(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザの端末機器からの情報に基づいて前記ユーザの端末機器に前記ユーザの嗜好に対応した対象情報を、ネットワークを介して提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、
複数のユーザの各々の端末機器から、複数の評価対象についての評価データを、前記ネットワークを介して受信し、
前記複数のユーザの中の第1ユーザと、前記第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザと、を関連づけて管理し、
前記第2ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、前記ネットワークを介して前記第1ユーザの端末機器に提供し、
所定の端末機器から、前記複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を、前記ネットワークを介して受信し、
前記嗜好情報を前記第1ユーザの端末機器に前記ネットワークを介して提供し、
前記嗜好情報の中で前記第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報に対応するユーザとして前記第1ユーザの端末機器にて選択された第3ユーザを示すユーザ情報を、前記第1ユーザの端末機器から前記ネットワークを介して受信し、
前記ユーザ情報が示す前記第3ユーザを前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと関連づけて管理し、
前記第3ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、前記第2ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、前記第1ユーザの端末機器に前記ネットワークを介して提供する、
情報提供方法。
前記第1ユーザと前記第2ユーザとを関連づける管理は、前記第1ユーザの端末機器を示す識別子と前記第2ユーザの端末機器を示す識別子とを関連づけることでなされている、
請求項1記載の情報提供方法。
ユーザの端末機器からの情報に基づいて前記ユーザの端末機器に前記ユーザの嗜好に対応した対象情報を、ネットワークを介して提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、
複数のユーザの各々の端末機器から、複数の評価対象についての評価データを、前記ネットワークを介して受信し、
前記複数のユーザの中の第1ユーザと前記第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、
前記第2ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、前記ネットワークを介して前記第1ユーザの端末機器に提供し、
前記複数のユーザの各々の端末機器から、前記複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報を、前記ネットワークを介して受信し、
前記第1嗜好情報を前記第1ユーザの端末機器に前記ネットワークを介して提供し、
前記第1嗜好情報の中で前記第1ユーザの端末機器にて前記第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報として選択された第2嗜好情報を、前記第1ユーザの端末機器から前記ネットワークを介して受信し、
前記第2嗜好情報を提供したユーザを第3ユーザとして前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと関連づけて管理し、
前記第3ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、前記第2ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、前記第1ユーザの端末機器に前記ネットワークを介して提供する、
情報提供方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(本開示の基礎となった知見)
膨大なデータの中からユーザの嗜好に合致した情報を選択する技術として、協調フィルタリング技術が知られている。協調フィルタリング技術は、第1ユーザと、第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとをグループ化し、グループ内の第2ユーザは利用したが、第1ユーザが未だ利用していない情報を、第1ユーザに提供する技術を含む。
【0014】
しかし、この技術を用いた場合には、以下の課題がある。すなわち、グループ内の第2ユーザは利用したが、第1ユーザが未だ利用していない情報を、第1ユーザに提供しても、現実には、提供した情報が第1ユーザの嗜好に合致しないことがある。
【0015】
この要因の一つとして、下記が考えられる。第1ユーザ及び第2ユーザがした評価は、厳密には同一の基準で行われたものではない。そのため、第1ユーザ及び第2ユーザが類似する評価傾向を有するように見えたとしても、厳密に同一の基準で評価したならば異なる評価結果になっていたかもしれない可能性がある。
【0016】
他の要因の一つとして、下記が考えられる。情報を提供するサービスプロバイダー側で、類似する評価傾向を有する他ユーザが選択された後、情報提供を受けるユーザが他ユーザを修正する手段が設けられていない。そのため、情報提供を受けるユーザの意図が、提供される情報に反映されない。
【0017】
そこで、出願人らは、各ユーザの評価データとは別に、各ユーザの嗜好に関する情報を別の手段にてクラウドに提供することを検討した。この別の手段にて提供された各ユーザの嗜好に関する情報は、上記技術と合わせて活用される。即ち、上記別の手段にて提供された他のユーザの嗜好に関する情報の中から、第1ユーザの嗜好に合致した第3ユーザが第1ユーザの意思にもとづいて選択され、この第3ユーザが上記グループに加えられる。
【0018】
こうすることで、グループ内の他のユーザが利用したが、第1ユーザが未だ利用していない情報を、第1ユーザに提供する場合において、提供された情報が第1ユーザの嗜好に合致する精度が向上すると考えられる。
【0019】
また、このような課題を解決するために、本開示の情報提供方法は以下を含む:ユーザの端末機器からの情報に基づいて上記ユーザの端末機器に上記ユーザの嗜好に対応した対象情報を、ネットワークを介して提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、複数のユーザの各々の端末機器から、複数の評価対象についての評価データを、ネットワークを介して受信し、複数のユーザの中の第1ユーザと、この第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザと、を関連づけて管理し、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、ネットワークを介して第1ユーザの端末機器に提供し、所定の端末機器から、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を、ネットワークを介して受信し、嗜好情報を第1ユーザの端末機器にネットワークを介して提供し、嗜好情報の中で第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報に対応するユーザとして第1ユーザの端末機器にて選択された第3ユーザを示すユーザ情報を、第1ユーザの端末機器からネットワークを介して受信し、ユーザ情報が示す第3ユーザを第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、第1ユーザの端末機器にネットワークを介して提供する。
【0020】
出願人らは、本構成によって、システムが自動的に選択した他のユーザの対象情報が情報提供対象のユーザに提供されるだけでなく、情報提供対象のユーザが、関心のある他のユーザを類似ユーザとして選択可能にすることができることを見出した。
【0021】
さらに、上記所定の端末機器は、複数のユーザの各々の端末機器であり、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報は、複数のユーザの各々の端末機器から入力されるとしてもよい。
【0022】
本構成によって、各々のユーザが、各自の端末を用いていつでも嗜好情報を入力することができる。
【0023】
さらに、本複数のユーザの各々の家屋内の家電機器はネットワークに接続され、上記所定の端末機器は、上記家電機器であり、家電機器の家電ログ情報が、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を生成するための基礎データとして上記ネットワークを介して入力されるとしてもよい。
【0024】
本構成によって、各ユーザは、全ての嗜好情報を入力する必要が無く、家電ログ情報から生成できなかった嗜好情報を追加し、または家電ログ情報から間違った嗜好情報が生成されたときにそれを修正するだけでよい。
【0025】
さらに、第1ユーザと第2ユーザとを関連づける管理は、第1ユーザの端末機器を示す識別子と第2ユーザの端末機器を示す識別子とを関連づけることでなされてもよい。
【0026】
本構成によって、それぞれの端末機器を使用するユーザに応じた情報を提供できる。
【0027】
さらに、第1ユーザと第2ユーザとを関連づける管理は、第1ユーザを示す識別子と第2ユーザを示す識別子とを関連づけることでなされてもよい。
【0028】
本構成によって、それぞれのユーザに応じた情報を提供できる。
【0029】
さらに、複数の評価対象の中の各評価対象についての評価データは、複数のユーザの各々の端末機器における各評価対象へのアクセス数に基づくデータであるとしてもよい。
【0030】
本構成によって、ユーザが明示的に評価値を入力する必要が無い。
【0031】
さらに、複数の評価対象の中の各評価対象についての評価データは、複数のユーザの各々の端末機器において、各ユーザによって入力された評価に基づくデータであるとしてもよい。
【0032】
本構成によって、ユーザが明示的に評価値を入力でき、よりユーザの実感にマッチした情報を提供することができる。
【0033】
さらに、本開示の情報提供方法は以下を含む:ユーザの端末機器からの情報に基づいて上記ユーザの端末機器に上記ユーザの嗜好に対応した対象情報を、ネットワークを介して提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、複数のユーザの各々の端末機器から、複数の評価対象についての評価データを、ネットワークを介して受信し、複数のユーザの中の第1ユーザとこの第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、ネットワークを介して前記第1ユーザの端末機器に提供し、複数のユーザの各々の端末機器から、複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報を、ネットワークを介して受信し、第1嗜好情報を第1ユーザの端末機器にネットワークを介して提供し、第1嗜好情報の中で第1ユーザの端末機器にて第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報として選択された第2嗜好情報を、第1ユーザの端末機器からネットワークを介して受信し、第2嗜好情報を提供したユーザを第3ユーザとして第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、第1ユーザの端末機器にネットワークを介して提供する。
【0034】
本構成によって、システムが自動的に選択した他のユーザの対象情報が情報提供対象のユーザに提供されるだけでなく、複数のユーザがそれぞれの端末機器から入力した嗜好情報をもとに、情報提供対象のユーザが、関心のある嗜好情報を持つ他のユーザを類似ユーザとして選択可能にすることができる。
【0035】
さらに、前記第3ユーザの数は複数であってもよい。
【0036】
本構成によって、一度に複数のユーザを類似ユーザとして選択可能になるため、ユーザによる処理を簡素化できる。
【0037】
さらに、本開示の情報提供方法は以下を含む:端末機器の情報に基づいて上記端末機器のユーザの嗜好に対応した対象情報を、上記端末機器のディスプレイに表示する情報提供システムにおける情報提供方法であって、上記端末機器のコンピュータに対し、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して、複数のユーザの中の第1ユーザの端末機器に入力し、第1ユーザとこの第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、上記第2ユーザが利用した評価対象であって上記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、上記クラウドサーバから上記端末機器に入力して、上記端末機器のディスプレイに表示し、上記複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を、上記クラウドサーバからネットワークを介して上記端末機器に入力して、上記端末機器のディスプレイに表示し、上記嗜好情報の中で第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報に対応するユーザとして選択された第3ユーザを示すユーザ情報を、端末機器を介して受信し、第3ユーザを第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザを示すユーザ情報をネットワークを介して前記クラウドサーバに提供し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって前記第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、クラウドサーバからネットワークを介して端末機器に入力して、端末機器のディスプレイに表示する。
【0038】
本構成によって、システムが自動的に選択した他のユーザの対象情報が提供されるだけでなく、情報提供対象のユーザが、関心のある他のユーザを類似ユーザとして選択可能にする情報提供方法を提供することができる。
【0039】
さらに、本開示の情報提供方法は以下を含む:端末機器の情報に基づいて上記端末機器のユーザの嗜好に対応した対象情報を、上記端末機器のディスプレイに表示する情報提供システムにおける情報提供方法であって、上記端末機器のコンピュータに対し、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して、複数のユーザの中の第1ユーザの端末機器に入力し、第1ユーザとこの第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、クラウドサーバから端末機器に入力して、端末機器のディスプレイに表示し、複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報を、クラウドサーバからネットワークを介して端末機器に入力して、端末機器のディスプレイに表示し、第1嗜好情報の中で第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報として選択された第2嗜好情報を、端末機器を介して受信し、第2嗜好情報を、クラウドサーバにネットワークを介して提供し、第2嗜好情報を選択した第3ユーザを示すユーザ情報を、端末機器を介して受信し、第3ユーザを第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、クラウドサーバからネットワークを介して端末機器に入力して、端末機器のディスプレイに表示する。
【0040】
