(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記物品収受装置(50)は、前記配達員の端末装置(40)から前記ネットワーク(N)を介して送信される予約要求を受信したことに応答して、該予約要求に含まれる該物品の配達予定日時を、該ネットワーク(N)を介して前記配達先の端末装置(10)に通知する、
請求項1に記載の配達システム(1)。
扉に電子錠(60−n)が取り付けられ、配達先へ配達する物品を預入可能な物品収受装置(50)と、前記物品収受装置(50)にネットワーク(N)を介して接続されたサーバ装置(20)と、前記物品の配達員の端末装置(40)と、前記配達先の端末装置(10)と、を具備する配達システム(1)による配達方法であって、
前記物品の配達員の端末装置(40)が、前記物品に付されているコードが示す情報を読み取り、
前記物品の配達員の端末装置(40)が、前記読み取った情報を含む前記物品収受装置(50)の使用の予約要求を、前記ネットワーク(N)を介して前記物品収受装置(50)に送信し、
前記物品収受装置(50)が、前記配達員の端末装置(40)から受信した前記予約要求に含まれる前記コードが示す情報を記憶部(53)に記憶し、
前記物品収受装置(50)が、前記物品に付されているコードが示す情報を読み取り、
前記物品収受装置(50)が、前記読み取った情報が、前記記憶部(53)に記憶されている情報と合致する場合、前記電子錠(60−n)を開錠し、
前記物品収受装置(50)が、前記物品が預け入れられ、前記扉が閉められたことに応答して、前記電子錠(60−n)を施錠し、
前記物品収受装置(50)が、前記物品が預け入れられたことを通知する預入通知を前記ネットワーク(N)を介して前記サーバ装置(20)に送信し、
前記サーバ装置(20)が、前記預入通知を受信したことに応答して、該電子錠(60−n)を開錠するためのワンタイムパスワードを生成し、
前記サーバ装置(20)が、前記ワンタイムパスワードを前記ネットワークを介して、前記物品収受装置(50)に送信し、
前記サーバ装置(20)が、前記ワンタイムパスワードを示すコードを生成し、
前記サーバ装置(20)が、前記生成したコードを前記ネットワークを介して前記配達先の端末装置(10)に送信し、
前記配達先の端末装置(10)が、前記サーバ装置(20)から受信した前記コードを表示し、
前記物品収受装置(50)が、前記サーバ装置(20)から受信した前記ワンタイムパスワードを前記記憶部(53)に記憶し、
前記物品収受装置(50)が、前記配達先の端末装置(10)に表示される前記コードが示すワンタイムパスワードを読み取り、
前記物品収受装置(50)が、前記読み取ったワンタイムパスワードが、前記記憶部(53)に記憶されているワンタイムパスワードと合致する場合、前記電子錠(60−n)を開錠する、
配達方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0020】
まず、本実施形態に係る配達システムの構成について図面を参照しつつ説明する。
【0021】
図1は、配達システムの構成例を示す図である。
【0022】
配達システム1は、
図1に示すように、ユーザ端末10と、管理サーバ20と、発送元サーバ30と、配達員端末40と、宅配ボックス50と、を具備し、これらは、インターネット等のネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。
【0023】
ユーザ端末10は、例えば汎用のスマートフォン又はタブレットコンピュータ等から構成されている。ユーザ端末10は、商品を注文するユーザによって操作される。なお、ユーザ端末10は、例えば携帯電話又は汎用のパーソナルコンピュータ等から構成されてもよい。
【0024】
図2は、ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。
【0025】
ユーザ端末10は、
図2に示すように、タッチパネル11と、通信部12と、記憶部13と、制御部19と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
【0026】
タッチパネル11は、例えば液晶表示装置とポインティングデバイスとを組み合わせた汎用のタッチパネル等から構成されている。タッチパネル11は、各種画面を表示するとともに、ユーザによる各種操作を受け付ける。
【0027】
本実施形態において、ユーザは、氏名又は名称、住所、電話番号、メールアドレス、並びに商品の配達方法等を含むユーザ情報をタッチパネル11で入力する。例えば、ユーザは、商品の配達方法として、商品の手渡しを原則とし、不在時にのみ商品を宅配ボックス50に預け入れるように指定することができる。あるいは、ユーザは、商品の配達方法として、商品を宅配ボックス50に預け入れることのみを指定してもよい。
【0028】
また、タッチパネル11には、発送元サーバ30が運営するインターネットショップが表示される。そして、ユーザは、タッチパネル11に表示されるインターネットショップで所望の商品を注文する。
【0029】
通信部12は、例えば無線LAN(Local Area Network)機能及びBluetooth(登録商標)機能を有する汎用の無線通信装置等から構成されている。通信部12は、ネットワークNを介して管理サーバ20、発送元サーバ30、配達員端末40、及び宅配ボックス50と無線通信を行う。
【0030】
記憶部13は、例えば汎用のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等から構成されている。記憶部13は、管理サーバ20に登録されているユーザ情報を参照するためのURL(Uniform Resource Locator)を記憶する。
【0031】
制御部19は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び記憶部13に記憶されているアプリケーションプログラム等を適宜実行することによって、ユーザ端末10の各種動作を制御する。
【0032】
本実施形態において、制御部19は、ユーザがタッチパネル11でユーザ情報を入力した後、ユーザ登録を指示したことに応答して、ユーザ情報を通信部12からネットワークNを介して管理サーバ20に送信する。その後、制御部19は、管理サーバ20からネットワークNを介して送信されるURLを通信部12で受信して、記憶部13に記憶する。
【0033】
また、制御部19は、ユーザがタッチパネル11に表示されるインターネットショップで所望の商品を注文したことに応答して、注文した商品、及び記憶部13に記憶されているURLを特定可能な注文情報を通信部12からネットワークNを介して発送元サーバ30に送信する。
