【文献】
Qualcomm Incorporated,Clean-up for TS 36.355,3GPP TSG-RAN WG2#74 R2-113232,フランス,3GPP,2011年 5月 2日,Paragraphs 4,5
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための方法であって、前記方法が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することであって、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む、受信することと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととを備える、方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ提供メッセージである、請求項1に記載の方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージである、請求項1に記載の方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバからの前記情報を含む、請求項1に記載の方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに再送することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送るための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入るための手段と、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信するための手段であって、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む、受信するための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較するための手段と、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための手段と、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うための手段とを備える、装置。
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための複数のコンピュータ可読命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法を実行することをコンピュータにさせるように構成された命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための方法であって、前記方法が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することであって、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む、受信することと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととを備える、方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスからの前記情報を含む、請求項8に記載の方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに再送することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ提供メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPロケーション情報提供メッセージである、請求項8に記載の方法。
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送るための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入るための手段と、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信するための手段であって、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む、受信するための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較するための手段と、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための手段と、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うための手段とを備える、装置。
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための複数のコンピュータ可読命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、請求項8乃至11のうちのいずれか1項に記載の方法を実行することをコンピュータにさせるように構成された命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明を実施するための形態】
【0027】
詳細な説明
[0035] 本明細書で開示する技法は、LPPメッセージの受信側が非ピギーバック肯定応答を送る際の性能を向上できる拡張LTE測位プロトコル(LPP)高信頼トランスポートを提供する。これらの技法は、送信側が、代用/暗黙的肯定応答を受け付けることによって、送信側のメッセージに対する非ピギーバック肯定応答が失われたときに肯定応答待ち状態で立ち往生することを防止できる。本明細書で説明する技法は、LPP/LPPe(LPP拡張)を含む他のプロトコルとともに使用され得る。
【0028】
例示的なネットワーク環境
[0036]
図1は、LTEネットワークと本明細書で説明する技法を実装することとに好適であり得る、第1のネットワークアーキテクチャ100のブロック図である。第1のネットワークアーキテクチャ100は、ユーザ機器(UE)、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもあるモバイルデバイス110を含む。モバイルデバイス110は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスデバイス、ワイヤレスモデム、ワイヤレスルータ、ラップトップコンピュータ、テレメトリデバイス、トラッキングデバイスなどであり得る。モバイルデバイス110は、通信サービスを取得するために、無線アクセスネットワーク(RAN)中の、本明細書ではeノードB(eNB)とも呼ぶ基地局120と通信し得る。RANは、簡単のために
図1に示されていない他のネットワークエンティティを含み得、発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と呼ばれることもある。基地局120は、ノードB、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。
【0029】
[0037] モバイルデバイス110はまた、1つまたは複数の衛星170からの信号を受信および測定し、衛星170についての擬似距離測定値を取得し得る。衛星170はグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の一部であり得、GNSSは、米国の全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)、欧州のGalileoシステム、ロシアのGLONASSシステム、または何らかの他のGNSSであり得る。モバイルデバイス110はまた、基地局120などのeNBからの信号を測定し、それらのeNBについての(例えば、到着時間(TOA:time of arrival)または観測到着時間差(OTDOA:observed time difference of arrival)に関する)タイミング測定値、信号強度測定値、および/または信号品質測定値を取得し得る。それらの擬似距離測定値、タイミング測定値、信号強度測定値、および/または信号品質測定値は、モバイルデバイス110についてのロケーション推定値を導出するために使用され得る。ロケーション推定値は、位置推定値、位置フィックスなどと呼ばれることもある。
【0030】
[0038] 基地局120は、モビリティ管理、ゲートウェイ選択、認証、ベアラ管理などの様々な制御機能を行い得るモビリティ管理エンティティ(MME)130と通信し得る。MME130はロケーションサーバ140と通信し得る。ロケーションサーバ140は発展型サービングモバイルロケーションセンター(E−SMLC:Evolved Serving Mobile Location Center)140であり得る。MME130はゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC:Gateway Mobile Location Center)150とも通信し得る。ロケーションサーバ140は、モバイルデバイスベース、モバイルデバイス支援型、ネットワークベースおよび/またはネットワーク支援型の測位方法をサポートし得、1つまたは複数のMMEをサポートし得る。ロケーションサーバ140はスタンドアロンSMLC(SAS:standalone SMLC)などと呼ばれることもある。ロケーションサーバ140はまた、ロケーションサービスをサポートするためにGMLC150と通信し得る。GMLC150は、ロケーションサービスをサポートし、ロケーションサービス(LCS:location service)クライアント160などの外部LCSクライアントとインターフェースし、加入者プライバシー、許可、認証、課金などのサービスを提供するための、様々な機能を行い得る。GMLC150は、ホームGMLC(H−GMLC:Home GMLC)、訪問先GMLC(V−GMLC:Visited GMLC)、および/または要求側GMLC(R−GMLC:Requesting GMLC)を含み得る。H−GMLC、V−GMLC、およびR−GMLCは、それらが、本明細書で開示する技法を説明するために必要ではないので、
図1に示されていない。
【0031】
[0039]
図1に示された例示的なネットワーク構成は、本明細書で開示する技法が実装され得るネットワークの1つの可能な構成の例にすぎない。他のネットワーク構成は、
図1に示されていない追加の要素を含み得、様々な構成要素は、
図1に示されたものとは異なる構成で相互接続され得る。
【0032】
例示的な実施形態
[0040]
図2に、非ピギーバックLPP肯定応答メッセージが失われないときに何が行われるべきかを示す、モバイルデバイス主導型支援データ転送のための例示的なコールフローを与える。
図2に示されたモバイルデバイス主導型支援データ転送プロシージャは、モバイルデバイス110とロケーションサーバ140(本明細書ではロケーションサーバとも呼ぶ)との間で行われるシグナリングを示す。
【0033】
[0041]
図2に示されたモバイルデバイス主導型支援データ転送のためのコールフローは以下のステージを含む。
【0034】
ステージ205:モバイルデバイス110は、ロケーションサーバからの肯定応答を必要とするLPP支援データ要求メッセージをロケーションサーバに送る。
【0035】
ステージ210:ロケーションサーバ140は非ピギーバック肯定応答で応答する。
【0036】
ステージ215:要求された支援データの準備ができたとき、ロケーションサーバ140は、要求された支援データを含むLPP支援データ提供メッセージをモバイルデバイス110に送ることができる。
【0037】
ステージ220:モバイルデバイス110は非ピギーバック肯定応答で応答する。
【0038】
