(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248235
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネル
(51)【国際特許分類】
E06B 7/28 20060101AFI20171211BHJP
E04B 2/74 20060101ALI20171211BHJP
【FI】
E06B7/28 B
E04B2/74 541G
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-257766(P2015-257766)
(22)【出願日】2015年12月14日
(65)【公開番号】特開2016-113893(P2016-113893A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2016年9月23日
(31)【優先権主張番号】特願2014-267158(P2014-267158)
(32)【優先日】2014年12月15日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】510147684
【氏名又は名称】株式会社 丸仙工業
(72)【発明者】
【氏名】田中 達美
(72)【発明者】
【氏名】田中 智範
【審査官】
家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】
実用新案登録第2598486(JP,Y2)
【文献】
実公平05−041132(JP,Y2)
【文献】
特開平10−088732(JP,A)
【文献】
特許第5130064(JP,B2)
【文献】
特開2010−043499(JP,A)
【文献】
特許第4608448(JP,B2)
【文献】
特開2008−208637(JP,A)
【文献】
特開2003−090177(JP,A)
【文献】
特許第4693850(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 7/28
E04B 2/56
E04B 2/74
E04C 2/00−2/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周枠の内部に芯材を持ち単板積層材を貼った、25〜60mmの厚さの木製フラッシュパネルにおいて、外周枠の上部からフレキシブルパイプを貫通させて当該木製フラッシュパネルの内部に配線を挿入できるようにして、単板積層材面の中間部所にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる開口部を設けて、
外周枠に上部の穴部からの配線の導入は、外周枠体上部の位置に11〜55mmの長穴部を設けて、10〜54mm直径の蛇腹状樹脂製パイプを挿入できるようにして、当該蛇腹状樹脂製パイプ内に配線を当該木製フラッシュパネルの中間位置で、単板積層材面に設けたコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる、横40〜150mmと、縦40〜150mmの1〜4個の開口部に繋がるようにして、
当該木製フラッシュパネル内空気の流入と排出ができるように通気口として空気流排出口を、当該木製フラッシュパネルに取り付けた電気系盤の下方と、木製フラッシュパネルの上部とに併設的に設けていることを特徴とする電気部品取り付け薄型木製フラッシュパネル。
【請求項2】
外周枠の周囲に単板積層材を貼った木製フラッシュパネルは、寸法として幅150〜1250mm、高さ1400〜2500mmであって、芯材として縦横15〜200mmの角材、及び外周枠として幅15〜200mm、厚さ20〜55mmの長方体材を使用して、外周枠に貼る薄板単板積層材、およびパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板の厚さを、2〜6mmにして、前記木製フラッシュパネルにおいて、樹種を桐、檜、杉、松、ポプラ、ラワンの中で選択された芯材と外周枠に貼られている単板積層材の層構造を、硬さで異なる樹種の0.2〜3mm厚さの単合板2〜15枚を交互に重ねた構造になった薄板積層材やパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板を使用して、内部に構成されている芯材は、縦横に150〜300mmの間隔で外周枠に沿って取り付けて、単板積層材面の開口部に当たる位置から上段外周枠までの間隔のみにおいては各横芯材を外して、当該パネル内部にフレキシブルパイプ、及び配線を貫通できるようにしていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木製フラッシュパネルに係り、開口部に取り付けられる各種建具用のフラッシュパネルに関し、薄型で芯材を少なくして単板積層材で構成された電気部品取り付け木製フラッシュパネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
今日、例えば玄関ドアや室内ドアあるいは窓等、建築における開口部に取り付ける建具には、木製フラッシュ構造のものが比較的多く用いられ、その中でも、芯材として単板積層材(LVL)を使用した建具は、間伐材や端材や廃材を有効に活用できる上に、MDFなどの繊維板を芯材としたものに較べて強度が高く、質感も良好である。
