特許第6248792号(P6248792)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6248792
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】乗物用テーブル
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/00 20060101AFI20171211BHJP
【FI】
   B60N3/00 A
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-97955(P2014-97955)
(22)【出願日】2014年5月9日
(65)【公開番号】特開2015-214240(P2015-214240A)
(43)【公開日】2015年12月3日
【審査請求日】2016年8月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西村 聖也
(72)【発明者】
【氏名】赤池 文敏
【審査官】 渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−20530(JP,A)
【文献】 特開2015−20529(JP,A)
【文献】 特表平10−509599(JP,A)
【文献】 特表2014−525367(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0076082(US,A1)
【文献】 米国特許第5765911(US,A)
【文献】 国際公開第99/046146(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 3/00− 3/18
B60N 2/00− 2/72
A47C 7/00− 7/74
B60R11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物用テーブルであって、
物載せとなるテーブル本体と、
該テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有し、
前記テーブル移動装置は、前記テーブル本体を前記ベースに対して回転軸により回転可能に連結し、前記テーブル本体を所定の収納位置と展開位置との間で回転移動させるようになっており、
前記回転軸は、その軸方向が前記収納位置における前記テーブル本体の天板面の面外方向からいずれかの方向に直角より小さく傾けられた斜めの角度に向けられた状態として、前記テーブル本体を前記収納位置と前記展開位置との間で前記天板面の傾きを変化させる態様で回転移動させるようになっており、
前記ベースが乗物用シートの側部箇所に設定され、前記テーブル本体が前記ベース内に外側下がりに傾斜した姿勢状態で収納され、該収納位置からシート幅方向の内側に斜め上がりに展開される構成とされており、
前記回転軸が前記収納位置における前記テーブル本体の天板面の面外方向より外側へ傾斜した向きに設定されており、
前記テーブル移動装置は、前記ベースに連結された支持アームを介して前記テーブル本体を前記ベースに連結しており、
前記支持アームは、前記テーブル本体が前記ベース内に収納された状態では前記テーブル本体の後側領域に位置して前記回転軸により前記ベースに連結された状態とされ、前記回転軸が前側傾斜の向きに設定されていることを特徴とする乗物用テーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用テーブルに関する。詳しくは、乗物用シートの着座者に供される乗物用テーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用シートにおいて、物載せとなるテーブルが展開・収納可能に設けられた技術が知られている(特許文献1)。上記テーブルは、乗物用シートの側部のアームレストに対して回転可能に連結されており、着座者の前部に展開された使用位置と、同使用位置から横向きに跳ね上げてアームレストの外側面に重なる位置まで落とし込まれた収納位置と、の間で展開・収納できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−70334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、テーブルを水平方向に嵩張らせない向きに変えて収納するためにテーブルを天板面の面外方向に大きく回転させて移動させる構成となっており、移動スペースの嵩張る構成となっている。本発明は、上述した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、テーブルを少ない移動スペースで天板面の起立角度を変える態様で展開収納させられるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブルは次の手段をとる。
【0006】
第1の発明は、乗物用テーブルであって、物載せとなるテーブル本体と、テーブル本体をベースに対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置と、を有する。テーブル移動装置は、テーブル本体をベースに対して回転軸により回転可能に連結し、テーブル本体を所定の収納位置と展開位置との間で回転移動させるようになっている。回転軸は、その軸方向が収納位置におけるテーブル本体の天板面の面外方向からいずれかの方向に直角より小さく傾けられた斜めの角度に向けられた状態として、テーブル本体を収納位置と展開位置との間で天板面の傾きを変化させる態様で回転移動させるようになっている。
