特許6252450IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

内燃機関、より詳しくは、排気ガス中の窒素酸化物(NOX)を浄化する排気浄化装置を備えた内燃機関の制御装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、エンジンの運転域によっては、リッチスパイクが有効に機能しない場合がある。その具体的な例は高トルク域である。高トルク域では吸気効率を高めるために吸気バルブのバルブタイミングが進角され、それに伴って吸気バルブと排気バルブとの間のバルブオーバラップ量が拡大する。高トルク域でのバルブオーバラップは吸気ポートから排気ポートへの空気の吹き抜け(いわゆるスカベンジ)を発生させる場合がある。特に、過給エンジンでは、過給によって吸気圧が高められることによって、スカベンジの発生は顕著になる。 スカベンジが発生したときには、酸素濃度の高い空気が排気浄化装置へ流れることになる。その結果、リッチスパイクによって生成した還元剤と酸素との反応が起きてしまい、還元剤によってNOXが還元されることを妨げてしまう。具体的には、NOX吸蔵還元型触媒によってNOXを浄化する排気浄化装置の場合は、NOXの還元に必要な炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)が酸素によって酸化されてしまう。NOX吸蔵還元型触媒と選択還元型触媒との組み合わせによりNOXを浄化する排気浄化装置の場合は、NH3の生成に必要なNOやCOが酸素によって酸化されてしまう。この結果、排気浄化装置におけるNOxの浄化効率が低下し、大気中へのNOXの放出を招いてしまうおそれがある。 本発明は、の問題に鑑みて創案されたものであって、リッチスパイクの有効性を保つことによってNOXの浄化効率の低下を抑えることのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る内燃機関の制御装置は、酸素過剰のリーン雰囲気下において排気ガス中のNOXを吸蔵し、排気流れ上流側から供給された還元剤を直接的又は間接的にNOXと反応させてNOXを還元する排気浄化装置を備えた内燃機関を制御対象とする制御装置である。酸素過剰のリーン雰囲気とは、理論空燃比の混合気の燃焼により得られる排気ガスの酸素濃度よりも高い酸素濃度の雰囲気を意味する。還元剤を直接的にNOXと反応さ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る制御装置によれば、排気ポートの圧力よりも吸気ポートの圧力のほうが高くなる運転域では、リッチスパイクの実行時に吸気バルブと排気バルブとの間のオーバラップ量を減少させることにより、リッチスパイクの実行時におけるスカベンジ量を減らすことができる。これにより、リッチスパイクによって生成される還元剤と酸素との反応を低減し、還元剤とNOXとの直接的又は間接的な反応を促進することによって、NOXの浄化効率の低下を抑えることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の形態1にかかるシステムの構成を示す図である。

【図2】本発明の実施の形態1にかかるバルブタイミング制御の概要についてまとめた表である。

【図3】本発明の実施の形態1にかかるバルブタイミング制御のフローを示すフローチャートである。

【図4】本発明の実施の形態1にかかるスカベンジ域におけるバルブタイミング制御とその効果を説明するためのタイミングチャートである。

【図5】本発明の実施の形態2にかかるシステムの構成を示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

2 内燃機関   5 燃焼室   6 吸気ポート   8 排気ポート   14 吸気バルブ   16 排気バルブ   20 ポート噴射弁   22 筒内噴射弁   24 吸気可変動弁機構   28 ターボ過給機   28a コンプレッサ   28b タービン   30 吸気通路   32 排気通路   38 過給圧センサ   40 スロットルバルブ   46 ウェイストゲートバルブ   50 制御装置   56 吸気圧センサ   60 排気浄化装置   62 スタート触媒(SC)   64 NOX吸蔵還元型触媒(NSR)   66 選択還元型触媒(SCR)   80 排気浄化装置   82 スタート触媒(SC)   84 NOX吸蔵還元型触媒(NSR)

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