形成される。第1の前進ギヤ段V1cでの力束は、第4のギヤホイール面Z4cの第1のギヤホイール対、第2のギヤホイール面Z2cのギヤホイール対、及び第3のギヤホイール面Z3cのギヤホイール対を介して伝達される。微速走行ギヤ段C1cでの力束は、第4のギヤホイール面Z4cの第1のギヤホイール対、第1のギヤホイール面Z1cの第1のギヤホイール対、及び第3のギヤホイール面Z3cのギヤホイール対を介して伝達される。後進ギヤ段R2cでの力束は、第2のギヤホイール面Z2cのギヤホイール対、第5のギヤホイール面Z5cの第1のギヤホイール対、及び後進ギヤ段用に備えられた第4のギヤホイール面Z4cのギヤホイール対を介して伝達される。
【0052】
デュアルクラッチトランスミッションは、少なくとも構造的に切り換え可能な前進ギヤ段V1c、少なくとも構造的に切り換え可能な微速走行ギヤ段C1c、及び少なくとも構造的に切り換え可能な後進ギヤ段R2cを形成するために備えられた6つの巻上げ段を含んでいる。第1の前進ギヤ段V1cでシフトギヤユニットS2c、S3cによって第1のカウンターシャフト13cを介して互いに結合され、力束を伝達する第4のギヤホイール面Z4cの第1のアイドラギヤZ42cと、第2のギヤホイール面Z2cのアイドラギヤZ22cとが第1の巻上げ段を形成する。その際、第1のカウンターシャフト13c、ひいては互いに結合されたアイドラギヤZ42c、Z22cは第9のシフトギヤユニットS9cによって第1の被動ギヤZ01cから切り離される。第1の入力シャフト11cによって互いに永続的に結合され、第1の前進ギヤ段V1cで力束を伝達する第2のギヤホイール面Z2cの固定ギヤZ21cと、第3のギヤホイール面Z3cの固定ギヤZ31cとは第2の巻上げ段を形成する。微速走行ギヤ段C1cでシフトギヤユニットS1c、S3cによって第1のカウンターシャフト13cを介して互いに結合され、力束を伝達する第4のギヤホイール面Z4cの第1のアイドラギヤZ42cと、第1のギヤホイール面Z1cの第1のアイドラギヤZ12cとは第3の巻上げ段を形成する。その際、第1のカウンターシャフト13c、ひいては互いに結合されたアイドラギヤZ42c、Z12cは第9のシフトギヤユニットS9cによって第1の被動ギヤZ01cから切り離される。第1の入力シャフト11cによって互いに永続的に結合され、微速走行ギヤ段C1cで力束を伝達する第1のギヤホイール面Z1cの固定ギヤZ11cと、第3のギヤホイール面Z3cの固定ギヤZ31cとは第4の巻上げ段を形成する。後進ギヤ段R2cでシフトギヤユニットS2c、S4cによって第1のカウンターシャフト13cを介して互いに結合され、力束を伝達する第2のギヤホイール面Z2cのアイドラギヤZ22cと、第5のギヤホイール面Z5cの第1のアイドラギヤZ52cとは第5の巻上げ段を形成する。その際、第1のカウンターシャフト13c、ひいては互いに結合されたアイドラギヤZ22c、Z52cは第9のシフトギヤユニットS9cによって第1の被動ギヤZ01cから切り離される。第2の入力シャフト12cによって互いに永続的に結合され、後進ギヤ段R2cで力束を伝達する第5のギヤホイール面Z5cの固定ギヤZ51cと、第4のギヤホイール面Z4cの固定ギヤZ41cとは第6の巻上げ段を形成する。第1の前進ギヤ段V1cは第1の巻上げ段と第2の巻き上げ段とによって形成され、また微速走行ギヤ段C1cは第3の巻上げ段と第4の巻上げ段とによって形成され、また後進ギヤ段R2cは第5の巻上げ段と第6の巻上げ段とによって形成される。第1の被動ギヤZ01cが切り離されると、第1の巻上げ段はシフトギヤユニットS2c、S3cによって、第3の巻上げ段はシフトギヤユニットS1c、S3cによって、また第5の巻上げ段はシフトギヤユニットS2c、S4cによって接続可能である。
【0053】
図6は、
図4及び
図5に示されているデュアルクラッチトランスミッションと運動学的に関連する第4の実施形態の自動車のデュアルクラッチトランスミッションを示している。デュアルクラッチトランスミッションのシフト図は
図7に示されている。デュアルクラッチトランスミッションは、連続的にパワーシフト可能な8つの前進ギヤ段V1d〜V8dと、2つの後進ギヤ段R1d、R2dとを切り換えるために備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは更に、微速走行ギヤ段(クラウラギヤ)C1dに切り換えるために備えられている。
【0054】
デュアルクラッチトランスミッションは、駆動シャフト10d、駆動シャフト10dに連結された、2つのパワーシフトクラッチK1d、K2dを有する入力クラッチ、第2のパワーシフトクラッチK2dに連結された第1の入力シャフト11d、第1のパワーシフトクラッチK1dに連結され、第1の入力シャフト11dを貫通する第2の入力シャフト12d、及び入力シャフト11d、12dに平行にオフセットされて配置された2つのカウンターシャフト13d、14dを含んでいる。8つの前進ギヤ段V1d〜V8dと後進ギヤ段R1d、R2d、及び微速度走行ギヤ段C1dを形成するため、デュアルクラッチトランスミッションは5つのギヤホイール面Z1d、Z2d、Z3d、Z4d、Z5dと、9つのシフトギヤユニットS1d、S2d、S3d、S4d、S5d、S6d、S7d、S8d、S9dとを含んでいる。デュアルクラッチトランスミッションはトルクを放出するため、2つの被動ギヤZ01d、Z02dを有する出力ギヤホイール面Z0dを具備しており、第1の被動ギヤZ01dは第1のカウンターシャフト13dと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13dに回転可能に枢支されており、第2の被動ギヤZ02dは第2のカウンターシャフト14dと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14dに永続的に回転不能に連結されている。
