(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、中間の帯域であるか、または、前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域であるか、または、前記第1の帯域は、中間の帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域である、請求項2に記載の方法。
第1のルーティングは、一次同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記一次受信機を通して使用され、第2のルーティングは、TRx同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記三次受信機を通して使用され、第3のルーティングは、二次同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記二次受信機を通して使用され、第4のルーティングは、QRx同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記四次受信機を通して使用される、請求項1に記載の方法。
前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域間動作において存在し、前記第1のルーティングは、第1の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第2の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、前記第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングは、第1の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、前記第2の信号分割ステージを通過する、請求項4に記載の方法。
前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、請求項5に記載の方法。
前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、請求項5に記載の方法。
前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、請求項5に記載の方法。
前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、請求項5に記載の方法。
前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域内動作において存在し、前記第1のルーティングおよび前記第2のルーティングは、一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、前記第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングおよび前記第4のルーティングは、二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、前記第2の信号分割ステージを通過する、請求項4に記載の方法。
前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備え、好ましくは、前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、請求項10に記載の方法。
前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備え、好ましくは、前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、請求項10に記載の方法。
プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに本願請求項1〜12のうちのいずれかの前記方法のステップを行わせる命令を備える、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体。
【発明を実施するための形態】
【0019】
詳細な説明
[0028] 第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、グローバルに適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン規格を定義することを目的とした、電気通信協会のグループ間の共同作業(collaboration)である。3GPP ロングタームエボリューション(LTE)は、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)モバイルフォン規格を改良することを目的とした、3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための規格を定義し得る。3GPP LTEにおいて、モバイル局またはデバイスは、「ユーザ機器」(UE)と称され得る。
【0020】
[0029] 3GPP規格は、発展型(evolved)グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))規格に基づき、これは一般にユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)として知られる。3GPP規格(standards)は、リリースするごとに構成される(structured as releases)。3GPPの議論(Discussion)は、それゆえ、しばしば1つのリリースまたは別のリリースにおける機能性を指す。例えば、リリース99は、第1のUMTS第3世代(3G)ネットワークを規定し、CDMAエアインタフェースを組み込む。リリース6は、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)ネットワークを用いる動作を統合(integrate)し、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を加える。リリース8は、デュアルダウンリンクキャリアを導入し、リリース9は、UMTSのためにアップリンクするためにデュアルキャリア動作を拡張する。
【0021】
[0030] CDMA2000は、ワイヤレスデバイス間で音声、データ、およびシグナリングを送るために符号分割多元接続(CDMA)を使用する第3世代(3G)技術標準規格のファミリーである。CDMA2000は、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO Rev.0、CDMA2000 EV−DO Rev. AおよびCDMA2000 EV−DO Rev.Bを含み得る。1xまたは1xRTTは、コアCDMA2000ワイヤレスエアインタフェース規格を指す。1xは、より具体的には1かける(1 times)ラジオ送信技術を指し、IS−95において使用されるものと同じ無線周波数(RF)帯域幅を示唆する。1xRTTは、64の追加のトラフィックチャネルを順方向リンクへ加算する。EV−DOは、エボリューション−データの最適化(Evolution-Data Optimized)を指す。EV−DOは、ラジオ信号を通るデータのワイヤレス送信のための電気通信規格である。
【0022】
[0031]
図1は、本システムおよび方法で使用するためのワイヤレス通信デバイス104を示す。ワイヤレス通信デバイス104はまた、端末、アクセス端末、ユーザ機器(UE)、加入者ユニット、局などと称され、それらの機能のうちのいくつかまたは全てを含み得る。ワイヤレス通信デバイス104は、セルラ電話、パーソナルディタスアシスタント(PDA)、ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)(compact flash)、外部または内部モデム、有線電話などであり得る。ワイヤレス通信デバイス104は、移動式または固定式であり得る。ワイヤレス通信デバイス104は、何らかの与えられた時期に、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上で0、1、または複数の基地局と通信し得る。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は基地局からワイヤレス通信デバイス104までの通信リンクを指し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)はワイヤレス通信デバイス104から基地局までの通信リンクを指す。アップリンクおよびダウンリンクは通信リンクやこの通信リンクのために使用されるキャリアを指し得る。
【0023】
[0032] ワイヤレス通信デバイス104は、基地局のような他のワイヤレスデバイスを含むワイヤレス通信システムにおいて動作し得る。基地局は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104と通信する局である。基地局はまた、アクセスポイント、ブロードキャスト送信機、ノードB、発展型ノードB等と称され、それらの機能のうちのいくつかまたは全てを含み得る。各基地局は、特定の地域のために通信カバレッジを提供する。基地局は、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス104のために通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、用語が使用される文脈によって、基地局および/またはそのカバレッジエリアを指すことができる。
【0024】
[0033] ワイヤレス通信システム(例えば、多元接続システム)における通信は、ワイヤレスリンクによる送信を通して達成され得る。このような通信リンクは、単一入力単一出力(SISO)、または複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立され得る。複数入力複数出力(MIMO)システムは、データ送信のために複数の(NT)送信アンテナおよび複数の(NR)受信アンテナをそれぞれ装備した送信機(複数もあり)および受信機(複数もあり)を含む。SISOシステムは、複数入力複数出力(MIMO)システムの特定の事例である。複数入力複数出力(MIMO)システムは、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加の次元が利用される場合に、改善された性能(例えば、より高いスループット、より大きな容量、あるいは改善された信頼性)を提供できる。
【0025】
[0034] ワイヤレス通信システムは、単一入力複数出力(SIMO)と複数入力複数出力(MIMO)の両方を利用し得る。ワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅および送信電力)を共有することによって、複数のワイヤレス通信デバイス104との通信をサポート可能な多元接続システムであり得る。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)システム、および空間分割多元接続(SDMA)システムを含む。
