特許6249134IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

電流指令値を演算するアシストマップと、操舵角度情報としてのコラム角(コラム出力側角度)若しくはハンドル角(コラム入力側角度)に基づいて、補償信号を演算して電流指令値を補償するSAT(セルフアライニングトルク)補償部兼仮想バネ補償部とにより、オンセンタ(中立点付近)で所望の操舵特性(微小微舵速領域)を実現する電動パワーステアリング装置及びそれに設定されるパラメータを決定する制御装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に示される制御装置では、オンセンタでの微小な操舵においては、機械的な摩擦、トーションバーのバネ性等の影響により、SATを検出することが極めて難しいため、摩擦感のような非線形的な操舵感になり、所望の操舵特性を成立させるのが難しい問題がある。 本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、簡易的な制御構成により、操舵角度情報としてのコラム角若しくはハンドル角に基づいてオンセンタの微小な操舵での所望の操舵特性を実現し、摩擦感を抑制し線形的なオンセンタの操舵フィーリングを向上させる電動パワーステアリング装置及びそれに設定されるパラメータを決定する制御装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、操舵トルク及び車速に関連するアシストマップを用いて電流指令値を演算し、前記電流指令値に基づいてモータを駆動し、コラム軸にトーションバーを具備している操舵系をアシスト制御する電動パワーステアリング装置に関し、本発明の目的は、操舵角度情報としてハンドル角及びコラム角を検出する機能を有し、前記コラム角若しくは前記ハンドル角及び前記車速に基づいて、前記コラム角若しくは前記ハンドル角に応・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明に係る電動パワーステアリング装置によれば、車速をパラメータとして操舵トルクに応じて電流指令値を演算し、原点からの傾きを可変できるアシストマップと、車速及びコラム角(コラム出力側角度)或いは車速及びハンドル角(コラム入力側角度)を用いたSAT補償部兼仮想バネ補償部とを設け、SAT補償兼仮想バネ補償トルクの補償信号で電流指令値を補償している。これにより、オンセンタの緩やかな操舵での所望の操舵特性(微小微舵速操舵領域)を実現している。 制御構成も簡易であり、微小微舵速操舵領域で摩擦感を抑制し線形的なオンセンタの操舵フィーリングを向上することができる。 また、本発明に係る制御装置によれば、車速をパラメータとして操舵トルクに応じて電流指令値を演算し、原点からの傾きを変更できるアシストマップと、車速及び操舵角度情報を用いたSAT補償部兼仮想バネ補償部とを設け、SAT補償兼仮想バネ補償トルクの補償信号で電流指令値を補償する電動パワーステアリング装置に対して、オンセンタの微小な操舵での所望の微小微舵速操舵領域が得られる制御パラメータを設定しており、この制御パラメータを用いることにより、所望の操舵特性を有し、微小微舵速操舵領域で摩擦感を抑制し、線形的なオンセンタの操舵フィーリングを向上する電動パワーステアリング装置を実現できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】電動パワーステアリング装置の概要を示す構成図である。

【図2】電動パワーステアリング装置の制御系の構成例を示すブロック図である。

【図3】本発明の構成例(第1実施形態)を示すブロック図である。

【図4】本発明に係るSAT補償部兼仮想バネ補償部の構成例を示すブロック図である。

【図5】本発明に係るアシストマップの一例を示す特性図である。

【図6】センサの装着例及び操舵角度情報の関係を示す模式図である。

【図7】トーションバーと操舵角度情報の関係を示す機構図である。

【図8】舵角(コラム角)と操舵トルク(トーションバートルク)の関係を模式的に示す特性図である。

【図9】本発明の動作例を示すフローチャートである。

【図10】本発明(第1実施形態)のシミュレーション結果を示す特性図である。

【図11】本発明の構成例(第2実施形態)を示すブロック図である。

【図12】本発明に係るSAT補償部兼仮想バネ補償部の構成例を示すブロック図である。

【図13】本発明(第2実施形態)のシミュレーション結果を示す特性図である。

【図14】本発明に係る制御装置(第3実施形態)が制御する電動パワーステアリング装置の構成例を示すブロック図である。

【図15】SAT補償部兼仮想バネ補償部の構成例を示すブロック図である。

【図16】本発明の構成例(第1実施例)を示すブロック図である。

【図17】本発明の動作例(第1実施例)を示すフローチャートである。

【図18】本発明の構成例(第2実施例)を示すブロック図である。

【図19】本発明の動作例(第2実施例)を示すフローチャートである。

【図20】本発明の構成例(第3実施例)を示すブロック図である。

【図21】第3実施形態の表示部の表示例を示す画面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 ハンドル(ステアリングホイール)   2 コラム軸(ステアリングシャフト、ハンドル軸)   10 トルクセンサ   12 車速センサ   13 バッテリ   20 モータ   36 電流制御部   37 PWM制御部   38 インバータ   50 舵角演算部   60 制御装置   63 メモリ   100、100A SAT補償部兼仮想バネ補償部   101、101A ゲイン部   102 位相補償部   103 変換係数部

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