本構成によって、システムが自動的に選択したユーザの対象情報が提供されるだけでなく、複数のユーザがそれぞれの端末機器から入力した嗜好情報をもとに、情報提供対象のユーザが、関心のある嗜好情報を持つ他のユーザを類似ユーザとして選択可能にすることができる。
【0041】
さらに、本開示の情報提供装置は、ユーザの嗜好に対応した対象情報を表示する情報提供装置であって、上記対象情報を表示するディスプレイと、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して受信する通信部と、制御部とを具備し、上記制御部は、複数のユーザの中の第1ユーザとこの第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報をディスプレイに表示し、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を、通信部を用いてクラウドサーバからネットワークを介して受信し、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報をディスプレイに表示し、嗜好情報の中で第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報に対応するユーザとして選択された第3ユーザを示すユーザ情報を受信し、第3ユーザを第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、ディスプレイに表示する。
【0042】
本構成によって、システムが自動的に選択した他のユーザの対象情報が提供されるだけでなく、情報提供対象のユーザが関心のある他のユーザを類似ユーザとして選択可能にする情報提供装置を提供することができる。
【0043】
さらに、上記情報提供装置は、さらに記憶部を有し、制御部は、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して第1の所定タイミングで受信して、受信された評価データを記憶部に保持し、複数のユーザの嗜好に関する嗜好情報を、クラウドサーバからネットワークを介して第2の所定タイミングで受信して、受信された嗜好情報を記憶部に保持し、記憶部を用いて、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を選択して、選択された対象情報をディスプレイに表示し、記憶部を用いて、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を選択して、選択された対象情報をディスプレイに表示するとしてもよい。
【0044】
本構成によって、端末機器などの情報提供装置がクラウドサーバに一時的に繋がっていない場合においても、情報提供対象のユーザが関心のある他のユーザを類似ユーザとして選択可能にする情報提供装置を提供することができる。
【0045】
さらに、本開示の情報提供装置は、ユーザの嗜好に対応した対象情報を表示する情報提供装置であって、対象情報を表示するディスプレイと、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して受信する通信部と、制御部とを具備し、制御部は、複数のユーザの中の第1ユーザとこの第1ユーザの評価データと類似する評価傾向を有する第2ユーザとを関連づけて管理し、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報をディスプレイに表示し、複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報を、通信部を用いてクラウドサーバからネットワークを介して受信し、複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報をディスプレイに表示し、第1嗜好情報の中で第1ユーザの嗜好に合った嗜好情報として選択された第2嗜好情報を受信し、第2嗜好情報を選択した第3ユーザを、第1ユーザ及び第2ユーザと関連づけて管理し、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報に加えて、ディスプレイに表示する。
【0046】
本構成によって、システムが自動的に選択した他のユーザの対象情報が提供されるだけでなく、複数のユーザがそれぞれの端末機器から入力した嗜好情報をもとに、情報提供対象のユーザが関心のある嗜好情報を持つ他のユーザを類似ユーザとして選択可能にする情報提供装置を提供することができる。
【0047】
さらに、上記情報提供装置は、さらに記憶部を具備し、制御部は、複数のユーザの各々による複数の評価対象についての評価データを、クラウドサーバからネットワークを介して第1の所定タイミングで受信して、受信された評価データを記憶部に保持し、複数のユーザの嗜好に関する第1嗜好情報を、クラウドサーバからネットワークを介して第2の所定タイミングで受信して、受信された第1嗜好情報を記憶部に保持し、記憶部を用いて、第2ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を選択して、選択された対象情報をディスプレイに表示し、記憶部を用いて、第3ユーザが利用した評価対象であって第1ユーザが利用していない評価対象に関する対象情報を選択して、選択された対象情報をディスプレイに表示するとしてもよい。
【0048】
本構成によって、端末機器などの情報提供装置がクラウドサーバに一時的に繋がっていない場合においても、複数のユーザがそれぞれの端末機器から入力した嗜好情報をもとに、情報提供対象のユーザが、関心のある嗜好情報を持つ他のユーザを類似ユーザとして選択可能にすることができる。
【0049】
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることができる。
【0050】
(提供するサービスの全体像)
図1Aから
図1Cは、本開示の実施の形態における情報提供システムの全体構成を示す。
【0051】
グループ100は、例えば企業、団体、家庭等である。または、ビル、公共施設、家等であってもよい。さらに、乗り物(車、飛行機、船、列車等)、プラント(電力、機械、鉄鋼等)等であってもよい。グループ100の規模は問わない。グループ100には、複数の機器101である機器A、機器B、および、ホームゲートウェイ102が存在する。複数の機器101は、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)であってもよい。また、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機、冷蔵庫等)であってもよい。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、インターネットと接続可能な機器又はホームゲートウェイ102を介して、インターネットと接続可能となる機器であってもよい。インターネットと接続可能な、機器及びホームゲートウェイ102は、常にインターネットと接続していてもよいし、定期的に、または、不定期にインターネットと接続してもよい。インターネットと接続不可能な機器は、インターネットと接続可能な装置を装着することで、インターネットと接続可能にしてもよい。また、グループ100には、複数の機器101を使用するユーザ10が存在する。ユーザ10は、複数の機器101である機器Aや機器Bを必要に応じて使用する。さらに、グループ100にはホームゲートウェイ102が存在する。ホームゲートウェイ102は、複数の機器101に含まれるインターネットと接続不可能な機器をインターネットに接続するための中継処理を行う。中継処理としては、例えばプロトコルを相互に変換したり、通信方式を相互に変換したり、信号を相互に変換したりする。また、ホームゲートウェイ102は、全ての通信(データ等)をインターネットに中継するのではなく、一部の通信のみを中継してもよい。例えば、ホームゲートウェイ102は、複数の機器101からデータセンター110などにアップロードされるデータの中で、どのデータをアップロードし、どのデータはアップロードしないかなどの判断を、行い、中継するデータを選択してもよい。また、データセンター110などから複数の機器101へ与えられる、機器を制御するための制御情報に関しても同様である。例えば、ホームゲートウェイ102は、どの制御情報を複数の機器101へ通知し、どの制御情報を複数の機器101へ通知しないかなどの判断を行い、中継する制御情報を選択してもよい。この時、アップロードするデータの内容や、通知する制御情報の内容によって、中継するかどうかを判断してもよい。また、一定時間または一定量のデータ又は制御情報が蓄積されるまで中継しないと判断してもよい。あるいは、ある時刻には中継を行い、別の時刻には中継を行わないと判断してもよい。さらに、グループ100に設置されたセンサーからの情報に応じて、中継するかどうかを判断してもよい。また、データセンター110などからの指示に応じて、中継するかどうかを判断してもよい。さらに、ホームゲートウェイ102は、中継する・しないの判断だけでなく、例えば、複数の機器101からアップロードされたデータの一部を格納してもよい。ホームゲートウェイ102が格納するデータは、以下の情報が含まれる。例えば、ユーザ10のプライバシーに関わる情報、グループ100の機密情報(Confidential Information)又は秘密情報(Secret Information)、安全(Security、Safety)に関する情報などである。ホームゲートウェイ102だけがこれらの情報を格納していてもよいし、これらの情報を加工した後に、データセンター110へアップロードしてもよい。
【0052】
データセンター110には、プログラム111と、データ112が存在する。プログラム111は、インターネットを介して様々な機器と連携するプログラムである。プログラム111は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。また、プログラム111は、データセンター110の外部の機器(機器Aや機器B、端末120)や、サービスプロバイダー130に対して、様々なサービスを提供する。データ112は、プログラム111が管理するデータや、機器A、機器B、端末120、サービスプロバイダー130などから受信したデータ、または、プログラム111が計算したデータを含む。データ112は、記憶装置(図示しない)に保存された状態で、データセンター110内に存在する。
【0053】
ここで、データセンター110は、データ管理及び、プログラム111を動作させるコンピュータの管理・運営等のみを行っている会社に限らない。例えば、複数の機器101のうちの一つの機器を開発・製造している機器メーカが、データ管理やコンピュータの管理等をも行っている場合は、機器メーカがデータセンター110に該当する(
図1B)。また、データセンター110は一つの会社であるとは限らない。例えば、複数の機器メーカが共同もしくは分担して、または、一つ以上の機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担して、データ管理やコンピュータの管理・運営を行っている場合は、そのすべてもしくはその一部がデータセンター110に該当するものとする(
図1C)。
【0054】
サービスプロバイダー130には、プログラム131と、データ132が存在する。プログラム131は、インターネットを介して様々な機器と連携するプログラムである。プログラム131は、データ132、及び、データセンター110が格納するデータ112を利用して、端末120に様々なサービスを提供する。また、プログラム131は端末120から入手したデータや、プログラム131が計算したデータ、及びデータ132を、データセンター110に提供する。また、プログラム131は、データセンター110のプログラム111を介して、複数の機器101である機器Aや機器Bに情報を提供したり、これらの機器をコントロールしたりする。データ132は、記憶装置(図示しない)に保存された状態で、サービスプロバイダー130内に存在する。また、サービスプロバイダーがデータ132を保有していない場合もある。この場合、サービスプロバイダー130は、各種データを、必要に応じてデータセンター110から取得する。
【0055】
なお、上記情報提供システムにおいてホームゲートウェイ102は必須ではない。例えば、データセンター110が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ102は不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器が存在しない場合も、ホームゲートウェイ102は不要である。さらに、全てのインターネットと接続不可能な機器が、インターネットと接続可能な機器を介してインターネットに接続する場合も、ホームゲートウェイ102は不要である。インターネットと接続可能な機器にホームゲートウェイ102の機能を搭載する場合も、ホームゲートウェイ102は機器としては不要である。
【0056】
端末120は、ユーザ20によって使用される機器である。端末120は、プログラム131が提供するサービスを受け、必要に応じて端末120の画面に表示を行う。また、端末120は、ユーザ20からの指示を受け、または、端末120内部で発生したイベントに応じて動作を行い、データをプログラム131へ通知する。また、端末120は、プログラム111が提供するサービスを受け、必要に応じて端末120の画面に表示を行ってもよい。また、端末120は、ユーザ20からの指示を受け、または、端末120内部で発生したイベントに応じて動作を行い、データをプログラム111へ通知してもよい。
【0057】
なお、ユーザ10とユーザ20とは、別人であってもよいし、同一人であってもよいし、一人でも複数でもよい。また、複数の機器101である機器A、機器B、および、端末120は、ユーザ10及びユーザ20のいずれかによって使用されてもよい。または、誰にも使用されることなく、機器A、機器Bおよび端末120の各々がセンサーを搭載し、各センサーのデータや、プログラム111、プログラム131から受信したデータに応じて自律的に動作してもよい。
【0058】
次に、上記情報提供システムにおける情報の流れを説明する。
【0059】
まず、グループ100内の複数の機器101である機器A又は機器Bは、各ログ情報をデータセンター110内のプログラム111に送信する。プログラム111は、機器A又は機器Bのログ情報をデータ112として集積する(
図1A(a))。ここで、ログ情報とは、機器A又は機器Bの、ユーザ10による操作の履歴情報や、各種センサーのセンサー情報などである。ログ情報は、例えば、テレビの視聴履歴やレコーダーの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量・運転モード、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数・使用電力量、電子レンジやホームベーカリーの利用日時、利用コース、調理時間、利用レシピなどである。しかし、これらのものに限らずあらゆる機器から取得が可能なすべての情報をいう。ログ情報は、インターネットを介して複数の機器101自体からプログラム111に直接提供される場合もある。また複数の機器101からホームゲートウェイ102にログ情報がいったん集積され、ホームゲートウェイ102からプログラム111に提供されてもよい。
【0060】
次に、データセンター110内のプログラム111は、集積したログ情報を、サービスプロバイダー130への提供サービスに適合する情報に整理し、一定の単位でサービスプロバイダー130のプログラム131に提供する。ここで、一定の単位とは、データセンター110が集積した情報を整理してサービスプロバイダー130に提供することのできる単位でもよい。または、サービスプロバイダー130が要求した単位でもよい。なお、ログ情報をサービスプロバイダー130に提供する単位として、一定の単位と記載したが、一定でなくてもよい。すなわち、状況に応じて提供する情報量が変化してもよい。上記ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダー130のデータ132として保存される(
