(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
最も幅広の地点での前記第1の部分の複数の巻線の直径は、前記最も幅広の地点での前記第2の部分の複数の巻線の直径よりも大きい、請求項1に記載の段付きスプリングコンタクト。
前記先端が円錐形状であり、当該円錐形状は、前記段付きスプリングコンタクトの中心に関連する軸に対して、10度と80度の間で前記移行領域の先端の径の包絡線角度を有する、請求項3に記載の段付きスプリングコンタクト。
【発明を実施するための形態】
【0003】
段付きスプリングコンタクトは、階段を付けられたスプリングコンタクトとすることができる。コンタクトは、例えば、コンタクトの部分の直径が異なるので、階段を付けることができる。例えば、段付きスプリングコンタクトは、第1の部分および第2の部分を含むことができる。第1の部分の直径は、第2の部分の直径とは異なることができる(より大きい、より小さい、等)。
【0004】
段付きスプリングコンタクトは、複数の巻線を含むことができる。巻線の中心から次の巻線の中心までの距離をピッチと呼ぶことができる。静止時(例えば、動作していないとき)の段付きスプリングコンタクトの長さを、段付きスプリングコンタクトの自由長さと呼ぶことができる。
【0005】
段付きスプリングコンタクトは、電子装置の2つの地点の間の電気的接続を提供するのに使用され得る。例えば、マイクロ歪みゲージ(MSG)センサなどの装置は、コネクタ端子およびプリント回路基板(PCB)を有することができる。コネクタ端子とPCBの間の電気的な接続は、1つまたは複数の段付きスプリングコンタクトを使用して達成することができる。
【0006】
以下でさらに詳細に述べるように、段付きスプリングコンタクトの実施例は、第1の部分、移行部分および第2の部分を有することができる。第1の部分は、ピッチの異なり得る複数の巻線を含むことができる。第2の部分は、密接に巻かれた複数の巻線を含むことができる。第2の部分に含まれる巻線のピッチは、例えば、一定とすることができる。移行部分は、例えば、PCBに搭載されたパッドを含み得る第1の導電体と機械的かつ電気的に接続することのできる巻線を含む。第1の部分は先端を含むことができる。この先端は、例えば、平坦な形状、円形形状、または円錐形状とすることができる。先端は、第2の導電体(例えば、端子コネクタ)と電気的に接続することができる。動作中、段付きスプリングコンタクトは、第1の導電体と第2の導電体の間の電気的な接続を提供することができる。
【0007】
図1は、段付きスプリングコンタクト100の例示的な第1の実施例を示す。段付きスプリングコンタクト100は、導電性の材料(例えば、銀めっきされた金属)を含むことができる。段付きスプリングコンタクト100は、例えば、PCBおよびコネクタ端子と共に使用されて、PCBとコネクタ端子の間の電気的な接続を提供することができる。
【0008】
図1を参照すると、段付きスプリングコンタクトは、第1の部分120および第2の部分122を含むことができる。第1の部分120の直径136は、第2の部分122の直径138よりも大きくすることができる。ある実施例では、段付きスプリングコンタクト100の自由長さは、6.82ミリメートル(mm)とすることができる。ここで、第1の部分120は長さ3.81mm、第2の部分122は長さ3.01mmとすることができる。さらに、この実施例では、最も幅の広い地点での直径136は、2.15mmとすることができ、最も幅の広い地点での直径138は、1.55mmとすることができる。
【0009】
第1の部分120は、様々な区分を含むことができる。これらの区分は、例えば、先端124、第1のアクティブな巻線部分126、第2のアクティブな巻線部分128、第3のアクティブな巻線部分130、および移行部分140を含むことができる。第1の部分120は、先端124に向かってテーパ付けされることができる。
【0010】
第1の部分120の巻線のピッチは異なることができる。この異なるピッチは、例えば、段付きスプリングコンタクト100の操作中に、段付きスプリングコンタクト100が、別の段付きスプリングコンタクト100と絡まる傾向を防ぐ。
【0011】
