(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記識別情報管理サーバは、前記投票管理サーバから前記識別情報に対応する前記個人情報の送信要求を受信すると、前記個人情報格納部を参照して、前記送信要求があった前記識別情報に対応する前記個人情報を前記投票管理サーバに送信する個人情報通知処理部を有し、
前記投票管理サーバは、前記送信要求を前記識別情報管理サーバに送信し、前記識別情報管理サーバから、前記送信要求を行った前記識別情報に対応する前記個人情報を受信すると、前記投票情報格納部に前記個人情報を格納させる個人情報追加処理部を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の投票システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態に係る投票システムは、現金購入により投票を行う投票者が携帯する携帯端末と、投票装置、投票管理サーバを備える。投票装置は、携帯端末が表示する、投票者を識別する識別情報と投票内容を表す投票情報とを含む情報を示す識別コードを読み取り、読み取った識別コードから識別情報及び投票情報を取得して、投票受付情報格納部に格納し、それらの情報を投票管理サーバに送信する。投票管理サーバは、投票装置から受け付けた投票情報を識別情報ごとに格納し、当該投票情報に基づく投票券の発券実行通知を投票装置に送信する。投票装置は、投票管理サーバからの発券実行通知に基づき投票券を投票者に対して発券することができる。
【0012】
したがって、投票システムでは、投票装置は、マークカードを用いずに投票者の投票情報に基づく投票券を発券することができる。また、投票管理サーバは、投票者を識別する識別情報ごとに投票情報を格納しており、これらの情報を用いて、マーケティングの精度を向上することができる。
【0013】
このような投票システムについて、
図1を用いて説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る投票システムの概要を説明するための図である。
投票システム10は、
図1に示すように、携帯端末20と、投票装置30、投票管理サーバ40を備える。なお、投票装置30及び投票管理サーバ40は、通信可能に、例えば、ネットワークを介して接続されている。
【0014】
携帯端末20は、投票者によって携帯され、ディスプレイ、モニタ等の表示装置を備えた情報処理装置である、例えば、スマートフォンである。このような携帯端末20は、投票者を識別する識別情報と、投票者の投票内容を表す投票情報とを含む情報を示す識別コードを表示する。識別コードは、例えば、バーコードといった一次元コード、QRコード(登録商標)といった二次元コードである。なお、第1の実施の形態では、二次元コードを例に挙げて説明する。
【0015】
また、投票装置30は、例えば、競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場等で投票券の発券管理等を行うトータリゼータシステムを構成する装置の一つであり、投票券の発券の他、投票券を受け付けて払い戻しを行い、投票券発売所、発券所等に設置される。このような投票装置30は、コード読取部31と、投票情報取得部32、投票情報送信部33、発券部34、投票受付情報格納部35を有する。
【0016】
コード読取部31は、携帯端末20に表示されている識別コードを読み取る。例えば、投票装置30に設置されている二次元コード読取装置により識別コード(例えば、QRコード)の画像が撮像されると、コード読取部31は、当該画像からQRコードを読み取る。
【0017】
投票情報取得部32は、コード読取部31が読み取った識別コードに基づき識別情報及び投票情報を取得する。例えば、投票情報取得部32は、識別コードがQRコードである場合には、当該QRコードから識別情報及び投票情報に変換して、各情報を取得する。
【0018】
投票情報送信部33は、投票情報取得部32が取得した識別情報及び投票情報を投票管理サーバ40に送信する。
発券部34は、投票管理サーバ40から投票情報に基づく投票券の発券実行通知を受け付けると投票券を発券する。発券部34は、発券の際には、後述する投票受付情報格納部35に格納されている投票情報を参照して、当該投票情報を印字した投票券を発券する。
【0019】
投票受付情報格納部35は、投票情報取得部32が取得した識別情報及び投票情報を格納する。
さらに、投票管理サーバ40は、例えば、公営競技の各レースに関する情報と、各レースに対する投票情報を管理しており、投票情報受付部41と、投票情報格納部42、発券実行部43を有する。
【0020】
投票情報受付部41は、投票装置30から送信された識別情報及び投票情報を受け付ける。
投票情報格納部42は、受け付けた識別情報ごとに投票情報を格納する。
【0021】
発券実行部43は、投票情報格納部42に識別情報ごとに投票情報が格納されると投票券を発券させる発券実行通知を投票装置30に送信する。
なお、投票装置30及び投票管理サーバ40が有する各部は、投票装置30及び投票管理サーバ40がそれぞれ備える中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によりプログラムが実行されることにより実現される。
【0022】
このような構成を備える投票システム10による投票処理方法について説明する。
