(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1が開示する技術は、一元的に管理された個人情報の漏洩防止を目的としている面があり、コンビニエンスストア等に設置された画像形成装置における個人情報を含む原稿の複写に適用することは容易ではない。
【0007】
また、コンビニエンスストア等に設置された画像形成装置において、個人情報の複写に対するセキュリティーを厳しくすると、本人確認用資料として正当な理由で提出する必要性がある場合でも個人情報を含む原稿の印刷ができなくなってしまい、使用利便性が著しく損なわれてしまう。一方、何ら対応がなされなければ、例えば、振り込め詐欺の前段階等として、悪意を有する第三者に騙されて個人情報を含む複写物の取得を要求されている状況等でも個人情報を含む原稿の印刷が可能であり、悪意を有する第三者へ個人情報が流出してしまう。
【0008】
本発明は、このような従来の実情を鑑みてなされたものであり、複写を要求されているユーザーの状況に基づいて個人情報を含む原稿の画像データの出力可否を決定することができる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係る画像読取装置は、画像読取部、個人情報検知部及び判定部を備える。画像読取部は、原稿の画像を読み取り、画像データを取得する。個人情報検知部は、画像読取部が取得した画像データに含まれる個人情報を検知する。ここで、個人情報とは、氏名、住所、電話番号等の個人と関連づけられた情報である。判定部は、個人情報検知部が個人情報を検知した場合、使用中のユーザーに関する情報又は自装置の所在地に関する犯罪情報に基づいて画像データの出力の可否を判定する。
以上の構成において、判定部は、使用中のユーザーに関する情報に不自然な点があるか、又は、自装置の所在地の周辺地域において特定の犯罪が発生している場合に、画像データを出力不可と判定する。なお、使用中のユーザーに関する情報として、例えば、通話履歴、メール履歴、WEB閲覧履歴、又は移動履歴等の携帯端末に格納された情報を使用することができる。
【0010】
この画像読取装置では、ユーザーが個人情報を含む画像データを取得しようとする場合、複写(複製)を要求されているユーザーの状況に基づいて個人情報を含む原稿の画像データの出力可否を決定することができる。例えば、ユーザーが所持する携帯端末の、通話履歴、メール履歴、WEB閲覧履歴、移動履歴等に、不自然な点(悪意を有する第三者の介在を推測させるような履歴)があったり、画像読取装置の所在地の周辺地域において、個人情報詐取事件や振り込め詐欺事件等の犯罪が発生したりしているときは、個人情報を含む原稿の画像データを出力できないようにすることができる。
【0011】
この画像読取装置は、追加データ要求部をさらに備えてもよい。追加データ要求部は、判定部による判定に関連する追加の画像データの取得を要求する。
本構成では、判定部が、追加データ要求部が取得した追加の画像データから、使用中のユーザーに関する情報に不自然な点がないかを追加で確認する。追加データ要求部は、例えば、個人情報要求元の依頼書の画像読取を要求する。この場合、追加データ要求部は、このとき取得した画像データから、会社名、会社所在地等を確認し、個人情報の要求に不自然な点がないかを追加で確認することができる。
【0012】
また、以上の画像読取装置は、報知部をさらに備えてもよい。報知部は、判定部が画像データを出力不可と判定した場合、使用中のユーザー以外の者に警告を報知する。この構成により、例えば、画像読取装置がコンビニエンスストアに設置されている場合には、店員等に警告を報知することができる。
【0013】
一方、他の観点では、本発明は、上述の画像読取装置と、当該画像読取装置が読み取った原稿画像を被転写体上に印刷する画像形成部とを備える画像形成装置を提供することもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、複写を要求されているユーザーの状況に基づいて個人情報を含む原稿の画像データの出力可否を決定することができ、例えば、不自然な状況下において印刷等の出力を禁止することで個人情報の流出を未然に防止することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、画像読取部(画像読取装置)を有するデジタル複合機として本発明を具体化する。
