(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
スキャナーによってプラテンガラスに載置された原稿を走査し、画像データを読み取る原稿読取手段と、前記画像データを処理する機能の選択を受け付ける操作手段とを備え、
選択された機能を実行する画像読み取り装置であって、
前記プラテンガラス上面を開閉するプラテンカバーと、
該プラテンカバーの開成を検出する開閉検出手段と、
該開閉検出手段によって、前記プラテンカバーの開成が検出された後、閉成が検出されると、前記スキャナーを用いたプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させ、取得された前記載置位置検出用データに基づいて、前記プラテンガラスに載置された原稿の載置位置及び原稿サイズを検出する原稿載置位置検出手段と、
前記載置位置及び前記原稿サイズと複写、スキャナー、ファクシミリ、データ通信の何れか一つの機能と設定と実行の有無とを対応づけた紐づけ動作情報を記憶する記憶手段と、
前記紐づけ動作情報に基づいて、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置及び前記原稿サイズに対応する機能の選択と前記載置位置及び前記原稿サイズに対応する設定の入力とを受け付け、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置及び前記原稿サイズに対応する実行の有無が実行有の場合に、選択された機能を受け付けた設定で実行する紐づけ動作実行手段とを具備することを特徴とする画像読み取り装置。
スキャナーによってプラテンガラスに載置された原稿を走査し、画像データを読み取る原稿読取手段と、前記画像データを処理する機能の選択を受け付ける操作手段とを備え、
選択された機能を実行する画像読み取り装置であって、
前記プラテンガラス上面を開閉するプラテンカバーと、
該プラテンカバーの開成を検出する開閉検出手段と、
該開閉検出手段によって、前記プラテンカバーの開成が検出された後、閉成が検出されると、前記スキャナーを用いたプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させ、取得された前記載置位置検出用データに基づいて、前記プラテンガラスに載置された原稿の載置位置及び原稿向きを検出する原稿載置位置検出手段と、
前記載置位置及び前記原稿向きと複写、スキャナー、ファクシミリ、データ通信の何れか一つの機能と設定と実行の有無とを対応づけた紐づけ動作情報を記憶する記憶手段と、
前記紐づけ動作情報に基づいて、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置及び前記原稿向きに対応する機能の選択と前記載置位置及び前記原稿向きに対応する設定の入力とを受け付け、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置及び前記原稿向きに対応する実行の有無が実行有の場合に、選択された機能を受け付けた設定で実行する紐づけ動作実行手段とを具備することを特徴とする画像読み取り装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、プラテンガラスに載置された原稿の載置位置に応じて機能の選択や各種設定の入力の一部が簡略化されるものの、ユーザーが操作を行わないと、機能や設定を実行することができないという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、従来技術の問題を解決し、プラテンガラスへの原稿のセットに伴って機能や設定を即時的に実行させることができる画像読み取り装置、及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像読み取り装置は、スキャナーによってプラテンガラスに載置された原稿を走査し、画像データを読み取る原稿読取手段と、前記画像データを処理する機能の選択を受け付ける操作手段とを備え、選択された機能を実行する画像読み取り装置であって、
前記プラテンガラス上面を開閉するプラテンカバーと、該プラテンカバーの開成を検出する開閉検出手段と、該開閉検出手段によって、前記プラテンカバーの開成が検出された後、閉成が検出されると、前記スキャナーを用いたプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させ、取得された前記載置位置検出用データに基づいて、前記プラテンガラスに載置された原稿の載置位置
及び原稿サイズを検出する原稿載置位置検出手段と、前記載置位置
及び前記原稿サイズと複写、スキャナー、ファクシミリ、データ通信の何れか一つの機能と設定と実行の有無とを対応づけた紐づけ動作情報を記憶する記憶手段と、前記紐づけ動作情報に基づいて、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置
及び前記原稿サイズに対応する機能の選択
