特許第6249576号(P6249576)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6249576気象情報をタイムラインに表示する方法及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6249576
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】気象情報をタイムラインに表示する方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G01W 1/02 20060101AFI20171211BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20171211BHJP
【FI】
   G01W1/02 C
   G06Q50/10
【請求項の数】19
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2016-505662(P2016-505662)
(86)(22)【出願日】2014年4月4日
(65)【公表番号】特表2016-525675(P2016-525675A)
(43)【公表日】2016年8月25日
(86)【国際出願番号】CA2014000317
(87)【国際公開番号】WO2014161079
(87)【国際公開日】20141009
【審査請求日】2016年4月1日
(31)【優先権主張番号】13/856,923
(32)【優先日】2013年4月4日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/835,626
(32)【優先日】2013年6月16日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/836,713
(32)【優先日】2013年6月19日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/922,800
(32)【優先日】2013年6月20日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/839,675
(32)【優先日】2013年6月26日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/947,331
(32)【優先日】2013年7月22日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】515272442
【氏名又は名称】スカイ モーション リサーチ, ユーエルシー
【氏名又は名称原語表記】SKY MOTION RESEARCH, ULC
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(74)【代理人】
【識別番号】100148596
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 和弘
(72)【発明者】
【氏名】ルブラン, アンドレ
【審査官】 田中 秀直
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第07421344(US,B1)
【文献】 特開平09−096679(JP,A)
【文献】 特開2012−126384(JP,A)
【文献】 特開2004−184224(JP,A)
【文献】 特開2012−052930(JP,A)
【文献】 特開2011−257149(JP,A)
【文献】 特表2010−521020(JP,A)
【文献】 特開2009−230720(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01W 1/00−1/18
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実施される方法であって、
過去の時刻、第1の場所及び第1の気象事象に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
現在の時刻に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
将来の時刻、第2の場所及び前記第1の気象事象に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
ユーザから受け取られる観測データであって前記過去の時刻の前記第1の場所での前記第1の気象事象に関連する観測データを特定するステップと、
前記観測データ、前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報を基礎とする第1のタイムラインを表示装置に表示するために生成するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報の少なくとも1つが、第1の種類の降水が前記第1の場所で第1の強度で起こる確率を示す予想気象値を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の気象情報が前記第1の場所に関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の気象情報が前記第1の気象事象に関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報が第1のユーザに関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記観測データが、
前記第1の気象事象を表す写真、
前記第1の気象事象を表す映像、
前記第1の気象事象を表すコメント又は
これらの組み合わせ
に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のタイムラインと共に前記表示装置に表示するために第2のタイムラインを生成するステップをさらに含み、前記第2のタイムラインは、第4の時間及び第5の時間に関連付けられた気象情報を示す情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のタイムラインが前記第1の気象事象に関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記第1の気象事象と異なる第2の気象事象に関連付けられる、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のタイムラインが第1のユーザに関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記ユーザから受け取られた前記観測データをさらに基礎とする、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の気象事象が、竜巻、ハリケーン、雹雲、大雨、大雪、デレチョ、及びダウンバースト、の少なくとも1つに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
気象タイムラインを生成する装置であって、当該装置は、
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサ用の命令を記憶するメモリと、
通信ネットワークを介して遠隔のユーザ装置に接続する通信モジュールと、
を備え、
前記1つ又は複数のプロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行すると、当該装置に、
過去の時刻、第1の場所及び第1の気象事象に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
現在の時刻に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
将来の時刻、第2の場所及び前記第1の気象事象に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
ユーザから受け取られる観測データであって前記過去の時刻の前記第1の場所での前記第1の気象事象に関連する観測データを特定するステップと、