【0017】
図1は本実施形態におけるデジタル複合機の全体構成の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、複合機100は、画像読取部120(画像読取装置)及び画像形成部140を含む本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102とを備える。本体101の上面にはコンタクトガラス等の透明板からなる原稿台103が設けられており、原稿台103はプラテンカバー102によって開閉されるようになっている。また、複合機100の前面にはユーザーが複合機100に複写開始やその他の指示を与えたり、複合機100の状態や設定を確認したりすることができる操作パネル171が設けられている。
【0018】
原稿台103の下方には、画像読取部120が設けられている。画像読取部120は、走査光学系121により原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータ(画像データ)を生成する。
【0019】
生成された画像データは、画像形成部140において被転写体である用紙に印刷することができる。また、生成された画像データは、ネットワークインターフェイス161によりネットワーク162を通じて他の機器(図示せず)へ送信することもできる。
【0020】
画像形成部140は、画像読取部120が生成した画像データや、ネットワーク162に接続された他の機器から受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部140は、手差しトレイ151、給紙カセット152、153、154等から、トナー像を転写する転写部155へ用紙を給紙する。転写部155においてトナー像が転写された用紙は排紙トレイ149へ排紙される。
【0021】
また、複合機100は、装置側無線通信部181を備える。装置側無線通信部181は、無線通信可能範囲内に携帯端末190の端末側無線通信部191が存在する場合、装置側無線通信部181と端末側無線通信部191との間でデータの授受が可能な無線回線を確立する。
【0022】
当該無線回線を確立するための通信方式は特に限定されないが、例えば、NFC(Near Field Communication)やブルートゥース(登録商標)等のいわゆる近距離無線通信を使用することができる。本実施形態では、携帯端末190を装置側無線通信部181に近接させると、NFCにより無線回線が確立されるようになっている。また、接続の相手先を特定するための設定(例えば、ペアリング等)をNFCにより実施し、他のデータの送受信はブルートゥース(登録商標)等の他の通信方式で行う構成を採用することもできる。
【0023】
図2は、複合機における制御系のハードウェア構成図である。本実施形態の複合機100は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204及び画像読取部120、画像形成部140における各駆動部に対応するドライバー205が内部バス206を介して接続されている。ROM203やHDD204等はプログラムを格納しており、CPU201はその制御プログラムの指令にしたがって複合機100を制御する。例えば、CPU201はRAM202を作業領域として利用し、ドライバー205とデータや命令を授受することにより上記各駆動部の動作を制御する。また、HDD204は、画像読取部120により得られた画像データや、他の機器からネットワークインターフェイス161を通じて受信した画像データや装置側無線通信部181を通じて受信したデータの蓄積にも用いられる。
【0024】
内部バス206には、操作パネル171や各種のセンサー207も接続されている。操作パネル171は、ユーザーの操作を受け付け、その操作に基づく信号をCPU201に供給する。また、操作パネル171は、CPU201からの制御信号にしたがって自身が備えるディスプレイに操作画面を表示する。センサー207は、プラテンカバー102の開閉検知センサーや原稿台上の原稿検知センサー、定着器の温度センサー、搬送される用紙又は原稿の検知センサーなど各種のセンサーを含む。
【0025】
CPU201は、例えばROM203に格納されたプログラムを実行することで、以下の各手段(機能ブロック)を実現するとともに、これらセンサーからの信号に応じて各手段の動作を制御する。
【0026】
