特許第6248085号(P6248085)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248085
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】超薄膜ライトユニット
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20171204BHJP
   G02B 5/32 20060101ALI20171204BHJP
   G02B 5/02 20060101ALI20171204BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20171204BHJP
【FI】
   F21S2/00 431
   G02B5/32
   G02B5/02 A
   F21S2/00 433
   F21S2/00 438
   F21Y115:10
【請求項の数】11
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-225460(P2015-225460)
(22)【出願日】2015年11月18日
(65)【公開番号】特開2016-100340(P2016-100340A)
(43)【公開日】2016年5月30日
【審査請求日】2015年11月19日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0161895
(32)【優先日】2014年11月19日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】515320927
【氏名又は名称】コベストロ ドイチュラント アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】バン, ヒュンソク
(72)【発明者】
【氏名】リュウ, スンマン
【審査官】 當間 庸裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−181226(JP,A)
【文献】 特開2014−011003(JP,A)
【文献】 国際公開第2003/004931(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側に備えられた傾斜部と、前記傾斜部から他側に延びて一定厚を有する平板部が備えられた高屈折フィルムと、
前記傾斜部の上部において前記一側に第1幅を有する第2部材と、
前記平板部の上部において前記他側の中央部に前記第2部材と一定の距離が離隔される第1部材と、
前記平板部の上部において前記第1幅を有する第3部材と、
前記平板部の側面において前記第1部材と隣接して配置された光源と、を含み、
前記第1部材は、前記光源から前記平板部の前記側面に入射された入射光のうち、前記高屈折フィルムと前記第3部材の界面から全反射が起きる臨界角より小さな入射角を有する透過光を吸収し、
前記傾斜部は、前記光源から前記平板部の前記側面に入射された入射光のうち、前記臨界角より大きな入射角を有し前記高屈折フィルムの内部を全反射により進む発散光を、前記臨界角より小さな入射角を有し前記第2部材に入射するように反射角度を調整する傾斜角度を有し、
前記第2部材は、前記傾斜部により垂直方向に視準して前記第2部材に入射した前記発散光を垂直及び水平方向に視準した平行光に変換すると同時に、一定条件を有するように出光させるホログラムパターンを有し、
前記一定条件は、前記視準した平行光が前記傾斜部に向かって出光し、前記傾斜部により角度が調整されて再度反射された前記視準した平行光が前記高屈折フィルムを透過して、前記第3部材と空気間の界面から全反射が起きる条件であり、
前記第3部材は、前記傾斜部により再度反射された前記視準した平行光の一部を前記第3部材の外部に出光させパターンを有する、超薄膜ライトユニット。
【請求項2】
前記第1部材は、前記第3部材の上部に配置された請求項1に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項3】
前記第3部材は、前記第2部材と前記第1部材との間に配置された請求項1に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項4】
前記パターンは、ホログラムパターン、またはグレイティングパターンである、請求項1に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項5】
一側に備えられた傾斜部と、前記傾斜部から他側に延長され、一定の厚さを有する平板部が備えられた高屈折フィルムと、
前記高屈折フィルムの上部面と対向して配置された低屈折フィルムと、
前記傾斜部の上部から前記一側に第1幅を有する第2部材と、
前記平板部の上部から前記他側の中央部に前記第2部材と一定距離離隔された第1部材と、
前記平板部の上部から前記第1幅を有する第3部材と、
前記平板部の側面から前記第1部材と隣接して配置された光源と、を含み、
前記第1部材は、前記光源から前記平板部の前記側面に入射された入射光のうち、前記高屈折フィルムと前記低屈折フィルムの界面で全反射が起こる臨界角より小さい入射角を有する透過光を吸収し、
前記傾斜部は、前記光源から前記平板部の前記側面に入射された入射光のうち、前記臨界角よりも大きな入射角を有し前記高屈折フィルムの内部を全反射により進行する発散光を、前記臨界角より小さい入射角を有し前記第2部材に入射するように反射角度を調整する傾斜角度を有し、
前記第2部材は、前記傾斜部によって垂直方向に照準されて前記第2部材に入射した前記発散光を垂直方向と水平方向に視準した平行光に変換するとともに、一定の条件を有するように出光させるホログラムパターンを有し、
前記一定の条件は、前記視準した平行光が前記傾斜部に向け出光し、前記傾斜部によって角度が調整されて再反射された前記視準された平行光が前記高屈折フィルムと、前記低屈折フィルムを透過して、前記第3部材と空気との間の界面で全反射が起こる条件であり、
前記第3部材は、前記傾斜部によって再反射された前記視準された平行光の一部を前記第3部材の外部に出光させるパターンを有する、超薄膜ライトユニット。
【請求項6】
前記パターンは、ホログラムパターン、またはグレイティングパターンである、請求項5に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項7】
前記高屈折フィルムの下部において前記第1部材と対向して配置された下部第1部材をさらに含む請求項1ないし5のうちのいずれか1項に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項8】
前記平板部の前記側面から前記超薄膜ライトユニットの幅方向へ前記光源の両側に配置された光散乱モード用光源と、
前記高屈折フィルムの下部面に配置された下部低屈折フィルムと、
前記下部低屈折フィルムの下部面において前記平板部と対向して配置された第4部材と、をさらに含み、
前記下部低屈折フィルムの屈折率は、前記低屈折フィルムの屈折率より低く設定される、請求項に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項9】
