特許第6251330号(P6251330)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6251330認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理する装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6251330
(24)【登録日】2017年12月1日
(45)【発行日】2017年12月20日
(54)【発明の名称】認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理する装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20171211BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20171211BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20171211BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20171211BHJP
【FI】
   H04W72/04 111
   H04W72/04 132
   H04W16/14
   H04W88/06
   H04W84/12
【請求項の数】2
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2016-134679(P2016-134679)
(22)【出願日】2016年7月7日
(62)【分割の表示】特願2015-148324(P2015-148324)の分割
【原出願日】2015年7月28日
(65)【公開番号】特開2016-174431(P2016-174431A)
(43)【公開日】2016年9月29日
【審査請求日】2016年7月7日
(31)【優先権主張番号】62/030,090
(32)【優先日】2014年7月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/806,672
(32)【優先日】2015年7月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502160992
【氏名又は名称】宏達國際電子股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 志祥
【審査官】 相澤 祐介
(56)【参考文献】
【文献】 ZTE,Discussion on LTE in Unlicensed Spectrum,3GPP workshop on LTE in unlicensed spectrum RWS-140021,2014年 6月13日,P1-P24
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するための通信装置であって、
命令を記憶するための記憶ユニットであって、前記命令は、
第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと、セルラーシステムのUL送信又はDL受信を含む第一セルラー通信操作を行い;及び
前記第一認可されていない周波数帯域における前記第一キャリア上で前記ネットワークと前記第一セルラー通信操作を行うと同時に、前記第一キャリアと隣接しない第二キャリア上で、WiFi送信又はWiFi受信を含む第二WiFi通信操作を起動することを含む、記憶ユニットと、
前記記憶ユニットにカップリングされ、前記記憶ユニットに記憶されている前記命令を実行するように構成される処理手段と、を含み、
前記第二キャリアは、第二認可されていない周波数帯域にあり、また、前記第一認可されていない周波数帯域及び前記第二認可されていない周波数帯域は、異なる認可されていない周波数帯域にあり;或いは、前記第二キャリアは、前記第一認可されていない周波数帯域にあり、また、前記第一キャリア及び前記第二キャリアは、重畳しない、通信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の通信装置であって、
前記命令は、更に、
認可されている周波数帯域における第三キャリア上で前記ネットワークと第三セルラー通信操作を行うことを含む、通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2014年7月29日に出願された米国仮出願第62/030,090号明細書に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本出願に援用する。
【0002】
本発明は、無線通信システム及び関連通信装置に用いる通信装置及び方法に関し、具体的には、無線通信システムにおいて認可されている(licensed)周波数帯域及び認可されていない(unlicensed)周波数帯域における通信操作(communication operation)を処理する通信装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)により開発されたLTE(long-term evolution)システムが、UMTS(universal mobile telecommunication system)の後続技術であり、UMTSのパフォーマンスを更に強化して、増大するデータ送信のニーズを満足するためのものである。LTEシステムは、高いデータレート、低い待ち時間(時間遅延)、パケットの最適化、並びに改善されたシステム容量及びカバレッジを提供し得る新しい無線インタフェース及び新しい無線ネットワークアーキテクチャを含む。LTEシステムでは、E-UTRAN(evolved universal terrestrial radio access network)として知られている無線アクセスネットワークが複数のeNB(evolved Node-B)を含み、該複数のeNBは、複数のUE(user equipment)と通信するために用いることができ、MME(mobility management entity)やS-GW(serving gateway)などを含むコアネットワークと通信するために用いることができ、また、NAS(Non-Access Stratum)制御のために用いることもできる。