[0042] 典型的なモバイルデバイス110実装形態で、ステージ205の後に、モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140からの肯定応答を待つ肯定応答待ち状態に入る。しかしながら、ロケーションサーバ140によってモバイルデバイス110に送られた非ピギーバック肯定応答が失われ、モバイルデバイス110を肯定応答待ち状態で立ち往生させることがある。例えば、非ピギーバック肯定応答は、eノードBハンドオーバ中のLTEトランスポートレイヤにおける短いサービス中断により、あるいはMME130または基地局120輻輳により失われることがある。
【0039】
[0043] TS36.355仕様に記載されている現在の肯定応答プロシージャは、ステージ205において送られた要求メッセージに応答して肯定応答が受信されない場合、モバイルデバイス110が「タイムアウト期間」満了まで肯定応答待ち状態にとどまり、満了時に、モバイルデバイス110が支援データをロケーションサーバ140にもう一度要求するためにLPP支援データ要求メッセージを再送信することを必要とする。LPP支援データ要求メッセージの再送信は、モバイルデバイス110が、再送信を可能にするのに十分長い応答時間を与えられるときに有用であり得る。しかしながら、多くのロケーションベースサービス(LBS:location-based service)アプリケーションは、あまりレイテンシトレラントではなく(例えば、北米において使用される拡張911(E−911)緊急サービスは、30秒よりも短い応答時間を有し得る)、LPP支援データ要求メッセージの再送信のための十分な時間を与えない。LPP支援データ要求メッセージを再送信するための十分な時間が利用可能であるときでも、不要な再送信は、LTEネットワーク上の基地局120およびMME130において、LTEネットワークの性能に影響を及ぼし得る余分のシグナリング負荷をもたらす。
【0040】
[0044] 肯定応答待ち状態にある間、モバイルデバイス110は、メッセージ本文を含む後続のアップリンクLPPメッセージを送ることができない。しかしながら、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からダウンリンクメッセージを受信し続けることができる。LPP規格は、モバイルデバイス110が、モバイルデバイス110によって送られた最後の(アップリンク)LPPメッセージに対する肯定応答を待っている間、後続の(ダウンリンク)LPPメッセージを受信し、それに肯定応答することを禁止していない。その結果、モバイルデバイス110は、ステージ210においてロケーションサーバ140によって送信された非ピギーバック肯定応答が失われていても、要求された支援データを搬送するLPP支援データ提供メッセージを受信できる(ステージ215)。
【0041】
[0045] モバイルデバイス110によって要求された支援データを含むLPP支援データ提供メッセージを受信したことに応答して、モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110のロケーションを判断するために測位プロシージャを行うことが可能である。しかし、モバイルデバイス110は肯定応答待ち状態で立ち往生したままであるので、モバイルデバイス110は、LPP規格によれば、測位プロシージャの結果をロケーションサーバ140に送ることを可能にされない。その結果、モバイルデバイス110が、ステージ215において受信された、ロケーションサーバ140から受信された支援データを使用して、モバイルデバイス110の位置を推定または測定することが可能であったとしても、測位セッションは失敗したと見なされ得る。
【0042】
[0046] モバイルデバイス110が肯定応答待ち状態で立ち往生するデッドロック問題を回避するために、モバイルデバイス110は、要求された支援データを含むLPP支援データ提供メッセージを失われた非ピギーバック肯定応答のための「代用/暗黙的肯定応答」として受け付けるように構成され得、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態を出て、アップリンクLPPシグナリングを可能にできる。LPP支援データ提供メッセージは、ステージ205においてモバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に送られたLPP支援データ要求メッセージに応答して与えられるので、LPP支援データ提供メッセージは、ステージ210においてロケーションサーバ140によってモバイルデバイス110に送られた明示的LPP非ピギーバック肯定応答のための代用/暗黙的肯定応答の役割を果たすことができる。要求に応答してステージ210においてロケーションサーバ140によって送られた明示的非ピギーバック肯定応答が、その肯定応答がモバイルデバイス110に到達する前に失われたとしても、モバイルデバイス110によるLPP支援データ提供メッセージの受信が、ステージ205において送られたLPP支援データ要求メッセージをロケーションサーバ140が受信したことを示す。従って、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態を出て、測位セッションを続けることができる。代用/暗黙的肯定応答を受け付けるように構成された、モバイルデバイス110などのターゲットデバイスの例を
図3および
図4に与える。
【0043】
[0047]
図3および
図4は、モバイルデバイスが、非ピギーバック肯定応答の紛失の後に後続のダウンリンクメッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成された、例示的なプロセスを示すコールフロー図である。これらの例では、代用/暗黙的肯定応答がメッセージに対する応答である。
【0044】
[0048]
図3は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140からのLPP支援データ提供メッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成された、モバイルデバイス主導型支援データ転送のための例示的なコールフローを示す。
【0045】
ステージ305:モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からの肯定応答を必要とするLPP支援データ要求メッセージをロケーションサーバ140に送る。モバイルデバイス110は肯定応答待ち状態に入る。
【0046】
ステージ310:ロケーションサーバ140は非ピギーバック肯定応答で応答するが、非ピギーバック肯定応答は、それがモバイルデバイス110に到達する前に失われる。
【0047】
ステージ315:要求された支援データの準備ができたとき、ロケーションサーバ140はモバイルデバイス110にLPP支援データ提供メッセージを送る。
【0048】
ステージ320:モバイルデバイス110は非ピギーバック肯定応答で応答する。モバイルデバイス110は、支援データ提供データメッセージ中に含まれるトランザクションIDを、支援データ要求メッセージ中に含まれるトランザクションIDと比較し、モバイルデバイス110は、トランザクションIDが一致する場合、肯定応答待ち状態を出る。
【0049】
[0049]
図3に示されたコールフローで、モバイルデバイス110は、支援データ提供メッセージ中に含まれるトランザクションIDが、モバイルデバイス110がロケーションサーバに送ったLPP支援データ要求メッセージ中に含まれるトランザクションIDと一致することを検証できる。2つのトランザクションIDが一致する場合、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバから受信された支援データ提供メッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成され得る。要求された支援データが受信されたので、モバイルデバイス110がロケーションサーバから非ピギーバック肯定応答を決して受信していなくても、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバがLPP支援データ要求メッセージを受信したと想定(assume)できる。モバイルデバイス110は、次いで、必要に応じて後続のアップリンクLPPメッセージを送ることによってコールフローを進めることが可能である。
【0050】
[0050] 本明細書で説明する代用/暗黙的肯定応答の使用は、少なくとも以下の技術的利点または利益を与える。1)代用/暗黙的肯定応答の使用は、モバイルデバイス110に肯定応答待ち状態を出ることを強制することによって、アップリンクLPPシグナリングに関する不要なホールドアップ(hold-up)を防止でき、2)代用/暗黙的肯定応答の使用は、不要な再送信をなくすことによって、LBSアプリケーションの(特に、あまりレイテンシトレラントでないものに対して)全体的性能を改善できる。
【0051】
[0051]
図3示された例で、モバイルデバイス110は、支援データ提供メッセージが、ステージ305において送られたLPP支援データ要求メッセージに関連し、それに応答して与えられたことを判断するために、支援データ提供メッセージに関連するトランザクションIDを使用するように構成され得る。他の実装形態では、モバイルデバイス110において受信された特定のメッセージが、モバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に送られた要求に応答して与えられたことを判断するために、他の情報が使用され得る。いくつかの実装形態で、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140から受信された次のLPP支援データ提供メッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けること、またはモバイルデバイス110がLPP支援データ要求メッセージを送った所定の時間期間内にロケーションサーバ140から受信された次のLPP支援データ提供メッセージを明示的非ピギーバック肯定応答のための代用/暗黙的肯定応答として受け付けることをするように構成され得る。
【0052】
[0052]
図4は、代用/暗黙的肯定応答がLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを備えることができる、モバイルデバイス主導型支援データ転送のための例示的なコールフローを示す。
【0053】
ステージ405:モバイルデバイス110はロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送る。LPP支援データ要求メッセージはロケーションサーバ140からの肯定応答を必要とする。モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送った後に肯定応答待ち状態に入る。
【0054】
ステージ410:ロケーションサーバ140は非ピギーバック肯定応答で応答するが、非ピギーバック肯定応答は、それがモバイルデバイス110に到達する前に失われる。(注:ステージ410は、ロケーションサーバ140がLPP支援データ要求メッセージから非ピギーバック肯定応答についての必要な情報を取得することができなかった場合、起こり得ない。)
ステージ415:モバイルデバイス110から受信されたLPP支援データ要求に関する問題がある場合、ロケーションサーバはモバイルデバイス110にLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを送信できる。
【0055】
ステージ420:モバイルデバイス110は非ピギーバック肯定応答で応答する。モバイルデバイス110は、次いで、LPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージ中に含まれるトランザクションIDを、支援データ要求メッセージ中に含まれるトランザクションIDと比較することができ、モバイルデバイス110は、トランザクションIDが一致する場合、肯定応答待ち状態を出る。
【0056】
[0053]