【0026】
[0035] ワイヤレス通信デバイス104は、信号分割(signal splitting)を利用し得る。信号分割では、複数の信号が特定のパスに向けられる。信号分割の一形式は電流ステアリング(steering)である。一構成の帯域内キャリアアグリゲーションでは、信号分割が、第1ステージ増幅器(相互コンダクタンスステージ(Gm)等)の出力から信号を取り、キャリアアグリゲーションのためにこの信号を分割(splitting)してこの信号を2つの別々の第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)および後続のミキサに渡すことを指す。別構成の帯域内キャリアアグリゲーションでは、信号分割が、第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)の出力から信号を取り、キャリアアグリゲーションのためにこの信号を分割してこの信号を2つの別々のミキサに渡すことを指す。
【0027】
[0036] 一構成の帯域間キャリアアグリゲーションでは、信号分割が、第1ステージ増幅器(相互コンダクタンスステージ(Gm)等)から出力された信号を取り、この信号を第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)およびダイバーシチパスにおける後続のミキサにステアリング(steering)(またはダイバーティング(diverting)、またはポンピング(pumping))し、ダイバーシチ受信機のダウンコンバート回路を使用してダウンコンバートされるようにすることを指す。別構成の帯域間キャリアアグリゲーションでは、信号分割が、第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)から出力された信号を取り、この信号をダイバーシチパスにおける後続のミキサにステアリング(またはダイバーティング、またはポンピング)し、ダイバーシチ受信機のダウンコンバート回路を使用してダウンコンバートされるようにすることを指す。
【0028】
[0037] 本明細書に記載される信号ステアリングは、電流ステアリングである。しかしながら、電圧ステアリングも使用され得る。帯域間キャリアアグリゲーションのための一構成の電圧ステアリングでは、第1ステージ増幅器(相互コンダクタンスステージ(Gm)等)から出力された信号は第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)およびダイバーシチパスにおける後続のミキサにダイバート(divert)され、ダイバーシチ受信機のダウンコンバート回路を使用してダウンコンバートされ得る。帯域間キャリアアグリゲーションのための別構成の電圧ステアリングでは、第2ステージ増幅器(カスコードステージ(Cas)等)から出力された信号は、ダイバーシチパスにおける後続のミキサにダイバートされ、ダイバーシチ受信機のダウンコンバート回路を使用してダウンコンバートされ得る。
【0029】
[0038] ワイヤレスデバイス104は一次アンテナ106および二次アンテナ108を含み得る。二次アンテナ108はダイバーシチアンテナと称され得る。トランシーバチップ110は一次アンテナ106および二次アンテナ108に結合され得る。トランシーバチップ110は、送信機、一次受信機(PRx)140、二次受信機(SRx)142、三次受信機(TRx)144および四次受信機(QRx)146を含み得る。トランシーバチップ110の一次受信機(PRx)140はワイヤレス通信デバイス104上のベースバンドデジタルモデム122へPRx同相/直交位相(I/Q)信号112を出力し得る。トランシーバチップ110の二次受信機(SRx)142はベースバンドデジタルモデム122へSRx同相/直交位相(I/Q)信号114を出力し得る。トランシーバチップ110の三次受信機(TRx)144はベースバンドデジタルモデム122へTRx同相/直交位相(I/Q)信号116を出力し得る。トランシーバチップ110の四次受信機(QRx)146はベースバンドデジタルモデム122へQRx同相/直交位相(I/Q)信号118を出力し得る。一次アンテナ106、二次アンテナ108およびトランシーバチップ110の構成はシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125と称され得る。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125は、レガシーモード(ダイバーシチおよび同時デュアルハイブリッド受信機(SHDR:simultaneous dual hybrid receiver))に対して性能低下させずに台面積(board area)の低減を達成するためにシングルチップのみで実現され得る。
【0030】
[0039] 一般に、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125は、一次受信機(PRx)140におけるソース低雑音増幅器(LNA)と三次受信機(TRx)144におけるターゲット低雑音増幅器(LNA)との間のルーティングを使用し、一次アンテナ106によって受信された信号をTRx同相/直交位相(I/Q)信号116およびPRx同相/直交位相(I/Q)信号112へ分割(split)し得る。このルーティングは、
図4、
図5、
図6、および
図7と関連してさらに詳細に以下で説明される。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125はまた、二次受信機(SRx)142におけるソース低雑音増幅器(LNA)と四次受信機(QRx)146におけるターゲット低雑音増幅器(LNA)との間のルーティングを使用し、二次アンテナ108によって受信された信号をQRx同相/直交位相(I/Q)信号118およびSRx同相/直交位相(I/Q)信号114へ分割し得る。このルーティングもまた、
図4、
図5、
図6、および
図7と関連してさらに詳細に以下で説明される。本明細書で用いられるように、ソース低雑音増幅器(LNA)はこれから信号ルーティングがとられた低雑音増幅器(LNA)を指し、ターゲット低雑音増幅器(LNA)はこれにこの信号ルーティングが向けられた低雑音増幅器(LNA)を指す。
【0031】
[0040] 信号を分割するための多くの異なる方法(一次アンテナ106によって受信された信号および二次アンテナ108によって受信された信号のどちらかあるいは両方について)があり得る。一構成では、(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))ソース低雑音増幅器(LNA)における第1ステージからの信号出力が、(例えば、カスコードステージ(Cas))ターゲット低雑音増幅器(LNA)における第2ステージへルーティングされ得る。別の構成では、(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))ソース低雑音増幅器(LNA)における第1ステージからの信号出力が、(例えば、信号を分割するために使用される変圧器)ターゲット低雑音増幅器(LNA)における第2ステージへルーティングされ得る。
【0032】
[0041] ワイヤレス通信デバイス104は、キャリアアグリゲーションのために同時ハイブリッドデュアル受信機(SHDR)パスを再使用するシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125を使用し得る。本システムおよび方法のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125の1つの利点は、2つのアンテナのみを使用して動作する能力である。より少ないアンテナを有するワイヤレス通信デバイス104は、より安価で、よりかさばらず、より複雑でないことから、最小限の数のアンテナを有するワイヤレス通信デバイス104が有利であり得る。
【0033】
[0042] 本システムおよび方法のワイヤレス通信デバイス104は、電力分割器の使用を要求しない。ワイヤレス通信デバイス104から電力分割器を取り除くことによって、ワイヤレス通信デバイス104は、より少ない電力を消費し得る。さらに、電力分割器の欠落がワイヤレス通信デバイス104のコストを削減し、ダイ面積を開放(free up)し得る。本システムおよび方法のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125はまた、外部の低雑音増幅器(LNA)の使用を要求しないことがある。外部の低雑音増幅器(LNA)は、大きな量の電力を消費し、ワイヤレス通信デバイス104のコストを増大させ得る。本システムおよび方法のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125の別の利点は、ダイトゥーダイ信号ルーティングなしに動作する能力である。ダイトゥーダイ信号ルーティングを取り除くことは、ワイヤレス通信デバイス104の複雑さとコストの両方を低減させ得る。ダイトゥーダイシグナリングを取り除くことはまた、ワイヤレス通信デバイス104上のアンテナの最適な配置を可能にし得る。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125は、2つのシンセサイザのみを稼働させ得る。
【0034】
[0043] ベースバンドデジタルモデム122は、PRx同相/直交位相(I/Q)信号112、SRx同相/直交位相(I/Q)信号114、TRx同相/直交位相(I/Q)信号116およびQRx同相/直交位相(I/Q)信号118上で処理を実行し得る。例えば、ベースバンドデジタルモデム122は、アナログ・デジタル変換器(ADC)を使用してデジタル領域へ信号をコンバートし、デジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して信号のデジタル処理を実行し得る。ベースバンドデジタルモデム122は、その後、第1のキャリア信号124a、第2のキャリア信号124b、第3のキャリア信号124cおよび第4のキャリア信号124dを出力し得る。キャリア信号124は、この信号が使用したキャリアを指し得る。
【0035】
[0044] 一構成では、第1のキャリア信号124aおよび第2のキャリア信号124bは低い帯域に位置し得る一方で、第3のキャリア信号124cおよび第4のキャリア信号124dは中間帯域(midband)内に位置する。これは、Rel−10によると、デュアルバンド4キャリア、または帯域間動作と称され得る。帯域間動作は、以下に
図4および
図5に関連してさらに詳細に説明される。別の構成では、第1のキャリア信号124a、第2のキャリア信号124b、第3のキャリア信号124cおよび第4のキャリア信号124dは、低い帯域などのシングルバンド内に全て位置し得る。これは、Release−10において、シングルバンド4キャリア、または帯域内動作と称され得る。帯域内動作は、以下の
図6および
図7に関連して以下にさらに詳細に説明される。
【0036】
[0045]
