特許第6253561号(P6253561)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6253561
(24)【登録日】2017年12月8日
(45)【発行日】2017年12月27日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20171218BHJP
【FI】
   A63F7/02 313
【請求項の数】4
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2014-211183(P2014-211183)
(22)【出願日】2014年10月15日
(65)【公開番号】特開2016-77490(P2016-77490A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2016年10月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
(74)【代理人】
【識別番号】100076048
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
(74)【代理人】
【識別番号】100141645
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 健司
(72)【発明者】
【氏名】中村 徳秀
(72)【発明者】
【氏名】竹内 修
【審査官】 進藤 利哉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−245333(JP,A)
【文献】 特開2004−041547(JP,A)
【文献】 特開2011−161098(JP,A)
【文献】 特開2008−119370(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられた遊技盤と、該遊技盤に形成されて前後に貫通する装着口に取り付けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段とを備えた遊技機において、
前記入賞手段には、
前記遊技領域に開口して該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口と、
前記遊技領域における前記上部入賞口の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口と、
前記下部入賞口の開口量を変化可能に構成された開成部材と、
前記上部入賞口に連通し、該上部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する上部球通路と、
前記下部入賞口に連通し、該下部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する下部球通路とがあり
前記遊技盤の裏側に配設される裏側部材に、該裏側部材を遊技盤の裏側に配設した状態で前記上部球通路に連通する上部球排出通路および前記下部球通路に連通する下部球排出通路が設けられると共に、各球排出通路を通る遊技球を検出する検出手段各球排出通路に対応して夫々設けられ、
前後方向に延在するように形成された前記上部球通路の下側に、前記開成部材を作動する駆動手段が配設されると共に、前記上部球通路の出口は側方に向けて開口して、該上部球通路の出口が駆動手段の側部上方において前記上部球排出通路の入口に連通するよう構成され、
前記下部球通路は、前記駆動手段の下側を前後方向に延在するように形成されると共に出口が下方に向けて開口して、該下部球通路の出口が駆動手段の下方において前記下部球排出通路の入口に連通するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられた遊技盤と、該遊技盤に形成されて前後に貫通する装着口に取り付けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段とを備えた遊技機において、
前記入賞手段には、
前記遊技領域に開口して該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口と、
前記遊技領域における前記上部入賞口の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口と、
前記下部入賞口の開口量を変化可能に構成された開成部材と、
前記上部入賞口に連通し、該上部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する上部球通路と、
前記下部入賞口に連通し、該下部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する下部球通路とがあり、
前記遊技盤の裏側に配設される裏側部材に、該裏側部材を遊技盤の裏側に配設した状態で前記上部球通路に連通する上部球排出通路および前記下部球通路に連通する下部球排出通路が設けられると共に、各球排出通路を通る遊技球を検出する検出手段が各球排出通路に対応して夫々設けられ、
前記裏側部材には、前記上部球排出通路と下部球排出通路との間に、前後および下側に開口する配線用の引き回し空間が形成された
ことを特徴とする遊技機。
【請求項3】
遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられた遊技盤と、該遊技盤に形成されて前後に貫通する装着口に取り付けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段とを備えた遊技機において、
前記入賞手段には、
前記遊技領域に開口して該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口と、
前記遊技領域における前記上部入賞口の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口と、
前記下部入賞口の開口量を変化可能に構成された開成部材と、
前記上部入賞口に連通し、該上部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する上部球通路と、
前記下部入賞口に連通し、該下部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する下部球通路とがあり、
前記遊技盤の裏側に配設される裏側部材に、該裏側部材を遊技盤の裏側に配設した状態で前記上部球通路に連通する上部球排出通路および前記下部球通路に連通する下部球排出通路が設けられると共に、各球排出通路を通る遊技球を検出する検出手段が各球排出通路に対応して夫々設けられ、
前記遊技盤における前記装着口の下方に別の装着口が前後に貫通するように形成されて、該別の装着口に別の入賞手段が取り付けられ、
前記別の入賞手段は、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞口の開口量を変化可能に構成された別の開成部材と、該入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する別の球通路とを備え、
前記裏側部材に、前記別の球通路に連通する別の球排出通路が前記下部球排出通路に左右方向で隣り合って設けられ、
前記下部球排出通路は、前方および下方に開口するよう形成されて、前記別の入賞手段を遊技盤に取り付けた状態で、該別の入賞手段に設けた蓋部によって下部球排出通路の前側開口が塞がれるよう構成された
ことを特徴とする遊技機。
【請求項4】
遊技球が流下可能な遊技領域が前側に設けられた遊技盤と、該遊技盤に形成されて前後に貫通する装着口に取り付けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段とを備えた遊技機において、
前記入賞手段には、
前記遊技領域に開口して該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口と、
前記遊技領域における前記上部入賞口の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口と、
前記下部入賞口の開口量を変化可能に構成された開成部材と、
前記上部入賞口に連通し、該上部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する上部球通路と、
前記下部入賞口に連通し、該下部入賞口に入賞した遊技球を遊技盤裏側に案内する下部球通路とがあり、
前記遊技盤の裏側に配設される裏側部材に、該裏側部材を遊技盤の裏側に配設した状態で前記上部球通路に連通する上部球排出通路および前記下部球通路に連通する下部球排出通路が設けられると共に、各球排出通路を通る遊技球を検出する検出手段が各球排出通路に対応して夫々設けられ、
前記裏側部材に、前記上部球排出通路および球排出通路の夫々に対応して前側に開口する開口部と、各開口部を介して前記検出手段が着脱自在に取り付けられる取着部とが設けられると共に、
前記裏側部材には、前記各開口部を前側から覆って対応する取着部からの検出手段の取り外しを規制する蓋部材が夫々着脱自在に配設されている
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技盤の前側に設けられた遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置を備えた遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に枠状の枠状装飾体(所謂センター役物)が配設されて、該枠状装飾体の窓口を介して複数の図柄を変動表示する液晶式やドラム式等の図柄表示装置(表示装置)を後方から臨ませると共に、該遊技盤における枠状装飾体の下方位置に、パチンコ球(遊技球)の入賞により図柄表示装置での図柄変動を開始させる始動入賞装置(入賞装置)や大当り時等に開放する特別入賞装置を配設するよう構成されたものが多数提案されている。この種のパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に植設された遊技釘等との接触により跳ね返りながら次第に自重により流下し、該遊技領域を流下する過程で前記始動入賞装置に入賞することにより、所定数の賞球が払い出されると共に、前記図柄表示装置での図柄変動演出に伴うリーチ演出等の各種の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止することにより所謂大当りが発生し、前記特別入賞装置が開放して多数の賞球を獲得し得るよう構成される。
【0003】
前記始動入賞装置として、上下の位置関係で入賞口を2箇所設けたものが、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の始動入賞装置は、装置本体の上側に、遊技領域に常に開口する上部入賞口を設けた非開閉式入賞手段が設けられると共に、該装置本体の下側に、開閉部材により開閉する下部入賞口を設けた開閉式入賞手段が設けられている。また、始動入賞装置には、各入賞口に入賞したパチンコ球を遊技盤の裏側へ案内する球通路の経路途中にパチンコ球を検出する検出手段が夫々配設され、該検出手段は遊技盤の裏側に配設されている制御手段に配線を介して接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−350813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に開示のパチンコ機に採用されている入賞装置のように、複数の入賞口が設けられて、各入賞口に入賞したパチンコ球を個別に検出する複数の検出手段を備える入賞装置では、複数の検出手段を装置本体に配設しているために装置が大型化する問題がある。すなわち、遊技盤において限られたスペースに枠状装飾体や特別入賞装置等の複数の遊技部品を設置する構成においては、大型の入賞装置を設置し得る領域が限定されてしまい、遊技盤のレイアウトの自由度が低下する難点が指摘される。特に、近年のパチンコ機では、表示演出の興趣を向上するために大型の図柄表示装置が採用される傾向にあり、該図柄表示装置の大型に伴って枠状装飾体も大型化することで遊技領域が小さくなるために、大型の入賞装置を設置し得る領域がより限定されてしまう。
【0006】
