特許第6251948号(P6251948)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6251948表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6251948
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0485 20130101AFI20171218BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20171218BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20171218BHJP
【FI】
   G06F3/0485
   G06F3/0482
   G06F3/0488
【請求項の数】33
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2012-221156(P2012-221156)
(22)【出願日】2012年10月3日
(65)【公開番号】特開2014-74981(P2014-74981A)
(43)【公開日】2014年4月24日
【審査請求日】2015年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】冨田 篤
【審査官】 菊池 智紀
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0010659(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0070711(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0001709(US,A1)
【文献】 特開2011−192256(JP,A)
【文献】 特開2011−095962(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0093812(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0107264(US,A1)
【文献】 特開2012−083878(JP,A)
【文献】 特開2012−094024(JP,A)
【文献】 特開2012−174249(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/00−3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルを有する表示装置であって、
電子情報に基づいて生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、
前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、
前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、
前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における前記表示画面の内容を示す第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させるための変形処理手段とを備え、
前記変形処理手段は、前記第1の表示画像うち、前記スクロール方向に、前記スクロール操作を受け付けた位置より前記表示画面の前記第1の端部に遠い側を圧縮し、近い側を拡大させる、表示装置。
【請求項2】
前記変形処理手段は、前記スクロール操作を受け付けた位置を含む前記スクロール方向に直交する直線を変形境界とし、前記変形境界に対し、前記第1の端部に遠い側の前記第1の表示画像を圧縮し、近い側の前記第1の表示画像を拡大させる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記変形処理手段は、変形させる前記第1の表示画像において、前記スクロール操作を受け付けた位置から前記第1の端部に遠い側の前記表示画面の第2の端部までを圧縮させ、前記スクロール操作を受け付けた位置から前記第1の端部までを拡大させる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記変形処理手段は、前記表示範囲が前記表示画面の前記第1の端部に到達後にさらに前記スクロール方向への操作がされた場合に、前記第1の表示画像の変形後の画像における前記第1の端部側に隣接して、余白領域を表示させる、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記変形処理手段は、前記表示画面の端部の表示位置も前記変形の前の表示位置に固定して、前記表示範囲を前記スクロール方向に2領域に区分して、前記スクロール方向の前方側の領域を拡大し、前記スクロール方向の後方側の領域を圧縮する、請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項6】
前記圧縮の割合の最大値は、前記表示画面に含まれる文字が予め規定された最小のサイズとなる割合である、請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置。
【請求項7】
タッチパネルを有する表示装置であって、
電子情報に基づいて生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、
前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、
前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、
前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における前記表示画面の内容を示す第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させるための変形処理手段とを備え、
前記変形処理手段は、前記スクロール操作を受け付けた位置を含む前記スクロール方向に直交する直線を変形境界とし、前記変形境界に対し前記第1の端部に遠い側の前記第1の表示画像を圧縮させ、前記第1の端部に近い側の前記第1の表示画像を拡大させる、表示装置。
【請求項8】
前記変形処理手段は、前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達後にさらに前記スクロール方向への操作がされた場合に、前記第1の表示画像のうち前記変形境界に対し前記第1の端部に遠い側の画像を圧縮させるとともに、前記第1の表示画像の変形後の画像における前記第1の端部に隣接して余白領域を表示させる、請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記変形処理手段は、前記表示範囲に文字以外の前記第1の表示画像を変形させる、請求項1〜5、7、および8のいずれかに記載の表示装置。
【請求項10】
前記スクロール操作の速度から変形量を算出するための算出手段をさらに備える、請求項1〜9のいずれかに記載の表示装置。
【請求項11】
前記変形処理手段は、前記スクロール操作を受け付けた位置に近いほど変形量を大きく変形させる、請求項1〜10のいずれかに記載の表示装置。
【請求項12】
前記変形処理手段は、前記表示画面の前記表示範囲と共に前記タッチパネルに表示されるスクロールバーのノブを、前記第1の表示画像の変形に応じて変形させる、請求項1〜11のいずれかに記載の表示装置。
【請求項13】
