特許第6248086号(P6248086)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6248086熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248086
(24)【登録日】2017年11月24日
(45)【発行日】2017年12月13日
(54)【発明の名称】熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B21B 38/02 20060101AFI20171204BHJP
   G01B 11/30 20060101ALI20171204BHJP
   G01N 21/892 20060101ALI20171204BHJP
【FI】
   B21B38/02
   G01B11/30 A
   G01N21/892 B
【請求項の数】7
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-231205(P2015-231205)
(22)【出願日】2015年11月27日
(65)【公開番号】特開2016-117098(P2016-117098A)
(43)【公開日】2016年6月30日
【審査請求日】2015年11月27日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0169568
(32)【優先日】2014年12月1日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】592000691
【氏名又は名称】ポスコ
【氏名又は名称原語表記】POSCO
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】崔 容 ▲俊▼
(72)【発明者】
【氏名】孔 南 雄
(72)【発明者】
【氏名】金 ▲眩▼ 秀
【審査官】 國方 康伸
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−170997(JP,A)
【文献】 特開2001−343223(JP,A)
【文献】 実開昭57−118305(JP,U)
【文献】 韓国登録特許第10−1428306(KR,B1)
【文献】 韓国登録特許第10−0373679(KR,B1)
【文献】 特開平04−167911(JP,A)
【文献】 特開平08−320215(JP,A)
【文献】 特開2001−201456(JP,A)
【文献】 特開平05−118840(JP,A)
【文献】 特開昭64−014697(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21B 38/00−38/12
B21C 51/00
G01N 21/84−21/958
G01N 11/00−11/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼板の幅方向の一側に対する第1映像を出力する第1カメラ群、及び前記第1カメラ群から前記鋼板が進行する方向と直交する方向に一定の距離離れて配置され、前記鋼板の幅方向の他側に対する第2映像を出力する前記第2カメラ群を含み、連続撮影した鋼板の幅方向のエッジ映像を提供する映像撮影部と、
前記第1映像をバイナリ化した第1バイナリ映像と内部に設定された位置基準値を比較して、キャンバーの発生の有無及びキャンバーの発生位置を検出し、前記第1バイナリ映像内でキャンバーが検出される場合、前記第1バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より小さいと、前記第2映像をバイナリ化した第2バイナリ映像と前記位置基準値を比較してキャンバーの発生の有無及びキャンバーの発生位置を検出し、前記第2バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が前記閾値より大きいと、前記第2バイナリ映像を用いてキャンバー量を算出するキャンバー検出部と、を含む、キャンバー測定装置。
【請求項2】
前記映像撮影部は、
粗圧延スタンドの入側の上部に配置される一つ以上の映像カメラを含む第1撮影部と、
前記粗圧延スタンドの出側の上部に配置される一つ以上の映像カメラを含む第2撮影部と、を含み、
前記第1カメラ群は、前記粗圧延スタンドの入側に配置される第1入側カメラ群、及び前記粗圧延スタンドの出側に配置される第1出側カメラ群を含み、
前記第2カメラ群は、前記粗圧延スタンドの入側に第1入側カメラ群から前記鋼板が進行する方向と直交する方向に一定の距離離れて配置される第2入側カメラ群、及び前記粗圧延スタンドの出側に第1出側カメラ群から前記鋼板が進行する方向と直交する方向に一定の距離離れて配置される前記第2出側カメラ群を含み、
前記第1撮影部は前記第1入側カメラ群及び前記第2入側カメラ群を含み、前記第2撮影部は前記第1出側カメラ群及び前記第2出側カメラ群を含む、請求項1に記載のキャンバー測定装置。
【請求項3】
前記第1入側カメラ群、前記第2入側カメラ群、前記第1出側カメラ群、及び前記第2出側カメラ群のそれぞれはグループ化された複数個の映像カメラを含む、請求項2に記載のキャンバー測定装置。
【請求項4】
前記キャンバー検出部は、
前記第2バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が前記閾値より小さいと、前記第1バイナリ映像と前記第2バイナリ映像を接合して接合バイナリ映像を生成し、前記接合バイナリ映像内でキャンバー量を算出するキャンバー量算出部と、を含む、請求項に記載のキャンバー測定装置。
【請求項5】
前記キャンバー量算出部は、
