(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として前記空き領域を設けることを特徴とする請求項1に記載の情報コード生成方法。
前記コード領域内における前記特定パターン領域の位置、及び複数のコードワードの候補位置が予め規定され、それら規定された前記複数のコードワードの候補位置において、決定された前記空き領域の位置から外れるコードワードの候補位置に、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードをそれぞれ配置することを特徴とする請求項2に記載の情報コード生成方法。
前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記空き領域を、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象領域として構成することを特徴とする請求項1に記載の情報コード生成方法。
前記コード領域の内部において、予め定められた固定領域にフォーマット情報を記録し、前記空き領域を前記固定領域以外の位置に設けることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する第1方式、又は前記情報コード生成装置に対して外部から入力された前記形状指定情報に従った形状に設定する第2方式のいずれかによって決定し、且つ前記空き領域の形状の決定に用いる方式を特定する情報を、前記フォーマット情報として前記固定領域に記録することを特徴とする請求項5に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の大きさを特定する大きさ情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記大きさ情報に応じた大きさで設けることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の基準配置からの回転角度を特定する回転角度情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記回転角度情報に応じた回転角度で配置することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の前記空き領域を配置する上での基準位置を特定する基準位置情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記基準位置を基準として配置することを特徴とする請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の形状を前記形状指定情報に従った形状に設定する方式が用いられる場合、前記情報コード生成装置に対して外部から入力される複数の座標指定情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、且つ前記コード領域内において複数の前記座標指定情報で指定される各位置を前記空き領域の外縁部として定めることを特徴とする請求項5に記載の情報コード生成方法。
前記情報コードに記録すべき解読対象データの一部を、前記固定領域における前記フォーマット情報の記録領域以外の余剰領域に記録し、前記解読対象データの残りを、前記固定領域外のデータ格納領域に記録することを特徴とする請求項5から請求項10のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けること特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報コード生成方法。
前記識別表示部を、前記データ記録領域に配列される前記セルとは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成することを特徴とする請求項12に記載の情報コード生成方法。
前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として前記空き領域が設けられていることを特徴とする請求項18に記載の情報コード。
前記コード領域内における前記特定パターン領域の位置、及び複数のコードワードの候補位置が予め規定され、それら規定された前記複数のコードワードの候補位置において、決定された前記空き領域の位置から外れるコードワードの候補位置に、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードがそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項19に記載の情報コード。
前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記空き領域が、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象領域として構成されていることを特徴とする請求項18に記載の情報コード。
前記コード領域の内部において、予め定められた固定領域にフォーマット情報が記録され、前記空き領域が前記固定領域以外の位置に設けられていることを特徴とする請求項18から請求項21のいずれか一項に記載の情報コード。
前記空き領域は、複数の前記候補形状の中から選定する第1方式、又は前記形状指定情報に従った形状に設定する第2方式のいずれかによって形状が決定されており、且つ前記空き領域の形状の決定に用いられた方式を特定する情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されていることを特徴とする請求項22に記載の情報コード。
前記空き領域は、複数の前記候補形状の中から選定する方式で形状が決定されており、その選定された当該候補形状の大きさを特定する大きさ情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されており、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記大きさ情報に応じた大きさで設けられていることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の情報コード。
前記空き領域は、複数の前記候補形状の中から選定する方式で形状が決定されており、その選定された当該候補形状の基準配置からの回転角度を特定する回転角度情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されており、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記回転角度情報に応じた回転角度で配置されていることを特徴とする請求項22から請求項24のいずれか一項に記載の情報コード。
前記空き領域は、複数の前記候補形状の中から選定する方式で形状が決定されており、その選定された当該候補形状の前記空き領域を配置する上での基準位置を特定する基準位置情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されており、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記基準位置を基準として配置されていることを特徴とする請求項22から請求項25のいずれか一項に記載の情報コード。
複数の座標指定情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されており、前記コード領域内において複数の前記座標指定情報で指定される各位置が前記空き領域の外縁部として定められていることを特徴とする請求項22に記載の情報コード。
前記情報コードに記録すべき解読対象データの一部が、前記固定領域における前記フォーマット情報の記録領域以外の余剰領域に記録され、前記解読対象データの残りが、前記固定領域外のデータ格納領域に記録されていることを特徴とする請求項22から請求項27のいずれか一項に記載の情報コード。
前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部が設けられていること特徴とする請求項18から請求項22のいずれか一項に記載の情報コード。
前記識別表示部は、前記データ記録領域に配列される前記セルとは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成されていることを特徴とする請求項29に記載の情報コード。
前記情報コードは、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として前記空き領域が設けられていることを特徴とする請求項35に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、前記コード領域内における前記特定パターン領域の位置、及び複数のコードワードの候補位置が予め規定され、それら規定された前記複数のコードワードの候補位置において、決定された前記空き領域の位置から外れるコードワードの候補位置に、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードがそれぞれ配置されてなるものであり、
前記解読部は、
前記空き領域の位置を検出する空き領域検出部と、
予め規定された前記複数のコードワードの候補位置と、前記空き領域検出部によって検出された前記空き領域の位置とに基づいて、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードの位置を特定するコードワード特定部と、
を備え、
前記コードワード特定部によって特定された前記データ記録領域のコードワードを解読することを特徴とする請求項36に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられ、前記空き領域が、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象領域として構成されており、
前記解読部は、前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記誤り訂正符号記録領域に記録された前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行い、前記データ記録領域に記録されたデータを解読することを特徴とする請求項35に記載の情報コード読取装置。
前記解読部は、前記空き領域の位置を検出する空き領域検出部を備え、前記空き領域検出部によって検出された前記空き領域の位置と、前記誤り訂正符号記録領域に記録された前記誤り訂正符号とに基づき、前記空き領域の位置を誤り位置として消失訂正を行い、前記データ記録領域に記録されたデータを解読することを特徴とする請求項38に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、前記空き領域の形状が、複数の前記候補形状の中から選定する第1方式、又は前記形状指定情報に従った形状に設定する第2方式のいずれかによって決定されたものであり、且つ前記空き領域の形状の決定に用いられた方式を特定する情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録されており、
前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の形状が前記第1方式又は前記第2方式のいずれの方式で決定されたものであるかを特定することを特徴とする請求項40に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、複数の前記候補形状の中から選定する方式で前記空き領域の形状が決定されている場合、その選定された当該候補形状の大きさを特定する大きさ情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録され、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記大きさ情報に応じた大きさで設けられており、
前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の大きさを特定することを特徴とする請求項40又は請求項41に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、複数の前記候補形状の中から選定する方式で前記空き領域の形状が決定されている場合、その選定された当該候補形状の基準配置からの回転角度を特定する回転角度情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録され、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記回転角度情報に応じた回転角度で配置されており、
前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の回転角度を特定することを特徴とする請求項40から請求項42のいずれか一項に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、複数の前記候補形状の中から選定する方式で前記空き領域の形状が決定されている場合、その選定された当該候補形状の前記空き領域を配置する上での基準位置を特定する基準位置情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録され、当該候補形状の前記空き領域が、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記基準位置を基準として配置されており、
前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の位置を特定することを特徴とする請求項40から請求項43のいずれか一項に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、前記形状指定情報に従った方式で前記空き領域の形状が決定されている場合、複数の座標指定情報が前記フォーマット情報として前記固定領域に記録され、前記コード領域内において複数の前記座標指定情報で指定される各位置が前記空き領域の外縁部として定められており、
前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の位置を特定することを特徴とする請求項40に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、当該情報コードに記録すべき解読対象データの一部が、前記固定領域における前記フォーマット情報の記録領域以外の余剰領域に記録され、前記解読対象データの残りが、前記固定領域外のデータ格納領域に記録されており、
前記解読部は、前記固定領域における前記余剰領域の記録内容と前記データ格納領域の記録内容とを読み取ることで、前記解読対象データを解読することを特徴とする請求項40から請求項45のいずれか一項に記載の情報コード読取装置。
前記情報コードは、前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部が設けられており、
前記識別表示部を検出する識別表示検出部を有することを特徴とする請求項35から請求項40のいずれか一項に記載の情報コード読取装置。
前記情報コード生成装置は、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域、前記データ記録領域、前記誤り訂正符号記録領域以外の位置に、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として前記空き領域を設ける構成で前記情報コードを生成することを特徴とする請求項53に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記コード領域内における前記特定パターン領域の位置、及び複数のコードワードの候補位置を予め定めた規定に従い、前記複数のコードワードの候補位置において、決定された前記空き領域の位置から外れるコードワードの候補位置に、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードをそれぞれ配置する構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、
前記空き領域の位置を検出する空き領域検出部と、
予め規定された前記複数のコードワードの候補位置と、前記空き領域検出部によって検出された前記空き領域の位置とに基づいて、前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードの位置を特定するコードワード特定部と、
を備え、
