特許第6248531号(P6248531)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248531
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】データ収集モジュール
(51)【国際特許分類】
   G01D 9/16 20060101AFI20171211BHJP
   G01D 9/00 20060101ALI20171211BHJP
   G05B 23/02 20060101ALI20171211BHJP
【FI】
   G01D9/16 Z
   G01D9/00 A
   G05B23/02 301V
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-215444(P2013-215444)
(22)【出願日】2013年10月16日
(65)【公開番号】特開2015-78870(P2015-78870A)
(43)【公開日】2015年4月23日
【審査請求日】2016年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】前西 健志
(72)【発明者】
【氏名】大島 勝也
(72)【発明者】
【氏名】田中 義雄
【審査官】 榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−196135(JP,A)
【文献】 特開平07−322662(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 5/00 − 62
G01D 9/00 − 42
G05B 23/00 − 02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正負方向に回転する測定対象物の角度を示す情報と、前記角度に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールであって、
カウンタと、
前記測定対象物の回転角度が所定の角度変化したことを示す角度検出信号と前記測定対象物の回転方向を判別するための信号とを入力し、回転方向が正の場合に、前記角度検出信号毎に前記カウンタのカウント値を増加させ、回転方向が負の場合に、前記角度検出信号毎に前記カウンタのカウント値を減少させるエンコーダ入力部と、
前記カウンタのカウント値を入力し、前記測定対象物の回転方向が測定中に変化しても、前記カウント値があらかじめ設定された前記角度検出信号の分周値に対応した一定間隔の値である場合に、前記カウント値と前記測定データとを関連付けて記録するためのトリガ信号を出力するトリガ生成部と、を備えたことを特徴とするデータ収集モジュール。
【請求項2】
前記トリガ生成部が出力するトリガ信号は、前記角度に対応するアナログの測定データをデジタル変換するためのトリガ信号であることを特徴とする請求項1に記載のデータ収集モジュール。
【請求項3】
正負方向に移動する測定対象物の位置を示す情報と、前記位置に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールであって、
カウンタと、
前記測定対象物の位置が所定距離変化したことを示す位置検出信号と前記測定対象物の移動方向を判別するための信号とを入力し、移動方向が正の場合に、前記位置検出信号毎に前記カウンタのカウント値を増加させ、移動方向が負の場合に、前記位置検出信号毎に前記カウンタのカウント値を減少させるエンコーダ入力部と、
前記カウンタのカウント値を入力し、前記測定対象物の移動方向が測定中に変化しても、前記カウント値があらかじめ設定された前記位置検出信号の分周値に対応した一定間隔の値である場合に、前記カウント値と前記測定データとを関連付けて記録するためのトリガ信号を出力するトリガ生成部と、を備えたことを特徴とするデータ収集モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正負方向に回転または移動する測定対象物の角度または位置を示す情報と、角度または位置に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
図4は、工作機等回転する機械の軸ぶれを監視するシステムの構成例を示すブロック図である。本図において、架台13に工作機10と軸受け12とが固定されており、軸受け12に工作機10の軸が支えられている。軸11には、ロータリーエンコーダ14が取り付けられており、ロータリーエンコーダ14は、軸11の回転を検出して一定量回転する毎にパルス信号を出力する。軸11の近傍には変位センサ15が配置されており、変位センサ15は、軸11のぶれを測定し、アナログの変位信号を出力する。
【0003】
ロータリーエンコーダ14が出力するパルス信号には、一定の角度ピッチで出力されるA相信号とB相信号と、軸11の原点が所定の位置を通過したことを示す原点検出信号とが含まれる。A相信号とB相信号とは僅かに位相がずらされており、どちらが先に出力されるかで回転方向が判別できるようになっている。A相信号とB相信号のいずれも角度検出に用いることができるが、ここでは、A相信号を角度検出に用いるものとする。このため、A相信号を角度検出信号とも称する。