鋼板の位置情報、形状情報、長さ、幅、厚さの寸法情報、及び、進入時点情報、ロール速度情報の少なくとも一つ以上の情報を用いて前記キャンバーの発生量を算出する、請求項に記載のキャンバー測定装置。
【請求項6】
連続撮影した鋼板の幅方向のエッジ映像のそれぞれを提供するエッジ映像撮影段階と、
前記鋼板の幅方向のエッジ映像を用いて前記鋼板内で発生したキャンバーの発生位置及び発生量を検出するキャンバー発生量検出段階と、を含み、
前記キャンバー発生量検出段階は、
鋼板の幅方向の一側に対する第1映像をバイナリ化した第1バイナリ映像と内部に設定された位置基準値を比較してキャンバーの発生の有無及びキャンバー発生位置を検出する第1キャンバー位置検出段階と、
前記第1バイナリ映像内でキャンバーが検出される場合、前記第1バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より小さいと、前記鋼板の幅方向の他側に対する第2映像をバイナリ化した第2バイナリ映像と内部に設定された位置基準値を比較してキャンバーの発生の有無及びキャンバーの発生位置を検出する第2キャンバー位置検出段階と、
前記第1バイナリ映像内にキャンバーが検出される場合、前記第1バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より大きいと、前記第2バイナリ映像を用いてキャンバー量を算出する第1キャンバー量算出段階と、
前記第2キャンバー位置検出段階において、前記第2バイナリ映像内にキャンバーが検出される場合、前記第1バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より小さく、前記第2バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より大きいと、前記第2バイナリ映像を用いてキャンバー量を算出する第2キャンバー量算出段階と、を含む、キャンバー検出方法。
【請求項7】
前記キャンバー発生量検出段階は、
前記第2キャンバー位置検出段階において前記第2バイナリ映像内でキャンバーが検出される場合、前記第2バイナリ映像を通じて検出されたキャンバーの映像強度が内部に設定された閾値より小さいと、前記第1バイナリ映像と前記第2バイナリ映像を接合して接合バイナリ映像を生成する映像接合段階と、
前記接合バイナリ映像内でキャンバー量をさらに算出する第3キャンバー量算出段階と、を含む、請求項6に記載のキャンバー検出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、連鋳工程で製作された鋼板(スラブ)は、熱間圧延工程においてキャンバーが発生する。このようなキャンバーは、熱間圧延工程の通板性を阻害する致命的な形状欠陥である。
【0003】
上記キャンバーとは、スラブ、バー、ストリップなどの素材が長さ方向に曲がった形状欠陥を意味する。これは、圧延工程の不安定性を拡大させ、圧延終了後に熱延コイルの形状にもテレスコープなどの形状欠陥を誘発する主要因子である。
【0004】
最近は、このような問題点を解決するために、ビジョンシステムを用いて映像を処理する技術が用いられている。
【0005】
しかし、従来のビジョンシステムは、圧延工程において発生する多量の水蒸気、粉塵、及び冷却水のような環境的な因子によって映像の品質が低下するという問題点があった。この場合、鋼板のキャンバー量を正確に測定することが困難であった。
【0006】
したがって、水蒸気、粉塵、及び冷却水などの環境的な因子からの影響を最小限にして鋼板のキャンバー量を正確に測定することができる技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10−0373679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の問題点を解決しようとする本発明は、圧延工程中の水噴射などで鋼板のキャンバー検出がリアルタイムで容易ではない場合、検出の損失を最小化させるとともに、損失された情報を補償することができる熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置及び方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例によるキャンバー測定装置は、連続撮影した鋼板の幅方向のエッジ映像を提供する映像撮影部と、上記鋼板の幅方向のエッジ映像に交差パターン検出アルゴリズムを適用して上記鋼板内で発生したキャンバーの発生位置及び発生量を検出するキャンバー検出部と、を含む。
【0010】
本発明の一実施例によるキャンバー測定方法は、連続撮影した鋼板の幅方向のエッジ映像のそれぞれを提供するエッジ映像撮影段階と、上記鋼板の幅方向のエッジ映像に交差パターン検出アルゴリズムを適用して上記鋼板内で発生したキャンバーの発生位置及び発生量を検出するキャンバー発生量検出段階と、を含む。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一実施例による熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置及び方法は、鋼板の映像から作業者が容易にキャンバーの発生位置及び発生量を検出することができるという利点を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施例による熱間圧延ラインのキャンバー測定装置を示す装置図である。
図2図1に示されたキャンバー検出部を示すブロック図である。
図3】本発明の一実施例による熱間圧延ラインのキャンバー測定方法を説明するフローチャートである。