前記コードワード特定部によって特定された前記データ記録領域のコードワード及び前記誤り訂正符号記録領域のコードワードを解読することを特徴とする請求項54に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記コード領域の内部に、前記特定パターン領域と、前記データ記録領域と、複数種類の前記セルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設け、前記空き領域を、前記誤り訂正符号による誤り訂正の対象領域として構成するように前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記誤り訂正符号記録領域に記録された前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行い、前記データ記録領域に記録されたデータを解読することを特徴とする請求項53に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記空き領域の位置を検出する空き領域検出部を備え、前記空き領域検出部によって検出された前記空き領域の位置と、前記誤り訂正符号記録領域に記録された前記誤り訂正符号とに基づき、前記空き領域の位置を誤り位置として消失訂正を行い、前記データ記録領域に記録されたデータを解読することを特徴とする請求項56に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記コード領域の内部において、予め定められた固定領域にフォーマット情報を記録し、前記空き領域を前記固定領域以外の位置に設ける構成で前記情報コードを生成することを特徴とする請求項53から請求項57のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する第1方式、又は前記情報コード生成装置に対して外部から入力された前記形状指定情報に従った形状に設定する第2方式のいずれかによって決定し、且つ前記空き領域の形状の決定に用いる方式を特定する情報を、前記フォーマット情報として前記固定領域に記録する構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の形状が前記第1方式又は前記第2方式のいずれの方式で決定されたものであるかを特定することを特徴とする請求項58に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の大きさを特定する大きさ情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記大きさ情報に応じた大きさで設けるように前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の大きさを特定することを特徴とする請求項58又は請求項59に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の基準配置からの回転角度を特定する回転角度情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記回転角度情報に応じた回転角度で配置するように前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の回転角度を特定することを特徴とする請求項58から請求項60のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の形状を複数の前記候補形状の中から選定する方式が用いられる場合において、いずれかの前記候補形状が選定される場合に、当該候補形状の前記空き領域を配置する上での基準位置を特定する基準位置情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、当該候補形状の前記空き領域を、前記コード領域内において前記固定領域に記録される前記基準位置を基準として配置するように前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の位置を特定することを特徴とする請求項58から請求項61のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の形状を前記形状指定情報に従った形状に設定する方式が用いられる場合、前記情報コード生成装置に対して外部から入力される複数の座標指定情報を前記フォーマット情報として前記固定領域に記録し、且つ前記コード領域内において複数の前記座標指定情報で指定される各位置を前記空き領域の外縁部として定める構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域に記録される前記フォーマット情報に基づいて、前記空き領域の位置を特定することを特徴とする請求項58に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記情報コードに記録すべき解読対象データの一部を、前記固定領域における前記フォーマット情報の記録領域以外の余剰領域に記録し、前記解読対象データの残りを、前記固定領域外のデータ格納領域に記録する構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置の前記解読部は、前記固定領域における前記余剰領域の記録内容と前記データ格納領域の記録内容とを読み取ることで、前記解読対象データを解読することを特徴とする請求項58から請求項63のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けた構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置は、前記識別表示部を検出する識別表示検出部を有することを特徴とする請求項53から請求項58のいずれか一項に記載の情報コード利用システム。
前記情報コード生成装置は、前記識別表示部を、前記データ記録領域に配列される前記セルとは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成し、
前記識別表示検出部は、前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から前記異種セルを検出することを特徴とする請求項65に記載の情報コード利用システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本願発明者らは、コード領域内にデザインやマークなどをより自由に表示し得る情報コードとして、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域(空き領域)をコード領域内に設ける構成を想定するに至った。しかしながら、このような空き領域を設ける場合、空き領域が単一の固定形状に限定されてしまうと、例えば、空き領域内での表示内容に対して必要以上に空き領域が大きすぎる場合や、或いは、空き領域内での表示エリアの外形と空き領域の外形とが大きく異なっている場合など、表示内容からすれば、もう少しデータを記録できる構成であるのに、空き領域の固定形状がスペースを割いてしまい、データ配置の効率化が阻害されてしまう場合がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域(空き領域)をコード領域内に任意に設ける上で有利な構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを情報コード生成装置によって生成する情報コード生成方法であって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設け、且つ前記空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は前記情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定することを特徴とする。
【0008】
第2の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを情報コード生成装置によって生成する情報コード生成方法であって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設け、且つ前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設け
、
前記識別表示部を、可視光とは異なる所定波長帯の光が照射されたときに視認可能となり、前記所定波長帯とは異なる可視光波長帯のときに視認不能となる特殊インクによって構成することを特徴とする。
【0009】
第3の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードであって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けられており、
前記空き領域は、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は所定の形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって形状が決定されたものであることを特徴とする。
【0010】
第4の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コー
ドであって、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域と
が設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域
が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設け
られており、
前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部
が設けられ、
前記識別表示部は、可視光とは異なる所定波長帯の光が照射されたときに視認可能となり、前記所定波長帯とは異なる可視光波長帯のときに視認不能となる特殊インクによって構成されていることを特徴とする。
【0011】
第5の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを読み取る情報コード読取装置であって、
前記情報コードは、前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けられており、前記空き領域は、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は所定の形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって形状が決定されたものであり、
前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域に記録されたデータを解読する解読部と、
を有することを特徴とする。
【0012】
第6の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを読み取る情報コード読取装置であって、
前記情報コードは、前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とが設けられ、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域が、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設けられ、前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部が設けられており、
前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域に記録されたデータを解読する解読部と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から前記識別表示部を検出する識別表示検出部と、
を有
し、
前記識別表示部は、可視光とは異なる所定波長帯の光が照射されたときに視認可能となり、前記所定波長帯とは異なる可視光波長帯のときに視認不能となる特殊インクによって構成されており、
前記所定波長帯の光を照射する照射部を備え、
前記撮像部は、前記照射部によって前記所定波長帯の光が照射されている状態で前記情報コードを撮像し得る構成であり、
前記識別表示検出部は、前記照射部によって前記所定波長帯の光が照射されている状態での前記情報コードの撮像画像において前記特殊インクの領域を検出することを特徴とする。
【0013】
第7の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを生成する情報コード生成装置と、
前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを読み取る情報コード読取装置と、
を備えた情報コード利用システムであって、
前記情報コード生成装置は、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設け、且つ前記空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は前記情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定し、
前記情報コード読取装置は、
前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域に記録されたデータを解読する解読部と、
を有することを特徴とする。
【0014】
第8の発明は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コードを生成する情報コード生成装置と、
前記情報コード生成装置によって生成された前記情報コードを読み取る情報コード読取装置と、
を備えた情報コード利用システムであって、
前記情報コード生成装置は、
前記コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類の前記セルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、前記コード領域の内部において、前記特定パターン領域以外の位置に、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を、単一の前記セルのサイズよりも大きい所定サイズで設け、前記空き領域の境界部又は前記境界部に隣接する位置に、前記データ記録領域における前記セルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けた構成で前記情報コードを生成し、
前記情報コード読取装置は、
前記情報コードを撮像可能な撮像部と、
前記撮像部によって前記情報コードが撮像された場合に、前記データ記録領域に記録されたデータを解読する解読部と、
前記撮像部によって撮像された前記情報コードの撮像画像から前記識別表示部を検出する識別表示検出部と、
を有
し、
前記情報コード生成装置は、前記識別表示部を、可視光とは異なる所定波長帯の光が照射されたときに視認可能となり、前記所定波長帯とは異なる可視光波長帯のときに視認不能となる特殊インクによって構成し、
前記情報コード読取装置は、前記所定波長帯の光を照射する照射部を備え、
前記撮像部は、前記照射部によって前記所定波長帯の光が照射されている状態で前記情報コードを撮像し、
前記識別表示検出部は、前記照射部によって前記所定波長帯の光が照射されている状態での前記情報コードの撮像画像において前記特殊インクの領域を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明では、コード領域の内部において特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。更に、空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定するため、空き領域の形状が一律の固定形状に定まらず、空き領域の形状を選定する上での自由度を高めることができる。このため、空き領域の形状を空き領域内の表示内容に合わせやすくなり、ひいては、より効率的なデータ配置が可能になる。
【0016】
請求項2の発明によれば、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コードを生成することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
【0017】
請求項3の発明によれば、空き領域の位置特定により各コードワードの位置特定が可能となる情報コードを生成することができ、空き領域をより自由に構成可能としつつ、各コードワードの位置を特定され易くすることができる。例えば、このような情報コードを生成すれば、当該情報コードを読み取る読取装置は、予め規定された複数のコードワードの候補位置と空き領域の位置が把握できれば、データ記録領域のコードワード及び誤り訂正符号記録領域のコードワードをそれぞれ特定することが可能となる。
【0018】
請求項4の発明によれば、コード領域においてデータの記録が予定された領域の一部を空き領域として構成し、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で利用することを可能としつつ、空き領域の表示によって予定されたデータに誤りが生じた場合には、誤り訂正符号によって誤りを訂正することができる。
【0019】
請求項5の発明によれば、空き領域がどのような配置であっても、予め定められた固定領域を読み取ることでフォーマット情報を把握できるようになる。
【0020】
請求項6の発明によれば、空き領域をより自由に選定し得る方法で情報コードを生成することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状をより正確に特定できるようになる。
【0021】
請求項7の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさについても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさをもより正確に特定することが可能となる。
【0022】
請求項8の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、回転角度についても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の回転角度をもより正確に特定することが可能となる。
【0023】
請求項9の発明によれば、明確な基準位置に基づいて空き領域を配置することができるため、情報コードを生成する際に空き領域を所望の位置に正確に配置し易くなり、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報で特定される基準位置に基づいて空き領域の実際の位置をより正確に特定し易くなる。
【0024】
請求項10の発明によれば、情報コードを生成する際に、空き領域の外縁部をより自由に設定することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、設定された空き領域の外縁部をより正確に認識し易くなる。
【0025】
請求項11の発明によれば、フォーマット情報の記録用に用いる固定領域を、解読対象データの記録領域としても利用できるため、より多くのデータをより効率的に記録することが可能となる。
【0026】
請求項1
2の発明によれば、空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置にデータ記録領域におけるセルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けることができるため、情報コードを読み取る際には、この識別表示部を認識することで空き領域の位置をより正確に特定することが可能となる。
なお、空き領域の境界部とは、例えば空き領域内における当該空き領域の境界に沿った外縁部などであり、空き領域の境界部に隣接する位置とは、例えば、空き領域の外側の領域(空き領域外)における当該空き領域の境界に沿った部分などである。
【0027】
請求項14の発明によれば、識別表示部を、所定の線形状の輪郭線によって構成することができるため、情報コードを読み取る際には、この所定の線形状の輪郭線を認識することで空き領域の位置をより正確に特定することが可能となる。
【0028】
請求項15の発明によれば、識別表示部を、データ記録領域に配列されるセルとは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成することができるため、情報コードを読み取る際には、この異種セルを認識することで空き領域の位置をより正確に特定することが可能となる。
【0029】
請求項16の発明によれば、可視光とは異なる所定波長帯の光を照射することで空き領域の位置が特定可能となる情報コードを実現することができる。また、この情報コードは、上記所定波長帯とは異なる可視光波長帯の光が照射されるときには特殊インクが視認不能となるため、通常環境下では特殊インクが空き領域やデータ記録領域などの表示の邪魔になりにくくなる。
【0030】
請求項17の発明によれば、識別表示部を、複数の記号によって構成することができるため、情報コードを読み取る際には、この複数の記号を認識することで空き領域の位置をより正確に特定することが可能となる。
【0031】
請求項18の発明では、コード領域の内部において特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、前記データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。更に、空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定するため、空き領域の形状が一律の固定形状に定まらず、空き領域の形状を選定する上での自由度を高めることができる。このため、空き領域の形状を空き領域内の表示内容に合わせやすくなり、ひいては、より効率的なデータ配置が可能になる。
【0032】
