(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記システムにより、前記文書を分析して、前記文書に関連するコンタクト情報変化尺度を識別するステップであって、前記コンタクト情報変化尺度は、前記コンタクト情報に対する最近の変化の可能性を示す、ステップをさらに有し、
前記文書に対する類似性尺度を判定する前記ステップは、前記コンタクト情報変化尺度に基づく、請求項1に記載の方法。
前記コンタクトエントリの1つまたは複数のプロパティを、前記コンタクト情報の1つまたは複数の態様に関連付ける前記ステップは、前記コンタクトエントリの既存の情報を、前記コンタクト情報の前記1つまたは複数の態様で置換するステップを含む、請求項3に記載の方法。
前記コンタクト情報変化尺度を判定する前記ステップは、前記文書における前記コンタクト情報に対する前記1つまたは複数のコンタクト情報変化用語の近さに少なくとも部分的に基づく、請求項5に記載の方法。
前記コンタクトエントリの前記1つまたは複数のプロパティに関連付けられた前記コンタクト情報の前記1つまたは複数の態様は、エイリアス、電話番号、電子メールアドレス、職業、ユニフォームリソースロケータ、および住所のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、ユーザのコンタクトエントリが、コンタクトエントリの外部にある1つまたは複数のソースから取得された情報に基づいてデータ設定され得る例示的な環境を例示する。例示的な環境は、クライアントデバイス106とコンタクト情報システム120とを含む。クライアントデバイス106は、ユーザコンタクト107、ユーザインタラクション108、およびユーザ文書109を含む。例示的な環境はまた、エンティティデータベース152、公開文書データベース154、ユーザコンタクトデータベース167、ユーザインタラクションデータベース168、およびユーザ文書データベース169を含む。
【0020】
一般に、ユーザコンタクト107およびユーザコンタクトデータベース167の各々は、ユーザの1つまたは複数のコンタクトコレクションを含み得る。コンタクトコレクションの各々は、1つまたは複数のコンタクトエントリを含む。コンタクトエントリは、エンティティの1つまたは複数のプロパティのセットを識別する情報を含む。たとえば、個人のためのコンタクトエントリは、1つまたは複数のエイリアス、電話番号、電子メールアドレス、住所、職業、ユニフォームリソースロケータ(URL)、図形メモ、画像、および/または、個人に関連付けられた他のプロパティを含み得る。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス106およびユーザコンタクトデータベース167にローカルに記憶されたユーザコンタクト107は、同じコンタクトエントリのうちの1つまたは複数を含み得、および/または、1つまたは複数の異なるコンタクトエントリを包含し得る。たとえば、ユーザコンタクト107は、定期的または他のベースで、ユーザコンタクトデータベース167へ同期され得る。いくつかの実施形態では、ユーザコンタクト107および/もしくはユーザコンタクトデータベース167のうちの1つまたは複数は省略され得るか、ならびに/または、本明細書で説明された技術において利用されないこともあり得る。
【0021】
一般に、ユーザ文書109およびユーザ文書データベース169の各々は、ユーザに関連付けられた1つまたは複数の非公然にアクセス可能な文書を含み得る。ユーザに関連付けられた非公然にアクセス可能な文書は、たとえば、ユーザによって生成された文書、ユーザへ送信された、または、そうではなければ、ユーザへアクセス可能な文書、および/または、ユーザによって送信された、または、そうではなければ、ユーザによって提供された文書を含み得る。本明細書で使用されるように、文書は、限定されないが、電子メール、テキストメッセージ(たとえば、SMSテキストメッセージ)、ソーシャルネットワーキング通信(たとえば、チャット、プライベートメッセージ、公開メッセージ、投稿、ツイート)、ウェブページ、およびワードプロセシング文書を含む。たとえば、ユーザに関連付けられた非公然にアクセス可能な文書は、(送信または受信された)ユーザの電子メール、(送信または受信された)ユーザのテキストメッセージ、(送信または受信された)ソーシャルネットワーキング通信、ユーザによってアクセス可能なソーシャルネットワーキングプロファイル、ユーザによって生成された文書等を含む。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス106およびユーザ文書データベース169にローカルに記憶されたユーザ文書109は、同じ文書の1つまたは複数を含み得る、および/または、1つまたは複数の異なる文書を包含し得る。たとえば、ユーザ文書データベース169は、ソーシャルネットワーキングプロファイル、電子メール、ソーシャルネットワーキング通信、および/または、ユーザに関連付けられた他のメッセージを含み得、ユーザ文書109は、ユーザのテキストメッセージのような、ユーザ文書データベース169に含まれない1つまたは複数の文書を含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザ文書109および/もしくはユーザ文書データベース169のうちの1つまたは複数は省略され得るか、ならびに/または、本明細書で説明された技術において利用されないこともあり得る。
【0022】
一般に、ユーザインタラクション108およびユーザインタラクションデータベース168の各々は、文書および/またはエンティティとのユーザの1つまたは複数のインタラクションを識別し得る。文書とのユーザのインタラクションは、たとえば、文書へのリンクの選択(たとえば、文書のための検索結果を選択すること)、文書の閲覧、および/または、文書の送信または受信(たとえば、電子メールの送信または受信)であり得る。ユーザのエンティティとのインタラクションは、たとえば、エンティティに関連付けられた文書とのインタラクション、エンティティとの通信(たとえば、通話、電子メール、テキストメッセージ、ソーシャルネットワーキング通信)、および/またはエンティティにおける存在/エンティティとの存在を示す情報(たとえば、ビジネスにおける存在を示す場所情報、または、個人との並存を示す並存情報)であり得る。いくつかの実施形態では、文書とのユーザの示されたインタラクションは、インタラクトされるものとして示された各文書またはエンティティについて、インタラクションの時間、日付、または場所のインジケーション、インタラクションの数、インタラクションにおいて利用されるコンピューティングデバイスのプロパティの識別情報等のようなインタラクションに関する追加の詳細を含み得る。
【0023】
いくつかの実施形態では、クライアントデバイス106およびユーザインタラクションデータベース168にローカルに記憶されたユーザインタラクション108は、同じインタラクションのうちの1つまたは複数を含み得るか、および/または、1つまたは複数の異なるインタラクションを包含し得る。たとえば、ユーザの検索クエリ、ならびに/または、電子メールの送信および/もしくは受信を示すインタラクションに応じて、文書の選択を示すインタラクションを含み得、ユーザインタラクション108は、テキストメッセージの送信および/もしくは受信を示す、ならびに/または、通話の発信および/もしくは受信を示すインタラクションのような、ユーザインタクションデータベース168に含まれていない1つまたは複数のインタラクションを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザインタラクション108および/もしくはユーザインタラクションデータベース168のうちの1つまたは複数は、省略され得るか、ならびに/または、本明細書で説明された技術において利用されないこともあり得る。たとえば、いくつかの実施形態では、ユーザ文書109および/またはユーザ文書データベース169の1つまたは複数の文書は、文書とのユーザのインタラクションを示す情報を含み得、ユーザインタラクション108およびユーザインタラクションデータベース168は省略され得る。
【0024】
いくつかの実施形態では、ユーザコンタクトデータベース167、ユーザインタラクションデータベース168、および/もしくは、ユーザ文書データベース169のうちの1つまたは複数は、複数のユーザの情報アイテムを含み得、データベース167、168および/もしくは169におけるユーザの情報アイテムへのアクセスは、そのユーザ、および/または、1人もしくは複数の他のユーザ、または、コンタクト情報システム120のようにユーザによって許可された構成要素についてのみ許可され得る。いくつかの実施形態では、各ユーザは、コンタクト、インタラクション、および/もしくは、文書が、各々のデータベース167、168または169に含まれるために提供されるか否か、ならびに/または、どのコンタクト、インタラクション、および/もしくは、文書が、各々のデータベース167、168または169に含まれるのかに対する制御を有し得る。いくつかの実施形態では、各ユーザは、ユーザコンタクトデータベース167、ユーザインタラクションデータベース168、および/または、ユーザ文書データベース169に含まれるユーザの情報アイテムを削除する能力を有し得る。
【0025】
一般に、公開文書データベース154は、1つまたは複数の公然にアクセス可能な文書、および/または、1つまたは複数の公然にアクセス可能な文書に関する情報を含み得る。たとえば、公開文書データベース154は、インターネットを介してアクセス可能なデータベースのコレクション、および/または、インターネットを介してアクセス可能な文書のインデクスを含み得る。たとえば、公開文書データベース154に含まれる文書は、いくつか例を挙げると、ウェブページ、PDF、および/または、構造化されたデータのセットを含み得る。たとえば、ウェブページおよび/または構造化されたデータのセットは、複数のエンティティのためのコンタクト情報をリストするイエローページおよび/またはホワイトページを含み得る。いくつかの実施形態では、公開文書データベース154の1つまたは複数の文書は、ユーザインタラクション108および/またはユーザインタラクションデータベース168に基づいてユーザに関連付けられ得る。たとえば、ユーザインタラクション108および/またはユーザインタラクションデータベース168は、公開文書データベース154の所与の文書とインタラクトしたユーザを示し得、所与の文書は、そのように示されたインタラクションに基づいて、ユーザに関連付けられ得る。
【0026】
一般に、エンティティデータベース152は、エンティティのコレクションを含み得、エンティティのうちの1つまたは複数の各々について、エンティティに関連付けられた1つまたは複数のプロパティ、および/または、エンティティに関する1つもしくは複数のエンティティへのマッピングを含み得る。たとえば、エンティティデータベース152は、ビジネスに関連付けられたエンティティを含み、電話番号、住所等のようなエンティティの各々についてのプロパティを含むローカルナレッジグラフのようなナレッジグラフであり得る。
