特許第6247908号(P6247908)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6247908情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6247908
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20120101AFI20171204BHJP
【FI】
   G06Q10/10 322
【請求項の数】14
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2013-242103(P2013-242103)
(22)【出願日】2013年11月22日
(65)【公開番号】特開2015-102963(P2015-102963A)
(43)【公開日】2015年6月4日
【審査請求日】2016年8月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000101617
【氏名又は名称】アマノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100123733
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 大樹
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100170346
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 望
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(72)【発明者】
【氏名】安永 洋平
【審査官】 関 博文
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−210177(JP,A)
【文献】 特開平04−268663(JP,A)
【文献】 特開2004−234242(JP,A)
【文献】 特開2010−182040(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0145015(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0158513(US,A1)
【文献】 浅田 昭司,統計情報活用への招待,情報管理 第54巻 第5号,日本,独立行政法人科学技術振興機構,2011年 8月 1日,第54巻,p.267-276,ISSN 0021-7298
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する選択部と、
前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報を記憶する記憶部と、
前記記憶された就業情報を前記調査の結果として出力可能な出力部と
前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択部による選択の対象とならない非対象従業員として設定可能な設定部と、
判定部と
を具備し、
前記記憶部は、前記選択部により過去に選択された前記1以上の従業員を記憶し、
前記選択部は、前記調査対象となる前記1以上の従業員として、前記過去に選択された1以上の従業員を選択可能であり、
前記判定部は、前記過去に選択された1以上の従業員の中に前記設定部により前記非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かを判定する
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記記憶部は、前記複数の従業員の各々の前記就業情報を全体就業情報として記憶し、
前記出力部は、前記記憶された全体就業情報の中から前記調査の結果を出力可能である
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
前記選択部は、前記複数の従業員の数に対する選択される前記1以上の従業員の数の割合を選択比率として、所定の選択比率にて前記1以上の従業員を選択可能である
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1から3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記選択部は、前記複数の従業員を所定の条件をもとに複数のグループに分け、前記複数のグループの各々から、前記1以上の従業員を選択可能である
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記選択部は、前記複数のグループの各々に設定された所定の選択比率にて、前記複数のグループの各々から、前記1以上の従業員を選択可能である
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、さらに、
前記調査に関連する前記就業情報である調査情報の入力を受け付ける入力部を具備し、
前記記憶部は、前記調査情報を含む前記就業情報を記憶する
情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置であって、
前記入力部は、前記選択された1以上の従業員を変更する入力を受け付ける
情報処理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理装置であって、
前記選択部は、前記複数の従業員の数に対する選択される前記1以上の従業員の数の割合を選択比率として、所定の選択比率にて前記1以上の従業員を選択可能であり、
前記情報処理装置は、さらに、前記所定の選択比率にて選択された前記1以上の従業員が変更される場合に、変更後の前記選択比率を監視する監視部を具備する
情報処理装置。
【請求項9】
請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記判定部は、前記過去に選択された1以上の従業員の中に現在は不在である従業員が存在するか否かを判定する
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1かのうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記選択部は、前記複数の従業員のうち前記過去に選択された1以上の従業員を除く従業員を、選択対象とする
情報処理装置。
【請求項11】
請求項1から1のうちいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記調査は、賃金構造基本統計調査である
情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する選択ステップと、
前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶された就業情報を前記調査の結果として出力する出力ステップと、
前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択ステップによる選択の対象とならない非対象従業員として設定する設定ステップと、
判定ステップと
を有し、
前記記憶ステップは、前記選択ステップにより過去に選択された前記1以上の従業員を記憶することを含み、
前記選択ステップは、前記調査対象となる前記1以上の従業員として、前記過去に選択された1以上の従業員を選択可能であり、
前記判定ステップは、前記過去に選択された1以上の従業員の中に前記設定ステップにより前記非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かを判定する
情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータにより実行されるプログラムであって、