請求項19の発明によれば、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コードを生成することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
【0033】
請求項20の発明によれば、空き領域の位置特定により各コードワードの位置特定が可能となる情報コードを実現することができ、空き領域をより自由に構成可能としつつ、各コードワードの位置を特定され易くすることができる。例えば、このような情報コードを実現すれば、当該情報コードを読み取る読取装置は、予め規定された複数のコードワードの候補位置と空き領域の位置が把握できれば、データ記録領域のコードワード及び誤り訂正符号記録領域のコードワードをそれぞれ特定することが可能となる。
【0034】
請求項21の発明によれば、コード領域においてデータの記録が予定された領域の一部を空き領域として構成し、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で利用することを可能としつつ、空き領域の表示によって予定されたデータに誤りが生じた場合には、誤り訂正符号によって誤りを訂正することができる。
【0035】
請求項22の発明によれば、空き領域がどのような配置であっても、予め定められた固定領域を読み取ることでフォーマット情報を把握できるようになる。
【0036】
請求項23の発明によれば、空き領域をより自由に選定し得る方法で情報コードを生成することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状をより正確に特定できるようになる。
【0037】
請求項24の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさについても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさをもより正確に特定することが可能となる。
【0038】
請求項25の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、回転角度についても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の回転角度をもより正確に特定することが可能となる。
【0039】
請求項26の発明によれば、明確な基準位置に基づいて空き領域を配置することができるため、情報コードを生成する際に空き領域を所望の位置に正確に配置し易くなり、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報で特定される基準位置に基づいて空き領域の実際の位置をより正確に特定し易くなる。
【0040】
請求項27の発明によれば、情報コードを生成する際に、空き領域の外縁部をより自由に設定することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、設定された空き領域の外縁部をより正確に認識し易くなる。
【0041】
請求項28の発明によれば、フォーマット情報の記録用に用いる固定領域を、解読対象データの記録領域としても利用できるため、より多くのデータをより効率的に記録することが可能となる。
【0042】
請求項2
9の発明では、空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置にデータ記録領域におけるセルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部が設けられているため、読取装置にこの識別表示部を認識させ、空き領域の位置をより正確に把握させることができる。
【0043】
請求項31の発明では、識別表示部が所定の線形状の輪郭線によって構成されているため、読取装置にこの所定の線形状の輪郭線を認識させ、空き領域の位置をより正確に把握させることができる。
【0044】
請求項32の発明では、識別表示部が、データ記録領域に配列されるセルとは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成されているため、読取装置にこの異種セルを認識させ、空き領域の位置をより正確に把握させることができる。
【0045】
請求項33の発明によれば、可視光とは異なる所定波長帯の光を照射することで空き領域の位置が特定可能となる情報コードを実現することができる。また、この情報コードは、上記所定波長帯とは異なる可視光波長帯の光が照射されるときには特殊インクが視認不能となるため、通常環境下では特殊インクが空き領域やデータ記録領域などの表示の邪魔になりにくくなる。
【0046】
請求項34の発明によれば、識別表示部を、複数の記号によって構成することができるため、情報コードを読み取る際には、この複数の記号を認識することで空き領域の位置をより正確に特定することが可能となる。
【0047】
請求項35の発明によれば、空き領域の形状を空き領域内の表示内容に合わせやすい特徴的な情報コードを読み取り対象とする読取装置を実現できる。
【0048】
請求項36の発明によれば、データ記録領域については誤り訂正符号記録領域の記録内容に基づいて誤りを訂正することが可能となり、空き領域については、誤り訂正の対象としないように扱うことができる。
【0049】
請求項37の発明によれば、空き領域をより自由に構成しやすい情報コードを読取対象とし、この情報コードに設けられた空き領域の位置、及び各コードワードの位置をより正確に特定することが可能な読取装置を実現することができる。
【0050】
請求項38の発明では、コード領域においてデータの記録が予定された領域の一部を空き領域として利用することを可能としつつ、空き領域の表示によって予定されたデータに誤りが生じた場合に、誤り訂正符号によって誤りを訂正することができる。
【0051】
請求項39の発明では、空き領域の位置を既知の誤り位置として消失訂正を行うことができるため、誤り位置が不明な場合の誤り訂正よりも訂正効率を高めることができる。例えば、このような消失訂正を前提とすれば、誤り訂正が可能となる領域をより広げやすいため、空き領域をより大きく確保しやすくなり、空き領域をより一層自由に構成しやすくなる。
【0052】
請求項40の発明によれば、空き領域がどのような配置であっても、予め定められた固定領域を読み取ることでフォーマット情報を把握できるようになる。
【0053】
請求項41の発明によれば、空き領域をより自由に選定しやすい情報コードを読み取り対象として、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状をより正確に特定できるようになる。
【0054】
請求項42の発明によれば、空き領域の形状及び大きさを任意に設定し得る情報コードを読み取り対象として、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状及び大きさをより正確に特定できるようになる。
【0055】
請求項43の発明によれば、空き領域の形状及び回転角度を任意に設定し得る情報コードを読み取り対象として、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状及び回転角度をより正確に特定できるようになる。
【0056】
請求項44の発明によれば、明確な基準位置に基づいて空き領域が定められた情報コードを読み取り対象として、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の実際の位置をより正確に特定し易くなる。
【0057】
請求項45の発明によれば、空き領域の外縁部をより自由に設定し得る情報コードを読み取り対象として、固定領域に記録されたフォーマット情報により、設定された空き領域の外縁部をより正確に認識し易くなる。
【0058】
請求項46の発明によれば、フォーマット情報の記録用に用いる固定領域を解読対象データの記録領域としても利用し得る情報コードを読み取り対象として、当該情報コードの解読対象データをより確実に解読できるようになる。
【0059】
請求項4
7の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた識別表示部を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握可能となる。
【0060】
請求項49の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた所定の線形状の輪郭線を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0061】
請求項50の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた異種セルを識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0062】
請求項51の発明によれば、可視光とは異なる所定波長帯の光を照射し、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた特殊インクが視認可能となった状態で情報コードを撮像することができるため、その撮像画像における特殊インクの位置を識別表示検出部によって確実に検出することができ、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0063】
請求項52の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた複数の記号を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握可能となる。
【0064】
請求項53の発明では、コード領域の内部において特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域である空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる領域であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。更に、空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定するため、空き領域の形状が一律の固定形状に定まらず、空き領域の形状を選定する上での自由度を高めることができる。このため、空き領域の形状を空き領域内の表示内容に合わせやすくなり、ひいては、より効率的なデータ配置が可能になる。
【0065】
請求項54の発明によれば、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コードを生成することができる。特に、空き領域は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
【0066】
請求項55の発明によれば、空き領域をより自由に構成しやすい情報コードを読取対象とし、この情報コードに設けられた空き領域の位置、及び各コードワードの位置をより正確に特定することが可能な読取装置を実現することができる。
【0067】
請求項56の発明では、コード領域においてデータの記録が予定された領域の一部を空き領域として利用することを可能としつつ、空き領域の表示によって予定されたデータに誤りが生じた場合に、誤り訂正符号によって誤りを訂正することができる。
【0068】
請求項57の発明では、空き領域の位置を既知の誤り位置として消失訂正を行うことができるため、誤り位置が不明な場合の誤り訂正よりも訂正効率を高めることができる。例えば、このような消失訂正を前提とすれば、誤り訂正が可能となる領域をより広げやすいため、空き領域をより大きく確保しやすくなり、空き領域をより一層自由に構成しやすくなる。
【0069】
請求項58の発明によれば、空き領域がどのような配置であっても、予め定められた固定領域を読み取ることでフォーマット情報を把握できるようになる。
【0070】
請求項59の発明によれば、空き領域をより自由に選定し得る方法で情報コードを生成することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状をより正確に特定できるようになる。
【0071】
請求項60の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさについても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の大きさをもより正確に特定することが可能となる。
【0072】
請求項61の発明によれば、空き領域の形状だけでなく、回転角度についても、より自由に設定できるようになる。そして、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、空き領域の形状だけでなく、空き領域の回転角度をもより正確に特定することが可能となる。
【0073】
請求項62の発明によれば、明確な基準位置に基づいて空き領域を配置することができるため、情報コードを生成する際に空き領域を所望の位置に正確に配置し易くなり、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報で特定される基準位置に基づいて空き領域の実際の位置をより正確に特定し易くなる。
【0074】
請求項63の発明によれば、情報コードを生成する際に、空き領域の外縁部をより自由に設定することができ、この情報コードの読み取りの際には、固定領域に記録されたフォーマット情報により、設定された空き領域の外縁部をより正確に認識し易くなる。
【0075】
請求項64の発明によれば、フォーマット情報の記録用に用いる固定領域を、解読対象データの記録領域としても利用できるため、より多くのデータをより効率的に記録することが可能となる。
【0076】
請求項6
5の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた識別表示部を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握可能となる。
【0077】
請求項67の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた所定の線形状の輪郭線を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0078】
請求項68の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた異種セルを識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0079】
請求項69の発明によれば、可視光とは異なる所定波長帯の光を照射し、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた特殊インクが視認可能となった状態で情報コードを撮像することができるため、その撮像画像における特殊インクの位置を識別表示検出部によって確実に検出することができ、空き領域の位置をより正確に把握することが可能となる。
【0080】
請求項70の発明によれば、読取対象となる情報コードの空き領域の境界部又は境界部に隣接する位置に設けられた複数の記号を識別表示検出部によって検出することができるため、空き領域の位置をより正確に把握可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0082】
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す情報コード利用システム1は、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列した情報コード100を生成する情報コード生成装置2と、情報コード生成装置2によって生成された情報コード100を読み取る情報コード読取装置10とを備えた構成をなしている。
【0083】
(情報コード生成装置)
情報コード生成装置2は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置として構成されており、CPUなどからなる制御部3と、キーボード、マウス、その他の入力装置からなる操作部4と、ROM、RAM、HDD、不揮発性メモリ等の記憶装置からなる記憶部5と、公知の表示装置(液晶ディスプレイやその他の表示デバイス)などからなる表示部6と、外部装置と有線通信或いは無線通信を行うための通信インタフェースとして機能する通信部7と、公知のプリンタ等と同様のハードウェア構成をなし且つ制御部3からの印刷データに基づいて情報コード100等を印刷可能な印刷部8(印刷装置)とを備えている。
【0084】
(情報コード読取装置)
次に、情報コード読取装置10の全体構成について説明する。
図2に示すように、情報コード読取装置10は、ハードウェア的には二次元コードを読取可能なコードリーダとして構成されており、図示しないケースによって外郭が構成され、このケース内に各種電子部品が収容された構成をなしている。
【0085】
この情報コード読取装置10は、主に、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等の光学系と、メモリ35、制御回路40、操作スイッチ42、液晶表示装置46等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系と、電源スイッチ41、電池49等の電源系と、から構成されている。なお、これらは、図略のプリント配線板に実装あるいはケース(図示略)内に内装されている。
【0086】
光学系は、照明光源21、受光センサ23、フィルタ25、結像レンズ27等から構成されている。照明光源21は、照明光Lfを発光可能な照明光源として機能するもので、例えば、赤色のLEDとこのLEDの出射側に設けられる拡散レンズ、集光レンズ等とから構成されている。本実施形態では、受光センサ23を挟んだ両側に照明光源21が設けられており、ケースに形成された読取口(図示略)を介して読取対象物Rに向けて照明光Lfを照射可能に構成されている。この読取対象物Rとしては、例えば、樹脂材料、金属材料等の様々な対象が考えられ、このような読取対象物Rに例えば
図1のような情報コード100(後述)が印刷、ダイレクトマーキングなどによって形成されている。
【0087】
受光センサ23は、情報コード100(後述)を撮像可能な「撮像部」の一例に相当し、読取対象物Rや情報コード100に照射されて反射した反射光Lrを受光可能に構成されるもので、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を2次元に配列したエリアセンサが、これに相当する。この受光センサ23は、結像レンズ27を介して入射する入射光を受光面23aで受光可能に図略のプリント配線板に実装されている。
【0088】
フィルタ25は、例えば反射光Lrの波長相当以下の光の通過を許容し、当該波長相当を超える光の通過を遮断し得る光学的なローパスフィルタで、ケースに形成された読取口(図示略)と結像レンズ27との間に設けられている。これにより、反射光Lrの波長相当を超える不要な光が受光センサ23に入射することを抑制している。また、結像レンズ27は、例えば、鏡筒とこの鏡筒内に収容される複数の集光レンズとによって構成されており、本実施形態では、ケースに形成された読取口(図示略)に入射する反射光Lrを集光し、受光センサ23の受光面23aに情報コード100のコード画像を結像するように構成されている。
【0089】