第1の部分120は、1つまたは複数のアクティブな巻線を含むことができる。アクティブな巻線は、例えば、第1のアクティブな巻線部分126、第2のアクティブな巻線部分128および第3のアクティブな巻線部分130を含むことのできる、アクティブな巻線領域の部分とすることができる。軸110は、段付きスプリングコンタクト100の中心と関連し得る軸を表すことができる。
【0012】
先端124は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。この巻線は、間隔を狭くすることができる。間隔の狭い巻線は、例えば、巻線の間にスペースがほとんどないか、全くないようにきつく巻かれた巻線を含むことができる。ここで、例えば、巻線のピッチは最小とすることができる。間隔の狭い巻線の例は、閉じた巻線である。
【0013】
1つまたは複数の巻線は、先端124に向かってテーパ付けすることができる。先端124は、例えば、平坦な形状を有し得る端部を有することができる。この平坦な形状は、例えば、平坦または実質的に平坦とすることができる。以下で述べるように、この先端は、例えば、導電性のコネクタ端子と電気的に接続することができる。
【0014】
ある実施例では、先端124は長さ0.83mmとすることができ、2つの間隔の狭い巻線を含むことができる。この間隔の狭い巻線は、この間隔の狭い巻線が先端124の全体の長さに及ぶように、きつく巻かれることができる。
【0015】
第1のアクティブな巻線部分126は、1つまたは複数の間隔の広い巻線を含むことができる。間隔の広い巻線は、例えば、巻線の間にスペースが含まれ得るように、ゆるく巻かれた巻線を含むことができる。巻線の間のスペースは、例えば、間隔の狭い巻線と比較したときに、かなりのものであり得る。さらに、間隔の広い巻線のピッチは、例えば、間隔の狭い巻線のピッチよりも大きくすることができる。間隔の広い巻線の例は、オープンスペースの巻線である。
【0016】
例えば、段付きスプリングコンタクト100が片口ゲージを有するワイヤから製造されると仮定する。段付きスプリングコンタクト100に含まれる間隔の狭い巻線は、間隔の狭い巻線のピッチが例えば最小となるように、密接に巻かれることができる。間隔の狭い巻線は、閉じた巻線と考えることができる。一方で、段付きスプリングコンタクト100に含まれる間隔の広い巻線は、間隔の広い巻線のピッチが、間隔の狭い巻線のピッチよりも大きくすることができるように、ゆるく巻かれることができる。間隔の広い巻線は、開いた巻線と考えることができる。
【0017】
第1のアクティブな巻線部分126に含まれる巻線のピッチは、第1の部分120の他の部分の巻線のピッチと異なることができる。例えば、第1のアクティブな巻線部分126に含まれる巻線のピッチは、先端124および/または第2のアクティブな巻線部分128の巻線のピッチよりも大きくすることができる。
【0018】
ある実施例では、第1のアクティブな巻線部分126は、長さ0.89mmとすることができる。さらに、第1のアクティブな巻線部分126は、第1のアクティブな巻線部分126の全体の長さに及ぶ、1つの間隔の広い巻線を含むことができる。しかし、他の実施例では、第1のアクティブな巻線部分126が複数の巻線を含んでもよく、および/または、第1のアクティブな巻線部分がその他の長さであってもよいことに留意されたい。さらに、他の実施例では、第1のアクティブな巻線部分126に含まれる巻線は、間隔の狭い巻線と間隔の広い巻線の組み合わせをいくつか含むことができることにも留意されたい。
【0019】
第2のアクティブな巻線部分128は、1つまたは複数の間隔の広い巻線を含むことができる。第2のアクティブな巻線部分128に含まれる巻線のピッチは、第1の部分120の他の区分での巻線のピッチと異なることができる。例えば、第2のアクティブな巻線部分128に含まれる巻線のピッチは、先端124の巻線のピッチよりも大きくすることができる。さらに、第2のアクティブな巻線部分128の巻線のピッチは、例えば、第1のアクティブな巻線部分126の巻線のピッチよりも小さくすることができる。
【0020】