複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する選択ステップと、
前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶された就業情報を前記調査の結果として出力する出力ステップと
前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択ステップによる選択の対象とならない非対象従業員として設定する設定ステップと、
判定ステップと
を有し、
前記記憶ステップは、前記選択ステップにより過去に選択された前記1以上の従業員を記憶することを含み、
前記選択ステップは、前記調査対象となる前記1以上の従業員として、前記過去に選択された1以上の従業員を選択可能であり、
前記判定ステップは、前記過去に選択された1以上の従業員の中に前記設定ステップにより前記非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かを判定する
プログラム。
【請求項14】
複数の従業員からの就業に関する種々の手続きを受け付ける受付部と、
前記複数の従業員からの前記就業に関する種々の手続きに応じて、前記従業員ごとの就業に関する就業情報を含むデータベースへの処理を実行する処理部と、
前記複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する選択部と、
前記選択された1以上の従業員の各々の前記就業に関する就業情報を前記データベースから読み出して前記調査の結果として出力可能な出力部と
前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択部による選択の対象とならない非対象従業員として設定可能な設定部と、
判定部と
を具備し、
前記選択部は、前記調査対象となる前記1以上の従業員として、前記選択部により過去に選択された1以上の従業員を選択可能であり、
前記判定部は、前記過去に選択された1以上の従業員の中に前記設定部により前記非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かを判定する
情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調査票等の作成に使用可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、官公庁への届出書類や申告書類等の作成について、PC(Personal Computer)等を用いて紙媒体の書類を作成する技術や、ネットワークを介した申告用の電子書類を作成する技術が知られている。例えば特許文献1には、国税等の電子申告に関する技術として、電子申告準備業務の進捗状態の確認、及び電子申告を効率的に行なうための電子申告業務処理装置及びプログラムについて開示されている(特許文献1の段落[0017]等参照)。
【0003】
特許文献1では、電子申告処理システムの運用手順として、(1)申告データ送信等に必要な通信情報を申告業務処理装置に設定し、(2)電子申告データベースに登録されたデータを収集して申告データ等を作成し、(3)申告データに第3者証明書、添付書類の送付書、未対応の帳票等の申告データ付加を行い、(4)申告データに電子署名を付加し、(5)申告データ受付装置にアクセスしてデータ送信等を行う、という5段階の手順が設定されている。そして各手順における詳細な技術が開示されている(特許文献1の段落[0053]等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4469588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
企業等において、上記した国税の申告等に限られず、官公庁に提出する調査票や、その他の書類等を作成する際には、担当者の負担が大きくなる場合が多い。例えば上記の(2)に当たる申告データ等の作成において、簡単に申告データや書類データ(紙媒体の書類も含む)を作成可能な技術が求められている。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、調査票等の書類を容易に作成することが可能となる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、選択部と、記憶部と、出力部とを具備する。
前記選択部は、複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する。
前記記憶部は、前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報を記憶する。
前記出力部は、前記記憶された就業情報を前記調査の結果として出力可能である。
【0008】
前記記憶部は、前記複数の従業員の各々の前記就業情報を全体就業情報として記憶してもよい。この場合、前記出力部は、前記記憶された全体就業情報の中から前記調査の結果を出力可能であってもよい。
【0009】
前記選択部は、前記複数の従業員の数に対する選択される前記1以上の従業員の数の割合を選択比率として、所定の選択比率にて前記1以上の従業員を選択可能であってもよい。
【0010】
前記選択部は、前記複数の従業員を所定の条件をもとに複数のグループに分け、前記複数のグループの各々から、前記1以上の従業員を選択可能であってもよい。
【0011】
前記選択部は、前記複数のグループの各々に設定された所定の選択比率にて、前記複数のグループの各々から、前記1以上の従業員を選択可能であってもよい。
【0012】
前記情報処理装置は、さらに、前記調査に関連する前記就業情報である調査情報の入力を受け付ける入力部を具備してもよい。この場合、前記記憶部は、前記調査情報を含む前記就業情報を記憶してもよい。
【0013】
前記入力部は、前記選択された1以上の従業員を変更する入力を受け付けてもよい。
【0014】
前記情報処理装置は、さらに、前記所定の選択比率にて選択された前記1以上の従業員が変更される場合に、変更後の前記選択比率を監視する監視部を具備してもよい。
【0015】
情報処理装置は、さらに、前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択部による選択の対象とならない非対象従業員として設定可能な設定部を具備してもよい。
【0016】
前記記憶部は、前記選択部により過去に選択された前記1以上の従業員を記憶してもよい。この場合、前記選択部は、前記調査対象となる前記1以上の従業員として、前記過去に選択された1以上の従業員を選択可能であってもよい。
【0017】
前記情報処理装置は、さらに、前記複数の従業員のうち所定の従業員を前記選択部による選択の対象とならない非対象従業員として設定可能な設定部と、前記過去に選択された1以上の従業員の中に前記設定部により前記非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かを判定する判定部とを具備してもよい。
【0018】
前記判定部は、前記過去に選択された1以上の従業員の中に現在は不在である従業員が存在するか否かを判定してもよい。
【0019】
前記選択部は、前記複数の従業員のうち前記過去に選択された1以上の従業員を除く従業員を、選択対象としてもよい。
【0020】
前記調査は、賃金構造基本統計調査であってもよい。
【0021】
本発明の一形態に係る情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択することを含む。
前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報が記憶される。
前記記憶された就業情報が前記調査の結果として出力される。
【0022】
本発明の一形態に係るプログラムは、コンピュータに以下のステップを実行させる。