【0004】
本図において、データ収集モジュール300は、エンコーダ入力部310、カウンタ320、アナログ入力部330、AD変換器340、データバッファ350、コントローラ部360を備えている。
【0005】
データ収集モジュール300は、例えば、図示しないPLCに内蔵される。PLCはデータ収集モジュール300が収集したデータに基づいて、工作機10の軸11の回転を制御する。一般に、PLCはマイクロプロセッサを内蔵し、リレー回路を原型としたステートマシンを動作モデルとする制御装置であり、主としてラダー図でプログラミングされる。
【0006】
エンコーダ入力部310には、ロータリーエンコーダ14が出力する原点検出信号、A相信号、B相信号が入力される。A相信号は、角度検出信号としても用いられる。エンコーダ入力部310は、これらのパルス信号からカウンタ320を制御する信号を生成し、カウンタ320に出力する。具体的には、回転方向が正転方向であれば角度検出信号毎にカウント値を増加させる信号を出力し、回転方向が反転方向であれば角度検出信号毎にカウント値を減少させる信号を出力する。また、原点検出信号を検出するとカウント値をリセットする信号を出力する。
【0007】
カウンタ320は、エンコーダ入力部310が出力する信号に基づいてカウントを行ない、カウント値をデータバッファ350に出力する。また、角度検出信号が入力される度にカウンタパルス信号をコントローラ部360に出力する。
【0008】
変位センサ15が出力する変位信号はアンプ16を経由してアナログ入力部330に入力される。アナログ入力部330は、入力された変位信号をAD変換器340に出力する。
【0009】
コントローラ部360は、カウンタ320からカウンタパルス信号を入力すると、AD変換器340に変換開始信号を出力する。AD変換器340は、この変換開始信号が入力されると、アナログ入力部330から入力されたアナログの変位信号をデジタル値の変位データに変換してデータバッファ350に出力する。
【0010】
コントローラ部360は、AD変換器340の変換が終了すると、データバッファ350に保存指令信号を出力する。データバッファ350はこの保存指令信号が入力されると、カウンタ320のカウント値とAD変換器340が出力するデジタル変位データとを関連付けて保存する。コントローラ部360は、モジュール間バスを介して、データバッファ350に保存されたデータを他のモジュールに送信する。
【0011】
図5は、データ収集モジュール300に入力される信号の例を示す図である。本図には、変位センサ15が検出した軸11の軸ぶれを表すアナログ変位信号、軸11の原点が特定の位置に来たことを表す原点検出信号、A相信号(角度検出信号)、B相信号が示されている。上述のように、A相信号、B相信号はいずれも軸11が所定の角度(例えば1度)回転したときに1パルス出力されるが、位相がずれている。A相信号、B相信号のどちらの位相が進んでいるかを検出することにより、軸11の回転方向を特定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特願2012−60428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
カウンタ320のカウント値は、軸11の原点でリセットされ、所定の角度毎に出力される角度検出信号毎に、正転であれば増加し反転であれば減少する。このため、カウンタ320のカウント値は、軸11の回転角度と1対1で対応していることになる。
【0014】
したがって、カウンタパルス毎に変位データ等の測定データをカウント値と関連付けて記録することで、角度毎の測定データを得ることができる。しかしながら、カウンタパルス毎に測定データを記録すると処理負荷が過大になるのに加え、大量のデータ領域が必要となる。このため、カウンタパルスを分周して測定データを記録したい場合がある。例えば、カウンタパルスを4分周して4パルス毎に測定データを記録する等である。
【0015】
ところで、軸11は、正転、反転が可能であるが、カウンタパルス毎に測定データをカウント値と関連付けて記録する場合には、途中で回転方向が変化したとしても、図6(a)に示すように、各カウント値で測定データが記録されることなる。
【0016】
一方、カウンタパルスを分周して測定データを記録する場合には、回転方向が一定であれば、分周値に対応した間隔のカウント値で規則的に測定データが記録されるが、途中で回転方向が変化すると、図6(b)に示すように、測定データを記録するカウント値が不規則になる。
【0017】
カウント値は軸11の回転角度と対応しているため、不規則な回転角度における測定データが記録されることになる。しかしながら、測定内容によっては、規則的な一定間隔の回転角度での測定データを記録したい場合もある。
【0018】
また、このような問題は、移動量を検出するリニアエンコーダに関しても同様に存在する。すなわち、カウンタパルスを分周して測定データを記録する場合に、移動方向が変化すると測定データを記録するカウント値が不規則になり、不規則な位置における測定データが記録されることになる。
【0019】
