(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6245866
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する新規微生物
(51)【国際特許分類】
C12N 1/20 20060101AFI20171204BHJP
B09B 3/00 20060101ALI20171204BHJP
B09C 1/10 20060101ALI20171204BHJP
C02F 3/28 20060101ALI20171204BHJP
C02F 3/34 20060101ALI20171204BHJP
C12R 1/385 20060101ALN20171204BHJP
【FI】
C12N1/20 A
C12N1/20 DZNA
C12N1/20 F
B09B3/00 CZAB
B09B3/00 E
C02F3/28 Z
C02F3/34 Z
C12N1/20 A
C12R1:385
【請求項の数】2
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-141062(P2013-141062)
(22)【出願日】2013年7月4日
(65)【公開番号】特開2015-12822(P2015-12822A)
(43)【公開日】2015年1月22日
【審査請求日】2016年6月21日
【微生物の受託番号】NPMD NITE P-01596
【微生物の受託番号】NPMD NITE P-01598
(73)【特許権者】
【識別番号】390037154
【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】593006630
【氏名又は名称】学校法人立命館
(74)【代理人】
【識別番号】100157107
【弁理士】
【氏名又は名称】岡 健司
(72)【発明者】
【氏名】河目 裕介
(72)【発明者】
【氏名】吉田 和生
(72)【発明者】
【氏名】久保田 謙三
(72)【発明者】
【氏名】川越 大樹
(72)【発明者】
【氏名】久保 幹
【審査官】
上村 直子
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2006/090859(WO,A1)
【文献】
特開平05−276933(JP,A)
【文献】
特開2000−342250(JP,A)
【文献】
Journal of Soils and Sediments,2011年,11(6),923-929
【文献】
Geosystem Engineering,2013年 6月25日,16(2),165-174
【文献】
日本生物工学会大会講演要旨集,1997年,1997,247
【文献】
Current Microbiology,2004年,49(6),415-422
【文献】
World journal of microbiology & biotechnology,2012年,28(3),841-848
【文献】
Journal of Hazardous Materials,2010年,182(1-3),896-902
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N 1/00−1/38
B09B 3/00
C02F 3/00−3/34
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する受託番号NITE P−1596または受託番号NITE P−1598で寄託された微生物。
【請求項2】
請求項1に記載の微生物を炭化水素化合物または油分で汚染された土壌または水に供給することを特徴とする汚染土壌または汚染水の浄化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する新規微生物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、工場やガソリンスタンドなどの跡地を再利用する際に、跡地の土壌が鉱物油やその他の化学物質に汚染されている場合があり、これら汚染土壌への対策が必要になっている。
そして、このような汚染土壌の浄化方法の1つに、微生物が有する汚染物質の分解能を利用したバイオレメディエーション法がある。またこのようなバイオレメディエーション法に用いる新規な微生物が各種単離されている(特許文献1〜3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4227861号公報
【特許文献2】特許第4395870号公報
【特許文献3】特許第4836552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1〜3に記載されている新規微生物は、全て好気条件下において分解能力が発現するものであり、嫌気条件下において分解能力が発現するものであるかは不明である。
【0005】
ここで一般的に、汚染土壌の浄化では、地表面近傍においては空気が供給されることから好気状態での浄化が行われることになるが、地表面から深くなるにしたがって空気が供給されにくくなることから徐々に嫌気状態となってくる。加えて、バイオレメディエーション法において用いられている微生物は一般的に好気条件下において分解能力を発現するものである。