複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択するステップ。
前記選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報を記憶するステップ。
前記記憶された就業情報を前記調査の結果として出力するステップ。
【0023】
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、受付部と、処理部と、選択部と、出力部とを具備する。
前記受付部は、複数の従業員からの就業に関する種々の手続きを受け付ける。
前記処理部は、前記複数の従業員からの前記就業に関する種々の手続きに応じて、前記従業員ごとの就業に関する就業情報を含むデータベースへの処理を実行する。
前記選択部は、前記複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員をランダムに選択する。
前記出力部は、前記選択された1以上の従業員の各々の前記就業に関する就業情報を前記データベースから読み出して前記調査の結果として出力可能である。
【発明の効果】
【0024】
以上のように、本技術によれば、調査票等の書類を容易に作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施形態に係る就業管理システムの構成例を示す概略図である。
図2図1に示す各装置及び端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3】サーバ装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
図4】調査結果の出力の基本的な動作例を示すフローチャートである。
図5】賃金構造基本統計調査の事業所票を示す概略図である。
図6】賃金構造基本統計調査の個人票を示す概略図である。
図7】調査票選択画面の一例を示す概略図である。
図8】個人票作成画面の一例を示す概略図である。
図9】自動抽出画面の一例を示す概略図である。
図10】選択結果画面の一例を示す概略図である。
図11】抽出労働者数の編集について説明するための概略図である。
図12】抽出労働者数の編集について説明するための概略図である。
図13】調査対象の従業員の具体的な選択方法の一例を示すフローチャートである。
図14図13に示す選択処理を説明するための模式的な図である。
図15図13に示す選択処理を説明するための模式的な図である。
図16】ファイル選択画面の一例を示す概略図である。
図17】事業所票作成画面の一例を示す概略図である。
図18】事業所票入力画面の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係る就業管理システムの構成例を示す概略図である。就業管理システム100は、企業等の団体に所属する従業員の、就業に関する種々の手続きを実行し、従業員ごとの就業に関する就業情報を管理することが可能である。例えば就業管理システム100により、給与計算、賞与計算、年末調整、勤怠管理、及び人事管理等、広範囲の就業管理が行われる。
【0028】
就業管理システム100は、従業員がそれぞれ使用する従業員端末10と、人事担当者が使用する管理端末20と、本実施形態に係る就業管理サービスを提供するサーバ装置30と、データベース40と、Webサーバ50とを有する。これらの装置は、ネットワーク1に接続されており、ネットワーク1を介して互いに通信可能となっている。
【0029】
ネットワーク1としては、イントラネット等のLAN(Local Area Network)が用いられてもよいし、インターネット等のWAN(Wide Area Network)が用いられてもよい。
ネットワーク1を構築するためのプロトコルは限定されない。
【0030】
従業員は、従業員端末10を使用して就業管理サービスにログインし、出退勤の打刻の修正や住所変更の届出等の、就業・人事・福利厚生など(以下代表して就業のみを記す)に関する手続きを実行する。従業員端末10の数は限定されない。典型的には、従業員の数と略等しい数の従業員端末10が用いられる。
【0031】
従業員端末10の記憶部208(図2参照)には、Webブラウザ11が記憶されている。Webブラウザ11は、プロトコルスタックと、HTML(Hyper Text Markup Language)エンジンと、描画処理部と、スクリプト言語処理エンジンとを有する(いずれも図示なし)。プロトコルスタックは、ネットワーク1を介した通信のために用いられる。HTMLエンジンは、HTML文書でなるWebページを解釈する。描画処理部は、Webページを解釈して表示画面を生成し表示部206(図2参照)に出力する。スクリプト言語処理エンジンは、Webページ内のスクリプト言語を処理する。
【0032】
従業員は、従業員端末10が有するWebブラウザ11により表示された所定の画面を介して、就業に関する種々の手続きを行うことが可能である。Webブラウザ11が用いられることで、簡単に就業手続きを実行することが可能である。
【0033】
管理端末20は、クライアント装置として機能し、サーバ装置30を制御するために用いられる。人事担当者は、管理端末20を使用して、従業員からの手続きの有無や、就業情報の確認等を実行することが可能である。管理端末20の数は限定されず、典型的には、人事担当者の数と略等しい数の管理端末20が用いられる。
【0034】
管理端末20の記憶部208(図2参照)にも、Webブラウザ21が記憶されている。人事担当者も、Webブラウザ21により表示された所定の画面を介して、簡単に管理業務を実行することが可能である。
【0035】
なお本実施形態では、就業管理システム100を利用して、就業に関する種々の調査のための情報を出力することが可能である。就業に関する調査としては、例えば官公庁から調査結果の提出を求められる調査や、自社自らが行う調査等、人事や給与等に関する様々な調査が挙げられる。就業管理システム100を利用した調査結果の出力については、後に詳しく説明する。
【0036】
データベース40には、従業員ごとの就業に関する種々の就業情報が記憶される。例えば従業員の名前、性別、住所、電話番号等の情報や、従業員ごとに支払われる給与や昇給の情報、出退勤、休暇、残業等の情報が記憶される。データベース40に記憶される就業情報の種類は限定されない。なおデータベース40に記憶される、複数の従業員の各々の就業情報、すなわち全従業員に関する就業情報は、本実施形態において、全体就業情報に相当する。
【0037】
図1に示す例では、データベース40が、サーバ装置30とは別体の記憶装置等により構成されており、サーバ装置30に接続されている。この構成に限定されず、サーバ装置30内の記憶部208(図2参照)によりデータベース40が構成されてもよい。またネットワーク1上に、データベース40が存在するような構成でもよい。
【0038】
サーバ装置30は、本実施形態に係る情報処理装置として機能する。サーバ装置30は、従業員端末10を使用する従業員からの種々の就業手続きを受け付ける。そして受け付けた就業手続きに応じて種々の処理を実行する。種々の処理には、データベース40への処理も含まれ、例えばデータベース40への、就業情報の登録、変更、削除等が実行される。
【0039】
またサーバ装置30は、管理端末20を使用する人事担当者からの指示や要求を受け付け、それに応じてデータベース40への処理を実行する。例えば所定の就業情報の検索や、統計の算出、就業情報の登録、変更、削除等が実行される。従業員により実行可能な就業手続きの種類、及び人事担当者により実行可能な管理業務の種類は、限定されず適宜設定されてよい。
【0040】
また本実施形態に係る就業管理システム100では、就業に関する調査のための情報が、調査結果として出力される。典型的には、管理端末20を使用する人事担当者の指示等により、サーバ装置30により種々の調査に関する情報が検索及び算出される。調査結果となる情報が、人事担当者により管理端末20を介して入力される場合もあり得る。なお図1に示す管理端末20及びサーバ装置30が一体的に構成されて、本発明の一実施形態に係る情報処理装置として用いられてもよい。