図2は、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125を使用して信号を受信するための方法200のフローチャートである。方法200は、ワイヤレス通信デバイス104によって実行され得る。ワイヤレス通信デバイス104は、帯域間モードまたは帯域内モードのどちらか一方において動作し得る。帯域間モードでは、ワイヤレス通信デバイス104は、4つのキャリア信号;第1の帯域内の2つおよび第2の帯域内の2つ、を受信し得る。帯域内モードでは、ワイヤレス通信デバイス104は、シングルバンド内の4つのキャリア信号を受信し得る。
【0037】
[0046] ワイヤレス通信デバイス104は、一次アンテナ106を使用して第1の信号を受信202し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、一次受信機(PRx)同相/直交位相(I/Q)信号112を取得するために、トランシーバチップ110上でPRx140を通して第1の信号をルーティング204し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、三次受信機(TRx)同相/直交位相(I/Q)信号116を取得するために、トランシーバチップ110上でTRx144を通して第1の信号をルーティング206し得る。
【0038】
[0047] ワイヤレス通信デバイス104はまた、二次アンテナ108を使用して第2の信号を受信208し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、二次受信機(SRx)同相/直交位相(I/Q)信号114を取得するために、トランシーバチップ110上でSRx142を通して第2の信号をルーティング210し得る。ワイヤレス通信デバイス104は、四次受信機(QRx)同相/直交位相(I/Q)信号118を取得するために、トランシーバチップ110上でQRx146を通して第2の信号をルーティング212し得る。
【0039】
[0048]
図3は、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325を例示するブロック図である。
図3のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325は、
図1のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ125の一構成であり得る。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325は、一次アンテナ306、第1のローパスハイパス(low-pass high-pass)ダイプレクサ326a、第1のスイッチ328a、4つのデュプレクサ330a−d、二次アンテナ308、第2のローパスハイパスダイプレクサ326b、第2のスイッチ328b、4つの表面弾性波(SAW)フィルタ334a−dおよびトランシーバチップ310を含み得る。
【0040】
[0049] 一次アンテナ306は、第1のローパスハイパスダイプレクサ326aに結合され得る。ローパスハイパスダイプレクサ326は、低い帯域周波数を1つの信号にバンドルし、高い帯域(または中間帯域)周波数を別の信号にバンドルでき、従って、一次アンテナ306が、トランシーバチップ310への中間帯域および低い帯域の信号の両方を通過することを可能にする。第1のローパスハイパスダイプレクサ326aは、第1のスイッチ328aに結合され得る。第1のスイッチ328aは、2つの入力(バンドルされた低い帯域周波数を含む信号と、バンドルされた高い帯域周波数を含む信号)および複数の出力を有し得る。一構成では、第1のスイッチ328aは、4つのデュプレクサ330への6つの可能性のある出力(デュプレクサ330ペアの6つの可能性がある(possible)構成を表す)を有し得る。4つのデュプレクサ330は、第1のデュプレクサ330a、第2のデュプレクサ330b、第3のデュプレクサ330cおよび第4のデュプレクサ330dを含み得る。一構成では、第1のデュプレクサ330aおよび第2のデュプレクサ330bは、低い帯域のために使用され得る一方、第3のデュプレクサ330cおよび第4のデュプレクサ330dは中間帯域のために使用され得る。
【0041】
[0050] トランシーバチップ310は、送信機332、一次受信機(PRx)340、二次受信機(SRx)342、三次受信機(TRx)344および四次受信機(QRx)346を含み得る。送信機332は、4つの送信出力:第1の送信出力、第2の送信出力、第3の送信出力、第4の送信出力、を含み得る。一構成では、第1の送信出力および第2の送信出力は、低い帯域出力であり得る一方、第3の送信出力および第4の送信出力は、中間帯域出力である。
【0042】
[0051] 第1の送信出力は、電力増幅器(PA)338aを介して第1のデュプレクサ330aに結合され得る。第2の送信出力は、電力増幅器338bを介して第2のデュプレクサ330bに結合され得る。第3の送信出力は、電力増幅器338cを介して第3のデュプレクサ330cに結合され得る。第4の送信出力は、電力増幅器338dを介して第4のデュプレクサ330dに結合され得る。
【0043】
[0052] 一次受信機(PRx)340は、第1のデュプレクサ330aに結合された第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348a、第2のデュプレクサ330bに結合された第2のPRx低雑音増幅器(LNA)348b、第3のデュプレクサ330cに結合された第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348c、および第4のデュプレクサ330dに結合された第4のPRx低雑音増幅器(LNA)348dを含み得る。一構成では、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aおよび第2のPRx低雑音増幅器(LNA)348bは、低い帯域の低雑音増幅器(LNA)であり得る一方、第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348cおよび第4のPRx低雑音増幅器(LNA)348dは、中間帯域の低雑音増幅器(LNA)である。
【0044】
[0053] 一次受信機(PRx)340はまた、ミキサ356a(例えば、ダウンコンバータ)を含み得る。ミキサ356aは、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aの出力、第2のPRx低雑音増幅器(LNA)348bの出力、第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348cの出力、および第4のPRx低雑音増幅器(LNA)348dの出力に結合され得る。
【0045】
[0054] 一次受信機(PRx)340は、ミキサ356aのために、ダウンコンバートする(downconverting)周波数を生成するために使用される、位相同期ループ(PLL)362a、PRx電圧制御発振器(VCO)360aおよびDivステージ358aを含み得る。ミキサ356aの出力は、PRxベースバンドフィルタ(BBF)364aに結合され得る。PRxベースバンドフィルタ(BBF)364aは、その後、PRx同相/直交位相(I/Q)信号312を出力し得る。トランシーバチップ310は、PRx電圧制御発振器(VCO)360によって生成されたダウンコンバートする周波数が、二次受信機(SRx)342においてミキサ356bによって、三次受信機(TRx)344においてミキサ356cによって、および/または四次受信機(QRx)346においてミキサ356dによって、使用されることを可能にするスイッチ366を含み得る。
【0046】
[0055] 二次アンテナ308は、第2のローパスハイパスダイプレクサ326bに結合され得る。第2のローパスハイパスダイプレクサ326bは、第2のスイッチ328bに結合され得る。第2のスイッチ328bは、2つの入力(バンドルされた低い帯域周波数を含む信号と、バンドルされた高い帯域周波数を含む信号)および複数の出力を有し得る。一構成では、第2のスイッチ328bは、(表面弾性波(SAW)フィルタ334ペアの6つの可能性がある構成を表す)4つの表面弾性波(SAW)フィルタ334への6つの可能性のある出力を有し得る。4つの表面弾性波(SAW)フィルタ334は、第1の表面弾性波(SAW)フィルタ334a、第2の表面弾性波(SAW)フィルタ334b、第3の表面弾性波(SAW)フィルタ334cおよび第4の表面弾性波(SAW)フィルタ334dを含み得る。一構成では、第1の表面弾性波(SAW)フィルタ334aおよび第2の表面弾性波(SAW)フィルタ334bは、低い帯域のために使用され得る一方で、第3の表面弾性波(SAW)フィルタ334cおよび第4の表面弾性波(SAW)フィルタ334dは、中間帯域のために使用される。
【0047】
[0056] 二次受信機(SRx)342は、第1の表面弾性波(SAW)フィルタ334aに結合された第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350a、第2の表面弾性波(SAW)フィルタ334bに結合された第2のSRx低雑音増幅器(LNA)350b、第3の表面弾性波(SAW)フィルタ334cに結合された第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350c、および第4の表面弾性波(SAW)フィルタ334dに結合された第4のSRx低雑音増幅器(LNA)350dを含み得る。一構成では、第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350cおよび第4のSRx低雑音増幅器(LNA)350dが中間帯域の低雑音増幅器(LNA)である一方で、第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aおよび第2のSRx低雑音増幅器(LNA)350bが低い帯域の低雑音増幅器(LNA)であり得る。
【0048】
[0057] 二次受信機(SRx)342は、第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aの出力、第2のSRx低雑音増幅器(LNA)350bの出力、第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350cの出力、および第4のSRx低雑音増幅器(LNA)350dの出力に結合されるミキサ356bを含み得る。二次受信機(SRx)342はまた、ミキサ356bのために、ダウンコンバートする周波数を生成するために使用される、位相同期ループ(PLL)362b、SRx電圧制御発振器(VCO)361およびDivステージ358bを含み得る。一構成では、トランシーバチップ310上のスイッチ366は、Divステージ358bが、一次受信機(PRx)340からPRx電圧制御発振器(VCO)360によって生成されたダウンコンバートする周波数を受信するように設定され得る。ミキサ356bの出力は、SRxベースバンドフィルタ(BBF)364bに結合され得る。SRxベースバンドフィルタ(BBF)364bは、その後、SRx同相/直交位相(I/Q)信号314を出力し得る。
【0049】