【0027】
本明細書では、「データベース」という用語は、任意のデータのコレクションを称するために広く使用されるであろう。データベースのデータは、任意の特定の方式で構造化される必要はなく、または、まったく構造化される必要もなく、1つまたは複数の場所における記憶デバイスに記憶され得る。したがって、たとえば、データベース167、168、169、152および/または154は各々、多数のデータのコレクションを含み得る。これらの各々は、異なるやり方で体系化されアクセスされ得る。また、たとえば、データベース167、168、169、152および/もしくは154のすべてまたは一部は、1つのデータベースへ組み合わされ得るか、ならびに/または、データベース内のエントリ間のポインタおよび/もしくは他のリンクを包含し得る。また、本明細書では、「エントリ」という用語は、複数の関連付けられた情報アイテムの任意のマッピングを称するために広く使用されるであろう。単一のエントリが単一の記憶デバイス内に存在する必要はなく、他の記憶デバイスに存在し得る情報アイテムのポインタまたは他のインジケーションを含み得る。たとえば、エントリは、互いにマップされた多数のノードを含み得る。各々のノードは、エンティティの識別子、または、別のデータ構造および/または別の記憶媒体に存在し得る他の情報アイテムを含む。
【0028】
一般に、コンタクト情報システム120は、データベース152、154、168、169、ユーザインタラクション108、および/または、ユーザ文書109のような1つまたは複数のソースから、コンタクト情報を判定し、ユーザコンタクト107の1つまたは複数のコンタクトエントリ、および/または、ユーザコンタクトデータベース167に、判定されたコンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定する。コンタクト情報システム120は、たとえばネットワークを介して通信する1つまたは複数のコンピュータにおいて実施され得る。コンタクト情報システム120は、本明細書で説明されたシステム、構成要素、および技術が実施され得るシステム、および/または、本明細書で説明されたシステム、構成要素、および技術がインターフェースし得るシステムの例である。
【0029】
コンタクト情報システム120は、本明細書で説明された特性のようなテキストの1つまたは複数の特性を判定するためにテキストを処理するテキスト処理エンジン122を含む。たとえば、テキスト処理エンジン122は、テキストがコンタクト情報を含むか否かを判定し、判定された任意のコンタクト情報の特定のプロパティ(たとえば、コンタクト情報のどの態様が、エイリアス、住所、電子メールアドレス、電話番号等であるか)を判定し、(もしあれば)判定された任意のコンタクト情報が、ユーザのどのコンタクトエントリに関連付けられているのかを判定し、および/または、テキストがコンタクト情報変化を含むか否かを判定するために、テキストを処理し得る。いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、1つまたは複数のテキストのセグメントに関連付けられた1つまたは複数の信号を入力として受信し、1つまたは複数のセグメントに関連付けられた1つまたは複数の特性を示すインジケーションを出力として提供し得る。それらの実施形態のうちのいくつかでは、テキスト処理エンジン122は、1つまたは複数の信号に基づいて、1つまたは複数の特性を判定するために、クラシファイヤおよび/またはルールベースのアプローチを利用し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、コンタクト情報および/またはコンタクト情報の特定のプロパティを識別するために、1つまたは複数の正規表現を利用し得る。また、たとえば、テキスト処理エンジン122は、1つまたは複数のテキストのセグメントにコンタクト情報変化が存在するか否かを識別するために、学習されたクラシファイヤを利用し得る。テキスト処理エンジン122によって利用される何れかのクラシファイヤは、たとえば、1つまたは複数の管理された、または、半管理された学習技術を利用して学習され得る。
【0030】
所与の文書のためのテキストの1つまたは複数のセグメントのための入力としてテキスト処理エンジン122へ提供された信号は、たとえば、セグメントの1つまたは複数の用語、セグメントの1つまたは複数の用語に関連付けられた品詞、セグメントの1つもしくは複数の用語間の関係、および/または、セグメントに関連付けられたメタデータのような、セグメント自体のコンテンツに基づく信号を含み得る。所与の文書のためのテキストの1つまたは複数のセグメントのための入力としてテキスト処理エンジン122へ提供された信号は、それに加えて、および/または、その代わりに、文書のメタデータ、セグメントの外部のテキストに関する信号等のようなセグメント自身の外部にあるコンテンツに基づく信号を含み得る。たとえば、この信号は、近傍、および/または、そうでなければ近接のセグメント、文書のメタデータ等に基づく信号を含み得る。
【0031】
いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、文書の1つまたは複数のセグメントにおける様々なタイプの文法情報を識別および注釈付けるように構成されたアノテータを含み得るか、および/または、通信し得る。そして、注釈は、テキスト処理エンジン122によって信号として利用され得る。たとえば、アノテータは、1つまたは複数のセグメントにおける用語を、文法規則を用いて注釈付けるように構成された音声タガーの一部と、1つまたは複数のセグメントにおける用語間の構文関係を判定するように構成された依存性パーサと、人、組織、場所等に対する参照のように、1つまたは複数のセグメントにおけるエンティティ参照を注釈付けるように構成されたエンティティタガーと、および/または、1つまたは複数の文脈上のキューに基づいて、同じエンティティに対する参照をグループ化、すなわち「クラスタ化」するように構成されたコリファレンスレゾルバとを含み得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120はまた、文書におけるユーザの関心の量を示す、文書に関連付けられた類似性尺度を判定する類似性尺度エンジン124を含む。本明細書で説明されるように、いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、類似性尺度に基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、文書において識別されたコンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、類似性尺度がしきい値を満足する場合にのみ、ユーザのコンタクトエントリに、文書において識別されたコンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、類似性尺度は、たとえば0から1のような範囲に沿った数値またはアルファベットの値として表現され得る。いくつかの実施形態では、類似性尺度は、たとえば、正(たとえば、「真」)または負(たとえば、「偽」)として、2進法方式で表現され得る。
【0033】
類似性尺度エンジン124は、類似性尺度を判定する際に様々な信号を利用し得る。たとえば、類似性尺度エンジン124は、コンタクト情報変化が文書において存在するか否かを判定し、コンタクト情報変化が存在するか否かに類似性尺度を基づかせるために、テキスト処理エンジン122と通信し得る。たとえば、コンタクト情報変化が存在する場合、類似性尺度は、文書におけるユーザの関心がより高いことを示し得る。また、たとえば、類似性尺度エンジン124は、たとえば、ユーザインタラクション108および/またはユーザインタラクションデータベース168を介して、識別された文書に関するユーザのインタラクションに基づいて、類似性尺度を判定し得る。たとえば、類似性尺度エンジン124は、文書とのユーザのインタラクションの数(たとえば、インタラクションがより多ければ、類似性尺度は、関心がより高いことを示す)、文書に関連付けられたエンティティとのユーザのインタラクションの数(たとえば、インタラクションがより多ければ、類似性尺度は、関心がより高いことを示す)、ならびに/または、文書、および/もしくは、文書に関連付けられたエンティティとのインタラクションの長さ(たとえば、インタラクションがより長ければ、類似性尺度は、関心がより高いことを示す)に基づいて類似性尺度を判定し得る。エンジン122、124を含むコンタクト情報システム120の追加の説明が以下に提供される。
【0034】
クライアントデバイス106は、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)(たとえば、インターネット)のような1つまたは複数のネットワーク101を介して、コンタクト情報システム120、および/または、ユーザコンタクトデータベース167のような1つまたは複数のデータベースに結合されたコンピュータであり得る。クライアントデバイス106は、たとえば、デスクトップコンピューティングデバイス、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、モバイル電話コンピューティングデバイス、ユーザの車のコンピューティングデバイス(たとえば、車載通信システム、車載エンタテイメントシステム、車載ナビゲーションシステム)、または、コンピューティングデバイスを含むユーザのウェアラブル装置(たとえば、コンピューティングデバイスを有するユーザの時計、コンピューティングデバイスを有するユーザのメガネ)であり得る。追加のおよび/または代替のクライアントデバイスが提供され得る。ユーザは、複数のクライアントデバイスを操作する可能性が高いであろうが、簡潔のために、本開示で説明される例は、クライアントデバイス106を操作するユーザに注目するであろう。しかしながら、ユーザコンタクト、インタラクション、文書、および/または、ユーザに関連付けられた他の情報は、ユーザの、追加のおよび/または代替のクライアントデバイスに基づき得ることが理解される。
【0035】
クライアントデバイス106は、典型的には、たとえば、文書とのインタラクション、コンタクトエントリからの情報の閲覧、コンタクトエントリの編集等を容易にするための1つまたは複数のアプリケーションを含む。たとえば、クライアントデバイス106は、ブラウザ、コンタクト管理および/もしくは検索システム、ならび/または、ユーザコンタクト107および/もしくはユーザコンタクトデータベース167のコンタクトエントリからの(たとえば、可聴出力)情報を表示および/またはそうでなければ提供する他のアプリケーションのような1つまたは複数のアプリケーションを実行し得る。コンタクトエントリからの情報を表示するための一例であるユーザインターフェースが、
図12に例示され、本明細書においてより詳細に説明される。いくつかの実施形態では、類似性尺度エンジン124のようなコンタクト情報システム120の1つまたは複数の態様が、クライアントデバイス106によって全体的にまたは部分的に実行される構成要素において実施され得る。