携帯端末20には、投票者を識別する識別情報と、投票受付を行う投票アプリとが事前に格納されている。投票者が携帯端末20の投票アプリを起動して、当該アプリにより、例えば、公営競技に対する投票内容を入力すると、携帯端末20は、識別情報と投票内容を表す投票情報とを含む情報を識別コードにコード化して、当該識別コードを表示する。
【0023】
投票者は公営競技に対する投票内容に応じた投票金額を投票装置30に入金後、携帯端末20が表示する識別コードの画像を投票装置30の撮像装置に撮像させると、コード読取部31はその画像から識別コードを読み取る。
【0024】
投票情報取得部32がコード読取部31により読み取られた識別コードに基づき識別情報及び投票情報を取得して、投票受付情報格納部35に格納する。投票情報送信部33は、投票情報取得部32が取得した識別情報及び投票情報を投票管理サーバ40に送信する。
【0025】
投票管理サーバ40では、投票情報受付部41が、投票装置30から送信された識別情報及び投票情報を受け付けると、投票情報格納部42が識別情報ごとに投票情報を格納する。また、発券実行部43が、その投票情報に基づく投票券を発券させる発券実行通知を投票装置30に送信する。
【0026】
投票装置30では、発券部34は、投票管理サーバ40から投票情報に基づく投票券の発券実行通知を受け付ける。
投票装置30の発券部34は投票受付情報格納部35に格納されている公営競技に対する投票情報を印字した投票券を発券する。
【0027】
以上により、投票者は、投票内容が印字された投票券を得ることができる。
したがって、投票システム10では、投票装置30は、携帯端末20が表示する、投票者を識別する識別情報と投票内容を表す投票情報とを含む情報を示す識別コードを読み取り、読み取った識別コードから識別情報及び投票情報を取得し、それらの情報を投票管理サーバ40に送信する。投票管理サーバ40は、投票装置30から受け付けた投票情報を識別情報ごとに格納し、当該投票情報に基づく投票券の発券実行通知を投票装置30に送信する。投票装置30は、投票管理サーバ40からの発券実行通知に基づき投票券を投票者に対して発券することができる。
【0028】
これにより、投票システム10では、投票装置30は、マークカードを用いずに投票者の投票情報に基づく投票券を発券することができ、紙の使用を抑制することができる。また、投票管理サーバ40は、投票者を識別する識別情報ごとに投票情報を格納しており、これらの情報を用いることで、マーケティングの精度を向上することができる。
【0029】
また、投票システム10は、公営競技に対する投票の他に、例えば、宝くじ、スポーツ振興くじにも利用することができる。これらの場合には、識別データに、識別情報と共に、投票情報として、当選予想番号や、予想勝利チームの情報を用いることができる。
【0030】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の投票システムについてより具体的に説明する。
【0031】
第2の実施の形態の投票システムについて
図2を用いて説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る投票システムを示す図である。
投票システム100は、例えば、競馬に関するものであり、
図2に示すように、投票者Vの携帯端末200と、投票装置300、会員管理サーバ400、公営競技管理サーバ500を含んでいる。また、携帯端末200は会員管理サーバ400と互いに通信可能に接続されている。投票装置300は公営競技管理サーバ500と、会員管理サーバ400は公営競技管理サーバ500と、ネットワーク600を介して互いに通信可能に接続されている。
【0032】
次に、投票システム100を構成する各装置のハードウェア構成例について説明する。
携帯端末200について、
図3を用いて説明する。
図3は、第2の実施の形態に係る携帯端末が備えるハードウェア構成例を示す図である。
【0033】
携帯端末200は、
図3に示すように、制御ユニット210と、制御ユニット210に電気的に接続されているディスプレイ220と、タッチパネル230、マイク240、スピーカ250を備えている。
【0034】
制御ユニット210はCPU210aを含み、CPU210aによって携帯端末200全体が制御されている。CPU210aには、バス210hを介して、RAM(Random Access Memory)210bと、フラッシュメモリ210c、グラフィック処理部210d、入出力インタフェース210e、音声処理部210f、無線通信モジュール210gが接続されている。
【0035】
RAM210bには、CPU210aに実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM210bには、CPU210aによる処理に必要な各種データが格納される。フラッシュメモリ210cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0036】
グラフィック処理部210dには、ディスプレイ220が接続されている。グラフィック処理部210dは、CPU210aからの命令にしたがって、画像をディスプレイ220の画面に表示させる。
【0037】
入出力インタフェース210eには、ディスプレイ220に設置されたタッチパネル230が接続されている。入出力インタフェース210eは、タッチパネル230から送られてくる信号を、バス210hを介してCPU210aに送信する。
【0038】
音声処理部210fは、マイク240及びスピーカ250が接続されて、音声信号処理を行う。具体的には、音声処理部210fは、マイク240から音声アナログ信号を取得し、必要な信号変換処理を行ってバス210hを介してCPU210aに音声データを出力する。また、音声処理部210fは、CPU210aからバス210hを介して音声データを取得し、必要な信号変換処理を行ってスピーカ250に音声再生させる。