【0004】
一般的には、WiFi送信及びWiFi受信は、認可されていない周波数帯域におけるキャリア上で行うことができる。他方では、LTEシステムにおいて、UEは、認可されている周波数帯域においてネットワークとUL(uplink)送信及び/又はDL(downlink)受信を行うことができる。
【0005】
LTEシステムにおけるネットワークトラフィックのロードを軽減するために、通信事業者は、大量のWiFi AP(Access Point)を配置することで、ネットワークトラフィックの一部を、認可されていない周波数帯域へアンロードする。しかし、大量のWiFi APを配置することで、予期されたネットワークパフォーマンスの向上を必ずしも実現し得るとは限らない。LTEシステムにおける通信装置の通信インタフェースユニットにより、認可されていない周波数帯域においてUL送信及び/又はDL受信を行えることが望ましい。
【0006】
しかし、LTEシステムが認可されていない周波数で動作し得ることが許可されるとき、LTEシステム及び他の技術(例えば、WiFi及びBluetooth(登録商標))からの送信/受信は、それらがともに同一の認可されていない周波数にあるため、相互に干渉することがある。よって、LTEシステムにおける通信装置のために、認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を如何に処理するかは、議論されるべき重要なテーマである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】3GPP TS 36.331 V12.2.0 (2014-06) Technical Specification 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control (RRC); Protocol specification (Release 12)
【非特許文献2】3GPP TS 36.300 V12.2.0 (2014-06) Technical Specification 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、上述の問題を解決するために、本発明は、認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するための通信装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するための通信装置は、命令を記憶するための記憶ユニットと、前記記憶ユニットにカップリングされる処理手段とを含む。前記命令は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行い;ネットワークから、前記通信装置が前記第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア上で前記ネットワークと第二通信操作を行うように指示するためのメッセージを受信し;及び、前記第一通信操作を、前記第一認可されていない周波数帯域における前記第一キャリアから、第二認可されていない周波数帯域における第三キャリアに切り替えることを含む。前記処理手段は、前記記憶ユニットに記憶されている前記命令を実行するように構成される。
【0010】
認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するための通信装置は、命令を記憶するための記憶ユニットと、前記記憶ユニットにカップリングされる処理手段とを含む。前記命令は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行い;及び、前記第一認可されていない周波数帯域における前記第一キャリア上で前記ネットワークと前記第一通信操作を行いながら、前記第一キャリアと隣接しない第二キャリア上で第二通信操作を起動することを含む。前記処理手段は、前記記憶ユニットに記憶されている前記命令を実行するように構成される。
【0011】
認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するためのネットワークは、命令を記憶するための記憶ユニットと、前記記憶ユニットにカップリングされる処理手段とを含む。前記命令は、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行うように構成し;前記通信装置により送信された第一メッセージを受信し、そのうち、前記第一メッセージは、第二通信操作が前記第一認可されていない周波数帯域において起動されたことを指示し;及び、前記第一メッセージに従って、前記通信装置が前記第一認可されていない周波数帯域における前記第一キャリアをリリースするように指示するための第二メッセージを送信することを含む。前記処理手段は、前記記憶ユニットに記憶されている前記命令を実行するように構成される。
【0012】
本発明のこれら及び他の目的は、添付した図面に基づいて説明されている以下の好適な実施例の詳細な記載を参照することにより、当業者にとって明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一例による無線通信システムの概略図である。
図2】本発明の一例によるネットワークと通信装置との間の通信操作の概略図である。
図3】本発明の一例による通信装置の概略図である。
図4】本発明の一例による通信装置の概略図である。
図5】本発明の一例による処理のフローチャートである。
図6】本発明の一例による処理のフローチャートである。