【0036】
コンタクト情報システム120、クライアントデバイス106、および/または、
図1の例示的な環境の1つまたは複数の追加の構成要素は各々、データおよびソフトウェアアプリケーションの記憶のためのメモリと、データにアクセスし、アプリケーションを実行するためのプロセッサと、ネットワークを介した通信を容易にする構成要素とを含み得る。いくつかの実施形態では、そのような構成要素は、1つまたは複数の特徴を、
図13に例示されている例示的なコンピュータと共有するハードウェアを含み得る。例示的な環境の1つまたは複数の構成要素によって実行される動作は、オプションとして、多数のコンピュータシステムにわたって分散され得る。たとえば、コンタクト情報システム120によって実行されるステップは、ネットワークを介して互いに結合された1つまたは複数の場所における1つまたは複数サーバにおいて実行する1つまたは複数のコンピュータプログラムによって実行され得る。
図1に図示される環境よりも多いまたは少ない構成要素を有する他の多数の構成が可能である。たとえば、いくつかの環境では、コンタクト情報システム120のすべてまたは態様は、クライアントデバイス106に組み込まれ得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、データベース167、168、169、152、および/または154の1つまたは複数は、省略され得る、および/または、組み合わされ得る。
【0037】
図2Aは、ユーザコンタクト107のコンタクトエントリ107A、107Bおよび107Cの例を例示する。
図2Aでは、3つのコンタクトエントリが例示されているが、コンタクトエントリ107Bとコンタクトエントリ107Cとの間の省略は、追加のコンタクトエントリが含まれ得ることを示すために提供される。コンタクトエントリ107A、107B、および107Cの各々は、エイリアスプロパティ、電話プロパティ、電子メールプロパティ、および住所プロパティのうちの1つまたは複数のための関連付けられた情報を含む。たとえば、コンタクトエントリ107Aは、前述したプロパティの各々のための関連付けられた情報を含む一方、コンタクトエントリ107Cは、電話プロパティのみのための関連付けられた情報しか含んでいない。4つの特定のプロパティが
図2Aに例示されているが、追加のおよび/または代替のプロパティが提供され得る。たとえば、コンタクトエントリの右の省略は、追加のプロパティが含まれ得ることを示すために提供される。説明されるように、いくつかの実施形態では、コンタクトエントリ107A、107B、および107Cは、それに加えて、および/または、その代わりに、ユーザコンタクトデータベース167に記憶され得る。
【0038】
図2Bは、コンタクトエントリ107A〜107Cの外部にある1つまたは複数のソースから取得された追加情報をデータ設定された
図2Aのコンタクトエントリの例を例示する。たとえば、
図2Bでは、コンタクトエントリ107Aは、コンタクトエントリ107Aのための追加のエイリアスをデータ設定される。
図2Bはまた、コンタクトエントリ107A〜107Cの外部にある1つまたは複数のソースから取得された情報に基づいて生成され得る追加のコンタクトエントリ107Dを含む。コンタクト情報システム120は、データベース152、154、168、169、ユーザインタラクション108、および/または、ユーザ文書109のような1つまたは複数のソースからのコンタクトエントリ107A、107B、107C、および107Dにデータ設定するためのコンタクト情報を判定する。
【0039】
図3〜
図6を参照して、コンタクトエントリ107A、107B、107C、および107Dに、
図2Bに例示される(
図2Aに例示されていない)追加のコンタクト情報をデータ設定するためのコンタクト情報を判定するコンタクト情報システム120の例が説明される。いくつかの技術およびソースが、
図3〜
図6に関して説明されるが、説明された技術の組合せのような、コンタクトエントリ107A、107B、107C、および107Dのうちの1つまたは複数にデータ設定するために、コンタクト情報システム120によって追加のおよび/または代替の技術が利用され得る。
【0040】
図3は、
図2Aおよび
図2Bのコンタクトエントリ107Aにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、ユーザの送信されたメッセージ109Aの例を例示する。メッセージ109Aは、ユーザ文書109に含まれ得るテキストメッセージの例である。いくつかの実施形態では、メッセージ109Aの1つまたは複数の態様は、クライアントデバイス106によって、ダイレクトにまたは非ダイレクトに、コンタクト情報システム120へ提供され得る。コンタクト情報システム120は、メッセージに関連付けられた1つまたは複数のコンタクトエントリの判定を可能にするために、メッセージが送信された電話番号((123-456-7891))、および/または、メッセージが送信されたエイリアス(Robert Herman)を識別し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、メッセージ109Aに関連付けられた構造化された情報に基づいて(たとえば、メッセージ109Aが送信された電話番号および/またはエイリアスを識別するメッセージ109Aの構造化されたメタデータに基づいて)、電話番号および/またはエイリアスを識別し得る。また、たとえば、テキスト処理エンジン122は、メッセージがアドレスされた電話番号およびエイリアスを含むテキストセグメント109A1を判定するために、テキストセグメント109A1および/または他のテキスト形式のセグメントを処理し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、既知のテキストパターン、正規表現等を使用して、電話番号および/またはエイリアスを識別し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、電話番号、および/または、メッセージにおいて「To:」に続くエイリアスを識別し、そのような電話番号および/またはエイリアスが、このメッセージが向けられている人を示していると判定するためのルールを含み得る。
【0041】
判定された電話番号および/またはエイリアスは、
図2Aのコンタクトエントリ107Aにおける関連付けられた情報にマッチされ得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、「Robert Herman」というエイリアスを、コンタクトエントリ107Aのエイリアスプロパティのための関連付けられた情報にマッチさせ、電話番号「(123)456-7891」を、コンタクトエントリ107Aの電話プロパティのための関連付けられた情報へマッチさせ得る。このマッチングに基づいて、コンタクト情報システム120は、メッセージ109Aがコンタクトエントリ107Aに関連付けられていると判定し得る。
【0042】
コンタクト情報システム120はさらに、メッセージ109Aのボディにおけるセグメント109A2において利用される「Bobby」というエイリアスを識別し、
図2Bに例示されるように、コンタクトエントリ107Aに「Bobby」というエイリアスをデータ設定し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、たとえば、「,」、「:」が後続するメッセージのボディの先頭、および/または、パラグラフの切れ目において、1つまたは複数の用語を識別することに基づいて、導入節を識別するルールを、メッセージ109Aに含め得る。コンタクト情報システム120は、たとえば、メッセージ109Aが単一のエンティティのみへ送信された場合、および/または、導入節が、ある数の用語(たとえば、3つの用語)未満であり、および/または、ある用語(たとえば、「貴下(sir)」、「すべて(all)」、「関係者(whom it may concern)」)を含んでいない場合、導入節を、コンタクトエントリのためのエイリアスとして利用し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、(たとえば、上記で説明されたような技術を利用して)メッセージ109Aが単一のエンティティのみへ送信されたことを判定することに基づいて、およびテキスト処理エンジン122が、メッセージ109Aの導入節において利用される用語として「Bobby」を識別することに基づいて、コンタクトエントリ107Aのためのエイリアスとして「Bobby」をデータ設定し得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、メッセージ109Aに関連付けられた類似性尺度を判定し、類似性尺度に基づいて、コンタクトエントリ107Aにエイリアスをデータ設定し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、類似性尺度がしきい値を満足する場合にのみ、エイリアスは、コンタクトエントリ107Aにデータ設定され得る。一例として、類似性尺度は、ユーザがメッセージ109Aを閲覧した時間の長さ、ユーザがメッセージ109Aを閲覧した回数、および/または、ユーザの「Robert Herman」との他のインタラクションの数(たとえば、他のテキストメッセージ、および/または、通話、電子メール等のような他のインタラクションの数)に基づき得る。
【0044】
図4は、
図2Aのコンタクトエントリ107Bにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、
図1のエンティティデータベース152の部分152Aの例を例示する。部分152Aは、「ビジネス1」というエンティティのための識別子と、このエンティティに関連付けられたプロパティ、および、このエンティティに関連付けられたビジネスタイプへのマッピングとを含む。たとえば、
図4において、「ビジネス1」というエンティティは、(「ビジネス1」からの線によって示されるように)電話プロパティ、住所プロパティ、電子メールプロパティ、およびエイリアスプロパティへ、および、このエンティティに関連付けられたビジネスタイプ(「Vacuum Repair」)へマップされる。
【0045】
コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Bにおいて関連付けられた情報の、
図4における「ビジネス1」エンティティのプロパティとのマッチングに基づいて、コンタクトエントリ107Bを
図4の「ビジネス1」エンティティへマッチさせ得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Bの電話番号「(234)567-8912」および電子メールアドレス「joe@!.com」を、