図4に示されたコールフローで、モバイルデバイス110は、LPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージ中に含まれるトランザクションIDが、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140に送った支援データ要求メッセージ中に含まれるトランザクションIDと一致することを検証できる。2つのトランザクションIDが一致する場合、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140から受信されたLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付け、誤ったトランザクションを終了するように構成され得る。モバイルデバイス110は、次いで、必要に応じて後続のアップリンクLPPメッセージを送ることによってコールフローを進めることが可能である。
【0057】
[0054]
図4示された例で、モバイルデバイス110は、LPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージが、ステージ405において送られたLPP支援データ要求メッセージに関連し、それに応答して与えられたことを判断するために、LPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージに関連するトランザクションIDを使用するように構成され得る。他の実装形態では、モバイルデバイス110において受信された特定のメッセージが、モバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に送られた要求に応答して与えられたことを判断するために、他の情報が使用され得る。いくつかの実装形態で、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140から受信された次のLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けること、またはモバイルデバイス110がLPP支援データ要求メッセージを送った所定の時間期間内にロケーションサーバ140から受信された次のLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを明示的非ピギーバック肯定応答のための代用/暗黙的肯定応答として受け付けることをするように構成され得る。
【0058】
[0055]
図3および
図4に示された「代用/暗黙的肯定応答」ソリューションの説明は、説明のためにモバイルデバイス主導型LPPプロシージャを使用しているが、代用/暗黙的肯定応答技法はサーバ主導型プロシージャにも同様に適用され得る。例えば、LPP機能転送(Capability Transfer)プロシージャおよびLPPロケーション情報転送(Location Information Transfer)プロシージャは、モバイルデバイス110が、肯定応答を必要とするダウンリンクLPPメッセージの受信されたときの非ピギーバック肯定応答の送信をサポートする代用/暗黙的肯定応答技法が使用され得るサーバ主導型プロシージャの2つの例である。サーバ主導型LPP機能転送プロシージャでは、LPP機能要求(Request Capability)メッセージに対する非ピギーバック肯定応答がモバイルデバイス110によって送られ、失われたが、LPP機能提供(Provide Capability)メッセージがロケーションサーバによって受信された場合、LPP機能提供メッセージはロケーションサーバ140において「代用/暗黙的肯定応答」として使用され得る。LPP機能要求メッセージを受信すると、ロケーションサーバ140は、後続のダウンリンクLPPシグナリングがホールドアップされることを防止するために肯定応答待ち状態を出ることができる。サーバ主導型LPPロケーション情報転送プロシージャでは、LPPロケーション情報要求(Request Location Information)メッセージに対する非ピギーバック肯定応答がモバイルデバイス110によって送られ、失われたが、LPPロケーション情報提供メッセージがロケーションサーバ140によって受信された場合、LPPロケーション情報提供メッセージはロケーションサーバ140において「代用/暗黙的肯定応答」として使用され得る。LPPロケーション情報提供メッセージを受信すると、ロケーションサーバ140は、後続のダウンリンクLPPシグナリングがホールドアップされることを防止するために肯定応答待ち状態を出ることができる。サーバ主導型プロシージャのためのダウンリンクLPPメッセージが問題を有する場合、モバイルデバイス110はアップリンクLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを送り得、その両方が、ロケーションサーバ140が待っている非ピギーバック肯定応答のための代用/暗黙的肯定応答として使用され得ることに留意されたい。
【0059】
[0056] 概して、本明細書で説明するように代用/暗黙的肯定応答を使用するアイデアは、LPP肯定応答並びにLPP応答メッセージを必要とする(受信側が非ピギーバック肯定応答を行うことを選択すると仮定して)、LPPプロトコルに将来加えられることになるユーザ主導型およびサーバ主導型LPP転送プロシージャに適用され得る。不要な再送信がなくされ得、レイテンシが低減され得、歩留まりが増加され得るので、システムレベルにおいて全体的性能改善が達成され得る。
【0060】
[0057]
図5は、通信が前のメッセージの代用/暗黙的肯定応答の役割を果たす、例示的な方法を示すコールフロー図である。
図5に示された例で、通信の送信/受信は、例えば、前のメッセージが受信されたかまたは必要とされなかったので、前のメッセージの再送が無意味または不要であることを暗示する。
図5はまた、ユーザ機器などのターゲットデバイスではなくサーバが、明示的非ピギーバック肯定応答の代わりに代用/暗黙的肯定応答を受け付けることができる状況の一例を示す。
【0061】
[0058] ステージ505および510において、ロケーション情報要求および肯定応答が送られる。ステージ505において、サーバ(例えば、ロケーションサーバ140)はターゲットデバイス(例えば、モバイルデバイス110)にLPPロケーション情報要求メッセージを送る。この要求は、ここではAというトランザクション識別情報(ID)を示すトランザクションIDを含む。ターゲットは、ステージ510において、サーバに到達するLPP肯定応答を送ることによって応答する。
【0062】
[0059] ステージ515および520において、支援データ要求および肯定応答が送られる。ステージ515において、ターゲットはサーバにLPP支援データ要求メッセージを送り、サーバは、ステージ520dにおいて、ターゲットデバイスに到達するLPP肯定応答を送ることによって応答する。その要求はBというトランザクションIDの指示を含む。
【0063】
[0060] ステージ525および530において、支援データ要求および肯定応答が送られる。ステージ525において、サーバは、ステージ515において送られた要求に対応する、BというトランザクションIDを示すLPP支援データ提供要求をターゲットデバイスに送る。ステージ530において、ターゲットデバイスは、失われるか、またはさもなければサーバに到達する(すなわち、サーバによって受信される)ことができない、LPP肯定応答を送ることによってこの要求に応答する。
【0064】
[0061] ステージ535において、ステージ505において要求されたロケーション情報が与えられる。ターゲットデバイスは、ステージ505において送られた要求に対応するLPPロケーション情報提供メッセージをサーバに送る。ステージ505において送られた要求と同様に、ステージ535において送られるメッセージはAというトランザクションIDを含む。従って、サーバは、ステージ535においてターゲットデバイスによって送られ、サーバによって受信されたメッセージを、ステージ505においてサーバによって送られ、ターゲットデバイスによって受信された要求に関連付けることができる。サーバは、ステージ535において受信されたメッセージのコンテンツを分析し、肯定応答が受信されていないメッセージが再送される必要はないと結論づけることができる。例えば、サーバは、この事例では、ステージ505において要求されたロケーション情報が、例えば、所望の精度で、ステージ535において送られたメッセージ中で与えられたことを判断できる。従って、サーバは、ステージ525において送られた支援データメッセージを再送信することが不要であると結論づけることができる。メッセージを再送する必要がないことは、例えば、ステージ525におけるメッセージが受信され、使用されていること、またはステージ525において送られたメッセージが、ステージ505からの要求を満たすために必要とされていないことに起因し得る。サーバは、ステージ525からのメッセージを再送することの無意味さの原因を判断する必要がない。言い換えれば、サーバは、トランザクション(ここでは、ロケーション情報の要求および提供)が完了したと判断し、従って、そのトランザクションを完了する際に使用するメッセージを再送信しないと結論づけ得る。
【0065】
[0062] サーバは、LPPロケーション情報提供メッセージに応答してLPP肯定応答を与えることができる(ステージ540)。
【0066】
[0063]
図5に示された例は、サーバが、ロケーション判断のための支援データの再送信が無意味であると結論する状況を示す。他のタイプのトランザクション、すなわち、ロケーション情報についての要求およびそれの提供以外のトランザクションの代用/暗黙的肯定応答は、ターゲットデバイスが、サーバまたは他のデバイスへのメッセージの再送信が必要とされないと判断する状況であるときに可能である。
【0067】
[0064]
図10は、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと第2のネットワークエンティティとの間でとのプロトコルセッションを実行するためのプロセスの流れ図である。
図10で与えられた例は、第1のネットワークエンティティがモバイルデバイス110であり、第2のネットワークエンティティがロケーションサーバ140である、モバイルデバイス主導型プロトコルセッションの一例である。他の実装形態で、第2のネットワークエンティティは、GMLC150、MME130、または他のネットワークサーバなど、他のネットワークエンティティであり得、第1のネットワークエンティティは、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと通信するように構成された別のネットワーク接続デバイスと通信するように構成された別のデバイスであり得る。
図10に示されたプロセスは、
図2〜
図4などの前述の図に示されたものなど、任意のモバイルデバイス主導型プロトコルセッションに適用され得る。
図10に示された方法はモバイルデバイス110によって実装され得る。
【0068】
[0065] プロセスは、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送ることから始まり得る(ステージ1005)。第1のプロトコルセッションメッセージは、モバイルデバイス110と第2のネットワークエンティティとが複数のメッセージを交換するプロトコルセッションの一部であり得る。モバイルデバイス110とロケーションサーバ140との間で交換されるメッセージは、情報および/またはサービスについての要求を含み得る。プロトコルセッション中のモバイルデバイス110とロケーションサーバ140との間のメッセージ交換はまた、要求された情報および/またはサービス関係情報を送ることを含み得る。例えば、モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送る、
図3および
図4に示されたプロセスなどにおいて、ロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送ることができる。
図5に示された例で、サーバはターゲットデバイスにLPP支援データ提供メッセージを送ることができる。モバイルデバイス110yはまた、モバイルデバイス110が第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答を予想する、他のタイプの要求をロケーションサーバ140に送るように構成され得る。
【0069】