ある実施例では、第2のアクティブな巻線部分128は、長さ0.95mmとすることができる。さらに、第2のアクティブな巻線部分128は、第2のアクティブな巻線部分128の全体の長さに及ぶ、複数の間隔の広い巻線を含むことができる。例えば、第2のアクティブな巻線部分128は、2つの間隔の広い巻線を含むことができる。結合された2つの間隔の広い巻線は、第2のアクティブな巻線部分128の全体の長さに及ぶことができる。
【0021】
第3のアクティブな巻線部分130は、1つまたは複数の間隔の広い巻線を含むことができる。第3のアクティブな巻線部分130の巻線のピッチは、第1の部分120の他の区分の巻線のピッチと異なることができる。例えば、第3のアクティブな巻線部分130に含まれる巻線のピッチは、先端124の巻線および/または第2のアクティブな巻線部分128の巻線のピッチよりも大きくすることができる。
【0022】
ある実施例では、第3のアクティブな巻線部分130は、長さ0.95mmとすることができる。さらに、第3のアクティブな巻線部分130は、第3のアクティブな巻線部分130の全体の長さに及ぶ、1つまたは複数の間隔の広い巻線を含むことができる。例えば、第3のアクティブな巻線部分130は、第3のアクティブな巻線部分130の全体の長さに及ぶ、1つの間隔の広い巻線を含むことができる。
【0023】
しかし、他の実施例では、第3のアクティブな巻線部分130が複数の巻線を含んでもよいことに留意すべきである。さらに、または別法として、他の実施例では、第3のアクティブな巻線部分130は、他の長さに及ぶことができる。さらに、他実施例では、第3のアクティブな巻線部分130に含まれる巻線は、間隔の狭い巻線と間隔の広い巻線の組み合わせをいくつか含んでもよい。
【0024】
上述のように、第1のアクティブな巻線部分126および第3のアクティブな巻線部分130と関連するピッチは、先端124および/または第2のアクティブな巻線部分128の巻線と関連するピッチよりも大きくすることができる。さらに、第2のアクティブな巻線部分128の巻線に関連するピッチは、先端124よりも大きくすることができ、および/または、第1のアクティブな巻線部分126ならびに/または第3のアクティブな巻線部分130の巻線のピッチよりも小さくすることができる。
【0025】
例えば、ある実施例では、先端124の全ての巻線は第1のピッチを有し、第1のアクティブな巻線部分126の全ての巻線は第2のピッチを有し、第2のアクティブな巻線部分128の全ての巻線は第3のピッチを有し、第3のアクティブな巻線部分130の全ての巻線は第4のピッチを有する。この実施例では、第1のピッチは、第2、第3、第4のピッチよりも小さい。さらに、この実施例では、第3のピッチは第2のピッチおよび第4のピッチよりも小さい。さらに、この実施例では、第2のピッチおよび第4のピッチは同じ大きさである。
【0026】
上記の実施例は、第1の部分120のピッチがどのように異なり得るかについての説明であることに留意すべきである。他の実施例では、第1、第2、第3および第4のピッチのためにサイズの異なる組み合わせが使用されてもよい。一般に、先端124、第1のアクティブな巻線部分126、第2のアクティブな巻線部分128、および/または第3のアクティブな巻線部分130に異なるピッチを使用すると、例えば、段付きスプリングコンタクト100のハンドリング中に、複数の段付きスプリングコンタクト100の間で生じることのある絡まりの傾向を防ぐことができる。
【0027】
移行部分140は、第1の部分120から第2の部分122へ移行することのできる1つまたは複数の巻線を含むことができる。移行部分140の直径は、第2の部分122の直径138よりも大きくすることができる。さらに、移行部分の直径は、第3のアクティブな巻線部分130の直径よりも小さくすることができる。
【0028】
さらに、移行部分140は、軸110に対して角度を付けられ得る巻線を含むことができる。例えば、移行部分140は、軸110に対して、1度から20度の間の角度(1度と20度も含む)の巻線を含むことができる。
【0029】
さらに以下で述べるように、段付きスプリングコンタクト100の動作中に、移行部分140の一部は、PCB上の導電性のパッドに抗して残存し、パッドと電気的に接続することができる。
【0030】