図1A(e))。
【0061】
そして、サービスプロバイダー130のプログラム131は、データセンター110から提供された情報を、ユーザ20が所持する端末120に提供する。端末120に提供される情報は、データセンター110から提供された情報をユーザ20に提供するサービスに適合する情報に整理することにより得られる情報でもよいし、プログラム131が生成した情報でもよい(
図1A(b))。
【0062】
また、端末120は、プログラム131から提供された情報を画面に表示できるように整理し、画面に表示することで、提供された情報をユーザ20へ通知する。更に、同じ画面に、または別の画面でユーザ20が利用可能なコマンドを表示する。これらの表示に対してユーザ20が何らかの入力を行った場合、端末120は、ユーザ20が入力した内容や、コマンドによる指示を、プログラム131へ通知する(
図1A(c))。上記コマンドは、複数の機器101である機器Aや機器Bの起動・終了の指示及び運転モードの設定などである。上記コマンドは、例えば、テレビの電源ON/OFFの指示及びチャンネルの指定、レコーダーの録画予約の指示及び再生開始/停止の指示である。または、洗濯機の運転モードの設定及び洗濯開始の指示である。あるいは、エアコンの電源ON/OFFの指示及び運転モードの設定、温度設定、風量・風向設定などである。しかし、これらのものに限らずあらゆる機器へ設定が可能なすべてのコマンドを含む。
【0063】
サービスプロバイダー130のプログラム131は、端末120から受け取った通知やログ情報を、ユーザ10やデータセンター110、複数の機器101である機器Aや機器Bへの提供サービスに適合する情報に整理する。プログラム131は、整理した情報をデータセンター110のプログラム111へ提供する(
図1A(f))。また、プログラム131は、複数の機器101である機器Aや機器Bに提供する情報がある場合、その情報を、データセンター110を介して、複数の機器101である機器Aや機器Bに提供する(
図1A(d)、(f))。なお、サービスプロバイダー130のプログラム131は、複数の機器101である機器Aや機器Bに提供する情報がある場合、データセンター110を介することなく、その情報を直接、複数の機器101である機器Aや機器Bに提供してもよい。
【0064】
なお、情報を提供する先は、グループ100内の複数の機器101である機器A及び機器B、データセンター110、端末120のすべてに提供してもよいし、そのうちの一部にのみ提供してもよい。また、端末120から受け取った通知やログ情報を、再び端末120に提供してもよい。
【0065】
データセンター110のプログラム111は、複数の機器101である機器A及び機器B、サービスプロバイダー130、端末120などから提供された情報を整理して、機器A及び機器Bに提供する(
図1A(d))。
【0066】
なお、本開示の実施の形態における情報提供システムの類型は、これに限られるものではない。
【0067】
上記の情報提供システムは、グループ100内の複数の機器101である機器A及び機器Bから受信した各ログ情報を集積する機能を有する。さらに、集積したログ情報をユーザへの提供サービスに適合する情報に整理する機能を有する。さらに、集積したログ情報や整理した情報をユーザ20が所持する端末に提供する機能とを有する。これらの機能をどこに備えるかで、例えば、以下の情報提供システムの類型に分けることができる。しかし、本開示において説明される技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
【0068】
(サービスの類型(service pattern)1:自社サービス型)
図2は、サービスの類型1(自社サービス型)の全体構成を示す。本類型では、データセンター110がグループ100(家)から情報を取得し、端末120に対して直接、サービスを提供する。本類型では、データセンター110がサービスプロバイダー130の機能を有している。すなわち、データセンター110が、グループ100(家)からの情報を管理すると共に、その情報をもとに、端末120(ユーザ20)に対してサービスを提供する。従って、サービスプロバイダー130は存在しない。
【0069】
本類型では、データセンター110は、プログラム113及びデータ114を管理する。データセンター110は、プログラム113を用いて、複数の機器101である機器Aや機器Bのログ情報をデータ114として集積する(
図2(a))。また、データセンター110は、プログラム113を用いて、端末120に対してサービスを提供する(
図2(b))。データセンター110はさらに、端末120から提供される情報を整理したり(
図2(c))、複数の機器101である機器Aや機器Bに対してサービスを提供したりする(
図2(d))。
【0070】
ここで、データセンター110のプログラム113が上記処理を行うとしたが、これに限られるものではない。プログラム113が複数あってもよい。例えば、上記処理ごとに個別にプログラムがあってもよい。また、複数の機器101である機器A及び機器Bと通信するプログラムと、端末120と通信するプログラムが別々に存在してもよい。
【0071】
(サービスの類型2:ストレージサービス型)
図3は、サービスの類型2(ストレージサービス型)の全体構成を示す。本類型では、
図1におけるサービスプロバイダー130の機能が、データセンター110内部で動作する。本類型では、サービスプロバイダー130の機能を有するアプリプロバイダー140が、データセンター110内に存在する。また、アプリプロバイダー140は、データセンター110を運営する会社とは、別の会社により運営される。これにより、アプリプロバイダー140に対して高速なデータアクセスを提供しつつ、データの管理とサービスの提供とを別の会社により運営することが可能となる。また、アプリプロバイダー140がデータセンター110内に存在していることにより、データセンター110とアプリプロバイダー140の間のデータのやりとりが、より高速に行えるようになる。また、外部のネットワークを経由しなくなるため、それに必要なコストも削減できる。
【0072】
データセンター110は、グループ100とやりとりする情報を管理すると共に、アプリプロバイダー140のプログラム141が、データ114へアクセスする環境を提供する。アプリプロバイダー140は、プログラム141を用いて、データセンター110が管理するデータ114をもとに、端末120(ユーザ20)に対してサービスを提供する。従って、サービスプロバイダー130は存在しない。データセンター110は、プログラム141が生成したデータもデータ114として管理する。
【0073】
アプリプロバイダー140のプログラム141は、データセンター110内に設置した、アプリプロバイダー140が管理するマシン上で動作してもよい。また、データセンター110を運営する会社がマシンを準備し、アプリプロバイダー140がそのマシンへOS(Operating System)やミドルウェアを含むプログラム141をインストールしてもよい。また、データセンター110を運営する会社が準備するマシンは、実マシンでもよいし、仮想マシンでもよい。
【0074】
データセンター110は、アプリプロバイダー140に対して、データ114へのアクセス環境を提供する。データ114へのアクセスは、ネットワーク経由で行われてもよい。また、仮想マシン上で仮想ディスクとして共有され、ディスクアクセスとして行われてもよい。アプリプロバイダー140のプログラム141は、データ114へアクセスし、様々な処理を行ったり、サービスを提供したりする。
【0075】
(サービスの類型3:Webアプリ型)
図4は、サービスの類型3(Webアプリ型)の全体構成を示す。本類型は、
図3におけるサービスの類型2(ストレージサービス型)の変形である。本類型では、データセンター110は、アプリプロバイダー140に対して、実マシンを設置するスペースやマシンだけを提供するだけではなく、OS(Operating System)やミドルウェアも提供する。これにより、アプリプロバイダー140は、OSやミドルウェアを準備する必要が無く、データセンター110が管理するデータ114をより手軽に利用することができる。また、データセンター110としては、OSやミドルウェアを用いて加工したデータを提供することや、データへのアクセス制限をより柔軟に行うことが可能となる。
【0076】
データセンター110には、プログラム111とデータ114、OS/ミドルウェア115、アプリプロバイダー140が提供するプログラム142が存在する。OS/ミドルウェア115は、プログラム111やプログラム142に対して、それらを実行する環境を提供する。実行する環境には、データ114にアクセススためのライブラリが含まれる。プログラム111やプログラム142は、データ114にアクセスする場合、OS/ミドルウェア115が提供するライブラリを利用してアクセスを行う。
【0077】
(サービスの類型4:端末型)
図5は、サービスの類型4(端末型)の全体構成を示す。本類型では、
図1におけるサービスプロバイダー130の機能が、端末120内部で動作する。本類型では、サービスプロバイダー130の機能を有するプログラム121が、端末120内に存在する。すなわち、端末120内のプログラム121がデータセンター110と直接通信を行い、得られたデータに従って、ユーザ20に直接サービスを提供する。従って、サービスプロバイダー130は存在しない。本類型では、データセンター110には、プログラム116とデータ117が存在する。端末120には、プログラム121とデータ122が存在する。プログラム116は、複数の機器101である機器A及び機器Bから受信したデータを管理する。また、プログラム116は、複数の機器101である機器A及び機器Bから受信したデータを整理したり、受信したデータや整理したデータを端末120のプログラム121へ提供したりする。データ117は、複数の機器101である機器A及び機器Bから受信したデータを含む。さらに、プログラム116が整理したデータ、端末120から受信したデータなどを含む。プログラム121は、データセンター110が格納するデータ117や、データ122を利用して、ユーザ20にサービスを提供する。データ122は、データセンター110から受信したデータや、プログラム121が整理したデータ、ユーザ20から入力されたデータを格納する。さらに、データ122は、端末120内部の他のプログラムや、端末120が搭載するセンサーからのデータなどを格納する。
【0078】
プログラム121は、サービスプロバイダー130が提供してもよいし、端末120を開発・製造した端末メーカが提供してもよい。また、データセンター110が提供してもよいし、複数の機器101のうちの一つの機器を開発・製造している機器メーカが提供してもよい。あるいは、それ以外の会社が提供してもよい。さらに、複数の機器101を利用しているユーザ10が提供してもよいし、端末120を利用するユーザ20が提供してもよい。または、他のユーザや開発者が提供してもよい。
【0079】
データ122は、データ117が格納するデータの全部、または一部を格納してもよい。例えば、端末120の出荷前に、データ117が格納するデータの全部を端末120の記憶装置に記録してもよい。または、データの一部だけを記録してもよい。あるいは、ある期間のログ情報のみを記録してもよい。また、データの記録は、プログラム121の初回起動時にネットワークを通してデータをダウンロードし、記録してもよい。さらに、ユーザ20によって端末120が使用されているときに、そのバックグラウンドでデータをダウンロードし、記録してもよい。または、端末120が動作しているが、ユーザ20によって使用されていないときにデータをダウンロードし、記録してもよい。あるいは、プログラム121が端末120にインストールされる際に、一緒にインストールされてもよい。さらに、記録メディアを経由して端末120に格納されてもよいし、記録メディアに記録されたデータをそのまま使うとしてもよい。
【0080】
さらに、データ122は、端末120内部の各管理部が生成したデータをデータ117からコピーしたデータと一緒に格納していてもよい。端末120は、データ122に変更が生じた際に、その旨をデータセンター110に通知し、データセンター110のデータ117に、データ122への変更を反映させるようにしてもよい。このように、データ122に、データ117の全部または一部を格納した場合、端末120がデータセンター110にアクセスできない場合においても、プログラム121がユーザ20にサービスを提供することができる。
【0081】
プログラム121は、データ117に変更や追加、削除が生じた場合に、その通知をプログラム116から受け取り、データ117に生じた変更などを、データ122へ反映させてもよい。
【0082】
また、プログラム121は、データセンター110へのアクセスの状態によって、データ122のデータを使用するか、データセンター110のデータ117のデータを利用するかを切り替えてもよい。例えば、データセンター110とのアクセスが高速に行える場合は、データセンター110のデータ117のデータを利用する。一方、データセンター110とアクセスできない場合や、アクセスが高速に行えない場合には、データ122を利用するなどの、切替方法がある。これ以外にも、データセンター110とやりとりするデータ量や、利用するデータの更新日時によって、データ117とデータ122のどちらを利用するかを判断してもよい。また、それ以外の方法であってもよい。
【0083】
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1に係る情報提供システムは、膨大な情報の中からユーザの嗜好に合致した情報を選択し、選択した情報の中で、ユーザが未だ利用していない情報をユーザに提供するシステムである。具体的には、まず、データベースに登録されている飲食店や食料品店に対するユーザの評価値にもとづいて、ユーザと類似する嗜好を有する複数の類似ユーザ達を抽出し、その類似ユーザ達が高い評価を付けた飲食店や食料品店を選択する。次に、その選択した飲食店や食料品店の中でユーザが未だ利用していないお店の情報をユーザに提供する。それに加え、類似ユーザ達として抽出されなかったユーザ(非類似ユーザ)達に関する情報もユーザに提供する。ユーザは、情報を提供された非類似ユーザ達の中で、類似ユーザ達に加えてもよいと思うユーザ(追加ユーザ)を選択する。本システムでは、ユーザが選択した追加ユーザを類似ユーザ達に加え、もう一度、ユーザの嗜好に合致したお店を抽出し、そのお店の情報をユーザに提供する。このシステムにおいて、評価値は、ユーザが、そのお店へ訪問または利用した時に入力する。これにより、システムにより選択されたお店情報の提供を受けるユーザが、その選択を修正する手段を設けることができる。そして、ユーザに提供された情報が、ユーザの嗜好に合致する精度が向上すると考えられる。
【0084】
さらに、本開示の実施の形態1に係る情報提供システムは、ユーザが使用している機器から得られるログ情報を利用し、ユーザの嗜好を判断する。これにより、それぞれのお店の特徴がユーザの嗜好に合っているかを判定することで、ユーザの嗜好により合致したお店を選択することもできる。また、ユーザが自身の嗜好情報をシステムに入力する手間が省ける。さらには、ユーザ自身が気づいていない嗜好情報をログ情報から抽出できると考えられる。
【0085】
<システムの構成>
本開示の実施の形態1に係る情報提供システムは、
図1で示される情報提供システムであり、グループ100(家)、データセンター110、端末120、サービスプロバイダー130を含む。それぞれの構成要素、機能概略は先に示したとおりである。ここでは、それぞれの構成要素の詳細について述べる。
【0086】
図6は、本開示の実施の形態1における情報提供システムのデータセンター110で動作するプログラム111の構成図である。説明の便宜のため、データ112も合わせて示す。
【0087】