[0066] モバイルデバイス110は、次いで、ロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送った後に肯定応答待ち状態に入るように構成され得る(ステージ1010)。モバイルデバイス110は、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答を受信するのを待つ。モバイルデバイス110が肯定応答待ち状態にある間、モバイルデバイス110からロケーションサーバ140への後続のアップリンクメッセージは肯定応答(ACK)を除いて中断される。例えば、モバイルデバイス110が、ロケーションサーバ140から、モバイルデバイス110に応答を要求する後続のプロトコルセッションメッセージを受信した場合、モバイルデバイスは、第1のプロトコルセッションメッセージの非ピギーバック肯定応答または代用/暗黙的肯定応答が受信されるまで、後続のプロトコルセッションメッセージに対する応答を送ることができない。代わりに、モバイルデバイス110は後続のプロトコルセッションメッセージに肯定応答(ACK)でのみ応答できる。
図3および
図4は、モバイルデバイス110が、モバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に送られたLPP支援データ要求メッセージに応答したロケーションサーバ140からの非ピギーバックLPP肯定応答を待つ例を示す。但し、
図10に示されたプロセスはこれらの特定の例に限定されず、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からの非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる。
【0070】
[0067] モバイルデバイス110は、次いで、第2のネットワークエンティティから第2のプロトコルセッションメッセージを受信できる(ステージ1015)。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに応答したロケーションサーバ140からの肯定応答ではないが、第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む。第2のプロトコルセッションメッセージが、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含むので、モバイルデバイス110は、第2のプロトコルセッションメッセージを第1のプロトコルセッションメッセージに対する代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成され得る。ロケーションサーバ140は第1のプロトコルセッションメッセージを受信したに違いなく、第1のプロトコルセッションメッセージに応答してロケーションサーバ140によって与えられた、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答は、モバイルデバイス110への途中で失われたに違いない。
【0071】
[0068]
図3および
図4は代用/暗黙的肯定応答の例を示す。
図3および
図4に示された例では、モバイルデバイス110が、ロケーションサーバ140からの明示的LPP非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる、そのような対話の例を提供する。
図3の例では、ロケーションサーバ140からの非ピギーバック肯定応答が失われたが、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からのLPP支援データ提供メッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成される。
図4の例では、ロケーションサーバ140からの非ピギーバック肯定応答が失われたが、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からのLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成される。
【0072】
[0069]
図3は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送信する一例を提供する。LPP支援データ要求メッセージはトランザクションに関連付けられ、そのトランザクションはトランザクションID「x」を割り当てられる。ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110からLPP支援データ要求メッセージを受信したことに応答してモバイルデバイス110に明示的LPP肯定応答メッセージを送信し、ロケーションサーバ140は、その後、モバイルデバイス110にLPP支援データ提供メッセージを送信する。LPP支援データ提供メッセージは、LPP支援データ要求メッセージに応答して与えられ、LPP支援データ要求メッセージと同じトランザクションIDを割り当てられる。LPP支援データ提供によって与えられるデータは、LPP支援データ要求メッセージ中で要求されたデータでもある。その結果、モバイルデバイス110は、LPP支援データ提供をLPP支援データ要求メッセージの代用/暗黙的肯定応答として使用できる。代用/暗黙的応答の役割を果たす第2のプロトコルセッションメッセージの他の例は、
図3および
図4において見つけられ得る。但し、
図10に示されたプロセスは、これらの特定の例に限定されず、非ピギーバック肯定応答が失われたときに第2のプロトコルセッションメッセージが代用/暗黙的肯定応答の役割を果たすことができる、他の状況において使用され得る。
【0073】
[0070] 次に
図10に戻ると、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1030)。モバイルデバイスは、第2のプロトコルセッションメッセージを第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答として受け付けるように構成され得、モバイルデバイス110は肯定応答待ち状態を出ることができる。肯定応答待ち状態を出ると、モバイルデバイスは、ロケーションサーバとのプロトコルセッションのコールフローを進めるように構成され得、第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された情報を使用して1つまたは複数のアクションを行うように構成され得る(ステージ1035)。例えば、肯定応答待ち状態中を出た後に、モバイルデバイス110は、必要な場合、ロケーションサーバ140にプロトコルセッションメッセージを送ることを再開することが可能であり得る。
【0074】
[0071]
図11は、
図10に記載されたプロセスと同様であるが、
図10に示されたプロセス中に含まれない数個の追加のステージを含む、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと第2のネットワークエンティティとの間でとのプロトコルセッションを実行するためのプロセスの流れ図である。
図11で与えられた例は、第1のネットワークエンティティがモバイルデバイス110であり、第2のネットワークエンティティがロケーションサーバ140である、モバイルデバイス主導型プロトコルセッションの一例である。他の実装形態で、第2のネットワークエンティティは、GMLC150、MME130、または他のネットワークサーバなど、他のネットワークエンティティであり得、第1のネットワークエンティティは、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと通信するように構成された別のネットワーク接続デバイスと通信するように構成された別のデバイスであり得る。
図11に示されたプロセスは、
図2〜
図4などの前述の図に示されたものなど、任意のモバイルデバイス主導型プロトコルセッションに適用され得る。
図11に示された方法はモバイルデバイス110によって実装され得る。
【0075】
[0072] プロセスは、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送ることから始まり得る(ステージ1105)。第1のプロトコルセッションメッセージは、モバイルデバイス110と第2のネットワークエンティティとが複数のメッセージを交換するプロトコルセッションの一部であり得る。モバイルデバイス110とロケーションサーバ140との間のメッセージ交換は、情報および/またはサービスについての要求を含み得る。プロトコルセッション中のモバイルデバイス110とロケーションサーバ140との間のメッセージ交換はまた、要求された情報および/またはサービス関係情報を送ることを含み得る。例えば、モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送る、
図3および
図4に示されたプロセスなどにおいて、ロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送ることができる。
図5に示された例で、サーバはターゲットデバイスにLPP支援データ提供メッセージを送ることができる。モバイルデバイス110yはまた、モバイルデバイス110が第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答を予想する、他のタイプの要求をロケーションサーバ140に送るように構成され得る。
【0076】
[0073] モバイルデバイス110は、次いで、ロケーションサーバ140に第1のプロトコルセッションメッセージを送った後に肯定応答待ち状態に入るように構成され得る(ステージ1110)。モバイルデバイス110は、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答を受信するのを待つ。モバイルデバイス110が肯定応答待ち状態にある間、モバイルデバイス110からロケーションサーバ140への後続のアップリンクメッセージは肯定応答(ACK)を除いて中断される。例えば、モバイルデバイス110が、ロケーションサーバ140から、モバイルデバイス110に応答を要求する後続のプロトコルセッションメッセージを受信した場合、モバイルデバイスは、第1のプロトコルセッションメッセージの非ピギーバック肯定応答または代用/暗黙的肯定応答が受信されるまで、後続のプロトコルセッションメッセージに対する応答を送ることができない。代わりに、モバイルデバイス110は後続のプロトコルセッションメッセージに肯定応答(ACK)でのみ応答できる。
図3および
図4は、モバイルデバイス110が、モバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に送られたLPP支援データ要求メッセージに応答したロケーションサーバ140からの非ピギーバックLPP肯定応答を待つ例を示す。但し、
図10に示されたプロセスはこれらの特定の例に限定されず、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140からの非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる。
【0077】
[0074] モバイルデバイス110は、次いで、第2のネットワークエンティティから第2のプロトコルセッションメッセージを受信できる(ステージ1115)。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに応答したロケーションサーバ140からの非ピギーバック肯定応答であることもないこともある。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答、代用/暗黙的肯定応答、または無関係のプロトコルセッションメッセージであり得る。
図2は、明示的LPP非ピギーバック肯定応答が第2のネットワークエンティティによって第1のネットワークエンティティに送られる場合の一例を示す。
図3および
図4は代用/暗黙的肯定応答の例を示す。
図3および