前記平板部の前記側面から前記超薄膜ライトユニットの幅方向へ前記光源の両側に配置された光散乱モード用光源と、
前記高屈折フィルムの下部面に配置された下部低屈折フィルムと、
前記下部低屈折フィルムの下部面において前記平板部と対向して配置された第4部材と、をさらに含み、
前記下部低屈折フィルムの屈折率は、前記第2部材と前記第3部材の屈折率より低く設定される、請求項1に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項10】
前記第4部材の下部に配置された反射フィルムをさらに含む請求項8または9に記載の超薄膜ライトユニット。
【請求項11】
前記下部低屈折フィルムの下部面に配置された下部第1部材をさらに含み、前記下部第1部材は、前記光源から前記平板部の前記側面に入射された入射光のうち、前記高屈折フィルムと前記下部低屈折フィルムの界面から全反射が起きる臨界角より小さな入射角を有する透過光を吸収する、請求項8または9に記載の超薄膜ライトユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超薄膜ライトユニットに関する。特に、本発明は、ホログラフィ技術を応用した超薄膜フィルム方式の超薄膜ライトユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、3次元(3D:Three Dimension)映像と映像再生技術に対する研究が盛んになされている。3次元映像関連メディアは、視覚情報の水準を一層高める新しい概念の実感映像メディアとして次世代映像装置を主導することが予想される。従来の2次元映像システムは、平面映像を提供するが、3次元映像システムは、物体が持っている実際イメージ情報を観察者に見せる観点において窮極的な映像具現技術ということができる。
【0003】
3次元立体映像を再生するための方法には、大きくステレオスコピック(stereoscopy)、ホログラフィ(holography)及び集積映像(integral imaging)などの方法が研究開発されている。このうち、ホログラフィ方式は、レーザーを利用して製作したホログラフィを観測時に特殊眼鏡を装着しなくても、実物と同じ立体映像を感じることができる方式である。したがって、ホログラフィ方式は、立体感に優れており、観測者が疲労感無しで立体映像を感じることができる最も理想的な方式として知られている。
【0004】
ホログラフィ方式は、物体から反射された光(物体波)と干渉性(Coherence)がある光(基準波)を重ねて得られる干渉信号を記録し、これを再生する原理を利用することである。可干渉性の高いレーザー光を使用して物体にぶつかって散乱される物体波をさらに他の方向から入射された基準波と会うようにして形成された干渉紋を写真フィルムに記録することをホログラムという。物体波と基準波とが会う時、干渉による干渉紋を形成するが、この干渉紋に物体の振幅と位相情報が共に記録される。このように記録された干渉紋に参照光を照射して、ホログラムに記録された立体性を3次元映像に復元することをホログラフィという。
【0005】
ホログラフィ方式の映像システムを構築する場合、光源から放出される光の強度がガウス分布(Gaussian Profile)に従うから、輝度が均一でない。また、イメージノイズを引き起こす多差モードを減らすために、光が入射される角度を傾ける場合、光の直進(Collimation)純度がひどく損傷する。
【0006】
このような従来の技術の短所を解決するために、多差モードを減らすために、光が入射される角度を傾けた状態でも、光の直進純度を維持するためのライトシステムBLUが研究されている。一例として、コリーメーション(Collimation)レンズを利用した方式がある。図1Aは、コリーメーションレンズを利用して平行直進光線束(Collimated Light Beam)を生成するライトユニットBLUの概要を示した図である。
【0007】
図1Aに示すように、光源30に点光源を配置し、点光源30から焦点距離分だけ離れた位置にコリーメーションレンズCLを配置すると、点光源30から放射された光は、コリーメーションレンズCLにより平行光線束(Collimated Lihgt Beam)が作られる。このように生成された平行光線束をホログラフィ方式の立体映像システムにおいて参照光として使用することができる。
【0008】
しかしながら、ほとんどの場合、ホログラフィ映像システムにおける参照光は、ホログラムパターンの形成された回折光学素子に一定角度を持って入射されることが好ましい。理由は、ホログラムフィルムのような回折光学素子は、0次モード(0th mode)と1次以外の高次モードのイメージが生成されうるから、これらの発生を除去あるいは減らすためには、一定角度の入射角を与えることが有利であるためである。
【0009】
このためには、図1Aによるライトユニットにおいて、光源30の位置を入射角分だけ偏向させることを考慮することができる。図1Bは、コリーメーションレンズを利用して所定の入射角で進む平行光線束を生成するライトユニットBLUの概要を示した図である。
【0010】
図1Bに示すように、点光源30の位置を光軸130から上側方向へ偏向させて、コリーメーションレンズCLの中心に向けた入射角がαになるようにすることができる。すると、理論的には、図1Bの点線で示すように、光軸130に水平な方向に対して角度α分だけ傾斜した方向に進む平行光線束を作ることができる。しかしながら、実際の場合には、コリーメーションレンズCL球面収差のような物理的特性により、実際光経路は、図1Bの実線で示したように、入射角αを持って平行に進まない。その結果、ライトユニットBLUから出射した平行光線束が望む方向に、望む領域にわたって均一に入射されずに、いずれか一方に偏って分布する結果が現れる。
【0011】
このような問題を解決するための方案として、コリーメーションレンズにプリズムシートを組み合わせて光照射方向制御可能なライトユニットが提案されるときもあった。以下、図2を参照して、光照射方向制御可能なライトユニットを説明する。図2は、従来の技術による光照射方向制御可能な平行光線束を提供するライトユニットの構造を示す概略図である。
【0012】
従来の技術による光照射方向制御可能なライトユニットBLUは、コリーメーションレンズCL、コリーメーションレンズCLの一側辺に位置した点光源30、及びコリーメーションレンズCLの他側辺に位置したプリズムシートPSを含む。点光源30は、一地点から放射形に光を放出する光源であれば、どれでも良い。点光源30から出射する光ができるだけコリーメーションレンズCL側に照射されるようにするために、後方に反射鏡(図示せず)をさらに含むこともできる。
【0013】
点光源30は、コリーメーションレンズCLの焦点平面上に位置することが好ましい。特に、点光源30は、コリーメーションレンズCLの中心から焦点平面の中心を連結する光軸130(Light Axis)上に位置することがさらに好ましい。
【0014】
コリーメーションレンズCLは、点光源30から入射される光を平行光線束100(Collimated Light Beam)に作る。すなわち、光軸130と平行な方向に直進する平行光線束を形成する。コリーメーションレンズCLは、フレネルレンズ(Fresnel Lens)のような光学系レンズを含むことができる。
【0015】
