特許第6245760号(P6245760)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6245760
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】ガイドワイヤ
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/09 20060101AFI20171204BHJP
【FI】
   A61M25/09 516
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-187257(P2014-187257)
(22)【出願日】2014年9月16日
(65)【公開番号】特開2016-59438(P2016-59438A)
(43)【公開日】2016年4月25日
【審査請求日】2016年7月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】390030731
【氏名又は名称】朝日インテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111523
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 良文
(72)【発明者】
【氏名】村田 聡
(72)【発明者】
【氏名】小池 忠裕
(72)【発明者】
【氏名】中川 由美子
【審査官】 杉▲崎▼ 覚
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−111320(JP,A)
【文献】 国際公開第98/042399(WO,A1)
【文献】 特開2009−190055(JP,A)
【文献】 特開2012−034967(JP,A)
【文献】 特開2014−076374(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/09
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コアシャフトと、
前記コアシャフトを覆う外側コイル体と、
前記外側コイル体と前記コアシャフトとの間に設けられた内側コイル体と、
前記コアシャフトおよび前記外側コイル体の先端を接合する第1ロウ付け部と、
前記第1ロウ付け部の基端側に隣接する第2ロウ付け部と
を備え、
前記第1ロウ付け部の融点が、前記第2ロウ付け部の融点よりも高く、前記第2ロウ付け部は、前記外側コイル体と前記内側コイル体との間に設けられており、前記内側コイル体と前記コアシャフトとの間には設けられていないことを特徴とするガイドワイヤ。
【請求項2】
請求項1に記載のガイドワイヤであって、
前記第1ロウ付け部は、金、銀、および錫を含むロウ材で構成されていることを特徴とするガイドワイヤ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のガイドワイヤであって、
前記ガイドワイヤは、先端に湾曲部を有しており、
前記第2ロウ付け部は、前記湾曲部に対して設けられていることを特徴とするガイドワイヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管などの管腔に挿入されるガイドワイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
血管にカテーテルを挿入する際に用いられるガイドワイヤが知られている。カテーテルを挿入する際には、先ずガイドワイヤを血管に挿入し、その後にガイドワイヤに沿ってカテーテルを進行させる。このように、ガイドワイヤはカテーテルを病変部に導くためのガイドとして機能する。
【0003】
このようなガイドワイヤとしては、コアシャフトがコイル体で覆われたもの(いわゆるコイル式のガイドワイヤ)が一般に用いられている。コイル式のガイドワイヤでは、コアシャフトの先端とコイル体の先端とがロウ材で接合されることにより、先端ロウ付け部が形成される。
また、ガイドワイヤの組み立て時の作業上の理由などにより、先端ロウ付け部を、最先端部と、その基端側に隣接する部分(ハンダ)とに分けて形成することがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−136047号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来のガイドワイヤでは、ハンダ付けする際の熱により、最先端部の形状が変形してしまう場合があるという問題があった。最先端部の形状は、ガイドワイヤの性能(病変部の通過性など)に大きく影響する。従って、ガイドワイヤの先端ロウ付け部を、最先端部とその基端側に隣接する部分(ハンダ)とに分けて形成する場合であっても、最先端部の形状を所望の形状に保持することが求められていた。