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、操作スイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40及びメモリ35を中心として構成され、前述した光学系によって撮像された情報コード100の画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。
【0090】
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力され、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力され、当該メモリ35の画像データ蓄積領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
【0091】
メモリ35は、半導体メモリ装置などによって構成され、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)等がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、前述した画像データ蓄積領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、後述する読取処理等を実行可能な所定プログラムやその他、照明光源21、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
【0092】
制御回路40は、情報コード読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるものであり、情報処理機能を有している。この制御回路40には、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)が接続されており、本実施形態の場合、電源スイッチ41、操作スイッチ42、LED43、ブザー44、液晶表示装置46、通信インタフェース48等が接続されている。また、通信インタフェース48には、情報コード読取装置10の上位システムに相当するホストコンピュータHSTなどを接続できるようになっている。
【0093】
電源系は、電源スイッチ41、電池49等により構成されており、制御回路40により管理される電源スイッチ41のオンオフによって、上述した各装置や各回路に、電池49から供給される駆動電圧の導通や遮断が制御されている。なお、電池49は、所定の直流電圧を発生可能な2次電池で、例えば、リチウムイオン電池等がこれに相当する。
【0094】
(情報コード)
次に、
図1の情報コード利用システムで利用される情報コード100について
図1、
図5等を参照して説明する。なお、
図1の例と
図5右図の例では、セル配列や特定パターンのサイズが若干異なるが基本的な考えは同様であり、同様の特徴を有している。
図1、
図5等に示す情報コード100は、例えば上述の情報コード生成装置2によって生成されるものであり、所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセル102を配列した構成となっている。なお、
図1、
図5等の情報コード100において、「コード領域」は、複数配列された暗色セルを全て含み得る矩形状の領域であり、具体的には、3つの位置検出パターン(切り出しシンボル)104を全て含む最小の正方形又は長方形領域となっている。なお、
図1、
図5等の例では、複数のセル102が、矩形状(例えば外径が正方形状)の明色(白色)セル及び暗色(黒色)セルのいずれかによって構成されており、コード領域の内部において後述する空き領域110の周囲にこれらセル102がマトリックス状に配置されている。また、情報コード100において上記コード領域の周囲には、当該コード領域を取り囲むように明色又は暗色のマージン領域が構成されるようになっており、
図1、
図5等の例では、明色のマージン領域がコード領域の周囲に隣接して配置されている。
【0095】
この情報コード100は、矩形状(例えば、正方形状或いは長方形状等)のコード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターンが配置される特定パターン領域と、複数種類のセル102によってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類のセル102によって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられている。
図1、
図5等のように、情報コード100の特定パターンは、例えば、QRコード(登録商標)の公知の所定型番(
図5の例では、JIS等で規格化されたQRコードの所定型番)の特定パターンと同一の形状及び位置となっており、
図1、
図5等の例では、コード領域の3つの角部にそれぞれ、特定パターンとしての位置検出パターン(切り出しシンボル)104が配置されている。また、上記所定型番において予め定められた位置に、特定パターンとしてのタイミングパターン106やアライメントパターン108も設けられている。このように、情報コード100では、予め定められた位置に決まった形状の特定パターン(位置検出パターン104、タイミングパターン106、アライメントパターン108(
図5では省略))が配置されるようになっている。特定パターン領域は、例えば明色セル及び暗色セルを配列し、単一のセルサイズよりも大きい固定パターン(固定図形)を表した領域であり、例えば、同一の型番の情報コードでは、同一の特定パターン領域が同一の位置に配置され、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域や、空き領域のみが異なるように構成される。なお、コード領域の内部において、後述する空き領域110以外の位置は、このような特定パターンの領域、記録領域(データ記録領域及び誤り訂正符号記録領域のいずれかからなる領域)などによって構成されている。
【0096】
情報コード100のセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(コードワードの配置順序を特定するアドレス)等は読取装置がどのような方法で把握してもよい。例えば、情報コード100の種別において複数の型番が設けられていてもよく、この場合、型番毎にセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)が予め定められていればよい。そして、型番情報がコード領域内の決められた位置(予約領域)に配置されていれば、読取装置はこの型番情報に基づいて情報コード100のセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)を把握できるようになる。なお、この方法に限定されるものではなく、読取装置が把握し得る方法であれば他の方法でもよい。
【0097】
そして、コード領域の内部において、特定パターン領域、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域以外の位置には、セル102によってデータが記録されない領域であり且つ誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域である空き領域110が、単一のセル102のサイズよりも大きいサイズで設けられている。
図1、
図5等の例では、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域がコード領域の周縁に沿って環状且つ矩形状に配置されており、コード領域の中央部に空き領域110が構成されている。なお、この空き領域110の配置の方法は後述する。
【0098】
以下の説明では、
図5右図のような上記所定型番に対応する構成と、
図5左図のような所定型番よりもサイズが小さい別の型番(Ver.番号)とが対応付けられ、
図5右図の情報コード100の各コードワードの位置と、
図5左図の他種コード120の各コードワードの位置とが
図5下図のような配置変換表によって対応付けられている例を代表例として説明する。この例では、
図5左図の他種コード120で格納し得るデータ量であれば、
図5右図のような情報コード100により空き領域110を設けた上で表現できるようになっている。逆に、
図5右図の情報コード100を読み取る場合には、情報コード100の各コードワードを、
図5左図のような他種コード120のコードワードとして読み取ることができるようになっている。
【0099】
また、
図5右図では、空き領域110の周囲に配置される各コードワードの領域を破線枠等によって概念的に示している。また、フォーマット情報を記録する領域(所定位置105)は、所定種類のハッチングにて概念的に示している。なお、フォーマット情報を記録する領域や、コードワードを記録する領域では、升目のみを示し、セルの具体的配列を省略して示している。また、
図5右図の例では、セル配列と対応付けるべく空き領域110(コード領域の中央部分)の内部に升目を付しているが、空き領域110の構成は自由であり、
図1のように絵柄を付してもよく、記号や模様を付してもよく、或いは空白としてもよい。なお、本明細書では、空き領域をキャンバス領域とも称する。
【0100】
フォーマット情報(形式情報)は、例えば
図6のように構成されて情報コード100内の所定位置105(所定種類のハッチング位置)に特定のフォーマット構成で記録されている。なお、所定位置105は、予め位置が定められた固定領域の一例に相当する。このフォーマット情報は、誤り訂正レベルを特定する訂正レベル情報と、マスク番号を特定するマスク番号情報とを含んでいる。訂正レベル情報は、情報コード100で用いる誤り訂正レベルを特定する情報である。また、マスク番号は、情報コード100のコードワード領域(データコードワードや誤り訂正コードワードが記録されている領域)にかけられているマスクがどのマスク種別であるかを特定する情報である。
【0101】
図6に示すようにフォーマット情報は、所定種類のマスクパターン(特定マスク)を反映した状態で記録されており、公知のQRコードと同様の方法でフォーマット情報のマスク種別を識別することで、
図5右図に示すような特定のコード種別(空き領域110を設けた種別)であることを検出できるようになっている。公知規格のQRコードでは、例えばモデル1として構成する場合には、
図6のようなフォーマット情報に対してモデル1用のマスクをかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置に記録し、モデル2として構成する場合には、
図6のようなフォーマット情報に対してモデル2用のマスクをかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置に記録するようになっている。一方、
図5に示す本実施形態の情報コード100(空き領域110を有する特別種類のコード)では、
図6のようなフォーマット情報に対してモデル1、2とは異なる種類の特定マスク(
図6では額縁QR用と例示)をかけたときに表現されるデータ(セル配列)を所定位置105に記録するようになっている。そして、公知規格のモデル1及びモデル2、情報コード100の種別のいずれの場合でも、記録する訂正レベル(訂正レベル情報)及びマスク番号に対応するチェックデジットが付された上でフォーマット情報が構成されており、その上で各種別用のマスクがかけられるようになっている。具体的には、各種別用のマスクパターンを用いて公知の方法でマスク処理が行われ、マスク処理後のビットパターンが所定位置に記録されるようになっている。従って、情報コード100のようにフォーマット情報に対して特定マスク(
図6では額縁QR用と例示)をかけた上で所定位置105に記録する場合、このように所定位置105に記録された情報を上記特定マスクに基づいてマスク処理を解除して解読すればチェックデジットが合うため、情報コード100の種別であることを特定することができる。逆に、情報コード100の所定位置105のデータを、モデル1やモデル2のマスクに基づいてマスクを外しても、チェックデジットが合わなくなるため、公知規格のモデル1やモデル2でないことを特定することができる。
【0102】
この情報コード100では、特定パターン(位置検出パターン104等)を検出し、公知のQRコードと同様の方法でコード領域、コードの向き、各セル位置を特定した後、公知のQRコードと同様の方法でフォーマット情報が記録された所定位置105を解読することで、解読時に成功したマスクの種別により情報コード100の種別(空き領域110を有する特別種類)であることを特定することができる。そして、解読されたフォーマット情報により、情報コード100で用いる誤り訂正レベルを特定でき、且つ情報コード100のコードワード領域(データコードワードや誤り訂正コードワードが記録されている領域)にかけられているマスク種別を特定できるようになっている。
【0103】
情報コード100に記録する内容は、例えば、
図3のような構成をなしており、データ配列の先頭部分にヘッダデータが設定され、ヘッダデータの後に入力データ(解読対象データ)が続くようになっている。なお、
図3の例では、入力データ(解読対象データ)については公知の方法で圧縮し、データワード(データコードワード)に変換している。なお、情報コード100で用いるヘッダデータは、以降の説明では、「額縁QR用ヘッダー」とも称する。また、本明細書では、このようなヘッダデータ及び入力データ(解読対象データ)のデータワード(データコードワード)を記録する領域、及び上述のフォーマット情報を記録する領域が「データ記録領域」に相当する。また、
図3の例では、ヘッダデータ(額縁QR用ヘッダー))として、後述する他種コード120(情報コード100を解読するために用いるコード種別であり、配置変換表(
図5)によって情報コード100と対応付けられたコード)の種別(型番や形式)を特定し得る情報が記録されている。また、ヘッダデータとして、
図10〜
図12のような情報(空き領域の位置を特定する情報)も記録されているが、これらについては後に詳述する。
【0104】
そして、入力データ(解読対象データであるデータワード)の後には誤り訂正符号となる誤り訂正コードワード(ECCワード)が続いている。情報コード100では、この誤り訂正符号を記録する領域が誤り訂正符号記録領域となる。なお、データワード(
図3の例ではヘッダデータ及び入力データ(解読対象データ))に基づいて誤り訂正符号(誤り訂正コードワード)を生成する方法は、公知の二次元コード(QRコード等)の規格で定められた方法などを用いることができる。例えば、データワード(データコードワード)に基づいて誤り訂正コードワードを生成する方法として、JISX0510:2004に規定された誤り訂正コード語の生成方法(JISX0510:2004、8.5誤り訂正)などを用いることができる。なお、誤り訂正コードワードの生成方法はこれに限られず、公知の様々な方法を用いることができる。
【0105】
また、情報コード100では、解読対象データを表現する各データワード(データコードワード)や誤り訂正コードワードが予め定められた配置位置情報に基づいてコード領域内に配置されている。本構成では、
図5のように、情報コード100のコード領域内において予め各コードワードの配置候補位置が定められており、各配置候補位置にそれぞれ番号(アドレス)が割り当てられている。そして、配置位置情報は、
図3に示す記録内容を構成する各コードワードをそれぞれどの配置候補位置に配置すべきかを特定する情報となっている。なお、
図5の例では、1〜21番の配置候補位置を概略的に例示しており、各配置候補位置では、先頭と最後のビット部分に番号を付して明示している。また、
図5では、22番以降の配置候補位置は省略している。
【0106】
具体的には、他種コード120(公知のQRコード)の型番(
図3に示すヘッダデータで特定される他種コード120の型番)では、各順番のコードワードを他種コード120内のどの位置に配置すべきかが公知規格等により予め定められており、他種コード120を解読する場合にはこのように定められた配置に基づいて各順番のコードワードを解読しうるようになっている。そして、配置位置情報(配置変換表)では、他種コード120で定められた各配置位置(各順番のコードワードの配置位置)を、情報コード100において予め定められた候補位置(各コードワードの配置候補位置)にそれぞれ対応付けている。具体的には、「他種コード120における1番目のコードワードの配置位置が情報コード100の1番目の配置候補位置に相当」、「他種コード120における2番目のコードワードの配置位置が情報コード100の2番目の配置候補位置に相当」、「他種コード120における3番目のコードワードの配置位置が情報コード100の3番目の配置候補位置に相当」といった情報がそれぞれ記録されており、他種コード120における各番号のコードワードの配置位置を、情報コード100の各配置候補位置にそれぞれ対応付けている。このように構成されているため、情報コード100を解読する場合には、コード領域内の各配置候補位置のコードワードを、配置位置情報(配置変換表)で対応付けられた他種コード120の各配置位置に配置し直した上で他種コード120を公知の方法で解読すれば良くなる。例えば、
図5下図の例では、情報コード100の1番目の配置候補位置のコードワードを他種コード120における1番目のコードワードの配置位置に配置し、情報コード100の2番目の配置候補位置のコードワードを他種コード120における2番目のコードワードの配置位置に配置するといった具合にそれぞれ配置し直した上で他種コード(QRコード)を解読すればよい。なお、上述の配置位置情報(配置変換表)は、情報コード100を生成する情報コード生成装置2及び情報コード100を読み取る情報コード読取装置10にそれぞれ設けられていることが望ましい。
【0107】
(情報コードの生成処理)
次に、
図8等を参照して情報コード生成処理及び情報コード生成方法について説明する。以下では、
図5のように他種コード120がQRコード(登録商標)であり、情報コード100がQRコードと同様の特定パターンを有する場合を例に挙げて説明する。なお、この例では、空き領域110を有する情報コード100を「額縁QR」とも称する。
【0108】
図8の情報コード生成処理は、情報コード生成装置2によって行われる処理であり、例えば、操作部4での所定操作によって実行開始される。この処理では、まず、外部からコード化するデータ(解読対象データ)と、属性データと、コード種別データ(情報コード100を生成するか、一般的な二次元コード(例えば一般的なQRコード)を生成するかを特定するデータ)を取得する(S1)。なお、本構成では、制御部3、操作部4が「データ取得部」の一例に相当し、解読対象データ(外部からの入力データ)を取得するように機能する。また、このような例に限らず、例えば、制御部3と通信部7が「データ取得部」として構成され、外部から通信によって入力されるデータを解読対象データとして取得するように機能してもよい。
【0109】
S1でデータを取得した後には、その取得したデータを圧縮する方法を公知の方法で定め(S2)、入力データを圧縮したデータ(解読対象データ)を複数のデータワード(データコードワード)で表現する(S3)。そして、S3の後には、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)であるか否かを判断する。S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S4にてYesに進み、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)で用いられる特有のヘッダデータ(上述)の一部を生成し、
図3のように複数のデータワードを含んだデータ配列の先頭にセットする(S5)。