【0034】
さらに、制御部19は、宅配ボックス50からネットワークNを介して送信される配達予定通知を通信部12で受信したことに応答して、配達予定通知から特定される宅配ボックス50のロッカー3−n(1≦n≦8)(
図6)のロッカー番号n、及び商品の配達予定日時をタッチパネル11に表示してユーザに通知する。
【0035】
そして、制御部19は、管理サーバ20からネットワークNを介して送信される商品到着通知を通信部12で受信したことに応答して、タッチパネル11に、商品が到着した旨を表示するとともに、商品到着通知から特定されるロッカー3−n(
図6)のロッカー番号nと、そのロッカー3−n(
図6)を開錠するためのワインタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)と、を表示する。
【0036】
図1に示す管理サーバ20は、例えば汎用のサーバコンピュータ等から構成され、各ユーザのユーザ情報、及び各宅配ボックス50の使用状況等を管理する。
【0037】
図3は、管理サーバの構成例を示すブロック図である。
【0038】
管理サーバ20は、
図3に示すように、通信部22と、記憶部23と、制御部29と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
【0039】
通信部22は、例えばNIC(Network Interface Card)等から構成されている。通信部22は、ネットワークNを介してユーザ端末10、発送元サーバ30、配達員端末40、及び宅配ボックス50と無線通信を行う。
【0040】
記憶部23は、例えばハードディスクドライブ等の不揮発性メモリ等から構成されている。本実施形態において、記憶部23は、ユーザDB(Database)231と、宅配ボックスDB232と、を備える。
【0041】
ユーザDB231は、ユーザ毎に、ユーザ情報と、このユーザ情報を参照するためのURLと、を対応付けて登録する。また、宅配ボックスDB232は、宅配ボックス50毎に、設置場所と、この宅配ボックス50の各ロッカー3−n(
図6)の使用状況と、を対応付けて登録する。
【0042】
制御部29は、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び記憶部23に記憶されているアプリケーションプログラム等を適宜実行することによって、管理サーバ20の各種動作を制御する。
【0043】
本実施形態において、制御部29は、ユーザ端末10からネットワークNを介して送信されるユーザ情報を通信部22で受信したことに応答して、このユーザ情報を参照するためのURLを生成する。そして、制御部29は、ユーザ情報と、生成したURLと、を対応付けてユーザDB231に登録する。また、制御部29は、生成したURLを通信部22からネットワークNを介してユーザ端末10に送信する。
【0044】
さらに、制御部29は、配達員端末40によってネットワークNを介してURLにアクセスされたことに応答して、このURLに対応するユーザ情報をユーザDB231から読み出す。また、制御部29は、ユーザ情報に含まれる住所から所定範囲内に設置されている宅配ボックス50を、宅配ボックスDB232に登録されている各宅配ボックス50の設置場所に基づいて、検出する。さらに、制御部29は、検出した宅配ボックス50の設置場所及び各ロッカー3−n(
図6)の使用状況を宅配ボックスDB232から読み出す。なお、ユーザ情報において、宅配ボックス500が予め定められている場合には、ユーザ情報に含まれる住所に基づいて宅配ボックス500を検出することなく、その予め定められた宅配ボックス500の各ロッカー3−n(
図6)の使用状況のみを宅配ボックスDB232から読み出せばよい。そして、制御部29は、ユーザDB231から読み出したユーザ情報と、宅配ボックスDB232から読み出した宅配ボックス50の設置場所及び各ロッカー3−n(
図6)の使用状況と、を含む配達先情報を通信部22からネットワークNを介して配達員端末40に送信する。
【0045】
また、制御部29は、宅配ボックス50からネットワークNを介して送信される商品預入通知を通信部22で受信したことに応答して、所定のアルゴリズムに従って、現在の時刻に基づいて、例えば六桁の数値列から構成されるワンタイムパスワードを生成する。そして、制御部29は、商品預入通知から特定されるロッカー番号nと、生成したワンタイムパスワードと、を特定可能なワンタイムパスワード通知を通信部22からネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する。
【0046】
また、制御部29は、生成したワンタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)を生成する。さらに、制御部29は、商品預入通知から特定されるURLに対応するユーザ情報をユーザDB231から読み出す。そして、制御部29は、商品預入通知から特定されるロッカー番号nと、生成したQRコード(登録商標)と、を特定可能な商品到着通知を通信部22からネットワークNを介して、ユーザ情報から特定されるユーザ端末10に送信する。
【0047】
図1に示す発送元サーバ30は、例えば汎用のサーバコンピュータ等から構成され、インターネットショップを運営する。
【0048】
図4は、発送元サーバの構成例を示すブロック図である。
【0049】
発送元サーバ30は、
図4に示すように、通信部32と、表示部34と、印刷部35と、制御部39と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
【0050】
通信部32は、例えばNIC等から構成されている。通信部32は、ネットワークNを介してユーザ端末10と無線通信を行う。
【0051】
表示部34は、例えば液晶表示装置等から構成されている。表示部34は、各種画面を表示する。
【0052】
印刷部35は、例えば汎用の印刷装置等から構成されている。印刷部35は、QRコード(登録商標)をタグに印刷して出力する。
【0053】
制御部39は、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び図示せぬ記憶部に記憶されているアプリケーションプログラム等を適宜実行することによって、発送元サーバ30の各種動作を制御する。
【0054】
