(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、
図1を用いて、本発明の実施の形態1にかかるマッチングシステム100の構成について説明する。
【0017】
本実施の形態におけるマッチングシステム100は、複数のサービス、例えばEC(Electronic Commerce、電子商取引)サイトと通信可能に接続され、これらのサービス間で相互送客を実施する。以下、最も単純な例として、異なる2つのサービス(ECサイト10、ECサイト20)間での相互送客を例として本発明について説明する。しかしながら、本発明は、2つのサービスに限らず、任意の複数のサービス間での相互送客に適用することができる。
【0018】
ECサイト10、ECサイト20、マッチングサービス100は、すべて同一の運営主体により運営されていてもよく、それぞれが別の運営主体により運営されていてもよい。
【0019】
マッチングシステム100は、情報収集部1、分析エンジン2、モデル情報記憶部3、マッチングルール生成エンジン4、マッチングルール記憶部5、オファーエンジン6を含む。
【0020】
情報収集部1は、複数のサービス(ECシステム10及びECシステム20)がそれぞれ保持している商品情報記憶部11及び21、ユーザ情報記憶部12及び22の内容を取得し、マッチングシステム100内の図示しない記憶領域に保持する処理を行う。
【0021】
図3に、商品情報11、21の例を示す。商品情報には、サービスが取扱う商材に関する情報が格納される。この例では、ECシステム10及びECシステム20が取扱っている商品の商品名、商品の画像、商品の金額、商品説明の文章が、ユニークな商品IDに紐づけられて格納されている。
【0022】
図4に、ユーザ情報12、22の例を示す。ユーザ情報には、サービス内におけるユーザの行動(閲覧)履歴、購買履歴等に関する情報が格納される。この例では、ユーザID、アクション、商品ID、時間の各情報が、ユニークな履歴IDに紐づけられて格納されている。ここで、アクション「閲覧」「購入」又は「カート」とは、「ユーザID」により特定されるユーザが、「時間」に記録された時間帯に、「商品ID」にかかる商品ページを閲覧したこと、当該商品を購入したこと、又は当該商品をカートに投入したことを示している。
【0023】
分析エンジン2は、商品情報記憶部11及び21、ユーザ情報記憶部12及び22の内容を参照し、商品情報やユーザの嗜好をモデル化し、商品モデル及びユーザモデルを生成する処理を行う。なお、モデル化(セグメント化)処理は、例えば特願2013−260206、特願2013−015016に開示されているような既知の技術を利用して実施することができるため、ここでは詳細な説明を省略する。ここで、ECシステム10及び20の商品情報及びユーザ情報をモデル化したものを、それぞれモデル情報31及び32とする。分析エンジン2は、モデル情報31及び32を、モデル情報記憶部3に格納する。
【0024】
モデル情報記憶部3は、モデル情報31及び32を格納する記憶部である。モデル情報記憶部3は典型的にはデータベースである。モデル情報記憶部3の内容は、マッチングルール生成エンジン4により利用される。
【0025】
図5に、商品モデルの例を示す。この例では、ある複数の「特徴語」において共通する1以上の商品の「商品ID」が、ユニークな「商品モデルID」に紐づけられている。この「商品モデルID」により識別される商品群を、商品モデルという。典型的には、分析エンジン2が、商品名や商品説明文等に特定の「特徴語」を含む商品を集約して、1つの商品モデルを生成する。すなわち、分析エンジン2は、商品情報11、21をそれぞれ参照し、当該商品IDに関連付けられた商品の説明文等のテキスト情報を形態素解析するなどして、当該テキスト情報に含まれる名詞等の単語を特徴語として抽出する。また、抽出された特徴語と共に出現する単語を共起語として抽出し、特徴語と共起語を1つの集合体(トピック)として管理する。ここでいうトピックとは特徴語、
共起語が共通にもつ意味をあらわす概念である(例、バット、ボール、ホームランなどの単語の集合は野球という共通の意味(トピック)を有する。この例にあるようにトピックは直接の単語としては文章に出現しないことを注意されたい)。分析エンジン2は、複数の商品IDについて上記処理を実行して、トピックを複数個抽出する。なお、トピックは複数生成されるため、上限を商品ID数などをもとに制限するのが一般的である。
【0026】
次に、分析エンジン2は、各商品の説明文等のテキスト情報がどのようなトピックによって構成されているかを算出する。その結果、各商品IDごとに、トピックの構成率が算出される。その後、分析エンジン2は、トピック及びトピックの構成率において類似性がある商品IDをグループ化することによって商品モデルを生成する。この際、分析エンジン2は、各商品モデルに対し商品モデルIDを割り振る。商品モデルの生成に関する詳細な手順については、例えば特願2013−260206、特願2013−015016を参照されたい。
【0027】