図3のヘッダデータには、少なくとも後述する他種コード120の種別(型番、形式)を特定し得る情報(バージョン番号情報等)が記録されることになる。また、S5では、空き領域110一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合(一般的な二次元コードを選択するデータ(例えば、モデル1又はモデル2を選択するデータ)である場合)には、S4にてNoに進む。
【0110】
S4でNoに進む場合、S3で生成されたデータワード(データコードワード)の構成に基づいて公知の方法で誤り訂正符号を生成し、この誤り訂正符号を表現する複数の誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を生成する(S6)。一方、S4からS5に進む場合、S3、S5で生成された最終的なデータワード(ヘッダデータ及び入力データを表現する複数のデータコードワード)の構成に基づいて公知の方法で誤り訂正符号を生成し、この誤り訂正符号を表現する複数の誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を生成する(S6)。
【0111】
S6の後には、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)であるか否かを判断し(S7)、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合には、S7にてNoに進み、公知の方法で二次元コード(例えばQRコード)を生成することになる。S7でNoに進む場合、S3で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を格納しうるサイズの二次元コードの型番(この例では、規格化された公知のQRコードの複数の型番において、S3で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを格納しうるサイズの型番)を決定し、当該型番で予め定められた配置パターンに従い、S3で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを配置する(S9)。
【0112】
一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S7にてYesに進み、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)と、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)と、空き領域と、を格納しうる二次元コード(
図5、
図8の例ではQRコード)の型番を決定する(S10)。本構成では、空き領域の位置やサイズをユーザが設定できるようになっており、S10では、このように設定される空き領域の位置やサイズに基づいて二次元コードの型番を決定することになる。
【0113】
図5、
図8の例では、例えば情報コード100の種別で予め定められた複数の型番(サイズ)において、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)、及び空き領域を格納しうるサイズの型番を決定することになる。なお、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)、S6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)、及び空き領域を格納しうるサイズの型番が複数存在する場合には、その中から一番小さい型番を決定するようにしてもよく、ユーザがその中からいずれかの型番を指定できるようにしてもよい。そして、情報コード100を生成する際には、このように決定された型番において予め定められたサイズ(行数及び列数)、特定パターンの配置、コードワードの各候補位置を用いると共に、具体的なコードワードの配置順序は、上述の配置変換表に従って決定することになる。なお、以下では、S10において
図5右図のような型番が決定された例について具体的に説明する。
【0114】
ここで、空き領域の設定方法について説明する。
本構成では、空き領域の形状を、複数の候補形状の中から選定する第1方式(固定モード)と、情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する第2方式(ユーザモード)のいずれかによって決定できるようになっている。そして、いずれの方式で空き領域を決定した場合でも、空き領域の形状の決定に用いる方式を特定する情報と、空き領域の位置を特定する情報とをフォーマット情報として固定領域に記録している。なお、このようなフォーマット情報を記録する固定領域の位置は特に限定されるものではなく、例えば、
図7で概念的に示すように、位置検出パターン104の近傍の固定領域に設定する例が挙げられる。
【0115】
本構成では、固定モード(FIX MODE)でのフォーマット情報(空き領域の位置を特定し得る情報)のデータ構成は、簡略的には
図10(A)のようになっており、より詳細には、
図10(B)のようになっている。また、ユーザモード(USER MODE)のデータ構成が
図10(C)のようになっている。いずれのモードでも、最初のMDビット定義値(空き領域の形状の決定に用いる方式を特定する情報)によりモードが特定されるようになっている。即ち、MDビット定義値の選択により、固定モード(FIX MODE)とユーザモード(USER MODE)のいずれかを選択できるようになっている。
【0116】
まず、固定モードでの設定例について説明する。固定モード(FIX MODE)は、あらかじめ定義された空き領域の形状(以下、キャンバス形状ともいう)を使用し、候補形状の空き領域を配置する位置の選択、及び回転角度の選択により、所望の形状の空き領域を設定するモードとなっている。このような構成を行うことで、情報量の追加を極限まで抑えつつ、ユーザが指定する無数のイラスト形状に極力合致するキャンバス形状を選択することが可能となる。
【0117】
固定モードでは、空き領域の位置を特定するデータとして、
図11のように、モードを指定するMDビット、中心位置を設定するか否かを特定するCENビット、サイズを変更するか否かを特定するSZビット、回転角度を変更するか否かを特定するANGビット、空き領域の形状を指定するMASK NO.ビットなどが含まれる。更に、中心位置の具体的な位置を指定するCENTER POSビット、具体的なサイズを指定するSIZEビット、具体的な回転角度を指定するANGLEビットが含まれている。
【0118】
本構成では、CENTER POS座標系(中心位置の具体的な位置を指定するための座標系)は、情報コード100の型番(コードVer.)に関係なく、
図13のように、コード全体を16等分するブロック座標を元に、
図13に示す座標位置(2つの位置検出パターンが隣接するコードの境界(第1境界)から8ブロック離れた位置であって、2つの位置検出パターンが隣接するもう一つのコードの境界(第2境界)から8ブロック離れた位置)に4ビット分設定される。即ち、上記第1境界から8ブロック離れた位置であって、且つ第2境界から8ブロック離れた位置に所定サイズ(
図13の例では、4×4ブロックの16ブロックのサイズ)で設定される。
図12に示すCENビットが1であるときには、CENTER POSビット(空き領域を配置する上での基準位置を特定する基準位置情報)によって指定された位置(基準位置)にキャンバス中心位置を設定するようになっている。例えば、
図13のような候補配列では、中心位置の候補となる位置が予め規定されており、
図11のCENTER POSビットにより具体的な中心位置を指定する場合には、
図13のような複数の候補位置(候補ブロック)から、いずれかの中心位置(
図13の例では、16の候補ブロックの内のいずれかのブロックの中心位置)を指定する。例えば、
図14の例では、16個のブロックから第1ブロックが選定され、この第1ブロックの中心位置が指定された例を示している。このように中心位置を変更可能とすることで、例えば、
図16(A)〜(J)のような各空き領域の基本位置から、
図17(B)〜(H)のように位置変更できるようになる。なお、CENビットが0のときには、例えばCENTER POS=0とし、第0ブロックの中心位置を空き領域の中心として指定する。
【0119】
また、SZビットを1としたとき、サイズを指定するSIZEビットにより、1ブロックを最小単位として、キャンバス半径(空き領域を含む外接円の半径)を何ブロック分とするかを指定する構成となっている。例えば、SIZEビットが0であれば1ブロック分を半径とする円に内接するように空き領域の候補形状を配置する。また、
図14のように、SIZEビットが5であれば6ブロック分を半径とする円に内接するように空き領域の候補形状(
図14の例では三角形)を配置する。
【0120】
また、ANGビットを1としたとき、ANGLEビットによって空き領域の回転角度を指定する構成となっている。指定値は例えば2ビットで構成され、回転角度は、例えば15度単位で0〜45度の範囲で指定するようになっている。即ち、ANGLEビットの指定値(候補形状の基準配置からの回転角度を特定する回転角度情報)によって、0°,15°,30°,45°のいずれかの角度を指定できるようになっている。なお、各候補形状は、0°のときの基本姿勢が
図16のように予め定められており、これら基本姿勢が基準配置に相当する。このようにANGLEビットを指定することで、
図16(E)のような基本図形を、
図17(A)のように回転することが可能となる。このように空き領域形状(キャンバス形状)の回転角度を指定する情報を額縁QRヘッダーに加えることで、より自由に空き領域形状(キャンバス形状)を選択することが可能である。ただし角度指定値等の分解能は、ヘッダー情報増加量に比例するため、例えば15度単位(0〜45度)等、極力情報量の増加を防ぐ値とすることが好ましい。
【0121】
MASK NO.ビットでは、
図16のような候補図形の中からいずれかの図形を指定できるようになっている。本構成では、各候補図形にそれぞれ数値が割り当てられており、MASK NO.ビットによっていずれかの数値を指定することで、その数値に対応する空き領域の形状を指定できるようになっている。例えば、
図16(A)のような図形に0が割り当てられ、
図16(B)のような図形に1が割り当てられるようになっており、この場合、MASK NO.ビットとして、1を指定すれば、
図16(B)のような図形を空き領域の基本形状として指定できるようになる。なお、可能な限り使用頻度の多い形状をマスクパターンとして登録しておけば、回転角度指定や大きさの指定を省略し易くなり、額縁QRヘッダーの情報量を削減し易くなるため、コード領域をより効率的に構成することができる。このように、
図11のようなフォーマット情報をデータ領域に記録しておくことで、読取装置10では、このようなフォーマット情報に基づいて空き領域の具体的な位置(特に、空き領域のコード領域内での中心位置の座標、形状、基本姿勢からの回転角度、大きさ)を詳細に特定できるようになる。また、本構成では、例えば、
図5のようにコード領域内において位置が定められた全コードワードの内、このように特定される空き領域を含まないコードワードが解読対象となっており、読取装置10では、例えば、
図5のように番号が順番に定められたコードワードの内、空き領域を含まないコードワードを番号が小さい順に読み取るようにしてもよい。
【0122】
次に、ユーザモード(USER MODE)での設定例について説明する。ユーザモード(USER MODE)では、複数の座標指定情報(形状指定情報)を、例えば操作部4の操作による外部入力、或いは図示しない外部装置からのデータ送信による入力などによって入力でき、このような複数の座標指定情報(形状指定情報)を、
図12のようなフォーマット情報としてコード領域内の固定領域に記録しておくことができるようになっている。そして、この場合、コード領域内において、上記複数の座標指定情報(形状指定情報)で指定される各位置が空き領域の外縁部として定められるようになっている。具体的には、
図15の例のように、多角形体の頂点座標位置を任意に指定することが可能となっている。このような構成を行うことで、情報量の追加を極限まで抑えつつ、ユーザが指定する無数のイラスト形状に極力合致するキャンバス形状を選択することが可能となる。
【0123】
このユーザモード(USER MODE)は、具体的には、例えばキャンバス形状定義を任意に最大32点指定できるモードとなっている。このユーザモード(USER MODE)では、各頂点位置の座標は、
図15(A)のように、情報コード100の型番(コードVer.)に関係なく縦8ブロック、横8ブロックの64ブロック(6ビット)に分割した座標系で指定するようになっている。このユーザモード(USER MODE)では、
図12のように、MDビットが1で指定される。また、頂点位置の座標数は、
図12に示すPOINT NUMビットで指定するようになっている。そして、POINT NUMビットで指定された数だけ、各座標位置を指定する座標指定情報として(POS1ビット〜POSnビット)が含まれるようになっている。例えば、POINT NUMビットによって頂点位置の座標数が5と指定される場合、POS1ビット、POS2ビット、POS3ビット、POS4ビット、POS5ビットの5つの頂点位置の座標情報によって各頂点位置が示されることになる。各座標位置を指定する情報(POS1ビット〜POSnビット)は、
図15(A)のように、上述の64ブロック(6ビット)に分割した座標系から、右方向に1ブロック、下方向に1ブロックシフトした8×8の64ブロックのいずれかのブロックを指定する情報となっており、POSビットでいずれかのブロックが指定された場合には、そのブロックの中心位置が頂点位置となる。例えば、POS1ビットで第17ブロックが指定された場合には、POS1ビットで特定される頂点位置は第17ブロックの中心位置となる。このように、64ブロック(6ビット)に分割した座標系において、各座標位置を指定する情報(POS1ビット〜POSnビット)により複数のブロックが指定された場合には、それらブロックの頂点位置を結んだ線が空き領域の外縁位置となる(
図15(A)参照)。
【0124】
このように空き領域が設定された上で、S10の後には、S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード)を上述の配置位置情報(配置変換表)に基づいて配置することになる。情報コード生成装置2では、上述の配置位置情報(配置変換表)が記憶部5に記憶されており、この配置変換表では、上述したように他種コード120で定められた各配置位置(各順番のコードワードの配置位置)を、情報コード100において予め定められた候補位置(各コードワードの配置候補位置)にそれぞれ対応付けている。S11の処理では、記録すべきコードワード(S3、S5で生成されたデータワード(データコードワード)及びS6で生成された誤り訂正ワード(誤り訂正コードワード))を、
図4、
図5左図で示す他種コード120(情報コード100よりもサイズが小さく、且つS3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを格納し得るサイズの二次元コード)で表現するときの各コードワード(各順番のコードワード)の配置位置を特定した上で、それら各順番のコードワードを、配置位置情報(配置変換表)によって各順番のコードワードの配置位置に対応付けられている情報コード100内の各配置候補位置に配置する。例えば、
図5の配置位置情報(配置変換表)では、他種コード120での1番目のコードワードの配置位置と、情報コード100の1番の配置候補位置とが対応付けられているため、記録すべきコードワード(S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワード)の内の1番目のコードワードについては情報コード100内の1番の配置候補位置に配置する。また、他種コード120での2番目のコードワードの配置位置と、情報コード100の2番の配置候補位置とが対応付けられているため、記録すべきコードワードの内の2番目のコードワードについては情報コード100内の2番の配置候補位置に配置する。このように、他種コード120でのN番目のコードワードの配置位置と、情報コード100のM番の配置候補位置とが対応付けられていれば、記録すべきコードワードの内のN番目のコードワードについては情報コード100内のM番の配置候補位置に配置することになる。
【0125】
つまり、S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードだけなら、情報コード100よりも小サイズの他種コード120(公知のQRコードとして構成されたもの)で表現できるが、S3、S5で生成されたデータワード、S6で生成された誤り訂正ワード、及び空き領域110を格納する場合には、これよりも大きいサイズの情報コード100によって表現する必要がある。そこで、本実施形態では、S3、S5で生成されたデータワード、S6で生成された誤り訂正ワード、及び空き領域110を大きいサイズの情報コード100によって表し、S3、S5で生成されたデータワード及びS6で生成された誤り訂正ワードを他種コード120(公知のQRコード)で表現した場合のコードワードの各配置と、これよりも大きいサイズの情報コード100に格納する場合のコードワードの各配置との対応関係を、予め定められた配置変換表によって特定できるようにしている。
【0126】
なお、本構成では、
図5のような「配置変換表」が「解読対象データを表現する複数のデータワードをコード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報」の一例に相当しており、この配置変換表(配置位置情報)は、解読対象データを複数のデータワードで表現したときの各順番のデータワードと、各順番のデータワードのコード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報として構成されている。また、記憶部5が「配置位置情報記録部」の一例に相当し、このような配置変換表のデータ(配置位置情報)を記録するように機能する。
【0127】
S9又はS11の後には、S9又はS11で配置場所が決定されたコードワードに対してかけるべきマスクパターンを公知の所定方法(例えばQRコードで用いられる公知方法)で決定し、その決定されたマスクパターンをS9又はS11で配置場所が決定されたコードワードに反映するように公知のマスク処理方法でマスクをかける(S12)。そして、S12で設定したマスクパターンの情報(マスク番号)及び誤り訂正レベルの情報に基づいてチェックデジットを算出し、
図6のように誤り訂正レベル、マスク番号、チェックデジットを含んだフォーマット情報を生成する(S13)。
【0128】
そして、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)である場合には、S14にてYesに進み、S13で生成されたフォーマット情報に、上述の特定マスク(額縁QRマスク)を反映するようにマスク処理を行う(
図6参照)。一方、S1で取得されたコード種別データが、空き領域110を有する情報コード100の種別(額縁QR)でない場合には、S14にてNoに進み、S16で設定するマスクパターンとは異なるマスクパターンのマスク(モデル1のマスク又はモデル2のマスク)をセットする。S15又はS16によりフォーマット情報に対してマスクをかけた後には、そのマスク処理後のフォーマット情報をコード領域内の所定位置に配置する(S17)。このようにして情報コード100又は他の二次元コードが生成された後には、そのコードを印刷部8によって印刷する(S18)。なお、S18では、印刷に代えて、表示部6にて情報コード100等の表示を行ってもよく、S17までの処理によって生成された情報コード100のデータを外部装置に送信してもよい。
