特許第6243570号(P6243570)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6243570
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】販売促進システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20171127BHJP
【FI】
   G06Q30/02 380
   G06Q30/02 320
【請求項の数】1
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-120255(P2017-120255)
(22)【出願日】2017年6月20日
【審査請求日】2017年7月11日
(31)【優先権主張番号】特願2017-60562(P2017-60562)
(32)【優先日】2017年3月27日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】393010396
【氏名又は名称】エヌカント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085224
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 重隆
(72)【発明者】
【氏名】野澤 紀元
【審査官】 石田 信行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−138367(JP,A)
【文献】 特開2015−185109(JP,A)
【文献】 特開2012−093805(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の陳列または該商品の販売促進を行うための販売促進助成物と、
該販売促進助成物に設けられ、かつ会員が会員側携帯情報端末をかざした際に、近距離無線通信によって前記会員側携帯情報端末を自動起動させるとともに、この起動状態で、インターネット回線を介して、タグ記憶部にアドレスが記憶されたサーバ内の商品の口コミ情報サイトに、前記会員側携帯情報端末をアクセスさせるNFCタグと、
前記会員のうち、前記商品を購入した顧客の会員データを取得する会員データ取得手段を有したレジスタと、
前記会員データ取得手段から(無線または有線、もしくは手入力で)得た前記商品を購入した顧客の会員データと、前記商品の売り上げデータとを関連付けて商品購入データを作成する商品購入データ作成手段と、作成された前記商品購入データを、前記インターネット回線を介して前記サーバに送信する店舗側通信手段とを有した店舗側情報端末とを備え、
前記会員側携帯情報端末は、前記NFCタグのリーダおよびライタのうち、少なくともリーダと、前記商品の口コミ情報サイトに投稿する口コミ情報を前記会員の投稿者が作成するための文字入力手段と、前記商品の口コミ情報サイトに投稿された口コミ情報を前記会員の顧客が高低の評価をするための評価入力手段と、前記インターネット回線を介して、前記商品の口コミ情報サイトに投稿された口コミ情報を前記サーバから受信するとともに、前記文字入力手段からの口コミ情報と前記評価入力手段からの口コミ評価信号とを前記サーバに送信する会員側通信手段とを有し、
前記サーバは、前記インターネット回線に接続するためのサーバ側通信手段と、前記商品の口コミ情報サイトと、前記会員側携帯情報端末のメールアドレスを記憶するサーバ記憶部と、前記インターネット回線を介して、前記サーバ側通信手段が高評価の前記口コミ評価信号と前記商品購入データとを受信した際に、前記サーバ記憶部からアドレスを取得した前記口コミ情報の投稿者の会員が所持する前記会員側携帯情報端末に、前記インターネット回線を介して、前記サーバ側通信手段から電子ポイントを送信する電子ポイント付与手段とを有したことを特徴とする販売促進システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗の商品陳列場所などに設置されて、商品の陳列または商品の販売促進を行うためのNFCタグ付販売促進助成物および販売促進システムに関する。
【背景技術】
【0002】
什器に陳列した全ての商品にICチップを取り付け、ICチップの記憶部に産地などの商品情報を記憶させ、この商品情報を例えばスマートフォン(携帯情報端末)のディスプレイに表示させるものとして、例えば、特許文献1に記載された“ストア管理システム及び管理方法”が知られている。
しかしながら、特許文献1のものは、全ての商品にICチップを配していたため、コスト高を招いていた。
【0003】
そこで、これを解消する従来技術として、例えば、複数の商品を吊り下げ状態で陳列する商品陳列用フックにICチップを取り付けることにより、陳列した商品群の各広告情報を安価に提供でき、かつ顧客の購買意欲を刺激するようにした特許文献2の“ICチップ付きプロモーションフック”が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3988736号公報