図6に、ユーザモデルの例を示す。ユーザモデルとは、当該ユーザがどのような商品を好む者であるかという人物像を示すデータセットである。この例では、「商品モデルID」「構成率」がユニークな「ユーザモデルID」に紐づけられている。すなわち、このユーザモデルは、「商品モデルID」とその「構成率」によってユーザの人物像を表現している。ユーザモデルは例えば以下のように生成し得る。
【0028】
まず、分析エンジン2は、ユーザ情報12、22を参照し、ユーザが閲覧等を行った複数の商品各々に紐づけられた上記「商品モデルID」を検索する。すなわち、ユーザが閲覧等した商品から、商品モデルを逆引きする。次に、分析エンジン2は、ユーザの閲覧等した商品が、どのような商品モデルで構成されているかを算出する。その結果、各ユーザごとに、商品モデルの構成率が算出される。その後、分析エンジン2は、商品モデル及び商品モデルの構成率において類似性があるユーザをグループ化することによってユーザモデルを生成する。この際、分析エンジン2は、各ユーザモデルに対しユーザモデルIDを割り振る。
【0029】
なお、モデル化された情報には、人手等により任意のタグを付与することが可能である。この例では、各ユーザモデルに対して、「こだわり消費派」「家庭生活派」等のタグが付与されている。なお、タグ付けは必須ではなく、主に運営者が
モデル情報の管理を容易にするために行うことができる。
【0030】
なお、上述の商品モデル、ユーザモデルの生成方法は一例にすぎない。商品の説明文等に基づいて、類似性のある商品を集約した商品モデルと、ユーザモデルが作成可能であれば、他の任意の方法を採用しても良い。
【0031】
マッチングルール生成エンジン4は、モデル情報記憶部3に格納されたモデル情報31及び32を参照し、マッチングルールを生成する。マッチングルールとは、異なるサービスにおけるユーザモデル同士を対応付けた情報をいう。マッチングルール生成エンジン4は、生成したマッチングルールをマッチングルール記憶部5に記憶する。
【0032】
図7に、マッチングルールの例を示す。この例では、ECシステム10のユーザモデルと、ECシステム20のユーザモデルと、ユニークな「ルールID」とが紐づけられている。また、それぞれの「ルールID」に対して、「優先度」としての数値が定義されている。本実施の形態では、この数値が大きいほど、優先度が高いことを意味する。
【0033】
マッチングルール記憶部5は、マッチングルールを格納する記憶部であり、典型的にはデータベースである。なお、システムの規模によっては、データベースでなくファイルであってもよい。
【0034】
オファーエンジン6は、マッチングルール記憶部5のマッチングルールを参照して、ユーザにオファーを行う処理部である。
【0035】
つづいて、
図2のフローチャートを用いて、本発明の実施の形態にかかるマッチングシステム100の動作について説明する。
【0036】
S1:商品情報、ユーザ情報の収集
情報収集部1は、マッチングシステム100と接続されている複数のサービス、すなわちECシステム10及びECシステム20から、商品情報及びユーザ情報をそれぞれ収集する。具体的には、ECシステム10及びECシステム20が保持している商品情報記憶部11及び21、ユーザ情報記憶部12及び22の内容を参照し、マッチングシステム100内の図示しない記憶領域にコピーする。
【0037】
S2:モデル化
分析エンジン2が、S1にて収集したユーザ情報及び商品情報をモデル化する。なお、モデル化処理は、既存技術を採用して実施することができる。分析エンジン2は、ECシステム10及び20の商品情報及びユーザ情報をモデル化した、モデル情報31及び32を、モデル情報記憶部3に格納する。
【0038】
S3:モデルの紐付け
マッチングルール生成エンジンン4は、サービス毎に生成されたユーザモデル同士を紐づけた、マッチングルールを生成する。例えば、マッチングルール生成エンジン4は、ECシステム10及び20のユーザモデル同士の全ての組み合わせパターンを生成する。また、マッチングルール生成エンジン4は、これらの組み合わせ(ルールID)それぞれについて、任意の優先度を付与する。この優先度は、サービス運営者により初期値が設定されてもよい。この場合、後述するS4のオファーリングにおいて、この優先度を適宜変更することにより、マッチングルールを最適化する処理を行うことが好ましい。
【0039】
なお、マッチングルールは、サービス運営者の知見により生成、調整することも可能である。
【0040】
S4:オファーリング
オファーエンジン6は、あるサービスを利用しているユーザに対し、他のサービスの商材をオファーする。より具体的には、まずオファーエンジン6は、サービスAを利用するユーザのユーザモデルaを特定する。つぎに、オファーエンジン6は、マッチングルール記憶部5を参照し、そのユーザモデルaと紐づけられている他のサービスBのユーザモデルbを抽出する。なお、ユーザモデルaに複数の他のユーザモデルが紐づけられている場合、オファーエンジン6は、優先度の最も高いルールIDを選択し、抽出すべきユーザモデルを決定できる。そして、オファーエンジン6は、モデル情報記憶部3を参照し、抽出した他のサービスBのユーザモデルbに紐づけられている、他のサービスBの商材を取得する。最後に、オファーエンジン6は、取得した他のサービスBの商材に関する情報を、サービスAのユーザに提供(オファー)する。
【0041】
