特許6246096IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ガス絶縁開閉装置の状態診断方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクがガス絶縁開閉装置内に生じているか否かを診断するのに好適な状態診断方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、従前は、ガス絶縁開閉装置の内面には、ウィスカが発生しないというのが技術常識であった。しかしながら、本発明者がガス絶縁開閉装置に関する調査を行った結果、ガス絶縁開閉装置の内面にウィスカが発生している場合があることを発見した。 ここで、ウィスカの発生は、ガス絶縁開閉装置の接地側で起こっていた。また、ウィスカの成長には長い年月を必要とすると考えられる。したがって、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクは高いものではないと考えられる。しかし、ガス絶縁開閉装置は安全性が確実に確保されている必要がある。そのためには、ウィスカを起点とする部分放電がガス絶縁開閉装置内で実際に起こっているか否かについての情報を得て、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクがガス絶縁開閉装置内に生じているか否かを診断することが極めて重要であると考えられる。 しかしながら、非特許文献1〜4に記載の診断方法や特許文献1に記載の診断方法では、ウィスカを起点とする部分放電がガス絶縁開閉装置内で実際に起こっているか否かについての情報を得ることはできず、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクがガス絶縁開閉装置内に生じているか否かを診断することはできなかった。 そこで、本発明は、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクがガス絶縁開閉装置内に生じているか否かを診断する方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

かかる課題を解決するため、本発明のガス絶縁開閉装置の状態診断方法は、ウィスカを起点とする部分放電がガス絶縁開閉装置内にて発生したことにより生じるウィスカの加熱生成物及びウィスカを構成する元素を含む化合物のいずれかの生成物が、診断対象のガス絶縁開閉装置内から検出されたときに、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクが診断対象のガス絶縁開閉装置内に生じていると診断するようにしている。
【発明の効果】
本発明によれば、ウィスカを起点とする部分放電がガス絶縁開閉装置内で実際に起こっているか否かについての情報を得ることができるので、ウィスカに起因する絶縁性能低下リスクがガス絶縁開閉装置内に生じているか否かを診断することが可能となる。したがって、この絶縁性能低下リスクの発生の有無に応じて、ガス絶縁開閉装置を構成する機器を交換する等といった対策を講じることが可能となる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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