特許第6252629号(P6252629)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6252629シュリンクフィルム付台紙およびその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6252629
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】シュリンクフィルム付台紙およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   B65D 73/00 20060101AFI20171218BHJP
   B65D 85/20 20060101ALI20171218BHJP
   B65B 53/00 20060101ALI20171218BHJP
【FI】
   B65D73/00 L
   B65D85/20 Z
   B65B53/00 C
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-117135(P2016-117135)
(22)【出願日】2016年6月13日
(62)【分割の表示】特願2011-221753(P2011-221753)の分割
【原出願日】2011年10月6日
(65)【公開番号】特開2016-164088(P2016-164088A)
(43)【公開日】2016年9月8日
【審査請求日】2016年6月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 志歩
【審査官】 吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 特開平8−169467(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3029784(JP,U)
【文献】 実開平6−12371(JP,U)
【文献】 実開平4−132060(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 73/00
B65B 53/00
B65D 85/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被包装物が筒状のシュリンクフィルムの中にシュリンク包装され、台紙の前パネルと後パネルの間に取り付けられた包装体の製造に使用するシュリンクフィルム付台紙であって、
前記前パネルに窓部が設けられ、該窓部の上部の形状が、前記被包装物の縦断面の外形の上部の形状と略同形状であり、
前記筒状シュリンクフィルムが、その軸方向を縦として縦長の後接着部で後パネルに接着されており、前記窓部の下方の前接着部で前パネルに接着されていると共に、これら後接着部と前接着部とを除くその他の領域で、シュリンク可能な自由な状態であることを特徴とするシュリンクフィルム付台紙。
【請求項2】
請求項1に記載されているシュリンクフィルム付台紙の製造方法であって、
前記前パネルと後パネルと、貼着板を有し、窓部の設けられた台紙に、接着剤を塗布し後接着部と前接着部とを設ける工程、
後接着部で後パネルに筒状のシュリンクフィルムを接着する工程、
前記貼着板に接着剤を塗布する工程、
前記前パネルと後パネルを対向するように折り、前接着部で前パネルに筒状のシュリンクフィルムを接着し、更に貼着板を折って貼着し、前記台紙を筒状にする工程、
を有することを特徴とするシュリンクフィルム付台紙の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュリンクフィルム付台紙およびその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示やデザインを印刷した台紙とともに、商品となる被包装物を、見えるように収納した包装には、熱成形したプラスチックシートに被包装物を収納して、台紙で塞ぐ、ブリスター包装や、台紙の上に被包装物を載せて、上から加熱したフィルムで直接包装する、スキンパックがある。
【0003】
また、紙、合成樹脂、或いは金属板からなるカード(台紙1)に被包装物3を当該してこれらを、合成樹脂の熱収縮性の皮膜で被覆し、皮膜を過熱して熱収縮せしめ全体を緊密一体的に被着させた、カード包装がある。
【0004】
