特許第6248710号(P6248710)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248710
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】仕切り体
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/492 20060101AFI20171211BHJP
   B65D 5/495 20060101ALI20171211BHJP
【FI】
   B65D5/492
   B65D5/495
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-42996(P2014-42996)
(22)【出願日】2014年3月5日
(65)【公開番号】特開2015-168444(P2015-168444A)
(43)【公開日】2015年9月28日
【審査請求日】2016年7月1日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】齊藤 幸雄
【審査官】 新田 亮二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第03997102(US,A)
【文献】 実開平01−006220(JP,U)
【文献】 実開昭61−188915(JP,U)
【文献】 実開昭57−092619(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3021728(JP,U)
【文献】 特開2003−341743(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 5/00 − 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱内を複数の収容空間に区画するための仕切り体であって、
第一仕切り板と、
前記第一仕切り板の下縁部に連設され、前記第一仕切り板の左側面に重なる左側板と、
前記左側板の上縁部に連設され、前記第一仕切り板の上端面に重なる上板と、
前記上板の右縁部に連設され、前記第一仕切り板の右側面に重なる右側板と、
前記左側板の前後の両縁部および前記右側板の前後の両縁部にそれぞれ連設された四つの第二仕切り板と、を備え、
前記第一仕切り板は、前記左側板および前記右側板よりも前後方向に突出し、
前記各第二仕切り板は、左右方向に延ばされており、
前記第一仕切り板の上縁部には、前記上板が収容される凹部が形成されていることを特徴とする仕切り体。
【請求項2】
前後一対の前記第二仕切り板に組み合わされる第三仕切り板を備え、
前記第二仕切り板に対して、前記第三仕切り板を上下方向に嵌め合わせることを特徴とする請求項1に記載の仕切り体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、箱内に複数の収容空間を区画するための仕切り体に関する。
【背景技術】
【0002】
段ボール製の仕切り体としては、左右一対の第一仕切り板と、前後一対の第二仕切り板とを格子状に組み合わせたものがある。この仕切り体を箱内に収容することで、箱内に複数の収容空間を区画することができる。
【0003】
前記した仕切り体としては、前後一対の第二仕切り板の中央部に上下方向の折線が形成されているものがある。そして、仕切り体を搬送や保管するときには、折線において壁面を折り曲げることで、仕切り体を折り畳むことができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−198959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記したように、前後一対の第二仕切り板の中央部に折線を形成した場合には、仕切り体を箱内に収容したときに、中央の収容空間が変形し易くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、前記した問題を解決し、コンパクトに折り畳むことができるとともに、収容空間の形状を安定させることができる仕切り体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、箱内を複数の収容空間に区画するための仕切り体である。前記仕切り体は、第一仕切り板と、前記第一仕切り板の下縁部に連設され、前記第一仕切り板の左側面に重なる左側板と、前記左側板の上縁部に連設され、前記第一仕切り板の上端面に重なる上板と、前記上板の右縁部に連設され、前記第一仕切り板の右側面に重なる右側板と、を備えている。また、前記仕切り体は、前記左側板の前後の両縁部および前記右側板の前後の両縁部にそれぞれ連設された四つの第二仕切り板を備えている。そして、前記第一仕切り板は、前記左側板および前記右側板よりも前後方向に突出し、前記各第二仕切り板は、左右方向に延ばされている。前記第一仕切り板の上縁部には、前記上板が収容される凹部が形成されている。
【0008】
この構成では、第一仕切り板と四つの第二仕切り板とが左側板および右側板を介して連結されているため、一枚のブランクシートから仕切り体を形成することができる。