【0055】
前述の実施形態と比較して、5つのギヤホイール面Z1d、Z2d、Z3d、Z4d、Z5dの配置は異なっている。第3のギヤホイール面Z3dは残りのギヤホイール面Z1d、Z2d、Z4d、Z5dに関して最も入力クラッチの近傍に位置している。第3のギヤホイール面Z3dは固定ギヤZ31dとアイドラギヤZ33dとを具備している。固定ギヤZ31dは入力シャフト11d、12dと同軸に配置され、第1の入力シャフト11dに永続的に回転不能に連結されている。アイドラギヤZ33dは第2のカウンターシャフト14dと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14dに回転可能に枢支される。固定ギヤZ31dとアイドラギヤZ33dとは、前進ギヤ段V1d、V2dだけを形成するために備えられた第3のギヤホイール面Z3dを形成している。
【0056】
第2のギヤホイール面Z2dは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第3のギヤホイール面Z3dに向かって配置されている。第2のギヤホイール面Z2dは固定ギヤZ21dとアイドラギヤZ22dとを具備している。固定ギヤZ21dは入力シャフト11d、12dと同軸に配置され、第1の入力シャフト11dに永続的に回転不能に連結されている。アイドラギヤZ22dは第1のカウンターシャフト13dと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13dに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ21dとアイドラギヤZ22dとは、前進ギヤ段V4dだけを形成するために備えられた第2のギヤホイール面Z2dの単一のギヤホイール対を形成している。第1の被動ギヤZ01dと第1のカウンターシャフト13dとの作動連結のために備えられている第9のシフトギヤユニットS9dは、第2のギヤホイール面Z2dと出力ギヤホイール面Z0dとの間に配置されている。
【0057】
第1のギヤホイール面Z1dは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第2のギヤホイール面Z2dに向かって配置されている。第1のギヤホイール面Z1dは、固定ギヤZ11d、第1のアイドラギヤZ12d、及び第2のアイドラギヤZ13dを含んでいる。固定ギヤZ11dは入力シャフト11d、12dと同軸に配置され、第1の入力シャフト11dに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ12dは、第1のカウンターシャフト13dと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13dに回転可能に枢支されている。第2のアイドラギヤZ13dは、第2のカウンターシャフト14dと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14dに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ11dと第1のアイドラギヤZ12dとは、前進ギヤ段V8dだけを形成するために備えられている第1のギヤホイール面Z1dの第1のギヤホイール対を形成している。固定ギヤZ11dと第2のアイドラギヤZ13dとは、前進ギヤ段V6だけを形成するために備えられている第1のギヤホイール面Z1dの第2のギヤホイール対を形成している。
【0058】
第5のギヤホイール面Z5dは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第1のギヤホイール面Z1dに向かって配置されている。第5のギヤホイール面Z5dは、固定ギヤZ51d、第1のアイドラギヤZ52d、及び第2のアイドラギヤZ53dを具備している。固定ギヤZ51dは入力シャフト11d、12dと同軸に配置され、第2の入力シャフト12dに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ52dは、第1のカウンターシャフト13dと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13dに回転可能に枢支されている。第2のアイドラギヤZ53dは、第2のカウンターシャフト14dと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14dに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ51dと第1のアイドラギヤZ52dとは、前進ギヤ段V7dだけを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5dの第1のギヤホイール対を形成している。固定ギヤZ51dと第2のアイドラギヤZ53dとは、前進ギヤ段V5dだけを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5dの第2のギヤホイール対を形成している。
