特許第6247660号(P6247660)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6247660
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】車両用ルーフアンテナ
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/22 20060101AFI20171204BHJP
【FI】
   H01Q1/22 B
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-87287(P2015-87287)
(22)【出願日】2015年4月22日
(65)【公開番号】特開2016-208246(P2016-208246A)
(43)【公開日】2016年12月8日
【審査請求日】2016年4月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】308013436
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】本村 祐輔
(72)【発明者】
【氏名】冨田 裕基
【審査官】 橘 均憲
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3189619(JP,U)
【文献】 特開2004−363747(JP,A)
【文献】 特開2004−048599(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/136960(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/00−25/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のルーフに取り付けられ、電波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部を覆うアンテナカバーと、このアンテナカバーと前記ルーフと間に介在する環状のパッドとを備える車両用ルーフアンテナであって、
前記パッドは、
前記パッドにおける前記アンテナカバーの下端に対向する部分に形成されるアンテナカバー受部であって、前記アンテナカバーの下端に押圧されて、押圧方向に弾性変形するアンテナカバー受部と、
前記アンテナカバー受部の外周端部に形成され、前記アンテナカバーの下端の外周を覆うとともに、前記ルーフに当接するリップ部と、
を備え、
前記アンテナカバー受部は、弾性変形して下方に撓むと共に、前記リップ部を変形させて、前記アンテナカバーの下縁の外周に前記リップ部を密着させることを特徴とする車両用ルーフアンテナ。
【請求項2】
車両のルーフに取り付けられ、電波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部を覆うアンテナカバーと、このアンテナカバーと前記ルーフとの間に介在する環状のパッドとを備える車両用ルーフアンテナであって、
前記パッドは、
前記パッドにおける前記アンテナカバーの下端に対向する部分に形成される弾性体からなるアンテナカバー受部であって、前記アンテナカバーの下端に押圧されて、押圧方向に弾性変形するアンテナカバー受部と、
前記アンテナカバー受部の外周端部に形成され、前記アンテナカバーの下端の外周を覆うとともに、前記ルーフに当接するリップ部と、
を備え、
前記アンテナカバー受部は、環状の周方向の断面形状が上方に突出する湾曲形状であることを特徴とする車両用ルーフアンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のルーフに取り付けられる車両用ルーフアンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
車両に取り付けられるアンテナには種々のタイプが存在する。そのなかには、車両のルーフに取り付けられるルーフアンテナが知られている。このルーフアンテナは、車体の最も高い位置であるルーフに取り付けられるため、受信感度を高くすることができる。このようなルーフアンテナとして、小型性、意匠性に優れたシャークフィンアンテナと呼ばれるルーフアンテナが知られている。
【0003】
このルーフアンテナは、エレメントや回路基板等が一体化されたアンテナ部と、このアンテナ部を覆うアンテナカバーと、アンテナカバーの下端とルーフとの隙間を隠すパッドとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−229813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ルーフアンテナはルーフに取り付けられることから、その意匠性(美観)が重要視されている。このため、アンテナカバーの下端とルーフとの間に隙間が生じないように、アンテナカバーの下端はパッドを介してルーフに密着させる必要があり、アンテナカバーはルーフ形状(ルーフ曲率)に合わせて設計されている。
【0006】