図7】本発明の一例による、WiFi信号を送信するためのキャリアの選択の概略図である。
図8】本発明の一例による処理90のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照する。図1は、本発明の一例による無線通信システム10の概略図である。無線通信システム10は、便宜のため、ネットワーク100、WLAN(Wireless Local Area Network)102、及び通信装置104により構成される。無線通信システム10は、TDD(time-division duplexing)方式、FDD(frequency-division duplexing)方式、又は、TDD-FDDジョイント操作方式をサポートすることができる。即ち、ネットワーク及び通信装置は、FDDキャリア及び/又はTDDキャリアによって、互いに通信することができる。また、無線通信システム10は、CA(carrier aggregation)をサポートすることもできる。即ち、ネットワーク及び通信装置は、プライマリーセル(例えば、PCC(primary component carrier))及び1つ以上のセカンダリーセル(例えば、SCC(secondary component carrier))を含む複数のセル(例えば、複数のキャリア)によって、互いに通信することができる。
【0015】
図1では、ネットワーク100、WLAN 102、及び通信装置104は、単に無線通信システム10の構造を説明するために用いられる。実際には、ネットワーク100(例えば、セルラーネットワーク)は、UMTS(universal mobile telecommunications system)における複数のNB(Node-B)を含むUTRAN(universal terrestrial radio access network)であっても良い。他の例では、ネットワーク100は、LTE(long term evolution)システムにおける複数のeNB(evolved NB)を含むE-UTRAN(evolved UTRAN)であっても良い。WLAN 102により操作され得るWiFi規格は、2.4 GHz又は5 GHzのスペクトル(例えば、バンド)において作動される802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、及び802.11aを含んでも良い。
【0016】
通信装置104は、ユーザ装置(UE)、低コストデバイス(例えば、MTC(machine type communication)デバイス)、D2D(device-to-device)デバイス、携帯電話、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、電子ブック、携帯用コンピュータシステム、車、船、飛行機、又はそれらの組み合わせであっても良い。
【0017】
図2を参照する。図2は、本発明の一例による通信装置とネットワークとの間における通信操作の概略図である。通信装置は、図1に示す通信装置104であっても良いが、これに限定されない。ネットワークは、通信装置がDL通信操作を行うために、認可されている周波数帯域における第一DL CC(コンポーネントキャリア)及び認可されていない周波数帯域における第二DL CCを構成することができる。また、ネットワークは、通信装置がUL通信操作を行うために、認可されている周波数帯域におけるUL CCを構成することもできる。第一DL CC及びUL CCは、TDD方式の同一CCであっても良い。UL CC及び第一DL CCは、FDD方式の異なるCCである。第二DL CCは、TDD CC又はFDD CCであっても良い.
図3を参照する。図3は、本発明の一例による通信装置30の概略図である。通信装置30は、図1に示すネットワーク100、WLAN 102、又は通信装置104に用いられても良いが、これに限定されない。通信装置30は、処理手段300、記憶ユニット310、及び通信インタフェースユニット320を含んでも良く、そのうち、処理手段300は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む。記憶ユニット310は、処理手段300によりアクセス及び実行され、プログラムコード314を記憶することができる任意のデータ記憶デバイスであっても良い。記憶ユニット310の例は、SIM(subscriber identity module)、ROM(read-only memory)、フラッシュメモリ、RAM(random-access memory)、不揮発記憶ユニット、持続性(non-transitory)コンピュータ可読媒体(例えば、有形的表現媒体(tangible media))などを含むが、これらに限定されない。通信インタフェースユニット320は、好ましくは、トランシーバーであり、また、処理手段300の処理結果に従って信号(例えば、データ、信号、メッセージ及び/又はパケット)を送信及び受信するために用いられる。
【0018】
LTEシステムにおいて認可されていない周波数帯域を用いるために、LTE無線インタフェースが、認可されていない周波数帯域において作動し得るようにアップグレードされても良い。図4を参照する。図4は、本発明の一例による通信装置40の概略図である。通信装置40は、図1に示すネットワーク100、WLAN 102、又は通信装置104に用いられても良いが、これに限定されない。通信装置40は、処理手段400、記憶ユニット410、通信インタフェースユニット420、及びWiFi通信インタフェースユニット430を含んでも良く、そのうち、処理手段400は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はASICを含む。記憶ユニット410は、処理手段400によりアクセス及び実行され、プログラムコード414を記憶し得る任意のデータ記憶デバイスであっても良い。通信インタフェースユニット420又はWiFi通信インタフェースユニット430は、好ましくは、トランシーバーであり、また、処理手段400の処理結果に従って信号を送信及び受信するために用いられる。
