(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
利用者又は荷物を運ぶ移動体を運用する交通システムにおいて、利用者に操作される利用者端末及び移動体を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末とネットワークを介して接続され、前記移動体を配車する配車装置であって、
前記利用者端末から、利用者の要望に基づく、前記移動体を配車する位置を示す要望配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す要望配車時間情報と、前記移動体の行き先の位置を示す要望目的地位置情報と、を含む利用者要望情報を受信する要望情報受信手段と、
前記要望情報受信手段が受信した前記利用者要望情報に基づき、前記移動体を配車する位置を示す配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する配車計画手段と、
前記配車計画手段が生成した前記配車情報に基づき、前記移動体を配車するスタッフを決定する配車スタッフ決定手段と、
前記配車計画手段が生成した前記配車情報を、前記配車スタッフ決定手段が決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信する送信手段と、を備え、
前記要望情報受信手段は、前記移動体にスタッフが乗車することを依頼する乗車依頼情報を含む前記利用者要望情報を受信し、
前記利用者要望情報に前記乗車依頼情報が含まれていた場合、前記利用者要望情報に基づき、前記移動体の行き先の位置を示す目的地位置情報を含む乗車指示情報を生成する乗車指示手段を、更に備え、
前記送信手段は、前記乗車指示手段が生成した前記乗車指示情報を、前記配車スタッフ決定手段が決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信することを特徴とする配車装置。
利用者又は荷物を運ぶ移動体を運用する交通システムにおいて、利用者に操作される利用者端末及び移動体を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末とネットワークを介して接続され、前記移動体を配車する配車装置であって、
前記利用者端末から、利用者の要望に基づく、前記移動体を配車する位置を示す要望配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す要望配車時間情報と、前記移動体の行き先の位置を示す要望目的地位置情報と、を含む利用者要望情報を受信する要望情報受信手段と、
前記要望情報受信手段が受信した前記利用者要望情報に基づき、前記移動体を配車する位置を示す配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する配車計画手段と、
前記配車計画手段が生成した前記配車情報に基づき、前記移動体を配車するスタッフを決定する配車スタッフ決定手段と、
前記配車計画手段が生成した前記配車情報を、前記配車スタッフ決定手段が決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信する送信手段と、を備え、
前記要望情報受信手段は、前記移動体にスタッフが乗車することを依頼する乗車依頼情報を含む前記利用者要望情報を受信し、
前記要望情報受信手段が受信した前記利用者要望情報に前記乗車依頼情報が含まれていなかった場合、前記利用者要望情報に基づき、前記移動体を回収する位置を示す回収位置情報と、前記移動体を回収する時間を示す回収時間情報と、を含む回収情報を生成する回収計画手段と、
前記回収計画手段が生成した前記回収情報に基づき、前記移動体を回収するスタッフを決定する回収スタッフ決定手段と、を更に備え、
前記送信手段は、前記回収計画手段が生成した前記回収情報を、前記回収スタッフ決定手段が決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信することを特徴とする配車装置。
前記要望情報受信手段が受信した前記利用者要望情報に前記乗車依頼情報が含まれていなかった場合、前記配車スタッフ決定手段が決定したスタッフの配車後の移動先及び移動経路を指示するスタッフ移動情報を生成するスタッフ配置手段を、更に備え、
前記送信手段は、前記スタッフ配置手段が生成した前記スタッフ移動情報を、前記配車スタッフ決定手段が決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の配車装置。
利用者又は荷物を運ぶ移動体を運用する交通システムにおいて、利用者に操作される利用者端末及び移動体を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末とネットワークを介して接続された配車装置による前記移動体を配車する配車方法であって、
前記利用者端末から、利用者の要望に基づく、前記移動体を配車する位置を示す要望配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す要望配車時間情報と、前記移動体の行き先の位置を示す要望目的地位置情報と、を含む利用者要望情報を受信する要望情報受信ステップと、
前記要望情報受信ステップで受信した前記利用者要望情報に基づき、前記移動体を配車する位置を示す配車位置情報と、前記移動体を配車する時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する配車計画ステップと、
前記配車計画ステップで生成した前記配車情報に基づき、前記移動体を配車するスタッフを決定する配車スタッフ決定ステップと、
前記配車計画ステップで生成した前記配車情報を、前記配車スタッフ決定ステップで決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信する送信ステップと、