しかし、車両のルーフ形状は車種毎に異なっているので、車種毎にアンテナカバーの形状設計を行い、また、車種毎にアンテナカバーの金型が必要になり、車種毎に設計工数及び金型のコストが発生し、コスト低減が困難であった。
【0007】
そこで、本発明では、異なる車種でも同一のアンテナカバーを使用でき、アンテナカバーに係るコストを低減できる車両用ルーフアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のルーフアンテナは、車両のルーフに取り付けられ、電波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部を覆うアンテナカバーと、このアンテナカバーと前記ルーフと間に介在する環状のパッドとを備える車両用ルーフアンテナであって、前記パッドは、前記パッドにおける前記アンテナカバーの下端に対向する部分に形成されるアンテナカバー受部であって、前記アンテナカバーの下端に押圧されて、押圧方向に弾性変形するアンテナカバー受部と、前記アンテナカバー受部の外周端部に形成され、前記アンテナカバーの下端の外周を覆うとともに、前記ルーフに当接するリップ部と、を備え、前記アンテナカバー受部は、弾性変形して下方に撓むと共に、前記リップ部を変形させて、前記アンテナカバーの下縁の外周に前記リップ部を密着させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、車両のルーフに取り付けられ、電波を受信するアンテナ部と、このアンテナ部を覆うアンテナカバーと、このアンテナカバーと前記ルーフとの間に介在する環状のパッドとを備える車両用ルーフアンテナであって、前記パッドは、 前記パッドにおける前記アンテナカバーの下端に対向する部分に形成される弾性体からなるアンテナカバー受部であって、前記アンテナカバーの下端に押圧されて、押圧方向に弾性変形するアンテナカバー受部と、前記アンテナカバー受部の外周端部に形成され、前記アンテナカバーの下端の外周を覆うとともに、前記ルーフに当接するリップ部と、を備え、前記アンテナカバー受部は、環状の周方向の断面形状が上方に突出する湾曲形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、異なる車種でも同一のアンテナカバーを使用でき、アンテナカバーに係るコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】ルーフアンテナの分解斜視図である。
図2】ルーフアンテナの断面図である。
図3】パッドの拡大斜視図である。
図4】ルーフ曲率が大きい場合のアンテナカバーとパッドとの状態を示す拡大断面図である。
図5】ルーフ曲率が小さい場合のアンテナカバーとパッドとの状態を示す拡大断面図である。
図6】パッドの変形例を示し、ルーフ曲率が大きい場合のアンテナカバーとパッドとの状態を示す拡大断面図である。
図7】パッドの変形例を示し、ルーフ曲率が小さい場合のアンテナカバーとパッドとの状態を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1、2に示すように、車両のルーフに取り付けられるルーフアンテナ1は、エレメントや回路基板等が一体化されたアンテナ部10と、このアンテナ部10を覆うアンテナカバー20と、アンテナカバー20の下端とルーフ30との隙間を隠すパッド40とを備えている。
【0013】
アンテナ部10は、ラジオ放送波、デジタルテレビ放送波及びGPS用電波等を受信するアンテナ11と、このアンテナ11が受信した電波に関する同調回路や増幅回路を有するアンテナ基板12とを備えている。アンテナ基板12上には、各種アンテナが実装されており、各種アンテナとアンテナ基板12とは電気的に接続されている。
【0014】
アンテナ基板12の下面には、下方に向けて突出するボルト固定部13が形成されている。ボルト固定部13の周面にはネジが形成されており、図示しないナットが螺合される。ボルト固定部13の中心部は中空構造であり、この部分を介してアンテナ基板12からのケーブルが配索される。また、ルーフ30には、ボルト固定部13が挿通する孔31が設けられている。
【0015】
アンテナ基板12の前端部及び後端部には、アンテナカバー20を取り付けるための係合部12a,12bが設けられている。また、アンテナ基板12の側端部にも図示しない複数の係合部が設けられている。
【0016】
アンテナ11は、ラジオ放送波を受信するエナメル線が巻回されたアンテナエレメントと、デジタルテレビ放送波を受信する金属製の棒状のアンテナと、GPS用電波を受信するパッチアンテナとをユニット化して構成されている。
【0017】
アンテナカバー20は、合成樹脂製であり、先端から後方に向けて拡幅するとともに、後方に向けて流線型状に隆起した形状であり、いわゆるシャークフィン形状である。また、アンテナカバー20は、ルーフ30の形状に沿った環状の下端縁を備えている。
【0018】
