特許第6246861号(P6246861)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6246861
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/26 20060101AFI20171204BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20171204BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20171204BHJP
【FI】
   G06F1/26 331C
   G06F1/16 312E
   G06F1/16 312F
   F16C11/04 F
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-126884(P2016-126884)
(22)【出願日】2016年6月27日
【審査請求日】2016年6月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100169199
【弁理士】
【氏名又は名称】石本 貴幸
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【弁理士】
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 隆之
(72)【発明者】
【氏名】石川 圭太
(72)【発明者】
【氏名】山内 武仁
(72)【発明者】
【氏名】藤野 高根
【審査官】 佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−061494(JP,A)
【文献】 特開2008−092081(JP,A)
【文献】 特開2007−206871(JP,A)
【文献】 特開2011−205532(JP,A)
【文献】 特開2012−137972(JP,A)
【文献】 特開2010−066916(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/16− 1/18
G06F 1/26− 1/32
G06F 3/03− 3/047
F16C 11/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力部を有する本体側筐体と、
ディスプレイを有するディスプレイ側筐体と、
前記入力部と前記ディスプレイとが向かい合って接近離間するように、前記本体側筐体に対して前記ディスプレイ側筐体を一側部回りに回動させるヒンジ部と、
前記ディスプレイの反対側の面とされた前記ディスプレイ側筐体の表面でかつ、前記ヒンジ部とは反対側の領域に設けられたタッチセンサと、
該タッチセンサからの信号を受け取った後に次処理を行う制御部と、
を備え、
前記タッチセンサは、前記ディスプレイ側筐体の前記表面に設けられるとともに、文字列、図形や標章を用いて構成された固定表示部とされている電子機器。
【請求項2】
前記固定表示部は、前記制御部によって制御されるLEDを備えている請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
入力部を有する本体側筐体と、
ディスプレイを有するディスプレイ側筐体と、
前記入力部と前記ディスプレイとが向かい合って接近離間するように、前記本体側筐体に対して前記ディスプレイ側筐体を一側部回りに回動させるヒンジ部と、
前記ディスプレイの反対側の面とされた前記ディスプレイ側筐体の表面でかつ、前記ヒンジ部とは反対側の領域に設けられたタッチセンサと、
該タッチセンサからの信号を受け取った後に次処理を行う制御部と、
を備え、
前記本体側筐体と前記ディスプレイ側筐体とが重なり合った閉状態から、前記本体側筐体と前記ディスプレイ側筐体とが離間する開状態に移ったことを検出する開動作検出センサを備え、
前記制御部は、前記タッチセンサによる検出信号を得た後の所定時間内に前記開動作検出センサからの検出信号が得られない場合には、前記次処理を中止する電子機器。
【請求項4】
前記タッチセンサは、前記ディスプレイ側筐体の前記表面に設けられるとともに、文字列、図形や標章を用いて構成された固定表示部とされている請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記固定表示部は、前記制御部によって制御されるLEDを備えている請求項4に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノート型パソコン等の電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
クラムシェル型とされたノート型パソコンは、キーボード等が設けられた本体側筐体と、ディスプレイ等が設けられたディスプレイ側筐体とを備え、本体側筐体とディスプレイ側筐体とがヒンジ部を介して折り畳み可能となっている。
