(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6243630
(24)【登録日】2017年11月17日
(45)【発行日】2017年12月6日
(54)【発明の名称】鉄筋コンクリート工事用スペーサー
(51)【国際特許分類】
E04C 5/18 20060101AFI20171127BHJP
E04C 5/20 20060101ALI20171127BHJP
【FI】
E04C5/18 104
E04C5/20
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-115173(P2013-115173)
(22)【出願日】2013年5月31日
(65)【公開番号】特開2014-234600(P2014-234600A)
(43)【公開日】2014年12月15日
【審査請求日】2015年11月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078695
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 司
(72)【発明者】
【氏名】安永 正道
【審査官】
新井 夕起子
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−125602(JP,A)
【文献】
実開平02−032528(JP,U)
【文献】
実開昭58−027422(JP,U)
【文献】
実開平06−056348(JP,U)
【文献】
実開昭62−180113(JP,U)
【文献】
登録実用新案第3150525(JP,U)
【文献】
特開2003−147905(JP,A)
【文献】
特開2011−026930(JP,A)
【文献】
英国特許出願公告第1023142(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04C 5/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄筋とその先端を埋め込んだモルタル部とからなるスペーサー本体部に、主筋とこの主筋に直交する配力筋に沿わせる固定部を設けるものであり、固定部は、主筋および配力筋に沿わせる十文字交差鉄筋からなり、この十文字交差鉄筋をスペーサー本体部を構成する鉄筋端に溶接したことを特徴とする鉄筋コンクリート工事用スペーサー。
【請求項2】
鉄筋とその先端を埋め込んだモルタル部とからなるスペーサー本体部に、主筋とこの主筋に直交する配力筋に沿わせる固定部を設けるものであり、固定部は、主筋および配力筋に沿わせるT字形鉄筋からなり、このT字形鉄筋はスペーサー本体部を構成する鉄筋端を直角に折り曲げ、その角部に左右方向に伸びるように直筋を溶接してなることを特徴とする鉄筋コンクリート工事用スペーサー。
【請求項3】
鉄筋とその先端を埋め込んだモルタル部とからなるスペーサー本体部に、主筋とこの主筋に直交する配力筋に沿わせる固定部を設けるものであり、固定部は、下側を半円形に曲げ加工した鉄板よりなり、この鉄板をスペーサー本体部を構成する鉄筋端に直角に溶接接続したことを特徴とする鉄筋コンクリート工事用スペーサー。
【請求項4】
鉄筋とその先端を埋め込んだモルタル部とからなるスペーサー本体部に、主筋とこの主筋に直交する配力筋に沿わせる固定部を設けるものであり、固定部は、長ナット側部にボルトの締め込みで鉄筋に固定する溝部を設け、スペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を長ナットに螺合し、長ナットからでるスペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を配力筋に当接させることを特徴とする鉄筋コンクリート工事用スペーサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋コンクリートによる構造物を施工時に、鉄筋と型枠との間隔を一定に保持するために、鉄筋に挟持・掛止して使用される鉄筋コンクリート工事用スペーサーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリート構造物は、設計上の耐用年数から必要とされる量のかぶり(コンクリート表面と鉄筋の離れ)を確保することによって、耐久性を担保するシステムとなっている。
【0003】
このかぶりを保証するものとして、鉄筋と型枠の間に設計上必要とされる長さのスペーサーが取り付けられる。構造物の側面など鉛直面の場合、一般的にはスペーサーは主筋(縦方向鉄筋)に2個/m
2以上取り付けられる。
【0004】
このスペーサーには、金属製、プラスチック製、モルタル製があるが、打設されるコンクリートとのなじみ易さなどの理由から、モルタル製が適している。
【0005】
モルタル製スペーサーとしては、モルタル成形ブロックをもってスペーサーとし、これに鉄筋への取付用クリップを設けたものが多く提案され、その一例として下記特許文献に示すようなものもある。
【特許文献1】特開2004−183470号公報
【特許文献2】実用新案登録第3150525号公報
【0006】
前記特許文献1は、図
