(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記予め設定されたユーザモーションの条件として、ユーザモーションの種類、大きさ及び回数の少なくとも1つを登録したり、前記ユーザモーションの条件にマッチングされた揮発性メッセージの種類及び転送回数の少なくとも1つを登録するユーザインターフェースを提供するユーザインターフェース提供部をさらに含む請求項1に記載のインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージサービス提供端末。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、添付した図面を参照しながら、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施例を詳しく説明する。ところが、本発明は、様々な異なる形態で具現されることができ、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明とは関係ない部分は省略している。
【0018】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を『含む』とする場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0019】
図1は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージサービス提供端末の構成を示すブロック図である。
【0020】
図1に示すように、本発明の一実施例に係る端末100は、チャット処理部101と、ディスプレイ部102と、通信部103と、入力部104と、センシング部105と、ユーザモーション認識部106と、揮発性メッセージ転送部107と、ユーザインターフェース提供部108と、揮発性メッセージ受信部109と、揮発性通知出力部110とを含む。ここで、端末100におけるディスプレイモジュールはディスプレイ部102に対応し、通信モジュールは通信部103に対応し、チャット処理部101と入力部乃至揮発性通知出力部104〜110は、端末100のプロセッサに含まれる下位モジュールであり得る。
【0021】
端末100は、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)に接続できる端末であり、例えば、携帯性と移動性が保障される全ての種類のハンドヘルド(Handheld)ベースの無線通信装置を含み得る。特に、端末100は、インターネット通信及び情報検索などのコンピュータサポート機能が追加された知能型端末であり、ユーザが所望する多数の応用プログラム(即ち、アプリケーション)をインストールして実行できるスマートフォン(smart phone)であり得る。ここで、端末100には、インスタントメッセージサービスのためのチャットルームを提供するアプリケーションをインストールしても良く、ウェブブラウザまたは予めインストールされた他の応用プログラムを通じてインスタントメッセージサービスのためのチャットルームを提供しても良い。その他にも、端末100は、PCなどのようにインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)と有/無線通信を通じて接続できる装置でもあり得る。
【0022】
端末100は、チャットルームにおいてユーザ間で送受信されたインスタントメッセージをチャットウィンドウにディスプレイする。参考として、チャットルームとは、2人以上のユーザが参加してインスタントメッセージを交換するよう、インスタントメッセージサーバ(未図示)上に設けられる仮想の空間を意味する。また、チャットウィンドウとは、チャットルーム内においてユーザ間で送受信されたインスタントメッセージをユーザに示すために、端末100に提供されるディスプレイ情報を意味する。また、チャットウィンドウが活性化された状態とは、端末100の画面にチャットウィンドウが出力されている状態を意味する。ここで、端末100は、チャットウィンドウが活性化された状態で発生したユーザモーションを検出し、検出されたユーザモーションが予め設定されたユーザモーションであると判断されれば、チャットルーム内の会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。このような揮発性メッセージは、端末において予め設定された時間または回数だけ単発的に出力された後、保存されずに消えるメッセージを意味する。例えば、揮発性メッセージは、端末上に一回的に出力されるテキスト、イメージ、オーディオ及びバイブレーションなどを通じた非情報的または臨時的メッセージであり得る。また、端末100は、チャットウィンドウが非活性化された状態で当該チャットルーム内の会話相手の端末から揮発性メッセージを受信すれば、受信された揮発性メッセージによる揮発性通知をチャットウィンドウ上に一回的に出力する。このように、チャットルームに参加中の会話相手の端末に非情報的または臨時的メッセージである揮発性メッセージを転送することによって、インスタントメッセージを確認した相手が当該チャットルームに復帰するように誘導することができる。
【0023】