【0039】
無線通信モジュール210gは、無線信号処理を行い、基地局等他の通信装置との無線通信を実現する。無線通信モジュール210gは、携帯端末200に搭載されたアンテナ(図示を省略)を介して受信した信号を復調・復号し、得られた受信データをバス210hを介してCPU210aに出力する。また、無線通信モジュール210gは、CPU210aからバス210hを介して取得した送信データを符号化・変調し、得られた送信信号をアンテナを介して出力する。また、携帯端末200は、無線通信モジュール210gが通信装置と無線通信を行って、会員管理サーバ400と通信することができる。
【0040】
次に、投票装置300について、
図4を用いて説明する。
図4は、第2の実施の形態に係る投票装置が備えるハードウェア構成例を示す図である。
【0041】
投票装置300は、
図4に示すように、制御ユニット310と、ディスプレイ311、管理者用ディスプレイ312を備える。投票装置300は、ディスプレイ311に設置されたタッチパネル321と、管理者用ディスプレイ312に設置された管理者用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332を備える。また、投票装置300は、投票券発券ユニット341と、払戻投票券読取ユニット342を備える。さらに、投票装置300は、マークカード読取ユニット350と、二次元コード読取ユニット360を備える。
【0042】
制御ユニット310はCPU310aを含み、CPU310aによって投票装置300全体が制御されている。CPU310aには、バス310hを介してRAM310bと、HDD(Hard Disk Drive)310c、グラフィック処理部310d、入出力インタフェース310e、ディスクドライブ310f、通信制御部310gが接続されている。
【0043】
RAM310bには、CPU310aに実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM310bには、CPU310aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD310cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0044】
グラフィック処理部310dには、ディスプレイ311と、管理者用ディスプレイ312が接続されている。グラフィック処理部310dは、CPU310aからの命令にしたがって、画像をディスプレイ311の画面と、管理者用ディスプレイ312の画面に表示させる。なお、管理者用ディスプレイ312は、投票装置300の裏面側に備えられる管理者向けの情報表示装置である。
【0045】
入出力インタフェース310eには、タッチパネル321と、管理者用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332が接続されている。また、入出力インタフェース310eには、投票券発券ユニット341と、払戻投票券読取ユニット342が接続されている。さらに、入出力インタフェース310eは、マークカード読取ユニット350と、二次元コード読取ユニット360が接続されている。入出力インタフェースは、タッチパネル321と、管理者用タッチパネル322、紙幣処理ユニット331、硬貨処理ユニット332、投票券発券ユニット341、払戻投票券読取ユニット342、マークカード読取ユニット350、二次元コード読取ユニット360から送られてくる信号を、バス310hを介してCPU310aに送信する。なお、管理者用タッチパネル322は、投票装置300の裏面側に備えられる管理者向けの情報入力装置である。紙幣処理ユニット331は、紙幣の受け入れ、紙幣の真贋の鑑別、紙幣の収納、紙幣の返却、釣銭(紙幣)の払い出しをおこなう。硬貨処理ユニット332は、硬貨の受け入れ、硬貨の真贋の鑑別、硬貨の収納、硬貨の返却、釣銭(硬貨)の払い出しをおこなう。投票券発券ユニット341は、投票券を印刷して発券する。払戻投票券読取ユニット342は、投票券を受け入れて投票内容を読み取る。マークカード読取ユニット350は、マークカードから投票内容を読み取るユニットである。二次元コード読取ユニット360は、携帯端末200が表示する、二次元コードの読み取るユニットである。なお、二次元コードは、QRコード、バーコード等の二次元で表される識別コードの総称である。
【0046】
ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体370への情報の書き込み、及び、可搬型記録媒体370への情報の読出しが可能な装置である。ディスクドライブ310fは、可搬型記録媒体370から読み取った信号を、バス310hを介してCPU310aに送信し、CPU310aからバス310hを介して受け付けた信号を可搬型記録媒体370に書き込む。
【0047】
通信制御部310gは、ネットワーク600に接続されており、公営競技管理サーバ500(
図2参照)との間で情報の送受信を行う。
次に、会員管理サーバ400及び公営競技管理サーバ500について、
図5を用いて説明する。
【0048】
図5は、第2の実施の形態に係る会員管理サーバ及び公営競技管理サーバが備えるハードウェア構成例を示す図である。
なお、会員管理サーバ400及び公営競技管理サーバ500は共に同一の構成を有しているために、
