特許第6253416号(P6253416)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ トヨタホーム株式会社の特許一覧
<>
  • 特許6253416-給電システム 図000002
  • 特許6253416-給電システム 図000003
  • 特許6253416-給電システム 図000004
  • 特許6253416-給電システム 図000005
  • 特許6253416-給電システム 図000006
  • 特許6253416-給電システム 図000007
  • 特許6253416-給電システム 図000008
  • 特許6253416-給電システム 図000009
  • 特許6253416-給電システム 図000010
  • 特許6253416-給電システム 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6253416
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】給電システム
(51)【国際特許分類】
   H02J 9/04 20060101AFI20171218BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20171218BHJP
   H02J 7/34 20060101ALI20171218BHJP
【FI】
   H02J9/04
   H02J7/00 Y
   H02J7/00 V
   H02J7/34 G
【請求項の数】6
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2014-5748(P2014-5748)
(22)【出願日】2014年1月16日
(65)【公開番号】特開2015-136206(P2015-136206A)
(43)【公開日】2015年7月27日
【審査請求日】2016年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】504093467
【氏名又は名称】トヨタホーム株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000227401
【氏名又は名称】日東工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】中塩 賀雄
【審査官】 猪瀬 隆広
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−236023(JP,A)
【文献】 特開2012−253840(JP,A)
【文献】 特開2007−259573(JP,A)
【文献】 特開2012−210119(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 3/00−7/12
7/34−13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部電源から電力を受電し、外部からの指示により通電を開始して受電する受電手段と、
前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、
住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段の状態を検出する状態検出手段と、
前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記受電手段の通電を開始して前記外部電源からの電力供給を開始するように、前記受電手段を制御する制御手段と、
停電状態を検出する停電検出手段と、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、
を備え
前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する給電システム。
【請求項2】
外部からの指示により通電を開始する外部電源から電力を受電する受電手段と、
前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、
住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段の状態を検出する状態検出手段と、
前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記外部電源からの電力供給を開始するように、前記外部電源を制御する制御手段と、
停電状態を検出する停電検出手段と、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、
を備え
前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する給電システム。
【請求項3】
外部からの指示により通電を開始する外部電源から電力を受電する受電手段と、
前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、
住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段と、
前記切替手段の状態を検出する状態検出手段と、
前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記外部電源からの電力供給を開始するように前記外部電源を制御すると共に、住宅への電力の供給源を前記外部電源に切り替えるように前記切替手段を制御する制御手段と、
停電状態を検出する停電検出手段と、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、
を備え
前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する給電システム。
【請求項4】
停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、前記制御手段による制御を開始し、前記停電検出手段によって前記復電状態が検出された場合に、前記制御手段が、前記受電手段の通電を停止するように前記受電手段を更に制御する請求項1に記載の給電システム。
【請求項5】
停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、前記制御手段による制御を開始し、前記停電検出手段によって前記復電状態が検出された場合に、前記制御手段が、前記外部電源からの電力供給を停止するように前記外部電源を更に制御する請求項2に記載の給電システム。
【請求項6】
停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、
前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、前記制御手段による制御を開始し、前記停電検出手段によって前記復電状態が検出された場合に、前記制御手段が、住宅への電力の供給源を前記系統電源に切り替えるように前記切替手段を更に制御すると共に、前記外部電源からの電力供給を停止するように前記外部電源を更に制御する請求項3に記載の給電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅へ電力を供給する給電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
