(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
親展のファクシミリデータの受取者を識別する親展受取者識別情報とデータの秘匿化に用いられる秘匿化鍵情報と前記ファクシミリデータの出力先を表す受信データ出力先情報とが対応づけられ予め記憶部に記憶された受信側登録情報を参照する受信側登録情報参照部と、
ファクシミリ通信の相手側装置から親展相手識別情報を含む登録確認要求を前記ファクシミリ通信用の第1通信回線またはそれとは異なる第2通信回線を通じて受信した場合に、前記受信側登録情報が前記親展相手識別情報と合致する前記親展受取者識別情報を含む登録済状態であるかそうではない未登録状態であるかを判定する登録判定処理を実行する登録判定部と、
前記登録判定処理の判定結果を表す応答情報を前記相手側装置に返信する登録判定結果応答部と、
前記判定結果が前記登録済状態である場合にのみ、前記登録確認要求の送信元から親展指定された前記ファクシミリデータを前記第1通信回線を通じて受信する親展データ受信部と、
前記登録確認要求の送信元から受信した前記ファクシミリデータを、前記登録確認要求の送信元から前記秘匿化鍵情報を受信することなしに、前記親展相手識別情報と合致する前記親展受取者識別情報に対応づけられた前記記憶部の前記秘匿化鍵情報を用いて秘匿化する秘匿化部と、
秘匿化された前記ファクシミリデータを前記親展相手識別情報と合致する前記親展受取者識別情報に対応する前記受信データ出力先情報が表す出力先へ出力する親展受信データ出力部と、を備える画像処理装置。
ファクシミリデータの親展の相手を識別する親展相手識別情報を含む登録確認要求を、ファクシミリ通信用の第1通信回線またはそれとは異なる第2通信回線を通じて前記ファクシミリ通信の相手側装置に送信する登録確認部と、
前記親展相手識別情報に合致する情報が前記相手側装置に登録済みの状態であるか否かを表し前記登録確認要求に対し返信される応答情報を受信する応答受信部と、
前記応答情報が登録済状態を表す場合に、親展指定された送信用データを秘匿化せずにファクシミリデータとして前記登録確認要求の送信先に対して前記第1通信回線を通じて送信する親展データ送信部と、を備える画像処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0013】
[第1実施形態:ファクシミリ通信システム]
まず、
図1を参照しつつ、第1実施形態に係る画像処理装置10を含むファクシミリ通信システムの概略構成について説明する。
【0014】
図1が示すように前記ファクシミリ通信システムは、画像処理装置10と端末装置7とを含む。画像処理装置10は、ファクシミリ受信機能およびファクシミリ送信機能を含むファクシミリ通信機能を備えた装置である。
【0015】
画像処理装置10は、相手側の画像処理装置10との間で第1通信回線101を通じてファクシミリ通信が可能である。第1通信回線101は、例えば公衆交換電話網である。また、第1通信回線101が、VoIP(Voice Over Internet Protocol)によって接続されるインターネット回線であることも考えられる。
【0016】
以下の説明において、2つの画像処理装置10が第1通信回線101を通じてファクシミリ通信を行う場合において、一方の画像処理装置10を主体としたときの他方の画像処理装置10のことを相手側装置10xと称する。
【0017】
さらに、画像処理装置10は、第1通信回線101とは異なる第2通信回線102を通じて他の端末装置7と通信可能である。第2通信回線102は、例えばLAN(Local Aria Network)である。
【0018】
前記ファクシミリ受信機能は、第1通信回線101を通じて相手側装置10xからファクシミリデータを受信する機能と、受信した前記ファクシミリデータを記憶する機能と、シート状の画像記録媒体上に受信した前記ファクシミリデータの画像を形成する機能とを含む。相手側装置10xから受信されるファクシミリデータのことを受信ファクシミリデータD00と称する。
【0019】
前記ファクシミリ送信機能は、送信用の画像の元データを取得する機能と、前記元データまたは前記元データを加工したデータをファクシミリデータとして第1通信回線101を通じて相手側装置10xへ送信する機能とを備える。例えば、画像処理装置10は、原稿の画像を読み取ることによって送信用の前記元データを取得する。
【0020】
さらに、画像処理装置10は、端末装置7から第2通信回線102を通じてファクシミリ送信ジョブデータD01を取得する機能も備える。ファクシミリ送信ジョブデータD01は、ファクシミリ送信用の画像データの元になる前記元データの一例である。ファクシミリ送信ジョブデータD01は、画像処理部60によってファクシミリ送信用の画像データであるファクシミリデータへ変換される。
【0021】
さらに、画像処理装置10が端末装置7からファクシミリ送信ジョブデータD01を取得し、そのファクシミリ送信ジョブデータD01に基づくファクシミリデータを相手側装置10xに送信する処理のことをファクシミリ送信中継処理と称する。
【0022】
端末装置7は、パーソナルコンピューター、タブレットコンピューターまたはスマートフォンなどの情報処理装置である。端末装置7は、本体部7a、端末表示部7bおよび操作入力部7cを備える。
【0023】
本体部7aは、各種の演算を実行するCPUおよび第2通信回線102を通じて画像処理装置10との通信を実行する通信部と含む。端末表示部7bは、本体部7aから出力される情報を表示する液晶表示装置などのディスプレーである。操作入力部7cは、ユーザーの操作に応じた入力情報を本体部7aへ出力するキーボードおよびマウスなどの情報入力用の操作部である。
【0024】
[画像処理装置10の構成]
次に、
図2,3を参照しつつ、画像処理装置10の構成について説明する。
図2が示す画像処理装置10は、ファクシミリ装置の機能に加え、スキャナー機能およびプリンター機能を備える複合機である。
【0025】
前記スキャナー機能は、原稿を走査することによって前記原稿の画像を読み取り、原稿画像データを記憶する機能および端末装置7へ送信する機能を含む。前記プリンター機能は、端末装置7からプリントジョブデータを取得し、そのプリントジョブデータに基づく画像を前記画像記録媒体上に形成する機能を含む。
【0026】
画像処理装置10は、主制御部1、操作表示部2、スキャン部20、スキャン制御部30、プリント部40、プリント制御部50、画像処理部60、第1通信部70および第2通信部80などを備える。
【0027】
主制御部1、スキャン制御部30、プリント制御部50、画像処理部60、第1通信部70および第2通信部80は、それぞれバス9に接続されおり、バス9を通じて相互にデータの受け渡しが可能である。
【0028】
スキャン部20は、前記原稿に光を走査する不図示の光学系、および原稿からの反射光の光量を画素ごとに検出して原稿画像データを出力する不図示のイメージセンサーなどを備える。
【0029】
スキャン制御部30は、スキャン部20を制御して前記原稿画像データを取得する。さらに、スキャン制御部30は、バス9を通じて前記原稿画像データを画像処理部60などの他の機器に転送する。
【0030】
プリント部40は、周知の電子写真方式の画像形成処理によって前記画像記録媒体に画像を形成する。プリント部40は、不図示の像担持体およびその周辺機器を備え、前記像担持体から前記画像記録媒体に現像剤の画像を転写するとともにその画像を前記画像記録媒体に定着させる。
【0031】
プリント制御部50は、画像処理部60から記録用画像データを取得し、前記記録用画像データ基づく画像を前記記録シートに形成する処理をプリント部40に実行させる。
【0032】
第1通信部70は、第1通信回線101を通じて相手側装置10xとの間でファクシミリ通信によるデータの送受信を行う通信インターフェイスである。例えば、第1通信部70はモデムなどである。さらに、第1通信部70は、バス9を通じて画像処理装置10の他の機器とデータの受け渡しを行う。
【0033】
第2通信部80は、第2通信回線102を通じて端末装置7などの外部装置との間でデータの送受信を行う通信インターフェイスである。さらに、第2通信部80は、バス9を通じて画像処理装置10の他の機器とデータの受け渡しを行う。
【0034】
画像処理部60は、バス9を通じて他の機器から得た画像データなどに対する各種のデータ処理を実行する。画像処理部60によるデータ処理の対象は、例えば、スキャン制御部30から得られる前記原稿画像データまたは端末装置7から第2通信部80を通じて得られる前記プリントジョブデータおよびファクシミリ送信ジョブデータD01などである。
【0035】
例えば、画像処理部60は、ファクシミリ送信ジョブデータD01をファクシミリ送信用の前記ファクシミリデータへ変換する処理を実行する。また、画像処理部60は、スキャン制御部30から得られる前記原稿画像データおよび第2通信部80から得られる前記プリントジョブデータを前記記録用画像データへ変換し、プリント制御部50へ転送する処理なども実行する。さらに、画像処理部60は、スキャン制御部30から得られる前記原稿画像データに対し、画像回転処理、ハーフトーン処理またはサイズカット処理などの画像処理を施す機能も備える。
【0036】
図3が示すように、操作表示部2は、タッチパネル210および操作ボタンなどを含む情報入力用の操作部21と、液晶表示パネルおよび通知ランプなどを含む表示部22とを含む。タッチパネル210は、表示部22のパネルの表面に形成されている。
【0037】
主制御部1は、他の制御部を統括して制御する。例えば、主制御部1は、表示部22に操作メニューなどを表示させる。さらに、主制御部1は、操作部21の操作を通じて入力される入力情報および各種センサーの検出結果に応じて他の制御部に制御指令を出力する。
図2が示すように、主制御部1は、MPU(Micro Processor Unit)11、第1記憶部12および第2記憶部13などを備える。
【0038】
MPU11は、各種の演算およびデータ処理を実行するプロセッサーである。第1記憶部12は、MPU11に各種の処理を実行させるためのプログラムおよびMPU11が参照するその他の各種情報を記憶する不揮発性の記憶部である。例えば、第1記憶部12がROM(Read Only Memory)であることが考えられる。
【0039】