図6において、データセンター110のプログラム111は、制御部300を含む。制御部300は、お店情報管理部301、評価データ管理部302、ユーザ情報管理部303、ユーザ嗜好情報管理部304、機器履歴情報管理部305を含む。
【0088】
お店情報管理部301は、データセンター110のデータ112に含まれる、お店情報に関するデータを管理する管理部である。お店情報管理部301が管理するデータには、お店を識別するためのお店IDと、お店の名前、お店の住所、ユーザがお店を見分けやすいようにするためのアイコン、どのようなお店であるかを示すためのお店のジャンルなどが含まれる。なお、お店IDは、お店ごとに個別の値を設定する。また、お店のジャンルは、例えば、飲食店であれば、「和食」、「洋食」、「中華」、「フレンチ」、「イタリアン」などのお店で出される料理の種類である。または、「パン」、「野菜」、「牛肉」、「魚」、「パスタ」、「フルーツ」、「ケーキ」など、そのお店で出される主要な食材である。あるいは、「焼く」、「揚げる」、「煮る」、「生」、「炒める」など、そのお店のメインメニューの調理方法である。さらに、「甘い」、「苦い」、「辛い」、「酸っぱい」、「脂っこい」などのお店で出される料理の味の傾向がある。また、「卵アレルギー対応」、「小麦アレルギー対応」、「エビアレルギー対応」、「カニアレルギー対応」、「ピーナッツアレルギー対応」、または、「卵不使用」、「小麦不使用」など、お店で注意しているアレルギー物質に関する情報などがある。また、これらジャンル情報の組み合わせをジャンル情報としてもよい。
【0089】
それぞれのお店のお店情報は、お店情報管理部301が提供するインターフェースを利用して、ユーザ10及びユーザ20が入力する。ユーザ10及びユーザ20は、訪問または利用したお店がデータ112に登録されているかを調べる。その結果、そのお店が登録されていなかった場合には、ユーザ10及びユーザ20は、お店情報管理部301が提供するインターフェースを利用して、そのお店の情報を登録する。そのお店が登録されていた場合には、ユーザ10及びユーザ20は、そのお店の情報を参照する。ユーザ10やユーザ20は、参照した情報が古く、修正が必要な場合は、お店情報管理部301が提供するインターフェースを利用して、そのお店の情報を修正する。また、ユーザ10及びユーザ20は、訪問したお店が、既に閉店していた場合には、お店情報管理部301が提供するインターフェースを利用して、閉店していたお店のお店情報を削除する。
【0090】
また、お店情報管理部301は、ユーザ10、ユーザ20、または、制御部300や他の管理部、他の機器からの依頼に応じて、指定されたお店の名前や、お店の住所、お店のジャンルなどにもとづいて、お店情報管理部301が管理しているデータを検索し、その検索結果を出力する。または、指定されたお店IDに対応するお店情報を出力する機能も有する。
【0091】
なお、お店情報管理部301は、ユーザ10及び/又はユーザ20から依頼された、お店情報の登録、修正、削除の各処理を、そのまま実行してもよい。また、お店情報管理部301は、お店情報を管理する管理者に処理を実行してもよいか問い合わせた後、管理者が処理をしてもよいと判断したときにのみ処理を実行してもよい。また、管理者が複数任命され、その複数の管理者による合議または、一定数以上の管理者による合意があったときのみ処理を実行してもよい。ここで、管理者の一部または全部がユーザであってもよい。または、複数のユーザから同様の内容の処理依頼があったときに、処理を実行してもよい。さらに、いつ、どのような処理を、誰が行ったかを記録し、ユーザ10及びユーザ20に対して、その履歴を参照可能にしてもよい。また、それぞれの処理に対応する履歴に、その処理を行ったユーザ以外のユーザが評価をつけられるようにしてもよい。その評価によっては、お店情報の登録処理や修正処理、削除処理を、禁止してもよい。また、その評価によって、逆に管理者によるチェックを不要にしてもよい。さらに、お店情報管理部301は、お店情報の削除を依頼されたときに、お店が閉店したという情報のみを記録し、お店情報自体は削除しなくてもよい。または、ユーザ10及びユーザ20などによるお店情報の登録、修正、削除を禁止し、お店情報の参照のみが許されるとしてもよい。この場合、お店情報は、お店情報を管理する管理者だけが、登録、修正、削除の各処理を実施できる。
【0092】
評価データ管理部302は、ユーザ10及びユーザ20が、お店情報管理部301が管理するそれぞれのお店に対して付けた評価データ(評価値)を管理する。評価データは、データ112に含まれる。評価データ管理部302は、お店を識別するためのお店IDと、ユーザを識別するためのユーザIDと、評価値とを関連づけて管理する。つまり、お店IDで示されるお店に対して、ユーザIDで示されるユーザが、どのような評価をつけたかを管理する。また、ユーザがそのお店を未評価の場合も、その旨を管理する。なお、お店が未評価の場合は、評価データが存在しないことで未評価を示すこととしてもよい。
【0093】
評価データ管理部302は、評価データを追加、修正するためのインターフェースを持つ。ユーザ10及びユーザ20は、複数の機器101である機器A及び機器B、または端末120などから、評価データ管理部302のインターフェースを利用して評価データの追加や修正の処理を依頼する。評価データ管理部302は、ユーザからの依頼に応じて、評価データの追加や修正の処理を行う。
【0094】
また、評価データ管理部302は、ユーザ10、ユーザ20、または、制御部300や他の管理部、他の機器からの依頼に応じて、評価データ管理部302が管理している評価データを出力する。この時、例えば、お店IDとユーザIDが指定された場合には、お店IDで示されるお店に対して、ユーザIDで示されるユーザがつけた評価値を出力する。また、お店IDだけが指定された場合には、お店IDで示されるお店に対する全ユーザの評価値を出力する。同様に、ユーザIDだけが指定された場合には、ユーザIDで示されるユーザが評価を付けたお店の全評価値を出力する。複数のお店IDや、複数のユーザIDが指定された場合には、それらのお店IDとユーザIDのすべての組み合わせに対するそれぞれの評価値を出力する。
【0095】
なお、評価データ管理部302は、評価データを削除するインターフェースを持ってもよい。また、評価データ管理部302は、お店情報管理部301が管理する特定のお店情報が削除されたとき、または特定のお店が閉店したと登録されたときに、そのお店のお店IDに関連する評価データを削除してもよい。または、お店が閉店したときに、そのお店情報が削除されなかった場合には、評価データを削除しなくてもよい。また、閉店したお店の評価データの変更を行えなくしてもよい。また、評価値は、ユーザが設定してもよいし、機器から得られるログ情報から評価値を生成してもよい。ここで、ログ情報から評価データを生成する方法としては、ログ情報に含まれうる以下の情報を利用する方法がある。例えば、ユーザがそのお店の情報にアクセスしたアクセス回数、そのお店に訪問した訪問回数、その料理を注文した注文回数がある。または、そのお店に予約して訪れた予約回数、その食材やレシピ、調理方法の利用回数などがある。これらの情報の一つのみを用いて評価データを生成してもよいし、複数利用して生成してもよい。この時、回数に応じて評価値を設定してもよいし、他のユーザとの回数の差から評価値を設定してもよい。
【0096】
ユーザ情報管理部303は、データ112に含まれるユーザ情報に関するデータを管理する管理部である。ユーザ情報管理部303が管理するデータには、ユーザを識別するためのユーザIDと、ユーザの名前、ユーザの住所、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザが所有する機器を管理するための機器IDリストなどが含まれる。なお、ユーザIDは、ユーザごとに個別の値を設定する。機器IDリストは、機器を識別するための機器IDを、その機器を所有するユーザのユーザIDと関連づける。ここで、ユーザIDは、ユーザが決定した数値列や文字列でもよい。また、ユーザが使用している端末機器が持つ製造番号や電話番号、機器固有番号などの識別子でもよい。あるいは、情報提供システムがランダムに生成したIDであってもよい。基本的には、一つの機器は一人のユーザに関連づけられる。しかし、機器が複数のユーザに使用または管理される場合は、一つの機器が複数のユーザに関連づけられてもよい。
【0097】
それぞれのユーザ情報は、ユーザ情報管理部303が提供するインターフェースを利用して、ユーザ10及びユーザ20が各自のユーザ情報を入力する。ユーザ10及びユーザ20は、本システム登録時にユーザ情報を入力する。登録したユーザ情報に変更が生じた場合、ユーザ情報の修正をユーザ情報管理部303に依頼する。また、本システムから脱退するときに、ユーザ情報の削除を、ユーザ情報管理部303に依頼する。
【0098】
ユーザ情報管理部303は、インターフェースを通して、ユーザ情報に関する登録や修正、削除などの依頼があったときに、その依頼を実行する。
【0099】
ユーザ嗜好情報管理部304は、データ112に含まれる、ユーザに対して関連づけられたユーザ嗜好情報を管理する管理部である。ユーザ嗜好情報管理部304が管理するデータには、ユーザを識別するためのユーザIDと、そのユーザに関連づけられた嗜好情報が含まれる。ユーザIDは、ユーザ情報管理部303が管理するユーザIDであり、嗜好情報をユーザに関連づけるために用いられる。嗜好情報は、お店情報管理部301が管理するお店のジャンルに似た情報であり、ユーザがどのようなものが好きかを示す情報である。例えば、「和食」、「洋食」、「中華」、「フレンチ」、「イタリアン」などの好きな料理の種類がある。また、「パン」、「野菜」、「牛肉」、「魚」、「パスタ」、「フルーツ」、「ケーキ」などの好きな料理の材料がある。あるいは、「焼く」、「揚げる」、「煮る」、「生」、「炒める」などの好きな調理方法がある。さらに、「甘い」、「苦い」、「辛い」、「酸っぱい」、「脂っこい」などの好きな料理の味の傾向がある。また、「ご飯」、「パン」、「麺」などの好きな主食の種類がある。あるいは、「卵アレルギー対応」、「小麦アレルギー対応」、「エビアレルギー対応」、「カニアレルギー対応」、「ピーナッツアレルギー対応」、または、「卵不使用」、「小麦不使用」などの注意しているアレルギー物質に関する情報などがある。これらの情報のうち一つのみを嗜好情報としてもよい。または、これらの情報から選択される複数の情報の組み合わせを嗜好情報としてもよい。
【0100】
それぞれのユーザに対する嗜好情報は、機器履歴情報管理部305が管理する履歴情報から生成される。例えば、電子レンジ、IHクッキングヒーター、ホームベーカリーなどで使った料理レシピの使用履歴から、嗜好情報を求める。また、そのレシピに対する評価値などから、嗜好情報を求めてもよい。ここで、料理レシピや、それぞれの機器の機能には、あらかじめ嗜好に関する情報が付加されているものとする。これにより、どのレシピを使用したかや、どの機能を利用したかにより、ユーザがどのような嗜好を持っているかを判断できる。具体的には、ユーザが辛い料理のレシピをよく利用している場合や、辛い料理のレシピに高い評価を付けている場合には、「辛い」という嗜好情報をそのユーザの嗜好情報として設定する。この時、辛い料理のレシピには、「辛い」という嗜好情報があらかじめ付加されている。他には、炊飯器の履歴情報とホームベーカリーの履歴情報から、両者の使用頻度の差を求めることで、好きな主食が「ご飯」か「パン」かを判断し、嗜好情報として設定する方法もある。この時、炊飯器の炊飯機能には「ご飯」という嗜好情報が、ホームベーカリーのパン焼き機能には「パン」という嗜好情報があらかじめ付加されている。また、電子レンジ及びIHクッキングヒーターで利用された機能の履歴情報から、「焼く」、「揚げる」、「煮る」、「炒める」などの好きな調理方法を判断し、嗜好情報として設定する方法もある。また、冷蔵庫の内容物リスト、通信販売の利用履歴、クレジットカードの利用履歴、ポイントカードの利用履歴、レシートの内容などから、卵を使っていないアレルギーに対応した商品を買っているとか、卵を全く買わないことが分かる。このような場合には、ユーザは、卵アレルギーがあると分かるので、「卵不使用」などの嗜好情報を設定する方法もある。何を買ったかを示す買い物リストからは、どの産地のお米や野菜、肉を買うかが分かる。よって、それを嗜好情報として設定してもよい。例えば、玄米や根菜、昆布など、固いものを多く買っている場合には、固いメニューが多いという嗜好情報を設定することもできる。また、買い物リストと冷蔵庫の内容物リストからは、何を買って、何を使用したかが分かる。よって、そこから作った料理のメニューを推測し、推測したメニューに対応する嗜好情報を設定することもできる。また、買い物リストやレシピからは、牛肉を食べることが多いか、豚肉を食べることが多いか、鶏肉を食べることが多いか、魚を食べることが多いかが分かる。よって、それも嗜好情報として設定することもできる。
【0101】
嗜好情報は、ユーザ嗜好情報管理部304が提供するインターフェースを利用して外部から入力されてもよい。例えば、複数の機器101である機器A及び機器B、または端末120などから、ユーザ自身が自分の嗜好情報を入力してもよいし、別のシステムから本システムへ入力してもよい。また、これらの入力方法を組み合わせてもよい。あるいは、ある程度までは、システムが自動的に入力し、システムが入力した嗜好情報に対して、複数の機器101である機器A及び機器B、または端末120などを介して、ユーザ自身が嗜好情報を修正してもよい。
【0102】
機器履歴情報管理部305は、データ112に含まれる機器履歴に関するデータを管理する管理部である。機器履歴情報管理部305が管理するデータには、機器を識別するための機器IDと、機器の種類を示す機器種別、機器から入手した履歴情報が含まれる。ここで、機器種別は、例えば「テレビ」、「洗濯機」、「冷蔵庫」、「電子レンジ」、「ホームベーカリー」などの品種である。また、履歴情報とは、複数の機器101である機器A及び機器Bの各々から提供されるログ情報である。
【0103】
ユーザ10は、新しい機器を購入したときに、ユーザ情報の機器IDリストに新しい機器の機器IDと機器種別を登録する。この時、機器履歴情報管理部305は、新しい機器の機器IDと機器種別を登録し、以後、その機器から履歴情報を入手した場合には、それらに関連づけて履歴情報を管理する。この時、機器IDは、機器履歴情報管理部305が生成してもよいし、あらかじめ機器にIDを付与しておき、そのIDを機器IDとして利用してもよい。
【0104】
機器履歴情報管理部305は、機器の新規追加や、機器履歴を登録するためのインターフェースを持つ。複数の機器101である機器A及び機器Bは、機器履歴情報管理部305のインターフェースを利用して履歴情報を追加する。
【0105】
なお、機器種別は、例えば、「テレビ」などの商品の品種であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、同じテレビであっても、「薄型テレビ」や「大型テレビ」、「ポータブルテレビ」、「防水テレビ」などのように任意の基準で機器種別を決めてもよい。この時、機器種別が複数のレイヤに分かれ、大種別「テレビ」の下に、小種別「薄型テレビ」や「大型テレビ」、「ポータブルテレビ」、「防水テレビ」が配置される構成になっていてもよい。また、品種ではなく、機器の品番であってもよい。また、履歴情報は、機器の動作履歴であるログ情報だけでなく、以下の情報をさらに含んでいてもよい。例えば、機器を点検したときの点検日と検査項目、その検査結果などの点検履歴を含んでいてもよい。さらに、機器を修理したときの修理日と機器状況、修理項目などの修理履歴や、機器の所有者や使用者の履歴など、機器に関する他の履歴情報を含んでいてもよい。
【0106】
図7は、本開示の実施の形態1における情報提供システムのサービスプロバイダー130で動作するプログラム131の構成図である。説明の便宜のため、データ132もあわせて示す。
【0107】