と前記載置位置
及び前記原稿サイズに対応する設定の入力
とを受け付け、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置
及び前記原稿サイズに対応する実行の有無が実行有の場合に、選択された機能を受け付けた設定で実行する紐づけ動作実行手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の画像読み取り装置は、スキャナーによってプラテンガラスに載置された原稿を走査し、画像データを読み取る原稿読取手段と、前記画像データを処理する機能の選択を受け付ける操作手段とを備え、選択された機能を実行する画像読み取り装置であって、前記プラテンガラス上面を開閉するプラテンカバーと、該プラテンカバーの開成を検出する開閉検出手段と、該開閉検出手段によって、前記プラテンカバーの開成が検出された後、閉成が検出されると、前記スキャナーを用いたプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させ、取得された前記載置位置検出用データに基づいて、前記プラテンガラスに載置された原稿の載置位置
及び原稿向きを検出する原稿載置位置検出手段と、前記載置位置
及び前記原稿向きと複写、スキャナー、ファクシミリ、データ通信の何れか一つの機能と設定と実行の有無とを対応づけた紐づけ動作情報を記憶する記憶手段と、前記紐づけ動作情報に基づいて、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置
及び前記原稿向きに対応する機能の選択
と前記載置位置
及び前記原稿向きに対応する設定の入力
とを受け付け、前記原稿載置位置検出手段によって検出された前記載置位置
及び前記原稿向きに対応する実行の有無が実行有の場合に、選択された機能を受け付けた設定で実行する紐づけ動作実行手段とを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の画像読み取り装置において、前記原稿載置位置検出手段は、前記載置位置として、前記プラテンガラスの四隅のいずれを基準にして原稿が載置されているかを検出しても良い。
さらに、本発明の画像読み取り装置において、前記操作手段は、表示手段を備えたタッチパネルであり、前記開閉検出手段によって前記プラテンカバーの開成が検出されると、前記表示手段に前記紐づけ動作情報を表示させる制御手段を備えていても良い。
また、本発明の画像形成装置は、上述の画像読み取り装置と、画像読み取り装置によって読み取った画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、プラテンガラスへの原稿のセットに伴って機能や設定を即時的に実行させることができ、ユーザーの作業負担の軽減及び作業効率を向上させることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
本実施の形態の画像読み取り装置は、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)等の画像形成装置であり、原稿の画像を読み取るスキャナー装置としての機能と、読み取った画像を記録紙Pに記録する複写機としての機能と、読み取った画像をファクシミリ送信するファクシミリ装置としての機能と、読み取った画像をデータ送信する通信装置としての機能とを備えた複合機1である。複合機1は、
図1及び
図2を参照すると、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部5とを備えている。原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。操作部5は、複合機1の手前側に配設されている。また、原稿給送部3と原稿読取部2とは、複合機1の奥側でヒンジ機構36によって接続されており、原稿給送部3を手前側から上方に開くことで、原稿読取部2上面のプラテンガラス21を開放可能な構成になっている。
図1には、原稿給送部3を大きく開いた状態が、
図2には、原稿給送部3を小さく開いた状態がそれぞれ示されている。
【0011】
複合機1の手前側には、複合機1の設定や動作指示を行う操作部5が配設されている。操作部5は、液晶表示部51、操作ボタン52が設けられている。ユーザーは操作部5を操作して指示を入力することで、複合機1の各種の設定を行い、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、複合機1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。操作ボタン52としては、画像形成を開始するようにユーザーが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、複合機1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン、テンキー等が設けられている。