このようなノート型パソコンの起動用電源は、本体側筐体のキーボードが設けられた面に配置されているのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−13508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、キーボードが設けられた面に起動用電源が配置されていると、ノート型パソコンを閉じた状態から開けた後に、起動用電源を押す必要がある。これでは、パソコンを速やかに起動させて使用することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、本体側筐体とディスプレイ側筐体とが重なり合った閉じた状態から速やかに処理を開始することができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の一態様に係る電子機器は、入力部を有する本体側筐体と、ディスプレイを有するディスプレイ側筐体と、前記入力部と前記ディスプレイとが向かい合って接近離間するように、前記本体側筐体に対して前記ディスプレイ側筐体を一側部回りに回動させるヒンジ部と、前記ディスプレイの反対側の面とされた前記ディスプレイ側筐体の表面でかつ、前記ヒンジ部とは反対側の領域に設けられたタッチセンサと、該タッチセンサからの信号を受け取った後に次処理を行う制御部とを備え、前記タッチセンサは、前記ディスプレイ側筐体の前記表面に設けられるとともに、文字列、図形や標章を用いて構成された固定表示部とされている。
【0007】
また、本発明の他の態様に係る電子機器は、前記本体側筐体と前記ディスプレイ側筐体とが重なり合った閉状態から、前記本体側筐体と前記ディスプレイ側筐体とが離間する開状態に移ったことを検出する開動作検出センサを備え、前記制御部は、前記タッチセンサによる検出信号を得た後の所定時間内に前記開動作検出センサからの検出信号が得られない場合には、前記次処理を停止する。
【発明の効果】
【0008】
本体側筐体とディスプレイ側筐体とが重なり合った閉じた状態であっても、ディスプレイ側筐体の表面に設けたタッチセンサによって使用開始のタイミングを得ることで、速やかに次処理を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係るノートPCを示した斜視図である。
図2図1のノートPCを閉じた状態を示した斜視図である。
図3図1のノートPCを背面側から見た斜視図である。
図4】ロゴ部周りの積層構造を示した断面図である。
図5】ロゴ部及びLEDの周囲の内部構造を示した平面図である。
図6】シャットダウンとされた閉状態から起動する処理を示したフローチャートである。
図7】シャットダウンとされた開状態から起動する処理を示したフローチャートである。
図8】スリープとされた閉状態から起動する処理を示したフローチャートである。
図9】スリープとされた開状態から起動する処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示されているように、本実施形態に係るノート型パソコン(電子機器:以下、単に「ノートPC」という。)1は、クラムシェル型とされた携帯型の情報処理装置である。ノートPC1は、本体側筐体2と、ディスプレイ側筐体3とを備えている。
【0011】
本体側筐体2は、板状体とされ、入力部5等を備えている。入力部5は、ユーザによる入力操作を行うためのユーザインターフェースであり、文字、コマンド等の入力を受け付ける各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するタッチパッド、マウス、又はトラックポイント等を備えている。なお、入力部5の構成はこれに限定されず、例えばタッチパネル式のディスプレイやオンスクリーンキーボード(On Screen Keyboard)であってもよい。また、本体側筐体2内には、CPUやメモリ等から構成された制御部を備えている。
【0012】
ディスプレイ側筐体3は、本体側筐体2に対応する大きさを有する板状体とされている。ディスプレイ側筐体3は、画像を表示するディスプレイ7等を備えている。ディスプレイ7は、入力される表示データをビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号に応じた各種情報を表示画面に表示する。なお、ディスプレイ7は、タッチパネルの機能を備えていても良い。
【0013】
本体側筐体2とディスプレイ側筐体3との間には、これら筐体2,3同士を一側部回りに回動可能に接続するヒンジ部6が設けられている。ヒンジ部6によって、本体側筐体2に対してディスプレイ側筐体3が重なり合った閉状態(図2参照)と、本体側筐体2に対してディスプレイ側筐体3が離間した開状態(図1参照)とが実現されるようになっている。
【0014】
本体側筐体2は、ヒンジ部6側の反対側に位置する開放端2a側に、磁気センサ(開動作検出センサ)9aが設けられている。磁気センサ9aは、例えばホールセンサとされている。磁気センサ9aの出力は、本体側筐体2に設けられた制御部に送信される。ディスプレイ側筐体3は、ヒンジ部6側の反対側に位置する開放端3a側に、磁石9bが設けられている。磁気センサ9aと磁石9bとは、閉状態としたときに互いに対向する位置に配置されている。これにより、筐体2,3間の開放端2a,3a側が接近離間する際の磁場の変化を検出することで、制御部がノートPC1の開状態と閉状態を判断することができる。