本実施形態において、制御部39は、ユーザ端末10からネットワークNを介して送信される注文情報を通信部32で受信したことに応答して、注文情報から特定される商品を表示部34に表示して、インターネットショップの店員に報知する。また、制御部39は、注文情報から特定されるURLを示すQRコード(登録商標)を生成して、印刷部35でタグに印刷して出力する。
【0055】
その後、店員は、表示部34に表示された商品に、印刷部35から出力されたタグを貼付する。そして、店員は、タグを貼付した商品を配達員に手渡して、ユーザへの配達を依頼する。
【0056】
図1に示す配達員端末40は、例えば汎用のスマートフォン、タブレットコンピュータ、又はハンディターミナル等から構成されている。配達員端末40は、商品を配達する運送会社の配達員によって操作される。
【0057】
図5は、配達員端末の構成例を示すブロック図である。
【0058】
配達員端末40は、
図5に示すように、タッチパネル41と、通信部42と、記憶部43と、撮像部46と、制御部49と、を備え、これらはバスを介して接続されている。
【0059】
タッチパネル41は、例えば汎用のタッチパネル等から構成されている。タッチパネル41は、各種画面を表示するとともに、配達員による各種操作を受け付ける。
【0060】
本実施形態において、タッチパネル41には、商品の配達先であるユーザの氏名又は名称、住所、電話番号、メールアドレス、並びに商品の配達方法等のユーザ情報と、ユーザの住所から所定範囲内に設置されている宅配ボックス50の各ロッカー3−n(
図6)の使用状況と、を含む配達先情報が表示される。そして、配達員は、宅配ボックス50の各ロッカー3−n(
図6)の使用状況を参照して、未使用のロッカー3−n(
図6)をタッチパネル41で選択する。また、配達員は、商品の配達予定日時をタッチパネル41で入力する。
【0061】
通信部42は、例えば無線LAN機能及びBluetooth(登録商標)機能を有する汎用の無線通信装置等から構成されている。通信部42は、ネットワークNを介して管理サーバ20及び宅配ボックス50と無線通信を行う。
【0062】
記憶部43は、例えば汎用のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等から構成されている。本実施形態において、記憶部43には、商品をユーザに配達する際に用いられるアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という。)がインストールされている。
【0063】
撮像部46は、例えばCCD(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子から構成されている。撮像部46は、QRコード(登録商標)等を撮像する。本実施形態において、配達員は、商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)を撮像部46で撮像する。
【0064】
制御部49は、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び図示せぬ記憶部に記憶されているアプリケーションプログラム等を適宜実行することによって、配達員端末40の各種動作を制御する。
【0065】
本実施形態において、制御部49は、専用アプリの起動後、配達員が商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)の読取をタッチパネル41で指示したことに応答して、QRコード(登録商標)を撮像部46で撮像して、QRコード(登録商標)からURLを読み取る。そして、制御部49は、通信部42でネットワークNを介してURLにアクセスする。
【0066】
また、制御部49は、管理サーバ20からネットワークNを介して送信される配達先情報を通信部42で受信して、配達先情報をタッチパネル41に表示する。そして、制御部49は、配達員がタッチパネル41で未使用の各ロッカー3−n(
図6)を選択するととに、配達予定日時を入力した後、ロッカー3−n(
図6)の予約を指示したことに応答して、撮像部46で読み取ったURLと、ロッカー3−n(
図6)のロッカー番号n及び商品の配達予定日時と、を特定可能なロッカー予約要求を通信部42からネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する。
【0067】
図1に示す宅配ボックス50は、スマートロック機構を有する宅配ボックスから構成されている。宅配ボックス50は、例えばマンション等の集合住宅、駅、及びコンビニエンスストア等に設置される。なお、宅配ボックス50の設置場所は、任意である。
【0068】
図6は、宅配ボックスの構成例を示す外観斜視図である。
【0069】
宅配ボックス50には、
図6に示すように、タッチパネル51と、読取部57と、スピーカ2と、1〜8の番号が振られた計8個のロッカー3−n(1≦n≦8)と、が設けられている。その他、宅配ボックス50には、常時、或いはロッカー3−nの開閉時や振動検知時等に撮影して映像をネットワークNを介して管理サーバ20に送信する、図示せぬ監視カメラが設けられていてもよい。
【0070】
なお、宅配ボックス50のロッカー3−nの数は、任意である。また、宅配ボックス50には、配達される商品の種別に応じて、様々なサイズのロッカー3−nが設けられていてもよい。さらに、宅配ボックス50には、冷蔵庫や冷凍庫としての機能を有するロッカー3−nが設けられていてもよい。また、ロッカー3−nのそれぞれに個性を持たせ、スピーカ2からは、ロッカー3−n毎に異なる音声が出力されてもよい。
【0071】
ロッカー3−nの扉には、それぞれ電子錠60−nが取り付けられている。また、電子錠60−nは、例えば汎用のスマートロック機器等から構成されている。電子錠60−nは、サムターンを回転させて扉を開錠及び施錠する図示せぬ回転体と、回転体をサムターンの回転方向に回転動作させる、
図7に示す駆動部61−nと、を備えている。
【0072】
また、ロッカー3−nの内部には、図示せぬインカメラが設けられている。インカメラは、扉が開錠されたことに応答して、撮影を開始する。このようなインカメラを設けることにより、ユーザ端末10を盗んでユーザになりすました者が、ロッカー3−nに入っている商品を取り出すことを可及的に防止することができる。
【0073】
図7は、宅配ボックスの構成例を示すブロック図である。
【0074】
宅配ボックス50は、
図7に示すように、タッチパネル51と、通信部52と、記憶部53と、読取部57と、音声出力部58と、制御部59と、駆動部61−nと、を備え、これらはバスを介して接続されている。
【0075】
タッチパネル51は、例えば汎用のタッチパネル等から構成されている。タッチパネル51は、各種画面を表示するとともに、ユーザ及び配達員による各種操作を受け付ける。