厚さも厚くなり、また電気器具の取り付けも十分ではない。
【0003】
この木製フラッシュパネルは、通常、建築現場において、これを取り付けるドア枠の寸法に合わせて外周枠を鉋で切削して寸法合わせを行った上で、所要の化粧材や金具などを取り付けてドアとして完成させているが、電気器具が取り付けた木製フラッシュパネルが望まれている。
【0004】
従来から、フラッシュパネルが、建物に用いられるドアや戸などの建具、室内空間を仕切る間仕切り、または家具に用いられる扉などに用いられている。フラッシュパネルは、枠状に形成された框の表裏面の一方または両方に単板積層材やパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板の薄板状の面材を貼り合わせて構成したフラッシュ構造からなるパネルである。一般に、前記建具、間仕切りおよび家具の扉などに用いられるフラッシュパネルは、四角形状に組まれた木製の框の内側に、同框を補強するための木製の中桟が框の互いに対向する辺の間に掛け渡されて構成されている。薄型の特殊フラッシュパネルは見当たらない。
【0005】
一般にフラッシュパネルにおいては、4つの四角柱状の棒材を四角形状に組んだ框の略中央部に、同框の横方向に延びる四角柱状の中桟を組み付けて構成されている。また、同框と中桟とによって囲まれた空間には、ハニカム状に形成されたコアが設けられている。コアは、框の表裏面に貼り付けられる薄板状の一対の面材を補強するための部材であり、段ボールなどの紙材やMDFやベニヤ合板などにより構成されている。
このように構成されたフラッシュパネルは、通常、四角形状に組まれた框の内側にコアを配した後、同框の表裏面に一対の面材をプレス加工によって貼り合わせて組み付けられる(特許文献1参照)。
【0006】
建築における開口部に取り付けられ芯材の少なくとも外周枠が単板積層材である木製フラッシュパネルであって、芯材の外周枠を構成する単板積層材の少なくとも一番外側の単板の厚さを、2.5mm以上6mm以下にした木製フラッシュパネル(特許文献2参照)、また鏡板の周端縁を枠状の額縁の内側面に係合して鏡板ユニットを形成し、前記鏡板ユニットを框枠体である芯材の開口部の内側に配設し、芯材の表裏面と共に額縁の外周端の表裏面にも表面材を延出させて貼着し、表面材を額縁より厚み方向に突出させていたフラッシュパネル(特許文献3参照)、また断面が四角形状の4つの棒材の各端部を互いに連結して四角形状に形成した框と、前記框の表裏面の少なくともいずれか一方の面に貼り合わせた面材とからなるフラッシュパネルにおいて、前記棒材における前記框の内側の角部を取り除いたフラッシュパネル(特許文献4参照)、また既存の大部屋を壁側パネル、サイドパネル及びカーテン又は開閉可能な仕切手段で仕切って個室化するためのパネルシステムにおいて、壁側パネルの所望位置に、構造壁に設けたスイッチや接続ボックスを露出させる開口部を設け、小物を収容する物品収容部を設け、フレームの縦枠等を隠蔽して外観性を損なうことがない大部屋の個室化パネルシステムにおける開口装置が提供されている(特許文献5参照)。
【0007】
以上のように薄型の木製フラッシュパネルにおいて、種々の形式が存在しているが、スイッチ、コンセントなどの電気部品を取り付けたものは存在しない。特に薄型の木製フラッシュパネルの積層板の強度、或は外周枠の強度に寄っているが、このような電気部品付きフラッシュパネルが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】実開平6−31323号公報
【特許文献2】特開2003−90177号公報
【特許文献3】特開2006−124953号公報
【特許文献4】特開2006−299683号公報
【特許文献5】特開2007−2488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
薄型のフラッシュパネルにおいて、スイッチ、コンセントなどの電気部品を取り付けたものは存在しない。特に、木製フラッシュパネルにあっては、単板積層板の強度、或は外周枠の強度に寄っていた。単板積層材は、単板同志の間にプラスチック系接着剤を塗布して多数重ねた状態でプレスすることで形成されるが、このプラスチック系接着剤は凝固すると高い硬度をもち、この凝固した接着剤は容易に切削することができないからである。そのためにスイッチ、コンセントなどの電気部品を簡単に取り付けていない。
【0010】
水回りの設備において、ヒーターなどが付いた乾燥器、あるはドライヤーを使用することが多い。その場合には大きな電力を消費することになり、パネル内設置されたコードに負担がかかり、密閉状態の場合には熱がパネル内に籠って火災の原因にもなりかねない。とくにパネル内の配線には熱の充満には配慮をする必要があり、その構造においては特殊の構造が要請される。
【0011】
自立した空間部屋を合わせて、省かれたスペースを住居内の他の用途に振り向けて居住スペースを拡大することができる独立的設備室と家具の設置において、家具類を密着、整列させることができるコンセント、及びスイッチの電気系盤箱型パネル構造体を提供することを目的とするものである。他の目的は、機能的な水回り設備室の周囲に囲いを設けるパネルの部屋であるコンセント、及びスイッチの電気系盤付フッラシュパネルを提供することにある。新しいライフスタイルに適合した、プライベート尊重できる自由度をもたらす区切り空間を電気、水道の設備を設けることと、生活しやすい状況の水回り設備と家具とを有効に設置できる空間における部材としてスイッチ、コンセントなどの電気部品を提供することにある。