そこで、本発明は、正負方向に回転または移動する測定対象物の角度または位置を示す情報と、角度または位置に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールにおいて、回転方向または移動方向が変化しても規則的な角度または位置で測定データを記録することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様であるデータ収集モジュールは、正負方向に回転する測定対象物の角度を示す情報と、前記角度に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールであって、カウンタと、前記測定対象物の回転角度が所定の角度変化したことを示す角度検出信号と前記測定対象物の回転方向を判別するための信号とを入力し、回転方向が正の場合に、前記角度検出信号毎に前記カウンタのカウント値を増加させ、回転方向が負の場合に、前記角度検出信号毎に前記カウンタのカウント値を減少させるエンコーダ入力部と、前記カウンタのカウント値を入力し、前記カウント値が所定の規則を満たす場合に、前記カウント値と前記測定データとを関連付けて記録するためのトリガ信号を出力するトリガ生成部と、を備えたことを特徴とする。
ここで、前記トリガ生成部における所定の規則は、前記カウント値が、あらかじめ設定された前記角度検出信号の分周値に対応した一定間隔の値とすることができる。
また、前記トリガ生成部が出力するトリガ信号は、前記角度に対応するアナログの測定データをデジタル変換するためのトリガ信号とすることができる。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様であるデータ収集モジュールは、正負方向に移動する測定対象物の位置を示す情報と、前記位置に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールであって、カウンタと、前記測定対象物の位置が所定距離変化したことを示す位置検出信号と前記測定対象物の移動方向を判別するための信号とを入力し、移動方向が正の場合に、前記位置検出信号毎に前記カウンタのカウント値を増加させ、移動方向が負の場合に、前記位置検出信号毎に前記カウンタのカウント値を減少させるエンコーダ入力部と、前記カウンタのカウント値を入力し、前記カウント値が所定の規則を満たす場合に、前記カウント値と前記測定データとを関連付けて記録するためのトリガ信号を出力するトリガ生成部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、正負方向に回転または移動する測定対象物の角度または位置を示す情報と、角度または位置に対応する測定データとを関連付けて記録するデータ収集モジュールにおいて、回転方向または移動方向が変化しても規則的な角度または位置で測定データを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本実施形態に係るデータ収集モジュールの構成を示すブロック図である。
図2】本実施形態に係るデータ収集モジュールの特徴的動作を説明するフローチャートである。
図3】本実施形態に係るデータ収集モジュールが測定データを記録するカウント値を説明する図である。
図4】工作機等回転する機械の軸ぶれを監視するシステムの構成例を示すブロック図である。
図5】データ収集モジュールに入力される信号の例を示す図である。
図6】従来のデータ収集モジュールが測定データを記録するカウント値を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るデータ収集モジュール100の構成を示すブロック図である。本図において、工作機10、軸11、軸受け12、架台13、ロータリーエンコーダ14、変位センサ15、アンプ16については、従来例と同様であるため、説明を省略する。データ収集モジュール100は、例えば、図示しないPLCに内蔵される。PLCはデータ収集モジュール100が収集したデータに基づいて、工作機10の軸11の回転を制御する。
【0024】
本図に示すように、データ収集モジュール100は、エンコーダ入力部110、カウンタ120、アナログ入力部130、AD変換器140、データバッファ150、コントローラ部160を備えている。
【0025】
エンコーダ入力部110には、ロータリーエンコーダ14が出力する原点検出信号、A相信号、B相信号が入力される。A相信号は、角度検出信号としても用いられる。エンコーダ入力部110は、A相信号とB相信号の入力順に基づいて軸11の回転方向を判定する方向判定部111を備えている。
【0026】
エンコーダ入力部110は、入力されるパルス信号からカウンタ120を制御する信号を生成し、カウンタ120に出力する。具体的には、回転方向が正転方向であれば角度検出信号毎にカウント値を増加させる信号を出力し、回転方向が反転方向であれば角度検出信号毎にカウント値を減少させる信号を出力する。また、原点検出信号を検出するとカウント値をリセットする信号を出力する。
【0027】
カウンタ120は、エンコーダ入力部110が出力する信号に基づいてカウントを行ない、カウント値をデータバッファ150およびコントローラ部160に出力する。すなわち、コントローラ部160には、カウント値が変化したことを示すカウンタパルス信号ではなく、カウント値そのものを出力する。
【0028】
変位センサ15が出力する変位信号はアンプ16を経由してアナログ入力部130に入力される。アナログ入力部130は、入力された変位信号をAD変換器140に出力する。
