(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6247769
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】バックライトモジュール及び該バックライトモジュールを用いた液晶表示装置
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20171204BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20171204BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20171204BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20171204BHJP
G02F 1/1333 20060101ALI20171204BHJP
G02F 1/13357 20060101ALI20171204BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20171204BHJP
【FI】
F21S2/00 444
F21S2/00 438
F21S2/00 443
F21V29/503
F21V23/00 150
F21V19/00 450
G02F1/1333
G02F1/13357
F21Y115:10 700
【請求項の数】9
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-542683(P2016-542683)
(86)(22)【出願日】2014年1月23日
(65)【公表番号】特表2017-502466(P2017-502466A)
(43)【公表日】2017年1月19日
(86)【国際出願番号】CN2014071164
(87)【国際公開番号】WO2015103801
(87)【国際公開日】20150716
【審査請求日】2016年6月23日
(31)【優先権主張番号】201410013116.9
(32)【優先日】2014年1月10日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】深▲せん▼市華星光電技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎
(72)【発明者】
【氏名】▲兪▼剛
【審査官】
山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2007/129419(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
G02F 1/13357
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり
該背面板は、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、
該光源は、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、
該PCB板は該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ、
該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、前記取付け部は第1の厚みを有し、前記重ね継ぎ部は、前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みを有し、
該放熱板は支持部と、該支持部に接続する連結部とを含み、前記支持部は第3の厚みを有し、前記連結部は前記第3の厚みよりも薄い第4の厚みを有し、
該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、
該背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付け、
このとき、
前記取付け部の前記第1の厚みと前記支持部の前記第3の厚みとは互いにほぼ等しく、かつ、前記凹溝の深さにほぼ等しく、
前記該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続したときに前記重ね継ぎ部の前記第2の厚みと前記連結部の前記第4の厚みとを足した厚みが前記第1の厚みおよび前記第3の厚みにほぼ等しく、
該導光板は、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持する
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項2】
請求項1に記載のバックライトモジュールにおいて、
前記背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付ける
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項3】
請求項1に記載のバックライトモジュールにおいて、
前記導光板が、該背面板の底板に向かい合う底面と、該底面に対向して設ける上面と、及び該底面と該上面との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面を含むとともに、該LEDチップが該入射面に対応するように該導光板と該背面板の該側板との間に設ける
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項4】
請求項3に記載のバックライトモジュールにおいて、
前記導光板の底面と該背面板の該底板との間に底部反射板をさらに設ける
ことを特徴とするバックライトモジュール。