また、第2記憶部13は、MPU11によって各種情報の読み書きが可能なフラッシュメモリーまたはハードディスクなどの記憶部である。例えば、第2記憶部13は、登録ユーザー情報D1および登録宛先情報D2を記憶する。本実施形態において、第2記憶部13は、受信ファクシミリデータD00およびファクシミリ送信ジョブデータD01を記憶する記憶部を兼ねる。
【0040】
登録ユーザー情報D1は、画像処理装置10のユーザーに関する情報である。登録宛先情報D2は、ファクシミリ送信の宛先に関する情報、即ち、ファクシミリ送信の相手側装置10xおよびそのユーザーに関する情報である。登録ユーザー情報D1および登録宛先情報D2は、ユーザーによる自装置の操作部21に対する操作により、または、端末装置7からのデータ取得によって予め設定される情報である。
【0041】
図23,24は、登録ユーザー情報D1のデータ構造の一例を示す。本実施形態における登録ユーザー情報D1は、第1登録ユーザー情報D11および第2登録ユーザー情報D12を含む。
図23は、第1登録ユーザー情報D11のデータ構造の一例を示し、
図24は、第2登録ユーザー情報D12のデータ構造の一例を示す。
【0042】
第1登録ユーザー情報D11は、相互に対応づけられたユーザー認証情報D110、受信フォルダー情報D111、送信フォルダー情報D112、親展識別子D113、端末ユーザー識別子D114およびその他のユーザー属性情報D115などを含む。ユーザー属性情報D115は、例えば、ユーザーの名前、部署名および電話番号などを含む。
【0043】
ユーザー認証情報D110は、自装置のユーザーを識別する情報である。例えば、ユーザー認証情報D110は、表示部22を通じた開示が許容されるユーザー識別子D1101と、開示されない秘匿識別子の一例であるパスワードD1102を含む。
【0044】
受信フォルダー情報D111は、第2記憶部13における受信ファクシミリデータD00の保存先のフォルダーを特定する情報である。送信フォルダー情報D112は、第2記憶部13におけるファクシミリ送信ジョブデータD01の保存先のフォルダーを特定する情報である。
【0045】
親展識別子D113は、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00の受取者を識別する親展受取者識別情報の一例である。後述するように、画像処理装置10は、親展指定の受信ファクシミリデータD00を受信する場合に親展識別子D113を参照する。
【0046】
端末ユーザー識別子D114は、自装置のユーザーに相当する端末装置7のユーザーを識別する情報である。端末装置7は、端末ユーザー識別子D114を含むファクシミリ送信ジョブデータD01を画像処理装置10に送信する。
【0047】
画像処理装置10は、ファクシミリ送信ジョブデータD01に含まれる端末ユーザー識別子D114と第1登録ユーザー情報D11の端末ユーザー識別子D114とを照合することにより、ファクシミリ送信ジョブデータD01の送信者に対応するユーザー識別子D1101および送信フォルダー情報D112などを特定する。
【0048】
第2登録ユーザー情報D12は、端末装置7およびそのユーザーに関する情報である。第2登録ユーザー情報D12は、相互に対応づけられた端末ユーザー識別子D114および端末アドレス情報D120などを含む。
【0049】
端末アドレス情報D120は、端末ユーザー識別子D114に相当するユーザーが使用する端末装置7の第2通信回線102上のアドレス情報である。なお、第2登録ユーザー情報D12が、端末装置7の名称などの情報を含むことも考えられる。
【0050】
第1登録ユーザー情報D11および第2登録ユーザー情報D12各々における端末ユーザー識別子D114により、受信フォルダー情報D111および親展識別子D113などと端末アドレス情報D120とが対応づけられている。
【0051】
図25,26は、登録宛先情報D2のデータ構造の一例を示す。本実施形態における登録宛先情報D2は、第1登録宛先情報D21および第2登録宛先情報D22を含む。
図25は、第1登録宛先情報D21のデータ構造の一例を示し、
図26は、第2登録宛先情報D22のデータ構造の一例を示す。
【0052】
第1登録宛先情報D21は、相手側装置10xの第1通信回線101上のアドレス情報およびその関連情報である。
図25が示す例では、第1登録宛先情報D21は、相互に対応づけられたファクス番号コードD210、ファクス番号D211および会社名情報D212を含む。ファクス番号コードD210は、ファクス番号D211各々を識別する情報である。
【0053】
第2登録宛先情報D22は、相手側装置10xのユーザーに関する情報である。
図26が示す例では、第2登録宛先情報D22は、相互に対応づけられた親展識別子D220、ファクス番号コードD210および受信者属性情報D221などを含む。受信者属性情報D221は、例えば受信者名情報D2211および受信者の部署情報D2212などを含む。
【0054】
第1登録宛先情報D21および第2登録宛先情報D22各々におけるファクス番号コードD210により、ファクス番号D211と親展識別子D220および受信者属性情報D221とが対応づけられている。
【0055】
ところで、ファクシミリ通信機能を備える一般的な画像処理装置において、親展指定の前記ファクシミリデータの送受信が行われる際、送信側および受信側の一方のユーザーが、他方のユーザーに対して秘匿化に用いられるパスワードなどの秘匿化鍵情報を通知する必要がある。
【0056】
一般に、前記秘匿化鍵情報は、受信側のユーザーごとに設定されるため、ユーザーごとに前記秘匿化鍵情報の通知を行うことはユーザーにとって煩雑である。
【0057】
さらに、前記秘匿化鍵情報を随時変更することが推奨されるため、前記秘匿化鍵情報の変更が生じるごとに前記秘匿化鍵情報の通知を行うこともユーザーにとって煩雑である。
【0058】
一方、画像処理装置10が採用されれば、親展指定の前記ファクシミリデータが送受信される際に、送信側および受信側の一方のユーザーが他方のユーザーに対して前記秘匿化鍵情報を通知する手間を省略できる。以下、その詳細について説明する。
【0059】
[ファクシミリ送信依頼・中継処理]
図4が示すフローチャートを参照しつつ、画像処理装置10が実行する前記ファクシミリ送信中継処理および端末装置7が実行するファクシミリ送信依頼処理の手順の一例について説明する。
【0060】
以下の説明において、S101〜S106は、端末装置7の本体部7aが実行する各工程の識別符号を表す。より具体的には、本体部7aのCPUが、画像処理装置10に対応したドライバーソフトウェアを実行することにより、工程S101〜S106の処理を実行する。
【0061】
[ファクシミリ送信依頼処理]
まず、端末装置7における前記ファクシミリ送信依頼処理の手順の一例について説明する。端末装置7の前記CPUは、アプリケーションソフトウェアを実行中に、操作入力部7cを通じて印刷メニューにおけるファクシミリ送信の項目が選択されたことを検知した場合に、前記ファクシミリ送信依頼処理を実行する。
【0062】
<工程S101>
前記ファクシミリ送信依頼処理において、まず、端末装置7は、画像処理装置10に対して登録宛先情報D2の要求コマンドを送信する。この要求コマンドには、端末ユーザー識別子D114が含まれる。
【0063】
<工程S102>
さらに、端末装置7は、登録宛先情報D2の前記要求コマンドに対して返信される登録宛先情報D2を取得する。
【0064】
<工程S103,S104>
次に、端末装置7は、操作入力部7cに対する操作に応じて、前記ファクシミリ送信の宛先情報とその他の送信条件とを設定する(S104)。その際、端末装置7は、例えば、
図7〜9に示されるような画面によって登録宛先情報D2を前記ファクシミリ送信の宛先情報の選択候補として提示しつつ(S103)、前記宛先情報および前記送信条件の設定処理を実行する(S104)。
【0065】
図7,8は、端末装置7におけるファクシミリ宛先設定画面g1の初期状態および設定途中状態の各々の一例を示す。また、
図9は、端末装置7におけるファクシミリ送信条件設定画面g2の一例を示す。
【0066】
図7,8が示すように、端末装置7は、端末表示部7bを通じて、登録宛先情報D2を前記ファクシミリ送信の宛先情報の選択候補として提示しつつ、操作入力部7cに対する選択操作に従って前記ファクシミリ送信の前記宛先情報を設定する。
【0067】
図7,8が示す例では、ファクシミリ宛先設定画面g1は、宛先とするファクス番号D211を選択するためのファクス番号選択欄g11と、受信側のユーザーを選択するための受信者選択欄g12とを含む。
【0068】
さらに、
図7,8が示す例では、前記ファクシミリ送信について親展指定とするか否かを選択するための親展指定欄g13も含む。なお、ファクシミリ宛先設定画面g1が表示されているときに、操作入力部7cを通じて相手のファクス番号を直接入力することも可能である。なお、前記親展指定の有無の情報は、前記送信条件の一例である。
【0069】
また、
図9が示す例では、ファクシミリ送信条件設定画面g2は、前記ファクシミリ送信について編集送信モードを設定するか否かを選択するための編集送信モード設定欄g21を含む。前記編集送信モードは、前記送信条件の一例である。
【0070】
後述するように、画像処理装置10は、前記編集送信モードが設定されたファクシミリ送信ジョブデータD01を端末装置7から受信した場合、そのファクシミリ送信ジョブデータD01が表す画像に他の画像を付加した画像のデータをファクシミリデータとして送信する。
【0071】
また、ファクシミリ送信ジョブデータD01に設定可能な前記送信条件として、前記ファクシミリ送信の日時の指定なども考えられる。
【0072】
<工程S105>
端末装置7は、前記ファクシミリ送信の前記宛先情報および前記送信条件の設定が確定するまで、工程S103,S104の処理を実行する。例えば、端末装置7は、ファクシミリ宛先設定画面g1またはファクシミリ送信条件設定画面g2における確定操作アイコンg01に対する操作を検知した場合に、前記宛先情報および前記送信条件の設定が確定したと判定する。
【0073】
<工程S106>
前記ファクシミリ送信の前記宛先情報および前記送信条件の設定が確定すると、端末装置7は、画像処理装置10に対してファクシミリ送信ジョブデータD01を送信する。ファクシミリ送信ジョブデータD01には、端末ユーザー識別子D114が含まれる。以上により、端末装置7側の処理が終了する。