住宅で使用する電源として、系統電源以外の蓄電池等の電源を使用する技術が、普及し始めている。系統電源以外の電源を使用する技術の一例としては、ハイブリッド自動車や電気自動車等に搭載された蓄電池を外部電源として使用したり、発電機や他のバッテリ等を外部電源として使用する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、住宅側に外部の系統電力を家庭内負荷に供給する電力配線に接続した充放電器と全体制御を行うメインコントローラとを備え、該充放電器を介して、電気自動車に搭載されたバッテリと住宅側の間で相互に電力伝達可能とした電力マネジメントシステムにおいて、バッテリの状態を監視し充放電を管理するバッテリコントローラと、前記充放電器とバッテリの接続を検出する手段と、電気自動車の通常使用に対応する前記バッテリの確保電力量を求める確保電力量決定手段とを有し、前記メインコントローラが、前記バッテリから住宅側へ電力を供給する際、少なくも系統電力が正常の間は、供給電力量を前記バッテリの残容量から前記確保電力量を減じた量に制限する電力マネジメントシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−8380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ケーブルの接続を検知するようにしているが、非常時に外部電源から住宅に給電する場合には、ケーブルの接続だけではなく、系統電源から外部電源への切替の操作等も必要となるが、慣れていないと必要な操作が完了できない。必要な操作が完了できないと、外部電源から住宅に正しく給電できない場合があるため、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、外部電源から住宅への給電を確実に実施可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために請求項1に記載の給電システムは、外部電源から電力を受電し、外部からの指示により通電を開始して受電する受電手段と、前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段の状態を検出する状態検出手段と、前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記受電手段の通電を開始して前記外部電源からの電力供給を開始するように、前記受電手段を制御する制御手段と、停電状態を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、受電手段では、外部電源から電力を受電する。また、受電手段は、外部からの指示により通電を開始することができる。
【0009】
接続検出手段では、外部電源と受電手段との接続状態が検出され、状態検出手段では、住宅への電力の供給源を系統電源または外部電源に切り替える切替手段の状態が検出される。
【0010】
そして、制御手段では、外部電源と前記受電手段が接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ切替手段の状態が正常であることが状態検出手段によって検出された場合に、受電手段の通電を開始して外部電源からの電力供給を開始するように、受電手段が制御される。
【0011】
すなわち、外部電源と受電手段との接続、及び切替手段が正常であることが確認されてから外部電源からの通電が開始されるので、外部から住宅に確実に給電することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、外部からの指示により通電を開始する外部電源から電力を受電する受電手段と、前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段の状態を検出する状態検出手段と、前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記外部電源からの電力供給を開始するように、前記外部電源を制御する制御手段と、停電状態を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、受電手段では、外部電源から電力を受電する。外部電源としては、外部からの指示により通電を開始することが可能とされたものが適用される。
【0014】
接続検出手段では、外部電源と受電手段との接続状態が検出され、状態検出手段では、住宅への電力の供給源を系統電源または外部電源に切り替える切替手段の状態が検出される。
【0015】
そして、制御手段では、外部電源と前記受電手段が接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ切替手段の状態が正常であることが状態検出手段によって検出された場合に、外部電源からの電力供給を開始するように、外部電源が制御される。
【0016】
すなわち、外部電源と受電手段との接続、及び切替手段が正常であることが確認されてから外部電源からの通電が開始されるので、外部から住宅に確実に給電することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、外部からの指示により通電を開始する外部電源から電力を受電する受電手段と、前記外部電源と前記受電手段との接続状態を検出する接続検出手段と、住宅への電力の供給源を系統電源または前記外部電源に切り替える切替手段と、前記切替手段の状態を検出する状態検出手段と、前記外部電源と前記受電手段とが接続されたことが前記接続検出手段によって検出され、かつ前記切替手段の状態が正常であることが前記状態検出手段によって検出された場合に、前記外部電源からの電力供給を開始するように前記外部電源を制御すると共に、住宅への電力の供給源を前記外部電源に切り替えるように前記切替手段を制御する制御手段と、停電状態を検出する停電検出手段と、前記停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を前記外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段が、前記接続検出手段及び前記状態検出手段の各々の検出結果に基づいて前記切替手順を順次切り替えて表示する
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、受電手段では、外部電源から電力を受電する。外部電源としては、外部からの指示により通電を開始することが可能とされたものが適用される。
【0019】
接続検出手段は、外部電源と受電手段との接続状態が検出される。また、切替手段によって、住宅への電力の供給源が系統電源または外部電源に切り替えられる。さらに、状態検出手段では、切替手段の状態が検出される。
【0020】
そして、制御手段では、外部電源と受電手段とが接続されたことが接続検出手段によって検出され、かつ切替手段の状態が正常であることが状態検出手段によって検出された場合に、外部電源からの電力供給を開始するように外部電源が制御されると共に、住宅への電力の供給源を外部電源に切り替えるように前記切替手段が制御される。
【0021】
すなわち、外部電源と受電手段との接続が完了して切替手段が正常であることが確認されてから外部電源からの通電が開始されると共に外部電源への切替が切替手段によって行われるので、外部から住宅に確実に給電することができる。
【0022】
また、上記発明のそれぞれは、停電状態を検出する停電検出手段と、停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、住宅へ供給する電力の供給源を外部電源へ切り替える切替手順を表示する表示手段と、を更に備える。これにより、表示された切替手順を確認することができる。そして、表示手段は、接続検出手段及び状態検出手段の各々の検出結果に基づいて切替手順を順次切り替えて表示する。或いは、切替手順を全て一括表示するようにしてもよい。
【0023】
なお、請求項に記載の発明のように、停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、制御手段による制御を開始し、停電検出手段によって前記復電状態が検出された場合に、制御手段が、受電手段の通電を停止するように受電手段を更に制御するようにしてもよい。
【0024】
また、請求項に記載の発明のように、停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、制御手段による制御を開始し、停電検出手段によって復電状態が検出された場合に、制御手段が、外部電源からの電力供給を停止するように外部電源を更に制御するようにしてもよい。
【0025】
さらに、請求項に記載の発明のように、停電状態及び停電状態からの復旧を表す復電状態を検出する停電検出手段を更に備え、停電検出手段によって停電状態が検出された場合に、制御手段による制御を開始し、停電検出手段によって前記復電状態が検出された場合に、制御手段が、住宅への電力の供給源を前記系統電源に切り替えるように前記切替手段を更に制御すると共に、外部電源からの電力供給を停止するように外部電源を更に制御するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように本発明によれば、外部電源から住宅への給電を確実に実施可能にすることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】第1実施形態に係わる給電システムの概略構成を示すブロック図である。