また、前記入賞装置は、遊技盤に形成されて前後に貫通する装着口に装置本体を前側から挿入して取り付け、遊技盤の裏側に位置させた複数の検出手段から導出する配線を遊技盤の裏側を引き回して制御手段に接続している。従って、入賞装置の故障等に伴う交換作業に際しては、複数の検出手段から導出する配線の夫々を制御手段に対して着脱する作業が必要となって作業性が低下する原因となっている。
【0007】
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、入賞手段の小型化を図ると共に着脱時の作業性を向上し得る遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明では、
遊技球が流下可能な遊技領域(28)が前側に設けられた遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に形成されて前後に貫通する装着口(21b)に取り付けられて、前記遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段(31)とを備えた遊技機において、
前記入賞手段(31)は、
前記遊技領域(28)に開口して該遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口(29)と、
前記遊技領域(28)における前記上部入賞口(29)の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口(30)と、
前記下部入賞口(30)の開口量を変化可能に構成された開成部材(60)と、
前記上部入賞口(29)に連通し、該上部入賞口(29)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する上部球通路(56)と、
前記下部入賞口(30)に連通し、該下部入賞口(30)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する下部球通路(57)とがあり
前記遊技盤(20)の裏側に配設される裏側部材(100)に、該裏側部材(100)を遊技盤(20)の裏側に配設した状態で前記上部球通路(56)に連通する上部球排出通路(101)および前記下部球通路(57)に連通する下部球排出通路(102)が設けられると共に、各球排出通路(101,102)を通る遊技球を検出する検出手段(110,114)各球排出通路(101,102)に対応して夫々設けられ、
前後方向に延在するように形成された前記上部球通路(56)の下側に、前記開成部材(60)を作動する駆動手段(62)が配設されると共に、前記上部球通路(56)の出口(56a)は側方に向けて開口して、該上部球通路(56)の出口(56a)が駆動手段(62)の側部上方において前記上部球排出通路(101)の入口(101a)に連通するよう構成され、
前記下部球通路(57)は、前記駆動手段(62)の下側を前後方向に延在するように形成されると共に出口(57a)が下方に向けて開口して、該下部球通路(57)の出口(57a)が駆動手段(62)の下方において前記下部球排出通路(102)の入口(102a)に連通するよう構成されたことを要旨とする。
【0009】
請求項1の発明によれば、入賞手段の入賞口に入賞した遊技球を検出する検出手段を裏側部材に配設したので、入賞手段を小型化することができ、遊技盤のレイアウトの自由度を大きくして、興趣の高い盤面構成とすることができる。また、遊技盤に対する入賞手段の着脱作業に際し、検出手段から導出する配線の処理作業が不要となるので作業性が向上する。
また、開成部材の駆動手段の上下に球通路を配置したので、入賞手段の幅寸法を小さく抑え、小型化に寄与し得る。
【0010】
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記上下の球通路(56,57)は前後方向に延在するように形成されて、両球通路(56,57)の後端位置は略同じに設定されると共に、各球通路(56,57)に連通する前記各球排出通路(101,102)は左右方向で並ぶように設けられて、前記上部球通路(56)と上部球排出通路(101)および前記下部球通路(57)と下部球排出通路(102)の夫々が前後方向に偏倚しない位置で連通するよう構成されたことを要旨とする。
この構成によれば、上下の球通路の後端を略揃えると共に、各球通路に連通する球排出通路を左右方向に並ぶように設けたので、遊技盤の裏側に裏側部材を配設した状態で、複数の球排出通路の遊技盤裏側からの突出寸法を球排出通路の1つ分に抑えることができ、遊技盤の裏側のスペースの有効利用が可能となる。
【0012】
前記課題を解決するために、本願の請求項に記載の発明では、
遊技球が流下可能な遊技領域(28)が前側に設けられた遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に形成されて前後に貫通する装着口(21b)に取り付けられて、前記遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段(31)とを備えた遊技機において、
前記入賞手段(31)には、
前記遊技領域(28)に開口して該遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口(29)と、
前記遊技領域(28)における前記上部入賞口(29)の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口(30)と、
前記下部入賞口(30)の開口量を変化可能に構成された開成部材(60)と、
前記上部入賞口(29)に連通し、該上部入賞口(29)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する上部球通路(56)と、
前記下部入賞口(30)に連通し、該下部入賞口(30)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する下部球通路(57)とがあり、
前記遊技盤(20)の裏側に配設される裏側部材(100)に、該裏側部材(100)を遊技盤(20)の裏側に配設した状態で前記上部球通路(56)に連通する上部球排出通路(101)および前記下部球通路(57)に連通する下部球排出通路(102)が設けられると共に、各球排出通路(101,102)を通る遊技球を検出する検出手段(110,114)が各球排出通路(101,102)に対応して夫々設けられ、
前記裏側部材(100)には、前記上部球排出通路(101)と下部球排出通路(102)との間に、前後および下側に開口する配線用の引き回し空間(106)が形成されたことを要旨とする。
請求項の発明によれば、入賞手段の入賞口に入賞した遊技球を検出する検出手段を裏側部材に配設したので、入賞手段を小型化することができ、遊技盤のレイアウトの自由度を大きくして、興趣の高い盤面構成とすることができる。また、遊技盤に対する入賞手段の着脱作業に際し、検出手段から導出する配線の処理作業が不要となるので作業性が向上する。
また、入賞手段の駆動手段から導出する配線の引き回し処理が容易となる。
【0013】
前記課題を解決するために、本願の請求項に記載の発明では、
遊技球が流下可能な遊技領域(28)が前側に設けられた遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に形成されて前後に貫通する装着口(21b)に取り付けられて、前記遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段(31)とを備えた遊技機において、
前記入賞手段(31)には、
前記遊技領域(28)に開口して該遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口(29)と、
前記遊技領域(28)における前記上部入賞口(29)の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口(30)と、
前記下部入賞口(30)の開口量を変化可能に構成された開成部材(60)と、
前記上部入賞口(29)に連通し、該上部入賞口(29)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する上部球通路(56)と、
前記下部入賞口(30)に連通し、該下部入賞口(30)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する下部球通路(57)とがあり、
前記遊技盤(20)の裏側に配設される裏側部材(100)に、該裏側部材(100)を遊技盤(20)の裏側に配設した状態で前記上部球通路(56)に連通する上部球排出通路(101)および前記下部球通路(57)に連通する下部球排出通路(102)が設けられると共に、各球排出通路(101,102)を通る遊技球を検出する検出手段(110,114)が各球排出通路(101,102)に対応して夫々設けられ、
前記遊技盤(20)における前記装着口(21b,50)の下方に別の装着口(21b,51)が前後に貫通するように形成されて、該別の装着口(21b,51)に別の入賞手段(33)が取り付けられ、
前記別の入賞手段(33)は、前記遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な入賞口(32)の開口量を変化可能に構成された別の開成部材(66)と、該入賞口(32)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する別の球通路(71)とを備え、
前記裏側部材(100)に、前記別の球通路(71)に連通する別の球排出通路(103)が前記下部球排出通路(102)に左右方向で隣り合って設けられ、
前記下部球排出通路(102)は、前方および下方に開口するよう形成されて、前記別の入賞手段(33)を遊技盤(20)に取り付けた状態で、該別の入賞手段(33)に設けた蓋部(95)によって下部球排出通路(102)の前側開口(102c)が塞がれるよう構成されたことを要旨とする。
請求項の発明によれば、入賞手段の入賞口に入賞した遊技球を検出する検出手段を裏側部材に配設したので、入賞手段を小型化することができ、遊技盤のレイアウトの自由度を大きくして、興趣の高い盤面構成とすることができる。また、遊技盤に対する入賞手段の着脱作業に際し、検出手段から導出する配線の処理作業が不要となるので作業性が向上する。
また、別の入賞手段の球通路に連通する別の球排出通路を下部球排出通路に隣り合って設けているので、別の球排出通路によって遊技盤の裏側への球排出通路の突出寸法が大きくなることはない。また、別の入賞手段に設けた蓋部によって下部球排出通路の前側開口を塞ぐように構成したので、下部球排出通路の前側開口を塞ぐ蓋部材を別途設ける場合に比べて前後寸法を小さくすることができる。
【0014】
前記課題を解決するために、本願の請求項に記載の発明では、
遊技球が流下可能な遊技領域(28)が前側に設けられた遊技盤(20)と、該遊技盤(20)に形成されて前後に貫通する装着口(21b)に取り付けられて、前記遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な入賞手段(31)とを備えた遊技機において、
前記入賞手段(31)には、
前記遊技領域(28)に開口して該遊技領域(28)を流下する遊技球が入賞可能な上部入賞口(29)と、
前記遊技領域(28)における前記上部入賞口(29)の下流側を流下する遊技球が入賞可能な下部入賞口(30)と、
前記下部入賞口(30)の開口量を変化可能に構成された開成部材(60)と、
前記上部入賞口(29)に連通し、該上部入賞口(29)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する上部球通路(56)と、
前記下部入賞口(30)に連通し、該下部入賞口(30)に入賞した遊技球を遊技盤(20)裏側に案内する下部球通路(57)とがあり、
前記遊技盤(20)の裏側に配設される裏側部材(100)に、該裏側部材(100)を遊技盤(20)の裏側に配設した状態で前記上部球通路(56)に連通する上部球排出通路(101)および前記下部球通路(57)に連通する下部球排出通路(102)が設けられると共に、各球排出通路(101,102)を通る遊技球を検出する検出手段(110,114)が各球排出通路(101,102)に対応して夫々設けられ、
前記裏側部材(100)に、前記上部球排出通路(101)および球排出通路(102)の夫々に対応して前側に開口する開口部(111a,115a)と、各開口部(111a,115a)を介して前記検出手段(110,114)が着脱自在に取り付けられる取着部(111,115)とが設けられると共に、