図5ではそれらを併記している。また、以下では、会員管理サーバ400について説明し、公営競技管理サーバ500の各構成の説明については省略する。
【0049】
会員管理サーバ400は、
図5に示すように、会員管理サーバ400全体を制御するCPU410aが、バス410hを介してRAM410bと、HDD410c、グラフィック処理部410d、入出力インタフェース410e、ディスクドライブ410f、通信制御部410gとに接続されている。
【0050】
RAM410bには、CPU410aに実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM410bには、CPU410aによる処理に必要な各種データが格納される。HDD410cには、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
【0051】
グラフィック処理部410dには、ディスプレイ420が接続されている。グラフィック処理部410dは、CPU410aからの命令にしたがって、画像をディスプレイ420の画面に表示させる。
【0052】
入出力インタフェース410eには、タッチパネル430が接続されている。入出力インタフェースは、タッチパネル430から送られてくる信号を、バス410hを介してCPU410aに送信する。
【0053】
ディスクドライブ410fは、可搬型記録媒体470への情報の書き込み、及び、可搬型記録媒体470への情報の読出しが可能な装置である。ディスクドライブ410fは、可搬型記録媒体470から読み取った信号を、バス410hを介してCPU410aに送信し、CPU410aからバス410hを介して受け付けた信号を可搬型記録媒体470に書き込む。
【0054】
通信制御部410gは、ネットワーク600に接続されており、公営競技管理サーバ500(
図2参照)との間で情報の送受信を行う。
なお、公営競技管理サーバ500では、通信制御部510gにより、会員管理サーバ400並びに投票装置300との間(
図2参照)で互いに情報の送受信を行う。
【0055】
次に、このような構成を含む投票システム100が備える機能並びに各装置間の情報のやり取りについて説明する。
まず、投票者Vの携帯端末200に投票を受け付けるためのアプリが導入されておらず、当該アプリを導入するために会員登録を行う処理を実行するための携帯端末200及び会員管理サーバ400が備える機能について
図6(並びに
図3)を用いて説明する。
【0056】
なお、投票者Vは、会員登録をすることで、例えば、投票金額に応じて次回以降に投票金として利用可能なポイントが付与される等の投票者Vにとって有効なサービスが提供されるようになる。そこで、携帯端末200による投票が可能になるまえに、投票者Vにとって有効なサービスが得られることで会員登録を促し、投票者Vの個人情報の取得を図るようにしている。
【0057】
図6は、第2の実施の形態に係る携帯端末及び会員管理サーバが備える機能を示す機能ブロック図である。
携帯端末200は、入力受付部201と、個人情報通知部202、情報送信部203、情報受信部204、表示情報取得部205、表示処理部206、会員ID取得部207、会員ID格納部208、投票アプリ取得部209、投票アプリ格納部211を備える。
【0058】
入力受付部201は、タッチパネル230に対する投票者Vからの操作入力を受け付ける。例えば、後述する、ディスプレイ220が表示した会員登録のためのウェブページにおいて、投票者Vのタッチパネル230に対する個人情報の操作入力を受け付ける。
【0059】
個人情報通知部202は、入力受付部201が受け付けた、投票者Vの個人情報を、情報送信部203を介して会員管理サーバ400に送信する。
情報送信部203は、携帯端末200からの情報を会員管理サーバ400に送信する。情報送信部203は、例えば、個人情報通知部202からの通知要求に基づき、投票者Vの個人情報を会員管理サーバ400に送信する。
【0060】
情報受信部204は、会員管理サーバ400から送信された情報を受信する。
表示情報取得部205は、情報受信部204が会員管理サーバ400から受信した会員登録を受け付けるためのウェブページの情報を取得する。
【0061】
表示処理部206は、表示情報取得部205が取得した会員登録を受け付けるためのウェブページをディスプレイ220に表示する。投票者Vは、ディスプレイ220に表示されるウェブページに対して個人情報の入力を行うことができる。
【0062】
会員ID取得部207は、情報受信部204が会員管理サーバ400から受信した会員IDを取得する。
会員ID格納部208は、取得した会員IDが会員ID取得部207により格納される。
【0063】
投票アプリ取得部209は、情報受信部204が会員管理サーバ400から受信した投票アプリを取得する。
投票アプリ格納部211は、取得した投票アプリが投票アプリ取得部209により格納される。
【0064】
また、会員管理サーバ400は、会員登録ページ格納部401と、会員情報格納部402、投票アプリ格納部403、登録処理部404、情報受信部405、情報送信部406を備える。
【0065】
会員登録ページ格納部401は、会員登録を受け付けるためのウェブページに関する情報を格納する。
会員情報格納部402は、会員IDと共に、投票者Vの個人情報を格納する。
【0066】
投票アプリ格納部403は、予め投票アプリを格納する。