【特許文献2】実用新案記憶第3123401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2(特許文献1も同じ)の従来技術は、商品の製造メーカやそれを販売する店舗が、顧客の購買意欲を高める目的で作成した商品情報を、ICチップから情報端末に読み取るものであった。そのため、顧客は、実際に商品を購入した人の感想、すなわちユーザ目線の商品情報を、店舗内でリアルタイムに得ることができなかった。これにより、顧客は商品について正しい評価ができず、購買意欲を刺激する情報としては不十分であった。
【0006】
そこで、発明者は鋭意研究の結果、商品の陳列または商品の販売促進を行うためのNFC(Near Field Communication)タグに着目し、これを販売促進助成物に設ければよいことに想到した。このようにすれば、店舗内でNFCタグ付きの販売促進助成物に携帯情報端末をかざすだけで、近距離無線通信により携帯情報端末を自動起動させ、インターネット回線を介して、NFCタグに記憶された商品の口コミ情報サイトに誘導でき、上述した課題はすべて解消されることを知見した。
また、口コミ情報サイトに会員が口コミ情報に投稿し、それを読んだ会員の顧客が商品の購入に至った場合、その口コミ情報を投稿した会員に所定の電子ポイントを与えるようにすれば、質の高い口コミ情報が入手できるとともに、会員の確保も可能なことを知見し、この発明を完成させた。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもので、口コミ情報サイトに書き込まれた商品の口コミ情報を、店舗内でリアルタイムに顧客に提供できるとともに、口コミ情報サイトへの書き込みがその場ででき、さらには質の高い口コミ情報の入手や、顧客が商品購入の動機となる高評価の口コミ情報を会員が投稿しておけば自動的に投稿者に電子ポイントが付与される可能性があり、かつ新規会員の獲得、ロイヤルカスタマーの確保も同時に図ることができるNFCタグ付販売促進助成物および販売促進システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、商品の陳列または該商品の販売促進を行うための販売促進助成物と、該販売促進助成物に設けられ、かつ顧客がNFCタグのリーダおよびライタのうち、少なくともリーダを有した携帯情報端末をかざした際に、近距離無線通信によって該携帯情報端末を自動起動させるとともに、この起動状態で、インターネット回線を介して、あらかじめタグ記憶部にアドレスが記憶された商品の口コミ情報サイトに、前記携帯情報端末をアクセスさせる前記NFCタグとを備えたことを特徴とするNFCタグ付販売促進助成物である。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、店舗において、顧客が携帯情報端末を販売促進助成物に取り付けたNFCタグにかざすと、近距離無線通信を介して、リーダがタグ記憶部に記憶された情報を読み取り、NFCタグからの指令に基づき、携帯情報端末が自動的に起動する。しかも、携帯情報端末は、インターネット回線を通して、あらかじめタグ記憶部に記憶された商品の口コミ情報サイトに自動アクセスし、そのサイト画面をディスプレイに表示する。
これにより、商品に関心がある顧客に、口コミ情報サイトに書き込まれた商品に対するユーザの口コミ情報を店舗内でリアルタイムに提供することができる。また、顧客は、商品外観やそれを手に取った感想などを、口コミ情報サイトに書き込むこともできる。
【0010】
商品の種類は、店内で販売可能なものであれば任意である。例えば、化粧品、食物、飲物、衣料品、家電品、調理器具、雑貨品、医薬品、医療品、健康器具、嗜好品、スポーツ用品、文具、書籍、園芸品、工具、ペット用品、家具、寝具などでもよい。
ここでいう販売促進助成物(デジタルクイックポップ)とは、商品を陳列するための陳列用具と、商品の販売促進を行う販売促進用具とを含むものである。
【0011】
ここでいう携帯情報端末(請求項5の会員側携帯情報端末も同じ)としては、例えば、スマートフォン、タブレットなどの携帯可能な端末を採用することができる。ただし、携帯情報端末はNFCタグを読み取るリーダとライタとの両方を具備したもの、または、リーダのみを搭載したものでなければならない。当然ながら、携帯情報端末は、口コミ情報サイトの情報を画面表示するディスプレイを有している。
【0012】
NFC(Near Field Communication)タグとは、数メートル以内の近距離無線通信を行うためのRFID(Radio frequency identification)である。NFCタグは、アンテナと、高周波回路を有したNFC通信部と、ROMまたはRAMのタグ記憶部と、CPUを内蔵した制御部と、電源回路の受電部とを有している。