【0076】
通信部52は、例えば無線LAN機能及びBluetooth(登録商標)機能を有する汎用の無線通信装置等から構成されている。通信部52は、ネットワークNを介して管理サーバ20及び配達員端末40と無線通信を行う。
【0077】
記憶部53は、例えば汎用のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等から構成されている。本実施形態において、記憶部53は、ロッカーDB531を備える。
【0078】
ロッカーDB531は、ロッカー3−n毎に、そのロッカー番号nと、商品の配達先であるユーザのユーザ情報を参照するためのURLと、そのロッカー3−nを開錠するためのワンタイムパスワードと、を対応付けて登録する。
【0079】
読取部57は、例えば汎用のQRコード(登録商標)リーダ等から構成されている。読取部57は、翳されたQRコード(登録商標)から情報を読み取る。
【0080】
本実施形態において、読取部57には、配達員によって、商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)が翳され、このQRコード(登録商標)からは、商品の配達先であるユーザのユーザ情報を参照するためのURLが読み取られる。また、読取部57には、ユーザによって、ユーザ端末10のタッチパネル11に表示されるQRコード(登録商標)が翳され、このQRコード(登録商標)からは、ロッカー3−nのロッカー番号nと、そのロッカー3−nを開錠するためのワインタイムパスワードと、が読み取られる。
【0081】
音声出力部58は、例えば所定のD/A変換回路などを含む音声出力回路等から構成されている。音声出力部58は、制御部59から供給される音声データをアナログ信号に変換して、スピーカ2に音声信号を送り、スピーカ2から制御部59からの音声データが示す音声を出力させる。
【0082】
制御部59は、例えばCPU、ROM、及びRAM等から構成されている。CPUは、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されているプログラム及び図示せぬ記憶部に記憶されているアプリケーションプログラム等を適宜実行することによって、宅配ボックス50の各種動作を制御する。
【0083】
本実施形態において、制御部59は、常時、図示せぬ監視カメラやインカメラ等で撮影した映像及び音声、並びに各使用状況を通信部52からネットワークNを介して管理サーバ20に送信する。
【0084】
また、制御部59は、配達員端末40からネットワークNを介して送信されるロッカー予約要求を通信部42で受信したことに応答して、ロッカー予約要求から特定されるロッカー番号nとURLとを対応付けてロッカーDB531に登録する。また、制御部59は、ロッカー予約要求から特定されるロッカー番号n及び配達予定日時を特定可能な配達予定通知を通信部52からネットワークNを介して、URLから特定されるユーザ端末10に送信する。
【0085】
さらに、制御部59は、配達員が商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)を読取部57に翳すと、QRコード(登録商標)からURLを読み取る。続いて、制御部59は、読取部57で読み取ったURLに対応するロッカー3−nをロッカーDB531から特定する。そして、制御部59は、特定したロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を開錠する。換言すれば、制御部59は、読取部57で読み取ったURLが、記憶部53に記憶されているURLと合致する場合、そのURLに対応するロッカー3−nの電子錠60−nを開錠する。
【0086】
なお、制御部59は、読取部57で読み取ったURLに対応するロッカー3−nを特定したときに、そのロッカー3−nの扉を開錠する旨をタッチパネル51に表示したり、その旨の音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりしてもよい。また、制御部59は、特定したロッカー3−nの扉を開錠したことに応答して、図示せぬ監視カメラによる撮影を開始すればよい。
【0087】
また、制御部59は、配達員が、扉の開錠したロッカー3−nを開けて商品を預け入れた後、扉を閉めたことに応答して、商品が入ったロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を施錠する。さらに、制御部59は、商品が入ったロッカー3−nの使用期間の計測を開始する。そして、制御部59は、読取部57で読み取ったURLと、商品が入ったロッカー3−n、即ちステップS32で特定したロッカー3−nのロッカー番号nと、を特定可能な商品預入通知を通信部52からネットワークNを介して管理サーバ20に送信する。
【0088】
さらに、制御部59は、管理サーバ20からネットワークNを介して送信されるワンタイムパスワード通知を通信部52で受信したことに応答して、ワンタイムパスワード通知から特定されるロッカー番号nとワンタイムパスワードとを対応付けてロッカーDB531に登録する。
【0089】
また、制御部59は、ユーザがユーザ端末10のタッチパネル11に表示されるQRコード(登録商標)を読取部57に翳すと、このQRコード(登録商標)からロッカー3−nのロッカー番号nとワインタイムパスワードとを読み取る。次に、制御部59は、このQRコード(登録商標)から読み取ったロッカー番号nに対応するワンタイムパスワードをロッカーDB531から読み出す。続いて、制御部59は、このQRコード(登録商標)から読み取ったワインタイムパスワードと、ロッカーDB531から読み出したワンタイムパスワードと、が合致するか否かの認証を行う。
【0090】
ワンタイムパスワードが合致しない場合、制御部59は、認証に失敗した旨をタッチパネル51に表示したり、その旨の音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりして、ユーザに報知する。
【0091】