登録処理部404は、携帯端末200に対して、会員登録ページ格納部401に格納されている会員登録を受け付けるためのウェブページに関する情報を送信する。登録処理部404は、携帯端末200から個人情報が通知されると、当該個人情報に会員IDを対応付けて会員情報格納部402に格納させて、当該会員IDを携帯端末200に送信する。登録処理部404は、会員IDを携帯端末200に送信後、さらに、投票アプリ格納部403に格納されている投票アプリを携帯端末200に送信する。
【0067】
情報受信部405は、携帯端末200から送信された情報を受信する。
情報送信部406は、会員管理サーバ400から情報を携帯端末200に送信する。
次に、このような機能を有する携帯端末200及び会員管理サーバ400で投票者Vの会員登録の際に実行される処理について
図7及び
図8を用いて説明する。
【0068】
図7は、第2の実施の形態に係る携帯端末及び会員管理サーバの会員登録の際のシーケンス図である。
また、
図8は、第2の実施の形態に係る携帯端末で会員登録時に表示される表示例を示す図であり、
図8(A)は会員登録時の、
図8(B)は会員登録完了時の表示例をそれぞれ示している。
【0069】
投票者Vは、携帯端末200による投票を行うために、会員登録を行う。そのために、まず、携帯端末200は、投票者Vの操作入力を受け付けて、会員管理サーバ400に対して接続要求を送信する(ステップS1)。
【0070】
会員管理サーバ400では、携帯端末200から接続要求を受け付けると、登録処理部404が、会員登録ページ格納部401に格納されている会員登録に関するウェブページの情報を携帯端末200に送信する(ステップS2)。
【0071】
携帯端末200では、会員登録に関するウェブページの情報を受信した情報受信部204から表示情報取得部205が当該ウェブページの情報を取得すると、表示処理部206がディスプレイ220に、
図8(A)に示すようなウェブページを表示する。入力受付部201は、投票者Vから、
図8(A)の各入力箇所に投票者Vの個人情報が入力されて、「入力完了」の操作入力を受け付けると、個人情報通知部202は、投票者Vの個人情報を情報送信部203から会員管理サーバ400に通知する(ステップS3)。
【0072】
会員管理サーバ400では、登録処理部404が情報受信部405を介して投票者Vの個人情報を受け付けると、当該個人情報に会員IDを対応付けて会員情報格納部402に格納させる。登録処理部404は、投票アプリ格納部403が格納する投票アプリを情報送信部406から携帯端末200に通知する(ステップS4)。
【0073】
さらに、登録処理部404は、会員登録完了通知と共に当該会員IDを情報送信部406から携帯端末200に通知する(ステップS5)。
携帯端末200では、会員ID取得部207が、情報受信部204が受信した会員IDを会員ID格納部208に格納させる。また、表示情報取得部205が、情報受信部204が受信した会員登録完了に関するウェブページの情報を取得して、表示処理部206がディスプレイ220に、
図8(B)に示すような登録完了を示すウェブページを表示する。
【0074】
続けて、投票者Vは、投票を行うために、ディスプレイ220に表示されている
図8(B)の登録完了の画面の「投票アプリ起動」をタッチする。
すると、携帯端末200は、投票アプリ格納部211に格納された投票アプリが起動する。投票者Vはマークカードを用いることなく、携帯端末200を用いて投票を行う(投票券を購入する)ことができる。
【0075】
次に、携帯端末200で実行される投票アプリによる投票受付処理について
図9及び
図10を用いて説明する。
図9は、第2の実施の形態に係る携帯端末で実行される投票受付処理の一例を示すフローチャート図である。
【0076】
図10は、第2の実施の形態に係る携帯端末で投票受付処理時に表示される表示例を示す図である。
携帯端末200は、投票者Vにより
図8(B)の登録完了の画面の「投票アプリ起動」がタッチされると、CPU210aが投票アプリを起動して、初期化すると以下の処理を実行する。
【0077】
[ステップS11] ディスプレイ220に、
図10に示すような投票受付画面を表示させて、投票を受け付ける。
例えば、タッチパネル230は、ディスプレイ220に表示される
図10の投票受付画面の「場名」、「レース」、「式別」、「買い方」、「組番」、「金額」に対する投票者Vからの入力を受け付ける。
【0078】
[ステップS12] タッチパネル230は、ディスプレイ220に表示される投票受付画面の「入力完了」の操作入力を待ち受けて、「入力完了」の操作入力を検知すると、ステップS13の処理が実行される。
【0079】
[ステップS13] ステップS11,S12で入力された投票内容と、フラッシュメモリ210c(会員ID格納部208)に格納されている会員IDとを取得する。
[ステップS14] ステップS15で取得した投票内容と、会員IDとをまとめて二次元コードにコード化して、その二次元コードをディスプレイ220に表示する。
【0080】
以上により、会員登録処理並びに投票受付処理が終了する。
次に、携帯端末200に表示された二次元コードに基づき、投票券の発券処理を実行するために投票装置300及び公営競技管理サーバ500が備える機能について
図11及び
図12(並びに
図4)を用いて説明する。
【0081】
図11は、第2の実施の形態に係る投票装置及び公営競技管理サーバが備える機能を示す機能ブロック図であり、
図12は、第2の実施の形態に係る投票装置及び公営競技管理サーバが備える情報の一例を示す図である。なお、
図12(A)は、投票装置300が備える投票情報の、
図12(B)は、公営競技管理サーバ500が備える購入履歴情報の一例をそれぞれ表している。
【0082】