[0058] 三次受信機(TRx)344は、第1のTRx低雑音増幅器(LNA)352a、第2のTRx低雑音増幅器(LNA)352b、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cおよび第4のTRx低雑音増幅器(LNA)352dを含み得る。一構成では、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cおよび第4のTRx低雑音増幅器(LNA)352dが中間帯域の低雑音増幅器(LNA)である一方で、第1のTRx低雑音増幅器(LNA)352aおよび第2のTRx低雑音増幅器(LNA)352bが低い帯域の低雑音増幅器(LNA)であり得る。第1のTRx低雑音増幅器(LNA)352a、第2のTRx低雑音増幅器(LNA)352b、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cおよび第4のTRx低雑音増幅器(LNA)352dへの入力は、ディスエーブル(disabled)され得る。
【0050】
[0059] 三次受信機(TRx)344は、第1のTRx低雑音増幅器(LNA)352a、第2のTRx低雑音増幅器(LNA)352b、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cおよび第4のTRx低雑音増幅器(LNA)352dの出力に結合されたミキサ356cを含み得る。三次受信機(TRx)344はまた、ミキサ356cに結合されたDivステージ358cを含み得る。Divステージ358cは、トランシーバチップ310上でスイッチ366に結合され得る。一構成において、スイッチ366は、Divステージ358cが一次受信機(PRx)340からPRx電圧制御発振器(VCO)360によって生成されたダウンコンバートする周波数を受信し得るように設定され得る。別の構成では、スイッチ366は、Divステージ358cがSRx電圧制御発振器(VCO)361によって生成されたダウンコンバートする周波数を受信するように設定され得る。ミキサ356cの出力は、TRxベースバンドフィルタ(BBF)364cに結合され得る。TRxベースバンドフィルタ(BBF)364cは、その後、TRx同相/直交位相(I/Q)信号316を出力し得る。
【0051】
[0060] 四次受信機(QRx)346は、第1のQRx低雑音増幅器(LNA)354a、第2のQRx低雑音増幅器(LNA)354b、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cおよび第4のQRx低雑音増幅器(LNA)354dを含み得る。一構成において、第1のQRx低雑音増幅器(LNA)354aおよび第2のQRx低雑音増幅器(LNA)354bは、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cおよび第4のQRx低雑音増幅器(LNA)354dは、中間帯域の低雑音増幅器(LNA)である一方で、低い帯域の低雑音増幅器(LNA)であり得る。第1のQRx低雑音増幅器(LNA)354a、第2のQRx低雑音増幅器(LNA)354b、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cおよび第4のQRx低雑音増幅器(LNA)354dへの入力は、ディスエーブルされ得る。
【0052】
[0061] 四次受信機(QRx)346は、第1のQRx低雑音増幅器(LNA)354a、第2のQRx低雑音増幅器(LNA)354b、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cおよび第4のQRx低雑音増幅器(LNA)354dの出力に結合されたミキサ356dを含み得る。四次受信機(QRx)346はまた、ミキサ356dに結合されたDivステージ358dを含み得る。Divステージ358dは、トランシーバチップ310上でスイッチ366に結合され得る。一構成において、スイッチ366は、Divステージ358dが一次受信機(PRx)340からPRx電圧制御発振器(VCO)360によって生成されたダウンコンバートする周波数を受信し得るように設定され得る。別の構成において、スイッチ366は、Divステージ358dが二次受信機(SRx)342からSRx電圧制御発振器(VCO)361によって生成されたダウンコンバートする周波数を受信するように設定され得る。ミキサ356dの出力は、QRxベースバンドフィルタ(BBF)364dに結合され得る。QRxベースバンドフィルタ(BBF)364dは、その後、QRx同相/直交位相(I/Q)信号318を出力し得る。
【0053】
[0062]
図4は、帯域間モードにおいて動作するシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ425を例示するブロック図である。
図4のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ425は、
図1のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ124の一構成であり得る。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ425は、一次アンテナ406、二次アンテナ408、およびトランシーバチップ410を含み得る。一次アンテナ406および二次アンテナ408は、デュアルバンド4キャリア信号(すなわち、第1の帯域470と第2の帯域472にわたる4つのキャリア474a−d(第1の帯域470と第2の帯域472は互いに分離される))を受信するために使用され得る。
【0054】
[0063] トランシーバチップ410は、送信機432、一次受信機(PRx)440、二次受信機(SRx)442、三次受信機(TRx)444および四次受信機(QRx)446を含み得る。一次アンテナ406は、一次受信機(PRx)440のPRx回路468aに結合され得る。PRx回路468aは、PRx低雑音増幅器(LNA)348a−d、ダウンコンバートする回路およびPRxベースバンドフィルタ(BBF)364aを含み得る。PRx回路468aは、第1の帯域470における第1のキャリア474aと第2のキャリア474bを含むPRx同相/直交位相(I/Q)信号412を出力し得る。
【0055】
[0064] トランシーバチップ410は、PRx回路468aから三次受信機(TRx)444におけるTRx回路468cへのルーティング435aを含み得る。一構成では、ルーティング435aが、PRx回路468aのPRx低雑音増幅器(LNA)348における第1ステージ増幅器からTRx回路468cへのルーティングであり得る。別の構成では、ルーティング435aが、PRx回路438aのPRx低雑音増幅器(LNA)348における第2ステージ増幅器から出力され得る。TRx回路468cは、TRx低雑音増幅器(LNA)352a−d、ダウンコンバートする回路およびTRxベースバンドフィルタ(BBF)364cを含み得る。一構成では、PRx回路468aからのルーティング435が、TRx回路468cのTRx低雑音増幅器(LNA)352における第2ステージ増幅器に入力され得る。別の構成では、PRx回路468aからのルーティング435aが、三次受信機(TRx)444のミキサ356cへ入力され得る。TRx回路468cは、第2の帯域472における第3のキャリア474cと第4のキャリア474dを含むTRx同相/直交位相(I/Q)信号416を出力し得る。
【0056】
[0065] 二次アンテナ408は、二次受信機(SRx)442のSRx回路468bに結合され得る。SRx回路468bは、SRx低雑音増幅器(LNA)350a−d、ダウンコンバートする回路およびSRxベースバンドフィルタ(BBF)364bを含み得る。SRx回路468bは、第1の帯域470における第1のキャリア474aと第2のキャリア474bを含むSRx同相/直交位相(I/Q)信号414を出力し得る。
【0057】
[0066] トランシーバチップ410は、SRx回路468bから四次受信機(QRx)446におけるQRx回路468dへのルーティング435bを含み得る。一構成では、ルーティング435bが、SRx回路468bのSRx低雑音増幅器(LNA)350における第1ステージ増幅器から出力され得る。別の構成では、ルーティング435bが、SRx回路468bのSRx低雑音増幅器(LNA)350における第2ステージ増幅器から出力され得る。QRx回路468dは、QRx低雑音増幅器(LNA)354a−d、ダウンコンバートする回路およびQRxベースバンドフィルタ(BBF)364dを含み得る。一構成では、SRx回路468bからのルーティング435bが、QRx回路468dのQRx低雑音増幅器(LNA)354における第2ステージ増幅器に入力され得る。別の構成では、SRx回路468bからのルーティング435bが、四次受信機(QRx)446のミキサ356dへ入力され得る。QRx回路468dは、第2の帯域472における第3のキャリア474cと第4のキャリア474dを含むQRx同相/直交位相(I/Q)信号418を出力し得る。
【0058】
[0067] PRx回路468aからTRx回路468cへのルーティング435aは、第1の信号分割ステージ433aの一部であり得る。SRx回路468bからQRx回路468bへのルーティングは、第2の信号分割ステージ433bの一部であり得る。信号分割ステージ433a−bは、
図8および
図9に関連して以下にさらに詳細に説明される。
【0059】
[0068]
図5は、帯域間モードにおいて動作するシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325を例示する別のブロック図である。
図5のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325は、
図3のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325であり得る。一次アンテナ306および二次アンテナ308は、デュアルバンド4キャリア信号(すなわち、2つの個別の帯域にわたる4つのキャリア474a−d)を受信するために使用され得る。PRx同相/直交位相(I/Q)信号314を取得するための、一次アンテナ306から一次受信機(PRx)340を通るルーティング537が示される。ルーティング537は、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aを通過し得る。PRx同相/直交位相(I/Q)信号314は、この構成のために、第1の帯域470からの第1のキャリア474aおよび第2のキャリア474bを含み得る。
【0060】
[0069] 三次受信機(TRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、一次アンテナ306からTRx344を通るルーティング535aもまた、示される。TRx同相/直交位相(I/Q)信号316は、第2の帯域472からの第3のキャリア474cおよび第4のキャリア474dを含み得る。三次受信機(TRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、一次アンテナ306からTRx344を通るルーティング535aは、第1の信号分割ステージ433aを通過し得る。第1の信号分割ステージ433aは、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325が同時ハイブリッドデュアル受信機(SHDR)受信機パスを再使用することを可能にし得る。