前記変形処理手段は、前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の前記第1の端部に到達する場合に、到達時における、前記第1の端部と遠い側の前記表示画面の第2の端部と、前記第1の端部との間の範囲の表示画面の前記第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させる、請求項1〜12のいずれかに記載の表示装置。
【請求項14】
前記変形処理手段は、到達時における前記第1の端部とは遠い側の前記表示画面の第2の端部と、前記表示画面の前記第1の端部との間の範囲の前記第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させる、請求項1〜12のいずれかに記載の表示装置。
【請求項15】
前記スクロール操作を受け付けた位置は、前記スクロール操作の開始位置である、請求項1〜14のいずれかに記載の表示装置。
【請求項16】
前記スクロール操作はフリック操作であり、前記スクロール操作を受け付けた位置は前記フリック操作の開始位置である、請求項1〜14のいずれかに記載の表示装置。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかに記載の表示装置を備える、画像形成装置。
【請求項18】
タッチパネルでの、電子情報に基づいて生成される表示画面の表示を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するステップと、
前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させると、前記表示画面の端部に到達するか否かを判断するステップと、
前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるステップと、
前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における前記表示画面の内容を示す第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させるステップとを前記コンピュータに実行させ、
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記第1の表示画像うち、前記スクロール方向に、前記スクロール操作を受け付けた位置より前記表示画面の前記第1の端部に遠い側を圧縮し、近い側を拡大させることを含む、表示制御プログラム。
【請求項19】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記スクロール操作を受け付けた位置を含む前記スクロール方向に直交する直線を変形境界とし、前記変形境界に対し、前記第1の端部に遠い側の前記第1の表示画像を圧縮し、近い側の前記第1の表示画像を拡大させることをさらに含む、請求項18に記載の表示制御プログラム。
【請求項20】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、変形させる前記第1の表示画像において、前記スクロール操作を受け付けた位置から前記第1の端部に遠い側の前記表示画面の第2の端部までを圧縮させ、前記スクロール操作を受け付けた位置から前記第1の端部までを拡大させることをさらに含む、請求項18に記載の表示制御プログラム。
【請求項21】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記表示範囲が前記表示画面の前記第1の端部に到達後にさらに前記スクロール方向への操作がされた場合に、前記第1の表示画像の変形後の画像における前記第1の端部側に隣接して、余白領域を表示させることをさらに含む、請求項18または19に記載の表示制御プログラム。
【請求項22】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記表示画面の端部の表示位置も前記変形の前の表示位置に固定して、前記表示範囲を前記スクロール方向に2領域に区分して、前記スクロール方向の前方側の領域を拡大し、前記スクロール方向の後方側の領域を圧縮することをさらに含む、請求項18〜21のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項23】
前記圧縮の割合の最大値は、前記表示画面に含まれる文字が予め規定された最小のサイズとなる割合である、請求項18〜22のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項24】
タッチパネルでの、電子情報に基づいて生成される表示画面の表示を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記タッチパネルに対して、前記タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するステップと、
前記表示画面のうちの前記タッチパネルに表示されている表示範囲が、前記スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させると、前記表示画面の端部に到達するか否かを判断するステップと、
前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させても前記表示画面の端部に到達しない場合に、前記表示範囲を前記スクロール方向に移動させて前記タッチパネルに表示させるステップと、
前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における前記表示画面の内容を示す第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させるステップとを前記コンピュータに実行させ、
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記スクロール操作を受け付けた位置を含む前記スクロール方向に直交する直線を変形境界とし、前記変形境界に対し前記第1の端部に遠い側の前記第1の表示画像を圧縮させ、前記第1の端部に近い側の前記第1の表示画像を拡大させる、表示制御プログラム。
【請求項25】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記表示範囲が前記表示画面の第1の端部に到達後にさらに前記スクロール方向への操作がされた場合に、前記第1の表示画像のうち前記変形境界に対し前記第1の端部に遠い側の画像を圧縮させるとともに、前記第1の表示画像の変形後の画像における前記第1の端部に隣接して余白領域を表示させることをさらに含む、請求項24に記載の表示制御プログラム。
【請求項26】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記表示範囲に文字以外の前記第1の表示画像を変形させることをさらに含む、請求項18〜22、24、および25のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項27】