前記観測データ、前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報を基礎とする第1のタイムラインを生成するステップと、
前記第1のタイムラインを表示装置に表示するために前記遠隔のユーザ装置に送信するステップと、
を実行させる、装置。
【請求項12】
前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報の少なくとも1つが、第1の種類の降水が前記第1の場所で第1の強度で起こる確率を示す予想気象値を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記第2の気象情報が前記第1の場所に関連する、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記第2の気象情報が、少なくとも、降水種類、温度レベル、又は風の強度に関連付けられた前記第1の気象事象に関連する、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報が前記ユーザに関連する、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記観測データが、
前記第1の気象事象を表す写真、
前記第1の気象事象を表す映像、
前記第1の気象事象を表すコメント又は
これらの組み合わせ
に対応する、請求項11に記載の装置。
【請求項17】
前記装置に、前記第1のタイムラインと共に前記表示装置に表示するために第2のタイムラインを生成するステップを実行させ、前記第2のタイムラインは、第4の時間及び第5の時間に関連付けられた気象情報を基礎とする、請求項11に記載の装置。
【請求項18】
サーバと、通信ネットワークを介して接続された遠隔の装置と、を具備するシステムであって、
前記サーバは、コンピュータと、前記コンピュータにタイムライン生成処理を実行させるプログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読取り可能媒体と、を備え、前記タイムライン生成処理は、
過去の時刻、第1の場所及び第1の気象事象に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
現在の時刻に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
将来の時刻、第2の場所及び前記第1の気象事象に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
ユーザから受け取られる観測データであって前記過去の時刻の前記第1の場所での前記第1の気象事象に関連する観測データを特定するステップと、
前記観測データ、前記第1の気象情報、前記第2の気象情報、及び前記第3の気象情報を基礎とする第1のタイムラインを表示装置に表示するために生成するステップと、
を含み、
前記遠隔の装置は、1つ又は複数のプロセッサと、ディスプレイと、前記1つ又は複数のプロセッサに処理を実行させるプログラムを記憶した非一時的なメモリと、を備え、前記処理は、
前記サーバから前記通信ネットワークを介して前記第1のタイムラインを取得するステップと、
前記第1のタイムラインの少なくとも一部を前記ディスプレイに表示するステップと、
を含む、システム。
【請求項19】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法を実行するための1つ又は複数のプロセッサにより実行可能な命令を記憶している非一時的なコンピュータ読取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
[0001]本願は、本願の出願人に共有され、共同で発明された、2013年4月4日に出願された米国特許出願第13/856,923号、2013年6月20日に出願された米国特許出願第13/922,800号、2013年7月22日に出願された米国特許出願第13/947,331号、2013年6月26日に出願された米国仮出願第61/839,675号、2013年6月16日に出願された米国仮出願第61/835,626号、及び、2013年6月19日に出願された米国仮出願第61/836,713号に対する優先権を主張し、それらの全開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景】
【0002】
[0002]本明細書に開示される主題は、一般には、天気予報を生成する方法に関する。より詳細には、本開示の主題は、天気予報を生成するソフトウェアアプリケーションに関する。
【関連する従来技術】
【0003】
[0003]従来の天気予報システムは、現在の時点から12時間〜数日の気象予測を提供する。短期間の予報や細かい時間単位の予報を必要とする場合、入手できる最良の情報は、通常、その日についての1時間単位の予報である。
【0004】
[0004]従来の天気予報は、その予報が生成される対象地域についての平均的な予報である。そのため、予報はその地域内の厳密な場所には正確でない場合もあり、さらには、ある地域について表示される現在の天候がその地域内の厳密な場所の実際の天候と異なる場合すらある。
【0005】
[0005]さらに、従来の天気予報は非常に粗い時間単位で表示されるため、ユーザはある気象事象が厳密な場所と時間のうちいつ発生するかを知ることができない。1時間単位の従来の天気予報でも、ユーザは予想される気象事象が1時間続くのか、1分続くのかを知ることはできず、後者の場合は当該の1時間内でその事象がいつ発生するかを正確に知ることはできない。
【0006】
[0006]さらに、天気予報は正確でない場合もあるが、ユーザとの対話がないためにそのことを知る手段がない。そのため、ユーザとの連携が必要とされる。
【0007】
[0007]したがって、当市場では、短期間の天気予報を生成することが必要とされ、また、その天気予報を表示するための利便で連携を利用する方式も必要とされる。
【概要】
【0008】
[0008]コンピュータによって実施される方法が提供され、この方法は、第1の時間及び第1の場所に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、第2の時間に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、第3の時間に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する観測データを特定するステップと、第1、第2、及び第3の気象情報を示す情報を含む第1のタイムラインを表示装置に表示するために生成するステップとを含むことができる。
【0009】
[0009]実施形態によっては、第1、第2、及び第3の時間はそれぞれ異なる時間とすることができる。第1の時間が過去の時刻であり、第2の時間が現在の時刻であり、第3の時間が将来の時刻であることが可能である。
【0010】
[0010]実施形態によっては、第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つが、第1の種類の降水が第1の場所で第1の強度で起こる確率を示す予想気象値を含むことができる。
【0011】
[0011]実施形態によっては、第1、第2、及び第3の気象情報は、第1の区域的場所に関連する場合がある。
【0012】
[0012]実施形態によっては、第1、第2、及び第3の気象情報は、第1の気象事象に関連する場合がある。
【0013】
[0013]実施形態によっては、第1、第2、及び第3の気象情報は、第1のユーザに関連する場合がある。
【0014】
[0014]実施形態によっては、観測データは、第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する、ユーザによって入力された、写真、映像、及びコメント、の少なくとも1つとすることができる。
【0015】
[0015]実施形態によっては、上記方法は、第1のタイムラインと共に表示装置に表示するために第2のタイムラインを生成するステップをさらに含むことができ、第2のタイムラインは、第4の時間及び第5の時間に関連付けられた気象情報を示す情報を含む。