図7において、サービスプロバイダー130のプログラム131は、制御部310、端末通信部313、データセンター通信部314を含む。制御部310は、類似ユーザ管理部311、お薦め計算部312を含む。サービスプロバイダー130のデータ132は、類似ユーザ保持部315を含む。
【0108】
類似ユーザ管理部311は、データセンター110に登録されている複数のユーザのうち、任意の2人のユーザが同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかを判断する。そして、同じ傾向の趣味・嗜好を有すると判断した場合に、その2人を類似ユーザとして管理する。任意の2人のユーザが同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかの判定は、以下の方法により行われる。例えば、データセンター110に格納している評価データの評価値が、同じ評価対象に対して、任意の2人が同じような値を付けているかどうかにより判断する。この時、同じような値を付けていたときには、同じ傾向にある趣味・嗜好を有すると判断する。よく知られている方法として、協調フィルタリングの手法があげられる。この協調フィルタリングの手法では、あるユーザの評価値のリストと他のユーザの評価値のリストとを比較し、リストの類似度によって、同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかを判断する。
【0109】
また、類似ユーザ管理部311は、お店を薦めるお薦め対象のユーザ20(お薦めユーザ。情報提供対象のユーザ)とは趣味・嗜好が同じ傾向にないユーザ(非類似ユーザ)に関連づけられた情報(ユーザ情報、ユーザ嗜好情報等)をデータセンター110から取得する。取得した非類似ユーザの情報のうち、一部または全部を端末120へ送信する。ここで、非類似ユーザの情報の一部を送信する場合、それぞれの非類似ユーザに関して、評価値のリストの類似度に応じて情報を送るかどうかを判断してもよい。または、ユーザ嗜好情報の類似度に応じて判断してもよい。あるいは、ユーザ情報の類似度(年齢が近い・離れている、済んでいる場所が近い・遠い)に応じて判断してもよい。さらに、これら以外の方法でどの非類似ユーザの情報を送信するかを判断してもよい。
【0110】
さらに、類似ユーザ管理部311は、端末120へ送信した非類似ユーザの中で、お薦めユーザが、類似ユーザに加えてもよいと思って選択したユーザ(追加ユーザ)を、お薦めユーザの類似ユーザに追加するための追加ユーザであるとして管理する。類似ユーザ管理部311は、評価値などにもとづいた方法で類似ユーザを求めた後に、お薦めユーザにより選択された追加ユーザが類似ユーザの中に含まれているか確認し、類似ユーザに追加ユーザが含まれていなかった場合には、類似ユーザの中に追加ユーザを追加する。
【0111】
お薦め計算部312は、お薦め対象のユーザ(お薦めユーザ)20にお薦めするためのお店を、評価値などを元に決定する。具体的には、まず、お薦め計算部312は、類似ユーザ管理部311がお薦めユーザと類似しているとして管理している類似ユーザが、それぞれのお店に対して付けた評価データを、データセンター110から取得する。次に、お薦め計算部312は、取得した評価データから、多くの類似ユーザが高い評価値を付けたお店を抽出する。お薦め計算部は、抽出したお店のお店情報をデータセンター110から取得し、お薦めのお店として、そのお店情報を端末120(ユーザ20)へ送信する。
【0112】
端末通信部313は、サービスプロバイダー130と端末120間で通信を行う。端末通信部313は、類似ユーザ管理部311やお薦め計算部312等から、端末120へのデータの送信を依頼された場合や、端末120からデータを受信した場合に、それらのデータの送受信処理を行う。
【0113】
データセンター通信部314は、制御部310とデータセンター110の制御部300間で通信を行う。データセンター通信部314は、類似ユーザ管理部311やお薦め計算部312等から、データセンター110への送信を依頼された場合や、データセンター110からデータを受信した場合に、それらのデータの送受信処理を行う。
【0114】
類似ユーザ保持部315は、類似ユーザ管理部311が管理するデータを類似ユーザリストとして保持する。類似ユーザ保持部315は、ユーザIDとそのユーザIDのユーザと類似ユーザとして管理されるユーザのユーザIDのリストを関連づけて保持している。また、ユーザが追加してもよいと思って選択した追加ユーザも、ユーザのユーザIDに関連づけて保持する。
【0115】
<データの構造>
本開示の実施の形態1に係る情報提供システムは、
図1、
図6、
図7で示されるデータ112及びデータ132を含む。データ112及びデータ132は、情報提供システムが利用する様々なデータが含まれる。
【0116】
図8から
図13は、本開示の実施の形態1における情報提供システムのデータセンター110のデータ112に含まれるデータの構造を示す図である。
【0117】
図8は、本開示の実施の形態1における情報提供システムのユーザ情報リスト200のデータ構造を示す。ユーザ情報リスト200は、ユーザ情報管理部303が管理するユーザ情報である。ユーザ情報リスト200は、ユーザを識別するためのユーザIDと、そのユーザIDに関連づけられたユーザ情報から構成される。ユーザ情報には、ユーザの名前、ユーザの住所、ユーザの年齢、ユーザの性別などの少なくとも一部が含まれる。
【0118】
図9は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの機器リスト201のデータ構造を示す。機器リスト201は、ユーザ情報管理部303が管理するユーザ情報である。機器リスト201は、ユーザIDと、そのユーザIDに関連づけられた機器IDリストから構成される。機器IDリストは、ユーザが所有する機器を示す機器IDのリストである。
【0119】
図10は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの嗜好情報リスト203のデータ構造を示す。嗜好情報リスト203は、ユーザ嗜好情報管理部304が管理するユーザ嗜好データである。嗜好情報リスト203は、ユーザIDと、そのユーザIDに関連づけられた嗜好情報から構成される。嗜好情報は、ユーザがどのようなものが好きかを示す情報である。例えば、「和食」、「洋食」、「中華」、「フレンチ」、「イタリアン」などの好きな料理の種類がある。また、「パン」、「野菜」、「牛肉」、「魚」、「パスタ」、「フルーツ」、「ケーキ」などの好きな料理の材料がある。あるいは、「焼く」、「揚げる」、「煮る」、「生」、「炒める」などの好きな調理方法がある。さらに、「甘い」、「苦い」、「辛い」、「酸っぱい」、「脂っこい」、「あっさり」などの好きな料理の味の傾向がある。また、「卵アレルギー対応」、「小麦アレルギー対応」、「エビアレルギー対応」、「カニアレルギー対応」、「ピーナッツアレルギー対応」、または、「卵不使用」、「小麦不使用」などの注意しているアレルギー物質に関する情報がある。あるいは、「大盛り」、「少量」など提供する料理の量に関する情報などがある。さらに、飲食に関する嗜好情報だけでなく、「落ち着いた」、「活気のある」などの雰囲気に関する情報がある。また、「広い」、「狭い」、「暗い」、「明るい」、「寒い」、「暖かい」などの空間に関する情報などもある。嗜好情報はこれらの少なくとも一部を含んでいれよい。また、これら情報の組み合わせを嗜好情報としてもよい。
【0120】
図11は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの家電履歴210のデータ構造を示す。家電履歴210は、機器履歴情報管理部305が管理するデータである。家電履歴210は、機器を識別するための機器IDと、機器の種類を示す機器種別と、機器から入手した履歴情報から構成される。機器種別と履歴情報は、機器IDに関連づけて管理される。機器種別は、例えば「テレビ」、「洗濯機」、「冷蔵庫」、「電子レンジ」、「ホームベーカリー」などの品種である。履歴情報は、それぞれの機器から提供されるログ情報である。
【0121】
図12は、本開示の実施の形態1における情報提供システムのお店情報リスト220のデータ構造を示す。お店情報リスト220は、お店情報管理部301が管理するデータである。お店情報リスト220は、お店を識別するためのお店IDと、そのお店IDに関連づけられたお店情報で構成される。お店情報には、店名、お店の住所、ユーザがお店を見分けやすいようにするためのアイコン、どのようなお店であるかを示すためのお店のジャンルなどが含まれる。お店のジャンルは、例えば、飲食店であれば、「和食」、「洋食」、「中華」、「フレンチ」、「イタリアン」などのお店で出される料理の種類がある。また、「パン」、「野菜」、「牛肉」、「魚」、「パスタ」、「フルーツ」、「ケーキ」などのお店で力を入れている食材がある。あるいは、「焼く」、「揚げる」、「煮る」、「生」、「炒める」などのお店で力を入れている調理方法がある。さらに、「甘い」、「苦い」、「辛い」、「酸っぱい」、「脂っこい」、「あっさり」などのお店で出される料理の味の傾向がある。また、「卵アレルギー対応」、「小麦アレルギー対応」、「エビアレルギー対応」、「カニアレルギー対応」、「ピーナッツアレルギー対応」、または、「卵不使用」、「小麦不使用」などのお店で注意しているアレルギー物質に関する情報がある。あるいは、「大盛り」、「少量」など提供する料理の量に関する情報などがある。さらに、飲食に関する嗜好情報だけでなく、「落ち着いた」、「活気のある」などのお店の雰囲気に関するジャンル情報がある。また、「広い」、「狭い」、「暗い」、「明るい」、「寒い」、「暖かい」などのお店の空間に関するジャンル情報などもある。ジャンル情報はこれらの少なくとも一部を含んでいればよい。また、これら情報の組み合わせをジャンル情報としてもよい。
【0122】
図13は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの評価値リスト230のデータ構造を示す。評価値リスト230は、評価データ管理部302が管理するデータである。評価値リスト230は、ユーザIDと、そのユーザIDに関連づけられた評価値から構成される。評価値は、お店IDで識別されるお店ごとの値であり、1つのユーザIDと1つのお店IDの組に対して、1つの評価値が存在する。
【0123】
図14は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの類似ユーザリスト202のデータ構造を示す。類似ユーザリスト202は、類似ユーザ保持部315に格納され、類似ユーザ管理部311が管理するデータである。類似ユーザリスト202は、ユーザIDと、そのユーザIDに関連づけられた類似ユーザIDリストから構成される。類似ユーザIDリストは、ユーザIDのユーザと類似している類似ユーザのユーザIDのリストである。
【0124】
<端末120での表示>
本開示の実施の形態1に係る情報提供システムは、膨大な情報の中からユーザの嗜好に合致した情報を、端末120を介してユーザに提供する。情報をユーザに提供するときの、端末120での画面の表示例を、
図15から
図17に示す。
【0125】
図15は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの端末120の情報提供(レコメンド)時の画面表示例である。
【0126】
図15において、端末120は、ユーザの嗜好に合致した情報を提供するお店情報表示エリア124と、ユーザと同じ傾向の嗜好を有さない非類似ユーザの情報を提供するユーザ情報表示エリア125を含む。さらに、端末120は、ユーザが、情報がユーザに提供されるべきお店をシステムが選択する際にベースとするユーザを追加する意思をシステムに伝えるための追加意思入力ボタン126を含む。
【0127】
お店情報表示エリア124は、ユーザがお店を見分けやすいようにするためのアイコンと、お店の名前、お店のジャンルと、お店の場所を表示する。
【0128】
ユーザ情報表示エリア125は、1つ以上のユーザ情報を表示する。ユーザ情報としては、ユーザを識別するための名前などの情報と、そのユーザの嗜好情報がある。ここで、ユーザを識別するための情報として、そのユーザの名前をそのまま使ってしまうと、プライバシー上問題になる場合がある。そこで、そのユーザの名前ではない別の名前を利用する方法や、名前の代わりに数字や記号を利用する方法や、文字の代わりに画像を使う方法などがある。
【0129】
追加意思入力ボタン126は、ユーザの意思をシステムに伝える。例えば、「ここ」と表示された文字の上をユーザがタッチすることによって、ユーザの意思をシステムに伝える。他には、専用のスイッチを設け、そのスイッチを押すことによって、ユーザの意思をシステムに伝えてもよい。あるいは、スイッチをイメージしたボタンを表示し、ユーザがそのボタンのイメージをタッチすることで意思を伝えてもよい。
【0130】
図16A及び
図16Bは、本開示の実施の形態1における情報提供システムの端末120の追加ユーザ選択時の画面表示例である。
【0131】
図16Aにおいて、端末120は、ユーザと同じ傾向の嗜好を有さない非類似ユーザの情報とその非類似ユーザを追加するかどうかを示すチェックボックスと、を表示するチェック情報表示エリア127を含む。さらに、チェック情報表示エリア127のチェックボックスがチェックされているユーザを追加するという意思をシステムに伝えるための追加ボタン128を含む。
【0132】
チェック情報表示エリア127は、非類似ユーザの情報を表示する。この時、非類似ユーザの情報として、ユーザ情報表示エリア125に表示したユーザ情報と同じ情報を表示してもよいし、更に追加で別の情報を一緒に表示してもよい。また、チェック情報表示エリア127は、表示したユーザ情報で示される非類似ユーザを、類似ユーザに追加するかどうかを示すチェックボックスを表示する。これにより、端末120を使用しているユーザ自身が自分の類似ユーザとして追加すべき非類似ユーザの選択を可能にする。この時、チェック情報表示エリア127には、ユーザ情報として、ユーザを識別するための名前などの情報を表示する必要はなく、嗜好情報だけを表示してもよい(例えば、
図11(B))。
【0133】
追加ボタン128は、端末120を使用しているユーザが、チェック情報表示エリア127のチェックボックスをチェックした非類似ユーザを、類似ユーザに追加する指示を本システムに与えるためのボタンである。端末120は、追加ボタン128にタッチされたことを検知すると、サービスプロバイダー130へ、非類似ユーザの中から、類似ユーザへ追加するべきユーザを通知する。
【0134】
図17は、本開示の実施の形態1における情報提供システムの端末120の情報再提供(再レコメンド)時の画面表示例である。
【0135】
図17において、端末120は、類似ユーザに非類似ユーザの一部が追加された後の状態で、ユーザの嗜好に合致する情報を提供するお店情報再表示エリア129を含む。
【0136】
図16Aにおいて、追加ボタン128がタッチされた後、サービスプロバイダー130へ類似ユーザに追加するべきユーザを通知した応答として、ユーザに提供するお店情報が端末120へ再度送られる。
【0137】
お店情報再表示エリア129は、端末120へ再度送られてきた、ユーザに提供するお店情報を表示する。
【0138】
図17において、端末120は、
図15と同様に、ユーザと同じ傾向の嗜好を有さない非類似ユーザの情報を提供するユーザ情報表示エリアや、情報がユーザに提供されるべきお店をシステムが選択する際にベースとするユーザを追加する意思をユーザがシステムに伝えるための追加意思入力ボタンを含んでもよい。こうすることで、類似ユーザに非類似ユーザの一部を追加した後、再度、類似ユーザに非類似ユーザの一部を追加することが可能となる。そして、ユーザに提供する情報の精度をより向上させることができる。
【0139】
<類似ユーザの関連づけ処理>
サービスプロバイダー130は、どのユーザとどのユーザが類似する趣味・嗜好を持つかを管理する。類似する趣味・嗜好を有するかどうかは、評価データをベースとして判断する。そのため、サービスプロバイダー130は、データセンター110の評価データが更新された際に、どのユーザとどのユーザが類似する趣味・嗜好を持つかという類似ユーザの関連づけを見直す必要がある。