商品の口コミ情報サイトは、インターネット回線に接続された管理サーバ(クラウドサーバを含む)により運営され、そのデータベースにコンテンツが記憶されている。
口コミ情報サイトの運営者は任意である。例えば、商品のメーカ、メーカと提携した商品の販売会社、商品を店舗販売する各種の店舗(例えば、スーパーマーケット、百貨店、ショッピングモール、個人の店舗など)でもよい。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、前記販売促進助成物が、陳列棚、什器、カウンタ用陳列器、スイングPOP、商品吊り下げパネルの何れか1つであることを特徴とする請求項1に記載のNFCタグ付販売促進助成物である。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、NFCタグを、陳列棚、什器、カウンタ用陳列器、商品吊り下げパネルに取り付けることにより、商品個々にNFCタグを配するときに比べて、商品の広告コストを廉価にできる。特に、NFCタグをスイングPOPに取り付けた場合には、首を振りながら顧客に商品の広告をアピールすることができ、より多くの顧客を口コミ情報サイトに誘導することができる。
【0015】
陳列棚および什器とは、店舗などで商品を陳列するための棚で、素材、サイズ(棚の段数)、形状などは任意である。
カウンタ用陳列器とは、例えば店舗のキャッシュレジスタに設置された小型の什器で、その素材、サイズ(棚の段数)、形状などは任意である。
スイングPOPとは、合成樹脂シートや紙製で、かつ表面に商品の広告がプリントされた広告表示部と、広告表示部の外縁から一体的に延出した装着部と、装着部の基端部に取り付けられた両面テープとを有したものである。スイングPOPは、両面テープを介して、装着部の基端部を例えば陳列棚などに首振り自在に貼着して使用されている。
商品吊り下げパネルとは、表面に突設されたフックに商品を吊り下げるもので、その素材、サイズ、形状、フックの本数などは任意である。
【0016】
さらに、請求項3に記載の発明は、前記商品の口コミ情報サイトには、前記商品の情報と、該商品に関連したサービス情報と、該商品を販売する店舗の店舗情報とのうち、少なくとも1つが掲載されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のNFCタグ付販売促進助成物である。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、口コミ情報サイトに商品の情報を掲載することで、商品を購入したユーザの感想を知りたい顧客に対して、対象商品と従来品との違いや、商品の正しい使い方などを告知することができる。また、口コミ情報サイトに商品に関連したサービス情報を掲載することで、メーカや販売会社が顧客に提供するこの商品またはこれに関連する商品のサービスを告知することができる。さらに、口コミ情報サイトに店舗情報を掲載することで、商品を店内販売する店舗が顧客に提供したい各種の情報を告知することができる。
【0018】
商品の情報としては、例えば、商品の成分、商品の特徴、使用方法、製造会社、販売会社などを採用することができる。
商品に関連したサービス情報としては、例えば、メーカや販売会社が主催する商品キャンペーンなどを採用することができる。
商品の口コミ情報としては、例えば、商品を購入したユーザの使用感、商品のデザインについての感想、価格についての意見などを採用することができる。
また、顧客は、店舗内でそれの試供品を試したときの感想や、商品のデザインを見た感想などを、口コミ情報サイトに書き込むことができる。
店舗情報としては、例えば、電子ポイントアップデー、バーゲンセールなどの広告を採用することができる。
【0019】
さらにまた、請求項4に記載の発明は、前記タグ記憶部に、前記携帯情報端末に送信される前記商品の商品情報と、該商品に関連したサービス情報と、該商品を販売する店舗の店舗情報のうち、少なくとも1つが記憶されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のNFCタグ付販売促進助成物である。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、タグ記憶部に、あらかじめ商品情報、商品に関連したサービス情報、商品を販売する店舗の店舗情報の何れかを記憶させておくことで、仮に口コミ情報サイトに商品の口コミ情報だけしか掲載がなくても、携帯情報端末をNFCタグにかざした際、携帯情報端末のディスプレイの画面に、口コミ情報、商品情報および店舗情報のうち、対応するものを表示することができる。
【0021】
タグ記憶部に記憶されるのは、商品情報、商品に関連したサービス情報、店舗情報のうち、何れか1つでも、これらの2つでも、その全部でもよい。
【0022】