【0007】
この第1の発明によれば、テーブル本体が1本の回転軸まわりの回転で移動される構成であっても、テーブル本体を少ない移動スペースで天板面の起立角度を変える態様で展開・収納させることができる。
【0008】
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。ベースが乗物用シートの側部箇所に設定されている。テーブル本体がベース内に外側下がりに傾斜した姿勢状態で収納され、収納位置からシート幅方向の内側に斜め上がりに展開される構成とされている。回転軸が、収納位置におけるテーブル本体の天板面の面外方向より外側へ傾斜した向きに設定されている。
【0009】
この第2の発明によれば、テーブル本体を収納位置でシート幅方向にコンパクトな状態に収納しつつ、展開位置に向けて高い位置へと展開させることができる。
【0010】
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動装置は、ベースに連結された支持アームを介してテーブル本体をベースに連結している。支持アームは、テーブル本体がベース内に収納された状態では、テーブル本体の後側に位置して回転軸によりベースに連結された状態とされるようになっている。回転軸は、前側傾斜の向きに設定されている。
【0011】
この第3の発明によれば、回転軸が外側傾斜の向きとされている場合に、テーブル本体が前上がりの傾斜姿勢で展開されてしまうことを抑えることができ、テーブル本体を展開位置に向けて適切に前後方向に真っ直ぐに面を延ばす形に展開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施例1のテーブルが使用位置に展開された状態を示す斜視図である。
図2】同正面図である。
図3】同平面図である。
図4】テーブルの収納状態を示す斜視図である。
図5】同正面図である。
図6】同側面図である。
図7】同平面図である。
図8】テーブルが斜めの展開位置まで引き出された状態を示す斜視図である。
図9】同正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0014】
始めに、実施例1のテーブル10の構成について、図1図9を用いて説明する。本実施例のテーブル10は、図1図7に示すように、自動車のシート1に展開・収納可能に備えられた構成となっている。ここで、上記シート1は、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有し、シートクッション3の左右両側部に上方側に立壁上に延びる支持台4を備えた構成となっている。上記各支持台4は、その上面部がアームレスト5となっており、着座者が肘掛けとして利用することができるようになっている。
【0015】
上述したテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11を上述したシート1の左側部に設けられた支持台4に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を備えた構成となっている。ここで、上記シート1の左側部に設けられた支持台4が本発明の「ベース」に相当する。具体的には、上述したテーブル移動装置10Mは、テーブル本体11を、支持台4の内部に収納した収納位置(図4図7に示す位置)と、着座者の前部に水平姿勢の状態に展開させた使用位置(図1図3に示す位置)と、の間で移動させることができるようになっている。
【0016】
上述したテーブル移動装置10Mは、図1図3に示すように、テーブル本体11を支持台4に対して支持する支持アーム12と、支持アーム12を支持台4に対して前後方向にスライドさせられる状態に連結するスライダ13と、を有する。上述したスライダ13は、図2及び図6図7に示すように、支持台4の内部に設けられたガイドレール4Aに対して前後方向にのみ移動可能となるように組み付けられた状態とされている。
【0017】
具体的には、上述したスライダ13は、その下部に延び出す嵌合部13Aが、支持台4の内部に設けられた前後方向に延びる平板状のガイドレール4Aのレール溝4A1内に嵌め込まれていることにより、レール溝4A1の形状に沿って前後方向にのみ移動可能となるようにガイドされて組み付けられた状態とされている。上述したガイドレール4Aは、詳しくは、図2及び図5図6に示すように、その平板形状が、シート上方側から外側に斜めに面を傾けた角度姿勢で設けられた状態とされている。このような構成となっていることにより、スライダ13は、上述したガイドレール4Aの傾斜した面形状に沿って、シート外側に斜めに傾けた姿勢状態で前後方向にスライドするようになっている。
【0018】
支持アーム12は、図1図3に示すように、テーブル本体11より前後方向の板幅の狭い板状の部材によって構成されており、その下端部が、上述したスライダ13の上部に回転軸12Aにより回転可能に連結された状態とされている。これにより、支持アーム12は、図4図7に示すように、上述したスライダ13に対して、上述した回転軸12Aを中心に、支持台4の内部で前方側に延びる向きとされた退避位置と、図8図9に示すように、支持台4のシート内側の側面部に形成された開口部4Bからシート内側に張り出す向きとされた展開位置と、の間で、回転することができる構成とされている。
【0019】
上述した支持アーム12は、詳しくは、上述したガイドレール4Aに外斜めの角度姿勢で取り付けられたスライダ13の上部に連結されていることにより、その退避位置(図4図7参照)から展開位置(図8図9参照)への回転移動に伴って、シート内側上方に斜めの角度姿勢で張り出す形に展開されるようになっている。より詳しくは、上記支持アーム12は、その中間部が屈曲した板形状とされており、屈曲した根元側の片12Dが同片に面外方向に垂直に立てられた回転軸12Aによってスライダ13の上部に回転可能に連結された構成となっている(図2図6及び図8参照)。