【0140】
以下、データセンター110からの通知に応じて、サービスプロバイダー130が類似ユーザとして関連づけする処理について、
図18のフローチャートを用いて説明する。
【0141】
まず、ユーザは、複数の機器101である機器A又は機器Bを用いて、データセンター110へ、評価データの入力を依頼する(S1000)。データセンター110の評価データ管理部302は、データ112に含まれる評価データを、ユーザが依頼してきた値に更新する(S1001)。データセンター110の評価データ管理部302は、評価データの更新完了を、複数の機器101である機器A及び機器Bのうちの、S1000で更新を依頼してきた機器へ通知する(S1002)。
【0142】
その後、データセンター110の評価データ管理部302は、評価データが更新されたことをサービスプロバイダー130へ通知する(S1003)。サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、データセンター110から評価データを取得し、類似ユーザの関連づけを変更する必要があるかどうかを判定する(S1004)。サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、ステップS1004で関連づけの変更の必要があると判定した場合には、データセンター110へ、更新された評価データの取得を依頼する(S1005)。
【0143】
データセンター110の評価データ管理部302は、サービスプロバイダー130からの評価データ取得の依頼を受けて、データ112から評価データを取得し、評価データの一覧をサービスプロバイダー130へ提供する(S1006)。ここで、データセンター110からサービスプロバイダー130へ提供する評価データの一覧は、サービスプロバイダー130が評価データの取得を依頼してきた前回以降に、更新された評価データの差分であってもよい。
【0144】
サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、データセンター110から受信した評価データの一覧から、それぞれのユーザに対して、類似ユーザの関連づけを再度行う(S1007)。その後、類似ユーザ管理部311は、それぞれのユーザに対して、追加ユーザとして指定された非類似ユーザの中で、ユーザに関連づけされていない追加ユーザがいた場合、その追加ユーザを類似ユーザとして関連づける(S1008)。最後に、類似ユーザ管理部311は、類似ユーザ保持部315で保持しているデータを、新しい類似ユーザに関するデータで更新する(S1009)。この時、関連づけ情報と一緒に、データセンター110から入手した評価データも類似ユーザ保持部315へ格納する。ステップS1009の処理後、または、類似ユーザ管理部311は、ステップS1004で関連づけの変更の必要がないと判定した場合には、更新処理の終了を、データセンター110に通知する(S1010)。
【0145】
これにより、ユーザにより評価データの更新(追加、変更、削除等)が行われたときに、サービスプロバイダー130の類似ユーザに関するデータを確実に更新することができる。そして、類似ユーザに関するデータを常に最新の状態に保つことができる。また、評価データに更新があった際に、その更新データを取得するかどうか判定を行える。例えば、データセンター110から、前回の更新からの差分量が通知されれば、その差分量に応じて、評価データを更新するかどうかを判断できる。そして、サービスプロバイダー130での処理負荷が少ないとき及び、データセンター110とサービスプロバイダー130間のデータの通信量が少ないときにのみ更新処理を行うなどの制限を設けることができる。
【0146】
<お薦め情報表示処理>
端末120は、ユーザからの依頼に応じて、サービスプロバイダー130に対して、ユーザにお薦めするお店の情報の取得を依頼する。端末120は、お薦め対象のお店情報と一緒に、お薦めを依頼したユーザと類似する趣味・嗜好を有さない非類似ユーザの情報をサービスプロバイダー130から入手し、お店情報と非類似ユーザの情報をユーザに提示する。
【0147】
以下、ユーザからの依頼に応じて、端末120がサービスプロバイダー130にお店のお薦めを依頼し、サービスプロバイダー130から入手した情報を端末120の画面に表示することで、ユーザにお薦め情報を提示する処理について
図19のフローチャートを用いて説明する。
【0148】
まず、端末120は、ユーザからの依頼に応じて、サービスプロバイダー130へ、ユーザにお薦めするお店の情報の取得を依頼する(S1100)。サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、端末120を介して依頼してきたユーザと類似する趣味・嗜好を有するユーザの一覧を、類似ユーザ保持部315から取得し(S1101)、お薦め計算部312へ通知する。お薦め計算部312へ通知するデータは、類似ユーザのIDと評価データである。サービスプロバイダー130のお薦め計算部は、類似ユーザ管理部311から通知された類似ユーザの一覧を元に、ユーザへお薦めするお店を抽出する(S1102)。サービスプロバイダー130のお薦め計算部312は、抽出したユーザへお薦めするお店の情報の取得をデータセンター110へ依頼する(S1103)。
【0149】
データセンター110のお店情報管理部301は、依頼されたお店の情報をデータ112から取得し、サービスプロバイダー130へお薦め対象のお店情報として送信する(S1104)。
【0150】
サービスプロバイダー130のお薦め計算部312は、データセンター110から取得したお店情報を、ユーザにお薦めするお店の情報として端末120へ送信する(S1105)。さらに、サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、お薦め対象のお店情報と一緒に表示する、ユーザと類似する趣味・嗜好を有さない非類似ユーザを選択する(S1106)。類似ユーザ管理部311は、選択した非類似ユーザのユーザ情報の取得をデータセンター110へ依頼する(S1107)。
【0151】
データセンター110のユーザ情報管理部303は、サービスプロバイダー130から指定されたユーザのユーザ情報をデータ112から取得し、サービスプロバイダー130へ非類似ユーザ情報の一覧として送信する(S1108)。
【0152】
サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、データセンター110から取得したユーザ情報一覧を非類似ユーザ情報として端末120へ送信する(S1109)。
【0153】
端末120は、ステップS1105でサービスプロバイダー130から受信したお店情報と、ステップS1109でサービスプロバイダー130から受信した非類似ユーザ情報とを、画面に表示し、ユーザに情報を提供する(S1110)。ここで、端末120は、
図15で示したように、ステップS1105で受信したお店情報をお店情報表示エリア124に表示し、ステップS1109で受信した非類似ユーザ情報をユーザ情報表示エリア125に表示する。
【0154】
<非類似ユーザの追加処理>
ユーザは、上記、お薦め情報表示処理で端末120に表示されたお店が気に入らない場合がある。このような場合、ユーザは、お薦めの精度を向上させるために、以下を行う。ユーザは、非類似ユーザに分類されたユーザの中から、自分に類似していると思われるユーザを選択する。または、お薦めして欲しいジャンルが設定されているユーザなどを選択する。そして、サービスプロバイダー130へ類似ユーザとして管理するように依頼する。その後、再度お薦めするお店を提示してもらうことで、より精度の高いお薦め情報が得られるようになる。
【0155】
以下、端末120からの依頼に応じて、サービスプロバイダー130が依頼された非類似ユーザを類似ユーザに追加して、再度、類似ユーザからお薦めするお店を選択する処理について、
図20のフローチャートを用いて説明する。
【0156】
まず、ユーザは、端末120のお店情報表示エリア124へ表示されたお店とは異なるお店をお薦めして欲しいと考えたときに、追加意思入力ボタン126にタッチする。そのタッチに応じて、端末120は、
図16Aで説明したように、チェック情報表示エリア127を表示する。ユーザは、チェック情報表示エリア127に表示されたユーザ情報から、類似ユーザに追加したいユーザを決定し、そのユーザに関連づけられたチェックボックスをチェックする。その後、ユーザは、追加ボタン128にタッチし、非類似ユーザの類似ユーザへの追加を端末120へ通知する。端末120は、チェックボックスにチェックのついたユーザ(選択されたユーザ)のユーザIDの一覧を生成する(S1200)。端末120は、選択されたユーザのユーザIDの一覧と共に、サービスプロバイダー130へ選択されたユーザの追加依頼を行う(S1201)。
【0157】
サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、受信した選択ユーザのユーザIDを、端末120を使用しているユーザの類似ユーザに追加し、類似ユーザ保持部315が保持するデータを更新する(S1202)。サービスプロバイダー130の類似ユーザ管理部311は、類似ユーザ保持部315から類似ユーザの一覧を再度抽出し(S1203)、お薦め計算部312へ通知する。サービスプロバイダー130のお薦め計算部312は、類似ユーザ管理部311から通知された類似ユーザの一覧を元に、ユーザへお薦めするお店を抽出する(S1204)。サービスプロバイダー130のお薦め計算部312は、抽出したユーザへお薦めするお店の情報の取得をデータセンター110へ依頼する(S1205)。
【0158】
データセンター110のお店情報管理部301は、依頼されたお店の情報をデータ112から取得し、サービスプロバイダー130へお薦め対象のお店情報として送信する(S1206)。
【0159】
サービスプロバイダー130のお薦め計算部312は、データセンター110から取得したお店情報を、ユーザにお薦めするお店の情報として端末120へ送信する(S1207)。
【0160】
端末120は、受信したお店情報を画面に表示し、ユーザに情報を提供する(S1208)。ここで、端末120は、
図17で示したように、受信したお店情報をお店情報再表示エリア129へ表示する。ここで、非類似ユーザの追加処理として、サービスプロバイダー130は、ステップS1201の後にステップS1202の類似ユーザのデータ更新の処理だけを行って処理を終了し、端末120へ処理を戻してもよい。この時、端末120は、非類似ユーザの追加処理の後に、お薦め情報表示処理を実行してもよい。また、サービスプロバイダー130は、ステップS1207の後で、お薦め情報表示処理のステップS1106からステップS1109の処理を行う。端末120は、ステップS1208で、お店情報だけではなく、ステップS1110と同様に、非類似ユーザに関する情報を一緒に表示してもよい。ここで、端末120は、
図15で示したように、お店情報再表示エリア129の代わりに、お店情報表示エリア124とユーザ情報表示エリア125を含む。そして、端末120は、ステップS1207で受信したお店情報をお店情報表示エリア124に表示し、ステップS1109で受信した非類似ユーザ情報をユーザ情報表示エリア125に表示してもよい。
【0161】
(実施の形態2)
本開示の実施の形態1では、データセンター110がお店やユーザの情報、機器履歴などを管理し、サービスプロバイダー130が端末120を介してユーザに情報を提供していた。実施の形態2では、サービスの類型1で示したように、データセンター110にサービスプロバイダー130の機能が含まれる場合の構成について説明する。
【0162】
以下、
図2に示す本開示の実施の形態2に係るサービスの類型1におけるシステムの構成について説明する。
【0163】
<サービスの類型1におけるシステムの構成>
図21は、本開示の実施の形態2における情報提供システムのデータセンター110で動作するプログラム113の構成図である。説明の便宜のため、データ114も合わせて示す。
図21において、
図1、
図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0164】
図21において、データセンター110のプログラム113は、制御部320と端末通信部313を含む。制御部320は、お店情報管理部301、評価データ管理部302、ユーザ情報管理部303、ユーザ嗜好情報管理部304、機器履歴情報管理部305、類似ユーザ管理部321、お薦め計算部322を含む。
【0165】
類似ユーザ管理部321は、ユーザ情報管理部303に登録されているユーザのうち、任意の2人のユーザが同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかを判断し、同じ傾向趣味・嗜好を有すると判断した場合に、その2人を類似ユーザとして、ユーザ情報に登録する。任意の2人のユーザが同じ傾向趣味・嗜好を有するどうかの判定は、下記のように行われる。例えば、評価データ管理部302が管理している評価データの評価値が、同じ評価対象に対して、任意の2人が同じような値を付けているかどうかにより判断する。また、他のユーザを類似ユーザとしてユーザ情報に登録するときには、ユーザ情報管理部303を介して行う。この時、ユーザ情報リスト200(
図8)のユーザ情報に、類似ユーザリスト202(
図14)の類似ユーザIDリストを追加することで、類似ユーザを管理してもよい。
【0166】
また、類似ユーザ管理部311は、お店を薦めるお薦め対象のユーザ(お薦めユーザ)と同じ傾向の趣味・嗜好を有さないユーザ(非類似ユーザ)に関連づけられた情報(ユーザ情報、ユーザ嗜好情報等)をユーザ情報管理部303とユーザ嗜好情報管理部304から取得する。
【0167】
上記のように、類似ユーザ管理部311がデータセンター110へ問い合わせていた処理以外は、基本的に実施の形態1で示した類似ユーザ管理部311と同じ機能を有する。類似ユーザ保持部315が、データセンター110へ問い合わせていた処理は、制御部320内の各データ管理部へ問い合わせる処理になる。
【0168】
お薦め計算部322は、類似ユーザ管理部321が管理している類似ユーザが、それぞれのお店に対して付けた評価データを、評価データ管理部302から取得する。次に、お薦め計算部312は、取得した評価データから、多くの類似ユーザが高い評価値を付けたお店を抽出する。お薦め計算部は、抽出したお店のお店情報をお店情報管理部301から取得し、お薦めのお店として、そのお店情報を端末120へ送信する。端末120との通信には、端末通信部313を利用する。
【0169】
お店情報管理部301、評価データ管理部302、ユーザ情報管理部303、ユーザ嗜好情報管理部304、機器履歴情報管理部305は、類似ユーザ管理部321やお薦め計算部322からの依頼に応じて、データ114から必要なデータを取得・設定する。
【0170】
<類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理>
本開示の実施の形態2における類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理は、本開示の実施の形態1における同じ処理においてサービスプロバイダー130が行っていた処理をデータセンター110が行う。
【0171】
例えば、
図18の評価データ更新通知(S1003)は、評価データ管理部302が類似ユーザ管理部321へ直接通知する。また、評価データ取得依頼(S1005)とそれへの応答処理(S1006)は、類似ユーザ管理部321と評価データ管理部302間の通信となる。他にも、お薦め対象のお店情報を取得する処理(
図19のS1103、S1104、
図20のS1205、S1206)は、お薦め計算部322とお店情報管理部301間の通信となる。そして、非類似ユーザのユーザ情報を取得する処理(