【0059】
第4のギヤホイール面Z4dは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第5のギヤホイール面Z5dに向かって配置されている。第4のギヤホイール面Z4dは、固定ギヤZ41d、第1のアイドラギヤZ42d、及び第2のアイドラギヤZ43dを具備している。固定ギヤZ41dは、入力シャフト11d、12dと同軸に配置され、第2の入力シャフト12dに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ42dは第1のカウンターシャフト13dと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13dに回転可能に枢支されている。第2のアイドラギヤZ43dは、第2のカウンターシャフト14dと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14dに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ41dと第1のアイドラギヤZ42dとは、前進ギヤ段V3dだけを形成するために備えられた第4のギヤホイール面Z4dの第1のギヤホイール対を形成している。第1のアイドラギヤZ42dと第2のアイドラギヤZ43dとは、第4のギヤホイール面Z4dの第1のギヤホイール対と共に後進ギヤ段R1d、R2dだけを形成するために備えられた第4のギヤホイール面Z4dの第2のギヤホイール対を形成している。第4のギヤホイール面Z4dの両方のギヤホイール対は、後進ギヤ段R1d、R2dを形成するための回転方向転換をもたらす。第4のギヤホイール面Z4dのアイドラギヤZ42d、Z43dは、後進ギヤ段R1d、R2dを切り換えるためのギヤホイール対を形成している。
【0060】
図8は、
図4〜
図7に示したデュアルクラッチトランスミッションと運動学的に関連する第5の実施形態の自動車のデュアルクラッチトランスミッションを示している。デュアルクラッチトランスミッションのシフト図は
図9に示されている。デュアルクラッチトランスミッションは、連続的にパワーシフト可能な8つの前進ギヤ段V1e〜V8eと、2つの後進ギヤ段R1e、R2eとを切り換えるために備えられている。デュアルクラッチトランスミッションは更に、オーバードライブギヤ段(オーバードライブ)O1eに切り換えることによって、燃料を節減する前進ギヤ段を提供するために備えられている。
【0061】
デュアルクラッチトランスミッションは、駆動シャフト10e、駆動シャフト10eに連結され、2つのパワーシフトクラッチK1e、K2eを有する入力クラッチ、第2のパワーシフトクラッチK2eに連結された第1の入力シャフト11e、第1のパワーシフトクラッチK1eに連結され、第1の入力シャフト11eを貫通する第2の入力シャフト12e、及び入力シャフト11e、12eに平行にオフセットされて配置された2つのカウンターシャフト13e、14eを含んでいる。8つの前進ギヤ段V1e〜V8eと後進ギヤ段R1e、R2e、及びオーバードライブギヤ段O1eを形成するため、デュアルクラッチトランスミッションは5つのギヤホイール面Z1e、Z2e、Z3e、Z4e、Z5eと、9つのシフトギヤユニットS1e、S2e、S3e、S4e、S5e、S6e、S7e、S8e、S9eとを含んでいる。デュアルクラッチトランスミッションは、トルクを放出するため2つの被動ギヤZ01e、Z02eを有する出力ギヤホイール面Z0eを具備しており、第1の被動ギヤZ01eは第1のカウンターシャフト13eと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13eに回転可能に枢支されており、第2の被動ギヤZ02eは第2のカウンターシャフト14eと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14eに永続的に回転不能に連結されている。
【0062】
図4の実施形態と比較して、5つのギヤホイール面Z1e、Z2e、Z3e、Z4e、Z5eの配置は異なっている。第2のギヤホイール面Z2eは、残りのギヤホイール面Z1e、Z3e、Z4e、Z5eに関して最も入力クラッチの近傍に位置している。第2のギヤホイール面Z2eは、固定ギヤZ21eとアイドラギヤZ22eとを具備している。固定ギヤZ21eは、入力シャフト11e、12eと同軸に配置され、第1の入力シャフト11eに永続的に回転不能に連結されている。アイドラギヤZ22eは、第1のカウンターシャフト13eと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13eに回転可能に枢支されてる。固定ギヤZ21eとアイドラギヤZ22eとは、第1の前進ギヤ段V1aと第8の前進ギヤ段V8eだけを形成するために備えられた第2のギヤホイール面Z2eの単一のギヤホイール対を形成している。
【0063】