これに対して、ワンタイムパスワードが合致する場合、制御部59は、認証に成功した旨をタッチパネル51に表示したり、その旨の音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりして、ユーザに報知する。そして、制御部59は、QRコード(登録商標)から読み取ったロッカー番号nに対応するロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を開錠する。また、制御部59は、商品が取り出されたロッカー3−nの使用期間の計測を終了する。そして、制御部59は、計測した使用期間に応じたロッカー3−nの使用料金を求め、ユーザに課金するための処理を行う。なお、課金額の決済方法は、任意であり、例えば特願2016−250077及びPCT/JP2016/81026に記載されているような、銀行口座を用いることなく、スマートフォンを活用して現金で行うものであってもよい。なお、本明細書中に特願2016−250077及びPCT/JP2016/81026の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参考として取り込むものとする。
【0092】
その後、制御部59は、配達員が、扉の開錠したロッカー3−nを開けて商品を取り出した後、扉を閉めたことに応答して、商品が取り出されたロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を施錠する。
【0093】
次に、上記構成を備える配達システム1が実行する各種処理について図面を参照して説明する。
【0094】
ユーザ端末10において、ユーザがタッチパネル11に表示されるインターネットショップで所望の商品を注文したことに応答して、制御部19は、商品注文処理を開始する。
【0095】
図8は、商品注文処理の詳細を示すフローチャートである。
【0096】
商品注文処理において、制御部19は、
図8に示すように、まず、注文した商品、及びユーザ情報を参照するためのURLを特定可能な注文情報を通信部12からネットワークNを介して発送元サーバ30に送信する(ステップS1)。
【0097】
発送元サーバ30では、制御部39が、ユーザ端末10からネットワークNを介して送信される注文情報を通信部32で受信したことに応答して(ステップS2)、注文情報から特定される商品を表示部34に表示して、インターネットショップの店員に報知する(ステップS3)。
【0098】
続いて、制御部39は、注文情報から特定されるURLを示すQRコード(登録商標)を生成する(ステップS4)。
【0099】
そして、制御部39は、ステップS4で生成したQRコード(登録商標)を印刷部35でタグに印刷して出力(プリントアウト)してから(ステップS5)、商品注文処理を終了する。
【0100】
店員は、表示部34に表示された商品に、印刷部35から出力されたタグを貼付する。そして、店員は、タグを貼付した商品を配達員に手渡して、ユーザへの配達を依頼する。
【0101】
配達員端末40において、専用アプリの起動後、配達員が商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)の読取をタッチパネル41で指示したことに応答して、制御部49は、ロッカー予約処理を開始する。
【0102】
図9及び
図10は、ロッカー予約処理の詳細を示すフローチャートである。
【0103】
ロッカー予約処理において、制御部49は、
図9に示すように、まず、QRコード(登録商標)を撮像部46で撮像して、QRコード(登録商標)からURLを読み取る(ステップS11)。
【0104】
次に、制御部49は、通信部42でネットワークNを介してURLにアクセスする(ステップS12)。
【0105】
管理サーバ20では、制御部29が、配達員端末40によってネットワークNを介してアクセスされたURLに対応するユーザ情報をユーザDB231から読み出す(ステップS13)。
【0106】
続いて、制御部29は、ユーザ情報に含まれる住所から所定範囲内に設置されている宅配ボックス50を、宅配ボックスDB232に登録されている各宅配ボックス50の設置場所に基づいて、検出する(ステップS14)。
【0107】
さらに、制御部29は、ステップS14で検出した宅配ボックス50の設置場所及び各ロッカー3−nの使用状況を宅配ボックスDB232から読み出す(ステップS15)。
【0108】
そして、制御部29は、ユーザDB231から読み出したユーザ情報と、宅配ボックスDB232から読み出した宅配ボックス50の設置場所及び各ロッカー3−nの使用状況と、を含む配達先情報を通信部22からネットワークNを介して配達員端末40に送信する(ステップS16)。
【0109】
配達員端末40では、制御部49が、管理サーバ20からネットワークNを介して送信される配達先情報を通信部42で受信して(ステップS17)、配達先情報をタッチパネル41に表示する(ステップS18)。
【0110】
その後、配達員は、宅配ボックス50の各ロッカー3−nの使用状況を参照して、未使用のロッカー3−nをタッチパネル41で選択する。また、配達員は、商品の配達予定日時をタッチパネル41で入力する。
【0111】
そして、制御部49は、配達員がタッチパネル41でロッカー3−n(
図6)の予約を指示したことに応答して(ステップS19;Yes)、ステップS11で読み取ったURLと、ロッカー3−nのロッカー番号n及び商品の配達予定日時と、を特定可能なロッカー予約要求を通信部42からネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する(ステップS20)。
【0112】
宅配ボックス50では、制御部59が、
図10に示すように、配達員端末40からネットワークNを介して送信されるロッカー予約要求を通信部42で受信したことに応答して(ステップS21)、ロッカー予約要求から特定されるロッカー番号nとURLとを対応付けてロッカーDB531に登録する(ステップS22)。
【0113】
続いて、制御部59は、ロッカー予約要求から特定されるロッカー番号n及び配達予定日時を特定可能な配達予定通知を通信部52からネットワークNを介して、URLから特定されるユーザ端末10に送信する(ステップS23)。
【0114】
ユーザ端末10では、制御部19が、宅配ボックス50からネットワークNを介して送信される配達予定通知を通信部12で受信したことに応答して(ステップS24)、配達予定通知から特定されるロッカー番号n及び配達予定日時をタッチパネル11に表示してユーザに通知してから(ステップS25)、ロッカー予約処理を終了する。
【0115】
その後、配達員は、配達予定日時に商品を宅配ボックス50まで持参する。
【0116】
宅配ボックス50において、配達員が商品に貼付されたタグに印刷されているQRコード(登録商標)を読取部57に翳したことに応答して、商品預入処理を開始する。
【0117】
図11及び
図12は、商品預入処理の詳細を示すフローチャートである。
【0118】
商品預入処理において、制御部59は、
図11に示すように、まず、QRコード(登録商標)からURLを読み取る(ステップS31)。
