技術分野
強化繊維からなるマットに熱可塑性樹脂が含浸してなる繊維強化樹脂シート、該繊維強化樹脂シートを含んでなる一体成形品、およびそれらの製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、の課題を鑑み、特に異なる熱可塑性樹脂をマトリックスとした材料であっても強固に接合可能な繊維強化樹脂シート、およびそれを用いた一体成形品、ならびにそれらの製造方法を提供する。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用する。
(1)不連続強化繊維からなるマットに熱可塑性樹脂が含浸されてなる繊維強化樹脂シートであって、前記シートは空隙を有する空隙層と実質的に空隙を有しない含浸層を有し、空隙層は含浸層の少なくとも片側に配置され、さらに空隙層と含浸層の境界面で強化繊維を共有し、空隙層と含浸層が実質的に同一のシートから構成される繊維強化樹脂シート。
(2)空隙率が・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の繊維強化樹脂シートは、空隙を有する空隙層を有することで、異なる樹脂材料が一体成形時に空隙に入り込み、当該シートの強化繊維を共有するとともに樹脂境界面に複雑なアンカリング構造を形成する。このため、得られる一体成形品は新たな接着剤塗布工程や、新たな接合工程を踏む必要なく強固に接合できる。さらに、互いに相溶しない樹脂同士でも強固に接着した一体成形品を得ることができる。
加えて、本発明の繊維強化樹脂シートは、のアンカリング構造による強固な接合が容易に形成するため、異なる熱可塑性樹脂材料を用いたハイブリッド成形を容易に実施でき、生産性および軽量性に優れるハイブリッド成形品を得ることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の繊維強化樹脂シートの断面の一例を示す模式図
【図2】 本発明の繊維強化樹脂シートの境界面、空隙層最外面の一例を示す模式図
【図3】 本発明の繊維強化樹脂シートの、厚み方向における重量分率変化の一例を示す相関図
【図4】 本発明で用いる強化繊維からなるマットにおけるストランドの重量分率の一例を示すグラフ
【図5】 本発明で用いる強化繊維からなるマットにおける強化繊維の分散状態の一例を示す模式図
【図6】 本発明の繊維強化樹脂シートの拡大断面の一例を示す模式図
【図7】 本発明の繊維強化樹脂シートを用いて得られる、一体成形品における界面層の拡大断面の一例を示す模式図
【図8】 本発明の繊維強化樹脂シートを用いて得られる、一体成形品における界面層の拡大断面の一例を示す模式図
【図9】 本発明の実施例および比較例にて用いる引張せん断接着試験片を示す斜視図
【図10】 本発明の実施例および比較例にて得られる一体成形品の斜視図
1、20 繊維強化樹脂シート
2 空隙層
3 実質的に空隙を有さない含浸層
4 連続した空孔形状を有する空隙
5 境界面
6 空隙層最外面
7 線形領域(A)―(A’)
8 線形領域(B)―(B’)
9 線形領域(A)―(A’)の外挿線
10 線形領域(B)―(B’)の外挿線
11 外挿線交点
12 含浸層厚み
13、14、15、16、17、18、21、22、34、35 強化繊維(単繊維)
19 二次元接触角、二次元配向角
23、31、38 一体成形品
24、32 第1の部材(繊維強化樹脂シート)における熱可塑性樹脂
25、33 第2の部材(繊維強化樹脂シート)における熱可塑性樹脂
26 繊維強化樹脂シートと第2の部材の境界層
27 境界層における最も窪みの大きい凹部
28 境界層における最も突出の大きい凸部
29 境界層における最も窪みの小さい凹部
30 境界層における最も突出の小さい凸部
36 せん断強度τ2の評価に供する試験片
37 切欠き
39 第1の部材
40 第2の部材
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