【文献】
”新築購入ローン一覧【イー・ローン】”,[online],2015年 4月16日,[検索日:2015.12.8],URL,http://web.archive.org/web/20150416145828/http://www.eloan.co.jp/loanlist/?DID=1&CID=ctg_01&sort=2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
最近では、更に、商品価格から将来の還元ポイントを減算した「参考割引価格」、及び、参考割引価格に送料を加算した「送料込みの参考割引価格」などを、併記する試みがなされている。
【0006】
しかしながら、このような複数種類の金額情報(商品価格、送料込み価格、参考割引価格、及び、送料込みの参考割引価格など)が併記された場合、ユーザによっては、どの金額情報に注目すべきか迷ってしまい、結果的にCVR(Conversion Rate)が低下してしまうことが懸念される。
このため、商品の金額情報をユーザの意向に沿って適切に提示する技術が求められていた。
【0007】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、商品の金額情報を適切に提示することのできる商品検索装置、検索方法、記録媒体、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点に係る商品検索装置は、
検索条件を受け付ける受付部、
前記受け付けられた検索条件に合致する商品、若しくはサービスを検索する検索部、
前記検索された商品、若しくはサービスについての金額情報を含む一覧情報であり、複数種類の金額情報のうち何れかの金額情報を用いてソートした一覧情報を提示する提示部、を備え、
前記提示部は、前記複数種類の金額情報のうち、ソートに用いられた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を隠した一覧情報、若しくは目立たなく表示した一覧情報を提示する、
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記観点に係る商品検索装置において、
前記検索部は、前記複数種類の金額情報として、商品価格、当該商品価格から還元ポイント分を減算した割引商品価格、当該商品価格に送料を加算した商品代金、及び、当該割引商品価格に送料を加算した割引商品代金をそれぞれ取得し、
前記商品価格がソートに用いられると、前記割引商品価格、前記商品代金、及び、前記割引商品代金が省略項目となり、
前記割引商品価格がソートに用いられると、前記商品代金、及び、前記割引商品代金が省略項目となり、
前記商品代金がソートに用いられると、前記割引商品価格、及び、前記割引商品代金が省略項目となり、
前記割引商品代金がソートに用いられると、前記商品代金、及び、前記割引商品価格が省略項目となるように、それぞれ対応付けられていてもよい。
【0010】
また、上記観点に係る商品検索装置において、
前記提示部は、前記一覧情報を表形式にて提示するものであり、ソートに用いる列項目の金額情報として、前記商品価格、前記割引商品価格、前記商品代金、及び、前記割引商品代金の何れかを選択可能に提示してもよい。
【0011】
また、上記観点に係る商品検索装置において、
前記提示部は、前記一覧情報を表形式にて提示するものであり、前記割引商品価格、前記商品代金、及び、前記割引商品代金の何れかがソートに用いられると、金額情報の列項目に、前記商品価格を小さく表示すると共に、ソートに用いられた前記割引商品価格、前記商品代金、及び、前記割引商品代金の何れかを大きく表示してもよい。
【0012】
本発明の第2の観点に係る検索方法は、
商品検索装置における検索方法であって、
前記商品検索装置が、検索条件を受け付ける受付ステップ、
前記商品検索装置が、前記受け付けられた検索条件に合致する商品、若しくはサービスを検索する検索ステップ、
前記商品検索装置が、前記検索された商品、若しくはサービスについての金額情報を含む一覧情報であり、複数種類の金額情報のうち何れかの金額情報を用いてソートした一覧情報を提示する提示ステップ、を備え、
前記提示ステップでは、前記複数種類の金額情報のうち、ソートに用いられた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を隠した一覧情報、若しくは目立たなく表示した一覧情報を提示する、
ことを特徴とする。
【0013】