前記スクロール操作の速度から変形量を算出するステップをさらに備える、請求項18〜26のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項28】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記スクロール操作を受け付けた位置に近いほど変形量を大きく変形させることをさらに含む、請求項18〜27のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項29】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記表示画面の前記表示範囲と共に前記タッチパネルに表示されるスクロールバーのノブを、前記第1の表示画像の変形に応じて変形させることをさらに含む、請求項18〜28のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項30】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、前記スクロール方向に移動させることで前記表示範囲が前記表示画面の前記第1の端部に到達する場合に、到達時における、前記第1の端部と遠い側の前記表示画面の第2の端部と、前記第1の端部との間の範囲の表示画面の前記第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させることをさらに含む、請求項18〜29のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項31】
前記変形させて前記タッチパネルに表示させるステップは、到達時における前記第1の端部とは遠い側の前記表示画面の第2の端部と、前記表示画面の前記第1の端部との間の範囲の前記第1の表示画像を前記スクロール方向に変形させて前記タッチパネルに表示させることをさらに含む、請求項18〜29のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項32】
前記スクロール操作を受け付けた位置は、前記スクロール操作の開始位置である、請求項18〜31のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項33】
前記スクロール操作はフリック操作であり、前記スクロール操作を受け付けた位置は前記フリック操作の開始位置である、請求項18〜31のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラムに関し、特に、タッチパネルを有する表示装置、該表示装置を搭載した画像形成装置、および表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機などの携帯端末やMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置を、搭載されたタッチパネルに対して指を払ったり滑らせたりする、フリックやパンなどと呼ばれるジェスチャーにて操作することが可能になってきている。このような操作は直感的で、操作性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−14078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フリックやパンなどのジェスチャー操作で表示画面をスクロールすると、タッチパネルの表示が表示画面の先端や終端に到達しても表示画面の端であることが表示に表れないため、ユーザーは端に到達したことに気付きにくい、という問題がある。表示画面の端であることが表示上で表れないと、ユーザーは、表示画面の端までタッチパネルに表示された後に何度かスクロール操作を行なったにも関わらず表示画面がスクロールされないことを見て、はじめて表示が表示画面の端に到達していることに気付くことになる。このとき、ユーザーは、操作ミスの可能性も考慮して、複数回スクロール操作することもある。そのため、操作効率を落とすことになる。
【0005】
これに対して、たとえば、表示画面にスクロールバーを併設して表示させるようにすることもなされているが、ジェスチャー操作時にはユーザーの視線は操作対象の表示画面上にあってスクロールバーを確認していないことが多いため、依然として表示が表示画面の端に到達したことに気付きにくい、という問題は解消しきれない。
【0006】
また、たとえば特開2011−14078号公報(特許文献1)は、表示が表示画面の端に到達すると、いったん、端より外側の余白領域まで表示した後に、表示画面を表示の端に戻すという表示を行なう技術を開示している。
【0007】
しかしながら、この技術を利用すると、表示画面の端の外側の余白領域が表示されるために表示画面の表示領域が小さくなり、表示内容が減ってしまう、という問題がある。たとえば、表示画面での表示項目が5個ある場合に、項目2個分の表示範囲を余白領域の表示用とすることで、表示項目が5個から3個に減ってしまうことになる。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、表示画面の表示範囲を減らすことなく、タッチパネルでの表示が表示画面の端まで達したことを容易に気付かせることのできる表示装置、画像形成装置、および表示制御プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、表示装置はタッチパネルを有する表示装置であって、電子情報に基づいて生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、スクロール方向に移動させることで表示範囲が表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における表示画面の内容を示す第1の表示画像をスクロール方向に変形させてタッチパネルに表示させるための変形処理手段とを備える。変形処理手段は、第1の表示画像うち、スクロール方向に、スクロール操作を受け付けた位置より表示画面の第1の端部に遠い側を圧縮し、近い側を拡大させる。
好ましくは、変形処理手段は、スクロール操作を受け付けた位置を含むスクロール方向に直交する直線を変形境界とし、変形境界に対し、第1の端部に遠い側の第1の表示画像を圧縮し、近い側の第1の表示画像を拡大させる。
好ましくは、変形処理手段は、変形させる第1の表示画像において、スクロール操作を受け付けた位置から第1の端部に遠い側の表示画面の第2の端部までを圧縮させ、スクロール操作を受け付けた位置から第1の端部までを拡大させる。
【0010】
好ましくは、表示装置は、スクロール操作の速度から変形量を算出するための算出手段をさらに備える。
【0011】
好ましくは、変形処理手段は、表示範囲が表示画面の第1の端部に到達後にさらにスクロール方向への操作がされた場合に第1の表示画像の変形後の画像における第1の端部側に隣接して、余白領域を表示させる。
【0012】
好ましくは、変形処理手段は、表示画面の端部の表示位置も変形の前の表示位置に固定して、表示範囲をスクロール方向に2領域に区分して、スクロール方向の前方側の領域を拡大し、スクロール方向の後方側の領域を圧縮する。
【0013】
好ましくは、変形処理手段は、表示範囲に文字以外の第1の表示画像を変形させる。
好ましくは、圧縮の割合の最大値は、表示画面に含まれる文字が予め規定された最小のサイズとなる割合である。
【0014】
好ましくは、変形処理手段は、タッチパネルの表示の、スクロール方向に、スクロール操作を受け付けた位置より表示画面の端部に遠い側を圧縮し、近い側を拡大させる。
【0015】
より好ましくは、変形処理手段は、スクロール操作を受け付けた位置に近いほど変形量を大きく変形させる。
【0016】
好ましくは、変形処理手段は、表示画面の表示範囲と共にタッチパネルに表示されるスクロールバーのノブを、第1の表示画像の変形に応じて変形させる。