アンテナカバー20の内部には、アンテナ部10を収納可能な収納空間が形成されている。アンテナカバー20の内部において、アンテナ基板12の係合部12aに対向する部分には、アンテナカバー20の内面から下方に突出するリブ21が設けられており、リブ21の先端部には、係合部12aに係合する係合爪21aが形成されている。アンテナカバー20の後端部において、アンテナ基板12の係合部12bに対向する部分には、肉厚部22が設けられており、肉厚部22の内側部には、係合部12bに係合する係合爪22aが形成されている。また、アンテナカバー20の内部には、パッド40に係合する複数の図示しない係合爪が設けられている。
【0019】
図3に示すように、パッド40は、エラストマー等の弾性部材から形成されており、アンテナカバー20の下端縁に当接する環状の外環部41と、外環部41の内側に形成されアンテナ基板12の上面と接触する内環部42と、外環部41と内環部42とを複数個所で接続する接続部43とを備えている。
【0020】
接続部43は、内環部42の縁から外環部41に向かって傾斜する側壁から構成されており、アンテナ基板12と干渉する部分には複数の孔43aが形成されている。また、接続部43には、アンテナカバー20の内部に設けられた図示しない係合爪が係合する係合部が設けられている。
【0021】
図4、5に、図2におけるA部の拡大図を示す。図4、5に示すように、外環部41は、外環部41の環状部分を主に構成する基部45と、アンテナカバー20の下端縁の端面23に対向するアンテナカバー受部46と、アンテナカバー20の下端縁の外周を覆うとともに、ルーフ30に当接するリップ部47とを備えている。基部45、アンテナカバー受部46及びリップ部47は外環部41の全周に亘って形成されている。
【0022】
基部45の外周側の先端には、下方に延びてからルーフ30に略平行して外周方向に向かって屈曲するアンテナカバー受部46が形成されている。アンテナカバー受部46は、薄板状に形成されており、このため弾性変形することによって撓むことが可能である。アンテナカバー受部46の上面には、アンテナカバー20の下端縁の端面23が接触しており、アンテナカバー20の下端縁の端面23を受け止めている。
【0023】
アンテナカバー受部46の外周側の先端には、上方が鋭角な略三角断面形状であるリップ部47が形成されている。リップ部47の上下方向の略中央部にアンテナカバー受部46の外周側の先端が接続している。リップ部47は、アンテナカバー受部46の接続部から上方に延出する上リップ47aと、アンテナカバー受部46の接続部から下方に延出する下リップ47bとを備えている。上リップ47aの内側面はアンテナカバー20の下端縁の外周に接触して、アンテナカバー20の下端縁の外周を覆っている。下リップ47bの下端はルーフ30に接触している。
【0024】
次にルーフアンテナ1の組立について説明する。まず、アンテナ部10におけるアンテナ11やアンテナ基板12等の各構成部品を組み立ててユニット化してアンテナ部10を構成する。ユニット化されたアンテナ部10のアンテナ基板12を、パッド40の内環部42の内側を通して、アンテナ部10にパッド40を組み付ける。なお、アンテナ部10の上方からパッド40の内環部42の内側にアンテナ部10を通して、アンテナ部10にパッド40を組み付けてもよい。
【0025】
アンテナ部10にパッド40を組み付ける際には、パッド40の内環部42とアンテナ部10の上面とを組み合わせることによって両者を組み付ける。その後、アンテナ部10の上方からアンテナ部10を覆うように、アンテナカバー20を組み付ける。
【0026】
アンテナカバー20の係合爪21a,22aとパッド40に係合する係合爪が、アンテナ基板12の係合部12a,12bとパッド40の係合部にそれぞれ係合することによって、アンテナカバー20、アンテナ部10及びパッド40が一体化されてルーフアンテナ1のユニットが完成する。
【0027】
そして、アンテナ部10のボルト固定部13を、ルーフ30に形成された孔31に挿通して、図示しないナットによってルーフアンテナ1をルーフ30に固定する。
【0028】
ルーフアンテナ1を異なる曲率を有するルーフ30に取り付ける場合について説明する。まず、ルーフ30のルーフ曲率が大きい場合について説明する。図4に示すように、ルーフ曲率が大きい場合には、アンテナカバー20の下端縁の端面23とルーフ30との間が離れることになり(図中L1で示す)、アンテナカバー20の下端縁の端面23がアンテナカバー受部46の上面に軽圧接する状態であり、アンテナカバー20の端面23はアンテナカバー受部46の上面に当接している。この場合、アンテナカバー受部46は殆ど撓んでいない。
【0029】
このとき、上リップ47aの内側面は、アンテナカバー20の下端縁の外周に接触しており、この部分を覆っている。また、下リップ47bの下端は、アンテナカバー20の端面23がアンテナカバー受部46の上面に軽圧接する押圧力によって、ルーフ30に押圧されており、パッド40の外環部41の全周に亘って隙間なく密着する。
【0030】