前記裏側部材(100)には、前記各開口部(111a,115a)を前側から覆って対応する取着部(111,115)からの検出手段(110,114)の取り外しを規制する蓋部材(109,116)が夫々着脱自在に配設されていることを要旨とする。
請求項の発明によれば、入賞手段の入賞口に入賞した遊技球を検出する検出手段を裏側部材に配設したので、入賞手段を小型化することができ、遊技盤のレイアウトの自由度を大きくして、興趣の高い盤面構成とすることができる。また、遊技盤に対する入賞手段の着脱作業に際し、検出手段から導出する配線の処理作業が不要となるので作業性が向上する。
また、検出手段を裏側部材に対して簡単に着脱することができ、検出手段の故障等に伴う交換作業が容易となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る遊技機によれば、入賞手段の小型化を図って遊技盤のレイアウトの自由度を大きくし得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。
図2】実施例に係る遊技盤を示す正面図である。
図3】実施例に係る遊技盤に設置部材を配設した状態での要部縦断側面図である。
図4】実施例に係る遊技盤と設置部材との分解斜視図であって、遊技盤から枠状装飾体、各入賞装置および入賞部材を取り外した状態で示している。
図5】実施例に係る遊技盤における入賞装置の配設部位を後側から見た要部斜視図である。
図6】実施例に係る遊技盤の要部縦断側面図である。
図7】実施例に係る各入賞装置および裏側部材を分解して前側から見た斜視図である。
図8】実施例に係る始動入賞装置を後側から見た斜視図である。
図9】実施例に係る始動入賞装置の平面図である。
図10】実施例に係る始動入賞装置を分解して前側から見た斜視図である。
図11】実施例に係る始動入賞装置を分解して後側から見た斜視図である。
図12】実施例に係る特別入賞装置を前側から見た斜視図である。
図13】実施例に係る特別入賞装置を後側から見た斜視図である。
図14】実施例に係る裏側部材に対する各入賞装置の関係を示す裏側部材の縦断正面図である。
図15】実施例に係る裏側部材に対する各入賞装置の関係を示す遊技盤の横断底面図である。
図16】実施例に係る特別入賞装置の横断平面図である。
図17】実施例に係る特別入賞装置の縦断側面図である。
図18】実施例に係る特別入賞装置における第2電磁ソレノイドの配設部位の縦断正面図である。
図19】実施例に係る特別入賞装置を分解して前側から見た斜視図である。
図20】実施例に係る特別入賞装置を分解して後側から見た斜視図である。
図21】実施例に係るカバー部材を示すものであって、(a)は前側から見た斜視図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
【実施例】
【0018】
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤20(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられると共に、遊技盤20の後側に、図柄を変動表示可能な表示装置17(図3参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視可能に保護する透明部材13aを窓部に備えた装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。
【0019】
前記表示装置17は、後述する始動入賞口29,30へのパチンコ球の入賞を契機として演出用の図柄(飾図という場合もある)を表示部17aに変動表示させる図柄変動演出を行うよう構成される。また表示装置17では、図柄変動に関連して実行される各種の表示演出(リーチ演出、予告演出、報知演出等)を表示部17aに表示し得るようになっている。実施例では、前記表示装置17として、各種図柄や表示演出に係る画像を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、有機EL(Electro-Luminescence)を用いた表示装置、あるいはドラム式の表示装置やドットマトリックス式の表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を用いることができる。
【0020】
前記前枠13には、図1に示す如く、前記下球受け皿15の右側方に、前記中枠12に配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられる。この操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20に向けて発射されるようになっている。ここで、前記操作レバー16aの回動量に応じて前記打球発射装置によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aを操作して回動量を調節することで、前記遊技盤20に形成された第1経路28a(後述)をパチンコ球が流下する所謂「左打ち」と、該遊技盤20に形成された第2経路28b(後述)をパチンコ球が流下する所謂「右打ち(ゴム打ち)」とを打ち分け得るようになっている。また、前枠13の前部には、LED等の発光体による発光演出が可能なランプ装置18や、音声や効果音を出力可能なスピーカ19が配設されており、前記表示装置17での図柄変動演出に合わせてランプ装置18で発光演出を行ったりスピーカ19で音声演出を行い得るよう構成されている。
【0021】
(遊技盤20について)
実施例の前記遊技盤20は、パチンコ球が流下可能な遊技領域28が前面側に形成された板状部材(遊技領域形成部材)から構成される。また、遊技盤20の裏側に、該遊技盤20との間に収容空間27を画成する設置部材(収容空間画成部材)22が配設されており、収容空間27には、発光により演出を行う発光演出装置や、可動体の動作により演出を行う可動演出装置等の各種演出装置Mが設置されている(図3参照)。前記遊技盤20は、合成樹脂材やベニヤ材等から所定板厚の略矩形状に形成されており、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール23によりパチンコ球が流下可能な遊技領域28が画成されている。実施例の遊技盤20は、アクリル樹脂から形成された透明板であって、前記収容空間27に配置した各種演出装置Mを遊技盤20の前面側から透視し得るようになっている。なお、前記表示装置17は、設置部材22の裏側に取り付けられて、後述するように設置部材22に設けた開口部(可視部)22aおよび枠状装飾体42(後述)の開口部42aを介して遊技盤20の前側から視認可能に臨むよう構成される。
【0022】
前記案内レール23は、図2に示すように、遊技盤20の左下部から右上部に至るよう左方向に膨出する円弧状に形成された外レール24と、遊技盤20の右上部、右下部および左上部に至るよう右方向に膨出する円弧状に形成された内レール25とから構成されている。前記内レール25は、外レール24の右上端部に連接して遊技盤20の右上部から下部に亘って配設され、左端縁が右方に凹む円弧状に形成された盤面飾り部材25aと、遊技盤20の下部から左上部に亘って配設されて盤面飾り部材25aの下端部に連接し、前記外レール24の右方(内側)に離間して位置するレール部材25bとから構成され、該外レール24およびレール部材25bにより1個のパチンコ球が通過可能な発射通路26が画成されている。ここで、前記内レール25を構成するレール部材25bは、前記遊技盤20の左上部に開放端が臨むよう配置されて、レール部材25bの開放端と外レール24との間に遊技領域28(第1経路28a)に開口する打出し口を画成するよう構成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が発射通路26の下方開口から飛翔して、当該打出し口から遊技領域28内に打ち出されるようになっている。
【0023】
前記遊技盤20には、図4に示す如く、前後に貫通する装着口21a,21b,21cが前記遊技領域28内の適宜位置に開設されて、各装着口21a,21b,21cに対して各種の遊技盤設置部品が配設されている。なお、実施例の遊技盤20には、遊技盤設置部品として枠状装飾体42、始動入賞装置31、特別入賞装置33、複数の普通入賞部材39等を設置する装着口21a,21b,21cが形成されている。そして、前記遊技盤20において遊技領域28の最下部位置に、該遊技領域28の最下部位置まで流下したパチンコ球を遊技盤20の外部に排出するアウト口36が開設されている。すなわち、前記打球発射装置から発射されて遊技領域28を流下するパチンコ球が前記遊技盤設置部品に設けられた入球口(始動入賞口29,30、特別入賞口32、複数の普通入賞口等)に入球することにより、入球した入球口に応じた賞球の払い出しや図柄変動演出の実行等の所定の遊技が行われ、遊技領域28の最下部まで流下したパチンコ球がアウト口36を介して機外に排出されるよう構成される。なお、前記装着口の形成数は、遊技盤20に対して取り付けられる遊技盤設置部品の配設位置や配設数等に応じて適宜に決定される。
【0024】
また、前記遊技盤20には、前記遊技領域28内に多数の遊技釘37が設けられると共に、後述する枠状装飾体42の左側方に、遊技領域28を流下するパチンコ球の接触に伴って回転する回転案内部材38が回転自在に支持されており、遊技釘37や回転案内部材38との接触によりパチンコ球の流下方向が不規則に変化するよう構成されている。前記回転案内部材38は、所謂「風車」とも称される部材であって、該回転案内部材38の回転に伴ってパチンコ球を弾くように左右方向へ放出する部材である。
【0025】
実施例の前記遊技盤20には、図2,図3に示すように、前記案内レール23で囲まれた遊技領域28の略中央の大部分が開口する第1装着口21aに、前後に開口する枠状に形成された枠状装飾体42が取り付けられ、該枠状装飾体42の開口部42aの後方に、前記設置部材22の開口部22aが位置するようになっている。すなわち、前記枠状装飾体42の開口部42aの後方に前記表示装置17の表示部17aが位置するよう構成されている。
【0026】
また、前記遊技盤20には、前記枠状装飾体42の下方位置(アウト口36の直上位置)に形成された第2装着口(装着口)21bに、遊技領域28を流下するパチンコ球が入賞可能な上部始動入賞口29および下部始動入賞口30が設けられた始動入賞装置31および特別入賞口32が設けられた特別入賞装置33が配設されている(図5参照)。上部始動入賞口29は、パチンコ球が入賞可能に遊技領域28内で常に上方開口した常時開放型の入賞口とされており、遊技盤20の遊技領域28を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングで上部始動入賞口29にパチンコ球が入球(入賞)し得るよう構成されている。また、下部始動入賞口30は、該下部始動入賞口30を後述する第1電磁ソレノイド62の駆動に伴って開放可能に始動開成部材60で閉鎖する開閉型の入賞口とされており(図6参照)、遊技盤20の遊技領域28を流下するパチンコ球の流下態様および第1電磁ソレノイド62の駆動による始動開成部材60の開放動作タイミングに応じて下部始動入賞口30にパチンコ球が入賞し得るよう構成されている。
【0027】
前記特別入賞装置33の特別入賞口32は、該特別入賞口32を後述する第2電磁ソレノイド67の駆動に伴って開放可能に特別開成部材66で閉鎖する開閉型の入賞口とされており(図15参照)、遊技盤20の遊技領域28を流下するパチンコ球の流下態様および第2電磁ソレノイド67の駆動による特別開成部材66の開放動作タイミングに応じて特別入賞口32にパチンコ球が入賞し得るよう構成されている。特別入賞装置33は、特別入賞口32に入賞したパチンコ球を検出する特別入賞検出スイッチ72(後述)を備え、該特別入賞検出スイッチ72はパチンコ機10の裏側に配設された制御手段(図示せず)に配線接続されている。
【0028】
前記パチンコ機10は、上下の始動入賞口29,30に入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出スイッチ110,114(後述)を備え、該始動入賞検出スイッチ110,114は前記制御手段に配線接続されている。そして、制御手段では、始動入賞検出スイッチ110,114によるパチンコ球の検出(上部始動入賞口29または下部始動入賞口30へのパチンコ球の入賞)に伴って各種情報が取得され、この取得した情報に基づいて、制御手段で特別入賞装置33の特別開成部材66を開放するか否かに係る特図当り抽選(当り判定)が行われるよう構成されている。そして、特図当り抽選の結果に基づいて前記表示装置17において図柄変動演出が実行され、該表示装置17での図柄変動演出の結果、該表示装置17の表示部17aに所定の組み合わせ(例えば同一飾図の3つ揃い等)で飾図が確定停止表示されることで、遊技者に有利な大当り遊技(当り遊技)が付与され、大当り遊技の発生に伴って特別入賞装置33の特別入賞口32を所定の開放条件で開放する大当り遊技が行われて、遊技者が賞球を獲得し得る機会が与えられるよう構成されている。