また、各第二仕切り体を左側板および右側板に対して傾動させて、各第二仕切り板を第一仕切り板に重ねることで、仕切り体をコンパクトに折り畳むことができる。
また、収容空間を囲む壁面内に折線が形成されないため、収容空間の形状を安定させることができ、仕切り体の強度を高めることができる。
【0009】
前記した仕切り体では、前後一対の前記第二仕切り板に組み合わされる第三仕切り板を設け、前記第二仕切り板に対して、前記第三仕切り板を上下方向に嵌め合わせることが望ましい。
【0010】
この構成では、前後一対の第二仕切り板に第三仕切り板を組み合わせることで、箱内に区画する収容空間を増やすことができる。なお、第三仕切り板の数は限定されるものではない。
また、第二仕切り板に対して第三仕切り板が上下方向に嵌め合わされており、第三仕切り板に対して第二仕切り板が前後方向に傾動自在である。したがって、第二仕切り板と第三仕切り板とを嵌め合わせた状態のままで、これらを第一仕切り板に重ねることができ、仕切り体をコンパクトに折り畳むことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の仕切り体では、一枚のブランクシートから仕切り体を形成することができる。また、仕切り体をコンパクトに折り畳むことができるとともに、収容空間の形状を安定させることができ、仕切り体の強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態の仕切り体を示した斜視図である。
図2】本実施形態の仕切り体のブランクシートを示した図である。
図3】(a)は第一仕切り板に左側板を重ねた状態の斜視図、(b)は第一仕切り板に右側板を重ねた状態の斜視図である。
図4】左側板および右側板に対して第二仕切り板を折り曲げた状態の斜視図である。
図5】各第二仕切り板に第三仕切り板を嵌め合わせる段階を示した斜視図である。
図6】(a)は仕切り体を示した平面図、(b)は仕切り体を折り畳む段階を示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の仕切り体1は、図1に示すように、箱2内に複数の収容空間3を形成するものであり、格子状を呈している。
本実施形態の仕切り体1を直方体の箱2内に収容すると、箱2内に十二個の収容空間3が形成される。収容空間3は、直方体の空間であり、各収容空間3は略同じ大きさに形成される(図6(a)参照)。
【0014】
仕切り体1は、第一仕切り板10と、第一仕切り板10に対して左右両方に延ばされた四つの第二仕切り板21〜24と、第一仕切り板10の左右両側に並べられた第三仕切り板30,30と、をそれぞれ直交させて組み合わせたものである(図6(a)参照)。
【0015】
第一仕切り板10および各第二仕切り板21〜24は、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各折線において谷折りまたは山折りすることで形成される。
また、第三仕切り板30は、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS2によって形成されている。
このように、仕切り体1(図1参照)は、一枚のブランクシートS1と、二枚のブランクシートS2,S2と、からなる三ピース構造である。
【0016】
ブランクシートS1,S2の各折線(罫線)は、ブランクシートS1,S2の表面を押し込んで形成された線状の溝である。なお、折線に切り込みを形成してもよい。このようにすると、折線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
【0017】
第一仕切り板10は、図3(a)に示すように、長方形の壁体であり、上下方向よりも前後方向に大きく形成されている。第一仕切り板10の上下方向の長さは、図1に示すように、箱2の内部空間の高さと同じかそれ以下である。また、第一仕切り板10の前後方向の長さは、図6(a)に示すように、箱2の内部空間の前後方向の幅と同じである。
【0018】
図3(a)に示すように、第一仕切り板10の上縁部の中央部には、凹部10aが形成されている。凹部10aは、後記する上板13が収容される空間である。凹部10aの前後方向の幅は、上板13の前後方向の幅と同じであり、凹部10aの深さ(上下方向の長さ)は、上板13の厚さと同じである。
【0019】
第一仕切り板10の下縁部の中央部には、図2に示すように、折線L1を介して帯状の下板11が連設されている。下板11は、第一仕切り板10の下端面に重なる部位である。
下板11の前後方向の長さは、第一仕切り板10の前後方向の長さの略三分の一の長さである。
【0020】
下板11には、折線L2を介して左側板12が連設されている。下板11の左右両縁の折線L1および折線L2は平行している。
左側板12は、図3(a)に示すように、第一仕切り板10の左側面に重なる長方形の部位である。左側板12の上下方向の長さは、第一仕切り板10の下縁部から凹部10aの底部までの長さと同じである。
【0021】
左側板12の前縁部には、図6(a)に示すように、折線L3(図2参照)を介して、左前の第二仕切り板21が連設されている。