【0020】
上記回転軸12Aは、図5に示すように、上述したスライダ13がガイドレール4A上に外斜めの角度姿勢で取り付けられた鉛直方向Veからの傾斜角度Inよりも更に外側に傾けられた傾斜角度A1でスライダ13に取り付けられた状態とされている。かつ、上記回転軸12Aは、図6に示すように、上記スライダ13に対して、鉛直方向Veから前側にも傾けられた傾斜角度A2で取り付けられた状態とされている。
【0021】
このような構成となっていることにより、支持アーム12は、図5図6に示すように、その支持台4の内部で前方側に延びる向きとされた退避位置の状態では、下記の姿勢でスライダ13上に支えられた状態とされるようになっている。すなわち、支持アーム12は、全体がシート外側に傾斜した姿勢となって、その屈曲した中間部から根元側の片12Dが後上がりに傾斜し、かつ、屈曲した中間部より先側の片12Cがスライダ13のスライド方向となる前後方向に真っ直ぐに面を延ばす姿勢となって、スライダ13上に支えられた状態とされるようになっている。
【0022】
また、支持アーム12は、上記支持台4の内部位置(退避位置)から、上記回転軸12Aを中心に支持台4のシート内側に張り出す展開位置まで回されることにより、図9に示すように、その屈曲した中間部より先側の片12Cが、根元側の片12Dより上方側に折れ曲がって持ち上げられる形で、アームレスト5より高い位置まで起こし上げられるようになっている。このように、支持アーム12は、上記斜めの角度に傾斜して設けられた回転軸12Aによってスライダ13上に連結されていることにより、図6において前述したように、その屈曲した先側の片12Cが支持台4の内部においてスライド方向に真っ直ぐに面を延ばす形に収納された状態とされていても、図9にて前述したように、その先側の片12Cを展開回転によって高い位置まで持ち上げるように移動させることができるようになっている。
【0023】
テーブル本体11は、図1図3に示すように、平板状の部材によって構成されており、その裏面側の中間部に、上述した支持アーム12の先側の片12Cの上端部が回転軸12Bによって回転可能に連結された状態とされている。これにより、テーブル本体11は、上述した支持アーム12の先端部に対して回転軸12Bを中心に首振り運動することができる状態とされている。具体的には、上述したテーブル本体11は、図8図9に示すように、上述した支持アーム12が支持台4の内部からシート内側上方に斜めに引き出された展開状態において、支持アーム12の上に形状を重ねた斜めの傾斜位置と、図1図3に示すように、上記傾斜位置から水平角度まで落とし込まれた使用位置と、の間で、支持アーム12に対して高さ方向に首振り運動(起倒回転)することができる状態とされている。
【0024】
上述したテーブル本体11は、図8図9に示すように、上述した支持アーム12の上に形状を重ねた状態で、図4図7に示すように、支持アーム12と共にスライダ13を後方移動させながら支持台4の内部に押し込まれて収納されたり、上記収納状態から図8図9に示すように支持アーム12と共にスライダ13を前方移動させながら支持台4のシート内側上方に斜めに引き出されたりするようになっている。上記テーブル本体11は、上述した支持アーム12に対して、支持アーム12とスライダ13とを連結する回転軸12Aを中心とした旋回方向の回転に対しては、支持アーム12と一体的となって回転するようになっている。そのため、テーブル本体11は、支持アーム12が支持台4の内部に収納された状態では、上述したように支持アーム12の先側の片12Cが前後方向に真っ直ぐに面を延ばす態様で収納される形に合わせて、前後方向に真っ直ぐに面を延ばす形となって収納されるようになっている。
【0025】
詳しくは、上記テーブル本体11は、上述した支持アーム12の先側の片12Cが支持台4の内部でシート外側に傾斜した姿勢で収納される形に合わせて、シート外側に傾斜した姿勢で収納されるようになっている。これにより、テーブル本体11が支持台4の内部においてシート幅方向に嵩張らない形に傾けられた状態として収納されるようになっている。そして、上記テーブル本体11は、図8図9に示すように、上述した支持アーム12と共に支持台4からシート内側上方に斜めに張り出す位置まで展開されることにより、上述したように支持アーム12の先側の片12Cが斜めの回転軸12Bまわりの回転によって高い位置まで持ち上げられることに伴って、アームレスト5よりも高い位置まで持ち上げられるようになっている。
【0026】
このとき、上記テーブル本体11は、上述した斜めの回転軸12Aが前側にも傾いた角度(傾斜角度A2)で設けられた構成となっていることにより、回転軸12Aが収納状態におけるテーブル本体11の天板面に垂直な角度より外側に傾斜した角度に設定されていても、テーブル本体11が展開位置まで引き出される移動に伴って、テーブル本体11の天板面が前上がり状に向きを変えていくことがないように展開されるようになっており、前後方向に真っ直ぐに面を延した角度姿勢に展開されるようになっている。そして、上記テーブル本体11は、上記支持台4からシート内側上方に斜めに張り出す展開位置に展開されることにより、自重によって支持アーム12との回転軸12Bを中心に水平角度まで落とし込まれて係止された状態となる(図1図3参照)。
【0027】