【0015】
図2及び図3に示すように、ディスプレイ側筐体3の背面3b、すなわちディスプレイ7が配置された面とは反対側の表面には、ロゴ部12が設けられている。ロゴ部12が設けられる位置は、同図に示すように、ヒンジ部6側の反対側に位置する開放端3a側の角部でも良いが、図3に示すように開放端3a側の領域3dであれば良い。すなわち、ロゴ部12が設けられる位置は、ノートPC1の開閉動作を行うときにユーザの手が触れやすい位置であることが好ましい。
ロゴ部12は、文字列だけでなく、図形や標章を用いて構成した固定表示部であれば良い。ここで、固定表示部とは、ロゴ等の表示をディスプレイ側筐体3の背面3bの所定の固定位置に設けた表示部を意味する。
【0016】
ロゴ部12は、アルミ箔等の金属とされた導電性材料で構成されている。図4に示されているように、ロゴ部12は、良好な導電性を有しない誘電材料とされたGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics:ガラス繊維強化プラスチック)層19上に形成されている。GFRP層19は、良好な導電性を有するCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)層18の側方に隣接して形成されている。GFRP層19の下面には、静電容量式センサを構成するセンサコイル15が設けられている。センサコイル15の出力は、本体側筐体2に設けられた制御部に送信される。
以上のような層構成を有しているので、センサコイル15は、GFRP層19における静電容量の変化を検出することができる。これにより、GFRP層19における静電容量の変化をセンサコイル15で検出することで、制御部は、ユーザがロゴ部12に触れたことを判断することができる。すなわち、ロゴ部12とセンサコイル15によってタッチセンサが構成されるようになっている。
【0017】
図2及び図3に示すように、ロゴ部12には、LED10が設けられている。LED10は、本体側筐体2に設けられた制御部によって点灯及び点滅が制御される。
図5には、ロゴ部12及びLED10に対応する位置におけるディスプレイ側筐体3の内部構造が示されている。同図に示されているように、本体側筐体2から導かれた通信線16a及び給電線16bに対して基板14が接続されている。基板14は、例えば可撓性を有するフレキシブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circuits)とされている。基板14上には、センサコイル15及びLED10が接続されている。このように、センサコイル15とLED10の基板は共通化されている。
【0018】
次に、ロゴ部12及びセンサコイル15によって形成されたタッチセンサの使用方法について説明する。
<シャットダウン&ノートPC閉状態>
先ず、図6を用いて、ノートPC1がシャットダウン(S5)されており、かつノートPC1が閉状態(図2参照)とされている状態(ステップS01)から起動する場合について説明する。
シャットダウン状態においてユーザがディスプレイ側筐体3を開けようとするときに、ユーザの手がロゴ部12に触れる(ステップS02)。そうすると、センサコイル15が静電容量の変化を検出する。この検出信号は、制御部に送信され、制御部はこの検出信号に基づいて、BIOS経由で磁気センサ9aを起動する(ステップS03)。
そして、制御部は、磁気センサ9aが起動してから所定時間内(例えば2秒以内)に、磁気センサ9aによって開状態を検知したか否かを判断する(ステップS04)。所定時間内に開状態が検知された場合には、制御部は、ブート(boot)を開始して(ステップS05)、ブートを継続する(ステップS06)。一方、所定時間内に開状態が検知されなかった場合には、制御部は、タッチセンサの誤動作と判定し、最初のステップS01に戻る。
【0019】
<シャットダウン&ノートPC開状態>
次に、図7を用いて、ノートPC1がシャットダウン(S5)されており、かつノートPC1が開状態(図1参照)とされている状態(ステップS11)から起動する場合について説明する。
シャットダウン状態でかつディスプレイ側筐体3が開状態とされた状態で、ユーザの手がロゴ部12に触れる(ステップS12)。そうすると、センサコイル15が静電容量の変化を検出する。この検出信号は、制御部に送信され、制御部はこの検出信号に基づいて、BIOS経由で磁気センサ9aを起動する(ステップS13)。
そして、制御部は、磁気センサ9aが起動してから所定時間内(例えば2秒以内)に、磁気センサ9aによって開状態を検知したか否かを判断する(ステップS14)。この場合、ディスプレイ側筐体3は既に開状態とされているので、所定時間内に開状態が検知される。そして、制御部は、ブート(boot)を開始して(ステップS15)、ブートを継続する(ステップS16)。
【0020】
<スリープ&ノートPC閉状態>
次に、図8を用いて、ノートPC1がスリープ状態(S3)とされており、かつノートPC1が閉状態(図2参照)とされている状態(ステップS21)から起動する場合について説明する。スリープ状態(S3)では、メモリ等の必要最小限の構成に対してのみ給電する省電力モードとされており、磁気センサ9aも起動されている。