プリズムシートPSは、コリーメーションレンズCLを基準に点光源30と対称になる方向に位置することが好ましい。プリズムシートPSは、コリーメーションレンズCLにより平行直進する光の方向を光軸に対して垂直方向に一定角度α分だけ屈折させる。例えば、プリズムシートPSは、平行光線束100の平行性はそのまま維持したまま、進む方向が光軸130から一定にα゜分だけ下に向かうように調節できる。すなわち、プリズムシートPSは、平行光線束100を照射方向の調節された平行光線束200(Controlled Collimated Light Beam)に変換する。プリズムシートPSは、フレネルプリズムシートを含むことができる。
【0016】
このようなライトユニットを採用したホログラフィ表示装置は、無眼鏡方式のホログラム立体映像装置(Hologram 3D Display)または超薄膜平板型表示装置(CVD;Controlled Viewing−Window Displayなど)に応用できる。このうち、超薄膜平板型表示装置は、多様な種類の表示装置として応用できる。
【0017】
例えば、視野範囲を任意的に調節できるので、特定の観覧者だけに表示情報を提供する保安用表示装置を提供できる。あるいは、互いに異なる映像を互いに異なる視野範囲に表示する、多重表示装置を提供できる。また、左眼映像を左眼に右眼映像を右眼だけに選択的に提供できるから、3Dクロス−トルクがほとんど発生しない立体映像表示装置を提供できる。
【0018】
図3は、従来の技術の一例による超薄膜平板型表示装置の概略的な構図を示す図である。図3に示すように、従来の技術の一例による超薄膜平板型表示装置は、映像を表現する表示パネルLCPとライトユニットBLUとを含む。表示パネルLCPは、ライトを利用する平板表示装置として、代表的には、液晶表示パネルを使用することができる。超薄膜平板型表示装置は、表示パネルLCPにおいて表現する映像情報を特定視野範囲に限定して照射する装置である。したがって、視野範囲を調節するためには、ライトの照射範囲を特定範囲に限定するライトユニットBLUが必要である。例えば、ライトユニットBLUは、図2において説明した方式を応用したことでありうる。
【0019】
さらに詳細に説明すると、従来の技術による超薄膜平板型表示装置のライトユニットBLUは、光源LED、(コリーメーション)レンズLEN、反射板REF及び回折光学フィルムHOEを備える。ホログラフィ技術を使用するためには、視準性の高い光を使用することが必要である。したがって、光源LEDは、レーザー光源あるいはLEDレーザー光源でありうる。また、光源LEDが一般LEDである場合、光の視準性を高めるためのコリーメーションレンズLENをさらに備えることができる。コリーメイティド光を利用して特定範囲に限定して照射されるライトを作るための、視野範囲の記録された回折光学フィルムHOEを備える。回折光学フィルムHOEに基準波に該当するライトを照射することによって、回折光学フィルムHOEに記録されたことに応じて、一定範囲に限定された照射範囲を有するライトを表示パネルLCPに提供できる。
【0020】
特に、大面積超薄膜平板型表示装置を具現するためには、大面積表示パネルLCPに対応する回折光学フィルムHOEが表示パネルLCPの背面に配置される。そして光源LEDから出射され、レンズLENによりコリーメーションしたライトを大面積回折光学フィルムHOEに入射するための反射板REFを備える。
【0021】
このように、従来の技術による超薄膜平板型表示装置は、光を空間光学的に発散及び収斂を必要とするレンズLENと反射板REFなどを備える。したがって、望む水準の視準性を確保するためには、物理的にある程度の光経路を必要とする。すなわち、ライトユニットBLUの体積が大きくならざるをえない構造を有する。その結果、従来の技術による超薄膜平板型表示装置は、体積が大きく、重さが重いから、多様な分野に応用するのに限界がある。また、視野範囲調節ライトという限定された分野だけに適用可能なライトで汎用目的として応用は不可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
本発明の目的は、前記問題点を解消するために案出されたものであり、コリーメーション光を提供する超薄膜ライトユニットを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1A】コリーメーションレンズを利用して平行直進光線束(Collimated Light Beam)を生成するライトユニットの概要を示した図である。
図1B】コリーメーションレンズを利用して所定の入射角で進む平行光線束を生成するライトユニットの概要を示した図である。
図2】従来の技術による光照射方向制御可能な平行光線束を提供するライトユニットの構造を示す概略図である。
図3】従来の技術の一例による超薄膜平板型表示装置の概略的な構図を示す図である。
図4】本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットの概略的な構造を示す斜視図である。
図5図4に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットの平面図である。
図6図5に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造をI−I’線に沿って切った側面図である。
図7A-7B】図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、A領域において、光源から入射された発散光が高屈折フィルムの内部で進む状態を示す拡大側面図である。
図8図7A及び図7Bに示す発散光がX−Y平面上において進む状態を示す平面図である。
図9図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、B領域において、発散光が高屈折フィルムの傾斜部を経て第2部材に入射する状態を示す拡大側面図である。
図10図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、B領域において、第2部材から出射した平行光が進む状態を示す拡大側面図である。
図11A-11B】図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、C領域において、全反射により進む平行光が上部面に出射する状態を示す拡大側面図である。
図12】第2部材から出射した平行光がX−Y平面上において進む状態を示す平面図である。
図13】本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットの平面図である。
図14図13に示す本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造をII−II’線に沿って切った拡大側面図である。
図15-17】本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットの側面図である。
図18】本発明の第4の実施の形態による超薄膜平板型表示装置を概略的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
複数の実施の形態を説明するに当たって、同じ構成要素については、第1の実施の形態において代表的に説明し、他の実施の形態では省略されることができる。