図4図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法の一例を説明するための流れ図である。
図5図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法の他の例を説明するための流れ図である。
図6図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法のさらに他の例を説明するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下では、添付の図面を参照し、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施することができるように好ましい実施例について詳細に説明する。但し、本発明の好ましい実施例を詳細に説明するにあたり、関連した公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要にする可能性があると判断される場合はその詳細な説明を省略する。また、類似した機能及び作用をする部分に対しては図面全体にわたって同一の符号を用いる。
【0014】
さらに、明細書全体にわたって、ある部分が他の部分と「連結」されるとするとき、これは「直接的に連結」される場合だけでなく、その中間に他の素子を介して「間接的に連結」される場合も含む。なお、ある構成要素を「含む」というのは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0015】
図1は本発明の一実施例による熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置を示す装置図である。図2図1に示されたキャンバー検出部を示すブロック図である。
【0016】
図1に示されているように、本発明の一実施例による熱間圧延工程におけるキャンバー測定装置100は、映像撮影部200及びキャンバー検出部300を含む。
【0017】
上記映像撮影部200は、粗圧延スタンドの入側から引込まれる鋼板の幅方向のエッジ及び出側に排出される上記鋼板の幅方向のエッジのそれぞれを既に設定された時間単位で連続撮影する機能を行う。
【0018】
より具体的には、上記映像撮影部200は、第1撮影部210及び第2撮影部220を含む。
【0019】
上記第1撮影部210は、粗圧延スタンドの入側から引込まれる鋼板の幅方向のエッジを撮影するために、一つ以上の映像カメラが粗圧延スタンドの入側の上部に配置されて、上記鋼板の幅方向のエッジを任意の角度で撮影する。
【0020】
上記第2撮影部220は、粗圧延スタンドの出側から引込まれる鋼板の幅方向のエッジを撮影するために、一つ以上の映像カメラが粗圧延スタンドの出側の上部に配置されて、上記鋼板の幅方向のエッジを任意の角度で撮影する。
【0021】
ここで、一つ以上の映像カメラは、偶数個または奇数個の形態でグループ化されることができる。
【0022】
本発明では、第1撮影部210及び第2撮影部220のそれぞれが2つの映像カメラ群G1、G2で構成された形態を説明する。
【0023】
次に、上記キャンバー検出部300は、映像撮影部の第1カメラ群G1及び第2カメラ群G2のそれぞれで撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像に交差パターン検出アルゴリズムを適用して、鋼板内で発生したキャンバーの発生位置及びキャンバー量を検出する機能を行う。
【0024】
より具体的には、図2を参照すると、上記キャンバー検出部300は、映像処理部310、キャンバー位置検出部320、映像強度判断部330、映像接合部340、及びキャンバー量算出部350を含む。
【0025】
上記映像処理部310は、上記映像撮影部200、より好ましくは、各映像カメラ群G1、G2で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像に交差パターン検出アルゴリズムを適用して、上記鋼板の幅方向のエッジ映像をバイナリ映像に変換する機能を行う。
【0026】
参考までに、上記交差パターン検出アルゴリズムは、ガボール(Gabor)フィルタを用いて映像のストリップパターンを抽出し、抽出されたストリップパターンのエネルギーマトリックスを抽出した後、抽出されたエネルギーマトリックスにガウシアン(Gaussian)フィルタリングを適用してバイナリ映像に変換するアルゴリズムであることができる。
【0027】
したがって、映像処理部310は、G1及びG2で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像のそれぞれをバイナリ化した第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像を生成し、第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像の一つを上記キャンバー位置検出部320に提供する。
【0028】
上記キャンバー位置検出部320は、上記第1バイナリ映像または第2バイナリ映像のピクセル値のそれぞれと内部に設定された位置基準値を比較して、キャンバーの発生の有無及び発生位置を検出する機能を行う。
【0029】
上記映像強度判断部330は、上記キャンバー位置検出部320において第1バイナリ映像または第2バイナリ映像内でキャンバーが検出される場合、検出されたキャンバーの映像強度と内部に設定された閾値を比較判断した後、上記検出されたキャンバーの映像強度が閾値より小さい場合、残りのバイナリ映像と閾値を比較判断する機能を行う。
【0030】