投票装置300は、二次元コード取得処理部301と、二次元コード変換部302、投票情報通知部303、投票受付情報格納部304、情報送信部305、情報受信部306、発券情報表示処理部307、発券受付部308、支払算出部309、発券処理部301aを備える。
【0083】
二次元コード取得処理部301は、二次元コード読取ユニット360を動作させて、携帯端末200のディスプレイ220に表示されている二次元コードを取得させる。
二次元コード変換部302は、二次元コード取得処理部301が取得した二次元コードから二次元コードに含まれる会員ID及び投票情報に変換する。
【0084】
投票情報通知部303は、二次元コードから変換した会員ID及び投票情報を、投票受付情報格納部304に格納させ、情報送信部305を介して公営競技管理サーバ500に送信する。
【0085】
投票受付情報格納部304は、投票情報通知部303から受け付けた投票情報に基づいて、例えば、
図12(A)に示すように、会員IDと共に、投票当日の日付に応じて、「場名」、「レース」、「買い方」、「式別」、「組番」、「金額」に関する情報を格納する。
【0086】
情報送信部305は、投票装置300からの情報を公営競技管理サーバ500に送信する。情報送信部305は、例えば、投票情報通知部303からの送信要求に基づき、会員ID及び投票情報を公営競技管理サーバ500に送信する。
【0087】
情報受信部306は、公営競技管理サーバ500から送信された情報を受信する。
発券情報表示処理部307は、情報受信部306を介して発券実行通知を受信すると、投票受付情報格納部304に格納されている投票情報をディスプレイ311に表示させる。また、発券情報表示処理部307は、支払算出部309が算出した支払い金額をディスプレイ311に表示させる。
【0088】
発券受付部308は、ディスプレイ311に表示した投票情報に基づく支払い金額を紙幣処理ユニット331及び硬貨処理ユニット332で受け付けて、さらに、タッチパネル321で当該投票情報に基づく発券開始要求を受け付ける。また、発券受付部308は、タッチパネル321で現在のポイントの利用要求を受け付けると、当該利用要求を支払算出部309に通知する。
【0089】
支払算出部309は、情報受信部306を介して現在のポイント数を受信すると、発券情報表示処理部307に当該ポイント数の表示要求を送信する。また、支払算出部309は、発券受付部308からポイントの利用要求を受信すると、投票金額の合計からポイント数を差し引いた金額の表示要求を発券情報表示処理部307に送信する。
【0090】
発券処理部301aは、発券受付部308が発券開始を受け付けると、投票受付情報格納部304が格納する投票情報に基づき、投票券発券ユニット341を制御して投票内容を印字して、投票券を発券させる。また、発券処理部301aは、正常に発券処理が実行された場合に、発券完了通知と共に、投票者Vのポイント数の更新要求通知を、情報送信部305を介して公営競技管理サーバ500に送信する。
【0091】
また、公営競技管理サーバ500は、情報受信部501と、投票情報取得部502、購入履歴管理処理部503、金額ポイント算出部504、購入履歴格納部505、発券実行要求部506、情報送信部507を備える。
【0092】
情報受信部501は、投票装置300から送信された情報を受信する。
投票情報取得部502は、情報受信部501が受信した会員ID及び投票情報を取得する。
【0093】
購入履歴管理処理部503は、投票情報取得部502が取得した会員ID及び投票情報を購入履歴格納部505に格納して、購入履歴を更新する。また、購入履歴管理処理部503は、購入履歴の更新が完了すると、購入履歴格納部505を参照して、会員IDに対応するポイント数が存在する場合には、当該ポイント数の情報を取得して、発券実行要求部506に送信する。
【0094】
金額ポイント算出部504は、購入履歴管理処理部503による購入履歴の更新が完了すると、購入履歴格納部505に格納された購入履歴の投票金額の総計(総投票金額)を算出して、購入履歴格納部505の購入履歴の総投票金額を更新する。さらに、金額ポイント算出部504は、総投票金額から、所定の割合(例えば、100円につき、1ポイント)でポイントを算出し、また、ポイントが利用されると、購入履歴格納部505の購入履歴の総ポイント数を更新する。
【0095】
購入履歴格納部505は、会員IDごとに、例えば、
図12(B)に示すように投票情報に基づき、投票券を購入した日付に応じて、「場名」、「レース」、「買い方」、「式別」、「組番」、「金額」の履歴を格納する。また、購入履歴格納部505は、投票者Vが投票券をこれまでに購入した「金額」の総額である「総投票金額」及び当該総投票金額に応じた総ポイント数の情報を格納している。
【0096】
発券実行要求部506は、購入履歴管理処理部503が購入履歴格納部505に格納されている購入履歴を正常に更新すると、(さらに、ポイント数を受け付けると)投票装置300に、投票装置300から受信した投票情報に基づく投票券の発券実行通知(及びポイント数)を通知する。
【0097】
情報送信部507は、公営競技管理サーバ500からの情報を投票装置300に送信する。情報送信部507は、例えば、発券実行要求部506からの送信要求に基づき、発券実行通知(及びポイント数)を投票装置300に送信する。
【0098】
次に、このような機能を有する投票装置300及び公営競技管理サーバ500で投票券発券の際に実行される処理について
図13及び
図14を用いて説明する。
図13は、第2の実施の形態に係る携帯端末、投票装置及び公営競技管理サーバの投票券発券の際のシーケンス図であり、