【0025】
<第1の実施の形態>
以下、図4ないし図12を参照して、本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットについて詳細に説明する。特に、本発明の核心構成要素である超薄膜導光フィルムLGF及び光源LSとの相関関係について詳細に説明する。
【0026】
まず、図4ないし図6を参照して、本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットを構成する超薄膜導光フィルムLGF及び光源LSの構造を説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットの概略的な構造を示す斜視図である。図5は、図4に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットの平面図である。図6は、図5に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造をI−I’線に沿って切った側面図である。
【0027】
本発明の第1の実施の形態による超薄膜導光フィルムLGFは、光(ライト)を誘導するフィルム型導光媒体あるいはウェーブガイド媒体であるベースフィルムWGを含み、ベースフィルムWGの上部面に形成及び/または配置される第2部材RHOE、第3部材EP及び第1部材LAを含む。
【0028】
第1幅Wを有するベースフィルムWGは、一側に備えられた傾斜部WEDと、傾斜部WEDから他側に延び一定厚を有する平板部FLATが備えられた高屈折フィルムHRを含む。また、ベースフィルムWGは、高屈折フィルムHRの上部表面に積層された平板型低屈折フィルムLRをさらに含む。ベースフィルムWGの上部面の一側の中央部には、第1部材LAが形成され、他側には、第1幅Wを有する第2部材RHOEが形成される。ベースフィルムWGの上部において第1部材LAと第2部材RHOEが形成された領域を除いた領域には、第1幅Wを有する第3部材EPが形成される。このとき、第2部材RHOEは、高屈折フィルムHRの傾斜部WEDが形成された領域の上部に形成される。
【0029】
高屈折フィルムHRの屈折率は、低屈折フィルムLRの屈折率より大きく、第2部材RHOEと第3部材EPの屈折率は、低屈折フィルムLRの屈折率と似ているか、または若干大きいことが好ましい。例えば、高屈折フィルムHRは、1.6の屈折率を有するPolycarbonateであり、低屈折フィルムLRは、1.43〜1.5の屈折率を有するUV Resinでありえ、第3部材EPと第2部材RHOEは、1.5の屈折率を有する物質から形成されることができる。ただし、これに限定されるものではない。
【0030】
光源LSには、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED、以下、LEDとする)と類似の大きさの発光面積と発散角を有するその他光源LSなどが利用されることができる。本発明では、光効率の低い直進光LEDでない一般的に使用される発散光LEDを使用することができるから、光効率を向上させることができ、単価低減が可能である。
【0031】
本発明は、白色光を発現する一つのLEDだけで光源LSを構成することができ、赤色、緑色及び青色LEDをそれぞれ1個ずつ使用し、適切な形態で配列して(横あるいは縦方向を一列に配置するか、三角形の形態で配置できる。)白色光を作ることができる。または、高輝度の薄膜型超薄膜ライトユニットを具現しようとする等、必要によっては、複数の白色光LEDを使用しても良い。また、赤−緑−青LEDを一セットにして、複数セットの赤−緑−青LEDを使用しても良い。本発明では、最小限の光源LSを利用し、発熱を最小化し、エネルギー効率を極大化するために、1個の光源LSを使用することを中心に説明する。
【0032】
光源LSは、高屈折フィルムHRの平板部FLATと隣接する超薄膜導光フィルムLGFの側面に配置される。図において光源LSは、高屈折フィルムHRの側面と一定間隔が離隔されて配置されたと示されたが、必要によって高屈折フィルムHRに近接して配置するか、または密着されて配置されることができる。このとき、光源LSの位置は、光源LSから高屈折フィルムHRに入射される光の漏れと、光源LSからの熱による高屈折フィルムHRの損傷を考慮して設計することが好ましい。光源LSから出射した光は、光源LSと対向する高屈折フィルムHRの側面を介して入射する。
【0033】
第1部材LAは、光源LSと隣接したベースフィルムWGの一側の上部に形成される。第1部材LAは、光源LSに入射された光のうち、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面から全反射が起きる臨界角より小さな入射角を有する光を全部吸収する機能を果たす。
【0034】
第2部材RHOEは、ベースフィルムWGの上部面に形成され、第1部材LAと対向する他側に形成される。また、高屈折フィルムHRの傾斜部WEDが形成された領域の上部に配置される。第2部材RHOEは、ベースフィルムWGの上部面に光回折フィルムを付着するか、または光回折層を塗布して形成でき、反射物質が利用されることができる。
【0035】
ベースフィルムWGの上部面において第1部材LAと第2部材RHOEが形成されない領域には、光を外部に放出するための第3部材EPが形成される。第3部材EPは、ベースフィルムWGの上部面に光回折フィルムを付着するか、光回折層を塗布して形成できる。または、グレイティングパターンをベースフィルムWGの上部表面に直接塗布するか、または彫り込むこともできる。
【0036】
超薄膜導光フィルムLGFから伝達される内部光は、発散モード、反射モード及び出射モードに分けて進む。
【0037】
発散モードにおいて、光源LSから出射した発散光は、高屈折フィルムHRの内部に入射し、入射した発散光は、高屈折フィルムHRの内部から傾斜部WEDに向かって(+X軸方向に)全反射で進む。
【0038】
反射モードにおいて、傾斜部WEDに入射した発散光は、傾斜部WEDの傾斜により角度が調整されて、高屈折フィルムHRの上部面から全反射されず、第2部材RHOE方向に進む。このとき、発散光は、傾斜部WEDを経ながら垂直方向に視準(collimation)された形態で進む。傾斜部WEDを経て第2部材RHOEに入射した発散光は、垂直、水平方向に視準された平行光の形態で第2部材RHOEにより高屈折フィルムHRの内部に出射される。
【0039】
出射モードにおいて、第2部材RHOEから出射した、水平方向に視準された平行光は、再度傾斜部WEDを経て全反射角度が視準して調整され、角度の調整された平行光は、高屈折フィルムHRの上部面から全反射されずに超薄膜導光フィルムLGFの上、下部面との間を全反射を介して−X軸方向に進む。このとき、全反射により進む平行光の一部は、第3部材EPと反応して超薄膜導光フィルムLGFの外部に放出される。
【0040】
以下、図7ないし図12を参照して、光源LSから出射した光が超薄膜導光フィルムLGFの内部でどのように進み、どんな方式で上部面を介して面発光するように放出されるかについて、さらに詳細に説明する。詳細な説明のために、図6において示す超薄膜ライトユニット構造をA、B及びC領域に分けて説明する。
【0041】