【請求項5】
バックライトモジュールと、該バックライトモジュール上に設けるモールドフレームと、該モールドフレーム上に設ける液晶表示パネルと、該液晶表示パネル上に設けるフロントフレームとを含んでなる液晶表示装置において、
該バックライトモジュールが背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり
該背面板は、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、
該光源は、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、
該PCB板は該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ、
該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、前記取付け部は第1の厚みを有し、前記重ね継ぎ部は、前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みを有し、
該放熱板は支持部と、該支持部に接続する連結部とを含み、前記支持部は第3の厚みを有し、前記連結部は前記第3の厚みよりも薄い第4の厚みを有し、
該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、
該背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付け、
このとき、
前記取付け部の前記第1の厚みと前記支持部の前記第3の厚みとは互いにほぼ等しく、かつ、前記凹溝の深さにほぼ等しく、
前記該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続したときに前記重ね継ぎ部の前記第2の厚みと前記連結部の前記第4の厚みとを足した厚みが前記第1の厚みおよび前記第3の厚みにほぼ等しく、
該導光板は、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持する
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
請求項5に記載の液晶表示装置において、
前記背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付ける
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項7】
請求項5に記載の液晶表示装置において、
前記導光板が、該背面板の底板に向かい合う底面と、該底面に対向して設ける上面と、及び該底面と該上面との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面を含むとともに、該LEDチップが該入射面に対応するように該導光板と該背面板の該側板との間に設ける
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項8】
請求項7に記載の液晶表示装置において、
前記導光板の底面と該背面板の該底板との間に底部反射板をさらに設ける
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項9】
請求項5に記載の液晶表示装置において、
前記バックライトモジュールと、該液晶表示パネルとの間に、光学フィルムセットをさらに設ける
ことを特徴とする液晶表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、液晶表示技術に関し、特にバックライトモジュール及び該バックライトモジュールを用いた液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、スリムで、節電、電子波の放射がないなどの多くの長所を具え、広く応用されている。例えば、携帯電話機、パーソナルディジタルアシスト、デジタルカメラ、コンピュータのモニター、又はノートブックパソコンのディスプレーなどである。
【0003】
目下市場に出回っている液晶表示装置のほとんどがバックライト型液晶表示装置であって、ハウジングと、該ハウジング内に設ける液晶パネル及びバックライトモジュールを含んでなる。従来の液晶表示パネルの構造は、カラーフィルタ基板と、薄膜トランジスタアレイ基板と、及び両基板の間に設ける液晶層とによって構成される。
【0004】
液晶表示パネルの作動の原理は、上述の両ガラス基板に駆動電圧を印加して液晶分子の配向を制御し、バックライトモジュールからの光線を屈折させて画面に画像を表示する。但し、液晶表示パネル自体は発光しないため、バックライトモジュールからの光線を利用して正常に画像を表示することができる。よって、バックライトモジュールは液晶表示装置にとってキーポイントとなるデバイスの一つである。
【0005】
バックライトモジュールは光線の入射する位置の違いによって、直下型方式とエッジライト方式の二種類のバックライトモジュールライトに分けることができる。直下型方式は、例えば冷陰極管、又は発光ダイオードなどの光源を液晶表示パネルの背面側に設け、面の光源を形成して液晶表示パネルに提供する。エッジライト方式はバックライトの光源としてLEDバーを液晶表示パネルの側面後方の周辺の位置に設け、LEDバーの照射する光線を導光板で反射、拡散し、さらに光学フィルムセットで面の光源を液晶表示パネルに提供する。
【0006】
図1に従来の液晶表示装置の構造を開示する。図面に開示するように、従来の液晶表示装置は、バックライトモジュール100と、バックライトモジュール100上に設けるモールドフレーム300と、モールドフレーム300上に設ける液晶表示パネル500と、液晶表示パネル500上に設けるフロントフレーム700とを含んでなる。