本発明の第3の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータを、
検索条件を受け付ける受付部、
前記受け付けられた検索条件に合致する商品、若しくはサービスを検索する検索部、
前記検索された商品、若しくはサービスについての金額情報を含む一覧情報であり、複数種類の金額情報のうち何れかの金額情報を用いてソートした一覧情報を提示する提示部、として機能させ、
前記提示部は、前記複数種類の金額情報のうち、ソートに用いられた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を隠した一覧情報、若しくは目立たなく表示した一覧情報を提示する、
ことを特徴とするプログラムを記録する。
【0014】
上記記録媒体は、非一時的な(non-transitory)記録媒体であってよく、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な(tangible)記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
【0015】
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
検索条件を受け付ける受付部、
前記受け付けられた検索条件に合致する商品、若しくはサービスを検索する検索部、
前記検索された商品、若しくはサービスについての金額情報を含む一覧情報であり、複数種類の金額情報のうち何れかの金額情報を用いてソートした一覧情報を提示する提示部、として機能させ、
前記提示部は、前記複数種類の金額情報のうち、ソートに用いられた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を隠した一覧情報、若しくは目立たなく表示した一覧情報を提示する、
ことを特徴とする。
【0016】
上記プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、商品の金額情報を適切に提示することができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態では、多くの店舗(仮想店舗)が集まって構成される販売サイト(ショッピングモールサイト)を一例として説明するが、1つの店舗(業者)による販売サイトにおいても適宜適用可能である。
また、以下の実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素または全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0020】
(全体構成)
本発明の実施形態に係る販売システム100は、
図1に示すように、商品検索装置200と各ユーザ端末300とがインターネット900を介して接続されて構成される。なお、図中では簡略化しているが、ユーザ端末300は、利用するユーザに応じて、多数存在しているものとする。
【0021】
商品検索装置200は、例えば、販売サーバ(サーバコンピュータ)等からなり、ユーザ端末300に対して商品に関する情報を提供すると共に、ユーザが希望する商品を販売する。
例えば、商品検索装置200は、多くの店舗(仮想店舗)の商品を販売しており、アクセスしてきたユーザ端末300に、商品の一覧ページ等を提示する。この一覧ページには、商品についての金額情報が含まれており、後述するように、ユーザの意向に沿って適切に表示される。
【0022】
ユーザ端末300は、例えば、パソコンやスマートフォン等からなり、インターネット900を介して商品検索装置200にアクセスし、ユーザの操作を受け付け、商品検索装置200に商品の検索等を指示する。
なお、ユーザ端末300において、ユーザがログイン済みである場合を一例として説明する。つまり、商品検索装置200は、ユーザ端末300から商品の検索等が指示された際には、後述するユーザ情報(
図6のユーザ情報223)を参照することで、ユーザの住所や金額情報の設定(詳細は後述する)を取得できるようになっている。
【0023】
(情報処理装置の概要構成)
本発明の実施形態に係る商品検索装置200、及び、ユーザ端末300が実現される典型的な情報処理装置400について説明する。
【0024】
情報処理装置400は、
図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、NIC(Network Interface Card)404と、画像処理部405と、音声処理部406と、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)ドライブ407と、インターフェース408と、外部メモリ409と、コントローラ410と、モニタ411と、スピーカ412と、を備える。