具体的に、チャット処理部101は、チャットルームに参加したユーザの間で交換された(即ち、送受信された)インスタントメッセージをチャットウィンドウを通じてディスプレイする。このとき、チャット処理部101は、ディスプレイ部102を制御することでチャットウィンドウを活性化する。また、チャット処理部101は、活性化されたチャットウィンドウの一領域に、チャットルームに参加中のユーザ別にプロフィールを表示する。参考として、インスタントメッセージは、チャットメッセージ、動画、イメージ、オーディオ、エモーティコンなど様々なメッセージを含む。
【0024】
ディスプレイ部102は、端末100の画面上に各種データを表示する。このとき、ディスプレイ部102は、チャット処理部101の制御によって、チャットウィンドウ(以下、
図2a、
図2b、
図3a及び
図3bにおいて「P10」にて表示する)を端末100の画面上に出力する。また、ディスプレイ部102は、揮発性通知出力部110の制御によって、チャットルームに参加中の会話相手の端末から受信された揮発性メッセージによる通知画面を端末100の画面上に出力する。
【0025】
通信部103は、端末100とインスタントメッセージサーバ(未図示)との間のデータ通信、または端末100と他の端末(未図示)との間のデータ通信を処理する。通信部103は、チャットルームに参加中の他の端末(即ち、会話相手の端末)とのインスタントメッセージ及び揮発性メッセージを処理する。このとき、通信部103は、揮発性メッセージ転送部107の制御によって、端末100において発生した揮発性メッセージを会話相手の端末に転送する。また、通信部103は、会話相手の端末からの揮発性メッセージを受信し、揮発性メッセージ受信部109に伝達する。具体的に、通信部103は、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)とのデータ通信を通じて、インスタントメッセージまたは揮発性メッセージを他の端末に伝達したり、他の端末から発送された揮発性メッセージを受信する。参考として、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)は、接続された端末からそれぞれインスタントメッセージまたは揮発性メッセージを受信し、各インスタントメッセージまたは揮発性メッセージを転送目的端末に転送する。その他にも、通信部103は、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)を通じることなく、他の端末と直接的にインスタントメッセージまたは揮発性メッセージを送受信することも可能である。参考として、端末100と相手端末との間には、無線LAN通信、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)通信などの近距離通信を通じた直接的な連結が設定され得る。このとき、通信部103は、相手端末と設定された通信方式のプロトコルに従い、相手端末とのインスタントメッセージまたは揮発性メッセージ送受信手続きを処理する。
【0026】
入力部104は、予め設定された入力装置(未図示)を通じてユーザからの入力を受信し、ユーザモーション認識部106またはユーザインターフェース提供部108に伝達する。参考として、入力装置(未図示)は、キーボード、マウス、タッチパッドなどの装置であっても良く、タッチスクリーンパネルに具現された端末100自体の画面部材であっても良い。以下では、説明の便宜上、入力部104がタッチスクリーンパネルに具現された端末100の画面部材を通じて入力されたユーザ入力を処理することを例として説明する。
【0027】
センシング部105は、端末100上に備えられた各種のセンサ(以下、「動作感知センサ」と称する)から発生したセンシング値を獲得し、ユーザモーション認識部106に伝達する。ここで、動作感知センサは、端末100に備えられたジャイロセンサ、加速度センサまたは水平センサなどを含む。
【0028】
以下では、
図2a、
図2b、
図3a及び
図3bを参照しながら、端末100のユーザモーション認識部106、揮発性メッセージ転送部107、ユーザインターフェース提供部108、揮発性メッセージ受信部109及び揮発性通知出力部110を通じてインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージサービスを処理する手続きについて詳しく説明する。
【0029】
先ず、
図2a及び
図2bを参照しながら、端末100のユーザモーション認識部106、揮発性メッセージ転送部107及びユーザインターフェース提供部108を通じてインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージを転送する処理手続きについて詳しく説明する。
【0030】
図2a及び
図2bは、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージ転送方式を説明するための端末画面の一例である。
【0031】
端末100は、予め設定された揮発性メッセージ転送条件に応じて揮発性メッセージの会話相手の端末への転送有無を決定し、揮発性メッセージ転送条件を満たせば、チャットルームに参加した会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。このような揮発性メッセージ転送条件は、チャットウィンドウが活性化された状態で事前に設定されたユーザモーションと同一な(または類似した)ユーザモーションが検出された場合に設定され得る。即ち、端末100上においてユーザモーションが検出された時点でチャットウィンドウが活性化状態でなければならず、検出されたユーザモーション(即ち、ジェスチャまたはユーザインタラクション)が事前に設定されたユーザモーションと対応されなければならない。
