特許6247801IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

低湿度の暖かい空気をもたらす吸湿発熱性と、保温性をもたらす嵩高性を高いレベルで併せ持ち、暖かい環境を早期に実感することができる、寝装品や衣料品などに好適な中綿

要約特許出願時に添付された[要約書]

吸湿発熱性に関して初期の温度の立ち上がりの速さを有し、しかも高いレベルの嵩高性を有する、人体に対して快適な暖かい環境を早期に実感することができる、寝装品や衣料品に好適な中綿を提供する。ポリエステル繊維を40〜90重量%含有し、かつNa塩型および/またはK塩型の架橋ポリアクリレート系繊維を10〜60重量%含有する中綿であって、Na塩型および/またはK塩型の架橋ポリアクリレート系繊維が、架橋構造およびNa塩型および/またはK塩型のカルボキシル基を有する表層部と、アクリロニトリル含有率が異なる二種類のアクリロニトリル系重合体からなるサイドバイサイド型構造の中心部とからなる複合繊維であり、複合繊維の横断面における表層部の占める面積が5%以上20%未満であることを特徴とする中綿。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、かかる特許文献2を含む従来技術の問題を解消するために創案されたものであり、吸湿発熱性に関して初期の温度の立ち上がりの速さを有し、しかも高いレベルの嵩高性を有する、人体に対して快適な暖かい環境を早期に実感することができる、寝装品や衣料品に好適な中綿を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、の目的を達成するために特許文献2のMg塩型およびCa塩型の架橋ポリアクリレート系繊維の持つ嵩高性を維持しながら吸湿発熱性による初期の上昇温度をさらに高くするための手段について鋭意検討した結果、架橋ポリアクリレート系繊維としてNa塩型またはK塩型を採用して吸湿発熱性による初期の上昇温度を高めるとともに、Na塩型またはK塩型の欠点である嵩高性の低さを特定の複合構造を採用して補うこ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の中綿は、従来のポリエステル等の汎用繊維あるいはMg塩型およびCa塩型等の架橋ポリアクリレート系繊維を使用した中綿では達成できなかった、吸湿発熱性による初期の高い上昇温度と嵩高性を高レベルで両立するという効果を有する。かかる効果は、ポリエステル繊維が持つ嵩高性だけでなく、Na塩型またはK塩型の架橋ポリアクリレート系繊維の特定の複合構造が持つ高い嵩高性と早期に高い上昇温度を示す吸湿発熱性からもたらされるものである。本発明の中綿は、その高い嵩高性により取り込んでいる大量の湿った空気を、迅速な吸湿発熱性によりすぐに低湿度の暖かい空気に変化させることが可能であるため、寝装品の中綿、秋冬アウトドア衣料の中綿として使用されると装着者は極めて速い段階で暖かさと保温性を実感することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】ISO18782:2015の測定方法及び条件に準拠して測定したNa塩型またはMg塩型の架橋ポリアクリレート系繊維100%の中綿の経過時間ごとの温度の推移を示すグラフである。

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