ここで、上記テーブル本体11と支持アーム12とを連結する回転軸12Bは、テーブル本体11の横幅方向(回転半径方向)の中央部よりシート外側寄りの位置に設定されている。このように設定されていることにより、テーブル本体11は、上記支持アーム12と共に図8図9に示す斜めの角度姿勢まで展開されることにより、自重によって自然と水平姿勢の使用位置まで落とし込まれるようになっている。また、上記設定により、テーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置に落とし込まれた状態においても、その自重作用によって、上述した傾斜位置へ跳ね上げられにくい状態に保たれやすい構成とされている。上述したテーブル本体11は、上記水平姿勢の使用位置の状態まで落とし込まれることにより、支持アーム12の先端部に形成された係止部12Eがテーブル本体11の底部に当たって、その落とし込み方向の回転が係止されるようになっている。
【0028】
以上をまとめると、本実施例のテーブル10は次のような構成となっている。すなわち、本実施例のテーブル10は、物載せとなるテーブル本体11と、テーブル本体11をベース(支持台4)に対して動かせる状態に連結するテーブル移動装置10Mと、を有する。テーブル移動装置10Mは、テーブル本体11をベース(支持台4)に対して回転軸12Aにより回転可能に連結し、テーブル本体11を所定の収納位置と展開位置との間で回転移動させるようになっている。回転軸12Aは、その軸方向が収納位置におけるテーブル本体11の天板面の面外方向からいずれかの方向(シート外側)に直角より小さく傾けられた斜めの角度に向けられた状態として、テーブル本体11を収納位置と展開位置との間で天板面の傾きを変化させる態様で回転移動させるようになっている。
【0029】
このような構成となっていることにより、テーブル本体11が1本の回転軸12Aまわりの回転で移動される構成であっても、テーブル本体11を少ない移動スペースで天板面の起立角度を変える態様で展開・収納させることができる。
【0030】
また、上記テーブル本体11がベース(支持台4)内に外側下がりに傾斜した姿勢状態で収納され、収納位置からシート幅方向の内側に斜め上がりに展開される構成とされている。回転軸12Aが、収納位置におけるテーブル本体11の天板面の面外方向より外側へ傾斜した向きに設定されている。このような構成となっていることにより、テーブル本体11を収納位置では外側に傾けたシート幅方向にコンパクトな状態に収納しつつ、展開位置に向けて高い位置へと展開させることができる。
【0031】
また、テーブル移動装置10Mは、ベース(支持台4)に連結された支持アーム12を介してテーブル本体11をベース(支持台4)に連結している。支持アーム12は、テーブル本体11がベース(支持台4)内に収納された状態では、テーブル本体11の後側に位置して回転軸12Aによりベース(支持台4(スライダ13))に連結された状態とされるようになっている。回転軸12Aは、前側傾斜の向きに設定されている。このような構成となっていることにより、回転軸12Aが収納状態におけるテーブル本体11の天板面に垂直な角度に対して外側に傾斜した角度に設定されていても、テーブル本体11が前上がりの傾斜姿勢で展開されてしまうことを抑えることができ、テーブル本体11を展開位置に向けて適切に前後方向に真っ直ぐに面を延ばす形に展開させることができる。
【0032】
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。
【0033】
例えば、テーブル本体は、ベースに対して、斜めに設定される回転軸の回転のみによって収納位置から物載せとして使用可能な水平姿勢の使用位置(展開位置)に展開されるようになっているものであってもよい。具体的には、例えば、テーブル本体がベースに対してシート幅方向の内外いずれかの方向に傾いた姿勢で収納されている状態から、この収納状態のテーブル本体の天板面の面外方向より緩やかな傾斜向きに設けられた回転軸まわりの回転によって、展開位置に水平姿勢の角度状態に展開されるようにした構成が挙げられる。このような構成とすることにより、テーブル本体をベースに対して斜めに傾けたコンパクトな姿勢で収納できる構成でありながら、テーブル本体を回転軸まわりの回転によって水平姿勢の状態に展開させることができる。なお、その際には、テーブル本体が展開位置への回転によって前上がり或いは後上がりの傾斜姿勢で展開されてしまうことを抑えるために、回転軸を前方或いは後方に傾けて設定するとよい。
【0034】
また、上記実施例では、回転軸がテーブル本体の後側の領域に設定されたものを例示したが、回転軸はテーブル本体の前側の領域に設定されていてもよい。また、テーブル移動装置は、上記斜めの回転軸を含んでテーブル本体を所定の位置間で動かせる構成となっているものであればよく、その移動態様は上記実施例で示した態様に限定されず、種々の態様での実施が可能である。例えば、テーブル移動装置は、テーブル本体をベースに対して横に跳ね上げて落とし込んで収納するものや、テーブル本体をベースに対して前方外側へ旋回させて落とし込んで収納するものなどであってもよい。
【符号の説明】
【0035】
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 支持台(ベース)
4A ガイドレール
4A1 レール溝
4B 開口部
5 アームレスト
10 テーブル
10M テーブル移動装置
11 テーブル本体
12 支持アーム
12A 回転軸
12B 回転軸
12C 先側の片
12D 根元側の片
12E 係止部
13 スライダ
13A 嵌合部
A1 傾斜角度
A2 傾斜角度
In 傾斜角度
Ve 鉛直方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9