【0041】
Webサーバ50は、例えばWWW(World Wide Web)システムを用いて、本実施形態に係る就業管理サービスを提供するための装置である。Webサーバ50は、HTML文書でなるWebページを作成する。Webページには、他のWebページへのハイパーリンクや、就業に関する種々の処理を実行するためのリンク情報(例えば実行ファイル名、URL(Uniform Resource Locator)等)が埋め込まれる。リンク情報は、就業管理業務に関する種々の処理プログラムと関連付けられて、データベース40に記憶されている。
【0042】
Webページは、従業員端末10又は管理端末20が有するWebブラウザ11又は21からの要求に応じて、ネットワーク1を介して送信される。従業員端末10又は管理端末20から、Webページを介した就業情報の入力や、リンク情報の選択が実行される。当該Webページを介した処理に関する情報が、Webサーバ50を介して、サーバ装置30に送信される。これに応じてサーバ装置30により、データベース40への就業情報の反映や、リンク情報に対応付けられた処理プログラムの起動が実行される。必要な場合には、その結果が、Webサーバ50を介して、従業員端末10又は管理端末20に送信される。
【0043】
なお、リンク情報と関連付けられた処理プログラムが、サーバ装置30から就業者端末10又は管理端末20に提供されてもよい。そしてWebページ内のリンク情報が選択された場合には、従業員端末10又は管理端末20が有するCPU(Central Processing Unit)201(図2参照)により、当該処理プログラムが起動されてもよい。処理プログラムの起動に関する構成は限定されない。
【0044】
本実施形態では、Webサーバ50が、サーバ装置30とは別体で構成されている。しかしながらサーバ装置30とWebサーバ50とが一体的に構成され、サーバ装置30によりWebサーバ50が有する機能が発揮されてもよい。なお以下の説明では、Webサーバ50の動作は省略される場合がある。
【0045】
図2は、図1に示す各装置及び端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。各装置及び端末としては、例えば図2に示すようなPC(Personal Computer)200等のコンピュータが用いられる。その他、専用のコンピュータが用いられてもよい。なお図1に示す各装置及び端末が、互いに略等しい構成を有する必要はない。
【0046】
PC200は、CPU201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、入出力インタフェース205、及び、これらを互いに接続するバス204を備える。入出力インタフェース205には、表示部206、操作部207、記憶部208、通信部209、ドライブ部210等が接続される。
【0047】
表示部206は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。操作部207は、例えばコントローラ、ポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。操作部207がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部206と一体となり得る。
【0048】
記憶部208は、不揮発性の記憶デバイスであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、その他の固体メモリである。ドライブ部210は、例えば光学記録媒体、磁気記録テープ等、リムーバブルの記録媒体211を駆動することが可能なデバイスである。これに対し上記記憶部208は、主にリムーバブルでない記録媒体を駆動する、PC200に予め搭載されたデバイスとして使用される場合が多い。
【0049】
サーバ装置30として機能するPC200の記憶部208には、従業員の就業に関する就業情報が記憶される。例えば必要な就業情報が適宜データベース40から読み出されて記憶部208に記憶される。記憶部208によりデータベース40が構成される場合には、予め記憶部208に従業員の就業情報(全体就業情報)が記憶されることになる。
【0050】
通信部209は、LAN、WAN等に接続可能な、他のデバイスと通信するためのモデム、ルータ、その他の通信機器である。通信部209は、有線及び無線のどちらを利用して通信するものであってもよい。通信部209は、PC200とは別体で使用される場合が多い。この通信部209により、ネットワーク1を介した他の装置との通信が可能となる。
【0051】
本実施形態では、サーバ装置30として機能するPC200の通信部209及び入出力インタフェース205により、入力部が実現される。管理端末20とサーバ装置30とが一体的に構成される場合には、操作部207及び入出力インタフェース205により入力部が実現される。
【0052】
上記のようなハードウェア構成を有するPC200による情報処理は、記憶部208またはROM202等に記憶されたソフトウェアと、PC200のハードウェア資源との協働により実現される。具体的には、CPU201が記憶部208またはROM202等に記憶された、ソフトウェアを構成するプログラムをRAM203にロードして実行することにより実現される。
【0053】
プログラムは、例えば記録媒体211を介してPC200にインストールされる。あるいは、通信部209によりネットワーク1を介してプログラムがPC200にインストールされてもよい。またPC200が実行するプログラムは、時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
【0054】
図3は、本実施形態に係る情報処理装置として機能する、サーバ装置30のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すCPU201が所定のプログラムを実行することで、ソフトウェアブロックである処理受付部31、データ処理部32、及び処理出力部33が実現される。なお各ブロックを実現するために専用のハードウェアが適宜用いられてもよい。また図3では、データベース40が記憶部208により構成されている場合が図示されている。
【0055】
処理受付部31は、ネットワーク1に接続された従業員端末10を用いた従業員からの就業に関する種々の手続きを受け付ける。また処理受付部31は、管理端末20を用いた人事担当者からの調査結果の出力を含む種々の指示等を受け付ける。処理受付部31は、本実施形態において、受付部として機能する。
【0056】
データ処理部32は、従業員からの就業に関する種々の手続きに応じて、従業員ごとの就業に関する就業情報を含むデータベース40への処理を実行する。またデータ処理部32は、種々の調査に関連する情報の検索、演算、抽出等を実行する。データ処理部32は、本実施形態において、選択部、監視部、設定部及び処理部として機能する。
【0057】
処理出力部33は、データ処理部32による処理結果を出力する。例えば処理出力部33により、所定の就業情報の検索結果や、統計の算出結果等が出力される。また処理出力部33により、データ処理部32により算出等された就業情報が調査結果として出力される。処理出力部33は、本実施形態において、出力部として機能する。
【0058】
[就業管理システムの動作]
本実施形態に係る就業管理システム100の動作として、就業に関する種々の調査結果の出力について説明する。図4は、サーバ装置30による調査結果の出力の基本的な動作例を示すフローチャートである。
【0059】