【0007】
バックライトモジュール100は、背面板101と、背面版101内に設ける導光板103と、導光板105内に設ける光源105とを含んでなる。光源105は、PCB板151と、PCB板151上に直接取り付けるLEDチップ153とを含み、PCB板151は背面板101の底板111上に設ける。LEDチップ153は導光板103の入射面131に対応するよう背面板101の側板113と導光板103の入射面131との間に設ける。
【0008】
従来の光源を側板上に設けるバックライトモジュールに比して、図示するバックライトモジュール100の導光板103と背面板101の側板113との間が比較的狭い、よって、モールドフレームの太さを縮小して液の縮狭額縁化に有利となる。別途、バックライトモジュール100の放熱効果を高めるために、PCB板151と背面板101の底板111との間に放熱板107を設け、LEDチップ153の放射する熱を背面版101に伝える効果を高め、背面板101によって装置外部と熱交換を行う。係る構造は放熱効果を高めることができるが、但し、バックライトモジュール100の厚さが増すことになり、延いては液晶表示装置全体の厚さが増すことになる。したがって、目下の製品スリム化の趨勢にそぐわなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、簡易な構造を有し、好ましい放熱効果が得られ、かつ
薄く、液晶表示装置の狭額縁化が得られるバックライトモジュールを提供することを課題とする。
【0010】
また、この発明は、簡易な構造を有し、薄く、狭額縁化の得られる液晶表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そこで、本発明者は従来のバックライトモジュール及び液晶表示装置に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり、該背面板が、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、該光源が、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、該PCB板が該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、該放熱板が支持部と該支持部に接続する連結部とを含み、該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、該導光板が、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持しるしてなるバックライトモジュールと、係るバックライトモジュールを具える液晶表示装置によって課題を解決でできる点に着眼し、係る知見に基づいて本発明を完成させた。
【0012】
本発明のバックライトモジュールは、
背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり
該背面板は、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、
該光源は、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、
該PCB板は該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ
、
該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、
前記取付け部は第1の厚みを有し、前記重ね継ぎ部は、前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みを有し、
該放熱板は支持部と、該支持部に接続する連結部とを含み、
前記支持部は第3の厚みを有し、前記連結部は前記第3の厚みよりも薄い第4の厚みを有し、
該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、
該背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付け、
このとき、
前記取付け部の前記第1の厚みと前記支持部の前記第3の厚みとは互いにほぼ等しく、かつ、前記凹溝の深さにほぼ等しく、
前記該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続したときに前記重ね継ぎ部の前記第2の厚みと前記連結部の前記第4の厚みとを足した厚みが前記第1の厚みおよび前記第3の厚みにほぼ等しく、
該導光板は、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持する
こ
とを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載するバックライトモジュールは、請求項1における背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付ける。
【0014】
請求項3に記載するバックライトモジュールは、請求項1における導光板が、該背面板の底板に向かい合う底面と、該底面に対向して設ける上面と、及び該底面と該上面との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面を含むとともに、該LEDチップが該入射面に対応するように該導光板と該背面板の該側板との間に設ける。
【0015】
請求項4に記載するバックライトモジュールは、請求項3における導光板の底面と該背面板の該底板との間に底部反射板をさらに設ける。
【0016】
本発明の液晶表示装置は、