図14は、第2の実施の形態に係る投票装置で発券開始受け付け時に表示される表示例を示す図である。
【0099】
投票者Vは、携帯端末200が表示する二次元コードを投票装置300の二次元コード読取ユニット360にかざすと、投票装置300では、二次元コード取得処理部301が、二次元コード読取ユニット360を制御して、携帯端末200のディスプレイ220に表示されている二次元コードの画像を取得させる(ステップS21)。
【0100】
二次元コード変換部302が、二次元コード取得処理部301が取得した二次元コードの画像から二次元コードに含まれる会員ID及び投票情報に変換する(ステップS22)。
【0101】
投票情報通知部303は、二次元コードから変換した会員ID及び投票情報を、投票受付情報格納部304に格納させて、情報送信部305を介して、会員IDを公営競技管理サーバ500に送信する(ステップS23)。
【0102】
公営競技管理サーバ500では、投票情報取得部502は、情報受信部501が受信した会員IDを取得する。購入履歴管理処理部503が、投票情報取得部502が取得した会員IDと現在利用可能な総ポイント数の算出要求通知を金額ポイント算出部504に送信する。金額ポイント算出部504は、購入履歴格納部505を参照して、会員IDにおける利用可能な総ポイント数を算出する(ステップS24)。
【0103】
金額ポイント算出部504は、当該総ポイント数を購入履歴管理処理部503から発券実行要求部506に通知する。
発券実行要求部506は、購入履歴格納部505に格納されている該当会員の利用可能ポイント数を受け付けて、当該会員IDに対応する総ポイント数の情報を情報送信部507から投票装置300に送信する(ステップS25)。
【0104】
投票装置300では、発券情報表示処理部307が、情報受信部306を介して総ポイント数を取得すると、投票受付情報格納部304を参照して投票情報をディスプレイ311に表示させる。さらに、支払算出部309が情報受信部306を介して取得した総ポイント数の情報の表示要求を発券情報表示処理部307に送信し、発券情報表示処理部307は、要求があった総ポイント数もディスプレイ311に表示する。このような表示を行って、投票者Vからの入金を受け付ける(ステップS26)。
【0105】
投票者Vが、このようなディスプレイ311の表示を参照して、ポイントを利用する場合には、ディスプレイ311の「利用する」をタッチする。すると、発券受付部308は、ポイントの利用要求を受け付けて、当該利用要求を支払算出部309に通知する。支払算出部309は総金額からポイント数を差し引いて算出した支払い金額の表示要求を発券情報表示処理部307に送信することで、ディスプレイ311の支払い金額にポイント数分が差し引かれた金額が反映される。
【0106】
投票者Vが、ディスプレイ311の支払い金額を確認して、ディスプレイ311の「発券開始」をタッチして、紙幣処理ユニット331及び硬貨処理ユニット332に支払い金額を入金する。
【0107】
投票装置は、入金が支払金額に達すると、投票受付情報格納部304に格納されている会員IDと投票情報を、情報送信部305を介して、公営競技管理サーバ500に送信する(ステップS27)。
【0108】
公営競技管理サーバ500では、投票情報取得部502は、情報受信部501が受信した会員ID及び投票情報を取得する。購入履歴管理処理部503が、投票情報取得部502が取得した会員ID及び投票情報を購入履歴格納部505に格納して、購入履歴を更新する。
【0109】
さらに、金額ポイント算出部504は、購入履歴格納部505に格納された購入履歴の投票金額から総投票金額を、総投票金額に応じた総ポイント数をそれぞれ算出して、総投票数及び総ポイント数を購入履歴格納部505に格納して、購入履歴を更新する(ステップS28)。
【0110】
発券実行要求部506は、購入履歴格納部505に格納されている購入履歴が正常に更新されると、購入履歴管理処理部503から更新した総ポイント数を受け付けて、投票装置300に、投票装置300から受信した投票情報に基づく発券実行通知と総ポイント数の情報を情報送信部507から送信する(ステップS29)。
【0111】
投票装置300では、発券情報表示処理部307が、情報受信部306を介して発券実行通知を取得すると、発券処理部301aは、投票受付情報格納部304が格納する投票情報に基づき、投票券発券ユニット341を制御して投票内容を印字して、投票券を発券させる(ステップS30)。
【0112】
以上により、投票者Vは、マークカードを利用せずに、投票内容が印字された投票券を得ることができる。
なお、公営競技管理サーバ500が購入履歴格納部505に格納した会員IDに投票者Vの個人情報を対応付ける際の処理について
図15を用いて説明する。
【0113】
図15は、第2の実施の形態に係る会員管理サーバ及び公営競技管理サーバが備える機能を示す機能ブロック図である。
会員管理サーバ400は、
図6で説明したように、会員情報格納部402と、情報受信部405、情報送信部406を備え、さらに、個人情報通知処理部407を備える。
【0114】
個人情報通知処理部407は、公営競技管理サーバ500から会員IDと共に当該会員IDに対応する個人情報の送信要求通知を受信すると、会員情報格納部402を参照して、受信した会員IDに対応する個人情報を公営競技管理サーバ500に送信する。
【0115】
また、公営競技管理サーバ500は、
図11で説明したように、情報受信部501と、購入履歴格納部505、情報送信部507を備え、さらに、個人情報追加処理部508を備える。