【0074】
なお、後述するように、工程S101、S106において画像処理装置10に送信される端末ユーザー識別子D114は、画像処理装置10側での端末ユーザー認証に用いられる。工程S101,S06において、端末装置7は、画像処理装置10から前記端末ユーザー認証の失敗の通知を受信した場合、端末表示部7bにエラー通知を出力した後、前記ファクシミリ送信依頼処理を中断する。
図4において、前記端末ユーザー認証の失敗の際の処理の記載は省略されている。
【0075】
[前記ファクシミリ送信中継処理]
次に、画像処理装置10側の前記ファクシミリ送信中継処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S201〜S210は、画像処理装置10における主制御部1のMPU11が実行する各工程の識別符号を表す。主制御部1は、MPU11が第1記憶部12に予め記憶されたファクシミリ送信中継プログラムPr1を実行することにより、工程S201〜S210の処理を実行する。
【0076】
画像処理装置10における第1通信部70および第2通信部80が通信可能になったときに、主制御部1は、前記ファクシミリ送信中継処理を実行する。
【0077】
<工程S201,S205>
前記ファクシミリ送信中継処理において、まず、主制御部1は、端末装置7から第2通信部80を通じて登録宛先情報D2の要求またはファクシミリ送信ジョブデータD01が受信されるか否かを監視する。
【0078】
<工程S202>
主制御部1は、端末装置7から登録宛先情報D2の要求を受信した場合、その要求に含まれる端末ユーザー識別子D114を用いた前記端末ユーザー認証の処理を実行する。前記端末ユーザー認証において、主制御部1は、端末装置7から受信した端末ユーザー識別子D114と予め第2記憶部13に記憶された登録ユーザー情報D1の端末ユーザー識別子D114とを照合することにより、前記端末ユーザー認証の成否を判定する。
【0079】
<工程S203>
工程S202の前記端末ユーザー認証が成功した場合、主制御部1は、第2記憶部13の登録宛先情報D2を参照し、端末装置7における前記宛先情報の候補となる情報を第2記憶部13から読み出す。
【0080】
<工程S204>
さらに、主制御部1は、第2記憶部13から読み出した登録宛先情報D2を、その要求元である端末装置7へ送信する。
【0081】
<工程S206>
主制御部1は、端末装置7からファクシミリ送信ジョブデータD01を受信した場合、そのデータに含まれる端末ユーザー識別子D114を用いた前記端末ユーザー認証の処理を実行する。工程S206の前記端末ユーザー認証の処理は、工程S202の処理と同様である。
【0082】
<工程S207>
工程S206の前記端末ユーザー認証が成功した場合、主制御部1は、第2通信回線102を通じて端末装置7からファクシミリ送信ジョブデータD01を取得し、そのデータを第2記憶部13に一時記憶させる。なお、ファクシミリ送信ジョブデータD01は送信用の前記ファクシミリデータの元データの一例であり、工程S207の処理を実行する主制御部1は元データ取得部の一例である。
【0083】
<工程S208>
次に、主制御部1は、端末装置7から取得したファクシミリ送信ジョブデータD01に前記編集送信モードが設定されているか否かを判定する。
【0084】
<工程S209>
前記編集送信モードがファクシミリ送信ジョブデータD01に設定されている場合、主制御部1は、端末装置7から取得したファクシミリ送信ジョブデータD01を第2記憶部13に保存する。以下、前記編集送信モードが設定されたファクシミリ送信ジョブデータD01のことを送信用保留データD02と称する。送信用保留データD02は送信用データの一例である。
【0085】
工程S209において、主制御部1は、登録ユーザー情報D1を参照し、ファクシミリ送信ジョブデータD01に含まれる端末ユーザー識別子D114に対応する送信フォルダー情報D112を特定する。さらに、主制御部1は、特定した送信フォルダー情報D112が示すデータフォルダーに送信用保留データD02を保存する。
【0086】
後述するように、送信用保留データD02は、画像処理装置10における送信用データ編集処理によって加工され、加工後のデータがファクシミリデータとして相手側装置10xへ送信される。これにより、元のファクシミリ送信ジョブデータD01が表す画像に他の画像が付加された画像のデータが前記ファクシミリデータとして相手側装置10xへ送信される。その詳細については後述する。
【0087】
<工程S210>
一方、前記編集送信モードがファクシミリ送信ジョブデータD01に設定されていない場合、主制御部1は、後述するファクシミリ送信処理を実行する。この場合、主制御部1は、ファクシミリ送信ジョブデータD01が表す画像のデータが前記ファクシミリデータとして相手側装置10xへ送信される。
【0088】
工程S204、工程S209または工程S210の処理が終了すると、主制御部1は、処理を工程S201へ戻す。
【0089】
なお、工程S201,S206において、前記端末ユーザー認証が失敗した場合、主制御部1は、登録宛先情報D2の要求元に対して前記端末ユーザー認証の失敗の通知を送信し、処理を工程S201へ戻す。
図4において、前記端末ユーザー認証の失敗の際の処理の記載は省略されている。
【0090】
[前記送信用データ編集処理]
次に、
図5のフローチャートを参照しつつ、画像処理装置10における前記送信用データ編集処理の手順の一例について説明する。前記送信用データ編集処理は、自装置の操作部21に対する操作に従って送信用保留データD02に付加するための付加画像を入力し、その付加画像が付加された画像を表すデータを新たな送信用保留データD02として生成する処理である。
【0091】
なお、前記送信用データ編集処理を実行する主制御部1は、前記元データの画像に他の画像が付加された画像を表す送信用保留データD02を生成する送信用データ生成部の一例である。
【0092】
主制御部1は、画像処理装置10のユーザー認証処理が成功した上で、予め定められた編集開始操作が操作部21になされたときに、前記送信用データ編集処理を開始する。
【0093】
画像処理装置10の前記ユーザー認証処理は、操作部21を通じて入力されるユーザー認証情報D110と予め第2記憶部13に記憶された登録ユーザー情報D1のユーザー認証情報D110とを照合する処理である。
【0094】
前記送信用データ編集処理において、成功した前記ユーザー認証処理に用いられたユーザー認証情報D110に対応する送信フォルダー情報D112のデータフォルダーに保存された送信用保留データD02が編集の対象となる。
【0095】
以下の説明において、S310,S320,S330,…は、画像処理装置10における主制御部1のMPU11が実行する各工程の識別符号を表す。主制御部1は、MPU11が第1記憶部12に予め記憶された送信用データ編集プログラムPr2を実行することによって
図5に示される各工程の処理を実行する。
【0096】
<工程S310>
前記送信用データ編集処理において、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って編集内容選択処理を実行する。その際、主制御部1は、例えば
図10が示すようなデータ編集内容選択画面g3を表示部22に表示させる。
【0097】
前記編集内容選択処理は、送信用保留データD02が表す画像に対する画像の付加方法を選択する処理である。本実施形態では、前記付加方法に相当する動作モードの選択肢は、ページ付加モードおよび画像合成モードである。
【0098】
前記ページ付加モードは、送信用保留データD02が表す画像に新たなページの画像を表す付加ページデータを生成し、送信用保留データD02に前記付加ページデータを付加することにより前記ファクシミリ送信用データを生成する動作モードである。
【0099】
一方、前記画像合成モードは、送信用保留データD02を、その送信用保留データD02の画像に付加画像を合成した画像を表すデータに加工することにより、前記ファクシミリ送信用データを生成する動作モードである。
【0100】
図10が示す例では、主制御部1は、データ編集内容選択画面g3におけるページ付加操作アイコンg31および画像合成アイコンg32の各々に対する操作に応じて、前記ページ付加モードまたは前記画像合成モードを選択する。
【0101】
また、
図10が示す例では、秘匿ページ設定アイコンg33が、データ編集内容選択画面g3に含まれる。秘匿ページ設定アイコンg33は、送信用保留データD02が親展指定である場合に実行可能な秘匿ページ設定処理を開始するための操作アイコンである。前記秘匿ページ設定処理については後述する。
【0102】
<工程S320>
工程S310において前記ページ付加モードが選択されると、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って前記付加ページデータの種類を選択する付加ページ選択処理を実行する。本実施形態における前記付加ページデータの種類の選択肢は、スキャン画像データおよびテンプレートページデータである。
【0103】
前記スキャン画像データは、スキャン部20によって前記原稿から読み取られる画像のページデータである。前記付加ページデータとして採用される前記スキャン画像データは、前記送信用データ編集処理の途中でスキャン部20により生成される。
【0104】
前記テンプレートページデータは、予め設定されたページ画像のデータである。前記テンプレートページデータは、前記送信用データ編集処理の開始前に、予め第2記憶部13に保存されるデータである。前記テンプレートページデータは、例えば、端末装置7から画像処理装置10へ送信されるデータまたはスキャン部20により生成される画像データなどである。
【0105】
また、主制御部1が、予め設定された前記テンプレートページデータにユーザー属性情報D115などを自動的に合成することも考えら得る。この場合、合成後の前記テンプレートデータが、前記付加ページデータの種類の選択肢として提供される。
【0106】
前記付加ページ選択処理において、主制御部1は、例えば
図11が示すようなページ付加画面g4を表示部22に表示させる。