請求項5に記載の発明は、商品の陳列または該商品の販売促進を行うための販売促進助成物と、該販売促進助成物に設けられ、かつ会員が会員側携帯情報端末をかざした際に、近距離無線通信によって前記会員側携帯情報端末を自動起動させるとともに、この起動状態で、インターネット回線を介して、タグ記憶部にアドレスが記憶されたサーバ内の商品の口コミ情報サイトに、前記会員側携帯情報端末をアクセスさせるNFCタグと、前記会員のうち、前記商品を購入した顧客の会員データを取得する会員データ取得手段を有したレジスタと、前記会員データ取得手段から得た前記商品を購入した顧客の会員データと、前記商品の売り上げデータとを関連付けて商品購入データを作成する商品購入データ作成手段と、作成された前記商品購入データを、前記インターネット回線を介して前記サーバに送信する店舗側通信手段とを有した店舗側情報端末とを備え、前記会員側携帯情報端末は、前記NFCタグのリーダおよびライタのうち、少なくともリーダと、前記商品の口コミ情報サイトに投稿する口コミ情報を前記会員の投稿者が作成するための文字入力手段と、前記商品の口コミ情報サイトに投稿された口コミ情報を前記会員の顧客が高低の評価をするための評価入力手段と、前記インターネット回線を介して、前記商品の口コミ情報サイトに投稿された口コミ情報を前記サーバから受信するとともに、前記文字入力手段からの口コミ情報と前記評価入力手段からの口コミ評価信号とを前記サーバに送信する会員側通信手段とを有し、前記サーバは、前記インターネット回線に接続するためのサーバ側通信手段と、前記商品の口コミ情報サイトと、前記会員側携帯情報端末のメールアドレスを記憶するサーバ記憶部と、前記インターネット回線を介して、前記サーバ側通信手段が高評価の前記口コミ評価信号と前記商品購入データとを受信した際に、前記サーバ記憶部からアドレスを取得した前記口コミ情報の投稿者の会員が所持する前記会員側携帯情報端末に、前記インターネット回線を介して、前記サーバ側通信手段から電子ポイントを送信する電子ポイント付与手段とを有したことを特徴とする販売促進システムである。
【0023】
販売促進システムは、店舗での顧客(会員)の商品購買力を高める販売促進サービスの1つで、口コミ情報サイトに口コミ情報を投稿した投稿者(会員)に、報酬としての電子ポイントを付与するものである。
顧客や口コミ情報の投稿者は、いずれも店舗の会員登録を済ませた会員である。会員数は、顧客と投稿者とを含めば任意である。顧客と投稿者とは一般的に異なるものの、同一人物でもよい。
会員データ取得手段による会員データの取得方法は限定されない。例えば、NFCタグを利用して会員側携帯情報端末から会員データを取得してもよい。その他、所定の会員カードに記憶された会員データを各種のカード読み取り機により読み取ってもよい。
商品購入データ作成手段は、店舗のレジにて顧客が商品を購入するとき、会員データ取得手段により取得した会員データと、商品の売り上げデータとを関連付けて商品購入データを作成するもの(電子回路)である。
レジスタには、商品購入データを記憶するレジ記憶部を設けてもよい。
評価入力手段は、口コミ情報サイトに投稿された口コミ情報について、顧客が高評価または低評価をするためのものである。例えば、会員側携帯情報端末のディスプレイの画面タップや、キー入力などを行って評価する。
【0024】
商品の口コミ情報サイトとは、サーバ内に設けられた商品の口コミ情報に関するウェブサイトを構成するデータベース(データ集合体)である。
電子ポイント付与手段は、商品を購入した顧客(会員)が評価入力手段を操作して、投稿者(会員)の口コミ情報を高評価と判定し(第1のポイント付与条件)、かつ顧客が商品を購入した証明となる商品購入データが得られた時(第2のポイント付与条件)のみに、投稿者が所持する会員側携帯情報端末に、インターネットを介して、所定の電子ポイントを送信するものである。
ここでいう電子ポイントとは、電子化された報酬としてのポイント(電子マネー、仮想通貨)である。例えば、商品交換、現金交換、他の電子ポイント交換が可能なものでも、そうでないものでもよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明のNFCタグ付販売促進助成物によれば、例えば店舗の商品陳列場所などにおいて、顧客が携帯情報端末を販売促進助成物のNFCタグにかざす。これにより、近距離無線通信を通したNFCタグからの指令に基づき携帯情報端末が自動起動し、インターネット回線を通して、あらかじめタグ記憶部に記憶された商品の口コミ情報サイトに自動アクセスし、そのサイト画面を携帯情報端末のディスプレイに表示する。
これにより、商品に関心がある顧客に、口コミ情報サイトに書き込まれた商品に対するユーザの口コミ情報を店舗内でリアルタイムに提供することができる。また、顧客は、商品の外観デザインや実際に商品を使用した感想などを、口コミ情報サイトに書き込むことができる。
【0026】