図4の「電話」プロパティおよび「電子メール」プロパティにおける情報へマッチさせ得る。コンタクト情報システム120はさらに、部分152Aにおける「ビジネス1」エンティティのための1つまたは複数の追加のプロパティを識別し、コンタクトエントリ107Aに、これらプロパティのための情報をデータ設定し得る。たとえば、
図2Bに例示されるように、コンタクト情報システム120は、
図4の部分152Aにおける「ビジネス1」エンティティに関連付けられた住所に基づいて、コンタクトエントリ107Bに、「456 Main St.」である勤務先住所をデータ設定し得る。
図2Bに例示されていないが、部分152Aからの追加のおよび/または代替の情報が、「Vacs R US」といったエイリアス、および/または、「Vacuum Repair」というビジネスタイプのようなコンタクトエントリ107Bにデータ設定され得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、「ビジネス1」エンティティに関連付けられた類似性尺度を判定し、類似性尺度に基づいて、部分152Aからの情報を、コンタクトエントリ107Bにデータ設定し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、類似性尺度がしきい値を満足する場合にのみ、エイリアスは、コンタクトエントリ107Bにデータ設定され得る。一例として、類似性尺度は、「ビジネス1」に関連付けられたウェブページへの訪問や、「ビジネス1」に関連付けられた電話番号への通話等のように、「ビジネス1」とのユーザのインタラクションの数に基づき得る。
【0046】
図5は、
図2Aのコンタクトエントリ107Cにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、ユーザの受信メッセージ169Aの例を例示する。メッセージ169Aは、ユーザ文書データベース169に含まれ得る電子メールメッセージの例である。メッセージ169Aは、たとえば、受信されるが閲覧されないユーザのメッセージ、および/または、受信され閲覧されるユーザのメッセージであり得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、(たとえば、ユーザインタラクション108および/またはユーザインタラクションデータベース168によって示されるように)ユーザがメッセージを閲覧した後にのみ、コンタクトエントリにおけるメッセージからの情報をデータ設定し得る。
【0047】
コンタクト情報システム120は、メッセージの送信者に関連付けられた1つまたは複数のコンタクトエントリの判定を可能にするために、メッセージ169Aの送信者に関連付けられた電話番号((456)789-1234)を識別し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、テキストセグメント169A2が、メッセージの送信者に関連付けられた電話番号を含んでいることを判定するために、テキストセグメント169A2および/または他のテキスト形式のセグメントを処理し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、メッセージの末尾における署名ブロックに含まれるコンタクト情報が、メッセージの送信者に関連付けられ得、メッセージに関連付けられたコンタクトエントリを判定するために、コンタクト情報が抽出および利用され得るルールを含み得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、電話番号、電子メールアドレス、URL、および/または、住所のように、メッセージの末尾におけるテキストのセグメントにおける1つまたは複数のタイプのコンタクト情報を識別し、そのようなコンタクト情報がメッセージの送信者に関連付けられていることを判定するためのルールを含み得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、テキストセグメント169A2における電話番号(456)789-1234を識別し、この電話番号がメッセージの送信者に関連付けられていることを判定し得る。コンタクト情報システム120は、電話番号(456)789-1234を、コンタクトエントリ107Cの電話プロパティのための関連付けられた情報へマッチさせ得る。このマッチングに基づいて、コンタクト情報システム120は、メッセージ169Aがコンタクトエントリ107Cに関連付けられていることを判定し得る。
【0048】
コンタクト情報システム120はさらに、メッセージ169Aの追加のコンタクト情報を識別し、
図2Bに例示されるように、コンタクトエントリ107Cに、追加のコンタクト情報をデータ設定し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、メッセージ169Aに関連付けられた構造化された情報に基づいて(たとえば、メッセージ169Aの構造化されたメタデータに基づいて)、送信者の電子メールアドレス「drbill@!.com」を識別し得る。さらに、たとえば、テキスト処理エンジン122は、テキストセグメント169A1が、メッセージの送信元の電子メールアドレスを含んでいることを判定するために、テキストセグメント169A1および/または他のテキスト形式のセグメントを処理し得る。たとえば、テキスト処理エンジン122は、メッセージにおいて「From:」に後続する1つまたは複数の電子メールアドレスを抽出し、そのような電子メールアドレスがメッセージの送信者を示すことを判定するためのルールを含み得る。コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Cの電子メールプロパティのための情報として電子メールアドレスを利用し得る。また、たとえば、上記に説明されるように、テキスト処理エンジン122は、テキストセグメント169A2のようなメッセージの末尾におけるテキストのセグメントにおける1つまたは複数のタイプのコンタクト情報を識別するためのルールを含み得る。コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Cに、そのようなコンタクト情報をデータ設定し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Cに、「Dr. Bill」および「Dentist」といったエイリアス、「100 Broadway Suite A」といった住所、そしてオプションとして、テキストセグメント169A2に含まれるURL 3(ハイパリンク)に関する情報をデータ設定し得る。
【0049】
コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Cのどのプロパティが、メッセージ169Aから識別されたどのコンタクト情報をデータ設定されるべきであるかを判定するために、様々な技術を利用し得る。たとえば、本明細書で説明されるように、テキスト処理エンジン122は、ルールおよび/またはクラシファイヤベースの技術を適用し得る。そして、そのような技術は、コンタクト情報を識別し得、コンタクト情報の特定のプロパティ(たとえば、コンタクト情報のどの態様がエイリアス、住所、電子メールアドレス、電話番号等であるか)を識別し得る。たとえば、ルールは、先行しテキストが後続する「@」キャラクタを含むコンタクト情報が、電子メールアドレスであると定義し得る。また、たとえば、本明細書で説明されるように、テキスト処理エンジン122は、文書の1つまたは複数のセグメントにおける様々なタイプの文法情報を識別および注釈付けるように構成されたアノテータを含み得るか、または、このアノテータと通信し得る。たとえば、アノテータは、音声タガーの一部、依存性パーサ、エンティティタガー、および/または、コリファレンスレゾルバを含み得る。いくつかの実施形態では、そのようなアノテータの注釈は、コンタクト情報の特定のプロパティを識別するために利用され得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、メッセージ169Aに関連付けられた類似性尺度を判定し、類似性尺度に基づいて、コンタクトエントリ107Cに、メッセージ169Aからのコンタクト情報をデータ設定し得る。たとえば、いくつかの実施形態では、類似性尺度がしきい値を満足する場合にのみ、エイリアスは、コンタクトエントリ107Cにデータ設定され得る。
【0050】
図6は、エンティティに関連付けられた類似性尺度を判定するために、および/または、エンティティのためのユーザのコンタクトエントリにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、エンティティとのユーザの複数のインタラクションの例を例示する。
図6は、公開文書データベース154のウェブページ154A、ユーザインタラクション108の複数の通話108A、およびユーザ文書データベース169の電子メール169Bを含む。
【0051】
ウェブページ154Aは、ユーザによってインタラクトされたウェブページである。たとえば、ウェブページ154Aは、ユーザインタラクションデータベース168におけるインジケーションに基づいて、ユーザによってインタラクトされるとして示され得る。たとえば、ユーザインタラクションデータベース168は、ユーザの検索クエリに応じてウェブページ154Aがユーザによって選択されたこと、および/または、そうではなければ、ユーザによってナビゲートされたことを示し得る。ウェブページ154Aは、ウェブページのボディにおけるタイトル154A1、URL154A2、およびテキスト154A3のセグメントに、潜在的なコンタクト情報を含む。通話108Aは、発信と、電話番号(198)765-4321からの2つの着信とを含み、各々通話の日付に関連付けられる。電話番号、および/または、通話の日付は、潜在的なコンタクト情報である。電子メール169Bは、ユーザによって送信された電子メールであり、電子メール169Bのボディにおける「To:」フィールドと導入節169B2とに、潜在的なコンタクト情報を含む。
【0052】
コンタクト情報システム120は、ウェブページ154A、通話108A、および電子メール169Bがすべて同じエンティティとのインタラクションに関連付けられていると判定し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、通話108Aに関連付けられ、ウェブページ154Aのテキスト154A3のセグメントにおける潜在的なコンタクト情報に関連付けられた電話番号(198)756-4321に基づいて、ウェブページ154Aおよび通話108Aが、同じエンティティに関連付けられていると判定し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、電子メールアドレスsusan@!.comが、電子メール169Bおよびウェブページ154Aにおける潜在的なコンタクト情報に関連付けられていることに基づいて、電子メール169Bが、ウェブページ154Aと同じエンティティに関連付けられていると判定し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、電子メール169Bとウェブページ154Aとの間、および、ウェブページ154Aと通話108Aとの間の判定された関連性に基づいて、電子メール169Bが、通話108Aと同じエンティティに関連付けられていると判定し得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、個別の構成要素および/またはデータベースが、ウェブページ154A、通話108A、および電子メール169Bのうちの1つまたは複数を、1つまたは複数のエンティティへマップし得、これらのアイテムは、そのような1つまたは複数のマッピングに少なくとも部分的に基づいて、同じエンティティとのインタラクションに関連付けられるべきであると判定され得る。たとえば、複数の文書の各々について、文書と、文書に関連付けられた1つまたは複数のエンティティとの間のマッピング(たとえば、関連性を定義するデータ)が、エンティティデータベース152において識別され得る。