【0012】
原稿読取部2は、
図3を参照すると、スキャナー20と、プラテンガラス21と、原稿読取スリット22とを備えている。スキャナー20は、LED(Light Emitting Diode)を用いた光源23と、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ラインセンサー等からなる受光部24と、光源23及び受光部24を収納するキャリッジ25とを備えている。キャリッジ25は、原稿給送部3による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。光源23は、例えば、奥側から手前側にかけて主走査方向に配列された複数個のLEDアレイで構成されている。なお、LEDアレイは、複数個のLEDが1次元配列されている素子である。プラテンガラス21は、ガラス等の矩形状の透明部材により構成され、原稿読取部2の上面に配置された原稿台である。なお、本実施の形態において、プラテンガラス21はA3サイズであり、短辺が主走査方向と平行に配設されている。原稿読取スリット22は、原稿給送部3による原稿の搬送方向と直交する方向に形成されたスリットである。
【0013】
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿搬送機構32と、原稿排出部33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿は、原稿搬送機構32によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット22に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部33に排出される。
【0014】
原稿給送部3は、プラテンガラス21上面を開閉するプラテンカバーとして機能し、原稿給送部3を上方に開くことで、プラテンガラス21上面が開放され、プラテンガラス21に原稿をセットできる状態となる。また、原稿給送部3におけるプラテンガラス21との対向面は、白色の原稿押さえ面34となっている。
図1を参照すると、原稿給送部3(プラテンカバー)の開閉を検出する開閉検出手段として、開閉検出センサー26が原稿読取部2に設けられている。開閉検出センサー26は、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が予め設定された閾角度を上回ったことを検出するマイクロスイッチであり、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成角度が閾角度以下でオンされ、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成角度が閾角度を上回るとオフされる。なお、開閉検出センサー26がオン/オフされる閾角度は、以下のように設定されている。閾角度で原稿給送部3(プラテンカバー)が開成された状態で、原稿読取部2によって画像データの読み取りを行うと、原稿以外の範囲では、光源23から照射された光が受光部24に結像されないように、閾角度が設定されている。
【0015】
原稿載置部31に原稿が載置されていない状態や、原稿給送部3(プラテンカバー)が開いた開状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿の読み取りが指示されると、プラテンガラス21に載置された原稿が読み取られる。プラテンガラス21に載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー20は、プラテンガラス21に対向する位置に移動され、プラテンガラス21に載置された原稿を主走査方向と直交する副走査方向に走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
【0016】
原稿載置部31に原稿が載置された状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿の読み取りが指示されると、原稿給送部3により搬送された原稿が読み取られる。原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー20は、原稿読取スリット22と対向する位置に移動され、原稿読取スリット22を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
【0017】
本体部4は、記録部6を備えると共に、給紙部41と、給紙ローラー42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部41は、複数枚の記録紙Pが収納される給紙カセットであり、給紙ローラー42は、給紙部41から記録紙Pを1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す。給紙ローラー42によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙Pは、搬送ローラー44によって記録部6に搬送される。そして、記録部6によって記録が施された記録紙Pは、排出ローラー45によって、原稿読取部2と本体部4との間に形成された排出空間46に排出される。このように、給紙ローラー42、搬送ローラー44及び排出ローラー45は、記録紙Pの搬送部として機能する。