【0016】
[0016]実施形態によっては、第1のタイムラインは第1の場所に関連付けられ、第2のタイムラインは、第1の場所と異なる第2の場所に関連付けられる場合がある。
【0017】
[0017]実施形態によっては、第1のタイムラインは、第1の気象事象に関連付けられ、第2のタイムラインは、第1の気象事象と異なる第2の気象事象に関連付けられる場合がある。
【0018】
[0018]実施形態によっては、第1のタイムラインは第1のユーザに関連付けられ、第2のタイムラインは、第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられる場合があり、観測データの少なくとも一部が第1及び第2のユーザから受け取られる。
【0019】
[0019]実施形態によっては、観測データは、竜巻、ハリケーン、雹雲、大雨、大雪、デレチョ、及びダウンバースト、の少なくとも1つからなる気象事象に関連する可能性がある。
【0020】
[0020]さらに、所与の時刻にユーザに気象情報を表示する、コンピュータによって実施される方法を提供することができ、気象情報は、所与の期間及び所与の区域に関連し、一続きの天気予報、過去の気象観測結果、現在の気象観測結果、又はユーザ入力を含む。この方法は、過去の気象観測結果又は現在の気象観測結果を受け取るステップと、過去の気象観測結果又は現在の気象観測結果を使用して予想気象値を生成するステップと、予想気象値を使用して、所与の時刻の後に開始し、その後、時間増分単位で間隔を空けた時刻にわたって続く一続きの天気予報を生成するステップと、気象情報を表示するタイムラインを構築するステップであって、タイムラインは所与の期間にわたり、所与の期間は所与の時刻の前と後の両方に及ぶ、ステップと、タイムラインに追加されるユーザ入力を受け取るステップとを含むことができる。
【0021】
[0021]実施形態によっては、ユーザ入力を受け取るステップは、写真、映像、コメント、又は気象値を受け取ることを含むことができる。
【0022】
[0022]実施形態によっては、ユーザ入力を受け取るステップは、気象事象に関連する写真、映像、コメント、又は気象値を受け取ることを含むことができ、気象事象は、竜巻、ハリケーン、雹雲、大雨の雲、デレチョ、及びダウンバースト、の少なくとも1つからなる。
【0023】
[0023]実施形態によっては、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプロセッサによって実行されることが可能なコンピュータ命令を記憶しているメモリとを備える装置を提供することができ、それらの命令が実行されると、装置に、上記の方法の1つ又は複数を行わせる。さらに、そのような命令を記憶した非一時的なコンピュータ読取り可能媒体を提供することができる。
【0024】
[0024]さらに、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプロセッサの命令を記憶しているメモリと、通信ネットワークを介して遠隔のサーバに接続する通信モジュールと、ディスプレイとを備える装置を提供することができる。命令が実行されると、装置に、複数の天気予報を含むタイムラインと、複数の天気予報の少なくとも1つに関連付けられた観測データとを遠隔のサーバから受信させ、遠隔のサーバから受信されたタイムラインの少なくとも一部をディスプレイに表示させることができる。装置は、これらに限られないが、手持ち型の装置、携帯電話、車両等のモバイル装置である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
[0025]本開示のさらに他の特徴及び利点は、添付図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより明らかになろう。
【0026】
図1】[0026]図1は、気象情報をタイムラインに表示する方法及びシステムの例を示すブロック図である。
【0027】
図2A】[0027]図2Aは、実施形態を実装するのに適したナウキャスターの例を示すブロック図である。
【0028】
図2B】[0028]図2Bは、実施形態を実装するのに適したナウキャスターの例を示すより詳細なブロック図である。
【0029】
図2C】[0029]図2Cは、実施形態を実装するのに適したナウキャスターの別の例を示すより詳細なブロック図である。
【0030】
図3A】[0030]図3Aは、一実施形態による、各種のタイムラインに気象情報が表示されるユーザインターフェースの例を示す画面例の図である。
【0031】
図3B】[0031]図3Bは、一実施形態による、ユーザが別々に対話することができる各種のタイムラインに気象情報が表示されるユーザインターフェースの例を示す画面例の図である。
【0032】
図4】[0032]図4は、実施形態を実施することができるネットワーク環境の例の図である。
【0033】
図5】[0033]図5は、請求される主題の実施形態を実施することができる適切なコンピューティング動作環境を示す例示的図である。
【0034】
図6】[0034]図6は、一実施形態による、1つの場所の気象情報の例を表示したタイムラインの例を示すブロック図である。
【0035】
図7】[0035]図7は、一実施形態による、気象事象に関連する気象情報の例を表示したタイムラインの例を示すブロック図である。
【詳細な説明】
【0036】
[0036]すべての添付図面で、同様の特徴は同様の参照符号で識別されることに留意されたい。
【0037】
[0037]以下に本願の一部をなす添付図面を参照して実施形態をより完全に説明するが、添付図面には、実施形態を実施することができる特定の実施形態を例示として示す。それらの実施形態は、本開示が当業者に請求される主題の範囲を伝えるようにも説明される。ただし、それらの実施形態は、多数の異なる形態で具現化することも可能であり、本明細書に述べられる実施形態に限定されるものとは解釈すべきでない。
【0038】
[0038]本発明の実施形態は特に方法又は装置として具現化することができる。したがって、実施形態は、完全にハードウェアによる実施形態、完全にソフトウェアによる実施形態、及びソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態等の形態を取ることができる。さらに、実施形態については携帯型又は手持ち型の装置を参照して説明するが、デスクトップ、ラップトップ、タブレット装置、又はそれらの実施形態を実装するのに十分な演算資源を有する他のコンピューティング装置上で実装することもできる。
【0039】
[0039]定義
【0040】
[0040]本明細書では、以下の用語は下記のように定義されるものとする。
【0041】
[0041]短時間予報(nowcasting)は、「now」と「forecasting」の短縮形であり、典型的には0〜12時間の範囲の短期間の予報を行うために考案された一連の技術を指す。
【0042】
[0042]ナウキャスター(nowcaster)は、地球上の非常に狭い領域(5メートル、10メートル、50メートル、100メートル、500メートル、1000メートル等)である所与の区域について、非常に短期間の予報(例えば1分、5分、15分、30分等)を作成する天気予報装置である。
【0043】
[0043]気象値は、温度、気圧、視程、降水の種類及び強度、積雪、雲量、風など、気象に関連する任意種類の数量又は属性である。
【0044】
[0044]予想気象値は、ナウキャスターによって予測される気象値である。
【0045】
[0045]気象関連事象は、例えば、雹、突風、稲妻、温度変化等の少なくとも1つの事象である。
【0046】
[0046]降水種類(PType)は降水の種類を表す。降水種類の例には、これらに限定されないが、雨、雪、雹、雨氷、凍雨、氷晶が含まれる。
【0047】
[0047]降水量(PRate)は、降水の強度を表す。降水量値の例には、これらに限定されないが、「なし」(すなわち降水なし)、「弱い」、「中程度」、「強い」、「極めて強い」が含まれる。一実施形態では、降水量は値の範囲として表すこともでき、「降水なし」から「弱い」、「弱い」から「中程度」、「中程度」から「強い」、又はそれらの任意の組合せなどで表すこともできる。