左前の第二仕切り板21は、左側板12に対して左方に延ばされている。また、左前の第二仕切り板21は、左側板12に対して直角に形成されている。
左前の第二仕切り板21の左右方向の長さは、左側板12の左右方向の長さの略二倍であり、箱2の内部空間の左右方向の幅の半分である。
【0022】
左前の第二仕切り板21の左右方向の略中間部には、図5に示すように、スリット25が形成されている。スリット25は、第二仕切り板21の上縁部から上下方向の略中間位置に亘って形成された細長い切り込みである。
このスリット25は、第三仕切り板30が差し込まれる部位であり(図1参照)、第三仕切り板30の厚さと同じ幅に形成されている。また、スリット25の上端部は、上縁部に向かうに従って漸次拡幅されている。
【0023】
左側板12の後縁部には、図6(a)に示すように、折線L4(図2参照)を介して、左後の第二仕切り板22が連設されている。
左後の第二仕切り板22は、左側板12に対して左方に延ばされている。また、左後の第二仕切り板22は、左側板12に対して直角に形成されている。
左後の第二仕切り板22は、左前の第二仕切り板21と同じ形状である(図5参照)。このように、左側板12の前後の両縁部には、前後一対の第二仕切り板21,22がそれぞれ連設されている。また、前後一対の第二仕切り板21,22は平行している。
【0024】
左側板12の上縁部には、図4に示すように、折線L5(図2参照)を介して、上板13が連設されている。上板13は、第一仕切り板10の上端面に重なる部位であり、第一仕切り板10の凹部10a(図3(a)参照)に収容される。これにより、上板13は第一仕切り板10の上縁部よりも突出しない。
【0025】
上板13には、折線L6(図2参照)を介して右側板14が連設されている。上板13の左右両縁の折線L5および折線L6は平行している。
右側板14は、図3(b)に示すように、第一仕切り板10の右側面に重なる長方形の部位である。右側板14は、左側板12と同じ形状に形成されている(図2参照)。
【0026】
右側板14の前縁部には、図4に示すように、折線L7(図2参照)を介して、右前の第二仕切り板23が連設されている。また、右側板14の後縁部には、折線L8(図2参照)を介して、右後の第二仕切り板24が連設されている。このように、右側板14の前後の両縁部には、前後一対の第二仕切り板23,24がそれぞれ連設されている。
【0027】
図6(a)に示すように、右側の前後一対の第二仕切り板23,24と、左側の前後一対の第二仕切り板21,22とは、第一仕切り板10を境界として左右対称な形状である。そして、左側の第二仕切り板21,22の左縁部から右側の第二仕切り板23,24の右縁部までの長さは、箱2の内部空間の左右方向の幅と同じである。
【0028】
左右の第三仕切り板30,30は、図6(a)に示すように、第一仕切り板10の左右両側で、各第二仕切り板21〜24に組み合わされる長方形の壁体である(図1参照)。
両第三仕切り板30,30は、第一仕切り板10に平行している。第一仕切り板10および二つの第三仕切り板30,30は左右方向に等間隔に並べられている。
第三仕切り板30の上下方向および前後方向の長さは、第一仕切り板10の上下方向および前後方向の長さと同じである(図2参照)。
【0029】
第三仕切り板30には、図5に示すように、前後二つのスリット35,35が形成されている。スリット35は、第三仕切り板30の下縁部から上下方向の略中間位置に亘って形成された細長い切れ込みである(図2参照)。
前後のスリット35,35の間隔は、前後一対の第二仕切り板21,22(23,24)の間隔と同じである。
スリット35は、第二仕切り板21〜24が差し込まれる部位であり、第二仕切り板21〜24の厚さと同じ幅に形成されている。また、スリット35の下端部は、下縁部に向かうに従って漸次拡幅されている。
【0030】
図1に示すように、第三仕切り板30と、前後一対の第二仕切り板21,22(23,24)とは、スリット25,35の位置において組み合わされている。
具体的には、左側の第三仕切り板30の両スリット35,35には、左側の前後一対の第二仕切り板21,22の両スリット25,25の底部よりも下側の部位がそれぞれ差し込まれる。
また、左側の前後一対の第二仕切り板21,22の両スリット25,25には、左側の第三仕切り板30の両スリット35,35の底部よりも上側の部位が差し込まれる。
【0031】
同様に、右側の第三仕切り板30の両スリット35,35には、右側の前後一対の第二仕切り板23,24の両スリット25,25の底部よりも下側の部位がそれぞれ差し込まれる。
また、右側の前後一対の第二仕切り板23,24の両スリット25,25には、右側の第三仕切り板30の両スリット35,35の底部よりも上側の部位が差し込まれる。
【0032】
前記したように、第三仕切り板30と、前後一対の第二仕切り板21,22(23,24)とを上下方向に嵌め合わせた場合には、図6(b)に示すように、第三仕切り板30に対して、前後の第二仕切り板21,22(23,24)が前後方向に傾動自在である。
これにより、前後の第二仕切り板21,22(23,24)を例えば後方に傾動させると、第三仕切り板30は、第一仕切り板10側に向けて斜め後方に移動する。