図2】第1実施形態に係る給電システムにおけるHEMSで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3】HEMSへの表示例を示す図である。
図4】第1実施形態に係る給電システムにおけるHEMSで行われる復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
図5】本発明の第2実施形態に係る給電システムの概略構成を示すブロック図である。
図6】本発明の第2実施形態に係る給電システムにおけるHEMSで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7】HEMSへの他の表示例を示す図である。
図8】第2実施形態に係る給電システムにおける復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
図9】本発明の第3実施形態に係る給電システムにおけるHEMSで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10】第3実施形態に係る給電システムにおける復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0029】
(第1実施形態)
【0030】
図1は、第1実施形態に係わる給電システムの概略構成を示すブロック図である。
【0031】
第1実施形態に係わる給電システム10は、住宅内で使用されるエネルギーを管理するHEMS(Home Energy Management System)12、系統電源14等から供給される電力を住宅内の各部屋に供給する分電盤16、系統電源14以外の外部電源18を接続する外部電源接続器20、及びリビング22等の住宅の各部屋へ電力を供給するための電源を切り替える切替開閉盤24を備えている。
【0032】
HEMS12は、操作部や表示部を備えると共に、住宅内で使用されるエネルギー(特に電力)を管理する機能を備えている。具体的には、各部屋の消費電力や、図示しない太陽光発電装置や燃料電池等の各種発電装置の発電状態や使用状況等を監視して表示する機能等を備える。HEMS12は、基本的には一般的なコンピュータの構成とされている。すなわち、図示は省略するが、CPU、ROM、RAM及び入出力ポート等を備え、それぞれシステムバスやデータバス等のバスに接続されている。そして、入出力ポートに、操作部や、表示部、メモリ等が接続されると共に、後述する停電検出器26や外部電源接続器20等の外部機器が接続可能とされている。なお、操作部は、表示部と一体化したタッチパネルを適用するようにしてもよいし、表示部とは別に機械的なスイッチ等を設けるようにしてもよいし、タッチパネル及び機械的なスイッチの双方を備えるようにしてもよい。また、機械的なスイッチの代わりにタッチスイッチを適用するようにしてもよい。
【0033】
分電盤16には、系統電源14が接続されており、系統電源14から供給される電力を切替開閉盤24を介してリビング22等の住宅の各部屋へ供給するようになっている。
【0034】
また、分電盤16には、停電検出器26が設けられている。停電検出器26には、分電盤16の情報(例えば、系統電源14の停電や過電流によるブレーカー遮断(トリップ)等の情報)が入力されると共に、切替開閉盤24からの情報が入力される。停電検出器26は、入力される情報に基づいて停電を含む電力の遮断を検出すると共に、電力遮断の原因を検出する。また、停電検出器26は、HEMS12に接続されており、停電検出器26の検出結果をHEMS12へ出力するようになっている。なお、停電検出器26には、停電やブレーカーの遮断等によって電源が遮断されても停電の有無を検出可能とするために、バッテリ28が接続されており、バッテリ28からの電力によって動作可能とされている。
【0035】
切替開閉盤24には、漏電ブレーカー30が設けられていると共に、リビング22等の住宅の各部屋へ電力を供給する電源を、分電盤16から供給され系統電源14と、外部電源接続器20に接続される外部電源18とに切り替えるスイッチ部32とを備えている。なお、第1実施形態ではスイッチ部32は手動で切り替えるものとして説明するが、HEMS12等の指示により切替制御可能な構成としてもよい。
【0036】
漏電ブレーカー30は、スイッチ部32のスイッチング状態(電源が系統電源14であるか外部電源18であるか)を検出して、検出結果を分電盤16の停電検出部26へ出力する機能を備えている。なお、スイッチ部32のスイッチング状態の検出や検出結果の停電検出部26への出力は、電力遮断時でも可能とするために、バッテリ28の電力を用いて行うようにしてもよいし、別途バッテリを設けるようにしてもよい。
【0037】
外部電源接続器20は、切替開閉盤24の漏電ブレーカー30を介してスイッチ部32に接続されている。また、外部電源接続器20は、ケーブル34を介して外部電源18が接続可能とされており、接続された外部電源18から電力を受電してスイッチ部32を介してリビング22等の住宅の各部屋へ供給可能とされている。また、外部電源接続器20には、外部から制御可能な通電スイッチ20Aが設けられており、外部から通電スイッチ20Aを制御することにより、外部電源18から受電する電力の切替開閉盤24への通電と遮断が可能とされている。
【0038】
なお、外部電源接続器20に接続される外部電源18としては、例えば、各種蓄電池を適用することができる。
【0039】
また、外部電源接続器20は、ケーブル34の接続を検知する検知部36を備えており、ケーブル34が接続されたか否かを検知部36によって検知し、検知結果をHEMS12へ出力するようになっている。
【0040】
検知部36は、例えば、外部電源接続器20にケーブル34が接続され、かつ外部電源18にケーブル34が接続された場合に、外部電源18の電力によって点灯するLEDと、該LEDの点灯を検出するフォトダイオードとを備えたケーブル接続検出回路等で構成するようにしてもよい。これにより、外部電源接続器20及び外部電源18にそれぞれケーブル34が接続されることにより、LEDが点灯してフォトダイオードがLEDの点灯を検出することでケーブル34の接続を検知することができる。
【0041】
ところで、第1実施形態に係る給電システムでは、停電が発生した場合に、HEMS12が外部電源18に切り替える手順を表示するようになっている。なお、HEMS12は、停電検出器26と同様に、系統電源141からの電力が遮断されても動作可能なように、図示しないバッテリ等により電力供給が可能とされている。
【0042】
具体的には、停電検出器26が、電力の遮断が発生した場合に、HEMS12に電力遮断が発生したことを通知すると共に、分電盤14からの情報や、漏電ブレーカー30からの情報に基づいて、系統電源14の停電なのか、ブレーカーの遮断であるかを検出し、検出結果をHEMS12へ出力する。
【0043】
HEMS12では、ブレーカーの遮断である場合には、ブレーカーの確認を促すメッセージ等を表示する。一方、系統電源14の停電である場合には、系統電源14の停電である旨を表すメッセージ等を表示すると共に、外部電源18への切替を促す。これにより、ユーザが、外部電源接続器20と外部電源18とをケーブル34によって接続して、切替開閉盤24のスイッチ部32の切替を操作することで外部電源18の供給が開始可能となる。このとき、HEMS12では、外部電源18への切替手順を順次表示するようになっている。
【0044】
続いて、上述のように構成された給電システム10におけるHEMS12で行われる停電時の処理の流れについて説明する。図2は、第1実施形態に係る給電システム10におけるHEMS12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図2の処理は、停電検出器26によって電力の遮断が検出された場合に開始するものとして説明する。
【0045】
停電検出器26によって電力の遮断が検出されたことを表す情報をHEMS12が受信すると、ステップ100では、外部電源18への切替の開始画面がHEMS12に表示される。例えば、電力の遮断が検出されたことを表す情報が停電検出器26から送信された場合に、HEMS12は、図3(A)に示すような非常時給電の開始画面を表示する。図3(A)の例では、停電中で非常給電の開始を促すメッセージが表示された例を示す。