【0048】
[0048]降水確率は、降水が発生する確率を表す。降水確率値の例には、これらに限定されないが、「可能性は全くない」、「見込みはあまりない」、「低い可能性がある」、「可能性がある」、「見込みが高い」、「見込みが非常に高い」、「確実」等が含まれる。
【0049】
[0049]一実施形態では、降水確率は、「降水なし」から「弱い」、「弱い」から「中程度」、「中程度」から「強い」など、値の範囲として表すこともできる。降水確率は、例えば0%、25%、50%、75%、100%などの百分率、又は例えば0%〜25%、25%〜50%、50%〜75%、75%〜100%などの百分率の範囲で表すこともできる。一実施形態では、降水確率は確率分布から求めることができる。
【0050】
[0050]降水種類及び降水量のカテゴリ(PTypeRate):PTypeRateカテゴリは、降水種類と降水量の組合せであり、それに所与の期間の発生の確率を関連付けて、特定の降水量で特定種類の降水を受ける可能性を表すことができる。
【0051】
[0051]天気予報は、ユーザに表示することが可能な1つ又は複数の予想気象値のセットである。
【0052】
[0052]ユーザは、天気予報が転送される対象の人又は装置である。
【0053】
[0053]気象事象は、測定若しくは予想される任意の気象値、天気予報、又は気象データ源である。
【0054】
[0054]簡単に述べると、ここで説明する実施形態は、気象情報をタイムラインに表示する、コンピュータによって実施される方法及びシステムを記載する。天気予報は、短時間予報を生成するシステム、又は「ナウキャスター」として知られる短期間の天気予報機構によって生成される。
【0055】
[0055]タイムラインにおける気象情報の表示
【0056】
[0056]図1は、タイムライン生成器100を使用して気象情報を表示する方法及びシステムを説明する図である。
【0057】
[0057]一実施形態によると、ナウキャスター200を使用することにより、タイムライン生成器100を使用して図6に示すタイムライン600に表示できる短時間予報を生成することができる。より正確には、ナウキャスター200は気象データ源201を使用して予想気象値120を生成する。気象データ源201は、過去の気象観測結果と現在の気象観測結果に分類することができる。過去の気象観測結果は、保存された気象観測結果を含むことができる。
【0058】
[0058]タイムライン生成器100は気象事象115を使用し、気象事象115は、過去の気象事象110、現在の気象事象111、及び将来の気象事象112、の少なくとも1つを含む。過去の気象事象110及び現在の気象事象111については、気象データ源201をそのまま使用することができる。気象データ源201は、図2Bに詳細に示すように、測定された気象値(温度、降水種類及び降水量、気圧など、気象レーダや衛星の観測結果、気象に関する写真及び映像、並びに他の気象データ源のような要素を含むことができるため、タイムライン生成器100を使用して、タイムライン600にそのような要素を表示して過去の気象事象110と現在の気象事象111を表すことができる。
【0059】
[0059]将来の気象事象112は、予想気象値120を使用することによってタイムライン生成器100で考慮に入れることができる。一実施形態によると、気象事象又は気象値の予想は、事前に定義された画像又は映像で表現することができる。
【0060】
[0060]一実施形態によると、予想気象値120は保管データベース125に記憶することができる。この保管データベース125は、タイムライン生成器100で気象事象115に過去の天気予報113を含めるための基盤として機能することができる。
【0061】
[0061]タイムライン生成器100が動作するのに必要とするすべてのものを入手すると、タイムライン生成器100はユーザ150にタイムライン600を送信する。一実施形態によると、この送信は通信ネットワーク254を通じて行われる。
【0062】
[0062]一実施形態によると、タイムライン生成器100に情報を送ることによりユーザ150からの連携を行ってタイムライン600を向上させることができる。タイムライン生成器100は、ユーザ入力130をタイムライン600に取り入れることを含むことができる。例えば、ユーザ入力130は、ユーザが撮影した写真若しくは映像132、ユーザのコメント134、又はユーザによる気象観測136を含む。ユーザによる気象観測136は、特定の場所で弱い雨が降っているなど、タイムライン600に表示される気象事象115を裏付ける、又は修正する助けとなる気象についての事実である。その場合、ユーザによる気象観測136は、短時間予報を行うための追加的な入力情報としてナウキャスター200に送ることができる。ユーザによる気象観測136は、竜巻や稲妻の発生などの関心を引く事柄である場合もあり、追跡することができる緊急的な気象事象として現在の気象事象111又は将来の気象事象112に直接取り込むこともできる。危険な気象事象や関心を引く気象事象を追跡する場合には、タイムライン生成器100を介してユーザ150に警報を送信することもできる。
【0063】
[0063]本方法で連携が使用される場合、タイムライン生成器100に対してユーザ150が行う追加は、他のユーザに表示されるタイムライン600に取り込まれ、そのため、あるユーザ150が他のユーザの写真、コメント、又はその他のユーザ入力130を見ることができる。任意で、ユーザ150は、特定の都市若しくは領域、又は現在の位置、又は現在の位置から所与の半径内の地域に特化して機能するタイムライン生成器100を保有して、下記のように所与の気象事象を追尾することを選択することもできる。
【0064】
[0064]図3A及び図3Bは、タイムライン600の表示を含んでいるユーザインターフェースの実施形態を示す図である。図3Aから分かるように、タイムラインは複数あることが可能であり、各タイムラインが独自の第1の時間と独自の時間増分単位を持つ。図3Bは、ユーザ150が、一度に1つのタイムラインずつ、各タイムラインと別々に対話できることを示し、タイムライン上で前に進んだり、戻ったりすることができる。
【0065】
[0065]図6は、タイムライン600の表示の別の実施形態を示すブロック図であり、場所666についての気象情報610の様々な例の表示を含んでいる。気象情報610は、将来の気象事象112若しくは過去の天気予報113の基礎となるナウキャスター200によって生成された一続きの天気予報、上記のユーザ入力130、又は現在の気象観測結果若しくは過去の気象観測結果のどちらかに分類された気象データ源201を含むことができる。
【0066】
[0066]図6に示す実施形態によると、タイムラインは、ユーザ150がタイムライン600を見る所与の時刻625よりも前の時刻、後の時刻、又はその時刻に関係する気象情報610を含むことができる。所与の時刻625は例えば現在の時刻である。ユーザ150は、タイムラインを下方にスクロールして最も古い気象情報に達するまで古い気象情報を見ることもでき、また上方にスクロールして、将来の気象事象がそれ以上なくなるまで将来の気象事象112を見ることができる。
【0067】
[0067]表示される気象情報610は、時間軸630に固定することができる。固定された気象情報610は、対応する表示時刻620と共に表示することができる。
【0068】
[0068]図7は、タイムライン600の表示の別の実施形態を示すブロック図であり、気象事象777についての気象情報610の様々な例の表示を含んでいる。タイムライン600は気象事象777についての気象情報610を表示するため、タイムライン600は2つ以上の場所に関連する可能性がある。追尾される気象事象777は、降水、温度、又は風に関連する任意の事象であり、竜巻、ハリケーン、雹又は暴風、デレチョ(derecho)暴風雨、ダウンバースト等である。気象情報610は、将来の気象事象112若しくは過去の天気予報113の基礎となるナウキャスター200によって生成された一続きの天気予報、上記のユーザ入力130、又は現在の気象観測結果若しくは過去の気象観測結果のどちらかに分類された気象データ源201を含むことができる。
【0069】