【0129】
本構成では、情報コード生成装置2の制御部3が「データ記録領域生成部」の一例に相当し、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録し、且つ、データ取得部で取得された解読対象データ(入力データ)を表現する各データワードを、配置位置情報記録部に記録された配置位置情報に基づいて配置するように、データ記録領域を生成している。また、制御部3によって構成される「データ記録領域生成部」では、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、所定種類のマスクパターン(特定マスク)を反映した状態で所定位置105のセル配列を構成している。
【0130】
(情報コードの読取処理)
次に、
図2の情報コード読取装置10によって
図1、
図5右図等に示す情報コード100を読み取る場合の処理について説明する。
図9の読取処理は、例えばユーザによって所定操作(例えば、操作スイッチ42の操作等)がなされたときに実行されるものであり、まず、
図9のS21に示すように、情報コード100の撮像し、当該情報コード100の画像を取得すると共に、情報コード100の外形を検出する。具体的には、位置検出パターン104を公知の方法(QRコードで行われる公知の方法)で検出し、QRコードで行われる公知の方法で情報コード100の外形を検出する。なお、受光センサ23は、「撮像部」の一例に相当し、情報コード生成装置2によって生成された情報コード100を撮像するように機能する。
【0131】
S21の後には、情報コード100の所定位置の情報(フォーマット情報)を解読し、情報コードの種別及びマスク訂正レベルを取得する(S22)。上述したように、所定位置105に記録された情報を上述の特定マスク(額縁QR用マスク)に基づいてマスク処理を解除して解読したときにチェックデジットが合う場合には、情報コード100の種別(空き領域110を有する種別)であること特定することでき、フォーマット情報に含まれる誤り訂正レベル及びマスク番号も取得できることとなる。そして、S22で取得されたフォーマット情報に含まれるマスク番号に基づいてコード全体(具体的には、コードワードの領域)のマスクを解除する(S23)。そして、読み取り対象が空き領域110を有する情報コード100である場合(即ち、上述の特定マスク(額縁QR用マスク)によってマスク解除が成功した場合)、S24にてYesに進み、データワードの先頭に設けられたヘッダーデータ(額縁QRヘッダー:
図3)を解読することで、元のコードサイズ(他種コード120の型番、形式)を特定し(S25)、
図5と同様の配置変換表に従って、
図5右図に示すような情報コード100から
図5左図に示すような元のコード(他種コード120)の配置に戻す(S26)。具体的には、情報コード100の各配置候補位置のコードワードを、配置変換表において各配置候補位置に対応付けられている他種コード120内での配置位置に配置し直す。そして、S24でNoの場合又はS26の後には、セル配置(S24でNoに進む場合、読取対象のQRコードのセル配置であり、S26の後の場合、S26で配置された他種コード120のセル配置)から、記録されている各コードワードを特定・作成する(S27)。そして、誤り訂正符号記録領域の誤り訂正コードワードに基づいて公知の方法で誤り訂正計算を実施し、データ記録領域のコードワードを解読する(S29)。そして、S29で解読したデータを表示部での表示、データ送信、印刷などによって出力する(S30)。なお、S30の処理としては、S29で解読したデータをそのままを出力してもよく、他の処理を付加してもよい。
【0132】
また、
図9の読取処理の際には、フォーマット情報の読み取りにより、
図11、
図12のような情報(空き領域を特定する情報)が得られることになる。このように空き領域を特定する情報(
図11、
図12)により、空き領域の詳細な位置が特定可能となるため、例えば、空き領域内を解析(例えば画像認識や、画像の切り出し、その他の解析処理)する場合には、このような空き領域の詳細な位置情報に基づいて空き領域を正確に特定できるようになる。
【0133】
また、読取処理の方法は上述の例に限られず、例えば、位置検出パターン104を認識した後、フォーマット情報に基づいて空き領域の詳細な位置を特定し、コードワードの候補領域の内、この空き領域を含まないコードワードの領域のみを順番に解読するようにしてもよい。全コードワードの領域は予め決められており、読取装置10で把握可能となっているため、空き領域の詳細な位置が特定できれば、読取装置10は、空き領域の詳細な位置が特定できれば、空き領域を含まないコードワードの領域を特定できるようになる。従って、このようなコードワードの領域を順番に解読すればよい。
【0134】
本構成では、制御回路40が「判別部」の一例に相当し、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、コード領域の所定位置105が特定のフォーマット構成であるか否かを判別するように機能する。具体的には、所定位置105に所定種類のマスクパターン(特定マスク)が反映されているか否かを判別するように機能する。
【0135】
制御回路40は、「解読部」の一例に相当し、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、データ記録領域及び誤り訂正符号記録領域の内容に基づいてデータ記録領域に記録されたデータを解読するように機能し、具体的には、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合(より詳しくは、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されている場合)に、対応情報記録部に記録された対応情報(配置変換表)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定し、解読対象データを解読するように機能する。
【0136】
なお、配置変換表は、「対応情報」の一例に相当し、コード領域において各配置位置で表される各順番のデータワードを、情報コード100とは異なる他種コード120において予め定められた方式(例えば公知規格等で定められた方式など)で表現する場合の当該他種コード120内での各対応位置を定める情報として構成されている。そして、解読部に相当する制御回路40は、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合、コード領域の各配置位置で表される各順番のデータワードを、対応情報で定められる他種コード120内での各対応位置に置換した構成で当該他種コード120を解読するように機能する。
【0137】
(本構成の主な効果)
本構成によれば、コード領域の内部において特定パターン領域以外の位置に、セルによって解読対象データが記録されない領域である空き領域を設けることができ、利便性をより高めることができる。特に、空き領域は、解読対象データが記録されない領域であるため、空き領域を構成する上で、データ記録領域に起因する制約を極力抑えることができる。更に、空き領域の形状を、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式、又は情報コード生成装置に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式の少なくともいずれかの方式によって決定するため、空き領域の形状が一律の固定形状に定まらず、空き領域の形状を選定する上での自由度を高めることができる。このため、空き領域の形状を空き領域内の表示内容に合わせやすくなり、ひいては、より効率的なデータ配置が可能になる。例えば、
図18のような表示図形に対して、
図18のような空き領域を一律に用いると、データを記録する上で非効率となってしまうが、本構成によれば、例えば、
図19、
図20のようにデザインに合わせた効率的な配置が可能となり、データをより効率的に記録することが可能となる。
【0138】
また、コード領域の内部に、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域、特定パターン領域以外の領域が確保された情報コード100を生成することができる。特に、空き領域110は、誤り訂正符号記録領域による誤り訂正の対象とならず、この空き領域110に対しては誤り訂正符号を設定する必要がないため、データ記録領域に対して効率的に且つ効果的に誤り訂正符号を付すことができる。
【0139】
また、情報コード生成装置2は、解読対象データを取得するデータ取得部と、解読対象データを表現する複数のデータワードをコード領域に配置する際の各配置位置を特定する配置位置情報を記録する配置位置情報記録部と、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、コード領域内の所定位置に特定のフォーマット構成でフォーマット情報を記録し、且つ、データ取得部で取得された解読対象データを表現する各データワードを、配置位置情報記録部に記録された配置位置情報に基づいて配置するように、データ記録領域を生成するデータ記録領域生成部と、を備えている。一方、情報コード読取装置10は、配置位置情報記録部に記録される配置位置情報に対応する情報であり且つコード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定する情報である対応情報を記録する対応情報記録部と、撮像部によって情報コード100が撮像された場合に、コード領域の所定位置が特定のフォーマット構成であるか否かを判別する判別部と、判別部によって所定位置が特定のフォーマット構成であると判別された場合に、対応情報記録部に記録された対応情報に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定し、解読対象データを解読する解読部と、を備えている。
この構成では、情報コード読取装置10が判別部によって所定位置105のフォーマット構成を確認することで、情報コード生成装置2によって生成された特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)であるか否かを判別できるようになる。そして、特定のフォーマット構成であると判別できた場合には、コード領域での複数のデータワードの各配置位置を特定し得る情報(対応情報)に基づいてコード領域内の各データワードの位置を特定することができ、解読対象データを解読することができる。
【0140】
また、情報コード生成装置2のデータ記録領域生成部は、コード領域の内部に空き領域110を設ける場合、所定種類のマスクパターンを反映した状態で所定位置105のセル配列を構成している。そして、情報コード読取装置10の判別部は、撮像部によって情報コード100が撮像された場合、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されているか否かを判別し、情報コード読取装置10の解読部は、所定位置105に所定種類のマスクパターンが反映されていることを条件として、解読対象データを解読する。
この構成によれば、所定位置105にかけるマスクパターンの種別によって情報コード生成装置2によって生成された特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)であるか否かを確実に判別でき、フォーマット情報のデータ量を抑えつつ「特定のフォーマット構成」を実現しやすくなる。
【0141】
また、配置位置情報(対応情報)は、解読対象データを複数のデータワードで表現したときの各順番のデータワードと、各順番のデータワードのコード領域内での各配置位置とを対応付けて定める情報であり、具体的には、コード領域において各配置位置で表される各順番のデータワードを、情報コード100とは異なる他種コード120で表現する場合の当該他種コード120内での各対応位置を定める情報となっている。そして、解読部は、判別部によって所定位置105が特定のフォーマット構成であると判別された場合、コード領域の各配置位置で表される各順番のデータワードを、対応情報で定められる他種コード120内での各対応位置に置換した構成で当該他種コード120を解読する。この構成によれば、他種コード120の読み取りの仕組みを利用して特徴的な情報コード100(空き領域110を備えた情報コード100)を良好に読み取ることができる。
【0142】
[第1実施形態の変更例]
次に、第1実施形態の変更例について説明する。
上記実施形態では、固定領域AR1(ヘッダー情報格納領域)に解読対象データや誤り訂正データを記録せずにフォーマット情報を記録し、固定領域以外(固定領域AR1以外)のデータ格納領域AR2に解読対象データや誤り訂正データを記録していたが、このような例に限られるものではない。
【0143】
例えば、
図21、
図22のように、情報コード100に記録すべき解読対象データ(
図12の例では、「ABCDEFG」と概念的に図示)の一部(
図21の例では、「AB」と概念的に図示)を、固定領域AR1(ヘッダー情報格納領域)におけるフォーマット情報の記録領域以外の余剰領域に記録し、解読対象データの残り(
図21の例では、「CDEFG」と概念的に図示)を、固定領域外(固定領域AR1外)のデータ格納領域AR2に記録するような構成であってもよい。このようにすると、フォーマット情報の記録用に用いる固定領域AR1を、解読対象データの記録領域としても利用できるため、より多くのデータをより効率的に記録することが可能となる。
【0144】
具体的には、
図21、
図22のように、コード領域が、額縁QRヘッダー及び解読対象データの一部を含むヘッダー情報格納領域(固定領域AR1)と解読対象データの残りを格納するデータ格納領域AR2に分けられ、ヘッダー情報格納領域(固定領域AR1)は、例えば、どの空き領域形状(キャンバスマスク形状)であっても空き領域形状(マスク形状)の影響を受けない領域となっている。そして、例えば
図21のように、固定領域AR1及びデータ格納領域AR2のそれぞれの領域で独立して記録データに対する誤り訂正符号を付加し、復元可能なデータ構造とすればよい。この構成では、どのような空き領域形状(キャンバス形状)であっても額縁QRヘッダー情報の格納領域(固定領域AR1)が特定可能となる。例えば、
図22のような空き領域形状(キャンバス形状)であっても、
図23のような空き領域形状(キャンバス形状)であっても、額縁QRヘッダー情報の格納領域(固定領域AR1)を特定することができ、その記録内容(
図11、
図12のような内容)に基づいて空き領域の具体的位置を特定可能となる。
【0145】
この構成でも、読み取り時は、まず空き領域形状(キャンバス形状)の影響を受けないヘッダー情報格納領域(固定領域AR1)のデータを復号し、復元されたデータ列から額縁QRヘッダー情報を読み取り、
図11、
図12のような情報に基づいて空き領域(キャンバス形状マスク)の具体的位置を把握することで、空き領域の位置を特定する。そして、その特定結果に基づいて、第1実施形態と同様の方法で、コード全体の情報(空き領域外に配置されるコードワード)を読み取ることができる。また、ヘッダー情報格納領域(固定領域AR1)内のデータは、額縁QRヘッダー情報に加え、余剰領域にデータ部の一部(
図12の例では、「AB」と概念的に図示)を配置しており、データ格納領域AR2のデータ(
図12の例では、「CDEFG」と概念的に図示)と合わせることで、全ての解読対象データが得られるようになっている。このようにすれば、それぞれの領域に無駄なくデータを配置することができる。そして、このような構成によれば、QRヘッダー情報の格納量を容易に拡張し易くなる。
【0146】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態の情報コード利用システムは、ハードウェア構成については第1実施形態と同一であり、上述した
図1、
図2のような構成が用いられる。
【0147】
第2実施形態の情報コード利用システムでは、情報コード生成装置2(
図1等参照)により
図24(B)のような情報コード200を生成する。この構成でも、コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン(位置検出パターン204など)が配置される特定パターン領域と、複数種類のセルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域210を、単一のセルのサイズよりも大きい所定サイズで設けている。そして、この空き領域210の形状を第1実施形態と同様の方法で選択できるようになっている。
【0148】
この構成では、空き領域210の構成以外は、公知のQRコード(登録商標)として構成されており、まず、
図24(A)のように、コード領域の内部に、特定パターン領域と、データ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設けている。なお、データ記録領域でのデータコードワードの記録方法及び誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの記録方法は公知のQRコード(登録商標)と同様であり、例えば、JISX0510で規定される方式でコード領域内の位置検出パターン204の配置、データ記録領域におけるデータコードワードの配置、誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの配置が定められている。
【0149】
但し、
図24(A)のように、一部領域のコードワードを、白セルのみによって表現されるコードワードとして構成した情報コード200’を生成し、このように白セルのみによって表現される領域ARを空き領域210として、
図24(B)のように、この空き領域210内に図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示している。
図24(B)のように空き領域210にデザインDを表示した場合、
図24(A)のような本来のデータ表示とは異なった構成になるが、この空き領域210でのデータの誤りは、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて公知の誤り訂正を行えばよい。
【0150】
また、
図24(B)に示す情報コード200では、空き領域210の位置が予め特定されるため、空き領域210内にデザインや情報を付加して表示する場合にはこの表示による誤り位置が予め分かっていることになる。従って、空き領域210の位置を誤り位置として消失訂正を行うように誤り訂正符号記録領域の誤り訂正符号を構成することもできる。この場合、空き領域210の位置を示す情報(第1実施形態や第2実施形態のような方法で生成される空き領域の位置を特定可能な位置データ)を予めデータ記録領域に記録しておいたり、或いは、予め読取装置10(
図1)内に記憶しておくことで、読取時に読取装置10が空き領域210の位置(即ち、誤りが生じているデータコードワードの位置)を特定することができるようになり、読取装置10は、このように位置が特定された空き領域210に存在するデータコードワードの誤りを訂正するように、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて消失訂正を行うようにすればよい。
【0151】
