【0015】
このような脂肪酸アミンを具体的に示すとPPG−1/PEG−1ラウラミン、PPG−1/PEG−1ミリスタミン、PPG−1/PEG−1セタミン、PPG−1/PEG−1ステアラミン、PPG−1/PEG−1アラカミン、PPG−1/PEG−1ベヘナミン、PPG−1/PEG−1カルナバミン、PPG−1/PEG−1オレアミン、PPG−1/PEG−1エライザミン、PPG−1/PEG−1リノラミン、PPG−1/PEG−1リノレナル、PPG−1/PEG−2ラウラミン、PPG−1/PEG−2ラウラミン、PPG−1/PEG−2ミリスタミン、PPG−1/PEG−2セタミン、PPG−1/PEG−2ステアラミン、PPG−1/PEG−2アラカミン、PPG−1/PEG−2ベヘナミン、PPG−1/PEG−2カルナバミン、PPG−1/PEG−2オレアミン、PPG−1/PEG−2エライザミン、PPG−1/PEG−2リノラミン、PPG−1/PEG−2リノレナル、PPG−1/PEG−3ラウラミン、PPG−1/PEG−3ラウラミン、PPG−1/PEG−3ミリスタミン、PPG−1/PEG−3セタミン、PPG−1/PEG−3ステアラミン、PPG−1/PEG−3アラカミン、PPG−1/PEG−3ベヘナミン、PPG−1/PEG−3カルナバミン、PPG−1/PEG−3オレアミン、PPG−1/PEG−3エライザミン、PPG−1/PEG−3リノラミン、PPG−1/PEG−3リノレナル、PPG−2/PEG−1ラウラミン、PPG−2/PEG−1ミリスタミン、PPG−2/PEG−1セタミン、PPG−2/PEG−1ステアラミン、PPG−2/PEG−1アラカミン、PPG−2/PEG−1ベヘナミン、PPG−2/PEG−1カルナバミン、PPG−2/PEG−1オレアミン、PPG−2/PEG−1エライザミン、PPG−2/PEG−1リノラミン、PPG−2/PEG−1リノレナル、PPG−2/PEG−2ラウラミン、PPG−2/PEG−2ミリスタミン、PPG−2/PEG−2セタミン、PPG−2/PEG−2ステアラミン、PPG−2/PEG−2アラカミン、PPG−2/PEG−2ベヘナミン、PPG−2/PEG−2カルナバミン、PPG−2/PEG−2オレアミン、PPG−2/PEG
−2エライザミン、PPG−2/PEG−2リノラミン、PPG−2/PEG−2リノレナル、PPG−2/PEG−3ラウラミン、PPG−2/PEG−3ミリスタミン、PPG−2/PEG−3セタミン、PPG−2/PEG−3ステアラミン、PPG−2/PEG−3アラカミン、PPG−2/PEG−3ベヘナミン、PPG−2/PEG−3カルナバミン、PPG−2/PEG−3オレアミン、PPG−2/PEG−3エライザミン、PPG−2/PEG−3リノラミン、PPG−2/PEG−3リノレナル、PPG−3/PEG−1ラウラミン、PPG−3/PEG−1ミリスタミン、PPG−3/PEG−1セタミン、PPG−3/PEG−1ステアラミン、PPG−3/PEG−1アラカミン、PPG−3/PEG−1ベヘナミン、PPG−3/PEG−1カルナバミン、PPG−3/PEG−1オレアミン、PPG−3/PEG−1エライザミン、PPG−3/PEG−1リノラミン、PPG−3/PEG−1リノレナル、PPG−3/PEG−2ラウラミン、PPG−3/PEG−2ミリスタミン、PPG−3/PEG−2セタミン、PPG−3/PEG−2ステアラミン、PPG−3/PEG−2アラカミン、PPG−3/PEG−2ベヘナミン、PPG−3/PEG−2カルナバミン、PPG−3/PEG−2オレアミン、PPG−3/PEG−2エライザミン、PPG−3/PEG−2リノラミン、PPG−3/PEG−2リノレナル、PPG−3/PEG−3ラウラミン、PPG−3/PEG−3ミリスタミン、PPG−3/PEG−3セタミン、PPG−3/PEG−3ステアラミン、PPG−3/PEG−3アラカミン、PPG−3/PEG−3ベヘナミン、PPG−3/PEG−3カルナバミン、PPG−3/PEG−3オレアミン、PPG−3/PEG−3エライザミン、PPG−3/PEG−3リノラミン、PPG−3/PEG−3リノレナル、PPG−1ラウラミン、PPG−1ミリスタミン、PPG−1セタミン、PPG−1ステアラミン、PPG−1アラカミン、PPG−1ベヘナミン、PPG−1カルナバミン、PPG−1オレアミン、PPG−1エライザミン、PPG−1リノラミン、PPG−1リノレナル、PPG−2ラウラミン、PPG−2ミリスタミン、PPG−2セタミン、PPG−2ステアラミン、PPG−2アラカミン、PPG−2ベヘナミン、PPG−2カルナバミン、PPG−2オレアミン、PPG−2エライザミン、PPG−2リノラミン、PPG−2リノレナル、PPG−3ラウラミン、PPG−3ミリスタミン、PPG−3セタミン、PPG−3ステアラミン、PPG−3アラカミン、PPG−3ベヘナミン、PPG−3カルナバミン、PPG−3オレアミン、PPG−3エライザミン、PPG−3リノラミン、PPG−3リノレナル、PEG−1ラウラミン、PEG−1ミリスタミン、PEG−1セタミン、PEG−1ステアラミン、PEG−1アラカミン、PEG−1ベヘナミン、PEG−1カルナバミン、PEG−1オレアミン、PEG−1エライザミン、PEG−1リノラミン、PEG−1リノレナル、PEG−2ラウラミン、PEG−2ミリスタミン、PEG−2セタミン、PEG−2ステアラミン、PEG−2アラカミン、PEG−2ベヘナミン、PEG−2カルナバミン、PEG−2オレアミン、PEG−2エライザミン、PEG−2リノラミン、PEG−2リノレナル、PEG−3ラウラミン、PEG−3ミリスタミン、PEG−3セタミン、PEG−3ステアラミン、PEG−3アラカミン、PEG−3ベヘナミン、PEG−3カルナバミン、PEG−3オレアミン、PEG−3エライザミン、PEG−3リノラミン、PEG−3リノレナル、ラウラミン、ミリスタミン、セタミン、ステアラミン、アラカミン、ベヘナミン、カルナバミン、オレアミン、エライザミン、リノラミン、リノレナル等が挙げられる。これらの中でも、a≠0、b≠0のものが好ましく、特にR
1が炭素数18のステアリル基、a=1、b=1である、PPG−1/PEG−1ステアラミンと、R