図11が示す例では、主制御部1は、ページ付加画面g4における原稿画像スキャンアイコンg41およびテンプレート付加アイコンg42の各々に対する操作に応じて、前記付加ページデータの種類を選択する。
【0107】
<工程S321>
前記スキャン画像データが前記付加ページデータの種類として選択された場合、主制御部1は、スキャン制御部30を通じてスキャン部20に原稿画像読取処理を実行させる。
【0108】
例えば、工程S321において、主制御部1は、
図12が示すような原稿スキャン通知g44を含むページ付加画面g4を表示部22に表示させることにより、ユーザーに対して前記原稿画像読取処理を開始する操作を促す。
【0109】
工程S321において、主制御部1は、操作部21に対する前記原稿画像読取処理の開始操作を検知すると、スキャン制御部30を通じてスキャン部20に前記原稿画像読取処理を実行させる。これにより、前記原稿から読み取られた画像を表す前記スキャン画像データが前記付加ページデータとして生成される。
【0110】
<工程S322>
一方、前記テンプレートページデータが前記付加ページデータの種類として選択された場合、主制御部1は、テンプレート選択処理を実行する。前記テンプレート選択処理は、操作部21に対する選択操作に従って、予め第2記憶部13に記憶された複数の前記テンプレートページデータの候補の中から前記付加ページデータとするものを選択する処理である。
【0111】
例えば、前記テンプレートページデータの候補が、ファクシミリ送信のカバーページのデータを含むことが考えられる。この場合、主制御部1が、予め設定された前記カバーページの一部に、端末装置7からの受信または登録ユーザー情報D1の参照によって得られるユーザーの名前および電話番号などのユーザー情報を合成することによって前記テンプレートページデータの候補を生成する機能を備えることも考えられる。
【0112】
例えば、工程S322において、主制御部1は、
図14が示すようなテンプレート選択メニューg45を含むページ付加画面g4を表示部22に表示させる。この場合、主制御部1は、テンプレート選択メニューg45におけるデータ選択欄g46および確定アイコンg47に対する操作に従って前記付加ページデータとする前記テンプレートページデータを選択する。
【0113】
また、
図13,14が示すように、主制御部1は、工程S321,S322において、原稿スキャンまたは選択操作により得られた前記付加ページデータのプレビュー画像g40を表示部22に表示させる。
図13は、前記テンプレートページデータのプレビュー画像g40が表示される例を示し、
図14は、前記スキャン画像データのプレビュー画像g40が表示される例を示す。
【0114】
<工程S323>
工程S321または工程S322において前記付加ページデータが得られると、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って、送信用保留データD02に対して前記付加ページデータを付加する位置を設定する。
【0115】
例えば、工程S323において、主制御部1は、
図15が示すようなページ付加位置設定画面g5を表示部22に表示させる。この場合、主制御部1は、ページ付加位置設定画面g5におけるページ付加位置選択アイコンg51および確定操作アイコンg52に対する操作に従って、前記付加ページデータを付加する位置を設定する。
【0116】
図15が示す例では、前記付加ページデータを付加する位置の選択肢は、端末装置7から得られる送信用保留データD02の前または後である。
【0117】
<工程S324>
さらに、主制御部1は、前記付加ページデータが送信用保留データD02における指定位置に付加されたデータを生成し、送信用保留データD02を、本工程で生成したデータに更新する。更新後の送信用保留データD02は、元のファクシミリ送信ジョブデータD01の画像に前記付加ページデータの画像が付加された画像を表すデータである。
【0118】
なお、元のファクシミリ送信ジョブデータD01における前記親展指定の有無は、送信用保留データD02に引き継がれる。従って、元のファクシミリ送信ジョブデータD01が前記親展指定のデータである場合、送信用保留データD02も前記親展指定のデータである。
【0119】
以上に示したように、主制御部1は、工程S320〜S325において、元のファクシミリ送信ジョブデータD01に新たなページの画像を表す前記付加ページデータを付加することにより送信用保留データD02を生成する。工程S320〜S325の処理を実行する主制御部1は、ページ付加部の一例である。
【0120】
<工程S325>
次に、主制御部1は、送信用保留データD02が前記親展指定のデータである場合、前記送信用データについて秘匿ページを設定する前記秘匿ページ設定処理を実行する。なお、送信用保留データD02が前記親展指定のデータではない場合、主制御部1は工程S325をスキップする。
【0121】
本実施形態において、主制御部1は、前記ページ付加モードの処理が行われるときに前記秘匿ページ設定処理を実行する。さらに、主制御部1は、
図10が示すデータ編集内容選択画面g3の秘匿ページ設定アイコンg33が操作されたとき、即ち、工程S310において前記秘匿ページ設定処理の開始操作を検知したときにも、前記秘匿ページ設定処理を実行する。
【0122】
前記秘匿ページ設定処理は、前記親展指定の送信用保留データD02における秘匿化の対象とするページを設定する処理である。以下の説明において、送信用保留データD02における秘匿化の対象とするページのことを秘匿ページと称する。
【0123】
本実施形態においては、前記親展指定の送信用保留データD02は、秘匿化されずにファクシミリデータとして相手側装置10xへ送信され、相手側装置10xが、受信した前記ファクシミリデータにおける前記秘匿ページのデータを秘匿化する。その詳細については後述する。
【0124】
例えば、工程S325において、主制御部1は、
図16が示すような秘匿ページ設定画面g6を表示部22に表示させる。この場合、主制御部1は、秘匿ページ設定画面g6におけるページ選択アイコンg61および確定操作アイコンg62に対する操作に従って前記秘匿ページを設定する。
【0125】
図16が示す例では、前記秘匿ページの候補は、次の2つの候補を含む。第1候補は、端末装置7から得られたファクシミリ送信ジョブデータD01の全ページのみである。第2候補は、画像処理装置10が付加した前記付加ページデータの全ページのみである。
【0126】
さらに、
図16が示す例では、前記秘匿ページの候補は、次の3つの候補も含む。第3候補は、送信用保留データD02における全てのページである。第4候補は、送信用保留データD02における最初のページから指定されたページ分である。第5候補は、送信用保留データD02における最後のページから指定されたページ分である。
【0127】
主制御部1は、前記ページ付加モードが選択された場合の処理(S320〜S325)が終了すると、処理を工程S310へ戻す。
【0128】
<工程S330>
工程S310において前記画像合成モードが選択されると、主制御部1は、その時点における送信用保留データD02のプレビュー画像g70を表示させる。
【0129】
例えば、工程S330において、主制御部1は、
図17が示すような画像合成ページ設定画面g7を表示部22に表示させる。画像合成ページ設定画面g7は、送信用保留データD02のプレビュー画像g70を含む。
【0130】
<工程S331>
さらに、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って、送信用保留データD02における前記付加画像を合成するページを選択する。
【0131】
例えば、工程S331において、主制御部1は、
図17が示すような画像合成ページ設定画面g7におけるページ指定欄g71および確定操作アイコンg72に対する操作に従って前記付加画像を合成するページを設定する。
【0132】
<工程S332>
次に、主制御部1は、送信用保留データD02の画像に合成する前記付加画像の種類を選択する合成画像選択処理を実行する。本実施形態における前記付加画像の種類の選択肢は、手書き画像g8010、マークg8020およびテキストg8030である(
図19,
図21および
図22参照)。
【0133】
前記手書き画像は、操作部21のタッチパネル210に対する手書き描画によって入力される画像である。前記マークは、予め設定された複数の候補から選択される線状画像、ハッチング画像またはその他の絵の画像などである。前記テキストは、任意に入力される文字列の画像である。
【0134】
例えば、主制御部1は、
図18が示すような合成画像選択画面g8を表示部22に表示させる。この場合、主制御部1は、合成画像選択画面g8における手書き画像選択アイコンg81、マーク選択アイコンg82、テキスト選択アイコンg83および確定操作アイコンg84に対する操作に従って前記付加画像の種類を選択する。
【0135】
<工程S333>
前記手書き画像が前記付加画像として選択された場合、主制御部1は、タッチパネル210に対する手書き描画の操作に従って前記手書き画像を入力し、その手書き画像を前記付加画像とする。
【0136】
例えば、主制御部1は、
図19が示すような手書き画像入力画面g801を表示部22に表示させ、タッチパネル210に対する操作に従って手書き画像g8010のデータを取得する。
図19が示す例では、前記手書き画像における描画線の太さおよび色なども設定可能である。手書き画像g8010が、例えば手書きの署名の画像などであることが考えられる。
【0137】
<工程S334>
前記マークが前記付加画像として選択された場合、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って、予め設定された複数の候補の中から前記付加画像とするマークg8020を選択し、選択したマークg8020の画像を前記付加画像とする。
【0138】
例えば、主制御部1は、
図21が示すようなマークg8020の複数の候補を含むマーク選択画面g802を表示部22に表示させ、操作部21に対する操作に従って前記付加画像とするマークg8020を選択する。
図21が示す例では、前記マークの色なども設定可能である。
【0139】
<工程S335>