図3は、本実施形態の複合機を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、複合機100は、個人情報検知部301及び判定部302を備える。
【0027】
個人情報検知部301は、画像読取部120が取得した画像データに含まれる個人情報を検知する。ここで、個人情報とは、氏名、住所、電話番号等の個人と関連づけられた情報である。個人情報を含む原稿としては、例えば、住民票、免許証、住民基本台帳カード、通帳(預金通帳、貯金通帳)等がある。
【0028】
本実施形態では、画像読取部120が取得した画像データは画像保持部311に一時的に保持される。本実施形態では、HDD204が画像保持部311の記憶領域として機能する。個人情報検知部301は、画像保持部311に保持された画像データに対して、OCR(Optical Character Recognition)処理を実行し、文字情報を取得する。ここでは、個人情報検知部301は、画像データに対して、2値化処理、エッジ強調、エッジ検出等の画像処理を施して文字領域を抽出するとともに、エッジ検出結果を解析することでその文字を特定する。そして、個人情報検知部301は、例えば、その文字に氏名、住所、電話番号等を示す文字群が含まれている場合、画像データ中に個人情報が含まれていると判断する。
【0029】
なお、個人情報の検知方法は、当該方法に限定されない。例えば、特定した文字に、「氏名」、「住所」、「電話番号」、「住民票」、「運転免許証」、「住民基本台帳カード」、「口座番号」等の個人情報が記載されていることを示す文字が含まれている場合に、画像データ中に個人情報が含まれていると判断してもよい。
【0030】
判定部302は、個人情報検知部301が画像データ中に個人情報の存在を検知した場合、使用中のユーザーに関する情報又は自装置の所在地に関する犯罪情報に基づいて画像データの出力の可否を判定する。使用中のユーザーに関する情報としては、例えば、通話履歴、メール履歴、WEB閲覧履歴、又は移動履歴等の携帯端末190に格納された情報を使用することができる。
【0031】
上述のように、複合機100は携帯端末190との無線通信が可能であり、ユーザーが携帯端末190を装置側無線通信部181に近接させることで、携帯端末190と複合機100との間での通信が可能になる。この構成では、判定部302は、使用中のユーザーに関する情報を携帯端末190から取得することができる。
【0032】
また、自装置の所在地に関する犯罪情報として、警察署がメール配信やWEBサイトを通じて公開している犯罪情報や、SNS(Social Network Service)、ブログ等を通じて取得できる犯罪情報等を使用することができる。本実施形態では、判定部302は、ネットワーク162を通じて犯罪情報を取得する。なお、複合機100の所在地(住所)は判定部302に予め登録されている。
【0033】
判定部302は、使用中のユーザーに関する情報に不自然な点があったり、複合機100の所在地の周辺地域において、個人情報詐取事件や振り込め詐欺事件等の犯罪が発生していたりするときは、個人情報を含む原稿の画像データを出力できないようにする。ユーザーに関する情報の不自然な点とは、例えば、「直近の通話履歴において未登録番号との通話時間の短い通話が複数回あるとき」、「直近の受信メールにおいて、特定のキーワードを含む勧誘メールがあるとき」、「WEB閲覧履歴において、特定のキーワードを含むWEBページ(怪しいWEBページ)が最近、あるいは複数回閲覧されているとき」、「GPSの移動履歴において、普段、行くことのない場所に行っているとき」等がある。
【0034】
また、本実施形態では、複合機100は、追加データ要求部303及び報知部304を備える。
【0035】
追加データ要求部303は、判定部302による判定に関連する追加の画像データの取得を要求する。例えば、追加データ要求部303は、個人情報要求元の依頼書の画像読取を要求する。この場合、追加データ要求部303は、取得した画像データから、会社名、会社所在地等を検知し、その依頼書による個人情報の要求に不自然な点がないかを追加で確認することができる。なお、会社名、会社所在地を検出できた場合、追加データ要求部303は、インターネット162上の検索エンジンで検出された会社名や会社所在地を検索する。そして、怪しい会社ある等の情報が存在する場合、個人情報の要求に不自然な点があると判断する。
【0036】