サーバ装置30のデータ処理部32により、複数の従業員の中から調査の対象となる1以上の従業員がランダムに選択される(ステップ101:図中ではST101と記載。他のステップも同様)。そして処理出力部33により、選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報が、記憶部208(データベース40)から調査結果として出力される(ステップ102)。
【0060】
このように複数の従業員の中から調査対象となる1以上の従業員がランダムに自動的に選択され、選択された従業員に関する就業情報が調査結果として出力される。これにより調査対象となる従業員の選択や関連する就業情報の出力を、手間なく容易に実行することが可能となり、調査票等を容易に作成することが可能となる。
【0061】
ここで本実施形態に係る就業管理システム100の動作を、「賃金構造基本統計調査」に関する調査結果の出力、及び賃金構造基本統計調査票の作成を例として詳しく説明する。図5及び図6は、賃金構造基本統計調査票として、厚生労働省に提出することが求められる、事業所票及び個人票の概略図である。
【0062】
「賃金構造基本統計調査」は、賃金の実態について、性、年齢、学歴、勤続年数、職種、雇用形態(正社員、正社員以外等)、就業形態(一般労働者、短時間労働者)などの労働者の属性、及び産業、企業規模、地域(都道府県)などの事業所の属性で、構造的にとらえる調査として厚生労働省により実施される。当該調査の調査票は、事業所票(緑色)と個人票(青色)の2種類があり、両方の調査票の提出が求められる。また当該調査は、「統計法」に基づき、国の基本的かつ特に重要な統計調査として「基幹統計」に指定されている。
【0063】
以下、本発明に係る就業管理システムの動作の説明内において、「賃金構造基本統計調査」及びその調査票についても適宜説明する。しかしながら「賃金構造基本統計調査」の詳細については、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)を参照されたい。例えば「賃金構造基本統計調査のページ」(http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/detail/)には、事業所票及び個人票のフォーマットを示すPDFデータや、Excelデータ等がアップされている。また当該ページには、事業所票及び個人票の調査票記入要領がまとめられたPDFデータ等もアップされている。これらのページやデータ等を適宜参照されたい。
【0064】
図5に示すように、事業所票300には、例えば以下の情報が入力される。
「都道府県番号・事業所一連番号・産業分類番号」(入力欄301)
「(1)事業所の名称及び所在地」(入力欄302)
「(2)主要な生産品の名称又は事業の内容」(入力欄303)
「(3)事業所の雇用形態別労働者数」として、
「事業所の常用労働者数」(入力欄304)及び「事業所の臨時労働者数」(入力欄305)
「(4)企業全体の常用労働者数」(入力欄306)
「(5)新規学卒者の初任給額及び採用人員」として、
「貴事業所における新規学卒者の初任給額及び採用人員」(入力欄307)及び「初任給額の確定状況」(入力欄308)
「個人票の枚数」(入力欄309)
「備考」(入力欄310)
【0065】
「事業所の常用労働者数」欄304の「常用労働者数」欄311には、「正社員・正職員」及び「正社員・正職員以外」の区分に従って、男女別に、労働者(従業員に相当)の数が入力される。「抽出率」欄312には、調査の対象として抽出される労働者の割合が入力される。抽出率は、本実施形態において、複数の従業員の数に対する選択される1以上の従業員の数の割合である選択比率に相当する。「抽出労働者数」欄313には、抽出率に従って抽出された労働者の数が区分ごとに入力される。なお抽出率は、事業所の業種(産業)と事業所の常用労働者数によって決定される値である。
【0066】
「事業所の臨時労働者数」欄305においても、臨時労働者数(「臨時労働者数」欄314)、抽出率(「抽出率」欄315)、及び抽出労働者数(「抽出労働者数」欄316)が入力される。ここでも抽出率は、常用労働者数によって決定され、選択比率に相当する。
【0067】
本実施形態では、データ処理部32により、所定の選択比率にて1以上の従業員(労働者)を選択することが可能である。さらに、データ処理部32により、複数の従業員を所定の条件をもとに複数のグループに分け、複数のグループの各々から、1以上の従業員を選択可能である。すなわち全従業員を、「常用労働者」内の「正社員・正職員」及び「正社員・正職員以外」や、「臨時労働者」等に分け、男女別に従業員を選択することが可能である。
【0068】
またデータ処理部32により、複数のグループの各々に設定された所定の選択比率にて、複数のグループの各々から、1以上の従業員を選択可能である。これにより「常用労働者」と「臨時労働者」との両方にそれぞれ設定される「抽出率」にて、調査対象となる従業員を選択することが可能である。この結果、「事業所の常用労働者数」及び「事業所の臨時労働者数」の欄304及び305を、簡単に完成させることが可能となる。
【0069】
図6に示す個人票400には、データ処理部32により選択された1以上の従業員に関する情報が入力される。例えば各従業員について、以下の情報が入力される。
「(2)労働者の番号又は氏名」(入力欄402)
「(3)性」(入力欄403)
「(4)雇用形態」(入力欄404)
「(5)就業形態」(入力欄405)
「(6)最終学歴」(入力欄406)
「(7)年齢」(入力欄407)
「(8)勤続年数」(入力欄408)
「(9)労働者の種類」(入力欄409)
「(10)役職番号」(入力欄410)
「(11)職種番号」(入力欄411)
「(12)経験年数」(入力欄412)
「(13)実労働日数」(入力欄413)
「(14)所定内実労働時間数」(入力欄414)
「(15)超過実労働時間数」(入力欄415)
「(16)きまって支給する現金給与額」(入力欄416)
「(17)超過労働給与額」(入力欄417)
「(18)通勤手当、(19)精皆勤手当、(20)家族手当」(入力欄418)
「(21)昨年1年間の賞与、期末手当等特別給与額」(入力欄419)
「備考」(入力欄420)
個人票400には更に、「都道府県番号・事業所一連番号」(入力欄401)と「個人票のページ数(枚目)」(入力欄421)とがある。
【0070】
上記の事業所票300及び個人票400に入力される情報は、本実施形態において、選択された1以上の従業員の各々の就業に関する就業情報に相当する。またこれらの情報は、調査に関連する就業情報である調査情報にも相当する。すなわち本実施形態では、図1等に示すデータベース40に、種々の就業手続き等に用いられる種々の就業情報が、全体就業情報として記憶されている。その全体就業情報の中から、調査に関連する就業情報、すなわち事業所票300及び個人票400に入力される就業情報が、調査情報として出力される。調査情報は、賃金構造基本統計調査の調査結果として出力される。
【0071】
事業所票300及び個人票400に就業情報が自動的に出力されるために、例えば必要な調査情報が入力部を介して予めデータベース40に記憶される。各調査情報が、人事に関するDB、勤怠に関するDB、又は給与に関するDB等の複数のDBに分散して記憶されてもよい。
【0072】
例えば、予め事業所情報の作成や、どの所属がどの事業所に属しているか等が入力される。例えば事業所票300の、都道府県番号・事業所一連番号・産業分類番号、事業所の名称及び所在地、主要な生産品の名称又は事業の内容、記入担当者氏名、各所属がどの事業所に属するか(事業所の常用労働者数、事業所の臨時労働者数等の算出に必要)等が人事DB等に登録される。
【0073】
また例えば、役職や職種などの種別に、賃金構造基本統計調査票で必要な項目が追加して入力される。すなわち人事DBのデータと各必要項目が連結するように設定される。例えば元々データベース40に記憶されている各役職名称(本部長、部長、課長…)(または役職コード)に対し、調査票記入要領で既定されている役職番号が選択され連結設定される。
【0074】
