(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような柄香炉は、使用が限定的であるため、市場に供される製品の種類が少なく、比較的重く、大きなものとなっていた。携行用の柄香炉もあるが、大きさ等の点で満足のいくものではなく、携行に不便であった。
【0004】
一方、近年、葬儀や法事を寺院や個人宅で行わず、葬儀場、墓地の管理事務所等で行うことが普通になっているため、元来、葬儀や法事のときに必ず使用していた柄香炉が使用されなくなってきた。このため、葬儀や法事が荘厳さを欠くようになってきた。
【0005】
そこで、本出願人は、携行可能で且つ薫香中に立ち消えを起こし難い柄香炉を提案している(特願2013−046393)。しかしながら、柄香炉は、そもそも長尺で重量のある用具であるため、携行するには形状的に不便であり、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、容易に携行可能な柄香炉を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、香を薫香するための香炉部と、香炉部に取り付けられる柄と、を備えた柄香炉であって、柄は、香炉部を取り付けるための取付部を有し、香炉部と柄の取付部とを磁力により着脱可能に取り付けるための永久磁石を備えている。
このように構成された本発明では、香炉部と柄とを永久磁石による磁力によって、着脱可能とすることができる。磁力による着脱は簡単であるので、組み立て及び分解が容易である。したがって、持ち運びの際には分解状態として鞄等に収納できるので、葬儀や法事等の際の携行を容易とすることができる。また、使用場所では分解された香炉部と柄とを永久磁石によって即座に組み立て、使用に供することができる。
また、最近では、香を生活に取り入れてアロマを楽しむことが増えてきており、本発明のように、分離可能で簡易な柄香炉は一般の人々にも抵抗感なく受け入れられる。その際、薫香中に手で持てないほど本体部分が熱せられる場合であっても、本発明の柄香炉は持ち運びが容易である。
【0008】
また、本発明において好ましくは、香炉部は、柄の取付部上に載置された状態で取り付けられ、柄の取付部と香炉部の底部とは、少なくとも一方が磁性体を含み、永久磁石が磁性体に対して吸引力を及ぼす。
このように構成された本発明では、永久磁石と磁性体とが磁気吸引力を及ぼし合うことにより、柄と香炉部とを磁気的に吸着させることができる。
【0009】
また、本発明において好ましくは、香炉部は、柄の取付部上に載置された状態で取り付けられ、永久磁石は、柄の取付部に設けられた第1の永久磁石と、香炉部の底部に設けられた第2の永久磁石と、を含み、第1の永久磁石と第2の永久磁石が互いに吸引力を及ぼす。
このように構成された本発明では、第1の永久磁石と第2の永久磁石とが磁気吸引力を及ぼし合うことにより、柄と香炉部とを磁気的に吸着させることができる。
【0010】
また、本発明において好ましくは、柄は、使用者が握ることが可能な水平方向に延びる把持部と、把持部の一端側から下方に延びる脚部と、把持部の他端側において、把持部の下面に取り付けられる台座部と、を備え、柄香炉を床面に配置したときに、脚部と台座部によって柄香炉が支持される。
【0011】
また、本発明において好ましくは、柄は、使用者が握ることが可能な水平方向に延びる把持部と、把持部の一端側から下方に延びる第1脚部と、把持部の他端側から下方に延びる第2脚部と、を備え、柄香炉を床面に配置したときに、第1脚部と第2脚部によって柄香炉が支持される。
【0012】
また、本発明において好ましくは、柄は、使用者が握ることが可能な水平方向に延びる把持部と、把持部の一端側から下方に延びる第1脚部と、把持部の他端側から下方に延びる第2脚部と、第2脚部の下端側から把持部に対して反対側へ水平方向に延びる延長部と、を備え、延長部が取付部を含み、柄香炉を床面に配置したときに、第1脚部と延長部、又は、第1脚部と取付部に載置された香炉部の脚部によって柄香炉が支持される。
【0013】
また、本発明において好ましくは、香炉部は、凹部を有する香炉本体容器と、この香炉本体容器の凹部内に配置される内部香炉容器と、を備え、内部香炉容器内に香を配置して薫香可能であり、内部香炉容器は、香炉本体容器に対して着脱可能に構成されている。