【0032】
具体的に、ユーザモーション認識部106は、チャットウィンドウが活性化された状態で発生したユーザモーションを検出する。ユーザモーション認識部106は、チャットウィンドウが活性化された状態で入力されたユーザインタラクション及び端末100に対して発生したジェスチャの少なくとも1つを感知し、ユーザモーションを検出する。
【0033】
このとき、ユーザモーション認識部106は、チャットウィンドウが活性化された状態でセンシング部105を通じて獲得した動作感知センサのセンシング値に基づき、ジェスチャの種類、大きさ及び発生回数を判断する。また、ユーザモーション認識部106は、入力部104を通じて端末100上に発生した(即ち、チャットウィンドウ上で入力された)ユーザインタラクションを獲得し、これにより、ユーザインタラクションの種類、大きさ及び発生回数を判断する。参考として、ユーザインタラクションの入力は、チャットルーム上で発生したクリック(click)、タップ(tap)、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)、スワイプ(swipe)、ピンチインアンドアウト(pinch in and out)及びフリック(flick)の少なくとも1つを含み得る。
【0034】
具体的に、
図2aに示すように、端末100の画面上にはチャットウィンドウP10が出力され、チャットウィンドウP10の表示領域には、チャットルームに参加したユーザの間で交換されたインスタントメッセージがディスプレイされる。このようにチャットウィンドウが活性化された状態で、ユーザが端末100に対するジェスチャを行ったり、ユーザインタラクションを入力し得る。
【0035】
ユーザモーション認識部106は、検出されたジェスチャ及びユーザインタラクションの何れか1つに基づいて予め設定されたユーザモーションを認識する。このとき、ユーザモーション認識部106は、検出されたユーザモーションが予め設定されたユーザモーションの条件と一致するか否かを判断し、前記検出されたユーザモーションが予め設定されたユーザモーションの条件を満たす場合に、予め設定されたユーザモーションとして認識する。具体的に、ユーザモーション認識部106は、センシング部105を通じて獲得した動作感知センサのセンシング値に基づき、ジェスチャの種類、大きさ及び発生回数の少なくとも1つを判断する。そして、ユーザモーション認識部106は、判断された値(即ち、ジェスチャの種類、大きさ及び発生回数の少なくとも1つ)が予め設定されたユーザモーションの条件を満たす場合、当該ジェスチャを予め設定されたユーザモーションとして認識する。
【0036】
例えば、ユーザモーションの条件としてジェスチャの種類が設定され、このようなジェスチャの種類として端末100のシェイキング(shaking)動作が設定され得る。即ち、端末100は、チャットウィンドウが活性化された状態で端末100のシェイキング動作が認識されれば、ユーザモーションの条件によるユーザモーションが発生したと判断し、会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。このようなユーザモーションの条件としてのジェスチャの種類は、端末のシェイキング動作の他にも、様々な端末の動作が設定され得る。また、事前に設定されたユーザモーションの条件は、ユーザモーションの種類だけでなく、ユーザモーションの大きさ及び発生回数の少なくとも1つの条件に設定され得る。また、上述したように、事前に設定されたユーザモーションの条件として様々なユーザインタラクションの種類、大きさ及び回数などが設定されることもできる。
図2bは、端末100の画面上にチャットウィンドウが活性化された状態で、ユーザが端末100をシェイキングすることで揮発性メッセージ転送を要請することを示している。このとき、ユーザモーション認識部106を通じて端末100のシェイキング動作が感知されれば、ユーザモーション認識部106は、検出されたユーザモーションの種類(即ち、端末100のシェイキング動作)、大きさ及び発生回数の少なくとも1つに基づき、予め設定されたユーザモーションの条件を満たしているか否かを判断する。事前に設定されたユーザモーションの種類が端末のシェイキング動作である場合、ユーザモーション認識部106は、感知された端末100のシェイキング動作が予め設定されたユーザモーションであると認識し、揮発性メッセージ転送部107にユーザモーション認識情報を伝達する。
【0037】
揮発性メッセージ転送部107は、予め設定された揮発性メッセージ転送条件と端末100の現状条件とを比較し、端末100の現状条件が揮発性メッセージ転送条件を満たす場合、チャットルームに参加した少なくとも1つの会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。具体的に、揮発性メッセージ転送条件は、チャットウィンドウが活性化状態である場合、及び検出されたユーザモーションが予め設定されたユーザモーションである場合に設定され得る。このとき、揮発性メッセージ転送部107は、ユーザモーション認識部106を通じてチャットルームが活性化された状態でのユーザモーションが検出され、ユーザモーション認識部106を通じて予め設定されたユーザモーションが認識された場合、会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。