図4に示された例で、モバイルデバイス110は、ロケーションサーバ140から明示的LPP非ピギーバック肯定応答を受信できるか、あるいはモバイルデバイス110によって要求された支援データを含むLPP支援データ提供メッセージを受信し得るか、あるいは、ロケーションサーバ140によって受信されたLPP支援データ要求メッセージに関する問題があった場合、LPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージを受信し得る。プロトコルセッションメッセージが無関係のプロトコルセッションメッセージである場合、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態にとどまるように構成され得る。
【0078】
[0075] モバイルデバイス110は、次いで、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答であるかどうかの判断を行うことができる(ステージ1120)。第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答でない場合、モバイルデバイス110は、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージの代用/暗黙的肯定応答であるかどうかの判断を行うように構成され得る(ステージ1125)。代用/暗黙的肯定応答は、第1のプロトコルセッションメッセージに関連するトランザクションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを備えることができ、第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含んでいることがある。第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する第1のプロトコルセッションメッセージの代用/暗黙的肯定応答である場合、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1130)。
【0079】
[0076]
図3は、モバイルデバイス110がロケーションサーバ140にLPP支援データ要求メッセージを送信する一例を提供する。LPP支援データ要求メッセージはトランザクションに関連付けられ、そのトランザクションはトランザクションID「x」を割り当てられる。ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110からLPP支援データ要求メッセージを受信したことに応答してモバイルデバイス110に明示的LPP肯定応答メッセージを送信し、ロケーションサーバ140は、その後、モバイルデバイス110にLPP支援データ提供メッセージを送信する。LPP支援データ提供メッセージは、LPP支援データ要求メッセージに応答して与えられ、LPP支援データ要求メッセージと同じトランザクションIDを割り当てられる。LPP支援データ提供によって与えられるデータは、LPP支援データ要求メッセージ中で要求されたデータでもある。その結果、モバイルデバイス110は、LPP支援データ提供をLPP支援データ要求メッセージの代用/暗黙的肯定応答として使用できる。代用/暗黙的応答の役割を果たす第2のプロトコルセッションメッセージの他の例は、
図3および
図4において見つけられ得る。但し、
図11に示されたプロセスは、これらの特定の例に限定されず、非ピギーバック肯定応答が失われたときに第2のプロトコルセッションメッセージが代用/暗黙的肯定応答の役割を果たすことができる、他の状況において使用され得る。
【0080】
[0077] 次に
図11に戻ると、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答である場合、モバイルデバイス110は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1130)。肯定応答待ち状態を出ると、モバイルデバイスは、ロケーションサーバとのプロトコルセッションのコールフローを進めるように構成され得、第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された情報を使用して1つまたは複数のアクションを行うように構成され得る(ステージ1135)。例えば、肯定応答待ち状態中を出た後に、モバイルデバイス110は、必要な場合、ロケーションサーバ140にプロトコルセッションメッセージを送ることを再開することが可能であり得る。
【0081】
[0078]
図12は、
図9および
図10に示されたものと同様である、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと第2のネットワークエンティティとの間でとのプロトコルセッションを実行するための例示的なプロセスの別の流れ図である。
図12で与えられた例は、第1のネットワークエンティティがロケーションサーバ140であり、第2のネットワークエンティティがモバイルデバイス110である、サーバ主導型プロトコルセッションの一例である。他の実装形態で、第1のネットワークエンティティは、GMLC150、MME130、または他のネットワークサーバなど、他のネットワークエンティティであり得、第2のネットワークエンティティは、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと通信するように構成された別のネットワーク接続デバイスと通信するように構成された別のデバイスであり得る。
図12に示されたプロセスは、
図5として前述の図に示されたものなど、任意のサーバ主導型プロトコルセッションに適用され得る。
図12に示された方法はロケーションサーバ140によって実装され得る。
【0082】
[0079] プロセスは、ロケーションサーバ140からから第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージをモバイルデバイスに送ることから始まり得る(ステージ1205)。第1のプロトコルセッションメッセージは、ロケーションサーバ140とモバイルデバイス110とが複数のメッセージを交換するプロトコルセッションの一部であり得る。ロケーションサーバ140とモバイルデバイス110との間のメッセージ交換は、情報および/またはサービスについての要求を含み得る。プロトコルセッション中のロケーションサーバ140とモバイルデバイス110との間のメッセージ交換はまた、要求された情報および/またはサービス関係情報を送ることを含み得る。
図5に示された例を参照すると、ロケーションサーバ140は、この例ではモバイルデバイス110であるターゲットデバイスにLPP支援データ提供メッセージを送ることができる。ロケーションサーバ140はまた、ロケーションサーバ140が、モバイルデバイス110からの第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答をそれに応答して予想する、他のタイプの要求をモバイルデバイス110に送るように構成され得る。
【0083】
[0080] ロケーションサーバ140は、次いで、モバイルデバイス110に第1のプロトコルセッションメッセージを送った後に肯定応答待ち状態に入るように構成され得る(ステージ1210)。ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110から第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答を受信するのを待つ。ロケーションサーバ140が肯定応答待ち状態にある間、ロケーションサーバ140からモバイルデバイス110への後続のダウンリンクメッセージは肯定応答(ACK)を除いて中断される。例えば、ロケーションサーバ140が、モバイルデバイス110から、ロケーションサーバ140に応答を要求する後続のプロトコルセッションメッセージを受信した場合、ロケーションサーバ140は、第1のプロトコルセッションメッセージの非ピギーバック肯定応答または代用/暗黙的肯定応答が受信されるまで、後続のプロトコルセッションメッセージに対する応答を送ることができない。代わりに、ロケーションサーバ140は後続のプロトコルセッションメッセージに肯定応答(ACK)でのみ応答できる。
図5は、ロケーションサーバ140がLPP支援データ提供メッセージに応答したモバイルデバイス110からの肯定応答を待つ例を示す。但し、
図12に示されたプロセスはこの特定の例に限定されず、ロケーションサーバ140は、ロケーションサーバ140からの他のタイプの要求に応答したモバイルデバイス110からの非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる。
【0084】
[0081] ロケーションサーバ140は、次いで、モバイルデバイス110から第2のプロトコルセッションメッセージを受信できる(ステージ1215)。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに応答したモバイルデバイス110からの肯定応答ではないが、第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含む。第2のプロトコルセッションメッセージが、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含むので、ロケーションサーバ140は、第2のプロトコルセッションメッセージを第1のプロトコルセッションメッセージに対する代用/暗黙的肯定応答として受け付けるように構成され得る。モバイルデバイス110は第1のプロトコルセッションメッセージを受信したに違いなく、第1のプロトコルセッションメッセージに応答してモバイルデバイス110によって与えられた、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答は失われたに違いない。
図5は、ロケーションサーバ140が、ターゲットデバイスにLPP支援データ提供メッセージを送ったことに応答したモバイルデバイス110からの明示的LPP非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる、そのような対話の一例を提供する。モバイルデバイス110からの非ピギーバック肯定応答は失われたが、ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110からのLPPロケーション情報提供メッセージを代用/暗黙的肯定応答として受け付ける。
【0085】
[0082] ロケーションサーバ140は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1230)。第2のプロトコルセッションメッセージは第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答として受け付け、ロケーションサーバ140は肯定応答待ち状態を出ることができる。肯定応答待ち状態を出ると、ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110とのプロトコルセッションのコールフローを進めるように構成され得、第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された情報を使用して1つまたは複数のアクションを行うように構成され得る(ステージ1235)。例えば、ロケーションサーバ140は、必要な場合、モバイルデバイス110にプロトコルセッションメッセージを送ることを再開し得る。一例では、モバイルデバイス110のロケーションがプロトコルセッション中に判断されていることがあり、その場合、ロケーション情報が、モバイルデバイス110のユーザに、あるいは別のモバイルデバイス上のマッピングまたはナビゲーションアプリケーションなど、別のネットワークエンティティにロケーションベースサービスを与えること、またはモバイルデバイス110にロケーション関係情報を与えることのために使用され得る。他のタイプのアクションも、第2のプロトコルセッションメッセージ中に含まれる情報のタイプに基づいてロケーションサーバ140によって行われ得る。
【0086】
[0083]
図12に示されたプロセスは、上記で与えられた特定の例に限定されず、非ピギーバック肯定応答が失われたときに第2のプロトコルセッションメッセージが代用/暗黙的肯定応答の役割を果たすことができる、他の状況において使用され得る。