また、本発明の販売促進システムによれば、店舗において、顧客が会員側携帯情報端末を販売促進助成物のNFCタグにかざす。これにより、近距離無線通信を通したNFCタグからの指令に基づき、顧客の会員側携帯情報端末が自動起動し、インターネット回線を通して、あらかじめタグ記憶部に記憶された商品の口コミ情報サイトに自動アクセスし、そのサイト画面を顧客の会員側携帯情報端末のディスプレイに表示する。
その後、顧客がこのサイトに投稿された口コミ情報を読み、それを高評価して、顧客の店舗での商品購入に繋がった場合には、顧客の会員側携帯情報端末から高評価の口コミ評価信号がサーバへ送信されるとともに、店舗側情報端末から商品購入データがサーバへ送信される。これらの条件が揃った時に、サーバの電子ポイント付与手段から、インターネット回線を介して、その口コミ情報の投稿者が所持する会員側携帯情報端末に電子ポイントが送信(付与)される。
このように、店舗の会員となって、顧客が商品を購入する動機となる高評価の口コミ情報を口コミ情報サイトに投稿しておけば、会員は自分でブログを立ち上げなくても、電子ポイントが自動的に付与される可能性がある。一方、店舗側(メーカー側、販売会社側)は、質の高い口コミ情報を入手することができる。さらには、このようなNFCタグとシャンプーの口コミ情報サイトとを利用した新規な店頭オウンドアフィリエイトにより、商品の販売促進と、新たな会員の獲得と、ロイヤルカスタマーの確保とを同時に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】この発明の実施例1に係るNFCタグ付販売促進助成物の使用状態を示す斜視図である。
図2】この発明の実施例1に係るNFCタグ付販売促進助成物の一部を構成するNFCタグの電気系統のブロック図である。
図3】(a)は、このNFCタグにより携帯情報端末のディスプレイに自動表示された商品の口コミ情報サイトにおける第1情報の掲載ページの正面図である。(b)は、このディスプレイに自動表示された第2情報の掲載ページの正面図である。(c)は、このディスプレイに自動表示された第3情報の掲載ページの正面図である。
図4】この発明の実施例1に係るNFCタグ付販売促進助成物としての什器を示す斜視図である。
図5】この発明の実施例1に係るNFCタグ付販売促進助成物としての商品吊り下げパネルを示す斜視図である。
図6】この発明の実施例1に係る他のNFCタグ付販売促進助成物としてのカウンタ用陳列器を示す斜視図である。
図7】この発明の実施例2に係る販売促進システムの全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。
【実施例】
【0029】
図1および図2において、10はこの発明の実施例1に係るNFCタグ付販売促進助成物で、このNFCタグ付販売促進助成物10は、シャンプー(商品)11の広告表示部12を陳列棚13から離れた位置に表示させるとともに、広告表示部12を揺動させることにより顧客の関心を集めるスイングPOP(販売促進助成物)14と、このスイングPOP14に設けられ、かつ顧客がスマートフォン(携帯情報端末)15をかざした際に、これを自動起動し、この起動状態で、インターネット回線を介して、あらかじめタグ記憶部16にアドレスが記憶されたクラウドサーバのシャンプー11の口コミ情報サイト(Webサイト)にアクセスさせる近距離無線通信用のNFCタグ17とを備えている。
【0030】
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
NFCタグ付販売促進助成物10とは、NFC(Near Field Communication)タグ17が取り付けられた販売促進助成物である。
販売促進助成物としてのスイングPOP14は、表面にシャンプー11の広告が印刷された円形の広告表示部12と、広告表示部12の周縁の一部に先端が一体的に連結され、かつ幅広な基端部19aの表面に両面テープ18が貼着されたT字形の装着部19とを有している。
広告表示部12と装着部19とは、肉薄な合成樹脂シートを型抜きして形成されている。スイングPOP14は、両面テープ18を介して、陳列棚13の最上棚板20の前縁面に、首振り自在に貼着されている。
【0031】
NFCタグ17は、ISO/IEC18092で標準化された周波数13.56MHzの近距離無線通信方式のRFID(Radio frequency identification)タグである。NFCタグ17は、パッシブ型無線タグと同様に、NFCタグ17のリーダ/ライタを有したスマートフォン15から非接触で供給された電力により動作する。
【0032】
図1および図2のブロック図に示すように、NFCタグ17とは、合成樹脂からなる円形のベースシートSの面に、渦巻状のアンテナaと、NFC通信部21と、タグ記憶部16と、制御部23と、受電部24とが配設されたものである。
NFC通信部(高周波回路)21は、近傍(例えば数m)に存在しているスマートフォン15との近距離無線通信を実行する手段である。