【0019】
一例では、処理手段400は、2つのマイクロプロセッサを含んでも良い。通信インタフェースユニット420は、1つのマイクロプロセッサの処理結果に従って、LTE信号を送信及び受信するために用いられ、WiFi通信インタフェースユニット430は、もう1つのマイクロプロセッサの処理結果に従って、信号を送信及び受信するために用いられる。
【0020】
図5は、本発明の一例による処理50のフローチャートである。処理50は、認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するために、通信装置(例えば、図1に示す通信装置104)に用いることができる。処理50は、プログラムコード314及び/又は414にコンパイルすることができ、また、下記のステップを含む。
【0021】
ステップ500:スタート;
ステップ502:第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行い;
ステップ504:ネットワークから、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア上で該ネットワークと第二通信操作を行うように指示するためのメッセージを受信し;
ステップ506:第一通信操作を、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリアから、第二認可されていない周波数帯域における第三キャリアに切り替え;
ステップ508:エンド。
【0022】
処理50により、通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行うことができる。通信装置は、ネットワークから、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア上で該ネットワークと第二通信操作を行うように指示するためのメッセージを受信することができる。通信装置は、第一通信操作を、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリアから、第二認可されていない周波数帯域における第三キャリアに切り替えることができる。
【0023】
即ち、通信装置は、まず、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行うことができる。続いて、通信装置は、ネットワークにより、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア上で該ネットワークと第二通信操作を行うように構成された後に、第一認可されていない周波数帯域の代わりに、第二認可されていない周波数帯域における第三キャリア上で第一通信操作を行うことができる。通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア上で第二通信操作を行うと同時に、第二認可されていない周波数帯域における第三キャリア上で第一通信操作を行うことができる。よって、第一通信操作及び第二通信操作は、同一の周波数帯域において互いに干渉することがない。
【0024】
一例では、通信装置は、処理50において、認可されている周波数帯域における第四キャリア上で第三通信操作を行うことができる。第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア及び認可されている周波数帯域における第四キャリアは、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のコンポーネントキャリアであっても良い。また、第一通信操作は、WiFi送信又はWiFi受信を含んでも良い。第二通信操作及び第三通信操作は、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信を含んでも良い。第一認可されていない周波数帯域及び第二認可されていない周波数帯域は、異なる周波数帯域にあっても良い。
【0025】
上述により、以下、一例を挙げる。最初に、通信装置は、認可されている周波数帯域における第四キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上でネットワークと第三通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うことができ、また、第一認可されていない周波数帯域(例えば、5 GHz)における第一キャリア上でWiFi AP(Access Point)と第一通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)を行うことができる。その後、ネットワークは、通信装置にメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージのようなRRCメッセージ)を送信することで、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第二キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で第二通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うように構成することができる。
【0026】
即ち、通信装置が第二キャリア及び第四キャリアを同じeNB(例えば、CA(carrier aggregation))又は異なるeNB(例えば、デュアルコネクティビティ)にアグリゲイトするように構成されても良い。この場合、第一認可されていない周波数帯域における第二通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)と干渉したいようにするために、通信装置は、第一通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)を、第一認可されていない周波数帯域(例えば、5 GHz)における第一キャリアから、第二認可されていない周波数帯域(例えば、2.4 GHz)における第三キャリアに切り替えることができる。