図19のS1107、S1108)は、類似ユーザ管理部321とユーザ情報管理部303間の通信となる。
【0172】
また、端末120からの依頼(S1100、S1201)や、端末120への通知(S1105、S1109、S1207)は、端末120とデータセンター110との通信となる。
【0173】
(実施の形態3)
本開示の実施の形態1では、データセンター110がお店やユーザの情報、機器履歴などを管理し、サービスプロバイダー130が端末120を介してユーザに情報を提供していた。実施の形態3では、サービスの類型2(
図3)で示したように、データセンター110内に、実施の形態1におけるデータセンター110と同様の機能を持つプログラム111と、実施の形態1におけるサービスプロバイダー130と同様の機能を持つプログラム141が含まれる場合の構成について説明する。
【0174】
以下、本開示の実施の形態3に係るサービスの類型2におけるシステムの構成について説明する。
【0175】
<サービスの類型2におけるシステムの構成>
本開示の実施の形態3における情報提供システムのデータセンター110は、プログラム111とプログラム141、データ114を含む。
【0176】
プログラム111は、本開示の実施の形態1におけるプログラム111と同じ構成である(
図6)。但し、本開示の実施の形態1においては、データ112へアクセスしていたが、実施の形態3では、データ114へアクセスする。
【0177】
プログラム141は、本開示の実施の形態1におけるプログラム131と同じ構成である(
図7)。但し、本開示の実施の形態1においては、データ132へアクセスしていたが、実施の形態3では、プログラム111と同じデータ114へアクセスする。
【0178】
データ114は、本開示の実施の形態1におけるデータ112とデータ132の両方のデータを含む。
【0179】
<類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理>
本開示の実施の形態3における類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理は、本開示の実施の形態1における同じ処理においてデータセンター110が行っていた処理を、プログラム111が行い、サービスプロバイダー130が行っていた処理をプログラム141が行う。つまり、実施の形態1におけるデータセンター110とサービスプロバイダー130間の通信は、実施の形態3において、プログラム111とプログラム141間の通信に置き換えられる。また、本開示の実施の形態1におけるサービスプロバイダー130と端末120間の通信は、実施の形態3において、データセンター110のプログラム141と端末120間の通信となる。
【0180】
なお、プログラム141は、お店情報やユーザ情報、評価データ、ユーザ嗜好情報、機器履歴情報などを、プログラム111へ取得を依頼するとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プログラム141からデータ114へ直接アクセスし、お店情報やユーザ情報、評価データ、ユーザ嗜好情報、機器履歴情報などを取得してもよい。または、ユーザ情報と類似ユーザに関する情報を別々に扱うのではなく、実施の形態2と同様に、類似ユーザに関する情報を、ユーザ情報の一部として管理してもよい。
【0181】
<サービスの類型3に関して>
サービスの類型3は、サービスの類型2の変形であり、その機能の多くは、サービスの類型2と同様である。例えば、プログラム111は、データ114へアクセスする時に、サービスの類型2では、直接アクセスするのに対して、サービスの類型3では、OS/ミドルウェア115を介してアクセスすることになる。また、プログラム142は、機能的にはプログラム141と同じ機能を持ち、データ114へアクセスする時に、OS/ミドルウェア115を介してアクセスする点が異なる。
【0182】
(実施の形態4)
本開示の実施の形態1では、データセンター110がお店やユーザの情報、機器履歴などを管理し、サービスプロバイダー130が端末120を介してユーザに情報を提供していた。実施の形態4では、サービスの類型4(
図5)で示したように、端末120にサービスプロバイダー130の機能が含まれる場合の構成について説明する。
【0183】
以下、本開示の実施の形態4に係るサービスの類型4におけるシステムの構成について説明する。
【0184】
<サービスの類型4におけるシステムの構成>
図22は、本開示の実施の形態4における情報提供システムの端末120で動作するプログラム121の構成図である。説明の便宜のため、データ122も合わせて示す。
図22において、
図6、
図7と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0185】
図22において、端末120のプログラム121は、制御部310とデータセンター通信部314、表示部330、入力部331を含む。制御部310は、類似ユーザ管理部311、お薦め計算部312を含む。
【0186】
表示部330は、ユーザへ様々な情報を提供するために、情報を表示する。
【0187】
入力部331は、ユーザから指示や、情報を入力する。
【0188】
類似ユーザ管理部311とお薦め計算部312とは、機能的には実施の形態1における類似ユーザ管理部311とお薦め計算部312と同様の機能を持つ。但し、実施の形態1では、ユーザとの情報のやりとりに、端末通信部313を介して、端末120へアクセスしていた。しかし、実施の形態4では、端末120自体に、類似ユーザ管理部311とお薦め計算部312とが含まれるため、ユーザへ情報を提供する場合には表示部330へアクセスし、ユーザから情報を得るためには入力部331を利用する。
【0189】
<類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理>
本開示の実施の形態4における類似ユーザの関連づけ処理、お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理は、本開示の実施の形態1における同じ処理においてサービスプロバイダー130が行っていた処理を、端末120の制御部310が行う。つまり、実施の形態1におけるデータセンター110とサービスプロバイダー130間の通信処理は、実施の形態4において、データセンター110と端末120の間の通信に置き換えられる。また、本開示の実施の形態1におけるサービスプロバイダー130と端末120間の通信は、実施の形態4においては、端末120の内部に閉じた処理となる。端末120は、ユーザから店舗をお薦めする依頼を受けたときには、
図19のステップS1100のように、他へ依頼するのではなく、
図19のステップS1101からステップS1108までを端末120内部の制御部310で処理し、最終的にお薦め情報を表示する(
図19のS1110)。また、類似ユーザへ追加する非類似ユーザを選択したときも、
図20のステップS1200やS1201のように、一覧を生成して他へ依頼するのではなく、
図20のステップS1202からステップS1206までを端末120の制御部310で処理する。
【0190】
(実施の形態5)
本開示の実施の形態4では、サービスの類型4(
図5)で示したように、端末120にサービスプロバイダー130の機能が含まれる場合の構成について説明した。実施の形態5は、実施の形態4の変形であり、端末120にデータセンター110とサービスプロバイダー130の機能が含まれる場合の構成について説明する。但し、実施の形態5では、端末120とは別にデータセンター110が存在し、データセンター110が保持するデータを端末120のデータと同期する。これにより、端末120がデータセンター110と通信できない状態においても、ユーザに情報を提供できる構成について説明する。
【0191】
以下、本開示の実施の形態5に係るサービスの類型4を変形したシステムの構成について説明する。
【0192】
<サービスの類型4変形におけるシステムの構成>
図23は、本開示の実施の形態5における情報提供システムの端末120で動作するプログラム121の構成図である。
図23において、
図6、
図7、
図21と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0193】
図23において、端末120のプログラム121は、制御部340とデータセンター通信部314、表示部330、入力部331、データ122を含む。制御部340は、お店情報管理部301、評価データ管理部302、ユーザ情報管理部303、ユーザ嗜好情報管理部304、機器履歴情報管理部305、類似ユーザ管理部321、お薦め計算部322、更新情報管理部341を含む。データ122は、データ保持部342を含む。
【0194】
お店情報管理部301、評価データ管理部302、ユーザ情報管理部303、ユーザ嗜好情報管理部304、機器履歴情報管理部305は、機能的には実施の形態2におけるそれぞれの管理部と同様の機能を持つ。但し、実施の形態2におけるデータ114へのアクセスは、実施の形態5では、データ122へのアクセスとなる。
【0195】
類似ユーザ管理部321とお薦め計算部322は、機能的には実施の形態2における類似ユーザ管理部321とお薦め計算部322と同様の機能を持つ。但し、実施の形態2では、ユーザとの情報のやりとりに、端末通信部313を介して、端末120へアクセスしていた。しかし、実施の形態5では、端末120自体に、類似ユーザ管理部321とお薦め計算部322とが含まれるため、ユーザへ情報を提供する場合には表示部330へアクセスし、ユーザから情報を得るためには入力部331を利用する。
【0196】
更新情報管理部341は、データセンター110のデータ117と、端末120のデータ122とを同期する処理を行う。データセンター110のプログラム116は、データ117に変更が生じた際に、その旨を端末120へ通知する。通知を受けた端末120のプログラム121は、更新情報管理部341を用いて、データ122の更新処理を行う。
【0197】
<データ更新処理>
データセンター110は、複数の機器101である機器A又は機器Bからデータが入力された場合や、データが変更された場合に、データ117を変更する。さらに、端末120へデータ117が変更されたことを通知する。データセンター110と端末120は、データ117への変更をデータ122へ反映する。
【0198】
以下、データセンター110からの通知に応じて、端末120がデータ122を更新する処理について、
図24のフローチャートを用いて説明する。
【0199】
まず、複数の機器101である機器Aや機器Bは、ユーザ10が入力・変更した情報がある場合、または、機器Aや機器Bからログ情報をデータセンター110へ送信する場合に、データセンター110に対して、データ入力・変更依頼を行う(S1300)。
【0200】
データセンター110は、受信したデータを用いて、データ117を更新する(S1301)。データセンター110は、データ117の更新が完了したことを、データを送信してきた機器へ通知する(S1302)。その後、データセンター110は、データ117が更新されたことを端末120へ通知する必要があるかどうかを判定する(S1303)。通知する必要があるかどうかを判定する方法としては、例えば、データ117が更新されたことが通知された前回からの変更量が一定の量を超えたとき、通知する必要があると判定してもよいい。また、特定のデータが変更されたときは通知する必要があると判定してもよい。ここで、特定のデータとは、例えば、評価データであったり、お店情報であったり、ユーザ情報であったりしてもよい。または、それらの組み合わせであってもよい。通知する必要があるかどうかを判定する別の方法としては、以下がある。例えば、端末120が特定の状態(ユーザからの入力などを待ち受けている状態、充電中の状態、データ通信をしている状態など)になったときに通知する必要があると判定してもよい。また、端末120とデータセンター110の間のアクセスが高速に行える場合に通知する必要があると判定してもよい。あるいは、データセンター110にアクセスしている端末数が一定の数以下になったとき通知する必要があると判定してもよい。さらに、データセンター110自体やプログラム116の負荷が一定の値以下になったときに、通知する必要があると判定してもよい。
【0201】
データセンター110は、ステップS1303で、データ117が更新されたことを端末120へ通知する必要があると判定した場合には、端末120へ、データが更新されたことを通知する(S1304)。
【0202】
データセンター110と端末120は、データ同期処理を行う(S1305)。データ同期処理の詳細は、後ほど説明する。
【0203】
端末120は、データ同期処理が終了すると、同期処理が完了したことをデータセンター110へ通知する(S1306)。
【0204】
データセンター110は、ステップS1303でデータ117が更新されたことを端末120へ通知する必要がないと判定した場合や、ステップS1306の同期完了の通知を受け取った場合、データ更新処理を終了する。
【0205】
<データ同期処理>
端末120は、データセンター110からデータ117が更新されたことを通知されると、データ122を更新する。さらに、評価データが更新された場合には、類似ユーザの関連づけ処理を行う。
【0206】
以下、端末120がデータセンター110のデータ117と端末120のデータ122を同期する処理について
図25のフローチャートを用いて説明する。
【0207】
まず、端末120の更新情報管理部341は、データ同期処理が必要かどうか判定する(S1400)。端末120の更新情報管理部341は、ステップS1400で、データを同期する必要があると判定した場合には、データセンター110へ、更新データの取得を依頼する(S1401)。
【0208】
データセンター110は、前回通知したときから更新されたデータの一覧を端末120へ通知する(S1402)。データセンター110が端末120へ通知するデータは、更新されたデータを全て一度に通知してもよいし、一定のサイズに分割して数回に分けて通知してもよいし、任意のサイズで数回に分けて通知してもよい。
【0209】
端末120の更新情報管理部341は、データセンター110から受信したデータを用いて、データ122を更新する(S1403)。端末120の類似ユーザ管理部311は、類似ユーザの関連づけを変更する必要があるかどうかを判定する(S1404)。類似ユーザ管理部311は、ステップS1404で関連づけの変更の必要があると判定した場合には、評価データ管理部302から評価データを取得し、取得した評価データの一覧から、それぞれのユーザに対して、類似ユーザの関連づけを行う(S1405)。その後、類似ユーザ管理部311は、それぞれのユーザに対して、追加ユーザとして指定された非類似ユーザの中で、ユーザに関連づけされていないユーザがいた場合、その追加ユーザを類似ユーザとして関連づける(S1406)。最後に、類似ユーザ管理部311は、データ122の類似ユーザに関するデータを、新しい類似ユーザに関するデータで更新する(S1407)。
【0210】
端末120の更新情報管理部341は、ステップS1400でデータを同期する必要がないと判断した場合には、データ同期処理を終了する。また、端末120の類似ユーザ管理部311は、ステップS1404で関連づけの変更が必要ないと判定した場合には、データ同期処理を終了する。
【0211】
<お薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理>
本開示の実施の形態5におけるお薦め情報表示処理、非類似ユーザの追加処理は、本開示の実施の形態2における同じ処理において、データセンター110が行っていた処理を、端末120の制御部340が行う。つまり、実施の形態2におけるデータセンター110と端末120間の通信は、実施の形態5においては、端末120の内部に閉じた処理となる。つまり、端末120からデータセンター110への依頼(
図19のS1100、
図20のS1201)や、データセンター110から端末120への通知(
図19のS1105、S1109、