そのひとつとして図6(A)のように、カード(台紙1)に粘着剤を塗布して、粘着部10を設け、熱収縮性チューブ(筒状のシュリンクフィルム2)を接着させ、シュリンクフィルム付台紙を製造して図6(B)のように、被包装物3を収納し、熱収縮性チューブ(筒状のシュリンクフィルム2)を熱収縮させて、被包装物3を、カード(台紙1)に取り付けた包装体があった(特許文献1)。
【0005】
また、筒状のシュリンクフィルム2を台紙1へ取り付ける別の方法として、台紙1の下端に延設された帯板を、筒状のシュリンクフィルム2内に挿通された状態で、上方に折り返して、帯板の先端を台紙1に設けたスリットに係止させたシュリンクフィルム付台紙があった(特許文献2)。
【0006】
さらには、筒状のシュリンクフィルム2の背部に保形性シートによって形成された舌片を、台紙1に設けたスリットに挿通して、舌片を抜き止め手段により保持して、取り付けたシュリンクフィルム付台紙もあった(特許文献3)。
【0007】
一方、台紙1については記載されていないが、筒状のシュリンクフィルム2を用いてシュリンク包装を行う方法で、首部より径の大きい胴部を有する容器の首部にフィットして、シワなどの発生しないシュリンク包装をスムーズに効率よく、的確に行う方法として、以下の包装方法があった。
【0008】
すなわち、筒状のシュリンクフィルム2を、シュリンク包装する対象のビンまたは容器の大きさ以上のサイズに切断し、円筒状とする第1工程、該筒状のシュリンクフィルム2を開口し、容器の上部首部の一部を該筒状のシュリンクフィルム2の一端に挿入し、他の端部が平面を形成するに十分の長さを持つように挿入する第2工程、次いで該端部を容器の上部首部の断面形状に類似した形状に溶断し、溶断した不要部を取り除く第3工程、該容器を完全に覆う状態まで挿入し、筒状のシュリンクフィルム2によって覆われた容器の底部の部分のみに熱風をあてて、筒状のシュリンクフィルム2を収縮させる第4工程、引き続き加熱トンネルを通して本収縮させる第5工程からなるシュリンク包装方法があった(特許文献4)。
【0009】
公知文献を以下に示す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開昭49−3796号公報
【特許文献2】特開2000−33968号公報
【特許文献3】特開2009−107702号公報
【特許文献4】特開平3−289422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
特許文献1から特許文献3に記載のシュリンク付台紙で、被包装物3をシュリンクして包装するとき、筒状のシュリンクフィルム2内部に被包装物3を挿入する作業を行うが、シュリンクフィルム2の下端と台紙1の下端との位置は同じであるが、被包装物3の下端の位置が異なる場合、あるいは、シュリンクフィルム2の下端と台紙1の下端と被包装物3の下端との位置がそれぞれ異なる場合、被包装物3をどの位置まで挿入すればよいか、目視で判断しなければならない。印刷によって挿入する位置に印をつけてもよいが、いずれにしても目視で判断しなければならず、挿入してから位置の調整は必要である。
【0012】
特許文献4に記載のシュリンク包装方法では、筒状のシュリンクフィルム2の端部を容器(被包装物3)の上部首部の断面形状に類似した形状に溶断し、溶着部を設けているので、被包装物3を溶着部まで挿入して位置決めすることができる。しかし、筒状のシュリンクフィルムの端部を容器の上部首部の断面形状に類似した形状に溶断したので、不要部を取り除く必要がある。
【0013】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもので、筒状のシュリンクフィルム内部に被包装物を挿入するときの位置決めが容易にできるシュリンクフィルム付台紙の包装体およびその製造方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の請求項1に係る発明は、被包装物が筒状のシュリンクフィルムの中にシュリンク包装され、台紙の前パネルと後パネルの間に取り付けられた包装体の製造に使用するシュリンクフィルム付台紙であって、
前記前パネルに窓部が設けられ、該窓部の上部の形状が、前記被包装物の縦断面の外形の上部の形状と略同形状であり、
前記筒状シュリンクフィルムが、その軸方向を縦として縦長の後接着部で後パネルに接着されており、前記窓部の下方の前接着部で前パネルに接着されていると共に、これら後接着部と前接着部とを除くその他の領域で、シュリンク可能な自由な状態であることを特