【0018】
記録部6は、感光体ドラム61と、帯電部62と、露光部63と、画像形成部64と、転写部65と、定着部66と、クリーニング部67とを備えている。露光部63は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットであり、帯電部62によって一様に帯電された感光体ドラム61に対し、画像データに基づくレーザー光を出力して露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。画像形成部64は、トナーを用いて感光体ドラム61に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム61上に形成させる。転写部65は、画像形成部64によって感光体ドラム61上に形成されたトナー像を記録紙Pに転写させる。定着部66は、転写部65によってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。そして感光体ドラム61上に残存するトナーは、クリーニング部67によって除去される。
【0019】
図5には、複合機1の概略構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給紙部3、搬送部(給紙ローラー42、搬送ローラー44、排出ローラー45)、操作部5及び記録部6は、制御部7に接続され、制御部7によって動作制御される。また、制御部7には、画像処理部8と、記憶部9と、ファクシミリ部10と、通信部11とが接続されている。
【0020】
画像処理部8は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
【0021】
記憶部9は、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読取部2によって原稿を読み取ることで取得された画像データが記憶されると共に、各種の管理情報が記憶されている。
【0022】
ファクシミリ部10は、原稿読取部2によって読み取られた画像データからファクシミリ信号を生成し、生成したファクシミリ信号を電話回線網等のネットワーク13を介して送信するファクシミリ送信機能を備えている。
【0023】
通信部11は、原稿読取部2によって読み取られた画像データをLAN等のネットワーク14を介して送信するデータ送信機能を備えている。
【0024】
制御部7は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROMには複合機1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部7は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作部5から入力された所定の指示情報に応じて装置全体の制御を行う。
【0025】
また、制御部7は、載置位置自動実行モードが選択された状態では、プラテンガラス21に載置された原稿の載置位置を検出する原稿載置位置検出部71として機能する。なお、載置位置自動実行モードの選択は、操作部5からのユーザー入力によって行うようにしても良く、載置位置自動実行モードが選択された状態を初期状態としても良い。また、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成によって載置位置自動実行モードが自動的に選択されるようにしても良い。
【0026】
原稿載置位置検出部71は、開閉検出センサー26によって原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が検出された後、開閉検出センサー26によって原稿給送部3(プラテンカバー)の閉成が検出されると、原稿読取部2によるプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させる。原稿読取部2によるプレスキャンは、原稿給送部3(プラテンカバー)が閾角度で開成された状態で行われる。従って、プレスキャンでは、原稿以外の範囲では光源23から照射された光が受光部24に結像されない。これにより、載置位置検出用データとなる受光部24による検出信号(輝度)は、原稿の範囲で高くなり、原稿以外の範囲で低くなる。
【0027】
原稿読取部2によるプレスキャンによって載置位置検出用データを取得するプレスキャン範囲Xは、