例えば、第1バイナリ映像内の検出されたキャンバーの映像強度が閾値より小さい場合、フィードバック信号をキャンバー位置検出部320に提供し、上記キャンバー位置検出部320はフィードバック信号を受けて第2バイナリ映像を映像強度判断部330に提供する。
【0031】
その後、映像強度判断部330は、第2バイナリ映像と閾値を比較判断する。
【0032】
ここで、第1バイナリ映像または第2バイナリ映像内の検出されたキャンバーの映像強度が閾値より大きい場合、各バイナリ映像はキャンバー量算出部350に提供され、第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像内の検出されたキャンバーの映像強度が閾値より小さい場合、第1及び第2バイナリ映像は映像接合部340に提供される。
【0033】
一方、上記閾値は、上記鋼板のキャンバー量を算出するのに必要な最小限の映像強度値であることができる。
【0034】
次に、上記映像接合部340は、第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像を一つの映像に接合する機能を行った後、接合されたバイナリ映像をキャンバー量算出部350に提供する機能を行う。
【0035】
上記キャンバー量算出部350は、第1バイナリ映像、第2バイナリ映像、または接合されたバイナリ映像内でキャンバー量を算出する機能を行う。
【0036】
上記キャンバー量は、鋼板の位置情報、形状情報、長さ、幅、厚さの寸法情報のうち少なくとも一つ以上の情報を用いて算出したり、または外部機器を通じて提供された進入時点情報、ロール速度情報をさらに用いて算出することができる。
【0037】
図3は本発明の一実施例による熱間圧延ラインのキャンバー測定方法を説明するフローチャートである。図4図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法の一例を説明するための流れ図である。図5図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法の他の例を説明するための流れ図である。図6図3に示された熱間圧延ラインのキャンバー測定方法のさらに他の例を説明するための流れ図である。
【0038】
図3から図6に例示された方法は、図1のキャンバー検出部300によって行われることができる。
【0039】
まず、図3を参照すると、上部及び下部作業ロールと上部及び下部バックアップロールからなる粗圧延スタンドが動作して鋼板の圧延が開始すると、映像撮影部200は、粗圧延スタンドの入側に進入する鋼板の幅方向のエッジ、及び出側から排出される鋼板の幅方向のエッジを一定時間の間隔で連続的に撮影する(S110)。
【0040】
このとき、上記映像撮影部200は、第1撮影部210及び第2撮影部220で構成され、上記第1撮影部210は粗圧延スタンドの入側から引込まれる鋼板の幅方向のエッジを撮影するために、一つ以上の映像カメラが粗圧延スタンドの入側の上部に配置されて、上記鋼板の幅方向のエッジを任意の角度で撮影する。
【0041】
上記第2撮影部220は、粗圧延スタンドの出側から引込まれる鋼板の幅方向のエッジを撮影するために、一つ以上の映像カメラが粗圧延スタンドの出側の上部に配置されて、上記鋼板の幅方向のエッジを任意の角度で撮影する。
【0042】
ここで、一つ以上の映像カメラは、偶数個または奇数個の形態でグループ化されることができる。本発明では、第1撮影部210及び第2撮影部220のそれぞれが2つの映像カメラ群G1、G2で構成された形態を説明する。
【0043】
その後、上記キャンバー検出部300は、映像撮影部200の第1カメラ群G1及び第2カメラ群G2のそれぞれで撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像に交差パターン検出アルゴリズムを適用して、鋼板内で発生したキャンバーの発生位置及びキャンバー量を検出する(S120)。
【0044】
ここで、映像処理段階S120は、キャンバー位置検出段階(S121)、映像強度判断段階(S122)、映像接合段階(S123)、及びキャンバー量算出段階(S124)で構成されることができる。
【0045】
上記映像処理段階(S120)は、映像処理部310において各映像カメラ群で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像を、交差パターン検出アルゴリズムを用いてバイナリ映像に変換した後、変換されたバイナリ映像のいずれか一つを基準バイナリ映像として提供する段階であることができる。
【0046】
上記キャンバー位置検出段階(S121)は、上記キャンバー位置検出部320において基準バイナリ映像のピクセル値のそれぞれと内部に設定された位置基準値を比較して、キャンバーの発生の有無及び発生位置を検出する段階であることができる。
【0047】
上記映像強度判断段階(S122)は、上記キャンバー位置検出段階(S121)において第1バイナリ映像または第2バイナリ映像内のキャンバーを検出する場合、検出されたキャンバーの映像強度と既に設定された閾値を比較判断した後、上記検出されたキャンバーの映像強度が閾値より小さい場合、残りのバイナリ映像と閾値を比較判断する段階であることができる。
【0048】
ここで、上記映像強度判断段階(S122)は、第1バイナリ映像または第2バイナリ映像内の検出されたキャンバーの映像強度が閾値より大きい場合、各バイナリ映像はキャンバー量算出部に提供され、第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像内の検出されたキャンバーの映像強度が閾値より小さい場合、第1及び第2バイナリ映像は映像接合部に提供される段階であることができる。
【0049】
一方、上記閾値(f)は、上記鋼板のキャンバー量を算出するのに必要な最小限の映像強度値であることができる。