【0025】
CPU 401は、情報処理装置400全体の動作を制御し、各構成要素と接続され制御信号やデータをやりとりする。
【0026】
ROM 402には、電源投入直後に実行されるIPL(Initial Program Loader)が記録され、これが実行されることにより、所定のプログラムをRAM 403に読み出してCPU 401による当該プログラムの実行が開始される。また、ROM 402には、情報処理装置400全体の動作制御に必要なオペレーティングシステムのプログラムや各種のデータが記録される。
【0027】
RAM 403は、データやプログラムを一時的に記憶するためのもので、DVD−ROMから読み出したプログラムやデータ、その他、通信に必要なデータ等が保持される。
【0028】
NIC 404は、情報処理装置400をインターネット等のコンピュータ通信網に接続するためのものであり、LAN(Local Area Network)を構成する際に用いられる10BASE−T/100BASE−T規格にしたがうものや、電話回線を用いてインターネットに接続するためのアナログモデム、ISDN(Integrated Services Digital Network)モデム、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、ケーブルテレビジョン回線を用いてインターネットに接続するためのケーブルモデム等と、これらとCPU 401との仲立ちを行うインターフェース(図示せず)等により構成される。
【0029】
画像処理部405は、DVD−ROM等から読み出されたデータをCPU 401や画像処理部405が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって加工処理した後、これを画像処理部405が備えるフレームメモリ(図示せず)に記録する。フレームメモリに記録された画像情報は、所定の同期タイミングでビデオ信号に変換され、モニタ411に出力される。これにより、各種のページ表示が可能となる。
【0030】
音声処理部406は、DVD−ROM等から読み出した音声データをアナログ音声信号に変換し、これに接続されたスピーカ412から出力させる。また、CPU 401の制御の下、情報処理装置400が行う処理の進行の中で発生させるべき音を生成し、これに対応した音声をスピーカ412から出力させる。
【0031】
DVD−ROMドライブ407に装着されるDVD−ROMには、例えば、実施形態に係る商品検索装置200等を実現するためのプログラムが記憶される。CPU 401の制御によって、DVD−ROMドライブ407は、これに装着されたDVD−ROMに対する読み出し処理を行って、必要なプログラムやデータを読み出し、これらはRAM 403等に一時的に記憶される。
【0032】
インターフェース408には、外部メモリ409、コントローラ410、モニタ411、及びスピーカ412が、着脱可能に接続される。
【0033】
外部メモリ409には、ユーザの個人情報に関するデータなどが書き換え可能に記憶される。
【0034】
コントローラ410は、情報処理装置400の各種の設定時などに行われる操作入力を受け付ける。情報処理装置400のユーザは、コントローラ410を介して指示入力を行うことにより、これらのデータを適宜外部メモリ409に記録することができる。
【0035】
モニタ411は、画像処理部405により出力されたデータを情報処理装置400のユーザに提示する。
【0036】
スピーカ412は、音声処理部406により出力された音声データを情報処理装置400のユーザに提示する。
【0037】
この他、情報処理装置400は、ハードディスク等の大容量外部記憶装置を用いて、ROM 402、RAM 403、外部メモリ409、DVD−ROMドライブ407に装着されるDVD−ROM等と同じ機能を果たすように構成してもよい。
【0038】
以下、上記情報処理装置400において実現される商品検索装置200の構成等について、図面を参照して説明する。情報処理装置400に電源が投入され、例えば、ユーザ端末300からのアクセスを受け付けると、本実施形態に係る商品検索装置200として機能させるそれぞれのプログラムが実行され、本実施形態に係る商品検索装置200が実現される。