前記要望情報受信ステップは、前記移動体にスタッフが乗車することを依頼する乗車依頼情報を含む前記利用者要望情報を受信し、
前記利用者要望情報に前記乗車依頼情報が含まれていた場合、前記利用者要望情報に基づき、前記移動体の行き先の位置を示す目的地位置情報を含む乗車指示情報を生成する乗車指示ステップと、
前記送信ステップは、前記乗車指示ステップにおいて生成した前記乗車指示情報を、前記配車スタッフ決定ステップにおいて決定したスタッフの前記スタッフ端末に送信するステップと、
を含むことを特徴とする配車方法。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と言う)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
【0024】
図1は、本発明が適用される交通システム1の概念を説明する図である。
図2は、本発明が適用される交通システム1の全体概要を説明する図である。交通システム1は、地域における交通の利便性を向上し、当該地域における住民やサービサ(サービス提供者、例えば、宅配業者、移動店舗、公共交通機関、役所、病院、地域企業、スーパやコンビニ等の小売店等)における人や物の移動需要を喚起し、当該地域を活性化することを目的としたものである。
【0025】
交通システム1は、交通システム1の中心となる中央管理システム100は、提供する各種サービスに適合したサブシステムとして、サーバ又は管理装置等で構成される。配車サーバ10(以降、単にサーバ10と言う)は、このサブシステムとしてのサーバの一つであり、サーバ10にネットワークを介して接続されたサービサにより操作されるサービサシステム20と、地域住民であるユーザにより操作されるユーザ端末30(
図1では家のシンボルで表している)と、サーバ10の指示に基づき自走する移動体40と、移動体40を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末50(
図1では頭が黒い人間のシンボルで表している)と、を備える。本実施形態において、サービサシステム20及びユーザ端末30は、利用者としてのサービサ及びユーザにより操作される利用者端末として機能する。
【0026】
本実施形態において、サーバ10は、サービサシステム20と、ユーザ端末30と、移動体40及びスタッフ端末50と、ネットワークを介して接続され、移動体40を配車し、スタッフを手配する配車装置として機能する。
【0027】
サーバ10は、例えば、自動運転可能な移動体40が交通システム1に導入された直後に、利用者が、移動体という新しい機械に対する不安や、移動体の操作についての不安を抱く虞がある場合に適用される。また、サーバ10は、例えば、移動体40が機能的には自動運転が可能であっても、無人で公道を走れない場合に適用される。また、サーバ10は、例えば、完全に無人で自動運転できない移動体40が交通システム1に導入される場合にも適用される。
【0028】
サーバ10は、上記のような場合に適用され、移動体40の配車とともに、移動体40を運用するスタッフの手配を行う。
図2に示すように、サーバ10は、サービサシステム20及びユーザ端末30から、移動体40を配車する位置、時間及び行き先の位置を示す利用者要望情報を受信する。サーバ10は、受信した利用者要望情報に基づき、移動体40を配車する位置及び時間を示す配車情報を、スタッフ端末50に送信する。
【0029】
サービサシステム20は、各サービサに適したシステムで構成され(例えば、複数の端末とサーバとからなるシステム、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等)、各サービサの操作に基づき移動体40の配車を要望する利用者要望情報を、サーバ10に送信する。
【0030】
ユーザ端末30は、各ユーザに適した機器で構成され(例えば、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、ネットワークに接続可能なテレビ、冷蔵庫等の情報家電等)、各ユーザの操作に基づき移動体40の配車を要望する利用者要望情報を、サーバ10に送信する。ユーザ端末30は、上記のような機器そのものであってもよいし、上記の複数の機器と家庭内等のローカルネットワークを介して、情報交信可能な制御機器であってもよい。
【0031】
移動体40は、自動運転に関する周知のシステムを備えた電気自動車であり、スタッフ又は利用者(サービサ及びユーザ)の操作により走行する。なお、移動体40は、サーバ10から配車情報を受信し、スタッフ又は利用者の簡易な操作により、配車情報に基づき自動運転により走行してもよいし、スタッフ又は利用者の運転により走行してもよい。また、移動体40は、移動体の現在位置、目的地、電池残量を示す情報を含む移動体情報をサーバ10に送信する。また、移動体40は、電池残量が所定値以下となった場合、エネルギー源補給位置である充電ステーション90で充電される。充電ステーション90は、移動体40が配車される地域において、例えば、所定範囲毎に設けられ、複数台の移動体40が同時に充電できる構成を備える。なお、充電ステーション90は、例えば、移動体40を利用するユーザの自宅や、サービサの店舗に、1台用として簡易的に設けてもよい。
【0032】
スタッフ端末50は、各スタッフに適した機器で構成され(例えば、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等)、サーバ10から配車情報を受信する。
【0033】
このような構成により、ユーザは、ユーザ端末30から移動体40の配車を要望する利用者要望情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、この利用者要望情報に基づき、配車情報を生成し、スタッフのスタッフ端末50に送信する。これにより、移動体40は、以下のように運用される。