このように構成された本発明によれば、香炉部において、内部香炉容器内に香を配置して薫香することができるので、香炉本体容器は必ずしも難燃性の部材で構成しなくてもよくなる。このため、香炉本体容器は、木材,紙,プラスチック,セラミック,金属,ガラス,石等で形成することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携行に適した柄香炉を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
先ず、
図1乃至
図3を参照して、本発明の第1実施形態の柄香炉を説明する。
図1に示すように、本実施形態の柄香炉1は、香2を薫香するための香炉部10と、香炉部10に取り付けられる柄20と、香炉部10を柄20に取り付けるための取付手段である永久磁石40とを備えている。永久磁石40は、円板状に形成されたネオジウム磁石である。
【0017】
図2に示すように、香炉部10は、香炉本体11と、香炉本体11内に着脱可能に配置される内部香炉15とを備えている。
香炉本体11は、金属の磁性材料からなる金属ケースであり、有底円筒状の香炉本体容器12と、香炉本体容器12の上部開口を塞ぐための蓋体14とを備えている。香炉本体容器12は、底部の下側面に4本の脚部12aが下方に突出するように設けられている。薫香中、蓋体14は香炉本体容器12から取りはずされる。
【0018】
内部香炉15は、難燃性材料で形成され、内部に香2を配置して薫香可能である。本実施形態では、内部香炉15は、有底円筒状の内部香炉容器16と、内部香炉容器16の上部開口を塞ぐための蓋体18と、内部香炉容器16内に配置された薫香装置19とを備えている。内部香炉容器16と蓋体18は、セラミック製である。内部香炉容器16は、底部の下側面に円筒状の脚部16aが設けられている。薫香中、蓋体18は内部香炉容器16から取りはずされる。
【0019】
薫香装置19は、その上面に香2を載置する略円形の載置部と、この載置部の周縁から下方に延びる側面部とを備えた金網からなる部材である。薫香装置19は、香2の立ち消えを防止するように、内部香炉容器16の底部の上側面から側面部の高さだけ離間した状態に載置部が位置する。
なお、薫香装置19は、金網で構成することに限定されず、例えば、香の立ち消えを防止するように剣山で構成してもよく、この場合は、剣山が内部香炉容器16内に配置され、剣山の多数の針上に香2が配置される。
【0020】
柄20は、柄本体21と、柄本体21を支持する台座部30とを備えている。柄本体21は、薫香中に使用者が柄香炉1を持ち運ぶために把持する把持部22と、把持部22の一端側から下方へ延びる脚部23とを備えている。本実施形態では、柄本体21は、細長い金属等の磁性材料からなる平板(例えば、鋼板)をL字型に折り曲げて形成されている。また、脚部23の長さは台座部30の高さとほぼ等しい。このため、
図3に示すように柄香炉1を床面に配置したときに、把持部22は、床面との間に使用者の指を挿入するだけの空間を介して、床面に対してほぼ水平に延びる状態に保持される。
【0021】
台座部30は、把持部22の下面に対して着脱可能に構成されている。
図3に示すように、台座部30は、略三角錐状の中空の台座本体31と、台座本体31の頂部から上方へ延びる軸部32と、軸部32の上側に配置された有底円筒状の保持部33と、保持部33内に配置された円板状の永久磁石34とを備えている。軸部32は、台座本体31の頂部に固定されている。
【0022】
永久磁石34及び保持部33の底部には、それぞれ中央部に貫通孔が設けられている。軸部32には雌ネジ孔が形成されている。したがって、永久磁石34及び保持部33の貫通孔を貫通したネジ36が、軸部32に設けられた雌ネジ孔に螺合することにより、永久磁石34及び保持部33が台座本体31に固定されている。また、永久磁石34の貫通孔のネジ挿入側の端部には、ネジ36のネジ頭が永久磁石34の上面から突出せずに永久磁石34内に隠れるように、ネジ頭の形状に合わせて拡径部分が形成されている。
【0023】
台座部30は、永久磁石34による磁気吸引力により、柄20の把持部22の他端側(
図1−
図3の右側)の領域である取付部22a(
図2参照)の下面に着脱可能に取り付けられる。