第2の部分122は、軸部(ステム)132および先端134を含むことができる。軸部132は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。この巻線は、間隔の狭い巻線であることができる。第2の部分122に含まれる巻線のピッチは、一定とすることができる。例えば、ある実施例では、第2の部分122の全ての巻線が同じピッチを有する。
【0031】
第2の部分122の巻線は、先端134に向かってテーパ付けすることができる。先端134は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。この巻線は、間隔を狭くすることができ、また、軸110の内側に向かって内側にテーパ付けすることができる。先端134に含まれる巻線のピッチは、一定とすることができる。他の実施例では、第2の部分122は1つまたは複数の間隔の広い巻線を含んでもよいことに留意すべきである。さらに、他の実施例では、第2の部分122に含まれる巻線のピッチは異なってもよい。
【0032】
図2は、先端134の側面図である。
図2を参照すると、先端134は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。例えば、先端134は、3つの巻線を含むことができる。線230は、先端134に含まれる巻線に接しており、巻線のテーパを示すことができる。
【0033】
移行領域220の先端の径の包絡線の角度は、例えば、軸110に対する線230によって示される巻線のテーパに基づいて識別することができる。移行領域220の先端の径の包絡線の角度は、線230と軸110の間の角度を(例えば、度数で)表すことができる。ある実施例では、移行領域220の先端の径の包絡線の角度は、18度とすることができる。他の実施例では、移行領域220の先端の径の包絡線の角度が他の値であってもよいことに留意すべきである。例えば、他の実施例では、移行領域220の先端の径の包絡線の角度は、10度から80度の間であってもよい。
【0034】
図3Aおよび
図3Bは、第1の部分120の巻線の上面図および切断図をそれぞれ示す。具体的には、
図3Aは、第1の部分120から第2の部分122へと上から眺めたときの、段付きスプリングコンタクト100の上面
図300を示す。
図3Aを参照すると、第1の部分120の巻線は、段付きスプリングコンタクト100の中心に向かって内側にテーパ付けすることができる。
【0035】
図3Bは、第1の部分120の巻線の切断図を示す。第1の部分120の種々の区分に含まれる巻線は、異なる角度で軸110に向かって内側にテーパ付けすることができるように、巻かれることができる。
【0036】
角度320は、例えば、第1の部分120の巻線の第1の区分のテーパの角度を表すことができる。第1の部分の巻線は、例えば、先端124に含まれ得る巻線を含むことができる。ある実施例では、角度320は7度とすることができ、これは、第1の部分120の第1の区分が、7度の角度で軸110に向かって内側にテーパ付けするように、第1の区分に含まれる巻線が巻かれ得ることを示す。しかし、他の実施例では、角度320は1度から15度の間の範囲であってもよい。
【0037】
角度330は、例えば、第1の部分120の巻線の第2の区分のテーパの角度を表すことができる。この第2の区分の巻線は、例えば、第2のアクティブな巻線部分128および/または第3のアクティブな巻線部分130に含まれ得る巻線を含むことができる。ある実施例では、角度330は4度とすることができ、これは、第1の端部の第2の区分が、4度の角度で軸110に向かって内側にテーパ付けすることができるように、第2の区分の巻線が巻かれ得ることを示す。
【0038】
巻線360は、第1の部分120の最も外側の巻線とすることができる。巻線360は、巻線360の一部が軸110に向かって内側に回るように巻かれることができる。巻線360が軸110に向かって内側に回る程度は、寸法340によって表すことができる。具体的には、寸法340は、例えば、軸110から第1の端部の巻線360の中心部までの距離を示すことができる。ある実施例では、寸法340の値は、例えば最大0.4mmとすることができる。他の実施例では、寸法340の他の値を使用してもよいことに留意されたい。
【0039】
