【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、既存のタッチスクリーン干渉防止策において広帯域干渉信号がうまく抑制されない問題を解決するためのタッチスクリーン干渉抑制方法および装置、ならびに端末デバイスを提供する。
【0008】
上述の技術的な問題を解決するために、本発明の実施形態は、以下の技術的な解決策を開示する。
【0009】
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、タッチスクリーン干渉抑制方法を提供し、方法は、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの受信電極(receive electrode)上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出するステップと、
受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するとき、帯域通過フィルタの検出帯域幅を第1の検出帯域幅から第2の検出帯域幅へと小さくするステップとを含む。
【0010】
第1の態様に関連して、第1の態様の第1のあり得る実装方法においては、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出するステップが、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するステップと、
現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの次の予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出し、タッチスクリーンのすべての予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在すると判定するステップとを含む。
【0011】
第1の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第1の態様の第2のあり得る実装方法においては、方法は、
タッチスクリーンの一部の予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、受信電極上の受信された信号内に狭帯域干渉信号が存在すると判定するステップと、
タッチスクリーンの現在の動作周波数を干渉信号が存在しない予め設定された動作周波数に調整するステップとをさらに含む。
【0012】
第1の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第1の態様の第3のあり得る実装方法においては、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するステップが、
タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号の変動振幅(fluctuation amplitude)がタッチ閾値判定値未満であるかどうかを検出するステップと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であることが検出されるとき、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあると判定するステップと、
タッチスクリーンの現在の動作周波数における受信電極上の受信された信号の変動振幅が第1の閾値以上であるかどうかを検出するステップと、
受信された信号の変動振幅が第1の閾値以上であることが検出されるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信電極上の受信された信号内に干渉信号が存在すると判定するステップとを含む。
【0013】
第1の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第1の態様の第4のあり得る実装方法においては、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するステップが、
タッチスクリーンの現在の動作周波数における受信電極上の受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であるかどうかを検出するステップと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であることが検出されるとき、受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるかどうかを判定するステップと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるとき、受信された信号内に干渉信号が存在すると判定するステップとを含む。
【0014】
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、タッチスクリーン干渉抑制装置を提供し、装置は、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出するように構成された干渉信号検出ユニットと、
受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するとき、帯域通過フィルタの検出帯域幅を第1の検出帯域幅から第2の検出帯域幅へと小さくするように構成された検出帯域幅調整ユニットとを含む。
【0015】
第2の態様に関連して、第2の態様の第1のあり得る実装方法においては、干渉信号検出ユニットが、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するように構成された第1の干渉信号検出ユニットと、
現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの次の予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するように構成された第2の干渉信号検出ユニットと、
タッチスクリーンのすべての予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在すると判定するように構成された第1の判定ユニットとを含む。
【0016】
第2の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第2の態様の第2のあり得る実装方法においては、装置が、
タッチスクリーンの一部の予め設定された動作周波数の受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、受信電極上の受信された信号内に狭帯域干渉信号が存在すると判定するように構成された第2の判定ユニットと、
受信電極上の受信された信号内に狭帯域干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数を干渉信号が存在しない予め設定された動作周波数に調整するように構成された周波数調整ユニットとをさらに含む。
【0017】
第2の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第2の態様の第3のあり得る実装方法においては、第1の干渉信号検出ユニットが、
タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であるかどうかを検出するように構成されたタッチスクリーンステータス検出ユニットと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であることが検出されるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数における受信された信号の変動振幅が第1の閾値以上であるかどうかを検出するように構成された干渉信号検出サブユニットと、
受信された信号の変動振幅が第1の閾値以上であることが検出されるとき、現在の動作周波数において干渉信号が存在すると判定するように構成された第1の判定サブユニットとを含む。
【0018】
第2の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第2の態様の第4のあり得る実装方法においては、第1の干渉信号検出ユニットが、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であるかどうかを検出するように構成されたタッチスクリーンステータス検出ユニットと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であることが検出されるとき、受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるかどうかを判定するように構成された第1の判断ユニットと、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるとき、受信された信号内に干渉信号が存在すると判定するように構成された第2の判定サブユニットとを含む。
【0019】
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、タッチスクリーンと、パルス生成回路と、増幅器と、アナログデジタルコンバータと、プロセッサとを含む端末デバイスを提供し、パルス生成回路の出力端が、タッチスクリーンの駆動電極(drive electrode)に接続され、増幅器の入力端が、タッチスクリーンの受信電極に接続され、アナログデジタルコンバータの入力端が、増幅器の出力端に接続され、アナログデジタルコンバータの出力端が、プロセッサに接続され、
パルス生成回路が、タッチスクリーンが動作するために必要とされるパルス信号を生成し、タッチスクリーンの駆動電極を使用することによってパルス信号を送出するように構成され、
タッチスクリーンの受信電極が、受信された信号を受信するように構成され、前記受信された信号が、パルス信号を含み、
増幅器が、受信された信号を増幅するように構成され、
アナログデジタルコンバータが、受信された信号に対してアナログデジタル変換を実行するように構成され、
プロセッサが、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出し、受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するとき、帯域通過フィルタの検出帯域幅を第1の検出帯域幅から第2の検出帯域幅へと小さくするように構成される。
【0020】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1のあり得る実装方法においては、パルス生成回路、増幅器、アナログデジタルコンバータ、およびプロセッサが、1つのチップに統合される。
【0021】
第3の態様または第3の態様の第1のあり得る実装方法に関連して、第3の態様の第2のあり得る実装方法においては、プロセッサが、CPUまたはコントローラである。
【0022】
第3の態様に関連して、第3の態様の第3のあり得る実装方法においては、プロセッサが、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出するように構成されることが、
プロセッサが、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出し、
現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるとき、タッチスクリーンの次の予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出し、タッチスクリーンのすべての予め設定された動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在することが検出されるときまで、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在すると判定するように構成されることを含む。
【0023】
第3の態様の第3のあり得る実装方法に関連して、第3の態様の第4のあり得る実装方法においては、プロセッサが、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において受信された信号内に干渉信号が存在するかどうかを検出するように構成されることが、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの現在の動作周波数において、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値未満であるかどうかを検出し、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であることが検出されるとき、受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるかどうかを判定し、
受信された信号の変動振幅がタッチ閾値判定値以上であるタッチスクリーン上の面積の量が予め設定された量を超えるとき、受信された信号内に干渉信号が存在すると判定することを含む。
【0024】
第3の態様と、第3の態様の第1のあり得る実装方法から第3の態様の第4のあり得る実装方法までのいずれか1つとに関連して、第3の態様の第5のあり得る実装方法においては、端末デバイスが、タッチスクリーンを有するモバイル電話、またはタブレットである。
【0025】
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、コンピュータ可読ストレージ媒体を提供し、プロセッサによって実行され得るプログラムコードを記憶し、プログラムコードが、プロセッサが以下の動作を実行すること、つまり、
タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンの受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するかどうかを検出し、
受信電極上の受信された信号内に広帯域干渉信号が存在するとき、帯域通過フィルタの検出帯域幅を第1の検出帯域幅から第2の検出帯域幅へと小さくすることを可能にする。
【0026】
本発明の実施形態において提供されるタッチスクリーン干渉抑制方法によれば、タッチスクリーンがタッチされていない状態にあるとき、タッチスクリーンに広帯域干渉信号が存在するかどうかが検出され、広帯域干渉信号が存在するとき、フィルタユニットの検出帯域幅が小さくされ、より小さな検出帯域幅を使用することによって捕捉された広帯域干渉信号強度が比較的小さく、これは、タッチサンプリング信号(touch sampling signal)に対する広帯域干渉信号の影響を減らし、タッチされていないタッチスクリーンの干渉耐性を改善することができる。
【0027】
本発明の実施形態または従来技術における技術的な解決策をより明瞭に説明するために、以下で、実施形態または従来技術を説明するために必要とされる添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、当業者は、創造的な努力なしにこれらの添付の図面からその他の図面を導き出すことがやはり可能である。