【0061】
[0070] 第1の信号分割ステージ433aは、一次受信機(PRx)340における第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348cから三次受信機(TRx)344における第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cへのルーティング535aを含み得る。一構成では、ルーティング535aは、第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348cの第1の増幅器ステージ(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))から出力され、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))へ入力され得る。別の構成では、ルーティング535aは、第3のPRx低雑音増幅器(LNA)348cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))から出力され、三次受信機(TRx)344におけるミキサ356cに入力され得る。
【0062】
[0071] 二次受信機(SRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、二次アンテナ308からSRx342を通るルーティング539もまた、示される。ルーティング539は、第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aを通過し得る。SRx同相/直交位相(I/Q)信号314は、この構成のために、第1の帯域470からの第1のキャリア474aおよび第2のキャリア474bを含み得る。四次受信機(QRx)同相/直交位相(I/Q)信号318を取得するための、二次アンテナ308からQRx346を通るルーティング535bもまた、示される。QRx同相/直交位相(I/Q)信号318は、第2の帯域472からの第3のキャリア474cおよび第4のキャリア474dを含み得る。四次受信機(QRx)同相/直交位相(I/Q)信号318を取得するための、二次アンテナ308からQRx346を通るルーティング535bは、第2の信号分割ステージ433bを通過し得る。第2の信号分割ステージ433bもまた、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325が同時ハイブリッドデュアル受信機(SHDR)受信機パスを再使用することを可能にし得る。
【0063】
[0072] 第2の信号分割ステージ433bは、二次受信機(SRx)342における第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350cから四次受信機(QRx)346における第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cへの信号をルーティングし得る535b。一構成では、ルーティング535bが、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))の入力への、第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350cの第1の増幅器ステージ(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))の出力であり得る。別の構成では、ルーティング535bが、四次受信機(QRx)346におけるミキサ356dの入力への、第3のSRx低雑音増幅器(LNA)350cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))の出力であり得る。
【0064】
[0073]
図6は、帯域内モードにおいて動作するシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ625を例示するブロック図である。
図6のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ625は、
図1のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ124の一構成であり得る。シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ625は、一次アンテナ606、二次アンテナ608、およびトランシーバチップ610を含み得る。一次アンテナ606および二次アンテナ608は、シングルバンド4キャリア信号(すなわち、第1の帯域670にわたる4つのキャリア674a−d)を受信するために使用され得る。
【0065】
[0074] トランシーバチップ610は、送信機632、一次受信機(PRx)640、二次受信機(SRx)642、三次受信機(TRx)644および四次受信機(QRx)646を含み得る。一次アンテナ606は、一次受信機(PRx)640のPRx回路668aに結合され得る。PRx回路668aは、PRx低雑音増幅器(LNA)348a−d、ダウンコンバートする回路およびPRxベースバンドフィルタ(BBF)364aを含み得る。PRx回路668aは、第1の帯域670における第1のキャリア674aと第2のキャリア674bを含むPRx同相/直交位相(I/Q)信号612を出力し得る。
【0066】
[0075] トランシーバチップ610は、PRx回路668aから三次受信機(TRx)644におけるTRx回路668cへのルーティング635aを含み得る。一構成では、ルーティング635aは、PRx回路668aのPRx低雑音増幅器(LNA)348における第1ステージ増幅器からTRx回路668cへのルーティングであり得る。別の構成では、ルーティング635aは、PRx回路668aのPRx低雑音増幅器(LNA)348における第2ステージ増幅器から出力され得る。TRx回路668cは、TRx低雑音増幅器(LNA)352a−d、ダウンコンバートする回路およびTRxベースバンドフィルタ(BBF)364cを含み得る。一構成では、PRx回路668aからのルーティング635は、TRx回路668cのTRx低雑音増幅器(LNA)352における第2ステージ増幅器に入力され得る。別の構成では、PRx回路668aからのルーティング635aは、三次受信機(TRx)644のミキサ356cへ入力され得る。TRx回路668cは、第1の帯域670における第3のキャリア674cと第4のキャリア674dを含むTRx同相/直交位相(I/Q)信号616を出力し得る。
【0067】
[0076] 二次アンテナ608は、二次受信機(SRx)642のSRx回路668bに結合され得る。SRx回路668bは、SRx低雑音増幅器(LNA)350a−d、ダウンコンバートする回路およびSRxベースバンドフィルタ(BBF)364bを含み得る。SRx回路668bは、第1の帯域670における第1のキャリア674aと第2のキャリア674bを含むSRx同相/直交位相(I/Q)信号614を出力し得る。
【0068】
[0077] トランシーバチップ610は、SRx回路668bから四次受信機(QRx)646におけるQRx回路668dへのルーティング635bを含み得る。一構成では、ルーティング635bが、SRx回路668bのSRx低雑音増幅器(LNA)350における第1ステージ増幅器から出力され得る。別の構成では、ルーティング635bが、SRx回路668bのSRx低雑音増幅器(LNA)350における第2ステージ増幅器から出力され得る。QRx回路668dは、QRx低雑音増幅器(LNA)354a−d、ダウンコンバートする回路およびQRxベースバンドフィルタ(BBF)364dを含み得る。一構成では、SRx回路668bからのルーティング635bが、QRx回路668dのQRx低雑音増幅器(LNA)354における第2ステージ増幅器に入力され得る。別の構成では、SRx回路668bからのルーティング635bが、四次受信機(QRx)646のミキサ356dへ入力され得る。QRx回路668dは、第1の帯域670における第3のキャリア674cと第4のキャリア674dを含むQRx同相/直交位相(I/Q)信号618を出力し得る。
【0069】
[0078] PRx回路668aからTRx回路668cへのルーティング635aは、第1の信号分割ステージ633aの一部であり得る。SRx回路668bからQRx回路668bへのルーティングは、第2の信号分割ステージ633bの一部であり得る。信号分割ステージ633a−bは、
図8および
図9に関連して以下にさらに詳細に説明される。
【0070】
[0079]
図7は、帯域内モードにおいて動作するシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325を例示する別のブロック図である。
図7のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325は、
図3のシングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325であり得る。帯域内モードは、電流分割を要求し得る。6デシベル(dB)損失は、0.2−0.5 db雑音ファクタ(NF)の低下(degradation)を導き得る。無線周波数集積回路(RFIC)における低雑音増幅器(LNA)は、ミキサGmとして設計される必要があり得る。
【0071】
[0080] 一次アンテナ306および二次アンテナ308は、シングルバンド4−キャリア信号(すなわち、第1の帯域670にわたる4つのキャリア674a−dであり、第2の帯域672におけるキャリアはない)を受信するために使用され得る。一次受信機(PRx)同相/直交位相(I/Q)信号314を取得するための、一次アンテナ306からPRx340を通るルーティング737が示される。ルーティング737は、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aを通過し得る。PRx同相/直交位相(I/Q)信号314は、この構成のために、第1の帯域670からの第1のキャリア674aおよび第2のキャリア674bを含み得る。
【0072】
[0081] 三次受信機(TRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、一次アンテナ306からTRx344を通るルーティング735aもまた、示される。TRx同相/直交位相(I/Q)信号316は、第1の帯域670からの第3のキャリア674cおよび第4のキャリア674dを含み得る。三次受信機(TRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、一次アンテナ306からTRx344を通るルーティング735aは、第1の信号分割ステージ633aを通過し得る。第1の信号分割ステージ633aは、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325が同時ハイブリッドデュアル受信機(SHDR)受信機パスを再使用することを可能にし得る。
【0073】