まず、A領域での光の進行方式について詳細に説明する。図7A及び図7Bは、図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、A領域において、光源から入射された発散光が高屈折フィルムの内部で進む状態を示す拡大側面図である。図8は、図7A及び図7Bに示す発散光がX−Y平面上において進む状態を示す平面図である。
【0042】
図7Aに示すように、X−Z平面上から見ると、光源LSから出射した入射光FOL、POLは、高屈折フィルムHRの側面に入射してX−Z平面上においてX軸に沿って進む。入射光のうち、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRの界面から全反射が起きる臨界角より大きな角度で入射した光は、便宜上発散光FOLと呼び、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの界面から全反射が起きる臨界角より小さな角度で入射した光を透過光POLと呼ぶ。したがって、発散光FOLは、高屈折フィルムHRの内部から傾斜部WEDに向かって(+X軸方向)全反射により進む。
【0043】
透過光は、POLは、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの界面から全反射されずに、そのまま透過する。このような透過光POLは、視準されない形態で外部に放出されることができるから、視野範囲の調節が可能なライトを具現化しようとする本発明の構成により調節されずに散乱光として放出されることができる。したがって、本発明は、透過光POLを遮断するために、光源LSと隣接したベースフィルムWGの一側の上部面の中央部に第1部材LAを形成する。
【0044】
第1部材LAは、透過光POLを十分に吸収できる領域だけに形成されることが好ましい。発散光FOLは、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面から全反射されて、第1部材LAの影響を受けないで進むので、第1部材LAのX軸方向への長さは、透過光POLを十分に吸収できる長さで適切に設定されることができる。例えば、第1部材LAのX軸方向への長さは、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間での全反射臨界角を考慮して決定されることができるので、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間での全反射臨界角が大きくなるほど、第1部材LAのX軸方向への長さは長くなることができる。第1部材LAのY軸方向への幅は、光源LSから出光する光の発散角度により決定されることができる。光源LSから出光した光の発散角度が大きくなるほど、第1部材LAのY軸方向への幅は、長くなることができる。
【0045】
図7Bを参照すれば、第1部材LAがベースフィルムWGの一側の上部面だけに形成される場合、第1部材LAの+X軸方向への長さが過度に長くなることができる。すなわち、透過光POL1、POL2のうち、高屈折フィルムHRの下部面に向けて入射された透過光POL2が高屈折フィルムHRの下部界面を介して全反射されて、高屈折フィルムHRの上部面をそのまま透過できるが、このような透過光POL2まで上部の第1部材LAが吸収するためには、上部の第1部材LAの+X軸方向への長さが不必要に長くなることができる。したがって、ベースフィルムWGの一側の上部面に形成された第1部材LAと対向するように、高屈折フィルムHRの一側の下部面に下部第1部材LA2をさらに含むことができる。このような場合、透過光POL1、POL2のうち、高屈折フィルムHRの上部面に向ける光POL1は、上部の第1部材LAが吸収し、高屈折フィルムHRの下部面に向ける光POL2は、下部の下部第1部材LA2が吸収するようになって、上部の第1部材LAが過度に長くなるのを防止できる。第1部材LAが形成される領域は、視野範囲の調節が可能なライトを具現する領域ではない。したがって、第1部材LAは、透過光POLを収容することができる最小限の領域だけに形成されることが好ましい。このとき、下部第1部材LA2と高屈折フィルムHRとの間には、下部低屈折フィルムがさらに含まれることができる。
【0046】
光源LSと隣接する高屈折フィルムHRの側面には、+X軸方向に光を集光できる集光構造を含むことができる。例えば、Parabolaなどを利用した集光構造を有することができる。集光構造が形成される場合、集光された光が傾斜部WEDに損失なしで到達できるから、光効率が上昇できる。特に、光源LSから出光する光がベースフィルムWGのX軸方向への長さを考慮して、傾斜部WEDの第1幅Wに対応する発散角度を有するように調節することが好ましい。
【0047】
図8を参照すれば、光源LSから入射された発散光FOLは、第2部材RHOE方向(+X軸方向)に全反射により進む。光源LSの光発散分布は、光入射面から第2部材RHOEに広がる分布を有することが好ましい。ただし、光源LSから入射された透過光は、第1部材LAにより吸収されて進まない。
【0048】
以下、B領域での光の進行方式について詳細に説明する。図9は、図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、B領域において、発散光が高屈折フィルムの傾斜部を経て第2部材に入射する状態を示す拡大側面図である。図10は、図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、B領域において、第2部材から出射した平行光が進む状態を示す拡大側面図である。
【0049】
図9を参照すれば、高屈折フィルムHRの内部において全反射により進む発散光FOLは、傾斜部WEDに入射する。傾斜部WEDに入射される発散光FOLは、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面の全反射が起きる臨界角より大きな角度を持って入射される。傾斜部WEDに入射された発散光は、傾斜部WED傾斜θにより角度が調整されて、第2部材RHOEに出射する。すなわち、傾斜部WEDは、発散光の角度を調整する機能を果たし、角度の調整された発散光は、高屈折フィルムHRの上部面を透過できるようになって、第2部材RHOEに入射するようになる。傾斜部WEDの傾斜各θは、1゜〜5゜の範囲内にあることが好ましい。このとき、発散光は、傾斜部WEDにより反射されながら垂直方向(+Z方向)に視準された形態で第2部材RHOEに入射するようになる。
【0050】
例えば、高屈折フィルムHRの上部面から全反射された第1発散光101が傾斜部WEDの表面から第2発散光102へ再度全反射され、第2発散光102は、高屈折フィルムHRの上部面を透過して第2部材RHOEに入射される。このとき、第2部材RHOEに入射される第2発散光102の入射角α1は、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より小さな角度を有する。
【0051】