【0087】
[0084]
図13は、
図12に示されたプロセス中で示されたものと同様であるが、
図12に示されたプロセス中に含まれない追加のステージを含む、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと第2のネットワークエンティティとの間でとのプロトコルセッションを実行するための例示的なプロセスの別の流れ図である。
図13で与えられた例は、第1のネットワークエンティティがロケーションサーバ140であり、第2のネットワークエンティティがモバイルデバイス110である、サーバ主導型プロトコルセッションの一例である。他の実装形態で、第1のネットワークエンティティは、GMLC150、MME130、または他のネットワークサーバなど、他のネットワークエンティティであり得、第2のネットワークエンティティは、信頼できないリンクを介したトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用して第1のネットワークエンティティと通信するように構成された別のネットワーク接続デバイスと通信するように構成された別のデバイスであり得る。
図13に示されたプロセスは、
図5などの前述の図に示されたものなど、任意のサーバ主導型プロトコルセッションに適用され得る。
図13に示されたプロセスはロケーションサーバ140によって実装され得る。
【0088】
[0085] プロセスは、ロケーションサーバ140からから第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージをモバイルデバイスに送ることから始まり得る(ステージ1305)。ステージ1305は、
図12に示されたプロセスのステージ1205のそれと同様である。
【0089】
[0086] ロケーションサーバ140は、次いで、モバイルデバイス110に第1のプロトコルセッションメッセージを送った後に肯定応答待ち状態に入るように構成され得る(ステージ1310)。ステージ1310は、
図12に示されたプロセスのステージ1310のそれと同様である。
【0090】
[0087] ロケーションサーバ140は、次いで、モバイルデバイス110から第2のプロトコルセッションメッセージを受信できる(ステージ1315)。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに応答したモバイルデバイス110からの非ピギーバック肯定応答であることもないこともある。第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答、代用/暗黙的肯定応答、または無関係のプロトコルセッションメッセージであり得る。
図5に示された例で、ロケーションサーバ140は、ターゲットデバイスにLPP支援データ提供メッセージを送ったことに応答したモバイルデバイス110からの明示的LPP非ピギーバック肯定応答を待っている間、肯定応答待ち状態に入ることができる。ロケーションサーバ140は、肯定応答待ち状態を出るようにロケーションサーバ140をトリガするために、モバイルデバイス110からの明示的LPP肯定応答またはモバイルデバイス110からのLPPロケーション情報提供メッセージを受け付ける構成され得る。プロトコルセッションメッセージが無関係のプロトコルセッションメッセージである場合、ロケーションサーバ140は、肯定応答待ち状態にとどまるように構成され得る。
【0091】
[0088] ロケーションサーバ140は、次いで、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答であるかどうかの判断を行うことができる(ステージ1320)。第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答でない場合、ロケーションサーバ140は、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージの代用/暗黙的肯定応答であるかどうかの判断を行うように構成され得る(ステージ1325)。代用/暗黙的肯定応答は、第1のプロトコルセッションメッセージに関連するトランザクションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを備えることができ、第2のプロトコルセッションメッセージは、第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含んでいることがある。第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する第1のプロトコルセッションメッセージの代用/暗黙的肯定応答である場合、ロケーションサーバ140は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1330)。
【0092】
[0089] 次に
図13に戻ると、第2のプロトコルセッションメッセージが第1のプロトコルセッションメッセージに対する非ピギーバック肯定応答である場合、ロケーションサーバ140は、肯定応答待ち状態を出るように構成され得る(ステージ1330)。肯定応答待ち状態を出ると、ロケーションサーバ140は、モバイルデバイス110とのプロトコルセッションのコールフローを進めるように構成され得、第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された情報を使用して1つまたは複数のアクションを行うように構成され得る(ステージ1335)。例えば、ロケーションサーバ140は、必要な場合、モバイルデバイス110にプロトコルセッションメッセージを送ることを再開し得る。一例では、モバイルデバイス110のロケーションがプロトコルセッション中に判断されていることがあり、その場合、ロケーション情報が、モバイルデバイス110のユーザに、あるいは別のモバイルデバイス上のマッピングまたはナビゲーションアプリケーションなど、別のネットワークエンティティにロケーションベースサービスを与えること、またはモバイルデバイス110にロケーション関係情報を与えることのために使用され得る。他のタイプのアクションも、第2のプロトコルセッションメッセージ中に含まれる情報のタイプに基づいてロケーションサーバ140によって行われ得る。
【0093】
例示的なハードウェア
[0090]
図6は、前述の図に示されたユーザ機器110を実装するために使用され得る、モバイルデバイスのブロック図である。モバイルデバイス110は、バス601によって互いに接続された汎用プロセッサ610と、デジタル信号プロセッサ(DSP)620と、ワイヤレストランシーバ630と、非一時的メモリ660とを含むコンピュータシステムを備える。モバイルデバイス110はまた、1つまたは複数の加速度計640、他のセンサー650、およびGNSS受信機670といった特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。ワイヤレストランシーバ630は、
図1に示された基地局120(eNB)との間の通信を送信および受信するためのアンテナ634にライン632によって接続される。モバイルデバイス110は、上記で説明した相対測位技法とともに絶対測位が使用される例ではGNSS受信機670を含み得る。
【0094】
[0091] GNSS受信機670は、1つまたは複数のGNSSシステムの衛星からロケーション信号(少なくとも部分的に、モバイルデバイス110のロケーションが判断され得る信号)を受信するためのアンテナ674にライン672によって接続される。プロセッサ610は、インテリジェントデバイス、例えば、Intel(登録商標)CorporationまたはAMD(登録商標)によって製造されたものなどのパーソナルコンピュータ中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などであり得る。メモリ660は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含む記憶デバイスである。メモリ660は、(説明は、ソフトウェアが(1つまたは複数の)機能を行うように読めるかもしれないが)本明細書で説明する機能を行うようにプロセッサ610を制御するための複数の命令を含むプロセッサ可読プロセッサ実行可能ソフトウェアコードを記憶する。ソフトウェアは、ネットワーク接続を介してダウンロードされること、ディスクからアップロードされることなどによって、メモリ660上にロードされ得る。さらに、ソフトウェアは直接実行可能でないことがあり、例えば、実行の前にコンパイルを必要とする。
【0095】
[0092] モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110によって収集された相対測位情報を補足するために使用され得る様々なデータを測定するように構成された1つまたは複数の他のセンサー650を含み得る。例えば、他のセンサー650は、磁力計および/またはジャイロスコープおよび/またはさらに他のセンサーを含み得る。(1つまたは複数の)加速度計640および/または他のセンサー650のうちの1つまたは複数は、モバイルデバイス110の向きに関する情報を与えるように構成される。
【0096】
[0093] メモリ660中のソフトウェアは、プロセッサ610が、本明細書で説明する様々な位置ロケーション関係の技法を実装することを含む様々なアクションを行うことを可能にするように構成される。
【0097】
[0094]
図7は、
図6に示されたメモリの機能モジュールを示す、
図6に示されたモバイルデバイス110の機能ブロック図である。例えば、モバイルデバイス110は、メッセージ処理モジュール762とロケーション判断モジュール764とを含むことができる。モバイルデバイス110は、モバイルデバイス110に他の機能を与える1つまたは複数の追加の機能モジュールをも含み得る。
図6および
図7に示されたモバイルデバイス110は、
図2〜
図5および
図10〜
図13に示されたプロセスに関連するモバイルデバイスを実装するために使用され得る。
【0098】
[0095] メッセージ処理モジュール762は、ロケーションサーバ140および/または他のデバイスに送信されるべきメッセージを生成することと、ロケーションサーバ140および/または他のデバイスから受信されたメッセージを受信し、処理することとをするように構成され得る。例えば、メッセージ処理モジュール762は、前述の図に記載されたものなどのLPPメッセージを送信および/または受信するように構成され得る。メッセージ処理モジュール762はまた、メッセージが肯定応答を必要とするかどうかを判断するように構成され得、肯定応答を待っている間、モバイルデバイス110を肯定応答待ち状態に入れるように構成され得る。メッセージ処理モジュール762はまた、肯定応答を必要とするメッセージに応答して肯定応答が受信されたかどうか、または代用/暗黙的肯定応答が受信されたかどうかを判断することと、肯定応答または代用/暗黙的肯定応答が受信されたかどうか場合、肯定応答待ち状態からモバイルデバイス110を移動させることとをするように構成され得る。
【0099】
[0096] ロケーション判断モジュール764は、モバイルデバイス110のロケーションを判断すること、および/またはモバイルデバイス110がモバイルデバイス110のロケーションを判断するために使用できる支援データをロケーションサーバ140に要求することをするように構成され得る。ロケーション判断モジュール764は、全地球測位システム(GPS)または他のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)から受信された信号情報を使用して、あるいは三辺測量技法または三角測量技法を使用することによって、モバイルデバイス110のロケーションを判断するように構成され得る。ロケーション判断モジュール764はまた、モバイルデバイス110が、GPSシステムおよび/または他のSNSSシステムの一部である衛星ビークル(SV:satellite vehicle)からの信号を収集するために使用できる支援データをロケーションサーバ140から受信するように構成され得、それらの信号は、モバイルデバイス110のロケーションを判断するためにモバイルデバイス110によって使用されるか、またはロケーションサーバ140がモバイルデバイス110のロケーションを判断することを可能にするためにロケーションサーバ140に送られ得る。例えば、ロケーション判断モジュール764は、信号測定値(例えば、RSSI(受信信号強度指示)、RTT(ラウンドトリップ時間))、到着時間(TOA)、信号測定値が取得されるワイヤレスアクセスポイントおよび/またはeノードBの既知の位置に基づくモバイルデバイス110から受信された測定値を使用して三辺測量を行うように構成され得る。