【0119】
次に、制御部59は、ステップS31で読み取ったURLに対応するロッカー3−nをロッカーDB531から特定する(ステップS32)。
【0120】
続いて、制御部59は、ステップS32で特定したロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を開錠する(ステップS33)。
【0121】
配達員は、扉の開錠したロッカー3−nを開けて商品を預け入れる。
【0122】
制御部59は、配達員が扉を閉めたことに応答して(ステップS34;Yes)、商品が入ったロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を施錠するとともに(ステップS35)、商品が入ったロッカー3−nの使用期間の計測を開始する(ステップS36)。
【0123】
そして、制御部59は、ステップS31で読み取ったURLと、商品が入ったロッカー3−n、即ちステップS32で特定したロッカー3−nのロッカー番号nと、を特定可能な商品預入通知を通信部52からネットワークNを介して管理サーバ20に送信する(ステップS37)。
【0124】
管理サーバ20では、制御部29が、宅配ボックス50からネットワークNを介して送信される商品預入通知を通信部22で受信したことに応答して(ステップS38)、所定のアルゴリズムに従って、現在の時刻に基づいて、例えば六桁の数値列から構成されるワンタイムパスワードを生成する(ステップS39)。
【0125】
続いて、制御部29は、商品預入通知から特定されるロッカー番号nと、ステップS39で生成したワンタイムパスワードと、を特定可能なワンタイムパスワード通知を通信部22からネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する(ステップS40)。
【0126】
宅配ボックス50では、制御部59が、管理サーバ20からネットワークNを介して送信されるワンタイムパスワード通知を通信部52で受信したことに応答して、ワンタイムパスワード通知から特定されるロッカー番号nとワンタイムパスワードとを対応付けてロッカーDB531に登録する。
【0127】
また、管理サーバ20では、制御部29が、
図12に示すように、ステップS39で生成したワンタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)を生成する(ステップS41)。
【0128】
さらに、制御部29は、商品預入通知から特定されるURLに対応するユーザ情報をユーザDB231から読み出す(ステップS42)。
【0129】
そして、制御部29は、商品預入通知から特定されるロッカー番号nと、ステップS41で生成したQRコード(登録商標)と、を特定可能な商品到着通知を通信部22からネットワークNを介して、ユーザ情報から特定されるユーザ端末10に送信する(ステップS43)。
【0130】
ユーザ端末10では、制御部19が、管理サーバ20からネットワークNを介して送信される商品到着通知を通信部12で受信したことに応答して(ステップS44)、タッチパネル11に、商品が到着した旨を表示するとともに、商品到着通知から特定される宅配ボックス50のロッカー3−nのロッカー番号nと、そのロッカー3−nを開錠するためのワインタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)と、を表示してから(ステップS45)、商品預入処理を終了する。
【0131】
その後、ユーザは、宅配ボックス50まで赴く。
【0132】
宅配ボックス50において、ユーザがユーザ端末10のタッチパネル11に表示されるQRコード(登録商標)を読取部57に翳したことに応答して、制御部59は、商品取出処理を開始する。
【0133】
図13は、商品取出処理の詳細を示すフローチャートである。
【0134】
商品取出処理において、制御部59は、
図13に示すように、まず、QRコード(登録商標)からロッカー3−nのロッカー番号nとワインタイムパスワードとを読み取る(ステップS51)。
【0135】
次に、制御部59は、ステップS51で読み取ったロッカー番号nに対応するワンタイムパスワードをロッカーDB531から読み出す(ステップS52)。
【0136】
続いて、制御部59は、ステップS51で読み取ったワインタイムパスワードと、ステップS52で読み出したワンタイムパスワードと、が合致するか否かの認証を行う(ステップS53)。
【0137】
ワンタイムパスワードが合致しない場合(ステップS53;No)、制御部59は、認証に失敗した旨をタッチパネル51に表示したり、その旨の音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりして、ユーザに報知してから(ステップS54)、商品取出処理を終了する。
【0138】
これに対して、ワンタイムパスワードが合致する場合(ステップS53;Yes)、制御部59は、認証に成功した旨をタッチパネル51に表示したり、その旨の音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりして、ユーザに報知する(ステップS55)。
【0139】
そして、制御部59は、ステップS51で読み取ったロッカー番号nに対応するロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を開錠するとともに(ステップS56)、商品が取り出されたロッカー3−nの使用期間の計測を終了する(ステップS57)。そして、制御部59は、計測した使用期間に応じたロッカー3−nの使用料金を求め(ステップS58)、ユーザに課金するための処理を行う(ステップS59)。
【0140】
ユーザは、扉が開錠したロッカー3−nを開けて商品を取り出す。なお、商品の取出の際に抽選を行い、当選した場合、ユーザにポイントを付与するようにしてもよい。
【0141】
その後、制御部59は、配達員が扉を閉めたことに応答して(ステップS60;Yes)、商品が取り出されたロッカー3−nの駆動部61−nの回転動作を制御して、そのロッカー3−nの扉を施錠してから(ステップS61)、商品取出処理を終了する。
【0142】
以上説明したように、本実施形態に係る配達システム1は、ユーザ端末10と、管理サーバ20と、配達員端末40と、扉に電子錠60−nが取り付けられ、配達先へ配達する商品を預入可能な宅配ボックス50と、を具備し、これらはネットワークNを介して接続されている。宅配ボックス50は、商品が預け入れられ、扉が閉められたことに応答して、電子錠60−nを施錠した後、商品が預け入れられたことを通知する商品預入通知をネットワークNを介して管理サーバ20に送信する。管理サーバ20は、商品預入通知を受信したことに応答して、電子錠60−nを開錠するためのワンタイムパスワードを生成して、ネットワークNを介してユーザ端末10と宅配ボックス50とに送信する。