【0034】
図3及び
図4は、本発明の実施形態が適用された交通システム1における移動体40の運用を説明する図である。
図3は、ユーザが移動体40を操作又は運転(以下、操作等と言う)を要望しない場合における移動体40の運用を説明する図である。
図4は、ユーザが移動体40を操作又は運転を要望する場合における移動体40の運用を説明する図である。
【0035】
図3の例では、配車情報を受信したスタッフ50Aは、配車情報に基づき、例えば、充電ステーション90に配置されている移動体40を配車する位置Sに移動させる。ユーザ30Aは、配車する位置Sにおいて、スタッフ50Aと共に移動体40に乗車する。移動体40は、スタッフ50Aの操作等により、行き先の位置Eに向かって走行する。
【0036】
図4の例では、配車情報を受信したスタッフ50Aは、配車情報に基づき、例えば、充電ステーション90に配置されている移動体40を配車する位置Sに移動させる。ユーザ30Aは、配車する位置Sにおいて、スタッフ50Aと代わり移動体40に乗車する。移動体40は、ユーザ30Aの操作等により、行き先の位置Eに向かって走行し、行き先の位置Eにおいて、スタッフ50Aとは別のスタッフ50Bにより回収される。スタッフ50Aは、サーバ10(
図2参照)から配車後の移動先及び移動経路を指示するスタッフ移動情報をスタッフ端末50(
図2参照)で受信し、このスタッフ移動情報に基づき、移動先へ移動する。なお、移動体40は、位置Eとは異なる駐車場所に自走して移動し、この駐車場所において、スタッフ50Aに回収されてもよい。この場合、サーバ10は、移動体40に駐車場所を指示する情報を送信するとともに、遅くとも移動体40が駐車場所に移動中に、駐車場所において移動体40を回収することを指示する情報をスタッフ50Aのスタッフ端末50(
図2参照)に送信する。これにより、スタッフが速やかに移動体40を回収でき、移動体40を効率よく運用できる。また、このような場合、移動体40が駐車場所に到着する時間を、スタッフ50Aが駐車場所に到着可能な時間に合わせるように、移動体40を移動させることが望ましい。これにより、例えば、駐車場所が有料であった場合、駐車代を低減することができる。
【0037】
このような交通システム1によれば、利用者(サービサ及びユーザ)又は荷物を運ぶ移動体40を運用する交通システム1において、移動体40の配車とともに、移動体40を運用するスタッフの手配もできる。これにより、移動体40を運用するスタッフが、移動体40を利用者に届けることで、利用者は、スタッフとコミュニケーションを図ることができるので不安が軽減する。また、スタッフが移動体40を配車したり、運転したりすることで、移動体40が新しい機械であっても公道を走れることも想定される。
【0038】
図5は、本発明の実施形態が適用された交通システム1(以下、単に本システムとも呼ぶ)の機能ブロックを示した図である。本システムは、地域における交通の利便性を向上する交通システムであり、本システムの中心となるサーバ10と、サーバ10にネットワークを介して接続され、サービサにより操作されるサービサシステム20と、地域住民であるユーザにより操作されるユーザ端末30と、利用者(サービサ及びユーザ)又は荷物を運ぶ移動体40と、移動体40を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末50と、を備える。
【0039】
(サーバ10の構成)
サーバ10は、利用者又は荷物を運ぶ移動体40を運用する交通システム1において、利用者(サービサ及びユーザ)に操作される利用者端末(サービサシステム20及びユーザ端末30)、移動体40及び移動体40を運用するスタッフに操作されるスタッフ端末50とネットワークを介して接続され、移動体40を配車する配車装置として機能する。
【0040】
サーバ10は、要望情報受信手段101と、移動体情報収集手段102と、配車計画手段103と、乗車指示手段104と、スタッフ情報収集手段105と、配車スタッフ決定手段106と、回収計画手段107と、回収スタッフ決定手段108と、補給指示手段109と、スタッフ配置手段110と、送信手段111と、予約データベース(以下、予約DBとも言う)120と、移動体データベース(以下、移動体DBとも言う)130と、スタッフデータベース(以下、スタッフDBとも言う)140と、を備える。以下、各機能ブロックについて順に説明する。
【0041】
要望情報受信手段101は、サービサシステム20及びユーザ端末30から、サービサ及びユーザを識別する利用者IDと、サービサ及びユーザの要望に基づく、移動体40を配車する位置を示す要望配車位置情報と、移動体40を配車する時間を示す要望配車時間情報と、移動体40の行き先の位置を示す要望目的地位置情報と、移動体にスタッフが乗車することを依頼する乗車依頼情報と、を含む利用者要望情報を受信し、受信した利用者要望情報に利用者要望情報を受信した時間を示す予約受付時間情報を対応付けて予約DB120に記憶する。なお、要望情報受信手段101は、特定のスタッフを指名するスタッフ指名情報を含む利用者要望情報を受信してもよい。
【0042】
図6は、予約DB120に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。予約DB120は、利用者IDに、要望配車位置情報、要望配車時間情報、要望目的地位置情報、乗車依頼情報、予約受付時間情報が対応付けられている。
図6に示す例では、乗車依頼情報に示す「Y」は利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていたことを示し、「N」は利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていなかったことを示す。
【0043】