【0046】
次にステップ102では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(A)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定し、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
【0047】
ステップ104では、 分電盤16が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26から得られる情報に基づいて、電力遮断の原因がブレーカー遮断ではなく電力供給がないことによるものであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
【0048】
ステップ106では、分電盤の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)に示すように、「ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0049】
一方、ステップ108では、外部電源接続器20と外部電源18とを接続するケーブル34の接続を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ110へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(B)に示すように、「1.ケーブルを接続してください。」等のメッセージを表示する。
【0050】
ステップ110では、ケーブル34の接続完了が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器20に設けられた検知部36の検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいてケーブル34の接続が検知されたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ112へ移行する。
【0051】
ステップ112では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(B)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ114へ移行する。
【0052】
ステップ114では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ116へ移行し、肯定された場合にはステップ118へ移行する。
【0053】
ステップ116では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0054】
一方、ステップ118では、放電許可信号が外部電源接続器20に対してHEMS12から出力されてステップ120へ移行する。これにより、外部電源接続器20では、放電許可信号により通電スイッチ20Aがオンされて外部電源18から切替開閉盤24へ通電される。
【0055】
ステップ120では、外部電源18への切替を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ122へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(C)に示すように、「準備ができました。発電/放電を開始してください。2.切り替えてください。」等のメッセージを表示する。
【0056】
ステップ122では、外部電源18への切替が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、スイッチ部32の状態を漏電ブレーカー30が検知した結果を停電検出部26を介してHEMS12が取得し、スイッチ部32が外部電源18側に切り替えられているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ120に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ124へ移行する。すなわち、ユーザがHEMS12に表示されたメッセージを確認して、外部電源18をオンしてスイッチ部32を外部電源18側に切り替えることにより、外部電源18からの電力をリビング22等の各部屋へ供給することが可能となる。
【0057】
ステップ124では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(C)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ120に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ126へ移行する。
【0058】
ステップ126では、「非常時給電中」のメッセージがHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。
【0059】
なお、第1実施形態では、切替開閉盤24のスイッチ部32の切替操作を行う前に放電許可信号を外部電源接続機器20に出力するようにしたが、切替操作を行ってから放電許可信号を出力するようにしてもよい。
【0060】
続いて、停電が復旧した際にHEMS12で行われる復旧処理について説明する。図4は、第1実施形態に係る給電システム10におけるHEMS12で行われる復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
【0061】
すなわち、復旧処理へ移行すると、ステップ200では、非常電源停止メッセージがHMES12に表示されてステップ202へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(F)に示すように、「復電しました。非常時給電を停止します。」等のメッセージを表示する。
【0062】
ステップ202では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(F)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ204へ移行する。
【0063】
ステップ204では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ208へ移行する。
【0064】
ステップ206では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0065】
一方、ステップ208では、系統電源14への切替を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ210へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(G)に示すように、「外部電源を停止してください。1.切り替えてください。」等のメッセージを表示する。
【0066】
ステップ210では、系統電源14への切替が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、ユーザによって切替開閉盤24のスイッチ部32の切替が行われたか否かを判定するために、スイッチ部32の状態を漏電ブレーカー30が検知した結果を停電検出部26を介してHEMS12が取得し、取得結果に基づいてスイッチ部32が系統電源14側に切り替えられているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ208に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ212へ移行する。
【0067】
ステップ212では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(G)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ208に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ214へ移行する。すなわち、ユーザがHEMS12に表示されたメッセージを確認して、外部電源18の通電を停止して、スイッチ部32を系統電源14側に切り替えて、OK指示を行うことで系統電源14からリビング22等の各部屋への電力供給を再開することが可能となる。