【0143】
宅配ボックス50は、管理サーバ20から受信したワンタイムパスワードを記憶する記憶部53を備えている。そして、宅配ボックス50は、ユーザ端末10が受信したワンタイムパスワードが、記憶部53に記憶されているワンタイムパスワードと合致する場合、電子錠60−nを開錠する。
【0144】
より具体的に、管理サーバ20は、ワンタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)を生成して、ネットワークNを介してユーザ端末10に送信する。ユーザ端末10は、管理サーバ20から受信したQRコード(登録商標)を表示する。宅配ボックス50は、ユーザ端末10に表示されるQRコード(登録商標)が示すワンタイムパスワードを読み取り、読み取ったワンタイムパスワードが、記憶部53に記憶されているワンタイムパスワードと合致する場合、電子錠60−nを開錠する。
【0145】
このように、配達システム1では、宅配ボックス50に商品を預け入れたときに生成されるワンタイムパスワードがなければ、宅配ボックス50の電子錠60−nを開錠して、商品を取り出すことができないため、安全な配達を可能にすることができる。
【0146】
配達員端末40は、商品に付されているQRコード(登録商標)が示すURLを読み取り、読み取ったURLを含むロッカー予約要求をネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する。宅配ボックス50は、配達員端末40から受信したロッカー予約要求に含まれるQRコード(登録商標)が示すURLを記憶部53に記憶する。また、宅配ボックス50も、商品に付されているQRコード(登録商標)が示すURLを読み取る。そして、宅配ボックス50は、読み取ったURLが、記憶部53に記憶されているURLと合致する場合、電子錠60−nを開錠する。
【0147】
このように、配達システム1では、配達員が、商品に付されているQRコード(登録商標)が示すURLを宅配ボックス50に読み取らせなければ、電子錠60−nを開錠して、宅配ボックス50に商品を預け入れることができないため、宅配ボックス50に広告チラシを入れるといった不正使用を防止することができる。
【0148】
また、宅配ボックス50は、配達員端末40からネットワークNを介して送信されるロッカー予約要求を受信したことに応答して、ロッカー予約要求に含まれる商品の配達予定日時を、ネットワークNを介してユーザ端末10に通知する。
【0149】
このように、配達システム1では、ユーザに、予め商品の配達予定日時が通知され、商品の到着時にはワンタイムパスワードが通知されるといったように、こまめな通知が可能となるため、配達トラブルが生じることを可及的に防止するとともに、サービスレベルが向上する。
【0150】
管理サーバ20は、商品の配達先に関する情報と、商品に付されているQRコード(登録商標)が示すURLと、を対応付けて登録する記憶部23を備え、配達員端末40は、商品に付されているQRコード(登録商標)が示すURLを読み取って、ネットワークNを介して管理サーバ20にアクセスし、読み取ったURLに対応する配達先に関する情報を管理サーバ20からネットワークNを介して取得する。そして、配達員端末40は、取得した配達先に関する情報に基づいて、ロッカー予約要求をネットワークNを介して宅配ボックス50に送信する。
【0151】
このように、配達員は、配達員端末40で宅配ボックス50の予約、商品の預入、及びユーザへの通知等の一連の作業を完結させることができるため、運送会社は、既存システムへの改修を行う必要がなくなり、安全な配達を可能にする配達システム1を、簡単に低コストで導入することができる。
【0152】
さらに、宅配ボックス50は、商品が預け入れられ、扉が閉められてから、電子錠60−nを開錠するまでの期間を計測し、計測期間に応じて、宅配ボックス50の使用料金を算出する。そして、宅配ボックス50は、算出した使用料金をユーザに課金するための処理を行う。なお、単位期間当たりの課金額は、宅配ボックス50の設置者等が任意に設定可能である。
【0153】
これにより、ユーザは、ロッカー3−nに預け入れられた商品を取り出すのが遅くなれば、その分課金額が増加するため、ロッカー3−nが長期間占有されることを可及的に防止することができる。
【0154】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施形態の変形態様について、説明する。
【0155】
上記の実施形態において、配達員は、宅配ボックス50の各ロッカー3−nの使用状況を参照して、未使用のロッカー3−nをタッチパネル41で選択するものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、未使用のロッカー3−nをタッチパネル41で選択することなく、ロッカー3−n(
図6)の予約を行ってもよい。この場合、宅配ボックス50では、制御部59が、通信部52のBluetooth(登録商標)機能による通信が可能な範囲内(通信圏内)に、配達員端末40が入ったことに応答して、ロッカーDB531から使用可能なロッカー3−nを検出する。そして、制御部59は、使用可能なロッカー3−nをタッチパネル51に表示したり、報知する音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したり、Bluetooth(登録商標)を介して配達員端末40のタッチパネル41に表示したりして、配達員に報知すればよい。
【0156】
また、宅配ボックス50では、制御部59が、通信部52のBluetooth(登録商標)機能による通信が可能な範囲内(通信圏内)に、ユーザ端末10が入ったことに応答して、Bluetooth(登録商標)を介して、ユーザ情報を参照するためのURLを取得できれば、そのURLがロッカーDB531に登録されているか否かを判別する。制御部59は、URLがロッカーDB531に登録されていれば、URLに対応するロッカー番号nをタッチパネル51に表示したり、報知する音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したり、Bluetooth(登録商標)を介してユーザ端末10のタッチパネル11に表示したりして、ユーザに報知すればよい。
【0157】