【0053】
コンタクト情報システム120は、
図6に示されるインタラクションのうちの1つまたは複数に基づいて、エンティティに関連付けられた類似性尺度を判定し得る。いくつかの実施形態では、類似性尺度は、エンティティとのインタラクションの数に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、類似性尺度は、
図6において示されたインタラクションの単に1つに基づく類似性尺度よりも、エンティティにおけるユーザの関心がより高いことを示す
図6に示されたインタラクションのすべてに基づいて判定され得る。また、たとえば、類似性尺度は、ウェブページ154Aへ示された1つのみの訪問に基づく類似性尺度よりも、エンティティにおけるユーザの関心がより高いことを示すウェブページ154Aへ示された3つの訪問に基づいて判定され得る。いくつかの実施形態では、インタラクションの数に基づいて類似性尺度を判定するステップは、インタラクションの頻度に基づいて尺度を判定するステップを含み得る。たとえば、他のインタラクション(たとえば、エンティティとのユーザのすべてのインタラクション)と比較されるように、および/または、他の値と比較されるように、期間にわたるインタラクションの頻度が利用され得る。
【0054】
いくつかの実施形態では、類似性尺度は、エンティティとのインタラクションのタイプに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、いくつかの実施形態では、エンティティへ送信されたメッセージは、エンティティから受信されたメッセージよりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、エンティティへの通話は、エンティティに関連付けられたウェブページへの訪問よりも、ユーザの関心が高いことを示し得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、エンティティとの多数のメッセージの交換は、エンティティへ送信された、または、エンティティから受信した単一のメッセージよりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。
【0055】
いくつかの実施形態では、類似性尺度は、エンティティとのインタラクションの1つまたは複数の特徴に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、いくつかの実施形態では、より最近のインタラクションは、それほど最近ではないインタラクションよりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、インタラクションに関連付けられた持続時間が考慮され得る。たとえば、ユーザによる30秒間の電子メールの閲覧は、5秒間の電子メールの閲覧よりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。また、たとえば、10分の通話は、30秒の通話よりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。また、たとえば、単一のエンティティに関連付けられたコンタクト情報しか含んでいないウェブページは、多数のエンティティに関連付けられたコンタクト情報を含むウェブページよりも、ユーザの関心がより高いことを示し得る。
【0056】
コンタクト情報システム120は、類似性尺度に基づいて、エンティティに関連付けられたコンタクト情報の1つまたは複数の態様をコンタクトエントリにデータ設定し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、
図2Bのコンタクトエントリ107Dを作成し、(たとえば、本明細書で説明された技術を利用して)コンタクトエントリ107Dに、ウェブページ154A、通話108A、および/または、電子メール169Bから識別されたコンタクト情報をデータ設定し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、それに加えて、および/または、その代わりに、別のソース(たとえば、エンティティデータベース152)からのエントリのためのコンタクト情報を識別し、(たとえば、本明細書で説明された技術を利用して)コンタクトエントリ107Dに他のソースからのコンタクト情報をデータ設定し得る。
【0057】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、類似性尺度がしきい値を満足する場合、コンタクトエントリに、エンティティに関連付けられたコンタクト情報の1つまたは複数の態様を自動的にデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定する前に、ユーザに問い合わせをし得る。たとえば、類似性尺度が、第1のしきい値を満足するのであれば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、エンティティに関連付けられたコンタクト情報の1つまたは複数の態様を自動的にデータ設定し得る。しかしながら、類似性尺度が第1のしきい値を満足することに失敗したが、(第1のしきい値よりも、ユーザの関心が低いことを示す)第2のしきい値を満足するのであれば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定する前に、ユーザに問い合わせをし得る。示されたエンティティとのインタラクションの多数のソースが、
図6に例示され、類似性尺度を判定することに関して説明される。しかしながら、本明細書で説明されるように、いくつかの実施形態では、類似性尺度は、単一の文書のような単一のソースに基づき得る。
【0058】
図7は、ユーザのコンタクトの外部にあるソースから判定された追加情報を含めるように、ユーザのコンタクトエントリを修正する例示的な方法を例示するフローチャートである。別の実施形態は、ステップを異なる順序で実行し、いくつかのステップを省略し、ならびに/または、
図7に例示されたものとは異なるおよび/もしくは追加のステップを実行し得る。便宜上、
図7の態様は、処理を実行する1つまたは複数のコンピュータのシステムを参照して説明されるであろう。システムは、たとえば、
図1のコンタクト情報システム120を含み得る。
【0059】
ステップ700において、エンティティのためのユーザのコンタクトエントリが識別される。たとえば、コンタクト情報システム120は、コンタクト107のコンタクトコレクション、および/または、ユーザコンタクトデータベース167のような、ユーザに関連付けられた1つまたは複数のコンタクトコレクションにおけるコンタクトエントリを識別し得る。一例として、
図2Aのコンタクトエントリ107Aが識別され得る。
【0060】
ステップ705において、ステップ700において識別されたコンタクトエントリは、エンティティの少なくとも1つのプロパティを識別することに失敗したと判定される。たとえば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリが、コンタクトエントリのプロパティの1つまたは複数のための情報を含めることに失敗し、および/または、情報の多数のピースを含むことが可能なコンタクトエントリのプロパティの1つまたは複数のための情報の多数のピースを含めることに失敗したことを識別し得る。一例として、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Aが、多数のエイリアスを識別することを失敗したことを識別し得る。
【0061】
ステップ710において、少なくとも1つのプロパティを識別するための追加情報が、ユーザのコンタクトの外部にあるソースから判定される。たとえば、コンタクト情報システム120は、エンティティのためのコンタクトエントリの関連付けられた情報のうちの少なくともいくつかと、ソースにおける情報との間の関連性を判定することに基づいて、エンティティのための追加情報を含むソースを判定し得る。コンタクト情報システム120は、その後、ソースからの少なくとも1つのプロパティを識別し得る。一例として、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Aのエイリアスプロパティのための関連付けられた情報にマッチする「Robert Herman」へ送信された
図3のメッセージ109Aを識別し得、および/または、コンタクトエントリ107Aの電話プロパティのための関連付けられた情報にマッチする電話番号「(123)456-7891」へ送信されたメッセージ109Aを識別し得る。コンタクト情報システム120はさらに、「Bobby」というエイリアスを、
図3に関して上記で説明された技術のような1つまたは複数の技術を利用して、コンタクトエントリ107Aのためのエイリアスとして識別し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、メッセージ109Aが単一のエンティティのみへ送信されたと判定することに基づいて、およびテキスト処理エンジン122がメッセージ109Aの導入節において利用されている用語として「Bobby」を識別することに基づいて、「Bobby」をエイリアスとして識別し得る。追加のおよび/または代替のソースは、少なくとも1つのプロパティ、ならびに/または、エンティティデータベース152、および/もしくは、エンティティのコンタクト情報をリストする(たとえば、公開文書データベース154におけるリストである)イエローページまたはホワイトページのような追加のプロパティを識別するために利用され得る。
【0062】
ステップ715において、ステップ700のコンタクトエントリは、追加情報を含めるように修正される。たとえば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、追加情報を自動的にデータ設定し得る。一例として、
図2Bに例示されるように、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Aに、追加のエイリアスとして「Bobby」をデータ設定し得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、