さらに他の例として、高屈折フィルムHRの上部面から全反射された第3発散光201が傾斜部WEDの表面から第4発散光202へ再度全反射される。第4発散光202は、高屈折フィルムHRの上部面から第5発散光203へ全反射され、第5発散光203は、再度傾斜部WED表面から第6発散光204へ全反射される。第6発散光204は、高屈折フィルムHRの上部面を透過して、第2部材RHOEに入射される。このとき、高屈折フィルムHRの上部面から全反射される第4発散光202の入射角α2は、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より大きく、第3発散光の反射角α4より小さな角を有する。また、第2部材RHOEに入射される第6発散光の入射角α3は、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より小さな角を有する。
【0052】
前述の例において説明したように、傾斜部WEDは、全反射を介して傾斜部WEDに入射した発散光の反射角度を調整する。角度の調整された発散光の高屈折フィルムHRの上部面への入射角が高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での臨界角より大きいと、発散光は、高屈折フィルムHRの上部面と傾斜部WEDとの間で全反射により角度が再度調整される。角度の調整された発散光の高屈折フィルムHRの上部面への入射角が高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より小さいと、発散光は、高屈折フィルムHRの上部面をそのまま透過する。
【0053】
図面においては、傾斜部WEDの下部面の断面形態が直線であると示したが、これに限定されるものではなく、前述の傾斜部WEDの機能を果たすことのできる形態であれば、どれでも含まれることができる。例えば、その断面形態が下に膨らんだ曲線構造である場合も含まれることができる。
【0054】
図10を参照すれば、垂直方向(+Z軸方向)に視準するものの、+X軸上には発散される特性を有し、第2部材RHOEに入射された発散光FOLは、第2部材RHOEに記録された回折光学パターンにより水平方向にも視準して高屈折フィルムHRの内部に出射する。すなわち、第2部材RHOEから出射されて出る光301は、垂直及び水平方向に視準した平行光COLである。
【0055】
高屈折フィルムHRの内部に入射された平行光301は、また傾斜部WEDにより反射されながら角度が調整され、調整された角度を有する平行光302は、超薄膜導光フィルムLGFの上部面と空気の界面及び超薄膜導光フィルムLGFの下部面と空気の界面との間で全反射により−X軸方向に進む。このとき、傾斜部WEDにより角度の調整された平行光302の入射角βは、平行光302が高屈折フィルムHRの上部面を透過できるように高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの界面の全反射が起きる臨界角より小さくなければならず、超薄膜導光フィルムLGFの上、下部面と空気間界面での全反射が起きる臨界角より大きくなければならない。
【0056】
よって、第2部材RHOEは、第2部材RHOEから出射する平行光が傾斜部WEDにより角度が調整されて、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの界面から全反射されずに、超薄膜導光フィルムLGFの上部面と空気の界面及び超薄膜導光フィルムLGFの下部面と空気の界面間で全反射がなされる条件を満たすと同時に、水平方向に視準した平行光を作るホログラフィパターンで形成することが好ましい。例えば、第2部材RHOEは、発散光FOLを基準光とし、平行光301を物体光として作った干渉パターンを記録したホログラフィフィルムでありうる。
【0057】
このとき、第2部材RHOEの形成される領域は、視野範囲の調節が可能なライトを具現する領域ではない。したがって、第2部材RHOEは、傾斜部WEDを経て入射される発散光FOLを収容することができる最小限の領域だけに形成されることが好ましい。すなわち、第2部材RHOEは、ベースフィルムWGと同じ幅を有するものの、X方向への長さが傾斜部WEDのX方向の長さより小さいか、または少なくとも同じく形成されることが好ましい。
【0058】
以下、C領域での光の進行方式について詳細に説明する。図11A及び図11Bは、図6に示す本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造のうち、C領域において、全反射により進む平行光が上部面に出射する状態を示す拡大側面図である。
【0059】
図11Aを参照すれば、第2部材RHOEから出射した平行光COLは、全反射により−X軸方向に進む。この過程において、ベースフィルムWGの上部面にホログラフィパターンのような第3部材EPを形成した場合、平行光401の大部分は、ベースフィルムWGの上部面から全反射がなされることに対し、第3部材EPの回折効率に比例した一部は、外部に向かってライトOTに出射する。すなわち、全反射により進む平行光COLのうち、一部は、第3部材EPと反応して外部に出光する。例えば、第3部材EPの回折効率が5%とすると、平行光401の5%は、超薄膜導光フィルムLGFの外部に向かってライトOTに出射し、残りの95%の平行光402は、全反射されて、再度超薄膜導光フィルムLGFの内部を−X軸方向に進む。このような方式で平行光401が毎度第3部材EPに入射されるごとに、5%ずつ出光されることができる。また、第3部材EPは、出射されるライトOTが超薄膜導光フィルムLGFの表面に対して垂直方向に進むようにするホログラフィパターンを有することが好ましい。
【0060】
図11Bのように、グレイティングパターンで第3部材EPを形成する場合には、グレイティングパターンの物性を選択するにおいて、出光されるライトOTが垂直方向に近く屈折するようにする物質から形成することが好ましい。すなわち、平行光401は、Z軸に対してある程度傾いた角度を持って、ベースフィルムWGの上部表面に出光する。このとき、最終出光されるライトOTの出光方向ができるだけZ軸に近く屈折するようにするグレイティングパターンを有することが好ましい。
【0061】
すなわち、図12を参照すれば、第2部材RHOEから垂直及び水平方向に視準した形態で出光した平行光COLは、−X軸方向に進む。このとき、第3部材EPと反応する一部平行光COLは、第3部材EPの上部面に出光されてライトとして具現化される。
【0062】
また、図9ないし図11Bを参照すれば、X−Z平面上において、平行光COLと傾斜部WEDにより全反射条件が破壊された発散光FOLは、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの界面から全反射がなされないので、高屈折フィルムHRの上部面で屈折及び反射されて、大部分は、低屈折フィルムLRの内部に屈折し、一部は、また高屈折フィルムHRの内部に反射される。このように、実際には、高屈折フィルムHRの上部面においてかなり複雑な光学的現象が発生するが、説明の簡略化のために、高屈折フィルムHRの上部面から全反射が破壊される場合、発散光FOLと平行光COLが低屈折フィルムLRに進むと説明した。また、実際には、屈折して低屈折フィルムLRの内部に入射するが、便宜上屈折無しで直進すると示して説明した。実際に、低屈折フィルムLRの厚さを非常に薄くする場合、屈折する角度は、実際に大きな影響を与えないためである。
【0063】