[0069]図7に提示する実施形態によると、タイムラインは、ユーザ150がタイムライン600を見る所与の時刻625よりも前の時刻、後の時刻、又はその時刻に関係する気象情報を含むことができる。所与の時刻625は例えば現在の時刻である。ユーザ150は、タイムラインを下方にスクロールして最も古い気象情報に達するまで古い気象情報を見ることもでき、最も古い気象情報は当該の気象事象が発生した時に相当し、また上方にスクロールして、将来の気象事象がそれ以上なくなるまで将来の気象事象112を見ることができる。
【0070】
[0070]表示される気象情報610は、時間軸630に固定することができる。固定された気象情報610は、対応する表示時刻620と共に表示することができる。
【0071】
[0071]ナウキャスター
【0072】
[0072]図2A〜2Cは、本明細書に記載される主題の1つ又は複数の実施形態によるナウキャスターのブロック図である。
【0073】
[0073]図2A〜2Cに示すように、ナウキャスター200は、種々のデータ源201から気象観測結果を受け取り、それらのデータ源は、これらに限定されないが、地点観測201−2(例えばユーザや自動ステーションから得られるフィードバック)、気象レーダ201−3、衛星201−4、及び他の種類の気象観測201−1を含む気象観測データ源と、数値気象予測(NWP)モデルの出力201−5や天気予報及び注意報201−6などの天気予報データ源などである。
【0074】
[0074]ナウキャスター200は、メモリ220及びプロセッサ210を備える。メモリ220は、本方法のための命令を含み、また気象データ源201からのデータ、中間結果、及び天気予報も記憶する。プロセッサ210は、ナウキャスター200が計算を行うことを可能にする。
【0075】
[0075]ナウキャスター200は、通信ネットワーク254を通じてユーザ150から情報230を受信することができる。
【0076】
[0076]ナウキャスター200は、1件の天気予報又は一続きの天気予報を出力する。
【0077】
[0077]図2Bはナウキャスター200の一実施形態である。この実施形態では、ナウキャスター200はPType分布予想器202及びPRate分布予想器204を備える。PType分布予想器202は、種々の気象データ源201から気象観測結果を受け取り、所与の緯度及び経度(並びに/又は場所)について任意の時間間隔にわたる降水種類の確率分布を出力する。例えば、
a.雪:10%
b.雨:30%
c.雨氷:60%
d.雹:0%
e.凍雨:0%
【0078】
[0078]同様に、PRate予想器204は種々のデータ源201から所与の経度及び緯度についての気象観測結果を受け取り、不確実性を表す表現で降水量の確率分布の予想(PRate)を出力する。例えば、PRateは、所与の経度及び緯度についての一定の時間間隔にわたる降水量又は降水量の範囲の確率分布として出力される。例えば以下のようになる。
f.降水なし:30%
g.弱い降水:40%
h.中程度の降水:20%
i.強い降水:10%
【0079】
[0079]PRate予想器204及びPType予想器202から出力されたPRate及びPTypeの値は予想組合せ器206に送られて、それらの値を組み合わせて、降水の結果を表す単一の値PTypeRateにする。例えば、PTypeの値が「雪」で、「PRate」の値が「強い」であれば、組み合わせられたPTypeRateの値は「強い雪」になる。
【0080】
[0080]所与の緯度及び経度について、本システムは、所定の時間間隔にわたる予想PTypeRate分布を出力し、時間間隔は、固定(例えば1分)、又は可変(例えば1分、5分、次いで10分等)である。システムは、一連の時間間隔における予想PTypeRate分布を予め計算して記憶しておくことも、その場で計算することもできる。PTypeRateの分布は、時間間隔ごとに、あるPTypeRateが発生する確実性又は不確実性を表す。
【0081】
[0081]図2Bを参照すると、予想組合せ器206は、PType予想器202から最終的なPRateの分布を、PRate予想器204から最終的なPRateの分布を受け取って、それらを組み合わせてPTypeRate分布値のグループにし、各グループは、ある降水量である種類の降水を受ける確率を表す。一例を以下に提供する。
【0082】
[0082]PType分布が、雪:50%、雨:0%、雨氷:30%、雹:0%、凍雨:20%で、PRate分布が、降水なし:0%、弱い:10%、中程度:20%、強い:30%、非常に強い:40%であるとすると、PTypeRate分布は例えば次のようになる。
【表1】
【0083】
[0083]したがって、予想組合せ器206は各種類の降水の確率に各降水量の確率を乗算して、例えば20%の強い雪の可能性、12%の非常に強い雨氷の可能性など、ある降水量である種類の降水を受ける確率を得る。一実施形態では、確率の範囲にテキスト情報を関連付けて、確率を数字で表示する代わりに、テキスト情報をユーザに表示することができる。例えば、5%〜15%の間の確率は「低い可能性」というテキストに関連付け、40%〜70%の間の確率は「高い可能性」又は「非常に見込みが高い」等のテキストに関連付け、それにより「60%の強い雪の可能性」と表示する代わりに、「強い雪の可能性が高い」と表示することができる。
【0084】
[0084]別の実施形態では、1つ又は複数の次元(次元は降水量、種類、又は確率を含む)に沿って2つ以上の異なるPTypeRateを組み合わせることが可能である。例えば、そのような組合せの結果には、弱い雨から中程度の雨の見込みが高い、弱い雨又は雪から中程度の雨又は強い雪の見込みが高い、中程度の雨又は雪の見込みが高い、雨又は雪の見込みが高い、弱い雨から中程度の雨又は強い雪又は弱い雹の可能性がある、中程度の雨、雪、又は雹の可能性がある、雨、雪、又は雹の可能性がある、等が含まれる可能性がある。
【0085】
[0085]したがって、ナウキャスター200は、短時間予報が必要とされる場所、並びに短時間予報が必要とされる時刻及び/又は時間間隔を受け取り、その場所及び特定の時刻についてのPTypeRateの分布を出力する。
【0086】
[0086]図2Cは、ナウキャスター200の別の実施形態を示す。この実施形態では、ナウキャスター200は、PType選択器/受信器202−C及びPRate分布予想器204を備える。
【0087】
[0087]図2Bに示す実施形態と同様に、PRate分布予想器204は、種々のデータ源201から所与の緯度及び経度についての気象観測結果を受け取り、不確実性を表す表現で降水量(PRate)の確率分布の予想を出力する。例えば、PRateは、所与の緯度及び経度における任意の時間間隔にわたる降水量又は降水量の範囲の確率分布として出力することができる。例えば、
f.降水なし:30%
g.弱い:40%
h.中程度:20%
i.強い:10%
となる。
【0088】
[0088]ただし、PType選択器/受信器202−Cは、種々の降水種類に関連付けられた確率分布は出力しない。代わりに、PType選択器/受信器202−Cは、所与の緯度及び経度に対応する気象観測結果を種々のデータ源201から受け取って、様々な降水種類の一覧から1つの降水種類を選択する。例えば、データ源201から受け取った入力に基づいて、PType選択器/受信器202−Cは、下記の降水種類の一覧から、当該の緯度及び経度(並びに/又は場所)で発生する可能性が最も高い単一の降水種類を選択する。
a.雪
b.雨
c.雨氷
d.雹
e.凍雨
f.それらの混合(例えば、a+c、a+d、b+c、a+e、c+e、d+e等)
【0089】
[0089]上記のような降水種類の一覧から、所与の場所に対して1つのみの降水種類が選択される。例えば、所与の時間に所与の場所で最も可能性の高い降水種類として雪と雨氷の混合が選択される可能性がある。降水種類は確率値には関連付けられない。つまり、任意の場所とその場所に対応する時間について1つだけの降水種類が選択されるので、選択された降水種類は実質的に100%の確率値を有することになる。
【0090】
[0090]1つの種類を選択するために利用できる降水種類の一覧は、2つの異なる降水種類(例えば雪と雨氷、雹と凍雨等)の混合を表す混合タイプを含むことができる。混合タイプは、選択することが可能な独立した降水種類と考えられ、上記の段落[0070]の一覧の種類(f)で示すように、様々な降水種類の異なる組の混合を表す異なる混合タイプは、多数存在する可能性がある。