図7のステップは、ユーザのコンタクト情報を更新するために、定期的または他のベースで実行され得る。また、いくつかの実施形態では、
図7のステップ、および/または、類似のステップは、異なる順序で実行され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、
図7のステップは、ユーザに関連付けられた1つまたは複数の文書を処理し、ユーザの1つまたは複数のコンタクトエントリを更新および/または生成するためにこれら文書が何れかのコンタクト情報を含んでいるか否かを判定するために実行され得る。たとえば、いくつかの実施形態では、エンティティのためのコンタクト情報は、ユーザのコンタクトの外部にあるソースから判定され得、エンティティのためのユーザのコンタクトエントリが識別され得、コンタクトエントリが、ソースのコンタクト情報に含まれるエンティティの少なくとも1つのプロパティを識別することを失敗することが判定され得、コンタクトエントリが、少なくとも1つのプロパティを識別するソースのコンタクト情報を含めるように修正され得る。
【0064】
図8は、ユーザに関連付けられた文書のための類似性尺度を判定し、類似性尺度に基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、文書から識別されたコンタクト情報をデータ設定する例示的な方法を例示するフローチャートである。別の実施形態は、ステップを異なる順序で実行し、いくつかのステップを省略し、ならびに/または、
図8に例示されたものとは異なるおよび/もしくは追加のステップを実行し得る。便宜上、
図8の態様は、処理を実行する1つまたは複数のコンピュータのシステムを参照して説明されるであろう。システムは、たとえば、
図1のコンタクト情報システム120を含み得る。
【0065】
ステップ800において、ユーザに関連付けられた文書が識別される。たとえば、コンタクト情報システム120は、ユーザ文書109、ユーザ文書データベース169、および/または、公開文書データベース154から、文書を識別し得る。いくつかの実施形態では、文書は、ユーザによって訪問された文書、および、ユーザによって送信または受信されたメッセージのうちの1つであり得る。一例として、ウェブページ154Aは、ユーザインタラクションデータベース168および/またはユーザインタラクション108におけるユーザによってインタラクトされたものとして示されることに基づいて識別され得る。たとえば、ユーザインタラクションデータベース168は、ユーザの検索クエリに応じて、ウェブページ154Aがユーザによって選択され、および/または、そうでなければ、ユーザによってナビゲートされることを示し得る。
【0066】
ステップ805において、文書におけるコンタクト情報を識別するために、文書のテキストが分析される。たとえば、コンタクト情報システム120のテキスト処理エンジン122は、テキストがコンタクト情報を含んでいるか否かを判定するために、および/または、コンタクト情報の特定のプロパティを判定するために、文書のテキストを処理し得る。いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、テキストの1つまたは複数のセグメントに関連付けられた1つまたは複数の信号を入力として受信し得、コンタクト情報を判定するため、ならびに/または、コンタクト情報の特定のプロパティを判定するために、クラシファイヤおよび/もしくはルールベースのアプローチを利用し得る。
【0067】
ステップ810において、文書に関連付けられた類似性尺度が判定される。類似性尺度は、文書におけるユーザの関心の量を示す。いくつかの実施形態では、類似性尺度は、文書とのユーザのインタラクションの数、文書に関連付けられたエンティティとのユーザのインタラクションの数、ならびに/または、文書、および/もしくは、文書に関連付けられたエンティティとのインタラクションの長さのような文書に関するユーザのインタラクションに基づいて判定され得る。一例として、ウェブページ154Aに関連付けられた類似性尺度は、ユーザによるウェブページ154Aへの訪問の数、および/または、ユーザによるウェブページ154Aへの1つまたは複数の訪問の長さに基づき得る。いくつかの実施形態では、ウェブページ154Aに関連付けられた類似性尺度は、それに加えて、ならびに/または、その代わりに、文書に関連付けられたエンティティとのユーザのインタラクションの数、および/もしくは、文書に関連付けられたエンティティとのインタラクションの長さに基づき得る。たとえば、
図6に関して説明されるように、ウェブページ154Aに関連付けられたエンティティとのユーザの追加のインタラクションが、識別され得、類似性尺度は、そのような追加のインタラクションに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの実施形態では、
図9〜
図11に関して説明されるように、文書のテキストは、文書におけるコンタクト情報変化尺度を判定するために分析され得、類似性尺度は、コンタクト情報変化尺度に少なくとも部分的に基づき得る。
【0068】
ステップ815において、コンタクトエントリは、類似性尺度に基づいて、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定される。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、類似性尺度がしきい値を満足する場合、コンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様を自動的にデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定する前に、ユーザに問い合わせをし得る。たとえば、類似性尺度が、第1のしきい値を満足するのであれば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、エンティティに関連付けられたコンタクト情報の1つまたは複数の態様を自動的にデータ設定し得る。しかしながら、類似性尺度が第1のしきい値を満足することに失敗したが、(第1のしきい値よりもユーザの関心が低いことを示す)第2のしきい値を満足するのであれば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定する前に、ユーザに問い合わせをし得る。いくつかの実施形態では、追加のソースは、エンティティデータベース152、および/または、エンティティのコンタクト情報をリストするイエローページもしくはホワイトページ(たとえば、公開文書データベース154におけるリスト)のような、コンタクトエントリのための追加のコンタクト情報を識別するために利用され得る。
【0069】
図8のステップは、ユーザのコンタクト情報を更新するために、定期的または他のベースで実行され得る。たとえば、
図8のステップは、ユーザが新たなメッセージを受信した場合、新たなメッセージを閲覧した場合、ウェブページを訪問した場合等のように、ユーザに関連付けられた新たな文書が識別された場合に実行され得る。
【0070】
図9は、コンタクト情報変化インジケーションを含み、ユーザのコンタクトエントリにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、ユーザの受信メッセージ109Bの例を例示する。メッセージ109Bは、ユーザ文書109に含まれ得るテキストメッセージの例である。いくつかの実施形態では、メッセージ109Bの1つまたは複数の態様は、クライアントデバイス106によって、ダイレクトにまたは非ダイレクトに、コンタクト情報システム120へ提供され得る。
【0071】
コンタクト情報システム120は、メッセージ109Bのコンタクト情報変化尺度を判定し、コンタクト情報変化尺度に基づいて、文書において識別されたコンタクト情報の1つまたは複数の態様を、ユーザのコンタクトエントリにデータ設定し得る。文書のコンタクト情報変化尺度は、エンティティのためのコンタクト情報が変化したことを示唆するコンタクト情報変化インジケーションを、文書が含む可能性を示す。コンタクト情報変化尺度(たとえば、コンタクト情報変化用語、コンタクト変化用語および/またはコンタクト情報の位置、受信者の数)は、本明細書に説明されたように文書に関連付けられた1つまたは複数の信号に基づき得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報変化尺度は、たとえば0から1のような範囲に沿った数値またはアルファベットの値として表現され得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報変化尺度は、たとえば、正(たとえば、「真」)または負(たとえば、「偽」)として、2進法方式で表現され得る。
【0072】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、コンタクト情報変化尺度に、全体的にまたは部分的に基づいて、メッセージ109Bに関連付けられた類似性尺度を判定する。それらの実施形態のいくつかのバージョンでは、コンタクト情報変化尺度に基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定するステップは、本明細書で説明されるような類似性尺度に基づいて、コンタクトエントリにデータ設定する1つまたは複数の態様を含み得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報変化尺度に基づいてコンタクトエントリにデータ設定するステップは、矛盾しているコンタクト情報に関連付けられたコンタクト情報変化尺度が、コンタクト情報への最近の変化を示すしきい値を満足する場合にのみ、コンタクトエントリに、コンタクトエントリの関連付けられた既存の情報と矛盾する情報をデータ設定するステップを含む。たとえば、いくつかの実施形態では、コンタクト情報変化尺度が第1のしきい値を満足するのであれば、コンタクト情報システム120は、関連付けられたコンタクト情報を、コンタクトエントリにおける矛盾のあるコンタクト情報で自動的に置換し得る。また、たとえば、いくつかの実施形態では、コンタクト情報変化尺度が、(第1のしきい値よりも最近である変化を示さない)第2のしきい値を満足するが、第1のしきい値を満足することに失敗するのであれば、コンタクト情報システム120は、既に関連付けられているコンタクト情報と、矛盾するコンタクト情報との両方を、コンタクトエントリに含め得る。また、たとえば、コンタクト情報尺度が、第2のしきい値を満足することを失敗するのであれば、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリに、矛盾しているコンタクト情報を含めないことがあり得る。