従って、従前の汚染土壌の浄化においては、地表面から深い土壌においても微生物の分解能力を発現させるために、地中内に空気を供給する配管を設置したり、定期的に土壌を撹拌したりすることなどを行って、人為的に地中深くの土壌についても好気条件を作り出すことが行われている。
【0006】
しかしながら、空気供給用の配管を設置したり、定期的に土壌を撹拌したりすることは、設備が大規模化し、浄化コストの上昇に繋がってしまうという問題がある。
【0007】
そこで、空気を供給しなくても汚染土壌を分解することができれば、空気供給用の配管などの設備が不要となり、省力化を実現することができる。また、浄化コストも下げることができることにもなる。
【0008】
今回、本願発明者らは、鋭意検討を行った結果、嫌気条件下においても炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する新規微生物を単離することに成功したのである。
すなわち、本発明は従前のバイオレメディエーション法による汚染土壌の浄化における上記の問題点に鑑みてなされたものであって、嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する新規微生物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1は、嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する受託番号NITE P−1596または受託番号NITE P−1598で寄託された微生物である。
【0010】
本発明の請求項2は、請求項1に記載の微生物を炭化水素化合物または油分で汚染された土壌または水に供給することを特徴とする汚染土壌または汚染水の浄化方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、受託番号NITE P−1596または受託番号NITE P−1598で特定される新規微生物を用いることで、嫌気条件下においても油分で汚染された土壌や水の浄化を行うことができる。その結果、設備の省力化を図ることができ、浄化コストも下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】15−B株(受託番号NITE P−1596)の
コロニー像である。
【
図2】15−B株(受託番号NITE P−1596)の
グラム染色像である。
【
図3】15−B株(受託番号NITE P−1596)の
分子系統解析結果である。
【
図4】55−D株(受託番号NITE P−1598)の
コロニー像である。
【
図5】55−D株(受託番号NITE P−1598)の
グラム染色像である。
【
図6】55−D株(受託番号NITE P−1598)の
分子系統解析結果である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係る微生物は、Pseudomonas属に属するものであり、さらにシュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)に帰属するものであり、株名は15−B株と55−D株である。また、本発明に係る微生物は、独立行政法人製品評価技術基盤機構
特許微生物寄託センター(〒292−0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8 122号室)に平成25年6月17日に受託されており、その受託番号はNITE P−1596(15−B株)とNITE P−1598(55−D株)である微生物である。
なお、本発明に係る微生物については、炭化水素化合物または油分を分解する能力を有しつつ、紫外線照射や放射線照射などの公知の手法にて変異をさせた変異株や、自然界において変異した変異株も含まれるものである。
【0014】
本発明に係る微生物の単離方法は以下の通りである。
(1)1次スクリーニング
まず、土壌サンプル0.1gを1.5ml容マイクロチューブに入れ、蒸留水1mlを加えてボルテックスミキサーで撹拌し、土壌懸濁液を作製した。次に、10ml容バイアル瓶にA重油を0.2%(w/v)含む改変SW培地10mlと、作製した土壌懸濁液1%(v/v)を加え、窒素を充填した嫌気ボックス内で密閉した。これを30℃の環境恒温下で培養し、濁度が上昇した培養液100 μLをGAM寒天培地(GAM培地に寒天末を20g/Lとなるように加えたもの)に塗布した。そして、このプレートを30℃、72時間静置培養し、単離できたコロニーを1次スクリーニング通過サンプルとした。なお、改変SW培地の組成を表1に、GAM培地の組成を表2に示す。
【0016】
【表2】
(2)2次スクリーニング
次に、10ml容バイアル瓶に改変SW培地10mlを入れて1次スクリーニング通過菌株を植菌した後、これにA重油を0.2%(v/v)加えて嫌気ボックス内で密栓し、30℃、72時間振盪培養した。そして、増殖が見られたサンプルを2次スクリーニング通過菌株とした。
(3)3次スクリーニング
最後に、3次スクリーニングを行うことによって、本発明に係る微生物15−B株、55−D株を単離した。具体的には、まずGAM培地で2次スクリーニング通過菌株を一晩培養し、前培養液を作製した。次に、500ml容培養瓶に改変SW培地500mlを入れ、作製した前培養液を1%(v/v)植菌した。さらにA重油を0.2%(w/v)加えて嫌気ボックス内で密栓し、30℃、72時間振盪培養した。そして、増殖が見られたサンプルに、クロロホルム・メタノール(3:1)混合溶液を30%入れてよく撹拌し、残存油分を抽出した。A重油の初期添加量と残存量を比較し、減少が認められたものをスクリーニング取得菌株すなわち本発明に係る微生物15−B株、55−D株とした。