【0006】
この発明は、従来の技術が有する上述した課題に対応してなされたものであり、ガイドワイヤの先端ロウ付け部を、最先端の第1ロウ付け部と、これに隣接する第2ロウ付け部とに分けて形成した場合であっても、第1ロウ付け部の形状を所望の形状に保持することが可能なガイドワイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明のガイドワイヤは次の構成を採用した。すなわち、コアシャフトと、前記コアシャフトを覆う外側コイル体と、前記コアシャフトの先端と前記外側コイル体の先端とを接合する第1ロウ付け部と、前記第1ロウ付け部の基端側に隣接する第2ロウ付け部とを備え、前記第1ロウ付け部の融点が、前記第2ロウ付け部の融点よりも高いことを特徴とする。
【0008】
このような本発明のガイドワイヤにおいては、第1ロウ付け部の融点が、その基端側に隣接する第2ロウ付け部の融点よりも高いので、第2ロウ付け部を形成する際の熱によって、第1ロウ付け部の形状(半球形状や、やじり形状など)が崩れることを防ぐことができる。従って、ガイドワイヤの組み立て時の作業上の理由などによって、先端ロウ付け部を第1ロウ付け部と第2ロウ付け部とに分けて形成する場合でも、最先端の第1ロウ付け部についてはその形状を所望の形状に保持することが可能となる。
【0009】
また、上述した本発明のガイドワイヤにおいては、外側コイル体とコアシャフトとの間に内側コイル体を設けることとする。そして、第2ロウ付け部を、外側コイル体と内側コイル体との間には設け、内側コイル体とコアシャフトとの間には第2ロウ付け部を設けないこととしてもよい。
【0010】
このような本発明のガイドワイヤにおいても、第1ロウ付け部の融点が第2ロウ付け部の融点よりも高いことにより、最先端の第1ロウ付け部を所望の形状に保持することができる。
【0011】
また、本発明のガイドワイヤでは、第2ロウ付け部が外側コイル体と内側コイル体との間には設けられているが、内側コイル体とコアシャフトとの間には設けられていないので、その分、第2ロウ付け部のロウ材の量を少なくすることができる。その結果、第1ロウ付け部の融点が第2ロウ付け部の融点よりも高いことと相まって、第2ロウ付け部の形成時の熱によって、第1ロウ付け部の形状が崩れることを確実に防ぐことが可能となる。
【0012】
また、本発明のガイドワイヤにおいては、第1ロウ付け部は金、銀、および錫を含むロウ材で構成することとしてもよい。
【0013】
金、銀、および錫を含むロウ材は、一般にガイドワイヤに使用される金錫ロウ材、銀錫ロウ材に比べて高い融点を有している。従って、第1ロウ付け部を金、銀、および錫を含むロウ材で構成することにより、第2ロウ付け部の形成時の熱によって、第1ロウ付け部の形状が崩れることをより確実に防ぐことが可能となる。
【0014】
また、本発明のガイドワイヤにおいては、ガイドワイヤの先端に湾曲部を設けることとし、この湾曲部に対して、第2ロウ付け部を設けることとしてもよい。
【0015】
このような本発明のガイドワイヤでは、湾曲部に第2ロウ付け部が設けられているので、ガイドワイヤの湾曲形状を保持することができる。
また、第1ロウ付け部の融点は第2ロウ付け部の融点よりも高いので、ガイドワイヤの湾曲形状を保持する目的で第2ロウ付け部を設けても、第1ロウ付け部の形状は所望の形状に保持することができる。
このように、本発明のガイドワイヤでは、ガイドワイヤの湾曲形状の保持と最先端の第1ロウ付け部の形状の保持とを両立させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1実施形態のガイドワイヤの構成を示した説明図である。
図2】本発明の第1実施形態のガイドワイヤの先端部の構造を示した説明図である。
図3】本発明の第2実施形態のガイドワイヤの先端部の構造を示した説明図である。
図4】本発明の第3実施形態のガイドワイヤの先端部の構造を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
A.第1実施形態 :
以下では、上述した本発明の内容を明確にするために、本発明のガイドワイヤの各種実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤ10の構成を示した説明図である。ガイドワイヤ10は、コアシャフト11と、コアシャフト11を覆う外側コイル体12などから構成されている。コアシャフト11と外側コイル体12とは、ロウ材を用いて互いに接合されている。本実施形態では、コアシャフト11の先端と外側コイル体12の先端とが先端ロウ付け部13で接続されており、コアシャフト11の中間と外側コイル体12の基端とが後端ロウ付け部14で接続されている。
