特許第6252879号(P6252879)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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  • 特許6252879-緊急時連絡先表示マグネットシート 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6252879
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】緊急時連絡先表示マグネットシート
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/18 20060101AFI20171218BHJP
   G09F 13/20 20060101ALI20171218BHJP
   B42D 15/02 20060101ALI20171218BHJP
【FI】
   G09F7/18 J
   G09F13/20 D
   B42D15/02 521
【請求項の数】2
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2016-187694(P2016-187694)
(22)【出願日】2016年9月27日
【審査請求日】2016年9月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107467
【弁理士】
【氏名又は名称】員見 正文
(72)【発明者】
【氏名】▲浜▼本 宜美
(72)【発明者】
【氏名】麻木 順一
(72)【発明者】
【氏名】谷口 智彦
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3195426(JP,U)
【文献】 実開昭59−064274(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 7/18
B42D 15/02
G09F 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被貼付物(1)に貼り付けて緊急時連絡先を表示するための緊急時連絡先表示マグネットシート(10)であって、
裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート(11)を具備し、
該裏面吸着マグネットシートの表面に、前記緊急時連絡先が夜光文字で印字されており、
前記裏面吸着マグネットシートの裏面に、復旧作業者の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報が夜光文字で印字されており、
前記復旧作業者情報が前記裏面吸着マグネットシートの裏面に表示されたままとされる、
ことを特徴とする、緊急時連絡先表示マグネットシート。
【請求項2】
被貼付物(1)に貼り付けて緊急時連絡先を表示するための緊急時連絡先表示マグネットシート(10)であって、
裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート(11)と、
該裏面吸着マグネットシートの表面に貼着された、かつ、前記緊急時連絡先が夜光文字で表示された夜光連絡先表示シート(12)と、
前記裏面吸着マグネットシートの裏面に貼着された、かつ、復旧作業者の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報が夜光文字で表示された夜光名札表示シート(13)とを具備し、
前記夜光名札表示シートが前記裏面吸着マグネットシートの裏面に貼着されたままとされる、
ことを特徴とする、緊急時連絡先表示マグネットシート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気冷蔵庫等に貼り付けて緊急時連絡先を表示するのに好適な緊急時連絡先表示マグネットシートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、お客さまは、お客さま宅が何らかの原因により停電した場合には、電話帳やメモ等によって停電時の連絡先の電話番号を確認したのち、電力会社に電話連絡をしている。
また、停電復旧作業のためにお客さま宅を訪問する電力会社の社員(復旧作業者)は、社員証または名札を着用している。
【0003】
なお、下記の特許文献1には、信頼性が高い表示装置を備えた電気冷蔵庫を提供するために、表示パネルの裏面全面にマグネットシートが配置された表示装置が開示されている(公報の段落0064〜0067参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−027815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、停電時の連絡先については、電話帳やメモ等に書いていても、夜間停電の際には、電話帳やメモ等を置いた場所が分かり難かったり、電話帳やメモ等に書いた電話番号を探すのに時間が掛ったりすると、電力会社への電話連絡が遅くなり、停電復旧までに時間を要してしまうという問題があった。
【0006】