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態の情報コード利用システムも、ハードウェア構成については第1実施形態と同一であり、上述した
図1、
図2のような構成が用いられる。
【0152】
第3実施形態の情報コード利用システムでは、情報コード生成装置2(
図1等参照)により
図25(B)のような情報コード300を生成する。この構成でも、コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン(L字状のアライメントパターン304a及び明色セルと暗色セルが1セルずつ交互に配置され、コード領域の境界に沿ったL字状の領域を構成するタイミングセル304b)が配置される特定パターン領域と、複数種類のセルによってデータを記録するデータ記録領域とを設け、コード領域の内部において、特定パターン領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法で、データの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域310を、単一のセルのサイズよりも大きい所定サイズで設けている。そして、この空き領域310の形状を第1実施形態と同様の方法で選択できるようになっている。
【0153】
この構成では、空き領域310の構成以外は、公知のデータマトリックスコードとして構成されており、まず、
図25(A)のように、コード領域の内部に、特定パターン領域と、データ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とを設けている。なお、データ記録領域でのデータコードワードの記録方法及び誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの記録方法は公知のデータマトリックスコードと同様であり、コード領域内のアライメントパターン304aやタイミングセル304bの配置、データ記録領域におけるデータコードワードの配置、誤り訂正符号記録領域での誤り訂正コードワードの配置は、例えばECC200バージョンに従って定められている。
【0154】
但し、
図25(A)のように、一部領域のコードワードを、白セルのみによって表現されるコードワードとして構成した情報コード300’を生成し、このように白セルのみによって表現される領域ARを空き領域310として、
図25(B)のように、この空き領域310内に図形、模様、色彩又はこれらの結合からなるデザイン、又は1又は複数の記号によって表わされる情報の少なくともいずれかを表示している。
図25(B)のように空き領域310にデザインDを表示した場合、
図25(A)のような本来のデータ表示とは異なった構成になるが、この空き領域310でのデータの誤りは、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて公知の誤り訂正を行えばよい。
【0155】
また、
図25(B)に示す情報コード300では、空き領域310の位置が予め特定されるため、空き領域310内にデザインや情報を付加して表示する場合にはこの表示による誤り位置が予め分かっていることになる。従って、空き領域310の位置を誤り位置として消失訂正を行うように誤り訂正符号記録領域の誤り訂正符号を構成することもできる。この場合、空き領域310の位置を示す情報(第1実施形態や第2実施形態のような方法で生成される空き領域の位置を特定可能な位置データ)を予めデータ記録領域に記録しておいたり、或いは、予め読取装置10(
図1)内に記憶しておくことで、読取時に読取装置10が空き領域310の位置(即ち、誤りが生じているデータコードワードの位置)を特定することができるようになり、読取装置10は、このように位置が特定された空き領域310に存在するデータコードワードの誤りを訂正するように、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号を用いて消失訂正を行うようにすればよい。
【0156】
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。まず、第4実施形態の代表例を説明する。
第4実施形態の情報コード利用システムも、ハードウェア構成については第1実施形態と同一であり、上述した
図1、
図2のような構成が用いられる。そして、
図1のような生成装置2により、
図27や
図28のような情報コード400(所定のコード領域の内部に情報を表示する単位となるセルを配列してなる情報コード)を生成し、
図1、
図2のような読取装置10により、その生成された情報コード400を読み取ることができるようになっている。なお、
図27は、第4実施形態に係るシステムで生成する情報コード400の特定パターン領域、フォーマット領域、型番領域、コードワード領域、空き領域の配置例を概念的に示しており、
図28は、
図27と同様の識別表示部を備えた情報コードの具体例を示すものである。なお、
図27で示す情報コード400では、所定位置105の領域、領域107、各コードワード領域での具体的なセル配列は省略して示しているが、実際は
図28と同様、これらの領域には明色セルや暗色セルが配列されている。
【0157】
図27で示す情報コード400も、コード領域の内部に、予め定められた形状の特定パターン(位置検出パターン104、タイミングパターン106など)が配置される特定パターン領域と、複数種類のセル102によってデータを記録するデータ記録領域と、複数種類のセル102によって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられている。そして、コード領域の内部において、特定パターン領域、データ記録領域、誤り訂正符号記録領域以外の位置に、データ記録領域にデータを記録する方法とは異なる方法でデータの記録又はデザインの表示の少なくともいずれかが可能となる空き領域410が、単一のセル102のサイズよりも大きい所定サイズで設けられている。この空き領域410は、誤り訂正符号による誤り訂正の対象にならない領域として構成されている。なお、
図27の例では、空き領域410の内部構成は省略して示しているが、この空き領域410の内部には様々な絵柄、文字、図形、その他の記号などを表示することができる。
【0158】
ここで、情報コード400の生成方法について説明する。
本構成でも、情報コード400の種別において複数の型番が用意されており、型番毎にセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)が予め定められている。そして、生成装置2が情報コード400を生成する際には、型番情報をコード領域内の決められた位置(
図27の例では予約領域107)に配置するようになっている。一方、読取装置10は、型番毎の上記情報(セルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス))を有している。従って、読取装置10が情報コード400を読み取る際には、情報コード400のコード画像を解析し、所定位置に配置された型番情報を読み取ることで、情報コード400のセルの行数及び列数、特定パターンの形状及び位置、フォーマット情報の位置、コードワードの候補位置(アドレス)を把握できることになる。
【0159】
情報コード400を生成する際には、予め用意された複数の型番の中からいずれかの型番を選択する。これにより、コード領域内の基本構成(特定パターンとしての位置検出パターン104の位置、セルの行数及び列数、コードワードの候補位置)が決定する。例えば、
図27に示す構成の型番では、29行29列のセル配列となっており、予め定められた3つの角部に、QRコード(登録商標)の切り出しシンボルと同一の構造の特定パターン(位置検出パターン104)が配置されるようになっている。そして、位置検出パターン104の近くの所定位置に、フォーマット情報を記録する領域(所定位置105)が設けられている。また、29行29列のマトリックス領域において、位置検出パターン104及び所定位置105以外の位置に、予めコードワードの候補位置が定められており、各候補位置に0〜67までのアドレスが割り当てられている。このように、型番に対応する構成で予めコード領域内の構成が規定されているため、型番が特定されれば、どの順番のコードワードがどの位置に配置されるかを特定することが可能となる。なお、決定した型番の情報は、その型番の配列において予め定められた固定位置に記録される。例えば
図27の例では、例えば所定種類のハッチングで特定される領域107に型番の情報が記録されるようになっている。
【0160】
そして、型番が決定し、コード領域内の基本構成が決定した後には、空き領域410の形状及び位置を決定する。空き領域410の形状の決定方法は上述した実施形態のいずれの方法を用いてもよく、例えば、第1実施形態の第1方式(固定モード)と同様、予め用意された複数の候補形状の中から選定する方式で決定してもよく、或いは、第1実施形態の第2方式(ユーザモード)と同様、情報コード生成装置2に対して外部から入力された形状指定情報に従った形状に設定する方式で決定してもよい。また、空き領域410の位置については、予め決められた固定位置に決定してもよく、或いはユーザが位置を指定する情報を入力することで、その位置に決定するようにしてもよい。
【0161】
そして、空き領域410が決定した後には、決定された空き領域410の位置から外れるコードワードの候補位置に、データ記録領域のコードワード及び誤り訂正符号記録領域のコードワードをそれぞれ配置する構成で情報コード400を生成する。例えば、
図27のような構成の型番では、3つの角部に位置検出パターン104が配置され、これら位置検出パターン104の位置を基準として、0〜67の番号が付された68個のコードワードの候補位置が予め規定されている。このようなレイアウトにおいて、
図27のように空き領域410が決定した場合、少なくとも一部が空き領域410内に入るコードワードの候補位置を配置対象位置から除外し、その除外されたコードワードの位置を飛ばすようにして、順番にコードワードを配置する。例えば、
図27の例では、50、51番、53、54番、60〜67番のコードワードの候補位置に入り込むように空き領域410が設定されているため、これら50、51番、53、54番、60〜67番のコードワードの候補位置にはコードワードを配置しないようにする。即ち、0〜49番の位置に順番にコードワードを配置した後、50、51番を飛ばして52番の位置にコードワードを配置し、その後、53、54番を飛ばして55〜59番の位置にコードワードを順番に配置することになる。このようにすれば、解読対象データを符号化したデータコードワードと、誤り訂正符号を表す誤り訂正コードワードとを、空き領域410から外れた候補位置に確実に配置することができる。
【0162】
このように特定パターン領域(位置検出パターン104やその他の特定パターンの領域)、フォーマット領域(所定位置105の領域)、型番領域107、各コードワード領域などを決定した後には、空き領域410の具体的な内容を決定する。本構成では、情報コード生成装置2によって情報コード400を生成する際に、空き領域410の境界部又は境界部に隣接する位置に、データ記録領域におけるセルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けた構成で情報コード400を生成している。例えば
図27や
図28の例では、識別表示部420を、所定の線形状の輪郭線420aによって構成している。この輪郭線420aは、例えば、セル102の色とは色彩、濃度、輝度の少なくともいずれかが異なる所定色の線として構成されており、線種は、例えば、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線等の公知の線種となっている。そして、このように輪郭線420aで明示された境界部の内側に、様々なデザインや情報などを表示することができる。例えば、
図28の例では、輪郭線420aで示された境界部の内側に猫のデザインを表している。
【0163】
なお、上述したデータコードワードや誤り訂正コードワードの配置方法(
図27参照)は、他の実施形態でも同様に適用できる。例えば第1実施形態でも同様の方法でコードワードを配置することができ、この場合、予め定められた複数のコードワードの候補位置において、第1実施形態の方法で決定した空き領域の位置を除いた残余のコードワードの候補位置に、番号が小さいアドレスから順番にデータコードワードを配置し、その後、誤り訂正コードワードを配置するようにすればよい。第1実施形態の場合、空き領域の位置がデータとしてコード内に記録されているため、このデータによって空き領域の位置が特定できれば、コードワードの位置も特定できるようになる。
【0164】
次に、情報コード400の読み取りについて説明する。
このように生成された情報コード400を読取装置10によって読み取る場合、まず、情報コード400を受光センサ23によって撮像する。なお、この例でも、受光センサ23が撮像部の一例に相当する。
【0165】
そして、得られた情報コード400の撮像画像からコード領域を抽出し、データ記録領域のデータを解読する。情報コード400の撮像画像からコード領域を抽出する方法は、公知のQRコード(登録商標)の読み取りと同様であり、3つの位置検出パターン104の領域を特定した上で、この位置検出パターン104を角部とするコード領域の外縁を特定する。また、特定パターンとしてタイミングパターン106が設けられており、タイミングパターン106の配列によって行数及び列数を特定することができる。また、予め規定された領域107を読み取ることで型番を把握することができ、この型番の把握により、各コードワードの候補位置を特定することが可能となる。また、所定位置105の領域を読み取ることでフォーマット情報を把握することができる。
【0166】
このように特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置が特定された後には、空き領域410を認識する。具体的には、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から、所定の線形状の輪郭線420aを検出する。例えば、輪郭線420aがセル102の色とは異なる所定色によって構成されている場合、その所定色の領域を抽出することで輪郭線420aを検出することができる。そして、このように検出された輪郭線420aの内側の領域を空き領域410として認識する。また、輪郭線420aが、明色セルより濃度が大きく、暗色セルより濃度が小さい線であれば、コード領域内において、輝度が所定第1閾値(暗色セルの輝度と輪郭線の輝度を区別する閾値)よりも大きく、且つ所定第2閾値(明色セルの輝度と輪郭線の輝度を区別する閾値)よりも小さい領域を検出するといった方法を用いてもよい。
【0167】
このように空き領域410が検出された後には、型番領域の読み取りによって把握されるコードワードの候補位置のうち、この空き領域410の位置に入り込む候補位置を除いた残余の候補位置を特定し、この残余の候補位置に配置される各コードワード(データコードワード及び誤り訂正コードワード)を、番号が小さい順に解読する。このようにして、データ記録領域に記録されるデータを解読することができ、空き領域410の位置を特定することもできる。
【0168】
本構成では、制御回路40が、識別表示検出部、空き領域検出部の一例に相当し、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から識別表示部420を検出するように機能し、具体的には、情報コード400の撮像画像から所定の線形状の輪郭線420aを検出することで空き領域410の位置を検出するように機能する。
【0169】
また、制御回路40はコードワード特定部の一例に相当し、予め規定された複数のコードワードの候補位置と、空き領域検出部によって検出された空き領域の位置とに基づいて、データ記録領域のコードワード及び誤り訂正符号記録領域のコードワードの位置を特定するように機能する。更に、制御回路40は解読部の一例に相当し、コードワード特定部によって特定されたデータ記録領域のコードワード及び誤り訂正符号記録領域のコードワードを解読し、この解読結果に基づいて、データ記録領域に記録されたデータを解読するように機能する。
【0170】
[第4実施形態の変更例1]
次に、第4実施形態の変更例1について説明する。
なお、変更例1は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0171】
変更例1では、
図27や
図28で用いられる輪郭線420aを、例えば、可視光とは異なる所定波長帯の光が照射されたときに視認可能となり、所定波長帯とは異なる可視光波長帯のときに視認不能となる特殊インクによって表している。この特殊インクは、例えば公知の紫外線発光インクであってもよく、赤外線発光インクなどであってもよい。
【0172】
このように輪郭線420aを特殊インクで表す場合、情報コード読取装置10の照明光源21のいずれか一つとして、又は照明光源21とは他の光源として、所定波長帯の光を照射する照射部を設けるようにすればよい。例えば、特殊インクを紫外線発光インクとする場合には、照射部によって紫外光を照射するように構成すればよく、特殊インクを赤外線発光インクとする場合には、照射部によって赤外光を照射するように構成すればよい。
【0173】
この例では、その照射部によって所定波長帯の光が照射されている状態で情報コード400を受光センサ23によって撮像すれば、輪郭線420aが発光して視認可能となっている状態での情報コード400の画像が得られることになる。そして、識別表示検出部に相当する制御回路40は、照射部によって所定波長帯の光が照射されている状態での情報コードの撮像画像において特殊インクの領域(輪郭線420aの領域)を検出することで、空き領域410の外縁部を特定できる。なお、この場合も、輪郭線420aの領域は、上記代表例と同様の方法で検出すればよい。
【0174】
[第4実施形態の変更例2]
次に、第4実施形態の変更例2について説明する。
なお、変更例2は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0175】
代表例や変更例1では、識別表示部が輪郭線によって構成された例を示したが、識別表示部は、データ記録領域に配列されるセル102とは色彩、濃度、輝度、形状の少なくともいずれかが異なる異種セルによって構成されていてもよい。変更例2に係る
図29の例では、セル102とは濃度が異なる低濃度セル422aを空き領域410内において少なくとも当該空き領域410の境界に隣接する位置に配置した構成となっている。この低濃度セル422aは、データ記録領域を構成する2種類のセル102(明色セル、暗色セル)のうち、暗色セルよりも濃度が低くなっており、明色セルよりも濃度が高くなっている。なお、
図29の例では、明色セルが白色セルによって構成され、暗色セルが黒色セルによって構成されており、低濃度セル422aは例えば灰色のセルによって構成されている。
【0176】
このように識別表示部422を低濃度セル422aで表す場合も、代表例と同様に情報コード400を撮像し、代表例を同様の方法で、特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置を特定する。そして、低濃度セル422aを認識することで空き領域410の位置を特定する。具体的には、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像において、各セル位置の濃度を検出する。例えば、複数行複数列で配列される各セルの中心位置を特定した後、各中心位置の濃度を検出し、中心位置の濃度が所定閾値A1(明色セルと低濃度セル422aを区別する閾値)よりも大きく、所定閾値A2(暗色セルと低濃度セル422aを区別する閾値)よりも小さいセル位置を低濃度セル422aの位置として検出する。なお、中心位置の濃度が閾値A1以下のセルは白色セル(明色セル)と判定し、中心位置の濃度が閾値A2以上のセルは黒色セルと判定すればよい。このようにして複数の低濃度セル422aの領域が検出された後には、それら複数の低濃度セル422aが集中する領域においてその外縁部を空き領域410の外縁部とし、その外縁部の内側の領域を空き領域410として認識する。