図20のS1207)は、端末120内部の各モジュール間の通信となる。
【0212】
また、実施の形態1の各シーケンス(
図19、
図20)と比較した場合、端末120は、ユーザから店舗をお薦めする依頼を受けたときには、ステップS1100の様に、他へ依頼するのではなく、以下の処理を行う。すなわち、ステップS1101からステップS1108までを端末120内部の制御部340で処理し、最終的にお薦め情報を表示する(S1110)。また、類似ユーザへ追加する非類似ユーザを選択したときも、ステップS1200やS1201の様に、一覧を生成して他へ依頼するのではなく、ステップS1202からステップS1206までを端末120の制御部340で処理する。この場合、サービスプロバイダー130からデータセンター110へ、お店情報やユーザ情報の取得を依頼する処理は、類似ユーザ管理部311やお薦め計算部312から、お店情報管理部301やユーザ情報管理部303へのデータ取得の依頼になる。
【0213】
なお、本開示は、上記の実施の形態1〜5に限定されないのはもちろんである。以下の(1)〜(10)のような場合も本開示に含まれる。
【0214】
(1)上記実施の形態におけるチェック情報表示エリア127は、ユーザ情報と類似ユーザに追加するかどうかを示すチェックボックスを表示し、チェックボックスをチェックした非類似ユーザを類似ユーザに追加するとしたが、これに限定されない。例えば、どの非類似ユーザを類似ユーザとして追加するかが分かるような表示であればよく、チェックボックスである必要は無い。例えば、チェック情報表示エリア127には、最初、ユーザ情報のみが表示され、情報提供を受けるユーザが、類似ユーザに追加したいユーザのユーザ情報にタッチしたときに、そのユーザを選択したことが分かるように、表示方法を変えるとしてもよい。具体的には、ユーザ情報の先頭に自動的にチェックマークなどのマークが表示されるとしてもよいし、表示している文字の色を変更してもよいし、文字の背景の色を変更してもよい。
【0215】
また、チェック情報表示エリア127は、ユーザ情報を表示すると同時に、類似ユーザに追加したいユーザを格納する、追加ユーザ格納エリアを含んでもよい。この場合、情報提供を受けるユーザがユーザ情報にタッチするなどして類似ユーザに追加するユーザを選択したときに、端末120は、タッチされたユーザを、自動的に追加ユーザ格納エリアへ移動してもよい。または、チェック情報表示エリア127のユーザ情報は、そのユーザが選択されたことが分かるような表示を行い、同時に追加ユーザ格納エリアへもユーザ情報を表示してもよい。また、情報提供を受けるユーザは、類似ユーザに追加したいユーザのユーザ情報にタッチしたまま、追加ユーザ格納エリアまでドラッグし、ユーザ情報を追加ユーザ格納エリアへドロップできるようにしてもよい。この時、追加ボタン128が押されると、この追加ユーザ格納エリアへ格納されたユーザを類似ユーザに追加するユーザとして、システムに通知する。
【0216】
(2)上記実施の形態における非類似ユーザの追加処理では、情報提供を受けるユーザが類似ユーザに追加したいユーザを選択し、選択されたユーザを類似ユーザとして追加するとしたが、これに限定されるものではない。情報提供を受けるユーザの意図が反映される処理であればよい。例えば、情報提供を受けるユーザは、特定の嗜好情報を有するユーザを類似ユーザとすると指定してもよい。この場合、非類似ユーザの追加処理において、情報提供を受けるユーザは、嗜好情報だけを選択し、情報提供システムが、ユーザ嗜好情報管理部304などを利用し、選択された嗜好を持つ非類似ユーザを抽出し、その非類似ユーザを類似ユーザに追加してもよい。あるいは、情報提供を受けるユーザが選択した類似ユーザに追加するユーザに共通の嗜好情報を抽出し、非類似ユーザ全体からその嗜好情報を持つ非類似ユーザを抽出し、類似ユーザに追加してもよい。この時、チェック情報表示エリア127には、ユーザ情報として、ユーザを識別するための名前などの情報を表示する必要はなく、嗜好情報だけを表示してもよい(例えば、
図16B)。表示する嗜好情報としては、非類似ユーザが持つ全ての嗜好情報を表示してもよいし、多くの非類似ユーザが持つ嗜好情報だけを表示してもよい。または、情報提供を受けるユーザに設定されている嗜好情報を元にどの嗜好情報を表示するかを決定してもよい。具体的には、情報提供を受けるユーザに、嗜好情報として、好きな料理の種類と好きな調理方法の分野が設定されている場合、その分野の他の嗜好情報を表示すると決定してもよいし、逆に、設定されていない分野の嗜好情報を表示すると決定してもよい。また、同じ分野で同じ内容を設定しているユーザの、他の分野に関する嗜好情報を表示すると決定してもよい。
【0217】
(3)上記実施の形態における類似ユーザ管理部311は、任意の2人のユーザが同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかの判定を、評価データの評価値を元に判断するとしたが、これに限定されるものではない。例えば、嗜好情報が似ているかどうかで、任意の2人のユーザが同じ傾向の趣味・嗜好を有するかどうかの判定を行ってもよい。または、評価値を元に判定する方法と嗜好情報を元に判定する方法とを組み合わせてもよい。
【0218】
(4)上記実施の形態におけるお薦め計算部312は、評価値などを元に情報提供を受けるユーザにお薦めするためのお店を決定するとしたが、これに限定されるものではない。お店のジャンルとユーザの嗜好情報とからお薦めするお店を決定してもよい。例えば、お店で出される料理の種類と、ユーザが好きな料理の種類とが同じかどうかや、お店で出される主要な食材とユーザが好きな料理の材料とが同じかどうかや、お店でのメインメニューの調理方法とユーザが好きな調理方法など、お店のジャンルとユーザの嗜好情報で同じ分野同士を比較し、一致する項目が多いお店をお薦めするお店として決定してもよい。
【0219】
また、ユーザの嗜好情報として、ユーザが苦手とする嗜好を登録し、お店のジャンルとユーザが苦手とする嗜好を比較して、一致する項目があった場合には、お薦めするお店から外してもよい。別の方法として、あらかじめシステムに、お店のジャンルとユーザの嗜好情報が一致しない組み合わせを登録しておき、その組み合わせに一致する項目があった場合には、お薦めするお店から外してもよい。ここで、ジャンルと嗜好情報が一致しない組み合わせとは、下記がある。例えば、お店のジャンルとして「甘い」が登録されていて、ユーザの嗜好情報として「辛い」が登録されている場合がある。また、お店のジャンルとして「卵」が登録されていて、ユーザの嗜好情報として「卵不使用」や「卵アレルギー対応」が登録されている場合がある。あるいは、お店のジャンルとして「脂っこい」が登録されていて、ユーザの嗜好情報として「あっさり」が登録されている場合などがある。ここで示した例え以外にも、「辛い」と「甘い」や「脂っこい」と「あっさり」のように同じ分野で反対の意味を持つ組み合わせであってもよい。また、「卵」と「卵アレルギー対応」などのように、異なる分野で一緒に選択されることがない組み合わせであってもよい。また、この組み合わせは、あらかじめシステムに登録しておくとしたが、下記のような組合せにしてもよい。例えば、ユーザの嗜好情報と、そのユーザが評価をしたお店のジャンルとから、嗜好情報とジャンルの組み合わせを抽出し、数が少ない組み合わせを元に、お薦めするお店から外すかどうかを判断してもよい。
【0220】
また、上記のように、嗜好情報としてユーザが苦手とする嗜好が登録されている場合や、あらかじめシステムにお店のジャンルとユーザの嗜好情報が一致しない組み合わせを登録している場合は、以下のように判断してもよい。ユーザが付けた評価値に対して、そのお店のジャンルとユーザの嗜好とが合わないときに、ユーザが付けたその評価値をお薦め計算に利用しないとしてもよい。お店のジャンルとユーザの嗜好とが合わない場合とは、お店のジャンルとユーザが苦手とする嗜好を比較して、一致する項目があった場合や、お店のジャンルとユーザの嗜好情報が一致しない組み合わせに該当している場合である。
【0221】
(5)上記実施の形態における情報提供システムでは、飲食店や食料品店に対する評価値を元にユーザと嗜好が類似する類似ユーザを抽出し、類似ユーザの情報を元にお薦めする情報を決定し、ユーザに情報を提供する。しかし、これに限定されるものではない。例えば、家電の購入履歴に含まれる家電の型番から、似た家電を買っているユーザを類似ユーザとして抽出してもよい。そして、類似ユーザが購入している家電の中からユーザにお薦めする情報を決定し、その家電をユーザに薦めてもよい。また、あらかじめそれぞれの家電に、デザインの傾向や色、特徴的な機能などの情報を関連づけておき、同じようなデザインの家電を購入しているユーザを類似ユーザとして抽出してもよい。また、同じような色の家電を購入しているユーザを類似ユーザとして抽出したりしてもよい。あるいは、同じような機能を持つ家電を購入しているユーザを類似ユーザとして抽出したりすることにより、類似ユーザが購入したカーテンや絨毯、棚などの家具を薦めたりしてもよい。また、家電ではなく服などの衣料品の購入履歴からカーテンや絨毯、家具を薦めてもよいし、家電を薦めてもよい。これにより、同じようなものを所有しているユーザの情報を元に、ユーザにマッチする様々な商品の情報を提供することができる。
【0222】
さらに、TV番組の視聴履歴から、下記の情報を抽出し、抽出された情報にもとづいてユーザにレシピや商品、お店、場所などをお薦めしてもよい。抽出された情報は、それぞれのTV番組に付加されている番組内容に関する情報から抽出された情報である。具体的には、類似の番組を見ているユーザが、他にどんな番組を見ているか、同じような内容の番組を見た直後にどのようなレシピの料理を作ったか、同じような内容の番組を見た直後にどのようなものを購入したかなどの情報がある。これにより、例えば、TV番組内で登場した料理に関するレシピがお薦めできる。また、健康番組を見ていた後に健康によい料理のレシピがお薦めできる。あるいは、TVで紹介されたお店や地域をお薦めできたりする。
【0223】
さらに、ユーザのスケジュールから料理学校などの習いごとをしていることが分かる場合、同じような習いごとをしているユーザを類似ユーザとして抽出してもよい。そして、類似ユーザの通信販売の購入履歴やクレジットカードの購入履歴などから、お薦めの食材や調理器具、習い事で使う道具などをお薦めしてもよい。また、料理学校などで習った料理のレシピと似たレシピをお薦めしてもよい。
【0224】
(6)上記実施の形態におけるグループ100は、家である場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、グループ100を車と考えた場合、以下のような情報から類似ユーザを抽出してもよい。例えば、車が走った経路や行き先、車の速度・加速度、アクセル・ブレーキの使い方(踏み込み量、踏み込み速度、頻度)がある。また、エンジンやタイヤの回転数、ハンドルを操作する速度、道の形状とハンドル・アクセル・ブレーキの使い方との関係などがある。あるいは、車内部の各種センサーの情報やその履歴情報、それらの間の関係、同乗者の運転に対する評価などがある。これらの情報の少なくとも一部から、同じような運転を行う類似ユーザを抽出し、運転の仕方のお薦めや、よく似た運転をする人のエコ度、安心度、事故度からのノーテーションを行ってもよい。また、家電履歴とも連携して、ナビの行き先のお薦め、立ち寄ったら良さそうな場所のお薦め、電池残量を考慮したコース・行き先のお薦めなどを行ってもよい。
【0225】
(7)上記実施の形態における情報提供システムは、様々な構成部を持ち、様々な処理を行うとしたが、これに限定するものではない。すなわち、
図26に示すとおり、情報提供システムは、制御部350と、出力部353、入力部354、データ355を含む構成であってもよい。また、制御部350は、類似ユーザ管理部351と、お薦め計算部352を含む構成であってもよい。類似ユーザ管理部351は、類似ユーザ管理部311と同様の動作をする。ただし、類似ユーザ管理部311におけるデータセンター110は、データ355を含む。そして、端末120へ送信する動作は、出力部353を用い、端末120から受信する動作は、入力部354を用いる。また、お薦め計算部352は、お薦め計算部312と同様の動作をする。ただし、お薦め計算部312におけるデータセンター110は、データ355を含む。そして、端末120へ送信する動作は、出力部353を用い、端末120から受信する動作は、入力部354を用いる。
【0226】
(8)上記実施の形態における情報提供システムは、ユーザ嗜好が類似している類似ユーザを元にお薦め計算を行い、ユーザと嗜好が類似していない非類似ユーザをお薦め対象のユーザに提示した。しかし、これに限定されるものではない。例えば、
図27に示すように、類似しているかどうかを一度で決定するのではなく、2回以上の判定を行うことにより決定してもよい。ここで、類似しているかどうかを決定する場合、少なくとも1度は類似していると判定されたユーザのみを非類似ユーザとしてお薦め対象のユーザに提示してもよい。これにより、少なくとも一度は類似していると判定されているユーザを非類似ユーザとして提示するため、ユーザが選択する可能性のより高い非類似ユーザを提示することができる。
【0227】
(9)本開示の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。上記RAM又はハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。上記マイクロプロセッサが、上記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わせされて構成されたものである。
【0228】
(10)本開示の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。上記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0229】
また、本開示の各装置を構成する構成要素の各部は、個別に1チップ化されていてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
【0230】
また、ここでは、システムLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
【0231】
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【0232】
(11)上記の各装置を構成する構成要素の一部又は全部は、各装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカード又は前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカード又は前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカード又は前記モジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパー性を有するとしてもよい。
【0233】
(12)本開示は、上記に示す方法であるってもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
【0234】
また、本開示は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であってもよい。
【0235】
また、本開示は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものであってもよい。
【0236】
また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
【0237】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
【0238】
(13)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。