次に、上述のルーフ曲率よりもルーフ曲率が小さい場合について説明する。図5に示すように、ルーフ曲率が小さい場合には、アンテナカバー20の下端縁の端面23とルーフ30との間が近づくことになる(図中L2で示す)。すなわち、L1>L2の関係となっている。この場合、アンテナカバー20の下端縁の端面23がアンテナカバー受部46を押圧して、アンテナカバー受部46が弾性変形して下方に撓む。アンテナカバー受部46が撓むことにより、上リップ47aの内側面は、アンテナカバー20の下端縁の外周に向かって変形して、アンテナカバー20の下端縁の外周に密着する。また、下リップ47bの下端も、アンテナカバー受部46が撓むことにより、ルーフ30に押圧されて、下リップ47bの下端とルーフ30とは密着して、パッド40の外環部41の全周に亘って隙間なく密着する。
【0031】
このように、ルーフ曲率の変化に応じてアンテナカバー20の下端縁とルーフ30との間隔が変化しても、アンテナカバー20の下端縁の位置の変動はアンテナカバー受部46が撓むことにより吸収される。また、このときリップ部47はアンテナカバー20の下端縁の外周に密着するとともに、ルーフ30と密着する状態を維持しているので、アンテナカバー20の下端縁とルーフ30との間に隙間が発生することを抑制できる。
【0032】
このため、様々なルーフ30のルーフ曲率のデータを取得して、これらのルーフ曲率の平均を算出して、この平均曲率に基づいて、アンテナカバーの下端縁の形状と、パッド40のアンテナカバー受部46及びリップ部47の形状とを設計することにより、ルーフ曲率が異なる様々なルーフに対応することができる。よって、ルーフ曲率が異なる車種であっても、同一のルーフアンテナ1を使用することができ、車種毎のアンテナカバー20の形状設計や金型が不要になり、これらに係るコストを低減することができる。
【0033】
また、ルーフ曲率が変化しても、アンテナカバー20の下端縁は、常に上リップ47aによって覆われているので、アンテナカバー20の下端縁の露出によるアンテナカバー20の組み付け不良を抑制でき、また、美観を損なうこともない。
【0034】
次に、アンテナカバー受部の変形例について説明する。図6、7に示すように、アンテナカバー受部49は、基部45の下端とリップ部47の下端とにそれぞれ接続して、基部45とリップ部47との間に上方に突出する湾曲形状の湾曲部49aが形成されている。湾曲部49aは、アンテナカバー20の下端縁の端面23と常に接触するように、その突出する高さが設定されている。アンテナカバー受部49は、アンテナカバー受部46と同様に弾性体で形成されているので、アンテナカバー20の下端縁の端面23による押圧によって湾曲部49aは弾性変形して撓むことが可能である。
【0035】
ルーフ曲率が大きいルーフ30にルーフアンテナ1が取り付けられた状態を図6に示す。図6に示すように、この状態では、アンテナカバー20の下端縁の端面23とルーフ30との間が離れることになり(図中L1で示す)、アンテナカバー20の下端縁の端面23はアンテナカバー受部49の湾曲部49aの頂部に軽圧接している。この場合、アンテナカバー受部49の湾曲部49aは殆ど撓んでいない。
【0036】
このとき、上リップ47aの内側面は、アンテナカバー20の下端縁の外周に接触しており、この部分を覆っている。また、下リップ47bの下端は、アンテナカバー20の端面23がアンテナカバー受部49の湾曲部49aに軽圧接する押圧力によって、ルーフ30に押圧されており、パッド40の外環部41の全周に亘って隙間なく密着する。
【0037】
ルーフ曲率が小さいルーフ30にルーフアンテナ1が取り付けられた状態を図7に示す。図7に示すように、この状態では、アンテナカバー20の下端縁の端面23とルーフ30との間が近づくことになり(図中L2で示す)、アンテナカバー20の下端縁の端面23がアンテナカバー受部49の湾曲部49aを押圧して、アンテナカバー受部49の湾曲部49aが弾性変形して下方に撓む。湾曲部49aが撓むことにより、上リップ47aは内側に向かって倒れるように変形するので、上リップ47aの内側面は、アンテナカバー20の下端縁の外周に密着する。また、下リップ47bの下端も、アンテナカバー受部49の湾曲部49aが撓むことにより、ルーフ30に押圧されて、下リップ47bの下端とルーフ30とは密着して、パッド40の外環部41の全周に亘って隙間なく密着することになる。
【0038】
この変形例においても、上述の実施形態と同様に、ルーフ曲率の変化に応じてアンテナカバー20の下端縁とルーフ30との間隔の変化によるアンテナカバー20の下端縁の位置変動は、アンテナカバー受部49の湾曲部49aが撓むことにより吸収される。また、リップ部47はアンテナカバー20の下端縁の外周に密着するとともに、ルーフ30と密着する状態を維持しているので、アンテナカバー20の下端縁とルーフ30との間の隙間を抑制できる。
【符号の説明】
【0039】
1 ルーフアンテナ、10 アンテナ部、11 アンテナ、12 アンテナ基板、12a,12b 係合部、13 ボルト固定部、20 アンテナカバー、21 リブ、22 肉厚部、21a,22a 係合爪、23 端面、30 ルーフ、31 孔、40 パッド、41 外環部、42 内環部、43 接続部、45 基部、46,49 アンテナカバー受部、47 リップ部、47a 上リップ、47b 下リップ、49a 湾曲部。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7