前記テキストが前記付加画像として選択された場合、主制御部1は、操作部21に対する操作に従って任意の前記テキストを入力し、入力した前記テキストの画像を前記付加画像とする。
【0140】
例えば、主制御部1は、
図22が示すようなテキスト入力枠g8031を含むテキスト入力画面g803を表示部22に表示させ、操作部21に対する操作に従って前記テキストを入力する。
図22が示す例では、前記テキストのフォントおよび色なども設定可能である。
【0141】
<工程S336>
工程S333、工程S334または工程S335において前記付加画像が得られると、主制御部1は、送信用保留データD02における工程S331で選択されたページの画像における前記付加画像の合成位置およびサイズを設定する。
【0142】
例えば、主制御部1は、工程S336において、
図20が示すような合成画像位置・サイズ設定画面g9を表示部22に表示させ、操作部21に対する操作に従って前記付加画像の合成位置およびサイズを設定する。
【0143】
合成画像位置・サイズ設定画面g9は、送信用保留データD02における選択されたページのプレビュー画像g70と前記付加画像とを含む。
図20が示す例は、前記付加画像が手書き画像g8010である場合の例である。
【0144】
さらに、主制御部1は、合成画像位置・サイズ設定画面g9におけるプレビュー画像g70に対する前記付加画像の位置およびサイズを、タッチパネル210などの操作部21に対する位置調整操作およびサイズ調整操作に従って変更する。
【0145】
そして、主制御部1は、合成画像位置・サイズ設定画面g9における確定操作アイコンg84に対する操作を検知すると、その時点におけるプレビュー画像g70に対する前記付加画像の位置およびサイズを、前記付加画像の合成位置および合成サイズとして設定する。
【0146】
<工程S337>
次に、主制御部1は、送信用保留データD02における選択ページの画像に、前記合成位置および前記合成サイズに従って位置およびサイズが調整された前記付加画像を合成する処理を画像処理部60に実行させる。これにより、送信用保留データD02が、工程S331で選択されたページにおいて前記付加画像が合成されたページ画像を含むデータに更新される。
【0147】
主制御部1は、前記画像合成モードが選択された場合の処理(S330〜S337)が終了すると、処理を工程S310へ戻す。
【0148】
また、主制御部1は、
図10が示すデータ編集内容選択画面g3の送信開始操作アイコンg34が操作されたとき、即ち、工程S310において前記送信用データ編集処理の確定操作を検知したときに、前記送信用データ編集処理を終了させる。
【0149】
前記送信用データ編集処理の終了時における送信用保留データD02が、相手側装置10xに対してファクシミリデータとして送信の対象となる送信用データである。
【0150】
工程S331において、元のファクシミリ送信ジョブデータD01のページが編集対象ページとして選択された場合がある。この場合、工程S336,S337を実行する主制御部1および画像処理部60は、元のファクシミリ送信ジョブデータD01を加工することによって送信用保留データD02を生成する。その際、元のファクシミリ送信ジョブデータD01は、そのデータの画像に前記付加画像を合成した画像を表すデータへ加工される。この場合の主制御部1および画像処理部60は元データ画像合成部の一例である。
【0151】
また、工程S331において、工程S322〜S324において付加された前記テンプレートページデータのページが編集対象として選択された場合がある。この場合、工程S336,S337を実行する主制御部1および画像処理部60は、予め設定された前記テンプレートページデータを、前記テンプレートページデータの画像に前記付加画像を合成した画像を表すデータに加工することによって前記付加ページデータを生成する。この場合の主制御部1および画像処理部60は付加データ画像合成部の一例である。
【0152】
また、工程S333におけるタッチパネル210は、元のファクシミリ送信ジョブデータD01に付加するための手書き画像g8010を前記付加画像として入力可能な付加画像入力部の一例である。同様に、工程S321におけるスキャン部20は、原稿を走査することにより前記原稿の画像を前記付加画像として読み取り可能な原稿画像読取部の一例である。タッチパネル210およびスキャン部20は、自装置に対する操作に従って前記付加画像を入力する。
【0153】
[ファクシミリデータ送受信処理]
次に、
図6が示すフローチャートを参照しつつ、送信側の画像処理装置10が実行する前記ファクシミリ送信処理および受信側の画像処理装置10が実行するファクシミリ受信処理の手順の一例について説明する。
【0154】
以下の説明において、工程S401〜S406は、送信側の画像処理装置10の主制御部1が実行する各工程の識別符号を表す。より具体的には、送信側の画像処理装置10における主制御部1は、そのMPU11が第2記憶部13に予め記憶されたファクシミリ送信プログラムPr3を実行することにより、工程S401〜S106の処理を実行する。
【0155】
また、工程S501〜S511は、受信側の画像処理装置10の主制御部1が実行する各工程の識別符号を表す。より具体的には、受信側の画像処理装置10における主制御部1は、そのMPU11が第2記憶部13に予め記憶されたファクシミリ受信プログラムPr4を実行することにより、工程S501〜S511の処理を実行する。
【0156】
[前記ファクシミリ送信処理]
まず、送信側の画像処理装置10における前記ファクシミリ送信処理の手順の一例について説明する。このファクシミリ送信処理は、
図4に示される工程S210および
図5に示される前記送信用データ編集処理が終了したときに実行される。
【0157】
工程S210において前記ファクシミリ送信処理が実行される場合、ファクシミリ送信の対象となるデータは端末装置7から得られたファクシミリ送信ジョブデータD01である。一方、前記送信用データ編集処理の終了に応じて前記ファクシミリ送信処理が実行される場合、ファクシミリ送信の対象となるデータは送信用保留データD02である。以下の説明において、これらファクシミリ送信の対象となるデータのことを送信対象データD01,D02と称する。
【0158】
<工程S401>
前記ファクシミリ送信処理において、まず、主制御部1は、送信対象データD01,D02に設定されている前記宛先情報のファクス番号D211を発呼先として発呼処理および発呼先との通信接続処理を実行する。主制御部1は、第1通信部70を通じて前記発呼処理および前記通信接続処理を実行する。
【0159】
第1通信回線101を通じた自装置からの発呼により相手側装置10xとの間で通信が確立した後に、主制御部1は、工程S402以降の処理を実行する。
【0160】
<工程S402>
工程S402において、主制御部1は、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであるか否かを判定する。送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータではない場合、以下に示される工程S403〜S405の処理はスキップされる。
【0161】
<工程S403>
送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータである場合、主制御部1は、送信対象データD01,D02に設定されている前記宛先情報の親展識別子D220を含む登録確認要求を、相手側装置10xに送信する。この送信は、第1通信回線101を通じて行われる。前記登録確認要求に含められる親展識別子D220は、前記ファクシミリデータの親展の相手を識別する親展相手識別情報の一例である。なお、工程S403を実行する主制御部1が登録確認部の一例である。
【0162】
<工程S404>
次に、主制御部1は、工程S403の前記登録確認要求に対し返信される応答情報を受信する。この送信は、第1通信回線101を通じて行われる。前記応答情報は、前記登録確認要求に含めた親展識別子D220に合致する情報が相手側装置10xに登録済みの状態であるか否かを表す情報である。なお、工程S404の処理を実行する主制御部1は応答受信部の一例である。
【0163】
以下の説明において、親展識別子D220に合致する情報が相手側装置10xに登録済みの状態であることを登録済状態と称し、そうでないことを未登録状態と称する。前記応答情報の詳細については後述する。
【0164】
<工程S405>
さらに、主制御部1は、前記応答情報が前記登録済状態を表すか否かを判定する。前記応答情報が前記未登録済状態を表す場合、主制御部1は、表示部22に予め定められたエラー通知を出力した後、前記ファクシミリ送信処理を中断させる。これにより、相手側装置10xとの通信が終了する。
【0165】
<工程S406>
主制御部1は、前記応答情報が前記登録済状態を表す場合、または、送信対象データD01,D02が前記親展指定ではない場合に、送信対象データD01,D02をファクシミリデータとして相手側装置10xに送信する。この送信は第1通信回線101を通じて行われる。前述したように、送信対象データD01,D02が、元のファクシミリ送信ジョブデータD01の画像に前記付加画像が付加された画像を表す送信用保留データD02である場合もある。工程S406の処理を実行する主制御部1はファクシミリデータ送信部の一例である。
【0166】
工程S406において、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであっても、主制御部1は、送信対象データD01,D02を秘匿化せずに前記ファクシミリデータとして前記登録確認要求の送信先に対して送信する。なお、このときの主制御部1が親展データ送信部の一例である。
【0167】
工程S406において、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであり、かつ、送信対象データD01,D02に設定されている前記秘匿ページが全ページのうちの一部のページである場合がある。この場合、主制御部1は、送信対象データD01,D02を前記秘匿ページに設定された秘匿ページデータと残りの非秘匿ページデータとに区別して前記ファクシミリデータとして相手側装置10xに送信する。
【0168】
例えば、