【0018】
図2は、本発明の第1実施形態のガイドワイヤ10の先端部の構造を示した説明図である。図示されているように、本実施形態のガイドワイヤ10では、コアシャフト11の先端と外側コイル体12の先端とを接合する先端ロウ付け部13が、2つの部分から成っている。すなわち、先端ロウ付け部13は、ガイドワイヤ10の最先端に位置する第1ロウ付け部13aと、第1ロウ付け部13aの基端側に隣接する第2ロウ付け部13bとから構成されている。
【0019】
尚、本実施形態のガイドワイヤ10では、先ず、コアシャフト11の先端と外側コイル体12の先端とをロウ付けし、ロウ材が固まった後に、当該ロウ付け部の形を加工することによって、先端側に向かって尖った形状(やじり形状)の第1ロウ付け部13aを形成する。その後、第1ロウ付け部13aの後端側に隣接する部分にロウ材を適用することによって、第2ロウ付け部13bを形成する。
【0020】
ここで、本実施形態のガイドワイヤ10では、第1ロウ付け部13aを構成するロウ材Aの融点が、第2ロウ付け部13bを構成するロウ材Bの融点よりも高くなっている。尚、ロウ材Aとロウ材Bとの組み合わせとしては、例えば、以下のような組み合わせを採用することができる。
(組み合わせ1)
ロウ材A:金、銀、および錫を含むロウ材、ロウ材B:金錫ロウ材
(組み合わせ2)
ロウ材A:金、銀、および錫を含むロウ材、ロウ材B:銀錫ロウ材
(組み合わせ3)
ロウ材A:金錫ロウ材、ロウ材B:銀錫ロウ材
本実施形態のガイドワイヤ1では、第1ロウ付け部13aを構成するロウ材Aとして金、銀、および錫を含むロウ材を使用しており、第2ロウ付け部13bを構成するロウ材Bとして金錫ロウ材を使用している。
【0021】
このような本実施形態のガイドワイヤ10では、第1ロウ付け部13aの融点が、第1ロウ付け部13aに隣接する第2ロウ付け部13bの融点よりも高いので、第2ロウ付け部13bを形成する際の熱によって、第1ロウ付け部13aの形状が崩れることを防ぐことができる。
【0022】
ガイドワイヤ10の最先端の形状は、ガイドワイヤ10の性能(病変部の通過性など)に大きく影響する。この点で、本実施形態のガイドワイヤ10は、組み立て時の作業上の理由などによって、先端ロウ付け部13を第1ロウ付け部13aと第2ロウ付け部13bとに分けて形成する場合であっても、ガイドワイヤ10の性能への影響が大きい第1ロウ付け部13aについては、その形状を所望の形状に保持することができる点で優れている。
【0023】
また、本実施形態のガイドワイヤ1では、第1ロウ付け部13aを構成するロウ材Aとして、金、銀、および錫を含むロウ材を用いている。金、銀、および錫を含むロウ材の融点(400℃程度)は、一般にガイドワイヤに使用される金錫ロウ材、または銀錫ロウ材の融点(200〜300℃)と比べて高い。従って、第1ロウ付け部13aを金、銀、および錫を含むロウ材で構成することにより、第2ロウ付け部13bの形成時の熱によって第1ロウ付け部13aの形状が崩れることをより確実に防ぐことが可能となる。
【0024】
B.第2実施形態 :
図3は、本発明の第2実施形態のガイドワイヤ20の先端部の構造を示した説明図である。第2実施形態のガイドワイヤ20は、上述した第1実施形態のガイドワイヤ10とは以下の点が異なっている。すなわち、第2実施形態のガイドワイヤ20では、外側コイル体22とコアシャフト21との間に、内側コイル体25が設けられている。尚、本実施形態のガイドワイヤ20では、内側コイル体25として、素線間に隙間が空いていない(いわゆる密巻きの)内側コイル体25を用いている。密巻きの内側コイル体25としては、単線の密巻きコイルや、複数の素線をらせん状に巻回した密巻きコイルなどを用いることができる。
【0025】
また、図3に示されているように、先端ロウ付け部23の第2ロウ付け部23bは、コアシャフト21にまでは達していない。すなわち、第2ロウ付け部23bは、外側コイル体22と内側コイル体25との間には設けられているが、内側コイル体25とコアシャフト21との間には設けられていない。
【0026】
上記以外の部分については、第1実施形態のガイドワイヤ10と第2実施形態のガイドワイヤ20とは同様である。すなわち、第1ロウ付け部23aを構成するロウ材の融点は、第2ロウ付け部23bを構成するロウ材の融点よりも高くなっている。第1ロウ付け部23aを構成するロウ材Cと第2ロウ付け部23bを構成するロウ材Dとの組み合わせについては、第1実施形態のガイドワイヤ1の説明において述べた各種の組み合わせを採用することができる。
また、内側コイル体25の後端とコアシャフト21とは中間ロウ付け部26で接合されている。