本発明の他の局面に従うと、タッチパネルを有する表示装置は、電子情報に基づいて生成される表示画面を記憶するための記憶手段と、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するための検出手段と、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示させるためのスクロール処理手段と、スクロール方向に移動させることで表示範囲が表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における表示画面の内容を示す第1の表示画像をスクロール方向に変形させてタッチパネルに表示させるための変形処理手段とを備える。変形処理手段は、スクロール操作を受け付けた位置を含むスクロール方向に直交する直線を変形境界とし、変形境界に対し第1の端部に遠い側の第1の表示画像を圧縮させ、第1の端部に近い側の第1の表示画像を拡大させる
好ましくは、変形処理手段は、変形境界に対し第1の端部に遠い側の画像を圧縮させるとともに、第1の端部に隣接して余白領域を表示させる。
好ましくは、変形処理手段は、スクロール方向に移動させることで表示範囲が表示画面の第1の端部に到達する場合に、到達時における、第1の端部と遠い側の表示画面の第2の端部と、第1の端部との間の範囲の表示画面の第1の表示画像をスクロール方向に変形させてタッチパネルに表示させる。
好ましくは、変形処理手段は、到達時における第1の端部とは遠い側の表示画面の第2の端部と、表示画面の第1の端部との間の範囲の第1の表示画像をスクロール方向に変形させてタッチパネルに表示させる。
好ましくは、スクロール操作を受け付けた位置は、スクロール操作の開始位置である。
好ましくは、スクロール操作はフリック操作であり、スクロール操作を受け付けた位置はフリック操作の開始位置である。
【0017】
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、上述の表示装置を備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、表示制御プログラムは、電子情報に基づいて生成される表示画面のタッチパネルでの表示を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、タッチパネルに対して、タッチパネルの表示に対するスクロール操作がなされたことを検出するステップと、表示画面のうちのタッチパネルに表示されている表示範囲が、スクロール操作で指示されるスクロール方向に移動させると、表示画面の端部に到達するか否かを判断するステップと、表示範囲をスクロール方向に移動させても表示画面の端部に到達しない場合に、表示範囲をスクロール方向に移動させてタッチパネルに表示させるステップと、スクロール方向に移動させることで表示範囲が表示画面の端部に到達する場合に、表示画面における表示範囲を表示画面の端部を到達時における表示画面の端部とは遠い側の端の表示位置と表示画面の端部との間の範囲に固定して、その範囲の画像をスクロール方向に変形させてタッチパネルに表示させるステップとをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0018】
この発明によると、表示画面の表示範囲を減らすことなく、ユーザーに、タッチパネルでの表示が表示画面の端まで達したことを容易に気付かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。
図2】画像形成システムに含まれる画像形成装置の概略のハードウェア構成を示す模式図である。
図3】画像形成装置での全体処理の流れを表わすフローチャートである。
図4】電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
図5】電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
図6】電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
図7】電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
図8】スクロールジェスチャーを表わした図である。
図9】ジェスチャー操作速度に対するスクロール速度の関係の具体例を表わした図である。
図10】スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
図11】スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
図12】1回のスクロール動作でのスクロール速度の推移の具体例を表わした図である。
図13】スクロール速度に対する変形量の関係の具体例を表わした図である。
図14】1回の変形動作での変形量の変化の推移の具体例を表わした図である。
図15】画像形成装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。
図16図3のステップS7の操作パネルの処理の流れを表わすフローチャートである。
図17図16のステップS115での変形処理の流れを表わすフローチャートである。
図18】第1の変形例での、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
図19】第3の変形例での、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図である。
図20】タッチパネルでの表示範囲が表示画面の端部に到達する前後での、表示画面と表示範囲との関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
【0021】
なお、以下の例では、表示装置に含まれるタッチパネルを制御するための制御装置が画像形成装置に含まれるものとしているが、該制御装置は画像形成装置に接続された別体の装置であり、該画像形成装置のタッチパネルである操作パネルの表示を制御するものであってもよい。すなわち、表示装置に含まれるタッチパネルとその表示を制御するための制御装置とは異なる装置に含まれて、相互に通信することで該タッチパネルでの表示が制御されてもよい。
【0022】
また、タッチパネルを有する表示装置を含む装置は画像形成装置に限定されず、いかなる装置に含まれてもよい。
【0023】
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、画像形成システムは、それぞれ表示制御装置を搭載した、複数の画像形成装置1−1A,…1−1Nと複数の情報処理装置3−1A,…3−1Mとがネットワーク4−1で接続された第1のシステムと、複数の画像形成装置1−2A,…1−2Nと複数の情報処理装置3−2A,…3−2Mとがネットワーク4−2で接続された第2のシステムとが、外部ネットワーク5を介して接続してなる。
【0024】
画像形成装置1−1A,…1−1N、1−2A,…1−2Nを代表させて画像形成装置1、情報処理装置3−1A,…3−1M、3−2A,…3−2Mを代表させて情報処理装置3と称する。
【0025】
ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたネットワーク、インターネット等の一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク等のいずれであっても構わない。また、外部ネットワーク5も、LANなどの専用回線を用いたネットワーク、インターネット等の一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク等のいずれであっても構わない。さらに、本画像システムは、外部ネットワーク5を介して他のシステムと接続されていてもよい。
【0026】
本実施の形態において、画像形成装置1は、スキャナー、コピー、およびプリンター機能を備えるデジタル複合槻としての機能を有するいわゆるMFP(Multi Function Peripherals)であるものとする。しかしながら、画像形成装置1は、操作部および表示部としてのタッチパネルを有する装置であればMFPに限定されず、スキャナー、コピーなどの他の装置であってもよい。