【0027】
よって、上述により、通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)をオリジナル(元の)認可されていない周波数帯域から、もう1つの認可されていない周波数帯域に切り替えることで、認可されている周波数帯域における通信操作と、認可されていない周波数帯域における通信操作との間の干渉(問題)を解決することができる。
【0028】
図6は、本発明の一例による処理60のフローチャートである。処理60は、認可されている周波数帯域における通信操作及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するために、通信装置(例えば、図1に示す通信装置104)に用いることができる。処理60は、プログラムコード314及び/又は414にコンパイルすることができ、また、下記のステップを含む。
【0029】
ステップ600:スタート;
ステップ602:第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行い;
ステップ604:第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行いながら、該第一キャリアと隣接しない第二キャリア上で第二通信操作を起動し;
ステップ606:エンド。
【0030】
処理60により、通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行うことができる。続いて、通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行うと同時に、第一キャリアと隣接しない第二キャリア上で第二通信操作を起動することができる。該起動にレスポンスするために、ネットワークにより、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で該ネットワークと第一通信操作を行うように構成されれば、通信装置は、第一キャリアと隣接しない第二キャリアを選択し、第二通信操作を起動すべきである。即ち、通信装置は、第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行うと同時に第一キャリア上で第二通信操作を起動しない。よって、第一通信操作と、第二通信操作とは互いに干渉しない。
【0031】
一例では、通信装置は、認可されている周波数帯域における第三キャリア上でネットワークと第三通信操作を行うことができる。一例では、第一キャリアと第三キャリアとは、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のコンポーネントキャリアであっても良い。一例では、第一通信操作と第三通信操作は、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信を含んでも良い。第二通信操作は、WiFi送信又はWiFi受信を含んでも良い。更に、一例では、第二キャリアは、第二認可されていない周波数帯域にあり、また、第一認可されていない周波数帯域と、第二認可されていない周波数帯域とは、異なる、認可されていない周波数帯域にあっても良い。通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上でネットワークと第一通信操作を行いながら、第一認可されていない周波数帯域における第二通信(操作)を起動しない。他の例では、第一キャリア及び第二キャリアは、第一認可されていない周波数帯域にあり、また、バンドにおいてそれらの間はギャップがあり、重なり合わない(重畳)しない。
【0032】
上述により、以下、一例を挙げる。最初に、通信装置は、認可されている周波数帯域における第三キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上でネットワークと第三通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うことができる。続いて、ネットーワークは、認可されている周波数帯域における第三キャリア又は第四キャリア上で通信装置にメッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージのようなRRCメッセージ)を送信することで、該通信装置が、第一認可されていない周波数帯域(例えば、5 GHZ)における第一キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で第一通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うように構成することができる。
【0033】
即ち、通信装置が、第一キャリア及び第三キャリアを同一eNB(例えば、キャリアアグリゲーション)又は異なるeNB(例えば、デュアルコネクティビティ)にアグリゲートするように構成されても良い。この場合、第一認可されていない周波数帯域(例えば、5 GHz)における第一キャリア上で第一通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)と干渉しないようにするために、通信装置は、第二認可されていない周波数帯域(例えば、2.4 GHz)における第二キャリアを選択して、WiFi APと第二通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)を起動することができる。通信装置が第一認可されていない周波数帯域における任意のコンポーネントキャリアをアグリゲートするように構成されないとき、通信装置は、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア又はもう1つのキャリアを選択して、第二通信操作を起動しても良い。
【0034】