【0068】
ステップ214では、放電停止信号が外部電源接続器20に対してHEMS12から出力されてステップ216へ移行する。これにより、外部電源接続器20では、放電停止信号により通電スイッチ20Aがオフされて外部電源18から切替開閉盤24へ通電が遮断される。
【0069】
ステップ216では、ケーブル取り外しメッセージがHEMS12に表示されてステップ218へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(H)に示すように、「2.ケーブルをしまってください。」等のメッセージを表示する。
【0070】
ステップ218では、ケーブル34の切断が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器20に設けられた検知部36の検知結果を取得して、取得した検知結果に基づいてケーブル34の切断が検知されたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ220へ移行する。
【0071】
ステップ220では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(H)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ222へ移行する。
【0072】
ステップ222では、「非常時給電中」の表示がHEMS12によって停止されて一連の復旧処理を終了する。
【0073】
(第2実施形態)
【0074】
続いて、本発明の第2実施形態に係る給電システムについて説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る給電システムの概略構成を示すブロック図である。なお、上述の第1実施形態と同一構成については同一符号を付して説明する。
【0075】
本実施形態に係る給電システム11は、第1実施形態と同様に、住宅内で使用されるエネルギーを管理するHEMS(Home Energy Management System)12、系統電源14等から供給される電力を住宅内の各部屋に供給する分電盤16、系統電源14以外の外部電源19を接続する外部電源接続器21、及びリビング22等の住宅の各部屋へ電力を供給するための電源を切り替える切替開閉盤24を備えている。
【0076】
HEMS12は、操作部や表示部を備えると共に、住宅内で使用されるエネルギー(特に電力)を管理する機能を備えている。具体的には、各部屋の消費電力や、図示しない太陽光発電装置や燃料電池等の各種発電装置の発電状態や使用状況等を監視して表示する機能等を備える。HEMS12は、基本的には一般的なコンピュータの構成とされている。すなわち、図示は省略するが、CPU、ROM、RAM及び入出力ポート等を備え、それぞれシステムバスやデータバス等のバスに接続されている。そして、入出力ポートに、操作部や、表示部、メモリ等が接続されると共に、後述する停電検出器26や外部電源接続器21等の外部機器が接続可能とされている。なお、操作部は、表示部と一体化したタッチパネルを適用するようにしてもよいし、表示部とは別に機械的なスイッチ等を設けるようにしてもよいし、タッチパネル及び機械的なスイッチの双方を備えるようにしてもよい。また、機械的なスイッチの代わりにタッチスイッチを適用するようにしてもよい。
【0077】
分電盤16には、系統電源14が接続されており、系統電源14から供給される電力を切替開閉盤24を介してリビング等の住宅の各部屋へ供給するようになっている。
【0078】
また、分電盤16には、停電検出器26が設けられている。停電検出器26には、分電盤16の情報(例えば、系統電源14の停電や過電流によるブレーカー遮断(トリップ)等の情報)が入力されると共に、切替開閉盤24からの情報が入力される。停電検出器26は、入力される情報に基づいて停電を含む電力の遮断を検出すると共に、電力遮断の原因を検出する。また、停電検出器26は、HEMS12に接続されており、停電検出器26の検出結果をHEMS12へ出力するようになっている。なお、停電検出器26には、停電やブレーカーの遮断等によって電源が遮断されても停電の有無を検出可能とするために、バッテリ28が接続されており、バッテリ28からの電力によって動作可能とされている。
【0079】
切替開閉盤24には、漏電ブレーカー30が設けられていると共に、リビング22等の住宅の各部屋へ電力を供給する電源を、分電盤16から供給され系統電源14と、外部電源接続器21に接続される外部電源19とに切り替えるスイッチ部32とを備えている。なお、第2実施形態では第1実施形態と同様にスイッチ部32は手動で切り替えるものとして説明するが、HEMS12等の指示により切替制御可能な構成としてもよい。
【0080】
漏電ブレーカー30は、スイッチ部32のスイッチング状態(電源が系統電源14であるか外部電源19であるか)を検出して、検出結果を分電盤16の停電検出部26へ出力する機能を備えている。なお、スイッチ部32のスイッチング状態の検出や検出結果の停電検出部26への出力は、電力遮断時でも可能とするために、バッテリ28の電力を用いて行うようにしてもよいし、別途バッテリを設けるようにしてもよい。
【0081】
外部電源接続器21は、切替開閉盤24の漏電ブレーカー30を介してスイッチ部32に接続されている。また、外部電源接続器21は、ケーブル35を介して外部電源19が接続可能とされており、接続された外部電源19から電力を受電してスイッチ部32を介してリビング22等の住宅の各部屋へ供給可能とされている。
【0082】
本実施形態では、外部電源接続器21にケーブル35を介して接続される外部電源19としては、走行用の蓄電池が搭載されたハイブリッド自動車や電気自動車等の自動車が適用される。
【0083】
外部電源接続器21には、外部電源19との接続及び外部電源19としての自動車と通信を行うためのコネクタ回路38が設けられている。コネクタ回路38は、外部電源19としての自動車と通信することによってケーブル35の接続確認を行う。すなわち、自動車側には、コネクタ回路38と通信するための通信手段を備えている。また、本実施形態では、外部電源19としての自動車には、コネクタ回路38からの指示に基づいて通電の有無が制御可能な構成を有するものとして説明する。
【0084】
本実施形態に係る給電システムにおいても、第1実施形態と同様に、停電が発生した場合に、HEMS12が外部電源19に切り替える手順を表示するようになっている。なお、HEMS12は、停電検出器26と同様に、系統電源14からの電力が遮断されても動作可能なように、図示しないバッテリ等により電力供給が可能とされている。
【0085】
具体的には、停電検出器26が、停電検出器26が、電力の遮断が発生した場合に、HEMS12に電力遮断が発生したことを通知すると共に、分電盤16からの情報や、漏電ブレーカー30からの情報に基づいて、系統電源14の停電なのか、ブレーカーの遮断であるかを検出し、検出結果をHEMS12へ出力する。
【0086】
HEMS12では、ブレーカーの遮断である場合には、ブレーカーの確認を促すメッセージ等を表示する。一方、系統電源14の停電である場合には、系統電源14の停電である旨を表すメッセージ等を表示すると共に、外部電源19への切替を促す。これにより、ユーザが、外部電源接続器21と外部電源19とをケーブル35によって接続して、切替開閉盤24のスイッチ部32の切替を操作することで外部電源19の供給が開始可能となる。このとき、HEMS12では、外部電源19への切替手順を順次表示するようになっている。
【0087】
また、本実施形態では、ケーブル35の接続及び外部電源19への切替がHEMS12によって確認された場合に、HEMS12が外部電源19の通電開始を制御するようになっている。具体的には、HEMS12が外部電源19としての自動車に対してコネクタ回路38を介して放電許可信号を出力する。これにより外部電源19では、放電許可信号を受信したところで通電を開始する。
【0088】