【0027】
このような本実施形態のガイドワイヤ20においても、第1ロウ付け部23aの融点が第2ロウ付け部23bの融点よりも高くなっているので、ガイドワイヤ20の組み立て時の作業上の理由などによって第1ロウ付け部23aと第2ロウ付け部23bとを設ける場合でも、最先端の第1ロウ付け部23aを所望の形状に保持することができる。
【0028】
また、本実施形態のガイドワイヤ20では、第2ロウ付け部23bが、外側コイル体22と内側コイル体25との間に設けられており、内側コイル体25とコアシャフト21との間には設けられていないので、その分、第2ロウ付け部23bのロウ材の量を少なくすることができる。その結果、第1ロウ付け部23aの融点が第1ロウ付け部23bの融点よりも高いことと相まって、第2ロウ付け部23bの形成時の熱によって第1ロウ付け部23aの形が崩れることを確実に防ぐことが可能となる。
【0029】
C.第3実施形態 :
図4は、本発明の第3実施形態のガイドワイヤ30の先端部の構造を示した説明図である。第3実施形態のガイドワイヤ30は、上述した第2実施形態のガイドワイヤ20とは以下の点が異なっている。すなわち、ガイドワイヤ30の先端部に、湾曲部37が設けられている。そして、先端ロウ付け部33の第2ロウ付け部33bは、湾曲部37に対して設けられている。
【0030】
上記以外の部分については、第2実施形態のガイドワイヤ20と第3実施形態のガイドワイヤ30とは同様である。ガイドワイヤ30は、コアシャフト31と、コアシャフト3を覆う外側コイル体32および内側コイル体35を有している。先端ロウ付け部33の第1ロウ付け部33aを構成するロウ材の融点は、第2ロウ付け部33bを構成するロウ材の融点よりも高くなっている。第1ロウ付け部33aを構成するロウ材Eと第2ロウ付け部33bを構成するロウ材Fとの組み合わせについては、第1実施形態のガイドワイヤ1の説明において述べた各種の組み合わせを採用することができる。
また、内側コイル体35の後端とコアシャフト31とは中間ロウ付け部36で接合されている。
【0031】
尚、本実施形態では、上述した第2実施形態のガイドワイヤ20と同様に、第2ロウ付け部33bを外側コイル32と内側コイル35との間に設けており、内側コイル35とコアシャフト31との間には設けていない(図4を参照)。これに対して、内側コイル35を設けずに、湾曲部37の外側コイル32とコアシャフト31との間に第2ロウ付け部33bを設けることとしてもよい(図示は省略)。
もっとも、本実施形態のように湾曲部37の外側コイル32と内側コイル35との間に第2ロウ付け部33bを設けたほうが、第2ロウ付け部33bの形成に用いるロウ材の量を少なくすることができ、ひいては第1ロウ付け部33aへの熱による影響をより低減することができるので好ましい。
【0032】
このような本実施形態のガイドワイヤ30では、湾曲部37に第2ロウ付け部33bが設けられているので、ガイドワイヤ30の湾曲形状を保持することができる。
また、第1ロウ付け部33aのロウ材の融点は第2ロウ付け部33bのロウ材の融点よりも高いので、ガイドワイヤ30の湾曲形状を保持する目的で第2ロウ付け部33bを設けても、第1ロウ付け部33aの形状を所望の形状に保持することができる。
このように、本実施形態のガイドワイヤ30では、ガイドワイヤ30の湾曲形状の保持と、最先端の第1ロウ付け部33aの形状の保持とを、両立させることが可能となる。
【0033】
以上、各種実施形態のガイドワイヤについて説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、第2実施形態のガイドワイヤ20では、内側コイル体25は密巻きのコイル体であると説明した。しかしながら、内側コイル体25は疎巻き(コイル体の素線どうしが接触せず、素線間に隙間がある状態)のコイル体であってもよい。
【0034】
もっとも、内側コイル体25が密巻きのコイル体であるほうが、第2ロウ付け部23bを形成する際に、内側コイル体25とコアシャフト21との間にロウ材が入り込むことを効果的に防ぐことができ、第2ロウ付け部23bを形成する際のロウ材の量を少なくすることができる。従って、第2ロウ付け部23bを形成する際の第1ロウ付け部23aへの熱影響を考慮すれば、内側コイル体25は、密巻きのコイル体であることがより好ましい。
【符号の説明】
【0035】
10,20,30・・・ガイドワイヤ
11,21,31・・・コアシャフト
12,22,32・・・外側コイル体
13,23,33・・・先端ロウ付け部
13a,23a,33a・・・第1ロウ付け部
13b,23b,33b・・・第2ロウ付け部
14・・・後端ロウ付け部
25,35・・・内側コイル体
26,36・・・中間ロウ付け部
37・・・湾曲部
図1
図2
図3
図4