タグ記憶部16は、シャンプー11の口コミ情報サイトのアドレスを記憶する手段である。
制御部23は、CPUを内蔵して、NFCタグ17の全体を制御する手段である。
受電部24は、電源回路を有して、NFC通信部21を通してスマートフォン15からの電力を非接触で受電する手段である。
【0033】
スマートフォン15は、携帯情報端末の一種で、表示部としてのディスプレイ25と、図示しないNFCタグ17のリーダ・ライタとを有している。
クラウドサーバは、インターネット回線に接続され、かつシャンプー11のメーカが運営する図示しないクラウド上のサーバである。なお、クラウドサーバは、メーカではなく店舗が運営してもよい。クラウドサーバのデータベース(記憶部)に、シャンプー11の口コミ情報サイト(Webサイト)のコンテンツが記憶されている。
口コミ情報サイトは、3つのコンテンツを有している。すなわち、そのフロントページには、“シャンプー11の商品情報と、シャンプー11に関連したサービス情報”とからなる第1情報Aが掲載されている(図3(a))。また、2ページ目には、第2情報Bとしての“シャンプー11の口コミ情報”が掲載されている(図3(b))。3ページ目には、第3情報Cの“店舗情報”が掲載されている(図3(c))。
【0034】
なお、口コミ情報サイトには、第1情報および第2情報のみを掲載し、残った第3情報をタグ記憶部16に記憶しておき、NFCタグ17にスマートフォン15をかざした際、近距離無線通信を介して、スマートフォン15に送信するようにしてもよい。このように構成すれば、口コミ情報サイトに、メーカが作成したシャンプー11の商品情報と口コミ情報だけしか掲載がなくても、スマートフォン15をスイングPOP14にかざすことで、ディスプレイ25の画面に、口コミ情報、商品情報および店舗情報を表示することができる。
【0035】
ここでのシャンプー11の商品情報としては、成分表、商品特徴、使用方法、製造会社、販売会社などを挙げることができる。
また、シャンプー11に関連したサービス情報とは、メーカが開催するシャンプー11の体験キャンペーンである。
シャンプー11の口コミ情報とは、シャンプー11を購入したユーザの使用感、シャンプー11の容器やパッケージの感想、価格等についての意見である。
また、顧客は、店舗内でシャンプー11のサンプルを試したときの感想や、容器のデザインなどについて、所持したスマートフォン15を使用し、口コミ情報サイトに書き込むこともできる。
ここでの店舗情報とは、店舗で次回開催される電子ポイントアップデー、バーゲンセールなどのシャンプー11を販売する店舗側の広告である。
【0036】
次に、図1図3を参照して、本発明のNFCタグ付販売促進助成物10の使用方法を説明する。
図1および図2に示すように、店舗内において、シャンプー11の陳列棚13の前で、顧客が特定のシャンプー11に興味を感じたとき、スマートフォン15をスイングPOP14にかざす。これにより、スマートフォン15から近距離無線発信を通して発信された電力が、アンテナaからNFC通信部21を通して受電部24が受電し、NFCタグ17が作動する。すなわち、タグ記憶部16に記憶されたシャンプー11の口コミ情報サイトのアドレスがスマートフォン15へ送信され、これに基づき、スマートフォン15が口コミ情報サイトに自動アクセスし、そのサイトページをディスプレイ25に表示する。
【0037】
顧客は、口コミ情報サイトのフロントページを見て、まず所望のシャンプー11であるかを確認し、所望のものであれば、フロントページに掲載された第1情報Aである、メーカ側の商品情報を読む(図3(a))。次に、顧客は2ページ目を開き、シャンプー11を実際に購入したユーザの使用感などが掲載された口コミ情報(第2情報B)を読む(図3(b))。その後、顧客は、メーカ側が提供した商品情報と、ユーザ側が提供した口コミ情報とを参考にして、シャンプー11を購入するか否かの判断を行う。さらに、顧客は、店舗側が提供した電子ポイントアップデー、各種バーゲンの広告といった店舗情報(第3情報C)を視認する(図3(c))。
【0038】
このように、NFCタグ付販売促進助成物10は、シャンプー11に関心がある顧客に、口コミ情報サイトに書き込まれたシャンプー11に対するユーザの口コミ情報を店舗内でリアルタイムに提供することができる。また、顧客は、シャンプー11のパッケージや容器を見た感想や、店舗内でサンプル品を試したときの感想などを、スマートフォン15から口コミ情報サイトに書き込むこともできる。
これらの3つの情報は、上述したように所定の順序でディスプレイ25に表示しても、ディスプレイ25の画面を3分割して同時に表示してもよい。
【0039】
また、NFCタグ17は、このようなスイングPOP14だけでなく、例えば、什器26(図4参照)、商品吊り下げパネル27(図5参照)、カウンタ用陳列器28(図6参照)に取り付けてもよい。これらの販売促進助成物26〜28における各NFCタグ17の取り付け位置は、スマートフォン15によるNFCタグ17へのかざし動作が容易なように、4段棚式の縦長な什器26のうち、最上棚板29の前面中央部、3段2列で6本のフック30が突設された縦長な商品吊り下げパネル27の上端中央部、カウンタ用陳列器28の前板31の中央部としている。