徴とするシュリンクフィルム付台紙である。
【0015】
本発明のシュリンクフィルム付台紙は、以上のような構成であって、窓部の上部の形状が、前記被包装物の縦断面の外形の上部の形状と略同形状であるので、筒状のシュリンクフィルムに被包装物を挿入したときに、被包装物の上端部が窓部の上端部に当たり、そこに位置決めすれば良いので、位置決めが容易である。
【0016】
また、本発明は、請求項1に記載のシュリンクフィルム付台紙であって、上記のように、筒状のシュリンクフィルムが、前パネルと後パネルにそれぞれ接着されているので、前パネルと後パネルを開くと、筒状のシュリンクフィルムが開き、筒状のシュリンクフィルムの中に被包装物を挿入しやすい。しかも、筒状シュリンクフィルムは、その軸方向を縦として縦長の後接着部で後パネルに接着されており、その下方の前接着部で前パネルに接着されていると共に、これら後接着部と前接着部とを除くその他の領域で、シュリンク可能な自由な状態であるから、被包装物を挿入した後、筒状シュリンクフィルムをシュリンクすることにより、被包装物を緊密にシュリンク包装することができる。
【0017】
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載されているシュリンクフィルム付台紙の製造方法であって、
前記前パネルと後パネルと、貼着板を有し、窓部の設けられた台紙に、接着剤を塗布し後接着部と前接着部とを設ける工程、
後接着部で後パネルに筒状のシュリンクフィルムを接着する工程、
前記貼着板に接着剤を塗布する工程、
前記前パネルと後パネルを対向するように折り、前接着部で前パネルに筒状のシュリンクフィルムを接着し、更に貼着板を折って貼着し、前記台紙を筒状にする工程、
を有することを特徴とするシュリンクフィルム付台紙の製造方法である。
【0018】
本発明は、請求項1または2に記載されているシュリンクフィルム付台紙の包装体の製造方法において、開かれた筒状のシュリンクフィルム中に被包装部を挿入し、被包装物の上端部を窓部の上端部に突き当てて位置決めすれば良いので、位置決めが容易である。
【発明の効果】
【0019】
本発明のシュリンクフィルム付台紙およびその製造方法は、筒状のシュリンクフィルム内部に被包装物を挿入するときの位置決めが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例を模式的に示した説明図である。
図2】本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例の台紙を開いた状態を模式的に示した説明図である。
図3図4の台紙に筒状のシュリンクフィルムを取り付けた状態を模式的に示した説明図である。
図4】本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例の被包装物である。(A)正面図である。(B)平面図である。
図5】(A)図2(B)のX−X断面の外形図である。(B)図2(B)のY−Y断面の外形図である。
図6】(A)従来のシュリンクフィルム付台紙の一例を模式的に示した説明図である。(B)従来のシュリンクフィルム付台紙の一例を用いた包装体の一例を模式的に示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
【0022】
図1は、本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例を模式的に示した説明図である。図2は、本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例の台紙を開いた状態を模式的に示した説明図である。図3は、図2の台紙に筒状のシュリンクフィルムを取り付けた状態を模式的に示した説明図である。図4は、本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体の一例の被包装物である。(A)正面図である。(B)平面図である。図5(A)は、図4(B)のX−X断面の外形図である。(B)は、図4(B)のY−Y断面の外形図である。
【0023】
本例のシュリンクフィルム付台紙の包装体100は、図1のように、台紙1に筒状のシュリンクフィルム2にシュリンク包装された被包装物3が取り付けられていて、台紙1に設けられた窓部4から、シュリンクフィルム2にシュリンク包装された被包装物3の一部が台紙1より、前方に飛び出している。