巻線362は、巻線360と隣接することができ、巻線362は、第1の部分120の2番目に最も外側の巻線であるとみなすことができる。巻線360は、巻線360の一部分が、巻線362の内側に入り込み、巻線360の異なる部分が、巻線362の外側にあるように巻かれることができる。寸法350は、例えば、巻線360が巻線362の外側にあることのできる程度を示すことができる。ある実施例では、寸法350の値は、例えば0.12mmであり、許容差±10mmとすることができる。しかし、他の実施例では、寸法350の他の値および/または許容差が使用されてもよいことに留意すべきである。
【0040】
図4Aおよび
図4Bは、第2の部分122の巻線の上面図および切断図をそれぞれ示す。具体的には、
図4Aは、第2の部分122から第1の部分120へ上から眺めたときの、段付きスプリングコンタクト100の
図400を示す。第2の部分122の1つまたは複数の巻線が、段付きスプリングコンタクト100の中心に向かって内側に回ることができることに留意されたい。
【0041】
図4Bは、第2の端部の破断図を示す。
図4Bを参照すると、寸法410は、第2の部分122の最も外側の巻線440が段付きスプリングコンタクト100の中心に向かって内側に回る程度を示すことができる。ある実施例では、寸法410は、最大0.525mmとすることができる。しかし、他の実施例では、寸法410のその他の値が使用されてもよいことに留意すべきである。
【0042】
図5は、段付きスプリングコンタクト100の例示的な取付けを示す。
図5を参照すると、段付きスプリングコンタクト100は、PCB520に含まれる孔530を通って取り付けられ得る。孔530は、めっきされた貫通孔を含むことができる。めっきされた貫通孔は、例えば導電性金属などの導電性の材料でめっきされることができる。
【0043】
パッド540は、例えば導電性金属などの導電性の材料を含むことができる。パッド540は、PCB520上に含まれ得る電気的リードと電気的に接触することができる。ある実施例では、孔530は、めっきされた貫通孔を含み、パッド540は、めっきされた貫通孔の一部である。
【0044】
段付きスプリングコンタクト100が孔530に取り付けられた後、移行部分140の巻線の一部は、パッド540上にそのまま残り、パッド540と段付きスプリングコンタクト100の間の導電性経路を提供することができる。さらに、段付きスプリングコンタクト100の第2の部分122(
図1)と関連する1つまたは複数の巻線は、パッド540と段付きスプリングコンタクト100の間の導電性経路を提供することができる。例えば、ある実施例では、孔530はめっきされた貫通孔であり、軸部132と関連する1つまたは複数の巻線は、このめっきされた貫通孔と電気的に接続し、これにより、パッド540と段付きスプリングコンタクト100の間に軸部132を介した導電性経路が提供される。
【0045】
図6は、段付きスプリングコンタクト100の例示的な動作を示す。
図6を参照すると、力630(例えば、圧力)が、例えばコネクタ端子620によって段付きスプリングコンタクト100に加えられ得る。力630を加えると、コネクタ端子620の導電性の部分が段付きスプリングコンタクト100と機械的に接触して、コネクタ端子620と段付きスプリングコンタクト100の間の電気的経路を形成することができる。
【0046】
さらに、力630を加えると、段付きスプリングコンタクト100と関連する1つまたは複数のアクティブな巻線が圧縮され、これにより、移行部分140の1つまたは複数の巻線に力が加えられる。移行部分140の巻線上の力により、巻線の少なくとも一部がパッド540と電気的に接続し、コネクタ端子620から段付きスプリングコンタクト100を通ってパッド540への電気的経路を形成する。
【0047】
段付きスプリングコンタクト100、PCB520およびコネクタ端子620が、例えばMSGセンサなどの装置に含まれることができることに留意されたい。しかし、段付きスプリングコンタクト100が、装置間の2つの地点の電気的接続を提供するために他の装置で使用されてもよいことに留意すべきである。
【0048】