続いて、上述のように構成された給電システム11におけるHEMS12で行われる停電時の処理の流れについて説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る給電システム11におけるHEMS12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、停電検出器26によって電力の遮断が検出された場合に開始するものとして説明する。また、第1実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
【0089】
停電検出器26によって電力の遮断が検出されたことを表す情報をHEMS12が受信すると、ステップ100では、外部電源19への切替の開始画面がHEMS12に表示される。例えば、電力の遮断が検出されたことを表す情報が停電検出器26から送信された場合に、HEMS12は、図3(A)に示すような非常時給電の開始画面を表示する。図3(A)の例では、停電中で非常給電の開始を促すメッセージが表示された例を示す。
【0090】
次にステップ102では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(A)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定し、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
【0091】
ステップ104では、 分電盤16が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26から得られる情報に基づいて、電力遮断の原因がブレーカー遮断ではなく電力供給がないことによるものであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
【0092】
ステップ106では、分電盤の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)に示すように、「ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0093】
一方、ステップ108では、外部電源接続器20と外部電源18とを接続するケーブル34の接続を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ110へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(B)に示すように、「1.ケーブルを接続してください。」等のメッセージを表示する。
【0094】
ステップ110では、ケーブル34の接続完了が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器21に設けられたコネクタ回路38から、コネクタ回路38と外部電源19との通信結果を取得し、取得した通信結果に基づいてケーブル35の接続が検知されたか否かを判定する。さらに具体的には、コネクタ回路38と外部電源19との通信が確立されているか否かを判定することにより、ケーブル35の接続完了検知を判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ112へ移行する。
【0095】
ステップ112では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(B)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ114へ移行する。
【0096】
ステップ114では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ116へ移行し、肯定された場合にはステップ119へ移行する。
【0097】
ステップ116では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0098】
一方、ステップ119では、外部電源19としての自動車に対して放電許可信号がHEMS12によって出力されてステップ120へ移行する。すなわち、HEMS12がコネクタ回路38及びケーブル35を介して放電許可信号を外部電源19に出力する。外部電源19としての自動車では、放電許可信号を受信すると、通電を開始する。これにより、外部電源19から外部電源接続器21へ通電される。
【0099】
ステップ120では、外部電源19への切替を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ122へ移行する。例えば、HEMS12は、図7(A)に示すように、「準備ができました。発電/放電を開始します。2.切り替えてください。」等のメッセージを表示する。
【0100】
ステップ122では、外部電源18への切替が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、スイッチ部32の状態を漏電ブレーカー30が検知した結果を停電検出部26を介してHEMS12が取得し、スイッチ部32が外部電源18側に切り替えられているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ120に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ124へ移行する。すなわち、ユーザがHEMS12に表示されたメッセージを確認して、スイッチ部32を外部電源18側に切り替えることにより、外部電源18からの電力をリビング22等の各部屋へ供給することが可能となる。
【0101】
ステップ124では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図7(A)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ120に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ126へ移行する。
【0102】
ステップ126では、「非常時給電中」のメッセージがHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。
【0103】
なお、第2実施形態では、切替開閉盤24のスイッチ部32の切替操作を行う前に放電許可信号を外部電源19に出力するようにしたが、切替操作を行ってから放電許可信号を出力するようにしてもよい。
【0104】
続いて、停電が復旧した際にHEMS12で行われる復旧処理について説明する。図8は、第2実施形態に係る給電システムにおける復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
【0105】
すなわち、復旧処理へ移行すると、ステップ200では、非常電源停止メッセージがHMES12に表示されてステップ202へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(F)に示すように、「復電しました。非常時給電を停止します。」等のメッセージを表示する。
【0106】
ステップ202では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(F)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ204へ移行する。
【0107】
ステップ204では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ208へ移行する。
【0108】
ステップ206では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0109】
一方、ステップ208では、系統電源14への切替を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ210へ移行する。例えば、HEMS12は、図7(B)に示すように、「外部電源を停止します。1.切り替えてください。」等のメッセージを表示する。
【0110】
ステップ210では、系統電源14への切替が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、ユーザによって切替開閉盤24のスイッチ部32の切替が行われたか否かを判定するために、スイッチ部32の状態を漏電ブレーカー30が検知した結果を停電検出部26を介してHEMS12が取得し、取得結果に基づいてスイッチ部32が系統電源14側に切り替えられているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ208に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ212へ移行する。