また各職種名称(管理職、事務職、技術職…)(または職種コード)に対し、調査票記入要領で既定されている職種番号が選択され連結設定される。この際には、事業所票の「(5)新規学卒者の初任給額及び採用人員」の出力に必要となる、技術職フラグのチェックが選択される。開発・設計等が技術系の職種に該当し、技術系フラグがチェックされ、それ以外は事務系の職種に該当し、技術系フラグは未チェックとなる。また各学校名称(大学院、大学、高校…)(または学校コード)に対し、調査票記入要領で既定されている学校種別が選択され連結設定される。この情報は個人票の「(6)最終学歴」の出力に必要となる。これのように、元々記憶されている就業情報と、項目の調査情報とが連結されてもよい。この連結処理も、調査情報の入力に含まれる。
【0075】
事業所票300及び個人票400に入力される調査情報が、リアルタイムにて人事担当者により、入力部を介して入力されてもよい。この場合、当該入力された調査情報が記憶部208に記憶され、各調査票に出力される。
【0076】
図7図12は、調査票を作成するさいに管理端末20の表示部206に表示される画面(ウィンドウ)の一例を示す概略図である。例えば、人事担当者の操作により、Webブラウザ21を介して表示された就業管理システム100の図示しないトップ画面から、賃金構造基本統計調査票を作成する旨のボタンやアイコン等が選択される。そうすると図7に示す調査票選択画面250が表示される。調査票選択画面250は、調査票選択部251と、閉じるボタン252と、選択ボタン253とを有する。人事担当者は、マウス等を用いて、調査票選択部251内に表示された事業所票及び個人票のいずれかを選択する。そして選択ボタン253がクリックされることで、各調査票を作成するための画面がそれぞれ選択される。ここでは、まず個人票が選択される。
【0077】
図8は、個人票作成画面450の一例を示す概略図である。個人票作成画面450は、メニュー表示部451、処理選択部452、日付表示部453、事業所指定部454、及び従業員指定部455を有する。メニュー表示部451には、ファイル、表示、オプション、ヘルプ等のメニューが表示され、各メニューを選択することで、関連する処理を実行することが可能である。
【0078】
処理選択部452は、終了ボタン456、開くボタン457、選択復元ボタン458、自動抽出ボタン459、及びヘルプボタン460を有する。終了ボタン456は、個人票作成を終了するときに選択される。開くボタン457は、例えば選択された事業所や選択された従業員の詳細な情報を開く場合等に選択される。
【0079】
選択復元ボタン458については、後に説明する。自動抽出ボタン459は、調査対象となる従業員をランダムに(無作為に)自動的に選択する場合に選択される。ヘルプボタン460は、調査委票作成等についての説明を表示させる場合に選択される。
【0080】
日付表示部453には、処理年及び参照日が表示される。例えば所定の処理年や参照日を適宜入力することで、過去に作成された調査票の情報を表示させることが可能となる。
【0081】
事業所指定部454は、事業所指定モード選択部462と、事業所表示部463と、区分表示部(図示せず)とを有する。事業所指定モード選択部462は、全事業所選択のラジオボタン464と、指定事業所のラジオボタン465とを有する。全事業所選択のラジオボタン464が選択されると、事業所表示部463に表示される全事業所が選択される。
【0082】
指定事業所のラジオボタン465が選択されると、所定の事業所の指定が可能となる。所定の事業所が選択された場合には、名称等の事業所の情報が反転されて表示される。賃金構造基本統計調査では、事業所ごとに調査票を作成する必要があるので、1つの事業所が選択される。
【0083】
図示しない区分表示部は、区分指定タブ466が選択された場合に、事業所表示部463と切り替えられて表示される。区分表示部への操作により、例えば「正社員・正職員」及び「正社員・正職員以外」の区分等に関する設定等が可能となる。
【0084】
従業員指定部455は、従業員指定モード選択部470と、従業員表示部471と、検索ボタン472とを有する。従業員表示部471には、指定された事業所に所属する従業員が一覧表示される。全事業所が指定される場合には、全事業所に所属する従業員が一覧表示される。図8に示すように、従業員表示部471には、個人コード、氏名、氏名(カナ)等の情報が表示される。
【0085】
また従業員表示部471には、所属する従業員が適宜ソートされて表示される。本実施形態では、ソート条件として、「労働者の種類+所属+個人」が設定され、この順で従業員が表示される。なお「労働者の種類」は、「正社員・正職員」「正社員・正職員以外」及び「臨時労働者」を指す。
【0086】
ソート条件は、これに限定されず、例えば人事担当者用により適宜設定可能であるが、「正社員・正職員」等の区分に対応する第1条件の「労働者の種類」は固定される。それ以外は、人事担当者等により、ソート条件の選択数、優先順位、昇順/降順等が適宜設定されてよい。「所属」以外の他のソート条件としては、「性別」、「生年月日(年令)」、「入社日(勤続)」、「氏名」、「社員番号」、「最終学歴」、「役職」、「職種」、「就業時間」、「就業日数」等が挙げられる。
【0087】
従業員指定モード選択部470の全個人のラジオボタン473が選択されると、従業員表示部471に表示された全ての従業員が選択状態となる。指定個人のラジオボタン474が選択されると、所定の従業員の選択が可能となる。なお図8では、すでに所定の従業員が選択され青く反転された状態が図示されている。しかしながら個人票400を作成する段階では、従業員は未選択の状態である。
【0088】
従業員指定部470の検索ボタン472が選択されると、図示しない所定の検索用画面が表示される。当該検索用画面を用いて、従業員を適宜検索することも可能である。
【0089】
次に、従業員表示部471に表示された複数の従業員から、調査対象となる従業員を選択するための操作について説明する。図8に示す自動抽出ボタン459が選択されると、図9に示す自動抽出画面480が表示される。なおメニュー表示部451のファイルメニューが選択されることで表示されるメニューバーの中に、自動抽出メニューが準備されてもよい。
【0090】
自動抽出画面480は、労働者数表示部481、抽出率表示部482、抽出数表示部483、抽出パターン選択部484、OKボタン485、及びキャンセルボタン486を有する。労働者数表示部481には、各区分に従って常用労働者の数、及び臨時労働者の数がそれぞれ表示される。また抽出率表示部482には、決定された抽出率が表示される。抽出率の決定にテーブル情報が用いられてもよい。なお労働者表示部481及び抽出率表示部482に表示される値は、編集ができないように固定して表示される。
【0091】
抽出数表示部483には、常用/臨時労働者数×抽出率の結果が表示される。本実施形態では、抽出数表示部483に表示される抽出労働者の数は編集可能である。当該編集にともなう処理については後に説明する。
【0092】
抽出パターン選択部484には、調査対象となる従業員の抽出パターンが表示される。人事担当者は、抽出パターン選択部484の選択ボタン487を選択することで、選択メニューを表示させることができる。そして選択メニューに列挙された他の抽出パターンを選択することが可能である。図9では、無作為(ランダム)による抽出が選択されている。他の抽出パターンは、適宜設定されてよい。
【0093】
自動抽出画面480のOKボタン485が選択されると、図10に示す選択結果画面490が表示される。図10に示すように、選択結果画面490には、「常用労働者」の「正社員・正職員(男)」「正社員・正職員(女)」「正社員・正職員以外(男)」及び「正社員・正職員以外(女)」の各々の抽出数が表示される。また選択結果画面490には、「臨時労働者」の抽出数が表示される。
【0094】
選択結果画面490のOKボタン491が選択されると、調査対象となる従業員の選択が実行される。そうすると図8の従業員表示部471に示すように、選択された従業員の情報が青く反転されて表示される。