理想的には、第一及び第二キャリアの間にギャップがある限り、第一及び第二キャリアが認可されていない周波数帯域にあっても良い。ギャップの幅は、通常、第一キャリアと第二キャリアとの間の干渉の大きさに関連する(例えば、それに反比例する)。
【0035】
図7は、本発明の一例によるWiFi信号を送信するためのキャリアの選択の概略図である。図7では、キャリアCarrierA、CarrierB、CarrierC、及びCarrierDのバンド幅は、認可されていない周波数帯域(例えば、処理60における第一認可されていない周波数帯域)において同じ(例えば、20 MHz)である。最初に、ネットワークは、通信装置がキャリアCarrierD又はキャリアCarrierDの一部を用いて第一通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うように構成しても良い。この場合、通信装置は、キャリアCarrierA、CarrierB、及びCarrierCのうちの1つのみを選択して、第二通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)を起動しても良い。選択されたキャリア(例えば、キャリアCarrierA、CarrierB、又はCarrierC)とキャリアCarrierDとの間の干渉を抑えるために、通信装置は、好ましくは、ギャップの幅の定義に従って、キャリアCarrierAを、第二通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)を行うために選択する。
【0036】
よって、上述により、UL送信(又は、DL受信)のために構成されたもう1つのキャリアと異なる(例えば、重畳しない)1つのキャリア上でWiFi送信(又は、WiFi受信)を起動することで、認可されている周波数帯域における通信操作と、認可されていない周波数帯域における通信操作との間の干渉(問題)を解決することができる。
【0037】
図8は、本発明の一例による処理80のフローチャートである。処理80は、認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するために、ネットワーク(例えば、図1に示すネットワーク100)に用いられても良い。処理80は、プログラムコード314又は414にコンパイルされても良く、また、下記のステップを含む。
【0038】
ステップ800:スタート;
ステップ802:通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行うように構成し;
ステップ804:通信装置により送信された第一メッセージを受信し、そのうち、第一メッセージは、第二通信操作が第一認可されていない周波数帯域において起動されたことを指示し;
ステップ806:第一メッセージに従って、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリアをリリースするように指示する第二メッセージを送信し;
ステップ808:エンド。
【0039】
処理80により、ネットワークは、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上で第一通信操作を行うように構成することができる。続いて、ネットワークは、通信装置により送信された第一メッセージを受信することができ、そのうち、第一メッセージは、第二通信操作が第一認可されていない周波数帯域において起動されたことを指示する。その後、ネットワークは、第一メッセージに従って、通信装置が第一キャリア上での第一通信操作をストップするように構成しても良い。よって、ネットワークは、第一メッセージに基づいて(例えば、それに応えて)、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリアをリリースするように指示するための第二メッセージを送信することができる。ネットワークは、第一メッセージ受信時に、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア上での第一通信操作をストップすることができる。即ち、ネットワークは、通信操作間の干渉を避けるために、通信装置からの通知に従って、第一キャリアの割り当てに関する決定(decision)を変えることができる。
【0040】
言い換えると、通信装置は、第二通信操作が第一認可されていない周波数帯域における第一通信操作中に起動されていれば、第二通信操作が第一認可されていない周波数帯域において既に起動されていることを指示するための第一メッセージを送信することができる。その後、ネットワークは、第一メッセージを受信した後に、第一認可されていない周波数帯域における通信操作間の干渉を避けるために、第一通信操作のリリースを決定することができる。通信装置は、その決定に従って、ネットワークにより送信された第二メッセージを受信した後に、第一キャリアをリリースすることができる。よって、第二通信操作が同一の周波数帯域において第一通信操作により干渉されることはない。
【0041】
一例では、ネットワークは、通信装置が認可されている周波数帯域における第二キャリア上でネットワークと第三通信操作を行うように構成することができる。一例では、第一通信操作は、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信を含んでも良い。第二通信操作は、WiFi送信又はWiFi受信を含んでも良い。一例では、第一キャリア及び第二キャリアは、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のコンポーネントキャリアであっても良い。一例では、第一メッセージは、WiFiチャネル番号又は第一認可されていない周波数帯域の情報を含んでも良く、ネットワークにより送信された第二メッセージは、通信装置が第二認可されていない周波数帯域における第三キャリア上でネットワークと第一通信操作を行うように指示しても良い。
【0042】