図5の工程S325において、端末装置7から得られたファクシミリ送信ジョブデータD01の全ページ、または、画像処理装置10が付加した前記付加ページデータの全ページが前記秘匿ページとして設定される場合がある(
図16の秘匿ページ設定画面g6を参照)。この場合、主制御部1は、元データであるファクシミリ送信ジョブデータD01および前記付加ページデータの一方と他方とを前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとに区別して前記ファクシミリデータとして送信する。
【0169】
例えば、主制御部1は、前記ファクシミリデータの送信前または送信後に、前記秘匿ページの情報を、前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとを区別する情報として相手側装置10xへ送信する。また、主制御部1が、1ページ分の前記ファクシミリデータを送信するごとに、そのページが前記秘匿ページデータであるか否かの識別フラグを相手側装置10xに送信することも考えられる。
【0170】
前記ファクシミリデータの送信後、送信側の画像処理装置10による前記ファクシミリ送信処理が終了する。
【0171】
[前記ファクシミリ受信処理]
次に、受信側の画像処理装置10における前記ファクシミリ受信処理の手順の一例について説明する。このファクシミリ受信処理は、相手側装置10xから第1通信回線101を通じた発呼を受けたときに実行される。
【0172】
<工程S501>
主制御部1は、相手側装置10xから第1通信回線101を通じた発呼を受けると、主制御部1は、第1通信部70を通じて前記通信接続処理を実行する。
【0173】
第1通信回線101を通じた相手側装置10xからの発呼により相手側装置10xとの間で通信が確立した後に、主制御部1は、工程S502以降の処理を実行する。
【0174】
<工程S502>
工程S502において、主制御部1は、通信が確立した相手側装置10xから前記登録確認要求または前記ファクシミリデータが受信されるか否かを監視する。前述したように、前記登録確認要求には親展識別子D220が含まれる。
【0175】
主制御部1は、相手側装置10xとの通信が確立した後の一定時間内に前記登録確認要求が受信されない場合、処理を後述する工程S507へ移行させる。
【0176】
<工程S503,S504>
主制御部1は、相手側装置10xから前記登録確認要求を受信した場合、予め第2記憶部13に記憶されている登録ユーザー情報D1を参照しつつ(S503)、登録判定処理を実行する(S504)。前記登録判定処理は、第2記憶部13の登録ユーザー情報D1が前記登録済状態であるかそうではない前記未登録状態であるかを判定する処理である。
【0177】
前記登録済状態は、第2記憶部13の登録ユーザー情報D1が前記登録確認要求に含まれる親展識別子D220と合致する親展識別子D113を含む状態であり、そうではない状態が前記未登録状態である。
【0178】
図23,24が示すように、登録ユーザー情報D1は、相互に対応づけられた親展識別子D113とパスワードD1102と受信フォルダー情報D111とを含む。
【0179】
本実施形態において、登録ユーザー情報D1の親展識別子D113は、前記親展設定の前記ファクシミリデータの受信者を識別する情報である。即ち、送信側の画像処理装置10の登録宛先情報D2に設定される親展識別子D220は、受信側の画像処理装置10の登録ユーザー情報D1に設定される親展識別子D113と整合するように設定される。
【0180】
また、本実施形態において、登録ユーザー情報D1のパスワードD1102は、受信したファクシミリデータの秘匿化に用いられる秘匿化鍵情報を兼ねる。さらに、本実施形態において、登録ユーザー情報D1の受信フォルダー情報D111は、受信した前記ファクシミリデータの出力先を表す情報である。
【0181】
即ち、親展識別子D113、パスワードD1102および受信フォルダー情報D111は、それぞれ前記親展指定の前記ファクシミリデータの受取者を識別する親展受取者識別情報、前記秘匿化鍵情報および前記ファクシミリデータの出力先を表す受信データ出力先情報の一例である。この場合、登録ユーザー情報D1が受信側登録情報の一例である。また、前記ファクシミリデータが端末装置7へ転送される場合、端末アドレス情報D120が前記受信データ出力先情報の一例である。
【0182】
登録ユーザー情報D1において、前記秘匿化鍵情報がパスワードD1102とは別個に設定されることも考えられる。
【0183】
なお、工程S503の処理を実行する主制御部1は、予め第2記憶部13に記憶された受信側登録情報を参照する受信側登録情報参照部の一例である。
【0184】
また、工程S504の処理を実行する主制御部1は、前記登録判定処理を実行する登録判定部の一例である。主制御部1は、相手側装置10xの発呼により相手側装置10xとの間で第1通信回線101での通信が確立した後に、相手側装置10xから親展識別子D220を含む前記登録確認要求を第1通信回線101を通じて受信した場合に前記登録判定処理を実行する。
【0185】
<工程S505>
次に、主制御部1は、前記登録判定処理の結果を表す応答情報を相手側装置10xに返信する。なお、工程S505の処理を実行する主制御部1が、登録判定結果応答部の一例である。
【0186】
<工程S506>
また、主制御部1は、前記登録判定処理の判定結果が前記登録済状態および前記未登録状態のいずれであるかに応じて次の処理を決定する。
【0187】
より具体的には、前記登録判定処理の判定結果が前記未登録状態である場合、主制御部1は、工程S506において前記ファクシミリ受信処理を中断し、相手側装置10xとの通信を終了させる。そして、主制御部1は、前記登録確認要求を受信した場合においては、前記登録判定処理の判定結果が前記登録済状態である場合にのみ次の工程S507以降の処理を実行する。
【0188】
一方、主制御部1は、相手側装置10xからの前記登録確認要求の送信がない場合、工程S503〜S506をスキップして工程S507以降の処理を実行する。
【0189】
<工程S507>
工程S507において、主制御部1は、相手側装置10xから前記ファクシミリデータを受信する。このファクシミリデータが受信ファクシミリデータD00である。
【0190】
本実施形態において、主制御部1は、前記登録確認要求に続いてその登録確認要求の送信元から受信ファクシミリデータD00を受信した場合、その受信ファクシミリデータD00が前記親展指定のデータあると判定できる。また、受信ファクシミリデータD00に付随して、前記親展指定の有無の情報が送信側の画像処理装置10から受信側の画像処理装置10へ送信されることも考えられる。
【0191】
工程S507において、受信する前記親展指定の受信ファクシミリデータD00の一部または全部は前記秘匿ページデータである。受信ファクシミリデータD00が前記秘匿ページと前記非秘匿ページデータとを含む場合、主制御部1は、前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとを区別して受信する。
【0192】
例えば、主制御部1は、受信ファクシミリデータD00の送信前または送信後に相手側装置10xから受信する前記秘匿ページの情報によって前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとを区別する。また、主制御部1が、1ページ分の受信ファクシミリデータD00の受信ごとに相手側装置10xから得られる前記識別フラグによって前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとを区別することも考えられる。
【0193】
以上に示したように、主制御部1は、前記登録確認要求を受信した場合、前記登録判定処理の結果が前記登録済状態である場合にのみ、前記登録確認要求の送信元から前記親展指定の前記ファクシミリデータを第1通信回線101を通じて受信する(S507)。工程S507の処理を実行する主制御部1は親展データ受信部の一例である。
【0194】
<工程S508>
次に、主制御部は、受信ファクシミリデータD00が前記親展指定のデータあるか否かによって次の工程S509の処理を実行するかスキップするかを制御する。
【0195】
<工程S509>
受信ファクシミリデータD00が前記親展指定のデータである場合、主制御部1は、前記登録確認要求の送信元からの受信ファクシミリデータD00を秘匿化して保存する。即ち、主制御部1は、相手側装置10xから前記秘匿化鍵情報を受信することなく、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を秘匿化する。その際、主制御部1は、受信ファクシミリデータD00における前記秘匿ページデータのみを、前記秘匿化鍵情報を用いて秘匿化する。前記非秘匿ページデータは秘匿化されない。
【0196】
例えば、主制御部1は、受信ファクシミリデータD00における前記秘匿ページデータを前記秘匿化鍵情報によって秘匿化された第2記憶部13の前記データフォルダーに保存する。前記秘匿化鍵情報によって秘匿化された前記データフォルダーは、第2記憶部13のファイル管理システムに対して予め設定された前記秘匿化鍵情報が入力された場合にのみアクセス可能なフォルダーである。また、主制御部1は、受信ファクシミリデータD00における前記非秘匿ページデータを、秘匿化されていない前記データフォルダーに保存する。
【0197】
受信ファクシミリデータD00が前記親展指定のデータである場合、主制御部1は、受信ファクシミリデータD00を、登録ユーザー情報D1における受信フォルダー情報D111が表す指定フォルダーに保存する。受信フォルダー情報D111は、前記秘匿ページデータの保存先である前記秘匿化鍵情報によって秘匿化された前記データフォルダーを指定する情報と、前記非秘匿ページデータの保存先である秘匿化されていない前記データフォルダーを指定する情報とを含む。前記指定フォルダーを表す受信フォルダー情報D111は、前記登録確認要求に含まれる親展識別子D220と合致するユーザー識別子D1101に対応する受信フォルダー情報D111である。
【0198】
本実施形態において、前記秘匿化鍵情報は、登録ユーザー情報D1におけるパスワードD1102である。より具体的には、前記秘匿化鍵情報は、前記登録確認要求に含まれる親展識別子D220と合致するユーザー識別子D1101に対応づけられた第2記憶部13のパスワードD1102である。