図5に戻って、移動体情報収集手段102は、移動体40から、所定間隔(例えば、1分間)で、移動体40を識別する移動体IDと、移動体40の現在位置を示す現在位置情報と、移動体40の行き先の位置を示す目的地位置情報と、移動体40を駆動するエネルギー源の満空としての電池残量を示す満空情報を受信し、移動体DB130に記憶する。
【0044】
図7は、移動体DB130に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。移動体DB130は、移動体IDに、後述する配車計画手段103により設定される予約時間情報と、移動体情報収集手段102により受信された、緯度及び経度で示される移動体40の現在位置情報、目的地位置情報及び満空情報と、が対応付けられている。移動体DB130は、
図7に示す例では、充電中又は待機中の場合(移動中でないため行き先がない場合)、目的地の領域にその旨が格納されている。なお、本実施形態において、移動体40のエネルギー源は電気であるため、満空情報は電池残量を示しているが、移動体40は、ガソリン等、その他の燃料で駆動させてもよく、この場合、例えば、満空情報は燃料の残量を示す。また、移動体40を燃料電池車で構成してもよく、この場合には、満空情報は燃料であるガス等の残量を示す。
【0045】
図5に戻って、配車計画手段103は、要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に基づき、移動体を配車する位置を示す配車位置情報と、移動体40を配車する時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する。
【0046】
詳細には、配車計画手段103は、予約DB120(
図6参照)に記憶された要望配車時間情報に示された時間に、移動体DB130(
図7参照)において予約時間情報が設定されていない移動体40を選定する。そして、配車計画手段103は、選定した移動体40の移動体IDと、要望配車位置情報に示された位置を示す配車位置情報と、要望配車時間情報に示された時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する。また、配車計画手段103は、移動体DB130(
図7参照)において、選定した移動体40の移動体IDに対応付けられた予約時間情報を、生成した配車情報に基づき更新する。また、配車計画手段103は、移動体DB130に記憶された目的地位置情報を参照し、配車位置情報が示す位置やこの位置付近を行き先とする移動体40を抽出した候補一覧を生成し、この候補一覧の中から移動体40を選定する。
【0047】
また、配車計画手段103は、要望配車時間情報が示す時間において、全ての移動体40に予約時間情報が設定されていた場合は、利用者(サービサ及びユーザ)に、要望された時間に移動体40を配車できないため、移動体40を配車する位置と時間を再検討することを促すための再検討情報を生成する。なお、配車計画手段103は、配車できる移動体40が選定できない場合に、要望配車位置情報に示された位置に、移動体40を配車できる時間を算出し、この時間を示す代替案情報を含む再検討情報を生成してもよい。
【0048】
乗車指示手段104は、要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていた場合、利用者要望情報に基づき、移動体40の行き先の位置を示す目的地位置情報を含む乗車指示情報を生成する。
【0049】
スタッフ情報収集手段105は、スタッフ端末50から、所定間隔(例えば、1分間)で、スタッフ端末50を操作するスタッフを識別するスタッフIDと、現在位置を示す現在位置情報と、スタッフの行き先の位置を示す目的地位置情報と、スタッフの状態を示す状態情報を受信し、スタッフDB140に記憶する。
【0050】
図8は、スタッフDB140に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。スタッフDB140は、スタッフIDに、後述する配車スタッフ決定手段106により設定される予約時間情報と、スタッフ情報収集手段105より受信された、緯度及び経度で示されるスタッフの現在位置情報、目的地位置情報、状態情報が対応付けられている。スタッフDB140は、
図7に示す例では、状態情報として、「操作中」、「配車中」、「待機中」、「移動中」及び「回収中」を示す情報を記憶する。「操作中」は、移動体40を操作等することにより、移動体40を目的地に移動させている状態を示している。「配車中」は、移動体40を操作等することにより、移動体40を配車位置に移動させている状態を示している。「待機中」は、待機中であり、移動体40の操作等、配車又は回収が可能な状態であることを示している。「移動中」は、移動体40の配車後に、例えば、移動体40が収容されている充電ステーションや、移動体40を回収する位置に移動していることを示している。「回収中」は、移動体40の回収後に、例えば、移動体40を収容又は充電する充電ステーションに移動していることを示している。
【0051】
図5に戻って、配車スタッフ決定手段106は、配車計画手段103が生成した配車情報に基づき、スタッフDB140を参照して、移動体40を配車するスタッフを決定する。詳細には、配車スタッフ決定手段106は、配車計画手段103が生成した配車情報の配車時間情報に示された時間に、スタッフDB140(
図8参照)において予約時間情報が設定されていないスタッフを選定する。また、配車スタッフ決定手段106は、スタッフDB140(
図8参照)において、選定したスタッフのスタッフIDに対応付けられた予約時間情報を、配車計画手段103が生成した配車情報に基づき更新する。また、配車スタッフ決定手段106は、スタッフDB140に記憶された目的地位置情報を参照し、配車位置情報が示す位置やこの位置付近を行き先とするスタッフを抽出した候補一覧を生成し、この候補一覧の中からスタッフを選定する。なお、配車スタッフ決定手段106は、要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報にスタッフ指名情報が含まれていた場合には、スタッフ指名情報において指名されている特定のスタッフを、移動体40を配車するスタッフとして決定する。