また、超薄膜導光フィルムLGFの上部面から全反射されて、低屈折フィルムLRの内部に入射した平行光COLは、低屈折フィルムLRと高屈折フィルムHRとの界面から反射及び屈折がなされるが、実際反射される量がとても微細なので、ここでは、便宜上、すべての平行光COLが高屈折フィルムHRの内部に屈折して進むと説明した。
【0064】
結論的に、本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、一側に形成された傾斜部WEDと傾斜部WEDから延びて他側に形成された平板部FLATを有する高屈折フィルムHRと、高屈折フィルムHRの上部に形成された低屈折フィルムLRとを含むベースフィルムWGを含み、ベースフィルムWGの上部において一側に第1幅Wを有するように形成された第2部材RHOE、ベースフィルムWGの上部において他側の中央部に第2部材RHOEと一定の距離が離隔されて形成された第1部材LA及びベースフィルムWGの上部面において第2部材HROEと第1部材LAとの間に第1幅Wを有するように形成された第3部材EPを含む超薄膜導光フィルムLGFを含む。また、平板部FLATの側面で第1部材LAと隣接して配置された光源LSを含む。
【0065】
本発明の第1の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、ホログラフィ技術を利用して第3部材EPの表面積に対応する視準した平行光を提供できる。したがって、本発明の第1の実施の形態は、視準した平行光を放出する超薄膜ライトユニットを提供できる。また、ライトユニットの大部分を軟性を有するフィルムから形成して、非常に薄い厚さの超薄膜ライトユニットを提供でき、フレキシブルなライトユニットを提供できる。
【0066】
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、一つのライトユニットにより、狭範囲視野角及び広範囲視野角を有するライトを具現化できる。すなわち、本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、視野範囲の調節モード(狭範囲視野角)と一般的な光散乱モード(広範囲視野角)を選択的に具現するようにすることによって、ユーザの必要により視野範囲を調節できる超薄膜フィルム型ライトユニットを提供できる。
【0067】
以下、図13及び図14を参照して、本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットについて詳細に説明する。図13は、本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットの平面図である。図14は、図13に示す本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニット構造をII−II’線に沿って切った拡大側面図である。
【0068】
図13及び図14を参照すれば、本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、超薄膜導光フィルムLGF2及び光源LS、LS2を含む。
【0069】
第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットの超薄膜導光フィルムLGF2は、第1の実施の形態での構成の他に、高屈折フィルムHRの下部面に形成される下部低屈折フィルムLR2と、下部低屈折フィルムLR2の下部面に形成され、高屈折フィルムHRの平板部FLATに対向する位置に形成される第4部材DPをさらに含む。第4部材DPは、第4部材DPに入射された光を散乱させる機能を果たす。下部低屈折フィルムLR2の屈折率は、高屈折フィルムHRの屈折率と低屈折フィルムLRの屈折率より低いことが好ましい。例えば、高屈折フィルムHRは、1.6の屈折率を有するPolycarbonateで、低屈折フィルムLRは、1.43の屈折率を有するUV Resinでありえ、第3部材EPと第2部材RHOEとは、1.5の屈折率を有する物質から形成されることができる。また、下部に形成される下部低屈折フィルムLR2は、1.4の屈折率を有するUV Resinから形成されることができる。ただし、これに限定されるものではない。
【0070】
第4部材DPの下部には、反射フィルムREをさらに含むことができる。反射フィルムREは、第4部材DPにより散乱されて下部(−Z軸方向)に出射された光を上部(+Z軸方向)に再度反射する。本発明は、反射フィルムREを形成することによって、下部に出射する散乱光の損失を防止して光効率を向上させることができる。
【0071】
高屈折フィルムHRの側面には、視野範囲の調節モード用光源LSと光散乱モード用光源LS2とが配置される。視野範囲の調節モード用光源LSは、中央部に配置し、光散乱モード用光源LS2は、視野範囲の調節モード用光源LSを中心としてY軸方向に両側に配置できる。
【0072】
光散乱モード用光源LS2には、視野範囲の調節モード用光源LSと同様に、発光LEDが利用されることができる。本発明では、光効率の低い直進光LEDでない一般的に使用される発散光LEDを使用することによって、光効率を向上させることができ、単価低減が可能である。光散乱モード用光源LS2は、高輝度のライトユニットを具現しようとする場合など、必要によって複数のLEDを使用することができる。
【0073】
本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、視野範囲の調節モードと光散乱モードとに分けて選択的にライトを具現できる。
【0074】
視野範囲の調節モードを選択した場合、視野範囲の調節モード用光源LSから超薄膜導光フィルムLGF2に光が入射する。このとき、入射された光は、本発明の第1の実施の形態と同じ方式により視準して最終的に出光して具現する。したがって、視野範囲の調節モード用光源LSから入射された光が超薄膜導光フィルムLGF2を介して第3部材EPにより予め決まった視野範囲に視準した平行光を集光する。
【0075】
光散乱モードを選択した場合、光散乱モード用光源LS2から超薄膜導光フィルムLGF2に光が入射する。入射光は、一般的な導光板のように、超薄膜導光フィルムLGF2の内部において全反射により進みながら上部面にライトを出射する。
【0076】
さらに詳細には、光散乱モード用光源LS2と隣接したベースフィルムWGの一側の上部面には、第1部材LAが形成されないから、入射光のうち、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より大きな角度を有する入射光はもちろん、高屈折フィルムHRと低屈折フィルムLRとの間の界面での全反射臨界角より小さな角度を有する入射光も、ベースフィルムWGの内部で全反射により進むことができる。
【0077】
全反射によりベースフィルムWGの内部を進む入射光のうち、第4部材DPに入射された光は散乱されて、超薄膜導光フィルムLGF2の上部に出射され、傾斜部WEDと第2部材RHOEに入射されて垂直、水平方向に視準した光は、第3部材EPにより上部に出射されることができる。第4部材DPにより散乱光DOLの形態で超薄膜導光フィルムLGF2の上部に出射されるライトは、広範囲視野角を有する。
【0078】