図5に示すように、予め設定されている。プレスキャン範囲Xは、プラテンガラス21の左奥角部を基準にして縦向きに載置されたA4及びB5原稿の手前側に位置する辺と、プラテンガラス21の左手前角部を基準にして縦向きに載置されたA4及びB5原稿の奥側に位置する辺と、プラテンガラス21の右奥角部を基準にして縦向きに載置されたA4及びB5原稿の手前側且つ左側に位置する角と、プラテンガラス21の右手前角部を基準にして縦向きに載置されたA4及びB5原稿の奥側且つ右側に位置する角と、を少なくとも含む範囲に設定されている。なお、原稿の短辺を主走査方向と平行に載置する場合が縦向きであり、原稿の短辺を主走査方向と直交させて載置する場合が横向きである。
【0028】
図6には、プレスキャンによって取得される8種類の載置位置検出用データが示されている。プラテンガラス21の四隅(左奥角部、左手前角部、右奥角部、右手前角部)のいずれかを基準にして縦向きにA4もしくはB5の原稿が載置された場合には、載置位置検出用データは、
図6に示す8種類のいずれかになる。従って、原稿載置位置検出部71は、取得された載置位置検出用データに基づいて、プラテンガラス21に載置された原稿の載置位置として、プラテンガラス21の四隅(左奥角部、左手前角部、右奥角部、右手前角部)のいずれを基準にして縦向きに載置されたかを検出する。
【0029】
原稿の載置位置が検出されると、制御部7は、紐づけ動作実行部72として機能する。記憶部9には、
図7に示すように、原稿の載置位置と、機能、設定及び実行の有無とが対応づけられた紐づけ動作情報が記憶されている。紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報を参照することで、載置位置に対応する機能を選択すると共に、載置位置に対応する設定の入力を受け付ける。そして、載置位置に対応する実行の有無が「有(○)」の場合には、紐づけ動作実行部72は、選択した機能を、受け付けた設定で実行する。なお、紐づけ動作情報は、操作部5からの入力等によってユーザーが設定可能に構成されている。
【0030】
図7に示す紐づけ動作情報では、プラテンガラス21の左奥角部を基準にして縦向きに載置された左奥基準(縦)が載置位置として検出されると、紐づけ動作実行部72は、機能として「複写」を選択すると共に、印刷部数設定として10部の入力を受け付け、選択した「複写」機能を印刷部数:10部で実行する。また、
図7に示す紐づけ動作情報では、プラテンガラス21の左手前角部を基準にして縦向きに載置された左手前基準(縦)が載置位置として検出されると、紐づけ動作実行部72は、機能として「スキャナー」を選択すると共に、表示設定として「プレビュー」の入力を受け付け、「スキャナー」機能を「プレビュー」で実行する。さらに、
図7に示す紐づけ動作情報では、プラテンガラス21の右奥角部を基準にして縦向きに載置された右奥基準(縦)が載置位置として検出されると、紐づけ動作実行部72は、機能として「ファクシミリ」を選択すると共に、送信品質設定として「ファイン」の入力を受け付ける。 さらに、
図7に示す紐づけ動作情報では、プラテンガラス21の右手前角部を基準にして縦向きに載置された右手前基準(縦)が載置位置として検出されると、紐づけ動作実行部72は、機能として「データ送信」を選択すると共に、読み取り品質設定として「400dpi」の入力を受け付ける。
【0031】
次に、本実施の形態の複合機1における載置位置自動実行動作について
図8を参照して詳細に説明する。
制御部7は、操作部5からの入力によって載置位置自動実行モードの選択を受け付ける。そして、載置位置自動実行モードが選択されると、制御部7は原稿載置位置検出部71として機能し、開閉検出センサー26のオフ、すなわち原稿給送部3(プラテンカバー)の閾角度を超えた開成を監視している(ステップS1)。ステップS1で開閉検出センサー26がオフ、すなわち原稿給送部3(プラテンカバー)の閾角度を超えた開成が検出されると、原稿載置位置検出部71は、キャリッジ25をプレスキャン範囲Xの左端近傍まで移動させる(ステップS2)。
【0032】
原稿給送部3(プラテンカバー)が閾角度以上開成して状態で、ユーザーは、プラテンガラス21の四隅(左奥角部、左手前角部、右奥角部、右手前角部)のいずれかを基準にして縦向きにA4もしくはB5の原稿を載置する。なお、制御部7は、載置位置自動実行モードで開閉検出センサー26がオフされると、記憶部9に記憶されている
図7に示すような紐づけ動作情報を操作部5の液晶表示部51に表示させるようにしても良い。この場合には、原稿給送部3(プラテンカバー)を開成している途中で操作部5の液晶表示部51が切り換わり、紐づけ動作情報がユーザーの視界に捉えられる。これにより、載置位置に紐づけられた紐づけ動作をユーザーに喚起することができ、載置位置に紐づけられた紐づけ動作を把握した上で、原稿を載置することができる。
【0033】
次に、原稿載置位置検出部71は、開閉検出センサー26のオン、すなわち原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が閾角度以下になるか否かを監視する(ステップS3)原稿載置位置検出部71は、このステップS3により、原稿給送部3(プラテンカバー)が閾角度よりも大きく開成された状態で原稿がセットされた後に、原稿給送部3(プラテンカバー)が閉じられかけるタイミングを検出することができる。