【0052】
また、配車スタッフ決定手段106は、スタッフを選定できた場合には、利用者(サービサ及びユーザ)に移動体40を配車する旨を通知する要望受付情報を生成する。一方、配車スタッフ決定手段106は、配車情報の配車時間情報に示された時間において、全てのスタッフに予約時間情報が設定されていた場合(スタッフを選定できなかった場合)には、利用者(サービサ及びユーザ)に、要望された時間に移動体40を配車できないため、移動体40を配車する位置と時間を再検討することを促すための再検討情報を生成する。また、配車スタッフ決定手段106は、利用者要望情報にスタッフ指名情報が含まれていた場合、配車情報の配車時間情報に示された時間において、スタッフ指名情報において指名されている特定のスタッフに予約時間情報が設定されていた場合には、再検討情報を生成する。なお、配車スタッフ決定手段106は、配車情報の配車時間情報に示された時間においてスタッフを選定できない場合に、スタッフDB140(
図8参照)を参照して、予約時間情報が設定されていない時間を抽出し、この時間を示す代替案情報を含む再検討情報を生成してもよい。このように、本実施形態において、サーバ10は、移動体40又はスタッフのいずれかが選定できない場合には、再検討情報を生成する。
【0053】
回収計画手段107は、予約DB120(
図6参照)を参照して、要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていなかった場合、利用者要望情報に基づき、移動体40を回収する位置を示す回収位置情報と、移動体40を回収する時間を示す回収時間情報と、を含む回収情報を生成する。
【0054】
回収スタッフ決定手段108は、回収計画手段107が生成した回収情報に基づき、移動体40を回収するスタッフを決定する。詳細には、回収スタッフ決定手段108は、回収計画手段107が生成した回収情報の回収時間情報に示された時間以降に、スタッフDB140(
図8参照)において予約時間情報が設定されていないスタッフを選定する。また、回収スタッフ決定手段108は、スタッフDB140(
図8参照)において、選定したスタッフのスタッフIDに対応付けられた予約時間情報を、回収計画手段107が生成した回収情報に基づき更新する。
【0055】
補給指示手段109は、移動体情報収集手段102が受信した満空情報に基づき、満空情報が所定値(例えば、50パーセント)以下の場合、エネルギー源を補給するエネルギー源補給位置(例えば、
図1に示す充電ステーション90)に移動体40を移動させることを指示する補給指示情報を生成する。
【0056】
スタッフ配置手段110は、要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていなかった場合、配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフの配車後の移動先及び移動経路を指示するスタッフ移動情報を生成する。
【0057】
送信手段111は、配車計画手段103が生成した配車情報を、配車計画手段103が選定した移動体40及び配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。送信手段111は、乗車指示手段104が生成した乗車指示情報を、配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。送信手段111は、要望受付情報又は再検討情報を、利用者要望情報を送信したサービサシステム20又はユーザ端末30に送信する。送信手段111は、回収計画手段107が生成した回収情報を、回収スタッフ決定手段108が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。送信手段111は、補給指示手段109が生成した補給指示情報を、回収スタッフ決定手段108が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。送信手段111は、スタッフ配置手段110が生成したスタッフ移動情報を、配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。
【0058】
なお、サーバ10は、上記構成に加え、移動体40の配車を募る配車募集手段を備えてもよい。配車募集手段は、所定の乗車位置から目的地まで運行する移動体40への乗車を促す配車募集情報を生成する。配車募集手段は、不特定のサービサやユーザに対する配車募集情報を生成してもよいし、例えば、ユーザの移動体40の利用履歴等に基づき、移動体40に乗車する可能性が高い特定のユーザを選定し、この特定のユーザに対する配車募集情報を生成してもよい。送信手段111は、この配車募集情報をサービサシステム20及び/又はユーザ端末30に送信する。このように、例えば、配車募集情報において、所定の乗車位置を移動体40の目的地や移動体40を回収する位置に設定し、目的地をエネルギー源補給位置(例えば、
図1に示す充電ステーション90)やスタッフの待機場所等に設定することで、移動体40の運用効率のを向上できる。また、スタッフが上記の目的地から待機場所等へ帰還する場合においてもユーザを運ぶことが可能となるので、スタッフの稼働率向上にも繋がる。
【0059】
(サービサシステム20の構成)