【0038】
その他にも、揮発性メッセージ転送条件として、チャットルーム内の未確認受信メッセージ数及び維持時間の条件と、チャットルーム内の会話相手別の揮発性メッセージ受信可否の条件がさらに含まれ得る。具体的に、チャットウィンドウが活性化された状態で予め設定されたユーザモーションが発生した場合、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルーム内の会話相手が確認していないインスタントメッセージが予め設定された基準数以上である場合、揮発性メッセージを転送し得る。また、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルーム内の会話相手が確認していないインスタントメッセージが予め設定された基準時間以上未確認状態で維持された場合、揮発性メッセージを転送し得る。また、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルームに参加中の会話相手のうち、事前に揮発性メッセージを受信するように登録された会話相手の端末にのみ揮発性メッセージを転送し得る。参考として、揮発性メッセージを受信するように登録された会話相手は、会話相手が揮発性メッセージの受信に同意したか、端末100のユーザが事前に揮発性メッセージの転送対象として登録しておいた会話相手であり得る。
【0039】
参考として、
図2aに示すように、チャット処理部101は、チャットルームに参加した会話相手がインスタントメッセージを確認したか否かが分かる既読情報P11をディスプレイ部102を通じてチャットウィンドウP10に出力する。このとき、揮発性メッセージ転送部107は、既読情報P11を確認することで会話相手の未確認インスタントメッセージ数及び未確認維持時間を判断することができる。このように、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルーム内の未確認インスタントメッセージ数が一定の数以上であるか、未確認インスタントメッセージが一定時間以上未確認状態のままであるか、チャットルームに参加中の会話相手が事前に揮発性メッセージ受信可能な対象として登録された場合の少なくとも1つの条件にのみ揮発性メッセージが転送されるように制御することで、チャットルーム内における無分別な揮発性メッセージの送受信を防止する。
【0040】
また、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルームに参加した複数の会話相手のうち、端末100が転送したインスタントメッセージを確認していない少なくとも1つの会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。このとき、揮発性メッセージ転送部107は、チャットルーム上に複数の会話相手が参加した場合、自分以外の全ての会話相手、インスタントメッセージを確認した会話相手を除いた残りの会話相手、及びインスタントメッセージを確認しておらず、且つユーザが直接指定した特定の会話相手の何れか1つに対して揮発性メッセージを転送する。
【0041】
例えば、揮発性メッセージ転送部107は、チャットウィンドウ内においてユーザの入力により選択された会話相手の端末にのみ揮発性メッセージを転送する。具体的に、チャット処理部101は、
図2aに示すように、ディスプレイ部102を通じてチャットウィンドウの一領域に会話相手別のプロフィールP12を表示する。このように、チャットウィンドウ内の会話相手別にプロフィールが表示された状態で、入力部104を通じてユーザの選択(例えば、「タップ」など)が入力され得る。このとき、ユーザモーション認識部106は、チャットウィンドウ内のプロフィールの何れか1つに対するユーザ選択の入力(即ち、ユーザの選択動作に対する入力)を検出し、揮発性メッセージ転送部107に伝達する。このとき、揮発性メッセージ転送部107は、ユーザモーション認識部106を通じてユーザ選択の入力が検出されたプロフィールがインスタントメッセージを確認していない会話相手のプロフィールの何れか1つであるか否かを判断する。そして、揮発性メッセージ転送部107は、このようなユーザ選択の入力と、チャットウィンドウが活性化された状態におけるユーザモーションが共に認識されれば、ユーザ選択の入力に対応される会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。例えば、揮発性メッセージ転送部107は、プロフィールに対するユーザ選択の入力が予め設定された時間以上維持(即ち、ホルディング)された状態で前記ユーザモーションが認識される場合、ユーザ選択の入力に対応される会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。参考として、インスタントメッセージを確認していない会話相手を選択する方式は、任意の会話相手のプロフィールに対するユーザ選択の入力がホルディングされることを検出する方式の他にも、様々に設定され得る。
【0042】