【0034】
ステップS3で開閉検出センサー26のオフ、すなわち原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が閾角度になったことが検出されると、原稿載置位置検出部71は、原稿読取部2によるプレスキャンを実行させ、プレスキャン範囲Xの載置位置検出用データを取得させ(ステップS4)、載置位置検出用データに基づいて原稿の載置位置を検出する(ステップS5)。
【0035】
次に、原稿載置位置検出部71は、原稿の載置位置を検出できたか否かを判断し(ステップS6)、原稿の載置位置を検出できなかった場合には、ステップA1に戻って原稿給送部3(プラテンカバー)の閾角度を超えた開成を監視する。原稿の載置位置を検出できないケースは、プラテンガラス21に原稿が載置されなかったり、検出対象ではないサイズの原稿が載置されたりして、載置位置検出用データが
図6に示す8種類のいずれにも該当しない場合である。
【0036】
ステップS6で原稿の載置位置を検出できた場合には、制御部7は、紐づけ動作実行部72として機能し、紐づけ動作情報を参照することで、載置位置に対応する紐づけ動作を行い(ステップS7)、載置位置自動実行動作を終了する。紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作として、載置位置に対応する機能を選択すると共に、載置位置に対応する設定の入力を受け付ける。そして、載置位置に対応する実行の有無が「有(○)」の場合には、紐づけ動作実行部72は、選択した機能を、受け付けた設定で実行する。なお、選択した機能の実行は、開閉検出センサー26のオンから予め設定された時間T1が経過した後に行われる。この時間T1は、原稿給送部3(プラテンカバー)が閾角度から完全に閉成されるまでにかかると予想される時間以上に設定されている。また、原稿給送部3(プラテンカバー)が完全に閉じているか否かを検出する第2の開閉選出センサーを設け、この第2の開閉選出センサーによって閉成が検出されたタイミングで選択した機能の実行するようにしても良い。
【0037】
また、紐づけ動作情報として、原稿の載置位置及び原稿サイズ(例えば、A4orB5)と、機能、設定及び実行の有無とを対応づけても良い。この場合には、原稿載置位置検出部71は、
図6に示すような載置位置検出用データに基づいて、載置位置と共に原稿サイズを検出する。そして、紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報を参照することで、載置位置及び原稿サイズに対応する機能を選択すると共に、載置位置に対応する設定の入力を受け付ける。そして、載置位置に対応する実行の有無が「有(○)」の場合には、紐づけ動作実行部72は、選択した機能を、受け付けた設定で実行する。これにより、紐づけ動作情報を載置位置及び原稿サイズに応じて細分化して設定することができる。
【0038】
さらに、原稿の載置位置及び原稿向き(縦向きor横向き)と、機能、設定及び実行の有無とを対応づけても良い。この場合には、原稿載置位置検出部71は、原稿読取部2によるプレスキャンを実行させ、プレスキャン範囲Xを拡大した
図9に示すプレスキャン範囲Yの載置位置検出用データを取得させる。プレスキャン範囲Yは、プラテンガラス21の左辺部を基準にして横向きに載置されたA4原稿の右側に位置する辺と、プラテンガラス21の右辺部を基準にして横向きに載置されたA4原稿の左側に位置する辺と、プラテンガラス21の左奥角部を基準にして横向きに載置されたB5原稿の手前側且つ右側に位置する角と、プラテンガラス21の左手前角部を基準にして横向きに載置されたB5原稿の奥側且つ右側に位置する角と、プラテンガラス21の右奥角部を基準にして横向きに載置されたB5原稿の手前側且つ左側に位置する角と、プラテンガラス21の右手前角部を基準にして横向きに載置されたB5原稿の奥側且つ右側に位置する角と、をさらにも含む範囲に設定されている。そして、原稿載置位置検出部71は、載置位置検出用データに基づいて、載置位置と共に原稿向きを検出する。そして、紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報を参照することで、載置位置及び原稿向きに対応する機能を選択すると共に、載置位置に対応する設定の入力を受け付ける。そして、載置位置に対応する実行の有無が「有(○)」の場合には、紐づけ動作実行部72は、選択した機能を、受け付けた設定で実行する。これにより、紐づけ動作を載置位置及び原稿向きに応じて細分化して設定することができる。
【0039】