段付きスプリングコンタクト100が、PCBやコネクタ端子以外の品目の間の電気的接続を提供するのに使用され得ることにも留意すべきである。例えば、段付きスプリングコンタクト100は、1つの装置に含まれることのできる2つの異なるPCB間の電気的接続を提供するのに使用されてもよい。
【0049】
図7は、段付きスプリングコンタクト700の別の例示的な実施例を示す。段付きスプリングコンタクト700は、導電性の材料(例えば、銀めっきされた金属)で製造されることができる。段付きスプリングコンタクト700は、例えばPCBと共に使用されて、PCBとコネクタ端子との間の電気的接続を提供することができる。PCBおよびコネクタ端子は、例えばMSGセンサなどの装置の一部とすることができる。
【0050】
図7を参照すると、段付きスプリングコンタクト700は、第1の部分720および第2の部分722を含むことができる。第1の部分720は、先端724、アクティブな巻線部分730および移行部740を含むことができる。第2の部分は、脚部(ステム)732および先端734を含むことができる。第1の部分720の直径736は、第2の部分722の直径738よりも大きくすることができる。軸710は、段付きスプリングコンタクト700の中心と関連し得る軸を示すことができる。
【0051】
ある実施例では、段付きスプリングコンタクト700の自由長さは、例えば7.38mmとすることができ、第1の部分720は長さ4mmとすることができ、第2の部分722は長さ3.38mmとすることができる。さらに、第1の部分の最も幅の広い地点の直径736は、例えば2.15mmとすることができ、第2の部分の最も幅の広い地点の直径738は、例えば1.57mmとすることができる。
【0052】
先端724は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。巻線は、間隔を狭くすることができる。先端724の巻線の1つまたは複数は、例えば、円錐形状または円形形状を形成するように端部でテーパ付けすることができる。例えば、先端724は、円錐、円形または実質的に円錐もしくは円形の端部を有することができる。以下でさらに述べるように、先端724のこの端部は、例えば、導電性コネクタ端子の一部であり得る空隙と電気的に接続することができる。
【0053】
ある実施例では、先端724は、例えば長さ0.875mmとすることができる。さらに、先端724は、3つの間隔の狭い巻線を含むことができる。間隔の狭い巻線は、組み合わされた間隔の狭い巻線が先端724の全体の長さに及ぶようにきつく巻かれることができる。
【0054】
アクティブな巻線部分730は、段付きスプリングコンタクト700の1つまたは複数の巻線を含むことができる。アクティブな巻線の1つまたは複数は、間隔を広くすることができる。アクティブな巻線の1つまたは複数のピッチは、先端724および/または第2の部分722に含まれる巻線のピッチよりも大きくすることができる。
【0055】
ある実施例では、アクティブな巻線部分730は、長さ0.88mmとすることができる。さらに、アクティブな巻線部分730は、アクティブな巻線部分730の全体の長さに及ぶ、3つの間隔の広い巻線を含むことができる。しかし、他の実施例では、アクティブな巻線部分730が他の数の巻線を含んでもよいことに留意すべきである。さらに、他の実施例では、アクティブな巻線部分730は、例えば、間隔の広い巻線のピッチよりも小さなピッチを有する巻線を含むことができる。また、他の実施例では、アクティブな巻線部分730の巻線は他の長さに及ぶことができる。
【0056】
移行部740は、第1の部分720から第2の部分722へ移行することのできる1つまたは複数の巻線を含むことができる。移行部740の直径は、第2の部分722の直径738よりも大きくすることができる。さらに、移行部740の直径は、第1の部分720の直径736よりも小さくすることができる。また、移行部740は、軸710に対して垂直または実質的に垂直であり得る巻線を含むことができる。以下でさらに述べるように、段付きスプリングコンタクト700の動作において、移行部740の一部は、PCB上の導電性パッドに抗するように存在し、パッドと電気的に接続することができる。
【0057】