また、揮発性メッセージ転送部107は、チャットウィンドウが活性化された状態で認識されたユーザモーションの条件(即ち、種類、大きさ、回数など)、または揮発性メッセージを転送する会話相手の情報に基づき、揮発性メッセージの種類及び転送回数(以下、「揮発性メッセージの条件」と称する)の少なくとも1つを決定する。ここで、揮発性メッセージの種類は、当該揮発性メッセージを受信した相手端末から出力される揮発性通知の種類を意味する。このとき、揮発性メッセージ転送部107は、事前に会話相手別にユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件を異なるように設定したり、後述するユーザインターフェース提供部108を通じて設定された会話相手別のユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件を使用し得る。
【0043】
ユーザインターフェース提供部108は、端末100のユーザがユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件を直接登録可能なユーザインターフェースを提供する。このとき、ユーザインターフェース提供部108は、ディスプレイ部102、入力部104及びセンシング部105の少なくとも1つを利用してユーザモーションを登録し得る。このように、ユーザインターフェースを通じてユーザが入力したユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件が設定されれば、ユーザインターフェース提供部108は、設定されたユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件をメモリ(未図示)上に格納して登録する。ここで、ユーザインターフェースを通じてユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件が会話相手別に異なるように登録され得る。このように、揮発性メッセージの転送有無を判断するためのユーザモーションの条件と、転送する揮発性メッセージの種類及び回数などの条件をユーザが直接設定できるようにするユーザインターフェースを提供することにより、ユーザが所望する条件によってユーザモーションの条件及び会話相手別に揮発性メッセージの種類及び転送回数などを異なるように設定することができる。
【0044】
一方、ユーザモーション認識部106は、端末100の一般的な使用及び操作中に発生し得るノーマルアクションと揮発性メッセージの転送のためのユーザモーションとを区別するために、予め設定された動作条件を満たすユーザモーションを検出する。このとき、ユーザモーション認識部106は、動作感知センサのセンシング値が予め設定された臨界値以上の大きさを有する場合、揮発性メッセージの転送のためのジェスチャが発生したと感知する。即ち、一般的なユーザの端末操作にも揮発性メッセージを転送するエラーの発生を防止するために、ユーザモーション認識部106は、ユーザモーションを認識するアクション敏感度をノーマルアクションの敏感度よりも低く設定する。
【0045】
次いで、
図3a及び
図3bを参照しながら、端末100の揮発性メッセージ受信部109及び揮発性通知出力部110を通じてインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージを受信する処理手続きについて詳しく説明する。
【0046】
図3a及び
図3bは、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージ受信方式を説明するための端末画面の一例である。
【0047】
先ず、端末100が任意のチャットルームに参加した状態で且つ確認していないインスタントメッセージがあり、端末100上において当該チャットルームに対応されるチャットウィンドウが非活性化されている場合を仮定する。このとき、端末100と同一のチャットルームに参加中の会話相手の端末においては、当該チャットルームに対応されるチャットウィンドウが活性化された状態で予め設定されたユーザモーションが認識された場合を仮定する。即ち、会話相手の端末から端末100に対する揮発性メッセージが転送される。
【0048】
このような場合、揮発性メッセージ受信部109は、通信部103を通じて、チャットウィンドウが非活性化された状態で会話相手の端末またはインスタントメッセージサービスサーバから揮発性メッセージを受信する。
【0049】
揮発性通知出力部110は、チャットウィンドウが非活性化された状態で揮発性メッセージ受信部109を通じて揮発性メッセージを受信すれば、受信された揮発性メッセージに応じて事前に設定された通知画面、通知音及び端末の通知動作の少なくとも1つを含む揮発性通知を出力する。ここで、揮発性通知は、揮発性メッセージが受信された順に一回的に出力されてから消える通知であり、非情報的通知である。即ち、揮発性通知出力部110の制御に従い、揮発性通知は、出力されてから直ぐに終了したり、当該チャットウィンドウが再び活性化されてから直ぐに終了する。このように、インスタントメッセージサービスを利用して揮発性通知を出力することによって、チャットルームに参加したユーザは、インスタントメッセージを通じた情報的メッセージの他に、相手の注意を促す程度の非情報的メッセージを簡便に伝達することができる。
【0050】