[0082] 第1の信号分割ステージ633aは、一次受信機(PRx)340における第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aから三次受信機(TRx)344における第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cへのルーティング735aを含み得る。一構成では、ルーティング735aが、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348aの第1の増幅器ステージ(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))から出力され、第3のTRx低雑音増幅器(LNA)352cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))へ入力され得る。別の構成では、ルーティング735aが、第1のPRx低雑音増幅器(LNA)348cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))から出力され、三次受信機(TRx)344におけるミキサ356cに入力され得る。
【0074】
[0083] 二次受信機(SRx)同相/直交位相(I/Q)信号316を取得するための、二次アンテナ308からSRx342を通るルーティング739もまた、示される。ルーティング739は、第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aを通過し得る。SRx同相/直交位相(I/Q)信号314は、この構成のために、第1の帯域670からの第1のキャリア674aおよび第2のキャリア674bを含み得る。四次受信機(QRx)同相/直交位相(I/Q)信号318を取得するための、二次アンテナ308からQRx346を通るルーティング735bもまた、示される。QRx同相/直交位相(I/Q)信号318は、第1の帯域670からの第3のキャリア674cおよび第4のキャリア674dを含み得る。四次受信機(QRx)同相/直交位相(I/Q)信号318を取得するための、二次アンテナ308からQRx346を通るルーティング735bは、第2の信号分割ステージ633bを通過し得る。第2の信号分割ステージ633bもまた、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャ325が同時ハイブリッドデュアル受信機(SHDR)受信機パスを再使用することを可能にし得る。
【0075】
[0084] 第2の信号分割ステージ633bは、二次受信機(PRx)342における第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aから四次受信機(QRx)346における第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cへ信号をルーティング735bし得る。一構成では、ルーティング735bが、第3のQRx低雑音増幅器(LNA)354cの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))の入力への第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aの第1の増幅器ステージ(例えば、相互コンダクタンスステージ(Gm))の出力であり得る。別の構成では、ルーティング735bが、四次受信機(QRx)346におけるミキサ356dの入力への第1のSRx低雑音増幅器(LNA)350aの第2の増幅器ステージ(例えば、カスコードステージ(Cas))の出力であり得る。
【0076】
[0085]
図8は、信号分割ステージ833を例示するブロック図である。
図8の信号分割ステージ833は、
図4における信号分割ステージ433a−bと
図6における信号分割ステージ633a−bの一構成であり得る。信号分割ステージ833は、ソース低雑音増幅器(LNA)878a、ターゲット低雑音増幅器(LNA)878bのターゲット第1ステージ増幅器874bおよびターゲット第2ステージ増幅器876b、および受動ミキサ856a−dの一部としてソース第1ステージ増幅器874aおよびソース第2ステージ増幅器876aを含み得る。一構成では、ソース低雑音増幅器(LNA)878aがPRx低雑音増幅器(LNA)348であり得、ターゲット低雑音増幅器(LNA)がTRx低雑音増幅器352であり得る。別の構成では、ソース低雑音増幅器(LNA)878aがSRx低雑音増幅器(LNA)350であり得、ターゲット低雑音増幅器(LNA)878bがQRx低雑音増幅器354であり得る。
【0077】
[0086] 一構成では、ソース第1ステージ増幅器874aおよびターゲット第1ステージ増幅器874bが相互コンダクタンスステージ(Gm)であり得る一方で、ソース第2ステージ増幅器876aおよびターゲット第2ステージ増幅器876bがカスコードステージ(Cas)であり得る。ソース第1ステージ増幅器874aの出力は、ソース第2ステージ増幅器876aに入力され得る。ソース第2ステージ増幅器876aの出力は、その後、ソース同相信号880a−bおよびソース直交信号880c−dを取得するために受動ミキサ856a−bを介して混合され得る。信号分割ステージ833において、信号分割は、ソース第1ステージ増幅器874aのあとに発生する。従って、ソース第1ステージ増幅器874aの出力は、ターゲット第2ステージ増幅器876bの入力に入力され得る。ターゲット第2ステージ増幅器876bの出力は、その後、ターゲット同相信号880e−fおよびターゲット直交信号880g−hを取得するために受動ミキサ856c−dを介して混合され得る。
【0078】
[0087] スイッチは、クリーンなスタンドアローン動作を可能にするためにソース低雑音増幅器(LNA)878aとターゲット低雑音増幅器(LNA)878bとの間で使用され得る。低雑音増幅器(LNA)トポロジは、信号分割感知ポイントを駆動し得る。
【0079】
[0088]
図9は、別の信号分割ステージ933を例示するブロック図である。
図9の信号分割ステージ933は、
図4における信号分割ステージ433a−bと
図6における信号分割ステージ633a−bのうちの一構成であり得る。信号分割ステージ933は、ソース低雑音増幅器(LNA)978aの部分として、ソース第1ステージ増幅器974aおよびソース第2ステージ増幅器976aを含み、ターゲット低雑音増幅器(LNA)978bのターゲット第1ステージ増幅器974bとターゲット第2ステージ増幅器976b、および受動ミキサ956a−dを含み得る。一構成では、ソース低雑音増幅器(LNA)978aがPRx低雑音増幅器(LNA)348であり得、ターゲット低雑音増幅器(LNA)がTRx低雑音増幅器352であり得る。別の構成では、ソース低雑音増幅器(LNA)978aがSRx低雑音増幅器(LNA)350であり得、ターゲット低雑音増幅器(LNA)978bがQRx低雑音増幅器(LNA)354であり得る。
【0080】
[0089] 一構成では、ソース第1ステージ増幅器974aおよびターゲット第1ステージ増幅器974bが相互コンダクタンスステージ(Gm)であり得る一方で、ソース第2ステージ増幅器976aおよびターゲット第2ステージ増幅器976bがカスコードステージ(Cas)であり得る。ソース第1ステージ増幅器974aの出力は、ソース第2ステージ増幅器976aに入力され得る。ソース第2ステージ増幅器976aの出力は、その後、ソース同相信号980a−bおよびソース直交信号980c−dを取得するために受動ミキサ956a−bを介して混合され得る。信号分割ステージ933において、信号分割は、ソース第2ステージ増幅器976aのあとに発生する。従って、ソース第2ステージ増幅器976aの出力は、ターゲット同相信号980e−fおよびターゲット直交信号980g−hを取得するために受動ミキサ856c−dへ入力され得る。
【0081】
[0090] スイッチは、クリーンなスタンドアローン動作を可能にするためにソース低雑音増幅器(LNA)978aとターゲット低雑音増幅器(LNA)978bとの間で使用され得る。低雑音増幅器(LNA)トポロジは、信号分割感知ポイントを駆動し得る。
【0082】
[0091]
図10は、ワイヤレス通信デバイス1004内に含まれ得る特定のコンポーネントを例示する。ワイヤレス通信デバイス1004は、アクセス端末、モバイル局、ユーザ機器(UE)などであり得る。ワイヤレス通信デバイス1004は、プロセッサ1003を含む。プロセッサ1003は、汎用シングルチップまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM(登録商標))、特殊目的マイクロプロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP))、マイクロ制御装置、プログラム可能ゲートアレイ等であり得る。プロセッサ1003は、中央処理ユニット(CPU)と称され得る。単一のプロセッサ1003のみが、
図10のワイヤレス通信デバイス1004において示されるが、代替の構成として、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMおよびDSP)が使用され得る。
【0083】
[0092] ワイヤレス通信デバイス1004はまた、メモリ1005も含む。メモリ1005は、電子情報を記憶できる任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ1005は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、およびそれらの組み合わせを含むその他同様のものとして実現され得る。
【0084】
[0093] データ1007aおよび命令群1009aは、メモリ1005において記憶され得る。命令群1009aは、本明細書に開示される方法を実現するために、プロセッサ1003によって実行可能であり得る。命令群1009aを実行することは、メモリ1005において記憶されたデータ1007aの使用を含み得る。プロセッサ1003が命令群1009を実行する場合、命令群1009bの様々な部分がプロセッサ1003にロードされ、データ1007bの様々な部分がプロセッサ1003にロードされ得る。
【0085】
[0094] ワイヤレス通信デバイス1004はまた、第1のアンテナ1017aおよび第2のアンテナ1017bを介した、ワイヤレス通信デバイス1004に対する信号の送信と、それからの信号の受信を可能にするために、送信機1011および受信機1013を含み得る。送信機1011と受信機1013は、トランシーバ1015とまとめて称され得る。ワイヤレス通信デバイス1004はまた、複数の送信機、追加のアンテナ、複数の受信機および/または複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
【0086】
[0095] ワイヤレス通信デバイス1004は、デジタル信号プロセッサ(DSP)1021を含み得る。ワイヤレス通信デバイス1004はまた、通信インタフェース1023を含み得る。通信インタフェース1023は、ワイヤレス通信デバイス1004とやりとりすることをユーザに可能にし得る。
【0087】
[0096] ワイヤレス通信デバイス1004のさまざまなコンポーネントが、1つまたは複数のバスによって合わせて結合されることがあり得、バスは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバスなどを含み得る。明確にするために、さまざまなバスが、バスシステム1019として、