【0029】
コントローラ部160は、データ収集モジュール100を制御するブロックであり、本実施形態では、AD変換トリガ生成部161を備えている。AD変換トリガ生成部161は、カウンタ120から入力されるカウント値が所定の条件を満たしている場合に、AD変換器140にAD変換のトリガ信号として機能する変換開始信号を出力する。
【0030】
ここで、カウント値が所定の条件を満たす場合とは、カウント値が角度検出信号の分周値に応じた一定間隔の値と一致する場合であるとする。例えば、角度検出信号を4分周して変位信号を記録する場合には、カウント値が4の倍数、すなわち、カウント値の下位2ビットが「00」のときに条件を満たすことになる。また、角度検出信号を2分周して変位信号を記録する場合には、カウント値が2の倍数、すなわち、カウント値の最下位ビットが「0」のときに条件を満たすことになる。
【0031】
AD変換器140は、AD変換トリガ生成部161から変換開始信号が入力されると、アナログ入力部130から入力されたアナログの変位信号をデジタル値の変位データに変換してデータバッファ150に出力する。
【0032】
コントローラ部160は、AD変換器140の変換が終了すると、データバッファ150に保存指令信号を出力する。データバッファ150はこの保存指令信号が入力されると、カウンタ120のカウント値とAD変換器140が出力するデジタル変位データとを関連付けて保存する。コントローラ部160は、モジュール間バスを介して、データバッファ150に保存されたデータを他のモジュールに送信する。
【0033】
次に、本実施形態に係るデータ収集モジュール100の特徴的な動作について図2のフローチャートを参照して説明する。データ収集モジュール100は、角度検出信号に対する分周値の設定をあらかじめ受け付ける(S101)。分周値の設定では、例えば、ユーザから2分周、4分周、8分周等の値を受け付けるようにする。ただし、他の設定等に基づいて分周値を自動的に定めたり、分周値を所定の固定値としておいてもよい。
【0034】
測定を開始すると、エンコーダ入力部110にロータリーエンコーダ14からの角度検出信号が連続的に入力され、エンコーダ入力部110が回転方向に応じてカウンタ120のカウント値を変化させる(S102)。
【0035】
カウンタ120のカウント値が変化すると、コントローラ部160のAD変換トリガ生成部161に、カウント値が入力される(S103)。
【0036】
AD変換トリガ生成部161は、入力されたカウント値が起動条件を満たすかどうかを判定する(S104)。すなわち、カウント値が分周値に応じた一定間隔の値であるかどうか判定を行なう
そして、入力されたカウント値が起動条件を満たす場合には(S104:Yes)、AD変換トリガ生成部161がAD変換器140に対してAD変換のトリガとなる変換開始信号を出力する(S105)。一方、入力されたカウント値が起動条件を満たさない場合には(S104:No)、AD変換器140に対する変換開始信号の出力は行なわない。
【0037】
データ収集モジュール100は、以上の動作を角度検出信号が入力される度に繰り返す(S102〜)。
【0038】
このような動作を行なうことにより、本実施形態に係るデータ収集モジュール100は、図3に示すように、回転方向が変化しても、例えば、4の倍数となる規則的なカウント値で測定データが記録される。カウント値は、軸11の回転角度と対応しているため、一定間隔の規則的な回転角度における測定データが記録されることになる。
【0039】
なお、本実施形態では、アナログの測定データを1種類としていたが、2種類以上としてもよい。この場合、測定データ毎にアナログ入力部130とAD変換器140を設け、AD変換トリガ生成部161は、各AD変換器140に対して同時に変換開始信号を出力するようにする。
【0040】
また、データ収集モジュール100は、軸11の回転角度を検出するロータリーエンコーダ14に代えて、測定対象物の位置を検出するリニアエンコーダを用いた場合にも適用することができる。この場合、リニアエンコーダからは、測定対象物の位置が所定距離変化したことを表わす位置検出信号と、方向判定部111が測定対象物の移動方向を判別するための信号と、測定対象物が所定の位置を通過したことを示す原点検出信号とが入力される。
【0041】
エンコーダ入力部110は、移動方向が正方向であれば位置検出信号毎にカウント値を増加させる信号を出力し、移動方向が負方向であれば位置検出信号毎にカウント値を減少させる信号を出力する。また、原点検出信号を検出するとカウント値をリセットする信号を出力する。
【0042】
また、アナログ入力部130には、測定対象物の位置に応じた測定アナログ信号、例えば、上下の変位量等が入力される。他のブロックについては、上述の実施形態と同様とすることができる。
【符号の説明】
【0043】
10…工作機、11…軸、12…軸受け、13…架台、14…ロータリーエンコーダ、15…変位センサ、16…アンプ、100…データ収集モジュール、110…エンコーダ入力部、111…方向判定部、120…カウンタ、130…アナログ入力部、140…AD変換器、150…データバッファ、160…コントローラ部、161…変換トリガ生成部
図1
図2
図3
図4
図5
図6