特許6245045IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

タルボ干渉計やタルボ・ロー干渉計を用いたX線撮影装置で複数種類の診断提供用医用画像を撮影する診断提供用医用画像システム

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、一般撮影の場合も同様であるが、X線タルボ撮影装置を用いて撮影を行う場合、被写体に対して1回または複数回X線を照射してモアレ画像を1枚または複数枚撮影し、画像処理装置で、その1枚または複数枚のモアレ画像に基づいて吸収画像や微分位相画像、小角散乱画像等の診断提供用医用画像を再構成して生成し、それらをすぐにPACS等の外部装置や外部のシステムに出力する場合もある。 また、画像処理装置で、微分位相画像等の診断提供用医用画像を生成しても、すぐには外部には出力せず、例えば、同一の患者の複数の撮影部位について撮影したり、複数の患者に対して撮影を行う等して、撮影が一通り終了して画像処理装置で診断提供用医用画像を再構成して生成する画像処理を繰り返し行った後で、診断提供用医用画像をまとめてPACS等の外部装置や外部のシステムに出力する場合もある。 そして、後者の場合、すなわち診断提供用医用画像をまとめて外部に出力する場合に、前述したように、診断提供用医用画像を、例えば読影医が見易い順番等に並べ替えて出力すると、同じ患者の同じ撮影部位について撮影したモアレ画像に基づいて生成した吸収画像や微分位相画像、小角散乱画像等の診断提供用医用画像が別々の順番で出力されてしまい、他の患者の診断提供用医用画像に紛れ込んでしまったり、吸収画像や微分位相画像、小角散乱画像等の一組の診断提供用医用画像のうちの一部の画像を紛失してしまう等の問題が生じる可能性がある。 そして、このような状態になると、読影医が、ある患者に関する診断提供用医用画像を読影しようとしても診断提供用医用画像がなくなってしまい読影することができなかったり、ある患者の診断提供用医用画像を別の患者の診断提供用医用画像とを取り違えて読影してしまい診断提供用医用画像中に発見した病変部等を別の患者に生じたものと誤診してしまったり、或いは、病変部等が生じている患者に対して病変部等が生じていないと誤診してしまう等の問題が発生する虞れがある。 本発明は、の問題点を鑑みてなされたものであり、X線タルボ撮影装置で撮影されたモアレ画像に基づいて生成した吸収画像や微分位相画像、小角散乱画像等の診断提供用医用画像が他の診断提供用医用画像に紛れ込んだり紛失する等の事態が生じることを的確に防止することが可能な診断提供用医用画像システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記の問題を解決するために、本発明の診断提供用医用画像システムは、 X線源と、複数の格子と、前記X線源から照射され被写体および前記複数の格子を透過したX線に応じて電気信号を発生させる変換素子が二次元状に配置され、前記変換素子で発生した電気信号をモアレ画像として読み取るX線検出器とを備え、前記X線源から被写体および前記複数の格子を介して前記X線検出器にX線を1回または複数回照射して前記X線・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明のような方式の診断提供用医用画像システムによれば、グループ化された吸収画像や微分位相画像、小角散乱画像等の診断提供用医用画像を一体的に処理したり出力したりすることが可能となり、これらの診断提供用医用画像が他の診断提供用医用画像に紛れ込んだり、逆にこれらの診断提供用医用画像に他の診断提供用医用画像が紛れ込んだり、或いはこれらの診断提供用医用画像の一部が紛失する等の事態が生じることを的確に防止することが可能となる。 そのため、読影医が、ある患者に関する診断提供用医用画像を読影しようとしても診断提供用医用画像がなくなってしまい読影することができなかったり、ある患者の診断提供用医用画像を別の患者の診断提供用医用画像とを取り違えて読影してしまい診断提供用医用画像中に発見した病変部等を別の患者に生じたものと誤診してしまったり、或いは、病変部等が生じている患者に対して病変部等が生じていないと誤診してしまう等の問題が生じることを的確に防止することが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本診断提供用医用画像システムを、X線タルボ撮影装置のほか、FPDやコンソール等を備えるように構成した場合の構成例を表す図である。

【図2】本X線タルボ撮影装置の全体像を表す斜視図である。

【図3】本X線タルボ撮影装置の全体構成を表す概略図である。

【図4】小角散乱画像の例を表す図である。

【図5】骨除去画像の例を表す図である。

【図6】(A)他の診断提供用医用画像をグループに加えることができないことを説明するイメージ図であり、(B)グループに属する診断提供用医用画像のうちの一部を当該グループから抜き出すことができないことを説明するイメージ図である。

【図7】(A)GUIの構成例において表示部上に表示される画面の例を表す図であり、(B)アイコン操作により出力順等を替えることができることを説明する図である。

【図8】(A)GUIの構成例においてアイコン操作により画像を90°回転させることができることを説明する図であり、(B)出力アイコンがクリックされると順番に診断提供用医用画像やグループを出力することを説明する図である。

【図9】膝の関節部分を撮影する際のX線タルボ撮影装置等の外観を表す斜視図である。

【図10】図9のX線タルボ撮影装置等の被写体台上に設けられた保持具等の拡大図である。

【図11】(A)保持手段の構成等を説明する図であり、(B)保持手段で患者の脚を包み込んだ状態を表す図である。

【図12】X線タルボ撮影装置を用いて2人の放射線技師が撮影を行う場合の従来の通常の作業手順を表す図である。

【図13】X線タルボ撮影装置を用いて2人の放射線技師が撮影を行う場合の改良された作業手順を表す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 X線タルボ撮影装置   11a X線源   14 第1格子(複数の格子)   15 第2格子(複数の格子)   16 X線検出器   19 コントローラー(画像処理装置)   100 診断提供用医用画像システム   G グループ   I 診断提供用医用画像   IA 骨除去画像(複数種類の診断提供用医用画像)   IAB 吸収画像(複数種類の診断提供用医用画像)   IDP 微分位相画像(複数種類の診断提供用医用画像)   IV 小角散乱画像(複数種類の診断提供用医用画像)

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