図15において示される。
【0088】
[0097] 「判定すること(determining)」という用語は、多種多様なアクションを包含する、従って、「判定すること」とは、計算すること、演算すること、処理すること、導出すること、調査すること、調べること(例えば、表、データベース、あるいは別のデータ構造を調べること)、確認することなどを含み得る。また、「判定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリにおけるデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判定すること」は、決定することや、選択することや、選ぶことや、確立することなどを含み得る。
【0089】
[0098] フレーズ「〜に基づく」は、そうではないと明確に特定されていない限りは、「〜のみに基づく」ということを意味するわけではない。言い換えると、フレーズ「〜に基づく」は、「〜のみに基づく」および「少なくとも〜に基づく」の両方ともを表す。
【0090】
[0099] 「プロセッサ」という用語は、汎用プロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシンなどを包含するように広く解釈されるべきである。何らかの状況では、「プロセッサ」は、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のことを指し得る。「プロセッサ」という用語は、処理デバイスの組み合わせのことを、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを伴う1つ以上のマイクロプロセッサ、または、このような構成の他の何らかのもののことを指し得る。
【0091】
[00100] 「メモリ」という用語は、電子情報を記憶できる任意の電子コンポーネントを包含するように広く解釈されるべきである。メモリという用語は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光データ記憶装置、レジスタなどのような、さまざまなタイプのプロセッサ読み取り可能媒体のことを指し得る。メモリは、プロセッサが、メモリから情報を読み取る、および/または、メモリに情報を書き込むことができる場合に、プロセッサと電子通信すると言われる。プロセッサに一体的なメモリはこのプロセッサと電子通信している。
【0092】
[00101] 「命令群」および「コード」という用語は、任意のタイプの(複数を含む)コンピュータ読み取り可能ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。例えば、「命令群」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、機能、手順などのことを指し得る。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ読み取り可能ステートメントまたは多くのコンピュータ読み取り可能ステートメントを備え得る。
【0093】
[00102] 本明細書に説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、機能は、1つまたは複数の命令(群)として、コンピュータ可読媒体上で記憶され得る。「コンピュータ可読媒体」あるいは「コンピュータプログラム製品」という用語は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体を指す。限定ではなく、例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、あるいはその他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令群またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用されることができ、かつ、コンピュータによってアクセスされることができるその他任意の媒体を備え得る。ここで使用したようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、一般に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。
【0094】
[00103] ソフトウェアまたは命令群は、伝送媒体によって伝送され得る。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイトから、サーバから、あるいは、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者ライン(DSL)、または赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソースから送信された場合に、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは、赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
【0095】
[00104] 本明細書に開示されている方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/またはアクションは、本願の特許請求の範囲から逸脱せずに、互いに置き換えられ得る。言い換えると、ステップあるいはアクションの特定の順序が、説明されている方法の適切な動作のために必要とされない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用が、特許請求の範囲から逸脱することなく変形され得る。
【0096】
[00105] さらに、
図2によって例示されたもののような、本明細書において説明される方法および技術を実行するためのモジュールおよび/またはその他適切な手段は、ダウンロードされ得る、および/または、さもなければデバイスによって取得され得ることが、理解されるべきである。例えば、デバイスは、本明細書において説明されている方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書において説明されている様々な方法は、デバイスが、記憶手段(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)のような物理記憶媒体あるいはフロッピーディスクなど)を、そのデバイスに結合あるいは提供する際に様々な方法を取得し得るように、その記憶手段を通して提供され得る。さらに、デバイスに対して、本明細書において説明されている方法および技法を提供するためのその他任意の適切な技法が利用され得る。
【0097】
[00106] 本願の特許請求の範囲が、上述された、まさにその構成およびコンポーネントに限定されないことが理解されるべきである。様々な修正、変更、および、バリエーションが、本明細書において説明されているシステム、方法、および装置の配置、オペレーション、および、詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得る。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] マルチプルキャリア信号を受信するために構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
一次アンテナと、
二次アンテナと、
トランシーバチップと
を備える、シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャを備え、ここで、前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、同時ハイブリッドデュアル受信機パスを再使用する、
ワイヤレス通信デバイス。
[C2] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、4つのアンテナ、電力分割器、外部の低雑音増幅器またはダイトゥーダイ信号のルーティングを要求しない、C1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C3] 前記トランシーバチップは、
送信機と、
一次受信機と、
二次受信機と、
三次受信機と、
四次受信機とを備え、ここで、各受信機は、複数の低雑音増幅器を備え、各低雑音増幅器は、第1ステージ増幅器および第2ステージ増幅器を備える、C1に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C4] 前記第1ステージ増幅器は、相互コンダクタンスステージであり、前記第2ステージ増幅器は、カスコードステージである、C3に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C5] 前記複数の低雑音増幅器は、第1の帯域についての複数の低雑音増幅器と、第2の帯域についての複数の低雑音増幅器とを備える、C3に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C6] 前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、中間の帯域である、C5に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C7] 前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域である、C5に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C8] 前記第1の帯域は、中間の帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域である、C5に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C9] 