【0029】
前記遊技盤20には、前記枠状装飾体42の左側をパチンコ球が流下する遊技領域28(第1経路28a)に、図4に示す如く、前後に貫通する複数の第3装着口(貫通孔)21cが上下に離間して開設されており、各第3装着口21cに、遊技領域28を流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口を備える普通入賞部材39が配設されている。普通入賞口は、パチンコ球が入賞可能に遊技領域28内で常に上方開口した常時開放型の入賞口とされており、遊技盤20の遊技領域28を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングで普通入賞口にパチンコ球が入球(入賞)し得るよう構成されている。また、パチンコ機10は、上下の普通入賞口に入賞したパチンコ球を検出する普通入賞検出スイッチ(図示せず)を備え、該普通入賞検出スイッチは前記制御手段に配線接続されている。
【0030】
前記遊技盤20には、図4に示す如く、最上部の第3装着口21cの上側に、前記第1装着口21aに連通して左方向に延在する切欠孔21dが形成されており、該切欠孔21dに、枠状装飾体42に設けられたゲート部35が臨むようになっている。ゲート部35は、パチンコ球が通過可能なゲート入口およびゲート出口が遊技領域28(第1経路28a)内で常に上下に開口する常時開放型の入球部とされ、遊技盤20の遊技領域28を流下するパチンコ球の流下態様に応じて任意のタイミングでゲート入口をパチンコ球が入球(通過)して、ゲート出口を介して遊技領域28に排出されるようになっている。ゲート部35は、ゲート入口に入球したパチンコ球を検出可能な球通過検出スイッチ(図示せず)を備え、球通過検出スイッチは、前記制御手段に配線接続されている。そして、球通過検出スイッチから制御手段への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って、前記始動入賞装置31の始動開成部材60を開放するか否かに係る普図当り抽選が行われるよう構成される。
【0031】
実施例のパチンコ機10では、前記始動入賞検出スイッチ110,114、特別入賞検出スイッチ72、普通入賞検出スイッチがパチンコ球を検出することで賞球払出条件が成立するよう構成されており、当該賞球払出条件の成立に伴って制御手段が図示しない払出制御装置に制御信号を出力して、所定数の賞球が前記上球受け皿14または下球受け皿15に払い出されるようになっている。なお、実施例では、前記球通過検出スイッチがパチンコ球を検出することによっては賞球払出条件が成立しないよう設定されており、パチンコ球のゲート部35の通過に伴って賞球が払い出されないようになっている。
【0032】
(設置部材22について)
前記設置部材22は、前記遊技盤20の外郭形状より小さな略矩形状に形成された背面板40と、該背面板40の外周縁部から前方に突出する画壁部41とから前方に開口した箱状に形成される(図4参照)。また、画壁部41の前端部に、開口外側へ向けて延出するよう固定部41aが形成されており、該固定部41aの前端面を遊技盤20の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤20と設置部材22とがネジにより固定される。また、前記設置部材22の背面板40には、図3に示す如く、前記枠状装飾体42の開口部42aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部22aが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板40の裏側に前記表示装置17が着脱自在に取り付けられて、該開口部22aを介して表示装置17の表示部17aが設置部材22(遊技盤20)の前側に臨むようになっている。そして、前記設置部材22において開口部22aを囲繞する周囲に各種演出装置Mが設置されて、設置部材22を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。
【0033】
(枠状装飾体42について)
次に、前記枠状装飾体42について詳細に説明する。前記枠状装飾体42は、図2,図3に示す如く、前記遊技盤20に開設された枠状装飾体42が配設される第1装着口21aの内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部43と、該枠状基部43に設けられて前記遊技盤20の前面より前方に突出し、前記遊技領域28と表示装置17の表示部17aを区切る庇状部44と、該庇状部44の後縁から外方に延出する薄板状の台板部45とを備える。そして、前記枠状基部43を第1装着口21aに挿入すると共に台板部45を遊技盤20の前面に当接した状態で、該台板部45をネジ等の固定手段で遊技盤20に固定することで、枠状装飾体42が遊技盤20に取り付けられて、該枠状装飾体42の外側、具体的には庇状部44と案内レール23との間にパチンコ球が流下する遊技領域28が画成されるようになっている。すなわち、枠状装飾体42の庇状部44によって、遊技領域28の内周を区画するよう構成されている。なお、枠状装飾体42を遊技盤20に取り付けた状態で、庇状部44の後端縁から外方に延出する台板部45が遊技盤20の前面に沿って延在して、該台板部45の前側をパチンコ球が通り得るよう構成される。また、枠状装飾体42は、全体が透明な合成樹脂製とされており、透明な遊技盤20の前側に台板部45を重ねた状態で、該台板部45および遊技盤20を介して裏側を透視可能に構成されている。
【0034】
前記枠状装飾体42の庇状部44は、枠状装飾体42(台板部45)の左側縁の略中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するよう設けられており、前記表示装置17における表示部17aの前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。また庇状部44は、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域28に打ち出されたパチンコ球が庇状部44上で滞ることなく枠状装飾体42の左側方または右側方へ誘導案内されるよう形成されている。すなわち、枠状装飾体42の外側に画成される流下経路28a,28bは、図2に示す如く、該枠状装飾体42の左側方をパチンコ球が流下する第1経路28a、および枠状装飾体42の右側方をパチンコ球が流下する第2経路28bに分かれており、前記打球発射装置により遊技領域28内に発射されたパチンコ球は、到達位置に応じて枠状装飾体42およびレール部材25bの間に形成される第1経路28aか、或いは枠状装飾体42および盤面飾り部材25aの間に形成される第2経路28bの何れかを流下するよう構成される。
【0035】
前記枠状装飾体42には、図2に示す如く、該枠状装飾体42の内周下縁部(開口部42aの下部側)に、ステージ46が配設されると共に、該枠状装飾体42の左側縁部に、前記第1経路28a(遊技領域28)に開口して該第1経路28aを流下するパチンコ球を枠状装飾体42の内側(ステージ46)に取り込む球導入部47が設けられ、該球導入部47がステージ46に連通するよう構成される。そして、球導入部47からステージ46に通出されたパチンコ球は、ステージ46上を左右に転動した後に、前記始動入賞口29,30が設けられている遊技領域28に排出される。また、前記ステージ46の後端縁には、左右方向の全長に亘って上側に向けて所定高さで立上がる透明壁48(図3参照)が設けられ、ステージ46上を転動するパチンコ球が表示装置17の表示部17a側に移動するのを該透明壁48で防止している。また、透明壁48の上端縁に、前記前枠13における透明部材13aの裏面に近接する位置(透明部材13aとの間をパチンコ球が通過できない隙間となる位置)まで張り出す張出部48aが設けられており、遊技釘37に接触して跳ねてステージ46に飛び込むパチンコ球が表示部17a側に移動するのを該張出部48aで防止している。
【0036】
前記枠状装飾体42には、図2に示す如く、パチンコ機10のモチーフとなる意匠が施された複数の装飾部品49が、前記庇状部44の内周縁部に設けられている。そして、本実施例では、装飾部品49、庇状部44および前記透明壁48の張出部48aによって、前記表示装置17の表示部17aを前側に臨ませる開口部42aが画成される。
【0037】
(始動入賞装置31について)
次に、前記始動入賞装置(入賞装置,別の入賞装置)31について詳細に説明する。前記第2装着口21bは、図4,図5に示す如く、上部開口(装着口,別の装着口)50と、該上部開口50の下側に連設されて横長略矩形状の下部開口(装着口,別の装着口)51とから構成され、上部開口50に前記始動入賞装置31が取り付けられると共に、下部開口51に前記特別入賞装置33が取り付けられるよう構成される。
【0038】
図7図11に示すように、前記始動入賞装置31は、遊技盤20の前面に臨む取付板52と、該取付板52の前側に設けられて、前記上部始動入賞口(上部入賞口)29を有する上部球受部53と、該上部球受部53の下方に設けられて、前記下部始動入賞口(下部入賞口)30を有する下部球受部54と、取付板52の後側に配設された始動装置本体(装置本体)55とを備える。また、始動装置本体55には、前記上部始動入賞口29に連通して、該上部始動入賞口29に入賞したパチンコ球を遊技盤20の後方へ転動させる上部球通路(球通路)56と、前記下部始動入賞口30に連通して、該下部始動入賞口30に入賞したパチンコ球を遊技盤20の後方へ転動させる下部球通路(球通路)57とが形成されている。そして、前記始動装置本体55を遊技盤20の前記上部開口50に前側から挿入し、取付板52を遊技盤20にネジ止めすることで、始動入賞装置31が遊技盤20に取り付けられる。図5,図6に示すように、前記始動入賞装置31が遊技盤20に取り付けられた状態では、前記始動装置本体55が遊技盤20の裏面から後方へ突出して、上部開口50を貫通している。
【0039】
前記上部球受部53は、図8図11に示すように、前記取付板52の上部から前方へ突出すると共に上方および後方へ開放するよう形成され、該上部球受部53の上方開口が前記上部始動入賞口29として機能するようになっている。前記取付板52の後側には、前記上部球受部53と対応する位置に、後方へ向けて直線状に延在する樋状部58が形成されている。前記樋状部58は、その全長に亘って上方に開放する半円筒状に形成されており、前記上部始動入賞口29に入賞したパチンコ球は、上部球受部53から樋状部58を介して後方へ転動するようになっている。すなわち、この樋状部58によって、上部始動入賞口29に入賞したパチンコ球を遊技盤20裏側に案内するように前後方向に延在する上部球通路56が画成されている。
【0040】
前記樋状部58の後端は後壁によって閉塞されると共に、該樋状部58の一方の側部(実施例では右側部)の後部位置に、側方に向けて開放する上球出口(出口)56aが形成されており(図13参照)、上部球通路56を後端まで転動したパチンコ球は上球出口56aから右側方に向けて排出可能に構成されている。上部球受部53および樋状部58の底面に、左右方向の中央において前後方向に延在すると共に上面が後方傾斜する案内条部59が設けられており、上部始動入賞口29に入賞したパチンコ球を該案内条部59によって遊技盤20裏側に向けて円滑に案内し得るようになっている。また、樋状部58における上球出口56aの形成側とは反対側の後隅部に、図9,図10に示す如く、前側から後側に向かうにつれて上球出口56aに近接するように傾斜する変更部58aが形成されており、上部球通路56(樋状部58)を転動するパチンコ球の進行方向を該変更部58aによって上球出口56aに向けて変更し得るよう構成してある。樋状部58には、前記上球出口56aの形成位置に対応して該樋状部58の底面から外側方に延出する延出部58bが形成されると共に、該延出部58bの上面は延出方向に向けて下方傾斜している。この延出部58bは、後述する裏側部材100に形成される上部球排出通路101の上部球入口101aの下側を画成する底壁の開放端に近接する位置まで延出して(図14参照)、上球出口56aから排出されるパチンコ球を上部球排出通路101に案内するべく機能する。