第2の部分722において、軸部732は1つまたは複数の間隔の狭い巻線を含むことができる。この巻線は、先端734に向かってテーパ付けすることができる。先端734は、例えば軸710に向かって内側にテーパ付けすることのできる1つまたは複数の巻線を含むことができる。
【0058】
アクティブな巻線部分730の巻線と関連するピッチが異なってもよいことに留意すべきである。アクティブな巻線部分730の巻線に異なるピッチを使用すると、例えば、複数の段付きスプリングコンタクト700の間で生じることのある絡まりを防ぐことができる。
【0059】
図8Aは、先端734の側面図を示す。
図8Aを参照すると、先端734は、1つまたは複数の巻線を含むことができる。線830は、先端734に含まれる1つまたは複数の巻線と接することができ、例えば、1つまたは複数の巻線と関連するテーパを示すことができる。移行領域820の先端の径の包絡線の角度は、例えば、巻線のテーパに基づき識別されることができる。移行領域820の先端の径の包絡線の角度は、軸710に対して測定されることができる。ある実施例では、移行領域820の先端の径の包絡線の角度は、28.3度とすることができる。移行領域820の先端の径の包絡線の角度が、段付きスプリングコンタクト700の他の実施例では異なってもよいことに留意すべきである。例えば、他の実施例では、移行領域820の先端の径の包絡線の角度は、10度から80度の間とすることができる。
【0060】
図8Bは、先端724の側面図を示す。
図8Bを参照すると、先端724は1つまたは複数の巻線を含むことができる。線850は、先端724に含まれる1つまたは複数の巻線と接することができ、例えば、1つまたは複数の巻線と関連するテーパを示すことができる。移行領域840の先端の径の包絡線の角度は、例えば、巻線のテーパに基づき識別されることができる。移行領域840の先端の径の包絡線の角度は、軸710に対して測定されることができる。ある実施例では、移行領域840の先端の径の包絡線の角度は、28.3度とすることができる。移行領域840の先端の径の包絡線の角度が、スプリングコンタクト700の他の実施例では異なってもよいことに留意すべきである。例えば、他の実施例では、移行領域840の包絡線の角度は、10度から80度の間とすることができる。
【0061】
図9Aはおよび
図9Bは、第1の部分720の上面図および破断図をそれぞれ示す。具体的には、
図9Aは、第1の部分720を第2の部分722に向かって上から眺めたときの、段付きスプリングコンタクト700の
図900を示す。第1の部分720の巻線が、段付きスプリングコンタクト700の中心に向かって内側にテーパ―付けされ得ることに留意されたい。
【0062】
図9Bは、第1の部分720に含まれる巻線の破断図を示す。巻線960は、第1の部分720の最も外側の巻線とすることができる。巻線960は、巻線960の一部が軸710に向かって内側に回るように巻かれることができる。
【0063】
寸法940は、巻線960の半径を示すことができる。ある実施例では、寸法940の値は、例えば最大0.45mmとすることができる。他の実施例では、寸法940の他の値が使用されてもよいことに留意されたい。
【0064】
図10Aおよび
図10Bは、第2の部分722の巻線の上面図および破断図をそれぞれ示す。具体的には、
図10Aは、第2の部分722から、上から下へ眺めたときの、段付きスプリングコンタクト700の
図1000を示す。第2の部分722の1つまたは複数の巻線が段付きスプリングコンタクト700の中心に向かって内側に回ることができることに留意されたい。
【0065】
図10Bは、第2の部分722の巻線の破断図を示す。
図10Bを参照すると、巻線1040は。第2の部分722の最も外側の巻線とすることができる。巻線1040は、巻線1040の一部が軸710に向かって内側に回ることができるように巻かれることができる。
【0066】
寸法1010は、巻線1040の半径を示すことができる。ある実施例では、寸法1010の値は、例えば最大0.45mmとすることができる。他の実施例では、寸法110の他の値が使用されてもよいことに留意すべきである。
【0067】
図11は、段付きスプリングコンタクト700の例示的な取付けを示す。