バックライトモジュールと、該バックライトモジュール上に設けるモールドフレームと、該モールドフレーム上に設ける液晶表示パネルと、該液晶表示パネル上に設けるフロントフレームとを含んでなる液晶表示装置において、
該バックライトモジュールが背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり
該背面板は、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、
該光源は、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、
該PCB板は該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ
、
該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、
前記取付け部は第1の厚みを有し、前記重ね継ぎ部は、前記第1の厚みよりも薄い第2の厚みを有し、
該放熱板は支持部と、該支持部に接続する連結部とを含み、
前記支持部は第3の厚みを有し、前記連結部は前記第3の厚みよりも薄い第4の厚みを有し、
該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、
該背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付け、
このとき、
前記取付け部の前記第1の厚みと前記支持部の前記第3の厚みとは互いにほぼ等しく、かつ、前記凹溝の深さにほぼ等しく、
前記該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続したときに前記重ね継ぎ部の前記第2の厚みと前記連結部の前記第4の厚みとを足した厚みが前記第1の厚みおよび前記第3の厚みにほぼ等しく、
該導光板は、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持する
こ
とを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載する液晶表示装置は、請求項5における背面板の該底板上に、該光源と該放熱板に対応する凹溝を設け、かつ該光源と該放熱板とを該凹溝内係合するように取付け。
【0018】
請求項7に記載する液晶表示装置は、請求項5における導光板が、該背面板の底板に向かい合う面と、該底面に対向して設ける上面と、及び該底面と該上面との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面を含むとともに、該LEDチップが該入射面に対応するように該導光板と該背面板の該側板との間に設ける。
【0019】
請求項8に記載する液晶表示装置は、請求項7における導光板の底面と該背面板の該底板との間に底部反射板をさらに設ける。
【0020】
請求項9に記載する液晶表示装置は、請求項5におけるバックライトモジュールと、該液晶表示パネルとの間に、光学フィルムセットをさらに設ける。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】従来の液晶表示装置の断面構造を示した説明図である。
【
図2】この発明によるバックライトモジュールの断面構造を示した説明図である。
【
図3】この発明による液晶表示装置の断面構造を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
この発明は、簡易な構造を有し、好ましい放熱効果が得られ、かつ薄く、液晶表示装置の狭額縁化が得られるバックライトモジュール、及び狭額縁化の得られる液晶表示装置を提供するものであって、そのバックライトモジュールは、背面板と、該背面板内に設ける導光板と、該背面板内に設ける光源と、該光源と該背面板との間に設ける放熱板とを含んでなり、該背面板が、底板と、該底板に対して垂直に接続する側板とを含み、該光源が、PCB板と、該PCB板に実装するLEDチップとを含み、該PCB板が該背面板の該底板及び該放熱板上に設け、かつ該PCB板は取付け部と、該取付け部に接続する重ね継ぎ部とを含み、該放熱板が支持部と該支持部に接続する連結部とを含み、該連結部は該重ね継ぎ部に対応して設け、組み立てる場合には該重ね継ぎ部を該連結部上に重ねて接続し、該導光板が、該支持部と該重ね継ぎ部上に支持してなる。係るバックライトモジュール及び液晶表示装置の構造を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に詳述する。
【実施例】
【0027】
図2に開示するように、この発明によるバックライトモジュールは、背面板2と、背面板2内に設ける導光板4と、背面板2内に設ける光源6と、光源6と背面板2との間に設ける放熱板8と、導光板4と背面板2との間に設ける底部反射板9とを含んでなり、光源6から照射する光線は、底部反射板9によって反射されて導光板4に進入し、導光板4内を通過して伝送されて、点の光源が面の光源に転換される。
【0028】
具体的に述べると、
図2に開示するように、背面板2は、底板22と、底板22に対して垂直に接続する側板24とを含み、背面板2の底板22には、光源6と放熱板8に対応する凹溝222を形成し、光源6と放熱板8は、凹溝222内に係合するように設ける。光源6は、PCB板62と、PCB板62に実装するLEDチップ64とを含み、PCB板62は背面板2の底板22及び放熱板8上に設ける。LEDチップ64から発生する熱はPCB板62を介して背面板2及び放熱板8に伝送され、装置外部と熱交換することによって放出される。PCB板62の放熱効果は高くないが、放熱板8の放熱効果は比較的好ましく、PCB板62の放熱効果の欠点を補い、バックライトモジュールの品質を高めることができる。
【0029】