ここで、好ましくは、オファーエンジン6は、実行したオファーに対するユーザの反応に応じて、マッチングルールを最適化することができる。すなわち、オファーエンジン6は、例えば既知の種々の手法により、オファーによりECサイト上に表示させた広告がユーザによりクリックされたことを検知する。そして、マッチングルール記憶部5を参照し、当該オファーを実行した際に採用したルールIDの優先度を上昇させる。これにより、ユーザの反応が良いルールIDの優先度は相対的に高く、ユーザの反応の鈍いルールIDは相対的に低くなってゆく。すなわち、マッチングルールが、より効果的なルールへと自動的に最適化されてゆく。
【0042】
以下に、オファーエンジン6によるオファーの具体例をより詳細に示す。この例において、オファーエンジン6は、ECサイト10に来たユーザに対して、ECサイト20の商品をオファーする。
【0043】
(1)ユーザが、ECサイト10を訪問し、商品ID「AS001」のウェブページを閲覧する。
【0044】
(2)ECシステム10は、この商品ID「AS001」を、マッチングシステム100のオファーエンジン6に通知する。あるいは、オファーエンジン6が、ユーザ情報記憶部12を参照して、ユーザが閲覧等した商品IDを取得してもよい。オファーエンジン6は、モデル情報31の商品モデル情報(
図5)を参照し、商品ID「AS001」に紐づいた商品モデル「ASM001」を特定する。
【0045】
(3)オファーエンジン6は、モデル情報31のユーザモデル情報(
図6)を参照し、商品モデル「ASM001」に紐づけられているユーザモデルを抽出する。ここで、商品モデル「ASM001」が紐づけられているユーザモデルが複数ある場合、オファーエンジン6は、当該商品モデルの構成率が最も高いユーザモデルを1つ抽出する。この例では、商品モデル「ASM001」に紐づけられているユーザモデルは「ACM001」「ACM002」の2つである。ここで、ユーザモデル「ACM001」における商品モデル「ASM001」の構成率は0.7、ユーザモデル「ACM002」における商品モデル「ASM001」の構成率は0.2であるから、オファーエンジン6は、当該商品モデルの構成率が最も高いユーザモデル「ACM001」を選択する。
【0046】
(4)オファーエンジン6は、マッチングルール記憶部5を参照し、選択したユーザモデル「ACM001」に紐づけられたマッチングルールを抽出する。ここで、ユーザモデル「ACM001」が紐づけられているルールが複数ある場合、オファーエンジン6は、優先度が最も高いルールを1つ抽出する。この例では、ユーザモデル「ACM001」に紐づけられているルールはルールID「RL001」「RL002」「RL003」の3つである。このうち、優先度が最も高いルールは「RL001」である。オファーエンジン6は、ルールID「RL001」において、ユーザモデル「ACM001」に紐づけられているECサイト20のユーザモデル「BCM001」を特定する。
【0047】
(5)オファーエンジン6は、モデル情報32のユーザモデル情報(
図6)を参照し、ユーザモデル「BCM001」に紐づけられている商品モデルのうち、最も構成率が高い商品モデル「BSM001」を特定する。
【0048】
(6)オファーエンジン6は、モデル情報32の商品モデル情報(
図5)を参照し、商品モデル「BSM001」に紐づけられている商品を、オファーすべき商品として特定する。この例では、オファーエンジン6は、ECシステム20の商品ID「BS001」「BS002」を、ECシステム10のユーザにオファーする。典型的には、商品ID「BS001」「BS002」に関するバナー広告等を、ECシステム10中のユーザが閲覧しているページに表示させる。
【0049】
本実施の形態によれば、分析エンジン2が、各サービスのユーザをモデル化し、マッチングルール生成エンジン4が、生成したユーザモデル同士を紐付ける。また、分析エンジン2は、ユーザモデルにマッチする商品モデル商材を紐付ける。これにより、異なるサービス間においても、ユーザの嗜好に合わせて相互に商材をオファーすることができる。また、これにより、顧客単価の増加効果が期待できる。
【0050】
また、本実施の形態によれば、オファーエンジン6が、マッチングルールを最適化する。これにより、より効果的なマッチングルールに基づくオファーを実施できる。また、自社のユーザモデルだけでなく、異なるサービスにおけるユーザモデル同士の相関関係を把握することが可能となる。これにより、新規サービスやキャンペーン施策等を実施する際の基礎となる情報を収集することができる。
【0051】
さらに、本実施の形態によれば、マッチングルール生成ステップで生成されたマッチングはその時点では仮説であるが、その後のオファーによって仮説を評価証明することができる。したがって、違った業態間でのユーザ及び商品のマッチングの巧拙について、ノウハウすなわちマーケティング情報を蓄積することが可能になる。
【0052】
<その他の実施の形態>
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態では、本発明を主にハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0053】