第1のルーティングは、一次同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記一次受信機を通して使用され、第2のルーティングは、TRx同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記三次受信機を通して使用され、第3のルーティングは、二次同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記二次受信機を通して使用され、第4のルーティングは、QRx同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記四次受信機を通して使用される、C3に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C10] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域間動作において存在し、前記第1のルーティングは、第1の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第2の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングは、第1の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の信号分割ステージを通過する、C9に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C11] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C10に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C12] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C10に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C13] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C10に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C14] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C10に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C15] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域内動作において存在し、前記第1のルーティングおよび前記第2のルーティングは、一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングおよび前記第4のルーティングは、二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の信号分割ステージを通過する、C9に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C16] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C15に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C17] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C15に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C18] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C15に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C19] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C15に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C20] シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャを使用してマルチプルキャリア信号を受信するための方法であって、
一次アンテナを使用して第1の信号を受信することと、
一次同相/直交位相信号を取得するために、前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャにおけるトランシーバチップ上の一次受信機を通って前記第1の信号をルーティングすることと、
TRx同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の三次受信機を通って前記第1の信号をルーティングすることと、
二次アンテナを使用して第2の信号を受信することと、
二次同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の二次受信機を通って前記第2の信号をルーティングすることと、
QRx同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の四次受信機を通って前記第2の信号をルーティングすることと、を備える、方法。
[C21] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、4つのアンテナ、電力分割器、外部の低雑音増幅器またはダイトゥーダイシグナルのルーティングを要求しない、C20に記載の方法。
[C22] 前記トランシーバチップは、
送信機と、
一次受信機と、
二次受信機と、
三次受信機と、
四次受信機とを備え、ここで、各受信機は、複数の低雑音増幅器を備え、各低雑音増幅器は、第1ステージ増幅器および第2ステージ増幅器を備える、
C20に記載の方法。
[C23] 前記第1ステージ増幅器は、相互コンダクタンスステージであり、前記第2ステージ増幅器はカスコードステージである、C22に記載の方法。
[C24] 前記複数の低雑音増幅器は、第1の帯域についての複数の低雑音増幅器と、第2の帯域についての複数の低雑音増幅器とを備える、C22に記載の方法。
[C25] 前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、中間の帯域である、C24に記載の方法。
[C26] 前記第1の帯域は、低い帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域である、C24に記載の方法。
[C27] 前記第1の帯域は、中間の帯域であり、前記第2の帯域は、高い帯域である、C24に記載の方法。
[C28] 第1のルーティングは、一次同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記一次受信機を通して使用され、第2のルーティングは、TRx同相/直交位相信号を取得するために、前記一次アンテナから前記三次受信機を通して使用され、第3のルーティングは、二次同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記二次受信機を通して使用され、第4のルーティングは、QRx同相/直交位相信号を取得するために、前記二次アンテナから前記四次受信機を通して使用される、C22に記載の方法。
[C29] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域間動作において存在し、前記第1のルーティングは、第1の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第2の一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングは、第1の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の信号分割ステージを通過する、C28に記載の方法。
[C30] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C29に記載の方法。
[C31] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C29に記載の方法。
[C32] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C29に記載の方法。
[C33] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C29に記載の方法。
[C34] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、帯域内動作において存在し、前記第1のルーティングおよび前記第2のルーティングは、一次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第2のルーティングは、第1の信号分割ステージを通過し、前記第3のルーティングおよび前記第4のルーティングは、二次受信機低雑音増幅器を通過し、前記第4のルーティングは、第2の信号分割ステージを通過する、C28に記載の方法。
[C35] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記三次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C34に記載の方法。
[C36] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第1ステージ増幅器と前記四次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器との間のルーティングを備える、C34に記載の方法。
[C37] 前記第1の信号分割ステージは、前記一次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記三次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C34に記載の方法。
[C38] 前記第2の信号分割ステージは、前記二次受信機の低雑音増幅器における第2ステージ増幅器と前記四次受信機におけるミキサとの間のルーティングを備える、C34に記載の方法。
[C39] シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャを使用してマルチプルキャリア信号を受信するための装置であって、
第1の信号を受信するための手段と、
一次同相/直交位相信号を取得するために、前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャにおけるトランシーバチップ上の一次受信機を通って前記第1の信号をルーティングするための手段と、
TRx同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の三次受信機を通って前記第1の信号をルーティングするための手段と、
第2の信号を受信するための手段と、
二次同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の二次受信機を通って前記第2の信号をルーティングするための手段と、
QRx同相/直交位相信号を取得するために、前記トランシーバチップ上の四次受信機を通って前記第2の信号をルーティングするための手段と、
を備える、装置。
[C40] 前記シングルチップ信号分割キャリアアグリゲーション受信機アーキテクチャは、4つのアンテナ、電力分割器、外部の低雑音増幅器またはダイトゥーダイ信号のルーティングを要求しない、C39に記載の装置。
[C41] 前記トランシーバチップは、
送信機と、
一次受信機と、
二次受信機と、
三次受信機と、
四次受信機とを備え、ここで、各受信機は、複数の低雑音増幅器を備え、ここで、各低雑音増幅器は、第1ステージ増幅器および第2ステージ増幅器を備える、
C39に記載の装置。
[C42] 前記第1ステージ増幅器は、相互コンダクタンスステージであり、前記第2ステージ増幅器は、カスコードステージである、C41に記載の装置。
[C43] 前記複数の低雑音増幅器は、第1の帯域についての複数の低雑音増幅器と、第2の帯域についての複数の低雑音増幅器を備える、C41に記載の装置。