【0040】
さらに、NFCタグは、RFIDと異なり、店舗に設置した後は、必ずしも顧客が売場に行かなくても口コミ情報サイトのコンテンツを変更すれば、新しい情報を顧客に提供することができる。また、NFCタグを採用することで、普及が拡大しているスマートメディアにおいて書き込みと読み込みができる。
スマートフォン15に提供されるこれらの情報は、その公開範囲を指定することもできる。具体的には、一般公開だけでなく、スタッフのみの限定公開でもよい。
また、アクセスログを採用すれば、店舗、商品ごと等のアクセス数がわかる。
【0041】
次に、図7を参照して、本発明の実施例2に係る販売促進システムを説明する。
図7に示すように、本発明の実施例2に係る販売促進システム50は、店舗の会員である顧客が所持する顧客側スマートフォン(会員側携帯情報端末)51から、インターネット回線52を利用して、サーバ53が運営するシャンプー11の口コミ情報サイト(商品の口コミ情報サイト)54にアクセスし、そこで顧客が、別会員の投稿者が投稿した口コミ情報を読み、それを高評価してシャンプー11を店舗で購入した場合、インターネット回線52を利用して、口コミ情報の投稿者が所持する投稿者側スマートフォン(会員側携帯情報端末)55に、サーバ53から電子ポイントを送信するシステムである。
【0042】
以下、販売促進システム50を具体的に説明する。
販売促進システム50は、NFCタグ17付きのスイングPOP14と、インターネット回線52と、顧客側スマートフォン51と、投稿者側スマートフォン55と、サーバ53と、店舗に設置されたレジスタ56と、店舗の事務室に設置された店舗側パソコン(店舗側情報端末)57とを備えている。
【0043】
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
顧客側スマートフォン51および投稿者側スマートフォン55は、近距離無線通信を利用してNFCタグ17に対して情報を読み書きするリーダ/ライタ58と、口コミ情報サイト54に投稿する口コミ情報を会員(投稿者)が作成するための文字入力手段59と、口コミ情報サイト54に投稿された口コミ情報を、会員(顧客)が評価するための評価入力手段60と、インターネット回線52を介して、文字入力手段59からの投稿データと評価入力手段60からの口コミ評価信号とをサーバ53に送信する会員側通信手段61とを有している。
【0044】
サーバ53は、インターネット回線52に接続するためのサーバ側通信手段62と、口コミ情報が投稿された口コミ情報サイト(データベース)54と、各会員が所持する各会員側携帯情報端末(顧客側スマートフォン51、投稿者側スマートフォン55を含む)のメールアドレスを記憶したサーバ記憶部64と、高評価の口コミ評価信号とシャンプー11の商品購入データとを、インターネット回線52からサーバ側通信手段62を通して取得した際、サーバ記憶部64からアドレスを取得した投稿者側スマートフォン55に、インターネット回線52を介して、サーバ側通信手段62から電子ポイントを送信する電子ポイント付与手段65とを有している。
【0045】
レジスタ56は、店舗で顧客が購入したシャンプー11を含む商品の販売額を、自動で計算して記録する金銭登録機である。レジスタ56には、磁気テープ付の会員カードから顧客の会員データを読み取るカード読み取り機(会員データ取得手段)66が搭載されている。レジスタ56と店舗側パソコン57とは、LANケーブルによりデータ通信可能に接続されている。
また、店舗側パソコン57は、カード読み取り機66から送信されたシャンプー11を購入した顧客の会員データと、レジスタ56からのシャンプー11の売り上げデータとを関連付けて商品購入データを作成する商品購入データ作成手段67と、インターネット回線52を介して、商品購入データをサーバ53に送信する店舗側通信手段68とを有している。
【0046】
次に、図7を参照して、本発明の実施例2に係る販売促進システム50による商品の販売促進方法を説明する。
店舗内で、顧客が顧客側スマートフォン51をスイングPOP14のNFCタグ17にかざす。これにより、近距離無線通信を利用したNFCタグ17からの指令に基づき、顧客側スマートフォン51が自動起動する。なお、顧客が顧客側スマートフォン51をNFCタグ17にかざした時、顧客側スマートフォン51に電子ポイントを付与してもよい。
その後、インターネット回線52を通して、あらかじめタグ記憶部16にアドレスが記憶されたシャンプー11の口コミ情報サイト54に、顧客側スマートフォン51が自動アクセスし、そのサイト画面を顧客側スマートフォン51のディスプレイに表示する。