サービサシステム20は、サービスを提供する事業者のコンピュータシステムであって、例えば、既に述べたように、宅配業者、移動店舗、公共交通機関、役所(警察、消防署等を含む)、病院、地域企業、固定店舗(スーパ、コンビニエンスストア等)などのコンピュータシステムのサーバ、端末を含む。サービサシステム20は、インターネット又は専用回線を介して、サーバ10と交信可能なのはもちろんのこと、移動体40との直接の無線交信手段も備えてもよい。
【0060】
サービサシステム20は、サービサシステム送受信手段21と、サービサシステム制御手段22と、サービサシステム入出力手段23と、を備える。サービサシステム送受信手段21は、サービサシステム制御手段22の制御により、サーバ10に利用者要望情報を送信し、サーバ10から、要望受付情報又は再検討情報を受信する。
【0061】
サービサシステム制御手段22は、サービサシステム入出力手段23におけるサービサシステム20の職員等の操作に基づき、移動体40の配車を要望する利用者要望情報を生成する。また、サービサシステム制御手段22は、サービサシステム送受信手段21が受信した要望受付情報又は再検討情報に基づく画面をサービサシステム入出力手段23に表示する制御を行う。
【0062】
サービサシステム入出力手段23は、サービサシステム制御手段22の制御により、サービサシステム20の職員等の操作を受け付けるとともに、要望受付情報又は再検討情報に基づく画面を表示する。
【0063】
(ユーザ端末30の構成)
ユーザ端末30は、ユーザ端末送受信手段31と、ユーザ端末制御手段32と、ユーザ端末入出力手段33と、を備える。ユーザ端末送受信手段31は、ユーザ端末制御手段32の制御により、サーバ10に利用者要望情報を送信し、サーバ10から、要望受付情報又は再検討情報を受信する。
【0064】
ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末入出力手段33におけるユーザの操作に基づき、移動体40の配車を要望する利用者要望情報を生成する。また、ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末送受信手段31が受信した要望受付情報又は再検討情報に基づく画面をユーザ端末入出力手段33に表示する制御を行う。
【0065】
ユーザ端末入出力手段33は、ユーザ端末制御手段32の制御により、ユーザの操作を受け付けるとともに、要望受付情報又は再検討情報に基づく画面を表示する。
【0066】
(移動体40の構成)
図9は、移動体40の外観の一例を示す図である。移動体40は、円筒形状のボディ400の下側に4つの車輪が設けられ、ボディ400の上側に4つの撮像部(以降、カメラという)401及び各種センサやディスプレイを収容したトップ402と、を備える。また、ボディ400には、前方側に前方側連結部403が形成され、後方側に後方側連結部404が形成されている。移動体40は、後述するように、前方側連結部403及び後方側連結部404により、他の移動体40や、スタッフや利用者が乗車する客車500(
図10参照)及び荷台600(
図11参照)と連結される。
【0067】
図10は、移動体40に客車500が連結された形態の一例を示す図である。客車500は、人が乗車可能に構成され、前方側に前方側連結部501が形成され、後方側に後方側連結部502が形成されている。客車500は、前方側連結部501及び後方側連結部502により、他の客車500や、移動体40及び荷台600と連結される。
【0068】
図11は、移動体40に客車500及び荷台600が連結された形態の一例を示す図である。移動体40には、客車500のみでなく、さらに荷台600を、客車500の後に連結することもできる。また、ユーザやサービサの要望に応じて、移動体40には、客車500を複数台連結したり、荷台600を複数台連結したり、してもよい。
【0069】
図12は、移動体40の別形態である移動体70、70’、80,80’の外観を示す図である。移動体70、80等は、1人乗り専用の移動体の形態の一例である。
図12(a)の移動体70は、基本構造は、移動体40と同様に形成され、円筒形状のボディ400の下部に形成された移動体70に人が乗車するための移動体内に収納可能な踏み台707と、トップ402の下方に、安全面の為に左右対称に設けられ、人が立って乗車する場合に掴む取っ手708と、トップ702後方に移動体70の走行時に握るハンドル709を備える。なお、移動体70は、通常は、自動運転で走行するが、緊急時には手動でハンドル操作することも可能とし、手動ブレーキ(図示せず)を備えていてもよい。
図12(b)の移動体70’は、同じく1人乗りであるが、着席型の構造を有した形態である。基本構造は、移動体70と同様に形成され、さらに踏み台707の上面に設置され取り外し可能な椅子710を備える。さらに、ボディ700の後方に、安全面の為に左右に設けられ、人が座って乗車する場合に掴む取っ手711を備える。
【0070】
図12(c)、(d)の移動体80,80’は、移動体70,70’よりも小型で小回りの効く構造であり、カメラ801をトップに埋め込んでいる。また、踏み台807は取り外し可能である。また、移動体70、80等は、籠やボックスを装着できる機構を設けたりして小型の荷物も運べる形態としてもよい。なお、移動体の形態は、上記で説明した例に限らず、乗車人数、荷物、利用目的等によって様々な形態が考えられ、当然、通常の乗用車や小型トラックのような形態であってもよい。以降の説明では、特にことわらない限り、移動体40を代表例として説明する。
【0071】
図5に戻って、移動体40は、移動体送受信手段41と、移動体制御手段42と、移動体入力手段43と、移動体出力手段44と、駆動手段45と、を備える。
【0072】
移動体送受信手段41は、移動体制御手段42の制御により、移動体ID、現在位置情報、目的地位置情報及び満空情報をサーバ10に送信し、配車情報をサーバ10から受信する。
【0073】
移動体制御手段42は、移動体送受信手段41が受信した配車情報に基づき、スタッフ又は利用者の操作に応じて、駆動手段45を制御して、移動体40を運行させる。