また、揮発性通知出力部110は、事前に会話相手別に揮発性メッセージによる揮発性通知の種類を異なるように設定しておくことができる。即ち、チャットウィンドウが非活性化された状態で揮発性メッセージが受信された場合、当該揮発性メッセージを転送した会話相手にマッチング設定されていた揮発性通知が出力される。これにより、ユーザは、揮発性通知だけでも揮発性メッセージを転送した相手を容易に類推することができるので便利である。参考として、このような会話相手別の揮発性通知の種類の設定は、上述したユーザインターフェース提供部108が提供したユーザインターフェースを通じてユーザが直接登録することもできる。
【0051】
例えば、揮発性通知出力部110は、受信された揮発性メッセージによる通知画面として、
図3aに示すように、揮発性メッセージを転送した会話相手の情報、揮発性メッセージの受信回数、及び会話相手が転送したインスタントメッセージ中の未確認インスタントメッセージ数の少なくとも1つを含む通知画面を出力することができる。参考として、通知画面は、端末100において最後にディスプレイ中であった画面上にオーバレイ(over lay)されて出力された後、直ぐに終了したり、予め設定された時間の間維持された後、当該チャットウィンドウが活性化されて直ぐに出力が終了し得る。このような通知画面は、揮発性通知メッセージがポップアップ画面などの様々な形態で出力され得る。即ち、
図3bのように、端末100の画面にチャットウィンドウP10が出力されて再び活性化されれば、通知画面は直ぐに消え、インスタントメッセージが表示されたチャットウィンドウP10が正常に出力される。
【0052】
また、揮発性通知出力部110は、受信された揮発性メッセージによる端末の通知動作として、
図3aに示すように、揮発性メッセージの受信回数に対応されるバイブレーションを駆動することができる。
【0053】
また、揮発性通知出力部110は、受信された揮発性メッセージによる特定の通知音を出力することも可能である。ここで、通知音は、揮発性メッセージを転送した会話相手に応じて特定して設定され得る。また、揮発性通知出力部110は、出力された揮発性通知に対するユーザの入力(例えば、端末画面に対する「タップ」など)が発生すれば、揮発性メッセージを発生させた当該チャットルームのチャットウィンドウを自動で活性化し得る。このように、揮発性通知に対応する入力のみによっても、ユーザは直ぐに当該チャットウィンドウを活性化し、未確認インスタントメッセージを確認したり、会話に参加することができる。
【0054】
一方、揮発性通知出力部110は、端末100が揮発性メッセージの転送を要請した端末であるか、チャットウィンドウが活性化された状態で会話相手の端末から揮発性メッセージを受信した場合、チャットウィンドウ上において、揮発性メッセージによる通知画面、通知音及び端末の通知動作の少なくとも1つを含む揮発性通知を一回的に出力してから終了する。
【0055】
以下、
図4及び
図5を参照しながら、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージサービス方法について詳しく説明する。
【0056】
参考として、以下の過程は、上記の
図1で説明した端末100の構成によって具現され、端末100は、上述した構成の他にも、データ/音声通信などの一般的な機能を処理するための追加の構成をさらに含み得る。
【0057】
図4は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージ転送方法を説明するためのフローチャートである。
【0058】
先ず、2人以上のユーザが参加してインスタントメッセージを送受信することのできるチャットルームが活性化される(S410)。
【0059】
このように、端末100の画面上にチャットルームが活性化された状態で、事前に設定されたユーザモーションの発生有無を感知して、ユーザモーションを認識する(S420)。
【0060】
ここで、ユーザモーションは、事前に設定された端末100に対するジェスチャ及びユーザインタラクションの入力の少なくとも1つであり得る。
【0061】
具体的に、予め設定された揮発性メッセージ転送のためのユーザモーションの条件と、端末100上に検出されたユーザモーションの条件とを比較する。このとき、検出されたユーザモーションが予め設定されたユーザモーションの条件を満たす場合、検出されたユーザモーションを予め設定されたユーザモーションとして認識する。
【0062】
予め設定されたユーザモーションが認識されれば、認識されたユーザモーションにマッチングされた揮発性メッセージをチャットルームに参加中の少なくとも1つの会話相手の端末に転送する(S430)。
【0063】
このとき、事前に設定された揮発性メッセージ転送条件を満たす場合に、揮発性メッセージを転送する。上述したように、揮発性メッセージ転送条件は、チャットウィンドウの活性化状態有無の条件及び予め設定されたユーザモーションの発生有無の条件を含む。また、チャットルーム内の未確認受信メッセージ数及び維持時間の条件、チャットルーム内の会話相手別の揮発性メッセージ受信可否の条件、及びチャットルームに参加中の会話相手のうち事前に揮発性メッセージを受信するように登録された会話相手の条件の少なくとも1つをさらに含み得る。即ち、チャットルーム内において会話相手が確認していないインスタントメッセージが予め設定された基準数以上である場合、未確認状態が維持された時間が予め設定された基準時間以上である場合、及び会話相手が事前に揮発性メッセージの受信可能な対象として登録された場合の少なくとも1つの場合に、揮発性メッセージを転送するように設定され得る。