【0116】
個人情報追加処理部508は、購入履歴格納部505に格納されている会員IDに対応する個人情報の送信要求通知を会員管理サーバ400に送信する。また、個人情報追加処理部508は、会員管理サーバ400から当該個人情報を受信すると、購入履歴格納部505に格納されている会員IDに受信した個人情報を対応付ける。
【0117】
次に、このような機能を有する会員管理サーバ400及び公営競技管理サーバ500で個人情報を追加する際に実行される処理について
図16を用いて説明する。
図16は、第2の実施の形態に係る会員管理サーバ及び公営競技管理サーバの個人情報追加の際のシーケンス図である。
【0118】
公営競技管理サーバ500では、個人情報追加処理部508が、購入履歴格納部505に格納されている会員IDと、当該会員IDに対応する個人情報の送信要求通知を情報送信部507から会員管理サーバ400に送信する(ステップS31)。
【0119】
会員管理サーバ400では、個人情報通知処理部407が、公営競技管理サーバ500から情報受信部405を介して会員IDと共に当該会員IDに対応する個人情報の送信要求通知を受信すると、会員情報格納部402を参照して、受信した会員IDに対応する個人情報を取得する。個人情報通知処理部407は、会員IDに対応する個人情報を情報送信部406から公営競技管理サーバ500に送信する(ステップS32)。
【0120】
公営競技管理サーバ500では、個人情報追加処理部508が、会員管理サーバ400から情報受信部501を介して、会員IDに対応する個人情報を受信すると、購入履歴格納部505に格納されているその会員IDに受信した個人情報を対応付ける。
【0121】
以上により、公営競技管理サーバ500の購入履歴格納部505が格納する購入履歴には、投票者Vの個人情報ごとに、その投票者Vの投票情報が対応付けられており、これらの統計情報をマーケティングの解析・予測等に利用することができる。
【0122】
したがって、投票システム100では、投票装置300は、携帯端末200が表示する、投票者Vの会員IDと公営競技に対する投票内容を表す投票情報とを含む二次元コードを読み取り、二次元コードから会員ID及び投票情報を取得し、それらの情報を公営競技管理サーバ500に送信する。公営競技管理サーバ500は、投票装置300から受信した投票情報を会員IDごとに格納し、当該投票情報に基づく投票券の発券実行通知を投票装置300に送信する。投票装置300は、公営競技管理サーバ500からの発券実行通知に基づき投票券を投票者に対して発券することができる。
【0123】
これにより、投票システム100では、投票装置300は、マークカードを用いずに投票者Vの投票情報に基づく投票券を発券することができ、紙の使用を抑制することができる。
【0124】
また、投票システム100では、公営競技管理サーバ500では、会員管理サーバ400から会員IDに対応する投票者Vの個人情報を受け付けて、購入履歴格納部505は会員IDに対応する投票者Vの個人情報ごとにその投票者Vの投票情報を格納することができる。このため、投票者Vの投票状況等を統計情報として利用することにより、マーケティングの解析精度を向上させることができる。
【0125】
さらに、投票システム100では、投票者Vに投票金額に応じて次回の投票以降に投票金として利用可能なポイントを付与するといった投票者Vに有効なサービスを提供することを条件に会員登録を促し、マーケティングの解析精度の向上のために、より多くの登録者Vの個人情報の収集を図ることができる。
【0126】
また、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、コンピュータが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0127】
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記憶媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)等がある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等がある。光磁気記憶媒体には、MO(Magneto - Optical disk)等がある。半導体メモリには、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のフラッシュメモリがある。
【0128】
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
【0129】
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム若しくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
【0130】
また、プログラムで記述された処理の一部または全てを、電子回路に置き換えることが可能である。例えば、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路で実現してもよい。
【0131】
なお、上述の実施の形態は公営競技にて説明したが、本発明は宝くじ、サッカーくじ等にも同様の適用が可能であり、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
【0132】
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。