図11を参照すると、段付きスプリングコンタクト700は、PCB1120に含まれる孔1130を通って取り付けられることができる。孔1130は、めっきされた貫通孔を含むことができる。このめっきされた貫通孔は、例えば導電性金属などの導電性の材料を含むことができる。
【0068】
パッド1140は、例えば導電性金属などの導電性の材料を含むことができる。パッド1140は、PCB1120上に含まれ得る導線と電気的に接続することができる。ある実施例では、孔1130は、パッド1140を含むめっきされた貫通孔を含む。
【0069】
孔1130に取り付けられる際、移行部740の巻線の一部は、パッド1140上にそのまま残り、パッド1140と段付きスプリングコンタクト700の間の導電性経路を提供することができる。さらに、段付きスプリングコンタクト700の第2の部分722(
図2)と関連する1つまたは複数の巻線は、パッド1140と段付きスプリングコンタクト700の間の導電性経路を提供することができる。
【0070】
例えば、ある実施例では、孔1130はめっきされた貫通孔であり、第2の部分722と関連した1つまたは複数の巻線は、このめっきされた貫通孔に電気的に接続し、これにより、パッド1140と段付きスプリングコンタクト700の間の導電性経路を提供する。第2の部分722と関連した巻線によって提供される導電性経路は、例えば、移行部740の巻線により提供される導電性経路以外にもあってもよい。
【0071】
図12は、段付きスプリングコンタクト700の例示的な動作を示す。
図12を参照すると、力1230(例えば、圧力)が、例えばコネクタ端子1220によって段付きスプリングコンタクト700に加えられ得る。力1230を加えると、コネクタ端子1220の導電性の部分が段付きスプリングコンタクト700と機械的に接触して、コネクタ端子1220と段付きスプリングコンタクト700の間の電気的な経路を形成することができる。
【0072】
さらに、力1230を加えると、段付きスプリングコンタクト700と関連する1つまたは複数のアクティブな巻線が圧縮されて、これにより移行部740の1つまたは複数の巻線に力が加えられ得る。移行部740の巻線上の力により、移行部740の巻線がパッド1140と機械的に接触して、コネクタ端子1220から段付きスプリングコンタクト700および移行部740の巻線を通ってパッド1140への電気的経路を形成する。
【0073】
コネクタ端子1220が空隙1222(例えば、窪み)を含むことができることに留意されたい。空隙1222は、先端724の一部を受けるための大きさとすることができる。力1230がコネクタ端子1220によって段付きスプリングコンタクト700に加えられるとき、空隙1222は段付きスプリングコンタクト700を安定させるように作動することができる。
【0074】
段付きスプリングコンタクト700、PCB1120およびコネクタ端子1220は、例えばMSGセンサなどの装置に含まれることができることに留意されたい。しかし、段付きスプリングコンタクト700がMSGセンサ以外の装置に使用されて、これらの装置の2つの地点の間の電気的接続を提供することができることに留意すべきである。
【0075】
段付きスプリングコンタクト700が、PCBおよびコネクタ端子以外の品目間の電気的接続を提供するのに使用されてもよいことに留意すべきである。例えば、段付きスプリングコンタクト700は、1つの装置に含まれ得る2つの異なるPCB間の電気的接続を提供するのに使用されてもよい。
【0076】
実施例の前述の記載は、図面および説明を提供することを意図するものであり、本発明を開示された適切な形態に網羅または限定することを意図するものではない。修正形態および変形形態が上記の教示の観点から可能であり、または、本発明の実施から獲得されることができる。
【0077】
本明細書で使用された構成要素、行為または指示が、そのように明示的に記載されていない限りは、本発明にとって重要または必須であると解釈すべきでない。“a”は1つまたは複数の品目を含むことを意図している。1つの品目のみを意図するところでは、“one”または同様の言葉が使用される。さらに、“基づいて(based on)”は、それ以外であると明示的に述べていない限りは、“〜に少なくとも部分的に基づいて”という意味であることを意図している。