なお、各ユーザ端末300も同様に情報処理装置400において実現されるが、これらの構成については省略し、本実施形態において最も特徴的な商品検索装置200について、以下説明する。
【0039】
(商品検索装置の概要構成)
図3は、本実施形態に係る商品検索装置200の概要構成の一例を示すブロック図である。図示するように、商品検索装置200は、受付部210と、データベース220と、制御部230と、提示部240とを備える。
【0040】
受付部210は、インターネット900を介して各ユーザ端末300から送られる種々の情報を受け付ける。
例えば、受付部210は、商品の検索指示や、この検索指示に応じて提示した一覧ページ中における種々の操作指示(一例として、ユーザによるマウスのクリック操作等)を、ユーザ端末300から受け付ける。なお、このような検索指示に先立って、受付部210は、ユーザ端末300からユーザID及びパスワードを受け付けており、ユーザ端末300のユーザは、ログイン状態であるものとする。
上述したNIC 404等が、このような受付部210として機能しうる。
【0041】
データベース220は、商品に関する情報、店舗に関する情報、及び、ユーザに関する情報を記憶する。
例えば、データベース220は、
図4に示すような商品情報221を記憶する。この商品情報221には、一例として、店舗ID221a、商品ID221b、カテゴリ名221c、商品名221d、価格221e、及び、梱包サイズ221fが含まれている。
この梱包サイズ221fは、その商品を配送する際の大きさ(一例として、商品の外箱の三辺の合計値)を示しており、後述するように、送料を算出するために必要な要素の1つとなっている。
なお、
図4の商品情報221では、簡略化しているが、実際のデータベース220には全店舗(仮想店舗)の全商品の情報が含まれている。
【0042】
また、データベース220は、
図5に示すような店舗情報222を記憶する。この店舗情報222には、一例として、店舗ID222a、店舗名222b、配送拠点222c、及び、配送会社222dが含まれている。
この配送拠点222cは、その店舗の所在地や倉庫の住所を示している。また、配送会社222dは、その店舗が商品の配送を委託する運送会社を示している。これら配送拠点222c及び配送会社222dも、送料を算出するために必要な要素の1つとなっている。
なお、
図5の店舗情報222では、省略しているが、実際のデータベース220には店舗が独自に定めたポイントの値や割合を示す情報(任意のポイント情報)も含まれている。
【0043】
更に、データベース220は、
図6に示すようなユーザ情報223を記憶する。このユーザ情報223には、一例として、ユーザID223a、氏名223b、住所223c、及び、金額情報の設定223dが含まれている。
この金額情報の設定223dは、後述する一覧ページにおける金額情報の設定状況を示している。金額情報の設定223dは、一例として、「商品価格」、商品価格に送料を加算した「送料込み価格」、購入時に見込まれるポイント分を商品価格から還元した(割り引いた)場合の「ポイント還元参考価格」、及び、ポイント還元参考価格に送料を加算した「ポイント還元参考価格+送料」(送料込みのポイント還元参考価格)の中から、ユーザが任意に設定可能となっている。
また、住所223cは、送料を算出するために必要な要素の1つとなっている。
なお、
図6のユーザ情報223では、省略しているが、実際のデータベース220にはパスワードや決済情報(決済口座やクレジットカード番号)等も含まれている。
上述したRAM 403や外部メモリ409等が、このようなデータベース220として機能しうる。
【0044】
図3に戻って、制御部230は、商品検索装置200全体を制御する。この制御部230は、検索部231、生成部232、及び、設定部233を含んでおり、商品の検索を支援する。
【0045】
検索部231は、カテゴリの選択や商品名の入力などの検索条件が与えられると、与えられた検索条件を基に、データベース220から商品群を検索する。
例えば、検索部231は、与えられた検索条件(カテゴリや商品名等)を基に、上述した
図4の商品情報221を検索し、検索条件に合致した商品群を取得する。
また、検索部231は、検索した商品について、複数種類の金額情報を取得する。一例として、検索部231は、「商品価格」、商品価格に送料を加算した「送料込み価格」(つまり、商品代金)、購入時に見込まれるポイント分を商品価格から還元した(割り引いた)場合の「ポイント還元参考価格」(つまり、割引商品価格)、及び、ポイント還元参考価格に送料を加算した「ポイント還元参考価格+送料」(つまり、割引商品代金)を取得する。