また、社員が着用する社員証または名札については、日中停電の際にはお客さまはこの社員の所属や氏名等を容易に確認できるが、夜間停電の際にはこの社員の所属や氏名等が見えなかったり見え難くかったりしてお客さまに不安感を与えてしまうという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、夜間停電等の際に早期復旧を図ることができるとともにお客さまに安心感を与えることができる緊急時連絡先表示マグネットシートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の緊急時連絡先表示マグネットシートは、被貼付物(1)に貼り付けて緊急時連絡先を表示するための緊急時連絡先表示マグネットシート(10)であって、裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート(11)を具備し、該裏面吸着マグネットシートの表面に、前記緊急時連絡先が夜光文字で印字されており、前記裏面吸着マグネットシートの裏面に、復旧作業者の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報が夜光文字で印字されており、前記復旧作業者情報が前記裏面吸着マグネットシートの裏面に表示されたままとされることを特徴とする。
本発明の第2の緊急時連絡先表示マグネットシートは、被貼付物(1)に貼り付けて緊急時連絡先を表示するための緊急時連絡先表示マグネットシート(10)であって、裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート(11)と、該裏面吸着マグネットシートの表面に貼着された、かつ、前記緊急時連絡先が夜光文字で表示された夜光連絡先表示シート(12)と、前記裏面吸着マグネットシートの裏面に貼着された、かつ、復旧作業者の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報が夜光文字で表示された夜光名札表示シート(13)とを具備し、前記夜光名札表示シートが前記裏面吸着マグネットシートの裏面に貼着されたままとされることを特徴とする
【発明の効果】
【0009】
本発明の緊急時連絡先表示マグネットシートは、以下の効果を奏する。
(1)夜光文字で表示された緊急時連絡先が見えるようにしか被貼付物(電気冷蔵庫等)に貼り付けられないため、夜間でも、緊急時連絡先を一目で確認して電話連絡ができるので、停電等の早期復旧を図ることができる。
(2)復旧作業者情報が緊急時連絡先表示マグネットシートの裏面に夜光文字で表示されているため、夜間でも、復旧作業者が緊急時連絡先表示マグネットシートの裏面を見せることによりこの復旧作業者の所属や氏名等を容易に確認できるので、お客さまに安心感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施例による緊急時連絡先表示マグネットシート10の構成について説明するための図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその背面図であり、(c)はそれを電気冷蔵庫1の扉に貼り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
上記の目的を、裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシートの表面および裏面に緊急時連絡先および復旧作業者情報を夜光文字でそれぞれ表示することによりに実現した。
【実施例1】
【0012】
以下、本発明による緊急時連絡先表示マグネットシートの実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例による緊急時連絡先表示マグネットシート10は、図1(a),(b)に示すように、裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート11(片面多極着磁のマグネットシート)と、裏面吸着マグネットシート11の表面に貼着された夜光連絡先表示シート12と、裏面吸着マグネットシート11の裏面に貼着された夜光名札表示シート13とを具備する。
【0013】
ここで、夜光連絡先表示シート12は、停電時の連絡先(停電が生じた場合の緊急時連絡先)を夜光文字で表示するためのものであり、図1(a)に示すように、上から順に、「◆◆停電時のお問い合わせ◆◆」、「○○電力(株)○○営業所」および「電話:0120−○○○−○○○」の文字等と自社のキャラクターマークとが夜光塗料を用いて書かれている。
【0014】
夜光名札表示シート13は、停電復旧作業のためにお客さま宅を訪問する社員(復旧作業者)の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報を夜光文字で表示するためのものであり、図1(b)に示すように、上から順に、「○○電力(株)○○営業所」、「お客さまサービス課」、「田中太郎」、「電話:●●●●−●●−●●●●」および「FAX:●●●●−●●−●●●●」の文字等が夜光塗料を用いて書かれている。
【0015】
次に、緊急時連絡先表示マグネットシート10の使用方法について説明する。