これに対して、ユーザ情報を参照するためのURLを取得できなかった場合、制御部59は、ユーザ登録を勧めるメッセージをタッチパネル51に表示したり、報知する音声を音声出力部58を介してスピーカ2から出力したりしてもよい。
【0158】
上記の実施形態では、商品に貼付したタグにQRコード(登録商標)が印刷されているものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、タグに印刷される二次元コードは、データマトリクス、アズテックコード、コードワン、アレイタグ、ボックス図形コード、マキシコード、ペリコード、ソフトストリップ、CPコード、カルラコード、ウルトラコードなどといった他のマトリクス式の二次元コードであってもよい。あるいは、PDF417、コード49、コード16k、コーダブロックなどといった一次元バーコードを縦に積み重ねたスタック式の二次元コードであっても構わない。さらに、タグに印刷されるコードは、二次元コードに限定されるものではなく、バーコード等他のコードであってもよい。
【0159】
また、商品に貼付したタグにQRコード(登録商標)は、白色のセルと黒色のセルとから構成されるものに限定されるものではなく、汎用の二次元コードリーダによって“0”と認識される光学的特性の一又は複数の色と、“1”と認識される光学的特性の一又は複数の色と、を用いてURLを特定可能なものであれば任意に適用可能であり、例えば二次元コードに視認可能なロゴマークを重ね合わせたロゴ付き二次元コードであってもよい。
【0160】
例えば、所定明度未満(汎用の二次元コードリーダによって“0”と認識される明度)のロゴマークに、所定明度以上(汎用の二次元コードリーダによって“1”と認識される明度)のセルを重ね合わせ、ロゴマークのうちセルが重ね合わされていない部分とセルとの分布パターンによってURLを表現するものであってもよい(例えば特開2007−287004号公報参照)。
【0161】
あるいは、ロゴマークのうち所定明度以上の部分には、所定明度未満のセルドットを重ね合わせる一方で、ロゴマークのうち所定明度未満の部分には、所定明度以上のセルドットを重ね合わせ、所定明度以上のセルドット及びロゴマークのうち所定明度以上の部分と、所定明度未満のセルドット及びロゴマークのうち所定明度未満の部分と、の分布パターンによってURLを表現するものであってもよい(例えば特開2008−15642号公報参照)。
【0162】
さらに、商品に貼付したタグにQRコード(登録商標)は、URLをセルの分布パターンによって表現する情報領域と、誤りを訂正するための訂正情報をセルの分布パターンによって表現する訂正領域と、を備え、訂正領域の一部が、該一部から生成された第1訂正ビット列と該訂正領域のうち該一部とは異なる部分から生成された第2訂正ビット列との排他的論理和に置き換えられたものであってもよい(例えばWO2014/027424及びWO2015/001637参照)。
【0163】
なお、本明細書中に特開2007−287004号公報、特開2008−15642号公報、WO2014/027424号公報、及びWO2015/001637号公報の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参考として取り込むものとする。
【0164】
また、上記の実施形態では、管理サーバ20の制御部29が、ワンタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)を生成し、通信部22からネットワークNを介してユーザ端末10に送信するものとして説明した。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、制御部29は、ワンタイムパスワードを示すQRコード(登録商標)を生成することなく、そのまま通信部22からネットワークNを介してユーザ端末10に送信してもよい。ユーザ端末10では、制御部19が、管理サーバ20からネットワークNを介して送信されるワンタイムパスワードを通信部12で受信して、記憶部13に記憶する。そして、宅配ボックス50では、制御部59が、通信部52のBluetooth(登録商標)機能による通信が可能な範囲内(通信圏内)に、ユーザ端末10が入ったことに応答して、Bluetooth(登録商標)を介して、記憶部13に記憶されているワンタイムパスワードをネットワークNを介して取得し、ワンタイムパスワードが合致するか否かの認証を行えばよい。あるいは、ユーザ端末10は、記憶部13に記憶されているワンタイムパスワードをタッチパネル11に表示し、ユーザは、そのワンタイムパスワードを宅配ボックス50のタッチパネル51で入力する。宅配ボックス50では、制御部59が、タッチパネル51で入力されたワンタイムパスワードが、記憶部53に記憶されているワンタイムパスワードと合致するか否かの認証を行えばよい。
【0165】
また、上記の実施形態において、制御部19,29,39,49,及び59のCPUが実行するプログラムは、予めROM,記憶部13,23,43,及び53等に記憶されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述の処理を実行させるためのプログラムを、既存の汎用コンピュータに適用することで、上記の実施形態に係るユーザ端末10,管理サーバ20,発送元サーバ30,配達者端末40,及び宅配ボックス50として機能させてもよい。
【0166】
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えばコンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等)に格納して配布してもよいし、インターネット等のネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
【0167】
さらに、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
【0168】
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
配達システム(1)は、ユーザ端末(10)と、管理サーバ(20)と、扉に電子錠が取り付けられ、配達先へ配達する商品を預入可能な宅配ボックス(50)と、を具備する。宅配ボックス(50)は、商品が預け入れられ、扉が閉められたことに応答して、電子錠を施錠した後、商品が預け入れられたことを通知する商品預入通知を管理サーバ(20)に送信する。管理サーバ(20)は、商品預入通知を受信したことに応答して、電子錠を開錠するためのワンタイムパスワードを生成してユーザ端末(10)と宅配ボックス(50)とに送信する。