【0024】
また、台紙1の上部には、吊下げ孔5が設けられていて、店舗などで商品展示台に設け
られたフックなどに吊下げ展示できるようになっている。
【0025】
シュリンクフィルム付台紙の包装体100の台紙1は、開いて内面側から見た図2のように、前パネル11と後パネル12と貼着板13からなっていて、前パネル11と後パネル12の間と、貼着板13と前パネル11の間は折罫が設けられ連続している。
【0026】
前パネル11の上部に貫通孔からなる吊下げ孔5が設けられ、その下方に打ち抜かれた窓部4が設けられている。そして、窓部4の下方に、接着剤が塗布された前接着部6が設けられている。前パネル11の上端は、後パネル12の上端より上に伸びていて、吊下げ孔5は後パネル12の上端より上になるように設けられている。
【0027】
後パネル12には、その左右中央部に、縦長の後接着部7が設けられている。また、後接着部7を挟むように、2本の並列した易切断線8a、8bよりなる切断帯が後パネル12の下端から上方に向けて設けられている。
【0028】
易切断線8a、8bは、後パネル12がそれに沿って切れやすくなるものであれば、特に限定されるものではなく、ハーフカット線でもよいが、本例では、貫通した小切れ込みが、未切断部を間において連続して並び易切断線8a、8bを形成し、小切れ込みの形状は、切断方向上流側が、2本の並列した易切断線8a、8bの互いに内方に折れ曲がっている。
【0029】
図3は、図2の台紙1に、筒状のシュリンクフィルム2を取り付けた状態を示している。筒状のシュリンクフィルム2は、筒の軸方向が縦に、縦長の後接着部7の長手方向なるようにして、後接着部7を介して、後パネル12に接着されている。
【0030】
筒状にしたシュリンクフィルム2は、平らなシュリンクフィルムを両側縁が重なるように、筒状に丸めて重なり合って側縁部分を接着して封筒貼り部4を設けて、筒状とし、この封筒貼りしたシュリンクフィルムを、筒をつぶすように折って、筒状のシュリンクフィルム2としたものである。
【0031】
このシュリンクフィルム2を取り付けた平坦状の台紙1を、前パネル11と後パネル12の間の折罫を折り、さらに、前パネル11と貼着板13の間の折罫を折り、貼着板13を後パネル12の背面側に貼着すると筒状となる。このとき、筒状のシュリンクフィルム2の正面側も前接着部6を介して前パネル11に接着され、シュリンクフィルム付台紙が出来上がる。
【0032】
このシュリンクフィルム付台紙の窓部4の上部の形状は、被包装物3の縦断面の外形の上部の形状と略同形状になっている。本例の被包装物3は、キャップ31と容器本体32からなるボトルである。図4(A)は、被包装物3の正面図で、図4(B)は、その平面図である。図5(A)は、図4(B)のX−X断面の外形図で、図5(B)は、図4(B)のY−Y断面の外形図である。
【0033】
このような被包装物3の縦断面の外形の上部の形状に合わせて、窓部4の上部の形状としている略同形状に。本例では、図5(A)の外形図のフラットな天部311からキャップ31のスカート部312の傾斜までの被包装物3の断面の外形の上部と略同形状に窓部4の上部を形成している。
【0034】
このように、窓部4の上部の形状が、被包装物3の縦断面の外形の上部の形状と略同形状であるので、筒状のシュリンクフィルム2に被包装物3を挿入するときに、被包装物3の上端部が窓部4の上端部に当たるまで挿入すればよいので、位置決めが容易になる。
【0035】
本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体100の製造方法に付いて説明する。シュリンクフィルム2は、幅広で長尺のシュリンクフィルムに必要に応じて印刷を施し、スリットして、幅方向の両端を重ね合わせて封筒貼りして、決められた折径になるように筒状にし、筒をつぶすように折って長尺のまま紙管に巻き取っておく。
【0036】
台紙1も、必要に応じて印刷を施した多面付けの台紙用紙から、断裁や、抜き工程によって、1枚ずつ切り離された台紙1としておく。このとき窓部4や吊下げ孔5を同時に抜き、また、易切断線8a、8bも切り込みとして設け、また前パネル11と貼着板13の間と、前パネル11と後パネル12の間に折罫も入れる。
【0037】
この台紙1に接着剤を塗布し、前接着部6と後接着部7を設ける。これにより、図2のような台紙1が得られる。次に、筒をつぶすように折った長尺のシュリンクフィルムを所定の長さに切断し、所定の長さの筒状のシュリンクフィルム2とし、後接着部7に、図3のように取り付ける。