第3のギヤホイール面Z3eは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第2のギヤホイール面Z2eに向かって配置されている。第3のギヤホイール面Z3eは、固定ギヤZ31eとアイドラギヤZ33eとを具備している。固定ギヤZ31eは、入力シャフト11e、12eと同軸に配置され、第1の入力シャフト11eに永続的に回転不能に連結されている。アイドラギヤZ33eは、第2のカウンターシャフト14eと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14eに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ31eとアイドラギヤZ33eとは、前進ギヤ段V1e、V2e及び後進ギヤ段R1eだけを形成するために備えられた第3のギヤホイール面Z3eの単一のギヤホイール対を形成している。
【0064】
第1のギヤホイール面Z1eは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第3のギヤホイール面Z3eに向かって配置されている。第1のギヤホイール面Z1eは、固定ギヤZ11e、第1のアイドラギヤZ12e、及び第2のアイドラギヤZ13eを含んでいる。固定ギヤZ11eは、入力シャフト11e、12eと同軸に配置され、第1の入力シャフト11eに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ12eは、第1のカウンターシャフト13eと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13eに回転可能に枢支されている。第2のアイドラギヤZ13eは、第2のカウンターシャフト14eと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14eに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ11eと第1のアイドラギヤZ12eとは、前進ギヤ段V4eと後進ギヤ段R1eだけを形成するために備えられた第1のギヤホイール面Z1eの第1のギヤホイール対を形成している。固定ギヤZ11eと第2のアイドラギヤZ13eとは、前進ギヤ段V6eだけを形成するために備えられた第1のギヤホイール面Z1eの第2のギヤホイール対を形成している。
【0065】
第5のギヤホイール面Z5eは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第1のギヤホイール面Z1eに向かって配置されている。第5のギヤホイール面Z5eは、固定ギヤZ51e、第1のアイドラギヤZ52e、及び第2のアイドラギヤZ53eを具備している。固定ギヤZ51eは、入力シャフト11e、12eと同軸に配置され、第2の入力シャフト12eに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ52eは第1のカウンターシャフト13eと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13eに回転可能に枢支されている。第2のアイドラギヤZ53eは、第2のカウンターシャフト14eと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14eに回転可能に枢支されている。固定ギヤZ51eと第1のアイドラギヤZ52eとは、前進ギヤ段V5eだけを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5eの第1のギヤホイール対を形成している。固定ギヤZ51eと第2のアイドラギヤZ53eとは、前進ギヤ段V7eだけを形成するために備えられた第5のギヤホイール面Z5eの第2のギヤホイール対を形成している。
【0066】
第4のギヤホイール面Z4eは、入力クラッチを基点として主延伸方向に沿って第5のギヤホイール面Z5eに向かって配置されている。第4のギヤホイール面Z4eは、固定ギヤZ41e、第1のアイドラギヤZ42e、及び第2のアイドラギヤZ43eを具備している。固定ギヤZ41eは入力シャフト11e、12eと同軸に配置され、第2の入力シャフト12eに永続的に回転不能に連結されている。第1のアイドラギヤZ42eは、第1のカウンターシャフト13eと同軸に配置され、第1のカウンターシャフト13eに回転可能に枢支されている。第4のギヤホイール面Z4eの第1のアイドラギヤZ42eは、後進ギヤ段R1e、R2eだけを形成するために備えられている。これは回転方向を転換するために備えられている。第2のアイドラギヤZ43eは第2のカウンターシャフト14eと同軸に配置され、第2のカウンターシャフト14eに回転可能に枢支されている。第1のアイドラギヤZ42eと第2のアイドラギヤZ43eとは、後進ギヤ段R1e、R2eだけを形成するために備えられた第4のギヤホイール面Z4eの第1のギヤホイール対を形成している。固定ギヤZ41eと第2のアイドラギヤZ43eとは、前進ギヤ段V3eだけを形成するために備えられた第4のギヤホイール面Z4eの第2のギヤホイール対を形成している。第4のギヤホイール面Z4eの第1のギヤホイール対は、第4のギヤホイール面Z4eの第2のギヤホイール対と共に、後進ギヤ段R1e、R2eを形成するために備えられている。第4のギヤホイール面Z4eの両方のギヤホイール対は、後進ギヤ段R1e、R2eを形成するために方向転換をもたらす。
【0067】
図4の実施形態とは更に異なり、第1の被動ギヤZ01eと第1のカウンターシャフト13eとの作動連結のために備えられた第9のシフトギヤユニットS9eが第1の被動ギヤZ01eの入力クラッチとは反対側に配置されている。