さらに、本実施の形態では、原稿読取部2によるプレスキャンを原稿給送部3(プラテンカバー)が閾角度で開成された状態で行うように構成したが、原稿読取部2によるプレスキャンを原稿給送部3(プラテンカバー)が完全に開成された状態で行うようにしても良い。この場合には、原稿給送部3(プラテンカバー)の原稿押さえ面34と、プラテンガラス21に載置された原稿端部との形成される影をエッジとして検出することで、原稿の載置位置を検出することができる。
【0040】
以上説明したように本実施の形態においては、スキャナー20によってプラテンガラス21に載置された原稿を走査し、画像データを読み取る原稿読取部2と、画像データを処理する機能の選択を受け付ける操作部5とを備え、選択された機能を実行する画像形成装置である複合機1において、プラテンガラス21上面を開閉する原稿給送部3(プラテンカバー)と、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成を検出する開閉検出センサー26と、開閉検出センサー26によって、原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が検出された後、閉成が検出されると、スキャナー20を用いたプレスキャンによって載置位置検出用データを取得させ、取得された載置位置検出用データに基づいて、プラテンガラス21に載置された原稿の載置位置を検出する原稿載置位置検出部71と、載置位置と機能とを対応づけた紐づけ動作情報を記憶する記憶部9と、紐づけ動作情報に基づいて、原稿載置位置検出部71によって検出された載置位置に対応する機能の選択を受け付け、選択された機能を実行する紐づけ動作実行部72を備えている。
この構成により、原稿給送部3(プラテンカバー)の開閉動作に伴い、原稿の載置位置が検出され、載置位置に対応づけられた機能が実行される。従って、プラテンガラス21への原稿のセットに伴って機能を即時的に実行させることができ、ユーザーの作業負担の軽減及び作業効率を向上させることができる。
【0041】
さらに、本実施の形態において、原稿載置位置検出部71は、載置位置として、プラテンガラス21の四隅のいずれを基準にして原稿が載置されているかを検出する。
この構成により、ユーザーが簡単に載置位置を選択することができる。
【0042】
さらに、本実施の形態において、紐づけ動作情報には、載置位置と設定とが対応づけられており、紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報に基づいて、原稿載置位置検出部71によって検出された載置位置に対応する設定の入力を受け付け、選択された機能を受け付けた設定で実行する。
この構成により、プラテンガラス21への原稿のセットに伴って設定を即時的に入力することができ、ユーザーの作業負担の軽減及び作業効率を向上させることができる。
【0043】
さらに、本実施の形態において、紐づけ動作情報には、載置位置と実行の有無とが対応づけられており、紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報に基づいて、原稿載置位置検出部71によって検出された載置位置に対応する実行の有無が実行有の場合に、選択された機能を実行する。
この構成により、紐づけ動作情報によって、プラテンガラス21への原稿のセットに伴って機能を実行するか否かを選択することができ、ユーザービリティーを向上させることができる。
【0044】
さらに、本実施の形態において、紐づけ動作情報には、載置位置及び原稿サイズと機能とが対応づけられており、原稿載置位置検出部71は、載置位置と共に原稿サイズを検出し、紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報に基づいて、原稿載置位置検出部71によって検出された載置位置及び原稿サイズに対応する設定の入力を受け付け、選択された機能を受け付けた設定で実行する。
この構成により、これにより、紐づけ動作情報を載置位置及び原稿サイズに応じて細分化して設定することができる。
【0045】
さらに、本実施の形態において、紐づけ動作情報には、載置位置及び原稿向きと機能とが対応づけられており、原稿載置位置検出部71と、載置位置と共に原稿向きを検出し、
紐づけ動作実行部72は、紐づけ動作情報に基づいて、原稿載置位置検出部71によって検出された載置位置及び原稿向きに対応する設定の入力を受け付け、選択された機能を受け付けた設定で実行する。
この構成により、これにより、紐づけ動作情報を載置位置及び原稿向きに応じて細分化して設定することができる。
【0046】
さらに、本実施の形態において、操作部5は、液晶表示部51を備えたタッチパネルであり、開閉検出センサー26によって原稿給送部3(プラテンカバー)の開成が検出されると、液晶表示部51に紐づけ動作情報を表示させる制御部7を備えている。
この構成により、載置位置に紐づけられた紐づけ動作をユーザーに喚起することができ、載置位置に紐づけられた紐づけ動作を把握した上で、原稿を載置することができる。
【0047】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。