【0050】
上記映像接合段階(S123)は、第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像を一つの映像に接合する機能を行った後、接合されたバイナリ映像をキャンバー量算出部に提供する段階であることができる。
【0051】
上記キャンバー量算出段階(S124)は、キャンバー量算出部において鋼板の位置情報、形状情報、長さ、幅、厚さの寸法情報、及び、進入時点情報、ロール速度情報のうち少なくとも一つ以上の情報を用いて第1バイナリ映像、第2バイナリ映像、または接合されたバイナリ映像内でキャンバー量を算出する段階であることができる。
【0052】
以下では、第1バイナリ映像、第2バイナリ映像、または接合されたバイナリ映像内でキャンバー量を算出する過程を例に挙げて説明する。
【0053】
一例として、図4を参照すると、映像処理部310において第1カメラ群G1及び第2カメラ群G2で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像を映像処理して第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像に変換(S701)した後、1次的に第1バイナリ映像をキャンバー位置検出部320に提供する。その後、キャンバー位置検出部320において第1バイナリ映像内でキャンバーを検出(S702)すると、映像強度判断部330において検出されたキャンバーの映像強度を既に設定された閾値と比較判断(S703)するようになる。このとき、検出されたキャンバーの映像強度が既に設定された閾値より大きい場合、キャンバー量算出部350は検出されたキャンバーのキャンバー量を算出(S704)する。
【0054】
他の例として、図5を参照すると、映像処理部310において第1カメラ群G1及び第2カメラ群G2で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像を映像処理して第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像に変換(S801)した後、1次的に第1バイナリ映像をキャンバー位置検出部320に提供する。その後、キャンバー位置検出部320において第1バイナリ映像内でキャンバーを検出(S802)すると、映像強度判断部330において検出されたキャンバーの映像強度(α1)を既に設定された閾値と比較判断(S803)するようになる。このとき、検出されたキャンバーの映像強度が既に設定された閾値より小さい場合、キャンバー位置検出部320は第2バイナリ映像内でキャンバーを検出(S804)する。もし、第2バイナリ映像内でキャンバーが検出されると、キャンバーの映像強度と既に設定された閾値(f)を比較判断(S805)するようになる。このとき、検出されたキャンバーの映像強度(α2)が閾値(f)より大きい場合、キャンバー量算出部350は検出されたキャンバーのキャンバー量を算出(S806)する。
【0055】
さらに他の例として、図6を参照すると、映像処理部310において第1カメラ群G1及び第2カメラ群G2で撮影された鋼板の幅方向のエッジ映像を映像処理して第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像に変換(S901)した後、1次的に第1バイナリ映像をキャンバー位置検出部320に提供する。その後、キャンバー位置検出部320において第1バイナリ映像内でキャンバーを検出(S902)すると、映像強度判断部330において検出されたキャンバーの映像強度(α1)を既に設定された閾値と比較判断(S903)するようになる。このとき、検出されたキャンバーの映像強度が既に設定された閾値より小さい場合、キャンバー位置検出部320は第2バイナリ映像内でキャンバーを検出(S904)する。もし、第2バイナリ映像内でキャンバーが検出されると、キャンバーの映像強度と既に設定された閾値(f)を比較判断(S905)するようになる。このとき、検出されたキャンバーの映像強度(α2)が閾値(f)より小さい場合、映像接合部340は第1バイナリ映像及び第2バイナリ映像を一つの映像に接合(S906)する。その後、キャンバー量算出部350は接合されたバイナリ映像内のキャンバー量を算出(S907)する。
【0056】
したがって、本発明で提示されるキャンバー測定装置及び方法は、熱間圧延ラインにおける鋼板の圧延時に、スチームを噴射したり、または鋼板の表面に水噴射する工程を行っても、多様な角度で撮影された上記鋼板の映像から作業者が容易にキャンバーの発生位置及び発生量を検出することができるため、操業を安定的に行うことができるという利点がある。
【0057】
以上、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されず、本発明の技術思想を外れない範囲内で多様に変形されて行われることができる。
【0058】
したがって、本発明に開示された実施例は、本発明の技術的思想を説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、請求範囲によって解釈されなければならず、それと同等の範囲内におけるすべての技術的思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0059】
100 キャンバー測定装置
200 映像撮影部
210 第1撮影部
220 第2撮影部
300 キャンバー検出部
310 映像処理部
320 キャンバー位置検出部
330 映像強度判断部
340 映像接合部
350 キャンバー量算出部
G1 第1カメラ群
G2 第2カメラ群
図1
図2
図3
図4
図5
図6