結論的に、本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、一側に形成された傾斜部WEDと傾斜部WEDから延びて他側に形成された平板部FLATを有する高屈折フィルムHR、高屈折フィルムHRの上部に形成された低屈折フィルムLR、及び高屈折フィルムHRの下部に形成された下部低屈折フィルムLR2を含むベースフィルムWGを含み、ベースフィルムWGの上部面において一側に第1幅Wを有するように形成された第2部材RHOE、ベースフィルムWGの上部面において他側の中央部に第2部材RHOEと一定の距離が離隔されて形成された第1部材LA、ベースフィルムWGの上部面において第2部材HROEと第1部材LA間に第1幅Wを有するように形成された第3部材EP、及び下部低屈折フィルムLR2の下部で平板部FLATと対向して形成された第4部材DPを含む超薄膜導光フィルムLGF2を含む。また、平板部FLATの側面において第1部材LAと隣接して配置された光源LSと、幅W方向に光源LSの両側に形成された光散乱モード用光源LS2とを含む。第4部材DPの下部には、反射フィルムREがさらに含まれることができる。
【0079】
本発明の第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、ホログラフィ技術を利用して、第3部材EPの表面積に対応する平行光で出射するライトを提供でき、ユーザの選択によって視野範囲を調節できるライトを具現することができる。また、ライトユニットの大部分を軟性を有するフィルムで形成して、非常に薄い厚さの超薄膜ライトユニットを提供でき、フレキシブルなライトユニットを提供できる。
【0080】
<第3の実施の形態>
図15ないし図17を参照して、本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットを説明する。図15ないし図17は、本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットの側面図である。
【0081】
本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態による超薄膜ライトユニットの構成のうち、低屈折フィルムLRを含まないことを特徴とする。すなわち、第3部材EP及び第2部材RHOEの屈折率が高屈折フィルムHRの屈折率に比べて低い場合、低屈折フィルムLRは含まれなくても良い。
【0082】
すなわち、図16及び図17を参照すれば、本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、一側に形成された傾斜部WEDと傾斜部WEDから延びて他側に形成された平板部FLATを有する高屈折フィルムHRを含むベースフィルムWG、傾斜部WEDの上部において一側に第1幅を有するように形成された第2部材RHOE、平板部FLATの上部において他側の中央部に第2部材RHOEと一定の距離が離隔されて形成された第1部材LA及び平板部FLATの上部において第1幅を有するように形成された第3部材EPを含む超薄膜導光フィルムLGFを含む。また、平板部FLATの側面において第1部材LAと隣接して配置された光源LSを含む。
【0083】
第3部材EPは、ベースフィルムWGの上部において第2部材RHOEと第1部材LAとの間に形成されることができる(図15)。または第3部材EPは、ベースフィルムWGの上部において第2部材RHOEが形成されない全領域に形成され、第1部材LAは、第3部材EPの上部において第2部材RHOEから一定距離が離隔された他側の中央部に形成されることができる(図16)。
【0084】
また、図17を参照すれば、ユーザの選択によって広範囲視野角及び狭範囲視野角を有する超薄膜ライトユニットを具現する場合、高屈折フィルムHRの下部面に形成される下部低屈折フィルムLR2と下部低屈折フィルムLR2の下部面において平板部FLATと対向して形成された第4部材DPをさらに含むことができる。第4部材DPの下部面には、反射フィルムREがさらに含まれることができる。
【0085】
本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、低屈折フィルムLRが含まれないことを除いては、同じ過程によりライトを具現する。
【0086】
本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態のライトユニットに比べてより薄い厚さのライトユニットを提供する。ただし、低屈折フィルムLRがない第3の実施の形態の場合、発散モードで進むとき、全反射する発散光が第3部材EPと反応して散乱する問題があることができる。したがって、低屈折フィルムを含むことが望ましくありうる。
【0087】
本発明の第3の実施の形態による超薄膜ライトユニットは、ホログラフィ技術を利用して第3部材EPの表面積に対応する平行光で出射するライトを提供でき、ユーザの選択によって視野範囲を調節できるライトを具現することができる。また、ライトユニットの大部分を軟性を有するフィルムで形成して、非常に薄い厚さの超薄膜ライトユニットを提供でき、フレキシブルなライトユニットを提供できる。
【0088】
<第4の実施の形態>
図18を参照して、本発明の第4の実施の形態による超薄膜平板型表示装置を説明する。図18は、本発明の第4の実施の形態による超薄膜平板型表示装置を概略的に示した図である。
【0089】
本発明の第4の実施の形態による超薄膜平板型表示装置は、表示パネルLCPと表示パネルLCPの背面に配置されるライトユニットBLUとを含む。表示パネルLCPは、ライトユニットBLUを必要とする液晶表示パネルであるが、これに限定されるものではない。ライトユニットBLUは、前述の第1の実施の形態、第2の実施の形態及び第3の実施の形態のライトユニットのうち、いずれか一つでありうる。
【0090】
ライトユニットBLUにおいて光が出光する部分は、第3部材EPが形成された領域であるから、ライトユニットBLUの上部面に形成される表示パネルLCPは、ライトユニットBLUの第3部材EPと対向して配置されることができる。
【0091】
第1の実施の形態または第3の実施の形態(図15図16)による超薄膜ライトユニットを含む表示装置は、視野範囲を調節できるから、特定の観覧者だけに表示情報を提供する保安用表示装置を提供できる。
【0092】
また、第2の実施の形態または第3の実施の形態(図17)による超薄膜ライトユニットを含む表示装置は、ユーザの必要によって視野範囲の調節モードと光散乱モードを転換できるようにして、狭範囲視野角及び広範囲視野角を有する多機能の表示装置を提供できる。
【0093】
よって、本発明は、さらに薄い厚さを有し、光損失を最小化したホログラフィ技術を応用した薄膜型超薄膜平板型表示装置を提供できる。超薄膜平板型表示装置は、無眼鏡方式の立体映像表示装置、多重表示装置あるいは保安強化表示装置などに応用できる。
【0094】
以上説明した内容から、当業者であれば本発明の技術思想を逸脱しない範囲で様々な変更及び修正が可能であることが分かる。したがって、本発明の技術的範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって定めなければならない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11A
図11B
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18