【0199】
なお、工程S509の処理を実行する主制御部1は、前記登録確認要求の送信元から前記秘匿化鍵情報を受信することなしに、前記登録確認要求の送信元から受信した前記親展指定の前記ファクシミリデータを秘匿化する秘匿化部の一例である。前記登録確認要求の送信元から受信した受信ファクシミリデータD00は、前記親展設定のデータである。
【0200】
さらに、工程S509の処理を実行する主制御部1は、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を前記データフォルダーへ出力する親展受信データ出力部の一例でもある。
【0201】
<工程S510>
次に、主制御部1は受信ファクシミリデータD00の出力処理を実行する。前記出力処理において、例えば、前記出力処理が、前記親展指定ではない受信ファクシミリデータD00が表す画像をシート状の前記画像記録媒体上に形成する処理であることが考えられる。この場合、主制御部1は、プリント制御部50を通じてプリント部40に画像形成処理を実行させる。
【0202】
また、前記出力処理において、主制御部1が、受信ファクシミリデータD00を対応する端末装置7へ転送することも考えられる。この場合、主制御部1は、登録ユーザー情報D1を参照し、前記登録確認要求に含まれる親展識別子D220と合致するユーザー識別子D1101に対応する端末アドレス情報D120をデータの転送先の情報として特定する。
【0203】
また、前記出力処理において、主制御部1が、受信ファクシミリデータD00における前記秘匿ページデーを、前記秘匿化鍵情報を用いて暗号化した上で端末装置7へ転送することも考えられる。なお、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を端末装置7へ転送するときの主制御部1も前記親展受信データ出力部の一例である。
【0204】
<工程S511>
さらに、主制御部1は、前記ファクシミリデータを受信した旨を通知する受信通知処理を実行する。例えば、前記受信通知処理が、表示部22にメッセージを出力する処理を含むことが考えられる。
【0205】
また、前記受信通知処理が、受信ファクシミリデータD00に対応する端末装置7へ通知メッセージを送信する処理を含むことも考えられる。この場合、主制御部1は、登録ユーザー情報D1を参照し、前記登録確認要求に含まれる親展識別子D220と合致するユーザー識別子D1101に対応する端末アドレス情報D120を前記通知メッセージの送信先の情報として特定する。
【0206】
また、受信ファクシミリデータD00が秘匿化された前記秘匿ページデータと前記非秘匿ページデータとを含む場合、前記受信通知処理が、前記非秘匿ページデータが表す画像をシート状の前記画像記録媒体上に形成する処理を含むことも考えられる。この場合、主制御部1は、プリント制御部50を通じてプリント部40に画像形成処理を実行させる。
【0207】
前記受信通知処理の後、受信側の画像処理装置10による前記ファクシミリ受信処理が終了する。
【0208】
受信側の画像処理装置10において、主制御部1は、自装置の前記ユーザー認証処理が成功した上で、操作部21に対して予め定められた親展データ出力操作が行われたことを検知した場合、親展データ出力処理を実行する。
【0209】
前記親展データ出力処理は、第2記憶部13の前記指定フォルダーに保存された前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を読み出して出力する処理である。主制御部1は、秘匿化された前記指定フォルダーから前記秘匿ページデータを読み出す場合に、第2記憶部13の前記ファイル管理システムとの間で前記指定フォルダーに対応する前記秘匿化鍵情報の照合処理を実行する。これにより、秘匿化された前記指定フォルダーから前記秘匿ページデータを読み出すことが可能になる。主制御部1は、自装置の前記ユーザー認証処理において用いられたユーザー識別子D1101に対応する受信フォルダー情報D111を、前記指定フォルダーの情報として特定する。
【0210】
受信ファクシミリデータD00の出力は、例えば、プリント部40によってシート状の前記画像記録媒体上に受信ファクシミリデータD00が表す画像を形成することである。また、受信ファクシミリデータD00の出力が、対応する端末装置7へ受信ファクシミリデータD00を転送することであることも考えられる。その際、前記秘匿ページデータが、前記秘匿化鍵情報を用いて暗号化された上で端末装置7へ転送されることも考えられる。
【0211】
主制御部1は、前記ファイル管理システムとの間の前記照合処理に用いる前記秘匿化鍵情報を登録ユーザー情報D1から得る。前記秘匿化鍵情報がパスワードD1102である場合、主制御部1が、自装置の前記ユーザー認証処理で用いられたパスワードD1102を前記ファイル管理システムとの間の前記照合処理に用いることが考えられる。
【0212】
また、前記親展データ出力処理において、主制御部1が、受信ファクシミリデータD00の出力の前に操作部21を通じて入力されるパスワードD1102を取得することが考えられる。この場合、主制御部1は、取得したパスワードD1102が自装置の前記ユーザー認証処理で用いられたパスワードD1102と合致する場合にのみ、前記親展データ出力処理を実行する。
【0213】
また、主制御部1が、前記親展データ出力処理が完了した場合に、前記親展データ出力処理の対象とした受信ファクシミリデータD00を第2記憶部13から削除することが考えられる。
【0214】
なお、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を秘匿化する処理が、受信ファクシミリデータD00における前記秘匿ページデータを前記秘匿化鍵情報を用いて暗号化する処理であることも考えられる。
【0215】
画像処理装置10が採用されれば、前記親展指定の前記ファクシミリデータの送受信が行われる際、送信側および受信側の一方のユーザーが他方のユーザーに対して前記秘匿化鍵情報を通知する手間を省略することができる。
【0216】
例えば、前記秘匿化鍵情報を随時変更することが推奨される場合においても、前記秘匿化鍵情報の変更が生じるごとに前記秘匿化鍵情報の通知を行うという煩雑な手間が生じない。
【0217】
また、画像処理装置10が採用されれば、前記親展指定の前記ファクシミリデータについて、秘匿化を要する前記秘匿ページデータとそうでない前記非秘匿ページデータとを区別して設定することができる。この場合、例えば前記秘匿ページデータの概略説明の文書を前記非秘匿データとして送受信することなどが可能になる。そのため、前記親展指定の前記ファクシミリデータの送受信方法の自由度が高まる。
【0218】
また、画像処理装置10は、端末装置7から得られるファクシミリ送信ジョブデータD01の画像に前記付加画像を付加した画像を表す送信用保留データD02を生成し、その送信用保留データD02を前記ファクシミリデータとして送信する画像付加送信機能を備える。
【0219】
前記画像付加送信機能は、端末装置7において作成されるデータの画像とその他の画像とを一括してファクシミリ送信したい場合に好適である。上記画像付加送信機能は、端末装置7においてワードプロセッサーなどのアプリケーションソフトウェアを通じて作成される文書と、既存の原稿の画像とを一括してファクシミリ送信したい場合などの利用形態において便利である。
【0220】
上記利用形態において、前記画像付加送信機能によれば、端末装置7において作成される文書などの画像をプリンターによってシートに出力する必要がない。そのため、前記シートなどの消耗品が無駄に消費されることを防止できる。
【0221】
さらに、上記利用形態において、前記画像付加送信機能によれば、スキャン部20を用いて既存の前記原稿の画像データを端末装置7に取り込み、さらに、端末装置7において種類の異なる複数のデータを1つのデータに併合するという煩雑な作業も不要である。
【0222】
また、画像処理装置10は、ファクシミリ送信ジョブデータD01の画像にタッチパネル210を通じて入力される手書き画像g8010を付加した画像をファクシミリ送信する機能を備える。タッチパネル210は、一般的な複合機が通常備える装置である。
【0223】
画像処理装置10が採用されれば、端末装置7がタッチパネルを備えていない場合などにおいても、署名などの手書き画像g8010が前記付加画像として付加された画像をファクシミリ送信することが容易である。
【0224】
また、画像処理装置10は、前記テンプレートページデータを、端末装置7から得られるファクシミリ送信ジョブデータD01に付加して送信する機能を備える。そのため、複数のユーザーに共通の前記テンプレートページデータを画像処理装置10で一元管理することなどが容易となる。
【0225】
さらに、画像処理装置10は、前記テンプレートページデータの画像に前記付加画像を合成した画像のページデータを、ファクシミリ送信ジョブデータD01に付加して送信する機能を備える。そのため、複数のユーザーに共通の前記テンプレートページデータに各ユーザーに固有の署名などの前記付加画像を合成することが容易である。
【0226】
[第2実施形態]
次に、
図27が示すフローチャートを参照しつつ、第2実施形態に係る画像処理装置10Aについて説明する。
図27は、第2実施形態に係る画像処理装置が実行するファクシミリ送信処理の手順の一例を表すフローチャートである。
【0227】
図27における工程S601〜S606は、送信側の画像処理装置10Aが実行するファクシミリ送信処理の手順の一例を示す。送信側の画像処理装置10Aにおける主制御部1は、そのMPU11が第2記憶部13に予め記憶されたファクシミリ送信プログラムPr3を実行することにより、工程S601〜S606の処理を実行する。
【0228】
また、
図27における工程S701〜S706および工程S801〜S808は、受信側の画像処理装置10Aが実行するファクシミリ受信処理の手順の一例を示す。受信側の画像処理装置10Aにおける主制御部1は、そのMPU11が第2記憶部13に予め記憶されたファクシミリ受信プログラムPr4を実行することにより、工程S701〜S706および工程S801〜S808の処理を実行する。
【0229】