【0038】
次に、貼着板13の内面側に接着剤を塗布する。そして、前パネル11と後パネル12を、筒状のシュリンクフィルム2を挟んで対向するように、前パネル11と後パネル12の間の折罫で折り、さらに、貼着板13と前パネル11の間の折罫で折り、貼着板13を後パネル12の背面に貼着し、台紙1を筒状にする。
【0039】
このとき、前パネル11の下方に設けた前接着部6を介して、前パネル11と筒状のシュリンクフィルム2の正面側が接着される。このようにして、本発明に用いるシュリンクフィルム付台紙が製造される。
【0040】
このシュリンクフィルム付台紙の下端から、前パネル11と後パネル12を開く。筒状のシュリンクフィルム2は、その正面側と背面側がそれぞれ前パネル11と後パネル12に接着されているので、筒状のシュリンクフィルム2も開くことになる。
【0041】
この開かれた筒状のシュリンクフィルム2の中に被包装部3を挿入し、被包装物3の上端部を窓部4の上端部に突き当てる。これにより、筒状のシュリンクフィルム2の中の被包装部3の位置決めをすることができる。
【0042】
この被包装物3の上端部を窓部4の上端部に突き当てて位置決めする際に、窓部4周辺の前パネル11と後パネル12を接近するように押圧しながら位置決めする。このようにすると、被包装物3の上端部が窓部4の上端部に確実に突き当たり、位置決めが容易にできる。
【0043】
本発明のシュリンクフィルム付台紙の包装体100に用いる台紙1には、紙、プラスチックシート、或いは金属板などの板状のものが使用できる。紙としては、厚紙で腰のあるものであれば、特に限定されない。また表面にアルミ蒸着層のあるアルミ蒸着紙なども使用できる。
【0044】
シュリンクフィルム2には、熱で収縮するフィルムであればよく、また、筒が細くなる方向の収縮が、筒が短くなる方向の収縮より大きいフィルムが、シュリンク包装を行う際の収縮時に被包装物3がシュリンクフィルム2から外れることがないので、本用途には適している。
【0045】
シュリンクフィルム2の材質としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、或いは、ポリエステル系の樹脂が好ましく用いられる。ポリエステル
系の樹脂として、農産物由来の持続可能な素材である、ポリ乳酸を用いることも可能であり、環境に対応した包装として好ましく用いることができる。
【0046】
前接着部6と後接着部7に用いる接着剤には、粘着剤を用いても良い。また、ホットメルト接着剤を用いても良い。特に日の当たる店頭などで、高温に曝されることを考慮すると反応型ホットメルト接着剤が好ましく用いることができる。
【0047】
従来のホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂を成分として、固形のホットメルト接着剤を加熱、融解して塗布し、冷却することにより固化・接着するものであり、加熱溶融させて用いるため、耐熱性の点では限界がある。
【0048】
反応型ホットメルト接着剤は、最初は固形であって、これを加熱溶融させて用いることは、従来の可塑性樹脂のホットメルト接着剤と同じであるが、塗布、冷却後に、反応が進み硬化して、耐熱性などの物性の高い接着性が得られる。
【0049】
ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、加熱溶融により生成されたウレタンプレポリマーが、冷却されると末端イソシアネート基を残した状態で固化し、冷却された後も、空気中や被着材に含まれる水分と末端イソシアネート基が反応し、高分子化が進み、より耐熱性の高い接着性を得ることができる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、塗布後に特に硬化を進めるための処理を必要としないので、好ましく用いることができる。
【符号の説明】
【0050】
100・・シュリンクフィルム付台紙の包装体
1・・・・台紙
2・・・・シュリンクフィルム
3・・・・被包装物
4・・・・窓部
5・・・・吊下げ孔
6・・・・前接着部
7・・・・後接着部
8a、8b・・・易切断線
11・・・前パネル
12・・・後パネル
13・・・貼着板
31・・・キャップ
32・・・容器本体
311・・天部
312・・スカート部
図1
図2
図3
図4
図5
図6