スリープ状態においてユーザがディスプレイ側筐体3を開けようとするときに、ユーザの手がロゴ部12に触れる(ステップS22)。そうすると、センサコイル15が静電容量の変化を検出する。
そして、制御部は、センサコイル15による検出から所定時間内(例えば2秒以内)に、磁気センサ9aによって開状態を検知したか否かを判断する(ステップS24)。所定時間内に開状態が検知された場合には、制御部は、レジューム(resume)を開始して(ステップS25)、ブートを継続する(ステップS26)。一方、所定時間内に開状態が検知されなかった場合には、制御部は、タッチセンサの誤動作と判定し、最初のステップS21に戻る。
【0021】
<スリープ&ノートPC開状態>
次に、図9を用いて、ノートPC1がスリープ状態(S3)とされており、かつノートPC1が開状態(図1参照)とされている状態(ステップS31)から起動する場合について説明する。スリープ状態(S3)では、メモリ等の必要最小限の構成に対してのみ給電する省電力モードとされており、磁気センサ9aも起動されている。
スリープ状態でかつディスプレイ側筐体3が開状態とされた状態で、ユーザの手がロゴ部12に触れる(ステップS32)。そうすると、センサコイル15が静電容量の変化を検出する。
そして、制御部は、センサコイル15による検出から所定時間内(例えば2秒以内)に、磁気センサ9aによって開状態を検知したか否かを判断する(ステップS34)。この場合、ディスプレイ側筐体3は既に開状態とされているので、所定時間内に開状態が検知される。そして、制御部は、レジューム(resume)を開始して(ステップS35)、ブートを継続する(ステップS36)。
【0022】
以上の通り、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
ノートPC1の閉状態から開状態とする際に、ディスプレイ側筐体3の背面3bでかつヒンジ部6とは反対側の領域3dにユーザの手が触れる。この領域3dにタッチセンサの機能を有するロゴ部12を設けることで、制御部は、ユーザがノートPC1の使用を開始するタイミングを得ることができる。これにより、制御部では、センサコイル15からの信号をブートやレジュームのためのトリガとして用いることができ、ノートPC1の起動を迅速に行わせることができる。
【0023】
ロゴ部12をタッチセンサとしても利用することで、タッチセンサをロゴ部12とは別の場所に新たに設ける必要がない。したがって、ディスプレイ側筐体3の背面3bの外観を大きく変更することなくタッチセンサを追加することができる。
【0024】
ロゴ部12にLED10を設けることとしたので、LED10に接続された通信線16aや給電線16bをタッチセンサに利用することができる。また、ロゴ部12とLED10との基板14を共用化できる。以上により、タッチセンサの追加が容易となる。
【0025】
センサコイル15による検出信号を得た後の所定時間内に磁気センサ9aからの検出信号が得られない場合には、タッチセンサの誤動作と判断してブートやレジュームを行なわずに中止することとした(図6及び図8参照)。これにより、ユーザが意図しない無駄な処理が行われることを回避することができる。
【0026】
なお、上述した実施形態では、タッチセンサによって検出した後の処理としてブートやレジュームを例として説明したが、本発明はこれに限定されるものはない。例えば、タッチセンサ(センサコイル15)から信号を受け取った後に制御部が行う次処理としては、無線LANのオンオフ動作処理、ヒンジ部6の回動トルク調整部の制御処理(タッチセンサ検出後にトルクを小さくする)、特定のアプリケーションの起動処理等が挙げられる。
また、制御部は、タッチセンサ(センサコイル15)が検出信号を出力した際にはLED10の点滅状態を変更したり、LED10が多色式とされている場合にはノートPC1のモード毎に色を切り替える処理を行うようにしたりしても良い。
【符号の説明】
【0027】
1 ノートPC(電子機器)
2 本体側筐体
2a 開放端
3 ディスプレイ側筐体
3a 開放端
3b 背面
3d タッチセンサが設けられる領域
5 入力部
6 ヒンジ部
7 ディスプレイ
9a 磁気センサ(開動作検出センサ)
9b 磁石
10 LED
12 ロゴ部
14 基板
15 センサコイル
16a 通信線
16b 給電線
18 CFRP層
19 GFRP層
【要約】
【課題】本体側筐体とディスプレイ側筐体とが重なり合って閉じた状態から速やかに処理を開始することができるノートPCを提供する。
【解決手段】キーボードを有する本体側筐体2と、ディスプレイを有するディスプレイ側筐体3と、キーボードとディスプレイとが向かい合って接近離間するように、本体側筐体2に対してディスプレイ側筐体3を一側部回りに回動させるヒンジ部6と、ディスプレイの反対側の面とされた前記ディスプレイ側筐体3の背面3bでかつヒンジ部6とは反対側の領域3dに設けられたタッチセンサとしてのロゴ部12と、タッチセンサからの信号を受け取った後に次処理を行う制御部とを備えている。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9