【0027】
画像形成装置1は、スキャンして得られた原稿画像および情報処理装置3から送信されたプリントデータから生成した画像の複写画像を用紙上に形成する装置である。ここで、プリントデータとは、情報処理装置3のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令を、プリンタードライバーによって画像形成装置1が処理可能なページ記述言語に変換したページ記述言語による描画命令、またはPDF(Portable Document Format)、TIFF(Tagged Image File Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、XPS(XML Paper Specification)等のファイルフォーマットで記述された文書データである。
【0028】
また、スキャンして得られた原稿画像は、画像形成装置において各種設定(ファイル形式、レイアウト設定、解像度設定等)がなされ、ネットワーク4を介して、情報処理装置3等に送信されてもよい。
【0029】
情報処理装置3は、一般的なパーソナルコンピューター等であってよい。情報処理装置3は、ユーザーの指示によりプリントデータを生成し、生成したプリントデータを画像形成装置1に送信する。
【0030】
<装置構成>
図2は、画像形成装置1の概略のハードウェア構成を示す模式図である。
【0031】
図2を参照して、画像形成装置1は制御部100を含み、制御部100には、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)101、制御プログラムを格納するためのROM(Read Only Memory)102、作業用の記憶領域となるS−RAM(Static Random Access Memory)103、画像形成に関わる各種の設定を記憶するためのバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)104、および時計IC(Integrated Circuit:集積回路)105が含まれる。
【0032】
制御部100には、バスを介して、画像読取装置120、各種の入力を行なうためのキーや表示部を備えた、タッチパネルである表示部と数字キー、プリントキー、ログアウトキーなどのキースイッチ群と、操作制御部とを有する操作パネル130、ネットワーク4−1,4−2,5を介して接続された情報処理装置3等の外部の装置との間で各種の情報を送受信するためのネットワークI/F(インターフェース)160、該ネットワークI/F160により受信したプリントデータから複写画像を生成するためのプリンターコントローラー150、および、複写画像を用紙上に形成するための画像出力装置140が接続されている。
【0033】
また、制御部100には、固定記憶装置110がバスを介して接続されている。固定記憶装置110にはたとえばハードディスク装置などが該当する。
【0034】
<動作概要>
図3は、画像形成装置1での全体処理の流れを表わすフローチャートである。図3のフローチャートに表わされた処理は、制御部100に含まれるCPU101がROM102に記憶されているプログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行することによって実現される。図3に示される処理は、電源の投入等により開始される。
【0035】
図3を参照して、処理が開始すると、CPU101において、まず、メモリのクリア、標準モードの設定等の初期化処理が行なわれる(ステップS1)。
【0036】
初期化処理が終了すると、CPU101は、画像形成装置1の操作パネル130上のキースイッチ群、およびタッチパネルである表示部上での操作により、ユーザーからタッチパネルである表示部での表示の制御を必要とする何らかの処理要求(コピー処理、各種の設定処理、表示操作など)がなされたかどうかを確認する(ステップS3)。要求されていなければ(ステップS3でNO)、CPU101はステップS5に進む。
【0037】
ユーザーから上記の処理要求がなされた場合(ステップS3でYES)、CPU101は、操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理を行なう(ステップS7)。タッチパネルの処理については、後に詳しく説明する。
【0038】
ユーザーから上記の処理が要求されていなければ(ステップS3でNO)、CPU101は、ネットワーク4−1,4−2を介して情報処理装置3などの外部の装置から何らかの処理要求(文書のプリント処理、各種の設定処理、など)がされたかどうか確認する(ステップS5)。要求されていなければ(ステップS5でNO)、CPU101はステップS3に戻って前述の処理を繰り返し実行する。
【0039】
外部の装置から何らかの処理要求がなされた場合(ステップS5でYES)、CPU101はその要求された処理を実行する(ステップS9)。ここで、その他の処理とは、情報処理装置3から送信されたプリントジョブの処理や、NV−RAM104に記憶されている各種設定の変更処理、などが該当する。外部の装置から要求された処理がすべて終了したら、PU101はステップS3に戻って前述の処理を繰り返し実行する。
【0040】
画像形成装置1は、操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理として、ユーザー指示に応じて電子情報に基づく画面を表示する。
【0041】
図4図7は、電子情報に基づく画面の表示例を表わした図である。
ここで、電子情報とは、文書、項目の一覧、画像などから表示画面を生成させるためのデータを指す。文書情報の表示画面は、図4に表わされたように、テキストのみで構成されてもよいし、図5に表わされたように、テキストの他、画像や表示やグラフなどが含まれていてもよい。または、項目の一覧情報の表示画面は、図6に表わされたように、リスト形式の一覧画面であってもよいし、図7に表わされたように、項目に対応したキーが配列されたものであってもよい。
【0042】
画像形成装置1は、電子情報から表示画面を生成し、該表示画面のうちの、操作パネル130のサイズに応じた範囲を表示範囲として特定してその範囲の表示画面を操作パネル130に表示する。
【0043】
画像形成装置1は、操作パネル130に表示画面の一部を表示した状態において、上記ステップS3で表示範囲を移動させるジェスチャー操作であるスクロールジェスチャーを受け付けると、上記ステップS7の操作パネル130の処理として、その操作に従って表示画面のうち操作パネル130に表示させる範囲を変更する処理、つまりスクロール動作を行なう。
【0044】
図8は、スクロールジェスチャーを表わした図である。
図8を参照して、スクロールジェスチャーは、フリックなどと呼ばれるジェスチャー操作であって、タッチパネルである操作パネル130上の1点(始点)を指等でタッチし、タッチ状態を維持したまま距離L、スライドさせて、異なる1点(終点)で指等を操作パネル130から離してタッチ状態を解除するジェスチャー操作である。
【0045】
画像形成装置1は、移動距離Lをタッチされてから指等が離れるまでの時間である操作時間Tで除することで、ジェスチャー操作速度v(v=L/T)を得る。そして、画像形成装置1は、予めジェスチャー操作速度vに対して規定したスクロール速度Vで、表示範囲をスクロールする。
【0046】
図9は、ジェスチャー操作速度に対するスクロール速度の関係の具体例を表わした図である。たとえば、図9に示されたように、スクロール速度Vはジェスチャー操作速度vに比例するもの(V=k×v)として規定されていてもよい。
【0047】