【0012】
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、開口部との寸法合わせに伴う外周枠の切削を容易に行うことができ、或いは、適度な強度を維持しながら、スイッチ、コンセントなどの電気部品を取り付けており、軽量化を実現することができる新規な木製フラッシュパネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
外周枠の内部に芯材を持ち単板積層材を貼った、25〜60mmの厚さの木製フラッシュパネルにおいて、外周枠の上部枠に貫通穴部を設けて、当該穴部からパイプを通して、パネル内部に配線を挿入して、単板積層材面の中間部の1〜4所に開口部を設けて、当該部にコンセント、及びスイッチの電気系盤をそれぞれに嵌着している電気部品取り付け薄型木製フラッシュパネルである。
【0014】
外周枠の周囲に単板積層材を貼った木製フラッシュパネルは、寸法として幅150〜1250mm、高さ1400〜2500mmであって、芯材として縦横15〜200mmの角材、及び外周枠として幅15〜200mm、厚さ20〜55mm長方体材を使用して、外周枠に貼る薄板単板積層材やパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板の厚さを、2〜6mmにしている。
【0015】
外周枠に上部の穴部から配線を導入は、外周枠体上部の位置に11〜55mm径の長穴部を設けて、10〜54mm直径のパイプ、又はフレキシブルパイプの蛇腹状樹脂製パイプに挿入できるようにして、当該パイプ内に配線を当該フラッシュパネルの中間位置で、しかも端部位置の単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる、横40〜150mmと、縦40〜150mmの1〜4個の開口部に繋がるようになっている
【0016】
薄型木製フラッシュパネルの内部に構成されている芯材は、縦横に150〜300mmの間隔で外周枠に沿って取り付けて、単板積層材面の開口部に当たる位置から上段外周枠までの間隔のみにおいては各横芯材を外して、当該パネル内部にパイプ、及び配線を導入している。
木製フラッシュパネルにおいて、樹種を桐、檜、杉、松、ポプラ、ラワンの中で選択された芯材と外周枠に貼られている単板積層材の層構造を、硬さで異なる樹種の02〜6mm厚さの単合板2〜15枚を重ねた構造になった薄板積層材、およびパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板を使用している。
【0017】
単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着するにおいて、当該フラッシュパネル内空気の流入と排出できるように通気口として空気流排出口具を、当該フラッシュパネルに取り付けた電気系盤の下部と、パネル部の上部とに併設して取り付けている。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明によれば、電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネルで、薄型のフラッシュパネルにおいて、電気部品を取り付けることができて、パネル構造体を組み立てることができた。また開口部との寸法合わせに伴う芯材の外周枠の切削を容易に行うことができ、或いは、電気部品を取り付けても、適度な強度を維持しながら軽量化を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネルの斜視図
【
図2A】電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネル内部(フレキシブルパイプ付き)の構造図の構造図
【
図3】電気部品取り付けていない薄形木製フラッシュパネルの本体図
【
図4】電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネルを取り付けた構造体の図
【
図5A】電気部品取り付けた薄形木製フラッシュパネル(フレキシブルパイプ付き)の取り付けの断面図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明の実施の形態に係る木製フラッシュパネルを図面に従って説明する。
図1は、電気部品取り付け薄形木製フラッシュパネルの斜視図、
図2は、電気部品取り付けた薄形木製フラッシュパネル内部の構造図、
図3は、電気部品取り付けていない薄形木製フラッシュパネルの本体図、
図4は、電気部品取り付けた薄形木製フラッシュパネルを取り付けた構造体の図を示す。
【実施例1】
【0021】
芯材と外周枠に単板積層材を貼った46mmの厚さの木製フラッシュパネルにおいて、外周枠に上部から配線が可能なフレキシブルパイプを挿入して、単板積層材面の中間部にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる開口部を設けた。
【0022】