【0064】
例えば、チャットウィンドウが活性化された状態で端末100に備えられた動作感知センサのセンシング値を獲得し、獲得されたセンシング値に基づいてジェスチャの種類及び発生回数の少なくとも1つを判断する。参考として、動作感知センサのセンシング値が予め設定された臨界値以上の大きさを有する場合、ジェスチャが発生したと感知する。ここで、判断されたジェスチャは、端末100のシェイキング動作であり得る。また、ユーザインタラクションの入力は、チャットルーム上において発生したクリック(click)、タップ(tap)、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)、スワイプ(swipe)、ピンチインアンドアウト(pinch in and out)及びフリック(flick)の何れか1つであり得る。
【0065】
このとき、発生したユーザモーションの種類、大きさ及び回数の少なくとも1つに基づき、あるいは揮発性メッセージを転送する会話相手に応じて、揮発性メッセージの種類及び転送回数の少なくとも1つを決定する。
【0066】
また、前記ステップS430においては、チャットルーム内の会話相手のうち、端末が転送したインスタントメッセージを確認していない会話相手の端末に揮発性メッセージを転送するように設定され得る。例えば、チャットルームに参加した複数の会話相手のうち、インスタントメッセージを確認した会話相手を除いた残りの会話相手の端末に揮発性メッセージを一括転送する。また、インスタントメッセージを確認していない会話相手のプロフィールの何れか1つに対するユーザ選択が感知された後、ユーザモーションが発生すれば、ユーザ選択に対応される会話相手の端末に揮発性メッセージを転送することもできる。
【0067】
一方、本発明の一実施例によれば、前記ステップS410を処理する前に、揮発性メッセージの転送を発生させるユーザモーションの条件として、ユーザモーションの種類、大きさ及び回数を設定し、ユーザモーションの条件に応じて、転送する揮発性メッセージの種類及び転送回数の少なくとも1つを含む揮発性メッセージの条件を設定し得る。また、このようなユーザモーションの条件及び揮発性メッセージの条件は、会話相手別に異なるように設定され、これをユーザが直接登録することのできるユーザインターフェースを提供することもできる。
【0068】
次いで、
図5は、本発明の一実施例に係るインスタントメッセージサービスを利用した揮発性メッセージ受信方法を説明するためのフローチャートである。以下の説明は、
図4の例における「会話相手の端末」で行われる方法に関し、「会話相手の端末」は、
図1にて説明された端末100と同一な構成要素を有するように具現され得る。
【0069】
端末においてチャットウィンドウが非活性化された状態で、チャットルームに参加中の会話相手の端末またはインスタントメッセージサービスサーバから揮発性メッセージを受信する(S510)。
【0070】
このとき、揮発性メッセージは、会話相手の端末においてチャットウィンドウが活性化された状態で、予め設定されたユーザモーションの条件を満たすユーザモーションが認識された場合、会話相手の端末またはインスタントメッセージサービスサーバから転送される。
【0071】
その後、受信された揮発性メッセージによる画面、通知音及び端末の通知動作の少なくとも1つを含む揮発性通知を出力する(S520)。
【0072】
例えば、通知画面は、端末100の画面上に表示され、揮発性メッセージを転送した会話相手の情報、揮発性メッセージの受信回数、及び会話相手が転送したインスタントメッセージのうち確認されていないインスタントメッセージ数の少なくとも1つを含み得る。そして、通知画面は、チャットルームが活性化された際に出力が終了し得る。また、端末の通知動作としては、揮発性メッセージの受信回数に対応する回数や時間で端末100のバイブレーション動作が行われ得る。参考として、出力された揮発性通知に対するユーザの入力が発生すれば、揮発性メッセージを発生させた当該チャットルームのチャットウィンドウを自動で活性化させることができる。
【0073】
一方、前記ステップS510とは別に、複数のユーザが参加中のチャットルームにおいては、チャットウィンドウが活性化された状態で会話相手の端末から揮発性メッセージを受信することも可能である。このような場合、チャットウィンドウ上において、揮発性メッセージによる揮発性通知メッセージを一回的に出力してから終了する。例えば、揮発性通知メッセージがポップアップ画面の形態で出力されてから直ぐに終了し、このような揮発性通知メッセージは、活性化されたチャットウィンドウとオーバレイ(over lay)されるように端末の画面上に出力され得る。
【0074】