なお、送料は、
図4の商品情報221(梱包サイズ221f)、
図5の店舗情報222(配送拠点222c,配送会社222d)、及び、
図6のユーザ情報223(住所223c)に基づいて算定される。また、購入時に見込まれるポイントは、一例として、商品価格を100で割った値(小数点以下切り捨て)として算定される。また、店舗が独自にポイントを定めている場合には、例えば、
図5の店舗情報222等から取得するようにしてもよい。
【0046】
生成部232は、検索部231によって検索された商品群を列挙する一覧ページを生成する。
例えば、生成部232は、
図6のユーザ情報223における(検索を指示したユーザID223aに対する)金額情報の設定223dを参照し、設定されている金額情報を用いて商品(検索された商品)をソートし、ソートに用いた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を、隠した一覧ページを生成する。
なお、ソートに用いた金額情報と、省略項目となる金額情報との関係は、一例として、
図7に示すように、対応付けられている。
つまり、商品価格がソートに用いられた場合には、送料込み価格、ポイント還元参考価格、及び、ポイント還元参考価格+送料が、省略項目として対応付けられている。また、送料込み価格がソートに用いられた場合には、ポイント還元参考価格、及び、ポイント還元参考価格+送料が、省略項目として対応付けられている。また、ポイント還元参考価格がソートに用いられた場合には、送料込み価格、及び、ポイント還元参考価格+送料が、省略項目として対応付けられている。ポイント還元参考価格+送料がソートに用いられた場合には、送料込み価格、及び、ポイント還元参考価格が、省略項目として対応付けられている。
【0047】
具体的に生成部232は、
図8Aに示すような一覧ページ510を生成する。この一覧ページ510は、一例として、商品画像、金額情報、及び、商品情報を列項目とした表形式にて生成された場合を示している。
また、この一覧ページ510は、
図6のユーザ情報223における金額情報の設定223dが、「送料込み価格」に設定されているユーザからの検索指示に応じて生成した場合を示している。そのため、一覧ページ510の金額情報には、送料込み価格が大きく表示されており、商品価格は小さく表示されている。また、ソートに用いた送料込み価格に対して、省略項目として対応付けられているポイント還元参考価格、及び、ポイント還元参考価格+送料が隠されている(表示されていない)。
また、この一覧ページ510において、列項目の金額情報には、設定変更シンボル511が配置されている。この設定変更シンボル511が、ユーザ端末300において、例えば、マウスにてクリックされると、生成部232は、
図8Bに示すように、設定変更画面512をポップアップ表示して、ユーザが金額情報の設定を任意に変更可能とする。つまり、ユーザは、設定変更画面512から所望の項目をマウスにてクリック(選択)することで、金額情報の設定を変更することができる。
【0048】
設定部233は、
図8Bに示すような設定変更画面512によって、金額情報の設定が変更されると、ユーザ情報223を更新する。
つまり、設定部233は、
図6のユーザ情報223において、金額情報の設定を変更したユーザのユーザID223aに対応する金額情報の設定223dを、変更後の金額情報に書き換える。
【0049】
この他にも、制御部230は、例えば、ユーザにより商品が購入された場合に、所定の決済処理等を行う。
上述したCPU 401等が、このような構成からなる制御部230として機能しうる。
【0050】
図3に戻って、提示部240は、インターネット900を介してユーザ端末300に種々の情報を提示する。
例えば、提示部240は、上述した
図8Aや
図8Bに示すような一覧ページ510をユーザ端末300に提示する。
上述したCPU 401及びNIC 404等が、このような提示部240として機能しうる。
【0051】
(商品検索装置の動作)
以下、このような構成の商品検索装置200の動作について図面を参照して説明する。
図9は、商品検索装置200が実行する一覧ページ生成処理の流れを示すフローチャートである。この一覧ページ生成処理は、例えば、ユーザによって、検索指示が与えられる度に実行される。
【0052】
まず、商品検索装置200は、検索条件を基に商品を検索する(ステップS11)。
すなわち、制御部230(検索部231)は、受付部210が受け付けた検索条件(例えば、カテゴリの選択や商品名の入力等)を基に、上述した