1が炭素数22のベヘニル基、a=1、b=1である、PPG−1/PEG−1ベヘナミンが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミンの中から1種単独又は2種以上を任意に組み合わせて用いることができ、その配合量は、組成物全体に対して好ましくは0.1〜10質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す。)、更に好ましくは0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、濯ぎ時に指通りよくやわらかで、かつ毛髪にべたつきを与えることなく、やわらかでしっとりとまとまる仕上がり感を与えることができるため好ましい。
【実施例】
【0026】
次に本発明を実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0027】
(1)使用時の感触試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用時の濯ぎ時の指どおり、やわらかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
【0028】
(2)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のしっとり感、べたつかなさ、やわらかさ、まとまりについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
【0029】
表1〜2に示す処方の毛髪化粧料を常法により調製し、使用時の感触試験法、及び使用後の毛髪の仕上がり感試験法を実施した。評価結果を表1〜2に併せて示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
表1〜2より明らかなように、本発明による毛髪化粧料は比較例の組成物に比べて、優れた性能を示した。
【0033】
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、濯ぎ時の指通り、やわらかさと、仕上がりのベタツキのなさ、やわらかさ、しっとり感、まとまり、各項目を評価したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
【0034】
実施例17(ヘアコンディショナー)
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 1.0
(2)ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0
(3)セトステアリルアルコール 6.5
(4)ジリノール酸ジ(フィトステアリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル) 1.0
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)べヘニルPGトリモニウムクロリド 1.0
(7)ステアリルPGトリモニウムクロリド 1.0
(8)コハク酸ジエチルヘキシル 2.0
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 2.0
(10)乳酸 1.0
(11)パラフィン 1.0
(12)プロピレングリコール 0.5
(13)ソルビトール 3.0
(14)グリセリン 0.5
(15)ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(16)アンズ核油 0.1
(17)セラミド2 0.1
(18)トウモロコシ由来スフィンゴ脂質 0.1
(19)ポリグルタミン酸 0.1
(20)シャクヤクエキス 0.1
(21)ローヤルゼリーエキス 0.1
(22)ユズ果実エキス 0.1
(23)コメヌカエキス 0.1
(24)フェノキシエタノール 0.2
(25)サリチル酸 0.1
(26)香料 0.5
(27)精製水 全量を100とする
【0035】
(製法)(1)〜(11)を80℃にて均一に混合溶解したものに、80℃に加温した(12)〜(15)、(27)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(16)〜(26)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
【0036】
実施例18(ヘアトリートメント)
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 2.0
(2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 1.0
(3)セトステアリルアルコール 7.5
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(6)アモジメチコン 2.0
(7)メチルポリシロキサン(300cs) 5.0
(8)高重合メチルポリシロキサン(50万cs) 2.0
(9)べヘニルPGトリモニウムクロリド 1.0
(10)ステアリルPGトリモニウムクロリド 1.0
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(12)乳酸 1.0
(13)パラフィン 1.0
(14)白色ワセリン 1.0
(15)1,3−ブチレングリコール 3.0
(16)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5
(17)セレブロシド 0.1
(18)ヒオウギエキス 0.5
(19)加水分解コムギ末 1.0
(20)LIPIDURE−C(日本油脂社製) 1.0
(21)プロピレングリコール 0.5
(22)ソルビトール 3.0
(23)グリセリン 0.5
(24)アンズ核油 0.1
(25)セラミド2 0.1
(26)トウモロコシ由来スフィンゴ脂質 0.1