なお、本実施形態では、柄本体21と台座部30とが別部品であり、台座部30が柄本体21の取付部22aに対して磁力によって着脱可能に構成されているが、これに限らず、柄20は、柄本体21と台座部30とが一体に固定された状態の単一部品であってもよい。
【0024】
また、香炉部10は、柄20の柄本体21の取付部22aの上面に永久磁石40を介して載置される。この永久磁石40により、柄20と香炉部10は磁気吸引力により一体に取り付けられる。
なお、本実施形態では、香炉部10と柄20とが別体であるので、香炉部10は、永久磁石40を用いて、把持部22の上面において長手方向の任意の位置に配置可能である。しかしながら、安定性の面から、香炉部10を台座部30の略上方に位置するように、香炉部10及び台座部30を柄本体21の取付部22aに取り付けることが好ましい。また、永久磁石40は、1枚の薄板状の磁石であってもよいし、高さ調整可能なように複数枚の薄板状の磁石から構成されていてもよい。
【0025】
次に、本実施形態の柄香炉1の使用について説明する。
本実施形態では、柄香炉1の持ち運びの際に、香炉部10と柄20とを分離して持ち運ぶことができる。これにより、長尺な形状を有する柄20を香炉部10から分離して鞄内等で嵩張らないように別々に収容することができるので、使用場所までの持ち運びを容易にすることができる。
また、使用場所では、柄本体21の取付部22aの下面に台座部30を磁気吸引力で取り付け、さらに永久磁石40を介して香炉部10を取付部22aの上面に磁気吸引力で容易に取り付けることができる。香炉部10は、内部に薫香装置19が組み込まれた内部香炉容器16を香炉本体容器12内に予め配置しておくか、香炉本体容器12を柄本体21に取り付けた後に内部香炉容器16を香炉本体容器12内に配置すればよい。よって、本実施形態の柄香炉1は、極めて短時間で組み立てることが可能である。
【0026】
また、使用中は、組み立てられた柄香炉1を床面に安定的に配置することができる。また、使用中に使用者が柄20の把持部22を掴んで柄香炉1を持ち運ぶこともできる。その際、香炉部10は、柄20に対して永久磁石40によってしっかりと吸い付けられているので、香炉部10の落下のおそれなく、安定的に柄香炉1を持ち運ぶことができる。
さらに、使用終了後は、香炉部10を柄20から取外して、必要により内部の灰の処理を行うことができる。香炉部10は、内部香炉容器16を香炉本体容器12から取り出して、香炉本体11と内部香炉15とを別々に持ち帰ってもよいし、一体にした状態で持ち帰ってもよい。また、柄20は、柄本体21と台座部30とを取外してそれぞれ持ち帰ってもよいし、一体の状態で持ち帰ってもよい。さらに、永久磁石40は、単体で持ち帰ってもよいし、香炉部10又は柄20にくっつけたまま持ち帰ってもよい。
【0027】
このように、本実施形態の柄香炉1は、香炉部10及び柄20を永久磁石40により、容易に分離状態から組み立て状態にすることができ、また、容易に組み立て状態から各部品へ分離することができる。また、使用中は、永久磁石40による強固な磁気吸引力により、香炉部10を柄20に安定的に保持することができる。
【0028】
次に、
図4及び
図5を参照して、本発明の改変例に係る香炉部について説明する。
上記実施形態では、永久磁石40が香炉部10と別体であったが、これに限らず、永久磁石40を香炉部10と一体に構成してもよい。
図4(a)に示す改変例では、香炉部110が、非磁性体であるセラミック製の香炉本体容器112を備えている。香炉本体容器112内には
図1の実施形態と同様な内部香炉容器16が配置されている。香炉本体容器112は、有底円筒状の本体部112aと、本体部112aの底部から下方へ延びる円筒状の脚部112bとを備えている。本実施形態では、永久磁石40は、本体部112aの底部の下側面に接着剤112cを介して接着されている。永久磁石40の厚さは、脚部112bの長さ以上に設定されており、永久磁石40は柄本体21の取付部22aの上面に当接した状態で、香炉部110と柄20とを磁気吸引力で取り付けることができる。
なお、永久磁石40の厚さが脚部112bの長さ未満である場合は、永久磁石40と柄本体21とは当接しないが、この構成においても、香炉部110を柄本体21上に磁気吸引力により保持することが可能である。