15に示すように、スペーサー本体部1に、バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部2を中央基部3近傍の足片部4を埋め込んで一体化したもので、スペーサー本体部1から突出した鉄筋挟持用部2の両側板部5を、ここで挟持する鉄筋の長手方向から見てほぼ倒立Ω状に形成し、開口部7寄り両内側から、少なくとも各1本の爪片8をほぼ倒立Ω状部6のほぼ中央へ向けて突設すると共に、中央基部3寄りの両内側からも少なくとも各1本の爪片9を上記ほぼ中央へ向けて突設し、かつ鉄筋の長手方向から見て対向状の両爪片8,9間の先端部間の間隔Sを、ここで挟持する鉄筋の外径より小さめに形成した。
【0007】
横鉄筋へ取付ける場合には、該横鉄筋を持ち上げて底部の型枠上に本発明のスペーサーAを載置し、上方へ開いた開口部7に鉄筋を乗せて、該鉄筋を手で押し下げまたは足で踏み込む。これで該鉄筋はバネ力に抗して開口部7から、鉄筋の長手方向から見てほぼ倒立Ω状部6内の各爪片8,9の先端部間へ係合され、バネ力で挟持・掛止される。
【0008】
縦鉄筋へ取付ける場合は、縦鉄筋の側方から本発明のスペーサーAの鉄筋挟持用部2の開口部7を当てがい、スペーサー本体部1を縦鉄筋側へ押圧すればよい。これで該鉄筋挟持用部2は、上記と同様にバネ力に抗して開いて開口部7から縦鉄筋に套合し、ほぼ倒立Ω状部6内で各爪片8,9の先端部がバネ力で該縦鉄筋の外周面を挟持・掛止する。
【0009】
特許文献2は、図
16に示すように、型枠17に当接するためのブロック12と、ブロック12の当接側とは反対面に突設した支持棒13と、支持棒13が挿入できる幅の二股状で上面にボルト穴14aが開口され両脚片に横向きの鉄筋16を支持棒13と直交方向に配置できる凹所14b及び小凹所14cが形成された受け具14と、受け具14のボルト穴4aに螺合して鉄筋16を支持棒13とともに凹所14b又は小凹所14cに圧接して固定する固定ボルト15とで構成した。
【0010】
ブロック12の先端を型枠17に当てて支持棒13を鉄筋16の上面に配置し、受け具14を支持棒13の上方から跨ぐように挿入して凹所14b又は小凹所41cに鉄筋16を配置し、固定ボルト15を受け具14のボルト穴14aに螺合して鉄筋16を支持棒13とともに凹所14b又は小凹所14cに圧接して固定する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
前記従来のモルタル製スペーサーには次の問題がある。スペーサーの主筋への固定方法は、クリップ(バネ性をもつ金属板製の鉄筋挟持用部で主筋にはめ込む方法が多く、特許文献1もその一例であるが、上下方向からの荷重に対して簡単にはく落する、また、水平方向の荷重に対しては簡単に回転変形する。
【0012】
特許文献2のようにコの字型の金物の横に設けるメスネジに固定ボルトを挿入し、締めこむことで固定するものでも、上下方向および水平方向の荷重によって簡単に回転変形、はく落を起す。
【0013】
スペーサーは鉄筋面に対し直角に設置されることによって必要なかぶりを満足する構造となっているが、前記特許文献1や特許文献2の固定構造では、一々鉄筋面に対する直角性をゲージなどにより確認しながらスペーサーを取り付けることが必要であり、作業性が非常に悪い。(実際には、直角性をあまり考慮せずに設置されており、傾いて設置されることにより必要なかぶりを満たしていないことが多い。)
【0014】
なお、かぶり(鉄筋と型枠の離れ)は設計により決められるが、構造物によって50〜150mmくらいの範囲で変動する。そのため、スペーサーは10mm間隔で長さの異なる製品が準備されており、必要なサイズのスペーサーを注文し、使用する。
【0015】
また、115mmなど5mm単位のかぶりとなることがある。この場合、適合する長さのスペーサーが無いため、大き目のサイズのものを採用するか、納入までに時間はかかるが所定の長さのスペーサーを別途注文する、のいずれかを選ぶこととなる。
【0016】
特許文献2では、受け具14を支持棒13に沿ってスライドさせてかぶりを正確に調節し、その後固定ボルト15を受け具のボルト穴14aに螺合して鉄筋16を支持棒13とともに凹所に圧接して固定するので、かぶりが異なる場合は受け具14を支持棒13に沿ってスライドさせることで鉄筋16に任意の位置で固定でき、1体で様々なかぶりに対応できるが、ミリ単位での対応は出できない。また、圧接して固定するのでは固定に難があり、簡単に移動してしまうおそれがある。
【0017】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、据付時の直角性確保が容易、荷重によって回転変形、脱落しにくい鉄筋コンクリート工事用スペーサーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
前記目的を達成するため本発明は、前提として、鉄筋とその先端を埋め込んだモルタル部とからなるスペーサー本体部に、主筋とこの主筋に直交する配力筋に沿わせる固定部を設けたことを要旨とするものである。
【0019】
第2に、固定部は、主筋および配力筋に沿わせる十文字交差鉄筋からなり、この十文字交差鉄筋をスペーサー本体部を構成する鉄筋端に溶接したこと、または、固定部は、主筋および配力筋に沿わせるT字形鉄筋からなり、このT字形鉄筋はスペーサー本体部を構成する鉄筋端を直角に折り曲げ、その角部に左右方向に伸びるように直筋を溶接してなること、もしくは、固定部は