報知部304は、判定部302が画像データを出力不可と判定した場合、使用中のユーザー以外の者に警告を報知する。報知方法は特に限定されない。表示、音、印刷物、電子メール等、ユーザー以外の他の者が認識可能な任意の方法を採用することができる。ここでは、報知部304は、他の者が認識可能な位置に配置されたランプを点滅させるとともに、警報音を発することで他の者に警告を報知する。また、本実施形態では、報知部304は、操作パネル171のディスプレイに警告を表示することで使用中のユーザーに対しても警告を報知する。
【0037】
一方、携帯情報端末190は、データ格納部321を備える。なお、携帯情報端末190は、複合機100と同様に、CPU、RAM、ROM及びHDDを備える。CPUは、例えばROMやHDDに格納されたプログラムを、RAMを作業領域として実行することで各部を実現する。
【0038】
データ格納部321には、端末側無線通信部191を介して複合機100に送信されるデータが格納されている。上述のように、複合機100に送信するデータとして、例えば、通話履歴、メール履歴、WEB閲覧履歴、移動履歴等がある。
【0039】
図4は、本発明の一実施形態における複合機100が実施する個人情報保護手順の一例を示すフロー図である。当該手順は、例えば、ユーザーが操作パネル171を通じて、複写指示を入力したことをトリガーとして開始する。なお、ユーザーは複写指示の入力前に、原稿台103への原稿の載置を完了している。
【0040】
ユーザーによる複写指示の入力に応じて、画像読取部120は、原稿の画像読取を開始する(ステップS401)。画像読取部120による画像読取が完了すると、個人情報検知部301が、上述の手法により画像保持部311に保持された画像データに個人情報が含まれているか否かを判断する(ステップS402)。個人情報が含まれている場合、個人情報検知部301はその旨を判定部302に通知する(ステップS402Yes)。
【0041】
当該通知に応じて、判定部302は、上述の使用中のユーザーに関する情報、自装置の所在地に関する犯罪情報を取得する(ステップS403)。本実施形態では、このとき、判定部302が、操作パネル171が備えるディスプレイに、ユーザーの携帯端末190を装置側無線通信部181に近接させることを示すガイダンス画面を表示する。このガイダンス画面に応じてユーザーが携帯端末190を装置側無線通信部181に近接させると、判定部302は上述の使用中のユーザーに関する情報を取得することができる。このような構成によれば、電子機器の操作が不得手なユーザーでも、複合機100に対して容易に情報を送信することができる。
【0042】
なお、携帯端末190においてユーザーがデータ送信を禁止する設定をしていることも考えられる。この場合は、判定部302が、携帯端末190の表示画面に、データ送信許可をユーザーに求める画面を表示し、ユーザーが承認した場合に情報を取得する構成を採用することができる。
【0043】
情報取得を完了した判定部302は、上述の手法により、使用中のユーザーに関する情報に不審な点がないかを確認する。また、複合機100の所在地の周辺地域で上述の犯罪が発生していないかを確認する(ステップS404)。不自然な点又は犯罪の発生が確認できた場合、判定部302は、画像保持部311に保持されている画像データの印刷を禁止する(ステップS404Yes)。また、このとき、判定部302は、追加データ要求部303にその旨を通知する。
【0044】
当該通知に応じて追加データ要求部303は、当該判定に関連する追加の画像データの取得をユーザーに要求する(ステップS405)。当該要求は、例えば、「個人情報提出先からの提出依頼書を原稿台上に配置し、スタートボタンを押してください」等の表示を操作パネル171のディスプレイに表示することで実施される。
【0045】
当該要求に応じてユーザーが依頼書を原稿台103に載置し、スタートボタンを押下すると、依頼書の画像データが画像保持部311に保持される(ステップS406)。このとき、追加データ要求部303は、上述の手法により、その依頼書による個人情報の要求に不自然な点がないかを追加で確認する。不自然な点がない場合、追加データ要求部303は、その旨を判定部302に通知する。
【0046】