【0029】
また、
図4(b)に示す実施形態では、香炉本体容器112の本体部112aの底部の下側面と脚部112bとによって形成される空間内に、永久磁石40がセラミック材料112dを焼結することにより埋め込まれている。セラミック材料の代わりに、接着剤等により永久磁石40を埋め込んでもよい。
図4(a),
図4(b)に示したように、香炉部110の香炉本体容器112が非磁性材料で形成されている場合には、永久磁石40を香炉本体容器112に一体的に固定すると好適である。
【0030】
なお、香炉部の香炉本体容器等が非磁性体である場合に、永久磁石ではなく、磁性材料を香炉本体容器に一体的に固定することにより、香炉本体容器を実質的に磁性体として、
図1と同様に別体の永久磁石40によって、柄本体21に磁力により取り付けてもよい。
【0031】
また、
図5(a)に示す実施形態では、香炉部210の香炉本体容器212及び内部香炉容器216が共に非磁性体である。この場合、永久磁石40を内部香炉容器216内に配置することにより、香炉本体容器212の底部及び内部香炉容器216の底部を、永久磁石40と柄本体21の取付部22aとの間に挟み込むことにより、磁力により香炉部210と柄本体21とを一体に取り付けることができる。なお、
図5(a)の実施形態において、永久磁石40を内部香炉容器216ではなく、香炉本体容器212の底部の上側面に配置し、その上に内部香炉容器216を載置してもよい。
なお、
図5(a)の例において、香炉部210内に永久磁石40を配置する代わりに、磁性材料(例えば、鋼板)を配置し、香炉部210を実質的に磁性体として、
図1と同様に別体の永久磁石40によって、香炉部210を柄本体21に磁力により取り付けてもよい。
【0032】
また、
図5(b)に示す実施形態は、柄本体121及び香炉部210が非磁性材料で構成された例を示している。
図5(b)では、柄本体121の取付部122a,香炉部210内に、それぞれ第1永久磁石40a,第2永久磁石40bを設けている。第1永久磁石40aは、取付部122aの上面に接着剤等により固定的に取り付けられている。
なお、
図5(b)の例において、第1永久磁石40a,第2永久磁石40bのいずれか一方を永久磁石ではなく磁性材料としてもよい。また、両方を磁性材料として、
図1と同様に別体の永久磁石40を挟み込んで、香炉部210を柄本体121に磁力により取り付けてもよいし、台座部30の永久磁石34の磁力により、磁性体としての柄本体及び香炉部を吸着してもよい。
【0033】
以上のように、柄本体と香炉部が、磁性材料で形成されるか、非磁性材料で形成されるかによって種々の形態が可能であるが、少なくとも1つの永久磁石を必要とする。形態としては、柄本体と香炉部の両方が磁性体である場合と、一方が磁性体である他方が非磁性体である場合と、両方が非磁性体である場合がある。なお、柄本体及び香炉部の本体部分が非磁性材料で形成されていても、鋼板等の磁性材料を柄本体や香炉部に一体的に固定又は内部に配置すれば、柄本体及び香炉部を磁性体として扱うことができる。
両方が磁性体である場合は、永久磁石を間に挟むか、永久磁石を柄本体と香炉部の一方に配置して他方を磁力で吸着すればよい。また、一方のみが磁性体である場合は、非磁性体の部材に永久磁石を配置して、磁性体の部材を磁力で吸着すればよい。また、両方が非磁性体である場合は、両方に永久磁石を配置すればよく、この場合は永久磁石の使用箇所は2ヶ所必要となる。
また、永久磁石や鋼板等の磁性材料を柄本体又は香炉部に一体的に固定状態にすることも可能であり、別体の部品とすることも可能である。さらには、柄本体と香炉部のそれぞれに永久磁石を固定状態で取り付けておくことも可能である。
【0034】
次に、
図6及び
図7を参照して、本発明の第2及び第3実施形態について説明する。
上記実施形態は、柄本体21がL字型に形成されていたが、
図6はコの字型の柄本体を有する実施形態であり、
図7はクランク型の柄本体を有する実施形態である。
図6に示すように、第2実施形態の柄香炉301では、柄320が、把持部322と、把持部322の一端側から下方へ延びる第1脚部323と、把持部322の他端側から下方へ延びる第2脚部324と、把持部322の他端側から更に長手方向に第1脚部323に対して反対側へ水平方向に延びる延長部325とを備えている。