なお、この口コミ情報サイト54には、あらかじめ投稿者が投稿者側スマートフォン55の文字入力手段59を利用して作成したシャンプー11の口コミ情報が、会員側通信手段61からインターネット回線52より投稿されている。
【0047】
この投稿者の口コミ情報を顧客が読み、それを評価入力手段60により評価して口コミ評価信号を発信する。口コミ評価信号は、会員側通信手段61からインターネット回線52を介してサーバ53へと送られる。なお、顧客が評価入力手段60により口コミ評価信号を発信した時、顧客側スマートフォン51に電子ポイントを付与してもよい。
サーバ53では、サーバ側通信手段62が口コミ評価信号を受信し、これを電子ポイント付与手段65へ送る。電子ポイント付与手段65では、受信した信号が高評価の口コミ評価信号の場合、店舗側パソコン57から商品購入データが届くかを所定時間待つ(例えば1時間)。
【0048】
以下、口コミ評価信号が高評価で、かつ実際に顧客が店舗でシャンプー11を購入した場合について説明する。
レジにおいて、顧客が提示した会員カードから顧客の会員データがカード読み取り機66により読み取られる。このとき、会員カードに電子ポイントを付与してもよい。読み取った会員データは、直後にレジスタ56から入手されるシャンプー11の売り上げデータとともに、LANケーブルを介して店舗側パソコン57に送信される。
店舗側パソコン57では、商品購入データ作成手段67が、シャンプー11を購入した顧客の会員データと、シャンプー11の売り上げデータとを関連付けて商品購入データを作成する。得られた商品購入データは、店舗側通信手段68からインターネット回線52を介して、サーバ53に送信される。
【0049】
サーバ53では、サーバ側通信手段62が商品購入データを受信し、これを電子ポイント付与手段65へ送る。これにより、電子ポイント付与手段65では、顧客が口コミ情報を読んで店舗購入したシャンプー11についての高評価の口コミ評価信号と、商品購入データとが揃うこととなる。これら2つの条件が揃った時、電子ポイント付与手段65が電子ポイントを発行する。発行された電子ポイントは、サーバ側通信手段62から、インターネット回線52を介して、その口コミ情報を投稿した投稿者側スマートフォン55に付与される。
【0050】
このように、店舗の会員となって、顧客がシャンプー11を購入する動機となるような高評価の口コミ情報を口コミ情報サイト54に投稿しておけば、会員は自分でブログを立ち上げなくても、電子ポイントが自動的に付与される可能性がある。一方、店舗側(メーカー側、販売会社側)は、質の高い口コミ情報を入手することができる。さらには、このようなNFCタグ17とシャンプー11の口コミ情報サイト54とを利用した新規な店頭オウンドアフィリエイトにより、シャンプー11の販売促進と、新たな店舗会員の獲得と、ロイヤルカスタマーの確保とを同時に図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明のNFCタグ付販売促進助成物および販売促進システムは、店舗の商品陳列場所などに設置されて、商品の販売促進を行うものとして有用な技術である。
【符号の説明】
【0052】
10 NFCタグ付販売促進助成物
11 シャンプー(商品)
13 陳列棚
14 スイングPOP(販売促進助成物)
15 スマートフォン(携帯情報端末)
16 タグ記憶部
17 NFCタグ
26 什器
25 ディスプレイ
27 商品吊り下げパネル
28 カウンタ用陳列器
50 販売促進システム
51 顧客側スマートフォン(会員側携帯情報端末)
52 インターネット回線
53 サーバ
54 口コミ情報サイト(商品の口コミ情報サイト)
55 投稿者側スマートフォン(会員側携帯情報端末)
56 レジスタ
57 店舗側パソコン(店舗側情報端末)
58 リーダ/ライタ
59 文字入力手段
60 評価入力手段
61 会員側通信手段
62 サーバ側通信手段
64 サーバ記憶部
65 電子ポイント付与手段
66 カード読み取り機(会員データ取得手段)
67 商品購入データ作成手段
68 店舗側通信手段
【要約】
【課題】顧客に、商品の口コミ情報を店舗内でリアルタイムに提供でき、口コミ情報サイトへの書き込みが可能で、また質の高い口コミ情報の入手や、会員の確保もできるNFCタグ付販売促進助成物および販売促進システムを提供する。
【解決手段】顧客がスマートフォン15をスイングPOP14のNFCタグ17にかざすと、近距離無線通信によるNFCタグ17の指令で、スマートフォン15が自動起動し、インターネット回線を通して、タグ記憶部16に記憶されたシャンプー11の口コミ情報サイトに自動アクセスし、そのサイト画面をスマートフォン15のディスプレイ25に表示する。よって、店内の顧客に口コミ情報をリアルタイムで提供でき、顧客は店内で口コミ情報サイトへ書き込める。また、口コミ情報をした会員には電子ポイントを付与できる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7