当該通知を受けた判定部302は、画像保持部311に保持されている個人情報を含む画像データの印刷を許可する(ステップS407Yes)。このとき、判定部302は、画像形成部140に、画像保持部311に保持されている個人情報を含む画像データの印刷を指示する。当該指示に応じて、画像形成部140は、画像保持部311に保持されている個人情報を含む画像データを印刷する(ステップS408)。また、追加データ要求部303からの通知がない場合、判定部302は、画像保持部311に保持されている画像データの印刷禁止を継続する(ステップS407No)。なお、印刷完了したとき、又は、ユーザーが操作をキャンセルしたときは、判定部302は携帯端末190から取得した情報を完全に消去する。
【0047】
一方、画像データに個人情報が含まれていない場合(ステップS402No)や、不自然な点及び犯罪の発生が確認できない場合(ステップS404No)は、画像形成部140は、画像保持部311に保持されている画像データを印刷する(ステップS408)。
【0048】
以上説明したように、この複合機100では、ユーザーが個人情報を含む画像データを取得しようとする場合、複写(複製)を要求されているユーザーの状況に基づいて個人情報を含む原稿の画像データの出力可否を決定することができる。すなわち、上述のように、ユーザーが所持する携帯端末の、通話履歴、メール履歴、WEB閲覧履歴、移動履歴等に不自然な点があったり、複合機100の所在地の周辺地域において、個人情報詐取事件や振り込め詐欺事件等の犯罪が発生したりしているときは、個人情報を含む原稿の画像データを出力できないようにすることができる。したがって、個人情報が含まれる場合に一様に印刷を禁止する場合のように、ユーザーの使用利便性を損なうことなく、個人情報の流出を未然に防ぐことができる。
【0049】
また、複合機100では、報知部304を備えるため、例えば、画像読取装置がコンビニエンスストアに設置されている場合には、店員等に警告を報知することができる。このような構成は、特に、この種の事件の被害者になりやすい高齢者の個人情報流出の防止に好適である。
【0050】
なお、上記実施形態では、個人情報の流出が疑われる場合に印刷を禁止する構成としたが、この場合、個人情報を含む画像データの可搬記憶媒体への出力(コピー)も禁止することが好ましい。また、出力を完全に禁止するのではなく、まず、警報を報知し、店員等の他の者が状況を確認して不自然な点がないと判断したときに、操作パネル171等を介した指示により出力を可能とする構成であってもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、追加データ要求部303は、不自然な点等がある場合に、追加データを要求する構成としたが、不自然な点がない場合でも上述の追加データを要求する構成であってもよい。
【0052】
さらに、上記実施形態では、コンビニエンスストアの店員等、複合機100の近くにいる者に警報を報知する構成としたが、例えば、携帯端末190に格納されている連絡先に、電子メール等を送信する構成であってもよい。この場合、例えば、短縮ダイヤルが設定されている宛先や、「家族」のグループ名が付与されている宛先等であれば、親族に警報を報知することができる。また、この場合、通話履歴やメール履歴等により、連絡が希薄になっていることが確認できた場合、連絡を促す旨を記載したメールを宛先に送信するようにしてもよい。
【0053】
なお、上述した実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、特に好ましい形態として、追加データ要求部303、報知部304を備える構成を例示したが、これらは選択的な構成要素であり、本発明に必須の構成要素ではない。これらの構成要素を備えない構成であっても、個人情報の流出を未然に防ぐ効果を得ることは可能である。
【0054】
また、
図4に示したフローチャートは、等価な作用を奏する範囲において、各ステップの順序を適宜変更可能である。例えば、個人情報検知後に携帯端末190から情報を取得しているが、まず、携帯端末190から情報を取得する構成であってもよい。この場合、判定部302は、携帯端末190に登録されている所有者情報に基づいて画像データ中の個人情報を検知してもよい。
【0055】
加えて、上述の実施形態では、デジタル複合機として本発明を具体化したが、当該装置に限らず、スキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像読取機能を有する任意の画像読取装置や画像形成装置に本発明を適用することも可能である。