図4の商品情報221を検索し、検索条件に合致した商品群を取得する。
【0053】
商品検索装置200は、検索された商品について、複数種類の金額情報を取得する(ステップS12)。
すなわち、制御部230(検索部231)は、「商品価格」、「送料込み価格」、「ポイント還元参考価格」、及び、「ポイント還元参考価格+送料」を取得する。
なお、送料は、
図4の商品情報221(梱包サイズ221f)、
図5の店舗情報222(配送拠点222c,配送会社222d)、及び、
図6のユーザ情報223(住所223c)に基づいて算定される。また、購入時に見込まれるポイントは、一例として、商品価格を100で割った値(小数点以下切り捨て)として算定される。また、店舗が独自にポイントを定めている場合には、例えば、
図5の店舗情報222等から取得するようにしてもよい。
【0054】
商品検索装置200は、設定されている金額情報に沿って、商品情報をソートする(ステップS13)。
すなわち、制御部230(検索部231)は、
図6のユーザ情報223における(検索を指示したユーザID223aに対する)金額情報の設定223dを参照し、設定されている金額情報を用いて商品(検索された商品)をソートする。
【0055】
商品検索装置200は、金額情報を加工した一覧ページを生成する(ステップS14)。
すなわち、制御部230(検索部231)は、ソートに用いた金額情報に応じて省略項目として対応付けられている金額情報を、隠した一覧ページを生成する。
具体的に、制御部230は、
図8Aに示すような一覧ページ510を生成し、提示部240によって、ユーザ端末300に提示させる。この一覧ページ510は、一例として、商品画像、金額情報、及び、商品情報を列項目とした表形式にて生成された場合を示している。
また、この一覧ページ510は、
図6のユーザ情報223における金額情報の設定223dが、「送料込み価格」に設定されているユーザからの検索指示に応じて生成した場合を示している。そのため、一覧ページ510の金額情報には、送料込み価格が大きく表示されており、商品価格は小さく表示されている。また、ソートに用いた送料込み価格に対して、省略項目として対応付けられているポイント還元参考価格、及び、ポイント還元参考価格+送料が隠されている(表示されていない)。
【0056】
商品検索装置200は、金額情報の設定変更があったか否かを判別する(ステップS15)。
つまり、制御部230は、
図8Bに示すように、一覧ページ510における設定変更シンボル511がユーザによって操作され、設定変更画面512によって、金額情報の設定変更があったかどうかを判別する。
【0057】
商品検索装置200は、金額情報の設定変更があったと判別すると(ステップS15;Yes)、金額情報を再設定する(ステップS16)。
すなわち、制御部230(設定部233)は、
図6のユーザ情報223において、金額情報の設定を変更したユーザのユーザID223aに対応する金額情報の設定223dを、変更後の金額情報に書き換える。
そして、商品検索装置200は、上述したステップS13に処理を戻す。
つまり、設定が変更された金額情報に沿って、商品情報をソートし直し(ステップS13)、金額情報を加工した一覧ページを再度生成する(ステップS14)。
【0058】
一方、金額情報の設定変更がないと判別した場合(ステップS15;No)、商品検索装置200は、一覧ページ生成処理を終了する。
【0059】
このような一覧ページ生成処理によって、ユーザが設定した金額情報に沿ってソートした商品情報を提示すると共に、省略項目となる金額情報を隠している。つまり、ユーザが興味を持っていないと思われる金額情報を隠すことで、ユーザの困惑を防止できる。
この結果、商品の金額情報をユーザの意向に沿って適切に提示することができる。
【0060】
(他の実施形態)
上記の実施形態では、
図8Aに示すように、一覧ページ510において、省略項目となる金額情報を隠す場合について説明したが、隠す代わりに、目立たなく表示するようにしてもよい。
例えば、生成部232は、
図10に示すような一覧ページ520を生成する。この一覧ページ520は、省略項目として対応付けられている「ポイント還元参考価格」を、フォントの色を水色にするなど、目立たなく表示している様子を示している。なお、
図10の一覧ページ520では、省略しているが、「ポイント還元参考価格+送料」についても、同様に表示するようにしてもよい。
【0061】
上記の実施形態では、商品の販売サイトを一例として説明したが、このような商品以外にも、保険等のサービスを販売する販売サイト等にも適宜適用可能である。