【0111】
ステップ212では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図7(B)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ208に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ215へ移行する。すなわち、ユーザがHEMS12に表示されたメッセージを確認して、スイッチ部32を系統電源14側に切り替えて、OK指示を行うことで系統電源14からリビング22等の各部屋への電力供給を再開することが可能となる。
【0112】
ステップ215では、外部電源19としての自動車に対して放電停止信号がHEMS12によって出力されてステップ216へ移行する。すなわち、HEMS12がコネクタ回路38及びケーブル35を介して放電停止信号を外部電源19に出力する。外部電源19としての自動車では、放電停止信号を受信すると、通電を停止する。これにより、外部電源19からの通電が停止されるので、外部電源19からの給電を確実に停止することが可能となる。
【0113】
ステップ216では、ケーブル取り外しメッセージがHEMS12に表示されてステップ218へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(H)に示すように、「2.ケーブルをしまってください。」等のメッセージを表示する。
【0114】
ステップ218では、ケーブル35の切断が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器21に設けられたコネクタ回路38から外部電源19との通信結果を取得して、取得した通信結果(通信不能の検出等)に基づいてケーブル35の切断が検知されたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ220へ移行する。
【0115】
ステップ220では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(H)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ222へ移行する。
【0116】
ステップ222では、「非常時給電中」の表示がHEMS12によって停止されて一連の復旧処理を終了する。
【0117】
このように、本実施形態に係る給電システム11では、外部電源接続器21と外部電源19とがケーブル35によって接続され、かつ切替開閉盤24が正常であることが検出された場合に、放電を開始するようにHEMS12が外部電源19を制御するので、外部電源19から住宅への給電を確実に実施可能にすることができる。
【0118】
(第3実施形態)
【0119】
続いて、本発明の第3実施形態に係る給電システムについて説明する。第3実施形態に係る給電システムは、第2実施形態に係る給電システム11の変形例であり、基本的な構成は、第2実施形態と同一であるため、詳細な説明を省略する。
【0120】
第1実施形態及び第2実施形態では、スイッチ部32を手動で切り替えるようにしたが、第3実施形態では、スイッチ部32がHEMS12の指示によって切替制御可能とされている以外は第2実施形態と同一である。
【0121】
すなわち、スイッチ部32は、HEMS12からの信号に基づいて、スイッチ状態を系統電源14側と、外部電源19側に切り替える機能を備えている。なお、電力遮断時のスイッチング状態を切り替えるための電力は、バッテリ28の電力を用いるようにしてもよいし、他のバッテリを設けるようにしてもよい。
【0122】
ここで、第3実施形態に係る給電システムにおけるHEMS12で行われる停電時の処理の流れについて説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係る給電システムにおけるHEMS12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、停電検出器26によって電力の遮断が検出された場合に開始するものとして説明する。また、第2実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
【0123】
停電検出器26によって電力の遮断が検出されたことを表す情報をHEMS12が受信すると、ステップ100では、外部電源19への切替の開始画面がHEMS12に表示される。例えば、電力の遮断が検出されたことを表す情報が停電検出器26から送信された場合に、HEMS12は、図3(A)に示すような非常時給電の開始画面を表示する。図3(A)の例では、停電中で非常給電の開始を促すメッセージが表示された例を示す。
【0124】
次にステップ102では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(A)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定し、該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ104へ移行する。
【0125】
ステップ104では、 分電盤16が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26から得られる情報に基づいて、電力遮断の原因がブレーカー遮断ではなく電力供給がないことによるものであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ106へ移行し、肯定された場合にはステップ108へ移行する。
【0126】
ステップ106では、分電盤の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)に示すように、「ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0127】
一方、ステップ108では、外部電源接続器20と外部電源18とを接続するケーブル34の接続を促すメッセージがHEMS12に表示されてステップ110へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(B)に示すように、「1.ケーブルを接続してください。」等のメッセージを表示する。
【0128】
ステップ110では、ケーブル34の接続完了が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器21に設けられたコネクタ回路38から、コネクタ回路38と外部電源19との通信結果を取得し、取得した通信結果に基づいてケーブル35の接続が検知されたか否かを判定する。さらに具体的には、コネクタ回路38と外部電源19との通信が確立されているか否かを判定することにより、ケーブル35の接続完了検知を判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ112へ移行する。
【0129】
ステップ112では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(B)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ108に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にステップ114へ移行する。
【0130】
ステップ114では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ116へ移行し、肯定された場合にはステップ119へ移行する。
【0131】
ステップ116では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0132】
一方、ステップ119では、外部電源19としての自動車に対して放電許可信号がHEMS12によって出力されてステップ121へ移行する。すなわち、HEMS12がコネクタ回路38及びケーブル35を介して放電許可信号を外部電源19に出力する。外部電源19としての自動車では、放電許可信号を受信すると、通電を開始する。これにより、外部電源19から外部電源接続器21へ通電される。