【0074】
移動体入力手段43は、例えば、スタッフや利用者に操作される入力装置(例えば、走行開始ボタンや停止ボタン)、スタッフや利用者に操作されるハンドル409(
図12参照)、スタッフや利用者に操作されるブレーキペダル、画像の入力を受け付けるカメラ401(
図9参照)、音声を受け付けるマイクで構成される。スタッフ又は利用者は、このような移動体入力手段43を操作することで、移動体40を走行させる。
【0075】
移動体出力手段44は、例えば、トップ402(
図9参照)に収容されたディスプレイで構成され、移動体制御手段42の制御により、乗車したユーザに関係する情報を示す画面(例えば、ユーザの名前、目的地等)を表示する。
【0076】
駆動手段45は、移動体40が電気で駆動するために必要な公知の構成(バッテリー、インバータ、モータ、ブレーキ等)を備える。また、駆動手段45は、自動運転に必要な公知の構成として、GPS(Global Positioning Systems)、移動体40の周囲を検知するセンサ、GPS及びセンサからの情報に基づき車輪を操舵するアクチュエータ等を備える。
【0077】
(スタッフ端末50の構成)
スタッフ端末50は、スタッフ端末送受信手段51と、スタッフ端末制御手段52と、スタッフ端末入出力手段53と、を備える。スタッフ端末送受信手段51は、スタッフ端末制御手段52の制御により、サーバ10にスタッフID、現在位置情報、目的地位置情報及び状態情報を送信し、サーバ10から、配車情報、乗車指示情報、回収情報、補給指示情報及びスタッフ移動情報を受信する。
【0078】
スタッフ端末制御手段52は、GPSを備え、GPSから取得した位置情報から現在位置情報を生成する。また、スタッフ端末制御手段52は、スタッフ端末入出力手段53におけるスタッフの操作に基づき、状態情報を生成する。また、スタッフ端末制御手段52は、スタッフ端末送受信手段51が受信した配車情報、乗車指示情報、回収情報、補給指示情報及びスタッフ移動情報に基づく画面をスタッフ端末入出力手段53に表示する制御を行う。
【0079】
スタッフ端末入出力手段53は、スタッフ端末制御手段52の制御により、スタッフの操作を受け付けるとともに、配車情報、乗車指示情報、回収情報、補給指示情報及びスタッフ移動情報に基づく画面を表示する。
【0080】
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、コンピュータ装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)又はハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。なお、データベースも1つのサーバ(データベースサーバ)と考えてもよい。
【0081】
(配車装置の配車処理フロー)
図13は、配車処理フローを示す図である。この処理は、配車装置としてのサーバ10が行う処理である。なお、以下の処理は、必ずしもこのフローチャートで示した順で処理される必要はなく、各処理ブロックの入力データと出力データの関係が損なわれない限り、処理順序を変更してもよい。
【0082】
ステップS10において、要望情報受信手段101は、サービサシステム20及びユーザ端末30から、サービサ及びユーザを識別する利用者IDと、サービサ及びユーザの要望に基づく、要望配車位置情報と、要望配車時間情報と、要望目的地位置情報と、乗車依頼情報と、を含む利用者要望情報を受信し、受信した利用者要望情報に利用者要望情報を受信した時間を示す予約受付時間情報を対応付けて予約DB120(
図6参照)に記憶する。
【0083】
ステップS11において、移動体情報収集手段102は、移動体40から、所定間隔(例えば、1分間)で、移動体40を識別する移動体IDと、現在位置を示す現在位置情報と、移動体40の行き先の位置を示す目的地位置情報と、移動体40を駆動するエネルギー源の満空としての電池残量を示す満空情報を受信し、移動体DB130(
図7参照)に記憶する。
【0084】
ステップS12において、配車計画手段103は、ステップS10で予約DB120(
図6参照)に記憶された要望配車時間情報に示された時間に、移動体DB130(
図7参照)において予約時間情報が設定されていない移動体40を選定できるか否かを判定する。配車計画手段103は、移動体40を選定できる場合には移動体40を選定しステップS13に処理を移し、移動体40を選定できない場合にはステップS18に処理を移す。
【0085】
ステップS13において、配車計画手段103は、ステップS12で選定した移動体40の移動体IDと、要望配車位置情報に示された位置を示す配車位置情報と、要望配車時間情報に示された時間を示す配車時間情報と、を含む配車情報を生成する。
【0086】
ステップS14において、乗車指示手段104は、ステップS11で要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていたか否かを判定する。乗車指示手段104は、乗車依頼情報が含まれていた場合にはステップS15に処理を移し、乗車依頼情報が含まれていなかった場合にはステップS16に処理を移す。
【0087】
ステップS15において、乗車指示手段104は、利用者要望情報に基づき、移動体40の行き先の位置を示す目的地位置情報を含む乗車指示情報を生成する。
【0088】
ステップS16において、スタッフ情報収集手段105は、スタッフ端末50から、所定間隔(例えば、1分間)で、スタッフ端末50を操作するスタッフを識別するスタッフIDと、現在位置を示す現在位置情報と、スタッフの行き先の位置を示す目的地位置情報と、スタッフの状態を示す状態情報を受信し、スタッフDB140に記憶する。
【0089】
ステップS17において、配車スタッフ決定手段106は、ステップS13で配車計画手段103が生成した配車情報の配車時間情報に示された時間に、スタッフDB140(