【0017】
(15−B株(受託番号NITE P−1596))
次に、本発明に係る微生物15−B株の分類学的性質及び形態的性質を説明する。
【0018】
(分類学的性質)
まず、本発明に係る微生物15−B株の塩基配列は、配列番号1に示す16SrDNA塩基配列である。
次に、国際塩基配列データベース(GenBank/DDBJ/EMBL)に基づいて当該塩基配列の相同性検索を行ったところ表3に示す結果となり、Pseudomonas属の16S rDNA塩基配列に高い相同性を示した。また、基準株ではPseudomonas aeruginosa DSM50071株に対して相同率100%の高い相同性を示した。
さらに、アポロンDB細菌基準株データベース(株式会社テクノスルガ)に基づいて当該塩基配列の相同性検索を行った結果においても表4に示す通り、Pseudomonas属の16S rDNA塩基配列に高い相同性を示した。また、基準株ではPseudomonas aeruginosa ATCC10145株に対して相同率100%の高い相同性を示した。
【0021】
次に、16S rDNA塩基配列に基づく分子系統解析を行ったところ図
3に示す結果となり、Pseudomonas属の種で形成されるクラスターに含まれ、ブーツストラップ確率が100%でPseudomonas aeruginosaと同一の分類系統学的位置を示した。
【0022】
(形態的性質)
次に、本発明に係る微生物15−B株の形態観察を、LB寒天培地(Polypeptone :10g/L、Extract Yeast Dried:5g/L、NaCl:5g/L、Agar:20g/L)上で、30℃下、培養24時間において行ったところ以下に示す通り、桿菌で、黄色のコロニー色を示した。コロニー像を図
1に、グラム染色像を図
2に示す。
細胞形態 : 桿菌(0.7−0.8×1.0−1.2μm)
グラム染色 : −
芽胞形成 : −
コロニー色調 : 黄色
【0023】
(培養条件、保管条件)
最後に、本発明に係る微生物15−B株の培養条件、保管条件を以下に示す。なお、以下に記載の培養条件、保管条件は一例に過ぎず、本発明に係る微生物15−B株が増殖できるものであれば特に限定されるものではない。
[培養条件]
培地名:LB培地(Polypeptone:10g/L、Extract Yeast Dried:5g/L、NaCl:5g/L)
培地の殺菌条件:オートクレーブ(121℃、15min)
培養温度:30℃
培養期間:1〜2日
酸素要求性:好気
培養方法:好気培養
光要求性:不要
[保管条件]
凍結乾燥法による保管:可能(保管温度:5℃付近、保護剤の組成:10%スキムミルク、1%グルタミン酸ナトリウム、pH無調整、加圧滅菌(115℃、15分))
凍結法による保管(−80℃付近):可能(保護剤:20%グリセロール)
継代培養による保管:固体培養、液体培養どちらでも可(植え継ぎ間隔:1ヶ月、保管温度:5℃)
【0024】
以上の分類学的性質(塩基配列解析)および形態的性質(形状的特徴)の結果から、本発明に係る微生物15−B株はPseudomonas aeruginosaに属せしめるのが適当であることが認められた。
ここで、本発明に係る微生物15−B株は、後記するように嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する微生物であるが、Pseudomonas aeruginosaに属する微生物においてこのような能力を有する微生物はこれまで単離されていない。
従って、これらの結果から本発明に係る微生物15−B株は新規微生物であることが確認できた。なお、本発明に係る微生物15−B株は好気条件下においても生育可能な通性嫌気性微生物であるため、使用状況が嫌気条件下のみに限定されるものではない。
【0025】
また、本発明に係る微生物15−B株は、後記するように嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有するものであることから、水中においても特段空気の供給を行うことなく使用することができる。従って、本発明に係る微生物15−B株は、汚染土壌の浄化だけでなく、汚染水の浄化にも使用することができる。
【0026】
さらに、本発明に係る微生物15−B株を使用する際には、必要に応じて適宜、窒素やリンなどの栄養素や各種の栄養塩を添加することもできる。
【0027】
(55−D株(受託番号NITE P−1598))
次に、本発明に係る微生物55−D株の分類学的性質及び形態的性質を説明する。
【0028】
(分類学的性質)
まず、本発明に係る微生物55−D株の塩基配列は、配列番号1に示す16SrDNA塩基配列である。
次に、国際塩基配列データベース(GenBank/DDBJ/EMBL)に基づいて当該塩基配列の相同性検索を行ったところ表5に示す結果となり、Pseudomonas属の16S rDNA塩基配列に高い相同性を示した。また、基準株ではPseudomonas aeruginosa DSM50071株に対して相同率100%の高い相同性を示した。