【0133】
ステップ121では外部電源切換確認メッセージがHEMS12に表示されてステップ123へ移行する。例えば、HEMS12が、「外部電源に切り替えます。」等のメッセージを表示する。
【0134】
ステップ123では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、「OK」等を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ121に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ125へ移行する。
【0135】
ステップ125では、切替開閉盤24の電源切換がHEMSによって行われてステップ126へ移行する。すなわち、HEMS12が切替開閉盤24のスイッチ部32に対して外部電源19に切り替える指示を行う。当該指示を受けると、スイッチ部32がリビング22等の各部屋へ供給する電源を外部電源19側に切り替える。これにより外部電源18からの電力をリビング22等の各部屋へ供給することが可能となる。
【0136】
ステップ126では、「非常時給電中」のメッセージがHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。
【0137】
なお、第3実施形態では、切替開閉盤24の電源切替を行う前に放電許可信号を外部電源19に出力するようにしたが、電源切替を行ってから放電許可信号を出力するようにしてもよい。
【0138】
続いて、停電が復旧した際にHEMS12で行われる復旧処理について説明する。図10は、第3実施形態に係る給電システムにおける復旧処理の一例の流れを示すフローチャートである。
【0139】
すなわち、復旧処理へ移行すると、ステップ200では、非常電源停止メッセージがHMES12に表示されてステップ202へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(F)に示すように、「復電しました。非常時給電を停止します。」等のメッセージを表示する。
【0140】
ステップ202では、開始指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(F)の「開始」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合には肯定されるまで待機してステップ204へ移行する。
【0141】
ステップ204では、切替開閉盤24が正常であるか否かHEMS12によって判定される。例えば、HEMS12は、停電検出器26を介して得られる漏電ブレーカー30のスイッチング状態等の情報に基づいて、切替開閉盤24が正常であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ206へ移行し、肯定された場合にはステップ207へ移行する。
【0142】
ステップ206では、切替開閉盤24の点検確認を促すメッセージ等がHEMS12に表示されて一連の処理を終了する。例えば、HEMS12は、図3(D)と同様に、「漏電ブレーカーを確認してください。」等のメッセージを表示することにより、漏電や過電流の確認を促す。
【0143】
一方、ステップ207では、外部電源切替確認メッセージがHEMS12に表示されてステップ209へ移行する。例えば、HEMS12は、「外部電源を停止して切り替えます。」等のメッセージを表示する。
【0144】
ステップ209では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ207に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ211へ移行する。
【0145】
ステップ211では、切替開閉盤24の電源切換が行われてステップ215へ移行する。すなわち、HEMS12が切替開閉盤24のスイッチ部32に対して系統電源14に切り替える指示を行う。当該指示を受けると、スイッチ部32が、リビング22等の各部屋への電源を系統電源14側に切り替える。これにより、系統電源14からの電力のリビング22等の各部屋への供給を再開することが可能となる。
【0146】
ステップ215では、外部電源19としての自動車に対して放電停止信号がHEMS12によって出力されてステップ216へ移行する。すなわち、HEMS12がコネクタ回路38及びケーブル35を介して放電停止信号を外部電源19に出力する。外部電源19としての自動車では、放電停止信号を受信すると、通電を停止する。これにより、外部電源19からの通電が停止されるので、外部電源19からの給電を確実に停止することが可能となる。
【0147】
ステップ216では、ケーブル取り外しメッセージがHEMS12に表示されてステップ218へ移行する。例えば、HEMS12は、図3(H)に示すように、「2.ケーブルをしまってください。」等のメッセージを表示する。
【0148】
ステップ218では、ケーブル35の切断が検知されたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、HEMS12が外部電源接続器21に設けられたコネクタ回路38から外部電源19との通信結果を取得して、取得した通信結果(通信不能の検出等)に基づいてケーブル35の切断が検知されたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ220へ移行する。
【0149】
ステップ220では、OK指示が行われたか否かHEMS12によって判定される。該判定は、例えば、図3(H)の「OK」を指示する操作が行われたか否かをHEMS12が判定する。該判定が否定された場合にはステップ216に戻って上述の処理が繰り返され、判定が肯定された場合にはステップ222へ移行する。
【0150】
ステップ222では、「非常時給電中」の表示がHEMS12によって停止されて一連の復旧処理を終了する。
【0151】
このように、本実施形態に係る給電システムでは、外部電源接続器21と外部電源19とがケーブル35によって接続され、かつ切替開閉盤24が正常であることが検出された場合に、放電を開始するようにHEMS12が外部電源19を制御し、かつ切替開閉盤24のスイッチ部32を外部電源19側に切り替えるようにスイッチ部32をHEMS12が制御するので、外部電源19から住宅への給電を確実に実施可能にすることができる。
【0152】
なお、上記の各実施形態では、停電が検出された場合に、ケーブル34、35の接続検出結果やスイッチ部32の状態検出結果に基づいて、外部電源へ切り替える予め定めた手順を順次切り替えてHEMS12に表示するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、外部電源への切替手順をHEMS12に一括表示するようにしてもよい。
【0153】
また、上記の各実施形態では、外部電源接続器20、21と外部電源18、19とをケーブル34、35によって接続する例を示したが、これに限るものではなく、例えば、電磁誘導等の技術を利用して非接触で電気的に接続する接続手段を適用するようにしてもよい。この場合には、例えば、近接センサ等を外部電源接続器20、21等に設けて、外部電源18、19の接近等を検出することにより、外部電源接続器20、21と外部電源18、19との接続を検出することが可能である。
【0154】
また、第1実施形態の外部電源接続器20は、第3実施形態に適用して外部電源19に放電許可信号を出力する代わりに、外部電源接続機器2に放電許可信号を出力して通電スイッチ20Aを制御する形態としてもよい。
【0155】
また、上記の実施形態におけるHEMS12の各処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通可能なようにしてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよい。
【符号の説明】
【0156】
10 給電システム
12 HEMS
14 系統電源
16 分電盤
18、19 外部電源
20、21 外部電源接続器
20A 通電スイッチ
24 切替開閉盤
26 停電検出器
30 漏電ブレーカー
32 スイッチ部
35 ケーブル
36 検知部
38 コネクタ回路
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10