【0095】
ここで図11及び図12を参照して、抽出数表示部483に表示される抽出労働者数の編集について説明する。本実施形態では、抽出率に関わらず調査対象となる従業員の数を適宜調整することが可能である。例えば図11に示すように、抽出数表示部483aに表示された「常用労働者」の「正社員・正職員」の数が5から8に変更されたとする。そうすると、図11の選択結果画面490に示すように、「常用労働者」の「正社員・正職員(男)」の抽出数が自動的に変更される。そしてOKボタン491が選択されると、変更された抽出数に従って、調査対象となる従業員が選択される。
【0096】
なお抽出数表示部483に、常用/臨時労働者の元の数(全体数)よりも大きい値が入力された場合には、エラーメッセージが表示される。例えば図12に示すように、抽出数表示部483bに「常用労働者」の「正社員・正職員以外」の数として、全体数の5よりも大きい6が入力されたとする。その状態でOKボタン485が選択されると、入力データに誤りがある旨を示すエラーメッセージ画面495が表示される。エラーメッセージ画面495のOKボタン496が選択されると、自動抽出画面480が再び表示され、その際には、誤ったデータが入力された箇所がフォーカスされる。フォーカスする方法は限定されないが、例えば該当する部分が赤く反転表示される。
【0097】
このように抽出される従業員の数を変更可能とすることで、例えば賃金構造基本統計調査票のみならず様々なバリエーションの調査票を容易に作成することが可能となる。
【0098】
図13は、調査対象となる従業員の具体的な選択方法の一例を示すフローチャートである。図14及び図15は、その処理を説明するための模式的な図である。まず選択された事業所に所属する従業員がソートされる(ステップ201)。上記したように第1条件として「労働者の種類」は固定されて複数の従業員がソートされる。
【0099】
図14及び図15に示す例では、個人1から個人30と記された30人の従業員が一覧表示されている。そのうち個人1から個人12までが「常用労働者」の「正社員・正職員」に該当し、個人13から個人24までが「常用労働者」の「正社員・正職員以外」に該当する。また個人25から個人30までが「臨時労働者」に該当する。
【0100】
各区分ごとに、抽出率をもとに抽出間隔が設定される(ステップ202)。抽出間隔は、自動抽出画面480の抽出率の分母の値が設定される。すなわち抽出率が1/2である場合は抽出間隔は2となり、抽出率が1/5である場合は抽出間隔は5となる。図14Aに示す例では、全ての区分において抽出率が1/2に設定されており、従って抽出間隔は2に設定される。図14Bに示す例では、全ての区分において抽出率が1/3に設定されており、従って抽出間隔は3に設定される。
【0101】
各区分ごとに抽出を開始する抽出スタート番号が設定される(ステップ203)。典型的には、抽出スタート番号は、各区分の最初の従業員から抽出間隔の値までの従業員の中から設定される。図14A及びBに示す例では、ともに以下のように抽出スタート番号が設定される。
「正社員・正職員」…抽出スタート番号=1
「正社員・正職員以外」…抽出スタート番号=2
「臨時労働者」…抽出スタート番号=1
【0102】
抽出スタート番号に該当する従業員から開始して、抽出間隔ごとに従業員が選択される(ステップ204)。例えば図14Aに示すように抽出間隔が2の場合には、一人の従業員を間に挟むようにして、調査対象となる従業員が順次選択される。図14Bに示すように抽出間隔が3の場合には、二人の従業員を間に挟むようにして、調査対象となる従業員が順次選択される。なお図14及び図15では、○印が抽出対象となる従業員を表し、×印が抽出対象とならない従業員を表している。
【0103】
なお図14に示す例では、抽出間隔の値からなる従業員群Gのうち。定まった位置の従業員が順次選択されている。従業員群Gのうち任意の位置の従業員がそれぞれ選択されてもよい。
【0104】
自動抽出画面480の抽出数表示部483に入力された抽出労働者数が、ステップ204にて選択された従業員数よりも大きいか否かが判定される(ステップ205)。例えば抽出数表示部483に、抽出率に従って算出された抽出労働者数がそのまま設定された場合には、1度目のステップ204の処理で抽出労働者数及び選択された従業員数は等しくなる。従ってステップ205ではNoとなり、従業員の選択は終了する。
【0105】
一方、図11に示すように、抽出される労働者の数が多く変更された場合には、1度目のステップ204の処理では、抽出労働者数分の従業員は選択されない。この場合、ステップ205はYesとなり、抽出スタート番号が切り替えられる(ステップ206)。
【0106】
典型的には、図15A及びBに示すように、ステップ203にて最初に設定された抽出スタート番号に1を加えた番号が、新たな抽出スタート番号として設定される。そしてステップ204にて、再度従業員が選択される。なお抽出スタート番号に1を加えた値が、抽出間隔の値よりも大きくなる場合には、抽出スタート番号は1に設定される。
【0107】
ステップ205にて、再度結果がYesの場合には、再び抽出スタート番号が切り替えらえる(図15A及びBの3回目のスタート番号を参照)。そうして抽出労働者数として入力された数分の従業員が選択されるまで、ステップ204、205、及び206が繰り返される。
【0108】
例えばこのような処理により、簡単に調査対象となる従業員を選択することが可能となる。なお図15A及びBでは、「常用労働者」についてのみ図示がされているが、「臨時労働者」についても同様の動作となる。
【0109】
なお本実施形態では、入力部を介して、選択された1以上の従業員を変更することも可能である。例えば図8に示す個人票作成画面450の従業員表示部471に表示された従業員に対する操作により、調査対象となる従業員が適宜変更される。なお自動的な選択の代わりに、最初から手動で従業員が選択可能であってもよい。
【0110】
当該変更処理において、抽出率が固定されてもよい。すなわち図11等に示す処理では、抽出率に関わらず抽出従業員数を適宜設定可能であったが、決定された抽出率のもとで抽出対象となる従業員が適宜選択及び変更可能であってもよい。この場合、データ処理部32により、従業員の変更後の抽出率(選択比率)が監視される。そして抽出率がオーバーした場合には、表示部206に警告表示やエラーメッセージ等が表示される。あるいは、抽出率がオーバーする段階で、それ以上の従業員の選択が不可となるように設定されてもよい。この場合、例えば他の人事担当者等による解除操作をもとに、再び選択が可能となってもよい。このような設定により、様々なバリエーションの調査票を容易に作成することが可能となる。
【0111】
また本実施形態では、設定部として機能するデータ処理部32により、複数の従業員のうち所定の従業員を、データ処理部による選択の対処とならない非対象従業員として設定可能である。非対象従業員として選択された従業員には集計対象外フラグがセットされ、その情報が記憶部208に記憶される。
【0112】
例えば就業管理システム100内にて、入退出の管理等のために、他の企業の個人のデータを管理することもある。すなわち人事管理を行わない個人のデータを、データベースに記憶させることも多い。例えばこのような個人に関しては、調査の対象として選択されないように、集計対象外フラグがセットされる。また従業員であっても、特殊な勤務形態や就業形態を有する従業員に関しては、調査の対象から外すといったことも考えられる。こういった場合においても、集計対象外フラグが適宜設定される。
【0113】
集計対象外フラグのセット方法としては、例えば図8に示す従業員表示部471に複数の従業員が表示された際に、入力部により集計対象外フラグがセットされる。あるいは、個々の情報がデータベース40に記憶されるさいに、集計対象外フラグがセットされてもよい。またデータベース40に入力された個々の情報をもとに、自動的に集計対象外フラグがセットされてもよい。その他、任意の方法が用いられてよい。