【0100】
[0097]
図8は、前述の図に示されたロケーションサーバ140を実装するために使用され得る、例示的なサーバのブロック図である。例えば、
図8に示された例示的なサーバは、E−SMLCを実装するために使用され得る。但し、
図8に示されたサーバは、
図1に示されたGMLC150とMME130とを実装するためにも使用され得る。
【0101】
[0098] ロケーションサーバ140は、バス801によって互いに接続された汎用プロセッサ810と、ネットワークインターフェース830と、非一時的メモリ860とを含むコンピュータシステムを備える。The
[0099] プロセッサ810は、インテリジェントデバイス、例えば、Intel(登録商標)CorporationまたはAMD(登録商標)によって製造されたものなどのパーソナルコンピュータ中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などであり得る。プロセッサ810は、メモリ860に記憶されたコンピュータプロセッサ可読プロセッサ実行可能ソフトウェアコードを実行するように構成され得る。
【0102】
[0100] メモリ860は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含む記憶デバイスである。メモリ860は、(説明は、ソフトウェアが(1つまたは複数の)機能を行うように読めるかもしれないが)本明細書で説明する機能を行うようにプロセッサ810を制御するための複数の命令を含むプロセッサ可読プロセッサ実行可能ソフトウェアコードを記憶する。ソフトウェアは、ネットワーク接続を介してダウンロードされること、ディスクからアップロードされることなどによって、メモリ860上にロードされ得る。さらに、ソフトウェアは直接実行可能でないことがあり、例えば、実行の前にコンパイルを必要とする。メモリ860中のソフトウェアは、プロセッサ810が、本明細書で説明する様々な位置ロケーション関係の技法を実装することを含む様々なアクションを行うことを可能にするように構成される。ロケーションサーバ140はまた、データおよび/またはプロセッサ実行可能プログラムコードを記憶するために使用され得る1つまたは複数の外部メモリデバイス(図示せず)を含むことができる。
【0103】
[0101] ネットワークインターフェース830は、
図1に示されたものなど、LTEネットワークの他の構成要素、並びにLTEネットワークの外部の他のネットワーク要素への双方向ワイヤレスおよび/またはワイヤードネットワーク通信を提供するように構成され得る。双方向ワイヤレスおよび/またはワイヤードネットワーク通信は、インターネット、ワイヤレスネットワークサービスプロバイダのコアネットワーク、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、および/または他のタイプのネットワークなど、1つまたは複数のワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを介してルーティングされ得る。ネットワーク通信はまた、1つまたは複数の中間ネットワークエンティティを通過し得る。例えば、ロケーションサーバ140とモバイルデバイス110との間の通信はMME130および基地局120を介してルーティングされ得る。
【0104】
[0102]
図9は、
図8に示されたメモリの機能モジュールを示す、
図8に示されたロケーションサーバ140の機能ブロック図である。
図9は、メモリ860中の機能モジュール並びにロケーションサーバ140の物理的構成要素のうちのいくつかを示す。メモリ860は、ロケーションサーバ140に機能を与えるもう1つの機能モジュールを含むことができる。
図9に示された例で、ロケーションサーバ140は、メッセージ処理モジュール862とロケーション判断モジュール864とを含む。ロケーションサーバ140は、ロケーションサーバ140に追加の機能を与える追加の構成要素および/またはモジュールを含み得る。
図8および
図9に示されたロケーションサーバは、
図2〜
図5および
図10〜
図13に示されたプロセスに関連するサーバを実装するために使用され得る。
【0105】
[0103] メッセージ処理モジュール962は、ロケーションサーバ140から、MME130、モバイルデバイス110、または他のネットワーク化されたデバイスなど、LTEネットワーク上の他のデバイスに送信されるべきメッセージを生成することと、MME130、モバイルデバイス110、および/または他のネットワーク化されたデバイスから受信されたメッセージを受信し、処理することとをするように構成され得る。例えば、メッセージ処理モジュール962は、前述の図に記載されたものなどのLPPメッセージを送信および/または受信するように構成され得る。メッセージ処理モジュール962はまた、メッセージが肯定応答を必要とするかどうかを判断するように構成され得、肯定応答を待っている間、モバイルデバイス110を肯定応答待ち状態に入れるように構成され得る。メッセージ処理モジュール962はまた、肯定応答を必要とするメッセージに応答して肯定応答が受信されたかどうか、または代用/暗黙的肯定応答が受信されたかどうかを判断することと、肯定応答または代用/暗黙的肯定応答が受信されたかどうか場合、肯定応答待ち状態からモバイルデバイス110を移動させることとをするように構成され得る。
【0106】
[0104] ロケーション判断モジュール964は、モバイルデバイス110のロケーションを判断すること、および/またはモバイルデバイス110がモバイルデバイス110のロケーションを判断するために使用できる支援データをモバイルデバイス110に提供することをするように構成され得る。ロケーション判断モジュール964は、全地球測位システム(GPS)または他のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)から受信された信号情報を使用して、あるいは三辺測量技法または三角測量技法を使用することによって、モバイルデバイス110のロケーションを判断するように構成され得る。この信号情報は、モバイルデバイス110によって収集され、モバイルデバイス110によってロケーションサーバ140に与えられ得る。ロケーション判断モジュール964はまた、モバイルデバイス110が、GPSシステムおよび/または他のSNSSシステムの一部である衛星ビークル(SV)からの信号を収集するために使用できる支援データをモバイルデバイス110に与えるように構成され得、それらの信号は、モバイルデバイス110のロケーションを判断するためにモバイルデバイス110によって使用されるか、またはロケーションサーバ140がモバイルデバイス110のロケーションを判断することを可能にするためにロケーションサーバ140に送られ得る。例えば、ロケーション判断モジュール964は、信号測定値(例えば、RSSI(受信信号強度指示)、RTT(ラウンドトリップ時間))、到着時間(TOA)、信号測定値が取得されるワイヤレスアクセスポイントおよび/またはeノードBの既知の位置に基づくモバイルデバイス110から受信された測定値を使用して三辺測量を行うように構成され得る。
【0107】
[0105] 本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。例えば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を行うように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0108】
[0106] ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、それらの方法は、本明細書で説明した機能を行うモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいずれの機械可読媒体も、本明細書で説明した方法の実装において使用され得る。例えば、ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサユニットによって実行され得る。メモリは、プロセッサユニットの内部またはプロセッサユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用する「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいは媒体のタイプに限定されるべきではない。有形媒体は、ランダムアクセスメモリ、磁気ストレージ、光記憶媒体など、機械可読媒体の1つまたは複数の物理的物品を含む。
【0109】
[0107] ファームウェアおよび/またはソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。コンピュータ可読媒体は物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。そのような媒体はまた、機械可読であり得る非一時的媒体の例を与え、ここにおいて、コンピュータは、そのような非一時的媒体から読み取ることができる機械の一例である。
【0110】
[0108] 本明細書で説明した一般原理は、本開示または特許請求の範囲の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための方法であって、前記方法が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととを備える、方法。
[C2]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ提供メッセージである、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージである、C1に記載の方法。
[C4]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバからの前記情報を含む、C1に記載の方法。
[C5]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに再送することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送るための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入るための手段と、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信するための手段と、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための手段と、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うための手段とを備える、装置。
[C8]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ提供メッセージである、C7に記載の装置。
[C9]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージである、C7に記載の装置。
[C10]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバからの前記情報を含む、C7に記載の装置。
[C11]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための前記手段は、前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ動作する、C7に記載の装置。