図10図11は、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図であり、具体例として、項目の一覧が表示されているときの表示の変化の具体例を表わしている。このとき、好ましくは、項目の一覧の表示に併せて、表示画面における現在の表示範囲の位置を表わすスクロールバーも表示される。これにより、視覚的に表示範囲の位置を知ることができる。
【0048】
また、図10図11の例では、スクロールジェスチャーとして、上向きにフリックがなされた例が示されている。このとき、表示画面における表示範囲は下方向に移動、つまり、操作パネル130の表示は下方向にスクロールされる。
【0049】
図10を参照して、項目の一覧が表示されているとき上向きにフリックJ1がなされると(図10(A))、画像形成装置1は、フリックJ1の距離Lと時間Tとからジェスチャー操作速度vを算出して、さらに、ジェスチャー操作速度vを用いてスクロール速度Vを算出する。図9の例では、ジェスチャー操作速度vに予め記憶している係数を乗じることでスクロール速度が算出される(V=k×v)。
【0050】
このとき、画像形成装置1は、1回のスクロール動作での移動距離として予め規定された所定距離だけ表示範囲をスクロールすると、表示範囲が電子情報から生成された表示画面の端部に達するか否かを確認する。所定距離としては、たとえば表示画面がテキストの場合には1行分、項目の一覧である場合には1項目分、画像の場合には10pixlなどが挙げられる。
【0051】
たとえば、下方向にスクロールさせるジェスチャー操作を受け付けた場合には、画像形成装置1は、上記所定距離だけ表示範囲を下方向にスクロールすると表示画面の下端に達するか否かを確認し、上方向にスクロールさせるジェスチャー操作を受け付けた場合には、同様に表示画面の上端に達するか否かを確認する。そして、端部に到達しない場合には、画像形成装置1は、ジェスチャー操作に従って表示をスクロールする。
【0052】
図10(A)の例では、表示範囲が表示画面のかなり上方であるため、画像形成装置1は、下方向にスクロールしても表示画面の下端には達しないと判断する。そのため、算出されたスクロール速度で、所定距離、下方向にスクロールする(図10(B))。図10(B)の画面において上向きにフリックJ2がなされると、同様にして、下方向のスクロールが行なわれる。
【0053】
このとき、好ましくは、画像形成装置1は1回の操作パネル130の処理であるスクロール動作中で、スクロール速度を変化させる。詳しくは、画像形成装置1は、スクロールを開始してから最大スクロール速度となるまでスクロール速度を加速し、最大スクロール速度に到達した後は、スクロール速度が0となる(停止する)まで徐々に減速する。
【0054】
図12は、1回のスクロール動作でのスクロール速度の推移の具体例を表わした図である。図12に示されるように、画像形成装置1は、たとえば図9の関係を用いてジェスチャー操作速度vから算出したスクロール速度を最大スクロール速度として、スクロール動作の開始から最大スクロール速度まで加速して、その後、0となるまでスクロール速度を減速する。
【0055】
下方向へのスクロールを繰り返した結果、表示範囲が画面下端に到達すると、または、表示範囲が画面下端にある状態でさらに下向きのフリックを受け付けると、画像形成装置1は、図11(A)のように、いったん、表示画面の下端を表示範囲として表示する。
【0056】
その後、画像形成装置1は、表示画面の下端を上記のスクロール速度に沿って上昇させると共に、下端の上昇に伴って表示画面の外側の領域を表わす余白領域を表示の下端から上方向に増加させていく。このとき、画像形成装置1は、表示画面における表示範囲を図11(A)に表わされた表示画面下端が表示の下端となるときの表示範囲のまま固定し、表示範囲の上端の表示位置を表示の上端に固定して、表示画面の下端の上昇に伴ってスクロール方向(上下方向)に表示画面の表示を圧縮する(縮小)(図11(B))。図11(B),図11(C)の例では、表示範囲の上端の表示位置が表示の上端に固定され、項目の一覧として5項目の表示が維持されている。
【0057】
変形開始の後、画像形成装置1は、予め規定した時間内で、表示画面の表示のスクロール方向(上下方向)への変形量を、予め規定した最大の変形量(圧縮率)となるまで増加させた後(図11(C))、徐々に減少させて図11(B)の状態を経て変形量0の図11(A)の画面まで変化させる。
【0058】
これに伴い、画像形成装置1は、表示画面が最大の変形量(圧縮率)となるまで余白領域を徐々に増加させて、その後、余白領域が0となるまで徐々に減少させる。
【0059】
なお、このとき、好ましくは、CPU101は、表示範囲にある文字や記号等のオブジェクトに対しては上記変形量を適用せずに、変形させない。これにより、表示が圧縮、拡大して変形された場合であっても、ユーザーの読みやすさを確保することができる。なお、この変形方法は、後述する変形例でも行なわれてよい。
【0060】
上記変形量(圧縮率)は、スクロール速度から算出される。スクロール速度Vはジェスチャー操作速度vから算出されるため、変形量もまた、ジェスチャー操作速度vから算出されると言うこともできる。すなわち、変形量Mはジェスチャー操作速度vの関数で表わすことができる(M=f(v))。
【0061】
図13は、スクロール速度に対する変形量の関係の具体例を表わした図である。たとえば、図13に示されたように、変形量Mはスクロール速度Vに比例するものとして規定されていてもよい(直線A:M=a×V)。この場合、画像形成装置1は、ジェスチャー操作速度から算出されたスクロール速度から、さらに変形量を算出する。
【0062】
なお、画像形成装置1は、予め最小の文字サイズを設定しておき、変形量の最大値を、その文字サイズとなる圧縮率であるとしておいてもよい(折れ線B)。これにより、表示が圧縮、拡大して変形された場合であっても、ユーザーの読みやすさを確保することができる。なお、この変形方法は、後述する変形例でも行なわれてよい。
【0063】
1回の変形動作での変形量の変化は、時間経過によって推移する。すなわち、変形量の変化率yは、変形開始からの経過時間tの関数で表わすことができる(y=G(t))。
【0064】
図14は、1回の変形動作での変形量の変化の推移の具体例を表わした図である。図14に示されるように、画像形成装置1は、たとえば図13の関係を用いてスクロール速度から算出した変形量を最大変形量として、変形開始から最大変形量まで変形量を増加して圧縮し、その後、変形量が0、すなわち元の状態となるまで変形量を減少して拡大する。
【0065】
画像形成装置1は、表示を変形させる際には、表示画面の下端を表示の下端として表示するときの表示範囲の画像データを、図14に表わされたような変化率yでスクロール方向に変形量0から最大変形量Mを経て変形量0となるように所定の時間間隔で変化させ続ける。そして、変形のたびに、表示範囲の上端を表の上端に固定して、操作パネル130に逐次、表示させる。さらに、表示画面より下の表示領域には余白領域を表示させる。
【0066】
これにより、下向きのフリックによって表示範囲が表示画面の下端に達する場合、表示が、図11(A)→図11(B)→図11(C)→図11(B)→図11(A)と変化する。
【0067】
このとき、好ましくは、画像形成装置1は、項目の一覧と共に表示されているスクロールバーの、現在の表示範囲の表示画面における位置や、表示範囲の表示画面全体に占める割合などを表現するマーク(ノブ)を、図11(B)、図11(C)に表わされたように、変形量と対応させて変形させる。これにより、ユーザーは、視覚的に、どのように変形しているかを知ることができる。
【0068】
なお、上述した図10図11を用いた例では、上下向きにフリックがなされて上下方向にスクロールがなされる例が示されているが、左右方向も同様である。
【0069】