【0033】
次に、仕切り体1を組み立てる手順について説明する。
まず、図2に示すブランクシートS1の状態から、折線L1において、第一仕切り板10に対して下板11を折り曲げるとともに、折線L2において、下板11に対して左側板12を折り曲げる。これにより、図3(a)に示すように、第一仕切り板10の左側面に左側板12が重なる。
【0034】
また、図3(b)に示すように、折線L5において、左側板12に対して上板13を折り曲げるとともに、折線L6において、上板13に対して右側板14を折り曲げる。これにより、第一仕切り板10の右側面に右側板14が重なる。
【0035】
続いて、図6(a)に示すように、折線L3(図2参照)および折線L4(図2参照)において、左側板12に対して、左前の第二仕切り板21および左後の第二仕切り板22を折り曲げて、第二仕切り板21,22を第一仕切り板10に対して直交させる(図4参照)。
また、折線L7(図2参照)および折線L8(図2参照)において、右側板14に対して、右前の第二仕切り板23および右後の第二仕切り板24を折り曲げて、第二仕切り板23,24を第一仕切り板10に対して直交させる(図4参照)。
【0036】
さらに、図5に示すように、左側の第三仕切り板30を左側の前後一対の第二仕切り板21,22に嵌め合わせるとともに、右側の第三仕切り板30を右側の前後一対の第二仕切り板23,24に嵌め合わせる。
【0037】
これにより、図1に示すように、格子状の仕切り体1が形成される。仕切り体1では、図6(a)に示すように、左右方向に第一仕切り板10および二つの第三仕切り板30,30が三列に等間隔に並べられ、前後方向に各第二仕切り板21〜24が二列に並べられている。
【0038】
そして、仕切り体1を箱2内に収容すると、箱2内は十二個の収容空間3に区画される。各収容空間3は直方体の空間であり、各収容空間3の前後左右方向および上下方向の長さは略同じ大きさに形成される。
【0039】
次に、仕切り体1を搬送や保管するときには、図6(b)に示すように、前後の第二仕切り板21,22(23,24)を左側板12および右側板14に対して後方に傾動させる。これにより、各第二仕切り板21〜24と両第三仕切り板30,30とを嵌め合わせた状態のままで、各第二仕切り板21〜24および両第三仕切り板30,30を第一仕切り板10の左右両側に重ねることができ、仕切り体1を折り畳むことができる。
【0040】
以上のような仕切り体1では、図2に示すように、第一仕切り板10と四つの第二仕切り板21〜24とが左側板12および右側板14を介して連結されている。したがって、ブランクシートS1と二枚のブランクシートS2,S2との三ピースによって、仕切り体1を形成することができる。このように、仕切り体1は、部品点数が少なく、組立作業が簡単である。
【0041】
また、仕切り体1では、図6(b)に示すように、各第二仕切り板21〜24を左側板12および右側板14に対して後方に傾動させることで、各第二仕切り板21〜24および両第三仕切り板30,30を第一仕切り板10に重ねることができる。このように、仕切り体1をコンパクトに折り畳むことができるため、仕切り体1を搬送や保管するために必要なスペースを小さくすることができる。
なお、本実施形態では、各第二仕切り板21〜24を後方に傾動させているが、各第二仕切り板21〜24を前方に傾動させてもよい。
【0042】
また、仕切り体1では、収容空間3を囲む壁面内に折線が形成されないため、収容空間3の形状を安定させることができ、仕切り体1の強度を高めることができる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の仕切り体1では、図1に示すように、第一仕切り板10の左右両側に第三仕切り板30,30が設けられているが、第三仕切り板30の数は限定されるものではない。そして、第三仕切り板30の数を増やすことで、箱2内に区画する収容空間3を増やすことができる。
また、第一仕切り板10の左右のいずれか一方のみに第三仕切り板30を設けてもよい。さらに、第三仕切り板30を設けなくてもよく、この場合には、箱2内に六つの収容空間が形成される。
【0044】
本実施形態の仕切り体1では、図5に示すように、第二仕切り板21〜24の上部にスリット25が形成され、第三仕切り板30の下部にスリット35が形成されている。しかしながら、第二仕切り板21〜24の下部にスリット25を形成し、第三仕切り板30の上部にスリット35を形成してもよい。この場合には、各第二仕切り板21〜24の下方から第三仕切り板30を嵌め合わせることになる。
【0045】
本実施形態の仕切り体1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって仕切り体1を形成してもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 仕切り体
2 箱
3 収容空間
10 第一仕切り板
10a 凹溝
11 下板
12 左側板
13 上板
14 右側板
21〜24 第二仕切り板
25 スリット
30 第三仕切り板
35 スリット
S1 ブランクシート
S2 ブランクシート
図1
図2
図3
図4
図5
図6