【0091】
[0091]別の実施形態では、降水種類は、PType選択器/受信器202−Cによって選択されるのではなく、ナウキャスター200の外部にあるデータ源から受け取られる。言い換えると、ナウキャスター200は、遠隔のデータ源(例えば第三者の気象サービス)に、所与の時間に所与の場所で発生する可能性が最も高い降水種類を特定する要求を送信し、最も可能性の高い降水種類を特定する応答をデータ源から受け取ることができる。この場合、降水種類の選択はナウキャスター200によっては行われない。既に選択された降水種類が単にナウキャスター200に入力され、それにより、選択を行う場合に必要となるナウキャスター200の演算力を節減することができる。
【0092】
[0092]それぞれPType選択器/受信器202−C及びPRate分布予想器204から出力された、選択された降水種類とPRate値が組み合わせられる。例えば、選択された降水の種類が雪で、PRate値が上記のような値である場合、組み合わせた情報は次のようになる。
a.降雪なし:30%
b.弱い雪:40%
c.中程度の雪:20%
d.強い雪:10%
【0093】
[0093]関係する降水種類が1つのみであるため、組合せを行って最終的な天気予報データを出力するために必要とされる演算力が最小量で済む。PType選択器/受信器202−Cは所与の場所と時間について1つの降水種類を出力するので、PRate分布予想器204がm個の数の確率分布を出力した場合、最終的な天気予報データはm(m*1)個のみの天気予報分布を含む。
【0094】
[0094]最終的な天気予報データを出力する際に、図2Bに示した実施形態と同様に、確率の範囲にテキスト情報を関連付けて、確率を数で表示する代わりにテキスト情報をユーザに表示することができる。例えば、5%〜15%の確率は「低い可能性」というテキストに関連付け、40%〜70%の確率は「高い可能性」又は「非常に高い見込み」などのテキストに関連付け、それにより、「60%の強い雪の可能性」と表示する代わりに、「強い雪の可能性が高い」と表示することができる。
【0095】
[0095]したがって、ナウキャスター200は、短時間予報が必要とされる場所、並びに短時間予報が必要とされる時間及び/又は時間間隔を受け取り、その場所及び特定の時間について、選択されたPType及びPRateの分布を出力する。
【0096】
[0096]図2Cに示す実施形態によるナウキャスター200は、効率性が要求される状況では図2Bに示す実施形態よりも有利である可能性がある。図2Cの実施形態は、図2Bの実施形態に比べてはるかに少ない処理力を使用して実装することができる。しかし、図2Bの実施形態は、所与の場所及び時間についてのより詳細で正確な天気予報データのスナップショットを提供することにおいては図2Cの実施形態よりも適する可能性がある。
【0097】
[0097]図4は、実施形態を実施することが可能なネットワーク環境の例である。ナウキャスター200は、通信ネットワーク254を通じて複数のクライアントコンピュータ252からアクセスすることができるサーバ250で実装することができる。クライアントコンピュータ252は、これらに限定されないが、ラップトップ、デスクトップ、携帯型コンピューティング装置、タブレット等を含むことができる。クライアントコンピュータ252を使用して、各ユーザ150は表示された予想気象値を見ることができる。サーバは、図2B及び図2Cとの関連で説明したように通信ネットワーク254を通じて気象データ源201にアクセスする。サーバ250は、サーバ250に地図データを記憶しておくことができる。
【0098】
[0098]ハードウェア及び動作環境
【0099】
[0099]図5は、請求される主題の実施形態を実施することが可能な適切なコンピューティング動作環境の例示的図である。以下の説明は図5に関連し、実施形態をそれとの関連で実装することができる適切なコンピュータハードウェア及び適切なコンピューティング環境の簡単で一般的な説明を提供するものである。上記実施形態を実施するためにすべての構成要素が必須であるとは限らず、実施形態の主旨又は範囲から逸脱することなく構成要素の配置と種類の変種を作製することができる。
【0100】
[00100]これは必須ではないが、実施形態は、パーソナルコンピュータ、手持ち型若しくは手のひらサイズのコンピュータ、スマートフォン、又は消費者装置や特殊な産業用コントローラの内部にあるコンピュータなどの組み込みシステムなどのコンピュータによって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能命令の一般的な文脈で説明する。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを行うか、又は特定の抽象データ型を実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造等を含む。
【0101】
[00101]さらに、当業者には、実施形態は他のコンピュータシステム構成で実施することもでき、そのような構成には、手持ち型装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサを利用した、若しくはプログラム可能な消費者電気製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ディスプレイページャ、無線周波(RF)装置、赤外線(IR)装置、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、着用可能コンピュータ、タブレットコンピュータ、iPod(登録商標)若しくはiPad(登録商標)系列の装置、上記装置の1つ若しくは複数を組み合わせた総合装置、又は、本明細書に記載される方法及びシステムを行うことが可能な他のコンピューティング装置が含まれることが理解されよう。実施形態は、通信ネットワークで結ばれた遠隔の処理装置によって作業が行われる分散コンピューティング環境で実施することもできる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカル及びリモート両方のメモリ記憶装置に置くことができる。
【0102】
[00102]図5の例示的なハードウェア及び動作環境は、コンピュータ720の形態の汎用コンピューティング装置を含み、これは、処理装置721、システムメモリ722、及び、システムメモリを含む各種のシステム構成要素を動作的に処理装置721に結合するシステムバス723を含む。処理装置721は1つのみ、又は2つ以上ある場合があり、コンピュータ720のプロセッサは、単一の中央演算処理装置(CPU)、又は一般に並列処理環境と呼ばれる複数の処理装置を備える。コンピュータ720は、従来のコンピュータ、分散コンピュータ、又は他の種類のコンピュータであるが、実施形態はそれらに限定されない。
【0103】
[00103]システムバス723は、各種のバスアーキテクチャを使用した、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺バス、及びローカルバスを含む数種のバス構造のいずれであってもよい。システムメモリは単にメモリと呼ばれる場合もあり、読出し専用メモリ(ROM)724及びランダムアクセスメモリ(RAM)725を含む。起動時などにコンピュータ720内の要素間の情報転送を助ける基本ルーチンを含んでいる基本入出力システム(BIOS)726がROM724に記憶される。請求される主題の一実施形態では、コンピュータ720は、図示しないハードディスクの読み書きを行うハードディスクドライブ727、取り外し可能の磁気ディスク729の読み出し又は書き込みを行う磁気ディスクドライブ728、及び、CD ROMや他の光学媒体などの取り外し可能の光ディスク731の読み出し又は書き込みを行う光ディスクドライブ730をさらに含む。請求される主題の代替実施形態では、ハードディスクドライブ727、磁気ディスク729、及び光ディスクドライブ730によって提供される機能は、電力を節減し、システムのサイズを縮小するために、揮発性又は不揮発性のRAMを使用して模倣される。これらの代替実施形態では、RAMは、コンピュータシステム内に固定されるか、又はコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカードなど取り外し可能なRAM装置とすることができる。