【0041】
前記下部球受部54は、図9,図11に示す如く、前記取付板52から前側に離間する前板54aと、該前板54aの上縁部を除く縁部から後方へ延出して前記取付板52に当接した前板壁部54bとから上方に開放するよう構成されている。そして、下部球受部54の上方開口が前記下部始動入賞口30として機能する。前記取付板52における前板54aの後方位置に、図10,図11に示す如く、前後方向に貫通する下開口部52aが形成されると共に、前記始動装置本体55の内部には、下開口部52aを介して下部始動入賞口30に連通する前記下部球通路57が前後方向に延在するよう設けられる。また、始動装置本体55における下部球通路57の後端には、上下方向に開放する下球出口(出口)57aが形成されており(図6参照)、下部球通路57を後端まで転動したパチンコ球は下球出口57aから下方に向けて排出可能に構成されている。
【0042】
(始動開成部材60について)
前記始動開成部材(開成部材,別の開成部材)60は、図9図11に示す如く、前記取付板52と前板54aとの間において前記下開口部52aを挟む左右両側に位置する左右一対の開閉体61,61で構成される。各開閉体61は、取付板52と前板54aとの間において下端部が前後方向の軸回りに回転自在に支持されると共に、各開閉体61は互いに左右対称な形状で上方に向かって徐々に薄肉となる所謂フラップ状に形成されている。前記始動装置本体55には、前記上下の球通路56,57の間に、前後方向に動作するプランジャ(作動部)62aを前方へ向けた姿勢で駆動手段としての第1電磁ソレノイド62が配設されている。また、始動装置本体55には、図6,図10,図11に示す如く、前記一対の開閉体61,61および第1電磁ソレノイド62のプランジャ62aを連繋する第1連繋部材(連繋部材)63が配設されている。そして、始動開成部材60の両開閉体61,61は、第1電磁ソレノイド62の励磁・非励磁(駆動)によりプランジャ62aを前後移動することで取付板52と前板54aとの間において上端部(先端部)が相互に近接する方向および相互に離間する方向へ揺動するよう構成される。
【0043】
ここで、前記開閉体61,61の上端部を相互に離間させた開放状態では、該開閉体61,61と前記上部球受部53との間から下部始動入賞口30へのパチンコ球の入賞を許容すると共に、開閉体61,61の上端部を相互に近接させた閉成状態では、該開閉体61,61の上端部が上部球受部53の真下に位置して、開閉体61,61および上部球受部53により、下部始動入賞口30へのパチンコ球の入賞が規制されるようになっている。すなわち、実施例の前記始動開成部材60は、一対の開閉体61,61の上端部を近接・離間することで下部始動入賞口30の開口量を変化可能に構成されている。また実施例では、前記第1電磁ソレノイド62に通電していない非励磁状態においては、前記開閉体61,61が前記閉成状態に変位し、第1電磁ソレノイド62に通電した励磁状態においては、該開閉体61,61が前記開放状態に変位するよう構成されている。
【0044】
(上下の球通路56,57の関係について)
前記上部球通路56および下部球通路57は、図6,図8に示す如く、前記第1電磁ソレノイド62を挟んで上下方向で整列するように設けられている。すなわち、上部球通路56および下部球通路57は左右方向に偏倚することなく上下方向で整列した状態で前後方向に延在している。また、上下の球通路56,57の後端位置は略同じ位置となるように設定されると共に、上部球通路56の上球出口56aおよび下部球通路57の下球出口57aの形成位置については、前後方向において略同じ位置となるように設けられている。すなわち、上球出口56aおよび下球出口57aは、前後に偏倚しないようになっている。そして、図14に示す如く、上部球通路56の上球出口56aが、第1電磁ソレノイド62の側部上方において後述する裏側部材100における上部球排出通路101の上部球入口101aに連通すると共に、下部球通路57の下球出口57aが、第1電磁ソレノイド62の下方において裏側部材100における下部球排出通路102の下部球入口102aに連通するよう構成される。なお、上下の球通路56,57の後端位置は、略同じ位置とするのが好ましいが、同じ位置がより好ましい。また、上下の球出口56a,57aの形成位置についても、前後方向において略同じ位置とするのが好ましいが、同じ位置がより好ましい。
【0045】
ここで、前記取付板52、上部球受部53、下部球受部54は透明に構成されると共に、取付板52の前面、上部球受部53の前面および下部球受部54における前板54aの前面には、所要の意匠が表示された装飾シールが貼着されて、始動開成部材60を作動する機構部分(第1電磁ソレノイド62および第1連繋部材63)が取付板52、上部球受部53および下部球受部54の前板54aを透して見えないよう構成される。なお、上部球受部53および下部球受部54に貼着される装飾シールが非光透過性であるのに対し、取付板52に貼着される装飾シールは光透過性に構成されており、後述する発光体64aから照射される光によって装飾シールに形成されている意匠が照らし出されることで演出効果を向上し得るよう構成される。
【0046】
前記始動装置本体55には、図9に示す如く、前記第1電磁ソレノイド62を挟む左右両側に、前記取付板52の裏面から離間して発光基板64が夫々取り付けられている。各発光基板64における取付板52の裏面に対向する前面に、発光手段としてのLED等の発光体64aが実装されており、該発光体64aを発光することで取付板52を裏側から照明し得るよう構成される。
【0047】
前記第1電磁ソレノイド62および各発光基板64に一端が接続される配線は、結束具によって結束されて纏められ、前記始動装置本体55の後部に設けられた係止片55aに係止される。そして、結束具で纏められた配線は、前記特別入賞装置33の後側(外側)を引き回された後に、前記設置部材22に配設された中継基板(図示せず)に接続されるよう構成される。なお、以後の説明において、特別入賞装置33の上側に配設されている前記始動入賞装置31から導出する複数の配線が纏められたものを配線Hと指称するものとする。実施例では、図5に示す如く、始動装置本体55の後右端部に係止片55aが設けられており、該係止片55aに結束具を介して係止された配線Hは、始動入賞装置31の後端右側から特別入賞装置33の後側に引き回されるようになっている。
【0048】
(特別入賞装置33について)
次に、前記特別入賞装置(入賞装置,別の入賞装置)33について詳細に説明する。図12,図13,図15,図16に示すように、前記特別入賞装置33は、前方に開放してパチンコ球が通過可能な横長矩形状の前記特別入賞口(入賞口)32を備えた特別装置本体(装置本体)65と、該特別装置本体65に設けられ、特別入賞口32の開口量を可変可能な特別開成部材(開成部材,別の開成部材)66と、特別装置本体65に設けられ、特別開成部材66を開閉動作させる駆動手段としての第2電磁ソレノイド(電磁ソレノイド)67とを備える。特別装置本体65は、前記特別入賞口32が開設された板状部材68と、該板状部材68が前側に取り付けられる基体部69とから構成され、前記第2装着口21bにおける下部開口51に基体部69を前側から挿入した状態で、板状部材68が遊技盤20にネジ止め固定される。図5,図6に示すように、特別入賞装置33が遊技盤20に取り付けられた状態では、前記基体部69が遊技盤20の裏面から後方へ突出して、下部開口51を貫通している。
【0049】
前記基体部69には、前方に開放する入賞空間71が画成されており、該入賞空間71の前方開口部(以下、本体開口部69aという)が、図16に示すように、前記板状部材68の特別入賞口32に後側から整合する状態で板状部材68および基体部69が組み付けられている。基体部69における入賞空間71の底部は、右側から左側に向かうにつれて下方へ緩やかに傾斜しており、入賞空間71に入賞したパチンコ球を左側へ案内するよう構成される。また、基体部69における入賞空間71の後面を画成する後壁69bは、右側から左側に向かうにつれて後方傾斜しており、該後壁69bに当接したパチンコ球を左方へ案内するよう構成されている。
【0050】
前記基体部69の後壁69bには、図16,図19に示すように、前記入賞空間71の左側に偏倚した位置に、前後方向に開口する特別球出口(球出口)71aが形成されている。すなわち、入賞空間71に入賞したパチンコ球は、入賞空間71の底部や前記後壁69bにより左方へ案内されて、該特別球出口71aを通過して遊技盤20裏側に排出されるよう構成される。実施例では、特別入賞口32に入賞したパチンコ球は、入賞空間71によって遊技盤20裏側に案内されるよう構成されており、該入賞空間71が特別入賞口32に入賞したパチンコ球を遊技盤20裏側に案内する特別球通路(別の球通路)71として機能する。また、前記基体部69には、特別球出口71aの後側にスイッチ取着部69cが設けられ、該スイッチ取着部69cに、前記制御手段に配線を介して接続する特別入賞検出スイッチ72が取り付けられている。そして、特別入賞検出スイッチ72の前後方向に開放する検知部をパチンコ球が通過することで、制御手段の制御下に所定数の賞球の払い出しが行われるよう構成される。また、基体部69の下面に、図19に示す如く、左右に離間して複数の基板取着部69eが設けられており、該基板取着部69eに発光基板122が取り付けられている。この発光基板122の上面には、複数のLED等の発光体122aが実装されており、該発光体122aによって特別球通路(入賞空間)71を照明し得るようになっている。
【0051】
(ソレノイド取着部73について)
前記基体部69の裏側における右端部(スイッチ取着部69cとは反対の端部)に、ソレノイド取着部73が設けられており、該ソレノイド取着部73に、前記特別開成部材66を作動する前記第2電磁ソレノイド67が取り付けられる取着部材74が後側から着脱自在に取り付けられるよう構成される。ソレノイド取着部73には、前記後壁69bから後方に突出する複数(実施例では2つ)の固定ボス73aが左右方向に離間して設けられており、各固定ボス73aには後方に開口するネジ孔が形成されている。また、ソレノイド取着部73を構成する後壁69bには、図16に示す如く、右端から左側に離間する位置まで後側に一段突出する突出面部73bが設けられると共に、後壁69bにおける突出面部73bの左側には前後に貫通する位置決め孔73cが上下方向に所定長さで形成されている。突出面部73bより左側の後壁69bの後面は、突出面部73bから離間するにつれて後方に変位するように傾斜しており、該傾斜面に、位置決め孔73cの左方において上下に離間して一対の位置決め突片73d,73dが設けられると共に、位置決め孔73cの下方位置に位置決め突部73eが突設されている(図20参照)。そして、突出面部73b、位置決め孔73c、位置決め突片73d,73dおよび位置決め突部73eによって、取着部材74がソレノイド取着部73に位置決めされた状態で、該取着部材74が固定ボス73aにネジ止め固定されるようになっている。
【0052】
前記基体部69における後壁69bの裏面には、前記スイッチ取着部69cとソレノイド取着部73との間に、後述する裏側部材100に設けられている下部球排出通路102の前側開口102cを塞ぐ蓋部95が設けられている(図15参照)。実施例の蓋部95は、後方に突出すると共に上下方向に延在する複数の板状の蓋片95aを左右方向に離間して平行に設けることで構成されて、これら蓋片95aが下部球排出通路102の前側開口102cに臨むことで、該前側開口102cを塞ぐと共に下部球排出通路102を流下するパチンコ球を案内するよう構成される。
【0053】
(取着部材74について)
前記取着部材74は、図19,図20に示す如く、前側および左側が開口する略箱状に形成された部材であって、右側壁の前端に右方に延出する第1延出部75が設けられると共に、該第1延出部75に前後方向に貫通する通孔75aが形成されている。また、取着部材74には、底壁から左方に延出する第2延出部76が設けられると共に、該第2延出部76に前後方向に貫通する通孔76aが形成されている。そして、取着部材74の前側開口をソレノイド取着部73を構成する前記後壁69bに対向して各延出部75,76を対応する前記固定ボス73a,73aの後端に当接した状態で、延出部75,76の通孔75a,76aに後側から挿通したネジを対応する固定ボス73aのネジ孔に螺挿することで、当該取着部材74がソレノイド取着部73の固定されるよう構成される。