図8参照)において予約時間情報が設定されていないスタッフを選定できるか否かを判定する。配車スタッフ決定手段106は、移動体40を選定できる場合にはスタッフを選定しステップS20に処理を移し、スタッフを選定できない場合にはステップS18に処理を移す。
【0090】
ステップS18において、配車計画手段103又は配車スタッフ決定手段106は、利用者(サービサ及びユーザ)に、要望された時間に移動体40を配車できないため、移動体40を配車する位置と時間を再検討することを促すための再検討情報を生成する。
【0091】
ステップS19において、送信手段111は、ステップS18で配車計画手段103又は配車スタッフ決定手段106に生成された再検討情報を、利用者要望情報を送信したサービサシステム20又はユーザ端末30に送信する。
【0092】
ステップS20において、配車スタッフ決定手段106は、利用者(サービサ及びユーザ)に移動体40を配車する旨を通知する要望受付情報を生成する。
【0093】
ステップS21において、送信手段111は、ステップS20で配車スタッフ決定手段106が生成した要望受付情報を、利用者要望情報を送信したサービサシステム20又はユーザ端末30に送信する。
【0094】
ステップS22において、回収計画手段107は、ステップS11で要望情報受信手段101が受信した利用者要望情報に乗車依頼情報が含まれていたか否かを判定する。回収計画手段107は、乗車依頼情報が含まれていた場合にはステップS26に処理を移し、乗車依頼情報が含まれていなかった場合にはステップS23に処理を移す。
【0095】
ステップS23において、回収計画手段107は、予約DB120(
図6参照)を参照して、利用者要望情報に基づき、回収位置情報と、回収時間情報と、を含む回収情報を生成する。
【0096】
ステップS24において、回収スタッフ決定手段108は、ステップS23で回収計画手段107が生成した回収情報の回収時間情報に示された時間以降に、スタッフDB140(
図8参照)において予約時間情報が設定されていないスタッフを選定する。
【0097】
ステップS25において、スタッフ配置手段110は、ステップS17で配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフの配車後の移動先及び移動経路を指示するスタッフ移動情報を生成する。
【0098】
ステップS26において、補給指示手段109は、ステップS11で移動体情報収集手段102が受信した満空情報に基づき、満空情報が所定値(例えば、50パーセント)以下の場合、エネルギー源を補給するエネルギー源補給位置に移動体40を移動させることを指示する補給指示情報を生成する。
【0099】
ステップS27において、送信手段111は、ステップS13で配車計画手段103が生成した配車情報を、ステップS12で配車計画手段103が選定した移動体40及びステップS17で配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。また、送信手段111は、ステップS15で乗車指示手段104が生成した乗車指示情報を、ステップS17で配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。また、送信手段111は、ステップS23で回収計画手段107が生成した回収情報を、ステップS24で回収スタッフ決定手段108が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。また、送信手段111は、ステップS25でスタッフ配置手段110が生成したスタッフ移動情報を、ステップS17で配車スタッフ決定手段106が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。また、送信手段111は、ステップS26で補給指示手段109が生成した補給指示情報を、ステップS24で回収スタッフ決定手段108が決定したスタッフのスタッフ端末50に送信する。
【0100】
(実施形態の効果)
以上の説明のように実施形態に係る配車装置としてのサーバ10によれば、利用者(サービサ及びユーザ)又は荷物を運ぶ移動体40を運用する交通システム1において、移動体40の配車とともに、移動体40を運用するスタッフの手配もできる。これにより、移動体40を運用するスタッフが、移動体40を利用者に届けることで、利用者は、スタッフとコミュニケーションを図ることができるので不安が軽減する。また、スタッフが移動体40を配車したり、運転したりすることで、移動体40が新しい機械であっても公道を走れることも想定される。
【0101】
また、利用者は、要望する位置に移動体40をスタッフに配車してもらった後、移動体40にスタッフに乗車してもらうか否かを選択できる。これにより、スタッフとのコミュニケーションにより利用者の不安を軽減できるとともに、利用者自ら移動体40を操作し目的地に行ってもらうことで、スタッフの負担を軽減できる。
【0102】
また、利用者自ら移動体40を操作し目的地に行った場合でも、目的地において、スタッフが移動体40を回収するので、利用者は移動体40を所定の場所に返却する必要がなく利便性が向上するとともに、移動体40の運用をスムーズに行える。
【0103】
また、スタッフが移動体40の満空状態を把握し補給できるので、移動体40がエネルギー源の不足により、運用に支障をきたすのを防止できる。
【0104】
また、スタッフは、移動体40を利用者に配車した後、次の移動先及び移動経路が分かる。これにより、スタッフの行動に無駄がなくなり、移動体40の運用をスムーズに行える。
【0105】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、配車装置について説明したが、本発明において移動体を配車する配車方法の発明と捉えることもできる。