[C12]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに再送するための手段をさらに備える、C7に記載の装置。
[C13]
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
データをワイヤレスに送信および受信するように構成されたトランシーバと、
プロセッサ実行可能プログラムコードを記憶するように構成されたメモリと、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととをするように構成されたプロセッサとを備える、装置。
[C14]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ提供メッセージである、C13に記載の装置。
[C15]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージである、C13に記載の装置。
[C16]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバからの前記情報を含む、C13に記載の装置。
[C17]
前記プロセッサは、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとをするようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C18]
前記プロセッサは、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに再送することをするようにさらに構成された、C13に記載の装置。
[C19]
モバイルデバイス上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してロケーションサーバとのプロトコルセッションを実行するための複数のコンピュータ可読命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの肯定応答を待っている間、前記モバイルデバイスから前記ロケーションサーバへのアップリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととをコンピュータにさせるように構成された命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C20]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ提供メッセージである、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C21]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLPP支援データ要求メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPエラーメッセージまたはLPPアボートメッセージである、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C22]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記ロケーションサーバからの前記情報を含む、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C23]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとを前記コンピュータにさせるように構成された命令をさらに備える、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C24]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記ロケーションサーバからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記ロケーションサーバに再送することを前記コンピュータにさせるように構成された命令をさらに備える、C19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C25]
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための方法であって、前記方法が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととを備える、方法。
[C26]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスからの前記情報を含む、C25に記載の方法。
[C27]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに再送することをさらに備える、C25に記載の方法。
[C28]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとをさらに備える、C25に記載の方法。
[C29]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ提供メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPロケーション情報提供メッセージである、C25に記載の方法。
[C30]
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送るための手段と、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入るための手段と、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信するための手段と、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための手段と、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うための手段とを備える、装置。
[C31]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスからの前記情報を含む、C30に記載の装置。
[C32]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに再送するための手段をさらに備える、C30に記載の装置。
[C33]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出るための前記手段は、前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ動作する、C30に記載の装置。
[C34]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ提供メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPロケーション情報提供メッセージである、C30に記載の装置。
[C35]
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための装置であって、前記装置が、
1つまたは複数のネットワークを介してデータを送信および受信するように構成されたネットワークインターフェースと、
プロセッサ実行可能プログラムコードを記憶するように構成されたメモリと、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととをするように構成されたプロセッサとを備える、装置。
[C36]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスからの前記情報を含む、C35に記載の装置。
[C37]
前記プロセッサは、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに再送することをするようにさらに構成された、C35に記載の装置。
[C38]
前記プロセッサは、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとをするようにさらに構成された、C35に記載の装置。
[C39]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ提供メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPロケーション情報提供メッセージである、C35に記載の装置。
[C40]
ロケーションサーバ上で、信頼できないリンクを介したプロトコルメッセージのトランスポートを可能にする機構をもつプロトコルを使用してモバイルデバイスとのプロトコルセッションを実行するための複数のコンピュータ可読命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、
第1のプロトコルセッションに関連する第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに送ることと、
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの肯定応答を待っている間、前記ロケーションサーバから前記モバイルデバイスへのダウンリンク送信が中断される肯定応答待ち状態に入ることと、
第2のプロトコルセッションに関連する第2のプロトコルセッションメッセージを受信することと、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答ではなく、前記第2のプロトコルセッションメッセージが、前記第1のプロトコルセッションメッセージ中で要求された情報を含み、
前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることと、
前記第2のプロトコルセッションメッセージ中で受信された前記情報を使用してアクションを行うこととをコンピュータにさせるように構成された命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C41]
前記第1のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスへの情報についての要求を備え、前記第2のプロトコルセッションメッセージが前記モバイルデバイスからの前記情報を含む、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C42]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに応答した前記モバイルデバイスからの前記肯定応答も、前記第2のプロトコルセッションメッセージも、再送信タイマーの満了より前に前記モバイルデバイスによって受信されない場合、前記第1のプロトコルセッションメッセージを前記モバイルデバイスに再送することを前記コンピュータにさせるための複数の命令をさらに備える、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C43]
前記第1のプロトコルセッションメッセージに関連する第1のトランザクションIDを、前記第2のプロトコルセッションメッセージに関連する第2のトランザクションIDと比較することと、
前記第1のトランザクションIDが前記第2のトランザクションIDに一致する場合のみ、前記第2のプロトコルセッションメッセージを受信したことに応答して前記肯定応答待ち状態を出ることとを前記コンピュータにさせるための複数の命令をさらに備える、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C44]
前記第1のプロトコルセッションメッセージがLTE測位プロトコル(LPP)支援データ提供メッセージであり、前記第2のプロトコルセッションメッセージがLPPロケーション情報提供メッセージである、C40に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。