画像処理装置10Aは、第2通信回線102を通じて前記登録確認要求を送受信する点において画像処理装置10と異なる。以下、画像処理装置10Aにおける画像処理装置10と異なる点について説明する。
【0230】
本実施形態において、第2通信回線102は、インターネットに接続されている。そして、送信側の画像処理装置10Aおよび受信側の画像処理装置10Aは、第2通信回線102を通じてデータの送受信が可能である。受信側の画像処理装置10Aにおける登録宛先情報D2には、ファクス番号D211に対応づけられた第2通信回線102用の通信アドレスが含まれる。
【0231】
以下、第2通信回線102を通じてファクシミリ通信の送信側および受信側の画像処理装置10Aがデータを送受信する際に用いられる前記インターネットにおける前記通信アドレスのことをインターネットアドレスと称する。例えば、前記インターネットアドレスが、電子メールアドレスであることが考えられる。
【0232】
[前記ファクシミリ送信処理]
まず、送信側の画像処理装置10Aにおける前記ファクシミリ送信処理の手順の一例について説明する。このファクシミリ送信処理は、
図4に示される工程S210および
図5に示される前記送信用データ編集処理が終了したときに実行される。
【0233】
<工程S601>
まず、主制御部1は、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであるか否かを判定する。この工程は、
図6の工程S402と同様である。送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータではない場合、以下に示される工程S602〜S604の処理はスキップされる。
【0234】
<工程S602>
送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータである場合、主制御部1は、送信対象データD01,D02に設定されている前記宛先情報の親展識別子D220を含む前記登録確認要求を、相手側装置10xに送信する。工程S602における前記登録確認要求の送信は、第2通信回線102を通じて行われる点において、
図6の工程S403と異なる。
【0235】
工程S602において、主制御部1は、登録宛先情報D2において相手側装置10xのファクス番号D211に対応づけられた前記インターネットアドレスを宛先として前記登録確認要求を送信する。例えば、前記登録確認要求の送信処理が、電子メールの送信処理であることが考えられる。
【0236】
<工程S603>
次に、主制御部1は、工程S602の前記登録確認要求に対し返信される応答情報を受信する。この受信は、第2通信回線102を通じて行われる。この応答情報は、前記登録確認要求に含めた親展識別子D220が相手側装置10xに登録されている前記登録済状態であるか否かを表す。
【0237】
<工程S604>
さらに、主制御部1は、
図6の工程S405と同様に、前記応答情報が前記登録済状態を表すか否かを判定する。前記応答情報が前記未登録済状態を表す場合、主制御部1は、表示部22に予め定められたエラー通知を出力した後、前記ファクシミリ送信処理を中断させる。
【0238】
<工程S605>
一方、主制御部1は、前記応答情報が前記登録済状態を表す場合に、送信対象データD01,D02に設定されている前記宛先情報のファクス番号D211を発呼先として発呼処理および発呼先との通信接続処理を実行する。主制御部1は、第1通信部70を通じて前記発呼処理および前記通信接続処理を実行する。この工程S605において、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであるか否かの情報が相手側装置10xに送信される。
【0239】
<工程S606>
主制御部1は、前記応答情報が前記登録済状態を表す場合、または、送信対象データD01,D02が前記親展指定ではない場合に、送信対象データD01,D02をファクシミリデータとして相手側装置10xに送信する。この送信は、
図6の工程S406と同様に、第1通信回線101を通じて行われる。
【0240】
以上により、前記ファクシミリ送信処理が終了する。
【0241】
[前記ファクシミリ受信処理]
次に、受信側の画像処理装置10Aにおける前記ファクシミリ受信処理の手順の一例について説明する。
図27における工程S701〜S706の処理は、相手側装置10xから第2通信回線102を通じて前記登録確認要求を受信する場合の処理である。
【0242】
<工程S701>
主制御部1は、第2通信回線102を通じた前記登録確認要求の受信状況を監視する。そして、主制御部1は、相手側装置10xからの要求に応じて、前記登録確認要求を第2通信回線102を通じて受信する。
【0243】
<工程S702,S703>
主制御部1は、相手側装置10xから前記登録確認要求を受信した場合、第2記憶部13の登録ユーザー情報D1を参照しつつ(S702)、前記登録判定処理を実行する(S703)。これら工程S702,S703は、
図6の工程503,S504と同様である。
【0244】
<工程S704>
次に、主制御部1は、前記登録判定処理の結果を表す応答情報を、相手側装置10xに対して第2通信回線102を通じて返信する。
【0245】
<工程S705>
前記登録判定処理の判定結果が前記登録済状態である場合、主制御部1は、次の工程S706の処理を実行する。一方、前記登録判定処理の判定結果が前記未登録済状態である場合、主制御部1は、工程S706をスキップして工程S701からの処理を繰り返す。
【0246】
<工程S706>
前記登録判定処理の判定結果が前記登録済状態である場合、主制御部1は、前記登録確認要求の要求元を識別する要求元情報を第2記憶部13に記憶させる。例えば、前記要求元情報が、相手側装置10xのファクス番号であることが考えられる。前記要求元情報は、記録日時とともに第2記憶部13に記録される。
【0247】
主制御部1は、工程S706の処理の後、工程S701からの処理を繰り返す。以上の工程S701〜S706の処理が、が前記ファクシミリ受信処理における前記登録確認要求の受信に関する処理である。
【0248】
続いて、前記ファクシミリ受信処理における第1通信回線101を通じた前記ファクシミリデータの受信に関する処理(S801〜S808)について説明する。
【0249】
<工程S801>
主制御部1は、相手側装置10xから第1通信回線101を通じた通信接続の状況を監視する。主制御部1は、相手側装置10xから第1通信回線101を通じた発呼を受けると、
図6の工程S501と同様に、第1通信部70を通じて前記通信接続処理を実行する。
【0250】
さらに、主制御部1は、前記通信接続処理によって通信が確立した相手側装置10xから、送信対象データD01,D02が前記親展指定のデータであるか否かの情報を受信さうる。
【0251】
<工程S802>
主制御部1は、前記通信接続処理によって得られた情報に基づいて、相手側装置10xが前記親展指定のデータを送信しようとしているのか否かを判定する。主制御部1は、相手側装置10xが前記親展指定ではないデータを送信しようとしていると判定した場合、次の工程S803をスキップして工程S804以降の処理を実行する。
【0252】
<工程S803>
主制御部1は、相手側装置10xが前記親展指定のデータを送信しようとしていると判定した場合、相手側装置10xが工程S706で第2記憶部13に記録した前記要求元情報に対応する装置であるか否かを判定する。
【0253】
主制御部1は、相手側装置10xが前記要求元情報に対応する装置ではないと判定した場合、前記ファクシミリ受信処理を終了させる。
【0254】
<工程S804>
主制御部1は、相手側装置10xが前記要求元情報に対応する装置であると判定した場合、または、
相手側装置10xが前記親展指定ではないデータを送信しようとしていると判定した場合、相手側装置10xから前記ファクシミリデータを受信する。このファクシミリデータが受信ファクシミリデータD00である。
【0255】
<工程S805>
さらに、受信ファクシミリデータD00が前記親展指定のデータである場合、主制御部1は、
図6の工程S509と同様に、受信ファクシミリデータD00を秘匿化して保存する。即ち、主制御部1は、相手側装置10xから前記秘匿化鍵情報を受信することなく、前記親展指定の受信ファクシミリデータD00を秘匿化する。
【0256】
<工程S806、S807>
次に、主制御部1は、
図6の工程510,S511と同様に、受信ファクシミリデータD00の前記出力処理(S806)と、前記通知処理(S807)とを実行する。以上により、前記ファクシミリ受信処理が終了する。
【0257】
画像処理装置10Aが採用される場合も、画像処理装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。さらに、画像処理装置10Aによれば、送信側の前記登録確認要求に関する処理(S602〜S604)において前記未登録状態の結果が得られる場合に、第1通信回線101の前記通信接続処理が無駄に実行されることが防止される。
【0258】
[応用例]
図5が示す前記送信用データ編集処理の工程S320において、タッチパネル210を通じて入力される手書き画像g8010を1ページ分の画像とするページ画像データが、前記付加ページデータの種類の選択肢に含まれることが考えられる。
【0259】
また、前記ドライバーソフトウェアを実行する端末装置7が、
図4が示す工程S104において前記秘匿ページを設定する処理を実行することも考えられる。この場合、端末装置7の本体部7aが、操作入力部7cに対する操作に従って、前記親展指定のファクシミリ送信ジョブデータD01についての前記秘匿ページを設定する処理を実行する。
【0260】
また、登録ユーザー情報D1および登録宛先情報D2のうちの一方または両方を記憶する記憶部が、画像処理装置10と通信可能な他の装置に設けられていてもよい。
【0261】
例えば、画像処理装置10が第2通信回線102を通じて通信可能なサーバー装置などの他の装置が、登録ユーザー情報D1および登録宛先情報D2を記憶する記憶部を備えることが考えられる。この場合、主制御部1は、第2通信部80を通じて前記他の装置が記憶する登録ユーザー情報D1および登録宛先情報D2を参照する。
【0262】
なお、本発明に係る画像処理装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。