【0054】
前記取着部材74の底壁には、図19に示す如く、前側の左端部から上方に延出する規制壁77が設けられている。この規制壁77の前部に、前記ソレノイド取着部73の前記一対の位置決め突片73d,73dに対応する一対の規制片77a,77aが上下に離間して設けられると共に、底壁における規制壁77の下側に、ソレノイド取着部73の前記位置決突部73eに対応する規制凹部78が設けられている。すなわち、取着部材74の前側開口をソレノイド取着部73における前記後壁69bに対向した状態で、各規制片77a,77aが対応する位置決め突片73d,73dの上側に係合すると共に、規制凹部78に位置決め突部73eが嵌り込むことで、ソレノイド取着部73に対して取着部材74が位置決めされるようになっている。
【0055】
前記取着部材74には、該取着部材74における後壁の左端に、後方に延出する第3延出部79が設けられており(図20参照)、該第3延出部79に、左側に突出する位置決め突部79aが設けられている。また、第3延出部79は、位置決め突部79aの形成位置から離間した位置(実施例では上側に離間した位置)に、右側に延在するネジ用突部79bが設けられると共に、第3延出部79およびネジ用突部79bに、左方に開口するネジ孔79cが形成されている。なお、第3延出部79の左端は、前記規制壁77の右端から右側に第2電磁ソレノイド67の後述するフランジ部88の厚み分だけ離間して位置するよう設定されている。
【0056】
なお、前記取着部材74の上壁には、前方および左側方に開放する略台形状の切欠部80が形成されており、取着部材74をソレノイド取着部73に取り付けた状態で、図12,図13に示す如く、ソレノイド取着部73における前記突出面部73bの上側において後壁69bから後方に延出する張出壁部81が該切欠部80に臨んで、該切欠部80が塞がれるようになっている。
【0057】
(第2電磁ソレノイド67について)
前記第2電磁ソレノイド67は、通電することで磁力を発生する磁力発生部(励磁コイル)82を金属製のケーシング83で囲繞した本体部84と、磁力発生部82に発生した磁力により直線的に進退移動するプランジャ85とを備え、本体部84から突出するプランジャ85の先端部に係合部材86が配設されている。また、本体部84と係合部材86との間のプランジャ85にバネ等の弾性部材87が巻装されて、該プランジャ85は弾性部材87によって常には本体部84から延出する方向に付勢されている。
【0058】
前記ケーシング83は、図19,図20に示す如く、上下方向に開放する平面視でロ字状に形成されると共に、プランジャ85が突出する右端部の壁部に、前後方向に延出するフランジ部88,88が形成されている。また、後側のフランジ部88には、前記取着部材74の前記第3延出部79に設けられているネジ孔79cおよび位置決め突部79aに対応する通孔88aおよび位置決め孔88bが上下に離間して形成されている。第2電磁ソレノイド67は、図16に示す如く、前側のフランジ部88を前記取着部材74における規制壁77の右側に位置させると共に、後側のフランジ部88を取着部材74における第3延出部79の左側に位置させた状態で該取着部材74に取り付けられる。そして、取着部材74に第2電磁ソレノイド67を取り付けた状態で、後側のフランジ部88に設けた位置決め孔88bに、第3延出部79に設けられている位置決め突部79aが嵌挿されて、前記通孔88aがネジ孔79cに整合するように位置決めされる。なお、第2電磁ソレノイド67の前側のフランジ部88は、取着部材74の規制壁77より前側に延出するように寸法が設定されている。
【0059】
前記第2電磁ソレノイド67が取り付けられた取着部材74は、前述したようにソレノイド取着部73に対して位置決め突片73d,73d、位置決め突部73eと規制片77a,77a、規制凹部78によって位置決めされる他に、取着部材74の規制壁77から前方に延出する前側のフランジ部88がソレノイド取着部73の位置決め孔73cに挿通されることでも位置決めされるよう構成される。また、前側のフランジ部88は、図16に示す如く、ソレノイド取着部73の前記突出面部73bの左端面と規制壁77とで左右から挟まれて左右方向への変位が規制されるようになっている。前記ソレノイド取着部73の突出面部73bに、第2連繋部材89が配設されており、ソレノイド取着部73に取着部材74を取り付けることで、該第2連繋部材89に第2電磁ソレノイド67の係合部材86が係合するよう構成される。
【0060】
図19に示すように、特別入賞装置33の前記基体部69の前部には、前記本体開口部69aを挟むように左右に離間して一対の支持部69d,69dが設けられている。また、前記特別開成部材66は、前記特別入賞口32の開口形状に略合致する横長矩形板状に形成されており、該特別開成部材66の左右端部が、前記支持部69d,69dに回動自在に支持されている。また、特別開成部材66の裏面右端部に被連繋部66aが形成されており、該被連繋部66aに前記第2連繋部材89が連繋されている。そして、第2電磁ソレノイド67の励磁・非励磁(駆動)によりプランジャ85を移動することで第2連繋部材89が作動し、該第2連繋部材89に被連繋部66aを介して連繋する特別開成部材66が上下方向に揺動するよう構成される。実施例では、特別開成部材66は、第2電磁ソレノイド67が非励磁状態にあっては、該特別開成部材66における支持端部から離間する開放端部が上方を指向して前記特別入賞口32を閉鎖する閉鎖姿勢となる。一方、第2電磁ソレノイド67が励磁状態にあっては、特別開成部材66の開放端部が前方を指向して特別入賞口32を開放すると共に該特別入賞口32の下縁部から前方に延出した開放姿勢(図12参照)まで姿勢変化可能に構成されている。そして、前記遊技領域28を流下するパチンコ球は、開放姿勢となった特別開成部材66で受け止められて、前記特別入賞口32へ案内されるよう構成される。
【0061】
(カバー部材90について)
前記取着部材74には、該取着部材74に取り付けられる前記第2電磁ソレノイド67の一部を覆うカバー部材90が着脱自在に取り付けられている。このカバー部材90は、図21に示す如く、取着部材74に対する固定部となる固定壁91と、該固定壁91の上端部から前方および左方に延在するように設けられた第1保護壁部(保護壁部)92と、固定壁91から左方に延在するように設けられた第2保護壁部(別の保護壁部)93とを備えている。固定壁91には、左右方向に貫通する通孔91aが形成されており、固定壁91を前記第2電磁ソレノイド67の後側のフランジ部88を挟んで取着部材74の第3延出部79に対向した状態で、固定壁91およびフランジ部88の通孔91a,88aに挿通した固定手段としてのネジ94(図17参照)を第3延出部79のネジ孔79cに螺挿することで、カバー部材90が取着部材74に固定されるようになっている。また、該ネジ94によって取着部材74に対して第2電磁ソレノイド67が固定されるようになっている。すなわち、実施例では、取着部材74に対して第2電磁ソレノイド67およびカバー部材90が1本のネジ94によって固定されている。
【0062】
(第1保護壁部92について)
前記第1保護壁部92は、固定壁91を第2電磁ソレノイド67のフランジ部88に固定した状態で、図13,図17に示す如く、該第2電磁ソレノイド67の本体部84における上面(第1側面)84aを覆うように位置している。この第1保護壁部92は、平板状の平板部92aと、該平板部92aの下面(本体部84の第1側面84aとの対向面)から下方に向けて突設された複数の突部92b,92c,92dとを備える。突部92b,92c,92dとして、図17,図18,図21に示す如く、平板部92aの前縁部に沿って左右方向に延在する前突部92bと、平板部92aの後縁部に沿って左右方向に延在する後突部92cと、平板部92aの左端部(第2電磁ソレノイド67に対する固定側とは反対の端部)に沿って前後方向に延在して前後の突部92b,92cに接続する左突部92dとが設けられており、これら突部92b,92c,92dによって第1保護壁部92の下面には上側に凹む凹部92eが形成されている。
【0063】
前記第1保護壁部92の前後寸法は、図17に示す如く、第2電磁ソレノイド67の前後寸法より短かく設定されており、該第1保護壁部92では第2電磁ソレノイド67の本体部84における上面84aの後側の略半分(本体部84の一部)を覆うよう構成されて、該本体部84における上面84aの前側の略半分の上方は露出するよう構成される。また、第1保護壁部92の左右方向の寸法は、図18に示す如く、本体部84の右端から左端まで延在する長さに設定されて、前記左突部92dが、本体部84の左端部を構成する前記ケーシング83の左壁部の上面に沿って延在するよう構成されている。すなわち、第2電磁ソレノイド67における本体部84の後端部は、図13に示す如く、第1保護壁部92によって左右方向の略全長に亘って覆われて、前記始動入賞装置31に接続されて特別入賞装置33の後側(本体部84の外側)を引き回される配線Hが、第2電磁ソレノイド67の本体部84に接触するのを該第1保護壁部92によって防止し得るようになっている。
【0064】
前記第1保護壁部92は、前記固定壁91をフランジ部88に固定した状態で、前突部92bの下面が本体部84の上面(具体的にはケーシング83の左壁部の上面)に当接するよう構成されて、該第1保護壁部92の凹部92eと本体部84の上面84aとの間に第1放熱空間(放熱空間)S1が画成されるよう構成される(図17参照)。また、第1保護壁部92は、平板部92aが本体部84の後端より後方に突出すると共に、前記後突部92cが本体部84の上面84aに当接しない後方に離間して位置するよう構成されて、前記第1放熱空間S1は本体部84の後側で下方に開放し、第1放熱空間S1に熱がこもるのを抑制し得るようになっている。すなわち、第1保護壁部92の後端部を本体部84より後方(第2電磁ソレノイド67における上面84aと交差する後面84bの外方)に突出することで、該突出部分(突出部)によって前記配線Hが本体部84に接触するのを防止すると共に、第1放熱空間S1を開放するようにして熱が第1放熱空間S1にこもるのを防止するようにしている。
【0065】
(第2保護壁部93について)
前記第2保護壁部93は、図17,図18に示す如く、前記固定壁91をフランジ部88に固定した状態で、前記第2電磁ソレノイド67の本体部84における前記第1保護壁部92で一部が覆われている上面84aと交差する後面(第2側面)84bの一部を覆うように位置している。すなわち、前記カバー部材90は、第2電磁ソレノイド67における本体部84の交差する2面(上面84aと後面84b)の夫々を一部覆う2つの保護壁部92,93を備えている。
【0066】
前記第2保護壁部93は、図17に示す如く、前記固定壁91において前記通孔91aを挟んで前記第1保護壁部92の後端部(後突部92c)から下方に離間した位置を左右方向に延在するよう設けられている。すなわち、両保護壁部92,93の間に、前記第1放熱空間S1に連通する通気空間S3が両保護壁部92,93の延在方向の全長に亘って形成されており(図13,図20,図21参照)、第2保護壁部93によって第1放熱空間S1からの放熱が阻害されないよう構成される。また、通気空間S3は、両保護壁部92,93の間に臨む固定壁91の通孔91aに挿通されている前記ネジ94を締付けたり弛み外すためのドライバー等の工具のネジ94に対するアクセスを可能とするアクセス空間としても機能するようになっている。
【0067】
前記第2保護壁部93は、図17,図21に示す如く、平板状の平板部93aと、該平板部93aの前面(本体部84の第2側面84bとの対向面)から前方に向けて突設された複数の突部93b,93c,93dとを備える。突部93b,93c,93dとして、平板部93aの上縁部に沿って左右方向に延在する上突部93bと、平板部93aの下縁部に沿って左右方向に延在する下突部93cと、平板部93aの左端部(第2電磁ソレノイド67に対する固定側とは反対の端部)に沿って上下方向に延在して上下の突部93b,93cに接続する左突部93dとが設けられており、これら突部93b,93c,93dによって第2保護壁部93の前面には後側に凹む凹部93eが形成されている。
【0068】