以上では、本発明の一実施例において、端末100が揮発性メッセージ転送処理のための様々な処理を直接処理することについて説明した。ところが、本発明の他の実施例によれば、チャットルーム内の会話相手に揮発性メッセージを転送するための各種手続きの処理をインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)が処理することもできる。即ち、端末100は、ユーザモーションの発生による情報を含む現状条件情報をインスタントメッセージサーバ(未図示)に転送することによって、揮発性メッセージ転送を要請する。すると、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)が、端末100の現状条件が事前に登録された揮発性メッセージ転送条件を満たすか否かを判断し、該当する会話相手の端末に揮発性メッセージを転送する。このようなインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)がチャットルームに参加中の端末に対する揮発性メッセージ送受信手続きを処理する方法については、下記の
図6を参照しながら詳しく説明する。
【0075】
図6は、本発明の他の実施例に係るインスタントメッセージサービスサーバを通じた揮発性メッセージサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0076】
具体的に、チャットルームに参加中の端末が接続されたインスタントメッセージサービスサーバ(未図示)には、端末別に事前に設定された揮発性メッセージ転送条件が登録されている。
【0077】
このような状態で、インスタントメッセージサービスサーバは、任意のチャットルームに参加中の第1の端末100から発生したユーザモーション情報などの各種の状態条件情報を含む揮発性メッセージ転送要請を受信する(S611)。
【0078】
そして、インスタントメッセージサービスサーバは、第1の端末100に対応される揮発性メッセージ転送条件を確認する(S612)。
【0079】
その後、インスタントメッセージサービスサーバは、第1の端末100の認識されたユーザモーションの情報を含む各種の状態条件情報と、既登録された揮発性メッセージ転送条件とを比較する(S613)。
【0080】
参考として、第1の端末100の状態条件情報は、上述した揮発性メッセージ転送条件の各項目別に対応される第1の端末100の現在状態を表す。即ち、第1の端末100の状態条件情報は、チャットルームの活性化状態有無及び検出されたユーザモーションの条件(ユーザモーションの種類、大きさ、回数など)情報を含む。また、第1の端末100の状態条件情報は、チャットルーム内の未確認受信インスタントメッセージ数及び未確認維持時間の情報をさらに含み得る。また、第1の端末100の状態条件情報は、第1の端末100が参加中のチャットルーム内の会話相手の情報を含み得る。
【0081】
前記ステップS613における比較の結果、第1の端末100の状態条件が揮発性メッセージ転送条件を満たす場合、インスタントメッセージサービスサーバは、チャットルームに参加中の第2の端末(即ち、第1の端末100の会話相手の端末)に揮発性メッセージを転送する(S614)。ここで、第2の端末は、チャットルームに参加中の少なくとも1つの相手端末であり得る。
【0082】
参考として、本発明の一実施例においては、端末100がチャットルーム内の未確認インスタントメッセージ数または未確認維持時間などを直接判断する。しかし、本発明の他の実施例においては、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)が各端末別に受信インスタントメッセージの確認有無を管理する。これにより、インスタントメッセージサービスサーバ(未図示)は、第1の端末100が転送したインスタントメッセージを確認した会話相手の端末及び確認していない会話相手の端末を確認し、第1の端末100によって転送要請された揮発性メッセージを適切な会話相手の端末に転送する。
【0083】
本発明の一実施例は、コンピュータにより実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータにより実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の可用媒体であっても良く、揮発性及び非揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。また、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を全て含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報保存のための任意の方法または技術に具現された揮発性及び非揮発性、分離型及び非分離型の媒体を全て含む。通信媒体は、典型的にコンピュータ読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波のような変調されたデータ信号のその他のデータ、またはその他の転送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0084】
上述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で容易に変形可能であるということを理解できるはずである。それゆえ、前記した実施例は全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は分散して実施されることもでき、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施されることができる。
【0085】
本発明の範囲は、前記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。