、下側を半円形に曲げ加工した鉄板よりなり、この鉄板をスペーサー本体部を構成する鉄筋端に直角に溶接接続したことを要旨とするものである。
【0020】
第
3に、固定部は、長ナット側部にボルトの締め込みで鉄筋に固定する溝部を設け、スペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を長ナットに螺合し、長ナットからでるスペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を配力筋に当接させることを要旨とするものである。
【0021】
本発明によれば、モルタル部を固定部に直角に設置したスペーサーを主筋(縦方向鉄筋)、配力筋(横方向鉄筋)に直角に設置することが容易であり、少々の外力では回転変形、脱落しないことから、確実にかぶりを保持できる。
【0022】
請求項1記載の本発明によれば、固定部は、主筋および配力筋に沿わせる十文字交差鉄筋からなるので、鉄筋という安価な材料を用いて作製しやすく、また、十文字交差鉄筋の4ヶ所を主筋、配力筋に番線で締め込み、結束することができるので、取付も簡単に行える。
【0023】
請求項2記載の本発明によれば、固定部は、主筋および配力筋に沿わせるT字型鉄筋からなるので、鉄筋という安価な材料を用いて作製しやすく、しかもスペーサー本体部を構成する鉄筋端の角部直筋を溶接するだけなので溶接個所も少なくてすむ。L字形鉄筋と主筋(縦方向鉄筋)、直筋と配力筋(横方向鉄筋)を番線または金属バンドで締めこむことによって取り付けも簡単に行える。
【0024】
請求項
3記載の本発明によれば、固定プレートの下側半円形部を配力筋(横方向鉄筋)に上側鉛直部を主筋(縦方向鉄筋)に沿わせて設置し、Uボルトにより主筋に締めこむことで固定することができる。
【0025】
請求項
4記載の本発明によれば、固定部は、長ナットを備え、スペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を螺合するので、長ナットに対してネジ切り鉄筋を回すことにより、堅牢な状態で位置調整が可能である。このようにして、モルタル部(モルタル、ネジ切り鉄筋)、固定部を1種類作ることによって50〜150mmの範囲のかぶりに対し、ミリ単位での対応が可能となる。また、1種類のモルタル部、固定部で広範囲のかぶりに対応でき、1種類の在庫によってスムーズな供給が可能であり、製作費、在庫のコストを低減できる。
【0026】
さらに、溝部に主筋を嵌めこみ、ボルトの締め込みで固定し、かつ、長ナットからでるスペーサー本体部を構成するネジ切り鉄筋を配力筋に当接させることで、長ナットおよび溝部が上下方向および水平方向の荷重によって簡単に回転変形、脱落を起すことを防止できる。
【発明の効果】
【0027】
以上述べたように本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーは、据付時の直角性確保が容易、荷重によって回転変形、脱落しにくいものである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜
図3は本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第1実施形態を示すもので、スペーサー本体部20とその取り付けのための固定部21とからなる。
【0029】
スペーサー本体部20は
図4に示すように、鉄筋22とその先端を埋め込んだモルタル部23とからなる。鉄筋22は普通の丸鋼、異形鉄筋の他後述のようにネジ切り鉄筋でもよい。
【0030】
また、モルタル部23はブロック状であれば特にその形状を問わない。図示のように先端が球形の円柱体の他、三角形状で、先端に円弧状の当接面が形成されている矢じり状のもの、先端が平坦な円柱体などである。
【0031】
固定部21は、主筋24とこの主筋24に直交する配力筋25に沿わせるもので、2本の短尺な鉄筋を溶接した十文字交差鉄筋26からなる。この十文字交差鉄筋26はスペーサー本体部20の鉄筋22に直角に溶接固定される。
【0032】
取り付けは、主筋24(縦方向鉄筋)、配力筋25(横方向鉄筋)の交点に沿わせるように十文字交差鉄筋26を配置し、十文字交差鉄筋26の4ヶ所を主筋24、配力筋25に番線27で締め込み、結束する。締め込みは金属バンド(図示せず)でも可能である。
【0033】
図5〜
図8は本発明の第2実施形態を示すもので、固定部21は、主筋24および配力筋25に沿わせるT字形鉄筋28からなり、このT字形鉄筋28はスペーサー本体部20を構成する鉄筋22端を直角に折り曲げ、その角部22aに左右方向に伸びるように直筋29を溶接して形成した。
【0034】
取り付けは、鉄筋22端を直角に折り曲げ部と主筋24(縦方向鉄筋)、直筋29と配力筋25(横方向鉄筋)を番線27または金属バンドで締めこむことによって結束し、直角性を確保する。
【0035】
図
9〜図
12は本発明の第
3実施形態を示すもので、固定部21は、下側を半円形部33aに曲げ加工した平面鉄板33bよりなる固定プレート33で構成し、この固定プレート33はモルタル部23に埋め込まれた鉄筋22の端部に直角に平面鉄板33bの部分を溶接接続する。
【0036】
平面鉄板33bの部分には、Uボルト34を取り付ける。
【0037】