前記第2保護壁部93の上下寸法は、第2電磁ソレノイド67における本体部84の上下寸法より短かく設定されており、図17に示す如く、該第2保護壁部93では本体部84における後面84bの下側の略半分(本体部84の一部)を覆うよう構成されて、該本体部84における後面84bの上側の略半分の後方は露出するよう構成される。また、第2保護壁部93の左右方向の寸法は、本体部84の左右方向の寸法より長く設定されて、前記左突部93dが、図18に示す如く、本体部84の左端部を構成する前記ケーシング83の左壁部より左方に離間して位置するよう構成されている。すなわち、第2電磁ソレノイド67における本体部84の後面84bにおける下端部は、第2保護壁部93によって左右方向の全長に亘って覆われて、前記始動入賞装置31に接続されて特別入賞装置33の後側(本体部84の外側)を引き回される配線Hが、第2電磁ソレノイド67の本体部84に接触するのを該第2保護壁部93によって防止し得るようになっている。実施例では、両保護壁部92,93の固定壁91から左方への突出寸法が異なるよう構成されている。
【0069】
前記第2保護壁部93は、前記固定壁91をフランジ部88に固定した状態で、上下の突部93b,93cの前面が本体部84の後面84bに当接するよう構成されて、該第2保護壁部93の凹部93eと本体部84の後面84bとの間に第2放熱空間S2が画成されるよう構成される(図17参照)。また、第2保護壁部93は、平板部93aが本体部84の左端より左方に突出すると共に、前記左突部93dが本体部84の後面84bに当接しない左方に離間して位置するよう構成されて、前記第2放熱空間S2は本体部84の左側で前方に開放し、第2放熱空間S2に熱がこもるのを抑制し得るようになっている。すなわち、第2保護壁部93の左端部を本体部84より左方に突出することで、該突出部分(突出部)によって前記配線Hが本体部84に接触するのを防止すると共に、第2放熱空間S2を開放するようにして熱が第2放熱空間S2にこもるのを防止し得るようになっている。
【0070】
(裏側部材100について)
前記設置部材22の前端部には、前記遊技盤20における第2装着口21bの裏側に重なるように裏側部材100が配設されている。この裏側部材100には、図14に示す如く、前記始動入賞装置31の上部球通路56に連通する上部球排出通路101、下部球通路57に連通する下部球排出通路102および前記特別入賞装置33の特別球通路71に連通する特別球排出通路103が左右方向に並んで設けられている。裏側部材100は、図7に示す如く、遊技盤20の裏面から離間する基板104の前面に複数の側壁を立設することで、各球排出通路101,102,103が画成されている。また、裏側部材100には、基板104の前側に、前記第2装着口21bの上部開口50に取り付けられた始動入賞装置31における遊技盤20の裏側に突出する始動装置本体55を収容する第1収容部105が画成されると共に、該第1収容部105より下側において左右に離間する上部球排出通路101および下部球排出通路102の間に、前記特別入賞装置33に配設された第2電磁ソレノイド67および取着部材74を収容する第2収容部106が画成されている。
【0071】
(上部球排出通路101について)
前記上部球排出通路101は、前記基板104と、第1収容部105の右側に設けられて前方に突出する第1側壁107および第2側壁108と、両側壁107,108の前端に着脱自在に配設された第1蓋部材(蓋部材)109とによって画成されている(図15参照)。また、上部球排出通路101は、第1収容部105内の上部において右方に向けて上部球入口(入口)101aが開口すると共に、前記第2収容部106の右方において下方に向けて上部球出口101bが開口している。そして、第1収容部105に収容された始動装置本体55に形成された前記上部球通路56の上球出口56aが、上部球入口101aに連通されるよう構成される。また、上部球入口101aを画成する下側の第1側壁107の開放端が、前記樋状部58に設けられている延出部58bの延出端に近接位置するよう構成されて、上球出口56aから上部球入口101aにパチンコ球を確実に通入させ得るようになっている。なお、第1側壁107の開放端と延出部58bの延出端とは、図14に示す如く、実施例ではパチンコ球が通過不能な僅かな隙間をあけて近接しているが、端部同士が当接するように接続させたり、またはパチンコ球の流下方向の下流側となる第1側壁107の開放端が延出部58bの下側に重なるようになっていてもよい。
【0072】
前記上部球排出通路101を画成する第1および第2側壁107,108には、図14に示す如く、上部球入口101aと上部球出口101bとの間に、該上部球排出通路101を通るパチンコ球を検出する上部始動入賞検出スイッチ(検出手段)110が着脱自在に取り付けられる上部スイッチ取着部(取着部)111が設けられている。この上部スイッチ取着部111は、前側に開口しており、該前側開口部(開口部)111aを介して上部スイッチ取着部111に取り付けられた上部始動入賞検出スイッチ110は、その上下に貫通する検知部を上部球排出通路101に整合させた状態で位置決めされる。そして、第1および第2側壁107,108の前面に前記第1蓋部材109を取り付けることで、上部球排出通路101の前側開口101cおよび上部スイッチ取着部111の前側開口部111aが共に閉塞されて、該第1蓋部材109によって上部スイッチ取着部111からの上部始動入賞検出スイッチ110の取り外しが規制されるよう構成される。
【0073】
(下部球排出通路102について)
前記下部球排出通路(球排出通路)102は、前記基板104と、第1収容部105の下側に設けられて前方に突出する第3側壁112および第4側壁113によって前方および下方に開口するよう形成されて、両側壁112,113間において前側に開口する前側開口102cが、前記特別入賞装置33に設けた蓋部95によって閉塞されるよう構成される(図15参照)。また、下部球排出通路102は、図7,図14に示す如く、第1収容部105の下側において上方に向けて下部球入口(入口)102aが開口すると共に、前記第2収容部106の左方において下方に向けて下部球出口102bが開口している。そして、第1収容部105に収容された始動装置本体55に形成された前記下部球通路57の下球出口57aが、下部球入口102aに連通されるよう構成される。
【0074】
前記下部球排出通路102を画成する第3および第4側壁112,113には、下部球入口102aと下部球出口102bとの間に、該下部球排出通路102を通るパチンコ球を検出する下部始動入賞検出スイッチ(検出手段)114が着脱自在に取り付けられる下部スイッチ取着部(取着部)115が設けられている。この下部スイッチ取着部115は、前側に開口しており、該前側開口部(開口部)115aを介して下部スイッチ取着部115に取り付けられた下部始動入賞検出スイッチ114は、その上下に貫通する検知部を下部球排出通路102に整合させた状態で位置決めされる。第3および第4側壁112,113には、下部スイッチ取着部115の前側開口部115aを閉塞する第2蓋部材(蓋部材)116が着脱自在に取り付けられるよう構成されており、下部スイッチ取着部115に下部始動入賞検出スイッチ114を取り付けた状態で、第3および第4側壁112,113の前面に第2蓋部材116を取り付けることで、該第2蓋部材116によって下部スイッチ取着部115からの下部始動入賞検出スイッチ114の取り外しが規制されるよう構成される。
【0075】
前記裏側部材100に設けられる上部球排出通路101および下部球排出通路102は、図15に示す如く、左右方向で並ぶように延在すると共に、上部球通路56と上部球排出通路101との連通部(接続部)と、下部球通路57と下部球排出通路102との連通部(接続部)とが、前後方向に偏倚しないように構成されている。
【0076】
(特別球排出通路103について)
前記特別球排出通路(別の球排出通路)103は、図14に示す如く、前記基板104と、前記下部球排出通路102の左方に設けられて前方に突出する第5側壁117と第6側壁118および第5側壁117と第6側壁118との上端を接続する第7壁119とによって、前方および下方に開口するよう形成されている。この特別球排出通路103は、3つの側壁117,118,119よって画成される前側開口が特別球入口103aとして機能するよう構成されて、該特別球入口103aが、前記特別入賞装置33に設けた特別球出口71aに連通するようになっている。また、特別球排出通路103は、前記下部球排出通路102の左方において下方に向けて特別球出口103bが開口している。すなわち、特別入賞装置33の特別入賞口32に入賞したパチンコ球を排出する特別球排出通路103は、前記始動入賞装置31の下部始動入賞口30に入賞したパチンコ球を排出する下部球排出通路102と左右方向で隣り合って裏側部材100に設けられている。
【0077】
前記裏側部材100の前記第1収容部105と第2収容部106とは連通するよう構成されると共に、第2収容部106は前後および下側に開口するよう形成されており、第1収容部105に収容された前記始動入賞装置31から導出する前記配線Hは、第1収容部105から第2収容部106に引き込まれて、該第2収容部106に収容されている前記第2電磁ソレノイド67が取り付けられている取着部材74の後側(外側)を引き回されるよう構成される。すなわち、実施例では裏側部材100の第2収容部106が、配線用の引き回し空間として機能している。
【0078】
前記裏側部材100には、前記第1収容部105の左方で特別球排出通路103の上方の位置に、センサ設置部120が設けられており、該センサ設置部120に、前記制御手段に接続する不正検出装置121が着脱自在に装着されている。この不正検出装置121は、前記始動入賞検出スイッチ110,114および特別入賞検出スイッチ72に向けて放射される電波による不正行為を検出する装置であって、裏側部材100に配設された2つの始動入賞検出スイッチ110,114の検出部および特別入賞装置33に設けられた特別入賞検出スイッチ72の検出部が、当該不正検出装置121による不正電波の検出範囲に入るよう設定されており、始動入賞装置31や特別入賞装置33にめがけて放射される不正電波を、該不正検出装置121によって確実に検出し得るよう構成される。そして、制御手段は、不正検出装置121が不正電波を検出した場合は、ランプ装置18の発光態様やスピーカ19からの音出力によって不正電波の検出を報知し得るように構成されている。
【0079】
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
【0080】
前記前枠13に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作すると、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域28内に打ち出される。この遊技領域28に打ち出されたパチンコ球は、前記枠状装飾体42の外周囲を流下し、該パチンコ球が前記始動入賞口29,30に入賞すると、前記制御手段の制御に基づいて前記表示装置17の表示部17aにおいて図柄が変動開始され、所要の図柄変動演出が展開される。表示部17aで展開される図柄変動演出の結果、該表示部17aに所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されたときに大当りが発生する。そして、大当りが発生すると、表示装置17の表示部17aに表示された図柄組み合わせに応じて、前記特別入賞装置33の特別入賞口32が開放され、遊技者は多くの賞球が獲得可能となる。
【0081】
実施例のパチンコ機10では、図14に示す如く、前記設置部材22に配設される裏側部材100に、前記遊技盤20に配設された始動入賞装置31の上下の始動入賞口29,30に入賞したパチンコ球を外部に排出する球排出通路101,102が形成されると共に、各球排出通路101,102を通るパチンコ球を検出する始動入賞検出スイッチ110,114が該裏側部材100に配設されている。すなわち、始動入賞口29,30に入賞したパチンコ球を検出する始動入賞検出スイッチ110,114を始動入賞装置31の始動装置本体55に配設する必要はないので、該始動入賞装置31を小型化することができる。従って、前記表示装置17や枠状装飾体42を大型化して表示演出の興趣を向上したもとで、複数の始動入賞口29,30を備えた始動入賞装置31を設置し得るレイアウトの自由度を高くすることができ、興趣の高い盤面構成とし得る。また、始動入賞装置31に始動入賞検出スイッチ110,114が配設されていないので、遊技盤20に対する始動入賞装置31の着脱作業に際しての配線Hの処理作業が容易となり、作業性が向上する。
【0082】