(27)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(28)フェノキシエタノール 0.2
(29)サリチル酸 0.1
(30)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(31)香料 0.5
(32)精製水 全量を100とする
【0037】
(製法)(1)〜(16)、(24)〜(26)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(32)に(21)〜(23)及び(27)を60℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(28)及び(29)加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、40℃にて(17)〜(20)、(30)、(31)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
【0038】
実施例19(アウトバストリートメント)
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 0.5
(2)ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 0.5
(3)セトステアリルアルコール 4.0
(4)ベヘニルアルコール 0.5
(5)ワセリン 2.0
(6)アモジメチコン 1.0
(7)アミノポリエーテルシリコン 0.5
(8)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(9)ステアリルPGトリモニウムクロリド 0.5
(10)シリコーン水性エマルジョン 2.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(12)オレイン酸コレステリル 1.0
(13)1,3−ブチレングリコール 2.0
(14)セバシン酸ジエチル 3.0
(15)海苔タンパク質加水分解物 2.0
(ピュアポルフィラPE、株式会社白子社製)
(16)グリコール酸 0.2
(17)フェノキシエタノール 0.2
(18)香料 微 量
(19)精製水 全量を100とする
【0039】
(製法)(1)〜(9)及び(11)〜(14)を80℃にて均一に混合溶解させ、(15)〜(17)及び(19)を70℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、60℃にて(10)及び(18)を加え、室温まで冷却して、アウトバストリートメントを調製した。
【0040】
実施例20(ヘアパック)
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 2.0
(2)ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 0.5
(3)セトステアリルアルコール 5.0
(4)ベヘニルアルコール 1.0
(5)ラノリン 1.0
(6)アモジメチコン 1.0
(7)アミノポリエーテルシリコン 0.5
(8)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(9)ステアリルPGトリモニウムクロリド 0.5
(10)シリコーン水性エマルジョン 5.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(11)ヒドロキシウレア 1.0
(12)PG 3.0
(13)セバシン酸ジエチル 1.0
(14)乳酸 0.5
(15)フェノキシエタノール 0.2
(16)香料 0.6
(17)精製水 全量を100とする
【0041】
(製法)(1)〜(9)、(13)を80℃にて均一に混合溶解させ、(12)(14)(17)を50℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(10)、(11)、(15)、(16)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。
【0042】
実施例21 トリートメントフォーム
配合量(%)
(1)PPG−1/PEG−1ステアラミン 0.3
(2)ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 0.3
(3)セトステアリルアルコール 1.0
(4)ベヘニルアルコール 0.1
(5)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(6)アミノポリエーテルシリコン 0.1
(7)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.2
(8)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(10)マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 0.2
(11)セラミド1・セラミド5混合物(1:1) 0.1
(12)乳酸 0.2
(13)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1.0
(14)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
(15)1,3−ブチレングリコール 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)精製水 全量を100とする
【0043】
(製法)(1)〜(14)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(17)にプロペラで攪拌しながら加えて乳化する。徐々に冷却を行い、60℃にて(15)及び(16)を添加し、室温まで冷却して、原液とした。次にエアゾール耐圧容器に原液:LPGガスを92:8の比率で充填し、トリートメントフォームを調製した。