図20は、タッチパネルでの表示範囲が表示画面の端部に到達する前後での、表示画面と表示範囲との関係を説明するための図であって、図20(A)は表示画面の端部到達前、図20(B)は端部到達後を表わしている。
【0070】
なお、これらにも表わされているように、「表示画面」とは電子情報に基づいて生成される表示用データ全体の画像を表わし、「表示範囲」は、該表示用データ上での、タッチパネルに表示される範囲を表わす。図20の例では、スクロール方向に辺Aおよび辺Bをそれぞれ上端および下端とする矩形が、電子情報から生成される表示用データ全体の画像である表示画面を表わしており、そのうちの、辺aおよび辺bをそれぞれ上端および下端とする矩形がタッチパネルでの表示範囲を表わしている。
【0071】
図20(A)の端部到達前においては、辺aおよび辺bで挟まれるタッチパネルでの表示範囲は、辺Aおよび辺Bで挟まれる表示用データ全体の画像中の、いずれの端部にも達していない。
【0072】
図20(A)の状態から下方向のスクロールが指示されることでタッチパネルでの表示範囲が表示画面の下方向に移動していき、図20(B)に表わされたように、表示範囲の下端である辺bが表示画面の下端である辺Bに一致する位置まで達する。この状態が、タッチパネルでの表示範囲が表示画面の下端に達した状態を表わしている。上端に達した状態では、表示範囲の上端である辺aが表示画面の上端である辺Aに一致することになる。
【0073】
画像形成装置1では、表示範囲が表示画面の端部に達すると、図11(A)→図11(B)→図11(C)→図11(B)→図11(A)のように表示される画像が変形する。このとき、表示画面の下端までスクロールが達した図20(B)の例では、図示されたように、表示範囲の上端である辺aは、表示画面の下端である辺Bに辺bが一致した状態における辺aの位置で固定される。表示範囲の下端である辺bも、表示画面の下端である辺Bに一致した状態で固定される。従って、全体の画像である表示画面上での表示範囲は、図20(B)のように固定される。
【0074】
一方、タッチパネルの表示領域における表示内容は、タッチパネルに表示される画像の変形に伴って、図20(B)に表わされたように変化する。ここでの「表示領域」とは、タッチパネルの物理的概念に相当する。すなわち、表示領域における表示内容は、表示範囲の下辺bが徐々に下端側に移動するように増加して、また、元の状態に戻る。表示領域における表示内容が表示画面を超えた部分は余白領域になる。
【0075】
なお、図示されていないものの、スクロールの結果、表示範囲が表示画面の上端に達した場合には、この例とは逆になる。
【0076】
<機能構成>
図15は、上記動作を行なうための画像形成装置1の機能構成の具体例を示すブロック図である。図15の各機能は、CPU101がROM102に記憶されている表示制御プログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行することによって主にCPU101上に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部が、電気回路等のハードウェア構成によって実現されてもよい。
【0077】
図15を参照して、固定記憶装置110等の記憶装置に、電子情報に基づく表示画面を記憶するための記憶領域である表示画面記憶部301が設けられる。
【0078】
さらに図15を参照して、CPU101は、タッチパネルである操作パネル130がタッチされることによる指示入力を受け付けるための入力部201と、操作パネル130に対するジェスチャー操作がフリックなどのスクロールジェスチャーであることを検出するための検出部202と、スクロールジェスチャーに基づいてスクロール方向を特定し、表示画面のうち、スクロール後の表示範囲を特定するための表示範囲特定部203と、表示範囲を記憶するための表示範囲記憶部204と、表示範囲が表示画面の端部に達しているか否かを判断するための判断部205と、スクロールジェスチャーであるジェスチャー操作からジェスチャー操作速度v(v=L/T)を算出するための操作速度算出部206と、ジェスチャー操作速度vからスクロール速度を算出するためのスクロール速度算出部207と、操作パネル130の処理としてスクロール処理を実行するためのスクロール処理部208と、スクロール速度から変形量Mを算出するための変形量算出部209と、変形量Mを最大変形量として所定時間での変形量の変化率yを算出するための変化率算出部210と、スクロール後の表示範囲が表示画面の端部に達している場合に、変形量Mを最大変形量として変化率yで変形量を変化させつつ表示を変形させる変形処理を行なうための変形処理部211とを含む。
【0079】
<動作フロー>
図16は、上記ステップS7の操作パネル130のタッチパネルである表示部での表示処理の流れを表わすフローチャートである。図16のフローチャートに表わされる動作は、CPU101がROM102に記憶されている表示制御プログラムを読み出してS−RAM103上に展開して実行し、図15の各機能を発揮させることによって実現される。
【0080】
図16を参照して、ユーザーからの処理要求を表わすジェスチャー操作がスクロールジェスチャーであった場合(ステップS101でYES)、CPU101は、移動距離Lをタッチされてから指等が離れるまでの時間である操作時間Tで除することで、ジェスチャー操作速度v(v=L/T)を算出する(ステップS103)。なお、スクロールジェスチャーでなかった場合には、処理要求に応じた他の処理を行なう(ステップS105)。
【0081】
CPU101は、さらに、予め記憶している図9のような関係式を用いて、上記ステップS103で算出したジェスチャー操作速度からスクロール速度を算出し、そのスクロール速度を最大スクロール速度に設定する(ステップS107)。
【0082】
次に、CPU101は、予め規定されているスクロール量、現在の表示をスクロールすると、表示画面の端部に到達するか否かを判断する(ステップS109)。ここでは、CPU101は、予め、表示画面がテキストの場合には1行分、項目の一覧である場合には1項目分、画像の場合には10pixlなどを1回のスクロール量として記憶しておき、表示画面に応じて、そのスクロール量、スクロールしたときに、表示範囲が表示画面の端部に到達するか否かを判断する。
【0083】
スクロールの結果、表示範囲が表示画面の端部には到達しない場合には(ステップS109でNO)、CPU101は、スクロール処理を行なう(ステップS111)。ここでのスクロール処理は通常のスクロール処理である。一例として、スクロールを開始すると、予め規定された時間内で、上記ステップS107で設定された最大スクロール速度を経てスクロール速度が0となるまで、図12のような推移でスクロール速度を変化させて、規定されたスクロール量分、表示範囲を移動させて表示を更新する。
【0084】
一方、スクロールの結果、表示範囲が表示画面の端部に到達すると判断された場合(ステップS109でYES)、CPU101は、上記ステップS107で算出されたスクロール速度(または上記ステップS103で算出されたジェスチャー速度)から変形量を算出し、その変形量を最大変形量に設定する(ステップS113)。そして、その変形量を用いて変形処理を行なう(ステップS115)。
【0085】
図17は、上記ステップS115での変形処理の流れを表わすフローチャートである。
図17を参照して、CPU101は、上記スクロールの結果到達する表示画面の端部を表示の端とする表示範囲を設定し(ステップS201)、変形処理開始時には変形率を0とする(ステップS203)。そして、CPU101は、その変形率(=0)を適用して表示範囲の画像を変形させる(ステップS205)。CPU101は、変形後の画像の、表示画面の端部と逆側の端部の表示位置を固定して操作パネル130に表示する(ステップS209)。