停電した旨の電話連絡が○○電力(株)○○営業所にお客さまからあると、お客さまサービス課の田中太郎(以下、「担当復旧作業者」と称する。)は、停電復旧作業を行うために、自身の緊急時連絡先表示マグネットシート10を携帯してお客さま宅を訪問する。
【0016】
お客さま宅に着くと、担当復旧作業者は、緊急時連絡先表示マグネットシート10の裏面をお客さまに見せて、停電復旧作業のために伺った旨を伝える。
【0017】
このとき、夜間でお客さまの玄関先が暗くても、緊急時連絡先表示マグネットシート10の裏面に貼着された夜光名札表示シート13には担当復旧作業者の所属(○○電力(株)○○営業所お客さまサービス課)および氏名(田中太郎)等が夜光文字で表示されているため、お客さまに社員証や名札を見せなくても担当復旧作業者の所属および氏名等を確認させられるので、お客さまに安心感を持って頂くことができる。
【0018】
その後、停電復旧作業が終了すると、担当復旧作業者は、緊急時連絡先表示マグネットシート10をお客さまに渡して、例えば、図1(c)に示すように電気冷蔵庫1の扉のように誰でも発見し易い箇所の物(被貼付物)に緊急時連絡先表示マグネットシート10を貼り付けておいてもらうように要請する。
【0019】
その後、お客さまが緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉に貼り付ける際には、裏面吸着マグネットシート11は裏面のみが吸着面とされているため、夜光名札表示シート13を表として電気冷蔵庫1の扉に貼り付けようとしても緊急時連絡先表示マグネットシート10は貼り付かないので、夜光連絡先表示シート12を表としてしか緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉に貼り付けることができない。
すなわち、お客さまは、夜光連絡先表示シート12が見えるようにしか緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉に貼り付けることができない。
【0020】
これにより、後日にこのお客さま宅で夜間停電が生じた場合でも、お客さまは電気冷蔵庫1の扉に貼り付けられた緊急時連絡先表示マグネットシート10を見ることにより、夜光連絡先表示シート12に夜光文字で表示された停電時連絡先の電話番号“0120−○○○−○○○”を見て、直ぐに電力会社に電話連絡することができる。
【0021】
この際、お客さまは、緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉から取り外して夜光名札表示シート13を見ることにより、前に夜間停電があったときに復旧作業のために訪問した担当復旧作業者の所属(○○電力(株)○○営業所お客さまサービス課)および氏名(田中太郎)等を確認して伝えることもできる。
【0022】
また、電話が電気冷蔵庫1の近くにない場合でも、お客さまは緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉から取り外して電話の所まで持っていくことができるため、停電時連絡先の電話番号“0120−○○○−○○○”を覚える必要なく、電力会社に電話連絡することができる。
【0023】
なお、お客さまが緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉から取り外したのちに再度貼り付ける際にも、裏面吸着マグネットシート11は裏面のみが吸着面とされているため、夜光連絡先表示シート12が見えるようにしか緊急時連絡先表示マグネットシート10を電気冷蔵庫1の扉に貼り付けることができない。
【0024】
以上では、裏面吸着マグネットシート11の表面および裏面に夜光連絡先表示シート12および夜光名札表示シート13をそれぞれ貼着したが、緊急時連絡先および復旧作業者情報を裏面吸着マグネットシート11の表面および裏面に夜光塗料を用いて印字するようにしてもよい。
【0025】
また、停電時の連絡先の場合を例として説明したが、ガスや水道等の緊急時連絡先を表示する緊急時連絡先表示マグネットシートとしても本発明の緊急時連絡先表示マグネットシートを適用することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 電気冷蔵庫
10 緊急時連絡先表示マグネットシート
11 裏面吸着マグネットシート
12 夜光連絡先表示シート
13 夜光名札表示シート
【要約】
【課題】夜間停電等の際に早期復旧を図ることができるとともにお客さまに安心感を与えることができる緊急時連絡先表示マグネットシートを提供する。
【解決手段】電気冷蔵庫1等に貼り付けて緊急時連絡先を表示するための緊急時連絡先表示マグネットシート10であって、裏面のみが吸着面とされた裏面吸着マグネットシート11と、裏面吸着マグネットシート11の表面に貼着された夜光連絡先表示シート12と、裏面吸着マグネットシート11の裏面に貼着された夜光名札表示シート13とを具備する。夜光連絡先表示シート12には、緊急時連絡先が夜光文字で表示されている。夜光名札表示シート13には、復旧作業者の所属および氏名を少なくとも含む復旧作業者情報が夜光文字で表示されている。
【選択図】図1
図1