【0104】
[00104]請求される主題の一実施形態では、ハードディスクドライブ727、磁気ディスクドライブ728、及び光ディスクドライブ730は、それぞれハードディスクドライブインターフェース732、磁気ディスクドライブインターフェース733、及び光ディスクドライブインターフェース734でシステムバス723に接続される。これらのドライブとそれに関連付けられたコンピュータ読取り可能媒体は、コンピュータ720のコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、及び他のデータの不揮発性の記憶を提供する。当業者には、磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク、ベルヌーイカートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)等、コンピュータによりアクセス可能なデータを記憶することができる任意種類のコンピュータ読取り可能媒体を例示的な動作環境で使用できることが理解されよう。
【0105】
[00105]ハードディスク、磁気ディスク729、光ディスク731、ROM724、又はRAM725にはいくつかのプログラムモジュールを記憶することができ、それらにはオペレーティングシステム735、1つ又は複数のアプリケーションプログラム736、他のプログラムモジュール737、及びプログラムデータ738が含まれる。ユーザは、キーボード740やポインティングデバイス742などの入力装置を通じてパーソナルコンピュータ720にコマンドと情報を入力することができる。他の入力装置(図示せず)には、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星受信アンテナ、スキャナ、タッチセンシティブパッド等がある。上記及び他の入力装置は多くの場合、システムバスに結合されたシリアルポートインターフェース746を通じて処理装置721に接続されるが、パラレルポート、ゲームポート、又はユニバーサルシリアルバス(USB)等の他のインターフェースで接続することもできる。また、システムへの入力は、音声入力を受け取るマイクロフォンで提供することができる。
【0106】
[00106]モニタ747又は他の種類の表示装置も、ビデオアダプタ748などのインターフェースを介してシステムバス723に接続される。請求される主題の一実施形態では、モニタは液晶ディスプレイ(LCD)からなる。モニタに加えて、コンピュータは通例、スピーカやプリンタなどの他の周辺出力装置(図示せず)も含む。モニタは、ユーザが表面を押す、又は表面に触れることによってコンピュータとインターフェースを取ることができるタッチセンシティブ面を含むことができる。
【0107】
[00107]コンピュータ720は、リモートコンピュータ749などの1つ又は複数のリモートコンピュータへの論理接続を使用するネットワーク環境で動作することができる。そのような論理接続は、コンピュータ720に結合された、又はコンピュータ720の一部である通信装置によって実現されるが、実施形態は特定種類の通信装置には限定されない。リモートコンピュータ749は、別のコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、クライアント、ピアデバイス、又は他の一般的なネットワークノード等であり、図6にはメモリ記憶装置750のみを示すが、通例は、コンピュータ720との関連で上述した要素の多く又はすべてを含む。図6に示す論理接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)751及びワイドエリアネットワーク(WAN)752を含む。このようなネットワーキング環境は、オフィス、企業規模のコンピュータネットワーク、イントラネット、及びインターネットで広く見られる。
【0108】
[00108]LANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ720は、通信装置の一種であるネットワークインターフェース又はアダプタ753を通じてローカルネットワーク751に接続される。WANネットワーキング環境で使用される場合、コンピュータ720は通例、通信装置の一種であるモデム754、又はインターネットなどのワイドエリアネットワーク752を通じて通信を確立するための他の種類の通信装置を含む。モデム754は、内蔵型である場合も外付け型である場合もあり、シリアルポートインターフェース746を介してシステムバス723に接続される。ネットワーク環境では、パーソナルコンピュータ720に関連して図示するプログラムモジュール又はその一部は、遠隔のメモリ記憶装置に記憶することができる。図のネットワーク接続は例示的なものであり、コンピュータ間に通信リンクを確立する他の手段及び通信装置を使用できることが認識される。
【0109】
[00109]請求される主題の実施形態をそれとの関連で実施することができるハードウェア及び動作環境について説明した。請求される主題の実施形態をそれとの関連で実施することができるコンピュータは、従来のコンピュータ、手持ち型若しくは手のひらサイズのコンピュータ、組み込みシステム中のコンピュータ、分散コンピュータ、又は他の種類のコンピュータ等であるが、請求される主題はそれらに限定されない。そのようなコンピュータは通例、1つ又は複数の処理装置をプロセッサとして含み、またメモリなどのコンピュータ読取り可能媒体を含む。コンピュータはネットワークアダプタやモデムなどの通信装置も含む場合があり、通信的に他のコンピュータに結合することができる。
【0110】
[00110]上記で好ましい実施形態について説明し、添付図面に示したが、本開示から逸脱することなく変更を加えることが可能であることは当業者には明瞭であろう。そのような変更は、本開示の範囲に包含される、可能な変形と考えられる。
[発明の項目]
[項目1]
コンピュータによって実施される方法であって、
第1の時間及び第1の場所に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
第2の時間に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
第3の時間に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する観測データを特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報を示す情報を含む第1のタイムラインを表示装置に表示するために生成するステップと、
を含む方法。
[項目2]
前記第1の時間が過去の時刻であり、前記第2の時間が現在の時刻であり、前記第3の時間が将来の時刻である、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つが、第1の種類の降水が前記第1の場所で第1の強度で起こる確率を示す予想気象値を含む、項目1又は2に記載の方法。
[項目4]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が前記第1の区域的場所に関連する、項目1〜3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が第1の気象事象に関連する、項目1〜4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が第1のユーザに関連する、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
[項目7]
前記観測データが、前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する、ユーザによって入力された、写真、映像、及びコメント、の少なくとも1つである、項目1〜6のいずれか一項に記載の方法。
[項目8]