【0114】
集計対象外フラグがセットされた従業員は、従業員表示部471に表示されなくてもよい。あるいは、フラグがセットされていることが分かるように、他の従業員とは区別して表示されてもよい(例えば赤色の反転表示等)。図13図14等に示す自動抽出処理においては、集計対象外フラグがセットされた従業員を除いて、適宜抽出処理が実行される。このように、集計対象外フラグが適宜セットされることにより、適切な調査結果を容易に出力することが可能となる。また様々なバリエーションの調査票を容易に作成することが可能となる。
【0115】
図8に示す、選択復元ボタン458について説明する。本実施形態では、調査対象として選択された従業員の情報が、事業所ごとに記憶される。すなわち記憶部208により、データ処理部32により過去に選択された1以上の従業員が記憶される。そして選択復元ボタン458が選択された場合には、調査対象となる1以上の従業員として、過去に選択された1以上の従業員が選択される。典型的には、前回選択された従業員の情報が記憶され、選択復元ボタンの選択により、当該前回選択された従業員が再度選択される。これにより調査対象となる従業員の選択に係る処理の負担を軽減させることが可能となり、また処理時間も短縮することが可能となる。また適切な調査結果を容易に出力することが可能となる。
【0116】
復元処理の方法は限定されず、例えば前回選択された従業員の個人コードが記憶されて用いられたり、前回抽出された旨のフラグがセットされてもよい。あるいは、選択復元用の関数等が適宜用いられてもよい。
【0117】
なお選択復元が実行された際に、過去に選択された1以上の従業員の中にデータ処理部32により非対象従業員として設定された従業員が存在するか否かが判定される。これにより前回の選択から今回の選択までに集計対象外フラグが設定された従業員に関しては、適正に選択対象から外すことが可能となる。また復元された従業員の中に現在は不在(例えば退職、休職等)の人員が存在する場合には、当該人員の一覧をエラー表示として表示し、アラームを発生させてもよい。
【0118】
一方、複数の従業員のうち過去に選択された1以上の従業員を除く従業員が、データ処理部32による選択対象に設定されてもよい。例えば過去に選択された1以上の従業員に集計対象外フラグをセットすることでそのような処理も容易に実現可能である。調査の趣旨や、調査結果の出力の意図等に基づいて、調査対象となる従業員について適宜設定が行われればよい。
【0119】
調査対象となる従業員が選択されると、個人票400へのデータ出力が実行される。この際に、人事担当者により、管理端末20を用いて、必要な調査情報が入力されてもよい。
【0120】
まず図16に示す、ファイル選択画面500から、賃金構造基本統計調査票(この例ではExcelファイル)501が選択される。データ処理部32により選択された調査対象となる従業員に関して、個人票400に作成に必要な調査情報がデータベース40から読み出される。そして例えば所定の調査票出力ファイルの設定等に従って、個人票データが作成される。作成された個人票のデータは、管理端末20の表示部206に表示される。人事担当者は、表示された個人票データを確認し、必要であれば修正等を行う。この修正内容は、データベース40へは反映されなくてもよい。あくまで調査情報の修正であるので、データベース40に記憶された就業情報を変更する必要はない場合が多いからである。
【0121】
人事担当者により確認がされた後、個人票データが賃金構造基本統計調査票Excelファイル501に出力される。労働者区分ごとに改ページをするか否かの設定に応じて、図6に示す個人票400の「個人票の枚数」欄421にページ数が自動的に入力される。なお出力時に、データ不足、データ形式等の間違いがあった場合には、対象となるデータが明示され、所定の入力処理に戻される。正常に個人票が出力されると、抽出労働者数、新規学卒者の採用人数、及び個人票の枚数が集計される。
【0122】
図17及び図18は、事業所票300を作成するさいに管理端末20の表示部206に表示される画面の一例を示す概略図である。図7に示す調査票選択画面250を介して、事業所票が選択されると、図17に示す事業所票作成画面550が表示される。事業所票作成画面550内の、事業所指定部551の事業所表示部552に表示される複数の事業所のうち、調査対象となる事業所が適宜選択される。
【0123】
事業所が選択されると、図18に示す事業所票入力画面560が表示される。事業所票入力画面560内の所定の項目には、データベース40から自動的に調査情報が入力される。例えば事業所の名称や所在地、主要な生産品の名称等の情報は自動的に入力される。
【0124】
一方、他の所定の項目については、管理端末20を用いた人事担当者により調査情報が入力される。例えば本実施形態では、入力欄561及び562に、「常用労働者」及び「臨時労働者」の各抽出労働者数がそれぞれ入力される。この値は、図10等に示す選択結果画面490の値がそれぞれ入力されればよい。その他、「新規学卒者の初任給額及び採用人員」欄563等が適宜入力される。
【0125】
事業所票入力画面560に調査情報が入力されると、その情報が保存される。そして図16に示すファイル選択画面500において、賃金構造基本統計調査票Excelファイル501が選択され、事業所票データが作成されて表示部206に表示される。人事担当者による確認後、事業所票データが賃金構造基本統計調査票Excelファイル501に出力される。この際には、個人票400の出力時に集計された枚数の情報等が適宜反映される。
【0126】
個人票400及び事業所票300を印刷する際には、賃金構造基本統計調査票Excelファイル501を開いて印刷処理が実行される。
【0127】
以上、本実施形態に係る就業管理システム100では、データ処理部32により、複数の従業員の中から調査対象となる1以上の従業員が自動的に選択される。そして選択された1以上の従業員に関する就業情報が調査結果として出力される。これにより賃金構造基本統計調査票等の調査票を容易に作成することが可能となる。例えば調査に必要な調査情報を適宜データベース40に記憶させ、調査票出力ファイルを適宜準備することで、様々なバリエーションの調査票も容易に作成することが可能となる。
【0128】
帳票の自動作成及び官公庁への電子帳票提出処理は従来から行われていたが、人事・勤怠・給与管理システムに周辺機能として、賃金構造基本統計調査票の自動作成機能を付加したシステムは従来にはなかった。本発明では、そのようなシステムを実現することが可能である。さらに個人票の作成においては、(i)従業員数が多い事業所では多数の従業員を選択しなければならない、(ii)休出・残業が際立って多かったり、通常とは異なる勤務形態等、極端な事例の従業員等を選択対象から外す、(iii)ランダムな抽出の要求に応える、等を実現するための人事担当者等にかかる負担を大幅に軽減させることが可能である。
【0129】
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記では、就業管理システム内にて、賃金構造基本統計調査票等の調査票の作成処理が実行された。しかしながら調査票を作成するシステムが独立して構成されてもよい。また就業管理システム内にて構築されたデータベースが利用されなくてもよい。適宜調査票の作成のために調査情報が専用のデータベースに保存されてもよい。また調査対象となる従業員が選択された後に、管理端末を介して必要な調査情報が入力されてもよい。
【0130】
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
【符号の説明】
【0131】
10…従業員端末
20…管理端末
30…サーバ装置
31…処理受付部
32…データ処理部
33…処理出力部
40…データベース
100…就業管理システム
300…事業所票
400…個人票
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