【0177】
本構成では、制御回路40が識別表示検出部に相当し、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から異種セル(低濃度セル422a)を検出するように機能する。
【0178】
なお、上述した例では、低濃度セル422aを少なくとも空き領域内の境界部に配置したが、空き領域内に低濃度セル422aを配置せず、空き領域外において空き領域に隣接して配置される暗色セルを低濃度セル422aとしてもよい。この場合、低濃度セル422aは空き領域に入らず、低濃度セル422aよりも内側が空き領域となる。
【0179】
[第4実施形態の変更例3]
次に、第4実施形態の変更例3について説明する。
なお、変更例3は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0180】
本変更例3では、識別表示部は、データ記録領域に配列されるセル102とは形状が異なる所定形状の異種セルによって構成されている。
図30の例では、通常のセル102の形状(四角形を明色又は暗色で塗り潰した形状)とは形状の異なる所定形状の異形状セル423aを空き領域410内において当該空き領域410の境界に隣接する位置に配置した構成となっている。この異形状セル423aは、セル領域内に円形図形が描画されており、黒色の四角形の中に白色の円が描画されたセル、又は白色の四角形の中に黒色の円が描画された図形となっている。
【0181】
このように識別表示部423を異形状セル423aで表す場合も、代表例と同様に情報コード400を撮像し、特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置を特定する。そして、異形状セル423aを認識することで空き領域410の位置を特定する。具体的には、撮像部によって撮像された情報コード400の撮像画像において特定のセル形状(異形状セル423aの形状)の領域を検出する。このように複数の異形状セル423aの領域が検出された後には、それら複数の異形状セル423aの領域を空き領域410の外縁部とし、その内側の領域を空き領域410として認識する。
【0182】
本構成では、制御回路40が識別表示検出部に相当し、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から異種セル(異形状セル423a)を検出するように機能する。
【0183】
なお、上述した例では、異形状セル423aを空き領域内の境界部に配置したが、空き領域内に異形状セル423aを配置せず、空き領域外において空き領域に隣接して配置される暗色セル又は明色セル若しくはその両方を異形状セル423aとしてもよい。この場合、異形状セル423aは空き領域に入らず、異形状セル423aよりも内側が空き領域として把握されることになる。
【0184】
[第4実施形態の変更例4]
次に、第4実施形態の変更例4について説明する。
なお、変更例4は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0185】
本変更例では、識別表示部が、複数の記号によって構成されている。
図31の例では、空き領域410内において当該空き領域410の境界に隣接する位置に、「A」の文字が表された記号領域424aを配置している。この記号領域424aは、四角形の枠内にAの文字が表された構成となっている。
【0186】
このように識別表示部424を記号領域424aで表す場合も、読み取りの際には、代表例と同様に情報コード400を撮像し、特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置を特定する。そして、記号領域424aを認識することで空き領域410の位置を特定する。具体的には、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像において特定の文字(「A」の文字)を検出する。文字の検出は、公知の文字認識技術(OCR技術)を用いればよい。そして、このように特定の文字「A」が表された記号領域424aが検出された後には、それら複数の記号領域424aを空き領域410の外縁部とし、その内側の領域を空き領域410として認識する。
【0187】
本構成では、制御回路40が識別表示検出部に相当し、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から複数の記号を検出するように機能する。
【0188】
[第4実施形態の変更例5]
次に、第4実施形態の変更例5について説明する。
なお、変更例5は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0189】
本変更例でも識別表示部が複数の記号によって構成されており、具体的には、
図32のように、空き領域410内において当該空き領域410の境界に隣接する位置に、数字が表された数字領域425aを配置した構成となっている。この数字領域425aは、四角形の枠内に0〜9のいずれかの数字が表された構成となっている。
【0190】
このように識別表示部424を数字領域425aで表す場合も、読み取りの際には、代表例と同様に情報コード400を撮像し、特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置を特定する。そして、数字領域425aを認識することで空き領域410の位置を特定する。具体的には、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像において数字を検出する。数字の検出は、公知の文字認識技術(OCR技術)を用いればよい。そして、このように数字が表された数字領域が検出された後には、それら数字領域425aを空き領域410の外縁部とし、その内側の領域を空き領域410として認識する。なお、
図32の例では、空き領域410の境界部に数字が順番に並べられており、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、0、1,2・・・といったように、隣接する数字を順番に辿ることで環状の境界部を認識できるようになっている。
【0191】
本構成では、制御回路40が識別表示検出部に相当し、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コード400の撮像画像から複数の記号を検出するように機能する。
【0192】
[第4実施形態の変更例6]
次に、第4実施形態の変更例6について説明する。
なお、変更例6は、識別表示部の構成及び識別表示部の検出方法が第4実施形態の代表例と異なるだけであり、それ以外は上記代表例と同様である。
【0193】
本変更例では、識別表示部426は、データ記録領域に配列されるセル102とは形状が異なる異種セルによって構成されている。
図33の例では、セル102とは形状の異なる異形状セル426aを空き領域410内において当該空き領域410の境界に隣接する位置に配置した構成となっている。この異形状セル426aは、セル102の黒色セルの外縁部の一辺を、所定形状(凹凸形状)に変形した構成となっている。
【0194】
このように識別表示部426を異形状セル426aで表す場合も、代表例と同様に情報コード400を撮像し、特定パターン領域と、フォーマット領域と、型番領域と、各コードワードの候補位置を特定する。そして、異形状セル426aを認識することで空き領域410の位置を特定する。具体的には、撮像部によって撮像された情報コード400の撮像画像において特定のセル形状(異形状セル426aの形状)の領域を検出する。このように複数の異形状セル426aの領域が検出された後には、それら複数の異形状セル426aの領域を空き領域410の外縁部とし、その内側の領域を空き領域410として認識する。
【0195】
本構成では、制御回路40が識別表示検出部に相当し、撮像部によって撮像された情報コード400の撮像画像から異種セル(異形状セル426a)を検出するように機能する。
【0196】
なお、変更例6では、異形状セル426aを空き領域410の外縁部に配置した構成を例示したが、データ記録領域及び誤り訂正符号記録領域を構成する暗色セルのうち、空き領域410に隣接するセルを異形状セル426aとして構成してもよい。この場合、異形状セル426aを含まず、異形状セル426aよりも内側の領域が空き領域410として認識されることになる。
【0197】
また、上記異形状セル426aに情報を持たせるようにしてもよい。例えば、
図34のように、異形状セル426aの凹凸のパターンによって情報が表されるように定義し、所定の情報が表される異形状セル426aのみを境界部として認識するようにしてもよい。
図34の例では、暗色セルの上端部を8つの領域に分割し、各領域が凹となっている場合を0とし、凸となっている場合を1とするように情報を表している。
【0198】
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
第5実施形態で生成される情報コードは、第2実施形態で生成される情報コードの特徴を全て含み、更に、空き領域の境界部に第4実施形態と同様の識別表示部を設けた構成となっている。
【0199】
なお、
図36の例は、空き領域の位置及び空き領域の内容が
図24と異なるだけであり、それ以外は
図24の情報コードと同様である。なお、空き領域の位置は、
図24と同一の位置としてもよい。
【0200】
本構成でも、第1実施形態と同一の情報コード生成装置2によって情報コード200を生成することができる。そして、この情報コード200も、コード領域の内部に、特定パターン領域(位置検出パターン204、タイミングパターン、アライメントパターンなどの領域)と、複数種類のセルによって解読対象となるデータを記録するデータ記録領域と、複数種類のセルによって誤り訂正符号を記録する誤り訂正符号記録領域とが設けられている。そして、空き領域210は、誤り訂正符号による誤り訂正の対象領域として構成されている。即ち、情報コード200は、公知のQRコード(登録商標)として構成されており、空き領域210の描画によって生じるデータの誤りを、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号によって訂正できるようになっている。
【0201】
この例では、情報コード生成装置2によって情報コード200を生成する際に、公知の方法でQRコード(登録商標)を生成した後、そのQRコード(登録商標)の一部に上書きする構成で、所定の位置に空き領域210を設けている。そして、その空き領域210の境界部又は境界部に隣接する位置に、データ記録領域におけるセルの表示方式とは異なる表示方式の識別表示部を設けた構成で情報コード200を生成している。なお、
図36の例では、識別表示部220を、所定の線形状の輪郭線220aによって構成している。この輪郭線220aは、第4実施形態の代表例と同様の特徴を有しており、例えば、セルの色とは異なる所定色の線として構成されており、線種は、例えば、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線等の公知の線種となっている。そして、このように輪郭線220aで明示された境界部の内側に、様々なデザインや情報などを表示することができる。なお、
図36では、空き領域210の内部の描画内容を省略しており、各コードワードの領域A0〜A25の領域や、形式情報等が記録される固定領域(ハッチング領域)の具体的なセル内容も省略して示している。
【0202】
そして、本実施形態では、例えば
図35のような流れで情報コードの読み取りを行う。
この例では、まず、情報コードを撮像し、その情報コードの外形を検出する(S41)。そして、所定位置に配置されたフォーマット情報を読み取り、撮像された情報コードのコード種(型番など)等を特定する(S42)。なお、
図35の読み取り処理は、例えば公知のQRコードの読み取りを想定した処理となっており、外形の認識やフォーマット情報の読み取りは規格化されたQRコードの公知の読み取り方法で行うことができる。
【0203】
このように撮像された情報コードの外形及びコード種が特定された後には、空き領域の境界情報を検出する。この検出方法は第4実施形態の代表例と同様であり、受光センサ23(撮像部)によって撮像された情報コードの撮像画像から、所定の線形状の輪郭線を検出する。例えば、
図36のような情報コード200が撮像された場合、輪郭線220aがセルの色とは異なる所定色によって構成されているため、その所定色の領域を抽出することで輪郭線220aを検出することができる。そして、境界情報が存在する場合(即ち、輪郭線220aが検出された場合)には、S44にてYesに進み、このように検出された輪郭線220aの内側の領域を空き領域210として認識する(S45)。一方、境界情報が存在しない場合(即ち、輪郭線220aが検出されない場合)には、S44にてNoに進む。
【0204】
S44にてYesに進み、S45にて空き領域210を認識した場合には、その後、マッピング処理を行い、QRコードで行われる公知のセル位置特定方法により各セル位置を特定し、各セル位置の明暗を判定する(S46)。このような明暗判定結果に基づいて各コードワード(データコードワード及び誤り訂正コードワード)の記録内容を読み取る。そして、データコードワードの内容を解読する。このデータコードワードの解読を行う際には、S45で検出された空き領域210に存在するコードワードの位置を誤り位置とした上で消失訂正を行う(S47)。なお、誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行う方法は公知であり、その誤り訂正の際に、誤り位置が既知となっている上での訂正(消失訂正)も公知であるため、公知の消失訂正方法を用いて訂正を行えばよい。一方、S44にてNoに進む場合には、通常のQRコードの読み取りと同様の読み取りを行う。この場合にも、マッピング処理を行い、QRコードで行われる公知のセル位置特定方法により各セル位置を特定し、各セル位置の明暗を判定する(S48)。そして、このような明暗判定結果に基づいて各コードワード(データコードワード及び誤り訂正コードワード)の記録内容を読み取る。なお、S49の解読では、誤り位置が特定できないため、誤り位置が未知であるものとして一般的な誤り訂正を行うことになる。
【0205】
なお、本構成では、制御回路40(
図2)が解読部の一例に相当し、受光センサ23(撮像部)によって情報コード200が撮像された場合に、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行い、データ記録領域に記録されたデータを解読するように機能する。また、制御回路40は、空き領域検出部に相当し、空き領域210の位置を検出するように機能し、更に、空き領域検出部によって検出された空き領域210の位置と、誤り訂正符号記録領域に記録された誤り訂正符号とに基づき、空き領域210の位置を誤り位置として消失訂正を行い、データ記録領域に記録されたデータを解読している。
【0206】
このような構成によれば、空き領域の位置を既知の誤り位置として消失訂正を行うことができるため、誤り位置が不明な場合の誤り訂正よりも訂正効率を高めることができる。例えば、このような消失訂正を前提とすれば、誤り訂正が可能となる領域をより広げやすいため、空き領域をより大きく確保しやすくなり、空き領域をより一層自由に構成しやすくなる。
【0207】
なお、第5実施形態の上記代表例では、識別表示部220が所定の線形状の輪郭線220aとなっている例を示したが、識別表示部220は、第4実施形態の各変更例の構成であってもよく、この場合、各変更例で説明した方法と同様の方法で識別表示部を検出すればよい。
【0208】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0209】
本発明は、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを表示し得る表示装置として構成することもできる。また、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを印刷し得る印刷装置として構成することもできる。更に、上述したいずれか1又は複数若しくは全ての情報コードを生成するためのコンピュータ読取可能なプログラムとして構成することもできる。また、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードを生成するためのプログラムを記録した記録媒体として構成することもできる。更に、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードが付された情報コード媒体(印刷物、ダイレクトマーキング等によって構成された形成物など)として把握することもできる。また、上述した1又は複数若しくは全ての情報コードが表示された表示画像として把握することもできる。
【0210】
図1等の構成では、情報コード生成装置2と情報コード読取装置10が別々の装置として構成された例を示しているが、情報コード生成装置2が情報コード読取装置10として構成されていてもよい。
【0211】
上記実施形態では、コード領域の中央部に空き領域110を設けた例を示したが、空き領域110の配置はこの例に限られない。例えば、
図1等では、空き領域に図形を付した構成を示したが、図形、模様、色彩又はこれらの結合からなる構成であれば他の様々なデザインを採用することができる。また、デザインに代えて、或いはデザインと共に情報を表示する場合、その情報の内容は様々である。例えば、情報コード100に記録されるデータを提供する提供主体(事業主や個人等)の名称や当該提供主体のサイトのアドレスなどであってもよく、或いは情報コード100に記録されるデータに関する商品名や役務名などであってもよい。
【0212】
上記実施形態では、他種コードとしてQRコードを例に挙げ、情報コード100で用いる特定パターンとしてQRコードの特定パターンを例に挙げたが、これ以外の種類の二次元コードを用いてもよい。例えば、他種コードとしてデータマトリックスコードを用い、情報コード100で用いる特定パターンをデータマトリックスコードの特定パターンとしてもよい。
【0213】
図5のように設定した配置変換表における対応関係は、
図26のように任意に変更することができる。例えば、情報コード生成装置2、情報コード読取装置10において
図5のように設定されていた配置変換表を
図26のように変更した場合、生成される情報コード100では、22〜26番目のコードワードの配置が、
図5右図のような配置(22〜26番の配置候補位置に記録する配置)から
図26右図のような配置(42〜46番の配置候補位置に記録する配置)に変更され、これにより空き領域110の位置や形状も変化することになる。つまり、この構成では、配置変換表を調整することで空き領域110の位置や形状を調整することができ、空き領域を構成する上での自由度をより高めることができる。
【0214】
上記実施形態では、空き領域の設定方法を2つのモードから選択する例を示したが、この例に限定されるものではなく、例えば、ユーザ定義の任意形状に対応する独自のパターンを使用するモードなど、上述の2つのモード以外のモードを追加してもよい。