前記始動入賞装置31の始動装置本体55に設けた上部球通路56および下部球通路57の後端を略揃えると共に、上部球通路56の上球出口56aを側方に開口する一方で、下部球通路57の下球出口57aを下方に開口するよう構成したので、各球出口56a,57aに連通する球排出通路101,102を前記裏側部材100に対して前後方向にずらすことなく左右方向に並ぶように設けることができる(図15参照)。すなわち、遊技盤20の裏側に裏側部材100を配設した状態で、複数の球排出通路101,102の遊技盤裏側からの突出寸法を球排出通路の1つ分に抑えることができ、遊技盤20の裏側のスペースの有効利用が可能となる。また、上部球通路56と下部球通路57とを上下方向に整列するように始動装置本体55に設けているので、始動装置本体55の左右方向の幅寸法を球通路の1つ分に抑えることができ、これによっても遊技盤20の裏側のスペースの有効利用が可能となる。
【0083】
前記下部始動入賞口30の開口量を可変する前記始動開成部材60を作動する第1電磁ソレノイド62を、図6,図14に示す如く、上下の球通路56,57の間において上下方向で整列するように配置しているので、始動装置本体55の左右方向の幅寸法を小さく抑えることができ、より小型化に寄与し得る。
【0084】
前記裏側部材100に、図14に示す如く、前記始動装置本体55が収容される第1収容部105に連通する第2収容部106を前後および下側に開口するように形成したので、始動装置本体55に配設されている前記第1電磁ソレノイド62から導出する配線Hを裏側部材100の裏側に引き回す処理が容易となる。すなわち、配線Hを通孔を通して裏側へ引き出す構成に比べ、前後方向および下側に開口する第2収容部106を介して裏側へ引き出す作業は容易で、パチンコ機10の組み立て作業性を向上し得る。
【0085】
実施例では、前記特別入賞装置33の特別入賞口32に入賞したパチンコ球を外部に排出する特別球排出通路103を、図14,図15に示す如く、前記下部球排出通路102に対して左右方向で隣り合うように前記裏側部材100に設けたので、特別球排出通路103によって遊技盤20の裏側への球排出通路101,102,103の突出寸法が大きくなるのを抑えることができる。また、特別入賞装置33の特別装置本体65に設けた蓋部95によって下部球排出通路102の前側開口102cを塞ぐように構成したので、下部球排出通路102の前側開口102cを塞ぐ蓋部材を別途設ける場合に比べて前後寸法を小さくすることができる。すなわち、下部球排出通路102の前側開口102cを塞ぐ蓋部材を、該下部球排出通路102を画成する前記第3および第4側壁112,113の前側に配設すると、該蓋部材の厚み分の隙間を下部球排出通路102の前端と特別装置本体65の後端との間にあけなければならないが、特別装置本体65に設けた蓋部95で前側開口102cを塞ぐようにすれば、該隙間をあける必要はなく、前後寸法を小さく抑制し得る。
【0086】
前記裏側部材100に対して各始動入賞検出スイッチ110,114が取り付けられるスイッチ取着部111,115の前側開口部111a,115aは、対応する球排出通路101,102の側壁107,108,112,113に対して着脱自在な蓋部材109,116を取り外すことで開放し得るので、始動入賞検出スイッチ110,114の故障等に伴う交換作業を容易に行い得る。
【0087】
前記特別入賞装置33に配設された第2電磁ソレノイド67における本体部84の上面84aの後部側を、図13,図17に示す如く、該第2電磁ソレノイド67に配設したカバー部材90における第1保護壁部92で覆っているので、当該特別入賞装置33の上側に配設された前記始動入賞装置31から導出して特別入賞装置33の後方を引き回される前記配線Hが第2電磁ソレノイド67の本体部84に直に接触するのを防ぐことができる。すなわち、大当り遊技等に際して前記特別開成部材66を開放するために第2電磁ソレノイド67を長時間に亘って励磁することで温度上昇した本体部84に配線Hが接触するのを防止して、該配線Hの被覆が溶ける等の損傷が発生するのを防ぐことができる。また、カバー部材90は、第2電磁ソレノイド67の全体を覆うものではないので、カバー部材90による大型化を抑制することができる。
【0088】
図17に示す如く、前記第1保護壁部92の凹部92eと第2電磁ソレノイド67の本体部84の上面84aとの間に第1放熱空間S1を画成すると共に、該第1放熱空間S1を本体部84の後側で開放するよう構成したので、第1保護壁部92によって配線Hが本体部84に接触するのを防ぎつつ、第2電磁ソレノイド67で発生した熱を放出することができ、熱が第1放熱空間S1にこもって第2電磁ソレノイド67が損傷するのを防ぐことができる。
【0089】
実施例のパチンコ機10では、前記カバー部材90の第2保護壁部93によって第2電磁ソレノイド67の後面84bの一部を覆うよう構成したので、前記特別入賞装置33の後側を引き回される配線Hが本体部84の後面84bに接触するのを防止することができ、該配線Hの損傷を防ぐことができる。また、図17,図18に示す如く、第2保護壁部93の凹部93eと第2電磁ソレノイド67の本体部84の後面84bとの間に第2放熱空間S2を画成すると共に、該第2放熱空間S2を本体部84の左側で開放するよう構成したので、第2保護壁部93によって配線Hが本体部84に接触するのを防ぎつつ、第2電磁ソレノイド67で発生した熱を放出することができ、熱が第2放熱空間S2にこもって第2電磁ソレノイド67が損傷するのを防ぐことができる。更に、前記第1保護壁部92と第2保護壁部93とは、左右方向の全長に亘って離間して後方および左方に開放する通気空間S3を両保護壁部92,93の間に画成しているので、前記第1放熱空間S1からの放熱が第2保護壁部93によって阻害されることはなく、放熱効果を高めることができる。
【0090】
実施例では、前記カバー部材90および第2電磁ソレノイド67を1本のネジ94で固定した前記取着部材74を特別装置本体65に取り付けることで、該特別装置本体65に第2電磁ソレノイド67が位置決め固定されるよう構成した。すなわち、取着部材74にカバー部材90および第2電磁ソレノイド67を1本のネジ94によって共締めするよう構成したので、第2電磁ソレノイド67を特別装置本体65に固定するための部品点数を低減することができる。
【0091】
〔変更例〕
本願発明は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、始動入賞装置における下部始動入賞口の開口量を変化する始動開成部材について、一対の開閉体が閉成状態で、該開閉体と上部球受部とによって下部始動入賞口へのパチンコ球の入賞が規制されるよう構成したが、閉成状態において一対の開閉体のみによって下部始動入賞口へのパチンコ球の入賞を規制する構成であってもよい。
(2) 実施例では、始動入賞装置における下部始動入賞口の開口量を変化する始動開成部材について、上部球受部と閉成状態の一対の開閉体とによって下部始動入賞口へのパチンコ球の入賞を規制するよう構成したが、上部球受部と開閉体との離間間隔を広くし、該開閉体の閉成状態においても下部始動入賞口へのパチンコ球の入賞が許容される構成を採用することができる。すなわち、下部始動入賞口は、始動開成部材の開放状態と閉成状態とでパチンコ球の入賞確率が異なるものであればよい。
(3) 実施例では、始動入賞装置における下部始動入賞口の開口量を変化する始動開成部材を一対の開閉体で構成したが、前後動する1つの開閉体によって下部始動入賞口の開口量を変化させることで、パチンコ球が入賞可能な状態と入賞が規制される状態とに切替えられるよう構成したものであってもよい。
(4) 実施例では、入賞装置の入賞口として、パチンコ球の入賞を契機として制御手段の制御下に表示装置で図柄変動演出が開始される始動入賞口を挙げたが、該入賞口としては賞球のみが付与される入賞口であってもよい。
(5) 実施例では、裏側部材に設けられた下部球排出通路の前側開口を特別入賞装置に設けた蓋部で塞ぐよう構成したが、該下部球排出通路を上下に開口する(入口と出口が設けられた)筒状に形成した構成を採用し得る。
【0092】
(6) 実施例では、裏側部材に設けられた上部球排出通路の前側開口とスイッチ取着部の前側開口とを共通の蓋部材で塞ぐよう構成したが、上部球排出通路を(入口と出口が設けられた)筒状に形成し、スイッチ取着部の前側開口を蓋部材で塞ぐ構成を採用し得る。
(7) 実施例では、裏側部材に始動入賞装置(入賞装置)の上下の入賞口に連通する球排出通路および特別入賞装置(別の入賞装置)の入賞口に連通する球排出通路(別の球排出通路)を設けたが、特別入賞装置(別の入賞装置)の入賞口に連通する球排出通路(別の球排出通路)は別の裏側部材に設けられたものであってもよい。
(8) 実施例では、始動入賞装置および特別入賞装置が取り付けられる第2装着口として、始動入賞装置が取り付けられる上部開口と特別入賞装置が取り付けられる下部開口を連通する構成で説明したが、始動入賞装置が取り付けられる装着口と特別入賞装置が取り付けられる装着口とが連通しない構成であってもよい。すなわち、各入賞装置に対応する装着着が夫々独立して設けられるものであってよい。
(9) 特別入賞装置における特別入賞口の開口量を変化する特別開成部材は、特別入賞口へのパチンコ球の入賞が可能な入賞許容状態とパチンコの入賞を規制する入賞規制状態とに変化するものであれば、入賞規制状態において特別入賞口が閉塞されていなくてもよい。
(10) 実施例では、第2電磁ソレノイドに配設されるカバー部材として、本体部の上面を保護する第1保護壁部と後面を保護する第2保護壁部とを設けた場合で説明したが、少なくとも上面を保護する第1保護壁部を備えたものであればよい。
【0093】
(11) 実施例では、カバー部材の第1保護壁部と第2保護壁部との間に臨む固定壁を第2電磁ソレノイドにネジ止め固定するよう構成したが、カバー部材を第2電磁ソレノイドに固定する部位が別の位置であってもよい。
(12) 実施例では、カバー部材の第1保護壁部と第2電磁ソレノイドの本体部の上面との間に画成される第1放熱空間が、該第1保護壁部の固定壁からの延出端側では閉塞されるよう構成したが、第1保護壁部に形成される凹部を延出端まで延在するように形成して、第1放熱空間が第1保護壁部の延出端で開放するようにしてもよい。
(13) 実施例では、カバー部材の各保護壁部の外表面を平坦面とした場合で説明したが、外表面に保護壁部の延在方向または延在方向と交差する方向に並ぶ多数の凹部を形成して放熱効果を向上させるよう構成したものを採用し得る。
(14) 実施例では、第2電磁ソレノイドをプランジャが左右方向に進退動する横向き姿勢で特別入賞装置に配設したが、該プランジャが前後方向に進退動する前後向きの姿勢で第2電磁ソレノイドを特別入賞装置に配設したものであってもよい。この形態では、第2電磁ソレノイドの本体部に対してカバー部材の第1保護壁部が上面(第1側面)に沿って前後方向に延在すると共に、第2保護壁部が左または右の側面(第2側面)に沿って前後方向に延在するよう構成される。そして、第2電磁ソレノイドの本体部の外側において配線は、該本体部の上方から第2保護壁部が位置する側に向けて左右方向に延在するように引き回されるものであれば、該配線が本体部に接触するのを両保護壁部によって防止し得る。
(15) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機や遊技媒体としてパチンコ球やメダルを用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
【符号の説明】
【0094】
20 遊技盤
21b 第2装着口(装着口)
28 遊技領域
29 上部始動入賞口(上部入賞口)
30 下部始動入賞口(下部入賞口)
31 始動入賞装置(手段)
32 特別入賞口(入賞口)
33 特別入賞装置(別の入賞手段)
50 上部開口(装着口)
51 下部開口(別の装着口)
56 上部球通路
56a 上球出口(出口)
57 下部球通路
57a 下球出口(出口)
60 始動開成部材(開成部材)
62 第1電磁ソレノイド(駆動手段)
66 特別開成部材(別の開成部材)
71 特別球通路,入賞空間(別の球通路)
95 蓋部
100 裏側部材
101 上部球排出通路
101a 上部球入口(入口)
102 下部球排出通路
102a 下部球入口(入口)
102c 前側開口
103 特別球排出通路(別の球排出通路)
106 第2収容部(配線用の引き回し空間)
109 第1蓋部材(蓋部材)
110 上部始動入賞検出スイッチ(検出手段)
111 上部スイッチ取着部(取着部)
111a 前側開口部(開口部)
114 下部始動入賞検出スイッチ(検出手段)
115 下部スイッチ取着部(取着部)
115a 前側開口部(開口部)
116 第2蓋部材(蓋部材)
図1
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