取り付けは、固定プレート33の下側半円形部33aを配力筋25(横方向鉄筋)に上側鉛直部である平面鉄板33bを主筋24(縦方向鉄筋)に沿わせて設置し、Uボルト34により主筋24に締めこむことで行う。
【0038】
以上の実施形態は、モルタル部23を固定部21に直角に設置したスペーサーを主筋24(縦方向鉄筋)、配力筋25(横方向鉄筋)に直角に設置することが容易であり、少々の外力では回転変形、脱落しないことから、確実にかぶりを保持できるものとなる。
【0039】
図
13、図
14は、本発明の第
4実施形態を示すもので、固定部21は、長ナット35を備え、スペーサー本体部20を構成する鉄筋22にはネジ切り部22bを有するネジ切り鉄筋を使用し、このネジ切り鉄筋を長ナット(長さ40mm)35に螺合するものとした点は前記第5実施形態と同じである。
【0040】
長ナット35の側部にボルト36の締め込みで鉄筋に固定する溝部37を設けた。この溝部37は長ナット35の側部に平行に突出した2枚の板で構成し、締め込み用のボルト36はその開口に架け渡すように配置する。
【0041】
主筋24を溝部37に取り込み、ボルト36で締め込むことで長ナット35を主筋24に取り付けることができ、スペーサー本体部20は鉄筋22のネジ切り部22bの長ナット35への挿入、ネジの回転によりモルタル部23の型枠17までの長さ(かぶり)を調整できる。
【0042】
また、長ナット35から出たスペーサー本体部20は鉄筋22の途中は配力筋25に当接させることで固定部21を構成して、長ナット35および溝部37が上下方向および水平方向の荷重によって簡単に回転変形、脱落を起すことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【
図1】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第1実施形態を示す平面図である。
【
図2】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第1実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す平面図である。
【
図3】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第1実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す側面図である。
【
図4】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーのスペーサー本体部の平面図である。
【
図5】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第2実施形態を示す平面図である。
【
図6】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第2実施形態を示す側面図である。
【
図7】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第2実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す平面図である。
【
図8】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第2実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す側面図である。
【
図9】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
3実施形態を示す平面図である。
【
図10】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
3実施形態を示す側面図である。
【
図11】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
3実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す平面図である。
【
図12】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
3実施形態を示す鉄筋への取り付け状態を示す側面図である。
【
図13】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
4実施形態を示すかぶり最少時の平面図である。
【
図14】本発明の鉄筋コンクリート工事用スペーサーの第
4実施形態を示すかぶり最大時の平面図である。
【符号の説明】
【0044】
1…スペーサー本体部 2…鉄筋挟持用部
3…中央基部 4…足片部
5…両側板部 6…倒立Ω状部
7…開口部 8,9…爪片
12…ブロック 13…支持棒
14…受け具 14a…ボルト穴
14b…凹所 14c…小凹所
15…固定ボルト 16…鉄筋
17…型枠 20…スペーサー本体部
21…固定部 22…鉄筋
22a…角部 22b…ネジ切り部
23…モルタル部 24…主筋
25…配力筋 26…十文字交差鉄筋
27…番線 28…T字形鉄筋
29…直筋 30…U字形の鉄板
31…T字形に溶接接続した金物
32…固定ボルト 33…固定プレート
33a…半円形部 33b…平面鉄板
34…Uボルト 35…長ナット
36…ボルト 37…溝部