前記第1のタイムラインと共に前記表示装置に表示するために第2のタイムラインを生成するステップを含み、前記第2のタイムラインは、第4の時間及び第5の時間に関連付けられた気象情報を示す情報を含む、項目1〜7のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記第1のタイムラインが前記第1の場所に関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記第1の場所と異なる第2の場所に関連付けられる、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[項目10]
前記第1のタイムラインが第1の気象事象に関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記第1の気象事象と異なる第2の気象事象に関連付けられる、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
[項目11]
前記第1のタイムラインが第1のユーザに関連付けられ、前記第2のタイムラインが、前記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられ、前記観測データの少なくとも一部が前記第1及び第2のユーザから受け取られる、項目8に記載の方法。
[項目12]
前記観測データが、竜巻、ハリケーン、雹雲、大雨、大雪、デレチョ、及びダウンバースト、の少なくとも1つからなる気象事象に関連する、項目1〜11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
気象タイムラインを生成する装置であって、
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサ用の命令を記憶するメモリと、
通信ネットワークを介して遠隔のユーザ装置に接続する通信モジュールと、
を備え、
前記1つ又は複数のプロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行すると、当該装置に、
第1の時間及び第1の場所に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
第2の時間に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
第3の時間に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する観測データを特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報を示す情報を含む第1のタイムラインを生成するステップと、
前記第1のタイムラインを表示装置に表示するために前記遠隔のユーザ装置に送信するステップと、
を実行させる、装置。
[項目14]
前記第1の時間が過去の時刻であり、前記第2の時間が現在の時刻であり、前記第3の時間が将来の時刻である、項目13に記載の装置。
[項目15]
前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つが、第1の種類の降水が前記第1の場所で第1の強度で起こる確率を示す予想気象値を含む、項目13又は14に記載の装置。
[項目16]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が前記第1の区域的場所に関連する、項目13〜15のいずれか一項に記載の装置。
[項目17]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が、少なくとも、降水種類、温度レベル、又は風の強度に関連付けられた第1の気象事象に関連する、項目13〜16のいずれか一項に記載の装置。
[項目18]
前記第1、第2、及び第3の気象情報が第1のユーザに関連し、前記観測データの少なくとも一部が前記第1のユーザから受け取られる、項目13〜17のいずれか一項に記載の装置。
[項目19]
前記観測データが、前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する、ユーザによって入力された、写真、映像、及びコメント、の少なくとも1つからなる、項目13〜18のいずれか一項に記載の装置。
[項目20]
前記装置に、前記第1のタイムラインと共に前記表示装置に表示するために第2のタイムラインを生成するステップを実行させ、前記第2のタイムラインは、第4の時間及び第5の時間に関連付けられた気象情報を示す情報を含む、項目13〜19のいずれか一項に記載の装置。
[項目21]
サーバと、通信ネットワークを介して接続された遠隔の装置と、を具備するシステムであって、
前記サーバは、コンピュータと、前記コンピュータにタイムライン生成処理を実行させるプログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読取り可能媒体と、を備え、前記タイムライン生成処理は、
第1の時間及び第1の場所に関連付けられた第1の気象情報を特定するステップと、
第2の時間に関連付けられた第2の気象情報を特定するステップと、
第3の時間に関連付けられた第3の気象情報を特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報の少なくとも1つに関連する観測データを特定するステップと、
前記第1、第2、及び第3の気象情報を示す情報を含む第1のタイムラインを表示装置に表示するために生成するステップと、
を含み、
前記遠隔の装置は、1つ又は複数のプロセッサと、ディスプレイと、前記1つ又は複数のプロセッサに処理を実行させるプログラムを記憶した非一時的なメモリと、を備え、前記処理は、
前記サーバから前記通信ネットワークを介して前記第1のタイムラインを取得するステップと、
前記第1のタイムラインの少なくとも一部を前記ディスプレイに表示させるステップと、
を含む、システム。
[項目22]
所与の時刻にユーザに気象情報を表示する、コンピュータによって実施される方法であって、前記気象情報は、所与の期間及び所与の区域に関連し、一続きの天気予報、過去の気象観測結果、現在の気象観測結果、又はユーザ入力を含み、前記方法は、
前記過去の気象観測結果又は前記現在の気象観測結果を受け取るステップと、
前記過去の気象観測結果又は前記現在の気象観測結果を使用して予想気象値を生成するステップと、
前記予想気象値を使用して、前記所与の時刻の後に開始し、その後、時間増分単位で間隔を空けた時刻にわたって続く前記一続きの天気予報を生成するステップと、
前記気象情報を表示するタイムラインを構築するステップであり、前記タイムラインは前記所与の期間にわたり、前記所与の期間は前記所与の時刻の前と後の両方に及ぶ、ステップと、
前記タイムラインに追加される前記ユーザ入力を受け取るステップと
を含む、方法。
[項目23]
前記ユーザ入力を受け取るステップが、写真、映像、コメント、又は気象値を受け取るステップを含む、項目22に記載の方法。
[項目24]
前記ユーザ入力を受け取るステップが、気象事象に関連する写真、映像、コメント、又は気象値を受け取るステップを含み、前記気象事象は、竜巻、ハリケーン、雹雲、大雨の雲、デレチョ、及びダウンバースト、の少なくとも1つからなる、項目23に記載の方法。
[項目25]
複数個の天気予報を含むタイムラインを表示する装置であって、
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサ用の命令を記憶しているメモリと、
通信ネットワークを介して遠隔のサーバに接続する通信モジュールと、
ディスプレイと、
を備え、
前記1つ又は複数のプロセッサが前記メモリに記憶された前記命令を実行すると、当該装置に、
複数の天気予報を含むタイムラインと、前記複数の天気予報の少なくとも1つに関連付けられた観測データと、を前記遠隔のサーバから受信するステップと、
前記遠隔のサーバから受信された前記タイムラインの少なくとも一部を前記ディスプレイに表示するステップと、
を実行させる、装置。
[項目26]
項目1〜12及び22〜24のいずれか一項に記載の命令を記憶している非一時的なコンピュータ読取り可能媒体。
図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7