本発明は、例えば以下のようにも表現し得る。
(付記1)
第1のサービスに属する第1のユーザと、第2のサービスに属する第2のユーザと、を対応付けたマッチングルールを生成するマッチングルール生成エンジンと、
前記マッチングルールに基づいて、前記第2のユーザにオファーし得る前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーするオファーエンジンと、を有する
マッチングシステム。
(付記2)
前記第2のユーザと、前記第2のサービスの商材と、を対応付けた記憶部を有し、
前記オファーエンジンは、前記記憶部を参照し、前記第2のユーザに対応付けられた前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記1記載のマッチングシステム。
(付記3)
前記マッチングルール生成エンジンは、前記第1のユーザと、複数の前記第2のユーザと、を網羅的に対応付けた前記マッチングルールを生成し、
前記マッチングルールから、所定の抽出条件に基づいて、前記第1のユーザと、特定の前記第2のユーザと、の組合せを抽出し、
前記オファーエンジンは、抽出した前記第2のユーザにオファーし得る前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記1又は2記載のマッチングシステム。
(付記4)
前記オファーエンジンは、前記オファーに対する前記第1のユーザの反応に応じて、前記抽出条件を変更する
付記3記載のマッチングシステム。
(付記5)
前記マッチングルール生成エンジンは、前記第1のユーザに対応する第1のユーザモデルと、前記第2のユーザに対応する第2のユーザモデルと、を対応付けた前記マッチングルールを生成する
付記1乃至4いずれか1項記載のマッチングシステム。
(付記6)
前記第2のユーザに対応する前記第2のユーザモデルと、前記第2のサービスの商材に対応する第2の商品モデルと、を対応付けた第2の記憶部を有し、
前記オファーエンジンは、前記第2の記憶部を参照し、前記第2のユーザモデルに対応付けられた前記第2の商品モデルに対応する前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記5記載のマッチングシステム。
(付記7)
第1のサービスに属する第1のユーザと、第2のサービスに属する第2のユーザと、を対応付けたマッチングルールを生成するマッチングルール生成ステップと、
前記マッチングルールに基づいて、前記第2のユーザにオファーし得る前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーするオファーステップと、を有する
マッチング方法。
(付記8)
前記オファーステップでは、前記第2のユーザと前記第2のサービスの商材とを対応付けた記憶部を参照し、前記第2のユーザに対応付けられた前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記7記載のマッチング方法。
(付記9)
前記マッチングルール生成ステップでは、前記第1のユーザと、複数の前記第2のユーザと、を網羅的に対応付けた前記マッチングルールを生成し、
前記マッチングルールから、所定の抽出条件に基づいて、前記第1のユーザと、特定の前記第2のユーザと、の組合せを抽出し、
前記オファーステップでは、抽出した前記第2のユーザにオファーし得る前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記7又は8いずれか1項記載のマッチング方法。
(付記10)
前記オファーステップでは、前記オファーに対する前記第1のユーザの反応に応じて、前記抽出条件を変更する
付記9記載のマッチング方法。
(付記11)
前記マッチングルール生成ステップでは、前記第1のユーザに対応する第1のユーザモデルと、前記第2のユーザに対応する第2のユーザモデルと、を対応付けた前記マッチングルールを生成する
付記7乃至10記載のマッチング方法。
(付記12)
前記オファーステップでは、前記第2のユーザに対応する前記第2のユーザモデルと、前記第2のサービスの商材に対応する第2の商品モデルと、を対応付けた第2の記憶部を参照し、前記第2のユーザモデルに対応付けられた前記第2の商品モデルに対応する前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーする
付記11記載のマッチング方法。
(付記13)
コンピュータに、第1のサービスに属する第1のユーザと、第2のサービスに属する第2のユーザと、を対応付けたマッチングルールを生成するマッチングルール生成ステップと、
前記マッチングルールに基づいて、前記第2のユーザにオファーし得る前記第2のサービスの商材を、前記第1のユーザにオファーするオファーステップと、を実行させる
プログラム。
【0054】
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0055】
この出願は、2014年2月10日に出願された日本出願特願2014−023628を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。