さらに、アポロンDB細菌基準株データベース(株式会社テクノスルガ)に基づいて当該塩基配列の相同性検索を行った結果においても表6に示す通り、Pseudomonas属の16S rDNA塩基配列に高い相同性を示した。また、基準株ではPseudomonas aeruginosa ATCC10145株に対して相同率100%の高い相同性を示した。
【0031】
次に、16S rDNA塩基配列に基づく分子系統解析を行ったところ図
6に示す結果となり、Pseudomonas属の種で形成されるクラスターに含まれ、ブーツストラップ確率が100%でPseudomonas aeruginosaと同一の分類系統学的位置を示した。
【0032】
(形態的性質)
次に、本発明に係る微生物55−D株の形態観察を、LB寒天培地(Polypeptone :10g/L、Extract Yeast Dried:5g/L、NaCl:5g/L、Agar:20g/L)上で、30℃下、培養24時間において行ったところ以下に示す通り、桿菌で、黄色のコロニー色を示した。コロニー像を図
4に、グラム染色像を図
5に示す。
細胞形態 : 桿菌(0.7−0.8×1.0−1.2μm)
グラム染色 : −
芽胞形成 : −
コロニー色調 : 黄色
【0033】
(培養条件、保管条件)
最後に、本発明に係る微生物55−D株の培養条件、保管条件を以下に示す。なお、以下に記載の培養条件、保管条件は一例に過ぎず、本発明に係る微生物55−D株が増殖できるものであれば特に限定されるものではない。
[培養条件]
培地名:LB培地(Polypeptone:10g/L、Extract Yeast Dried:5g/L、NaCl:5g/L)
培地の殺菌条件:オートクレーブ(121℃、15min)
培養温度:30℃
培養期間:1〜2日
酸素要求性:好気
培養方法:好気培養
光要求性:不要
[保管条件]
凍結乾燥法による保管:可能(保管温度:5℃付近、保護剤の組成:10%スキムミルク、1%グルタミン酸ナトリウム、pH無調整、加圧滅菌(115℃、15分))
凍結法による保管(−80℃付近):可能(保護剤:20%グリセロール)
継代培養による保管:固体培養、液体培養どちらでも可(植え継ぎ間隔:1ヶ月、保管温度:5℃)
【0034】
以上の分類学的性質(塩基配列解析)および形態的性質(形状的特徴)の結果から、本発明に係る微生物55−D株はPseudomonas aeruginosaに属せしめるのが適当であることが認められた。
ここで、本発明に係る微生物55−D株は、後記するように嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有する微生物であるが、Pseudomonas aeruginosaに属する微生物においてこのような能力を有する微生物はこれまで単離されていない。
従って、これらの結果から本発明に係る微生物55−D株は新規微生物であることが確認できた。なお、本発明に係る微生物55−D株は好気条件下においても生育可能な通性嫌気性微生物であるため、使用状況が嫌気条件下のみに限定されるものではない。
【0035】
また、本発明に係る微生物55−D株は、後記するように嫌気条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を有するものであることから、水中においても特段空気の供給を行うことなく使用することができる。従って、本発明に係る微生物55−D株は、汚染土壌の浄化だけでなく、汚染水の浄化にも使用することができる。
【0036】
さらに、本発明に係る微生物55−D株を使用する際には、必要に応じて適宜、窒素やリンなどの栄養素や各種の栄養塩を添加することもできる。
【実施例】
【0037】
次に、本発明に係る微生物15−B株および55−D株について、嫌気条件下における炭化水素化合物または油分の分解能を実施例に基づいて説明する。
【0038】
(実施例1)
まず、嫌気性ボックス(Thermo Scientific社製)内で改変SW培地にA重油を2000ppm添加することによって試験用培地を作製した。
【0039】
次に、本発明に係る微生物15−B株を上記の試験用培地に添加し、30℃で72時間静置培養した。
【0040】
最後に、培養後の試験用培地の油分を有機溶媒にて抽出し、残存油分濃度をガスクロマトグラフィーにて分析することで、本発明に係る微生物15−B株の嫌気条件下における炭化水素化合物または油分の分解能を評価した。
【0041】
(実施例2)
15−B株を55−D株に変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2を行った。
【0042】
その結果、微生物15−B株を添加した実施例1は72時間後のA重油が7.3%低下し、微生物55−D株を添加した実施例2は72時間後のA重油が7.2%低下した。
従って、本発明に係る微生物15−B株および55−D株は、従前の微生物では生育が困難である嫌気条件下においても生育するだけでなく、かかる条件下において炭化水素化合物または油分を分解する能力を発現するものであることがわかった。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明に係る微生物は、バイオレメディエーション法による汚染土壌または汚染水の浄化に用いることができる。
【受託番号】
【0044】
NITE P−1596
【0045】
NITE P−1598
【配列表】
[この文献には参照ファイルがあります.J-PlatPatにて入手可能です(IP Forceでは現在のところ参照ファイルは掲載していません)]