上述により、以下、一例を挙げる。最初に、ネットワークは、通信装置が、第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で第一通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)、及び、認可されている周波数帯域における第二キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で第三通信操作(例えば、セルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信又はDL受信)を行うように構成することができる。続いて、ネットワークは、通信装置により送信された、第二通信操作(例えば、WiFi送信又はWiFi受信)が第一認可されていない周波数帯域において既に起動されていることを指示するための第一メッセージ(例えば、UEAssistanceInformationメッセージやInDeviceCoexIndicationメッセージのようなRRCメッセージ、又は、新しく定義されたRRCメッセージ又はMedium Access Control制御エレメント)を受信することができる。第一メッセージを受信した後に、ネットワークは、通信装置が第一キャリア上での通信操作をストップするように再構成することを決定し、そして、第二メッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージのようなRRCメッセージ)を通信装置に、第一キャリアをリリースするように指示するために送信しても良い。また、第二メッセージは、更に、通知装置が第二認可されていない周波数帯域における第三キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で該ネットワークと第一通信操作を行うように構成(例えば、指示)しても良く、又は構成(例えば、指示)しなくても良い。第一メッセージは、第一通信操作のために第三キャリアを勧める(suggest)キャリア情報を含んでも良い。
【0043】
他の例では、ネットワークは、通信装置に、第三認可されていない周波数帯域における第四キャリア上でネットワークと該ネットワークと第一通信操作を該通信装置が行うように構成(例えば、指示)するための第三メッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージのようなRRCメッセージ)を送信することができる。第二認可されていない周波数帯域及び第三認可されていない周波数帯域は、同じ認可されていない周波数帯域であっても良い。また、第三キャリア及び第四キャリアは、第二認可されていない周波数帯域及び第三認可されていない周波数帯が同じ認可されていない周波数帯域である場合、同じキャリアであっても良い。
【0044】
一例では、ネットワークは更に、通信装置により送信された、第二通信操作が第一認可されていない周波数帯域において非アクティブにされる(deactivated)ことを指示するための第四メッセージ(例えば、UEAssistanceInformationメッセージやInDeviceCoexIndicationメッセージのようなRRCメッセージ、又は、新しく定義されたRRCメッセージ又はMAC制御エレメント)を受信することができる。続いて、ネットワークは、第四メッセージ受信後に、通信装置が第一認可されていない周波数帯域における第一キャリア又は第四キャリア(例えば、コンポーネントキャリア)上で第一通信操作を行うように指示するための第五メッセージ(例えば、RRCConnectionReconfigurationメッセージのようなRRCメッセージ)を該通信装置に送信することができる。また、第一キャリア及び第五キャリアは、コンポーネントキャリアであっても良い。
【0045】
よって、上述により、第一認可されていない周波数帯域におけるセルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信(又はDL受信)の構成をストップすることで、又は、WiFi送信(又はWiFi受信)のために構成される第一認可されていない周波数帯域と異なる第二認可されていない周波数帯域におけるセルラーシステム(例えば、LTEシステム)のUL送信(又は、DL受信)を再構成することで、認可されている周波数帯域における通信操作と、認可されていない周波数帯域における通信操作との間の干渉(問題)を解決することができる。
【0046】
なお、当業者は、上述の説明及び例に対して組み合わせ、修正、及び/又は変更を容易に行うことができる。上述の説明、ステップ、及び/又は、推奨されるステップを含む処理は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア(ハードウェアデバイスと、リードオンリーのソフトウェアとしてハードウェアデバイスに格納されているコンピュータ命令及びデータとの組み合わせとして知られているものである。)、電子システム、又は、それらの組み合わせの方式で実現することができる。これらの方式の一例は、通信装置30又は40であっても良い。また、LTEシステムは、UMTS又は5Gシステムのような他のセルラーシステムに変えることもできる。
【0047】
要するに、本発明は、認可されている周波数帯域及び認可されていない周波数帯域における通信操作を処理するための方法を提供する。本発明により、通信装置及びネットワークは、認可されている周波数帯域におけるキャリア間の干渉効果を避けるための通信操作を行うことができる。よって、通信操作間に存在する干渉問題を解決することができる。
【0048】
また、当業者が容易に理解すべきは、本発明の教示を保持しながら、上述の装置及び方法に対して多くの修正及び変更を行えるということである。よって、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる修正や変更は本発明の技術的範囲に属する。
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