【0073】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、メッセージ109Bに関連付けられた1つまたは複数の信号に基づいて、コンタクト情報変化尺度を判定し得る。たとえば、コンタクト情報システム120は、「新たな(new)」、「最新の(update)」、「変更された(changed)」等のような1つまたは複数の判定されたおよび/もしくは定義されたコンタクト情報変化用語の存在ならびに/または不在に基づいてコンタクト情報変化尺度を判定し得る。たとえば、1つまたは複数のコンタクト情報変化用語の存在は、何れのコンタクト情報変化用語の欠如よりも多いコンタクト情報変化インジケーションを示し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、文書において識別されたコンタクト情報に対する1つまたは複数のコンタクト情報変化用語の近さに基づいて、コンタクト情報変化尺度を判定し得る。たとえば、コンタクト情報が、コンタクト情報変化用語を含む語句に直ちに先行または後続する場合、それは、多数の語句が仲裁する場合よりも、多くのコンタクト情報変化インジケーションを示し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、文書内のコンタクト情報の位置に基づいて、コンタクト情報変化尺度を判定し得る。たとえば、コンタクト情報が、文書の先頭側にある場合、それは、コンタクト情報に先行する大きなセグメントのテキストを持つ文書の末尾にコンタクト情報が存在する場合よりも、多くのコンタクト情報変化インジケーションを示し得る。また、たとえば、コンタクト情報システム120は、(もしあれば)文書の受信者の数に基づいて、コンタクト情報変化尺度を判定し得る。たとえば、文書がメッセージであり、20人の受信者がメッセージを送信されたのであれば、それは、1人の受信者のみがメッセージを送信された場合よりも、より多くのコンタクト情報変化インジケーションを示し得る。
【0074】
いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、前述された信号のうちの1つまたは複数を考慮する1つまたは複数のルールのような、コンタクト情報変化尺度を判定するための1つまたは複数のルールを含み得る。いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、それに加えて、および/または、その代わりに、コンタクト情報変化が文書に存在するか否かを識別するために学習されたクラシファイヤを利用し得る。それらの実施形態のいくつかのバージョンでは、クラシファイヤは、たとえば、コンタクト情報変化インジケーションを含むとして、および/または、含まないとして各々ラベルされている文書に基づいて、1つまたは複数の管理された、または、半管理された学習技術を利用して学習され得る。
【0075】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、109B2によって示されるように21人へ送信されたメッセージ109Bに少なくとも部分的に基づいて、および、「新たな(new)」というコンタクト情報変化用語を含むテキストセグメント109B3に基づいて、コンタクト情報変化インジケーションを示すメッセージ109Bのコンタクト情報変化尺度を判定し得る。コンタクト情報システム120はさらに、テキストセグメント109B3に「Robert Herman」というエイリアスが含まれていることと、エイリアスがコンタクトエントリ107Aのエイリアスにマッチすることを識別することに基づいて、メッセージ109Bが、
図2Aおよび
図2Bのコンタクトエントリ107Aに関連付けられていることを識別し得る。コンタクト情報システム120はさらに、メッセージ109Bに関連付けられた構造化された情報、および/または、処理エンジン122によるテキストセグメント109B1の処理に基づいて、メッセージの送信元の電話番号((123-456-7892))を識別し得る。判定された電話番号は、電話番号がマッチしていないことを判定するために、コンタクトエントリ107Aにおける関連付けられた電話番号と比較され得る。電話番号がマッチしていないことに基づいて、また、コンタクト情報変化尺度に基づいて、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Aに、判定された電話番号をデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、エントリ107Aの既存の電話番号を、判定された電話番号で自動的に置換し得る。別のいくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、既存の電話番号を置き換える前にユーザに問い合わせをし得、および/または、既存の電話番号と、判定された電話番号との両方を(オプションとして、判定された電話番号が、メッセージ109Bに基づいて、新たな電話番号である可能性が高いというインジケーションとともに)記憶し得る。
【0076】
図10は、コンタクト情報変化インジケーションを含み、ユーザのコンタクトエントリにデータ設定するための情報を判定するために利用され得る、ユーザの受信メッセージ169Cの別の例を例示する。メッセージ169Cは、ユーザ文書データベース169に含まれ得るユーザの電子メールの例である。コンタクト情報システム120は、メッセージ169Cのコンタクト情報変化尺度を判定し、コンタクト情報変化尺度に基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、文書において識別されたコンタクト情報の1つまたは複数の態様をデータ設定し得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、169C1によって示されるような多数の電子メールアドレスへ送信されたメッセージ169Cに少なくとも部分的に基づいて、コンタクト情報変化用語である「新たなアドレス(new address)」を含む対象テキストセグメント169C3に基づいて、および/または、メッセージ169Cのボディの先頭に現れるテキストセグメント169C4におけるコンタクト情報に基づいて、コンタクト情報における最近の変化を示すメッセージ169Cのコンタクト情報変化尺度を判定し得る。コンタクト情報システム120はさらに、169C2によって示されるように電子メールが「robert@!.com」から送信されていることと、電子メールがコンタクトエントリ107Aの電子メールにマッチすることを識別することとに基づいて、メッセージ169Cが
図2Aおよび
図2Bのコンタクトエントリ107Aに関連付けられていることを識別し得る。コンタクト情報システム120はさらに、テキスト処理エンジン122によるテキストセグメント169C4の処理に基づいて、アドレス(124 Main St.,Town,State)を識別し得る。判定されたアドレスは、アドレスがマッチしないことを判定するために、コンタクトエントリ107Aにおける関連付けられたアドレスと比較され得る。アドレスがマッチしないことに基づいて、および、コンタクト情報変化尺度に基づいて、コンタクト情報システム120は、コンタクトエントリ107Aに、判定されたアドレスをデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、エントリ107Aの既存のアドレスを、判定されたアドレスで自動的に置換し得る。別のいくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、既存のアドレスを置き換える前にユーザに問い合わせをし得、および/または、既存のアドレスと判定されたアドレスとの両方を(オプションとして、判定されたアドレスが新たなアドレスである可能性が高いというインジケーションとともに)記憶し得る。
【0078】
図11は、ユーザに関連付けられた文書におけるコンタクト情報変化インジケーションを判定し、コンタクト情報変化インジケーションに基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、文書から識別されたコンタクト情報をデータ設定する例示的な方法を例示するフローチャートである。別の実施形態は、ステップを異なる順序で実行し、いくつかのステップを省略し、ならびに/または、
図11に例示されたものとは異なるおよび/もしくは追加のステップを実行し得る。便宜上、
図11の態様は、処理を実行する1つまたは複数のコンピュータのシステムを参照して説明されるであろう。システムは、たとえば、
図1のコンタクト情報システム120を含み得る。
【0079】
ステップ1100において、ユーザに関連付けられた文書が識別される。たとえば、コンタクト情報システム120は、ユーザ文書109、ユーザ文書データベース169、および/または、公開文書データベース154から、文書を識別し得る。いくつかの実施形態では、文書は、ユーザによって訪問された文書、および、ユーザによって送信または受信されたメッセージのうちの1つであり得る。一例として、メッセージ109Bは、ユーザ文書109に含まれていることに基づいて識別され得る。
【0080】
ステップ1105において、文書は、コンタクト情報変化尺度を判定するために分析される。文書のコンタクト情報変化尺度は、文書が、エンティティのためのコンタクト情報が変更されたことを示唆するコンタクト情報変化インジケーションを含む可能性を示す。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、文書に関連付けられた1つまたは複数の信号に基づいて、コンタクト情報変化尺度を判定し得る。一例として、コンタクト情報システム120は、109B2によって示されるように21人へ送信されたメッセージ109Bに少なくとも部分的に基づいて、および、コンタクト情報変化用語である「新たな(new)」を含むテキストセグメント109B3に基づいて、コンタクト情報変化インジケーションを示すメッセージ109Bのコンタクト情報変化尺度を判定し得る。いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、文書に関連付けられた1つまたは複数の信号を入力として受信し得、コンタクト情報変化尺度を判定するために、クラシファイヤおよび/またはルールベースのアプローチを利用し得る。
【0081】
ステップ1110において、文書のテキストが、文書におけるコンタクト情報を識別するために分析される。たとえば、コンタクト情報システム120のテキスト処理エンジン122は、テキストがコンタクト情報を含むか否かを判定するために、および/または、コンタクト情報の特定のプロパティを判定するために、文書のテキストを処理し得る。いくつかの実施形態では、テキスト処理エンジン122は、コンタクト情報を判定するために、および/または、コンタクト情報の特定のプロパティを判定するために、テキストの1つまたは複数のセグメントに関連付けられた1つまたは複数の信号を入力として受信し、クラシファイヤおよび/またはルールベースのアプローチを利用し得る。
【0082】