導光板4は、背面板2の底板22に向かい合う底面42と、底面42に対向して設ける上面44と、及び底面42と上面44との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面46を含む。LEDチップ64は入射面46に対応するよう導光板4と背面板2の側板24との間に設ける。PCB板62は背面板2の底板22上に設け、LEDチップ64に対応する入射面46のみを背面板2の側板24と導光板4との間に設けることによって、導光4と背面板2の側板24との距離を効率よく縮減することができ、狭額縁化の実現に有利となる。
【0030】
さらに、PCB板62は、取付け部622と、取付け部622に接続する重ね継ぎ部624とを含む。放熱板8は、支持部82と、支持部82に接続する連結部84とを含み、連結部84は重ね継ぎ部624に対応して設ける。組み立てる場合は、重ね継ぎ部624を連結部84上に重ねて接続する。導光板4は、支持部82と重ね継ぎ部624上に支持し、重ね継ぎ部624と連結部84と組み合わせて配置する。よって、PCB板62と放熱板8とを合わせた厚さは、従来のPCB板の厚さに等しくなり、このため放熱効果を高めると同時に、バックライトモジュールの厚さを増加させることなく、装置のスリム化実現に有利となる。
【0031】
図3に開示するように、この発明による液晶表示装置は、バックライトモジュール20と、バックライトモジュール20上に設けるモールドフレーム40と、モールドフレーム40上に設ける液晶表示パネル60と、英起床表示パネル60上に設けるフロントフレーム80と、及びバックライトモジュール20と液晶表示パネル60との間に設ける光学フィルムセット90とを含んでなり、バックライトモジュール20は面の光源を提供し、モールドフレーム40は液晶表示パネル60を支持する。フロントフレーム80は液晶表示パネル60をモールドフレーム40内に固定する。
【0032】
実施例においてバックライトモジュー20は、背面板2と、背面板2内に設ける導光板4と、背面板2内に設ける光源6と、光源6と背面板2との間に設ける放熱板8と、導光板4と背面板2との間に設ける底部反射板9とを含んでなり、光源6から照射する光線は、底部反射板9によって反射されて導光板4に進入し、導光板4内を通過して伝送されて、点の光源が面の光源に転換される。
【0033】
具体的に述べると、
図3に開示するように、背面板2は、底板22に対して垂直に接続する側板24を含み、背面板2の底板22には、光源6と放熱板8に対応する凹溝222を形成し、光源6と放熱板8は、凹溝222内に係合するように設ける。光源6は、PCB板62と、PCB板62に実装するLEDチップ64とを含み、PCB板62は背面板2の底板22及び放熱板8上に設ける。LEDチップ64から発生する熱はPCB板62を介して背面板2及び放熱板8に伝送され、装置外部と熱交換することによって放出される。PCB板62の放熱効果は高くないが、放熱板8の放熱効果は比較的好ましく、PCB板62の放熱効果の欠点を補い、バックライトモジュールの品質を高めることができる。
【0034】
導光板4は、背面板2の底板22に向かい合う底面42と、底面42に対向して設ける上面44と、及び底面42と上面44との間に設ける複数の側面を含み、複数の該側面は、一つの入射面46を含む。LEDチップ64は入射面46に対応するよう導光板4と背面板2の側板24との間に設ける。PCB板62は背面板2の底板22上に設け、LEDチップ64に対応する入射面46のみを背面板2の側板24と導光板4との間に設けることによって、導光4と背面板2の側板24との距離を効率よく縮減することができ、狭額縁化の実現に有利となる。
【0035】
さらに一歩進んで説明すると、PCB板62は、取付け部622と、取付け部622に接続する重ね継ぎ部624とを含む。放熱板8は、支持部82と、支持部82に接続する連結部84とを含み、連結部84は重ね継ぎ部624に対応して設ける。組み立てる場合は、重ね継ぎ部624を連結部84上に重ねて接続する。導光板4は、支持部82と重ね継ぎ部624上に支持し、重ね継ぎ部624と連結部84と組み合わせて配置する。よって、PCB板62と放熱板8とを合わせた厚さは、従来のPCB板の厚さに等しくなり、このため放熱効果を高めると同時に、バックライトモジュールの厚さを増加させることなく、装置のスリム化の実現に有利となる。
【0036】
以上をまとめると、この発明によるバックライトモジュール及び該バックライトモジュールを用いた液晶表示装置は、LEDチップを直接PCB板上に実装し、PCB板を背面板の底面上に設け、LEDチップを導光板の入射面と背面板の側板との間に設ける。よって、液晶表示装置の狭額縁化を実現すると同時に、PCB板上に重ね継ぎ部を設け、放熱板上に連結部を設け、該重ね継ぎ部と該連結部とを組み合わせるとこによって放熱効果を高めるとともに、バックライトモジュールの厚さを増加させることなく液晶表示装置のスリム化を実現することができる。
【0037】
以上の記述内容について、当業者はこの発明の技術的提案と技術思想に基づき各種の変化、変更をなすことができるが、これら変化、変更は、いずれもこの発明の特許請求の範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0038】
100 バックライトモジュール
101 背面板
103 導光板
105 光源
111 底板
131 入射面
151 PCB板
2 背面板
20 バックライトモジュール
22 底板
24 側板
222 凹溝
300 モールドフレーム
4 導光板
40 モールドフレーム
43 底面
44 上面
46 反射面
500 液晶表示パネル
6 光源
60 液晶表示パネル
62 PCB板
622 取付け部
624 重ね継ぎ部
64 LEDチップ
700 フロントフレーム
8 放熱板
80 フロントフレーム
82 筋部
84 連結部
9 底部反射板
90 光学フィルムセット