【0035】
図6の実施形態では、延長部325に取付部325aが設けられており、
図1の実施形態と同様に、永久磁石40により香炉部10が取付部325aに着脱可能に取り付けられている。
図6に示すように、柄香炉301を床面に配置したとき、第1脚部323と第2脚部324が床面と当接し、これら脚部323,324によって把持部322が床面とほぼ水平に保持された状態で、柄香炉301が安定的に支持される。
【0036】
また、
図7に示すように、第3実施形態の柄香炉401では、柄420が、把持部422と、把持部422の一端側から下方へ延びる第1脚部423と、把持部422の他端側から下方へ延びる第2脚部424と、第2脚部424の下端側から更に長手方向に第1脚部423に対して反対側へ略水平方向に延びる延長部425とを備えている。
【0037】
図7の実施形態では、延長部425に取付部425aが設けられており、
図1の実施形態と同様に、永久磁石40により香炉部10が取付部425aに着脱可能に取り付けられている。
図7に示すように、柄香炉401を床面に配置したとき、第1脚部423と香炉部10の香炉本体容器12の脚部12aとが床面に当接し、これら脚部423,12aによって把持部422が床面とほぼ水平に保持された状態で、柄香炉401が安定的に支持される。
【0038】
なお、本実施形態では、香炉部10を延長部425の取付部425aの上面に永久磁石40を介して載置したときに、香炉本体容器12の脚部12aが延長部425の下面よりも下方へ突出するため、柄香炉401が、第1脚部423と脚部12aとによって支持される。しかしながら、脚部12aが延長部425の下面よりも下方へ突出しない程度の長さである場合、又は、香炉本体容器12が脚部12aを備えていない場合には、第1脚部423と延長部425によって、柄香炉401が安定的に支持される。
【0039】
また、上記実施形態では、柄20,320,420の脚部,把持部及び延長部の長さが固定であったが、これに限らず、これらを伸縮自在に構成してもよい。例えば、中空部材を用いて柄を構成し、中空部材を互いに入れ子式にスライド可能とすることにより、柄を伸縮自在にすることができる。
【0040】
次に、
図8を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。
図8の実施形態は、
図1の実施形態とは異なり、柄と香炉部とを永久磁石ではなく、ボルト及びナットで簡易に取り付ける例である。
図8に示す柄香炉501では、香炉部510の香炉本体容器512の底部中央と、柄520の取付部522aと、台座部530の軸部532及び台座本体531の頂部には、それぞれ貫通孔が設けられている。本実施形態では、ボルト50を香炉本体容器512側から貫通孔に差し入れ、柄520の取付部522aの貫通孔,台座部530の軸部532及び台座本体531の頂部の貫通孔にそれぞれ通して、台座部530の台座本体531内に、ボルト50のネジ先端部を突出させる。そして、ボルト50の先端部にナット52を指等でねじ込むことにより、香炉部510,柄520の取付部522a,及び台座部530を一体に固定することができる。また、ナット52を取外すことにより、香炉部510,柄520の取付部522a,及び台座部530を容易に分離することができる。ナット52は、指でねじ込み及び取り外しが容易となるように、側面に滑り止め溝が設けられていると好適である。
このように、ボルト50及びナット52を取付手段として用いることにより、簡易に柄香炉を分解及び組み立てすることができ、また、組み立て状態において、柄520に香炉部510を安定的にしっかりと固定することができる。
【0041】
なお、上記実施形態では、香2を配置する内部香炉15が難燃性材料で形成されているため、香炉本体11は内部香炉15の側面を覆い意匠性を与える役割を担っている。したがって、香炉本体11として、据え置き型の香炉を用いることができるのはもちろんだが、それ以外に、ジュエリーボックス,ピルケース,ファンシーボックスを利用することができる。特に、宗教儀式等の使用目的でない場合は、使用者の好みにより、意匠性のある容器を選択することができる。
また、香炉本体11は非磁性材料で形成されてもよく、木材、紙、プラスチック、セラミック材料,ガラス,石等で形成することができる。