ステップ1115において、コンタクト情報変化尺度に基づいて、ユーザのコンタクトエントリに、コンタクト情報の1つまたは複数の態様がデータ設定される。たとえば、コンタクト情報システム120は、ステップ1100において識別された文書に関連付けられたユーザのコンタクトエントリを識別し、しきい値を満足するコンタクト情報変化尺度に基づいて、コンタクト情報の1つまたは複数の態様をコンタクトエントリにデータ設定し得る。一例として、テキストセグメント109B3に「Robert Herman」というエイリアスが含まれていることと、エイリアスがコンタクトエントリ107Aのエイリアスにマッチすることを識別することとに基づいて、メッセージ109Bが、
図2Aおよび
図2Bのコンタクトエントリ107Aに関連付けられていることを識別し得る。コンタクト情報システム120はさらに、メッセージ109Bに関連付けられた構造化された情報、および/または、処理エンジン122によるテキストセグメント109B1の処理に基づいて、メッセージの送信元の電話番号((123-456-7892))を識別し得る。判定された電話番号は、電話番号がマッチしていないことを判定するために、コンタクトエントリ107Aにおける関連付けられた電話番号と比較され得る。電話番号がマッチしないことに基づいて、また、コンタクト情報変化尺度に基づいて、コンタクト情報システム120は、判定された電話番号をコンタクトエントリ107Aにデータ設定し得る。いくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、エントリ107Aの既存の電話番号を、判定された電話番号で自動的に置換し得る。別のいくつかの実施形態では、コンタクト情報システム120は、既存の電話番号を置き換える前にユーザに問い合わせをし得、および/または、既存の電話番号と、判定された電話番号との両方を(オプションとして、判定された電話番号が、メッセージ109Bに基づいて、新たな電話番号である可能性が高いというインジケーションとともに)記憶し得る。
【0083】
ユーザのコンタクト情報を更新するために、
図11のステップは、定期的または他のベースで実行され得る。たとえば、メッセージのような、ユーザの新たな文書が受信された場合、
図11のステップが実行され得る。
【0084】
図12は、コンタクトエントリからの情報を表示するためのユーザインターフェースの例である。ユーザインターフェースは、検索フィールド表示1204と、検索フィールド表示1204の右の検索ボタン表示とを含む。この例において、ユーザは、検索フィールド表示1204へ「Bobby」というクエリを入力し、
図2Bのコンタクトエントリ107Aに基づいてディスプレイ1280が表示される。いくつかの実施形態では、クライアントデバイス106および/またはコンタクト情報システム120は、たとえば、「Bobby」という用語の、コンタクトエントリ107Aのエイリアスプロパティへのマッチングに基づいて、コンタクトエントリ107Aが「Bobby」というクエリに応じていると判定し得る。ディスプレイ1280は、コンタクトエントリ107Aのエイリアスプロパティ、電話プロパティ、および電子メールプロパティのための関連付けられた情報を含む。ディスプレイ1280はまた、(たとえば、コンタクトエントリ107Aに含まれ、および/または、追加のソースに基づいて識別された)コンタクトエントリ107Aに関連付けられた画像をも含む。追加のおよび/または代替のディスプレイが、
図12に例示された例以外に提供され得る。たとえば、追加のおよび/もしくは代替のプロパティからの情報が提供され得、ならびに/または、提供されたプロパティが、ディスプレイ1280に例示されたものとは異なる方式での表示のためにフォーマットされ得る。
【0085】
本明細書で説明されたシステムが、ユーザに関する個人情報を収集する、または、個人情報を活用し得る状況では、ユーザは、プログラムまたは特性がユーザ情報(たとえば、ユーザのソーシャルネットワーク、社会的な行動または活動、専門、ユーザの嗜好、またはユーザの現在の地理的位置)を収集するか否かを制御するための、または、ユーザにより関連性の高いコンテンツサーバからのコンテンツを受信すべきか否か、および/または、どのようにして受信すべきかを制御するための機会を提供され得る。また、あるデータは、記憶または使用される前に1つまたは複数の方式で取り扱われ得、これによって、個人を識別可能な情報が削除されるようになる。たとえば、個人を識別可能な情報が、ユーザのために判定されないように、ユーザの識別情報が取り扱われ得るか、または、ユーザの地理的位置が一般化され、(都市、郵便番号、または州レベルへのような)地理的位置情報が取得され、これによって、ユーザの特定の地理的位置が決定されないようになる。したがって、ユーザは、ユーザに関する情報がどのように収集され、および/または、使用されるのかに関する制御を有し得る。
【0086】
図13は、例示的なコンピュータシステム1310のブロック図である。コンピュータシステム1310は、典型的には、バスサブシステム1312を介して多数の周辺デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサ1314を含む。これら周辺デバイスは、たとえば、メモリサブシステム1325およびファイルストレージサブシステム1327、ユーザインターフェース入力デバイス1322、ユーザインターフェース出力デバイス1320、およびネットワークインターフェースサブシステム1316を含むストレージサブシステム1324を含み得る。入力および出力デバイスは、コンピュータシステム1310とのユーザインタラクションを可能にする。ネットワークインターフェースサブシステム1316は、外部ネットワークへのインターフェースを提供し、他のコンピュータシステムにおける対応するインターフェースデバイスへ結合される。
【0087】
ユーザインターフェース入力デバイス1322は、キーボードと、マウス、トラックボール、タッチパッド、またはグラフィックタブレットのようなポインティングデバイスと、スキャナと、ディスプレイに組み込まれたタッチスクリーンと、音声認識システムのようなオーディオ入力デバイスと、マイクロホンと、および/または、他のタイプの入力デバイスとを含み得る。一般に、「入力デバイス」という用語の使用は、情報をコンピュータシステム1310へ入力するため、または、通信ネットワークへ入力するためのすべての可能なタイプのデバイスおよび方式を含むことが意図される。
【0088】
ユーザインターフェース出力デバイス1320は、ディスプレイサブシステム、プリンタ、ファックスマシン、または、オーディオ出力デバイスのような非視覚的ディスプレイを含み得る。ディスプレイサブシステムは、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)のようなフラットパネルデバイス、プロジェクションデバイス、または、可視画像を生成するための他のいくつかのメカニズムを含み得る。ディスプレイサブシステムはまた、たとえばオーディオ出力デバイスを介して、非視覚的ディスプレイをも提供し得る。一般に、「出力デバイス」という用語の使用は、情報をコンピュータシステム1310からユーザへ、または、別のマシン、または、コンピュータシステムへ出力するためのすべての可能なタイプのデバイスおよび方式を含むことが意図される。
【0089】
ストレージサブシステム1324は、本明細書で説明されたモジュールのいくつかまたはすべての機能を提供するプログラミングおよびデータ構造を記憶する。たとえば、ストレージサブシステム1324は、たとえば
図7、
図8、および/または、
図11の方法のように、本明細書で説明された方法の1つまたは複数の実行するためのロジックを含み得る。
【0090】
これらのソフトウェアモジュールは、一般に、プロセッサ1314単独によって、または、他のプロセッサと組み合わされて実行される。ストレージサブシステムにおいて使用されるメモリ1325は、プログラム実行中、命令およびデータの記憶のための主ランダムアクセスメモリ(RAM)1330と、固定された命令が記憶される読取専用メモリ(ROM)1332とを含む多数のメモリを含み得る。ファイルストレージサブシステム1327は、プログラムおよびデータファイルのための永久的な記憶を提供し得、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブを、関連付けられたリムーバブルメディア、CD-ROMドライブ、光ドライブ、またはリムーバブルメディアカートリッジとともに含み得る。いくつかの実施形態の機能を実施するモジュールは、ファイルストレージサブシステム1327における、または、プロセッサ1314によってアクセス可能な他のマシンにおける、ストレージサブシステム1324によって記憶され得る。
【0091】
バスサブシステム1312は、コンピュータシステム1310の様々な構成要素およびサブシステムを、意図されたように互いに通信させるためのメカニズムを提供する。バスサブシステム1312は単一のバスとして概略的に図示されているが、バスサブシステムの代替実施形態は、多数のバスを使用し得る。
【0092】
コンピュータシステム1310は、ワークステーション、サーバ、コンピューティングクラスタ、ブレードサーバ、サーバファーム、または他の任意のデータ処理システムまたはコンピューティングデバイスを含む可変タイプからなり得る。コンピュータとネットワークとの常時変化する性質により、
図13に描写されたコンピュータシステム1310の説明は、いくつかの実施形態を例示する目的のための特定の例としてのみ意図されている。
図13に描写されたコンピュータシステムよりも多いまたは少ない構成要素を有する、コンピュータシステム1310の他の多数の構成が可能である。
【0093】
本明細書ではいくつかの実施形態が説明され例示されているが、機能を実行し、ならびに/または、結果、および/もしくは、本明細書に記載された利点のうちの1つまたは複数を取得するための様々な他の手段および/または構成が利用され得、そのようなバリエーションおよび/または修正の各々は、本明細書に説明された実施形態の範囲内にあると見なされる。より一般的に、本明細書で説明されたすべてのパラメータ、寸法、材料、および構成は、典型的であることが意図され、しかも、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または、構成は、教示が使用される特定のアプリケーションに依存するであろう。当業者であれば、ルーチンを越えない実験を使用して、本明細書で説明された特定の実施形態に対する多数の均等物を認識するであろう、または、確証することができるであろう。したがって、前述した実施形態は、例のみによって表され、しかも、添付された特許請求の範囲およびその均等物内で、具体的に説明され特許請求されたものとは異なって実施形態が実現され得ることが理解されるべきである。本開示の実施形態は、本明細書で説明された各個別の特性、システム、物品、材料、キット、および/または、方法を対象とされる。それに加えて、そのような特性、システム、物品、材料、キット、および/または、方法が相互に矛盾していないのであれば、複数のそのような特性、システム、物品、材料、キット、および/または、方法の任意の組合せが、本開示の範囲とともに含まれる。