図1に示すように、外周枠に単板積層材を貼った木製フラッシュパネルは、幅900mm、高さ2400mmであって、芯材として幅25mm、厚さ40mmの角材、外周枠として幅50mm、厚さ40mm長方体にして、外周枠に貼るMDF板の厚さを、2.5mmにした。
【0023】
図2A,
図5Aに示すように外周枠に上部の穴部から配線を導入は、外周枠体上部の位置に40mm径の長穴部を設けて、フレキシブルパイプの蛇腹状樹脂製パイプに挿入できるようにして、当該パイプ内に配線を当該フラッシュパネルの中間位置で、しかも端部位置の単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる、横55mmと、縦105mmの2個の開口部に繋がるようにした。
【0024】
薄型木製フラッシュパネルの内部に構成されている、芯材は、縦横に225mmの間隔で外周枠に貼って、単板積層材面の開口部に当たる位置から上段外周枠まで各横芯材のみを外して、フレキシブルパイプを通した。
【0025】
木製フラッシュパネルにおいて、樹種をラワンの芯材と外周枠に貼られている単板積層材の層構造を、硬さが異なる樹種の単板を交互に重ねた構造にした。単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着するにおいて、当該フラッシュパネル内空気の流入と排出できるように通気口として空気流排出口具を、当該フラッシュパネルに取り付けた電気系盤の下部と、パネル部の上部とに併設して取り付けた。
【実施例2】
【0026】
図1に示すように芯材と外周枠に単板積層材を貼った41mmの厚さの木製フラッシュパネルにおいて、外周枠に上部から配線が可能なフレキシブルパイプを挿入して、単板積層材面の中間部にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる開口部を設けている。
【0027】
図2A,
図5Aに示すように外周枠に単板積層材を貼った木製フラッシュパネルは、幅450mm、高さ2200mmであって、芯材として幅25mm、厚さ31mmの角材、外周枠として幅50mm、厚さ31mm長方体にして、外周枠に貼る薄板単板積層材の単板の厚さを4mmにした。
【0028】
外周枠に上部から配線を挿入するフレキシブルパイプは、30mm直径の蛇腹状樹脂製パイプを、上段部の外周枠中心位置に設けた31mmの穴部に挿入して、単板積層材面の中間部にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる、55mm横と105mmの縦の開口部1個を設けた。
【0029】
薄型木製フラッシュパネルの内部に構成されている、芯材は、縦に112mmの間隔で外周枠に貼って、単板積層材面の開口部に当たる位置から上段外周枠まで各横芯材のみを外して、フレキシブルパイプを通した。
【0030】
木製フラッシュパネルにおいて、樹種をポプラ芯材と外周枠に貼られている単板積層材の層構造を、硬さが異なる樹種の単板を交互に重ねた構造にしている。単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着するにおいて、当該フラッシュパネル内空気の流入と排出できるように通気口として空気流排出口具を、当該フラッシュパネルに取り付けた電気系盤の下部と、パネル部の上部とに併設して取り付けた。
【実施例3】
【0031】
図1に示すように芯材と外周枠に単板積層材を貼った52mmの厚さの木製フラッシュパネルにおいて、外周枠に上部から配線が可能なフレキシブルパイプを挿入して、単板積層材面の中間部にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる開口部を設けた。
【0032】
図2A,
図5Aに示すように外周枠に単板積層材を貼った木製フラッシュパネルは、幅1200mm、高さ2200mmであって、芯材として幅25mm、厚さ40mmの角材、外周枠として幅50mm、厚さ40mm長方体にして、外周枠に貼る薄板単板積層材の単板の厚さを5.5mmにした。
【0033】
外周枠に上部から配線を挿入するフレキシブルパイプは、36mm直径の蛇腹状樹脂製パイプを、上段部の外周枠中心位置に設けた40mmの穴部に挿入して、単板積層材面の中間部にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着できる、101mm横と105mmの縦の開口部で2個を設けた。
【0034】
薄型木製フラッシュパネルの内部に構成されている、芯材は、縦横に300mmの間隔で外周枠に貼って、単板積層材面の開口部に当たる位置から上段外周枠まで各横芯材のみを外して、フレキシブルパイプを通した。
【0035】
木製フラッシュパネルにおいて、樹種をラワンの芯材と外周枠に貼られている単板積層材の層構造を、硬さが異なる樹種の単板を交互に重ねた構造にした。単板積層材面にコンセント、及びスイッチの電気系盤を嵌着するにおいて、当該フラッシュパネル内空気の流入と排出できるように通気口として空気流排出口具を、当該フラッシュパネルに取り付けた電気系盤の下部と、パネル部の上部とに併設して取り付けた。
【符号の説明】
【0046】
1.外周枠
2.芯材
3.単板積層材やパーチクルボードおよびMDFなどの合成樹脂中質繊維板
4.コア(補強材)
5.フレキシブルパイプ
6.電線
7.スイッチ盤
8.コンセント盤
9.開口部
10.コンセントBOX
11.通気孔