【0086】
また、CPU101は、上記変形によって表示画面の端部のスクロール方向への移動に伴って、余白領域を表示する(ステップS210)。
【0087】
変形処理開始時には変形率が0であるため、この段階では、図11(A)に表わされたような、表示画面の端部が操作パネル130に表示されることになる。
【0088】
その後、CPU101は、変形率を図14のように時間経過に従って増加させ(ステップS211)、変形率が上記ステップS113で設定した最大変形率に到達するまで(ステップS213でNO)、上記ステップS205〜S211を繰り返す。
【0089】
これにより、変形処理開始から図11(A)→図11(B)→図11(C)と、最大変形率に達するまでスクロール方向に表示が圧縮する。また、これに伴って、余白領域の表示面積が拡大する。
【0090】
最大変形率に達すると(ステップS213でYES)、CPU101は、変形率が0に戻るまで(ステップS223でNO)、変形率を図14のように時間経過に従って減少させる(ステップS215)。そして、CPU101は、上記ステップS205〜S211と同様の処理を繰り返す(ステップS217〜S221)。
【0091】
これにより、最大変形率に達した後、図11(C)→図11(B)→図11(A)と、変形率が元の0に戻るまで圧縮した表示がスクロール方向に拡大する。また、これに伴って、余白領域の表示面積が縮小する。
【0092】
変形率が0に達すると(ステップS223でYES)、CPU101は、一連の処理を終了する。
【0093】
<実施の形態の効果>
画像形成装置1において上記動作が行なわれることで、フリックなどのジェスチャー操作によって項目の一覧表示などをスクロールさせたとき、表示画面の端部(上端、下端)に到達すると、端部が表示されたまま、いったん、表示がスクロール方向に圧縮されて余白領域が表示され、また元に戻るように変形して表示される。
【0094】
このため、ユーザーは、表示画面がまだスクロール方向に続くのではないかと誤解したり、表示の不具合でないかと誤解したりすることなく、表示画面の端部に達したことを直感的に把握することができる。
【0095】
さらにこのとき、表示画面の端部が表示されたときの表示範囲が固定されたまま、その表示範囲が圧縮されるため、見ることのできる情報量が減ることがない。
【0096】
<変形例1>
上の例では、表示画面の端部よりも先がスクロールされた場合に、表示範囲は変わらずに表示が圧縮され、さらに、その先を表わす余白領域が表示されるものとしている。
【0097】
他の例として、余白領域が表示されなくてもよい。
図18は、第1の変形例での、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図であり、具体例として、項目の一覧の画面の下端が表示されているときの表示の変化の具体例を表わしている。
【0098】
図18(A)は、スクロールの結果、表示範囲が、表示画面の下端まで達したときの操作パネル130の表示例を表わしている。この状態においてさらに上向きにフリックがなされ、下向きのスクロールの指示がされると、画像形成装置1は、予め操作パネル130の表示領域に対して規定された、スクロール方向に直交する直線を変形境界として、当該境界よりもスクロール方向に後方側(図18の例では上側)を第1領域、スクロール方向に前方側(図18の例では下側)を第2領域として特定する。そして、画像形成装置1は、表示画面における表示範囲を固定して、第1領域の画像を圧縮する。それに伴って、画像形成装置1は、両領域のサイズを合わせたサイズが操作パネル130の表示領域のサイズとなるように、第2領域の画像を変形(拡大)する。また、これにより、変形境界が第1領域よりに移動する(図18(B))。
【0099】
この例でも、上述の例と同様に、画像形成装置1は、第1領域の変形量(圧縮率)が最大変形量に達するまで第1領域の画像を変形(圧縮)し(図18(C))、最大変形量に達すると、元に戻すように変形量を減少させる。
【0100】
このようにすることでも、ユーザーは、表示画面がまだスクロール方向に続くのではないかと誤解したり、表示の不具合でないかと誤解したりすることなく、表示画面の端部に達したことを直感的に把握することができる。
【0101】
<変形例2>
なお、第1の変形例での上記変形境界は、ジェスチャー操作の位置に応じて設定されてもよい。すなわち、画像形成装置1は、スクロールを指示するフリック操作の開始位置を含むスクロール方向に直交する直線を変形境界として設定してもよい。
【0102】
この場合、画像形成装置1は、第1領域、第2領域とも、フリック操作の開始位置に近い位置ほど変形量を大きくするようにしてもよい。
【0103】
このようにすることでも、ユーザーは、表示画面の端部に達したことを直感的に把握することができる。
【0104】
<変形例3>
図11で説明した変形方法に、第1の変形例または第2の変形例を適用することもできる。
【0105】
図19は、第3の変形例での、スクロールジェスチャーに従う表示の変化の具体例を表わした図であり、図11(A)および図11(B)の変形例を表わした図である。
【0106】
図19を参照して、スクロールの結果、表示範囲が、表示画面の下端まで達した状態において(図19(A))、上向きにフリックがなされて下向きのスクロールの指示がされると、画像形成装置1は、フリック操作の開始位置を含むスクロール方向に直交する直線を変形境界として設定し、当該境界よりもスクロール方向に後方側(図19の例では上側)を第1領域、スクロール方向に前方側(図19の例では下側)を第2領域として特定する。
【0107】
画像形成装置1は、表示範囲の上端の表示位置を表示の上端に固定して表示範囲の表示サイズを圧縮すると共に、余白領域を表示の下端から上方向に増加させていく。さらに、画像形成装置1は、その表示サイズの中で、第1領域を上記変形量の変化に従って圧縮し、その圧縮に伴って第2領域を拡大する(図19(B))。
【0108】
このようにすることでも、ユーザーは、表示画面の端部に達したことを直感的に把握することができる。
【0109】
さらに、上述の処理を画像形成装置1のCPU101に実行させて、タッチパネルの表示を制御するための制御装置として機能させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0110】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0111】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0112】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0113】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0114】
1,1−1A,…1−1N,1−2A,…1−2N 画像形成装置、3,3−1A,…3−1M,3−2A,…3−2M 情報処理装置、4 ネットワーク、5 外部ネットワーク、100 制御部、102 ROM、103 S−RAM,104 NV−RAM、105 時計IC、110 固定記憶装置、120 画像読取装置、130 操作パネル、140 画像出力装置、150 プリンターコントローラー、160 ネットワークI/F、201 入力部、202 検出部、203 表示範囲特定部、204 表示範囲記憶部、205 判断部、206 操作速度算出部、207 スクロール速度算出部、208 スクロール処理部、209 変形量算出部、210 変化率算出部、211 変形処理部、301 表示画面記憶部。
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